霧切「苗木君、ここまで言えばわかるわね?」苗木「さっぱりわからない!」 (202)

内容はダンロンチャプター1の学級裁判
・初SS
・キャラ崩壊注意(とくに苗木...と十神)
・文章が絶望的に残念な点がいくつもある...と思うよ
・なるべく早く終らせるつもり

それでいいって方だけどうぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1384332962

霧切「......え?」
十神「......は?」
苗木「ごめん、よくわからなかった」
霧切「...どこから?」
苗木「えーっとねぇ...全部...かな?」
霧切「嘘でしょ...霧切「......え?」
十神「......は?」
苗木「ごめん、よくわからなかった」
霧切「...どこから?」
苗木「えーっとねぇ...全部...かな?」

霧切「嘘でしょ...」
山田「...どういうことだってばよ」
十神「ふん...苗木、貴様も所詮愚民か。ならば俺から説明してやろう」
霧切「待って、これは彼自身が解かなければならない事件よ」
山田「...どういうことだってばよ」
十神「ふん...苗木、貴様も所詮愚民か。ならば俺から説明してやろう」
霧切「待って、これは彼自身が解かなければならない事件よ」
十神「そんな事していても時間の無駄だ、口を出すな」
霧切「苗木君、最初から説明するわね」
十神「聞いていたのか貴様!」
桑田「マジかよ...」

>>3そうですよね...忘れてましたorz

霧切「その前に苗木君、さっきみんなで議論した時、私がかわりに指摘したけど不二咲さんや大和田君の発言の間違いには気がついてはいたの?」

苗木「ううん、全然」

霧切「あの時黙ってたのは犯人扱いされて言い出せなかったわけじゃなくて本当にわからなかったのね...」

苗木「ちんぷんかんぷんだった」

霧切「...それじゃ説明するわね。まずは不二咲さん、苗木君の部屋の状況からわかることは?」

不二咲「えっ...えっとねぇ、舞園さんは犯人と争ったんだと思うよぉ」

霧切「ありがとう。次は大和田君、凶器の話をしてちょうだい」

大和田「おう、舞園の腹に刺さってた包丁、あれが凶器だ」

朝日奈「それでね、その包丁は舞園ちゃんが厨房から持ち出したものなんだ」

大神「我も朝日奈と舞園が厨房に入っていった所を見ている」

苗木「へぇ、そうなんだ」

霧切「苗木君、シャワールームのドアノブが壊されていた事だけど...」

苗木「ええっ、壊されたの!?」

霧切「...先程モノクマが言っていたけど、アナタのシャワールームのドアは建付けが悪くて、普通の方法じゃ開かないみたいなの。それを犯人は、鍵がかかっていたから開かなかったと思い込んでいたのよ。男子の部屋のシャワールームに鍵は無いはずなのに...」

セレス「鍵がついているのは女子の部屋のみでしたわね」

霧切「そういう事よ苗g...って」

モノクマ「ちょっと!苗木君なにやってるのさ!」

苗木「なにって、舞園さんと江ノ島さんの写真を拭いているんだよ。ダメじゃないか、顔に×なんて落書きしちゃ」

霧切「苗木君....聞いてた?」

苗木「え?何を?」

霧切「聞いてなさいよ!人が真剣に説明してあげているのよ!」

十神「もういいだろ霧切、そいつにこれ以上何を言っても無駄だ!ここは俺が」

霧切「これなら犯人わかるでしょ!舞園さんが残したダイイングメッセージ!」

葉隠「シャイニングメッセージだべ!」

朝日奈「アンタは黙ってて!」

十神「キサマら...」

霧切「壁に『11037』って書かれているように見えるけど、彼女の体勢、左手を使った事を考えると...」

苗木「そうかわかったぞ!舞園さんは左利きなんだ!」

霧切「そうじゃなくて、彼女は右手を使えなかったの!なぜなら右腕を骨折していたからなのよ!」イライラ

葉隠「模擬刀の先制攻撃だべ!」

霧切「今のは無視して!模擬刀は舞園さんに襲われた犯人が応戦のために手にしたのよ!そして犯人が舞園さんに攻撃し、彼女は右腕を骨折した」

苗木「模擬刀の後攻反撃だべ!」

霧切「話を戻すけどこのダイイングメッセージ、これは犯人の名前がちゃんと書かれているのよ!」イライラ

苗木「犯人は11037、キミなんだ!」

霧切「誰よ!だからこれは見る方向を変えて...」

桑田「つーかいい加減にしろよな!」

霧切「!?」

桑田「何だよ苗木が解かなきゃいけねーって、結局犯人は苗木なんだろ!しらばっくれんなよな!」

腐川「そ、そうよ、苗木がは、犯人なんでしょ」

葉隠「もういいべ!」

朝日奈「何がしたいのかわからないよ!」

大神「朝日奈よ、落ち着くのだ」

霧切(ダメだわ...みんな話を聞いてくれる状態じゃない.....)

十神「ここまで聞いていてまだわからないのか...呆れたものだな」

セレス「ワタクシはもう事件の謎が解けましたわよ」

山田「拙者もわかりましたぞ!犯人だけですが...」

石丸「やはりここは目をつぶって犯人は挙手を」

大和田「だからするわけねーだろ!」

不二咲「ええと...『11037』ってことは....」

霧切「ダイイングメッセージは後にするわ。苗木君、大事な話があるの」

苗木「もしかして告白!?」

霧切「ええ、実は私...って今は悔しいけどそれじゃないわ。舞園さんのことよ」

苗木「舞園さん...ああ、舞園さんね」

霧切「忘れt...まぁいいわ、彼女とアナタは部屋の交換をしたのよね」

苗木「そうだっけ?」

霧切「それなのに彼女はネームプレートも交換してしまったの」

苗木「部屋の交換意味ないじゃん」



山田「なんか二人だけの世界に入ってしまいましたな」

石丸「何をしているんだ君たち!」

腐川「不潔よ不潔!」

十神「...もう少し待ってやれ」



霧切「そして彼女はアナタの部屋にあったメモで犯人を呼んだの」

苗木「直接行けばいいのに」

霧切「それはね苗木君、アナタの部屋で犯人を[ピーーー]ためなのよ!」

苗木「怖いねぇ」

霧切「呼ばれた人は舞園さんのいる部屋に来る事ができたのよ。ネームプレートも交換されていたから」

苗木「それはさっき聞いた」

霧切「...彼女はそこで殺人を犯した後ネームプレートを元に戻すはずだった。そうする事である人物に罪を被せようとしたのよ。部屋の持ち主にね。...もうわかったでしょ、苗木くん」

苗木「その部屋の持ち主可哀想だね...ってそれってボクか...ボク!?」

霧切「ようやくわかったようね、苗木君」

苗木「つまり犯人は舞園さんなんだ!」

十神「その舞園が殺されたんだ!」

苗木「うわっ!って十神くんいきなり出てこないでよ。えっと殺されたのが舞園さんだから」

霧切「自殺だなんて言わないでよ」

苗木「違うの!ってよくボクの考えた事わかったね」

霧切「エスパーだから...なんて冗談よ、勘と言うよりこの流れからして当然の答えよ」

苗木「そうなんだ...じゃあどういう事なの?」

霧切「舞園さんは犯人を殺そうとして返り討ちにあったの。その犯人に繋がるのはあの壁に書かれた数字よ」

十神「どうせ俺は説明できんのだろう、さっさとダイイングメッセージの説明をしてやれ」

朝日奈「そうだよ、教えてよ!」

桑田「そんなもんどーでもいいだろ!いつまで待たせんだよ!犯人苗木だってーの!」

腐川「時間をかせごうったって、そうはいかないんだからぁ」

霧切「腐川さん!」

腐川「!?」ビクッ

霧切「私は苗木君が犯人じゃないって確証があるの。もし苗木君がクロにきまったら本物のクロ以外処刑されてしまうのよ。私を信じてほしい」

腐川「な、なによぉ」

十神「腐川、口を閉じろ」

腐川「......」

セレス「私も断言できますわ。霧切さん、同じ説明を何度も聞かされれば誰だって真相はわかります」

葉隠「俺はさっぱりだべ、霧切っち!」

霧切「大丈夫、ちゃんと説明するから」

山田「霧切響子殿、拙者も段々わかってきましたぞ。真実はいつもひとつなのです!」

石丸「霧切君、ならば教えてくれないか、犯人の正体を!」

霧切「それは...苗木君、アナタの口から言うべきよ」

苗木「って言われても、バイキングソーセージの意味がさっぱり...」

不二咲「それって、ダイイングメッセージのこと...だよね?」

苗木「イトウミナ...誰の事だろう?」

霧切「はぁ...苗木君、最後の手段よ。これ、私が作った台本を読んで」

苗木「ん?...『11037』をぎゃくさにすると『えるいーおーえぬ』とよめる」

霧切「『逆さ』と『レオン』ね」

大和田「ナニィ!」

朝日奈「それじゃ犯人は...」

苗木「これってキミのめいぜんだよね、くわだ....えっと...くん!」

桑田「オレの『なまえ』は『くわたれおん』だ!ってか何だよ俺が犯人って!」

霧切「ふりがな書かせてちょうだい」カキカキ

十神「やはり桑田か」

セレス「思ったとおりですわね」

苗木「ちょうこうこうきゅうのやきゅうせんしゅのきみなら、がらすだまをつかってしょうきゃくろのすいっちをいれひをつけ、まるめたわいしゃつをなげこむことができる」

霧切(内容頭に入ってるのかしら....)

葉隠「所で俺の水晶玉知らね?」

霧切「......」

桑田「焼却炉使ったんなら掃除当番の山田が一番怪しいじゃねぇか!」

山田「ひえぇぇぇぇ!」

苗木「えっと、しょうきゃくろのそばにわいしゃつのもえかすがのこっていたんだ。やまだくんがはんにんならそんなざつなしょぶんしないよ」

『えるおーいーえぬ』だね

いやあってんだ...最悪に絶望的だよ!

桑田「ふ、ふ、ふ、ふ、ふざけんな!オレは犯人なんかじゃねっつーの!今までの推理ぜんっぜん間違ってんだよ!このクソボケウンコタレ!」

苗木「えっ!全部間違いなの!」

桑田「だから言ってんだろ!オレは犯人じゃねーからな!」

霧切「まだ認めないのね....だったら苗木君、もう一度事件を振り返って、彼の犯行の全てを明らかにするのよ」

苗木「えっ...えーっと...その...まず舞園さんがシャイニングで模擬刀の先制攻撃で...」

石丸「彼は全くわかっていないみたいじゃないか!」

大和田「どーすんだよコレ」

桑田「どーした苗木!やっぱオメーが犯人だ!」

葉隠「結局どっちが犯人なんだべ!」

霧切「苗木君、どうしちゃったのよ...いつものアナタならもう全て解けてるはずよ...どうしてこんなに残念に」

十神「まだわからないのか霧切!」

霧切「!?何がよっ!」

十神「コイツがおかしくなったのはいつからだ」

霧切「いつって...」

十神「捜査に夢中で気がついてなかったな。こいつが舞園の死体を見つけ気を失い、目覚めて事態を把握した時からだ」

霧切「そう...で、何が言いたいの?」

十神「今の苗木はいつもの苗木ではない。苗木は苦しんでいるんだ。コイツが舞園に気があったのは確かだ、オレにもわかっていた。その舞園が殺された、ショックを受けている事に何故気が付かない!それに動機のDVDを見たときを覚えているだろう、コイツは舞園と約束をした、『どんな事をしても絶対にここから出してみせる』それを守れかったことで自分を責めているのだろう。今の苗木に必要なのはこの事件の真相を知る事か?それは違う!一刻も早くこの学級裁判を終らせ新たな希望を見つけさせてやることだ!霧切、ここまで言えばわかるよな?」

霧切「...アナタ意外にやさしいのね。気のせいかしら、太って見えるわよ」

十神「ふん、オレはもうこの茶番に付き合ってやれんからな。あとお前、終ったら視力測れ」

霧切「なら二人で終らせましょう...学級裁判を!」

十神「...仕方ない、特別に手伝わせてやる」

腐川(あの女...いつまで白夜様と話してるのよ...)



桑田「苗木!とっとと認めちまえよ!」

大神「何故何も言わぬ、苗木よ」

苗木「.....」

十神(苗木はずっと黙っていたようだな)

霧切「みんな、聞いてちょうだい!」

一同「?」

十神「まだ理解できてない奴がいるようだから俺が直々に教えてやろう」

霧十「これが事件の真相よ(だ)!」

~クライマックス推理~


霧切「昨日の夜、犯人は舞園さんがいる部屋...つまり交換した苗木君の部屋に行った。おそらく、舞園さんはその人物を[ピーーー]つもりで部屋に呼んだようね。そして、彼女はあらかじめ用意していた厨房の包丁で、その人物に襲い掛かった...」

十神「...だが、そこで予期せぬ事態が起きた。その人物が苗木の部屋に置いてあった模擬刀で、反撃してきたのだろう」



苗木「模擬刀の後攻反撃だべ!」

山田「シャベッタァァァァァァァァ!!!」

葉隠「それ忘れてくれ苗木っち...」



霧切「その攻防の末...模擬刀の攻撃によって舞園さんは右手首を骨折してしまい...」



セレス「そこで包丁を奪われてしまったのですね」

不二咲「痛そう...」



十神「追い詰められた舞園は、慌ててシャワー室に逃げ込んだ。犯人はすぐに後を追っただろうが、何故かシャワールームのドアは開かない。苗木の部屋のシャワールームはドアの建付けが悪く、コツを知らないと開けることは不可能だったということだ。舞園は苗木から知らされていただろうが、当然犯人が知るわけがない。それでも犯人はなんとこじ開け、奪った包丁で...」



大和田「舞園をぶっ刺したってわけか...」

石丸「なんて恐ろしいんだっ!」

霧切「だけど彼女は残った力でその場にダイイングメッセージを残したのよ。犯人に気づかれないように、自分の背中側の壁にね」



朝日奈「でもそこで力尽きてしまったんだね...」

大神「舞園...」

苗木「でもなんでカタカナじゃないんだろう?」

霧切「.........」



十神「舞園を殺した後、犯人は慌てて証拠隠滅に取り掛かった。まず、返り血の付いたシャツを脱ぎ,部屋にあったクリーナーで部屋中を徹底的に掃除したのだろう、自分が部屋を訪れたという痕跡を消す為にな!」



腐川「さすが白夜様!」

十神「口を閉じていろと言ったはずだが?」



霧切「その後、犯人は脱いだワイシャツを処分する為にトラッシュルームへと向かい、そこにある焼却炉で返り血の付いたワイシャツを燃やそうとしたのよ。だけどトラッシュルームは鉄格子で封鎖されていて焼却炉に近づくのは不可能。そこで犯人が使ったのは、葉隠君がランドリーに置き忘れたガラス玉だった。犯人は鉄格子の隙間からガラス玉を投げる事で、焼却炉のスイッチを入れたのね。普通の人なら不可能に近い発想だけど、犯人にはそれを可能にする自身があった。犯人は超高校級の野球選手だからよ」



葉隠「あれは水晶玉だべ!」

朝日奈「いいかげんにしなよ!」



十神「正確なコントロールで投げられたガラス玉は、焼却炉のスイッチに当たり、焼却炉は稼動を始めた。次に同じように丸めたワイシャツを焼却炉に投げ込んだ。こうして証拠を隠滅した犯人は安心し、すぐにトラッシュルームを後にした。しかし犯人はそこで致命的なミスを犯した。投げ込んだワイシャツの一部が焼却炉から焼け落ちてしまい、それが決定的な証拠となることに犯人は気が付くこともできなかったのだろう」



霧切「そうよね、十神「桑田怜恩!!」」

桑田「....は?」

霧切「桑田君、反論はあるかしら?」

桑田「あるに決まってんだろぉぉがぁぁ!!証拠がねーじゃねーか証拠がよっ!証拠がなきゃただのでっち上げだろ!オレは認めねーぞアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホ!!」

十神「証拠か...確かシャワールームのドアノブはネジが外されていたな...」

桑田「アホアホアホアホアホ-ッ!」

霧切「苗木君の部屋にあった工具セットが使われていなかったわ.........桑田君、アナタの工具セットを見せてもらいたいのだけれど?」

桑田「アホアホアホアホアホアホアホアホーッ!」

十神「成る程な。桑田、貴様のドライバーに使用された痕跡が残っているんじゃないのか?もし別の用途で使ったと言うなら、どこでどんな使い方をしたのか説明してもらおう...」

桑田「アホアホ....ぁ」

霧切「先に言っておくけど、『なくした』なんて言い訳はなしよ」

桑田「ア...ホ......アァ,,,,,,,,,,アポ?」

十神「どうやら反論は出来ないようだな...」

セレス「これで終わり...のようですわね」

モノクマ「ちょっと!長すぎるよ!後半原作まんまじゃないか!それに何で苗木クンにやらせようとするんだよ!最初から霧切さんと十神クンがやればよかったじゃないか!あまりにも暇だったからスクールモード全攻略させちゃったよ!あとなんだよ十神クン!全然かませ眼鏡じゃないじゃないか!何故か太ってみえるよ!」

十神「貴様も視力測ってこい!当然だろ、俺がこいつらを導いてやるのだからな!」

腐川「白夜様!一生付いて行きます!」

山田「十神白夜殿がイケメンすぎますぞ!」

朝日奈「たしかに、少し見直したかも...」

モノクマ「あのさぁ、青春してるところ悪いんだけど、投票がまだなんだよね....」

霧切「そうね...終らせましょう、私たちの手で...」



~投票タイム~



モノクマ「大正解ーッ!今回、舞園さやかさんを殺したクロは桑田怜恩クンでしたー!!」

大和田「テメェ、どうしてそんな事しやがった!」

桑田「仕方ねぇだろ!殺さなきゃ殺されてたんだぞ!オレはついってなかったんだ...そうだ、これって正当防衛なんじゃ...」

モノクマ「ハイハイ、裁判で時間押した分自白の時間が取れないので早速オシオキしちゃいましょう!」

桑田「いやだ...助けてくれぇぇぇぇぇぇ!」



クワタくんがクロにきまりました。おしおきをかいしします



~千本ノック~


苗木「....」

霧切「苗木君...?もう裁判所に用はないと思うけど...」

苗木「ボク、もう少しここにいるよ...」

霧切「わかったわ。なるべく早く戻ってきなさい。話があるから私の部屋に来てちょうだい」

苗木「話って?」

霧切「今回のことがメインかしら...あとは今後の事とかよ」

苗木「今後の事...ね。」

霧切「舞園さん、今後、私の部屋...苗木君、ここまで言えばわかるわね?」

苗木「...さっぱりわからない」

霧切「そうよね...じゃあね」

苗木「.......」



霧切(苗木君、元にもどりつつあるわね。それにしても今日、色んな人と話したわね。苗木君があまり話さなかったせいかしら...議論ってそんなものかしら。でも、なんとかみんなの輪の中に打ち解けそう)



十神(つい見栄をはってあんな事を言ってしまったが、俺が愚m...いや、仲間を導くのは当然じゃないか。しかし今日はとても気持ちがいい。少しどころか恐ろしく成長したような気分だ。まぁ少しは奴等と馴れ合うのも悪くは無いな。いつもより奴等と接したのは苗木が黙っていたからだろうか...)



???「......」

モノクマ「ありがとうございます。またアナタ方のおかげで今回は二人も生徒をクラスから孤立の危機から救えました」

苗木「そう...」

舞園「それはよかったです!」

戦刃「おやすい御用だよ循子ちゃん!」

モノクマ「て言うか残姉必要だったの?江ノ島の文字たった一回しか出てねぇしホント絶望的に残念」ドロン

江ノ島「まぁ当然ですが」

苗木「ねぇ、『また』って、今回初めての仕事なんだけど」

江ノ島「流れとしてはコレで正解!男が細かいことは気にするなよ苗木ィ!」

舞園「それで...今後も今回と同じような事を?」

江ノ島「その通りでございます!今のところ私様の『計画』は順調、次もバシバシアイツらを絶望させっから、後のことは苗木、頼んだよっ!」

苗木「超高校級の絶望に立ち向かう彼らはどんな希望を見せてくれるんだろうねぇ!ワクワクするよ!」

舞園「戦刃さん!私たちは一緒にモニターで学園の様子見てましょう!」

戦刃「え...みんなの所に戻らないの!?」

舞園「あの...一応私達死んでる事になっているんですよ...」

江ノ島「つーわけで苗木、また協力ヨロシク!」



苗木「ショックの影響で超高校級の残念になった子を演じ、周りの人間に自信を持たせる............」




苗木「楽な仕事じゃないよっ!」



Chapter 1 終里

江ノ島「そういえば何か忘れているようだけど...」



桑田「...........アポ?」

>>25正解だよ!書いてる途中にふと思いついたんだよ!

オマケ スクールモード 舞園攻略

苗木「パンツ...舞園さんの?」

舞園「...///」

苗木「や、やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

舞園「そ、そんなに喜ばなくても...///」

苗木「みんなぁ!舞園さんのパンツGETしたよ!!」

舞園「!?」

桑田「おめでと!」

大和田「おめでとお!」

不二咲「おめでとぉ!」

石丸「不健z...おめでとう!」

山田「おめでとうございます」

葉隠「おめでとだべ!」

舞園「ちょっと苗木君!何報告してるんですか!」

十神「...............」

苗木「十神クン......?」

十神「苗木のパンツが欲しい......」

苗木「!?十神クンの中のカヲル君的なモノにボクの中のシンジ君的なモノが反応した!」ゾクッ

十神「なぁ苗木!オレのパンツとオマエのパンツ交換してくれぇ!」

苗木「逃げちゃダメだ逃げちゃ...なわけない逃げろぉぉぉぉぉ!!!」ダッ


オマケ 終里

今日はここまでにします!
SS初めてだけどやっぱり大変だなぁ...
でも希望は前に進むんだ!
今回、原作のクライマックス推理辺りそのまま使っちゃったなぁ
次から文章構成変えるかも...なるべく自分で書きたいし
スレは変えるべきかな?ココのままかな?

>>28 そんな感じ...だと思うよ
>>29 よし、桑田はあのままだ!
>>30 ありがとぉぉぉぉ!
>>31 無印終らせるのだけでも大変そうだけど...がんばるよぉ
>>33 お楽しみ、うぷぷぷぷ.... 

>>35 それに賛成だ!

さて、拙者は頭休めに裁判繋がりでリーガル・ハイ見てくるでござるよ
続きは明日の夕方かな?それでは.........

Chapter 2 はじまるよ!

【男子更衣室】

不二咲「変わりたいんだ!弱い自分を壊してさ!」

大和田「......」

不二咲「憧れているんだ!『強い』大和田クンに....」

大和田「.........強い!?」ビクッ

【一昨日の朝 苗木部屋前】

霧切「......苗木君、起きてる?」コンコン

ガチャ

苗木「おはよう霧切さん!今日はいい天気だね!」

霧切「(相変わらずね......)苗木君、ちょっといいかしら」

苗木「なんだい霧切さん?」

霧切「昨日、学級裁判が終った後、話があるから私の部屋に来てって伝えたわよね?」

苗木「..............え?」

霧切「やっぱり忘れていたのね......アナタを待ってたおかげで寝る時間がだいぶ遅くなっちゃったわよ!」

苗木「ソーリー」

霧切「反省してないわね......」

苗木「それよりお腹すいたな。朝食食べに行こうよ!」

霧切「......ハァ、わかったわ、行きましょう」

【食堂】

霧切「みんなもう来てるみたいね」

朝日奈「あっ、苗木に霧切ちゃん!おはよー!」

苗木「おはよう朝日奈さん!大神さん!今日はいい天気だね!」

霧切「また言ってるわ...」

大神「...苗木、お主天気がわかるのか?」

苗木「......エスパーだから。冗談、ただの勘だよ」

霧切(苗木君......)

十神「おい霧切」ヒソヒソ

霧切「何、十神君?」ヒソヒソ

十神「苗木の様子はどうなんだ」ヒソヒソ

霧切「だいぶマシになったみたいね」ヒソヒソ

十神「そうか......ならいいんだが」ヒソヒソ

山田「お二人共、何をヒソヒソと話しておられるのですかな?ヌフフフ.....」

霧切「や、山田君!?それに......」

腐川「な、何話してたのよぉ......!」

十神「勘違いするな。苗木の事を聞いていただけだ」

山田「なんと!三角関係ですかな!?!?!?!?」

セレス「山田君、ロイヤルミルクティーはまだですの?」

山田「ハ、ハヒィ!ただいまぁ!」

腐川「三角関係って.....どういう事......」

霧切「.....ねぇ苗木君、そろそろ朝食を....って、苗木君?どこ?」

朝日奈「あ、苗木なら厨房に入っていったよ」

葉隠「『リンゴ切ってくる』って言ってたべ!」

霧切「そう....」

苗木「大変だよみんな!」

一同「!?」

苗木「包丁が一丁足りないんだ!」

不二咲「えっ...!?」

石丸「なんだとっ!」ダッ

大和田「また誰か持ち出しやがったのか!」ダッ





石丸「......」

大和田「......」

霧切「で、どうだったの?」

石丸「確かになかった....」

大和田「ああ、でもなぁ苗木....テメェふざけてんのか!!!」

苗木「えっ?」

石丸「あれは無くて当然だ!何故ならアソコにあった包丁は舞園クンが殺された時使われた凶器なのだからな!」

苗木「そうだったの!?.......そういえば舞園さん、あと江ノ島さんと桑田君も来てないね、どうしたのかな?」

大和田「おい苗木、ワザとじゃねぇーだろーなぁ.............」

十神「全然よくなってないじゃないか!」ヒソヒソ

霧切「気のせいだったみたいね.........」ヒソヒソ



モノクマ「えーオマエラ、伝え忘れてたけど、希望ヶ峰学園は、学級裁判を乗り越える度に新しい世界が広がるようになっております。ステージ1をクリアしたからステージ2に進めるようになったってコトだよ!探索はどうぞご自由に~!」



霧切「...データが更新されているわ。2階が開放されたみたいよ」

セレス「なら早速行ってみましょう」

苗木「土管に入ればステージ4までとべるかなぁ......」

不二咲「土管?」

石丸「とにかく、2階に行ってみようではないか!.」

【プール】

朝日奈「~♪」

不二咲「朝日奈さん....嬉しそうだね.......」

朝日奈「だってプールだよプール!これから毎日泳ぎに来よっと!そうだ!今度、不二咲ちゃんも

一緒に泳ごうよ!さくらちゃんも!」

不二咲「う......うん。ありがとう」

大神「うむ......」

【図書室】

十神「!パソコンか......」ポチッ

十神「......ダメだ、起動しない。壊れてるな」

霧切「これがネットに繋がれば、色々と外の情報を集める事が出来ると思ったんだけど......」

十神「そっちはどうだ、苗......木......?」

苗木「この本もこの本も文字ばっかりでつまんないなぁ。絵本ないのかな?」

十神「......まるで見た目は大人(に見えないが)、頭脳は子供だな」

苗木「この引き出しにあるかなぁ.....ん?何だコレ?」

霧切「手紙ね......希望ヶ峰学園 学園長!?」

苗木「ええっとねぇ.....ええっと......」

十神「よこせ!...希望ヶ峰学園が廃校......近い将来、問題が解決され次第活動を再開させる......何だコレは?」

霧切「どうやらこの学園は、学校としての役割を終えているようね」

苗木「え?なら何で僕達ココに来ちゃったんだろう...帰ろうよ」

十神「黒幕は無人と化した希望ヶ峰学園を乗っ取り、妙な舞台を作りあげたということか」無視

霧切「もうここで調べる事はなさそうね。出ましょう」無視

【更衣室前】

ガチャガチャ

大和田「....ん?鍵開いてねぇじゃねーか」

モノクマ「更衣室のロックを解除するには、自分の電子生徒手帳を使って入ってください」

石丸「うわっ!モ、モノクマ!!」

モノクマ「やだなぁ人...いやクマを幽霊みたいに....あとね、セキュリティーには万全を規すため、男子は男子更衣室、女子は女子更衣室しか入れません!」

葉隠「なら、誰かがドアを開けてる隙に別の誰かがこっそり入ったりしたらどうなんだべ?」

モノクマ「そんな事考えてたの葉隠クン......そんな奴は、ガトリングガンで蜂の巣の刑です!」

山田「ひょえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

セレス「では電子生徒手帳を貸し借りした場合はどうなるのです?」

モノクマ「あ.........よし、『電子生徒手帳の他与を禁止』!校則に追加したよ!」

腐川「考えてなかったんじゃない....」

【食堂】

霧切「.....なるほど、だからあんな校則が追加されたのね」

葉隠「セレスっち余計な事言ってくれたべ......」ボソッ

石丸「とりあえず皆報告は終了したな。では解散しよう!」

苗木「結局文字ばかりの本しかなかったなぁ」シュン

腐川「いいじゃない.....文字ばかりの本で」

山田「苗木殿!拙者が作ったモノでよければ.....」ササッ

苗木「いいの!ありがとう山田君!」パアァ

十神「変なモノ見せるんじゃないぞ、ただでさえおかしいのだからな」

朝日奈「苗木大丈夫なのかな.....」

大神「.....苗木よ」

苗木「なんだい大神さん、ボクは今山田君の本読んでいるんだけど....」

大神「これを飲め、プロテインだ」

苗木「ありがとう。そこ置いといてもらえるかな?」

大神「わかった......必ず飲むのだぞ」

朝日奈「プロテインって、心の傷も治せるの?さくらちゃん?」

大神「治れば良いのだが.........」

一旦休憩....今日中に新しい動機までいくかな?
あと脱落チームの話も入れたいなぁ
原作通りに進めると長いなぁ...でも希望を前に進めます

他与ではなく貸与

>>52 指摘ありがとう

【図書室】

十神(ここにある本、暇つぶしには丁度いい.........)

腐川(......)

十神(何故奴はコチラを見つめている.........)

苗木「あ、十神くんだ!」ヒョイ

十神「な、苗木!?.....何の用だ?」

苗木「何読んでるの?面白い?」

十神「.....本格ミステリーだ、退屈しのぎにと思ってな」

苗木「ふーん、やっぱり文字ばっかの本かぁ。ところで腐川さんはあそこで何をしているの?」

十神「知るか」

腐川「.........」

十神「......おい腐川」

腐川「!」ビクッ

十神「お前風呂に入れ、臭うぞ」

苗木「こめん、それボクのオナラかも」

十神「.........」

腐川「ヒッ!」ダッ

苗木「あれ、府川さん行っちゃった......」

十神「キサマも出ていけ!」

苗木「アラホラサッサー!」



腐川「十神クン......ワタシのこと心配してくれてたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

【食堂】

大和田「だぁれが根性なしだぁ!」

石丸「キミ以外誰がいると言うんだ!」



セレス「あれは、どうされたのですか?」

霧切「最初は石丸クンが大和田クンにちょっと注意しただけなんだけど、大和田クンが石丸クンの言う事が気に入らないって言い出して.....どんどんこじれていったのよ」

苗木「わぁ!喧嘩だ喧嘩だ!」

霧切「苗木クン!?ちょっと」グイッ

苗木「え?何?」

霧切「アナタが入ると余計ややこしくなるからやめなさい!」

大和田「よぉ、丁度いい所に来たな苗木!ちょっと立会人になってくれねぇか?」

セレス「遅かったようですわね......」

大和田「さっきからコイツがなめた事ぬかしてきやがんだよ」

石丸「根性なしだから根性なしと言ったんだ!」

苗木「根性なし!」

大和田「あ"ぁ"?じゃテメーにはあるってのかよ!」ファサッ

苗木「あんのかよ!」

石丸「無論だ!」

苗木「無論!」

大和田「上等だぜ......勝負だ!」グイッ

苗木「上等...ってボク浮いてる!?」

石丸「望むところだ!」グイッ

苗木「わーいブランコだぁ!」

霧切「.......行ってしまったわね」

セレス「苗木君も大変ですわね.....」



<カオガマッカジャネーカ
                                         カオガアカイノハウマレツキダ!>

苗木「眠たいなぁ。部屋に戻ろーっと」

                                 イッテオクガ、ショウブニヒキワケナドソンザイシナイカラナ!>
<ジョウトウダ、ジゴクノハテマデツキアッテヤンヨ!


【夜時間になりました】

よし、今日はここまでだね。
次は動機から....順調なら学級裁判まで入るかもね

【モノクマ操作室】

舞園「あの......江ノ島さん?」グゥー

江ノ島「なぁにぃ~......」グゥー

舞園「お腹空いてきません?」グゥー

江ノ島「凄く空いてる、しかも眠い」フラッ

舞園「......戦刃さんは?」ギュルルルルル

戦刃「レーションあるから大丈夫!」ムシャムシャ

舞園「ああっ!ズルいじゃないですか!」

戦刃「いる?」

舞園「......いえ、遠慮しておきます(いいなぁ......)」

江ノ島「お姉ちゃん、空腹満たしたんならアタシ達の夜食、厨房から持ってきてくれない?」

戦刃「え.....でも私料理は......」

江ノ島「料理はさっきモノクマ操作して作った。でも持ってくるのが大変」

戦刃「まかせて循子ちゃん!」サッ

舞園「作ってくれてたんですか!?」

江ノ島「さすがのアタシも限界.....」ギュルルルルルル

戦刃「ただいま!ハイ循子ちゃん!舞園さん!」

舞園「えっ!もう取りに行ったんですか!?」

江ノ島「さっすがお姉ちゃん.....スープに指入ってる」

戦刃「えっ......」

舞園「......いただきます」

【???】

霧切(.....ここは...........裁判場!?)

葉隠『模擬刀の先制攻撃だべ!』

霧切(この前の学級裁判......そう、これは夢なのね)

苗木『それは違うよ!』

霧切(苗木君......!?)

苗木『そうだよね、桑田怜恩クン!』

桑田『!?』

霧切(苗木君が.....事件を解いている!)

苗木『エスパー......だから。冗談、ただの勘だよ』

霧切(これが本当のアナタ......)

苗木『じゃあね、おやすみ霧切さん』

霧切(待って!苗木君.......苗木君!!」ガバッ!

【霧切の部屋】

霧切(何だったのかしら......今の夢......)

霧切(随分と生々しい夢だったわね......実際は.....


    『苗木君、ここまで言えばわかるわね?』

    『さっぱりわからない!』


   ......考えていても仕方ないわね、寝ましょう)

うーむ....今日は短いなぁ

そう言えば今日ルパンか。綺麗な腐川さ...ゲフンゲフン

【翌朝 食堂】

大和田「ガッハッハッハッハッハッハッハッハ!」

石丸「なっはっはっはっはっはっはっはっは!」

苗木「はっはっは!」

セレス「......あれはまたどうされたのです?」

朝日奈「知らないけど、なんか朝から気持ち悪いんだよねぇ」

大神(苗木.....プロテイン効かなかったようだな......)

石丸「なっはっは!男同士の濃厚な繋がりは女子にわかるはずがない!」

山田「ホモは勘弁!」

セレス「勝負というのはどうなったのでしょう?」

大和田「んなモンどーでもいーんだよ!」

石丸「そんな事は忘れてくれ、忘れろ、忘れろ、忘れろビーム!」

苗木「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

一同「!?」

大和田「お、おい苗木!?」

苗木「..........」

石丸「な.....苗木くん?」

苗木「.......おいお前!」

石丸「!?」

苗木「お前誰だよ!ってか俺も誰だよ!っつーかここ何処だよ!」

大和田「なん.....だとっ.....!」

朝日奈「え!?どゆこと!?」

十神「なんの騒ぎだ!」

石丸「十神くん!僕のせいなんだっ!僕が苗木くんに......」

大和田「んなわけねーだろ兄弟!おい苗木!お前マジで........」

苗木「あ"?」



モノクマ「えー校内放送、校内放送、オマエラ、生徒諸君は体育館までお集まりください!えまーじぇんしーえまーじぇんしー」



腐川「こ、今度はなによぉ」

十神「面倒だが行くしかないようだ」

セレス「モノクマ...また何か企んでいるようですわね.....」

苗木「んだよあのクマ!自分から来やがれ!ボッコボコにしてやんよ!」

不二咲「なんか......大和田君みたいだね....」

大和田「オレあんな感じか?」

霧切「苗木君、いいから付いてきなさい」

【体育館】

モノクマ「オマエラが暇で退屈そうにしてたから......ジャジャーン!新しい動機を用意しましたー!」

苗木「おいクマ!てめぇ人を呼び出して何様のつもりだ!」

モノクマ「.....え?苗木クン?どしたの?」

苗木「苗木ってオレの事かぁ!?」グイッ

モノクマ「え、ちょっと、苗木クン、落ち着いて......」

苗木「こっちは好きで暇してんじゃねぇんだよ!早くこの訳わかんねぇ所から出しやがれ!」ボコッ!

モノクマ「グヘッツ!」

霧切「えっ」

朝日奈「あ」

腐川「ひぃっ!」

山田「ひょえええ!」

大和田「あいつモノクマ殴りやがったぁぁぁ!」

十神「じゃあ奴は......」

大神「江ノ島のように.....」

セレス「殺されるのですか!?」

不二咲「そんな....」

石丸「僕が.....苗木クンを......」

葉隠「苗木っちから離れるべ!」

モノクマ「うぷぷ.....苗木クン、今ボクを殴ったね!親父にも殴られた事無いのに!」

苗木「だから何だってんだぶっ[ピーーー]ぞ」ダッ

モノクマ「モノシュウム光線を受けてみよ!」シュワッ!

霧切「危ないっ!!」

苗木「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

朝日奈「なっ、苗木!!」

苗木「......って、え?あれ.....ボク.....なんか全身痛いや」

霧切「え?苗木君?」

苗木「何?霧切りさん」

十神「元に戻ったのか!?」

苗木「えっ、何の事?」

不二咲「よ、よかったぁ!」

石丸「苗木君、無事だったか!本当にすまなかった!」

苗木「何?何の事?」

モノクマ「.....えっと、そろそろ本題に入ってもいいよね?」

大和田「チッ、少しは空気読みやがれ!」

モノクマ「うるさい!いいかオマエラ!今回のテーマは『恥ずかしい思い出』や『知られたくない過去』です!」ヒャッホウ!

苗木「は、恥ずかしい思い出....」

霧切「知られたくない過去....」

モノクマ「タイムミリットは24時間、それまでにクロが出ない場合は、この恥ずかしい思い出を世間にバラしちゃいます!」パラパラパラ

ん?ID変わってるな

大和田「なんだぁ........ナニィ!?」

不二咲「えっ....!?」

十神「フン、こんな事でまた殺人か起こるとでも言うのか?笑わせるな!」

葉隠「そうだべ!誰も舞園っちみたいにならないべ!」

苗木「.........舞園......さん?」

葉隠「ん?どうした苗木っち、まさか舞園っちの事忘れたわけじゃねーべ?」

苗木「う.....うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

朝日奈「ちょっと葉隠!何やってんのよ!」

葉隠「へっ?何って何だべ?」

苗木「.........」

霧切「......苗木君?まさか.........」

苗木「うわぁ!『苗木クンは小学5年生までオネショしていた』だってぇ!」

十神「......おい葉隠」

葉隠「ひっ!」

朝日奈「あーあ、またおかしくなっちゃった」

不二咲「苗木君.....そうだったんだ......」

モノクマ「えーっと、じゃ、そーゆーコトで、バイナラ」ヒュッ

石丸「行ってしまった.....」

大神「.....何も起きなければよいのだがな」

苗木「ねぇねぇ、みんなの紙にはなんて書いてあるの?」ヒョイ

腐川「ちょ、ちょっと見ないでよぉ....」

十神「葉隠、責任持って苗木を抑えておけ」

葉隠「.....仕方ないべ」

苗木「えっと、『葉隠クンは......』」

葉隠「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

【図書館】

十神(.....全く、黒幕は何を考えているんだ......)

腐川(......)

十神(また居るのかアイツ.....)

山田「ややっ、十神白夜殿ではないか!」

大和田「よぅ十神!」

石丸「やぁ十神くん!」

十神(うるさい連中が来たな、それに.......)

苗木「ヤッホー十神クン!」

十神「何故コイツまで.....」

大和田「苗木の奴がよ、本でも読まねぇかって誘ってきてよ」

石丸「我々も気分転換には丁度いいと思ったのだ」

山田「十神殿、オススメのラノベ紹介しますぞ!」

十神「結構だ。それより苗木、ここには貴様の求める本は置いてないぞ」

苗木「この部屋はまだ調べてないんだよね~」ギィー

大和田「こっちにマンガ置いてあんのか!?」

山田「同人誌置いてありますかねぇ!」

石丸「不健全な本は置いてないだろうな!」

十神「待てっ!そこには......」

バタン!

十神「書庫には.....警察の.....捜査資料が......」

十神(アイツら.....あれを見て妙な事を考えなければよいのだが......)




ギィー   バタン

大和田「.....お、おう、なんか......その.....アレだな」

石丸「うっぷ...先に失礼するっ!」ダッ

山田「グロは専門外ですぞぉぉぉぉ!」ダッ

苗木「写真ばかりだったけどつまんなかった」

十神「......悪いが大和田、苗木を連れて帰ってくれないか?」

大和田「お....おう」ヒョイ

苗木「浮いてる!?」

十神(......ん?所で腐川の奴は.....)

ギィー

腐川「..........」ブルブル

十神(奴もあの部屋に入ったのか......)

腐川「ゲヘヘヘヘヘヘヘ!」

十神(......!?)

腐川「...........」フラァ



十神「...........何だったんだアイツは」

【不二咲の部屋】

不二咲「......んっと...........................」カタカタカタカタ

不二咲「......よし!えっと、これを置く場所は........」

【女子更衣室】

ビシャッ

大神「...............あ」


【夜時間になりました】



【男子更衣室】



不二咲「変わりたいんだ!弱い自分を壊してさ!」

大和田「......」

不二咲「憧れているんだ!『強い』大和田クンに....」

大和田「.........強い!?」ビクッ

【翌朝 霧切の部屋】

霧切(変な夢、今日は見なかったわね.....)

モノクマ『おはようございます。うぷぷ、仲良しクラスメイトになにかあったみたいだよ!』

霧切「!?」

【食堂】

朝日奈「あっ、霧切ちゃん!」

霧切「何があったの?」

大神「おそらく、また起きてしまったのではないか?」

苗木「へ?何が?」

朝日奈「ありえないよ!たかが恥ずかしい思い出や知られたくない過去をバラされるぐらいで.....」

霧切「そう思わない人もいるかもしれないわね.....」

苗木「ねぇねぇみんな!葉隠くんが女子更衣室覗きたいって!」

葉隠「そんな事言ってねーべ!」

苗木「じゃあボク一人で見てくる!」ダッ

石丸「やめるんだ苗木くん!」ダッ

【女子更衣室前】

十神「...........」

苗木「あーっ!十神クンがいる!変態だ!」

石丸「十神くんまで何をしているんだ!」

十神「さっきモノクマが言っていただろう、また誰かが殺されたと.....」

石丸「仲良しクラスメイトになにかあったと言っていただけだが....」

十神「同じような事だろ.......しかしまいったな、来たのが男二人、これじゃ中の様子がわからないじゃないか」

苗木「やっぱり変態だ!」

十神「他の場所はもう調べた、あとはココだけなんだが.....」

モノクマ『現在は捜査のために更衣室のロックは解除されています』

苗木「覗き放題じゃないか!」

石丸「けしからんな!」

十神「.......入るぞ」

ギィー

十神「........!?これは......」

苗木「誰がいたの.......うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

石丸「入ってはいけ.......うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!不二咲くん!?」

モノクマ『ピンポンパンポーン!死体が発見されました。一定の自由時間の後、学級裁判を行います』

十神「苗木、貴様死体発見アナウンスは初めてだったな.....って」

苗木「チミドロフィーバー......チミドロフィーバー......どういう意味?」

十神「......知らん。おい石丸」

石丸「」

苗木「へんじがない ただのしかばねのようだ」

十神「黙っていろ!」

石丸「勝手に殺さないでくれ!」ガバッ

苗木「へんじをした ただのにんげんのようだ」

十神「全員を掻き集めてこい石丸.....」

石丸「わ、わかった......」



朝日奈「う.....そ.......不二咲ちゃん?」

大神「くっ......」

セレス「また、おきてしまったのですね」

山田「不二咲殿ですとぉ!?......許せん!」

大和田「...............」

苗木「チミドロフィーバー♪チミドロフィーバー♪」

霧切(苗木君、もっとおかしくなったわね......)

腐川「ち、ちがっ......」バタッ

葉隠「腐川っち!?」

十神「ほっておけ」

腐川「.......」ムクッ

苗木「起きるの早っ!」

腐川「だっ、ダイジョーブ、ダイジョーブ!ゲラゲラゲラ.......あ、死体だ!おいっ、そこ死んでるぞ!」

十神(.......ん?)

葉隠「頭うっておかしくなったべ!」

苗木「腐川さんおかしくなった!」

十神「貴様もだろ.......」

霧切「......」

ふぅ.....裁判まで長いなぁww

ミスった、石丸「不二咲くん」って言ってるww
よし、利用しよう

ID変わった後はちょっと心配になるから、>>1は酉つけてくれると嬉しい

石丸は誰にでもくん付けだからべつにミスではな……

>>91 そやった.....何でミスだと思ったんだろうなぁ.......

>>90 じゃあこんな感じで......

【捜査開始】

霧切「被害者は不二咲千尋、死亡時刻は午前2時頃。死体発見現場となったのは学校エリアの2階にある女子更衣室。致命傷は鈍器による頭部への殴打、即死だった模様......」

十神「おそらく、凶器はこのダンベルだろう。犯行現場もここで間違いない」

霧切「.....あっ」ムニュ

十神「どうした?不二咲の体に何かあったか?」

霧切「.....いえ、何でもないわ。それよりこれ、ロープじゃなくて延長コードだわ」

十神「図書館にあったものか.....」

霧切「あと、不二咲さんの電子生徒手帳、無くなっているわね」

セレス「そう言えば不二咲さんを最初に見たとき、ジャージを詰め込んだバックを手に持って慌てていましたわよ」

大和田「アイツ......誰かとトレーニングでもするつもりだったのか?」

霧切「そのバックが見当たらないわね」

苗木「チミドロフィーバー!」

葉隠「またシャイニングメッセージだべ!」



セレス「女子更衣室にグラビアアイドルのポスター......」

山田「顔面にぶっかけですな!血ですがね......」

石丸「男子更衣室には男性アイドルのポスターがあったぞ!」



大神「昨夜我は、トレーニング後にここにプロテインコーヒーを溢してしまったのだが、そのシミが消えているな」

霧切「妙ね......」

朝日奈「............」

大神「ん?どうしたのだ朝日奈よ」

朝日奈「うん....不二咲ちゃんとプールで泳ぐ約束したのに、一回もできなかったなぁって.......」

大神「..............」

朝日奈「それに私、舞園ちゃんの時もあまり役にたてなかったし、もう他のみんなで裁判やってくれないかなぁーって.......」

大神「そんな事はない、舞園を厨房で見たと証言したのはそなたではないか」

朝日奈「でもね、舞園ちゃんがどうして死んじゃったのかとか、犯人が誰なのか、全然わかんなかった......」

霧切「.....誰だってそうよ」

朝日奈「えっ、霧切ちゃん?」

霧切「誰だって最初は何がどうなっているのかわからない。でも少しずつ情報を集めて冷静に整理していけば真相にたどり着く。犯人だって人間、何かしらミスをしているわよ。アナタにだって事件を解く事は可能よ」

朝日奈「でも私、バカだから......」

苗木「朝日奈さんはバカじゃないと思うよ」

霧切「苗木くん!?」

苗木「朝日奈さんは大バカだよ!」

霧切「.............」

朝日奈「なっ!.....苗木に大バカなんて言われたくないよバカバカバカァ!」

霧切「彼の場合単なるボケね(たぶん......)」

苗木「ゲロゲロゲロゲロ」

朝日奈「ボケガエル!」

霧切「.........苗木君、何故カエルなのかしら?」

苗木「なんとなく」

朝日奈[えー、なによそれ!」クスッ

大神「........朝日奈よ、元気になったな」

朝日奈「......えっ.........うん、少し元気になった」

大神「もう大丈夫なようだな」

霧切「朝日奈さん、真相にたどり着く為にはみんなで協力しなければならないわ。舞園さんの時もそうだったわ。わかる事だけ発言すればいい、それも事件を解くのに大切な一歩だから」

朝日奈「.....ううん、もっと積極的に参加するよ。苗木にバカにされたままじゃ悔しいもん!この事件、私が解いてみせるんだから!」

大神「....そういう事なら我も手助けしよう」

霧切「私も協力するわよ」

苗木「一方その頃十神くんは」

【腐川部屋前】

十神「待て腐川!」グイッ

腐川「とっ、十神くん!?」ドキッ

十神「(しまった!勢いで腕を掴んでしまった!).......腐川、聞きたい事がある」

腐川「な、な、な、何でしょうっ!?」ドキドキ

十神「ジェノサイダー翔の事だ」

腐川「...............え?」

【図書館 書庫】

石丸「な、なぁ兄弟?」ペラッ

大和田「な、何だよ兄弟?」ペラッ

石丸「不二咲くんの状況って、コレだったよな......」

大和田「アイツの状況?.....ああ、そうだったな。でもよぉ、まさかなぁ........」

石丸「.......僕らの中にいるんじゃないだろうか....」

大和田「ジェノサイダー翔がかよ.......」

【玄関ホール】

霧切「舞園さんと江ノ島さんの電子生徒手帳は動くわね.......でも何故か桑田くんのは動かない......」

苗木「.......あ」

霧切「どうしたの苗木君?」

苗木「ボクの部屋に忘れてきた」

霧切「........取に行ってらっしゃい」

苗木「きぃぃぃぃぃぃぃぃぃん」ダッ

霧切(段々ボケに追いつかなくなってきた......)

モノクマ『おーい、そろそろ学級裁判はじめるよ!』

ようやく裁判に入れそうだ.......
また、次回からは朝日奈無双の模様.....

>>96 セレス「最初に見たとき」×→「最後に見たとき」○

昨日はいろいろ忙しくって更新できんかった.......

【エレベーター前】

石丸「......まだ朝日奈くんの姿が見えないな.......」

大和田「あの女.......何してやがる!」

苗木「.......あ」

大神「我が探してこよう」

十神「入れ違いになったらどうする?面倒だ」

霧切「そうね.......もう少し待っていましょう」



タッタッタッタッ


朝日奈「コメンゴメン!ちょっと考え事してたらアナウンスききながしちゃってて......」

石丸「遅いじゃないか!」

葉隠「そんじゃ行くべ!.......って、苗木っちは?」

霧切「!?.......おかしいわね、さっきまでココに..........」

苗木「いやぁお待たお待た」

十神「苗木!何処に行っていた!?」

苗木「トイレ!大きい方!」

霧切「.......行きましょ」

【裁判所】

苗木「あ!また顔写真にイタズラ書きしてる!酷いなぁ」フキフキ

モノクマ「.......えーっと、はい、開始!」

《学級裁判 開廷!》

モノクマ「まずは凶器の話から!」

十神「被害者は頭部を鈍器のような物で殴られ、それが致命傷になった.....」

石丸「鈍器のような物?」

葉隠「きっと鉄パイプだべ!」

十神「それは......(おっと、苗木の様子を見るのが先か)......おい苗木」

苗木「鉄パイプでチャンバラかぁ!」ソリャー!

葉隠「鉄パイプの先制攻撃だべ!」オリャー!

十神「(.......期待するだけ無駄だったか)........おい葉隠、それは」

朝日奈「それは違うよ!」

葉隠「へ?」

苗木「隙ありっ!」ボコッ

十神(朝日奈が論破......!?)

霧切「十神君、今回は朝日奈さんに解いてもらおうと思うの」

十神「また面倒な事を......」


モノクマ(また長引きそうだなぁ......)


朝日奈「凶器は現場にあったダンベルだよ!あのダンベルに血がついてたもん!」

霧切「頭部の傷もダンベルの形と一致していたわ」

朝日奈「き、傷跡......調べたんだ」

山田「気色悪っ!」

霧切(この調子よ、朝日奈さん......)

十神(苗木の時よりは楽にできそうだ)


モノクマ(早く終らせちゃってよね)


苗木「それは違うよ!」

一同「!?」

朝日奈「えっ、えっ!何が!?」

苗木「ダンベルでチャンバラなんかやらないよ!」

霧切「......別に不二咲さんはチャンバラやってたわけではないわよ」

十神(やっぱり面倒な事になるな.....)


モノクマ(苗木!もうちょっと抑えてよね!)


朝日奈「.....とにかく、議論続けようよ!」

セレス「カーペットに血痕があった事から、犯行現場は女子更衣室で間違い無いようですわね」

十神「(そろそろ出番か......)では犯人の話に移るぞ、犯人は」

石丸「犯人はジェノサイダー翔で間違いない!」

大和田「ああ、間違いねーぜ!」

十神(まーた邪魔が入った......)

葉隠「あの殺人鬼が?ありえないべ!」

腐川「........」ブルブル

苗木「殺人鬼ジェノサイダー翔は、この中にいる!」

霧切「それらしく言うわね......」

十神「......石丸、それと大和田、その根拠は何だ。言ってみろ」

大和田「これを見ろよ」ドサッ

セレス「警察の極秘捜査資料.....?」

石丸「ジェノサイダー翔が起こした事件の情報、今まで僕ら一般人には血文字の事しか知られていなかった」

山田「『チチデカフィーバー』でしたな!」

苗木「朝日奈さん!?」

朝日奈「なんでこっち見るのよ!」

霧切「.......『チミドロフィーバー』ね」

石丸「だがこの資料によると被害者はハリツケにされているではないか!」

大和田「ハリツケの事、サツの上の連中しか知らねぇーって事なら、犯人はジェノサイダー翔本人ってわけだろ?」

石丸「さすが兄弟だな!」ハッハッハ!

大和田「よせよ、テレるじゃねーか!」ナッハッハ!

苗木「えへへ~!」

山田「何故苗木殿が!?」

十神「.....やはりか、その資料なら同じ物が十神家の書斎にあったからどんな物か直ぐにわかった。一応内容も頭に入っている。確かに大和田の理屈なら犯人はジェノサイダー翔が犯人だ。だが警察の上方部の人間でなくてもハリツケの事を知る事ができる人物がいる」

朝日奈「誰よそれ!?」

十神「ここにいる全員だ!」

一同「!?」

十神「この資料は図書室の書庫にあった。つまり誰でも内容を知ることができたわけだ。特に山田、石丸、大和田、苗木、貴様等が書庫に入る所を俺は見ている。怪しいのはこの4人だ!」

山田「ひっ!」

苗木「なんでやねん!」

大和田「マジかよ.......」

石丸「ボクはやってないぞ!」

十神「この書類を見つけてきたのは石丸、大和田だったよなぁ......さらに怪しい」

セレス「.....あと、元々中身を知っていた十神君、アナタもですわね」

十神「......フン、まぁそうなるだろうな」

苗木「十神くんも容疑者の仲間入りだぁ!」

朝日奈「ちょっと待ってよ!本物のジェノサイダー翔の話はどうなったの!?」

腐川「!?」ビクッ

葉隠「へ?犯人はジェノサイダー翔じゃなくてもできるって話だったべ?」

霧切「かと言って本物がここにいないって証明にはなってないわよ」

十神「......その事についても話させてもらおう」

腐川「........」ガクガクガク

十神「......腐川冬子、ソイツがジェノサイダー翔だ」

一同「!?!?」

朝日奈「腐川ちゃんが!?....えっ、でも腐川ちゃんは血が苦手ななんだよ!血が苦手な殺人鬼なんて聞いた事ないよ!」

苗木「毒ガス使えばいいのにね!」

十神「.......ジェノサイダー翔はソイツであってソイツではない」

朝日奈「えっ、どういう事?」

霧切(朝日奈さん困っているわね............えっと、何かヒントは........)

苗木「腐川さんがジェノサイダーでジェノサイダーが腐川さん?ややこしや~♪」

霧切「(そうだわ!!)苗木君!!」

苗木「えっ、なーに?」

霧切「ま・い・ぞ・の・さ・ん」

苗木「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」バタン

葉隠「霧切っち!何してるんだべ!またおかしくなるべ!どうしてくれるんだべ!」

苗木「るっせーぞこのウニ野郎!『あまちゃん』にカメオ出演してきやがれ!」ガバッ

葉隠「放送終了したべ!」

苗木「どうせまた年明けにスペシャル放送するんだろ!」

朝日奈「苗木、またソレなの......あっ!そうか!」

霧切(気づいたみたいね......)ボコッ

苗木「いでっ」バタン

朝日奈「多重人格って事だよね!」

霧切「資料にも解離性人格障害の可能性があるって書いてあったわよ」

苗木「帰りなせぇ仁が臭ぇかい?」ガバッ

葉隠「どうしたらそうなるべ!」

十神「腐川が多重人格者だという事は、死体発見直後のそいつの妙な言動が示している」

朝日奈「えっと...........確か腐川ちゃんは不二咲ちゃんの死体を見て倒れて........あっ!」

石丸「起き上がってから、確かに様子がおかしかったな!彼女の代名詞である陰気な口調がなくなっていた!」

腐川「勝手にそんな代名詞をつけないでよ.......」

苗木「あ、やっと喋った」

十神「腐川が気がついた後、不二咲の死体を見て平然としていたのは、そいつの中に血の苦手な人格とそうでない人格が混在しているという事だ」

セレス「苗木君の場合三つかしら?」

苗木「へっ?」

十神「......前置きはこれぐらいにするか。いつまで喋っていても仕方ない、そろそろ本人から話を聞こうじゃないか」

腐川「えぇっ.......」

十神「ジェノサイダー翔の潔白を証明する為だ、代われ」

腐川「で、でもぉ......」

十神「苗木、やれ」

苗木「ふ~か~わ~さん♪」ヒョイ

腐川「ひぃぃっ!」

苗木「コショウを少々~♪」

腐川「ヘ、ヘクシュ!」

朝日奈「クシャミ?」

十神「気絶またはクシャミで人格が代わるらしい」

霧切「いつ聞いたの?」

十神「捜査の時だ、色々とおもしろい話を聞けたよ」



ジェノ「ジャジャジャジャーン!呼んだぁ?」

山田「ひぇぇぇぇ!」

石丸「まるっきり正反対じゃないか!」

朝日奈「ジェノサイダー翔......なの?」

ジェノ「ハイハイそうでーす!」シャキンシャキン

十神「それでは話を聞かせてもらお......か?」



苗木「そのハサミ綺麗だねぇ!」キラキラ

ジェノ「いいでしょこのMyハサミ!.....にしても、まこちんのアンテナどーなってんの?」グイグイ

葉隠「そのハサミで切ってもらうべ!」

ジェノ「黙れこのウニ野郎!このハサミは髪切る用じゃねーの!こっちの市販のハサミでアンタのそのむさ苦しい頭切ってやろうか!」ヒャヒャヒャヒャ

セレス「確かに、そのウザったい頭切ってもらってはどうですか?」



十神「......おい貴様ら......」

ジェノ「でーも、たしかにこのアンテナは気になるわねぇ~。まぁいいや、切っちゃえ♪」シャキシャキシャキ



苗木(........切られたらもっと小さく見えちゃうなぁ........切れたらの話だけどね)

朝日奈(なんか話反れまくりだなぁ)

ジェノ「えーい♪」カキン!



アンテナ「........」



ジェノ「は......刃が欠けたぁぁぁぁぁぁぁ!......まぁ市販のだから仕方ないっか♪」

葉隠「ど、どうなってんだべ!そのアンテナ!」

苗木「どうだ!ボクのアンテナは最強だ!」

霧切(どうなってるのか気になるわね......)

十神「そろそろ話を.......」

ジェノ「負け犬は黙ってろ!じゃぁ次はそのウニ頭を..........」

葉隠「何ふざけた事言ってんだべ!」

ジェノ「オメーの頭ほどじゃねーだろ!」

苗木「ウニ頭、ウニ頭♪」



朝日奈「あ、あのさぁ.....裁判を.....」

モノクマ「モノクマ音頭でも踊ってようかなぁ.......」



大神「いい加減にせんか!朝日奈が話し出せずに困っているではないか!!」

苗木「大神さんが怒った!」

ジェノ「.....ハイハイ、オーガちん恐っ!」

苗木「オーガちん!記憶させてもらった......」

山田「な、苗木殿?」

葉隠「た、助かったべオーガ.....」

大神「別にお主の為ではない.....」

十神「やっと話が進む..........全く、余計な茶番が入った」

朝日奈「.....じゃあ話すね。今回の殺人、犯人はジェノサイダー翔で動機はあの『恥ずかしい思い出』や『知られたくない過去』だった。それは自分がジェノサイダー翔だという事......そうなの?」

ジェノ「なるほどねぇ......でも残念でした~!私は犯人ではないのでぇ~す!」

苗木「犯人じゃないですからぁ!残念ッ!」ジャカジャン

葉隠「信用できないべ!」

霧切「いえ、犯人でない可能性ならあるわ......今回の事件、今までのアナタの犯行といくつか違う点がある事から犯人とは断定できないわね」

十神「一つ目に、刺殺ではなく撲殺だった事。貴様は凶器にハサミを使っているようだからな。しかし今回はダンベルで撲殺。次に二つ目、ハリツケに使われていたのが、これもハサミではなくロープ状の物、延長コードだった」

ジェノ「正解っ!負け犬にしてはやるじゃん!私は殺しにもハリツケにもMyハサミを使ってんの!それにぃ、あともう一つあるんだよねぇ~」

十神「.....あともう一つ!?」

朝日奈「えっと.......他に違う点は.....」

霧切(......確かに、みんなからしてみれば、妙な事よね)

苗木「.....不細工だなぁ」

霧切「.....えっ?」

苗木「ジェノサイダー翔が殺した人、全員不細工なんだよねぇ.....イケメン一人もいないんだ」

霧切「......そう」

朝日奈「全員イケメンじゃない.....って事は全員男?ならやっぱりおかしいよ!だって不二咲ちゃんは女の子なんだよ!不細工な男ばかり殺してるジェノサイダーはやっぱり犯人じゃないよ!」

ジェノ「ビンゴ入りましたぁ!.....でもさぁ、一応アタシ萌える男子狙ってるんだけどね....」

苗木「燃える男子?ならイケメンじゃなくてもいいね!」

大和田「でも生き残るとなったら話は別だろ?」

ジェノ「今度はトウモロコシかぁ!?アタシはねぇ、生き残るとかそんなセコい事で殺しなんかしねぇんだよ!」

今日はここまでか.....

大和田「なっ.......トウモロコシだとぉ!」

十神「.....とにかく、ジェノサイダー翔が犯人でない可能性もあるんだ、まずそこから考えるとしよう」

霧切「女子更衣室で気になる点がいくつもあったわね。何があったかしら、朝日奈さん?」

朝日奈「えっとねぇ、まずポスターがグラビアアイドルのだった事かな。男子更衣室には男性アイドルグループのポスターだった事だよね?」



苗木「そのグラビアアイドルのポスターがこちら!」

大和田「持ってきたのか!?」

苗木「この娘可愛いよねー!」

山田「男性陣にとっては数少ないオカ.......ゲフンゲフン、まあ二次元限定のボクには関係ありませんがね」



十神「......普通は逆だという事か」

霧切「そうね、他には?」

朝日奈「さくらちゃんがこぼしたプロテインコーヒーのシミが無かった事かな?」

十神「つまり、犯行現場が女子更衣室ではなく男子更衣室だったと考えられるな」


苗木「プロテインコーヒーっておいしいの?」

大神「無論だ.....今度飲ませてやろう」

苗木「この前飲んだ普通のプロテイン、美味しくなかったからなぁ」

大和田「じゃぁアイツ.....不二咲はどうやって男子更衣室に入ったんだ!?」

朝日奈「死んだ人の電子生徒手帳使ったのかな?何処にあるんだろう?」

霧切「玄関ホールよ」

十神「.....桑田の電子生徒手帳か!?」

石丸「成る程、他人への貸与は禁止だが、借りるのはセーフなわけだ!」

朝日奈「でもなんでわざわざ?」

霧切「いえ、まず桑田君の電子生徒手帳は使われてないわ。だって彼のは壊れていたのだから。それにそんなに難しい事じゃない、答えは簡単よ」

十神「どういう事だ?」

霧切「不二咲さんは......男子」

一同「!?!?!?!?」

苗木「不二咲さんじゃなくて不二咲クンかぁ!」

霧切「死体を調べた時にわかったの」

山田「男の娘ですとォ!?」

ジェノ「アラアラ~?ドコのナニを調べて男子だってわかったのぉ!?.....ああ、殺っときゃよかった....」

葉隠「オマエ、本当は知ってたんだべ!?」

ジェノ「だから知ってたら殺ってたっつーの!」

セレス「......しかし、進展がありませんわね.....」

霧切「いいえ、これで容疑者は男だという事がわかったわ。男子更衣室には入る事ができない女子は外れるわ」

山田「でも犯人が男性だという事だけですと.....難しいですなぁ」

朝日奈「......そうだ!セレスちゃん、あの夜不二咲ちゃんを見たって言ってたけど.......」

セレス「ええ、スポーツバックの中にジャージを詰め込んでおられました」

苗木「ジャージをバッグに詰め込んで~♪」

霧切「でも、犯行現場に何も無かった....犯人が処分したという事ね。手がかりがあったのかしら?」

大神「我の記憶によれば、ジャージには種類があったはずだが....」

朝日奈「確か、色んな色があったよね」

山田「ボクはジャージすら持ってないのですぞ!」

苗木「ジャージ?あったっけ?」

葉隠「俺は白だべ!」

朝日奈「不二咲ちゃんは誰かと待ち合わせていたんだよね?その相手とジャージを選んだとか?」

石丸「彼が選んだジャージは犯人とおそろだったのか!」

大和田「そういう事になるな!」

十神「同じジャージか.....」

霧切(マズいわね。引っかかってくれると思ったんだけど.....)

苗木「赤かなぁ!白かなぁ!青かなぁ!ど~れ~に~し~よ~う~か~な~♪」

霧切「今は選ぶ時間じゃないわよ.....」

朝日奈「セレスちゃん、不二咲ちゃんのジャージの色は何だったか覚えてる?」

セレス「ほんのわずかにはみ出ていましたけど、見たのは一瞬でしたから....確か......えっと......」

苗木「ねぇ大和田クン!」

大和田「ん?何だ?」

霧切(......苗木君?)

苗木「大和田クンのジャージって青?」

大和田「!?」

霧切(ただ聞いてみただけなのね......)

大和田「おっ.........おっ..........俺は............」

朝日奈「大和田?」

大和田「おっ、俺のジャージはアイツと同じ青じゃねーぞ........俺のは黒........だ!」

霧切「!?」

大神「大和田......今何と言った!?」

十神「アイツと同じ青じゃない......だと!?」

朝日奈「なんで知ってるのよ......不二咲ちゃんのジャージが青だって........」

セレス「あ、確かに青でしたわね」

山田「つまり犯人は大和田殿!?」

葉隠「やっぱりそうだったべ!」

ジェノ「あ~らら墓穴掘っちゃった♪」

大和田「...........」

石丸「まっ、待て!兄弟がそんな事するはずが......」

苗木「へぇ、大和田クンが犯人なんだぁ」

大和田「.........」

霧切(......何で、何で彼はあんな発言を.........)

石丸「間違いだと言ってやりたまえ!間違いだ、間違いにきまっている!」

苗木「また間違い!?」

十神「いや、さっきの発言で犯人はほぼ大和田で確定だろう」

苗木「不二咲くんは青かぁ.....」

石丸「今の推理は何処かが決定的に間違っている!すべてお前等のでっちあげなんだ!」

苗木「でっち上げなんだ!」

朝日奈「だったら.....もう一度最初から事件を振り返ってみようよ」

霧切「そうね....そうしましょ」

朝日奈「あ、でも多分全部言えないと思うな.....」

霧切「大丈夫、私がフォローするわ」

十神「俺も推理に参加してやってもいいぞ」

朝日奈「霧切りちゃん、ありがと!十神は......苗木の事、お願いね」

十神「.......は?」

苗木「結局ダンベルでチャンバラできるの?」

十神「......」

ジェノ「ゲラゲラゲラ」

朝日奈「今までの推理が正しいかどうか、これで証明するよ!」

クライマックス推理はまた今度だ.....

最近更新できなくて本当に申し訳ない

~クライマックス推理~

朝日奈「えっと、まずは事件前から.....」

セレス「と、言いますと.....あの事ですわね」

朝日奈「うん、昨日の夜、セレスちゃんが倉庫にいる不二咲ちゃんを見かけたんだよね。その時、不二咲ちゃんは手にしたスポーツバッグに青いジャージを入れていたんだね」

苗木「葵ジャージ.....朝日奈さんの?」
十神「ブルーだブルー!」

朝日奈「そのバックを持って、不二咲ちゃんは更衣室に行ったんだよ。しかも男子更衣室!不二咲ちゃんは本当は男の子だったから、自分の電子生徒手帳で入れたんだね」

霧切「不二咲さんはそこで誰かと待ち合わせしていた。その『誰か』こそ、今回の事件の犯人よ」

山田「男の娘.....男の娘.......」

朝日奈「たぶん、不二咲ちゃんが油断している時に犯人がダンベルで.......」

ジェノ「殺っちまったなぁ!」

霧切「その時、男子更衣室のポスターやカーペットに血痕が飛び散ってしまった」

苗木「その時、歴史が動いた」

十神「.......衝動的な殺人だな、準備していたとしたら、計画性がなさすぎる」

葉隠「苗木っちのボケをスルーしたべ!」

苗木「ひどいや十神クン!」

十神「なら葉隠、お前が相手してやれ。バカ同士仲良くやっていろ」

朝日奈「.....続けるよ、えっと.....」

霧切「衝動的な殺人、犯人は慌てて偽装工作に取り掛かったのね」

朝日奈「そうそう!それで犯人は血が付いちゃったポスターとカーペットを女子更衣室のと取り替えたんだね。さくらちゃんがこぼしたプロテインコーヒーのシミがなかったのはそのためなんだよ!」

大神「成る程....そういう事だったのか」

苗木「ちなみにそのポスターはこちら!」※ボクが後でおいしくいただきました

山田「オカズだけに!?」

葉隠「苗木っち....後で俺にも」

苗木「ダーメ!」

十神「貴様ら黙っていろ」

霧切「.......死体も女子更衣室に運ばれているわね」

朝日奈「女子更衣室に入るには女子の電子生徒手帳が必要だけど、男子でも入れたんだよね!」

十神「死んだ舞z.....江ノ島の生徒手帳を使えば入れたわけだ」

朝日奈「女子更衣室に入るには女子の電子生徒手帳が必要だけど、男子でも入れたんだよね!」

十神「死んだ舞z.....江ノ島の生徒手帳を使えば入れたわけだ」

霧切(危なかったわね.......)

十神(コイツが『舞園』と『死』だけで暴走する事を忘れていた.....)

苗木「?」

朝日奈「.......そうして犯人は現場の交換をしたんだ」

霧切「そして犯人は、何故か不二咲さんをハリツケにして、血文字を残し、ジェノサイダー翔の犯行に見せかけた。ハリツケに使用されていたのは図書室の延長コードね」

ジェノ「ふざけんじゃねーぞ!」

十神「恐らく、犯行を行った後に持ち出したのだろう。夜時間まで俺は図書室にいたのだが、それまでに怪しい奴は見なかったぞ」

朝日奈「その後だね、犯人がサウナルームに行ったのは。不二咲ちゃんの電子生徒手帳を壊す為にね」

山田「あのぉ.....不二咲千尋殿の生徒手帳は見つかっていないのでは?」

朝日奈「あ.....ごめん、ここに来る前に拾った事、霧切ちゃんには言ったけど他の人には教えてなかったね.....」

大神「朝日奈よ....謝罪は後ですればよかろう」

霧切「犯人はサウナで電子生徒手帳が壊れる事を知っていた人物」

苗木「サウナって言えば、普通服を脱がない?服着たまま入るなんて変なのー!」

セレス「以前、そこで自分の電子生徒手帳を壊した人物がいるのですね......つまりそれは」

朝日奈「アンタだよね.......大和田!」

大和田「......!?」






石丸「そ.......そんなバカな.....そんなはずないっ!!」

朝日奈「石丸......」

大和田「兄弟......」

石丸「証拠は!?証拠はどうなんだ!?」

霧切「証拠は....そうね......もし本当に大和田君の電子生徒手帳が壊れているなら、桑田君の物と交換しているはずね」

石丸「そんな事あるわけないだろう!!」

朝日奈「石丸、みんなの手帳を確認したら.....わかる事なんだよ?」

大和田「.......いや、その必要はねぇ」

石丸「.....兄......弟?」

大和田「お、お、お、オレがこ、殺した......」

一同「!?」

石丸「な.......何を言っているんだ.......」

葉隠「やっぱりそうだったべ!最初から怪しいと」

苗木「ダウト!」

葉隠「嘘じゃないべ!俺の占いは三割当たる!」

朝日奈「黙ってて」

大和田「.......おい、モノクマ」

モノクマ「へいへーい!いやぁ危なかったねぇ。モノクマ音頭に飽きてきたから、ドラ○もん音頭にする所だったよ!いやぁ今回も長かったねぇ」

大和田「いいから..........投票タイムだ」

モノクマ「ラジャー」

石丸「ま、待て!」

~投票タイム~


モノクマ「えー大正解、不二咲千尋さ.....クンを殺したクロは大和田紋土クンなのでしたー(棒)」

苗木「やる気無いねぇ」

モノクマ「あーそうそう、石丸クンだけ自分に入れてたね。でも多数決に救われてよかったねぇ」

石丸「信じないぞ.......僕は信じないぞ......」

大和田「なんか.....すまねぇな」

石丸「何故誤る!?何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故なんだ!?!?」ファサッ

霧切(大和田君......妙に落ち着いているわね.......)

大和田「お......俺は....」

モノクマ「ねぇねぇ、ここ省略しちゃっていい?」

葉隠「今いい所だべ!オメー鬼だべ!」

苗木「鬼は外!」

セレス「外に出たいのは私達の方ですわよ......」

ジェノ「殺人鬼は鬼の内に入りますか~?」

モノクマ「まぁぶっちゃけて言うと、弱さがコンプレックスな不二咲クンが強くなろうとして、憧れている強い大和田クンに相談するんだけど、その大和田クンはお兄さんを殺してて、その事をバラしたくない弱い自分がいて、自分の弱さに向き合ってる強い不二咲クンに嫉妬して、殺っちゃったって事だよね」

セレス「......もう一度言ってくださらない?」

十神「さっぱりわからん」

モノクマ「こっちは急いでるの!同じ説明を二回もやるなんて、めんどくさいじゃん!」

大和田「兄貴.....兄弟.....不二咲.....すまねぇ......」

朝日奈「でも、大和田は不二咲ちゃんとの約束を守ろうとしたんだね。現場を女子更衣室に偽装したり,電子生徒手帳を壊したり」

大和田「.......」

十神「朝日奈.......今のでよくわかったな.....」

霧切「それよりわからないのは大和田君、何故アナタはジェノサイダー翔の犯行を真似るような事をしたの?」

大和田「!?そ、それは........」

モノクマ「そんな事どーでもいいでしょ!....たぶんジェノサイダー翔に罪をなすりつけるためでしょ!」

霧切「それはおかしいわ。だって、彼はジェノサイダー翔がこの中にいる事を知らなかったはず。この中にいる人物の犯行に見せかけるのが普通だわ」

モノクマ「じ、じゃあ捜査のかく乱?」

霧切「余計おかしいわ。あれで犯人が絞れたのよ。大和田君、何故なの?」

石丸「そ、そうだぞ兄弟!何故なんだっ!?」

苗木「何~故だ?」

大和田「............」

モノクマ「謎のままにしておいた方がいい謎もあるの!そろそろおしおきタイムでいいよね!」

霧切「待ちなさい!まだ話が.....」

モノクマ「それでは張り切っておしおきタ~イムッ!」

石丸「待て、待ってくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


オオワダくんがクロにきまりました。おしおきをかいしします。

~猛多亜最苦婁弟酢華恵慈~







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一週間も空いてしまった.....

いやぁ今年中に全部終らせたいですねぇ

次回は三章突入か?

石丸「あっ.....ああっ.......うわあああああああああああああああああああああああああああああ」

苗木「グルグルグルグル......楽しそうだなぁ~♪」


チン


バター「.....................」※後でモノクマがおいしくいただきました

苗木「なんということでしょう」

一同「....................」

石丸「うっ........うっ..........」

ジェノ「何これコーンバター!?」ゲラゲラゲラ

朝日奈「...........あんまりだよ」

大神「朝日奈.........」

朝日奈「確かに、大和田は不二咲ちゃんを殺しちゃったけど、大和田まで死ぬ事ないじゃん.......でも私達が殺したも同然だよね........」

十神「自業自得だ、奴が不二咲を殺さなければこんな事にはならなかった。俺たちが生き残るには仕方のない事だ」

葉隠「そうだべ!殺られる前に殺り返す、先制攻撃だべ!」

山田「.......なんか違う気がするのですが」

霧切「........さっ、早くここから出ましょ。ほら、石丸君も立って」

石丸「........いやだっ!僕はまだここに残る!兄弟の側にいるんだっ!!!」グスッ

セレス「......そっとしておいてあげましょう」

十神「面倒だ、先に帰るぞ」

【エレベーター】

ジェノ「はーぁつまんなかった」

十神「おいジェノサイダー翔、お前はもういいぞ」

ジェノ「あ?言われなくても戻るっつーの!」ヘクシ

腐川「.........あっ.......アレ?裁判はっ!?」

十神「終った、帰るぞ」

腐川「あっ......結局ジェノサイダー翔は..........」

十神「俺の名推理で潔白を証明してやった、感謝しろ」

腐川「よ、よかったぁ........」

葉隠「何自分一人で解決したみたいな事言ってんだべ!」

十神「.........フン」

霧切「.....ところで、苗木君は?」

一同「.......あ」

朝日奈「そう言えば......寝てたかな?はしゃぎ疲れたからそっとしておこうかと......」

霧切「え...............ハァ.................」

【裁判所】

苗木「zzzZZZ」

モノクマ「.......おーい、もういいよ苗木クン」

苗木「......そう」ガバッ

江ノ島「毎度毎度裁判が長い気がするんだけど」

苗木「そもそも大和田クンにあんな事させるからでしょ!」

???「そーだ、何でハリツケにしなきゃならなかったんだ?」

??「リーゼントが時々あたってくすぐったかったよぉ」

江ノ島「まぁ遊び心?蛇足かなぁ...って思ったんだけどさ。でも、霧切が言うには、アレが犯人を絞り込む決め手になったみたいだし!」

苗木「怪我の巧妙....ってコトかな?」

不二咲「うーん.......怪我なのかな?」

大和田「にしてもよぉ、あの手紙見たときはマジでビビッたぜ」

~回想~

モノクマ「いいかオマエラ!今回のテーマは『恥ずかしい思い出』や『知られたくない過去』です!」ヒャッホウ!

苗木「は、恥ずかしい思い出....」

霧切「知られたくない過去....」

モノクマ「タイムミリットは24時間、それまでにクロが出ない場合は、この恥ずかしい思い出を世間にバラしちゃいます!」パラパラパラ

大和田「なんだぁ......なにぃ!?」

不二咲「えっ....!?」

大和田(兄貴の事が書かれた紙の他にもう一つ......『大和田クンは今回の事件のクロ役に決定しました!詳しいコトは苗木クンと二人っきりになった時に聞いてね!』.......なんだこりゃ?)

不二咲(実は男の子......やっぱり。あれ?もう一枚紙が.....『不二咲クンは今回の事件の被害者役に決定しました!詳しいコトは後でキミの部屋で教えるね!』.....どういう事だろう.......)

【図書室】

十神「......悪いが大和田、苗木を連れて帰ってくれないか?」

大和田「お....おう」ヒョイ

苗木「浮いてる!?」


大和田「......おい苗木」

苗木「なーに?」

大和田「コレ、どーゆー意味だ?」ペラッ

苗木「......大和田クンは見えている物がすべて事実だと思う?」

大和田「(コイツ........目の色変わりやがった......)何が言いてぇ」

苗木「その紙に書かれている通りだよ。キミには人を殺してもらいたい」

大和田「ふざけんな!誰がんな事......」

苗木「でもね、キミは人を殺すけど、誰も死なないんだ」

大和田「あ?意味わかんねぇよ」

苗木「常識が常に正しいとは限らない。舞園さんもそうだったんだ。出てきてくれる?」

舞園「はーい!呼ばれて飛び出しますっ!」

大和田「!?ゆ、幽......霊......?」ガタガタガタ

苗木「それは違うよ、舞園さんは死んだけど死んでないんだ」

舞園「ほら♪足ありますよ!」

大和田「ま、待て.......ええっと............」

苗木「キミは殺人をするけど人は死なない。つまり偽りの殺人だよ。本物そっくりの」

大和田「つまり、俺に狂言殺人をしろと?」

苗木「すごいや、もう理解してくれたんだ!」

大和田「ま......まぁ考えるのを諦めたって所か。でもよ、どうすりゃいいんだ?」

苗木「まず見本をみせるね。モノクマ!」

モノクマ『空を自由に飛びたいな♪ハイ!グングニル~!』

苗木「」グサッ

大和田「お......おい.......」

舞園「キャァァァァァッ........なんてね♪」

苗木「僕は無事だよ」

大和田「なっ.........」

苗木「人はそんな簡単に死なないよ」スッ

大和田「傷が癒えてやがる!?」

舞園「だから大和田クンはゴツン☆とグサッ☆と殺っちゃってください!」

苗木「後の事はボクと江ノ島さんにまかせて。あっ、江ノ島さんも生きているからね。さらにモノクマを操っている黒幕の正体でもあるんだ!」

大和田「あ......頭いてぇや......で、誰を?」

苗木「直前に被害者が合言葉を言うから。合言葉は........」

【不二咲の部屋】

不二咲「......んっと...........................」カタカタカタカタ

不二咲「......よし!えっと、これを置く場所は........」

???「風呂場の脱衣所にあるロッカーにお願いね、不二咲クン」

不二咲「うん!わかったよぉ!それにしてもビックリだよぉ、江ノ島さんが生きていただなんて」

江ノ島「まぁ、あの時死んだのはこっちの残姉だけどね」

戦刃「えっ?私死んだっけ?」

江ノ島「........」

不二咲「はじめまして!戦刃さん!」

戦刃「あっ......そうだよね。はじめまして」

不二咲「あっ、もうこんな時間。えっと、この子を置いて更衣室に行けばいいんだよね?」

江ノ島「ジャージ取に行くの忘れないでね、青いのだよ!」

不二咲「あと、まだ合言葉聞いてないんだけど......」

江ノ島「合言葉は『強い』だからね」

不二咲「うん、わかった!それじゃ行ってくるよぉ!」バタン

江ノ島「........あのさぁお姉ちゃん?」

戦刃「ん?なーに循子ちゃん?」

江ノ島「そろそろ体中に刺さってるナイフ、取ってほしいんだけど」

戦刃「不二咲クン、殺されでも大丈夫ってわかったかなぁ.........」

江ノ島「ワザとなの!?素なの!?」

【男子更衣室】

不二咲「変わりたいんだ!弱い自分を壊してさ!」

大和田「......(まさか......)」

不二咲「憧れているんだ!『強い』大和田クンに....」

大和田「.........強い!?」ビクッ

不二咲(気ついたかな?)

大和田「お前が被害者役か?」

不二咲「うん、そうだよぉ!驚いた?」

大和田「いや、お前が男だって事の方に驚きだぜ.......」

不二咲「そ、そうなんだ。ごめんね、騙してて」

大和田「誤る事はねぇ、人間、生きてりゃ誰にでも知られたくない秘密ができるもんだ。俺も.......」

不二咲「大和田クンも?」

大和田「ああ......にしてもよ、今やる事をあらかじめ知ってなかったら、お前の強さに嫉妬して殺してたかもしれねぇ......今の俺はそんな事馬鹿げてるって思ってるけどよ」

不二咲「......僕も、相談する相手の事も考えなきゃいけないよね」



モノクマ「えっと.....そろそろいいかな?」

大和田「うぉっ!モノクマ!?いや江ノ島!?テメェいつの間に!.」

モノクマ「一応今はモノクマって呼んでくれないかな?」

不二咲「大和田クンは苗木君に教えてもらったの?」

大和田「ああ......じゃ不二咲、また後でな」スッ

不二咲「うん」

大和田「おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ガツン!

不二咲「」バタッ

モノクマ「はい、次はハリツケね」

大和田「お、おい不二咲?」

不二咲「」

モノクマ「大丈夫だから!さぁ!」

大和田(本当に大丈夫なんだろうな.......)ファサッ

不二咲「......クスグッタイヨォ」

大和田「あっ....悪ぃ」




~回想終了~

苗木「まぁ誰にも悟られずにコンタクトをとる方法は手紙が確実だしね。しかも全員に封筒を渡してるから怪しまれないし」

江ノ島「じゃ、大和田と不二咲はモニタールームへ.......」

石丸「ききょ、兄弟!?」

苗木「あっ.......」

石丸「不二咲君!?それに江ノ島君まで......どういう事だ、モノクマ!?」

江ノ島「えっと.....そのぉ......ヤバッ!」

石丸「兄弟たちは生きていたのか!?それとも僕に対する嫌がらせか!?」

大和田「兄弟.....すまねぇ」ボコォッ

石丸「うっ........」ドサッ

不二咲「は、腹パン.......」

苗木「どうしようか?」

江ノ島「まだ石丸には知られたくないし、記憶を消すしかないね」

不二咲「記憶を消す?」

江ノ島「あ、いや、何でもない何でもない!後の事はまかせて!みんな帰ってよし!」

苗木「じゃあね、大和田クン、不二咲クン」

不二咲「じゃあね~!」

大和田「おう!」




不二咲「舞園さんと戦刃さんいるかなぁ?」

大和田「戦刃って誰だ?」

不二咲「江ノ島さんの双子のお姉さんだって!」

大和田「へぇー.......ん?舞園と江ノ島と.....あと誰か忘れてねぇか?」

不二咲「え?...あっ!」

大和田「......ちょっと裁判場に戻るわ、待ってろ」




江ノ島「石丸のメモリー、デリート完了」

苗木「なんかかっこいい」

江ノ島「お姉ちゃん、カモン!」

戦刃「来たよ循子ちゃん!」サッ

江ノ島「石丸を部屋まで運んでくれる?」

戦刃「合点承知!」サッ

苗木「あれ?大和田クンだ」

大和田「ハァハァハァ......なぁ江ノ島、桑田のヤローってどした?」

苗木「あっ.......」

江ノ島「............てへぺろ♪」

【千本ノック処刑場】

??「アポ.......アポ......アポォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!」







江ノ島(そんな事より今回気になったのは、ハリツケの意図が無理矢理すぎたっただ事。アイツ、何故そこまでこだわるんだろーな)

江ノ島「まっ、いいか。ホットケーキ食べよ♪」


2章 終里

3章入れるかと思ったら回想が長いw

さらに脱落枠と妹様ストーリー&おまけが......

おまけ

江ノ島「苗木はどの女子ともいいカップルになれそうだから、別の男子で考えてみようか」

舞園「他の男子でですか?」

江ノ島「たとえば舞園、キミは日向だ」

舞園「2のキャラも含むんですか!?まぁ苗木君以外考えた事ないですけど.....日向君ですか。何故?」

江ノ島「だって彼ナックルジョーじゃん」

舞園「ポヨ?」

朝日奈「私は私は!?」

江ノ島「十神」

朝日奈「えっ?」

江ノ島「326先輩と723ちゃん」

腐川「わ、私は?」

江ノ島「十神.....いや田中....他には.....うーん」

腐川「白夜様の方で!!」

江ノ島「白馬と紅子」

朝日奈「さくらちゃんは?」

大神「我か?」

江ノ島「田中......うっぷ」

大神「何故だ?」

江ノ島「銀時とお登勢」

大神「?」

江ノ島「腐女子向けに田中×十神や田中×大和田も」

舞園「......結局また中の人ネタでしたね」

終里

桑田…さすがに同情してやるよ…
てか江ノ島の名前って「盾子」じゃなかったっけ?

日向と舞園はパルテナの件もあるだろ!

>>174 以後訂正します
>>175 それもですね

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月30日 (月) 06:41:42   ID: SGMiaGpY

なやをなたゆ

2 :  SS好きの774さん   2014年01月11日 (土) 19:12:25   ID: QmHvaZo5

ハハハハハ

3 :  SS好きの774さん   2014年03月07日 (金) 20:44:51   ID: 3XwOCFjf

エクストリームだった(笑)

4 :  SS好きの774さん   2014年04月29日 (火) 15:56:24   ID: 0DzLN6e_

おもろいけど、意味がわからない・・・

5 :  SS好きの774さん   2015年02月12日 (木) 11:28:18   ID: wflV6uOk

以後なんてなかった……
2みたいなオチだと思ったけど、真相は闇の中に。

6 :  SS破壊神暗黒四天王   2019年06月25日 (火) 20:15:04   ID: EkxNWqX3

続きがないのが残念。せっかくいい作品だったのに。

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