さやか「マミさんが巨人になった」(236)

さやか「ねえ、マミさんが…」

ほむら「全長約60mってところかしら」

さやか「すごいアングル……」

マミ「み、見ないで!!」

キーン!

さやか「うわ、声もすごく大きい」

ほむら「おまけに服が破れて全裸ね」

さやか「マミさーん!恥ずかしいなら大事な所隠してしゃがんだ方が」

マミ「う……うん」ズシン!

ほむら「おっと…もう少しゆっくり動いてくれないと危ないわね」

マミ「だ、だって……」

さやか「ていうかなんでマミさんはこんな状況になったのさ」

さやか「さっきまであたしと一緒に魔女と戦ってたよね」

ほむら「さっき巴マミが魔女の攻撃を受けてしまったでしょ」

さやか「う、うん……」

ほむら「きっと、その時魔力で体を治す作用が強すぎて巨大化してしまったのよ」

さやか「魔力の残りは大丈夫なの?」

ほむら「平気よ、巴マミは大きくなってもソウルジェムは同じ大きさで濁りも大してないわ」

さやか「ごめんなさいマミさん、あたしも助けてあげられなくて」

ほむら「QBと出会ったその日に契約なんて気が早すぎたのよ」

マミ「グス……」

ほむら「巴マミはまだ状況が受け入れきれていないようね」

さやか「ていうかここ結界の中だよ、立ち話なんかしてたら魔女に……」

ほむら「それなら平気よ、ほらあそこ」

ゲルトルート「……」ガタガタ…

さやか「魔女が隅っこで震えてる」

ほむら「巴マミの大きさに恐れをなしたのよ」

ほむら「巴マミ!魔女を倒してしまいなさい」

ゲルトルート「!?」

マミ「え……でも私武器持ってないし、裸だし…」

ほむら「今のあなたなら拳ひとつで倒せるでしょ」

マミ「素手で倒すなんてわたし……」

さやか「マミさん見上げてると首が痛くなってくるなあ」

ゲルトルート「…」ガクガク

マミ「魔女も怖がっているみたいじゃない、だから殺さなくても」

ゲルトルート「!」パァ

ほむら「あなた、魔女に情けをかけるというの」

マミ「そうじゃないけど、今の私じゃ…」

アントニー「……ハサミナゲッ」ビュ

マミ「きゃっ!」

さやか「マミさん!」

ゲルトルート「!!」

ドゴッ!

アントニー「」

さやか「マミさん大丈夫!?怪我はない?」

マミ「ええ……少しかゆいだけ」

ほむら「皮膚に直接あたったというのに頑丈ね」

さやか「よくもマミさんを……」

ゲルトルート「ペコペコ…」ドゲザ

さやか「みんなでこいつ倒しちゃおうよ」

ほむら「……ねえ、思ったのだけど」

さやか「どうしたの」

ほむら「今は結界の中にいるけれど、こいつを倒したらそれもなくなるわ」

さやか「あ……」

マミ「そ、それって……」

ほむら「この40倍近いサイズの巴マミが街中に現れることになるわ」

マミ「い、いやっ!魔女を倒さないで!」

さやか「そういわれても…」

ゲルトルート「……」オイノリ

ほむら「なら巴マミはこの魔女の結界内にいることになるけどそれでいいの」

マミ「だってしょうがないじゃない、こんな体じゃ外に出られないわ」

さやか「仕方ない、あたしたちは引き返すか」

さやか「マミさんここに残って大丈夫?」

ほむら「平気よ、こいつらでは傷一つつけられないわ」

さやか「わかった、また明日くるねマミさん」

マミ「ええ、必ず来て」

―翌日―

まどか「さやかちゃんたちから聞いてはいたけど……」

マミ「鹿目さん、あまりジロジロ見ないで」

さやか「そういえばマミさんあれから何も食べてないんじゃないの」

ほむら「平気よ、使い魔たちが運んできた食べ物を邪気で大きくしているから」

さやか「それ食べられるの?」

マミ「味は変わらないわ、吸収もよくてトイレに行かなくてもいいくらい」

まどか「そういえばここトイレ無いね」

さやか「マミさんここ居心地悪そうだね」

マミ「私のサイズに合ってないものね、でも少しずつ改築してもらっているの」

アントニー「……」アンゼンダイイチ

まどか「その大きいテーブルマミさんの家にあったのと同じデザインですよね」

さやか「小物も似たようなのがあるね」

マミ「あそこと同じ雰囲気にできないかって考えてるの」

ゲルトルート「……」オマカセクダサイ

マミ「折角来たんだしお茶していかない?」

ほむら「お茶って……ここでするの?」

マミ「ええ」

さやか「マミさん裸なのに…」

ほむら「きっと慣れてきたのよ」

マミ「みんなちゃんと私の手のひらに乗れた?」

まどか「はい、大丈夫です」

マミ「じゃあテーブルの上に…」ヒョイ

まどか「やっぱり近くで見ると大きさ違うねこのケーキ」

さやか「マミさんも迫力あるね」

マミ「そう?私はみんなが小さく見えて可愛いわよ」グイッ

さやか「そ、そんな顔近づけられると緊張しちゃいます…」

マミ「ふふ……」ユビサキナデナデ

さやか「あう…」グリグリ

ゲルトルート「コウチャヲオモチシマシタ」

ドンッ!

ほむら「……これ、どうやって飲むのよ」

マミ「スポイトで紅茶を吸い取ってあげましょうか、あなたたちの口に合うくらい小さいのがあるし」

ほむら「そんな飼育されてる生まれたての動物みたいな飲み方したくないわ」

まどか「そう?私やってみたいな」

ほむら「まどか!?」

マミ「じゃあ、わたしの手の上に乗って」

まどか「はい…よいしょ」

マミ「紅茶を吸い上げて……はい、鹿目さん」

まどか「ん……」ゴク…

さやか「なんだか気持ちよさそうだね」

ほむら「巴マミの手のひらに体を預けているからかしら」

マミ「暁美さんもやってみたくなったかしら?」

ほむら「う……」


まどか「少しこぼれて首回り紅茶で濡れちゃったね」

ほむら「帰ったら洗濯しないと、明日も授業はあるんだから」

―数日後―

まどか「だいぶ結界内がマミさんの部屋っぽくなってきたね」

マミ「そうね、居心地も慣れて来たかしら」

さやか「んーマミさんの太ももやわらかーい、体伸ばして乗っても広々としてるよ」

ほむら「そうね、でも…」

マミ「…?なにか変かしら」

まどか「ちょっと言いづらくて……」

ほむら「におうわよ、巴マミ」

さやか「ちょ、転校生!」

これ一般人が迷い込んだりしたらどうすんだ?

マミ「!……そうね、大きくなってから一度も体を洗えていないものね」

マミ「臭くなっていてもしょうがないわよね……」

さやか「マミさん、あたしは大きいマミさん大好きですからね」スリスリ

さやか(…あ、ちょっとべたついてるかな)

まどか「お風呂とかないんですか?」

マミ「ええ…この部屋しかないの」

ほむら「新しい部屋は設置できないのかしら」

ゲルトルート「バショガタリナイノデス」

さやか「マミさんが立ち上がってもいいように天井高くしてるからねえ」

ほむら「高さに取られて横が狭いのね」

まどか「マミさんこのままじゃ…」

ほむら「…そうね、じゃあ他の魔女の結界を奪いましょう」

さやか「そんなことできるの?」

ゲルトルート「カンリシマス」

マミ「じゃあ魔女を倒せば結界を広くできるのね」

ほむら「では行くとしましょう」


さやか「この木の板に結界を移すの?」

ほむら「ええ、これを持ち運べば巴マミのいる結界を移動できるわ」

ほむら「私が魔女を探すからあなたはこの結界の中に居ていいわよ、見つけたら教えるから」

そうきたか
てかワル夜余裕でたおせるよな、これw

>>45
倒せるけど今度はマミさんが迫害される。ガメラみたいに

さやか「…というわけでお役御免で戻ってきたよ」

マミ「今度美樹さんに魔女探しの方法を教えるわね」

まどか(…この体の大きさで教えてあげられるのかな)モグモグ…

さやか「ケーキ大きいのに随分ちまちま食べるよねまどか」

まどか「え、だってこうしないと汚れちゃうし……」

さやか「いいんだって、こういうのは顔面からおもいっきし!」ガバッ

さやか「……ぷはっ」

まどか「さやかちゃん顔クリームだらけだよ」

マミ「舐めとってあげる、美樹さん」ヒョイ

マミ「ペロ…」

さやか「ひゃっ!」

マミ「じっとして……」

さやか「は、はい……」

ペロペロ…

マミ「……うん、綺麗になったわね」

さやか「あはは…どうも」

まどか「……」ガバッ

俺「!」ガバッ

まどか「マミさん私も!」

マミ「はいはい」

ほむら「結界を見つけたわよ……巴マミ、まどかを掴みあげて何をしているの」

まどか「マミさんに顔を舐めてもらってたの」

ほむら「なっ…!」

マミ「じゃあお風呂場のためにさっさと魔女を倒してしまいましょうか」

さやか「んじゃ、攻め込みますか」

ほむら(…私もしてほしかったのに)

さやか「マミさん見て敵の使い魔が一斉に逃げていくよ」

ほむら「私たちが変身する必要はなかったかしら」

まどか「マミさん裸で銃持って走ってる……」

マミ「さあ、終わりよ」

バン!!

シャルロッテ「!」

さやか「口からなんか出かかってたけどすぐやられたね」

ほむら「巴マミの前で余裕ぶっていたからよ」

マミ「これでこの結界は制圧したわね」

―翌日―

まどか「マミさん、お風呂場完成しました?」

マミ「ええ、ちょうどさっき完成した所なの」

マミ「お湯も張ったから早速入ろうと思うのだけど、あなたたちも入る?」

さやか「いいんですか」

まどか「でも私たちの体じゃ…」

マミ「それについては考えてあるから」

目玉のオヤジ方式か?

―風呂場―

ほむら「湯船に浮かべた風呂桶ね」

さやか「まあこれなら沈まないね、でも」

マミ「ごめんなさいね、少し窮屈に感じるかしら」

まどか「でも私たちの家のお風呂に比べればとても広いですよ」

マミ「さて……じゃあみんなの体洗ってあげましょうか」

ほむら「あなたが洗ってくれるの?」

マミ「ええ、ここだとあなたたちでは何かと不便でしょうし」

どこで洗うんだ…ゴクリ

マミ「私の膝の上に乗せてしてあげるわよ」

さやか「泡立てたマミさんのおっぱいの間で洗ってくれないんですか?なんて…」

マミ「あ、いいわね。それなら三人一緒にできるでしょうし」

さやか「え、あの今のは冗談で…」

マミ「じゃあみんなを私の胸の上に乗せて……」

まどか「きゃっ」

マミ「少し開いて谷間に落として挟んでから」

やめて!ほむほむのソウルジェムが!

ムニムニ……

さやか「マ、マミさん!?」

ほむら(巴マミの肌がこすれて気持ちいいわ…)

マミ「顔は胸の中に沈まないようにしているけれどみんな大丈夫?」

まどか「だ…だいじょぶ……です」

マミ「ならよかったわ、力加減がよくわからなくて」

ほむら「美樹さやか……あなた、だらしない顔をして……」

さやか「そんなの、転校生だって……」

マミ「ふふ……」ムニュムニュ

まどか「ふぁ…」

さやか「気持ちいい…」

マミ「……さて、このくらいでいいかしら」

マミ「体を前かがみにしてからみんなを挟んでる胸を開いて…」

さやか「…と、マミさんの膝の上か」

マミ「お湯かけるわよ」バシャ

まどか「まだ体火照ってるかも…」

ほむら「そうね」

マミ「じゃあ今度は私の体を洗ってもらおうかな」

ほむら「私たちが?」

マミ「ええ、小さいけれど3人いるからできるでしょう?」

さやか「無理ですってさすがにこの体格差じゃ」

マミ「私はみんなを洗ってあげたのにあなたたちは何もしてくれないの?」

さやか「う、それは……」

マミ「まずは背中ね、やりやすいように寝そべってあげるから」

さやか「まずって……仕方ない、いっちょやりますか」

ほむら「背中に乗って雑巾がけのようにすればいいかしら」

マミ「ええ、高かったら私が乗せてあげる」

さやか「背中って意外と平らじゃないから勢いよくやるのは危険かな」

まどか「さやかちゃん落ちないようにね」

ほむら「体の両端は慎重にやった方がいいわね」

さやか「タタタタ……はぁ、一休み」グデッ

マミ「美樹さん大事なところが私に当たってるわよ」

さやか「!…さて再開しますか」

マミ「お尻の方もやってくれる?」

さやか「お尻……ですか?ちゃんとできるかな」

まどか「さやかちゃん気を付けて」

さやか「とと…体が沈むなあ、柔らかくて立っていられない」

ほむら「ちゃんとバランスとりなさい」

さやか「だって足場が…うわっ」ズルッ

マミ「!?」

ほむら「美樹さやかが尻の割れ目に落ちたわ」

さやか「誰か引っ張り出してよー」モゾモゾ

マミ「美樹さんダメ、動いちゃ……」

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

さやか「あ…が……」ギシ

ほむら「巴マミ、お尻に入れてる力を抜きなさい」

ほむら「美樹さやかが締め付けれられて引っ張れないわ」

マミ「そんなこといっても…美樹さんが……」

ほむら「というかあなたが引っ張り出しなさい」

マミ「え……美樹さん、このあたり?」ゴソ

さやか「マミさん引っ張ってない押してる押してる!」ズブ

―その後―

ほむら「やっと出たわね」

まどか「さやかちゃん大丈夫?」

さやか「……まあ多分骨は平気だよ」

マミ「じゃあ今度は前を洗ってもらおうかな」

ほむら「自分で洗えるじゃない……」

マミ「何か言った?暁美さん」

ほむら「なんでもないわ」

マミ「じゃあお願いね、さっきと同じように横になるから」

まどか「……」ゴシゴシ…

まどか「おへそもやった方がいいかな」ゴシゴシ

早くしてくれ寒い

さやか「あの、ここ生い茂ってて洗いにくいです」

マミ「じゃあ美樹さんに石鹸を付けて中に……」

さやか「あーなんでもないですはい、問題ありません」

マミ「あまり引っ張らないようにお願いね」

さやか「了解しました……」

ほむら「私はさっきお世話になったこの大きな胸を……」ゴシゴシ

ほむら「……乗らないと上まで届かないわね」

マミ「乗っていいわよ」

ほむら「そう?なら遠慮なく」

ほむら「踏んでいる足が胸に飲み込まれるような感触ね」

ほむら「…ここまで登れば十分かしら」

ゴシゴシ…

マミ「んっ…はぁ」

ほむら「感じているの?巴マミ」

マミ「そ、そんなことないわよ」

ほむら「ならいいわ、磨き方を気にする必要がないなら助かるもの」ゴシゴシッ

マミ「暁美さんもうちょっとやさしく……」

ほむら「このくらい今のあなたならなんともないでしょ」

やっぱマミさんはジャングルって設定が主流なんだな

マミ「そんなの場所によるわよ……」

ほむら「へぇ、こんな小さな私にやられているのね。あなたの方が何十倍も大きいのに」

マミ「……」グイッ

ほむら「!」

マミ「そんな口を利ける立場かしら?」グイグイ

ほむら「んぐ、やめ……押しつけないで……」

マミ「もっと優しくお願いね」

ほむら「わかったわよ……」フキフキ

マミ「胸の底の方もやってくれる?」

ほむら「下の胸板と接している部分ね、降りるから待って」スタッ

マミ「美樹さん、ちゃんと手を入れてやってる?」

さやか「やってますよ、転落しない程度に」

ほむら「さて……胸から降りたはいいのの、下の方は一人では無理ね」

ほむら「まどか、ちょっと手伝ってもらっていいかしら?」

まどか「どうしたのほむらちゃん」

ほむら「私が巴マミの胸を押して動かすから、まどかは胸の下の部分を洗ってくれる?」

まどか「ほむらちゃん一人で動かせる?」

ほむら「いくら巨大だからといってもこれくらいは……ぐっ」

まどか「……あまり動かないね」

ほむら「腕がのめり込んで力が入らないわ、押すのは無理ね」

ほむら「美樹さやか、こっちにきて!」

さやか「ん、なんか用?」

ほむら「あなたと私で巴マミの胸を持ち上げるのよ」

さやか「自分より重い物持ち上げたことないんだけど」

ほむら「変身すればなんとかなるわよ、それじゃあいくわよ」

さやか「…わかったよ、せーのっ!」

ズズズ…

さやか「……胸と体に隙間ができたね」

ほむら「ぐ……今よまどか…その間に入って」

まどか「うん、ちょっとこわいけど……」

ゴシゴシ

ほむら「はぁ…はぁ……」

さやか「ちょっと転校生大丈夫?まどか洗い終わるまでこのままなんだよ」

ほむら「力仕事は…はぁはぁ……向いてないのよ」

鹿目まどか 死因:マミパイに潰され圧死

さやか「あたしたちが手を放したらまどかマミさんのおっぱいの下敷きだよ」

ほむら「それは……いけないわね……」

さやか「まどかあとどのくらいで終わりそう?」

まどか「もうちょっと。暗くて洗ってない所が見づらくて」

ほむら「ゼイ…美樹…さやか…ゼエ……まだ…平気そうね……」

さやか「ん、まあ二人で支えてるから」

ほむら「ゼエゼエ……ごめんなさい……少しだけ…」

パッ

さやか「ちょ、ちょっと転校生!」ググ

ほむら「息が……ハァ……続か…ないの…」

さやか「あたし一人じゃ…支え……きれ…な……」

ズシン!

まどか「!!!」

まどか「!――!――」

まどか「……はぁ、苦しかった」

さやか「ていうかあたしのとこまだ終わってないから手伝ってよ」

ほむら「あなたの場所ってあれかしら」

さやか「そう、あたしだけじゃ奥まで行けなくてさ」

まどか「でもどうするの?」

ほむら「私と美樹さやかで中に入るわ」

ほむら「私の足を美樹さやかが掴んで、美樹さやかの足をまどかが外から掴めば落ちないわ」

さやか「あのさ、それすごく危険じゃ」

ほむら「文句言ってないで入るわよ」

まどか「私二人のために頑張るから」

さやか「……もう」


まどか「さやかちゃんの足掴んだよ」

ほむら「それじゃ行くわよ」

さやか「はいはい」サッ

まどか「二人とも見えないけど平気だよね」

ほむら「ええ、洗い終わったら言うから引き上げて」

さやか「……あのさ、転校生。なんでまどかが一番上で引っ張ってるの?」

ほむら「そんなのまどかにこの仕事をさせないために決まっているじゃない」

さやか「あー」

まどか「はぁ…はぁ、まだ二人が」

ほむら「……なによ」

さやか「その判断は失敗だったね、うん」

ほむら「どういう意味よ?」

さやか「まどかが二人も支えられる力持ってるわけないじゃん」

まどか「手が……もうだめ」

ほむら「………」

パッ

ほむさら「あぁー」

マミ「ひぁ……」

ミスった ほむさや「

マミ「みんなお疲れ様」

ほむら「疲れたわ……」

まどか「ほんとだね…」

マミ「また今度洗いっこしましょうか」

さやか「でもそういわれると……」

まどか「……やりたくなっちゃうね」

―――

エリー「グフッ」

マミ「これでこの結界も私たちのものね」

さやか「そういえばマミさん大きくなってもソウルジェムは同じ大きさだよね」

さやか「魔力の消費も大きいんじゃないの?」

ほむら「そうね、今使ったグリーフシードもこれ以上は使えないわね」

ゲルトルート「……」

ほむら「貸してほしいの?」

ゲルトルート「……」コク

シュゥゥ…

さやか「グリーフシードの濁りがなくなったよ」

ゲルトルート「マジョデスカラ」

ほむら「これならグリーフシード一つでソウルジェムを維持し続けられるわね」

―――

ほむら「最近お菓子ばかりで栄養が偏ってない?巴マミ」

マミ「そうね、ここに来てからはケーキばかり食べているわね」

ほむら「野菜も食べないと駄目よ、ほら持って来たわ」

マミ「ありがとう、早速いただくわね」

まどか「キャベツが豆粒みたいに…」

ほむら「ちょっと、そのままの大きさで食べても意味ないでしょう」

マミ「やっぱり邪気で食べ物を大きくしてもらわないと食べた感じがしないわね」

マミ「このレモンも皮をむいてないから全然酸っぱくないわ」パク

ほむら「折角買ってきたのだから無駄にしないで」

さやか「……あれ、ここにあったマミさんのソウルジェムどこやったの?」

ほむら「さあ、知らないわね」

ほむら「…あら?買ってきたレモンがこんな所に」

まどか「二つ買ってきたの?」

ほむら「一つしか買ってこなかったのだけど……」

さやか「……もしかして、今マミさんが食べたのって」

マミ「な、なに……?」

ほむら「恐らくあなたの胃の中にソウルジェムがあるのよ」

マミ「え……うそ」

ほむら「じきに排泄されて出てくるわ、安心なさい」

マミ「嫌よそんなの!うぇ……」

マミ「……出てこないわ」

さやか「マミさんにとっては一センチもないくらい小さいからね」

マミ「お願い!誰か口の中に入って私のソウルジェム取ってきて!」

まどか「なら使い魔に頼んだらどうですか?」

アントニー「!」

マミ「それはちょっと……あなたたちならいいのだけれど」

アントニー「ホッ」

ほむら「なら美樹さやか、あなた取ってきなさい」

さやか「なんであたしが、あんたが時間止めてとってくればいいじゃん」

ほむら「巴マミの体の中に入るのよ?」

ほむら「彼女の体に触れるのだから巴マミの時間は止められないわ」

マミ「美樹さんお願い、美樹さんだったら私の中に入っても構わないから」

さやか「……ああもう、わかりましたよ取ってくればいいんでしょ」

ほむら「ええ、さっさと行ってきなさい。懐中電灯貸してあげるから」

マミ「じゃあ美樹さん乗って、口に運ぶから」

まどか「さやかちゃん気を付けてね」

マミ「準備はいい美樹さん?」

さやか「……覚悟はできてます」

マミ「それじゃあ……」

マミ「あむ……ゴクッ」

これまた定番の展開

ほむら「そのまま横になっているといいわ、起きていると美樹さやかが帰ってこられない」

マミ「そうね、ベットの上に寝て待っていようかしら」


さやか「マミさんのお腹の中、思っていたより狭いな」

さやか「ソウルジェムやーい」

さやか「見つからないなあ」


まどか「さやかちゃん戻ってこられるかな」

ほむら「彼女は魔法少女よ」

ほむら「たとえ消化されて巴マミの栄養になったとしてもソウルジェムが無事なら生きているわ」

まどか「じゃあマミさんのお腹の中でずっと生活できるの?」

ほむら「魔力が持つ限りはね、ソウルジェムが消化されることはないでしょうし」

ほむら「…思えば魔法少女が巴マミの中にいれば彼女は餓死することはないのね」


さやか「あ、あの光ってるやつ」

さやか「あった!マミさんのソウルジェム」

さやか「早くここから出ないと体が溶けちゃう」

さやか「いててっ足の皮がむけるなあ…」

マミ「あら……のどから出てくる感じが」

マミ「ん……あ」

まどか「さやかちゃんマミさんの口から戻ってきたよ」

さやか「あー全身ヒリヒリするよ」

ほむら「ご苦労様、少しすっぱい臭いがするわね」

さやか「そりゃそういうところにいたからね」

マミ「ありがとう美樹さん」

ほむら「そういえば来週ワルプルギスの夜が見滝原に上陸するのよ」

ほむら「この結界に連れてくるからたおしてくれないかしら」

マミ「ええ、いいわよ」

―当日―

マミ「てい」

ワルプル「ギャー」

ほむら「終わったわね」

―夏―

さやか「海水浴楽しかったね」

まどか「ほむらちゃん学校のじゃなくて別の水着持ってくればよかったのに」

ほむら「あれ以外持ってないのよ」

さやか「それにもっと泳がないともったいなかったんじゃないの」

ほむら「言ったでしょ、泳ぎは苦手だって」

マミ「私の場合泳ぐと髪型が崩れてしまうわね」パタパタ

まどか「それにしても熱いね」

ほむら「夏ですもの」

マミ「ここも気温が上がってるわね」パタパタ

さやか「今度はどこ行こうか」

ほむら「山にでもいかないかしら」

マミ「いいなあ私も行きたいのに……」パタパタ

ほむら「……巴マミ、こっちに向かって団扇を仰いでくれないかしら」

さやか「マミさんこっちに風きてないよ」

マミ「これ自分用に使っている団扇なのだけど……」パタパタ

ワルプルさんは犠牲になったのだ……

まどか「いいじゃないですか、流れた風が私たちまで届くだけなんですし」

マミ「……あなたたち、私を使って楽してない?」

ほむら「効率性を追求しているだけよ」

ほむら「巴マミは特に損はしているわけではないでしょ」

マミ「そうだけど何か納得いかないわ」

さやか「マミさん団扇止まってるよ」

まどか「早く仰いでくださいよ、汗かいちゃいます」

マミ「イラ……」

ほむら「近くにいなきゃいけないからあなたの体温が熱気で伝わってくるのよ」

さやか「余計暑くなっちゃうよマミさん」

マミ「……わかったわよっ」ビュン!!

さやか「わっ」ドテ

まどか「マミさん団扇仰ぐの強すぎますよ」

ほむら「これでは吹き飛ばされてしまうわ」

マミ「私は暑くて汗だくになっているというのにあなたたちは……」ガシッ

ほむら「っ、巴マミ!?」

さやか「鷲掴みにしないで下さいよ」

おっどうなる?

マミ「私の苦しみを少しは味わいなさい」ダキシメッ

ほむら「んぐ…」

まどか「き、きつい……」

さやか「ついでに密着して暑い…」

マミ「やっぱり涼しくなろうなんて怠けているのよ」

マミ「もっと暑くなればそのあと快適になるわよ」ギュゥゥゥ

さやか「んぎゃ…強く抱きしめないで……」

ほむら「ぐ……ちょっと、巴マミ」

ほむら「あなたのかいている汗で私たちまで汗まみれよ

マミ「あら、暁美さんは汗臭いの嫌いかしら?」

ほむら「当り前じゃないの、早く解放しなさい」

マミ「駄目よ、まだ終わらせないわ」

マミ「……そのかわり、暁美さんは慣れるようこっちにしてあげる」

ほむら「ちょっと、そこは…」

マミ「そうよ、腋の下。ここなら効果もあるでしょ」

ほむら「やめなさい巴マミ!」

マミ「ううん、やめない」ワキハサミ

まどか「あ……」

これは映像化希望

マミ「腋に挟むとくすぐったいわね」グニグニ

さやか「転校生が隠れて見えなくなっちゃった……」

マミ「美樹さんもやってみる?もう片方が空いているわよ」

さやか「あ、あたしはこの状態でいいです」

マミ「そう?じゃあ二人はこのまま抱きしめてあげる」ギュー

まどか「うー、サウナにいるみたい…」

さやか「あーわかる…このマミさんの肌に包まれた感じ」

まどか「汗が止まらないよ…」

―――

マミ「どう、今ならさっきより涼しく感じるでしょ」

まどか「確かにマミさんとくっ付いていた時よりは涼しいですけど」

さやか「マミさんと自分の汗でびちょびちょに…」

ほむら「このまま乾いたら臭いがきついわね」

マミ「でも結局私はさっきと大して変わらないのよね…」

さやか「この体格差だとマミさん自分を抱きしめてるのと同じですからね」

マミ「あなたたち団扇で私を仰いでくれないかしら」

ほむら「さっき自分で言ったことを忘れたの」

マミ「いいじゃない、ずっとこの結界の中にいなきゃならないのよ」

マミ「本当は私だって海に行きたかったわよ」

さやか「でも人いない時でもマミさん海に入ると津波ができちゃうし…」

ほむら「結界に作ったプールで泳げばいいじゃない」

マミ「一人で泳いだって楽しくないわよ」

マミ「それにここから出られないっていう点では同じじゃない」

マミ「みんなと一緒に出掛けたいわ……グス」

まどか「……」

QB「願い事がありそうだからやってきたよ」

ほむら「魔法少女になっては駄目よ、まどか」

ほむら「……と思ったけれどソウルジェムを維持する方法があるからいいか」

まどか「マミさんを元の大きさに戻せない?」

QB「残念ながら今のマミの力は強過ぎてまどかの願いでも無理なんだ」

まどか「そんな……」

QB「他の願いならどんなのでもできるんだけど」

さやか「じゃあさ、マミさん以外を大きくしてもらうのは?」

QB「それなら可能だよ」

ほむら「けれど魔女まで大きくする必要はないわね」

まどか「それじゃQB、世界を魔女と使い魔以外マミさんに合わせて大きくして」

QB「わかった、はい君のソウルジェム」

―――

マミ「結界の外に出れるなんて何か月ぶりかしら」

マミ「みんなと外を歩くことがこんなに幸せなことだったなんて」

さやか「確かに外観的にマミさんは元に戻ったね」

ほむら「ええ、それはよかったのだけど……」

まどか「うん……」

マミ「あそこでクレープ売ってるわよ、あなたたちの分も買ってあげましょうか」

ほむら「あなたの食べ残しをくれれば十分よ」

さやか「丸ごともらっても全然食べきれないしね」

まどか「ねえQB、なんで私たちだけ体が大きくなってないの」

QB「君たちは結界の中にいたからね」

QB「魔女や使い魔と同じ扱いをされたのかもしれないよ」

さやか「なんで一緒にいたあんたは大きくなってるのさ」

QB「僕は特別だからね、それじゃ」

ほむら「……巴マミが元の生活に戻れたかわりに」

さやか「あたしたちが普段の生活できなくなってるよ」

マミ「みんなポケットから出てきて、一緒に食べましょう」

まどか「これって私たちは今までと変わってないんじゃ」

ほむら「しいて言うなら巴マミ抜きでは生きられなくなったことね」

マミ「家族が三人も増えてうれしいわ」

まさかの大逆転www

―海―

マミ「絶好の海水浴日和ね」

ほむら「私は海水浴しないわよ」

さやか「でもよくあたしたちの体に合う水着なんて用意できましたね」

マミ「特注したのよ、可愛い家族のためですもの」

マミ「さ、泳ぎましょ。折角着替えたんだから」

さやか「マミさん純白のビキニが眩しいよ」

まどか「でも私たちじゃ溺れちゃいますよ」

ほむら「足もつかないし小波でも体がさらわれてしまうわ」

さやか「あーマミさんと泳ぎたかったけど残念だなー」

マミ「美樹さん私と泳ぎたいの?」

さやか「はい、でも無理みたいだからさっさと帰り…」

マミ「ならこうしましょ」ヒョイ

さやか「え、あのマミさん?」

マミ「ここに入って私が泳げば美樹さんも海水浴気分になれるわよ」

スポッ

ま た か

さやか「ちょ、そんな谷間にねじ込みながら言われましても」

マミ「胸までは海に浸からないようにするから安心して」

さやか「やだやだ出して!無理です溺れますって!」

マミ「大声を出すと周りに気付かれてしまうわよ、静かにして」グィッ

さやか「んぎゅ」ズブッ

ほむら「押されて顔まで胸の中に埋まったわね」

さやか「……!」ジタバタ

マミ「谷間で動かれると何か変な感じになるわ……」

マミ「それだけ楽しみで早く海に入りたいのね」

ほむら「苦しくてそこから出たいのよ」

さやか「……!」バタバタ

マミ「でも、はしゃぎたい気持ちは分かるけれど大人しくして」ギュゥゥゥ!

さやか「!!」

さやか「……」

まどか「さやかちゃん潰れてないかな」

ほむら「魔法少女だから大丈夫よ」

マミ「冷たくて気持ちいいわね」サブサブ

マミ「でもこれじゃ美樹さんにはつまらないかしら」

マミ「そうだ、背泳ぎなら……」

マミ「……」バシャバシャ…

マミ「空を眺めながら泳げるのはいいわね」

マミ「胸にも日差しが入っているから美樹さんも心地いいでしょ」

美樹さやか 死因:マミパイに潰され圧死

マミ「……ふう、ひと泳ぎして来たわ」

マミ「美樹さん気分はどう?なんだか動きを感じないけれど」

マミ「……美樹さん?」クパッ

さやか「……」

マミ「大変!息をしてないわ」

マミ「人工呼吸を!…っていってもこの小ささじゃ無理ね」

マミ「とりあえず近くで息を吹きかけましょう」フーッフーッ

さやか「……ごほごほっ!」

マミ「よかった、気が付いたのね」

さやか「あれ……あたしなんでマミさんの手の上に」

マミ「美樹さん私の谷間の中で溺れていたのよ」

マミ「ごめんなさい、きっと背泳ぎをしていた時に胸まで浸かってしまったのね」

さやか「ああ……そう、でしたっけ?」

マミ「無事で何よりだわ、美樹さんたちにもしものことがあったら私……」

さやか「よくわからないけど……マミさん、助けてくれてありがとう」

マミ「お礼なんていいわ、家族として当然よ」

さやか「家族か……そうだね」

さやか「マミさん、大好き」チュ

マミ「私もみんなが大好きよ」ホオスリスリ

―――

ほむら「美樹さやか、あなたこの生活に染まりきっているわね」

さやか「いいじゃん、あたしたちは誰かの支援が必要なんだし」

さやか「マミさんならいつも優しくしてくれるでしょ」

ほむら「まあそれもそうね」

さやか「つまり今の生き方を楽しむのも悪くないよ」

まどか「でもいまいち人として生きてる感じがしないというか…」

さやか「そう?マミさん料理作ってくれるし出かける時は運んでくれるよ」

ほむら「食費はもちろん旅行だって巴マミ一人分で済むから経済的ね」

ほむら「家具のサイズを気にしなければホテルは一人部屋で十分よ」

まどか「うーん」

さやか「マミさんもご機嫌だし悪いことないじゃん」

ほむら「この幸せをかみしめるべきよまどか」

まどか「……そうだね」

まどさや実家はどうした?

マミ「みんな、ご飯ができたわよ」

ほむら「私たちの大きさに合う盛り付けになってきたわね」

マミ「いつも作っているから慣れたのよ」

さやか「もうトイレもお風呂も普通に入れるようになったね」

まどか「一緒に寝てもマミさんの寝返りよけられるようになったよ」

さやか「マミさんと暮らして結構長いもんね」

マミ「私ももうすぐ高校受験ね、もっと勉強しないと」

ほむら「それでは遊ぶ時間が減ってしまうわ」

ほむら「試験会場で私たちが他人の回答覗いてあなたに教えるから勉強は不要よ」

マミ「え、でもそれは……」

ほむら「将来と私たちを両立できる最高の手段よ」

さやか「お世話もしてもらいたいけどマミさん大黒柱だから偉くなってほしいよね」

まどか「頼りにしてます、マミさん」

マミ「……ええ、まかせて。マミお姉さんがみんなを養ってあげるから」

まどほむさや「わーい」



おわり

終わりか。乙!

マミ「どうしてこんなになっちゃったんだろう…」

まどか「きっと頑張ったからですよ!」

マま「「HAHAHAHAHAHAHAHA」」

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