ウサミ「狛枝くん、みなさんと仲良くしてくだちゃい」狛枝「えっ」 2周目 (1000)


狛枝「……」

狛枝「なんで?」

ウサミ「な、なんでって……! ドッキドキの修学旅行を根本から否定するような事を言うのはやめてくだちゃい……」

狛枝(……なんで)

狛枝(なんでウサミはあの時と同じ事を言ってるんだ……?)

狛枝(……)

狛枝(それなら……)



前スレ ウサミ「狛枝くん、みなさんと仲良くしてくだちゃい」狛枝「えっ」 - SSまとめ速報
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狛枝「そうは言うけどさ」

狛枝「ボクみたいな最低で最悪で愚かで劣悪なクズと仲良くなりたいなんて人いる訳ないよ」

ウサミ「そんな事はありまちぇん!」

狛枝「ははっ、どうだろうね」

ウサミ「そこまで言うのなら、みなさんが狛枝くんの事をどう思っているのか見てみまちゅ!」

ウサミ「ちちんぷいぷいちんちんぷいぷーい」

狛枝(さあ……どうでる?)



みんなの狛枝に対する好感度は?


1、普通
2、顔見知り
3、どうでもいい


安価下順に


1 日向
2 田中
3 左右田
4 十神
5 弐大
6 花村
7 九頭龍
8 七海
9 終里
10ソニア
11小泉
12西園寺
13罪木
14澪田
15辺古山

コンマ判定かあ……三周目突入するような事があったらそうしてみようかな。





【結果】


 十神、花村、小泉、罪木

→普通



 弐大、九頭龍、七海、終里、ソニア、西園寺、澪田、辺古山

→顔見知り



 日向、田中、左右田

→どうでもいい



狛枝「こ、これは……」

ウサミ「うふふ、ほらね。思った通りでちゅ」

ウサミ「みなさん、狛枝くんが想像しているよりも狛枝くんの事を悪くなんか思っていまちぇんよ」

狛枝(どうなってるんだ?)

狛枝(ボクに対する印象が良くなってる人が殆どだ……左右田クンなんか、以前はゴミ溜めを這い回る虫以下なんてのじゃなかったっけ?)

狛枝「……」

ウサミ「ほえ!? 狛枝くん、何処へ行く気でちゅか!?」

狛枝「コテージに帰るよ」

ウサミ「そんなっ、まだあちしの話は終わっていまちぇんよ! 狛枝くんっ、狛枝くーん!」

狛枝「……」

ウサミ「せめてしおりの確認くらいはしてくだちゃいね……!」


……

狛枝のコテージ


狛枝(あれから色々と調べてみたけれど……どうやらやっぱり修学旅行初日に戻っているようだ)

狛枝(どういう事だ……?)

狛枝(一体、ボクの身に何が?)

狛枝(……罪木さんは?)

狛枝(……)

狛枝(今まで全部夢だったって事か……?)










「やあ! こんばんは、狛枝クン」

狛枝「!?」

狛枝「誰だ!」

モノクマ「やだなあ、ボクだよ。ボク!」

狛枝「キミは……ボクがたまに幻で見てた……」

狛枝「そうか、思い出した。何処かで見た顔だと思ったら……ウサミにやっつけられたんじゃなかったの?」

モノクマ「やだなあ。そんな事あるワケないじゃん。ぶっちゃけて言えば」

モノクマ「ボクが死んでもかわりはいるもの」

モノクマ「って事です」

モノクマ「那由多ほどね!」

狛枝「ふーん。それで、キミはここへ何をしに来たのかな」

狛枝「ボクはこれからもう寝るつもりなんだけど」

モノクマ「あれあれ? なんだか反応が薄くない?」

モノクマ「っていうかね。ちゃんと名前で呼んでよね!」

モノクマ「ボクはモノクマ。希望ヶ峰学園の学園長なんだからね! エライんだからね!」

狛枝「ここは学園長様がわざわざ足を運びに来るような場所じゃないよ」

狛枝「お引き取り願えるかな」

モノクマ「……」

モノクマ「狛枝クン、なんだか元気がないみたいだね」

モノクマ「これもやっぱり……」

モノクマ「ボクのせいなのかな。ショボーン」

狛枝「……」

狛枝「何それ。どういう事?」

モノクマ「実はですね……」

モノクマ「狛枝クンの今のこの状況なんですが」

モノクマ「全部」

モノクマ「ボクが悪いんです」

モノクマ「それを謝りに来たって事だよ」

狛枝「……」

狛枝「もっと具体的に説明してくれるかな」

狛枝「ボクの今のこの状況っていうのは……どういう事?」

モノクマ「やっと話を聞いてくれる気になった?」

狛枝「いいから答えてよ」

モノクマ「そう急かすなって! ハヤイオトコは嫌われるよ?」

モノクマ「うぷぷぷ」

狛枝「……」

モノクマ「睨まないでよ。ちゃんと教えてあげるからさ」

モノクマ「実はですね」

モノクマ「強制終了してしまったのです」

狛枝「……は?」

モノクマ「日数設定で遊んでやろうと思ったら、間違って強制終了してしまったのです」

モノクマ「慌てて再起動はしたんだけど」

モノクマ「ものの見事に初期化されちゃってました!」

モノクマ「ごめんね、狛枝クン!」

狛枝「七海さんみたいな物言いで煙に巻くのはやめてくれないかな」

モノクマ「ゲーム脳だって言いたいの?」

モノクマ「でもザンネン! これ以外にどうも言えないよ」

モノクマ「だってこれが真実だもの」

狛枝(このクマは何を言ってるんだ……?)

モノクマ「でも流石超高校級の幸運だよね、狛枝クンは」

モノクマ「だってみーんな初期化しちゃった筈なのに」

モノクマ「一人だけ全部覚えているんだもの!」

狛枝「……!」

モノクマ「それでね、その才能に対する敬意と、こんな事になってしまったお詫びを兼ねてみんなの好感度設定をちょっと甘めにしてみたんだけど……お気に召さなかったかな?」

狛枝「……」

モノクマ「やっぱり怒ってる?」

モノクマ「そうだよね、二周目の特典としちゃこんなのショボすぎるよね……」

狛枝「そうじゃなくてさ」

狛枝「相変わらず何を言ってるのかわからないけど……」

狛枝「つまり、ボクの記憶の中にある出来事は」

狛枝「幻でもなんでもなくて」

狛枝「本当にあった……って事?」

モノクマ「そのとーりです!」

モノクマ「夢だけど、夢じゃなかった!」

モノクマ「キミと罪木さんがらーぶらーぶしかけてブチ壊れ寸前だった事もね」

モノクマ「だからまあ、これもある意味幸運だったのかもしれないよね」

モノクマ「罪木さんと一からやり直せるチャンスだよこれは!」

モノクマ「それにこの好感度ならきっと……」

モノクマ「ともだちがふえるよ! やったね、凪斗ちゃん!」

狛枝「……」

モノクマ「んー?」

モノクマ「んー」

モノクマ「もしかして、やっぱりこれまでの事に未練たらたらって感じっすかね?」

狛枝「……」

モノクマ「無言はYesだと受け取らせてもらうよ」

モノクマ「それを前提として、実はちょっとキミに相談したい事があってね」

狛枝「お断りするよ」

モノクマ「まだ何も言ってないよ!? とりあえず聞くだけ聞いてみてよ」

狛枝「嫌だよ」

モノクマ「実はですね」

狛枝「ちょっと!」

モノクマ「ぶっちゃけないワケじゃないんです」

狛枝「……え?」

モノクマ「狛枝クンが望む」

モノクマ「あの日に戻る方法」

狛枝「!?」

モノクマ「うぷぷぷ、気になる? ねえねえ気になる?」

狛枝「……」

狛枝「何を言っているのか解らないよ」

狛枝「ボクが何を望んでるっていうの」

モノクマ「は? 罪木さんと話がしたかったんでしょ? あわよくば、らーぶらーぶしたかったんでしょ?」

モノクマ「言わせんなよ恥ずかしい」

狛枝「おやすみ」

モノクマ「あ、ごめんごめん。ジャパニーズコイバナはソニアさんとする予定だったんだもんね」

狛枝「……」

モノクマ「今はもう出来ないから、ボクが代わりになってあげようと思ったんだけど、余計なお世話だったよね」

狛枝「……」

狛枝「何が言いたいんだよ、結局」

モノクマ「あー、そうそう。脱線しちゃってたね」

モノクマ「えーとですね。ボクが言いたいのはつまり……」

モノクマ「キミの願いを叶える為には、キミの協力が必要だと言うコトなのです」

狛枝「……?」

モノクマ「今、返事はしなくてもいいよ。でも、一度しか言わないから、よーく聞いてね」

モノクマ「あのですね、さっき戻る方法があるといいましたが、そうする為にはですね……」

モノクマ「ウサミのステッキが必要なのです」

狛枝(ステッキ? もしかして、みんなのボクに対する好感度を見るとか言って振り回してたヤツの事?)

モノクマ「それを、狛枝クンに強奪して欲しい!」

モノクマ「と、ボクはお願いに来たのです」

狛枝「なんでボクがそんな事しなきゃいけないのさ」

モノクマ「だってその方が楽し……ゲフン、楽だからね」

狛枝「アゴで使う気満々だね。謝りにきたんじゃなかったの?」

モノクマ「いーじゃん! 損はさせないよ?」

狛枝「もし頼む事が万が一あるとしてもウサミに頼むからいいよ」

狛枝「必要なのがステッキってだけなら、キミに渡す必要ないでしょ」

モノクマ「それは無理です」

狛枝「なんで?」

モノクマ「ウサミには出来ない事だからです」

モノクマ「でもそれがボクには出来るんだよなー!」

モノクマ「……」

モノクマ「ホントかよ、って顔してるね?」

狛枝「まあね」

モノクマ「ひどいなあ。ボクはクマ一倍正直者なんだぞ!」

狛枝「……」

モノクマ「……」

モノクマ「ねえ」

モノクマ「本当にこの話、興味ないの?」



1、ないよ。
2、……。


安価下

狛枝「ないよ」

モノクマ「そうですか。それはザンネン」

モノクマ「なんて言うとでも思った?」

モノクマ「この話には実はまだ続きがあるんだよ」

狛枝「もういいって」

モノクマ「うーん、でもさ。後になって」

モノクマ「こんなの知らされてなかった! どうしてくれるんだ!」

モノクマ「って文句言われるのは嫌だからちゃんと説明しておきたいんだよ、ボクは」

狛枝「……」

狛枝「聞くだけだからね」

モノクマ「うん! やっぱりキミは賢いよ」

モノクマ「流石にここまで言われたら、答えはともかく聞く以外ないよね」

モノクマ「えーでは、話の続きですが……」

モノクマ「ボクさ、初期化しちゃった時に……慌てて変な設定にしちゃったみたいなんだ」

モノクマ「これも先に謝っておくべきだったよね、ホントにホントにゴメンよ!」

狛枝(変な設定……?)

モノクマ「実はですね……狛枝クンにだけ何故か特別ルールがいくつか追加されてしまったのです」

モノクマ「とてもこの修学旅行の趣旨に沿った内容だけどね」

モノクマ「その、ひとつめですが」

モノクマ「狛枝クンは確か、ウサミに『みなさんと仲良くしてくだちゃい』ってそう言われてたね?」

モノクマ「その具体的な方法って、なんだったかな?」

狛枝「……確か」

狛枝「みんなの希望のカケラを集めろ、って話だっけ」

モノクマ「ぴんぽーん! 正解です」

モノクマ「その希望のカケラ集めですが」

モノクマ「狛枝クンは決められた日数内に決められた数の希望のカケラを必ず入手しなければならなくなってしまいました」

狛枝「……」

狛枝「そうしなかったらどうなるの?」

モノクマ「課題を達成出来なかった場合、その時点で即座に狛枝クンにはオシオキとして……」

モノクマ「修学旅行をまた初日からやり直してもらう事になります」

モノクマ「今回のようにね!」

狛枝「……」

狛枝「は?」

狛枝「ちょっと待ってよ」

狛枝「なんでボクがそんな……」

モノクマ「えーい! さっき聞くだけって言ったヤツは何処の誰だよ! まだ話さなきゃいけない事は沢山あるんだから、もうちょっと黙ってろよ!」

狛枝「……」

モノクマ「……こほん。では、更に続きです」

モノクマ「これは、ひとつめのルールを踏まえた上での事なんだけど……」

モノクマ「狛枝クンは修学旅行終了までに、クラスの中から最低一人とらーぶらーぶになって貰わなければいけません」

モノクマ「言い方が少し悪かったね」

モノクマ「要するに、親友か……あるいは恋人の一人でも作れよって話です」

狛枝「それが出来なかった場合は……」

モノクマ「修学旅行最終日を迎えても島からは出られません」

モノクマ「また初日からやり直しです」

モノクマ「全てをリセットした上でね」

モノクマ「この全てをリセットっていうのは、狛枝クンがこの修学旅行中で築いた人間関係とか、その人たちの狛枝クンと過ごした日々の記憶とか、諸々の事を言います」

モノクマ「ただし、これは狛枝クン自身の事については適応されません」

モノクマ「狛枝クンの記憶はもちろんそうだし、手に入れた希望のカケラとかもそうだね」

狛枝「……」

モノクマ「つまりですね、狛枝クンがこの奇妙な修学旅行から抜け出す為には」

モノクマ「以上のルールを順守するか」

モノクマ「ボクにウサミのステッキを渡して、あの日に……一周目の8日目に戻るしかなくなる訳なんだよね」

モノクマ「なる訳なんだけど……」

狛枝「まだ何かあるの?」

モノクマ「そうなんです」

モノクマ「狛枝クンがこのルールをきっちりクリアしても」

モノクマ「どうしようもならなくなる場合が存在します」

狛枝「……何それ」

モノクマ「その答えを言うにはまずボクの質問に答えてもらいましょう」

モノクマ「一周目のデータを参照してみると……狛枝クンはやっぱり罪木さんと一番仲良しみたいだったけど」

モノクマ「今でもやっぱり、たとえ今までの狛枝クンとの記憶を全て失っていたとしても……」

モノクマ「狛枝クンは罪木さんと親しくなりたいと、そう思ってるんじゃない?」



1、……そうなのかもね。
2、……別に?


安価下


狛枝「そ、……」

狛枝「……」

モノクマ「ソ?」

狛枝「……」

狛枝「……そ……れは……」

狛枝「そんな……」

狛枝「……」

狛枝「…………ッ」

モノクマ「ん?」

狛枝「……そう、」

モノクマ「SAW?」

狛枝「……そうなのかも、ね」

狛枝(やっぱり……ボクは……)

モノクマ「だよねー?」

モノクマ「ならさ、さっきのルールを狛枝クンが守るとするなら」

モノクマ「親友か……あるいは恋人として選ぶとするなら」

モノクマ「当然、罪木さんになるよね」

狛枝「……」

モノクマ「そんな狛枝クンに耳に入れたい情報があります」

モノクマ「キミのクラスメイトの中でたった一人だけ」

モノクマ「キミと過ごした日々の記憶を思い出せる可能性のある人物がいます」

狛枝「っ、まさか……!」

モノクマ「そうです! それが罪木さんなのです!」

狛枝「じゃあ、まさか……」

狛枝「罪木さんの記憶をボクに取り戻せって……そういう事?」

狛枝「そうしない限りボクは……」

モノクマ「ブッブー!」

狛枝「え?」

モノクマ「ちがう、ちがうよ狛枝クン!」

モノクマ「むしろその逆なんだってば!」

狛枝「逆……?」

モノクマ「罪木さんはたった一人だけ、狛枝クンの事を思い出せる可能性を秘めてはいますが」

モノクマ「もし、彼女が狛枝クンと居る事で、今までキミと過ごした日々を全て思い出し、理解してしまったら……」

モノクマ「その時は……今度は逆に」

モノクマ「狛枝クンがその記憶の全てを失う事になります」

モノクマ「そして、狛枝クンの修学旅行は今度こそ本当に強制終了になります」

モノクマ「わかったかな?」

狛枝「なッ……!」

狛枝「……」

狛枝「そんな戯言、信用しろっていうの?」

狛枝「今言った設定やらなんやらって、全部キミの脳内設定の話なんじゃないの?」

モノクマ「そんなワケないよ。ボクはクマ一倍正直者だって言っただろ」

モノクマ「ま、嘘だと思うなら、実際試して確かめるのもアリだとボクは思うけど……うぷ、うぷぷぷ」

狛枝「……」

モノクマ「じゃあここでもう一度、改めて聞いておこうかな」

モノクマ「ボクのところにウサミのステッキを持ってきてくれる気はある?」


どうする?


1、引き受ける
2、引き受けない
3、考える時間が欲しいと頼む


↓から一番先に3票集まった答え


狛枝「そんな……」

モノクマ「さあさあ、どうする?」

狛枝「……」

モノクマ「さあさあさあ!」

狛枝「ッ……」

狛枝「……待って、欲しい」

モノクマ「んあ?」

狛枝「考える時間が欲しいって、……そう言ってるんだよ」

モノクマ「時間? 時間ですか」

モノクマ「まあ、いいですよ」

モノクマ「でも、答えを出すまでも出した後も、今言った課題はきっちりこなさないとダメなんだからね」

モノクマ「精々頑張りなよ? うぷぷぷ……」

モノクマ「ところで狛枝クンはさ、この修学旅行が何日間あるのか知ってるのかな?」

狛枝(何日? そういえば、ウサミからはその辺の話をよく聞いていなかったような……)

モノクマ「答えは50日間だよ」

モノクマ「まあ、やろうと思えばいくらでも設定なんて変えられるんだけどね」

モノクマ「それでね。希望のカケラ集めの課題なんだけど……」

モノクマ「これはボク自らがチェックしにこようかと思っています」

モノクマ「まずは小手調べといこうか。【5日間】の間に、誰でもいいから希望のカケラ【2つ】ゲットが目標だよ」

モノクマ「あ、ちなみに一周目でゲットした希望のカケラはそのまま引き継がれているから」

モノクマ「既に、罪木さん分は【6つ全部】、日向クンの分は【3つ】、小泉さんと西園寺さんの分は【2つずつ】、その他の人たちは自己紹介の時に貰った分しかないから【1つずつだけ】、取得した状態になってるから気を付けてね」

モノクマ「5日目の夜にまたこうして狛枝クンのコテージに成果を確認しに訪ねにくるから……」

モノクマ「その時にまた改めて、ウサミのステッキの件についても聞くね」

モノクマ「まあ、決断が出たならすぐにボクを呼んでくれても構わないけど」

モノクマ「だってまたみんなと長い時間を過ごして、下手に心に傷跡残すような結果にはなりたくないでしょ?」

モノクマ「うぷぷぷ……」

モノクマ「じゃあ、まったねー」


モノクマはそう言って、忽然とボクのコテージから姿を消した。


狛枝(……ボクはこれから)

狛枝(これからどうすればいい?)

狛枝(……)


……

前置きが長くなり過ぎた。今回はここまでにしておきます。

2周目【1日目】は次回からです。

それではいい夢を……おやすみなさい。

【1日目】


一回目の学級目標チェックまであと【5日】

一回目の希望のカケラ回収チェックまであと【5日】



狛枝「朝……か」

狛枝「今日からまた始まるんだな」

狛枝「……」

ウサミ「おはようございまちゅ、狛枝くん」

狛枝「!?」

狛枝「ウ、ウサミ!? いきなり湧いて出てこないでよ!」

狛枝「……朝から何か用? あるなら手短に頼むよ」

ウサミ「相変わらず冷たい反応でちゅね……しくしく」

狛枝「いいから早く」

ウサミ「わ、わかってまちゅよ」

ウサミ「あのでちゅね、昨日狛枝くんに渡し忘れた物があったので、それを届けにきまちた」


*おでかけチケットを5枚ゲットしました。

*メダルを15枚ゲットしました。

狛枝(ああ……そう言えば、前回も最初にウサミがくれたんだっけ)

ウサミ「有効に活用してみなさんとらーぶらーぶしてくだちゃいね!」

狛枝「……」

ウサミ「……」

ウサミ「それから、もうひとつ。狛枝くん」

狛枝「……何?」

ウサミ「昨日の夜」

ウサミ「コテージで何かありまちたか?」

狛枝「……」

狛枝「どうもしないけど?」

ウサミ「そうでちゅか……」

ウサミ「実は昨日の夜、狛枝くんのコテージの監視カメラ映像だけ数分映像が乱れて様子がわからなかったのでビックリしたんでちゅよ!」

ウサミ「このカメラ、デリケートに出来てまちゅから物をぶつけたりして壊さないようくれぐれも気を付けてくだちゃいね」

ウサミ「あちしの用はこれだけでちゅ。それじゃあ……」

狛枝「ちょっと待って」

ウサミ「はい? なんでちょうか」

狛枝「……」

狛枝「ウサミの持ってるそのステッキって、さ」

狛枝「なんでも出来る力を持ってるの?」

ウサミ「それはもう! だってこれは、マジカルステッキでちゅからね!」

狛枝「そう」

狛枝「……」

狛枝「じゃあ、さ」



1、貸してくれるよう頼む
2、願いを聞いてくれるよう頼む
3、やっぱりなんでもない


安価↓

狛枝「……」

ウサミ「狛枝くん?」

狛枝「なんでもない」

狛枝「……話は済んだからもう行っていいよ」

ウサミ「そうでちゅか?」

ウサミ「それじゃあ、今日も一日がんばってくだちゃいね!」


突然出てきたウサミは、これまた突然姿を消した。

昨夜のモノクマと同じように……。


狛枝「……」

狛枝「……今はやめよう」

狛枝「考えるのも、実行に移すのも……ね」

狛枝「ところでさっきウサミからチケットとメダルをもらったけど」

狛枝「よく見たら部屋にも以前もらった分まであるんだよね」

狛枝「……」

狛枝「これもモノクマの仕業、か」



【狛枝の現在のステータスと所持品】


幸運ポイント→641pt
不幸ポイント→959pt

チケット20枚
メダル30枚

採集LV2: 90pt
掃除LV1:112pt

渡せるプレゼント→天使の果実、マリンスノー、ラジオゾンデ、星の砂、Mr.ホチキス、草餅


【希望のカケラ】


罪木  6/6 コンプリート!
日向  3/6
小泉  2/6
西園寺 2/6
田中  1/6
左右田 1/6
十神  1/6
弐大  1/6
花村  1/6
九頭龍 1/6
七海  1/6
終里  1/6
ソニア 1/6
澪田  1/6
辺古山 1/6

狛枝「……とりあえず、今日は今日の事だけ考えよう」

狛枝「今日一日活動出来るだけの体力は……」


直後コンマ判定


00 シャカリキ
01~49 元気
50~99 普通

【判定:元気】


狛枝「まあ、昨日は別に何もしてないんだから肉体的に不調はないよね」

狛枝「じゃあ、何をしようかな」


安価下

1、採集
2、掃除
3、寝る


本日は自分がシャカリキ状態でない為、別の誰かがシャカリキ状態になっています。

その判定を行動が1、採集or2、掃除だった場合のレスのコンマで判定します。



01~07 日向
08~13 田中
14~19 左右田
20~25 十神
26~31 弐大
32~37 花村
38~43 九頭龍
44~49 七海
50~55 終里
56~61 ソニア
62~67 小泉
68~73 西園寺
74~79 罪木
80~85 澪田
86~91 辺古山
92~00 いない

1

【本日は七海さんがシャカリキ状態のようです】


狛枝「無難に採集にしておこうか。まだ掃除の必要はなさそうだしね」


狛枝「今回はどの辺りに行くのが良さそうなんだろう」




二周目は幸運ポイント使用による進捗チェックに有利な場所の判定はなくなります。

ですが、一カ所だけ集中して採集に行くと学級目標チェックの際不利になりますので、色々な場所に行ってみる事をオススメします。





狛枝「まあ、いいか。適当で」

狛枝「じゃあ、今回採集に行く場所は>>75

狛枝「一緒に行くのは>>76 クンと>>78 さんになるのか」


場所選択(右の↓矢印は体力の低下具合)


ロケットパンチマーケット ↓
牧場 ↓
ビーチ ↓
遺跡周辺 ↓↓
電気屋 ↓↓
ネズミー城 ↓↓
軍事施設 ↓↓
山 ↓↓↓
森 ↓↓↓
海 ↓↓↓





>>76 は男子の名前
>>78 は女子の名前


安価無効の場合は更に下から選びます。

三連だが居ないみたいだしいいよな?
さすがにこれ以上は自重するけど、牧場で

マーケット。

澪田

38~43 九頭龍
>>73 42だからシャカリキなのは七海じゃなくてクズじゃないの?

>>79

間違えてました、申し訳ない
今回シャカリキ状態なのは仰るとおり九頭龍です

《採集・掃除フェイズ》


牧場


澪田「こんちらー! よろしく頼むっすよ」

田中「フッ……俺様の力を発揮するに相応しい聖域だ……狛枝、澪田、俺様に続くがいい!」

澪田「うっきゃー! 眼蛇夢ちゃんマジカッケーっす! 唯吹も負けてらんないっすね!」

狛枝「あっ、待ってよ二人とも!」


はしゃぐように駆け出した田中クンと澪田さんを追いかけた。


採集中……?


澪田「いやーマジ楽しかったっすね! 眼蛇夢ちゃんの生ムツゴロウ王国状態を間近でじっくりたっぷり見れて唯吹は感激したっす!」

田中「フハハハッ! 俺様とした事がつい本気を出してしまったようだ」

田中「今日の日の出来事……しっかりとその脳裏に刻みつけておくといい」

狛枝(結局遊んでばかりで採集はあまり捗らなかった感じかな……)



*田中くんと澪田さんと少し仲良くなりました。

*採集レベルの経験値を10ptゲットしました(現在LV2:100pt)


……


《自由行動フェイズ》


狛枝(……問題の自由行動の時間か)

狛枝(モノクマから言われている今回の課題は)

狛枝(【5日間】のあいだで、誰でもいいから希望のカケラを【2つ】取得)

狛枝(だった筈だ)

狛枝(……さて、どうする)



※本日1回目の行動を決定する前に、幸運ポイント50pt使用で自由行動の回数を1回増やすかどうか決定します(現在:641pt)


どうする?


1、増やす
2、増やさない


安価下

【本日は九頭龍くんの好感度が上がりやすくなっています】



【1日目】一回目の行動選択


1、一緒に過ごす
2、おでかけチケットで遊びにいく(現在20枚所持)
3、モノモノヤシーンを回す(現在30枚所持)




1周目との変更点

今回は、おでかけチケットで遊びにいくを選択しても好感度の上昇下降が多めなだけで希望のカケラは取得出来ません。

希望のカケラが欲しい場合はまず一緒に過ごすを選択しましょう。



また、希望のカケラをコンプリートしている人と一緒に過ごすを選択しても、好感度は上がりますが次の段階へと進みません(どうでもいい→顔見知りへなど)

希望のカケラを集めきったキャラとは積極的におでかけチケットを使って遊んでみましょう。



モノモノヤシーンは自分がシャカリキ状態の時にのみ一回多く回せます。

基本的に1枚投入でプレゼント用のアイテムがランダムで1つ手に入りますが、まれに1+αの数を投入で記述されているプレゼントの中から好きなものを貰えるチャンスが発生します。



では選択です。
安価は↓~5でコンマが一番大きいもの


1か2を選択の場合は、誰に会いに行くかも記述してください

狛枝(とりあえず希望のカケラを集めない限りは話にならないって事だよな)

狛枝(誰でもいいって条件なら、目に付いた人で適当に声をかけてみるのもありか)

狛枝(って言っても、みんな相変わらず行動が早いな、人影が見えない……また出遅れ……)


ドンッ


狛枝「うわっ」

九頭龍「おいコラァ! ちゃんと前見て歩きやがれッ!」

狛枝「く、九頭龍クン!? ごめんボーっとしてたよ」

狛枝(完全に視界に入ってなかった……)

九頭龍「チッ……」

狛枝(舌打ちされた)

狛枝「えー……っと、九頭龍クンはこんな所で何してるの?」

九頭龍「何もしてねぇからこんな所にいんだよ」

狛枝「せっかくの自由行動時間なのに?」

九頭龍「テメェこそ人の事言えねーだろうが」

狛枝「まあね」

狛枝「でもボクは話し相手を探してたんだよ」

狛枝「だからさ」

狛枝「……」

狛枝「九頭龍クン、暇ならちょっと付き合ってもらえないかな」

九頭龍「……あん? オレは別にテメェと話す事なんてねーよ」

九頭龍「それでも良いってんなら勝手にひとりで喋ってろ」

九頭龍「ヘッ、良かったな。今日のオレは機嫌が良いんだ。何時もだったらぶつかった時点でもうヤバかったんだぜ」

狛枝(これで機嫌が良いんだ……まあ、いいんだけど)


特にこれといった返事をしてくれない九頭龍クンに一方的に話すだけ話しかけてひと時を過ごした。

……

狛枝「……それでさ、ボクは思った訳だよ」

狛枝「やっぱり揺るすぎず、締め付けすぎないのが一番なのかなってさ」

九頭龍「……」

九頭龍「なあ、狛枝よぉ」

狛枝「え? 九頭龍クンは違うっていうの?」

九頭龍「そうじゃねーよ」

九頭龍「確かにオレは勝手にひとりで喋ってろっつったが……」

九頭龍「本当にそんな事して楽しいのか?」

狛枝「別に?」

九頭龍「だったらなんで止めねーんだよ」

狛枝「色々話せば九頭龍クンがどれかの話題に食いついてくれるかなと思ったんだけど」

狛枝「やっぱりボクみたいな人間の話なんて、九頭龍クンにはつまらないよね」

九頭龍「いや、だからよ」

九頭龍「どうしてそう思いながら、そこまでしてオレに構おうとしてんだ?」

九頭龍「テメェみたいなヤツが、こんな仲良しこよしゴッコ旅行に真面目に取り組もうとしてるようには思えないしな……」

九頭龍「……何を企んでやがる?」

九頭龍「もし、オレの組に取り入ろうとしてるとかなんだったら止めときな」


九頭龍クンは訝しげにこちらをジロジロ見ている。


なんて答える?


1、やっぱりおかしいのかな。
2、企んでるなんてそんな事はないよ。



安価↓

狛枝「企んでるなんてそんな事はないよ」

九頭龍「嘘だな」

狛枝「どうして九頭龍クンにそんな事が言えるのさ」

九頭龍「テメェの目を見りゃ解んだよ」

九頭龍「少なくとも、オレと仲良くなりたいと純粋に心から思ってこんな事してるワケじゃねぇって事くらいはな」

狛枝「……」

九頭龍「なんつーかよ、今考えてみれば……オレに話しかけてきた時のテメェ」

九頭龍「コイツでいいや、みたいな」

九頭龍「そんな顔してた気がすんだよな」

九頭龍「……」

九頭龍「どうせアレだろ。あのピンクのウサギが言ってた希望のカケラとか言うのが目当てなんだろ?」

九頭龍「アレが全員分揃えば島から出れるって話だからな……オレもそれには参ってたんだが」

九頭龍「でもオレの目には、テメェにとっちゃそんなのお構いなしって風に最初は映ってたんだがな」

九頭龍「それがこの短い間でどういう心境の変化が起こったのかは知らねーが……」

九頭龍「もし下らない事考えてるようならタダじゃおかねぇからな」



1、下らない事なんかじゃないよ
2、確かに九頭龍クンには解らない事かもしれないね


安価下

狛枝「……」

狛枝「下らないことなんかじゃないよ」

狛枝「……ボクにとっては、だけどね」

九頭龍「でもそれが何なのか言う気はねぇんだろ?」

狛枝「……」

九頭龍「……」

九頭龍「ま、オレにはどうでもいい事だったな」

九頭龍「でも……」

九頭龍「まさか狛枝から話しかけられてこんな風に過ごす事になるなんて考えてもなかったからな」

九頭龍「正直な話、驚いてるっつーか」

九頭龍「どうでもいい話ばっかだったけど、いい暇潰しくらいにはなったぜ」

九頭龍「……もう、いいだろ、オレは行くぜ」

狛枝「うん」

狛枝「……」

狛枝「ありがとう。ボクに付き合ってくれて」

九頭龍「!」

九頭龍「……」


ボクのかけた言葉に一瞬だけ振り返った後、九頭龍クンは無言で去って行った。



*希望のカケラをゲットしました。

*九頭龍くんと少し仲良くなりました。


……


【1日目】二度目の自由行動


1、一緒に過ごす
2、おでかけチケットで遊びにいく(現在20枚所持
3、モノモノヤシーンを回す(現在30枚所持)



安価↓~5コンマが一番小さいレス

1と2の場合は誰に会いに行くかも書いてください(九頭龍以外)

九頭龍クンと別れた後、これからどうしようかと再び悩んだ末。

……ボクは彼に声をかけてみようかと、そう決めた。

彼の事だから、もしかしたらもう先約がある可能性もあるけれど……

と、思っていたところで、都合良く彼――日向クンの姿を発見した。


狛枝「日向クン!」

日向「……ん?」

日向「狛枝か」

狛枝「あのさ、もしこれから予定がなければでいいんだけど……ちょっと一緒に付き合って欲しいんだ」


ボクはおでかけチケットを見せながら日向クンにイチかバチか尋ねてみる。


日向「え」

狛枝「……やっぱりダメかな」

日向「……」

日向「いや。構わないぞ」

日向「……実は、俺もお前にちょっと用があったんだ」

狛枝「?」

日向「とりあえず、何処へ行く気なんだ?」

狛枝「えーと……」



何処へ行く?


安価↓

1、ジャバウォック公園
2、砂浜
3、図書館
4、映画館
5、遊園地
6、軍事施設

ジャバウォック公園


狛枝(この場所……日向クンとここに来ると、思い出す)

狛枝(あの時――罪木さんを探して一緒に行動していた時、日向クンが言ってくれた言葉とか……)

狛枝(……)

日向「狛枝?」

狛枝「……あっ」

狛枝「ゴメン。ちょっとボーっとしてたよ」

日向「大丈夫か? お前、もしかして熱でもあるんじゃないのか?」

狛枝「え?」

日向「いや、狛枝の方からこんな誘いを受けるとは思ってなくて……」

狛枝「……」

狛枝「まあ、普通に考えたらやっぱりそう思うよね」

日向「……あ! 別に悪いと思ってるワケじゃないんだぞ?」

日向「ただ、な……」

日向「……」

狛枝「……?」

狛枝「日向クンの方こそどうかしたの?」

狛枝「さっきからずっと変な顔してるけど」

狛枝「もしかして、日向クンの用と関係ある事?」

日向「いや……」

日向「……」

日向「なんだかちょっとおかしな事になってるみたいなんだよ」

狛枝「おかしな事……」

狛枝(まさかモノクマがまた何か……?)

日向「ちょっとこれ、お前にも見て欲しいんだ」


そう言って、日向クンは彼の持つ電子生徒手帳をボクに見せた。


日向「ほら、この狛枝の希望のカケラのところ」

日向「……なんですでに3つ埋まってるんだ?」

狛枝「!」

日向「俺の記憶だと、自己紹介した時に1つ埋まっただけだったと思うんだが……」


なんて答える?


1、自分にもわからないと誤魔化す
2、黙っている
3、その他あれば


安価↓~3でコンマが一番大きいもの

狛枝「……」

日向「……狛枝?」

狛枝(……日向クンになら)

狛枝(日向クンになら、話してみるだけの価値はあるのかもしれない……)

狛枝「実はね、日向クン」

狛枝「……」

日向「?」

日向「どうしたんだよ、突然そんな神妙な顔して……お前、本当に何かおかしいんじゃないか?」

日向「体の具合が悪いのなら、こんなところにいるよりも罪木に診てもらえよ、な?」

狛枝「ッ!」

日向「……って、そうだよ。罪木もお前に話があるみたいな様子で……」

狛枝「日向クン!」

日向「!?」

日向「な、なんだよ急に大声出して……」

狛枝「……」

狛枝「日向クン」

狛枝「キミに協力して欲しい事があるんだ」

日向「……なんだよ、それは」

狛枝「あのね」

狛枝「ウサミの持ってるステッキが……今のボクに必要なんだ」

狛枝「だから、それを奪う手伝いをして欲しい」

日向「は……? ステッキ……?」

日向「どういう事なんだ?」

狛枝「実は……」


さて、ここで日向に話す「本当のこと」はどの程度までにする?


1、全部
2、罪木に関する事以外
3、その他


安価↓~5までで一番コンマが小さいもの

狛枝「……きっと凄く混乱すると思うけど、とりあえず黙って聞いていて欲しい」

日向「……」

日向「わかったよ」

狛枝「ありがとう」

狛枝「実はね……」

狛枝「ボクは一度、この修学旅行を体験している身なんだ」

狛枝「たった8日間だけなんだけどね」

日向「え……?」

狛枝「いいから最後まで聞いて」

狛枝「……ボクは初めこの修学旅行の目的に乗り気ではなかったんだけど」

狛枝「ほんのちょっとした気まぐれから、ウサミの言う事を聞いてみようって気になったんだ」

狛枝「本当に本当に……ただの気まぐれだった筈なんだ」

狛枝「無理ならすぐ放り出そうとさえ思ってた」

狛枝「でも……」

狛枝「その8日間の中で、キミたちと過ごして」

狛枝「ボクは大切だと思える人を見つけたんだ」

日向「……」

狛枝「……けどね、ボクの臆病さが原因でその人を傷付けてしまって、やっぱりその人の事を諦めようとも思ったんだけれど」

狛枝「色々な人の協力をもらって、やっとその人ときちんと向き合おうと思った、向き合えると思った……その時に」

狛枝「全部が最初からになっちゃったんだ」

狛枝「みんなは何もかも忘れてるのに……知らないのに」

狛枝「ボクだけが、その時の記憶を持ったままで……ね」

狛枝「……」

狛枝「原因はよくわからないんだけれど……」

狛枝「日向クンはこの修学旅行が始まった直後にウサミにやっつけられた変なクマの事、覚えてる?」

日向「ああ……あのシロとクロの?」

狛枝「そう。どうやらアレのせいらしいんだ」

日向「いなくなったんじゃなかったのか!?」

狛枝「どうやら生きてたみたいだよ。ボクのコテージに昨夜やってきた」

狛枝「それで唐突にこの話をしだしたんだよ」

狛枝「ボクが過ごしたその8日間の時間に戻りたければ」

狛枝「ウサミのステッキをそのクマ……モノクマに渡せって」

日向「狛枝はそれを承諾したって事か?」

狛枝「ううん。保留にしてくれって頼んだ」

狛枝「でも、今日の朝ウサミからあのステッキはなんでも出来るんだって聞いて、それで……」

狛枝「……」

狛枝「ボクがこの修学旅行を終える為にはみんなよりもいくつか条件が増えていて」

狛枝「それをクリアしなければ、またそんな風に初めから修学旅行をやり直ししないといけないらしい」

狛枝「他のみんなはやっぱりその記憶を忘れて、ね」

狛枝「そして最悪の場合……強制終了してしまう可能性もあるらしい」

日向「強制終了? どういう意味だ?」

狛枝「詳しくはボクにも把握出来ていないんだけど……」

狛枝「ある人が、ボクの体験した……ボクと一緒に過ごした8日間の記憶を思い出す事があるかもしれないんだって」

狛枝「でも、その人がその記憶をここで取り戻してしまうと」

狛枝「……今度はボクが全部それを忘れてしまうって」

狛枝「それで終わりだ、って」

狛枝「……そういう話らしい」

狛枝「……」

日向「……」

狛枝「ゴメン。色々と一気に話しすぎたよね」

狛枝「ワケがわからないでしょ」

狛枝「ボクだってこれが本当なのかまだ半信半疑だし……」

狛枝「でも、みんなと過ごした記憶があるのは本当に本当なんだ」

日向「……」

日向「狛枝」

日向「俺は……」



日向は狛枝の話を


00~49 信じる
50~99 信じない


直後コンマ判定


日向「……」

日向「俺にはやっぱりそんな話は信じられない」

狛枝「……」

狛枝「日向クンの持つそのボクの希望のカケラが、ボクが記憶している8日間の中で得た物だ、って言っても?」

日向「……!?」

狛枝「これを見てよ」


ボクは自分の電子生徒手帳を日向クンがしたのと同様に彼へと見せた。


日向「狛枝のところにも俺の希望のカケラが3つ……!?」

日向「それに、小泉や西園寺、九頭龍も既に2つ埋まってるし……」

日向「罪木に至っては全部集まってるじゃないか……!」

狛枝「九頭龍クンの分はさっき手に入れたものなんだけどね」

狛枝「でも、小泉さんと西園寺さん……それに」

狛枝「罪木さんの分は、ボクがさっき言った8日間の中で得た物だよ。日向クン同様にね」

日向「……」

日向「そんな……そんな事って……」


日向クンはやはりとても混乱しているようだ。

……無理もない。

こんな話、突然されても誰だってこんな反応をする筈だ。

やはり、早まりすぎたのだろうか……。


日向「……」

日向「狛枝」

狛枝「何?」

日向「この話が本当だったと仮定して話す」

狛枝「仮定しなくても、本当の事だよ」

日向「……とにかく、俺の質問に答えてくれ」

狛枝「……」

狛枝「うん」

日向「狛枝がその8日間の中で巡り合った大切な人っていうのは……もしかして」

日向「罪木の事か?」

狛枝「……」



1、……そうだよ。
2、さあね。


安価↓

狛枝「……そうだよ」

狛枝「ボクはあの時、この公園で日向クンに背中を押してもらってようやく」

狛枝「罪木さんと正面から向き合う覚悟が持てたんだ」

狛枝「それなのに……」

狛枝「っ……」

日向「俺が……?」

日向「……」

日向「それじゃあ、その記憶を取り戻すかもしれないある人ってのも……罪木の事か」

狛枝「どうしてそう思うの?」

日向「とりあえず、こんな話を俺にしてる時点で俺の事じゃないってのは確定だろ?」

日向「もしそうだとしたら、こんな記憶を取り戻す恐れがあるような事、する筈はない」

狛枝「……」

日向「そうなると、希望のカケラが全部集まっている……多分、狛枝と一番親しかったんだと思われる罪木が妥当なとこだと思っただけだ」

日向「つまりこれは……」

日向「ここでまた狛枝が罪木と親しくなれたとしても、罪木が以前の事まで全部思い出してしまったら」

日向「……狛枝は詰み、って事なのか」

狛枝「そういう事……だね」

日向「……」

日向「だから、狛枝は」

日向「罪木の元に帰りたいって」

日向「そういう事を言ってるんだな?」



1、帰りたい
2、どうしたらいいのかわからない


安価↓

狛枝「……」

狛枝「正直なところ」

狛枝「本当はどうしたらいいのかわからないんだ」

狛枝「あの日に帰れたとしても……罪木さんに許してもらえるのかどうか」

狛枝「その自信もないし」

狛枝「でも、罪木さんとのあの思い出を」

狛枝「無かった事にしたくもないんだ」

狛枝「……これってワガママなのかな」

日向「……」

日向「そんな事はないと思うぞ」

日向「それって……それだけ狛枝が罪木の事が好きなんだって言う事だろ」

狛枝「……好き?」

狛枝「ボクが?」

日向「そうだよ」

狛枝「……」

狛枝「ボクは……」



1、罪木さんが好きだ。
2、そんな事を言える資格はまだ持っていない


安価↓から先に3票集まった方


狛枝「そんな事言える資格はまだ持っていない」

狛枝「日向クンの前で言ったってしょうがないしね」

狛枝「……でも」

狛枝(何時か言える日が来るんだろうか……?)

狛枝(けど、その為には……)

日向「とりあえず言っておくけど」

日向「俺にはウサミのステッキがどうこういう件については……協力出来ない」

日向「俺もまだ混乱してるし、狛枝の言う事が本当なんだとしても」

日向「そうする事で何か別の危機に陥る可能性だってあるんじゃないのか?」

日向「モノクマとかってヤツにそのステッキを渡したら……」

日向「お前も、罪木も……ここにいる俺たち全員、大きな危険に襲われるかもしれない」

日向「だって、なんでも出来るステッキだって話なんだろ?」

狛枝「……そうだよね」

日向「……」

日向「でもな」

日向「狛枝が罪木の事を真剣に考えているんだってのは伝わったから」

日向「その事については協力は惜しまないぞ」

日向「とりあえずは……そうだな」

日向「さっきも言いかけたけど、罪木がお前に話があるみたいだったんだ」

日向「多分、俺が感じた疑問に罪木も気付いたのかもしれない」

日向「……けどな」

日向「俺は今、お前は罪木に会いに行くべきだと……そう思う」

日向「行って来いよ、狛枝」



1、罪木に会いに行く
2、今はまだ、会う勇気が持てない


↓から先に3票集まった方

狛枝「……」

日向「狛枝」

狛枝「……わかったよ」

狛枝「行ってくる」

日向「ああ、俺の事は構わず行って来い」

日向「じゃあな」

狛枝「……」

狛枝「日向クン!」

日向「なんだよ」

狛枝「……」

狛枝「ゴメン、なんでもない!」


ボクはそれだけ告げて、日向クンのいるところから走り出した。


日向「……狛枝!」

日向「頑張れよ!」


少し遠くで耳にした日向クンの叫ぶ声は……あの時公園で聞いた声とまったく同じだった。



*日向くんと仲良くなりました。

*日向くんの好感度が、どうでもいい→顔見知りになりました。



……

息を切らせながら、ボクは罪木さんのコテージの前で立っていた。

もう戻っているのだろうか?

とりあえずインターホンを……と、みっともなく僅かに震えている指先を伸ばした。

その時……



罪木「……狛枝さん?」

狛枝「!」


ボクの背後から聞こえてきた。

彼女の、声が。

恐る恐るゆっくり振り返ってみると、そこにはやっぱり罪木さんの姿があって。

こうやって元気な姿をこの目で見るのは久しぶりのような気がして、思わず泣きそうになってしまったのを必死で堪えた。


罪木「あ、あのぅ、私にご用……ですか」

狛枝「……」

罪木「すっ、すみませぇん! そんな筈ないですよね!? たまたまこんな場所に立ってただけですよね!?」

罪木「勘違いしてごめんなさぁい!」

狛枝「いや、勘違いじゃないよ」

狛枝「罪木さんに会いに来たんだ」

罪木「えっ」

罪木「……あの、それって」

罪木「そ、それじゃあやっぱり……これの事について……なんでしょうか」


罪木さんは自分の電子生徒手帳を恐る恐るボクの前に持ってきて見せた。


罪木「あの……どうしてこんな事になってるのか……わからないんですけど」

罪木「けど……」

罪木「っ……ご、ごめんなさぁい!」

罪木「私、狛枝さんの友達でもなんでもないのに……こんな……っ」

罪木「だから狛枝さんは不愉快で文句を言いに来たんですよね!?」

罪木「ごめんなさい、ごめんなさぁい……」

狛枝「……」


罪木さんはボクの知ってる罪木さんのままの姿のように見えたけど

友達でもなんでもない

……彼女の言うその言葉に、僅かに胸が疼いたのが解った。



1、……酷い事を言うんだね。
2、そういう罪木さんはどうなの?
3、その他(自由にどうぞ)


安価↓~5までコンマが一番大きいもの

狛枝「……」

狛枝「当たり前でしょ?」

罪木「!」

狛枝「もう一生君には会いたくないよ、じゃあね」


次の瞬間、口から出ていたのは……今まで思った事もないような言葉だった。

あれ……?

ボクはなんでこんなに怒ってるんだ?

やっと罪木さんに会えたのに。

こうして話が出来てるのに……。

さっきまでの気持ちは何処へ行っちゃったんだ?

……あ……れ……?


罪木「や、やっぱりそうですよね……」

罪木「どうすればいいですかぁ!?」

罪木「えっと……えーと……」

罪木「ぬ、脱げば許して貰えますかぁ!? そうなんですかぁ!?」

狛枝「……」

狛枝(……また……それなのか……)



1、……そうだね、脱いでみせてよ
2、とりあえず黙ろうか


安価下~5で多いもの

狛枝「とりあえず黙ろうか」

罪木「ッ……」


罪木さんは口を閉じた。

多分、息も吸ってないんだと思う。

体を震わせ目に涙を溜めながら、ボクからの次の仕打ちを待って震えていた。


狛枝「……」

狛枝「ここ、開けて」


ボクは罪木さんのコテージの扉を指さす。


罪木「……!」


罪木さんは慌てて鍵を開け、その瞬間ボクはすかさず扉を開いて罪木さんを中へ押し込み一緒に入って内側から鍵をかけた。

勢い余ったボクの行動はボク自身にも制御がきかなくなって……

罪木さんをベッドの方へと強く突き飛ばしていた。


罪木「きゃっ……!」


罪木さんは小さく悲鳴をあげてベッドの上にちょうど座るような形になる。

ボクはそこへ一歩一歩ゆっくりと進んでいく。


罪木「あのっ……」

狛枝「黙れってさっき言ったよね」

罪木「!」

狛枝「……それともボクに黙らせて欲しい?」


ボクは罪木さんのところまでくると



1、罪木の体をベッドに押しつけた
2、罪木の顎を指で持ち上げた


安価下~5コンマが大きいレス

ボクはベッドに罪木さんの体を押し付けた。

そして、彼女を跨ぐようにしてベッドに乗り上がる。


狛枝「……あのさ、ああいう度に脱ぐとか脱がないとか、そういう事誰の前でも言ってるの?」

罪木「……」

狛枝「そんな事してどうなると思ってるの?」

罪木「……」

狛枝「誰でもいいワケ?」

罪木「……」

狛枝「ねぇ、聞いてる? ……ああ、そうか。黙れって言ったのちゃんと守ってるんだね。じゃあ、もう何も答えなくていいよ」

狛枝「……」

狛枝「……あのさ、誰でもいいならさ」















狛枝「ボクだって良いよね?」


とりあえずもう限界なので寝ます。ねみぃ……

とりあえずオマエラがコイツラに何を求めているのかボクにはもうわからないよ!(混乱)

どうなるのかはもう安価次第じゃないのかな、これ……

おやすみなさい

罪木さんは律儀にボクの言う事をずっと守り続けている。

涙を浮かべて青ざめた顔を見せながらも、けして泣き声は上げない。

潤んだ瞳は何処を見たらいいのか解らないようで……ボクの方へ向けられる事だけは絶対に無かった。

……頷く事も、首を横に振る事もなかった。


「……ねえ」


1、こっちを見てよ
2、ボクか怖い?



安価下~3までで多い方




今回は自由安価多めにしてゆっくりじっくりいきましょうかねぇ……とりあえず選択から

狛枝「ボクが怖い?」

罪木「っ……」


罪木さんはギュッと目を閉じて小さく体を震わせていた。

それが明白な答えだと思った。


狛枝「……そう」

狛枝「……」

狛枝「なんでボクが罪木さんにこんな事してるか解ってる?」

狛枝「なんでボクが怒ってるのか解ってる?」

狛枝「ボクが……」

狛枝「罪木さんを本当はどう思ってるのか解ってる?」

狛枝「……解る筈がないよね」

狛枝「友達でもなんでもないんだから」

狛枝「……友達は友達にこんな事しないものね」

罪木「……ふぇ……ッ」


罪木さんの閉じた瞳から涙が溢れ出すのが見えた。


狛枝「……」

狛枝「泣いてもダメだよ」

狛枝「ボクはこれからもっと……」

狛枝「友達だったらしない事を罪木さんにするかもしれないんだから」



どうする?


下~5 まで自由に書いてください。

その後、下6からその中でどれがいいか選んでください

一番先に3票集まったので決定


(ぱちーん)




(ぴょーん)


モノクマ「話をしよう」

狛枝「!?」


急に聞こえた声と現れたその姿に驚いて、ボクは視線を罪木さんからそれへと向けた。


モノクマ「うぷぷ、おたのしみのところスミマセンねえ」

モノクマ「ちょっと狛枝クンに急用があってさ」

狛枝「ッ……」

モノクマ「何もこんな時に、って顔しないでよ!」

モノクマ「罪木さんにする、『友達だったらしない事』ってのがなんなのかボクも気にはなるけどさあ」

狛枝(まずい……モノクマの事、罪木さんにどう説明したら……)

モノクマ「あ、もしかして罪木さんの事気にしてる?」

モノクマ「大丈夫だよ! 今、ちょっとだけ時間を止めてるからね!」

モノクマ「この会話はボクと狛枝クンにしか聞こえてないよ」

狛枝「……」

狛枝「は?」

狛枝「時間を止めてるって……」

モノクマ「いいから、罪木さんの方を見てみなよ!」

モノクマに言われてボクは再度罪木さんの方へと視線を落とした。

罪木さんはきつく目を閉じたままだが、よく見ると体の小さな震えは止まっていて、それどころか……呼吸音までしていなかった。


狛枝「罪木さん!?」


頬を軽く叩いてみてもぴくりとも反応を示さない。

これじゃあ……本当に……


モノクマ「ね? だから安心してボクたちだけで積もる話が出来るよ」

モノクマ「そんなに長くは無理だけどね。だからさっさと終わらせようよ」

モノクマ「狛枝クンだってその方が良いでしょ? おあずけ状態にさせちゃって、ゴメンよ! うぷぷぷ」

狛枝「……積もる話って、何?」


ボクは罪木さんの上から退いて、ベッドに腰掛けモノクマと向き合った。

そしてモノクマの笑い声がぴたりとやんだ。

モノクマ「あのさあ、どういうつもり?」

狛枝「何が?」

モノクマ「すぐに呼んでくれていいってボク言ったじゃーん!」

狛枝「……え?」

モノクマ「だからさあ」

モノクマ「どうしてボクを先に呼ばないで日向クンに相談なんかしちゃうんだよ」

狛枝「……!」

狛枝(日向クンに話した事がバレてる……!?)

モノクマ「というワケで、ここでまた聞くけど」

モノクマ「日向クンにステッキを奪う手伝いを頼んだって事は……」

モノクマ「狛枝クンの答えは出たって、そういう事なんだね?」



なんて答える?


↓~3 自由にどうぞ

その後、↓4からその中でどれがいいか選んでください

一番先に3票集まったので決定

狛枝「……」

狛枝「へえ……」

狛枝「つまり初期化がバレたり罪木さんが思い出すのはモノクマにとって都合が悪いんだ?」

モノクマ「……」

モノクマ「質問を他の質問で返さないでよね!」

モノクマ「でも……そうだね……」

モノクマ「……」

狛枝「図星かな」

モノクマ「……」

モノクマ「…………」

モノクマ「…………うぷ」

モノクマ「うぷ、うぷぷぷ」

モノクマ「うぷぷぷぷ。うぷぷぷぷ。うぷぷぷぷ。うぷぷぷぷ」

狛枝「……何がおかしいんだよ」

モノクマ「キミの方こそクマの首取ったような顔しちゃってさ!」

モノクマ「ボクは別に」

モノクマ「クラスのみんなには内緒だよ★」

モノクマ「なんて言ってないんだから、狛枝クンが誰かにそれを言ったって構わないんだよ?」

モノクマ「信じない人が多いだろうけどね」

モノクマ「日向クンのようにさ」

狛枝「……」

モノクマ「それに、都合が悪いならまた消しちゃえばいいワケだしね」

狛枝「……えっ」

狛枝「消すって」

狛枝「何を」

モノクマ「記憶だよ。キ・オ・ク」

モノクマ「個別にそういう設定も随時行えるって事だよ!」

狛枝「……!?」

モノクマ「でもまさか狛枝クンがこんな段階で誰かの力を借りようとするなんて思わなくてね」

モノクマ「ちょっとビックリしちゃった!」

モノクマ「もしかして、今回はみんな割と友好的なモンだからつい調子に乗っちゃった?」

モノクマ「うぷぷ、ぼっちのコミュ障はこれだからもう……」

モノクマ「……」

モノクマ「あのさあ、ボクが問題にしてるのはそんな事じゃないんだよね」

モノクマ「ボクはただ、ウサミのステッキが欲しいって言ってるだけなんだよ!」

モノクマ「それなのにさ、奪ってくる決断も出来ていないのに、誰かに相談して挙句断られるとかさ」

モノクマ「そんなの何回も繰り返されたら初期化がバレるのがどうこうとかなんかより、よっぽど困るっつーの!」

モノクマ「それだけ奪いにくくなっちゃうでしょ!?」

モノクマ「だからね」

モノクマ「ひとつルールを追加しにきました」

モノクマ「狛枝クンがボクが話した事を誰かに話すのは自由です」

モノクマ「ですが」

モノクマ「ウサミのステッキ強奪の件に限っては……」

モノクマ「もしも、協力者を求める場合」

モノクマ「まずは狛枝クンにその意思があり」

モノクマ「かつ、話す相手が狛枝クンのその目的に対して協力的な態度を示してくれる人でなくてはなりません」

狛枝「そうでない場合は……どうなるの」

モノクマ「もし、狛枝クンにその意思があっても、話した相手がそれを拒否した場合」

モノクマ「その相手の記憶を消し」

モノクマ「その人物の集めた希望のカケラを没収する事とします」

狛枝「なっ……!?」

モノクマ「……」

モノクマ「はい。では、ここまでで何か質問ある?」


↓~3まで自由に

狛枝「そもそも『ここは』どこ?」

モノクマ「へ? ジャバウォック島でしょ?」

狛枝「そういう意味じゃなくてさ」

モノクマ「……」

狛枝「……」

モノクマ「その質問はボクよりウサミに聞く方がいいんじゃない?」

モノクマ「きっと答えてくれないだろうけどね」

狛枝「……」

狛枝「……じゃあさ」

狛枝「なんでそんなにステッキが欲しいの?」

狛枝「お前の目的は?」

モノクマ「ボクの目的? ……それはね」

モノクマ「ゼツボウ」

モノクマ「それだけだよ」

モノクマ「ボクが求めるものの為にはウサミのステッキが必要……ううん」

モノクマ「邪魔なんだ」

モノクマ「だから本当は直ぐにでも破壊したいところなんだけれど……」

モノクマ「狛枝クンには申し訳ない事をしたからね」

モノクマ「ぶっ壊しちゃう前に、キミの願いを叶えてあげようと思ってこの話を持ちかけたワケ!」

モノクマ「うぷぷぷ、ボクって親切~」

モノクマ「あー、そうそう」

モノクマ「狛枝クンは勘違いしてるのかもしれないけど……」

モノクマ「本当はキミの力なんか借りなくても、ウサミのステッキをどうにかするなんて容易い事なんだよ?」

モノクマ「この間やられたのだってわざとだし」

モノクマ「ま、負け惜しみなんかじゃ、ないんだからねっ!」

モノクマ「……とにかくさ」

モノクマ「ボクの気が変わらないうちに、奪ってくるならさっさと奪ってきちゃってよ!」

モノクマ「そうしたらご褒美あげるよって、そういう話なんだよ、コレは」

モノクマ「それで結局」

モノクマ「まだキミの答えを聞かせてもらっていないんだけど?」

モノクマ「どうなの?」



なんて答える?


↓~5 自由にどうぞ

その後、6↓からその中でどれがいいか選んでください

一番先に3票集まったので決定

狛枝「……」

狛枝「だが断る」

狛枝「この狛枝凪斗が最も好きな事のひとつは自分で強いと思ってるやつに「NO」と断ってやる事だ」

モノクマ「うわー、マンガやアニメやゲームのセリフを自身ありげに堂々と人前で真似して言っちゃう人ってイタイよねー」

狛枝「あ、バレてた? でもさ、人の事言えないでしょ」

モノクマ「ボクは人じゃないからいいんです! クマなんだからね!」

モノクマ「……って、誤魔化そうとしても無駄だよ! 無駄無駄無駄無駄ァッ!」

狛枝「別に誤魔化そうとしているワケじゃないよ」

狛枝「ボクの答えは……NOだよ」

狛枝「ボクが絶望の為になるような事、すると思うの?」

モノクマ「……」

モノクマ「え? ゼツボウ?」

モノクマ「え? え? 何言ってるの?」

狛枝「……」

狛枝「キミこそ何言ってるの? さっき自分で言ったんじゃないか」

狛枝「キミが望んでいるのは絶望……それだけだって」

モノクマ「うん、そうだよ」

モノクマ「でもさ」

モノクマ「ボクが望むゼツボウが」

モノクマ「狛枝クンにとってもゼツボウになるとは限らないでしょ?」

狛枝「……本当に何を言ってるのかわからないんだけど」

モノクマ「ちょっと考えてみなよ」

モノクマ「もし、狛枝クンがあのステッキの力を使って、あの時に戻るとするじゃない?」

モノクマ「それってさ……」

モノクマ「今、ここにいる他の人たちには関係のない事でしょ?」

モノクマ「だからさ……ボクに協力する事で、ここにいる他の人たちが」

モノクマ「モチロン、そこにいる罪木さんも含めて……ゼツボウに染まったとしても」

モノクマ「ここから抜け出す狛枝クンには関係のない事じゃん!」

モノクマ「むしろこれはさ……」

モノクマ「ここにいる人達のゼツボウをキミが踏み台にして、キミが望むキボウを手に入れる為の行為だとボクは思うんだけど……」

モノクマ「ちがうのかな?」

モノクマ「……解ってるの?」

モノクマ「ここにいる罪木さんと、狛枝クンの記憶の中にいる罪木さんは」

モノクマ「姿形、声なんかは一緒でも……別人なんだよ?」

モノクマ「狛枝クンは、狛枝クンの知っている罪木さんのところに帰りたくはないの?」

モノクマ「本当に本当に会いたくないの?」

狛枝「……」



↓~5 自由にどうぞ

その後、6↓からその中でどれがいいか選んでください

一番先に3票集まったので決定

狛枝「誰かを踏み台にしてまで希望を手に入れようとは思わないよ」

狛枝「ここにいるみんなが超高校級の希望であるみんななら尚更ね」

狛枝「希望のための踏み台になるのはボクひとりで十分なのさ」

モノクマ「……」

モノクマ「ふーん」

モノクマ「少し人が変わったかと思ったら……全然そうでも無かったんだね」

モノクマ「狛枝クンの答えはわかったよ」

モノクマ「でもやっぱり気が変わったなら何時でも呼んでね!」

モノクマ「だからさっきの追加ルールも忘れないでよね」

モノクマ「今回は特別に日向クンについては免除してあげるけど……」

モノクマ「今後協力する気がもし起きたのならちゃんと守ってよね」

モノクマ「それから……」

モノクマ「狛枝クンに最後までボクに協力する意思がなくて、きちんと課題をクリアして修学旅行最終日を迎えられる事が確定した場合」

モノクマ「ボクはその前日にウサミのステッキを奪いにいくからね」

モノクマ「その時は旅行延長になるからヨロシク!」

モノクマ「うぷぷぷ……お喋りしすぎたかな。ボクはもう行くよ」

モノクマ「あ、無防備な罪木さんに何かするなら今がチャンスだよ!」

モノクマ「あと5秒くらいで時が動き出すけどね!」

モノクマ「じゃあ、まったねー」


(ぱちーん)



(ぴょーん)

狛枝「……」

狛枝(やっと行ったか……)

罪木「……」

罪木「……?」

罪木「……えっ、あれ……?」

狛枝「!」

罪木「私、どうなって……」

罪木「さっきまで……狛枝さんが上に……」

狛枝「……」

狛枝「おはよう、罪木さん」

罪木「ふぇっ……!? あ、あああのっ……私……」

狛枝「どうかしたの? 寝ぼけてる?」

罪木「……え、寝ぼけ……?」

狛枝「コテージの前で急に倒れたからビックリしたよ。もう平気?」

罪木「倒れた……? えっ?」

罪木「で、でも……」

狛枝「……」

狛枝「……何か悪い夢でも見てたのかな?」

罪木「いえ、その……」

罪木「……」

狛枝「……」

狛枝(……おかげで、気は確かになったけどね)



もう少し罪木と一緒にいる?


1、いる
2、帰る


安価↓~3 多い方

狛枝(……)

狛枝(このまま帰るのは……やっぱり勿体ないよね)

狛枝(なんとか誤魔化せそうだし、今度こそ馬鹿な事をしないように……)

罪木「……あの、狛枝さん」

狛枝「ん」

狛枝「何かな?」

罪木「狛枝さんがここまで運んで来てくれたって事ですか?」

罪木「あ、ありがとうございますぅ……重くなかったですか?」

狛枝「そんな事ないよ。気にしないで」

罪木「は、はい……」

罪木「……」


罪木さんは元気がない……というより、さっきまでの事が本当に夢だったのかどうかと悩んで少し混乱している様子だった。


どうする?


1、落ち着くまでもう少し横になっているよう促す。
2、何も無かったから安心してと声をかける。
3、無意識に罪木の手を取る。


安価↓から先に3票集まったもの

2

狛枝「……」


まだ横になって考え込んでいる様子を見せる罪木さんを眺めているうちに

彼女のその手を……ボクは無意識のうちに取っていたらしい。


罪木「えっ」

狛枝「!」


それに自分で気付いたのと罪木さんが驚いたように小さく声を上げたのは同時だった。


狛枝「ご、ごめん!」


理由もなくこんな事をしてしまい、罪木さんに気味悪がられたらと思うとボクはその手をすぐ離してしまった。

でも……。


罪木「あ……」

罪木「……」


思い違いだったらとても恥ずかしいけれど、何故だか罪木さんがそれに対して名残惜しそうな様子を見せていたような気がした。

先程までボクが触れていたその手を、僅かにボクの方へと伸ばして……


ボクは、少しの間それを見つめて……



直後コンマ判定


00~49 もう一度罪木の手を取った
50~99 今度は罪木の指と自分の指を絡ませるようにして手を握った

ボクは、少しの間それを見つめてさっきと同じように罪木さんの手を取った。


罪木「っ……!」


罪木さんはまた驚いたような表情を浮かべたけれど、抵抗する素振りは見せなかった。


狛枝「……」

狛枝「ごめんね。突然こんな事して」

狛枝「本当にごめん」

狛枝「でも……」

罪木「いっ、いえ、あの……」

罪木「……」

罪木「嫌では、無いので……」

罪木「……」

罪木「なんだか不思議な気分です」

罪木「狛枝さんとこうして触れ合ってると……落ち着くというか……」

罪木「今までこんな事してくれる人なんていなかったのに、なんだかとても」

罪木「懐かしいような……」

罪木「……ずっと、こうしていたい……ような」

狛枝「……!」

罪木「あっ、ご、ごめんなさいっ……変な事言っちゃって……!」

罪木「よりによって私からそんな事言われるなんて、気持ち悪いですよね……っ」

罪木「……でも……」

狛枝「……」



1、気持ち悪くなんかないよ
2、……もう少しこのままでもいい?
3、無言のまましっかりと手を握り直す


安価下

狛枝「気持ち悪くなんかないよ」

狛枝「……もう少しこのままでもいい?」

罪木「は、……はい」

罪木「……私も……このままが……」

罪木「……」


罪木さんは頬を紅潮させ弱々しくだがボクの手を握り返した。

そして少ししてからようやく体を起こしてボクと向き合った。


罪木「あっ、あのっ……!」

狛枝「?」

罪木「ついでだから、その……もっと変な事……言っちゃってもいいですか?」

狛枝「……」

狛枝「何かな?」

罪木「……」

罪木「何処からが夢だったのかよくわからないので、どうしてこんな事言うんだって狛枝さんは思うかもしれないけど……」

狛枝「いいから言ってみよ」

罪木「は、はい!」

罪木「えっと、あのっ、今からでもいいので……」

罪木「私と、……っ」

罪木「お、お友達になってくださいっ!」

狛枝「……えっ」

罪木「……」

狛枝「……」

罪木「……や、やっぱり嫌ですかっ!? 嫌でしたよね!?」

罪木「調子に乗ってごめんなさぁい!」

狛枝「罪木さん」



なんて答える?


↓~5まで好きに書いてください
その後、↓6から先に3票集まったもの

狛枝「ありがとう」

狛枝「ボクもキミにずっとそう言いたかった」

罪木「……!」

狛枝「でも……」

狛枝「……」

罪木「こ、狛枝さ……」

罪木「……?」

狛枝「……」

狛枝「先越されちゃったね」

罪木「……」

罪木「……あの、狛枝さん」

狛枝「ん?」

罪木「も、もしかして……私がさっきまで見ていた夢って」

罪木「やっぱり夢じゃないんじゃないですか……?」



1、誤魔化す
2、正直にきちんと謝る


安価↓

狛枝「……」

狛枝「罪木さんが何を言ってるのか……どんな夢を見ていたのかは知らないけど」

狛枝「気のせいだよ」

罪木「で、でも……」

狛枝「起きた時、とても怯えたようにボクを見てたけど」

狛枝「夢の中でボクが罪木さんにとんでもない事をしちゃったみたいだね」

狛枝「怖がらせてごめん」

罪木「いっ、いえ、そんな事は!」

罪木「……」

罪木「夢ならそれでいいんですけど……怖い、というか」

罪木「すごく悲しい夢だったので……」

狛枝「……悲しい?」

罪木「えっと……元はと言えば私が最初に言ったからなんですけど」

罪木「狛枝さんに、私とは友達でもなんでもないって言われて」

狛枝「……」

罪木「そんなの当たり前の筈なのに、それを狛枝さん自身の口から言われるのは……とても」

罪木「とても、悲しくて……っ」


罪木さんは目に涙を溜めて泣き出してしまうのを必死で堪えているようだった。



1、悪い夢なんだから気にしなくていい
2、ボクも罪木さんにそんな事を言われるのは嫌だ
3、その他


安価↓2

……ごめんね(嫌いにならないって、約束したのに)

oh……

狛枝「……」

狛枝「しょうがないでしょ」

狛枝「それが本心だもの」

罪木「えッ……!?」

罪木「……」

罪木「じゃ、じゃあやっぱり……私と友達ではいたくないんですね……」

罪木「……そう……ですよね……」

罪木「……ごめんなさい」


罪木さんは完全に俯いてしまいボクの手を握っている力を緩めた。


狛枝「……うん」

狛枝「本当はね」

狛枝「友達は、嫌なんだ」

狛枝「ボク、は……」

狛枝「ボクは……!


この先を言っちゃう?


1、言っちゃう
2、言っちゃわない


安価↓~5 多い方

希望は前に進むんだ(ネットリ)

狛枝「……ボクは」

狛枝「罪木さんのことが」

狛枝「好きだ」

罪木「……え」

罪木「で、でも今、友達なんかじゃないって言うのが本心だって」

罪木「え……えっ……?」

狛枝「だから」

狛枝「本当は友達じゃなくて」

狛枝「それを越えて」

狛枝「その先の関係になりたいって」

狛枝「そう言ってるんだよ」

罪木「っ……!」

狛枝「……」

狛枝「罪木さんにとっては、出会って間もないボクが何を言ってるんだって思うんだろうけど……」

狛枝「ボクは……」

狛枝「……」

狛枝「今すぐ返事が欲しいとかそういうワケじゃないんだ」

狛枝「ただ、ボクは罪木さんをそういう目で見てるんだって事だけは覚えていて欲しい」

狛枝「だから、それでもいいのなら」

狛枝「まずは友達から始めよう」

狛枝「……それでもし、罪木さんがボクとそういう関係になってもいいって思えた時は」

狛枝「きちんと答えを聞かせて欲しいんだ」

狛枝「……どうかな?」



罪木からの反応は?

直後コンマ判定


00~49 ある
50~99 ない


絶棒

罪木「……」

罪木「え……っ」

罪木「あのっ、私、あのっ……!」


罪木さんはハッとなると暗かった表情から一転、顔を赤くしながら慌てふためていた。


罪木「で、でででも私っ、狛枝さんがそんな風に思ってくれるような人間では……」

狛枝「そんな事ないよ」

狛枝「それとも、ボクにそう思われるのは……嫌かな?」

罪木「い、嫌じゃありませんっ!」

狛枝「!」

罪木「あ……」

罪木「……」

罪木「で、でも……狛枝さんの事、まだ知らない事だらけなので……その……」

罪木「お友達から……なら……」

狛枝「……うん」

狛枝「でもね、罪木さん」

狛枝「さっきも言ったけど、ボクは罪木さんの事もう友達として見てる訳じゃないから」

狛枝「一緒にいると突然こんな事しちゃうかもしれないよ?」


直後コンマ判定


00~24 もう片方の腕で抱き寄せる
25~49 額にキス
50~74 頬にキス
75~99 耳にキス


ただしゾロ目で……?

希望!

これは希望

ボクは素早く紅潮している罪木さんの頬へと唇を寄せた。


罪木「ひゃうっ!」

狛枝「わかった?」

罪木「……」

狛枝「返事は?」

罪木「は、はい」

罪木「……ふゆぅ」

狛枝「よろしくね」

罪木「え、えっと……」

罪木「ふつつかものですが……よろしくお願いしますぅ……」

狛枝「なんだかお嫁さんにくるみたいだね」

罪木「ふぇっ!?」

狛枝「冗談だよ」

狛枝「……」

狛枝(うーん……どうしようかな)



ここで明日おでかけに行く約束でもしちゃう?


1、遊びに誘う
2、明日また考える
3、他に何かあれば


安価↓

狛枝「ねえ、罪木さん」

狛枝「友達になった記念にどこか遊びに行こうか」

狛枝「今日はもう時間がないから明日にでもさ」

罪木「えっ……は、はい!」

罪木「私でよければ……」

狛枝「じゃあ、約束」


そう言ってボクは小指を罪木さんの前に出した。

一瞬遅れてその意味を理解した彼女は、おずおずとしながらもボクの小指に小指を絡ませる。

けど……


罪木「……あれ」

狛枝「どうしたの?」

罪木「あっ……いえ」

罪木「……以前にも狛枝さんとこんな風にして何か約束したかなぁって」

狛枝「!」

罪木「そんな事ないですよね……何言ってるんだろ、私……」

狛枝「……」



1、気のせいじゃない
2、黙っている


安価↓

狛枝「……」

狛枝「とにかくこれで約束したからね」

狛枝「忘れたら嫌だよ?」

罪木「はっ……はい! もちろんですぅ!」

狛枝「よかった」

狛枝「じゃあ、今日はこれで帰ろうかな」

狛枝「もっと一緒にいたい気もするけど、明日があるからね」

狛枝「迎えに行くからコテージで待ってて」

狛枝「……おやすみ」

罪木「おやすみなさい」

罪木「また、明日……」


罪木さんに見送られ、彼女のコテージを後にした。

……




狛枝(……危なかった)

狛枝(思わず、気のせいじゃないって……そう言いそうになった)

狛枝(……)


……

狛枝のコテージ


狛枝「1日目終了……か」

狛枝「なんだか色々あった一日だったな」

狛枝「九頭龍クンに見透かされて、日向クンに秘密を打ち明けて、それがモノクマに知られて」

狛枝「罪木さんに告白して……」

狛枝「……」

狛枝「日向クンには資格がないなんて言っておきながら、結局罪木さんに気持ちをぶつけちゃったんだな」

狛枝「とりあえず、友達から……か」

狛枝「そのうち気持ちを抑えきれなくなって、今日みたいに罪木さんに変な事しそうだ……」

狛枝「……でも」

狛枝「明日、楽しみだな」



ぴんぽんぱんぽーん

ウサミ『みなさん夜でちゅよー!』

ウサミ『ゆっくり休んで、また明日もがんばりまちょうね!』

ウサミ『それじゃあ、おやすみなちゃい……』

狛枝「おやすみ……」


【2日目】

一回目の学級目標チェックまであと【4日】

一回目の希望のカケラ回収チェックまであと【4日】(達成まで1つ)



狛枝「朝だね」

狛枝「今日の調子は……」


直後コンマ判定


00~30 シャカリキ
31~99 元気


【判定:シャカリキ】


狛枝「最高に素晴らしいね! 希望に満ち溢れた素晴らしい一日になりそうだ」


※本日は自分がシャカリキ状態なので


1、幸運ポイント25pt使用でコンマ判定により別の誰かをシャカリキ状態に

または

2、幸運ポイント50pt使用で別の誰かを指定してシャカリキ状態に


する事が出来ます。

どうする?


1、25pt使用
2、50pt使用
3、使用しない



安価下


2の場合は、人物も指定してください。


1の場合は、そのレスのコンマで人物決定

92~00はボーナスで人物指定可なので、1の場合でも人物指定をしておいてください。


01~07 日向
08~13 田中
14~19 左右田
20~25 十神
26~31 弐大
32~37 花村
38~43 九頭龍
44~49 七海
50~55 終里
56~61 ソニア
62~67 小泉
68~73 西園寺
74~79 罪木
80~85 澪田
86~91 辺古山
92~00 人物指定可

ではポイントの使用はなしで

何をする?


1、採集
2、掃除
3、寝る


安価下

狛枝「今日は掃除班に行こう」

狛枝「一緒に掃除をする人は>>337 >>338 >>339 >>340 だね」


↓のレスのコンマで経験値と取得メダル枚数決定


シャカリキ状態なので
経験値はコンマ×2
メダルはコンマの1桁目×2(0は10枚)

日向

花村

罪木

小泉

ここがコンマか?

>>341
書き方が悪かった。コンマ判定は>>337で行います。


≪採集・掃除フェイズ≫



狛枝「みんな、おはよう」

日向「よっ」

罪木「お、おはようございます。あのっ、今日は一日よろしくお願いしますぅ……」

狛枝「うん。よろしくね」

花村「……おやおやぁ? 今日の狛枝くん、なんだかお肌がツヤツヤじゃない?」

花村「何か良い事でもあったのかなぁ?」

狛枝「そうかもね」

花村「えっ! 何ソレ何ソレ! 何故だか僕のレーダーがビンビンに反応しているんだけど、これは……詳しく聞かせてよ!」

罪木「……」

日向「……」

小泉「もうっ、くだらない事喋ってないでとっとと始めてとっとと終わらせちゃうよ!」

狛枝「そうだね。そうしよっか」

花村「あっ、ちょっと狛枝くん! 狛枝くんってばー!」

掃除中……

日向「なあ、狛枝」コソッ

狛枝「どうしたの?」

日向「……昨日、あれから罪木とどうだった?」

狛枝「ああ、その話?」

狛枝「勢い余って告白しちゃった」

日向「!」

日向「ほ、本当か? 返事は?」

狛枝「お友達から始めましょう、だよ」

日向「そ、そうか……」

狛枝「とりあえず悪い感じではないよ。今日、遊ぶ約束もしてるし」

日向「……」

日向「このまま上手くいくといいな」

狛枝「……そうだね」

小泉「またアンタ達は喋ってるし! 口を動かす暇があるなら手を……って」

小泉「え、すっごいピカピカじゃない!」

狛枝「どうかな?」

小泉「その調子でもっと頑張りなさいよね」

小泉「ここは大丈夫そうだし、アタシはあっちを見に行くか」

狛枝「……」

狛枝「ねえ、日向クン」

日向「?」

狛枝「昨日ボクが話した事だけど、さ」

狛枝「やっぱり信じなくていいよ」

日向「……」

狛枝「それから、誰かに話すもの止めて欲しい」

日向「……わかったよ」

日向「罪木の事以外はな」

狛枝「……」

狛枝「えっ、それって罪木さんの事は誰かに話す気ってことなの!?」

日向「ハハッ、さあな?」

罪木「あのぅ、すみませぇん! こっちも手伝ってもらえませんかぁ?」

日向「ああ、今行く。狛枝がな」

狛枝「ちょっ、日向クン!」


……

*日向くんと花村くんと罪木さんと小泉さんと少し仲良くなりました。

*掃除レベルの経験値を52ptゲットしました(現在LV1:164pt)

*メダルを12枚ゲットしました(現在42枚)

*幸運ポイントを100ptゲットしました(現在:741pt)

……

《自由行動フェイズ》


【本日はみんなの好感度が上がりやすくなっています】

【本日は罪木さんとの約束があります】



※行動する前に、幸運ポイントの使用で自由行動の回数を1回増やすか決定します(現在:741pt)

本日はシャカリキ状態のボーナスで、50-使用するかしないかのレスのコンマ分のポイントが消費するポイントになります(コンマ50以上で消費なし)


どうする?


1、増やす
2、増やさない


安価↓

*行動回数が一回増えました

*消費するポイントはなしです


【2日目】一回目の行動選択


罪木と遊びに行く約束をしていますが、その前に色々と行動が可能です。

どうする?


1、さっそく罪木に会いに行く
2、一緒に過ごす(罪木以外)
3、おでかけチケットで遊びにいく(罪木以外/現在19枚)
4、モノモノヤシーンを回す(現在42枚)


安価は↓~3でコンマが一番大きいもの


1

狛枝(……よし、罪木さんに会いに行こう)


罪木のコテージ


狛枝(おかしいな、なんか緊張してきた。深呼吸しよう)スーハー

狛枝(……)

狛枝(いざ!)


ぴんぽーん


ガチャッ


罪木「……」

狛枝「……」

罪木「……あの、こんにちはぁ」

狛枝「こんにちは……」

罪木「……」

狛枝「……」

狛枝(……あれ、会話が続かない)

狛枝「え……っと」

狛枝「それじゃあ、行こうか」

罪木「は、はい……」

罪木「あの、何処へ行くんですかぁ……?」



安価↓


1、ジャバウォック公園
2、砂浜
3、図書館
4、映画館
5、遊園地
6、軍事施設

罪木さんと一緒に砂浜までやってきた


狛枝「……」

罪木「……」

狛枝(どうしよう、さっきからお互い無言だ……)

狛枝(そりゃそうか)

狛枝(罪木さんはきっといつ襲われるのかとビクビクしてるに違いないよね)


どうする?


1、海を眺めて過ごす
2、浜辺を散歩してみる
3、砂浜で遊ぶ


安価↓

狛枝(……とりあえずこっちがリードしないと)

狛枝「罪木さん、砂浜の方で遊ぼうか」

狛枝「砂で何か作って遊ぼうよ」

罪木「……あ、はい」

罪木「えっと、こういうのってどうやって作るんでしたっけ」

罪木「あ……お水で砂を固めるんですよね」

罪木「じゃあ私、お水汲んできますね」


そう言って、罪木さんは海の方へ向かおうとした。


狛枝「……」


その後ろ姿が、あの日と重なって……


狛枝「待って!」

罪木「!」


気付けばボクは、罪木さんの腕を掴んでいた。


罪木「狛枝さん……?」

狛枝「……あ」

狛枝「えっと」

狛枝「ボクが水汲んでくるから、罪木さんは砂を集めてて」

狛枝「溺れちゃうといけないから……ね」

罪木「え……」


ボクはそれだけ告げて海の方へと駆け出した。


……

罪木「……わぁ、凄いですぅ。お城が出来ちゃいましたぁ!」


罪木さんが眺める横でひたすら砂を固めながら城を作った。


罪木「私、全然お手伝い出来なかったですね、ごめんなさい……」

狛枝「……あ。いやいや、ボクの方こそ一人で楽しんじゃってごめんね」

狛枝「見てるだけじゃつまらなかったでしょ」

罪木「そんな事ないですよぉ。見てるのとても楽しかったです」

罪木「えへへ」


罪木さんは笑いながら砂の城をずっと眺めていた。


罪木「……あの、ごめんなさい」

狛枝「?」

罪木「私、今まで友達がいなかったから、誰かと一緒に遊ぶとか、そういうのやり方わからなくて」

罪木「何を喋っていいのかすらも、私には難しくて」

罪木「だから、私と一緒でもつまらないんじゃないですか……?」



1、一緒にいられるだけで嬉しい
2、ボクも一緒だから
3、これからそういう事に慣れていけばいい


安価下

狛枝「ボクも一緒だから」

狛枝「ボクも誰かとこうやって一緒に遊んだり話したりするのって今まで」

狛枝「……あるには、あったけど」

狛枝「でも、殆ど初心者みたいなものだから」

狛枝「多分、罪木さんの事退屈させちゃう事もあると思うんだけど」

狛枝「その時は言ってね」

罪木「そ、そんな……」

罪木「……あのっ、それじゃあ」

罪木「私、狛枝さんがしたい事出来ればそれだけでいいのでっ」

罪木「今度は、い、一緒に」

罪木「何をしますかっ……!?」

罪木「わ、私に出来る事ならなんでもしますからぁ……!」


どうする?


安価下~3 コンマが一番大きいもの

狛枝「そうだなぁ……じゃあ、今度はもっと凄い砂のお城を作りたいから手伝ってくれないかな?」

罪木「!」

罪木「は、はい! 頑張りますぅ!」

罪木「狛枝さんがさっき作ってた様子を真似てみればいいんですよね?」

狛枝「そうだね。……よし、じゃあやろう」


二人で今作ったのよりも何倍も巨大な砂の城を夢中で作って遊んだ。

……


罪木「で、出来ましたぁ! 出来ましたよ、狛枝さん!」

狛枝「うん。凄いのが出来たね」

罪木「うわぁ……」


全身砂だらけになった罪木さんは目をきらきらと輝かせながら出来上がったそれを見つめていた。


罪木「私と狛枝さんが作ったんですよね、これ」

狛枝「そうだね」

罪木「……」

罪木「いつか崩れてなくなっちゃうのがなんだか寂しいですね……」

狛枝「……そうだね」

罪木「で、でもっ、すごく楽しかったです」

罪木「一緒に遊ぶ相手がいるって、こんなに素敵な事だったんですね……」

罪木「……」

罪木「……あのっ、またこうして遊んでもらえます、よね?」

罪木「私たち、お……お友達……だから……」



1、もしかして、まだ遊び足りない?
2、……どうしてそんなに自信なさげなの?


安価下

狛枝「……どうしてそんなに自信なさげなの?」

罪木「えっ……だって……」

罪木「……」

罪木「やっぱり、狛枝さんがどうして私に優しくしてくれるのか」

罪木「その理由がわからなくて……」

狛枝「……」

罪木「……昨日、狛枝さんが」

罪木「す、好き……って、言ってくれた事も……」

罪木「とても嬉しかったんですけど……その……」

罪木「それも夢だったんじゃないかって」

罪木「……まだ信じられなくて」

罪木「それに、狛枝さんにあまり思い上がった事を言って」

罪木「嫌って欲しくないから……」



1、無言で頬を抓る
2、……そんな事言っちゃう罪木さんは嫌いかもね
3、だったら、どうすれば信じて貰えるのかな?


安価↓

狛枝「だったら、どうすれば信じて貰えるのかな?」

罪木「えっ!? えっと……」

罪木「……」


罪木さんは少し考え込んだ後、右手を控えめに差し出した。


罪木「手、を……」

罪木「……」

狛枝「……」


1、右手で握手する
2、左手の指を絡ませて繋ぐ


安価↓

狛枝「……こう?」


ボクは左手を伸ばすと罪木さんの右手のてのひらと合わせた後、指を絡めた。


罪木「あっ……」

狛枝「これでいいの?」

罪木「……は、はい」

罪木「……っ」

狛枝「!」


すると突然、罪木さんの目から涙が急に溢れ出した。


狛枝「ど、どうしたの? ボク、何かおかしい事したかな?」

罪木「い、いえ……そうじゃなくて……」

罪木「……」

罪木「……嬉しくて。でも涙が……」

罪木「ふえっ……」


罪木さんはボクと手を繋いだまま静かに泣いていた。


どうする?


1、しばらくそのままでじっとしている
2、涙を拭ってあげる
3、頭をそっと撫でる
4、その他(優しくしてあげてね!)


安価↓2

ボクは慌ててもう片方の手でポケットを探り、運よく持っていたハンカチで罪木さんの涙を拭いてあげた。


罪木「っ……!」

狛枝「大丈夫?」

罪木「……は、い」

罪木「ありがとう……ございます」


少ししてから泣きやんだ罪木さんは、ボクのそのハンカチを手に取った。


罪木「あの……狛枝さん」

罪木「このハンカチ、洗って……」

罪木「……」

罪木「……貰っちゃ、ダメですか?」

罪木「今日の、記念に……」


1、あげる
2、だったら、代わりに何か欲しい


安価↓


欲しい物があるなら書いてみればいい……と思うよ。

狛枝「……いいよ。あげる」

罪木「ほ、ほんとですか!?」

狛枝「もちろん。だって、罪木さんが自分からお願いしてきたからね」

狛枝「……もっとワガママ言ったっていいんだよ?」

狛枝「ボクなんかで出来る事なら叶えてあげるから」

罪木「でも……」

狛枝「……そんな事で嫌いになったりしないよ」

罪木「っ……!」

罪木「……」

罪木「あのっ……だったら……」

狛枝「ん?」

罪木「このまま……手を繋いだまま……コテージまで送ってください」



どうする?


1、罪木をコテージに送って別の誰かと自由行動orモノモノヤシーンを回す
2、罪木をコテージに送ってそのまま一緒に過ごす
3、罪木を別のところへ遊びに連れて行く(チケット消費)


↓から先に3票集まったもの


※ここから二回目の自由行動です

狛枝「うん。……行こうか」

罪木「……」


赤くなって俯いたまま黙ってしまった罪木さんをこのままコテージまで送った。

……


罪木のコテージ


罪木「……」

狛枝「……」

罪木「あの……それじゃあ、今日は……」

狛枝「待って」

罪木「!」

狛枝「もう少し一緒にいたいんだけど、ダメかな」

罪木「あ……」

罪木「……」

狛枝「変な事したりしないから」

狛枝「……とは、簡単に約束出来ないけど」

罪木「!?」

狛枝「あ、でも、罪木さんが嫌がる事はしないから」

狛枝「もし、嫌ならちゃんと言ってね」

狛枝「言えなくても態度で示してくれればいいから」

狛枝「……それ以外はOKだと思っちゃうからね」

罪木「っ……」

罪木「……ど、どうぞ」


罪木さんに手を引かれて、彼女のコテージへと一緒に入った。

……


ここで、罪木の手を


1、離す
2、まだ離さない


安価↓

名残惜しくはあったけれど、何時までもそうしている訳にはいかないと思ったので、罪木さんの手を離した。

彼女は一瞬だけその手を見て、慌てて自分の右手を自分の左手で包むようにしてそっぽを向いてしまった。


罪木「あ、あのっ! 何をしましょうか!」

罪木「……って言っても、面白いものなんてないので……その……えっと……」

罪木「あっ、ダーツでもやりますか? 私、的の役にならなれますよ!」

狛枝「……」


罪木さんはボクと二人きりで相当テンパっている様子だ。

どうする?


1、とりあえず座らせて落ち着かせる
2、不意打ちでくすぐる
3、面白いので笑顔のまま無言で見つめてみる


安価↓

狛枝「……」


ボクはそんな罪木さんにそろりそろりと近付いて……


狛枝「えいっ」

罪木「ふぇっ!?」

罪木「なっ、……何するんですかぁっ……ふふっ……くすぐった……っ」

狛枝「またなんだかおかしな事言ってるからさ、こうすればそんな気もおきなくなるんじゃないかなあって」

罪木「やっ、やめてくださいよぉ! あははっ……ふふっ」

罪木「もう言いませんっ! 言いませんからぁっ!」

狛枝「わかった」

罪木「ひゃっ」


くすぐる手を止めると、罪木さんはバランスを崩して床に膝と手をついてしまった。


罪木「……こ、狛枝さん……酷いですぅ……」


顔を赤らめ肩で息をしている罪木さんは、涙目で訴えるようにこちらを見上げた。


狛枝「あはは、ごめんね」

狛枝「でもこれで少し落ち着いたかな?」

罪木「……ふゆぅ」

狛枝「罪木さん?」

罪木「……」

罪木「体……触りましたね……?」

狛枝「えっ」

狛枝「いや、別に、深い意味があった訳じゃ……!」

罪木「……」

狛枝「……」


罪木さんはそのままの姿勢で再びそっぽを向いてしまった。



1、更に謝る
2、そっぽを向いた顔を両手でこちらへ向かせる


安価↓

狛枝「……ごめんっ、本当にごめんってば!」

狛枝「そこまで嫌だったなんて……思わなかったよ」

罪木「……」

罪木「……嫌……というか……」

罪木「は、恥ずかしいので……」

罪木「その……自慢出来るような体でもないし……」

罪木「触っても面白くないんじゃ……」

狛枝「え」

罪木「……あ」

罪木「で、でもっ、そういう遊びだっていうのなら……」

罪木「……」

罪木「お……お返しですぅ!」

狛枝「えっ」

狛枝「……えっ!?」


唐突に罪木さんが襲いかかってきた!


1、避ける
2、避けない


安価↓

ボクが罪木さんにそうしたように、今度は罪木さんがボクをくすぐり始めた。

避けようと思えば出来たのかもしれないけど……ボクはそれを敢えて受ける事にした。


狛枝「ちょっ……罪木さん! そ、そこは……っ」

罪木「人体の弱い部分くらい、私は知ってるんですからぁ……!」

狛枝「あは、あははははははっ、ホント、くすぐった、くすぐったいって!」


立場が逆転し、思わぬ攻撃に床へと身を投げ出したボクを、罪木さんは暫くの間くすぐり続けていた。

……


狛枝「……はぁ……はぁ……」

狛枝「……参りました」

罪木「わ、私だってやろうと思えばこのくらいは出来るんですから……」

罪木「……あっ」

狛枝「え?」

狛枝「……!」


くすぐる手が止まったところで……

ボクはようやく、罪木さんに何時の間にか馬乗りになられていた事に気付いた。

それに今の今まで罪木さん自身も気付かなかったようで。

ボクを見下ろしている罪木さんの顔がみるみると赤くなっていくのが解った。


罪木「ご、ごごごごご、ごめんなさぁいっ!」

罪木「わっ、私こんな事するつもりじゃっ……!」


どうする?


1、起き上がる
2、思わずそのまま罪木の両腕を掴んで捕える

安価↓

ボクは反射的に体を起こした。

でも起こせたのは上半身だけだった。

何故なら……膝の上にまだ罪木さんが乗っていたからだ。


罪木「あ、あのっ……」

狛枝「……」


どうやら罪木さんは体が硬直してしまっているらしい。

きっとボクからお叱りを受けるとか……そんな事を考えているせいのかもしれない。

ボクは……


1、そのまま罪木をじっと見つめた
2、罪木の肩を掴んだ
3、勢い余って罪木を抱き締めた

↓~3まで コンマが大きいレスのもの

ボクはそのまま罪木さんの肩を掴む。

罪木さんはビクッと体を揺らし、こちらを見た。

罪木さんの顔が次第に近付いてくる。

……いや、ボクの方から近付いているんだ。


狛枝「……」

狛枝「ボクは忠告した筈だからね」

狛枝「嫌なら嫌って言って欲しいって。それが無理なら態度で示して欲しいって」

狛枝「……言ったからね」


ギリギリの所まで顔を寄せ囁いた後

……ボクはそのまま罪木さんの唇にそっと口付けた。


直後コンマ判定


00~49 抵抗される
50~99 抵抗されない

罪木さんは一切抵抗しなかった。

そのままボクを受け入れてくれて、どれくらい経ったのかボクにも解らないけど……触れ合った唇はすぐに離れる事は無かった。

……そしてようやく距離を取った時、潤んだ瞳で息を上げている罪木さんの顔がそこにはあった。


罪木「っ……狛枝さん……」

罪木「私……っ」

狛枝「罪木さん」

狛枝「嫌じゃなかった」

狛枝「……って、事でいいんだよね?」

罪木「……」


罪木さんは返事をなかなかしなかった。

ただ、自分の唇に指先を当てているだけで、呼吸は落ち着くどころかどんどん荒くなっているようだった。


罪木「あのっ……私っ……今は」

罪木「今はもう、何も……っ」

罪木「考えられません……」

罪木「あっ、頭の中がっぐちゃぐちゃで」

罪木「これ以上何かされたら……おかしく……なりそう、で……」

罪木「狛枝さんの顔も見れません……っ」


罪木さんは乱れた呼吸の合間に呟いた後、両手で顔を覆い俯いてしまった。


どうする?


下~5 自由に書いてください
後に、下6から先に5票入ったもの

顔を隠して伏せてしまった罪木さんの様子をボクは窺った。

これ以上何かされたら……とか言っていたけど、ボクは別に罪木さんに酷い事をする気はないし、罪木さんのその姿が愛おしく見えたものだから……

自然と笑みがこぼれ、俯いているおかげでまるで差し出されたようになっている彼女の頭を撫でていた。


罪木「っ……」

狛枝「……」

罪木「……は、恥ずかしいですぅ……」

狛枝「……」

罪木「な、何か言ってくださいよぅ……!」


無言の空気が耐えられなくなったのか罪木さんはそう呟いた。



1、好きだよ
2、かわいい
3、……罪木さんの方こそボクに言う事はないのかな?
4、……


安価下

狛枝「……罪木さんの方こそボクに言う事はないのかな?」

罪木「!」

狛枝「……」

罪木「……」

罪木「……私……」

罪木「私、は……」


直後コンマ判定


罪木の様子


00~49 へんじがない
50~99 何か答える

罪木さんは両手を下ろしてやっと少しだけ顔を上げた。


罪木「……」

罪木「……私は、まだ狛枝さんの気持ちにどう答えたらいいのか」

罪木「わかりません」

狛枝「……」

罪木「で、でもっ……狛枝さんからの、さっきの……キスは」

罪木「嫌じゃ、ありませんでした」

罪木「……」

狛枝「……」

狛枝「本当に?」

罪木「……は、はい」

狛枝「無理して言ってない?」

罪木「ほ、本当ですぅ……!」

罪木「……っ」

罪木「……もし」

罪木「もし、狛枝さんが……私の言う事を信じられないって……言うのなら」

罪木「もう一回……しても……」

罪木「……」


罪木さんは潤んだ瞳でこちらをぼんやりと見つめた後、上を向いたまま目を閉じた。


どうする?


1、キスをする
2、やめておく


下~3まで多い方

狛枝「……」

狛枝「一回だけしかダメなの?」

罪木「えっ……」


こちらの問いに小さく驚いたような声を上げ、目を僅かに開いた罪木さんのその唇に、問いの答えを聞く前にボクは強く唇を押し付けていた。


罪木「んっ……」


ギュッと目を閉じた罪木さんは何処か苦しげな声を聞かせていたけれど、構わずにそのままさっきよりも確かな口付けを交わす。

それでも罪木さんは嫌がる様子もなく大人しくボクにされるがままになっていた……。

そうして長い間キスを続けた後、ほんの少し唇を離すと、罪木さんは目を薄く開きまた呼吸を乱しながら呟いた。


罪木「……やっぱり……私、嫌じゃない……です」

罪木「狛枝さんにも……これでわかってもらえましたか……?」



1、わかった
2、わからない


安価下

狛枝「……」

狛枝「うん、わかったよ」

狛枝「罪木さんにキスするのはオッケーって事だね」

罪木「ふぇっ!? オッケーっていうか……あの……」

狛枝「違うの? ……ああ、そういえばさっきの答えはまだ貰ってないんだっけ」

罪木「えっ……?」

狛枝「一回だけしかダメなの? って聞いたよね、ボク」

罪木「っ……!」

罪木「えっと……えっと……」


罪木さんは顔を赤らめながらあたふたしている。



どうする?


1、隙をついてもう一回する
2、自重しておく
3、その先も要求してみる


↓~先に3票集まったもの

狛枝(このままもう一回くらいしたい気もするけど……)

狛枝(……あまりがっつき過ぎるもよくないか)

狛枝(それで嫌われちゃったら嫌だしね)

狛枝「ごめん。気にしなくていいよ」

狛枝「……また今度、ね」

罪木「!」

罪木「……」

罪木「あの……狛枝さんっ」

狛枝「え」


体を離そうとしたその時、不意に罪木さんの顔が近付き

頬に罪木さんの柔らかい唇の感触を覚えて、驚きのあまりボクは目を見開いた。


罪木「……えっと、これは……」

罪木「き、昨日狛枝さんが私にした分の……仕返し……ですぅ」

罪木「狛枝さん、私の事驚かせてばっかりだから」

罪木「その罰……ですよ」

罪木「え、えへへ……へ……」

罪木「っ……」

狛枝「……」


罪木さんは自分からしたくせに、恥ずかしがってまた両手で顔を隠して俯いてしまった。


狛枝(罰ってなんだっけ)



この後の行動(ここから三度目の自由行動)


1、罪木にプレゼントをした後、この場を去って別行動
2、まだ罪木と一緒に過ごす
3、罪木とおでかけ


↓から先に2票集まったもの

安価↓

罪木へのプレゼントは何を渡す?


現在の所持プレゼント

天使の果実、マリンスノー、ラジオゾンデ、星の砂、Mr.ホチキス、草餅

Mrホチキス
原作で喜ぶ奴でいいんだよね?

>>463
Yes


狛枝(流石にこれ以上一緒にいたら本当に変な気起こしそうだ……それこそまずい)

狛枝(名残惜しいけど、今日はこの辺でお暇しよう)

狛枝「罪木さん、今日はもう行くよ」

罪木「!」

罪木「は、はい。今日は、あの……ありがとうございましたぁ」

狛枝「うん。また遊ぼうね」

罪木「は、はいっ……!」

狛枝「……そうだ。よかったらこれもらってくれるかな」


*【Mr.ホチキス】を渡しました。


罪木「え、いいんですか!?」

罪木「ハンカチまで貰ったのに、こんな……」

罪木「あっ……ありがとうございますぅ!」


罪木さんに見送られて、彼女のコテージを後にした。



*罪木さんと仲良くなりました。

*罪木さんの好感度が【普通】→【気になる相手】になりました

*幸運ポイントを100ptゲットしました(現在:841pt)


……

【2日目】三度目の自由行動


1、一緒に過ごす
2、おでかけチケットで遊びにいく(現在18枚所持)
3、モノモノヤシーンを回す(現在42枚所持)



安価↓~3コンマが一番小さいレス

1と2の場合は誰に会いに行くかも書いてください(罪木以外)


狛枝(……)

狛枝(…………)

狛枝(罪木さんと、色々してしまった)

狛枝(罪木さんと……)


ドンッ


九頭龍「……ってぇな、何処見てやがんだ!」

九頭龍「つーか、またテメーか狛枝ぁ! 何ニヤニヤしながらほっつき歩いてんだよ気持ちワリィな、転がすぞッ!」

狛枝「く、九頭龍クン!?」

狛枝「ごめん、ちょっと考え事してて……」

狛枝(また視界に入ってなかった……)

九頭龍「……おい」

九頭龍「今、テメー……オレの身長にケチつけやがっただろ!」

狛枝「そ、そういうワケじゃないよ!」

九頭龍「チッ……ウゼェ……自分がちっとばかしタッパがあるからってよぉ……」

狛枝(今日の九頭龍クンはなんだか機嫌が悪いな……)


どうする?


1、好きに言わせておく
2、さりげなく理由を聞く


安価↓

狛枝「えっと……今日はどうしたのかな、九頭龍クン」

狛枝「ボクみたいなゴミクズがぶつかって機嫌が悪くなるのは当たり前だと思うけど……少し落ち着こうよ」

九頭龍「……テメーには関係ねーよ」

九頭龍「チッ、クソが……」

狛枝(うーん……どうしたらいいのかな)


1、他の話題で気を紛らわせる(何か話したい話題があれば一緒にどうぞ)
2、甘い物をすすめる
3、ストレス解消の為に自らサンドバッグになってあげる


安価↓

狛枝「あ、もしかしてお腹が空いてるとか?」

狛枝「それだったら甘い物はどうかな」

九頭龍「!?」

狛枝「ちょうど都合よく草餅を持ってたりするんだけど、良かったら……」

九頭龍「……」

九頭龍「ハァ?」

九頭龍「んなモン、食えっかよ」

九頭龍「……オレが食いたいのは……もっと、こう……」

九頭龍「……」

狛枝(お腹が空いてるのは当たりなのかな)

狛枝(でも何が食べたいんだろう……)



1、ロケットパンチマーケットに連れて行く
2、花村のところに行って何か作ってもらう


安価↓

狛枝「よし、わかったよ」

狛枝「ボクについてきて」

九頭龍「……あ?」

狛枝「九頭龍クンが何を欲しているかまではわからないけど……」

狛枝「今日のボクは特にツイてるんだ。だからきっと、九頭龍クンの求めているものに出会える。そんな気がする」

九頭龍「はあ? テメー何言って……」

狛枝「まずは花村クンを探そう。ボクのカンだと……こっちかな」

九頭龍「花村? ……あ、オイ! 狛枝! 話を聞けっ、狛枝ぁ!」


ボクは九頭龍クンを半ば強引に引き連れ歩を進めた。

……


ホテル レストラン


狛枝(……?)

狛枝(なんだか甘い匂いが漂っている)

花村「あれ? 狛枝くんに九頭龍くんじゃないか」

狛枝「あ、花村クン。良かった、すぐに見つかった」

花村「ん? ぼくの事を探していたのかい?」

狛枝「そうなんだけど……この匂い、何か料理でも作っていたのかな?」

花村「大当たりだよ。しかも、君たちは実に運がいい! 今、ちょうど出来上がったところなんだ」

九頭龍「……この匂い……」

九頭龍「まさか……」

花村「今日はちょっと人に頼まれてね。こんなものを作ってみたんだよ」

皿の上には出来たてのかりんとうがのせられている。


花村「実は、なんと! あの辺古山さんからのリクエストでね」

花村「作ったら是非みんなに振舞って欲しいって!」

狛枝「みんな、って事はボクたちも食べていいって事?」

花村「そういう事。辺古山さんから、絶対全員に配るようにって念を押されてるから、狛枝くんと九頭龍くんも食べないとダメだよ!」

狛枝「で、その辺古山さんはどうしたのかな?」

花村「それが、さっきまで一緒に居て材料揃えたり下準備とか手伝ってくれてたんだけど……急に何処かへ行っちゃったんだ」

花村「とにかく座って食べててよ。僕はまだ追加で作らなきゃいけないからさ」


花村クンに促され、九頭龍クンと二人、席についた。


九頭龍「……」

狛枝「九頭龍クンはこういうのって平気なの?」

九頭龍「!」

九頭龍「こういうの……って」

狛枝「甘い物だよ。草餅はあまり食べたそうになかったから、嫌いなのかなって」

九頭龍「べ、別に、オレはこんなモン……」

九頭龍「……」

狛枝「……」



1、だったらボクが全部食べよう
2、食べなかったら花村クンと辺古山さんが悲しむんじゃないのかな


安価↓

狛枝「食べなかったら花村クンと辺古山さんが悲しむんじゃないのかな」

九頭龍「!」

狛枝「せっかく作ってくれたのに……勿体ないよ」

九頭龍「……」

九頭龍「……ま、まあ、そこまで言うのなら。食わない事もねぇけどよ」

狛枝「そう。じゃあ、食べようか」


九頭龍クンと二人で出来たてのかりんとうを食べた。


狛枝「やっぱり、花村クンが作っただけあって美味しいね」

九頭龍「……そうだな」


九頭龍クンの表情は、さっきまでの不機嫌さが消えて和やかにすらなっていた。

心なしか食べる手がボクよりも早い気がするし。

……

これは……


1、満足した?
2、どうして辺古山さんはこんなものをリクエストしたんだろうね?


安価↓

狛枝「どうして辺古山さんはこんなものをリクエストしたんだろうね?」

九頭龍「!」

九頭龍「オ、オレが知るかよ……ンな事……」

狛枝「……本当に?」

九頭龍「……」

狛枝「九頭龍クンと辺古山さんって、幼馴染なんだよね?」

九頭龍「……それがどうした」

狛枝「これは辺古山さんからのリクエストだって話だったけど……」

狛枝「ただ辺古山さんが自分で食べたいだけなら全員に配るようになんてわざわざ念を押してまで言わないとボクは思ったんだ」

狛枝「だからこれは」

狛枝「……本当は、別の誰かの為の物なんじゃないのかなって、そんな気がしたんだよね」

狛枝「その誰かの為だけに宛てなかったのは、恥ずかしかったからなのか理由はよくわからないけど……」

狛枝「その辺の事、九頭龍クンなら理解してるんじゃないかと思って」

狛枝「もしボクの推理が違っていないのなら教えて欲しいかな」

九頭龍「……」

狛枝「……」

狛枝「いいね、そういうのってさ」

九頭龍「何がだよ」

狛枝「理解してくれてる人がいるって事がだよ」

九頭龍「……」

狛枝「後は全部九頭龍クンが食べていいよ」

九頭龍「……」

九頭龍「せっかく作ってくれたのに勿体ない、って言ったのはどこのどいつだよ……ったく」

九頭龍「いらねえのなら本当に全部食っちまうからな!」

狛枝「うん」

九頭龍「……」


九頭龍クンはそのまま無言で、僅かな時間で綺麗にかりんとうを全部食べてしまった。

……とりあえず、彼の好物をボクはひとつ知る事が出来たようだ。


……


九頭龍に持ってるプレゼントを渡す?

現在所持しているプレゼント→天使の果実、マリンスノー、ラジオゾンデ、星の砂、草餅

するならあげたい物を書いてください


安価↓

狛枝「ああ、そうだ。ついでみたいで悪いけど九頭龍クンにこれあげるよ」

九頭龍「!」

九頭龍「そ、それはっ……!?」

九頭龍「……」

九頭龍「かりんとうといい、コレといい……ここまでドンピシャとは……テメー何者なんだ」

狛枝「エスパーかな」

九頭龍「……はあ?」

狛枝「嘘。冗談だよ」

九頭龍「……」

九頭龍「まあ、くれるっつーんなら、素直にもらっとくぜ」

九頭龍「……ありがとな」



*【星の砂】をプレゼントしました。

*希望のカケラをゲットしました。

*九頭龍くんと少し仲良くなりました。

*九頭龍くんの好感度が【顔見知り】→【普通】になりました。


……


花村「あ、ねえねえ狛枝くん!」

花村「よかったらかりんとうもう少し持っていってよ」

狛枝「ありがとう、花村クン」

狛枝(……うん。やっぱり美味しいな)サクサク


*花村特製かりんとうで不幸ポイントが減った!


減る数値は

↓1のコンマ×3+↓2のコンマ

*不幸ポイントが789ptになりました。


……


狛枝のコテージ


狛枝「2日目終了、だね」

狛枝「……」

狛枝「一日振り返ってみると、楽しかったけど……」

狛枝「すごく……恥ずかしい気が……いまさら……」

狛枝「……」

狛枝「罪木さんとキス……しちゃったんだな」

狛枝「嫌じゃないって言ってくれたけど」

狛枝「本当に……」

狛枝「……」

狛枝「まずいな。思い出すと顔が緩む……」

狛枝「九頭龍クンにも指摘されちゃったしなあ。変に思ってないといいんだけど」

狛枝「……それにしても、九頭龍クンの好物がかりんとうとはね。人は見かけによらないんだね」


ぴんぽんぱんぽーん

ウサミ『みなさん夜でちゅよー!』

ウサミ『ゆっくり休んで、また明日もがんばりまちょうね!』

ウサミ『それじゃあ、おやすみなちゃい……』


狛枝「おやすみ……」

【3日目】

一回目の学級目標チェックまであと【3日】

一回目の希望のカケラ回収チェックまであと【3日】(目標達成済)



狛枝「朝だ」

狛枝「今日の感じは……」


直後コンマ判定


00~30 シャカリキ
31~99 元気

【判定:元気】


狛枝「特に不調も無いし、良い感じだね」

狛枝「じゃあ、何をしようかな」


安価下

1、採集
2、掃除
3、寝る


本日は自分がシャカリキ状態でない為、別の誰かがシャカリキ状態になっています。

その判定を行動が1、採集or2、掃除だった場合のレスのコンマで判定します。



01~07 日向
08~13 田中
14~19 左右田
20~25 十神
26~31 弐大
32~37 花村
38~43 九頭龍
44~49 七海
50~55 終里
56~61 ソニア
62~67 小泉
68~73 西園寺
74~79 罪木
80~85 澪田
86~91 辺古山
92~00 いない

【本日は澪田さんがシャカリキ状態のようです】


狛枝「昨日は掃除をして周りも綺麗になったし、採集へ行こう」

狛枝「場所は>>506

狛枝「一緒に行くのは>>508クンと>>509さんだ」


場所選択(右の↓矢印は体力の低下具合)


ロケットパンチマーケット ↓
牧場 ↓
ビーチ ↓
遺跡周辺 ↓↓
電気屋 ↓↓
ネズミー城 ↓↓
軍事施設 ↓↓
山 ↓↓↓
森 ↓↓↓
海 ↓↓↓





>>508 は男子の名前
>>509 は女子の名前


安価無効の場合は更に下から選びます。

男子なら日向
女子ならソニア

電気屋

かそく
日向。女子なら澪田。

今回は>>508まで無効扱いにします

なので

場所は電気屋
男子は日向
女子は澪田

になります

≪採集・掃除フェイズ≫


電気屋


澪田「ひゃっはー! 今日は凪斗ちゃんと創ちゃんが一緒っすね!」

日向「澪田もここか」

狛枝「今日は一段と元気が良さそうだね、澪田さん」

澪田「そうなんっす! 今日は唯吹におまかせっすよー!」

澪田「野郎共! ついてこーい! ヒーハー!」

日向「あ、おいっ、待てよ澪田!」


テンションが上がりに上がっている澪田さんの後にくっつく形で採集に励んだ。


採集中……


日向「……狛枝」

日向「今日はまたなんだか機嫌が良い気がするのは俺の気のせいか?」

狛枝「えっ」

狛枝「……わかる?」

日向「……」

日向「そうか。なるほどな」

狛枝「えっと……」

日向「詳しい話は機会があれば聞かせてくれればいい」

狛枝「……うん」

澪田「おりゃー! 何を二人でコソコソ話してるんっすか! 唯吹も混ぜて欲しいっすー!」

日向「あー、はいはい」

澪田「それからそれからー、何か色々妙なモン拾ったんで、欲しい人にあげるっすよ」

澪田「それで? 何の話っすか?」

狛枝「えっと……」


はしゃぐ澪田さんに振り回されながらも作業をした。


*日向くんと澪田さんと少し仲良くなりました。

*プレゼント用アイテム【キルリアンカメラ】を手に入れました。

*採集レベルの経験値を40ptゲットしました(現在LV2:140pt)


……

≪自由行動フェイズ≫


狛枝(とりあえず今回の希望のカケラ回収ノルマはもう達成してるけど……)

狛枝(今日はどうしようかな)



※本日一度目の行動を決定する前に、幸運ポイント50pt使用で自由行動の回数を1回増やすかどうか決定します(現在:841pt)


どうする?


1、増やす
2、増やさない


安価下

【本日は澪田さんの好感度が上がりやすくなっています】



【3日目】一度目の行動選択


1、一緒に過ごす
2、おでかけチケットで遊びにいく(現在18枚所持)
3、モノモノヤシーンを回す(現在42枚所持)


↓~3でコンマが一番大きいもの


1か2を選択の場合は、誰に会いに行くかも記述してください

これから行動選択の時は希望のカケラ一覧貼った方がいいですかね

とりあえず今はこんな感じです


【現在入手している希望のカケラ】


罪木  6/6 コンプリート!
日向  3/6
九頭龍 3/6
小泉  2/6
西園寺 2/6
田中  1/6
左右田 1/6
十神  1/6
弐大  1/6
花村  1/6
七海  1/6
終里  1/6
ソニア 1/6
澪田  1/6
辺古山 1/6

狛枝(以前、カケラを入手している人には注意を払っておいた方がいいのかな)

狛枝(日向クンと罪木さんはとりあえずその件について話はしたけど……)

狛枝(残りは西園寺さんと……)

小泉「狛枝。ちょっとこっち向いて」

狛枝「え」


カシャッ


小泉「難しい顔してどうかしたの?」

狛枝(……小泉さんか)

狛枝「いや、なんでもないよ」

狛枝「……」

狛枝「小泉さん、今暇かな?」

小泉「うん? まあね。日寄子ちゃんの姿も見えないし、色々と写真撮ってようかなって思ってたとこ」

狛枝「それ、よければボクも付き合っていいかな」

小泉「え。……別にいいけど」

小泉「これもしかしてナンパ?」

狛枝「先に声をかけてきたのは小泉さんの方だよ」

小泉「それもそっか」

小泉「……」

小泉「ま、いいや。行こ」

小泉「言っておくけど、写真撮ってる間は話しかけられても喋れないからね」

狛枝「わかったよ」


小泉さんが写真を撮ってる様を静かに眺めながら、一時を過ごした。

……

狛枝「……」

小泉「……」

小泉「あのさ、狛枝」

狛枝「写真はもういいの?」

小泉「あ、うん。……それよりさ」

小泉「もしかして、アタシに何か話があるんじゃないの?」

小泉「……アタシにはあるんだけど。同じ事なんじゃないかと思って」



どうする?


1、話してみる
2、誤魔化す



安価下

狛枝「……」

狛枝「いや。ボクは別にこれといって」

狛枝「小泉さんがボクみたいなクズに対して話題があるなんて言ってくれてるのに、申し訳ないところだけど」

小泉「……何それ、本当に?」

小泉「日寄子ちゃんも何コレキモイ! って、言ってたし」

小泉「それに蜜柑ちゃんだって……」

狛枝「どうかした?」

小泉「……ううん、もういいや」

小泉「何かの間違いって事なのか、アンタが気付いてないだけなのか、なんなのかは知らないけどさ」

小泉「……」

狛枝「……」


なんだか気まずい雰囲気だ……。


どうする?


話題をそらす為に


1、写真の事について聞く
2、西園寺の事について聞く
3、罪木の事について聞く
4、その他


安価下


狛枝「いい写真は撮れた?」

小泉「……え? あー、うん。まあね」

狛枝「さっきボクの写真も撮ってたでしょ。突然だったからビックリしたよ」

小泉「あはは。すっごい変な顔してたよ。後で見せてあげる」

狛枝「ボク、写真写り良くないんだよなぁ……」

小泉「そうなの? アンタの場合、黙ってきちんとしていればそれなりに良い絵が撮れると思うんだけどね。顔はそこそこなんだからさ」

狛枝「そんな風に言われたのは初めてだよ。ありがとう」

小泉「……あ、だったらさ、改めて撮ってあげよっか。どうする?」


1、撮ってもらう
2、遠慮する
3、誰かと一緒の写真が欲しい(人物指定してください)
4、クラスの集合写真が欲しい
5、小泉と撮りたい


安価↓

狛枝「だったら小泉さんと一緒の写真が欲しいかな」

小泉「えっ、アタシとアンタで?」

狛枝「せっかく一緒にいるんだし……ダメかな」

小泉「ダメっていうか、それならアタシじゃなくて誰かに頼んで撮って貰った方がいいと思うし」

小泉「……って言っても、近くに誰もいなそうかな」



近くに誰かいるかいないか直後コンマ判定


00~49 いない
50~99 いる



いるとしたら誰がいるか指定してレスしてください


小泉「……と思ったら、見つけた」

小泉「おーい! 蜜柑ちゃーん」

狛枝「え」

罪木「……?」

罪木「あのぅ、お呼びですか?」

小泉「うん。ごめんね、突然」

小泉「ちょっと頼みたい事があるんだけどいいかな?」

罪木「は、はい。私なんかで出来る事なら……」

小泉「あのね、アタシと狛枝が並んでる写真を蜜柑ちゃんに撮ってもらいたいんだ」

罪木「え……」

罪木「小泉さんと狛枝さんの……ツーショット、って事ですか……?」

小泉「本当はアタシが狛枝の写真を撮る気だったんだけど……コイツがさ、アタシと一緒の写真が撮りたいっていうから」

罪木「……」

罪木「そう、ですか……」

小泉「これカメラね。ここのボタン押せばいいだけだから」

罪木「は、はい……」

小泉「ほら、狛枝も。ぼーっとしてないでこっち来る!」

狛枝「あ、……うん」

小泉「何やってんの、もっと近くに寄らないと上手く収まらないでしょ」

小泉「アタシも撮られるのは慣れてないんだからきちんとしてよね」

狛枝「ご、ごめん」

小泉「蜜柑ちゃんいいよー」

罪木「……えっと……じゃあ」

罪木「……」

罪木「撮りますね……」


罪木さんに、小泉さんと一緒に映っている写真を撮ってもらった。

……

小泉「出来たら渡すね」

狛枝「……うん。ありがとう」

小泉「蜜柑ちゃんもありがとね、協力してくれて」

罪木「いえ、その……私は……」

罪木「……」

狛枝「……」

小泉「お礼になるかはわからないけど、蜜柑ちゃんの写真も撮ってあげるよ」

小泉「コイツとのツーショットとかでいいならさ」

狛枝「!」

罪木「え……」

小泉「それとも一人の写真の方がいい? そうよね、一緒に映る相手が狛枝とか罰ゲームみたいなもんよね」



どうする?


1、罪木と一緒の写真を撮ってもらう
2、自分が罪木の写真を撮る
3、罪木と小泉の並んでいるところを自分が撮る


安価下

狛枝「小泉さん、是非お願いするよ」

小泉「え」

狛枝「罪木さんとの写真」

小泉「アタシはアンタじゃなくて蜜柑ちゃんに聞いてんの!」

罪木「……あ、あの」

小泉「あ、蜜柑ちゃんごめんね。狛枝の事は気にしなくていいから」

小泉「じゃあ何処で撮ろっか。もっと景色が綺麗なところが……」

罪木「あっ、あのっ! 小泉さんっ!」

小泉「えっ、どうしたの?」

小泉「もしかして撮られる事自体嫌だった……!?」

狛枝「……」

罪木「い、いえ、そうじゃなくて、ですね」

罪木「私……」

罪木「……」

罪木「写真、欲しいです」

罪木「こ、……狛枝さんと一緒に映ってる写真が……」

狛枝「!」

小泉「えっ」

小泉「……」

小泉「なるほどね」

小泉「というワケで……ご指名よ、狛枝」

狛枝「……」

小泉「ほらっ、ぼさっとしてないでさっさと蜜柑ちゃんの隣に並ぶ!」

狛枝「っ……わ、わかったよ!」

小泉「もうちょっとくっついて」

小泉「それから、蜜柑ちゃんはもう少し顔上げて欲しいかな」

狛枝「……」

罪木「ッ!」

罪木「……」


左隣にいる罪木さんの顔が一瞬だけこちらを向いて視線が合った。

けれど、彼女はまた顔を俯かせてしまいなかなか上げようとしなかった。


小泉「ほら、二人ともこっち見てー」

小泉「表情固いよー。スマイルスマイル!」

狛枝「罪木さん。ほら、前向かないと」

罪木「は……はい……」

小泉「じゃあ、いくよー」

小泉「はいチーズ、ってね」

狛枝「……」


ボクは小泉さんがシャッターを切るその直前で

罪木さんの右手をそっと握った。


罪木「……!」

小泉「はい、お疲れ様」

罪木「……」

小泉「蜜柑ちゃん?」

罪木「……ふ、」

小泉「?」

罪木「ふえぇぇぇぇぇっ……!」

狛枝「あっ、罪木さんっ!?」


罪木さんは顔を真っ赤にしてこの場を走り去ってしまった……。


小泉「ちょっ……狛枝! アンタ、蜜柑ちゃんにセクハラしたでしょ!?」

狛枝「セクハラって……ボクはただ手を」

小泉「手!? 手で何処触ったってのよ、このスケベ!」

狛枝「ち、違うよ! そうじゃなくてっ……」

小泉「何が違うのよ! これだから男子は……」



その後、小泉さんにくどくどと怒られ続けた……。



この後、二度目の自由行動。


1、小泉とこのまま過ごすorおでかけ
2、小泉にプレゼントを渡して別行動
3、逃げた罪木を探して共に自由行動


↓から先に3票集まったもの

では、別行動する前に、小泉に何をプレゼントする?


現在所持しているプレゼント→天使の果実、マリンスノー、ラジオゾンデ、草餅、キルリアンカメラ


安価↓

狛枝「小泉さんっ! わかったよ、もうわかったから! これあげるから落ち着いて!」

小泉「なっ……!」

小泉「こ、こんな物で釣ろうったって騙されないんだからね!」

狛枝(と言いつつ、ちゃっかり手に取っている……)

狛枝「と、とにかくボクはもう行くよ」

狛枝「写真楽しみにしてるからね!」

小泉「あっ、コラ! 狛枝ー!」

小泉「……まったく、もう!」

小泉「ちゃんと蜜柑ちゃんに謝っておきなさいよねー!」



*キルリアンカメラをプレゼントしました。

*希望のカケラをゲットしました。

*小泉さんと少し仲良くなりました。


……



【3日目】二度目の行動選択



1、一緒に過ごす
2、おでかけチケットで遊びにいく(現在18枚所持)
3、モノモノヤシーンを回す(現在42枚所持)


↓~3でコンマが一番小さいもの


1か2を選択の場合は、誰に会いに行くかも記述してください(小泉・罪木以外)



【現在入手している希望のカケラ】


罪木  6/6 コンプリート!
日向  3/6
九頭龍 3/6
小泉  3/6
西園寺 2/6
田中  1/6
左右田 1/6
十神  1/6
弐大  1/6
花村  1/6
七海  1/6
終里  1/6
ソニア 1/6
澪田  1/6
辺古山 1/6

半ば逃げるようにして小泉さんと別れ走っていると、前方で辺古山さんの後ろ姿が見えて来た。


狛枝「辺古山さんっ」

辺古山「?」

辺古山「どうした、狛枝。そんなに急いで」

狛枝「急いでるっていうか、急ぐはめになったというか……」

狛枝「……はぁ。疲れた」

狛枝「あ、そうだ。辺古山さんは罪木さんの姿を見かけなかったかな」

辺古山「罪木? いや、私は見ていないぞ」

狛枝「そっか……」

辺古山「なんだ、怪我でもしたのか? それとも病気か?」



1、それは違うよ
2、強いて言うなら……恋の病にかかってね
3、実は九頭龍クンが……


安価↓

狛枝「そうだね……」

狛枝「強いて言うなら……恋の病にかかってね」

辺古山「誰がだ?」

狛枝「ボクが」

辺古山「そうか。大変だな」

狛枝「……」

辺古山「……」

狛枝「辺古山さん、本気にしてないね?」

辺古山「本気だったのか?」

狛枝「……」

辺古山「……」

狛枝「……まあ、別にいいんだけどさ」

辺古山「……本気だったのか?」

狛枝「いや、その話はもういいよ」

狛枝「あ、でも……恋で思い出した」

辺古山「?」

狛枝「かりんとう、ごちそうさま。美味しかったよ」

辺古山「!?」

辺古山「今の話の流れでどうやったらその話題が出るんだ!?」

狛枝「え?」

狛枝「……ああ、そうか。そういうのじゃないのか」

辺古山「お前は何を一人で納得しているんだ!」

狛枝「とりあえずボクに言えるのは……」

狛枝「九頭龍クンはとても幸せそうだったよ」

狛枝「と、だけ」

辺古山「なっ……!」

辺古山「……」

辺古山「あれは別に私が作ったものでは……ない」

辺古山「ただ、花村に頼んだだけの話だ」

狛枝「九頭龍クンの為に……でしょ?」

辺古山「……」

辺古山「どうしてそうだと言える」

狛枝「昨日、九頭龍クンと一緒だったんだよ」

狛枝「それで花村クンから話の流れをを聞いてなんとなく、ね」

辺古山「っ……」

辺古山「頼むっ、狛枝!」

狛枝「えっ?」

辺古山「この事は……秘密にして欲しい! この通りだ!」



1、この事ってどの事?
2、もう秘密にならないと思うけど……


安価↓

狛枝「もう秘密にならないと思うけど……」

辺古山「……」

辺古山「そうか、ならば」

辺古山「ここで貴様を……斬る!」

狛枝「どうして!?」

辺古山「案ずるな。一思いに楽にしてやる」

狛枝「待ってよ! その竹刀しまって!」


辺古山さんを落ち着けるのにかなりの時間を浪費した……

……


狛枝「えっと、それで……」

狛枝「秘密にして欲しいっていうのは」

辺古山「もちろん、ぼっちゃんの好物がかりんとうだという話だ」

狛枝「……あ、なんだ。そっちの話か」

辺古山「?」

辺古山「どっちの話だと思ったんだ」

狛枝「いや……」

狛枝「言いふらして回る気もないけど」

狛枝「別にかりんとうが好物でも恥ずかしい事じゃないと思うよ? ボクは」

狛枝「男でも甘い物が好きな人なんて沢山いるだろうし」

辺古山「だが、ぼっちゃんにとってはやはり周りの目が気になるのだ……!」

辺古山「九頭龍組の跡取りの好物が、かりんとうなどと世間に知れ渡ったら……」

辺古山「きっと、ぼっちゃんは腹を切る事になるだろう」

狛枝「そんなに重い話なの? これって」

辺古山「当たり前だ!」

狛枝「ふーん……」

狛枝「……」

狛枝「わかったよ。秘密にするよ」

狛枝「辺古山さんがそこまで言うのならね」

辺古山「……!」

辺古山「すまない、狛枝。恩に着る……」

狛枝「大げさだよ」

狛枝「……でも、辺古山さんが九頭龍クンを思っての事なら仕方がないよね」

狛枝「例え、どんな事でもさ」

辺古山「……」

狛枝「……」

狛枝「辺古山さんは、さ」



1、九頭龍クンの事が大事なの?
2、九頭龍クンの事が好きなの?


安価↓

狛枝「九頭龍クンの事が好きなの?」

辺古山「好き……?」

辺古山「……」

辺古山「これは好きだとか嫌いだとかそういう問題ではない」

辺古山「私はぼっちゃんの道具だ」

辺古山「道具は主の為に使われてこその道具」

辺古山「その役割を常日頃から努めているだけに過ぎない」

辺古山「だから私は……」

狛枝「ちょっと待ってよ」

狛枝「辺古山さんの言ってる事、おかしくないかな」

辺古山「何がだ」

狛枝「だってさ、今回の件って」

狛枝「九頭龍クンが辺古山さんに命令したワケじゃないんでしょ?」

狛枝「花村クンに作るように頼め、ってさ」

狛枝「……九頭龍クン、凄く驚いてたからね」

狛枝「……」

狛枝「これって辺古山さんが九頭龍クンの道具として働いたっていうのとは違うと思うんだけど」

辺古山「……」

辺古山「口にされずとも主の意思を汲んで行動するのもまた道具としての責務だ」

辺古山「……おかしくなど、ない」

狛枝「いいや、おかしいよ」

狛枝「ボクが言いたいのは」

狛枝「言いたいのは……」

狛枝「……」

辺古山「どうした。お前は何が言いたいというのだ」

狛枝「……ごめん。ボクにもよく解らなくなった」

狛枝「ただ、ね」

狛枝「昨日、ボクは辺古山さんみたいな人がいる傍にいる九頭龍クンの事が」

狛枝「とても羨ましく感じたんだよね」

辺古山「……」

辺古山「……それはつまり」

辺古山「狛枝も狛枝の為の道具が欲しいと、そういう事なのか?」



1、どうなのかな……
2、違うと思う
3、その他


安価↓


狛枝「……」

狛枝「違うと思う」

辺古山「思う、か。狛枝にしては随分と歯切れの悪い物言いだな」

辺古山「大体こんな話を私に振る事自体……お前、本当に病気ではないのか?」

狛枝「そうだよ。言ったよね、恋の病だってさ」

辺古山「……お前の言ってる事は何処までが本当なのか判断がつかないな」

辺古山「……」

辺古山「狛枝」

狛枝「何?」

辺古山「……お前の言う、その恋の病……とやらは」

辺古山「罪木にならどうにか出来るものなのか?」

辺古山「超高校級の保健委員である、罪木になら……」

狛枝「うーん……無理なんじゃないのかな」

狛枝「それにボクの場合だと、更にこじらせる可能性が高いんだよね」

狛枝「……でもね」

狛枝「それでもボクは罪木さんにこの病をみてもらいたいし」

狛枝「罪木さんじゃないとダメなんだと思うよ」

狛枝「……余計な事言い過ぎたかな」

狛枝「……」

狛枝「どうしてこんな事聞くの?」

辺古山「……さあな」

辺古山「……」

辺古山「狛枝、私は少しひとりで考え事がしたい」

辺古山「先に行くぞ。……ついてはくるな」

狛枝「わかったよ」


そうして辺古山さんはボクの元から静かに去って行った。



*希望のカケラをゲットしました。

*辺古山さんと少し仲良くなりました。


……

狛枝のコテージ


狛枝「3日目もこれで終わりか」

狛枝「今日は……」


ピンポーン


狛枝「?」

狛枝「誰だろう」


ガチャッ


小泉「あ、まだ起きてた」

狛枝「小泉さん、どうしたの?」

小泉「写真出来たから忘れないうちに渡しておこうと思って」

小泉「はい、これ。蜜柑ちゃんと映ってるのと、ついでに私と映ってるやつね」


*【罪木さんとの写真】と【小泉さんとの写真】を手に入れました。


狛枝「あ……」

狛枝「……」

狛枝「もう出来たんだね」

狛枝「わざわざこんな時間に……ありがとう」

小泉「……あ」

狛枝「……?」

狛枝「どうかした?」

小泉「……」

小泉「なんでこんな時に限ってコテージに自分のカメラ置いてきちゃうかなー……」

小泉「今のアンタなんか良い顔してたよ、なーんてね」

狛枝「え……」

小泉「そうそう。昼間貰ったカメラの代わりに、これもあげようと思ってたんだ」


*トイカメラを手に入れました。


小泉「アタシが持ってるのなんかに比べるとおもちゃも同然だけどさ、アンタも写真が撮りたくなったらそれ使いなよ」

小泉「ポラロイド式だからすぐ写真が出てくるよ」

小泉「……と、まあそれだけだから。じゃあね」


小泉さんは渡すものだけ渡してすぐに行ってしまった。

狛枝「カメラ、か」

狛枝「……」

狛枝「これは使えるかもしれないな」

狛枝「……えっと、何処かに使ってないノートが……あった」

狛枝「1日目と2日目の事も書いて……っと」

狛枝「修学旅行3日目は……」

狛枝「小泉さんと一緒に過ごして……その流れで小泉さんとの写真と罪木さんとの写真を撮ったんだよね」

狛枝「あれから罪木さんの姿は見れなかったけど」

狛枝「……」

狛枝「きちんとフォローはしておいた方がいいかな」

狛枝「それから辺古山さんと九頭龍クンとの話をして……」

狛枝「結局のところ、辺古山さんはどう思ってるんだろうな。機会があればまた聞いてみよう」

狛枝「……こんなところか」



ぴんぽんぱんぽーん

ウサミ『みなさん夜でちゅよー!』

ウサミ『ゆっくり休んで、また明日もがんばりまちょうね!』

ウサミ『それじゃあ、おやすみなちゃい……』


狛枝「おやすみ……」

【4日目】


一回目の学級目標チェックまであと【2日】

一回目の希望のカケラ回収チェックまであと【2日】(目標達成済)


狛枝「……朝か」

狛枝「今日の体調は……」


直後コンマ判定

00~15 シャカリキ
16~70 元気
71~99 普通


【判定:元気】


狛枝「今日も不調は何処にもないね」

狛枝「というワケで、今日の行動は……」


安価下


1、採集
2、掃除
3、寝る


本日は自分がシャカリキ状態でない為、別の誰かがシャカリキ状態になっています。

その判定を行動が1、採集or2、掃除だった場合のレスのコンマで判定します。


01~07 日向
08~13 田中
14~19 左右田
20~25 十神
26~31 弐大
32~37 花村
38~43 九頭龍
44~49 七海
50~55 終里
56~61 ソニア
62~67 小泉
68~73 西園寺
74~79 罪木
80~85 澪田
86~91 辺古山
92~00 いない

【本日は弐大くんがシャカリキ状態のようです】


狛枝「体力もあるし採集へ行こうか」

狛枝「行く場所は>>599

狛枝「一緒なのは>>600クンと>>601さんみたいだ」

場所選択(右の↓矢印は体力の低下具合)


ロケットパンチマーケット ↓
牧場 ↓
ビーチ ↓
遺跡周辺 ↓↓
電気屋 ↓↓
ネズミー城 ↓↓
軍事施設 ↓↓
山 ↓↓↓
森 ↓↓↓
海 ↓↓↓




>>600は男子の名前
>>601は女子の名前



安価無効の場合は更に下から選びます


海いこうぜ

弐大のおっさん

じゃあ終里

《採集・掃除フェイズ》





狛枝「……海」

狛枝「海、ね」

狛枝「海かあ……」

終里「おい、弐大のおっさん! どっちが早く泳げるか競争しようぜ!」

弐大「ほぉ……よりによって、今日のワシに挑むとは。終里は相変わらず威勢がいいのう」

弐大「いいじゃろう、受けて立つ! かかってこんかあぁぁぁぁいッ!」

終里「よっしゃ、そうこなきゃな!」

狛枝(二人とも元気だな……じゃなくて)

狛枝「ちょっ、ちょっと! 遊ぶ前にやる事やろうよ!」

弐大「なんだ、狛枝。ワシらに混ざりたいなら素直にそう言えばよかろうに」

終里「狛枝も参加すんのか? 誰がこようとオレは負けねーぞ!」

狛枝「そうじゃなくてさ……」

弐大「そうと決まればそんな所に一人でぼさっと突っ立とらんではようこんかい!」

終里「いっくぜー!」

狛枝「うわっ、ま、待って!」


二人に無理矢理海に引きずり込まれた……


採集中……?


狛枝「つ、疲れた……」

弐大「これしきの事で情けない奴じゃのう」

終里「狛枝なんか放っておいてもう一勝負だおっさん!」

狛枝「そうして貰えると助かるよ……」

狛枝(結局真面目に採集もやったのはボクだけだったな……)



*弐大くんと終里さんと少し仲良くなりました。

*採集レベルの経験値10ptゲットしました(現在LV2:150pt)

*体力が大幅に減りました。

*不幸ポイントを50ptゲットしました(現在:839pt)


……

《自由行動フェイズ》


狛枝「採集の時間のおかげで疲れたな……」

狛枝「もう少し体力をつけた方がいいのかな」

狛枝「……どうしよう、この後」


※本日一度目の行動を決定する前に、幸運ポイント50pt使用で自由行動の回数を1回増やすかどうか決定します(現在:841pt)


どうする?

1、増やす
2、増やさない


安価下

【本日の自由行動の回数が三回になりました】


*幸運ポイントが791ptになりました。

*不幸ポイントが889ptになりました。



【本日は弐大くんの好感度が上がりやすくなっています】


【4日目】一度目の行動選択


1、一緒に過ごす
2、おでかけチケットで遊びにいく(現在18枚所持)
3、モノモノヤシーンを回す(現在42枚所持)

↓~3でコンマが一番大きいもの


1か2を選択の場合は、誰に会いに行くかも記述してください

狛枝(これはやっぱり……アレしかないかな)

狛枝(……そう。アレだよ、アレ!)

狛枝「弐大クン」

弐大「誰かと思えば狛枝か。……お前さん、まだ顔が青いのう」

狛枝「うん。朝起きた時は元気だったんだけど、さっきの採集時間のおかげですっかりね……」

弐大「日頃の鍛え方がなっとらんな」

狛枝「まあ、それは当たってるけど……」

狛枝「とにかくそんなだからさ」

狛枝「弐大クンのアレ、お願いしたいんだけど……ダメかな」

弐大「ふむ……まあ、いいじゃろう」

弐大「さっきは終里と遊び過ぎてお前さんに任せきりじゃったからな」

弐大「うつ伏せになれ。上は脱いでな」


弐大クンにアレしてもらった。



直後コンマ判定


00~15 体力が少し回復
16~50 体力がそこそこ回復
51~99 全快

*体力がそこそこ回復しました。


狛枝「……ありがとう、弐大クン」

狛枝「流石だね。おかげで元気になってきたよ」

弐大「礼には及ばん」

弐大「しかしお前さん、随分と体が硬いようじゃのう」

弐大「背丈がある割には筋肉もなくひょろっこい……こんなだからあれしきでバテるんじゃ」

弐大「……ふむ」

弐大「そうじゃ、元気になったのならこれからワシとトレーニングしてみんか?」



1、頼む
2、遠慮する


安価↓

狛枝「えっと、うーん……」

狛枝「ボクはそういうのはちょっと」

弐大「なんじゃ、つまらんのう」

弐大「お前さんのようなモヤシでも、ワシにかかればあっという間に戦闘民族に早変わりだというのに」

狛枝「いや、そんなのは求めてないよ……」

狛枝「あ、でも、トレーニングじゃなくて」

狛枝「アレのコツとか教えて貰えたりは出来ないのかな?」

弐大「アレのコツ、じゃと?」

弐大「ふむ……」



その時、近くにいた誰かに弐大クンの視線がいった。


誰がいた?


安価↓

弐大「左右田! ちょっとこっちに来い」

左右田「あ? 弐大と……狛枝?」

左右田「一体何の用だよ」

弐大「左右田」

弐大「脱げ」

左右田「え」

弐大「いいから、はよう脱がんかいッ!」

左右田「は!? え、何、ちょ、タンマ!」

左右田「アッー!」


左右田クンは弐大クンに無理矢理剥かれうつ伏せにさせられた。


弐大「良いか? アレのコツは親指をこうして……」

狛枝「ふむふむ」

弐大「この辺りを、こう……」

左右田「ファッ!?」

左右田「……やっべ……なんだコレ……マジすげー……」

狛枝「へえ、なるほど」

弐大「左右田。お前さんも随分と肩が凝っとるな。機械いじりばかりしとらんで、少しは運動せんか」

狛枝「ねえ、ボクも左右田クンで試してみていい?」

左右田「……いやいやいや! 何なんだよ、この状況はよッ!」


しばらく左右田クンの協力のもと、弐大クンからアレをレクチャーしてもらった。



*弐大くんと少し仲良くなりました。

*希望のカケラをゲットしました。

……



この後、二度目の自由行動選択


1、このまま弐大と一緒に過ごすorおでかけ
2、弐大にプレゼントを渡して別行動



安価↓~3までで多い方

では、別行動する前に、弐大に何をプレゼントする?


現在所持しているプレゼント→天使の果実、マリンスノー、ラジオゾンデ、草餅、


安価↓

狛枝「弐大クン、色々教えてくれてありがとう。お礼にこれあげるよ」


*天使の果実をプレゼントしました。


弐大「ん? 良いのか? すまんの」

狛枝「ところで左右田クンが伸びたまま動かないのはどうしよう」

弐大「ワシらのアレのせいですっかり夢見心地なだけじゃろう。仕方ない、ワシがコテージまで連れていくか」


弐大クンに左右田クンを任せて別れた。



【4日目】二度目の自由行動選択



1、一緒に過ごす
2、おでかけチケットで遊びにいく(現在18枚所持)
3、モノモノヤシーンを回す(現在42枚所持)

↓~3まででコンマが一番小さいもの


1か2を選択の場合は、誰に会いに行くかも記述してください(弐大・左右田以外)


狛枝(弐大クンのおかげですっかり調子も良くなったし)

狛枝(……会いに、行こうかな)

狛枝(というか、会わなきゃいけない気がする)

狛枝(昨日の小泉さんとの事、妙な勘違いされてたら……)

狛枝(……)

狛枝(そんな事、あるワケないか)

狛枝(……あ)

狛枝「罪木さん!」

罪木「っ……!」

罪木「こ、狛枝さん……」

狛枝「ちょうど良かった。罪木さんを探してたんだよ」

罪木「わ、私を、ですか?」

狛枝「これから一緒に何処かへ出かけたいなって思って」

罪木「……」

狛枝(……あれ? 返事がない)



とりあえず何処へ誘う?


自由安価下

狛枝「えっと……罪木さん?」

罪木「……」

狛枝「……」

狛枝「え……っと、たまには……その……軍事施設とかある方面へ行ってみない?」

狛枝「普段では気付かない何か新しい発見が……」

罪木「……」

狛枝「ある……かも……」

罪木「……」

狛枝「……」



罪木からの反応は?


直後コンマ判定


00~49 相変わらず無い
50~99 とりあえず有る

罪木「……」


相変わらず、罪木さんからは反応がない。

これは一体……


狛枝「……罪木さん、もしかして」


1、具合が悪い?
2、一緒に遊びたくない?


安価↓

狛枝「もしか、して」

狛枝「……」

狛枝「一緒に遊びたくない?」

罪木「っ……ち」

罪木「違いますぅ!」

狛枝「!」

狛枝「……じゃあ、どうして返事をしてくれないの?」

罪木「そ、それは」

罪木「……」

罪木「なんだかすごく、もやもやした気分で……」

狛枝「気分が悪いの?」

罪木「そうじゃ、なくて」

罪木「……」

罪木「狛枝さんには」

罪木「私じゃなくても遊ぶ相手は沢山いるんじゃないですか……?」

罪木「なのにどうして今日は私を……」



1、沢山はいないよ?
2、罪木さんに会いたかったからだよ


安価↓

狛枝「罪木さんに会いたかったからだよ」

罪木「……」

狛枝「……」

狛枝「えっと」

狛枝「昨日の事、なんだけどさ」

狛枝「……」

狛枝「目と向かってツーショット写真が欲しいなんて言うのも照れくさかったからね」

狛枝「ごめん。流石にデリカシーが無さすぎたよ」

狛枝「……やっぱり、怒ってたんだね」

狛枝「当然か」

狛枝「けど、小泉さんとは何も……」

罪木「で、でもっ、小泉さんも狛枝さんの希望のカケラを持ってるの、私知ってるんです!」

罪木「西園寺さんも、そうだったし……」

罪木「……」

罪木「私、おかしいですよね……」

罪木「狛枝さんに対してきちんとこたえてないのに」

罪木「こんな……嫉妬……みたいな……」


どうする?


↓~3まで自由に書いてください

その後、↓4から先に3票集まったもの

狛枝「気にする必要なんて無いよ」

罪木「……」

狛枝「……」

狛枝「けれど、嫉妬してくれるって事は僕を想ってくれてるってことなのかな?」

罪木「っ……!」

罪木「あのっ……それは……」


罪木さんは顔を赤らめさせながら目を泳がせている。


罪木「私……やっぱりよくわからなくて」

罪木「お友達として始めたばかりなのに、こんな事って……」

罪木「……」

罪木「こ、狛枝さんっ」

狛枝「……ん?」

罪木「私、色々と確かめてみたい……ので……」

罪木「狛枝さんのこれからの時間を」

罪木「わ、……私にくださいっ!」

罪木「……だから、狛枝さんの質問に答えるのは」

罪木「それからでもいいですか……?」



1、わかった
2、今じゃないとやだ


安価↓

狛枝「うん。わかった」

罪木「あ、ありがとうございますっ」

罪木「それじゃあ、まず」

罪木「えっと」

罪木「……」

罪木「……ど、どうしましょう」

狛枝「そうだね……」


1、何処か行きたい場所がないか再確認する
2、手を繋いでみる



安価↓

狛枝「何処か行きたい場所はある?」

罪木「えっ」

狛枝「いや、流石に軍事施設は無かったなって思って……ごめん」

罪木「い、いえ」

罪木「……」

罪木「あの、それじゃあ、あっちへ……」



罪木の向かった場所は?


1、ジャバウォック公園
2、砂浜
3、図書館
4、映画館
5、遊園地


安価↓

パンツかぁ……そういや忘れてたな。
今後脱がせるような事でも起これば手に入るんじゃないかな(適当)




罪木さんに連れられてやってきたのは公園だった。


罪木「えっと、ええと……」

罪木「一緒に……お、お散歩でもしたいなって思って」

罪木「……」

罪木「でも私、あまり人と一緒に歩いた事がなくて……」

罪木「だから、あの、あの……へ、変な歩き方になったらごめんなさいっ!」

狛枝「……」


罪木さんの言葉は以前同じ場所で聞いた事の覚えのあるものだった。


罪木「それじゃあ、えっと、行きましょう! わ、私……頑張りますから!」


そう言って手と足を一緒に前に出しながら歩き出す姿もまるっきり同じで……。


狛枝「……」

罪木「……」

狛枝「罪木さん、その歩き方はちょっと……」

罪木「ふぇ!? わ、私やっぱり何かおかし……きゃあっ!?」

狛枝「あっ……!」


その後、起こった展開すらもそのままだった。



転びそうになっている罪木に対して直後コンマ判定


00~30 罪木の腕を掴んで引き寄せる
31~60 罪木の腕を掴むも一緒に転んで罪木を下敷きに
61~99 一緒に変な風に転んで自分が罪木の下敷きに

……ただし、今度は腕を掴めても助けきる事が出来ず

それどころか、変な具合に一緒に転んで何時の間にか罪木さんの下敷きになってしまったようだった。

狛枝「ッ……」

狛枝「いてっ……」

罪木「……えっ、こ、狛枝さんっ!?」

罪木「き、きゃあぁぁぁぁ!」

狛枝(……え……あれ……?)


どんな風になった?


1、罪木の胸が自分の顔に押し付けられているような状態
2、頭の打ち所が悪くて気絶
3、その他


安価↓2

狛枝(つ、罪木さんの胸が……っ)

罪木「ご、ごめんなさぁいっ!」


ボクたちの今の状況に気付くと、罪木さんは慌ててすぐにボクの上から退いた。

けれど立ち上がらずに座り込んで、胸を庇うように両腕を回し顔を真っ赤にしながら目に涙を溜めている。


罪木「ふゆぅ……へ、変なもの押し付けてごめんなさぁい……」

狛枝「い、いや……あの……」



1、とりあえず落ち着いて怪我をしなかったどうか確認
2、立ち上がり手を差し伸べて立たせてあげる
3、パニックでそれどころじゃない


安価↓

狛枝(お、落ち着け。落ち着くんだ……)

狛枝「……え、えっと」

狛枝「……」

狛枝「罪木さん、怪我はしなかった?」

罪木「……は、はい……私は平気、ですぅ」

狛枝「そう。……良かった」

罪木「あっ……!」

罪木「そ、そういう狛枝さんの方こそ、血がっ……!」

狛枝「え」


赤かった罪木さんの表情が一気に青ざめたのが見えた。

彼女は慌ててボクに寄ってそっと頭に触れる。


狛枝「いっ……!」

罪木「少しじっとしててくださいっ!」

罪木「……」


罪木さんはそのままボクの頭のケガの具合を窺った。

そして携帯していたらしい簡単な救急キットで手当をしてくれたのだった。


罪木「とりあえずはこれで大丈夫です」

罪木「後でもう少しきちんと診た方が良いですけど……」

狛枝「これくらいどうって事はないよ」

罪木「ダメですよぅっ! 頭のケガは怖いんですっ」

罪木「狛枝さんにもしもの事があったら……しかも、私のせいでなんて……」



何て答える?


1、罪木さんのせいじゃない
2、心配してくれてありがとう
3、もしもの事があったら……どうするの?
4、その他


安価↓

狛枝「もしもの事があったら……どうするの?」

罪木「!」

罪木「そっ、その時は……その時は……」

罪木「わっ、私が責任を持って……!」

罪木「……」

狛枝「……」

罪木「……今のは、忘れてください」



1、深く追及してみる
2、黙ってる


安価↓

狛枝「責任を持って……何?」

罪木「いえ、あの……」

狛枝「……一生傍にいて介護してくれる、とか?」

罪木「っ……」

狛枝「そうだって言うのなら……」

狛枝「もしもの事があった方がよかったのかも、ね」

罪木「そっ……」

罪木「そんな事言わないでくださいよぉっ!」

狛枝「!」

罪木「わ、私……本気で心配したんですからぁ……!」

罪木「ふえぇ……」


罪木さんは泣き出してしまった。


どうする?


自由安価↓~3まででコンマが一番大きいもの

狛枝「……」

狛枝「ごめん、意地悪な言い方だったね」


そう言って泣いている罪木さんの頭を撫でる……けれど、彼女が泣き止む気配はなかった。


狛枝「……ごめんね」

罪木「ふぇっ……ぐす……」

罪木「狛枝さん……昨日から私を悲しい気持ちにさせてばかりです」

罪木「だから……」

罪木「も、もっと優しいことしてくれないと」

罪木「……ゆっ、許してあげません」


どうする?


1、そっと抱きしめながら頭を撫で続ける
2、どうしたらいいのか具体的に聞いてみる
3、その他、思いつく限りの優しいことを自由に


安価↓2

ボクは罪木さんの言葉に考えたその割には……とても安直な行動しか出来なかった。

彼女の身体をそっと抱き締め頭を撫で続ける、という、ただそれだけの事。

こんな事で許してもらえるのかどうか、自信はないけど……。


罪木「っ……」

狛枝「……これじゃ、まだ足りないかな」

罪木「狛枝さん……」


罪木さんの腕がボクの背中に回った。

弱々しくではあるけれど、抱き締め返してくれている。


罪木「まだ……足りない、です」

罪木「だから、もう少しこのままで……」

狛枝「……」


どうする?


自由安価↓~3まで
その後、↓4~先に2票入ったもの

狛枝「……罪木、さん」


腕の中にいる罪木さんの言葉や態度、伝わるぬくもり。


そのどれもに堪らない気持ちを覚えると、ボクは無意識のうちに彼女の額へと口付けを落としていた。


罪木「っ……」

狛枝「……」

狛枝「ごめん、罪木さん」

狛枝「どうするのが罪木さんにとって優しい事になるのか」

狛枝「もう、わからなくて」

狛枝「だから」

狛枝「ごめん」


そうしてボクは思わず……


1、罪木の体をより強く抱き締めた
2、罪木に強く口付けた
3、その場に押し倒した


安価↓

罪木「っ……狛枝……さん」


抱き締める腕の力を強めると罪木さんが少し苦しそうな声を上げた。

もしかしたら痛いのかもしれない。

……でも、ボクは罪木さんを離すのは嫌だった。

密着した罪木さんの体から伝わる柔らかさと鼓動に気持ちがより昂ぶっていくのがわかる。

彼女の体に回している手が行き場に迷っている……。

と、そこで罪木から声がかかった。


罪木「狛枝さん……もしかして」

罪木「もっと私に」

罪木「触りたい、ですか?」

狛枝「っ……それは……」

罪木「……」

罪木「だったら……」

罪木「そう、してくれても……」


どうする?


1、触る
2、自重する


↓~3まで多い方

触りたいでもキミがいやな思いをするならもっといやだ

狛枝「ッ……」

罪木「!」


行き場を求めていたボクの手は罪木さんのその言葉を聞くと

彼女の両肩を掴んで体を強く引き離していた。


狛枝「……あのさ、罪木さん」

狛枝「キミの言ってる事は間違いじゃないけど」

狛枝「もっと触れてみたいけど……でも」

狛枝「ボクはまだ罪木さんから返事をもらってないから」

狛枝「もし、そんな事をして罪木さんが嫌だと感じるような事になったら……」

狛枝「その方がボクはもっと嫌だ」

狛枝「だから……もし、ボクの顔色を窺ってそんな事を言ったんだとしたら」

狛枝「嬉しいけど……怒るよ」

罪木「……」


直後コンマ判定


罪木は狛枝のこの言葉を


00~70 否定
71~99 肯定する訳ではないが無言

罪木「っ……」

罪木「ち、違いますぅッ!」

狛枝「!」

罪木「そんなんじゃ……ありません」

罪木「狛枝さんに嫌われたくないからそんな事言ったとか、そういうワケじゃなくて」

罪木「……」

罪木「私、言いましたよね?」

罪木「色々と確かめてみたい……って」

罪木「キスされた時と一緒で……私……」

罪木「狛枝さんにならもっと触られてもいいかもしれないって」

罪木「……そう、思ったから」

罪木「だ、だからっ……本当にそうなのか、それを確かめてみたくて……」

罪木「……」

罪木「ご、ごめんなさい……やっぱりおかしな事言ってますよね」



1、……本当にいいの?
2、それでもやっぱり……


↓~5まで多い方

狛枝「……本当にいいの?」

罪木「……」


罪木さんは言葉にはしなかったが、確かに頷いてみせた。


狛枝「……」

狛枝「それなら……」



1、この場ですぐ
2、今からコテージに戻って
3、気持ちを落ち着けてもう一度考える時間を作り夜を待ってから


↓から先に3票集まったもの


1と2の場合はここから罪木と三度目の自由行動扱い

3の場合は罪木と一度別れて罪木以外の人物との三度目の自由行動になります

狛枝「……やっぱり今はやめよう」

狛枝「一度落ち着いて考え直した方が良いと思うんだ。お互いにね」

狛枝「罪木さんにここまで言わせておきながら、とんだヘタレだって思うかもしれないけど……」

罪木「……」

狛枝「その代わり」

狛枝「もし、よく考え直して……それでも罪木さんが良いと思えるなら」

狛枝「今晩いつものウサミのアナウンスが流れた後に」

狛枝「……」

狛枝「ボクのコテージまで来てくれないかな」

罪木「っ……!」

狛枝「ボクが罪木さんのコテージに行ってもいいけど、それだと罪木さんが嫌になった時に逃げ場がなくなっちゃうからね」

狛枝「だから罪木さんの意思を見せて欲しい」

狛枝「そしてもし、罪木さんがボクのところまでやって来たその時には」

狛枝「……もう遠慮はしないからね」

罪木「……」

罪木「わかりました」

狛枝「うん。……それじゃあ、行って。ボクの気が変わらない内にさ」

罪木「……」


罪木さんはもう一度無言で頷いて、この場から駆け足で去って行った。


……

狛枝「……ハァ」

狛枝「……」

狛枝「さて、と」

狛枝「おーい、ウサミ! ちょっと出てきて」

ウサミ「なんでちょうか、狛枝くん」

狛枝「うわっ。……本当に何時も素早い反応だよね」

狛枝「もしかして、今のも見てた?」

ウサミ「ほえ? 何を言ってるのかあちしにはわかりまちぇんねー」

狛枝「……ふーん」

狛枝「それはともかくさ、ウサミにちょっとお願いがあるんだ」

ウサミ「はい? お願いでちゅか?」

狛枝「うん。あのさ」

狛枝「今夜一晩だけ、ボクのコテージに干渉しないで欲しいんだよね」

狛枝「監視カメラから見えてる映像も聞こえている音声も出来れば切って欲しい」

狛枝「もしウサミがそうしなくても、監視カメラの映像の方は見えなくなると思うからそれを伝えておきたくて」

ウサミ「それは一体どういう理由なんでちゅか?」

狛枝「ちょっと、ね……ボクは別に構わないんだけど、でも……」

狛枝「……」

ウサミ「……」

狛枝「何か悪さをしようってワケじゃないんだ。だから頼むよ」

狛枝「それとも生徒の事を信じられないのかな、先生は」

ウサミ「……」

ウサミ「わかりまちた」

ウサミ「狛枝くん、いい子にしてくれているみたいでちゅからね」

ウサミ「今夜一晩だけでちゅよ」

狛枝「!」


そう言って、ウサミはまたすぐに姿を消した。

狛枝「……」

狛枝「これでひとまず大丈夫……なのかな」

狛枝「さて。まだ時間があるな……これからどうしよう」



【4日目】三度目の行動選択


1、一緒に過ごす(弐大・左右田・罪木以外)
2、おでかけチケットで遊びにいく(弐大・左右田・罪木以外/現在17枚所持)
3、モノモノヤシーンを回す(現在42枚所持)



【現在入手している希望のカケラ】


罪木  6/6 コンプリート!
日向  3/6
九頭龍 3/6
小泉  3/6
西園寺 2/6
辺古山 2/6
弐大  2/6
田中  1/6
左右田 1/6
十神  1/6
花村  1/6
七海  1/6
終里  1/6
ソニア 1/6
澪田  1/6


1か2を選択の場合は、誰に会いに行くかも記述してください


安価↓

狛枝(そうだ……彼には一応経過を伝えておくべきだよね)

狛枝(機会があれば聞かせて欲しいって言ってたし)

狛枝(そうと決まれば……)



狛枝「日向クン!」

日向「!」

日向「狛枝! 今さっき、罪木が凄い勢いで走り去って行くのを見たんだが……」

日向「もしかしてお前、何かしたのか? 追い掛けなくても……」

狛枝「えっと……うん、それは大丈夫」

日向「?」

狛枝「その辺の話とか改めて日向クンにしたいからさ。これから何処かへ付き合ってくれない?」

日向「……」

日向「わかった」

日向「じゃあ、何処へ行く?」



1、ジャバウォック公園
2、砂浜
3、図書館
4、映画館
5、遊園地
6、軍事施設


安価↓

軍事施設


日向「なんでよりによってこんな場所で……」

狛枝「普段では見つけられないような新しい発見があるかもしれないでしょ?」

日向「そんなのはどうでもいい」

狛枝「そう? まあ、人の気配もないし秘密の話をするにはうってつけかなと思ったんだけど」

日向「……そうか。なら、ここよりあっちの屋台がある通りの方へ行こう」

日向「あそこでなら座れるし何か食えるしな」

狛枝「そうしようか」


日向クンと屋台通りの方へ向かった。

……

ラーメンの屋台の席に腰掛けると、誰が用意したのかはわからないが出来たてのラーメンまでしっかりと用意されているのが目に映った。

しかし、お互いそれに箸を付ける事もなく、少しの間沈黙が流れた。


日向「話っていうのは、罪木との事……だよな?」

狛枝「……うん。日向クンには報告しておいた方がいいかと思ってさ」

狛枝「後はちょっとした相談」

日向「順調にいってるのか?」

狛枝「そうだね。一応は」

狛枝「今夜が分かれ目になるかもしれないけど」

日向「今夜?」

日向「……というか、結局さっきの罪木の様子はどういう事だったんだ?」

狛枝「……」

狛枝「実はさ、さっきまで罪木さんと一緒にいたんだけど」

狛枝「色々あって……その……今夜ボクのコテージに来て欲しいって誘っちゃったんだよ」

日向「」

日向「そ、それは……いくらなんでもこの短い間で進展しすぎだろ」

日向「罪木が嫌がってないのならいいのかもしれないけど……あの様子は……」

狛枝「……」

日向「……」

日向「でも、そうか。お前たち付き合い始めたって事か。おめでとう」

狛枝「え? 付き合ってなんかいないよ?」

日向「えっ」

狛枝「えっ」

日向「……」

日向「お前たち……それは本当に大丈夫なのか?」



1、大丈夫
2、大丈夫じゃないかもしれない


安価↓

狛枝「大丈夫じゃないかもしれない」

狛枝「……」

狛枝「やっぱり冷静に考え直してみると」

狛枝「と、とんでもない事言っちゃったんじゃないかなって思ってきた……」

狛枝「だっ、だってさ! 結局まだ告白の返事は貰えてないし!」

狛枝「それなのに、キスはしちゃったし、それだってボクみたいなゴミクズが罪木さんのような超高校級の希望的存在にしていい事じゃなかったんだよ!」

狛枝「ど、どうしよう……日向クン。ここはやっぱり罪木さんに土下座でもして謝るべきだよね。そうだよね」

狛枝「そうと決まればより誠意を見せる為にも熱い鉄板を用意しないとね! この軍事施設周辺に転がってないかな、探しに行こう! 日向クン!」

日向「本当にお前、大丈夫じゃないな……」

日向「と、とにかくだな! まだ時間はあるんだろ? だったら狛枝は本当はどうしたいのかもう一度よく考えてみるんだ」

日向「それで早まった事を言ったと思うのなら、やっぱり謝った方が良いと思うし」

日向「その上で罪木と……そういう事をしたいって思う気持ちがあるなら」

日向「後はもう罪木の気持ち次第だからな」

日向「罪木が今夜お前の元を訪ねてきたら……お前が言いだした事なんだから、責任を持ってきっちりこたえるべきなんじゃないのか」

狛枝「……」

日向「どうなんだ? 狛枝」


1、よくわからなくなってきた……
2、本当はただ怖いだけなのかもしれない
3、日向クンだったらこういう時どうするの?
4、その他


安価↓

狛枝「日向クンだったらこういう時どうするの?」

日向「お、俺!?」

日向「俺にはそういう相手はいないからな……経験も……ないし……」

日向「……」

日向「でも俺は自分の気持ちに正直でいたいと、そう思うな」

日向「後悔するなら、行動しないでより行動してからの方が良いというか……」

日向「相手を思いやる事も勿論大事だけど、それで自分を偽るのはもっとダメだろ」

日向「だから正直な自分を見てもらって……それで相手が受け入れてくれないなら仕方がないと思うしか」

狛枝「当たって砕けろ、って事? 下手したら粉々だね」

日向「……」

日向「悪いな。俺じゃあ良いアドバイスはこれ以上出来そうにないかもしれない」

狛枝「……そんな事ないよ」

狛枝「確かに、後悔するのが変わらないなら、自分の気持ちに正直でいた方が良い……のかな」

狛枝「それでもし、罪木さんがボクの事を……」

狛枝「……」

日向「狛枝?」

狛枝「なんでもない。ありがとう、日向クン」

狛枝「ラーメン食べようか」

日向「え? ……ああ、そうだな」



その後、日向クンとラーメンを食べながら他愛もない話をして時間を過ごした。


……


日向にプレゼントを渡しますか?


現在所持しているプレゼント→マリンスノー、ラジオゾンデ、草餅


渡すなら渡したい物を書いてください。


安価↓

狛枝「日向クン、相談にのってくれたお礼にこれよかったら……」

日向「!!」

日向「これはっ……こんな物を貰えるならラーメンなんか食うんじゃなかった!」

日向「お前、思っていたよりもイイ奴だったんだな……!」

狛枝(日が経って腐りかけてるかもしれないけど大丈夫かな)



*日向くんと仲良くなりました。

*日向くんの好感度が【顔見知り】→【普通】になりました。

*幸運ポイント100ptゲットしました(現在:891pt)


……

狛枝のコテージ


狛枝「……今のうちに4日目の事を少しまとめておこう」

狛枝「えっと、今日は」

狛枝「弐大クンにアレしてもらったんだよね」

狛枝「ついでにコツまで教わって……」

狛枝「左右田クンはあれから平気だったのかな。まさか、ボクが変なツボ押しちゃったとかそんな事は……まあ、いいか」

狛枝「でも本当に弐大クンのアレの力は凄いよね。採集時間の疲れが一気に吹き飛んだよ」

狛枝「それから……」

狛枝「……」

狛枝「罪木さんと過ごして」

狛枝「……その問題はまだこれからだ」

狛枝「……」

狛枝「日向クンにはなんだか毎度相談を聞いてもらっちゃってる気がするな」

狛枝「きっと、迷惑かけてるよね」

狛枝「……ボクが以前話してしまった事が、彼をこれ以上とんでもない事に巻き込んでしまう事にならないといいんだけど」

狛枝「……」



ぴんぽんぱんぽーん

ウサミ『みなさん夜でちゅよー!』

ウサミ『ゆっくり休んで、また明日もがんばりまちょうね!

ウサミ『それじゃあ、おやすみなちゃい……』

アナウンスが聞こえると、ボクは今まで開いていたノートを閉じて監視カメラの前に立った。


狛枝「約束だからね、ウサミ」


それから椅子に乗ってマーケットから持ってきていた黒い布を一応監視カメラに被せた。

後はもう……ボクは待つだけだ。









ピンポーン


狛枝「……!」

鳴る事は無いかもしれないと思っていたチャイムの音は、思っていたよりも早すぎるほどのタイミングで聞こえた。

ボクは緊張で僅かに震えている手でゆっくりと扉を開く。


罪木「……こんばんは」


そこには紛れもない罪木さんの姿があった。

彼女は素早くボクのコテージの中に入って扉を閉める。


罪木「……あの。ここに来るまで誰にも見られてない……筈ですから」

狛枝「……」

狛枝「正直すごく驚いてるよ」

狛枝「まさか、本当に来るなんて……」

罪木「……」

罪木「そういう、約束でしたから」

罪木「きちんと考えて出した結論です」

罪木「……狛枝さん」


罪木さんは……静かにボクの胸へと体を寄せてきた。

反射的に彼女の身体へと腕が回りそうになる。

……と、その時。

不意にボクのコートのポケットから写真が落ちた。

罪木「これ、小泉さんに撮ってもらった写真、と」

罪木「……私が撮った、狛枝さんと小泉さんの写真……ですね」


罪木さんはボクから離れ写真を拾いそれを見つめながら呟いた。


罪木「私が撮った写真、少しピンぼけしちゃってますね」

罪木「……」


ボクは写真を罪木さんの手から取りまたコートのポケットに押し込んだ。


狛枝「罪木さんは小泉さんから写真もらった?」

罪木「はい。もらいました」


罪木さんは自分のポケットの中から、以前ボクがあげたハンカチに包まれているその写真を取り出した。


罪木「ここに来る前もこの写真をずっと見ていたんです」

罪木「……そうしたら、やっぱり」

罪木「……」

罪木「狛枝さんに会いたい、って気持ちになって」

罪木「だから……私……」

狛枝「……罪木さん」


ボクは一度離れてしまった罪木さんの……


1、手を取り握る
2、体をそっと抱き締める
3、その他


安価↓

ボクは罪木さんの体をそっと抱き締めた。

……彼女からは石鹸のいい匂いして鼻をくすぐった。


狛枝「ボクも……会いたかった」

狛枝「罪木さんをまたこうして抱き締めたくてたまらなかったよ」

罪木「狛枝さん……」


罪木さんの手がボクの背に回る。

そうやってボクたちはしばらく抱き合ったままでいた。


罪木「……あのっ」

罪木「わ、私……もう、覚悟は出来てます……から」

罪木「……」

罪木「私にもっと……触れてください……」


どうする?


1、顔に触れる
2、足に触れる
3、胸に触れる
4、その他


↓~3 コンマが一番大きいレス

狛枝「……」


手を伸ばし触れたのは罪木さんの頬だった。

掌で輪郭をなぞり、親指で唇を撫で

吐息が零れるそこへとそっと唇を寄せた。


罪木「んっ……」


罪木さんは目を閉じ大人しくしている……。


1、しばらくそのままでいる
2、触れ合うだけのキスを何度か続ける。
3、舌を入れる。

↓~先に3票集まったもの

そのまま幾度か唇を触れ合わせるだけのキスを続けると、罪木さんの腕がボクの背から首へと回り次第に罪木さんの方からも求めるように唇を寄せてきているのがわかった。

一度口付けを止め、顔を離すと荒くなっている呼吸音が聞こえた。


狛枝「っ……罪木さん」

罪木「……」

罪木「……やっぱり、私の方からするのは……嫌、でしたか……?」

狛枝「……嫌じゃないよ」


この後


1、このままキスを続ける
2、別の事をする


安価↓2

狛枝「でも……」

罪木「……?」

狛枝「続きをする前に、きちんと話をしないとダメだよね」

罪木「!」

狛枝「というより、罪木さんの答えをはっきりと聞かせてもらえないと安心出来ないんだ」

狛枝「この意味、わかるよね?」

罪木「それは……」


罪木さんはボクから距離を取り背を向けた。


罪木「わ、私は……」

罪木「ただ、狛枝さんと一緒にいたくて」

罪木「……ずっと隣にいたい、だけで」

罪木「で、でもっ」

狛枝「でも?」

罪木「私が狛枝さんの事……す、好きだって……言っても」

罪木「狛枝さんが私の事を好きだって言ってくれてもっ」

罪木「狛枝さんは私の前から何時かいなくなっちゃうんじゃないかって……そんな不安があって……」

罪木「私、それがこわくて……っ」

罪木「はっきりと答えを出してしまったら、もしそうなった時……余計に辛い気持ちになると思うから」

罪木「だったらこのままの方が……」


なんて答える?


1、どうしてそんな風に思うの?
2、ボクはこのままは嫌だ
3、その他


↓~3コンマが大きいもの

狛枝「怖かったら言ってほしい」

狛枝「此処にいるんだって言ってあげられるから」

罪木「っ……」

罪木「……狛枝さん、私」

罪木「……」

罪木「怖い、です」

狛枝「ボクは此処にいるよ」


ボクは背後から罪木さんの震えている体を抱き締め耳元でそう囁いた。


罪木「……」

罪木「私……は……」

罪木「……狛枝さんの事が」

罪木「すきです」

狛枝「……うん」

罪木「だから」

罪木「狛枝さんからも、もう一度……言って欲しいです」


1、好きだ
2、愛してる
3、他に告白があれば

安価↓2

狛枝「愛してる」

狛枝「心の底から……そう思ってるよ」

狛枝「……」

狛枝「ボクはね、愛っていうのは一方通行でも構わないものだと思ってた」

狛枝「でも、愛してる人に愛して欲しいって初めてそう思った」

狛枝「それが罪木さんだよ」

狛枝「だから、こんなボクを好きだって言ってくれただけで……とても嬉しい」

狛枝「ありがとう」

罪木「……」

罪木「それなら……私のこと」

罪木「もっと愛してください」

罪木「傍にいるって……実感させてください」

罪木「狛枝さんでないと、私は嫌です」

罪木「狛枝さんが好き、です」

罪木「好きなんです……」


どうする?


自由安価↓~5まで
その後↓6から先に3票入ったもの

>>823以外全部で

これは>>826採用の流れでいいのかな
まさかこんな事になろうとは……
続きは書ければ朝からいこうかなと思います
流れはもう大体決まっちゃってる感じだから安価は少なくなる……と思うよ

狛枝「ボクも罪木さんが傍にいる事を実感したい」

気付けばボクは後ろから抱いていた筈の罪木さんの体をベッドの上へと押し倒していた。

罪木「狛枝さ……っん」


不安げに見上げる彼女に構う事なく唇を奪い、今までとは違う激しい口付けを交わす。

……罪木さんの言葉と態度はボクの余裕を奪うには十分過ぎる程だったのだ。

そのまま舌を絡ませ合うキスを暫く続け、彼女の体へと触れようとした……その時

罪木さんの手が先にボクの体に触れ、肩を押している事に気付いた。

慌てて顔を離すと罪木さんは深く息を吸った後、ボクへ訴えるような視線を向けた。


罪木「ま、待って……待って、くださいっ」

狛枝「……あ」


そこでようやく、ボクは少しだけ冷静さを取り戻す。


狛枝「ご、ごめん……やっぱり突然すぎた……よね」

罪木「あのっ……いえ、そうじゃなくて……」

狛枝「え」

罪木「先にシャワーを……浴びたいなぁって」

狛枝「……」

狛枝「そっか。……じゃあ、行ってくるといいよ」


ボクは冷静なフリをしながら罪木さんの体を起こすの手伝い、そのまま彼女が行くのを待った。

けれど罪木さんは、ボクの服の袖を掴んでそれ以上動く気配をなかなか見せなかった。


狛枝「どうしたの?」

罪木「あの……一緒が、いいです」

狛枝「え?」

罪木「い、一緒に入りましょう……?」





抵抗が出来る筈も、する理由も無かった。

それからどういう返事をしてどういう過程を経たのかは記憶にないけど、気付いたらボクはコテージのシャワールームにいた。

罪木さんと、一緒に。

お互いタオルは巻いているけれど……裸で。

それでもボクたちは二人して視線のやり場に困っていた。


狛枝「……あのさ、罪木さん」

罪木「はっ、はいっ! なんでふかっ!?」

狛枝(噛んだ……)

罪木(噛んじゃいましたぁ……!)

狛枝「えっと……なんでシャワー浴びたかったのかなって」

罪木「えっ……」

狛枝「いや、だってさ。ここに来る前に既に浴びてたんじゃないのかと思って」

狛枝「……罪木さんから石鹸の香りがしてたから」

罪木「あっ、あのっ……それは……!」

罪木「……」

狛枝「どうしても一緒に入りたかったの?」

罪木「わ……わかってるなら、意地悪言わないでくださいよぉ……ふゆぅ……」

狛枝「……」


勢い余って抱き締めたくなったのを堪えた。


罪木「……」

罪木「あ、あの……それじゃあ、お背中流しますね……」



1、素直に洗って貰う
2、洗って貰いながらこっちも洗ってあげる


安価↓

狛枝「……うん。お願いしようかな」

罪木「し、失礼します」


罪木さんに背を向けて座り洗われるのを待った。

少ししてから絶妙な力加減で背中がスポンジと泡で擦られ始める。

……他人に体を洗われるのってなんだか変な気分だ。

相手が罪木さんだから、尚更。


罪木「……あの」

狛枝「ん?」

罪木「狛枝さんの背中……ちょっと痣が出来てるみたいになっているんですけど、どうかしたんですか?」

狛枝「えっ、痣?」

狛枝「……」

狛枝「もしかして、弐大クンのアレのあとなのかも。結構力強かったから……」

罪木「アレ、ってなんですか?」

狛枝「弐大クンに習ったから後で罪木さんにもしてあげようか? 弐大クンなんかと比べたら全然下手だとは思うけど」

罪木「えっ? な、なんなんでしょう……」

狛枝「あっ、痛い事じゃないから。怖がらなくていいよ」

狛枝「気持ち良くしてあげられればいいんだけどね」

罪木「気持ちの良いこと……ですか……」

罪木「……」

狛枝「……」

狛枝「……いやらしい事でもないから」

罪木「……は、はい」

狛枝「……」

狛枝「ボクだけ洗ってもらうのも悪いから、罪木さんの背中も流してあげるよ」

罪木「!」

罪木「い、いえっ! 私はそんな……」

狛枝「一緒に入りたいなんて大胆な事言っておいて恥ずかしがる事ないのに」

罪木「……そういう訳じゃなくて」

罪木「あまり明るいところでじっくり見ないで欲しいんです」

狛枝「どうして……」

狛枝「!」


何気なく後ろを振り返った瞬間、罪木さんの体が僅かに視界に映った。

より正確に言えば、何時もは包帯の下に隠れている肌が、だ。

そこには痣だったり爛れたあとだったりがあって……。

……その時ふと、『以前』の罪木さんが零していた、ある言葉を思い出した。



『ここには私を叩いたり、蹴ったり、タバコの火を押し付けたりする人はいないから……』



罪木「……」

罪木「私の体……あまり綺麗では、ないので……」

罪木「きっと嫌になっちゃいますよ……」

狛枝「……」

狛枝「背中、見せて」

罪木「……でも」

狛枝「いいから」

罪木「……」


ボクが罪木さんの方を向くと、彼女はおずおずと背を向けた。

そこにはやっぱり無数の古傷が目立たなく存在していた。

その傷痕のひとつに唇を落とし軽く吸い付くと、罪木さんの体が小さく跳ねる。


罪木「っ、狛枝さん……?」

狛枝「……ボクは気にしないよ」

狛枝「罪木さんがどんな姿でも……罪木さんを愛してる事に変わりはない」


罪木さんの体を隠しているタオルに手をかけて、ゆっくりと剥ぎ取りながらそう告げると、ボクは掌を罪木さんの……


1、背に滑らせた
2、太股へ滑らせた
3、胸へと滑らせた


↓~先に3票集まったもの

罪木さんの背に掌を這わせながら傷の一つ一つに唇を寄せ吸い付いては薄く赤い痕を残す行為を繰り返す。

その度に罪木さんは小さく体を揺らした。


罪木「っ、くすぐったい……です」


彼女の体は次第に前屈みになっていき、それに被さるようにボクは体重をかけ、背を伝っていた掌は次第に腰回りへとたどり着いて足の付け根を指で撫でていた。


罪木「あっ……」

罪木「そ、その先はまだダメです……っ」

狛枝「……怖い? やっぱり」

罪木「そ、そんなんじゃ……」

罪木「……」

罪木「狛枝さん」

狛枝「……?」

罪木「私も、もっと狛枝さんに触れていいのなら……いいですよ」

狛枝「え……」

罪木「少しせまいかもしれませんけど、そのまま仰向けになってください」

狛枝「……」


ボクは少しだけ考えてから罪木さんの背中から離れてそのまま仰向けになった。

すると罪木さんは腰を浮かせて背を向けたままその上を跨いで……

ボクが罪木さんにしたように、ボクの腰に巻いていたタオルを剥いだのだった。


狛枝「えっ……罪木さん……!?」


その様子に驚いている間に罪木さんは、露わになってしまったボクのソレを



00~49 胸で挟んだ
50~99 口にした


直後コンマ判定

罪木「きっと、こんなのじゃ満足してもらえないと思いますけど……」


そう言って罪木さんは上半身をゆっくりと揺らし始めた。

視覚的には彼女の後ろ姿しか確認出来ないけれど、肌と泡の感触が伝わって何をされているのかすぐに理解出来た。


狛枝「罪木さん……それは……っ」

狛枝「ッ……そんな事、したら……」

罪木「……んっ……狛枝さんの……おっきくなってる……」

罪木「私の体で……気持ちよくなって……くれてるんですね……」

罪木「よかった……」


次第にその動きは緩やかではあるが確実に速度を増していく。


罪木「あっ……ん、ぁ……っ」

狛枝「ッ……は……」


罪木さん動きと重なって甘い声が響き、ボクも息が上がり始め……

理性が保てなくなりつつあったボクは、目前で揺れている彼女の腰を掴むと太股へと口付けていた。


罪木「んっ……狛枝さんが触りたいのは……ホントはそこじゃない……ですよね……」

狛枝「っ……」

罪木「私は……いいですよ……?」


そう呟いた罪木さんは一度動きを止めて足を開きながら腰を落とした。

自らの秘部を指で開いて……。


狛枝「……随分と……急に積極的に……なったね」

狛枝「後悔しても知らないよ……っ」


ボクは誘われるままにそこへと舌で触れた。

罪木「あぁ……っ!」


一度体を痙攣させた後、彼女は上体を起こして腰を揺らし始めた。

その腰の動きに合わせて緩やかに舌を出し入れする度に罪木さんの鳴く声が聞こえて昂ぶる気持ちが抑えられなくなっているのが嫌というほどわかった。


罪木「あっ、あっん、やっ、らめっ……」

狛枝「ん……ッ」


そうして暫くの間愛撫を続け、お互いに限界が近いかもしれないという所で……ボクは一度そこから舌を離して上半身を起こした。


罪木「あっ……?」

罪木「……狛枝……さん……?」


名残惜しそうに声を上げこちらを振り向いた罪木さんに、息を上げながらもボクは首を横に振った。



狛枝「っ……ダメだよ、罪木さん」

狛枝「やっぱり、ここでするのは……」

罪木「んっ……でも……」

罪木「ベッドの上で……する前に」

罪木「もっといっぱい触って欲しいです……」


罪木さんは向かい合うようにボクの膝の上に座り直して胸に体を預けてきた。


どうする?


自由安価↓~3まで
その中で、↓4から先に2票入ったもの

罪木「……それに狛枝さんだってまだくるしいでしょう?」

狛枝「……!」


そう呟いて罪木さんはボクの足の間に顔を埋め、まだ勃っているそれに指を絡めた。


狛枝「つ、罪木さんっ、待って……」

罪木「ダメですよぉ……ちゃんと処理してあげますから、ね?」

狛枝「ッ……」


見上げて小さく笑う罪木さんはボクの言う事を聞かず、しなやかに指を動かしてそこに唇を寄せた。


罪木「あ……また、おっきくなりましたね」

罪木「もっと……きもちよくしてあげます……」

罪木「んっ……」

狛枝「あ……ッ、罪木さんっ」


指を動かしたまま唾液を絡ませるように舌を這わせ丁寧に愛撫を続けられると、もう何も抵抗出来なくなってしまう。

だから、ボクはただその様子を見守りながら罪木さんの髪の毛を梳くようにして頭を撫でてあげるしかなくなってしまったのだった。


罪木「ふぁっ……こまえださん……」

罪木「もういっかい……はさんであげます……ね……」


次第に目をとろんとさせ何処かぼんやりとした表情で言うと、罪木さんはその通りに胸の間に挟んでまた口を寄せ今度は奥深くまでくわえ込んだ。


罪木「……おっぱい……きもひいいれすか……?」

狛枝「ッ……その状態で……喋らないでっ……」

罪木「んんっ……」


限界が近いと察したのか彼女は追い上げるように胸を寄せ擦り合わせながら強く吸い上げ、果ては喉奥までくわえるようにして頭を上下に激しく素早く動かした。

……そこまでされてしまえば、達するまでにそれほどの時間はかからなかった。

狛枝「く、ぁ……ッ!」

罪木「んんっ、ふぁッ……!」

罪木「……はぁっ……たくさんでましたよぉ……えへへ」

狛枝「……は……っ」

罪木「ん……」


口で受け止めた精液を手に吐き出してボクに見せつけた後、それを愛しそうに再び舐めて飲み込む罪木さんを見て顔が更に熱くなった。

それだけでは飽きたらず、彼女はさっきまで口に含んでいたそれにまた吸い付き始めた。


狛枝「ま、待ってよ! 流石にこれ以上はっ……」

罪木「ダメですぅ……おそうじもきちんとしないと……んんっ……」

狛枝「うぁ……」


罪木さんは絞れるだけ搾り取るように何もかも吸い尽くすまで口を離さなかった……。





狛枝「……罪木さん」

罪木「はい? なんれしょう……」


ようやく顔を上げ、ぼーっとして呂律も回ってない彼女へなんとも言えない気持ちをぶつける代わりに……ボクは彼女の体を押し倒していた。


罪木「きゃっ……!」

狛枝「……やってくれたね」

狛枝「オシオキ、するよ」



罪木にしたいオシオキ↓~3まで
あまりハード過ぎるのは無効

罪木「オシオキって……あっ……!」


まだぼんやりとした表情で、自分が何をされているのかこれから何をされるのか理解していない様子だった罪木さんは、ボクが彼女の胸へと手を伸ばした瞬間、身を僅かに捩らせた。


狛枝「さっきので汚れただろうから綺麗に洗ってあげないといけないしね」

罪木「んっ……ぁ……」


罪木さんの胸の上にボディソープを垂らして掌で塗り付け泡立てていく。

指先が時折頂点にある蕾を掠める度に、より甘い声が上がるのをボクは楽しんでいた。


罪木「っぁ……これ……オシオキじゃ……ないですよぉ……あっ、ん……」

罪木「狛枝さんが触ってくれて……嬉しい……」

狛枝「……」

狛枝「……その様子だとそうみたいだね」

狛枝(でも……まあ、とりあえずはいいか)

狛枝「ここがイイんだよね?」

罪木「ひゃ……んっ」


泡のついた指先で胸の飾りをきゅっと摘むと罪木さんはこくこくと頷いた。


罪木「ふぁ……もっとぉ……っ」


それでも更なる刺激を彼女はボクに強請った。


狛枝「……」

狛枝「どうしようかな」


一度摘む指を離した後、今度は左手の人差し指の先だけを軽く押し付けるだけで何もせずにいると、罪木さんは手を重ねて胸を押し付けてきた。


罪木「……いじわる……しないでくださいよぉ……」

狛枝(このまま何もしないで焦らした方がオシオキになりそうだな……)

狛枝(……)

狛枝「そんなにイイなら自分で触ってればいいんじゃないかな」

罪木「ふぇっ……?」

狛枝「ボクが洗ってあげないといけないのは……そこだけじゃないから、ね」

罪木「あっ……」


するりと左手を滑らせて彼女の秘部へと到達すると、罪木さんは腰を小さく揺らした後にゆっくりと足を開いた。

そして我慢が出来なくなったのか、両手で自分の胸を揉みながら突起を指で弄る仕草をボクに見せつけるのだった。


罪木「ッ、狛枝さんっ……狛枝さっ……ぁん……っ」

狛枝「……もしかして、ボクに触られてるって想像しながらしてる?」

罪木「だってっ……狛枝さんがしてくれないからぁ……っ」

狛枝「……」

狛枝「言ったよね。これはオシオキ……なんだよ?」

狛枝「……まだ終わらないから」


男 子
No
女 子
秋尾 淑伸
(あきお よしのぶ)
01
朝比奈 深雪
(あさひな みゆき)
有栖 直斗
(ありす なおと)
02
泉沢 千恵梨
(いずみさわ ちえり)  
小田切 冬司
(おだぎり とうじ)
03
榎本 留姫
(えのもと るき)
金見 雄大
(かなみ ゆうだい)
04
香草 塔子
(かぐさ とうこ)
如月 昴
(きさらぎ すばる)
05
小日向 花菜
(こひなた かな)
菫谷 仁
(すみれたに じん)
06
佐倉 小桃
(さくら こもも)
関根 春生
(せきね はるお)
07
白百合 美海
(しらゆり みみ)
高津 政秀
(たかつ まさひで)
08
鈴茂 まなみ
(すずしげ まなみ)
千景 勝平
(ちかげ しょうへい)
09
田無 紘那
(たなし ひろな)
筒井 惣子郎
(つつい そうしろう)
10
都丸 弥重
(とまる やえ)
道明寺 晶(どうみょうじ あきら)  11七瀬 和華(ななせ のどか)
新垣 夏季(にいがき なつき) 12野上 雛子(のがみ ひなこ)
乃木坂 朔也(のぎざか さくや) 13羽村 唯央(はむら いお)
[連絡無し] 洋祐(ひやま ようすけ) 14深手 珠緒(ふかで たまお)
福地 旬(ふくち しゅん) 15間宮 果穂(まみや かほ)
本堂 空太(ほんどう くうた) 16水鳥 紗枝子(みどり さえこ)
御園 英吉(みその えいきち) 17武藤 灯里(むとう あかり)
目黒 結翔(めぐろ ゆいと) 18萠川 聖(もえかわ まりあ)
森下 太一(もりした たいち) 19八木沼 由絵(やぎぬま ゆえ)
譲原 鷹之(ゆずはら たかゆき) 20幸路 知佳子(ゆきじ ちかこ)
与町 智治(よまち ともはる) 21和歌野 岬(わかの みさき)
竜崎 圭吾(りゅうざき けいご) 22渡辺 彩音(わたなべ あやね)

 乃木坂朔也(男子十三番)と言う男は、典型的な?優男?だった。誰も拒絶しなさそうな柔らかい物腰、控えめだけど決して暗くはない穏やかな振る舞い、親しみやすい笑顔と爽やかな言い回し。誰もが、ああ、この人優しいそうと言う第一印象を抱きそうな、そんな感じ。加えて男前。甘いマスクの王子様みたいな感じ。身長もそれなりにあるし、運動神経も良いようで、?モテる?のもまあ当然と言うか。仲間内では時々、はしゃいだような、無邪気な一面もあって、外側の女子にはそのギャップも堪らないらしい。
 ちなみに朔也が親しくしている道明寺晶(男子十一番)も、そのルックスと人懐っこい性格、ミステリアスな雰囲気で様々な女の子をブイブイ言わせている口だったが、下も上も幾人もの女子に手を出しているともっぱらの噂で、故に同学年にはあまりウケが宜しくなかった。武藤灯里なんか関わるのも嫌がるくらい、これは極端だが。そんな晶との比較もあるから、女子の朔也への評価は輪を掛けたように高かった。
 まあ、もちろん、素直に紘那も、朔也のことは格好良いと思う。まあ自分は──これは、千恵梨にも内緒なのだが、晶の方をいいなと思っている口だが。
 とにかく、乃木坂朔也に対しては、今隣にいる親友も例外ではなかった。一目惚れだったと言っていたっけ。その内側から滲み出るような人柄の良さに惚れたのだと。千恵梨があまりに熱心に片想いを貫いているので、そのもどかしさに最近は幸路知佳子や香草塔子などが露骨に背中を押したりして、多分、それなりにクラスにも知れ渡っているのが、少し可哀想にも思った。千恵梨本人があまり気にしている風ではないので、紘那も口は出さなかったが。そして朔也自身、千恵梨の露骨さに気付いてなさそうなのが、また、可哀想と言うかなんと言うか。
 そう言えば、ここにはいないが、現在は同じグループの佐倉小桃(女子六番)も朔也を好きな口だった。以前は──こちらもすでに死んでしまったが、都丸弥重(女子十番)との二人グループで仲良さそうにしていたのに、朔也絡みでなにかあったらしくギクシャクしているところを、千恵梨が心配していて、で、思い切って紘那が声を掛けたのだ。小桃とは、当時からそれなりに親しかったから。今は小桃も弥重も、朔也をどう思っているのか、紘那は知らない。わざわざ触れたい話題ではないからだ。紘那は、千恵梨を、当然のように応援しているのだから。

 紘那は膝を抱えて、千恵梨を上目遣いで見た。千恵梨の気の強そうな大きな瞳が、困ったように揺れていた。

「どうしたら、いいんだろうね」



「……正直、あたしさ、千恵梨は、乃木坂に会いたくて、……その、分校に戻るって、言ってるんだと思ったんだ」
「うん、それ、間違ってないわよ?」

 千恵梨が俯く。寂しそうに、切なそうにしているのが、紘那には苦い気持ちになって、もやもやする。

「乃木坂くんにも声掛けるつもりだったのよ、あたし」
「……うん、そうだよね」
「乃木坂くんのことだから、信用出来るって、思ってるし」
「うん」

「それに」

 ふいに千恵梨の手が伸びてくる。自分よりも一回りも二回りも小さな掌が、紘那のそれと重なった。

「紘那、あたしね、なんだか胸騒ぎがするの」

 紘那の手の甲に重なったそれに、ぎゅっと、力が込もる。

「胸騒ぎって、乃木坂のことで?」
「うん」

 俯いていた千恵梨が顔を上げて、奥まで続く森の先を。先を見ていた。

「紘那、あたしね、なんだか胸騒ぎがするの」

 紘那の手の甲に重なったそれに、ぎゅっと、力が込もる。

「胸騒ぎって、乃木坂のことで?」
「うん」

 俯いていた千恵梨が顔を上げて、奥まで続く森の先を。先を見ていた。

「なにか、すごく、すごく良くないことが、起こる気がする」



 紘那の手を握り締めるそれとは逆の手で、外に向かって構えられていたステアーTMPが、かちかちと小さな音を上げた。

「ね、紘那」

 まっすぐに、心配そうに震える紘那の瞳を、千恵梨が覗き込む。紘那は息を飲んで、続く千恵梨の言葉に耳を傾ける。

「実はね、ずっと考えてたの。みんなのこと、あなたに任せてはダメかしら。……乃木坂くんが心配なのよ、あたし、探しに行ってはダメかしら」

 紘那は驚いて目を見開いた。探しに行く? あたしにみんなを任せて? とんでもない。紘那はなんとか頭の中でそれらしい理由を並べて、首を振るって千恵梨を見返した。

「一人で? 千恵梨を一人きりになんて、させられないよ」
「大丈夫よ、体力にも運動神経にも、自信はあるし」
「でも、みんな不安に思うよ。千恵梨がいないなんて」

 それは全て本心であった。自分など、千恵梨の代わりを務められるような器じゃないし、なにより親友を一人きりになどさせられない。人よりも精神的、体力的にもタフな千恵梨であっても、とにかく、誰が敵で誰が味方かもわからないこの島は、危険すぎる。ダメだ、そんなの許すわけにはいかない。みすみす、死にに行かせるような真似はさせられない。

「だから、ダメ? 探しに行ってはいけない?」

 どくん、と心臓が一度、大きく跳ね上がった。哀しそうな表情で紘那を見詰める千恵梨を見返して、視線を外そうとして、出来なかった。変わりに、あの時と同じように、身体中の血液がきんきんに冷えて行くような、嫌な感じが蘇って来る。不安と、よくわからない、恐ろしさが。

 ついこめかみに寄ってしまった皺を隠すように、紘那は額に指を押し当てて、考える仕草をする。千恵梨に、この不安を悟られないようにしながら。

「でも、灯里辺りが、なんて言うか……」
「みんなのことは、自分で説得するわ。理解して貰えるまで、話すつもりよ」

 そうじゃない。──そうじゃないよ、千恵梨、心配なんだよ、なにもかも、色々なことが。その過程を想像するのも嫌なほどに。だって、ねえ、目の前でさ、七瀬和華(女子十一番)が殺されたじゃない。香草塔子が、すぐそこで死んでいたじゃない。そしてあたしたちは、幸路知佳子にそれを隠したじゃない。佐倉小桃も羽村唯央(女子十三番)も、ここにはいないじゃない。あなたは、深手珠緒が本堂空太(男子十六番)を好きなのを知りながら、目の前で別の女子と逃げていくのを、見逃したじゃない。あなたは、深手珠緒に支給された武器を、──ジェリコ941を、リーダーの特権と納得させて、一人だけそれを常に持ってるじゃない。他にも、他にも。
 違う、不満なんじゃない。だって、千恵梨のすることだ、間違ってるわけがない。彼女がどんなに素敵で素晴らしい、すごい女の子か、知っている。いつだって千恵梨がしたことは、良い方に繋がって来たんだから、これまで、ずっと。千恵梨の力を信じている。大切な親友を信頼している。でも、でも、なんだか不安なんだよ、本当に、色々、よくわからないけど、不安なんだよ。



「もう少し考えてから決めるけど、その時は、紘那、あたしに協力してね」

 残酷な言葉だ、とは思わなかった。けれど、残酷な選択を突き付けられたらような、苦しい気持ちに紘那は侵されていた。

「紘那だけが頼りよ、あたし、紘那ならって思うから」

 南北の外れに位置する集落の一角に強引に忍び込んだ本堂空太(男子十六番)は、微睡みの世界を漂っていた。分校を発ってからこれまで、間宮果帆(女子十五番)と一緒にいるのだが、昨晩世を過ごした神社では二人ともろくな睡眠を取ることが出来ず、こうして昼の間に交換で、休息を得ることにしていた。今は午前中に休んでいた果帆が見張りをしているところだ。
 仮眠に入って、三時間あまりだろうか。休息が必要とは言え、この状況下では爆睡することも出来ない。そこまで神経図太くはない。先に休んでいた果帆も同じだったようで、何度も寝返りを打ったり、起き上がったりを繰り返していた。プログラムの開始から、まだ丸一日も過ぎていないのに、徐々に疲れが蓄積しているのがわかった。精神的にも、体力的にも。
 空太は目を開ける。窓際に寄り添った果帆が、時々カーテンの隙間から外を伺うような動作をしている。彼女の精神状態が空太は気掛かりだったが、思ったより安定しているようだ。空太はほっと一息吐いてから、身体を起こした。

「起きた?」
「うん、おはよう」

 ぐう、と背骨を上に伸ばす。果帆が少し口の端を上げて、それを見つめた。

「よく寝れた?」
「うん、ぼちぼち」
「ほんとかよ」

 そのニュアンスは、驚いたと言う感じではなく、疑いに近かった。それもそうだろう。昼を過ぎた辺りから、特に三時を越えてから、銃声が何度も鳴り響いていた。その度に起き上がって、確認してと言うことをしていたら、身体を横たえても、眠気も何処かへ行ってしまった。

「間宮、コーヒー残ってる?」
「残ってるけど。なに、飲みたいの?」
「うん!」
「自分でやれ」
「……やってほしいな?」
「なんでだよ……しょうがねえな、あたしも飲みたいしちょっと待ってろ」

 そう言って果帆は、てとてとと空太の側に寄ると、レディスミスをテーブルの上に置いて、カウンターキッチンの方へ消えた。果帆を目で追っていた空太は、あの様子なら大丈夫そうだな、と一人納得して、ほうと天井を仰いだ。この家は比較的新しい作りに見えた。シミのない壁、糸の解れていないカーテン、傷のないソファー。ここの持ち主も今回のプログラムの開催はだいぶ嘆いたに違いない。綺麗に使わなければ。
 空太はソファーに腰掛けながら、テーブルに置かれたままになっている地図と、生徒名簿に目を配った。三年B組全員の氏名が書き連ねたそれに、氏名の端に、所々レ点が振ってある。全部で十人。昼までの放送で呼ばれたクラスメイトたちだった。あんな銃撃戦があった後だ、次の放送でも、もっと増えるに違いない。空太は、一人一人を目で追っていく。当たり前のように目が止まるのは、金見雄大(男子四番)、森下太一(男子十九番)、そして、八木沼由絵(女子十九番)であった。

 金見雄大は、シャイで、からかうと可愛いやつだった。大人しい生徒だと思われているが、慣れてない人にはぶっきらぼうに振る舞ってしまうだけだった。半年ほど前に付き合い始めた一学年下の女子──チヒロちゃんだったか──とのことを聞くと、顔を真っ赤にして、普通だよ、と。とにかく普通だよと。彼女の容姿に関しても、性格に関しても、出来事に関しても、普通、としか言わない。それも少し焦ったようにしながら。茹で蛸のように赤面して、誤魔化すように言うものだから、ああ、照れてるんだなあと微笑ましかった。恋愛事情以外に関しては、それなりにお喋りでもあった。
 森下太一は、穏やかな少年だった。身体はクラスの男子で一番小さくて、少しだけ、少女のような面影のあるくりくりした目が特徴的だった。菫谷仁(男子六番)や新垣夏季(男子十二番)がよくからかってたっけ。──やーい、チビ! すると、こう言うのだ。──チビじゃねえし、まだ成長期だし! 空太は太一が背が低いのを気にしているのを知っていたので言わなかったが。そんな風に太一は、例え自分が気にする部分を小突かれたりしても、決して怒らなかったし、冗談にして笑っていられるやつだった。二人ともいいやつだった。
 そして、八木沼由絵は──自分はあまり接点はない。その恋人の方とはよく話す真柄だったが。ただ、間宮果帆とは幼なじみだったと言う。昼の放送で由絵の名前が呼ばれて、果帆は苦しそうな顔をしていた。普段通り、気丈に振る舞ってはいたが。でも空太は知っている。空太がソファーで横になって、暫くして、果帆の啜り泣く声が小さく聞こえた。すごく、すごく小さかったが。心配を掛けさせまいとしたのだろう。間宮果帆と言う少女は、少しだけ金見雄大と似ているところがあった。慣れない相手にはぶっきらぼうで、不器用。おまけに口が悪い。けれど、情熱的な少女だ。だからこそ空太も、普段から割と親しくしているのだし、接しやすさを感じているのだった。
 続いて空太は、レ点の付けられていない生徒に目を走らせて行く。そして、一人の女子生徒で視線が止まった。──佐倉小桃。彼女は空太には、よくわからない少女であった。悪い意味ではなく。弱いんだか、強いんだか。淑やかなのか、お茶目なのか。大人しいのか、明るいのか。謎。もちろん、誰しも持ち合わせている二面性なのだろうが、小桃の場合は内面からの雰囲気が、そのギャップが、極端と言うか。可愛らしい、あどけない、柔らかい感じなのに時折、すごく綺麗だったりとか。気になり始めたのは、もうずいぶん前のことだ、去年とか。まあ──これが恋なんだろうなあ、と。誰にも打ち明けてないが。
 彼女は今、どうしているのだろう。あの銃撃戦に巻き込まれていやしないかと、ひやひやしたが、果帆と行動は夜にしようと話し合っていたので(勿論危険は承知だが、自分たちが合流したい面々は昼に動き回ってそうなので、行き違いを恐れたのだ)、自分勝手な行動は控えた。果帆だって同じだったはずだろう、あの銃撃戦には白百合美海(女子七番)や、乃木坂朔也たちが巻き込まれていたかも知れないのだから。

「ああ、やっぱり美味いや、間宮の入れたコーヒー」

 そう言って優しそうに綻ぶ空太の顔を、果帆は嬉しそうに見つめた。

「当たり前だろ、あたし、ちょっとこだわりあるんだよ。ちょっと味は濃い目だけどさ」
「そう? 俺、コーヒー苦手だけど、これは美味いよ」
「……ありがと」

 そして果帆が、少し照れたように顔を背けるのを、空太はおやおやとおかしそうに見る。褒められると弱いらしい。学校で接する時は大方憎まれ口を叩いているので(いや、そんなところも不器用なのだが。そしてそれに空太も乗ってしまうのだが)、こうしおらしく礼なんか言われると、意外と言うか、ギャップがある。ただ照れ隠しにしても、ぶすっと表情を作り替えてしまうところは、らしくもある。
 空太は少し声を立てて笑って、こくこくとコーヒーを飲み干した。ミルクも砂糖もあまり入れていないらしいのに、苦みがあまりなくて飲みやすかった。ふわっと口に広がる香りには、とてもコクがあった。マグカップをそっとテーブルに置いて、軽く息を吐いてから果帆を見ると、空太を見守っていた果帆が慌てたように視線を外す。空太は小首を傾げて果帆に言った。

「なに、間宮?」
「べっつにー、あんたが幸せそうに飲んでるから、いいなって思っただけ」

「うーん、まあ、今度でもいいけど」

 もっともその、今度、と言うのは訪れないだろうが──果帆が驚いたように振り返った。ほんのりと淡く、頬が染まっている気がするのは、気のせいだろうか。

「お前……まあ、いくらでも入れてあげるけど、その……そんなに気に入ったのかよ?」
「え? うん」
「言っとくけど、あたしの入れ方がいいだけじゃないから。これは豆自体がいい豆なだけだから」
「いや、うん、でも、また入れてよ」

 その時、空太の頭に、なんとなくとある有名なフレーズが浮かんで来た。この状況下では場違いにもほどがあるくらい、妙なフレーズだが。──味噌汁作ってよ。うん。コーヒー入れてよ。うん。全然違うよね。
 見るからに狼狽えていた果帆が、大袈裟にため息を吐いて空太を睨んだ。

「お前、多分素質あるぜ」
「え?」
「アキラみたいな?」
「え!?」

 道明寺晶──いやいや、自分はあんなに格好良くないし、口も上手くないし、お盛んじゃないし。いや、晶を貶しているわけではなく。
 今度はからかう立場に転じた果帆が、くすくすと笑う。納得が行かない、と言う風に果帆を見やるが、すぐに目を細めて、表情を緩めた。

「でもなんか、安心した」
「ん?」
「間宮、思ったより元気で」
「……そりゃ、お互い様だろ」

 空太は頷く。当然のように、一纏めにクラスメイトと言っても、そこには様々な交友関係があって、さすがにどうでもいい人間はいないが、接点のない生徒もいる。それぞれが親しくしている友人が、すでにこの世にいない。しかも、それを奪ったのは、間違いなくクラスの誰かなのだ。

「俺、金見も森下も、仲良いしさ、悲しいけど、……友達になったのは、中学入ってからなんだよ。でも、間宮は違うだろ? 幼なじみってことは、幼稚園とか、そんくらい昔だろ? なのにさ、俺と同じだとはやっぱり思わないし」
「別に、過ごした時間とかじゃないだろ。同じだよ、あんたもあたしも、プログラムで、大切な友人を殺された」

 果帆が少しずつ飲んでいたコーヒーのマグカップをテーブルに置く。そして、暫し互いに無言で相手の言葉を待っていたが、「聞いてくれるかな」と、果帆が語り始める。



「由絵とはさ、最近ちょっと、仲、良くなかったんだよ。ま、向こうはそんなこと思っちゃいないだろうけどな。由絵はさ、すごい、自由人って言うか……気分がはっきりしててさ、興味を持ったら一直線で、おまけに頑固。負けん気も強い。想像できないだろ? ほわんとしてるけどさ。……物心付いた頃くらいから、いつもそばにいたから、喧嘩とかすごい、した。たくさん。絶対に由絵は折れないんだけどな。それに、由絵が勝平と付き合い始めた時、あたし、面白くなかったんだ。おまけに由絵は、毎日、勝平勝平って、人付き合い悪くなったし、そう言うの、ちょっと傷付いた。美海が上手いこと取り持ってくれてたから、由絵は知らないけど、あたしちょっと、避けてた。だからさ、変な気持ちなんだよ、由絵に対しては。すげえ腹立つけど、気になって。勝手にしろとも思うけど、ほっとけなくて。でも、でも、

嫌いだなんて思ったこと、一回もない」



 俯いて、果帆は額に手を当てる。目元の辺りを隠すようにする果帆に、空太はなんと言っていいのかわからなかった。考えて、迷ってからその肩に手を触れようとして、果帆の声に手を引き戻した。

「最後の瞬間、由絵のそばに勝平がいたなら、いいのにな」

 空太はその言葉に押し黙って、もう一度なんと言おうかわからなくなって、目元を拭うような仕草をする果帆をもう一度見つめ、思い切って、言葉を発した。

「勝平、探そうよ、確かよう。それに、白百合、絶対見つけよう。小日向や和歌野も、アキラたちも。俺も、夏季たちに会いたい。な、一緒に頑張ろう」

 そして空太は、思い切ってその肩に触れた。唐突に、一ヶ月ほど前、教室で和気藹々と部屋決めや班決めをしていた、あの時間を思い出した。──荷物持ちは任せたわ! ──間宮の方が力ありそうじゃん! とんでもない、つい男勝りな口調に騙されるけど、きっと本当は、果帆は、女の子らしい女の子だったのだ。この細い肩に、力があるようには思えなかった。
 少し目を張って果帆が空太を見つめ返す。少しだけ瞳が潤んでいたが、自嘲気味に笑って、いつもの憎まれ口に戻った。

「当たり前だろ、絶対に諦めないからな」

 空太も笑んで、頷いた。
 日が暮れる前に準備はしておこうと言うことになった。買い置きしてあった水分や食料を調達して、デイパックに詰めていく。その途中で、果帆が小さな声で呟いた。


 *063



 本堂空太と間宮果帆の二人が僅かな希望と決意を再確認する最中、同じ集落の一角、民家の庭では、絶望の淵に追い詰められる生徒がいた。

 がっくりと膝を付いてうなだれるのは、野上雛子(女子十二番)。傍らには乃木坂朔也を負傷させ、[連絡無し]洋祐(男子十四番)の命を奪ったボウガンが投げ出されている。よく見ると、雛子の額はぱっくりと割れ、そこから溢れ出した血液が鼻の筋を伝い、顎からぽたぽたと零れ落ちていた。
 うなだれる雛子の頭上の方に光る細長い銀色のものは、ゴルフクラブであった。グリップの先を握り締めているのは高津政秀(男子八番)。小馬鹿にするような、意地悪そうなにやりとした口元は、日頃政秀には定評のある笑い方だったが、今は完全に影を潜めていた。変わりに、眉間には険しい皺が集まり、笑みを無くしてすぼめた口元は、時折ひくっと緊張で痙攣していた。

「お前みたいなクズと一緒にいれるわけねえだろ!」

 その言葉に、呆然とうなだれていた雛子は弾かれたように、大粒の涙を溢れさせた。喉の奥がひっひっと支えるのを必死で、呼吸を整えようとしながら、縋り付くように政秀に手を伸ばす。しかしその手はゴルフクラブで無情にも跳ね返されてしまう。
 嗚咽しながら、ゆっくりと首を上げた雛子が見たものは、まるで視界に入れるのも汚らわしいと言うような、心からの軽蔑を含んだ眼差しで雛子を見下ろす政秀であった。胸の中、心臓の中心からその周辺まで、範囲を超えて暗く黒く広がる絶望感。やっと、信用出来る人に──好きな人に出会えたと思ったのに。

「なんでよ、なんでよ、高津……ヒナ、高津とエッチしてあげたじゃん」
「気持ち悪ぃことほざいてんじゃねえ」

 政秀が音を立てながら唾を吐くのを、雛子はびくっと身体を震わせて眺めていた。

「あん時ゃどうかしてただけだ、元々お前なんかに興味はねえよ、ブス、ヤリマン」



「ひどいよ……ヒナ、高津が好きだったからさせてあげたのに。高津が嫌ってたから、[連絡無し]も殺してあげたんじゃん」



 そう、これからおかしくなったんだ。
 元々は高津政秀も、敵意を丸出しと言うわけではなかった。若干おろおろしてはいたものの、口元にはいつもの厭らしい笑みを浮かべて、「おう、久しぶり」と呑気そうに言っていたのだ。雛子は安心と嬉しさから満面の笑みを浮かべて、政秀に駆け寄った。

 ──嬉しい! 会えると思ってなかった! でも高津には会いたいってヒナ思ってたよ、高津だけは信用出来るし、だって好きだもん、ね、一緒にいようね、ヒナね、高津のこと守ってあげるよ、ね、足手まといになんかならないよ、ね、これがあるから大丈夫! ピストルにも負けないもん! ヒナね、強いんだから! だってね、ね、聞いて、ヒナね、もう一人やっつけたんだよ! [連絡無し]、あいつ、ヒナ、すごい怖い思いしてるのにさ、ぼけっと嫌らし目で見てるからさ、気持ち悪くて殺しちゃった! キモイあいつが悪いよね、高津もめちゃめちゃ嫌いだったし、嫌われるあいつがいけないよね、ね、ね、ね──

 政秀の握り締めた拳が、雛子の顎に直撃していた。驚いて腰を抜かした雛子に、更に一撃、今度はゴルフクラブが額を割った。驚きのあまり言葉も出ない雛子に向かって、政秀が汚い言葉の数々を吐き捨てて行く。そして、雛子はあまりのショックにうなだれた。
 そして、文頭の場面に繋がる。



「頼んだ覚えはない!」

 呼吸によって上下する肩が、徐々に激しさを増していた。

「[連絡無し]を殺してくれなんて、俺は頼んでねえ!」

「でも嫌ってたじゃん! キモイって言ってたじゃん!」
「ああ、言ってたよ、だがそれとこれとは話が別だ! 俺は別に死んでほしいなんて思ったことねえし言ったこともねえ!」
「うそだよ、[ピーーー]って言ってたよ、影でいつも! だからヒナが殺してあげたんじゃん、高津のために殺してあげたんじゃん!」

 雛子は、もうほとんど錯乱状態であった。大粒の涙を零し、えくえくと嗚咽し、身体を激しく振り乱して、わめき散らした。雛子が人一人殺しても罪悪感を得なかったのは、そう言った背景があった。相手が[連絡無し]洋祐だったからだ。日頃、深い溝のあった両不良グループとオタクコンビ。
 もっとも、不良グループの一部がその暗い雰囲気を一方的に嫌うだけで、[連絡無し]洋祐にも与町智治(男子二十一番)にも、蔑まれ見下され傷つけられ、あまつさえ殺されるような落ち度は、どこにもなかった。洋祐は身なりに無頓着なアニメ好きの少年ではあったが、勤勉で、学年トップクラスの成績を治めていたし、智治は大好きなゲームを自分自身も開発するような、将来に可能性を宿した少年であった。
 将来の可能性の話をすれば、危ぶまれるのはむしろ雛子たちであった。政秀は特に、悪いことが格好良いことだと思っている節があった。タイマン張って相手ぶっ殺して鑑別所行きになれば?ハク?が付くと、前に雛子に耳打ちした。だから当然雛子は、高津政秀と言う男は、人殺しなど容易い人間なのだろうと思っていたし、そしてそんなところを格好良いと思っていた。
 そして殺人を厭わない(と雛子は思っている)政秀であっても、自分のことは殺さないと理由もなく確信していた。いや、確信と言うよりも、潜在意識の奥の方から、疑う余地さえないくらい、そう言うものだと思い込んでいたのだ。何故なら雛子は、政秀の仲間であり、そして、恋人に最も近い女だったはずだからだ。

 もっともそれらは全て、政秀の虚勢であった。三年B組の不良グループは、他クラスの同じような生徒とも連んでいて、当然のように他校の不良と喧嘩もした。もちろん全員が全員と言うわけではないが。同じクラスでは、御園英吉(男子十七番)は比較的参加率が高かった。譲原鷹之(男子二十番)なんかは声を掛ければ着いて来たが、あまり役に立たなかった。福地旬(男子十五番)は小学校時代の友人とバンド活動に明け暮れていたようで、ペライベートではあまり付き合いがなかった。秋尾俶伸(男子一番)や千景勝平(男子九番)は、腕っ節は強かったが、応援で来ると言う程度で、万引きやかつ上げと言った行為にも参加しなかった。

 かく言う政秀自身、腕っ節はそこまで強くなかった。そこそこの戦力ではあったが、強い奴は他にいくらでもいたし、悪い奴も上には上が、いくらでもいた。窃盗、薬、暴力団の事務所に出入りしている者、色々。
 確かに言えることは、政秀は?ワル?だったが、注目を置かれたり名を馳せたりするほどのものではなかった。中途半端だった。そして、本当に強くて悪どい奴らに、憧れを抱いてさえいた。それが、あまりその世界を知らないクラスメイトへの虚勢として、現れていた。

 雛子はそんなことは知らない。だから、雛子は今、勝手に頭の中に描き上げていた憧れの政秀と、現実とのギャップに、とんでもない裏切りにあったような、理解したいのに理解出来ないと言うようなジレンマに、苛まれていた。

「気に入らない奴は徹底的に叩き潰すんでしょ!? それが高津のやり方だよね!? ヒナ、そんな高津をかっこいいと思ってたんだよ!? だから[連絡無し]を殺したんだよ!?」

「それは……、幻想だ」

 憎らしそうに、プライドを崩された政秀の痛々しい、冷たい視線が雛子に降り注がれる。

「全部うそだ。俺には、嫌いだからって簡単に人を殺せる度胸はねえよ」

 ゴルフクラブを雛子の頭上に構えてその動きを封じながら、政秀は、投げ出されたボウガンを恐る恐る手中に収める。雛子は政秀がボウガンを拾い上げる様を、ただ茫然と見逃していた。
 そして政秀がゴルフクラブを降ろして、今度はボウガンの矢の先を雛子に向けた。

※総合出席番号順に回すこと(四十番は一番の他己紹介を書く)
※卒業文集に掲載されることを念頭に置いて書くこと

 

 

総合出席番号一番・秋庭俊人
「はいはーい!やっぱ俺1番!!直ちゃん、俺んコト良く書いてねん♪
 多丞はねー悪いヤツだよな、こーのイジメッ子が!
 んーと、赤いカチューシャの似合うイカしたお兄さんだよ!」

 

総合出席番号二番・池埜多丞
「秋庭テメェ馬鹿丸出しだし、上の注意読んでねぇだろ!!
 俺の次って匡子?マジ?匡子は俺のカノジョ。ビジン。
 陸部で長距離やってて、ものっすっげぇ頑張ってる」

 

総合出席番号三番・磯田匡子
「別に美人じゃないし、退部した多丞に比べればみんな頑張ってる。
 植本は、多丞たちによく使いっ走りさせられてる。
 いつもビクビクしてて、小動物みたい」

 

総合出席番号四番・植本邦幸
「磯田さん、あの…これ、文集に残るんだよね?
 浦原さんは、明るい人。元気な人。可愛い人。
 見てるとこっちも頑張ろうって思える人だよ」

 

総合出席番号五番・浦原舞
「ちょっと植本、アンタ結構良いこと書いてくれてる!!サンキュー!!
 ミナミは、ロック?ってやつのバンド組んでて、歌ってるんだって。
 小さくて可愛いナリしてるのに、声がでかくてハスキーだよね、意外!」

 

総合出席番号六番・江南佳菜彩
「浦原さんも聴いてみてよ、絶対良いから!!
 亜由子は、あたしと同じバンドのギタリスト、すっごい上手いの!
 クールな感じがすっごいかっこいい、あたしの憧れ!」

 

総合出席番号七番・川西亜由子
「あたしは佳菜彩の歌声が好き。
 身内続きだけど、修司はうちのドラマー。二の腕はさすがって感じ。
 あと、でかい。身長とか、鼻とか」

 

総合出席番号八番・北修司
「あのさ、アユさ、最後の一言は消してくんない?
 久瀬はテニス部らしいけど、大人しい感じだから意外。
 なんっつーか、あれだ、子どもを見守る母親って感じ」

総合出席番号九番・久瀬ゆかり
「北くんが言ってるの、よく言われるのよね。来栖くんはバスケ部で頑張ってる、とても良い人。顔立ちがきれいで可愛らしくて、女の子から見たら羨ましいな」

 

総合出席番号十番・来栖生馬
「んー…久瀬さん…ちょっと複雑な気分だけどありがとう。妃サンはこのクラスの優しいリーダー。助けてもらってる人は一杯いるよ。茶髪が似合ってるし、リーダーだし、この名前に負けてないのがすごいね」

 

総合出席番号十一番・三枝妃
「ヘヘッ、ありがとねー生馬ー!生馬はそう言ってるけど、肩書き上のリーダーは、委員長の真澄よね。眼鏡と剣道部主将ってのが、カタそうな感じがするけど、まあ実際は…」

 

総合出席番号十二番・酒井真澄
「名実共に上に立つのは俺だよ、三枝じゃない。相模は三枝の右腕って感じだね。割と美人のくせに男っぽい。というか、何で俺がこんなの書かなきゃいけないんだよ」

 

総合出席番号十三番・相模夕姫
「知らないよ、そういう愚痴をこんなトコに書くなよ、真澄。史季はぼーっとしてる、何考えてるかよくわかんない人。こけるのをよく見るんだけどさ、ドジっ子?」

 

総合出席番号十四番・佐藤史季
「え、僕そんな姫サマの前でこけてるかなー?違うよ、なんかいつも石があるの。ヤッさんはね、ちっこいけどすごいよー、空手部しゅしょー。すごいしっかりしてる人で、きっとコウちゃんも助かってるよー」

 

総合出席番号十五番・紫垣靖隆
「“主将”な。つーか佐藤お前何もない所でもこけてんだろ。
 城は転校生。すっげぇでかい。クラス1じゃねぇの?
 ああいうどっしりしたヤツは割りと好きだぜ、軍の犬にするにゃ勿体無い」

 

総合出席番号十六番・城龍慶
「ありがとう、紫垣。まあ、俺にも色々あるんだよ。東海林は…バンドやってるんだったかな、ベースらしいな、消去法でいくと。 毎日幸せそうだと思うよ。あ、クラスで1番年下らしい」

 

総合出席番号十七番・東海林至
「いやん龍サン!!俺のこともっと知ってよー!!ハルはねー、んーとね、えー…ダテメガネ!!色が薄い!!調子乗りやすい感じが、俺と似てるってよく聞くよー!!」

 

総合出席番号十八番・関本春海
「なんだよーヒガシだって俺のこと知ってくれてないじゃんよー!!あ、姫サマ以来久々の女子だ!あーちゃんはね、ちみっこくて可愛いね!!あのトシと付き合うくらいだから、我慢強いんじゃない?」

 

総合出席番号十九番・宗和歩
「えーっと…そんな…関本くんあのね、トシくんはいい人だよ?田村くんは、一言で言ったら美しい人かな。ファンクラブもあるみたい。礼儀正しい人だけど、怒ると怖そうな人」

 

総合出席番号二十番・田村光貴
「そんなことないですよ、宗和さん。一部を除けば怒ったりしませんし。辻さんはムードメイカーのような存在の方ですね。 何事にも一生懸命な姿が可愛いですね」

 

総合出席番号二十一番・辻莉津子
「うっわ!!ちょっとちょっと、田村に可愛いって言われたんだけど!! 紅緒はね、あたしの相方!!通称“紅サマ”!!自分のこと“おれ”って言う、宝塚風のかっこいい姉御だよ!!」

 

総合出席番号二十二番・寺内紅緒
「ども、莉津子の相方だよ!宝塚はね、おれ音痴だから無理だねぇ。千波はちみっこくて可愛いね、ピンクのボンボンがトレードマーク。ただ、口が達者だよね、毒舌だもんなぁ」

 

総合出席番号二十三番・時岡千波
「ちょっと紅ちゃんひっどいなぁ!んーっと、中垣さんはあんま喋ったことないからよくわかんない。見た目がド派手な割には、大人しい人だよね」

 

総合出席番号二十四番・中垣芽衣子
「あたしだって時岡さんのことはよく知らない。でも、それ以上に男の二階堂のことは知らない。笑ったところとか見たことない。防衛庁の偉い人してる親に目がそっくり」

総合出席番号二十五番・二階堂哉多
「僕も中垣が笑ったところは見たことないよ。
 双子で他己紹介とか、変な話。
 姉様は僕の半身。俺よりも表情豊かだと思うよ」

 

総合出席番号ニ十六番・二階堂悠
「そうね、兄様は表情を変えないわ。わたくしも見習わなくては。
 橋川くんは、いつも騒いでいるイメージがあるわね。
 将来は、お国のために戦うのかしら」

 

総合出席番号ニ十七番・橋川新
「さーねっ!そういう悠はどうなんだよ?…ま、聞くまでもないよな。
 林は敵、俺の敵!!でも、1対1じゃもめないよなー。
 人相はものっすっげぇ悪いけど、そんな強くない!!」

 

総合出席番号二十八番・林一紀
「うっせぇ橋川。一回死んでこい。
 藤原は…なんだろう。バレー部らしい。
 他のクラスにカレシがいるとか」

 

総合出席番号二十九番・藤原奈央
「まあ、あたしと林くんには接点がないからそうなるよね。
 尚子は副委員長。クラスで1番小さいけど、何でもソツなくこなす子。
 あたしと名前が似てるせいで、みんなに“チビ尚”って言われてるね」

 

総合出席番号三十番・堀内尚子
「反対に奈央は“奈央姉”って呼ばれるよね!
 染香は彗星の如く現れて、荒れに荒れてた八尋を手懐けたすごい姉御!!
 長い2本の三つ編みが似合う関西弁のクールビューティー!!」

 

総合出席番号三十一番・前川染香
「尚子の紹介ええ感じやね。でも別に手懐けたわけちゃうんやけど。
 このクラスで1番やんちゃなんは誰って聞かれたら、政井って答えるわ。
 柔道すごいらしいけど、試合外での暴力は感心せぇへんな」

 

総合出席番号三十二番・政井威光
「別に俺が何しようと、前川サンには関係ねぇし。
 道下は女みてーな顔してて、なんか弱そうだよな。
 テメェそれでも軍の犬かよ?」

 

総合出席番号三十三番・道下未来
「一応…威光君の身長が少し欲しいな、羨ましいな。
 繭ちゃんも僕より背が高い、足の速い人…すごいな。
 落ち着いてる感じが、すごいかっこいいね」

 

総合出席番号三十四番・水無瀬繭子
「ありがとね、道下。アンタやっぱ癒し系だわ。
 宮嵜は真面目な生徒会風紀委員長。
 浦原たちに強く出続けるのは、宮嵜が強いからだね、偉いよ」

総合出席番号三十五番・宮嵜八千代
「水無瀬さんが言うような強い人間じゃない。弱みを見せたくないだけ。
 柳田さんは、わたしがいくら言っても聞いてくれない。
 風紀を乱す人」

 

総合出席番号三十六番・柳田裕華
「うるさいなー風紀には関係ないじゃん。マジうざいんですけど。
 八尋くんはねぇ、かわいかっこいいよね、強いし!
 ちょっとおばかさんなところがかっわいい☆」

 

総合出席番号三十七番・八尋幸太郎
「ヤスヤスー、俺、裕華ちゃんにほめられたー!
 雛子ちゃんは…雛って字が難しいね。なんかぐちゃぐちゃになっちゃった。
 メガネっ子で、髪がふわふわーってしてる!!」

 

総合出席番号三十八番・山崎雛子
「あ、ほんとだ。八尋くん微妙に字が違うよ。
 楪くんは、病弱で、心配になるくらい細い人。
 絵がとても上手で、とても温和な人」

 

総合出席番号三十九番・楪静眞
「心配かけてしまってごめんなさい、山崎さん。
 直君は背の順で1番前になる小さい子で、なんか狸っぽいよね。
 僕の体をいつも気遣ってくれてありがとう」

2001年もあと2ヶ月弱となり、ついこの間までは薄着でいたのに、もう長袖でないと肌寒く感じる季節となった。

群馬県桐生市立巴ヶ丘中学校の金曜日6時間目は、HRの時間と決まっている。
それは、3年2組でも同じことだ。
しかし、その騒がしさは群を抜いている。

相模夕姫(群馬県桐生市立巴ヶ丘中学校3年2組女子七番)は、窓側から2列目の最後尾から、教室の様子を眺めていた。
この40人が同じクラスになってからというもの、落ち着いている様子を見たことがない。
休み時間はどこにも負けないほど騒がしいのは仕方がないとしても、授業も授業中に喋るわ遊ぶわ歩き回るわ、挙句の果てに放棄して教室から消えるわ――それでも健気に授業をしようとする教師たちが憐れになる状況だ。

担任の芝崎務は既に担任としての職務を放棄し、この場にはいない。
だが、そんなことはいつものことで、気にする者はいない。
ジャンケンで負けたのか、ハズレくじを引いたのか、もしくは逆境に燃えやすい体質なのか、よくもまあこんなクラスの担任を引き受けたものだ。
歳は40歳前後、既に白髪の混じった髪をオールバックにした中肉中背の数学教師で、いつも生徒たちに冷淡な態度を見せることから、このクラスでの評判はすこぶる悪く、数学の授業になると抜け出す人数がぐっと増える(夕姫自身もそんな生徒の1人だ)。

さあ、今日の議題は何だったか。
黒板には、女子評議委員(評議委員という名ではあるが、要はクラスの委員長だ)の堀内尚子(女子十五番)が足りない背で精一杯上に書いた“クラスレクについて”という文字が、小さく見えた。
中学生活もあと僅かということで、親睦を深めなさい、ということらしい。

はっ、親睦ね。
このクラスで?

その意見は、夕姫だけのものではないらしい。
クラスメイトの大半は、それぞれの話に花を咲かせている。

「夕姫、夕姫!」

隣の席に座る三枝妃(女子六番)が、顔を夕姫に近づけ、耳打ちした。
“妃”というなんとも大仰な名前だが、彼女は決して名前負けしていない。
額を出したセミロングの金髪、大きな瞳、中学生らしからぬ美しく施された化粧、校則を完全無視したピンクのブラウスとルーズソックス――クラスの誰よりも派手な容姿をした妃は、その姿と名前に恥じない、クラスの支配者だ。
だからといって、決して高飛車なわけではない。
見かけによらず正義感に溢れており、“強気を挫き、弱きを助ける”を座右の銘とした、大衆から見れば理想的な支配者だ。

夕姫は妃とは小学生からの仲で、傍から見ればその右腕的存在とされている。
妃の斜め前で退屈そうに頬杖をついている磯田匡子(女子一番)とあわせて、“妃グループ”と周りから呼ばれている。

冷静な声と、激しい雑音が同時に聞こえた。
ほら、来た。
男子評議委員、つまり男子委員長でありHRの進行役でもある酒井真澄(男子六番)が、教卓の横に備え付けられている予備の机を激しく蹴り倒した。
眼鏡の奥の瞳(右側は前髪でよく見えない)には少しも揺るぎがないが、その胸の内では激しい怒りが燃え上がっているのだろう。
彼は、自分に従わない者を何よりも嫌うのだから。

「うっせー、テメェが黙れメガネ!!」

「委員長だからって調子乗るなっつーの!!」

夕姫の前方、不機嫌そうな紫垣靖隆(男子八番)の席付近に集まっていた池埜多丞(男子二番)と政井威光(男子十六番)が、真澄に罵声を浴びせた。
靖隆の前の席の林一紀(男子十五番)も愉快気にケケッと笑い、その隣の八尋幸太郎(男子十八番)も楽しげに「メガネメガネッ」と囃し立てていた。
ちなみに、この5人はお気楽そうな幸太郎をリーダーに据えた“八尋グループ”と呼ばれる面々であり、授業の大半はサボるわ、喧嘩はするわ、警察には何度も補導されるわと、問題児のレベルでは学年トップクラスだろう。

「…黙れよ、ゲスが」

真澄が持っていたシャーペンを床に叩きつけた。
そして、大きな足音を立てて八尋グループの方へ向かい、最初に罵声を浴びせてきた、5人の中で最も粗暴な威光の胸倉を掴んだ。

「馬鹿が俺に歯向かう気?」

「るせーよメガネがっ!!
 ブッ[ピーーー]ぞ、コラッ!!」

 

「もーやめろよ、うぜーよバーカ。
 テメェらがいつもグダグダグダグダ揉めるから、帰るの遅くなるんだっつーの」

 

真澄を殴ろうとしていた威光の手が止まった。
そして、吊り上がった鋭い瞳で、声の主――橋川新(男子十四番)を睨んだ。
新は挑戦的な笑みを浮かべ、親指を出した拳をぐっと下に動かした。

「テメェ…今喧嘩売っただろ…ッ!!」

威光が真澄の手を振り解き、立ち上がった。
威光の視線を受ける新の奥で、白皙の田村光貴(男子十二番)が不敵で艶麗な微笑を浮かべた。

「へぇ、野蛮な動物にでも、言葉は理解できるもんなんですね」

不機嫌さを顕わにして机を蹴り倒したのは、幸太郎の参謀的存在である靖隆だった。
外見は小柄ながらも迫力のある眼力で、光貴を睨んだ。

ちなみに、光貴と新が怒るキーワードとなった“軍の子犬”というのは、彼らが生活する国立児童養護施設“大東亜塾”が関連している。
国立の児童養護施設が、軍の養成施設と化しているということは割と有名な噂で、そこに生活している光貴や新、そして少女のように可憐な顔立ちをした道下未来(男子十七番)や、春にこの学校に入ってきた大柄の城龍慶(男子九番)を揶揄する言葉として、“軍の子犬”という言葉が使われているのだ。
その噂が本当かどうかは定かではないが、4人が揃って運動能力に優れていること、それなのにどこの部活にも所属しなかったことなどから、信憑性は高いのではないかと言われている。

 

「あーもう、またこのパターン?
 マジムカつく、終わんないじゃーん!!」

 

尚子は持っていたチョークを床に叩きつけ、廊下側の最前列に座る辻莉津子(女子九番)と水無瀬繭子(女子十七番)、莉津子の後ろに座る時岡千波(女子十一番)に泣きついていた。
クラス1小柄な体格の尚子に、男子たちの乱闘を止める術などあるはずもなく、いつもこの騒ぎが収まるまでふてくされているのだ。

夕姫は何度目かの溜め息を吐くと、妃の向こうにいる中性的な顔立ちが特徴の幼馴染、来栖生馬(男子五番)の名前を呼んだ。
生馬と、生馬と喋っていた秋庭俊人(男子一番)が顔を向けてきた。

「生馬、トシもさぁ、真澄だけでも回収しなよ。
 アンタらのダチでしょうが」

夕姫の言葉に、生馬は困惑の表情を浮かべ、俊人は唇を尖らせた。

「いや…そんなこと言われても……」

「ヤだよー、今入ったら、俺らとばっちり喰らうじゃん!
 それに、俺らが行かなくてもサトちゃんとハルが止めに…あ、無理だった」

俊人の視線の先では、一紀と掴み合いになっていた真澄を止めに入っていた佐藤史季(男子七番)と関本春海(男子十一番)が、あっけなく真澄に突き飛ばされ、2人の前の席にいる浦原舞(女子二番)と柳田裕華(女子十九番)に突っ込んでいた。

生馬、俊人、史季、春海、そして真澄の5人は、男子生徒の中ではクラスの中心となる主流派グループのメンバーである。
リーダーの真澄の下に、お気楽な俊人と春海、穏やかな生馬と史季がくっついている“真澄と仲間たち”と言った方が正確かもしれないが。

「いったいなぁ…この伊達メガネッ!!
 三枝、もうこれ止めてよッ!!」

金切り声を上げたのは、“伊達メガネ”と称された春海に激突された舞だった。
史季に激突された裕華は髪のセットが崩れたらしく、鏡を出して直していた。

「嫌ならアンタが止めればー?」

「何その言い方、ムカつくんですけどっ!!」

妃に言い返され、舞は再び金切り声で叫んだ。
妃と舞も仲が悪い。
馬が合わないらしい。
馬が合わないくせに好きな人が一致しているそうで、そのせいでさらに悪化した。
その影響で、妃グループと舞・裕華・喧嘩の中から逃げ損ねた中垣芽衣子(女子十二番)のいわゆる“ギャルグループ”との関係も劣悪である。

夕姫は舞と妃の口論から目を逸らし、改めて教室を見回した。
窓際の1番前に座る、このクラス唯一の生徒会役員・宮嵜八千代(女子十八番)は、我関せずといった感じで自習の体勢に入っている。

我関せずという態度を見せているのは他の面々も一緒で、尚子たちの側では北修司(男子四番)・東海林至(男子八番)・江南佳菜彩(女子三番)・川西亜由子(女子四番)が集まって楽しげに雑談している。
あの4人は、ロック――この国では“退廃音楽”というレッテルを貼られており、聴くことも演奏することも禁止されている音楽のジャンルのことだ――に傾倒しており、“NEWS”というバンドを結成し、軽音楽部を引退した今でも活動しているらしい。

乱闘に巻き込まれる位置に席のある藤原奈央(女子十四番)と前川染香(女子十六番)は、乱闘前に既に廊下側にいる久瀬ゆかり(女子五番)・宗和歩(女子八番)・寺内紅緒(女子十番)の方に移動しており、話に花を咲かせている。

防衛庁長官を父に持つという双子、二階堂悠(女子十三番)と二階堂哉多(男子十三番)も乱闘に巻き込まれる位置にいるが、2人は微動だにせず読書に勤しんでおり、正直、不気味だ。

紫垣靖隆(男子八番)はゆっくりと頭を上げた。
そこで、自分が机に身を預けて眠っていたことに気付き、辺りを見回してそこが教室のような場所だが自分の知る教室ではなく、その見知らぬ部屋でクラスメイトたちが普段の席順で並んでいることに気付いた。
ただ、前には黒板があることから、どこかの教室だということはわかった。

何だ、つーかどこだこれ…

靖隆は八方に立たせた黒髪を手櫛で整えながら、立ち上がった。
この並びは教室通り、右斜め前には靖隆が担ぎ上げている我らがリーダー八尋幸太郎(男子十八番)、前には部活仲間の林一紀(男子十五番)、左にはグループ1手の早い政井威光(男子十六番)、右斜め後ろには幸太郎や靖隆には従順な池埜多丞(男子二番)という、仲間に囲まれた配置。
そして右の最後列には――

「妃…」

靖隆は最後列で眠る三枝妃(女子六番)の横に立った。
この世界中の女性の中で唯一、ファーストネームで呼んでいる、幼馴染。
一見派手で軽そうな容姿をしているが、正義感の塊のような女で、自分が正しいと思えば何でもはっきりと言い切る、靖隆にとっては親よりも頭の上がらない存在。
そして、誰よりも特別な存在。

「妃、起きろよ、きさ――」

妃の肩を揺すると、肩甲骨辺りまである金色の後ろ髪が、するりと背中を滑って耳の横へ落ちた。
姿を見せた白いうなじ――その下の方に、何か、銀色の物があった。

こんなもの…してたか……?

「う……ん……
 ……あれ…靖隆……?」

妃が寝ぼけた声を出しながら、身を起こした。
上から2つボタンを外しているブラウスの襟から、首に巻きついた銀色の物体の前部を確認することができた。
丁度正面の部分には、小さな赤いライトが点いている。
どうやら、ただの飾りではなく、電気の通った機械のようだ。

「妃、その、首の…何だ?」

「首ィ…?」

妃は赤い爪の光る指でそっと触れて、眉間に皺を寄せた。
そして、靖隆を見上げ、指差した。

「って、アンタもしてるよ、なんで…?」

そこまで言われて、靖隆は初めて自分の首に手をやった。
詰襟のホックを止めず、さらに指定のブラウスすら着ないで濃いベージュの胸元の広く開いたシャツを着ている靖隆の首元には、しっかりと何かが巻きついており、冷たい金属の感触があった。

「なんでって……知らねぇ…
 ただ、これ、俺らだけじゃない…のか…?」

靖隆は、自分から見て妃と反対側にいる相模夕姫(女子七番)や、その前にいる藤原奈央(女子十四番)、多丞の前で眠っている二階堂悠(女子十三番)の首にも同じ物が巻き付いているのを見た。

そう声を洩らして皆の心の声を代弁したのは、北修司(男子四番)だろうか。
その不安の波がクラスメイトたちを飲み込んでいくのに、そう時間は掛からなかった。
先程よりも大きく、そして不安に満ちたざわめきが、教室を包んだ。

「そんな、そんなの……ッ!!」

夕姫が動いた。
窓の鍵を外し、勢いよく開けた。
しかし、そこには鉄板のような物が貼ってあり、外に手を伸ばすことはできなかった。
そうとわかると、夕姫は踵を返し、廊下側にある扉に手を掛けた。
しかし、ガタガタと音が鳴るだけで、開かなかった。

「死ぬ……死ぬの……?
 あたし…あたしも……プログラムで、あたしも……ッ!!」

あたし“も”?
それって、一体――

「夕姫、落ち着いて、ねっ!?」

扉を激しく叩く夕姫を抑えたのは、妃の右隣に座っていた来栖生馬(男子五番)――確か、夕姫の幼馴染だ。
夕姫はばっと振り返ると、生馬に縋りついた

「嫌…プログラムって……一緒だよ、晶姉と一緒…!!
 あたしも、あたしもあんな風に、穴だらけになって…死ぬの!?」

「大丈夫だよ、落ち着いて、まだ決まったわけじゃないもん!!
 それに、夕姫は、従姉さんとは違う!!」

「そういえば、夕姫の従姉って、確かプログラムで…死んだって…」

妃が悲しげに呟いた。
思い返してみれば、靖隆にも記憶があった。
小学6年生の時に、それまで一度も学校を休んだことがないと豪語していた夕姫が数日休んだことがあって、その時にも妃に真相を聞いたのだ。
ただ、他人の従姉ということで、しばらくして忘れてしまっていたが。
そう、それほどにプログラムは自分から遠い出来事だったのだ。
年間50クラスしか選ばれないという低確率だから、自分にその災難が降りかかるなんて考えられなかったのだ。
ほんの少し前までは。

「哉多、悠サン、みんなの不安を煽らないでよっ!!」

物腰の穏やかな生馬が、叫んだ。
その腕の中で、夕姫は徐々に落ち着きを取り戻しているようだった。

「じゃあ、来栖は違うって言い切れるん?」

窓際の最後列で頬杖を付いていた前川染香(女子十六番)が、メガネの奥の切れ長の目で生馬を睨み、双子の代わりに言い返した。

「違うって言うんやったら、この状況、説明してくれへん?」

「そ…れは……」

染香のいつもよりも緊迫したきつい口調に、生馬は項垂れた。
確かに、双子の言うことには信憑性がある――誰もがその思いを濃くした。

「おい評議、テメェら何か聞いてねぇのかよ!!」

そう怒鳴ったのは、威光だった。
付き合いの長い靖隆にはわかる――威光も、内心は不安に満ちていて、それを打ち消すために虚勢を張っているのだ。

評議委員、つまりクラスの代表者の片割れである酒井真澄(男子六番)は、最前列から威光を睨み付けた。

「うるさいな、知らないよ」

「あたしも知らない、知ってたらこんなトコにいない!
 少なくとも紅緒たちには言って、逃げてるよ!!」

もう1人の評議委員、堀内尚子(女子十五番)も叫んだ。
クラス1小柄な尚子の肩が、小刻みに震えていた。
勝気なはずだが、今にも泣き出しそうだった。

威光は自分の前にある机をがんっと蹴った。

「テメェら普段前に出てでかい面してるくせに知らないって何だよ!!」

「ちょっと威光、無理言い過ぎー!
 真澄ちゃんだってチビ尚だって、責められる理由ないじゃん!」

怒る威光を非難したのは、威光の2つ前に座る関本春海(男子十一番)だ。
チェーンのついた緑縁の伊達メガネや天然の外跳ねの茶髪、前を全開にした詰襟の中から覗く黄緑のシャツは彼の気楽な性格をよく表しているが、今も他のクラスメイトたちに比べれば明るさが残っている。

金切り声で叫んだのは、ギャルグループリーダーの浦原舞(女子二番)。
風紀と呼ばれた風紀委員長の宮嵜八千代(女子十八番)は、低い声で「知らない」とだけ言うと、ふんっと舞と反対の方向に顔を背けた。

「じゃあさ、新たちはどう?」

今まで沈黙していた幸太郎が、あっけらかんとした声を上げた。
それを聞いた多丞が、指をぱちんと鳴らした。

「すっげ、コウちゃんにしてはナイス!!
 テメェら“軍の子犬”なら何かご主人に聞いてんじゃないのかよ!!」

確かに、幸太郎が話を振った相手は的を得ている。
本当にこれからプログラムに参加させられるのだとしたら、それをわざわざクラスの代表者や生徒会役員に言うだろうか。
その肩書きがあるということは、何の関係もないのではないのか。
むしろ、国立の施設で生活している“軍の子犬”の方が、はるかにそちら方面の情報に精通していると考えるべきだ。

靖隆も含めたクラスメイトの注目を浴びた橋川新(男子十四番)は、舌打ちをした。

「ざけんな、それが人に聞く態度かっつーの!!
 なあ、光貴!!」

「そうですよね、何度その呼び名はやめろと言えばわかるんだか。
 まあ、僕たちも何も知らないですけどね。
 知ってたとしても、君らになんか教えませんよ」

田村光貴(男子十二番)もふんっと鼻を鳴らし、多丞を睥睨した。
頭に血の上った多丞は立ち上がり、光貴の方へ駆け寄り、胸倉を掴んだ。
それを新が止めた。

「やめろっつーの!!
 知りたいなら未来にも聞けよ、だって――」

「新君!!」

新の言葉を、光貴は叫んで遮った。
新は口を噤み、多丞を光貴から引き剥がすと、椅子に腰掛けた。

道下…?
田村と橋川とは違って大人しいアイツに何かあんのか…?

靖隆は哉多の前にある小さな背中を見つめた。
新たちの様子をじっと見ていた道下未来(男子十七番)は、隣に座る最初に自分たちに問うた幸太郎の方を見た。

「あぁ……うわああぁぁぁっぁあっ!!」

 

突然の絶叫に、紅緒は驚いて、声を発した植本邦幸(男子三番)を見た。
紅緒の斜め前にいる邦幸は、その小柄な体からは想像もできないような大声を上げ、席を立つと、一目散に後ろの扉へ向かった。
相模夕姫(女子七番)が開かないことを確認していたはずだが、大きな恐怖に襲われた邦幸の頭の中には、そんなことは既にないのだろう。

「やだ、やだ、帰る、僕家に帰るッ!!」

「席に着け!!」

芝崎は叫び、再び銃を構えた。
生徒に銃を向けるなんて、正気の沙汰とは思えない。
だけど、さっきだって撃った。
今度だって、撃つんだ。

再び破裂音が響いた。

「わあ…わあぁ……ッ」

紅緒の横で、邦幸はへたり込んだ。
どうやら、再び弾は外れたらしく、邦幸は無傷だった。
しかし、銃に狙われたことが恐怖心に拍車をかけたのだろう、邦幸のズボンの内腿部分にじわじわと染みができ、アンモニア臭が漂ってきた。

「う、うえもっちゃん、大丈夫だぞ、生きてんぞ…!」

俊人が駆け寄って、背中を摩った。
その手が震えている。
恐怖を堪えて、俊人は邦幸を落ち着かせようとしているのだろう。

紅緒は芝崎を睨み付けた。
生まれて初めて、心の底から、人を憎んだ。
殺してしまいたいほどの憎悪が湧き上がる。

アイツ……おれらを殺しても構わないって思ってやがんだ……ッ!!
ちくしょう、ちくしょう……ッ!!

芝崎を見ていると、気分が悪くなる。
そう思い、紅緒は視線を芝崎から前にいるゆかりの後頭部へと移し――眉をひそめた。
ゆかりの頭が、ぐらぐらと揺れていた。
まるで、授業中に眠気に襲われて舟を漕いでいるかのように。

「ゆかり、寝てんの…?」

ゆかりの肩に手を掛けた。

ゆかりの体は、ぐらっと傾いた。
そしてそのまま倒れ、歩の体に頭をぶつけ、ごとんと床へ体を打ちつけた。

「え……ゆかり……?」

「ゆかりちゃん……?」

訝しんだ歩がゆかりの顔を覗き込み――悲鳴を上げた。

紅緒は慌てて席を立ち、横に向いたゆかりの体をぐっと引き寄せて仰向けにした。

久瀬ゆかり(女子五番)が、撃たれた。

部屋中に響き渡る悲鳴の中、城龍慶(男子九番)は立ち上がり、教室の後ろの方に目を遣った。
足許では、先程芝崎務(担任)が一度目の発砲をする際に引き寄せて身の危険から遠ざけさせた辻莉津子(女子九番)と時岡千波(女子十一番)が、いつも一緒にいたゆかりの突然の死に泣き叫んでいた。

久瀬ゆかりは、龍慶の知る限りでは、大人しい少女だった。
このクラスの女子は、その半数がいつも固まっていて大きなグループを作っているが――女子主流派グループ、とでもしておこう――、ゆかりはその中の1人だった。
だが、その中では目立たない方で、いつも莉津子や千波、寺内紅緒(女子十番)や堀内尚子(女子十五番)や前川染香(女子十六番)や山崎雛子(女子二十番)といった元気な面々が騒いでいるのを、微笑んで眺めている印象が強い。
だが一方で、保健委員に積極的に立候補し(3年間ずっと立候補し続けていると聞いたことがある)、体調の悪そうな人には特に気さくに声を掛けて面倒を見ることが多く、優しい子なんだと思った。
淡い桃色のセーターとハイソックスが、優しくほんわかとしたゆかりの雰囲気によく似合っていた。

そんな彼女に、殺される理由なんて、どこにもない。

「ゆかり、ゆかりッ!!」

紅緒がゆかりの体を抱いて、揺すっていた。
男勝りで勝気な紅緒が、泣き叫んでいた。
席の離れている染香や藤原奈央(女子十四番)も駆け寄り、親友の突然の死に衝撃を受けていた。

そう、これがプログラムなのだ。
何も非がないのに、命を奪われていく理不尽な制度なのだ。
そんなこと、知っている。

だけど、これは酷すぎる。

龍慶は、ゆかりから目を逸らし、芝崎を睨んだ。
担任の教師が、生徒を殺したのだ。
しかも、彼が狙ったのは、逃げようとした植本邦幸(男子三番)であって、大人しくしていたゆかりには、狙いが外れた弾が偶然当たってしまったのだ。
これほど理不尽な話があるだろうか。
もちろん、邦幸が死ぬべきだったというつもりは毛頭ない。
邦幸も憐れだ。
自分のせいでゆかりが撃たれたということは、口にはしなくともクラス全員が思っているだろうし、本人もそのことをわかっているだろう。
だが、邦幸がパニックに陥った原因は、東海林至(男子十番)を撃とうとした芝崎にあるのだから、やはり全ての元凶はあの男だ。

そして、その思いを抱いたのは、龍慶だけではなかった。

「芝崎、テメェッ!!」

激しい怒号が響いた。
この出来事で完全に堪忍袋の緒が切れた田村光貴(男子十二番)と橋川新(男子十四番)が、芝崎に飛び掛った。
2人共導火線が短い方だから、こうなってしまうのは仕方がない。

光貴、新、そして道下未来(男子十七番)――彼らとは、国立の児童養護施設“大東亜塾”で、今年の初めに出会った。
ある事情で両親を亡くし、施設に入れられた。
国立の児童養護施設は、噂通り専守防衛軍に入るための訓練場と化しており、暗に将来を決められてしまった龍慶は、絶望していた。
その絶望の中で出会ったのが、同じ運命の元にあるルームメイトの3人だった。
ちなみに至が狙われた際に4人が同時に動いたのも、施設で鍛えられた咄嗟の判断力と、寝食を共にしてきて培った阿吽の呼吸のなせた業である。

10ヶ月ほどだが、一緒に生活してきてわかったことは多くある。
3人揃って、運動能力が人並み外れていること。
未来は見るからに大人しい人間であること。
そして、物腰が穏やかでなぜか敬語で話してくる光貴と、元気と活気に満ち溢れた新は、気性が荒く、キレると手に負えないということ。

新は芝崎の胸倉を掴んだ。
光貴は動きを止められた芝崎に、パンチを入れようと拳を握った。

「光貴…ッ!!」

「光貴くん、いやぁッ!!」

叫んだのは、その様子を見ていた三枝妃(女子六番)と浦原舞(女子二番)だった。
しかし、その声がなくとも、光貴と新は動きを止めていただろう。

芝崎の持つ銃が、光貴の眉間を狙っていたのだから。

そう叫んだのは、光貴や新と敵対する八尋グループ参謀、紫垣靖隆(男子八番)だ。
龍慶は見ていた。
光貴たちと同様、靖隆も芝崎に掴みかかろうと動いていたのだ。

「光貴を離してよ、バーカッ!!
 俺たち何もしてないのに、1人で武器持って、卑怯だッ!!」

八尋幸太郎(男子十八番)も叫んだ。

靖隆も幸太郎も、普段敵対している相手を助けようとしている。
そのことが、クラスメイトたちに何かを訴えかけたのだろう。
次々と同調する声が上がった。

「そうだそうだ!」

「あたしたちを馬鹿にしないでよ!!」

「卑怯者!!」

芝崎はその声を浴び、たじろいだ。
しかし、そこで折れるような人間ではないようだった。

「黙れ黙れ、クズがッ!!
 テメェら殺されたいのかッ!!」

声が止んだ。
芝崎は、明らかに熱くなっていた。
それは、銃口を向けられている光貴の身の危険を表していた。

「クソ…」

「テメェが[ピーーー]よ……ッ」

誰かが、呟いた。

「…芝崎先生、落ち着いてください。
 貴方が生徒とお話したいということだったので、時間を設けたんです。
 あまりそういうことをされては困ります」

今まで黙って事の成り行きを見ていた後ろに控えていた女が、落ち着いた声で芝崎を制止した。
しかし、芝崎の冷静さは、既に欠けていた。

「僕に指図するな、女のくせに、偉そうにするなッ!!」

その言葉に、軍人3人の手が動いた。
肩に掛けていた銃に、手を掛けた。

しかし、それよりも早く、動いた者がいた。

「未来…ッ!!」

龍慶は叫んだ。
未来の横顔を見て、寒気がした。
いつもの愛らしさと穏やかさが嘘のような、涼しげな表情と冷たい目だった。

未来はすっと目を細め、地を蹴った。
光貴の机に飛び乗って、一気に教卓に飛び移ると、左腕を突き出した。

「がああぁぁぁぁっぁぁあっ!!」

芝崎が悲鳴を上げた。
未来の手が芝崎のメガネを押し上げ、親指と人差し指で、その両目を突いたのだ。
龍慶の位置からは、芝崎の眼球が抉れる様子が見えた。
芝崎の両頬を、どろりとした紅い涙が伝っているのもはっきりと見えた。
龍慶の側、廊下側の最前列でそれを見た水無瀬繭子(女子十七番)が、小さく悲鳴を上げたのが聞こえた。

C=06エリア内にある中学校、プログラム本部の一室で、碓氷京介は呻いた。
終始モニタールームにいるわけではない碓氷だったが、この時はたまたまモニタールームにおり、生存者12人中8人が集まっていることを知り、訝しんで盗聴器から情報を掴もうとしていた。
プログラムの最中だというのにしょうもないことで盛り上がっている子どもの会話を聞き続けることに辟易し、ヘッドフォンを外そうとした、その時だった。
前川染香(女子十六番)が、友人たちの名前を呟いた。
それも、ただならぬ様子で、まだ放送で名前を呼ばれていない友人の名を。
碓氷は舌打ちをすると、叫んだ。

「ハッキングされている、対処しろッ!!!」

突然の怒号に兵士たちは慌てふためいたが、特殊な方法で染香の携帯電話の回線が外と繋がっていることを知り、それを切ることで事態を収束させた。

「滝川。
 管理がなっていない、どう責任を取るつもりだ」

ソファーに腰掛けて優雅に紅茶を堪能していた滝川哀(担当教官)は碓氷の声に顔をしかめ、ティーカップを置いた。
そしてソファーの横で仁王立ちする碓氷を見上げ、笑みを浮かべた。

「さすがは前川さん、只者ではないだろうと思っていましたが…
 お手柄ですね、碓氷さん」

「そんな評価を聞いているわけではない、責任の所在を――」

「そうですね私の監督不行き届きですね申し訳ありませんでした」

哀は心にもないといった感情の込められていない声で、一息で謝罪を述べた。
反省の欠片も見られない謝罪に、傍にいた渡部響也(軍人)がぷっと笑いを洩らしたが、碓氷に睨まれて慌てて表情を隠した。
その様子に哀は苦笑し、碓氷にもう一度笑みを向けた。

「結果的にハッキングは阻止されたのですから、今はもう良いでしょう。
 全てが終わったら、どうぞ報告なり何なりしてくださいな」

「貴様…事の重大さをわかっているのか!?」

「ええわかっていますとも、だから後で処罰は受けますよ。
 今は何を言ってもどうしようもないでしょう、私が謹慎するわけにもいかないですし。
 そんなこともわからずに私を貶めるつもりですか?
 貴方自身の目の前の優越感しか見えていない、本当に小さい人ですね」

碓氷はぐっと呻いた。
落ち着いて考えれば非は当然ハッキングに気付けなかった哀にあるのだが、哀があまりに平然としているものだから、碓氷はそれ以上何も言わずに大きな足音を立てて出て行ってしまった。

表情。
恐らく夕姫の脳裏には、幼馴染の佐藤史季(男子七番)を刺殺した辻莉津子(女子九番)の姿や、莉津子を殺害してしまった自分のことが過っているのだろう。
“誰がどう転ぶかわからない”、夕姫は身をもって知っているのだ。

「まあ、真澄はやる気になるってことは、誰もが想像してただろうけど」

夕姫が付け足すと、真澄は可笑しげにふっと鼻を鳴らした。

「俺は頂点を目指す人間だ…平民共の足りない頭でも理解しているんだろうね。
 何事も優勝しなければ意味がない、俺は敗者にはならない…それだけだ」

真澄のスコーピオンが再び吠えた。
亘は姿勢を低くしながら夕姫の手を引き、木の陰に引っ張りこんだ。
「サンキュ」と短く礼を述べた夕姫はワルサーPPKを握ると、亘の襟首を掴んで引っ張り顔を寄せた。

「あたしが真澄の気を引き付けとく。
 その間に回り込んで、アイツの動きを止めて」

亘は眉を顰めた。
確かに遠距離攻撃のできない亘がマシンガン相手に何かをすることはできない。
しかし、夕姫が真澄と銃撃戦を繰り広げるということは、夕姫がそれだけ危険に身を晒すということだ。
そんなこと、とても許すことなんてできない。

「…駄目だ、それは――」

「駄目じゃない、良いんだよ、やるんだよ!
 あたしは大丈夫だから、ほら、行けって!!」

夕姫は言いだしたら聞かない、それは

タイムテーブル

 

日時

被害者

加害者

凶器

死因

死亡場所

第1回放送12/20

PM6:00

PM4:07 朝倉伸行(M1) 牧山久美(F12) ボウガン 頭部損傷 D=06
PM4:11 矢口宗樹(M21) 金坂葵(F5) ブローニング・ベビー 頭部被弾 D=06
PM4:36 赤木明子(F2) 水城蓮(M16) シグ・ザウエルP230 胸部被弾 D=06
PM4:44 西野葵(M12) 笠原飛夕(M5) コルト・ロウマン 胸部被弾 E=05
PM5:02 実月裕太(M18) 相原香枝(F1) 釣り糸 窒息死 E=07
PM5:32 遠藤圭一(M4) 江原清二(M3) ミニウージー 全身被弾 E=05
PM5:40 湯中天利(F17) 今村草子(F4) ジェリコ941 胸部被弾 E=05
第2回放送12/21

AM0:00

PM7:02 平馬美和子(F11) 高原椎音(F8) ワルサーP99 頭部被弾 D=03
PM8:17 宝田義弘(M9) 福屋和行(M15) 文化包丁 失血死 C=06
PM8:19 福屋和行(M15) 江原清二(M3) ミニウージー 全身被弾 C=06
PM10:07 新藤鷹臣(M8) 都竹航(M11) シグ・ザウエルSP2340 頭部被弾 C=06
PM10:07 楠本章宏(M7) 都竹航(M11) シグ・ザウエルSP2340 頭部被弾 C=06
第3回放送12/21

AM6:00

AM0:51 鈴原架乃(F7) 高原椎音(F8) ワルサーP99 失血死 F=02
AM2:05 宇津晴明(M2) 江原清二(M3) サバイバルナイフ 失血死 E=07
AM2:05 雪倉早苗(F16) 今村草子(F4) 日本刀 頭部損傷 E=07
AM2:06 結木紗奈(F15) 江原清二(M3) ミニウージー 全身被弾 E=07
AM2:58 相原香枝(F1) 都竹航(M11) シグ・ザウエルSP2340 頭部被弾 C=05
第4回放送12/21

PM12:00

AM6:29 高原椎音(F8) 水城蓮(M16) シグ・ザウエルP230 頭部被弾 G=05
AM7:10 小泉洋子(F6) 牧山久美(F12) ボウガン 首損傷 C=06
AM7:11 宮脇一希(M19) 牧山久美(F12) ボウガン 頭部損傷 C=06
AM8:44 今村草子(F4) 江原清二(M3) グロック19 頭部被弾 F=05
第5回放送12/21

PM6:00

PM0:06 都竹航(M11) なし(自殺) 毒薬 毒物飲用 G=05
PM1:32 藤村優(F10) 水城蓮(M16) シグ・ザウエルP230 頭部被弾 C=06
PM1:41 水城蓮(M16) 日向翼(M14) シグ・ザウエルP220 胸部被弾 C=06
PM2:42 牧山久美(F12) 江原清二(M3) ミニウージー 頭部被弾 D=07
PM4:28 森川達志(M20) 笠原飛夕(M5) Vz61スコーピオン 失血死 C=08
PM4:29 笠原飛夕(M5) 金坂葵(F5) ブローニング・ベビー 頭部被弾 C=08
PM4:36 藁路文雄(M22) 金坂葵(F5) 文化包丁 失血死 C=08
第6回放送12/22

AM12:00

PM6:28 日向翼(M14) なし(自殺) カッターナイフ 失血死 C=05
PM7:22 陸社(M6) 江原清二(M3) グロック19 頭部被弾 E=06
PM7:24 依羅ゆた(F18) 金坂葵(F5) 文化包丁 首損傷 E=05
PM8:40 朝霧楓(F3) 江原清二(M3) ミニウージー 失血死 E=05
PM9:20 土谷和(M10) 金坂葵(F5) ブローニング・ベビー 胸部被弾 E=04
PM9:31 金坂葵(F5) 水原翔(M17) ベレッタM1934 頭部被弾 E=04
PM11:59 江原清二(M3) 春野櫻(軍人) マシンガン 失血死 E=05
AM0:46 睦月麻(F14) 渦巻鳴門(軍人) 手裏剣 失血死 D=06

ちょっと今続き書き溜めてるとこなんだけど……投下は次スレ立ててからの方が良さそうなのかな

ちょうどキリの良いとこでこのスレ使い切る予定だったのに……

前田のアシストがなければ蜂はミサイル撃てなかったから前田は役に立ったよな

979 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 18:34:05.40 ID:wVXHW1gi0
しょっぱい最期だったぜ

980 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 18:38:31.15 ID:Vx3KDzos0
素人もそいぽんもあのまま勝ってたの?
それとも完聖体になってまた負けたのかね

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301: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 02:48:35.53 ID:90lSkiR70 [1/1] AAS
文香はジャスティス
麗佳はセクシー
302: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 09:55:59.94 ID:GUjUIVKr0 [1/1] AAS
悪い人チームわらた
303: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 11:43:09.97 ID: 8LcmljQ0 [1/2] AAS
リベリオンズのコンフィグで選択肢後のオートモード継続って項目あるけど選択肢あったっけ?
304: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 13:02:12.79 ID:MAMYmkW70 [1/1] AAS
ない
CR時のままにしたんだろう
305: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 13:51:27.13 ID:UmHl5yCI0 [1/1] AAS
もうシッwwwシッwwwって文字見るだけで笑えるわw
306: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 14:25:23.80 ID:JwhHIU4m0 [1/3] AAS
ジャブでボタンを押さないでください……
307: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 18:24:58.39 ID:zBUaSk350 [1/1] AAS
どんだけ強かろうが所詮は素手wwwwww
308: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 20:37:36.54 ID:JwhHIU4m0 [2/3] AAS
麗佳メンタルな主人公キボンヌ
309: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 21:41:18.69 ID: 8LcmljQ0 [2/2] AAS
次回作出るなら群像劇じゃなく生存・死亡プレイヤーは表示されないでほしいな

次回作出るなら群像劇じゃなく生存・死亡プレイヤーは表示されないでほしいな
SGみたいないきなり死体で出てくる驚きがほしい
310: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 22:20:34.06 ID:3dI7LXcy0 [1/1] AAS
というか次あんのか?
311: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 22:22:31.48 ID:BTtfx s50 [1/1] AAS
このシリーズ出していかないとFLATはあっという間に潰れそうな気がする
コメント1件
312: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 23:25:33.49 ID:j2jSDkK60 [1/1] AAS
次作あるとして原画ははやかわ一本でいいんじゃないんですかね
313: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 23:27:58.37 ID:3KTJ2UPp0 [1/1] AAS
>>311
99%ありえない。FLATグループ舐め過ぎ
314: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/23(土) 23:34:05.48 ID:JwhHIU4m0 [3/3] AAS
そこは十中八九で頼む
315: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/24(日) 07:17:20.99 ID:RbXwMsU90 [1/1] AAS
リベリオンズはCRに比べて全体的におもしろくなってるけど瞳が更に超人化してたのは謎
コメント1件
316: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/24(日) 10:53:27.76 ID:0XNLcI 80 [1/2] AAS
潰れはしないだろうけどSG系の他におもしろいのはないからなーFLAT
うたてとかゴミだしな そもそもキラークイーンだって元は外注の健速乙の手柄だしな
SG抜きでやるなら変にできもしないバトル物とか出さずに萌えゲーでも出してればいんじゃね
コメント1件
317: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/24(日) 10:55:42.69 ID:0XNLcI 80 [2/2] AAS
>>315
まぁそもそもCRはフルプライスがおかしいくらい短いからな
3作目やるとして、また未完成→シナリオ倍の完全版ってやるならもはや信者しな残らんわな
318: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/24(日) 11:12:22.22 ID:3Ok3/UuL0 [1/1] AAS
リベリオンズ全体的にかなり面白くなってたとは思うんだけど個人的にC√が惜しまれる
2nd移行?吸収体で脱出図る過程とか最高にわくわくしたんだけど
2人が戻った時にはもう物語が終わっちゃってた感じなのがね
あそこでなんらかの希望を見出して皆がバラバラになった戦場で抗う または
脱出不可能を理解した修平が最大多数の生存を目指す悠奈と対立する

みたいなのが見たかった
そしたら修平はるな辺りにもうちょいスポット当てられるし
殺しを肯定出来るかどうかで修平と悠奈の差別化にもなったと思う
黒河結衣は言うまでも無く、充もやたら格好良かった(特にD)のに対して
全体的に修平は悠奈に食われてた感あるのでもうちょい主人公力発揮して欲しかった

 僕が小学校五年のとき、シンジ・ジュン・ケンスケの3人の友達といつも一緒にいました。遊んだり、話したり、AVを見たりとやんちゃでした。
 小学校五年の夏、僕ら四人は毎日学校もプールに行っていました。
 ある時ケンスケが、「なぁ、知ってるか? チンコって皮剥かないといけねえんだって。」
 当時、四人ともオナっていたけど専門的な知識はゼロに等しいものでした。なので、「何それ? 知らない。なんでしってんの?」とシンジが聞きました。
 するとケンスケが「昨日、兄貴が教えてくれたんだよ。皮を剥かないとホーケーって言って男はみんな剥けないといけないんだって。しかも早く剥かないと剥けるのに時間かかるんだって。で、兄貴がちょっと痛いけど剥いてやろうか? って聞いたんだけど結局やんなかった。だからみんなで剥かねぇ? 剥かないと女とH出来ないって言ってたし。」とケンスケが言ってきました。

 ジュンが「どうやると剥けるの?」と聞きました。ケンスケは「チンコの皮を引っ張ればいいんだって。濡れてる時の方があんま痛くないんだって。」と言いました。
 そこで僕が「じゃあやろうぜ。どうせそのうち剥かないといけないんだろ? だったらやろうよ。」と言いました。すると他の二人もやると言いました。ケンスケが「じゃあみんなやるんだな? それじゃあプールが終わったらやろうぜ。」と言いました。

 プールの授業が始まると目線は女子に。たまに乳首が透けてたりワレメが見えてたりしていて自然と勃起していました。
 プールが終わり着替えの時間。僕ら四人は更衣室にあるカーテンの裏に。誰も使っていないので全く他の人に気付かれませんでした。
 すると、ケンスケが「じゃあ、やろうぜ。ついでにチンコの大きさも測ろうぜ」と言い僕らも賛成しました。

「じゃあ、シンジからね。」と言いました。シンジは海パンを脱ぎました。
「おっ、シンジでけぇじゃん。え?と…、長さは…」とケンスケがシンジのチンコを触っていると次第にシンジのチンコが勃起してまいました。
「おいシンジ、チンコ勃ってんじゃん。これじゃ普通の大きさが分かんないじゃん。勃った時は10?。どうしようか…、そうだオナればいいんじゃん。そんなに恥ずかしがるなよ。チンコ見せるんなら変わらないだろ。じゃあそろそろ剥くか。剥いた後オナればいいよ。チンコ剥くと最初、小便するとメチャクチャ飛ぶって言ってた。だから小便の時は皮をもどすんだって。」と言いました。

 メチャクチャと思いつつもエロ軍団なのでたいして気にしませんでした。
「いいか? 痛いかもしれないけどがまんしろよ。いくぞ」といい引っ張り始めました。
「痛てててててて」とシンジが痛がりました。
 ケンスケが「我慢しろ、ほらもう少し…剥けたぞ!」と言うとピンク色をしたものがシンジのチンコにありました。

「じゃあシコってよ。ビックリするぜ」と言いました。シンジはシコり始めました。人がシコるのは見たことがなかったのでちょっと興奮しました。
 そしてシンジはイきました。すると勢いよく飛んでいきました。
 シンジが「スゲェ、まじ飛ぶし。」とかなり驚いていました。
「普通のときは6?か。俺と同じじゃん」。

 次にジュンのチンコを剥きました。一同驚きのジュンのチンコ。「でけぇじゃんジュンのチンコ。うわっ13?もあるし」とそれには驚きました。
 いよいよ僕の番。前の二人と同じように長さを測ってから剥きました。僕は通常時7?、勃起時11?でした。
 僕も剥いたときは痛かったけど、他の男子より一歩先に行った感じでちょっと自慢げでした。
 ケンスケもシンジが皮を引っ張り剥くことに成功。みんな仮性包茎となりちょっと優越感にひたりました。

 それ以来みんなで女子更衣室に忍び込んだりオナったりしました。
 中学校に入ってからはより変態になり、やることもエスカレート。誰が最初に初エッチをするか勝負したり(結果はケンスケが一番最初でした。)、水泳部に入り女子を見て興奮したりとかなりの変態でした。
 四人とも同じ高校に進学しました。高校二年になる今も女子のパンツを覗いたり、みんなで彼女を連れてきて乱交したりと今なお変態ぶりを発揮しています。
 あの時みんなでチンコの皮を剥いたおかげで中二にの夏頃にはみんなずる剥けになりました。

初めて性的いじめを受けたのは.
小5の野外活動の夜のテントの中だった
僕は幼なじみのHとHの友達でがき大将的なグループのK.A.Mの3人とあまり目立たないSの6人の班になった
風呂でSのチン〇を見たKが「こいつ毛がはえてた」といいだし
Hが「見せろ」というと
Sは自分ではズボンとパンツを下ろした
僕はびっくり完全に剥けボーボーのちん〇だった
みんなでみながらからかっていると
Kが「お前も見せろ」といい
Aが「テントの中なら誰も来ないけど.教室で脱がされるのとどっちがいい」その一言で
僕は「ここで脱ぎます」と答え
ズボンとパンツを脱ぐと
Sとは大違いの完全に皮の被った毛のないちん〇だった
Kが「小さいちん〇だ」と言うと
Mが「皮めっちゃ余ってる」とかみんなに言われすごく恥ずかしくなった
少年野球をやっていて体もみんなより少し筋肉質なうえにSのちん〇と並べられるとさらに小さく見えた
普段プールや少年野球の時などの着替えや風呂でちん〇を見られてもまったく恥ずかしくもなく平気だったが
小さいとか言われ見られているとものすごく恥ずかしくなってきた
Hが「勃起してもSより小さいんじゃない」
Kが「勃起させて確かめよう」といいだした
がき大将グループは僕にとっては怖い存在だったので2日間は我慢してなんでも言う事を聞こうと覚悟を決めていたのだが
まさか中学を卒業するまで続くとはこの時は思いもしなかった
彼らに自分の成長していくちん〇をずっと見られるなんて…
Sに勃起させるように命令されると
僕はみんなとは反対を向きちん〇をいじりながらなんとか勃起させようと必死だった
M「完全に勃起したらこっちをむけ」と言われ
僕は完全に勃起したちん〇をみんなに見せた
そしたらみんなが大爆笑
Mが「皮余りまくってる
Hが「勃起してもSよりやっぱり小さい」などいいながら僕のちん〇を触っいた
Aが定規で長さを計り発表した
「皮ぬきで5Cm皮ありで7Cm」また大爆笑だった
Sも計られ普通で10CmGだった
この時はまだだれも[田島「チ○コ破裂するっ!」]とかはしらなかったので射精させられる事はなかった
そして今度はSのちん〇を勃起させる事になった
僕はSのちんこをもんで勃起させた
完全に剥けきった巨大ちんこだった
長さをはかったら15センチ定規より少し長く17センチぐらいはあった
みんなスゲエ?とか言ってみていたけど
リアルに気持ち悪いということで
またぼくのちんこがターゲットになり
僕はまたズボンとパンツを脱がされ
皮を引っ張られたり勃起させらたりさせられた
次の日の夜も同じような事をされたり
おしっこに行きたいといったらペットボトルの中にやれと言われ僕はテントの中でみんなに見られながらやらされた

中1のとき、いじめられっこのタダシという子をかばったことが原因で、一緒にいじめられるようになった。140cm程のタダシは小学生のようで、何度か教室でカイボウされていた。
数人の男子に取り囲まれて、扱かれるタダシのチンポはツルルツで、勃起しても親指ほどしかなく、いくら扱かれても射精することはなかった。
扱かれるチンポが痛いらしく目をキツくつぶって顔をしかめながら耐えているタダシを見ていたら可哀そうになってきた僕は「もう止めろよ」とタダシのチンポを扱いていたMを突き飛ばしてしまった。
僕はタダシが服をきるのを手伝ってやった。タダシのチンポは皮が剥かれていて、扱かれすぎたからか真っ赤になっていて、ヒクヒクと上下に動いていた。
その日はそれでタダシへのイジメはおさまった。
教室はずっと気まずい雰囲気だった。僕は部活を休んでタダシと一緒に帰ることにした。
タダシの誘いで部屋に上がった僕は、「チンポ大丈夫?」と聞いた。
するとタダシはいきなり泣き出してしまった。やっぱり痛いのかと思い、
「痛い?薬でも塗る?」と聞くと首を横に振り、「違う・・・みんなに見られて恥かしい
・・・こんな小さなチンチン・・・」とタダシは泣きながら言った。僕は何度もタダシがチンポを扱かれているのを見ていたのに、今日まで助けてあげなかったことがとてもイヤになった。
「カズヤくんも僕のモノ見たでしょ。小さいし、皮も剥かれてグロいし」
「ごめん・・・今まで助けてあげなくて・・・僕のも見せるから泣くなよ」
僕はタダシの前でズボンとトランクスを下げてチンポを出した。
「スゴイ!大きいね・・・毛ももじゃもじゃしている・・・」タダシは泣き止んで僕のチンポをまじまじと観察した。自分から出したのにやっぱり恥かしかった。
タダシは興味津々といった表情になり僕を質問責めにした。後ろめたい気持ちもあり僕は照れながらも素直に答えた。
「カズヤくんも剥ける?」
「剥けるよ、ほらっ」
僕はチンポの皮を剥いて見せた。
「ほんとだ。ねぇ、カズヤくんも自分で出すの?中1だったら、
出てあたりまえだって。自分でも出すって。Mくんが言っていた。ねぇ、出している?何才から出るようになったの?チンチンの毛がはえたのは?」
「出すって精子のこと?[田島「チ○コ破裂するっ!」]っていうんだけど、やってるよ。初めて精子が出たのは小6で、チン毛は小5の冬休みだったよ。」

「スゴイ!早いね。でも自分でやって痛くないの?僕はMくんたちにチンチンをシコられるとすごく痛いんだ。だから、Mくんにシコるぞ!!て言われるだけで体が固まっちゃうんだ」
「Mたちは無茶苦茶だからな。自分ですると痛くないんだ。逆に気持ちいいんだよ。だからつい毎日しちゃうんだ、[田島「チ○コ破裂するっ!」]」
「そうなの!ほんとは気持ちいいんだ」
「うん。特に精子が出る時がね。タダシも出るようになったらわかるよ」
「Mくんたちに精子が出るまでやるぞって、何度もチンチンをシコられたけど出ないんだ。僕のものは小さいからダメなのかな・・・このままずっと出なかったらどうしよう・・・出るまでやられるんだよ・・・」
タダシは俯いて黙り込んでしまった。また泣いているようだ。
「大丈夫だよ。ちょっと遅いだけだよ。もうタダシは剥けてるだろ。僕のは手で剥いてもすぐ戻っちゃうし。ダダシもすぐ大きくなるよ。」
「そうかなぁ・・・でも僕は無理やり剥かれたんだよ・・・僕も早く出るようにならないかな・・・そうすれば、もうイジメられないのに・・・ねぇ、カズヤくん、精子ってどんなもの?僕、見てみたいな」
涙をためた目でそう言うタダシを見て、反射的に「僕のみる?」と言ってしまった。
「いいの?すごく見たい」
「うん。恥かしいけど、タダシはもっとイヤな思いをしていたんだし、僕、見て見ぬふりをしていたし。だから、見せるよ」
僕は服を脱いで全裸になり、座り込んでいるタダシの前に立った。
「なにかHな本とかない?チンポ立たせるから」
「Mくんが僕に見せるために持ってきたやつがあるよ」
タダシは本棚からアルバムケースをとりだした。
「お母さんに見られるとイヤだから、ここに隠したんだ」
恥ずかしそうに手渡すタダシからH本を受取り僕はそれに集中した。
ゆっくりと勃起していく僕のチンポ。
「スゴイ。大きくなってきた。先も少し剥けてきたよ」
勃起していく様子を他人に見られるなんて初めての経験でいつもよりちょっと興奮しているみたいだ。腹につくほど上をむいて勃起した僕の半剥けチンポはすぐに先が濡れてきた。
「カズヤくん、、何か水みたいなものが先っぽから出てきたよ。これが精子?」
「違うよ、精子はまだ。[田島「チ○コ破裂するっ!」]すると精子がでる前にこれがでるんだ」
僕はゆっくりと扱き始めた。先走りが出ているのでクチュクチュと音がして恥ずかしい。
「[田島「チ○コ破裂するっ!」]ってそうやるんだ。僕がMくんたちにされる時と同じだ。カズヤくんの玉がぷらぷらしてる。玉も大きいね。気持ちいい?ねぇ、カズヤくん」
「うん・・・気持ちいいけど・・・スゲー恥かしい・・・」
僕は左手のH本を下に落として、眼を閉じて[田島「チ○コ破裂するっ!」]に専念した。
とにかく恥ずかしくて、早く射精して終わらせたかった。
「もうすぐ出そうだ・・・タダシ、ちゃんと見てろよ・・・」
タダシの前に仰向けに寝て、射精に向けて扱く手を早めた。
そのとき、玄関でカチャって鍵が開く音がした。
「タダシ?。帰っているの?」

「あっ、ママが帰ってきちゃった。何でこんない早いんだ」
タダシが部屋を飛び出した。僕はチンポの根元と金玉を強く握ってイキそうな感じを止めた。勃起したままで少し痛かったけど、僕は大急ぎで服を着た。
服を着たところで、タダシが「大丈夫?」と部屋をのぞいた。僕がちゃんと服を着ていることを確認すると扉を全開にして、「友達のカズヤくんだよ」と僕のことを嬉しそうに紹介した。
タダシのお母さんが持ってきてくれたお菓子を食べながら、
「せっかく見られると思ったのに、邪魔されちゃった」と残念そうにタダシが言う。
「また今度ね。ちゃんと射精するところを見せるからさ」
タダシはニッコリと笑った。
「カズヤくんのチンチン大きいね。タマがぷるぷると揺れてたよ。大人のモノみたい」
「大人のチンポなんて見たことあんのかよー。恥かしいからやめろよ」
「うん。ごめんね。でも、今日はありがとう。助けてくれたし。チンチンや[田島「チ○コ破裂するっ!」]まで見せてくれて。すごく嬉しかった」
「何だよ、嬉しいなんて変なヤツ」
「へへっ・・僕、カズヤくんのチンチンもタマも見たもんねー。お尻の穴も少し見えたよ」
「えっ?穴まで・・」
「寝たときに見えちゃった」
「タダシのヘンタイ」
僕は少し怒ったふうに言ったけど、タダシが楽しそうだったので気分は悪くなかった。
それに僕だって、何度もタダシのチンポを見ている。もちろん金玉やお尻の穴もね。
Mたちに、ぎゅうぎゅう揉まれて泣いているところを。
恥かしかったけど、気分は悪くなかった。
でも次の日から僕はタダシと一緒にイジメにあいもっと恥かしい思いをすることになる。

翌日は、何事もなく放課後を迎えた。ただ、Mが時々僕を睨みつけていることが気がかりだった。
タダシもイジメがなくてほっとしている様子だった。
今日も部活を休む訳にはいかないので、どうしようかと考えているうちにタダシはこっそり帰ったようだった。
部室に行くと、顧問の都合で部活が中止になったと先輩が教えてくれた。先輩達は部室でダラダラ喋っていたが僕は帰ることにした。
帰り道にはタダシの家の前を通る。タダシの家に寄ろうかなと思ったが、急に昨日のことが頭にうかんで恥かしくなりそのまま通り過ぎた。するといきなりタダシの家からMたちが飛び出してきて僕を取り囲んだ。
「カズヤ、何でタダシの家を通りすぎるんだよ」
「冷たいやつだなー、友達なんだろ」
「それにタダシと約束があるんじゃないの。ヒヒッ」
Mがいやらしく笑った。
「オレたちこれからタダシと遊ぶから、お前もこいよ」
相手は5人もいる。僕はダッシュでその場から駆け出した。
「逃げるなよ。お前が逃げたら、タダシをまたイジメるぞ」
「せっかくお前が助けたのになー。あいつ、またオレたちにチンポ、シコられちゃうぜ」
僕は逃げることをあきらめて、Mたちとタダシの家に入った。
タダシの部屋には、クラスで一番身体がデカイSがいた。タダシは胡坐をかいたSの膝の上で股間を握りしめられていた。
「ヤメロ!」僕はSに飛びかかろうとしたが、Mたちに取り押さえられてしまった。
「暴れるなよ。ダダシの金玉つぶすぞ」
Sがタダシの股間を揉み始めた。「痛い、痛い、ヤメテ」と苦痛に顔をゆがめるタダシ。
「相変わらずちっこい金玉だな。袋の中でグリグリ動いているぜ」
タダシのきつく閉じた目から涙が流れた。
僕が「ヤメロ、おとなしくするから」と言うと、Sはダダシの股間から手をはなした。
「カズヤ、タダシから聞いたぞ。お前タダシに射精するところを見せる約束したんだってなー。こいつがまだ精子が出ないから見せてやるんだろー、へへっ」
僕は真っ赤になって俯いた。
昨日、僕はダダシの前でシコった。射精を見せる約束も確かにした。

そのことをMたちに話すなんて、ショックだった。
「タダシから聞いたぞ、お前のチンポのことも。デカイらしいな。オレたちにも見せろよ」
「イヤダ、約束はしたけどお前たちとじゃない!」
「いいのか?そんな事言っても。タダシがかわいそうだろ」
Sはタダシのズボンのファスナーをさげ、そこに手をつっこんで乱暴にタダシのチンポを取り出すと、そのまま強く引っ張った。タダシのチンポは小さいがズルムケだ。Mたちに何度も剥き上げられてシコられたためだ。剥き出しの亀頭を摘んで引っ張られているため、顔をゆがめて苦痛に耐えている。
「オレたち、もうタダシのチンポには飽きたんだよ。いくら扱いても射精しないしな。コイツの裸は見飽きたんだよ。だからタダシの変わりにお前がチンポ見せろよ」
僕が黙っていると、「痛い・・・ヤメテ・・・」とタダシの泣き声が聞こえた。
Sに亀頭を摘まれたうえに、金玉までを引っ張りだされて指でグリグリと揉まれてる。タダシの金玉を揉んでいるのは、隣のクラスのやつだ。
「こんな金玉すぐつぶせるぜ」と笑っている。
タダシが昨日のことを喋ったことにショックと小さな怒りを覚えていた僕は、ほおっておいて帰ろうとも思ったが、二人がかりで責められているタダシの泣き顔を見ているうちに
「ヤメロよ!わかったから・・・好きにしていいよ・・・」と言ってしまった。
「ヨッシャー!」
Mたちは乱暴に僕の服を脱がしにかかった。
Mたち6人に僕は服を脱がされて、とうとうトランクス1枚の姿にされた。

「こいつのチンポ見る前に、俺たちもタダシみたいに質問しようぜ」
「まずは、いつからシコっているか答えろ」
「早く答えろよ!いつからシコってんだよ![田島「チ○コ破裂するっ!」]だよ!」
黙っていると、Sがタダシのチンポを捻りながら強く引っ張った。
「痛い!痛い!」と小さな声で呻くタダシを見て僕は答えた。

「何でも答えるから、もうヤメロ![田島「チ○コ破裂するっ!」]は6年からだ」
「初めて射精したのもその時か?チン毛はいつだ?」
「そうだよ。チン毛は5年の冬に生えた」
「昨日はシコったか?」
「・・・」
「早く答えろよ!シコったんだろ」
「隠しても無駄だぜ。この部屋でシコったんだろ。タダシの前でさ。全部聞いたぞ」
「エロカズはシコるとこ見られるのが大好きでーす」
Mたちは爆笑した。
僕は恥かしくて真っ赤になり俯いた。
「顔上げろよ!まだ質問は終わってないぜ。お前、毎日シコってるそうだな?。そんなにシコっても沢山でるのか?」
僕が顔をあげず黙っていると、
「毎日シコっていることはタダシに聞いて知ってんだからな。精子の量はこれから調べてやるから、パンツも脱げよ」
「早く脱げよ!お前、タダシのためにオレたちに好きにさせるんだろ」
亀頭を摘ままれて、捻じられながらチンポを引っ張られているタダシの苦しそうな顔を見て僕は観念した。
「脱ぐから、タダシのチンポを離してやれよ。もう酷いことするな」
「そうこなくっちゃー!いい友達をもって幸せだな?タダシ。S、離してやれよ」
そうMに言われたSがタダシのチンポから手を離した。
「オレがパンツ脱がせてやるよ。抵抗するなよ、カズヤ。いくぞー」

Mが僕のトランクスに手をかけた。ゆっくりとじらすように下げていく。
チン毛が見えると
「出たー!チン毛です。では記念に1本づつ抜きましょう」
とMたちはおどけながら僕のチン毛を抜いた。
「エライなーカズヤ。ちゃんと抵抗しないもんな。その調子だぜ」
Mはチン毛を抜くと今度は一気に僕のトランクスをずり下げた。
僕のチンポがプルンと出ると「おぉー」と声が上がった。
「へー、これがカズヤのチンポか!なるほどね、結構デカイかもね」
「先の方が膨らんでデカく見えるよな。成長してんなーお前のチンポ」
「金玉もデカイぜ。タダシとは大違いだぜ」
早速6人は、思い思いに僕のチンポや金玉を弄くり始めた。
かなり強く握ったり、引っ張るので痛い。皮を剥かれて亀頭を摘ままれたときは、あまりの刺激に思わず手で払いのけてしまった。
「何だよ!抵抗すんのか」
6人は僕を床に大の字に押さえつけた。

両手はSに押さえつけられて動かない。両足は、大きく股を開いた状態で2人に押さえつけられている。
Mが僕のチンポと金玉を軽く揉み始めた。
「さっきは痛かったか?今度は気持ちいいだろ?」
金玉を強く握られたあとなので、腹が痛くて半立ちくらいしか勃起しない。
「なかなか立たないなー。よし、エロ本みせようぜ」隣のクラスのYというヤツが僕の顔の前にエロ本をもってきた。
「どうだ、カズヤ。チンポに効くだろー」
Mが「あれも使おうぜ」と言って、タダシの机の上にあった絵の具セットから筆を取り出した。
両足を押えている2人が、僕の膝を抱えるように持ち上げた。
「ケツの穴が丸見えだぜ。カズヤ、覚悟しろよ」
MとIが筆で僕の金玉やチンポ、お尻の穴まで撫で始めた。Iは小学校のころ、今のタダシみたいにMたちにイジメられていたそうだ。僕とは小学校が違うのでよくは知らないが、タダシのおかげで中学に入ってからはイジメられなくなり、今ではMの子分になっているらしい。
「どうだ?気持ちいいか?」
「いいわけないだろ・・・ヤメロ・・・」
「アレ?反抗すんの?いいのかな?。おいっ、I!玉潰しだ!」
Mの命令でIが、僕の金玉を力任せに握る。
「ヤメテ・・・痛い・・・潰れちゃう・・・」
「おとなしくしろよ」
僕が必死に頷くとIが力を緩めて、手のひらでクリクリと玉を転がしながら

「どう?カズヤちゃん。気持ちいい?」
と聞いてきた。僕が頷くと、Mは筆でお尻の穴を集中的に責めてきた。
自分でも見たことがないお尻の穴を他人にじっくり見られたうえに弄られている僕は、恥ずかしいはずなのにだんだん変な感じになり「うぅ・・・」と声が漏れた。
「そんなに気持ちいいか?カズヤ」
「感じてるぞ、コイツ」
僕のチンポはとうとう完全に勃起した。
「これが勃起率100%か?デカチンだな?、カズヤ。じゃあ、いよいよお前の精子の量を調べさせてもらうぜ」
Mが僕のチンポをシコり始めた。
「デカチンカズヤちゃんは、金玉もビックだからた?くさん出るよね」
Iは僕の金玉の大きさを確認するように揉んでいる。
「射精させるんだからな。あんまり強く金玉揉むなよ」
「わかってるって、でもコイツの金玉ってプヨプヨしているから強く握りたくなるんだよね。さっきだってオレの手から玉がプリって逃げやがった」
Iは両手で僕の金玉を揉みながら、玉袋の中でグリッと金玉を移動させたり、二つの玉をこすり合わせたりする。そのたびに鈍い痛みが金玉と腹に走る。
しばらくするとMはシコる手を休めて、僕のチンポを強く握り、半剥けの亀頭の先の穴を開いて指を捻じ込もうとしたり、擦ったりした。金玉ほどではないがこれも痛い。
でも、痛くて恥ずかしいはずなのに、僕のチンポはすごい反応をした。
「うわっ、スゲー汁が出てきたぞ。こいつエロいな。ションベンみたいに汁が出るぞ」
Mが嬉しそうな声をあげた。
「カズヤ、自分のチンポ見てみろよ。テッカテカでエロすぎだぜ」

僕は先走りの量が多いのか、チンポの先から溢れたものが全体を濡らしている。そういえば、[田島「チ○コ破裂するっ!」]のときはヌルヌルしすぎるので、何度も、ティッシュで拭き取りながらシコっていた。
Mは、僕の半剥けの亀頭の穴に指をこすりつけて先走りで遊んでいる。
「スゲー!糸引いてるぜ。納豆みたいだ」
「カズヤ、何目つぶってんだ。ちゃんとチンポ、シコられているとこ見ろよ」
「タダシ、カズヤの日を開かせろ」
Mから命令されたタダシは、ゴメンねと何度もつぶやきながら僕のまぶたを開こうとしたので、僕は自分から目を開いた。
クチュクチュと音を立てながらシコられる自分のものを見た。
先から覗いた亀頭がテラテラと光ってみえる。
「そろそろ射精させるか。I、金玉離せよ」
Mが僕のチンポを上下に激しくシコった。
「コイツの金玉縮んできたぞ!よしイケ!出せ!」
僕は必死にこらえたけれど、ついに勢いよく射精した。
ドクドクと何度も射精する僕のチンポ。その射精のリズムに合わせるように、Mは僕の金玉をぎゅうぎゅうと絞り込むように揉んだ。
「金玉の中の精子、全部絞り出してやるぜ」
Mは僕の射精が終わった後もしばらく金玉をぎゅうぎゅうと揉みこんでいた。
「スゲー射精だ。コイツの精子の量は、大漁豊作だぜ」
「なんだよそれー」とMたちは大笑いする。
押さえつけていた手が離れても、僕はハアハアと息を弾ませて、大の字まま動けなかった。
腹から胸にかけて大量の精液がかかっている。むっとする臭いがする。顔にもかかったようだ。

「コイツの飛ぶなー。オレにもかかるかと思ったぜ」と僕の腕を押えていたSが言う。
恥ずかしすぎて目も開けられない。体も動かない。
「タダシ、精子ふき取ってやれよ」
Mに命令されたタダシは僕の身体の上の精液をティッシュでキレイに拭きとった。
タダシまでもMの子分のようだ。
「カズヤ、お前のデケー金玉ならまだまだ精子が出るよな。どれだけ出るか、玉が空っぽになるまで調べてやるからな」
「そうだ、次はタダシにシコらそうぜ」
僕は再び押さえつけられた。
「ほらっ!シコれよ!タダシ!」
おどおどしながらも、タダシは僕のチンポを両手でぎゅっと握った。

チンポを握るタダシは、僕と目があうと、チンポからぱっと手を離した。
「何やってんだ!教室でまた脱がされたいか!」
「ご、ごめんなさい」
Mの声に、びくっと体を震わせたタダシは、両手で僕のチンポをぎゅ?っと強く握った。
「痛い・・・痛いぃぃ・・・」
僕は目をきつくつぶって痛みに耐えた。
「タダシ、それじゃあ痛いだけで立たねえぞ。カズヤのチンポ潰す気か?」
タダシが手を離すと、チンポが赤くなっていた。
「オレたちにシコられたようにやればいいんだよ。忘れたのか?」
「もう一回教えてやるから、チンポ出すか?」
タダシはぶんぶんと激しく首をふり
「お、憶えてるから・・・ちゃんとやります・・・」
と指で輪をつくりその中で僕のチンポをぶるぶると軽く横にゆするように動かした。
「おっ、形が変わってきたぞ」
「勃起率60%くらいか?どんどんでかくなるぜ」
僕のチンポが勃起していく様子に喜ぶMたち。
完全に勃起すると、タダシは右手でシコりながら、左手で玉を揉み始めた。
しかし、タダシの小さな手では僕の玉を鷲掴みすることができないのか、一つの玉だけを執拗に揉みこんでくる。
「金玉一個しか握れないのか?。オレがチンポをやるから両手でやれ」
両手で金玉を揉むタダシに代わって、Mがチンポをシコる。
僕のチンポから先走りが滲み出た。
「コイツって、精子だけじゃなくて先走りも多いな?」
「先走りって、この汁のことか?」
「知らねーの。兄ちゃんが教えてくれたぜ。カウパ・・・なんだっけ?ちゃんとした名前もあるんだぜ」
「名前なんてどうでもいいぜ。ようはたくさん出すコイツがエロってことだろ」
「汁の量も調べるか」
「先走りだろ。そうだタダシ、金玉はもういいぞ。次はケツだ」
僕は再びお尻の穴が丸見えの格好に押さえつけられた。タダシが僕のお尻の穴を指で擦ると、思わず「ううっ・・」と声が漏れ、ドクっと先走りが出た。

「また、先走りが出たぞ。やっぱ、ケツの穴も感じるんだ」
「いいぞ、タダシ。指を入れてみろよ」
タダシが僕のお尻の穴に指を捻じ込むように入れる。小さなタダシの指でも入れられると痛い。僕のお尻の穴はタダシの指を締め付けるようにぐっぐっと動き、それに合わせてチンポも力が入りヒクヒクと動いてしまう。
「なんかスゲーな!これ」
「チンポがビクビク動いてるぜ。涎垂らしながらよー」
「おぅ、おもしれ?な」
お尻の穴にタダシの指を入れられたまま、僕はチンポを激しくシコられた。
Mの手の動きに合わせてぷるぷると揺れる金玉を、ときどきIが指で弾く。
やがて僕の金玉はチンポの根元の方へグーっと上がっていった。Mはさらに激しく手を動かす。
「タダシ、こいつもうすぐ射精するぞ。こいつの精子を手で受けとめろ」
お尻の穴から指を抜いたタダシは、僕のチンポの先に手のひらを添えた。
とうとう僕は2回目の射精をした。タダシの小さな手のひらからあふれた精液がポタポタと僕の体に滴り落ちる。
「また、たくさん出たぜ。コイツの金玉どれだけ精子が入ってるんだ」
Sが僕の金玉を揉みながら言う。
「S、お前の金玉よりデカイのか?カズヤの金玉」
Sは体がデカイのであそこもデカイとよく自慢していた。
「さぁ、どうかな」
Sはあいまいに答えて僕の金玉を引っ張るように強く握った。金玉が引っ張られたために、腹にくっついていた僕のチンポはピンと上を向くかっこうになった。

まだ勃起したままだ。
「M、せっかくだから、カズヤのチンポもタダシみたいにしてやろうぜ。デカチンなのにちょっとしか剥けてないんじゃあカッコ悪いだろ」
「いいな、それ。よし、やるか」
Mは僕のチンポの亀頭の辺りを掴むと、ゆっくりと皮を根元に向かって剥き始めた。
無理やり皮を剥かれはじめたチンポに鋭い痛みが走った。
「痛い、ヤメロ!」
腰を左右に振ってなんとか逃れようとしたが、Sが金玉を握る手に力を込めたため抵抗できなくなった。
「せっかく優しく剥いてやろうと思ったのにな。反抗的だったから罰として一気だな」
Mは僕のチンポの皮を根元に向かって一気に剥いた。剥かれる瞬間、痛みで、僕はチンポを突き出すように身体を反らせた。

「やっぱ一気は痛いか?」
「エロいチンポになったぜ」
Mは皮を剥き上げられたばかりの僕の亀頭を指で弾いた。
「剥けるとますますデカく見えるよな」
「はやくまた、射精させようぜ」
すると、掌に僕の精液を溜めたままのタダシが呟いた。
「あの・・・これ・・どうすれば・・・」
「飲めよ、タダシ!」
タダシは顔を真っ赤にして俯いた。
「それより、タダシ、そのままカズヤのチンポ握ってシコってやれよ」
タダシは両の掌で、剥きあげられたばかりの僕の亀頭を包んだ。
精液が生温かくて気持ち悪い。タダシが精子まみれの僕の亀頭を指でこねるように揉んだ。すごい刺激で僕は腰を上下にふって激しく暴れた。
「暴れるなよ!」
腰を押さえつけられて動けなくなった僕の亀頭を、ぐにぐにとタダシは揉み続ける。
「亀頭って感じるんだよな?しかも剥きたてだぜ。タダシも結構残酷だな?」
さらにタダシは、亀頭の先を下に向かってぐっと引き穴を開くと、精液を塗り込むように小さな指を捻じ込んできた。
亀頭の先にタダシの固い爪を感じて鈍い痛みが走る。
「痛い・・・チンポが・・チンポが・・・チンポが・・・」
「なんだ、コイツ。チンポ、チンポって。先だけじゃなく、棒もシコってほしいのか」
タダシは精液まみれの亀頭の先に指を捻じ込んだまま、左手で僕のチンポを激しくシコり始めた。僕が痛みとも快感ともつかぬあまりの刺激に叫びだすと、うるさい!とSに口を手で塞がれた。
頭が変になりそうな刺激の中、僕はタダシの手により3回目の射精をさせられた。
亀頭の先をふさぐタダシの指の隙間から、いつもより薄い感じの精液があふれ出た。
「何か水っぽいのをたくさん出したぞ、コイツ」
「スゲー。こんなの初めてだ」
「まだまだ出しそうだな。もっと射精させようぜ」
「でも、こいつのチンポ、精子まみれでちょっとさわるのはイヤだなー」
「部屋もカズヤの精子でなんか臭さいし」
「オレの手もカズヤのチンポの臭いでオェって感じ」
「ちょっと窓あけろよ。換気、換気」
「カズヤのチンポはどうする?」
「タダシにキレイにさせようぜ。タダシ!カズヤのものキレイにしろ!」
タダシがティッシュで僕のチンポを拭き始めると、Mがタダシの背中を蹴った。
「誰がティッシュで拭けっていったよ。口でやれ!」
オロオロするタダシをMはまた蹴った。
半泣き顔のタダシは、僕のチンポに顔を近づけると舌で亀頭の裏筋をペロっと舐めた。

タダシは必死になって僕のチンポを舐め始めた。チンポの裏側を根元から亀頭に向かって何度も舐め上げる。
「チンポなんかよく舐めるよな?」
「あれっ?知らないのかよ。AV見たことないの?女は男のチンポを舐めるんだぜ」
「ホント?汚くねーのかな」
タダシは、僕のチンポを手にとると、今度は表側を亀頭からチン毛に向かって何度も舐めた。チン毛まで唾液でベトベトになるほど舐めている。
チンポをベトベトになるほど舐めあげると、次はだらりと伸びた僕の玉袋を掬い上げるように掌にのせて、玉をひとつずつ交互に舐め始めた。タダシに舐められ続けて、立ちっぱなしのチンポが痛くなってきた。
タダシは、玉をひとつ口に含むと強く吸った。
ずずっと吸い上げる音がする。
僕は痛みとも快感ともつかぬ刺激で体をのけ反らした。
不意にSがタダシのお尻を蹴とばした。
蹴られた反動でタダシが玉を軽く噛んでしまい、痛みで僕のチンポは急速に軟らかくなった。
「なんだよ、S。いいところだったのに」
「縮んじゃったぞ、コイツ」
「皮も戻ってるし。オレがせっかく剥いてやったのによー」
「ズルムケになるまで何度でも剥こうぜ」
「ぼくがやる」
タダシの甲高い声が響いた。
Mたちはポカンとした顔でタダシを見る。
「ぼ、ぼくが、カズヤくんのチンチンの皮、剥いてあげるよ・・・」
今度は消え入るような声になってタダシはもう一度そう言った。
「どうしたんだ?タダシ。スゲー積極的だな?」
Mが言い終わらないうちに、タダシは僕のチンポの皮を根元に向かってぐいっと剥くと、露出した亀頭をまた舐め始めた。

「タダシ、カズヤのチンポがそんなに美味いか?」
ゆっくりとチンポが硬くなっていく。
「なんだっていいぜ。面白くなれば」
誰も僕を押さえつけてはいなかったが、僕は大人しくタダシにチンポを舐められ続けて、ついに完全に勃起した。
「カズヤのやつ、すっかりおとなしくなったな」
「よし、また、射精させるぞ。どけ!タダシ」
MとSはタダシを突き飛ばすようにどかすと、二人がかりで僕のチンポを雑巾を絞るように捻じり揉んだ。
亀頭の裏筋が切れそうに痛い。僕は反射的にMの顔を足で蹴ってしまった。
僕の不意打ちをうけたMは、顔をおさえながら怒り狂った声を上げた。
「よくもやったな!!!」
顔を押えたMの手の間から血が垂れている。鼻血を出したようだ。
「押さえつけろ!!!」
鼻にティッシュを詰め込んだMは、限界まで足を開かれて押さえつけられている僕の股の間に座ると、亀頭を絞り出すように強く僕のチンポを握った。
「カズヤ、よくもやってくれたな!お前のチンポも同じ目にあわせてやるぜ」
そう言うとMは僕の亀頭に爪を立てた。

Mの爪が亀頭に食い込む。僕は歯を食いしばって痛みに耐えた。
Mが鉛筆を手に「カズヤ、次はこれだぜ」と言う。
Mは先の尖った鉛筆で僕の亀頭を何度を突き始めた。
「へっ!どうだ、痛いか?うぅん?痛いだろ!」
僕は意地になって刺すような痛みにぐっと耐えた。
「これならどうだ!」
Mは、亀頭の先の穴をぐっと開くと、その中に少しづつ鉛筆を差し込んできた。
痛みよりも恐怖で僕は、ヤメロー!!!! と力いっぱい体をねじって抵抗した。
するとMがチンポから手を離した。
「オレのせいじゃないからな。お前が悪いんだぞ」
僕はチンポを見た。亀頭の先からほんの少し黒いものが覗いている。
「お前が暴れるからチンポの中で芯が折れちまった」
僕はパニックになり腰を激しく動かしながら
「お願い!とって!とって!」と泣きじゃくった。
「へつ、やっと泣いたか。オレの顔を蹴った罰だ」
「とれよ!」僕が泣きながら喚くと、Mにバシッと頬を張られた。
「チンポ丸出しで、なに生意気いってんだ」
「取ってほしけりゃ、ケツをこっちに向けて、四つん這いになれ」
僕は芯を取り出したい一心でMに従った。
Mは、四つん這いになった僕のお尻のほうから手を差し入れて、縮み上がっている金玉を伸ばすように揉みあげた。

「I、カズヤのチンポをシコれ」
Iが僕のチンポを床に向かって絞るようにシコった。
「乳搾りだな、まるで」
「先走りが垂れてきたけど・・・芯は出てこないな?」
「射精すれば出てくるさ」
ほどなく僕は、ドクっと漏らすように4回目の射精をした。
フローリングの床の上で僕の精液がテラテラ光っている。水っぽい透明な汁の中に少し黄色がかった、どろっとした塊がある。その中に鉛筆の芯が入っていた。
「出てきたな。よかったな、カズヤ。医者にチンポ診せなくてすんだぜ」
「精子の量が少ないな。もう空か?ココは?」と射精した後もMは僕の金玉を揉み続けた。
「もう、出ないよ・・・それに、すごく痛い・・・離して・・・」
「何が出ないんだよ?」
「精子・・・」
「どこがそんなに痛いんだ?」
「チンポと金玉・・・だから・・・」
「お前がギブなら、代わりにタダシのチンポをシコるぞ」
タダシは無言でイヤイヤと首を振る。
「カズヤ、お前さー、一日最高何回[田島「チ○コ破裂するっ!」]したことあんの?」
「5回・・・」
「エロいやつだなー。まだ、いけるじゃないか」
「でも、痛くて・・・これ以上は無理・・・」
「しかたがない。1人ずつコイツのチンポに好きなことして今日は終わろうぜ」
僕はまた手足を押さえつけられた。
「オレ1番!」とYが言う。
「オレ、コイツの金玉握りたい。Iが言ってたろ。プヨプヨしてるって」
「お願い、金玉と亀頭はもうやめて・・・痛くて、我慢できない・・・」
「ダメだね。射精を許してもらったんだから我慢しろよ」
Yは僕の金玉をひとつずつ摘んで、指に力を込めた。
「ほんとだ。コイツの金玉おもしれー」
Yに袋の中で玉をグリっと動かされるたびに鈍い痛みが増す。
Yは何度も袋の中で金玉を移動させると、「これがラストね」と二つの金玉をこすり合わせるようにしてぎゅっと握った。あまりの痛さに、身体が反り返る。
「残酷だなーお前、潰れたんじゃねーの?」
「大丈夫だって。ほら、ちゃんと2コともあるよ」
Yはかたちが分かるように袋から金玉を絞り出すように握ると、デコピンをするみたいに弾いた。涙があふれた。
「あれー、コイツ泣いてるよー」

次は、Nというヤツだった。
「オレ、ケツの穴見たい」
「お前、趣味悪いよー」
「Mだって、タダシにカズヤのケツの穴触らせただろ」ヒヒっと笑い合うNとM。
僕はうつぶせにされて、腰をぐいっと持ち上げられた。
Nは僕のお尻を両手で広げて、お尻の穴を観察した。
「ケツの穴って、こんなんなんだー。誰か、穴が見えるようにコイツのケツ広げていて」
誰かがNに変わって僕のお尻を広げる。
Nは僕の金玉を鷲づかみにして、ぐいっとお尻の方に引っ張りぐりぐりと揉みこんだ。
「コイツ、金玉揉むとケツの穴がヒクヒク動くぞ」
金玉責めの連続に「うぎゃっ」と叫び声をあげると、口にトランクスを捻じ込まれた僕は「うーうー」という呻き声しか出せなくなった。
お尻の穴に何かが差し込まれて痛い。
金玉とお尻の穴への刺激に、僕のチンポが立ち始める。
「カズヤのチンポ、立ってんじゃね」
僕は仰向けにされ、両足を左右から持ち上げるように大きく開かれた。
Oというやつが、「オレは生で電気アンマね」と僕の金玉をねらって電気アンマをかけてきた。足の指で僕のチンポを挟み、かかとで金玉をつぶすように電気アンマをする。
4回も精液を搾り取られ、金玉も責められ続けて、僕は気が遠くなりそうになった。
「きったねー、コイツ涎たらしてるぜ」塞がれた僕の口のすみからは涎が垂れていた。
手足を自由にされても、僕はもう涎を拭うことも口からトランクスを取ることも出来ないほどぐったりしていた。
「お前の顔、涙や鼻水や涎でぐちゃぐちゃだぜ」
「チンポもぐちゃぐちゃだけどな」
Mにすっかり柔らかくなったチンポを千切れると思うほど強く引っ張っられ、Sに強く金玉を握りこまれて息が詰まるほどの痛みが下半身に走ったが声も出せない。
それでもチンポと金玉を弄くりまわす手は止まらない。

「オレはやっぱり射精させたいな。精子って金玉で作ってんだろ。コイツの金玉もっと揉めばまだ出るんじゃねー」僕の金玉を指で弾いてIが言った。
「言えるな。よし、もっと精子が出るようにカズヤの金玉をマッサージだ」
さっきまで強く握りこまれていた僕の金玉は、ニギニギと優しく揉みほぐされてだらんと伸びてきた。
「金玉が伸びたぞ」
「チッ、コイツ、チンポの皮まで伸びてやがる」Mは僕のチンポを握ると、皮を剥き上げた。そして、口に唾をためると、露出した僕の亀頭に垂らして皮をもどし亀頭のあたりを揉んだ。
「I、お前もやってみろよ」
IはMと交代して同じように唾をたらして、くちゅくちゅと皮の上から亀頭を揉んだ。
「カズヤ、気持ちいいだろ、こうすると」
「I、お前もオレにやられたとき気持よかったのか」Mたちが笑う。
「どうでもいいだろーそんなこと」
元イジメられっ子だったIは、八つ当たりするように僕のチンポの皮の先を摘まむと、強く引っ張った。
「伸ばしてどうするんだよ!ズルムケにするんだろーが」
「チンポの先って、引っ張られるとスゲー痛てーぞ。M、カズヤの痛そうな顔見ろよ」
「経験者だからな、Iは。6年のころとか、お前のチンポもよく引っ張ったよな」
Mたちに昔のことをからかわれて、Iはムッとした顔で今度は僕のチンポの皮を剥いて、亀頭を揉んだ。MやSも加わって、僕は勃起させられた。
勃起すると、Iが激しくチンポをシコる。Sが僕の金玉を掌で掬い上げているため、シコるIの手が根元に下りてくるたび玉が潰される。

勃起すると、Iが激しくチンポをシコる。Sが僕の金玉を掌で掬い上げているため、シコるIの手が根元に下りてくるたび玉が潰される。
先走りがあまり出なくなったため、垂らされた唾が乾くとヒリヒリと裏筋のあたりが痛くなる。
「ヤメテ、もう出ないよ・・・」僕の嘆願を無視してIはひたすらシコる。
とうとう僕は無理やり5回目の射精をさせられた。
「まだ、出るじゃねぇか」
精液は、勢いなく漏れるように出た。精液の量に不満そうなIが、柔らかくなった僕のチンポを乳搾りのように何度も強く握り込むと、亀頭の先から精液が滲むように出てきた。
Iは、僕同様にぐったりしているチンポから精液を搾れるだけ搾り出すと、捻ったり引っ張ったりと弄んだ。
痺れたチンポが自分のものじゃないような感じがする。金玉はじんじんと鈍く痛む。
Y、N、O、Iと続いてSの番だった。
「カズヤ、お前5回も精子出したらチンポが痛いだろ?オレは優しいからな。治療してやるよ」そう言うSが手にしているのは、エアーサロンパスだ。
「どうしたんだよ、それ?」
「カズヤのカバンの中から見つけた」僕が部活で使っているものだ。
「Y、I、カズヤを立たせてくれ」YとIが両脇を持って僕を立たせる。足に力が入らないので、吊られている感じだ。Sは、僕のチンポを摘み上げると、金玉に向けてスプレーした。ジンジンとする熱さの後に、すごい痛みが金玉に走り、僕は声にならない叫びを上げて足をばたつかせた。

「誰か足押さえていろ」
身動きできない状態で、金玉の痛みに耐えていると、Sが僕のチンポの皮を剥き上げた。そして、露出した亀頭に向けてまたスプレーした。
YとIが手を離し、床に倒れこんだ僕はチンポを押さえて丸くうずくまった。
しばらくすると、激しい痛みは治まったが、金玉も亀頭もジンジンと痛く熱い。
「カズヤ、チンポ見せてみろよ」僕の手を引き剥がしてチンポを確認するS。
「あれー、悪化したかな」
「ひでーやつ。ほんとはカズヤに、負けてんじゃないの?チンポの大きさ」
「ふん。デカチンなんだからこれぐらい平気だろ」
Mの指摘は図星なのだろうか。憎らしそうな顔をしてSは、足の指で僕の亀頭をグリっと踏みつけた。
「コイツのチンポ真っ赤だな。もう限界か?金玉もちょっと腫れてんじゃないか?さっきよりデカいぞ」そう言うMにチンポや金玉を触られるたびに僕はか細い呻き声をだした。
「どうなんだ、カズヤ。イテーか、ここ?」Mは剥きあげた僕の亀頭をグニグニ揉む。
「こっちは、どうだ?まだ出るか?」Mは僕の金玉をひとつずつ指でつまむと、ぎゅっと力を込めた。
「もうヤメテ・・痛い!潰れる・・・」
「そうか。仕方がない、今日はこれで終わりにしてやるか」
Mが止めを刺すみたいに指にさらに力を込めると、グニっとMの指から僕の金玉は袋の中に逃れた。
「カズヤ、明日、学校でな」
帰り際にMは、タダシに何か言ったようだったがよく聞こえなかった。

金玉やチンポの付け根のあたりが鈍く痛み、悔しくて涙がなかなか止まらなかった。
「ごめんなさい・・・ほんとにごめんなさい」
タダシが僕の裸の背中を撫でながら何度も呟いた。
僕はタダシの手を振り払うように起き上がると、急いで服をきた。トランクスが濡れて気持ちが悪い。白いシャツもところどころシミのように濡れている。僕は自分の身体やシャツから立ちのぼる精子の臭いにムッとした。カバンを取ろうと踏み出した足が、僕が床に出した精液を踏んだ。たまらず僕は部屋を飛び出し、階段を駆け下りた。引き留めるように僕の名を呼ぶタダシの声を無視して、靴を引っ掛けるようにはいて駆け出した。
翌日は遅刻すれすれの時間で登校した。僕はすごく重い気分だった。チンポの付け根や玉がまだ痛むし、何度も洗ったのに精液の臭いが身体に染みついているようでたまらなかった。
僕は誰とも目を合わせないように素早く席に着いた。Mたちが何か仕掛けてくるんじゃないかとドキドキしていたが、僕の予想に反してその日は何もなく放課後を迎えた。タダシとは口をきいていないが、イジメはないようだった。木曜日は5時間なので、部活は再登校となる。ホッとした気持ちで教室を出た僕は、トイレの前でニヤついてこちらを見ているMたちと目があった。
「カズヤ?、オレたちと遊ばねえか」
「今日は部活だからダメだ」
「いいもの見せてやるからさー」
「H本よりいいものだぜ?ひひっ」
いやらしく笑うMが僕の目の前に写真を突きつけた。僕は驚きで声も出せずにその場で固まった。

「どうだ?よく撮れてるだろ。これお前のチンポと金玉だぜ」
「かえせ!!」と僕はMの手から写真をひったくった。
「いいぜ、まだあるからな。20枚くらいかな」とMは更に何枚か写真を僕に突きつけた。
僕は写真を奪おうとしたが、今度はMにうまくかわされたうえにSに羽交い絞めにされた。
Mの手が、僕の股間に伸びて、金玉を確かめるように弄ると、強く握り込んだ。思わずうめき声が出る。
「やめろ・・・玉が、まだ痛いんだ・・・放せ・・・」
「一緒にくるか」
僕は素直に頷くしかなかった。
MとSに両腕を抱えられ、引きずられるように僕はある部室に連れ込まれた。
そこは、今は使用されていない部室で、中には既にIとNがいた。なんと、タダシまでいた。Sが僕を羽交い絞めにし、Iの両手が僕の金玉をつかんだ。
「カズヤ、抵抗したら金玉潰しだからな」
Mが僕に1枚づつ写真を見せた。勃起したもの、剥きあげられた亀頭、精液、金玉、肛門の写真まである。全部、僕のものだった

「気付かなかったのか?オレたちが写真を撮っていたの。お前にバレないようにフラッシュしてないから、ちょっとボケてるけどな」
「どーする、これ?教室に貼っちゃおうかな?」
インスタントカメラで撮った写真は、鮮明ではないが、そこに写っているものが何かはハッキリと判る。でも、僕の顔は写っていなかった。
「そんな写真、僕だって判らないじゃないか」
「甘いね?カズヤくん。もうすぐプールが始まるんだぜ」
僕はMが何を言っているのかすぐには分からなかった。
「プールは裸になるんだぜ。裸になればこの写真がお前だって判るんだけどな?」
「どうして・・・」
「お前さー、へその下にホクロがふたつあるだろ。それ、写真にちゃんと写ってるんだぜ」
「そうそう、水着になったらバレバレだぜ。どうする?これ?公開しちゃおうか?」
「ヤメロ!!」
「あれ?態度デカくねー。いいのかな?そんなんで」
Iが僕の金玉を握る手に力を込めた。
「痛い・・ごめん・・・写真、返して下さい・・・」
「返せ、だって?これ、もともとオレたちの写真だぜ」
「写真を僕に下さい。お願いします・・・金玉も放して・・・」
僕は、玉を握られる痛みに耐えながらも、Mたちに懇願した。

「そんなに欲しいなら、譲ってやらないこともないぜ」
「お願いします・・・」
「いいぜ。やるよ。ただし、射精10回で1枚だ」
写真は20枚以上ある。200回以上もMたちに精子を搾りとられることになる。
「そんな・・・無理だよ・・・」
「じゃぁ、公開しちゃおうかな?」
「お願い、やめて!!」
「決まりだな、カズヤ」
僕は、Mたちの言いなりになるしかなかった。
「早速始めようか?カズヤ。でもその前に、お前、反抗的だったから罰として金玉潰しな」
僕は、Iによって、ズボンのファスナーを下げられ、そこから乱暴に金玉だけを引っ張り出された。情けない姿に涙がこぼれた。
「カズヤ、お前、金玉も結構デカいな」
Mが容赦なく僕の金玉を揉みしだく。僕は、痛みに歯を食いしばって耐えた。
「カズヤ、こうすると痛いか?」
Mが、僕の金玉袋を摘まんで、広げるように引っ張った。袋を引っ張られることはそれ程痛くはないが、浮き上がった二つの玉をIとNに指で何度も弾かれて、僕は泣き続けた。
「どうだ、カズヤ。許してほしいか?」
僕は何度も頷いた。
「よし。金玉潰しは許してやるから、裸になってチンポ見せろ」
僕は、解放されると、素直に服を脱いで裸になった。

「いっぱい出たぞ。こいつ昨日、何回出したっけ?」
「5回だろ」
「スゲーな。チンポがデカいと精子もいっぱい出るんだ」
「精子は金玉だろ。毎日[田島「チ○コ破裂するっ!」]して出さないと漏れるんだろ、カズヤみたいに玉もデカいやつは」そう言って、Sが僕の玉を揉む。
「それって、夢精?オレ、時々やるよ」
「本当か??I、おまえ、精子出るのかよ。毛も生えてねーくせに」
「出るよ・・・それより、S、オレにカズヤの金玉揉ませてよ」
「へっ、Iのヘンタイ」
Iに金玉を揉まれることは、僕にとっては、苦痛でしかない。Iの手から逃れるために、僕の金玉は袋の中を動き回った。
「チンポが柔らかくなってるぞ。I、少し優しくしてやれよ」
「ちぇっ、じゃあ、みんな、コイツのチンポに唾たらしてよ」
剥きあげられた亀頭に、たっぷりと唾を垂らされて、ぐにぐにと揉まれ、僕は勃起した。
くちゅくちゅと、僕のチンポを激しくシコる音が、部室に響いた。
「スゲー、エロい音がするぜ」
「気持ちいいか?カズヤ。もう、出るか?」
「で、出る・・・」
僕は3度目の射精をした。今度も精液は、胸までとんだ。
「うわっ、また飛んだぞ。まだまだ、いけるな」Mたちは、大喜びした。
「カズヤ、後7回出せば、写真1枚分になるぞ。どうする?続けるか?」
僕は、早く写真を回収したいその一心で、Mの言葉に頷いた。
「大丈夫か?1日に10回も出せるのか?」
僕は、Mたちにさんざんにシコられて、そのあと3回連続で射精させられた。1日に6回の射精は初めてで、チンポが痛くなった。
「新記録だな、カズヤ」

「でも、もう限界じゃない?立たないぜ、コイツのチンポ」
「残念だな?あとたった4回だぜ」
SとIは、フニャっとなった僕のチンポを執拗に弄くりまわす。
6時間目の授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。
「時間だ、行こうぜ。タダシ、後、ちゃんとやっておけよ」
Mたちは、さっさと部室を出て行った。
僕は、顔を手でおおってすすり泣いた。
部室に残されたタダシは、泣き続けている僕の体を濡らしたタオルで拭いてくれた。
「カズヤくん。急がないと部活、始まるよ」
タダシに促されて、僕はどうにか制服を身に着け部室を出た。でも、部活に行く気にはとてもなれず、家に帰った。
翌朝は、朝立ちの痛みで目が覚めた。こんなにチンポが痛い朝立ちは初めてだった。
Mたちに射精させられる日々はこうして始まり、何とか数枚の写真を手にいれた頃には、僕のチンポはすっかりムケチンになっていた。そして、ムケチンが原因で、先輩からも標的にされるようになった。

素人もそいぽんもあのまま勝ってたの?
それとも完聖体になってまた負けたのかね

981 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 18:44:19.33 ID:q6W2ufru0
>>980
3日に1回しか打てない卍解でも棒立ちの相手を殺しきれないそいぽんはどうなったか忘れたけど
素人はおっぱいのとこ行こうとして力尽きて倒れたでしょ(死んだかは不明)

982 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 18:47:10.37 ID:kSkMozib0
白哉対能登は見られると思うけど…

モヒカンバーナーフィンガーは
ジャガージャックか月島さんに凹されてほしいなぁ

983 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 18:49:58.75 ID:Vx3KDzos0
>>981
氷割れて光の柱が出てたから完聖体にはなったと思ったけどなー
あとでどちらにも増援がきて完聖体を倒した回想が付け加えられたりとか

984 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 18:54:59.19 ID:C0bzjh7wO
>>970
狐が思い込みだろ
狛村って名字だし性質は犬神っぽいし何故に人狼と言い張ってるのか理解できんよ

985 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 18:55:45.69 ID:wVXHW1gi0
作中でそう言われてるからだろ

986 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 18:58:44.41 ID:OtJ31pIti
一周で一角、弓親、檜佐木、クインシー二人を退場させたのは評価する
代わりに新しい小さいハゲキャラクインシーが追加されたことは残念

987 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 18:59:38.01 ID:F9GeQ Um0
陛下「月島さんがやれと言った」

988 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 18:59:52.05 ID:UAkFqDU2O
平子は戦って負けたではなく戦うまでもなく負けてそのまま放置か…

989 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 19:01:07.89 ID:VPJ7boxF0
サブタイは夜の正義とか夜の権利とかでいいのかな?

990 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 19:01:54.41 ID:D7ihtgu90
陛下の指示による処刑なのに陛下以外には殺されんとかなww
ハッシュは道具で[ピーーー]のは陛下みたいなもんだろ

991 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 19:02:03.32 ID:23T8PRvz0
援軍を要請するか?いや、そんなことをすれば…


さすがキルゲさんはよくわかっていらしたw

992 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 19:03:21.21 ID:wVXHW1gi0
平子は口だけキャラといいほんまアザゼルさんやわ

993 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 19:04:59.65 ID:wC7BM1Zj0
ポテトの能力?>蒼都のIron>ポテトの剣>静血装>天鎖斬月>動血装

死神、勝ち目無くない?

994 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 19:08:57.92 ID:JwpVAgjCI
マントからガシャンとかいってガトリングだしてたへんはすげー強そうだったのに急にベーケー情けないってか弱そうになったなwwww FFの雑魚的みたいww

「ゾンビエスケープモード」は、迫りくるゾンビから制限時間内に逃げ切るか、ゾンビとなって脱出を阻止するかを競うモードです。

ゾンビエスケープでは、ラウンド開始時にランダムでゾンビ(マザー)キャラクターが選ばれます。人間キャラクターは、制限時間内に脱出ポイントまでゾンビから逃げる切ると勝利となります。
ゾンビは制限時間内に全員をゾンビ化するか、人間キャラクターよりも先に脱出ポイントへ到達すると勝利となります。
ゾンビ(マザー)は体力が無限にあり、倒すことはできませんが、銃撃でノックバックさせることができます。また、マップ各所には補給箱が配置されており、弾薬やゾンビの足止めに役立つ武器が入っています。

このモードは、迫り来るゾンビたちの猛攻に耐え、生き延びるために逃げて逃げて逃げまくる・・・といったスリリングなゲームモードである。
単独で足止めし過ぎれば自分だけ感染し、かといって全員逃げるだけ、あるいは足止めするだけでは全滅してしまうため、時には仲間と連携し、時には仲間を見放し、時には巧みに撃ちつつ逃れることがこのモードの醍醐味といえる。

[人間]:ゾンビへの感染を避け、制限時間内に脱出地点に到達し脱出する。
[ゾンビ]:すべての人間を感染させるか、制限時間内に人間より先に脱出地点に到達し人間の脱出を阻止する。

人間
1)人間の体力システムはありません。(※障害物に挟まれると死亡し、観戦となります。)
2)マップ上に落ちている3種の補給箱の使用が可能です。(※生体反応機/手榴弾セット/弾倉補給)
3)ゾンビミュータント/ゾンビヒーロー専用のアイテムは使用できません。

ゾンビ
1)プレイヤーの中からランダムで最初に選択されるマザーゾンビの体力は無限です。
(※障害物に挟まれると死亡します。)
因みに、子ゾンビの体力は最大でも3000未満です。
2)種類はノーマルゾンビとなります。
3)固有スキルの使用はできません。
4)休息・進化はありませんが、死んだ場合は復活します。
(※HSで倒された場合でも復活します。)
5)ゾンビミュータント/ゾンビヒーロー専用のアイテムは使用できません。

【PSP/VITA】ダンガンロンパ総合 Part243
84 :枯れた名無しの水平思考:2013/11/27(水) 18:07:03.25 ID:F1H9OY7G0
その辺は個々の脳内補完になるな

85 :枯れた名無しの水平思考:2013/11/27(水) 18:41:33.98 ID:0mPjMgfj0
>>73
俺も罪木好きだけど
そういう発言は罪木厨じゃなくて、キャラ自体の評判が下がる事もあるからやめてほしいわ

悠奈(...こう言っとけば多分騙せる。危険な条件の人は近くに置いておきたい...)

初音(この人嘘ついてるのです......きっと後で私を[ピーーー]のです...でもここは従ってる振りをするのです......そして後ですでに手に入れたこれで...)
323: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/24(日) 17:01:20.16 ID:xPLbIian0 [2/2] AAS
ぴろりろ♪
プレイヤーが2名死亡しました これによりセカンドステージへ移行します
各プレイヤーは変更された解除条件を確認してください
324: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/25(月) 01:27:55.49 ID:D9drMRfi0 [1/3] AAS
>>316
同意。FLATがここまで有名になれたのは健速先生のおかげだな
SGシリーズ3作で金稼げたのも健速が考案したKQというベースがなかったら無理だったことだし
FLATはKQで商売できてるんだから分け前を健速先生にも渡すべき
325: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/25(月) 01:47:33.36 ID:QF42MwIc0 [1/1] AAS
FLATが金稼げたのも俺らが買ったからなんだし分け前を俺らにも渡すべき、ってこと?
326: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/25(月) 02:28:53.95 ID:D9drMRfi0 [2/3] AAS
残念ながら購入者に分け前を与える時点で販売者の金稼ぎに貢献したことにはならないので諦めて下さい
327: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/25(月) 04:02:44.62 ID:xr3yfxLx0 [1/1] AAS
このルールで自由に行動決定できるプレイヤーの立場で一本作って欲しいな
ものすごく作るのが面倒だから無理だろうけど
328: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/25(月) 04:07:59.94 ID:QCoAFjB90 [1/1] AAS
同人KQって健速が考えたものなんだ。初めて知ったわ。
てっきり舞台や設定は寺月(とその仲間たち)が考えて、脚本担当が健速だと思ってた。
コメント2件
329: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/25(月) 15:25:21.40 ID:8h6o5rd80 [1/2] AAS
主人公が可愛い娘を行動選択でレイープしたりできれば最高
コメント1件
330: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/25(月) 16:04:02.69 ID:fPIGcaYZ0 [1/2] AAS
>>328
寺月Pは金持ちのボンボンだからな まだそれほど売れてなかった健速を使って売名に成功
会社の初期資金自力で貯めたり借りたりしたならすごいんだが親に借りただけだし
まーそれだけにバッグ(三井住友系の重役)がでかいから潰れることはないわな

便意をもよおして周りに誰かいないかキョロキョロと確認する悠奈。
悠奈「…………。 誰もいないわね」

おもむろにパンツを下ろし、野糞を始める悠奈。
ビッ、ブリュッ、ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!

ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!


というシーンが必要だろ?エロゲだったら
コメント3件
349: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/26(火) 18:56:33.55 ID:PkcBdvVe0 [1/1] AAS
>>348
汚ねぇ音だな
350: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/26(火) 19:03:00.64 ID:rz9o1ovO0 [2/2] AAS
>>348
いらんわww
351: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/26(火) 19:05:52.97 ID:9cGzNyU20 [3/3] AAS
>>348
モニタールームで先生に見られます
352: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/26(火) 20:16:04.98 ID:vM5tsuJY0 [2/2] AAS
マジレスすると女のうんkはマジで汚いからなー
男と違って小便とうんkが同時に開放されやすいから毎回えらいことになる
353: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/26(火) 23:41:35.16 ID:LMsQGo9V0 [1/1] AAS
玲は平気で野糞してそうだから困る
354: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/27(水) 00:11:48.30 ID:ZZS5Sfpl0 [1/2] AAS
(゚A゚)ヤメロ!!
355: 名無しさん@ピンキー[sage]
2013/11/27(水) 00:17:30.29 ID:wVhDmM7J0 [1/1] AAS
女だってウンコはするさ
その現実から目を逸らす奴は醒めてない証拠

鷹城雪美(女子九番)の溜息混じりの言葉に、湯浅季莉(女子二十番)は両手で構えていた回転式拳銃S&W M36“チーフスペシャル”の銃口を下ろした。
逃げていく城ヶ崎麗(男子十番)ら5班の面々の追撃のために雪美から渡されたのだが、初めて拳銃を握った季莉が上手に使いこなせるわけもなく、弾切れを起こしたところで雪美に止められたのだ。
ただ、初めてにしては及第点に遠く及ばない、ということはなかったと思う。
明らかに、“あの人”には当たったように見えたので。

「追わなくて良いのか?」

榊原賢吾(男子七番)は、鳴神もみじ(女子十二番)に撃たれた右腕を押さえながら雪美を見上げた。

「どの口がそんなこと言っているの、賢吾。
 あんな羊みたいな無害そうな子に撃たれておいて」

そう言った雪美も、顔をしかめながら左頬に手を当てていた。
賢吾を皮肉った雪美自身、その“羊みたいな無害そうな子”であるもみじに顔面を殴られ、奥歯が1本折れてしまったのだから、不機嫌になるのも仕方がないことだ。

季莉はずるずると気に凭れかかったままへたり込んだまま動けずにいる松栄錬(男子九番)のもとへ駆け寄り、膝を付いた。
小刻みに震えている手を握ると、錬は顔を上げて泣き出しそうな表情を季莉へ向けた。

「な…鳴神さん……僕の撃った弾…避けた…」

「何わけのわかんないこと言ってんの、偶然に決まってるでしょ!」

しかし、もみじには季莉も驚かされた。
普段のもみじはいつでも寝惚けているかのようにぼーっとしていて、幼馴染である木戸健太(男子六番)や朝比奈紗羅(女子一番)といった強気な面々の後ろにくっついているだけの、特徴を上げるなら城ヶ崎グループ内ではトップクラスで麗を慕っていることくらいしか思い浮かばない人だった。
人を拳で殴ることも、人に怒鳴ることも、躊躇なくクラスメイト相手に銃の引き金を引くことも、普段の様子からはとても考えられなかった。
ただ、普段の様子を思い出すと、麗はもみじを大層気に入っているように見えた。
あの麗に大いに気に入られるだけの“何か”が、もみじにはあるのかもしれない。

「さあ、少しここを離れましょう。
 今は、あまり人には会いたくないもの」

雪美がパンパンと手を叩き、そう言った。
確かに、班の中で一番の戦闘能力を誇る賢吾が利き腕を怪我してしまった今、誰か――特にやる気になっている人に会うのは非常にまずい。
紗羅に放り投げられてしまった、賢吾の刀も拾いに行かなければならない。

季莉は錬を立ち上がらせて肩を貸し、雪美の方へと向かった。
プログラムが始まってから初めて見る、不機嫌さを露わにした雪美の表情に、少し恐怖を憶えた。

「雪ちゃん……歯、大丈夫…?」

何か声を掛けなければと思い訊いたのだが、季莉を睥睨した雪美の冷たい視線に、口を開いたことを後悔した。
怒りに触れたのではないかと思ったが、雪美の怒りは別の方向へと向いていた。

「…鳴神さんのこと、なめてたわ。
 あたし、あの子のことも嫌い、大嫌い。
 “麗さま、麗さま”って、馬鹿みたい、刷り込みされた小鴨じゃあるまいし」

誇りが折れない限り、負けることはない。


身体が熱い。
けれど、寒い。
開いた穴が熱いような、冷たいような。

息が上がる。
目が霞む。

何なんだろう、これ。

情けない話だけど、ちょっと、怖い。


森を抜けると、視界が一気に広がった。
群青色の空と、薄暗い海。
蒼い景色の中に映える、白い灯台。

荒い息をしながら、灯台の壁に手を付いた。
そのまま凭れ掛り、ずるずると座り込んだ。
足の感覚があまりなくて、もう立てる気がしなかった。
情けない。

「…さま、麗さまぁッ!!」

少し遠くに聞こえる声に、麗は酷く重く感じる顔を上げた。
もみじの泣き顔が、すぐ傍にあった。

おいおい、そんなに泣くなって。

そう言いたいのに、言葉は息となって口から洩れるだけだった。

「紗羅、救急箱!!
 あと、ありったけの布出せ、止血するぞ!!」

「うっさいわね、言われなくってもわかってるってばッ!!」

健太と紗羅の口論が聞こえる。
じゃれ合いも含め、この2人が言い争うのは、見慣れた光景だ。

そうだ、健太は榊原に刺されてたもんな。
叫んでないでとっとと応急処置してもらえよ。

「健ちゃんも手当てしなきゃ…血、いっぱい出てるよ…っ」

「俺のこんなの掠り傷だ、痛いけどこれ位じゃ死んだりしねーよ!!
 それより麗だろ、テメェ人の心配ばっかしやがって、このアホ!!
 あの後から撃ってきたヤツ、思いっきり喰らってんじゃねーかよッ!!」

…そっか、健太の傷は大したことないのか…そりゃ良かった。
健太に何かあったら、咲良が泣くからな…

…そっか…コイツらが切羽詰まってるのは、俺のためなのか……

撃たれそうになっていたもみじを助けた時に、錬に撃たれた腹の傷。
もちろん身代わりになって撃たれるつもりは全くなく、もみじを助けた上に華麗に避けるつもりだったのだが、そう上手くはいかないものだ。
更に、逃げる途中で背後から聞こえた銃声。
まさかもう一つ銃を所持していたとは誤算だった。
撃たれた何発かのうちの2発は、麗の腹部を貫いていた。

でもさ、わかるだろ…?

麗のネクタイを外そうとしていた紗羅の手を、麗は払った。

「違う……俺じゃない、健太の腹を先に……」

自分のものとは思えない、消えてしまいそうな情けない声が出た。
こんな情けない声は誰にも聞かせたくはなかった、そう思い自嘲の笑みを浮かべた。

「な…何でだよ、俺なんか後回しだろ!!
 俺なんかより、麗の怪我の方が酷いじゃねーかよっ!!」

「だからだよ…わかるだろ……?」

「やだ、もみじわかんない、わかりたくなんかないッ!!!」

「アンタらしくない、弱音吐いてんじゃないわよッ!!!」

もみじが泣きじゃくって麗の足に縋り付いた。
紗羅は声を裏返して叫ぶと再度麗のネクタイに手を伸ばしたが、その手は小刻みに震え、力無く落ちた。
皆、わかっているはずだ。
麗自身、とっくにわかっていた。
身体に3ヶ所も穴を開けられて、意識は朦朧とするし、目は霞み耳は遠く、暑いような寒いような奇妙な感覚が先程から消えない――高度な技術のある医療機関ならともかく、中学3年生がどうにかできるような状態ではない、ということを。

「健太…榊原にやられたトコ……本当に…平気なんだな…?」

「こんなの何でもねーよ、脇腹にちょっと風穴開いただけだって!!」

穴開いてるんだから、何でもないことはないだろうが。

「紗羅は…頑張ってたけど、怪我してないか…?」

「ナメないでよね、傷一つ増えちゃいないわよッ!!」

そりゃ何よりだ、恐れ入った。

「もみじ…荒い真似して悪かったな……大丈夫か…?」

「もみじは何ともない…何ともないよぅ……ごめんなさい…ごめんなさい……!!」

何ともないなら良かった、だから泣くなって。

もみじの頭を撫でてやろうと思ったけれど、思うように身体が動かなかった。
ただ、安心した。
皆、無事だ、ちゃんと生きている。
護りきることができた。

「もみじのせいだ…ごめんね…みんなごめんなさい…っ

「違う、もみじのせいなんかじゃねーよッ!!
 俺が、男なのに…銃だって持ってたのに…頭に血が上ってたから!!」

「そんなの、あたしだって…季莉を抑えたってだけで油断して…
 錬の動きもちゃんと見ておけば良かったんだ…ッ!!」

もみじは泣きながら、紗羅と健太も涙声で、自分のせいだと喚き合っていた。
違う、そうじゃない、そうじゃないだろう。

「健太は…奨と咲良のために…怒ってくれたんだろ…?
 紗羅が…榊原の武器奪って…湯浅を止めてくれたから…助かったし…
 もみじが頑張ったから…今…みんな…ここにいるんだろうが…
 さすが…この俺様の…誇る…お前らだ……」

この結果は、誰のせいでもない。
元は、室町古都美(女子十八番)が殺害される様を見て居ても立ってもいられなくなった自分のせい――いや、あそこで何も言わずに立ち去るだなんて考えられないし、健太と紗羅も血の気が多い直情型だから、どう転んでも見逃すことなんてできなかっただろう。
賢吾が池ノ坊奨(男子四番)を殺めた犯人だとわかって健太が飛び出したのも当然の話で、健太でなければ自分や紗羅が同じ行動を取っていただろう。
もみじが雪美に手を上げ怒鳴ったことは驚いたが、自分の気持ちを汲んでくれての行動を責めるだなんてあり得ないし、あの場でもみじを見捨てる選択肢もあり得ないのだから、怪我をしてしまったのは上手く避けきれなかった麗自身の責任だ。
紗羅が奮闘してくれなければ健太は今頃賢吾に止めを刺されていたかもしれないし、もみじが錬の銃を奪い賢吾を足止めしていなければ全滅していた可能性もある。
誰かを責める要素なんてどこにもない。
むしろ、頑張って生き抜いたことを褒めてしかるべきだ。

大丈夫だ、お前らは、まだ頑張れる…
俺が誇るお前らが、こんな所で止まっていいはずがない…

「…健太、紗羅、もみじ……
 誰でもいい……俺を――」

「できるわけないだろうがッ!!!」

麗の言葉を、健太が泣き叫んで遮った。
遮ったとしても、麗の言葉の先なんて、とっくにわかっていたはずだ。
プログラムのルールの一つとして、リーダーが他の班の誰かの手によって命を落とした場合、同じ班のメンバーの首輪が連動して爆発する、というものがある。
つまり、このまま麗が息絶えてしまえば、健太たちを道連れにすることになる。
それを防ぐ方法はただ一つ――健太か紗羅かもみじが、麗を殺害するしかない。

「やっぱ手当てしよう、死ぬとは限らないじゃん!!
 大体、麗が怪我なんかで死ぬなんて、あるわけないじゃん、麗なのにッ!!!」

紗羅が泣きじゃくりながら救急箱を開き、包帯や消毒液を取り出す。
しかし、麗の傷に向き直ると、応急処置道具を握り締めながら呻くような泣き声を上げ、俯いてしまった。
言葉で何を言おうと、どうしようもないことはわかっているのだろう。

「…やれ、やるんだ……
 お前らを…道連れなんて……死んでもごめんだ……」

「でも…やっぱ無理…無理だよ…ッ!!」

「できねぇよ…お前を……そんな……できるわけねぇよッ!!」


「…麗さま……麗さまは…それを……望むんだね……?」


健太と紗羅がばっと顔を上げた。
麗も、視界の霞む目で、声の主――もみじを見つめた。
麗の足に縋り泣きじゃくっていたもみじは、のっそりと上体を起こし、涙でぐしょぐしょに濡れた顔を麗に向け、真っ赤に充血した目で麗を見つめた。
その右手には、錬から奪ったベレッタM92が握られていた。

「もみじ、お前、何考えてんだよッ!!!」

健太がもみじの右手に飛びつき、ベレッタを引き剥がそうとした。
しかし、力では圧倒的に健太が勝っているはずなのに、もみじからベレッタを奪うことは叶わなかった。

「麗さまは、いつだって正しいの…
 麗さまが決めたことは、いつだって正しいの…
 麗さまが望むなら……それは……正しいんだよ……
 だから…もみじは……麗さまの望みを……叶えるの……」

麗は、ふっと笑んだ。
誰でもいいと言ったけれど、きっと、やるならもみじだろうと感じていた。

こんなことを認めたくはないが、麗は自身に人の上に立つための天性の才能のようなものはないと思っている。
勉強でも運動でも芸術でも、血の滲むような努力をしなければ人に認められる結果を出すことができず、それでもテニス以外では頂点に立てたことはなかった。
奨や上野原咲良(女子二番)の前では、何度弱音を吐き泣いついたかわからない。
それでも、城ヶ崎家の嫡男として生まれたからには、人の上に立つことのできる存在にならなければならず、必死にもがいて足掻いて努力して、自分の中に思い描く理想に近付く努力をした。
そして、その努力の結果を、あたかも天性の才能であるかのようにひけらかし、周りの者に崇め奉られるように振舞った。

皆が各々の形で麗に一目置いてくれた。
しかし、麗にとって、もみじの存在は特別だった。
もみじは他の誰よりも麗を崇め慕ってくれて、麗に認めてもらうためならばと普段眠らせている才能を発揮し、周りの予想を上回る結果を残すことのできる人だった。
皆の上に立ち、皆の才能を引き出し導き、皆に慕われる――麗の描く理想の姿を、もみじはその身をもって体現してくれていた。
もみじがいれば、麗は自らの理想の姿を思い描いていることができた。

「…ありがとな、もみじ……」

群を抜いて慕ってくれているもみじには酷なことをさせてしまうことは心苦しいし、いつだって麗が自身の望みを叶えるためにもみじを利用してきたようで申し訳なくも感じてしまう。
けれど、もみじは絶対に麗の望みを叶えてくれる人だから、甘えさせてほしい。
これが、最後だから。

心残りは、真壁瑠衣斗(男子十六番)、咲良、高須撫子(女子十番)との再会が叶わなかったこと。

>>992
土手っ腹に穴あけられても乱装天傀まで使ってがんばったキルゲさんは社畜の鏡やね

997 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 19:12:34.63 ID:b5v5da6V0
>>702
>>724
( ;ω;)禿同だよ

998 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 19:13:29.20 ID:GQwLX9pP0
>>989
夜の正義とか
…卑猥だな!

999 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 19:16:39.84 ID:wVXHW1gi0
>>995
ツァントゥ
ていうか最初見た時首が飛んだのかと思ったけど
良く見たら肩のあたりか

1000 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2013/11/27(水) 19:17:01.51 ID:SsXdSC y0
>>995
蒼都

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

「麗さま…麗さまぁ…こんなことでしか役に立てなくて…ごめんねぇ…っ!!
 大好き…もみじね、麗さまのこと、だぁいすき…ッ!!」

こっちこそ、嫌なことやらせてごめんな、もみじ。
俺も大好きだ…ありがとう。

瑠衣斗、どうだ、俺について来たことに間違いはなかっただろう?

撫子、少しでいいから、俺や咲良以外にも心を開いてくれよな。

咲良…ごめんな。

奨…今、行く。


1発の銃声。
刹那に感じた、胸部への衝撃。

麗は、辛うじて繋ぎ止めていた意識を、手放した。

その口許には、笑みを湛えたまま。




もみじは、ベレッタM92の銃口をゆっくりと下ろした。
そのまま、ぺたんとその場に座り込んだ。
麗は、胴体を真っ赤に染めているのに、とても穏やかな笑みを浮かべていた。

麗の望みを叶えることができたのに、とても苦しい。

指が動かずベレッタを離すことができないもみじの手の上に、健太の浅黒く焼けた肌色の手が重なった。
とても、温かい手だった。

震える体を、紗羅がきつくきつく抱き締めた。
服を通して伝わる温度は、とても温かかった。

「…麗…さま……
 もみじ……ちゃんと…できたよ……
 褒めて……頭撫でて……ねぇ……麗さまぁ…ッ!!」

返事は、ない。
麗の手が優しくもみじの頭を撫でることも、二度とない。

健太と紗羅の体温も、自分の頬を伝う涙も、とても温かいのに。
麗の身体だけが、少しずつ、少しずつ冷たくなり始めていた。

ライド「このプログラムも、折り返しに入ったところで、ちょっと一服しよか。おやつでも食べながら」

アキヒロ「いいんじゃないの? じゃあ、はい…ソアラチョコ。ソアラ可愛い。ソアラキモいとか言うヤツ[ピーーー]」

エツヤ「アッキーはほんまソアラ好きやんな。 ほんなら俺はムキッポ君印のバナナチップスや!俺のバナナが食いたいかー!!」

シン「エツうるさーい! てか甘い物ばっかりやん。 じゃ、特製のサラミソーセージ! これを食べて良い夢見ろよ☆」

エツヤ「シンちゃん寝たらあかん! 今、朝やから! これからやから!!」

ライド「俺はこれ、無糖マシュマロー! あとは、コーラとかコーヒーとか、各自自由に」



ライド「さてさて、チーム戦もだいぶ進んだなぁ」

アキヒロ「作者的に、書く前は、チーム戦だし首輪連動ルールあるから早々に終わると思ってたらしいけど…気付けばもう60話超えてるんだよね」

エツヤ「まだまだ先は長いっちゅーこっちゃな」

シン「めーっちゃ長いでぇ…亀更新やしなぁ」

ライド「ってことで、ここまでの振り返りを俺らでしていこうって話になんねん」

アキヒロ「僕たち、本編に出番ほぼないしね」

シン「亀更新すぎるから余計な話突っ込みたくないねんて」

エツヤ「俺ら余計て…!!」

ライド「まあまあ、気持ちはわかるけど抑えて抑えて。 じゃあ、まずは班の状況のおさらいな」


1班 男子一番・相葉優人 男子八番・宍貝雄大 女子三番・荻野千世 女子五番・小石川葉瑠
2班 男子二番・芥川雅哉 男子十五番・日比野迅 女子十一番・奈良橋智子 女子十七番・水田早稀
3班 男子三番・雨宮悠希 男子五番・川原龍輝 女子七番・佐伯華那 女子十九番・山本真子
4班 男子四番・池ノ坊奨 男子十六番・真壁瑠衣斗 女子二番・上野原咲良 女子十番・高須撫子
5班 男子六番・木戸健太 男子十番・城ヶ崎麗 女子一番・朝比奈紗羅 女子十二番・鳴神もみじ
6班 男子七番・榊原賢吾 男子九番・松栄錬 女子九番・鷹城雪美 女子二十番・湯浅季莉
7班 男子十一番・田中顕昌 男子十九番・芳野利央 女子八番・阪本遼子 女子十三番・蓮井未久
8班 男子十二番・内藤恒祐 男子二十番・林崎洋海 女子四番・如月梨杏 女子十六番・星崎かれん
9班 男子十三番・原裕一郎 男子十八番・横山圭 女子十四番・平野南海 女子十八番・室町古都美
10班 男子十四番・春川英隆 男子十七番・望月卓也 女子六番・財前永佳 女子十五番・広瀬邑子

シン「えーっと、10班中6班が残ってるんやな。で、メンバーが欠けてないのが2班と6班」

アキヒロ「見たまんまだね、シンちゃん。 後は僕が始まる前に撃っちゃったからメンバー欠けてるけど、7班も優秀」

ライド「この中で下剋上ルールでリーダーが変わったのは、5班、10班、全滅したけど1班やな」

エツヤ「首輪連動ルールでメンバーが全滅したのは、1班と8班か…思ったより少ないと思うねんけど」

ライド「チームのスタンスとしては、積極的に優勝を目指しているのが6班と10班。
    あとの4班のやる気度を順番に現すと、まあ難しいトコもあるけど、7班>4班

ライド「班の横の“★”はリーダーって意味な。 “★’”は下剋上リーダーって意味やで」
 
男子主流派グループ(2/8)
 
男子十五番・日比野迅(2班)

ライド
「まずは大所帯やったのに大分寂しくなってもた男子主流派、1人目は日比野君。2班リーダーの奈良橋さんとは別行動になっちゃってるけど、怪我らしい怪我もしてなくて、体は元気やな。ただ、友達が減ってってるから心がしんどそうではあるけど…まあそこは水田さんと一緒におるから何とかなってるんかな。ここまでは、乗り気じゃない子に会っては励ましてる、って印象やわ。終盤戦では、やっぱ2班が合流できるかってトコは重要かな。今はやる気になってへんけど、人数が減ってくれば気が変わってくれるかもなぁ。変われば身体能力は高いし、銃も持ってるし、優勝候補になれる可能性は十分やで」
 

男子十七番・望月卓也(10班)

エツヤ
「次は望月君!10班としては積極的にプログラムに参加してくれてるんやけど…班としては2人を殺害してるけどこれは財前さんの成績で、コイツはやる気の「や」の字も見せてへん。まあ、財前さんがやらせんようにしてるってのもあるけど。春川君と広瀬さんがおらんようになっても優勝の意志は変わらんみたいやし、望月君の存在は財前さんのやる気の源やから、頑張ってほしいな!このまま財前さんに護られ続けるんか、それとも変化があるんか…ってトコは注目や!」
 
退場者
男子一番・相葉優人(1班★’)→室町古都美(女子十八番)により射殺。(50話)
男子三番・雨宮悠希(3班)→湯浅季莉(女子二十番)により刺殺。(26話)
男子五番・川原龍輝(3班)→榊原賢吾(男子七番)により刺殺。(26話)
男子十一番・田中顕昌(7班)→アキヒロ(軍人)により射殺。(9話)
男子十二番・内藤恒祐(8班)→如月梨杏(女子四番)死亡により首輪爆発。(20話)
男子十四番・春川英隆(10班★)→財前永佳(女子六番)により射殺。(54話)
 
女子主流派グループ(2/6)
 
女子八番・阪本遼子(7班)

シン
「やった!女子キタコレ!ってことで、次はこっちもえらい減ってもた女子主流派。まずは阪本さん。阪本さんはスタートする時にはやる気満々に見えたんやけど、仲良かった横山君・小石川さんの死と、平野さんの豹変っぷりはショックがでかかったようやな。まあ、芳野君の方針で、前半は体力温存・情報収集、後半から頑張ろっかってスタンスになったから、ここまでは大人しかったわ。ただ、人数も半分を切ったから、阪本さんが…ってよりは7班がどこでエンジン蒸かし出すんかってのは注目やなぁ」
 

 
女子十三番・蓮井未久(7班)

アキヒロ
「次は蓮井だね。蓮井は7班の中においては班内の潤滑油的存在として動いているね。阪本程ではないけれど『やるしかない』っていうスタンスだったけど、芳野の方針で今は様子見状態。本心では乗り気ではないのかもしれないね。親友の平野の豹変と小石川の死を目の当たりにしたことによる衝撃は大きかったようだし、出会ったクラスメイトに敵意は表してないしね。ただ、プログラムも折り返しを過ぎたし、そろそろ優勝目指してほしいとは思うよ。ちょっと、芳野のことを気にしている節があるから、それがどう影響するのかっていうところもちょっと気に留めてみれば違った見方ができるかもね」

 
 
退場者

女子五番・小石川葉瑠(1班)→相葉優人(男子一番)死亡により首輪爆発。(50話)
女子十四番・平野南海(9班)→芳野利央(男子十九番)により射殺。(58話)
女子十五番・広瀬邑子(10班)→榊原賢吾(男子七番)により刺殺。(53話)
女子十九番・山本真子(3班★)→松栄錬(男子九番)により撲殺。(27話)
 
城ヶ崎グループ(6/8)

男子六番・木戸健太(5班)

ライド
「まさかのグループリーダー城ヶ崎君が退場した城ヶ崎グループ、まずは木戸君!ここまではあまり人に会うことはなかったけど、怒ると感情のままに突っ込んで行くタイプやなぁ。その猪突猛進さは嫌いやないけど、怪我の元や。城ヶ崎君を失った今、班としてどうしていくのか…性格的に班を引っ張るのは木戸君やと思うけど。彼女の上野原さんに会うことはできるんか…でも会っても班は違うからなぁ…今後の行動はちゃんと見とかなあかんわ」
 

男子十六番・真壁瑠衣斗(4班★)

エツヤ
「続いて、学校一の天才真壁君!まあ、残念ながら、今のところはその頭脳よりも、壊滅的な運動能力が目立ってもうとるけどな。まあ、その割には、戦闘になった時はそれなりに貢献してるけど。4班のリーダーとしては、前評判よりも頑張って責任は果たしてると思うで、何度も上野原さんと高須さんを引っ張ってるからな!男見せてるで!仲間に対する思いが変わってきているところは注目したい…ただ、次の放送か、その前か…城ヶ崎君の死を知った後どう動くんかってところは気を付けて見とくべきトコやな!」
 
被害者
如月梨杏(女子四番)
 

女子一番・朝比奈紗羅(5班)

シン
「よっしゃまた女の子きたで!!ってことで朝比奈さん!これまでは城ヶ崎君の意思に従って、基本的にはプログラムには消極的やったな。木戸君と同じく、感情が表に出るタイプやから、心配やわぁ…。まあ、ここまではそこまで大きな怪我はしとらんけどな!よかった!ただ、城ヶ崎君を失った心の傷は大きいやろうなぁ…踏ん張って前を向くんか、復讐を誓うんか、それとも絶望に負けてしまうんか…。2か月だけ付き合ってたっていう真壁君のことを城ヶ崎君から託されてるけど、そもそも会えるんかもわからんしなぁ…個人的には応援してるで!」

 
女子二番・上野原咲良(4班)

アキヒロ
「シンちゃんは女子はみんな応援してるんじゃないの?あ、次は上野原。武道の嗜みがあるのに性格が温和なせいで、あまり動いてくれないよね、宝の持ち腐れだよ。目の前で池ノ坊が死んだこと、鷹城に嫌いだと言われたこと…精神的にかなりヤバかったけど、今のところは水田と日比野のおかげで持ち直したみたいだね。ただ、もうすぐ否が応でも城ヶ崎の死を知ることになるから、どうなるかわからないね。木戸にも会えていないし。鷹城との因縁がどうなるのかは気にしとくべきかな。俺としては、武道を生かして戦う様をもっと見てみたい…いや見れないんだけどねカメラないから」

 
 
女子十番・高須撫子(4班)


ライド
「アッキーは武術が見たいん?なら高須さんも習ってるみたいやしオススメちゃう?カメラないけど。上野原さんのことが大好き過ぎて、上野原さんが崩れると一緒に崩れてまうちょっと弱いトコもある高須さん。城ヶ崎君の下にいるメンバーの中では1番好戦的というか、“殺られる前に[ピーーー]”精神が前面に出てるな、優秀優秀!不安要素は、城ヶ崎君の死をこれから知ることになるってことやな。それで上野原さんがどうなるかによって、また高須さんも崩れることになるかもしれんし…。それから、“庶民”を嫌がってるだけに、城ヶ崎君の死の真相を知ったらどう思うんかなぁ」

 
 
女子十二番・鳴神もみじ(5班★’)


エツヤ
「最後は鳴神さん!城ヶ崎グループの中では、池ノ坊君に次いで戦闘に向いてない子…って思っててんけど、ここまで唯一あの鷹城さんに攻撃をして怪我させたのと、5班の中ではここまででは唯一、人に対して銃を撃ったっていう侮れん子や!悲しいことに、それは襲ってきた相手もやし、大好きやった城ヶ崎君に対しても…やねんけどな。城ヶ崎君の願いとはいえ、大好きで盲信してた城ヶ崎君を[ピーーー]ことになってしもた心のダメージは計り知れんわ。リーダーとしてこれからどうしていくんかってのは気になるトコやな。それに、この事実が高須さんに知れれば…と思うと、それも気になるな!城ヶ崎君は話せばわかるって言ってたけど…なあ?」
 
被害者
城ヶ崎麗(男子十番)
 

退場者
男子四番・池ノ坊奨(4班)→榊原賢吾(男子七番)により刺殺。(37話)
男子十番・城ヶ崎麗(5班★)→鳴神もみじ(女子十二番)により射殺。(63話)
 
体育会系グループ(0/3)
 
退場者
男子八番・宍貝雄大(1班)→財前永佳(女子六番)により射殺。(17話)
男子十三番・原裕一郎(9班)→室町古都美(女子十八番)により射殺。(61話)
男子十八番・横山圭(9班)→室町古都美(女子十八番)により射殺。(16話)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月07日 (水) 21:17:56   ID: Vm3Pbm1q

えっ

2 :  SS好きの774さん   2015年09月27日 (日) 15:02:36   ID: WpBzK-8Q

ええ…

3 :  SS好きの774さん   2015年11月26日 (木) 13:13:15   ID: jb7GtXdA

何だこりゃあ…

4 :  SS好きの774さん   2015年12月05日 (土) 05:16:28   ID: pjkU145q

途中から…え…?

5 :  SS好きの774さん   2016年11月08日 (火) 13:35:29   ID: CvJNmlge

荒らし纏めんなしっかり仕事しろ

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