兄「俺には妹がいる…」(10)

兄「妹はめっちゃ可愛い」

兄「みてるだけで幸せが溢れてくる」

兄「世の中じゃあ妹はキモいなんて風潮があるがな…」

兄「妹は可愛いですからあああああああ「うっさい」ウィッス」

妹「あのさ、兄貴…私のこと好きでいてくれるのは嬉しいよ?」

妹「でもさー」

妹「さすがにキモい」

兄「いつからや…いつから妹はこうなったんや…」

妹(中途半端な関西弁うぜえ…)

兄「うざくないですけどおおお」

妹「勝手に心を読むな変態」

兄「小さいころはそりゃあもう『おにいちゃん!おにいちゃん!』ってもうほんと雛鳥みたいについてきて可愛かったのに…」

兄「まあいまでもかわいいけどな」ドヤッ

妹「あっ、はい」

妹「てかさ、私は16で兄貴は17だよ?」

兄「…」

妹「この年でお兄ちゃんはちょっと…」

兄「そんなのだれが決めたの?いつ決めたの?地球が何回回った日?」

妹(うっざ)

妹「兄貴は好きなひといないの?」

兄「妹…お前だよ☆」ドヤッ

妹「しね」ニコッ

兄「ゴフッ…」

妹「口で言うなよ…」

兄「そんな辺りが兄の可愛いところなのさ☆」

妹「…」ゴキュッ

兄「あっ…妹!やめっ…なんか体がおかしい!ゴキュッてなに!えっ、ちょっ…ひぎいいいいいいい」

兄「ふぅ…おにいちゃん新しい扉開いちゃったよ…」スッキリ

妹(なんですっきりしてんの…)ゲンナリ

妹「真面目な話さー兄貴の顔もそこそこ整ってるほうじゃん?」

兄「やめろっ…そんなことを言うのは…!」

兄「『兄君かっこいいよねー』とか軽々しく言うんじゃねえ…お前ら女はいつだってそうだ…そうやって気があるそぶりみせやがって…勘違いするに決まってんだろ糞が…だいたいーーーーー」ブツブツ

妹(うわあ…変なスイッチ入っちゃった…)

兄「あれ?なんかいつの間にか一時間たってる!怖い!」

妹「…」

兄「もしかして妹…おにいちゃんの時間盗んじゃったのか?」

兄「かーわいいなぁ!こーいつぅ」 ツンツン

妹「…」

兄「でもな?妹はもう俺から大切なものを奪ってる…」

兄「それは…」

兄「俺の心だっ☆」ドヤッ

妹「…」



兄「あの…俺が悪かったから…つっこんでください」

兄「兄泣くよ?」

妹「…はぁ…兄貴の泣くところ何てみたくねえよ…」

兄「キュン」

妹「きめぇしね!そういう意味じゃねえよ!」

妹「私はさ?心配なんだよ?兄貴のこと」

兄「妹が俺を思ってくれてる…///」

妹「…でさ、そろそろ妹離れした方が思うのよ」

兄「やだ!絶対に妹離れしない!ストップ妹離れ!」

妹「もうほんとなんでこんなに兄貴がキモくなったんだろ…」

兄「きっ…ききっ…きもくないわっ!」

妹「はいはい…」

妹「どうすればまともになってくれんの…?」

兄「そうだなぁ…妹が、『お兄ちゃん大好き!』って言ってくれたらまともになるかも知んないわ」

妹「余計調子乗るだけじゃんふざけんな」

兄「ぐへへへへ」

妹「調子乗んな」

妹「…お腹すいた」

妹「お兄ちゃん!何か作って?」

兄「くそぉ…こんな時だけ…でも可愛いからおk!」

妹「さっさと作れ変態」

兄「ブヒイイイイイイイイイイ」

妹「うっわっぁ…」

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