山田「小鳥遊さん、山田とデュエルしませんか?」(131)

小鳥遊「はぁ?それより働け山田」

山田「山田、小鳥遊さんをこき使うために頑張って覚えました」

小鳥遊(また始まった)

小鳥遊「あのなぁ、そもそも俺がカードゲームなんてやるわけないだろ」

山田「小鳥遊さんには山田がデッキを用意してあげますよ」

小鳥遊「バイトが終わったらな、それより働け」

佐藤「働け」

山田「はーい」

山田(後で目に物見せてやりますよ)

小鳥遊「そういえばデュエルって何やるんだ?」

相馬「俺が教えてあげようか?」

小鳥遊「相馬さん知ってるんですか?」

相馬「昔やってただけだよ」

小鳥遊「それが山田が・・・・」

相馬「なるほど、それじゃあ俺がルールを説明してあげるよ」

・・・・・・・・

小鳥遊「案外難しいですね」シャカシャカ

相馬「まぁ細かいことに目をつむれば割りといけると思うよ」

小鳥遊「デッキは山田が用意してくれるらしいんですが・・・」

相馬(山田さんのことだから恐らくカードの束でも渡してくるんだろうな)

相馬「良かったら俺が貸そうか?」

小鳥遊「本当ですか?ありがとうございます」

相馬(さて、面白いことになりそうだ)

山田(小鳥遊さんにはこのパックで当てたゴミカードの山で組んだデッキを・・・)

種島「葵ちゃん、何してるの?」

山田「種島さん、山田は今小鳥遊さんをぎゃふんと言わせようとしているんです」

種島「かたなしくんをぎゃふんと?」

山田「小鳥遊さんが泣いて山田に許しを請う姿が眼に浮かぶようです」

種島(また何か良からぬことを・・・)

山田「よーしゴブリン突撃部隊を攻撃表示!ターン終了です!」

小鳥遊「手札より「黒い旋風」を2枚発動します。
 「BF-暁のシロッコ」を召喚します。「旋風」の効果でゲイル、ブラストを手札に加えます。
  さらに手札のブラストx2、ゲイルx2を特殊召喚しブラストゲイルで、アーマードウィング、
 もう一組のブラストゲイルでダーク・ダイブ・ボンバーをシンクロ召喚します。
 バトルフェイズ入ります。アーマードウィングでゴブリン突撃部隊を撃破。残りのダーク・ダイブ・ボンバー、
暁のシロッコでダイレクトアタックします。メインフェイズ2入ります。 ダーク・ダイブ・ボンバーの効果発動します。シロッコ、アーマードウィング、DDBをリリースし3800ダメージ。
総ダメージ8600。俺の勝ちだな山田」

店長「あー、剛健当たんねー」ビリビリ

八千代「杏子さん、新発売のカードパックを3ボックス追加購入してきました!」

店長「そうか、ご苦労・・・チッまた開闢かよ」

八千代「仕事もせずにカードに没頭する杏子さん・・・素敵」

小鳥遊(また仕事もせずに・・・・)

店長「小鳥遊、働け」

小鳥遊「お前が言うな」

勤務時間終了

小鳥遊(相馬さんにひと通りルールを教えてもらったが・・・大丈夫だろうか)

小鳥遊(相馬さんに貸してもらったこのデッキ・・・・)

小鳥遊「回し方も教えてもらったし、大丈夫だろう」


山田(今日こそ山田は小鳥遊さんに勝つ!)

山田(そして、ワグナリアの王者、キングオブワグナリアになります!)

山田「小鳥遊さん、そろそろですかね」

小鳥遊「ああ、早く終わらせて帰りたいんだがな」

山田「ふっ、よく言えますね・・・デッキも持っていないのに」

小鳥遊「あるんだな・・・これが!」ババーン

山田「なっ・・・・」

山田(そんな・・・小鳥遊さんはデッキを持っていないハズなのに!)

小鳥遊「相馬さんから借りた、勿論ルールも把握したぞ」

山田「相馬さん!」

相馬「ごめんねぇ、山田さん」(いい笑顔)

山田(これは計算外!・・・しかし、小鳥遊さんは初心者!)

山田「(自称)上級者の山田が負けるわけありません!」

小鳥遊「ほう、それじゃあ上級者のお手前を見せてもらおうかね」

山田「山田の華麗なプレイングの前に跪くがいいです!」

佐藤(休憩室でなんか始まった)

店長(さっさと帰れよ)パリパリ

小鳥遊&山田「デュエル!」

1ターン目

山田「山田のターン、ドローします」

山田「山田の華麗なるしもべ、<サファイアドラゴン>を召喚します!」

通常モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1900/守1600
全身がサファイアに覆われた、非常に美しい姿をしたドラゴン。
争いは好まないが、とても高い攻撃力を備えている。

相馬「いきなり攻撃力1900のモンスターか・・・」

山田「山田はカードを1枚伏せてターンエンドです」

山田
LP8000
場 サファイアドラゴン
伏 1枚
手札 4枚

小鳥遊「強そうなモンスターだな・・・」

山田「どうしました?怖気付きましたか?」

小鳥遊「誰が!俺のターン、ドローします」

小鳥遊(確かこのデッキは・・・・これか!)

小鳥遊「俺は<E・HERO エアーマン>を召喚!」

効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●自分フィールド上に存在するこのカード以外の
「HERO」と名のついたモンスターの数まで、
フィールド上に存在する魔法または罠カードを破壊する事ができる。
●自分のデッキから「HERO」と名のついた
モンスター1体を手札に加える。

山田「E・HERO!?」

小鳥遊「エアーマンが場に出た時、2つの効果を選択して選べる」

小鳥遊「俺は<HERO>と名のつくモンスターを手札に加えさせてもらうぞ」

小鳥遊「俺は<E・HERO アナザー・ネオス>を手札に」

山田(エアーマン・・・いきなり厄介なカードですが・・・)

山田(攻撃力はサファイアドラゴンの方が上!)

小鳥遊(そうだ・・・エアーマンじゃサファイアドラゴンは破壊できない)

小鳥遊(でも俺は通常召喚する機会を使ってしまった・・・)

山田「早くエンド宣言してくださいよ」

小鳥遊「うるさい!俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ!」


小鳥遊
LP8000
場 エアーマン
伏 2枚
手札 4枚

相馬「堕天使ナース-レフィキュルを守備表示、カードを三枚伏せターンエンド」

種島「私のターン、ドロー!」

相馬「罠カードギフト×3を発動、3000×3で9000ダメージでゲーム終了」

3ターン目

山田「ふふ・・・小鳥遊さん、HEROとはなかなか良いデッキをお持ちですね」

相馬(俺のだけどね)

山田「HEROは確かに優秀なデッキですが・・・弱点がある!」

小鳥遊「弱点?」

山田「そう、それを証明してあげますよ!ドロー!」

山田「山田は<仮面竜>を召喚します!」

効果モンスター
星3/炎属性/ドラゴン族/攻1400/守1100
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下のドラゴン族モンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

小鳥遊「またドラゴンか!」

山田「行きますよ、バトル!」

山田「サファイアドラゴンでエアーマンを攻撃!」

サファイアドラゴン 1900
エアーマン 1800

エアーマン撃破!

小鳥遊 LP8000→7900

小鳥遊「くぅっ・・・」

山田「仮面竜で攻撃します!」

小鳥遊 LP7900→6500

小鳥遊「直接攻撃か・・・」

山田「山田はターンエンドです」

山田
LP8000
場 サファイアドラゴン 仮面竜
伏 1枚
手札 4枚

相馬(小鳥遊くんにはHEROデッキの使い方は教えた)

相馬(小鳥遊くんの頭ならすぐ理解できるはずだよ)

小鳥遊「俺のターン、ドロー!」

小鳥遊(序盤から手の内はあまり晒したくないけど・・・これなら!)

小鳥遊「俺は<E・HERO オーシャン>を召喚!」

効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻1500/守1200
1ターンに1度、自分のスタンバイフェイズ時に発動する事ができる。
自分フィールド上または自分の墓地に存在する
「HERO」と名のついたモンスター1体を選択し、持ち主の手札に戻す。


山田「またHEROですか・・・」

小鳥遊「そして、魔法カード発動!<ミラクル・フュージョン>!」

山田「!!」

通常魔法
自分のフィールド上または墓地から、融合モンスターカードによって
決められたモンスターをゲームから除外し、「E・HERO」という
名のついた融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)

小鳥遊「このカードは俺の場と墓地のE・HEROを除外して融合モンスターを特殊召喚する!」

小鳥遊「場のオーシャンと墓地のエアーマンを除外!」

小鳥遊「<E・HERO アブソルートZero>を特殊召喚!」

融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する
「E・HERO アブソルートZero」以外の
水属性モンスターの数×500ポイントアップする。
このカードがフィールド上から離れた時、
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。


山田「いきなり攻撃力2500のモンスターですか・・・」

山田(しかし、こちらの伏せカードは<聖なるバリア-ミラーフォース->)


通常罠(制限カード)
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手フィールド上に存在する攻撃表示モンスターを全て破壊する。

山田(これで小鳥遊のアブソルートZeroはお終いです!)

小鳥遊「攻撃だ!」

山田「罠カード<聖なるバリア-ミラーフォース->発動します!」

山田「小鳥遊さんのモンスターは全て破壊されます!」

小鳥遊「何ッ!」

山田(やったー!)

小鳥遊「・・・とでも言うと思ってたか?」

山田「えっ」

小鳥遊「俺は伏せカードを発動する!速攻魔法<マスク・チェンジ>!」

速攻魔法
自分フィールド上の「HERO」と名のついた
モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地へ送り、
選択したモンスターと同じ属性の「M・HERO」と名のついた
モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。

小鳥遊「俺はアブソルートZeroを墓地に送る、それによってミラーフォースは不発に終わる!」

山田「そ、そんな!」

相馬「流石小鳥遊くんだね」

店長「アブソルートZeroを墓地に送ってミラーフォースを回避、そして・・・」

あれ?回避出来るっけ?

小鳥遊「<マスク・チェンジ>の効果によって墓地に送ったアブソルートZeroと同じ属性の<M・HERO>を特殊召喚する!」

小鳥遊「アブソルートZeroは水属性、よって水属性のM・HEROを特殊召喚!」

小鳥遊「現れよ、<M・HERO ヴェイパー>!」

融合・効果モンスター
星6/水属性/戦士族/攻2400/守2000
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードはカードの効果では破壊されない。

小鳥遊「そして、アブソルートZeroのフィールドから離れた時の効果が発動する」


このカードがフィールド上から離れた時、
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。


小鳥遊「アブソルートZeroが墓地に送られたので山田、お前のドラゴンは全滅だ」

山田「そんな」

山田「山田のドラゴンが・・・」ドガーン

>>40
今調べた所、ルールを間違えていたようです
ご指摘ありがとうございます

小鳥遊「すまん、山田・・・ミラーフォースは不発じゃないようだ・・・俺としたことが」

山田「えっ、じゃあヴェイパー破壊ですね!」

小鳥遊「コレを見ろ」


このカードはカードの効果では破壊されない。


山田「え」

小鳥遊「つまりヴェイパーはミラーフォースでは破壊されないということだ」

山田「そんなー!」

小鳥遊「ヴェイパーでダイレクトアタック!」

山田「ぐふぅ!」

LP8000→5600

小鳥遊「俺はターンエンドだ」

小鳥遊
LP6500
場 ヴェイパー
伏 1枚
手札 3枚

5ターン目

山田「山田のターン・・・ドロー」

小鳥遊「最初の勢いはどうしたんだ」

山田「ちょっとうるさいです!」

小鳥遊「そこまで怒るか」

山田(小鳥遊さんの場にはカード効果で破壊されないヴェイパー)

山田(そして伏せカード・・・攻撃には発動しなかったからおそらく召喚反応系)

山田(<神の警告>・・・もしくは<奈落の落とし穴>?)


神の警告
カウンター罠(準制限カード)
2000ライフポイントを払って発動する。
モンスターを特殊召喚する効果を含む効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動、
モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にし破壊する。

奈落の落とし穴
通常罠(準制限カード)
相手が攻撃力1500以上のモンスターを
召喚・反転召喚・特殊召喚した時に発動する事ができる。
その攻撃力1500以上のモンスターを破壊しゲームから除外する。

小鳥遊(俺の伏せが召喚反応系の罠カードということは山田にも分かっているはず)

小鳥遊(山田はまだドラゴンデッキの中核とも言えるカードを出していない)

小鳥遊(それを潰すことが出来れば・・・)


山田「私は<未来融合-フューチャー・フュージョン->を発動します!」

永続魔法(制限カード)
自分のエクストラデッキに存在する融合モンスター1体をお互いに確認し、
決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、確認した融合モンスター1体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。

小鳥遊「・・・いいだろう、通す」

山田(発動をスルーした・・・ということは・・・)

山田「このカードは山田のエクストラデッキの融合モンスターを確認し、その融合素材を墓地に送ります」

山田「山田はF・G・Dを選択します」

融合・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻5000/守5000
ドラゴン族モンスター×5
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードは闇・地・水・炎・風属性モンスターとの戦闘では破壊されない。

山田「山田のデッキから、<仮面竜>×2、<アックス・ドラゴニュート>、<アレキサンドライドラゴン>×2を墓地に送ります」

アックス・ドラゴニュート
効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守1200
このカードは攻撃した場合、ダメージステップ終了時に守備表示になる。


アレキサンドライドラゴン
通常モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻2000/守 100
アレキサンドライトのウロコを持った、非常に珍しいドラゴン。
その美しいウロコは古の王の名を冠し、神秘の象徴とされる。
――それを手にした者は大いなる幸運を既につかんでいることに気づいていない。


山田「このカードの発動ターンから数えて2回目の山田のスタンバイフェイズ時に<F・G・D>を特殊召喚します」

小鳥遊「・・・・」

相馬「厄介なカードだね」

店長「ファイブ・ゴッド・ドラゴン、あんなモンどこで手に入れてきたんだ」

山田(苦労してバイト代をつぎ込んだかいがありました)

小鳥遊(まずい、いくらヴェイパーが破壊耐性持ちとはいえ・・・攻撃力5000を相手にできるわけがない)

山田「山田は<ブリザード・ドラゴン>を召喚します」

効果モンスター
星4/水属性/ドラゴン族/攻1800/守1000
相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターは次の相手のエンドフェイズ時まで
攻撃宣言をする事ができず、表示形式を変更する事もできない。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

山田「さらに魔法カード<スタンピング・クラッシュ>を発動します」

通常魔法
自分フィールド上にドラゴン族モンスターが
表側表示で存在する場合のみ発動する事ができる。
フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊し、
そのコントローラーに500ポイントダメージを与える。

山田「このカードは自分の場にドラゴン族がいる時、相手の魔法・罠カードを破壊し、500ポイントのダメージを与えます」

山田「小鳥遊さんの場のカードを選択し、破壊します!」

小鳥遊「くっ・・・・」

<奈落の落とし穴>破壊!

小鳥遊 LP6500→6000

山田「これで小鳥遊さんは黙って指を加えているしかありませんねぇ」

山田「更に手札から魔法カード発動します!<龍の鏡>!」

通常魔法
自分のフィールド上または墓地から、
融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、
ドラゴン族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)

山田「自分の場と墓地のモンスターを除外してドラゴン族融合モンスターを特殊召喚するカードです」

小鳥遊「<ミラクル・フュージョン>のドラゴン版か・・・」

山田「墓地の<仮面竜>×3、<アックス・ドラゴニュート>、<サファイアドラゴン>を除外します!」

山田「<F・G・D>召喚です!」ドドドドドドド

小鳥遊「攻撃力5000・・・ヴェイパーじゃ太刀打ちできない・・・」

山田「バトル!<F・G・D>でヴェイパーに攻撃!」

小鳥遊「うわあああああああああっ!」

LP6000→3400

相馬「なんて攻撃だ・・・・」

相馬(HEROデッキの弱点、それは打点不足)

相馬(確かに柔軟な動きを得意とするHEROだけど、攻撃力が全体的に低い)

相馬(山田さんはそれを見ぬいた上で・・・)

山田(あまり深いことは考えていません!)

山田「続いて行きます!<ブリザード・ドラゴン>で攻撃!」

小鳥遊「くそっ!」

小鳥遊LP3400→1600

山田(山田・・・本当に小鳥遊さんに勝てちゃいそうです!)

小鳥遊(最悪だ・・・まさか山田にここまで追い詰められるなんて・・・)

相馬(幸い、まだ小鳥遊くんには手札がある・・・ここから巻き返せるかどうか・・・)

山田「山田はターンエンドです」

山田
LP5600
場 F・G・D ブリザード・ドラゴン
伏 無
手札 1枚

小鳥遊「俺のターン、ドロー!」

小鳥遊(幸い、俺の手札にはモンスターがいる、これで持ちこたえるしか無い!)

小鳥遊「<E・HERO アナザー・ネオス>を召喚!」

デュアルモンスター
星4/光属性/戦士族/攻1900/守1300
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードはフィールド上に表側表示で存在する限り、
カード名を「E・HERO ネオス」として扱う。

山田「1900・・・<F・G・D>の敵ではないですね」

小鳥遊「行け!アナザー・ネオスでブリザード・ドラゴンに攻撃!」

アナザー・ネオス 1900
ブリザード・ドラゴン 1800

山田「うっ・・・」

ブリザード・ドラゴン破壊!

山田LP5600→5500

小鳥遊「カードを2枚伏せてターンエンド」

小鳥遊
LP1600
場 アナザー・ネオス
伏 2枚
手札 1枚

山田「小鳥遊さん、今なら降参でも聞き入れてやってもいいですよ」

小鳥遊「お断りだ」

店長「小鳥遊にはまだ山田に付け入る隙がある」

相馬「あのカードですね、店長」

店長「HEROの絶対無二にして究極の融合カード、あれがカギだ」

山田「山田のターン!ドロー!」

山田「フューチャー・フュージョンのカウントが後1になりました、次のターンにもう1体のF・G・Dが来ちゃいますよ」

小鳥遊「・・・・」

山田「反応が薄いですね、せいぜい足掻いてくださいよ」

山田「手札から<死者蘇生>を発動します!」

通常魔法(制限カード)
自分または相手の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。

山田「山田の墓地から<アレキサンドライドラゴン>を特殊召喚します!」

小鳥遊「攻撃力2000、あれが通ったら終わりだな・・・」

山田「これがラストターンになるかもしれませんよ?」

山田「<F・D・G>で<アナザー・ネオス>に攻撃します!」

相馬「まずい!」

店長「これが通れば・・・」

山田「小鳥遊さんの!」

小鳥遊「負け・・・・」

小鳥遊「いや!させない!速攻魔法発動!」

山田「!?」

小鳥遊「<デュアルスパーク>発動!」

速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル4のデュアルモンスター1体をリリースし、
フィールド上に存在するカード1枚を選択して発動する。
選択したカードを破壊し、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

小鳥遊「このカードは場のレベル4デュアルモンスターをリリースすることで相手カードを1枚破壊する!」

小鳥遊「俺が対象にするのは当然、<F・G・D>!」

山田「何ですか!」

小鳥遊「アナザー・ネオスをリリースして、<F・G・D>を破壊する!」

山田「山田のファイブ・ゴッド・ドラゴンがー!」ドカーン

小鳥遊「更に俺はカードを1枚ドローする!」


山田「ですが、まだ<アレキサンドライドラゴン>の攻撃が残っていますよ!」

山田「これで終わりです!」

小鳥遊「まだだっ!罠カード発動!<次元幽閉>!」

通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスター1体をゲームから除外する。

小鳥遊「アレキサンドライドラゴンを除外して、攻撃を無効にする!」

山田「またしても・・・・」

小鳥遊「詰めが甘いな、山田」ニヤリ

山田「次の山田のターンで今度こそ終わりです、ターンエンド!」

山田
LP5500
場 無
伏 フューチャー・フュージョン
手札 1枚

小鳥遊(今の俺の手札には山田を追い詰めるカードはない・・・)

小鳥遊(だが・・・あのカードさえ来れば・・・・)

小鳥遊「俺のターン、ドローします」

山田(!・・・小鳥遊さんの眼の色が変わった)

小鳥遊「・・・よし、俺は<E・HERO ボルテック>を召喚する!」

効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1000/守1500
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
ゲームから除外されている自分の「E・HERO」と名のついたモンスター1体を
選択して自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

小鳥遊「ボルテックで山田にダイレクトアタックだ!」

山田「あばばばばばば」

山田 LP5500→4500

小鳥遊「ボルテックの効果発動!ボルテックが戦闘ダメージを与えた時、除外されているE・HEROを特殊召喚する!」

小鳥遊「俺は<E・HERO エアーマン>を特殊召喚!」

小鳥遊「エアーマンのもう一つの効果!自分フィールド上のこのカード以外のHEROの数だけ魔法・罠を破壊する!」

山田「まさか」

小鳥遊「俺が選択するのは・・・フューチャー・フュージョン!」

山田「いやぁああああああああああ」ドカーン

小鳥遊「エアーマンで攻撃!」

山田「ヤマヤマヤマヤマ・・・・」

山田LP4500→2700

小鳥遊「カードを1枚伏せてターンエンドだ」

小鳥遊
LP1600
場 ボルテック エアーマン
伏 1枚
手札 1枚

山田「2体目のF・G・Dへの布石が・・・」

小鳥遊「どうした山田?」

山田「何でもありません、F・G・Dが無くとも勝つまでです」

山田「山田のターンです!ドロー!」

山田「!・・・来ました!」

小鳥遊「まだこの状況を覆すカードが!?」

山田「山田は<黒竜の雛>を召喚します!」

効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 800/守 500
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送って発動できる。
手札から「真紅眼の黒竜」1体を特殊召喚する。

山田「<黒竜の雛>を除外し、行きますよ!」

相馬「まさか!」

山田「<レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン>を特殊召喚します!」

効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在するドラゴン族モンスター1体を
ゲームから除外し、手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に手札または自分の墓地から
「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外の
ドラゴン族モンスター1体を特殊召喚できる。


小鳥遊「・・・来た・・・」

相馬「ドラゴン族デッキの中核を担う、大型モンスター・・・」

店長「恐ろしいのはその効果だ・・・」

山田「レダメは手札か墓地のドラゴン族を特殊召喚できます」

山田「再び墓地から<アレキサンドライドラゴン>を特殊召喚します!」

小鳥遊「くそ・・・・」

山田「今度こそ終わりです、小鳥遊さん!」

山田「行きますよ!」

山田「レダメでボルテックに攻撃します!」

山田「これで山田の勝ちです!」

小鳥遊「・・・ああ、そうかもな」

小鳥遊「このカードが無ければな」

山田「え・・・」

小鳥遊「リバースカードオープン!」

山田「そっ・・・速攻魔法・・・」

小鳥遊「<超融合>」

少し席外します

再開します

小鳥遊「<超融合>は手札1枚をコストに発動する速攻魔法」

店長「自分と相手の場に存在するモンスターを対象とし、」

相馬「融合モンスターを特殊召喚する」

山田「つ・・・つまり」

小鳥遊「俺はボルテックと山田の場に存在するレダメを融合!」

小鳥遊「現れよ、<E・HERO エスクリダオ>!」

融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2500/守2000
「E・HERO」と名のついたモンスター+闇属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在する
「E・HERO」と名のついたモンスターの数×100ポイントアップする。

小鳥遊「エスクリダオは墓地のE・HEROの数だけ攻撃力が100アップする・・・」

小鳥遊「墓地にはアナザー・ネオスとボルテックの2体、よって攻撃力は2700」

山田「まっ、まだです!<アレキサンドライドラゴン>でエアーマンを攻撃します!」

小鳥遊LP1600→1400

山田「ターンエンドです!」

山田(エスクリダオの攻撃が通っても山田のライフはまだ残ってます!)

山田(まだ行けます!)

小鳥遊「・・・山田」

山田「は、はい!」

小鳥遊「残念ながらお前にもう次のターンは来ない」

山田「え・・・それどういう・・・」

小鳥遊「俺が2枚目の<ミラクル・フュージョン>を引いたからだァー!」

山田「そんな!」

小鳥遊「墓地のエアーマンとアナザー・ネオスを除外し!」

小鳥遊「<E・HERO Theシャイニング>召喚!」

融合・効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻2600/守2100
「E・HERO」と名のついたモンスター+光属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、ゲームから除外されている
自分の「E・HERO」と名のついたモンスターの数×300ポイントアップする。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
ゲームから除外されている自分の「E・HERO」と名のついた
モンスターを2体まで選択し、手札に加える事ができる。


小鳥遊「俺の除外されているE・HEROは3体、よって900ポイントアップ!」

Theシャイニング 2600→3500

山田「3500・・・・」

小鳥遊「終わりだ、エスクリダオでアレキサンドライドラゴンに攻撃!」

山田「ぎゃー!」

山田LP3000→2300

小鳥遊「止めッ!シャイニングで直接攻撃!」

山田「山田まだ負けたくないうわあああああ・・・・・」

山田LP2300→0

店長「勝負あったな」

山田「負けた・・・・」

小鳥遊「ふぅ・・・・」

相馬「小鳥遊くん、お疲れ様」

小鳥遊「ありがとうございます、デッキお返しします」

相馬「いいよ、そのデッキは小鳥遊くんが使って」

小鳥遊「え、でもなんか申し訳ないな」

相馬「遠慮しないで(他に昆虫装機やゼンマイハンデスあるし)」

小鳥遊「そうですか・・・ありがとうございます」

山田「小鳥遊さんに負けるなんて・・・・不覚!」

山田「もうワグナリアにいられない・・・・」

山田「山田、武者修行に行ってきます!」

店長「働け」

店長「ん?そういえば伊波が来てないな」

八千代「さっき電話が入ってましたよ」

八千代「なんでも、Vジャンプ?のフラゲがなんとかって・・・」

店長「・・・・・そうか」



一方その頃

伊波「モンケッソクカゲキ カゲムシャシエンシハンキザンキザン3フセエンド」

相手「もう使えませんよそれ」


終わり

種島「先行ドロー《レベル・スティーラー》をコストに《クイック・シンクロン》特殊召喚《ジャンク・シンクロン》通常召喚
    効果で《レベル・スティーラー》特殊召喚
   《ドッペル・ウォリアー》特殊召喚クイックドッペルスティーラーで《ロード・ウォリアー》シンクロ召喚
   ドッペル効果でトークン2体特殊召喚ジャンクシンクロンとドッペルトークンで《アームズ・エイド》シンクロ召喚
   ロード対象スティーラー特殊召喚ロード効果《アンノウン・シンクロン》特殊召喚
   アンノウンとスティーラーで《フォーミュラ・シンクロン》シンクロ召喚効果ドローロード対象スティーラー特殊召喚
   ロードアームズフォーミュラでリミットオーバーアクセルシンクロォォ!」

松本「これが普通のデュエル……!?」

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