さやか「再曲!!バイオリン仮面」【続編】卒業の物語 (439)



―その日・・・世界が下した結論は―



―世界を滅ぼす「魔女」になるまどかの抹殺だった―



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このスレはさやか「バイオリン仮面・・・一体何者なの?」【前編】タキシードの物語
さやか「バイオリン仮面・・・一体何者なの?」【前編】タキシードの物語 - SSまとめ速報
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【後編】変身形態の物語
さやか「バイオリン仮面・・・一体何者なの?」【後編】変身形態の物語 - SSまとめ速報
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及び【番外編】さやか「休息!!バイオリン仮面」
さやか「休息!!バイオリン仮面」 - SSまとめ速報
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の正式な続編です。
恭介がアメリカへ経って一年後帰国した日の学園祭から物語が始まります。


Q:「叛逆」のバイオリン仮面はどうしたの?
A:すいません。まとまりませんでした。おそらくこっちの方が面白いので
いつか構想が固まるその日までお待ちください

Q2:「叛逆の物語」のネタバレはあるの?
A:あっちとは時間軸や世界のルールが違う物語です。
いわゆる魔女がいる「ワルプル撃破後」の物語です。
「叛逆ネタ」を織り込む予定が少しありますので少しのネタバレも許せないという方はお戻りを


まどかの祈り―

それは世界中に魔法少女と魔女の存在を「認識」させること


人知れず戦う孤独な存在では無くなった魔法少女たちは
世界に受けいられ、今も誰かの応援を背中で受けながら戦い続けている


マミさんが卒業してあたし達も普通の受験生として日常に馴染んでいる。
それがどんなに幸せか考えもしなかったけど、今は噛み締めていられる。


そして―あたし達にとっての最後の学園祭・・・
その日恭介がアメリカから帰ってきた。

※さやか まどか ほむら 仁美 杏子 中沢 は3年時も同じクラス
さやか達のクラスの出し物メイド喫茶「マーメイド」


~特別招待客専用個室~

恭介「やあさやか。久しぶりだね」

さやか「きょきょきょ・・・きょ・・・恭介!?」


恭介「うん。やっぱりさやかが一番可愛いしセクシーだよ」

さやか「あ・・・あんたいつから・・・いつから日本に帰ってたのさ!?」



恭介「一週間前かな」

恭介「もちろんさやかがあれだけ応援してくれたバイオリンを中途半端にしたわけじゃないよ。
ジャニー北側の技術は全て盗んできたつもりだ」

恭介「さやかを驚かせたくて敢えて何も連絡しなかったんだ」


さやか「バカ・・・」


さやか「恭介の・・・バカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」





さやか「ふえええええええええええええ!!」


ポカッポカッポカッ


さやか「バカ!バカ!恭介のバカ!!3年間会えないと思ってたのに!!」


さやか「帰ってくるならなんでもっと早く言ってくれないのよ!恭介のバカ!バカ!!バカ!!」

恭介「さやかのそういう顔も見たかった・・・じゃ駄目かな?」


さやか「ふぇえ!?」


恭介「僕たち幼なじみだけど・・・テンプレ的な関係じゃ無かったし」

恭介「いわゆる、喧嘩するほどってやり取りがほとんど無かったから・・・こういうのも良いかなって」


恭介「15歳になって初めて好きな女の子にいじわるしたくなる男児の気持ちが理解できたんだ」


さやか「ガキじゃん・・・バッカみたい・・・」



恭介「でも・・・この気持ちだけは真剣だから・・・大人の男としてもう一度さやかに聞いて欲しい」

さやか「え!?」


恭介「さやか自身が言った事じゃないか。アメリカに行きたくないって弱音を吐いた後
「今あんたはあたしにフラれたのよ。もっと成長してもう一度告白しなさい」って」


さやか「あ・・・ああ!そんな事あったね!」



恭介「一年経ったけど・・・気持ちは変わらないよ僕は今でも・・・さやかが好きだ。真剣に」




恭介「結婚を前提に僕と付き合って欲しい」

さやか「・・・」


恭介「どうかな・・・?」


さやか「うん・・・恭介・・・大人の表情するようになった。かっこいいよ」

さやか「あたしの方こそ・・・もう一度よろしくお願いします!」



恭介「さやか・・・!!」

恭介「ありがとう・・・早く帰って来れるように頑張ってよかった・・・」



さやか「えへへ・・・久しぶりの恭介ぇ・・・」ぎゅっ


さやか「んー」


恭介「さ・・・さやか!?いくらなんでもこんな所で・・・」


ほむら(カメラ)「そうよさやか。個室だからって他にもお客様がいるのを忘れないで」


さやか「ほむら!?あんたなんてもの撮ってるのよ!!」


ほむら「恭介はさやかの彼氏であると同時に私たちの友人でもあるのよ」

ほむら「色々話したいことがあるの。学園祭あとの打ち上げに来てくれるかしら」



ほむら「もちろん、終わればさやかのもとに返すわ。夜だけは二人きりで楽しみなさい(意味深)」


さやか「ほむら!!」

~打ち上げてきな~


恭介「えっ!?鹿目さんと暁美さん、今同棲してるの!?」

まどか「そうだよ」

ほむら「前より少しだけ広い部屋に引っ越したわ」


恭介「よく学校から許可が出たね」

まどか「一年前ワルプルギス相手にがんばったから特例が出たんだ」


ほむら「まどかが全世界に魔法少女の存在を「認識」させてから・・・この例だけじゃなくて
いろいろなところで魔法少女は優遇されるようになったわ」

ほむら「これがまどかの言う手を取り合える世界の第一歩なのかもね」



恭介「じゃあさやか、僕らも同棲してみる?」

さやか「ふぇっ!?」


仁美「きょきょ・・・恭介さん!?」

杏子「なん・・・だと・・・」



恭介「僕の家広いから家族が増えても(意味深)全然平気だし」

恭介「僕と契約して上条家専属メイドになってよ!」


さやか「ええと・・・恭介・・・その・・・」


恭介「ゆっくり考えていいよ。返事はあとでいいからね」


恭介「でも今日は泊まっていくんだろ?」



さやか「あ・・・あわわ・・・」


中沢「恭介!?お前盛りすぎィ!」


恭介「ああ、安心していいよ。今日は家族がいるからね」


恭介「幼い頃はよく泊まっていたじゃないか。何も気にする必用はないよ」


さやか「そ・・・そうだね。恭介の両親とも色々お話したいし・・・」



さやか「行かせてもらうね・・・」

打ち上げ後(20時くらい)上条邸


恭介「お帰りさやか」

さやか「お帰りはこっちのセリフだよ!」


さやか「お邪魔します・・・」

恭介「違うよ。ただいまだ」

さやか「あぁー、もう結婚してる体(てい)のプレイなのね・・・」

さやか(ちょっと恭介・・・お父さんに似てきたな・・・)



~~~

さやか「あれ?義父さんと義母さんは?」

恭介「だいぶ慣れてきたようだねさやか」



恭介「でもそれじゃ40点くらいかな」

さやか「?」



恭介「そのうち戻ってくるさ。とりあえず僕の部屋に行こう」


~~~


恭介「・・・」ガチャッ


さやか「恭介・・・?カギなんかかけて・・・どうしたの?」

恭介「もっともこんなのは・・・魔法少女が彼女の場合は通用しない手なんだけどね」






恭介「本気で拒むのなら壁を壊して新しい出口を作ればいいだけの話だしね」




さやか「きょきょきょ・・・恭介!?あんたまさか!!」

恭介「今までは常に回避オチがあるから油断してたよね?さやか」


恭介「一年ぶりに会ったさやかは・・・やっぱり女性らしく色々成長してて・・・」



恭介「もう・・・待ちきれないから約束を反故にするよさやか。今日は逃がさない!」


さやか「きょうすけ!?ちょっと待ってよ!ちょっと!!」


さやか「あんた嘘ついたの!?今日は親がいるから安心してって!」

恭介「親がいるとは一言も言ってないよ。さやか」


恭介「家族がいるとはいったけど・・・それはさやか自身の事だ」


恭介「将来を誓い合ったならそれはもう家族じゃないか」


さやか「な・・・なんというとんち問答!!じゃあ・・・安心してってどういう事!?」

さやか「今から乱暴するつもりでしょう!?エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!」



恭介「うん。ちゃんと避妊するから安心してよって意味だよ」



恭介「わざわざ父さんたちを温泉旅行に行かせたのもこのためだよ」

恭介「一週間さやかに知らせなかったのは準備万端だと悟らないようにするためさ」




さやか「・・・ッ///」


さやか「ひどいよ・・・こんなの・・・不意打ちすぎるよぉ・・・///」



恭介「アメリカで出来た友人に教えてもらったんだ」

恭介「平気で嘘をついて後からこじつけて正論にすればいいってね」



さやか「お・・・女遊びが好きな友達なんだね・・・」

恭介「その子はジャニーさんに開発済(意味深)だけどね」

さやか「どないやねん!」

さやか「わかったよ・・・恭介・・・あたしももう・・・子供じゃないから」

さやか「恭介の思うようにすればいいよ・・・」


恭介「さやか・・・」


さやか「あたしのために・・・普通のバイオリニストなら3年間かかる勉強を・・・一年で帰ってきてくれたんだよね」


恭介「天才っていう表現はよしてくれよ」

恭介「あの不眠不休の努力を・・・そんな軽々しい言葉で片付けて欲しくない」



さやか「そんなにも頑張ってくれたんだから・・・恭介にも・・・ご褒美が必要だよね」

恭介「そうだよ。しかもCDみたいにお金がかかるわけじゃない」

恭介「こんなに素晴らしいご褒美は無いよね。僕が怪我して落ち込んでた時も最初からこうしてれば良かったと思うよ」



さやか「でも・・・最後の最後であたしの方がブルっちゃうかもしれないから・・・」



さやか「はい恭介。これ持って」

恭介「指輪?」


さやか「あたしのソウルジェム・・・正確に言えばあたしの体はもう人間だから・・・
変身するためのアイテムだね」


さやか「あたしの場合は手元から離すと変身出来なくなるから・・・これで恭介に力で勝てなくなっちゃった」



恭介「!!」


さやか「し・・・仕方ないよね・・・恭介ならと安心して無防備に部屋に入ったあたしが悪いんだし」


さやか「これで・・・どこにも逃げられないから・・・」



さやか「後は恭介が・・・逃さないように・・・」



恭介「さやか・・・」



恭介「ぎゅっとしていいかな?///」


さやか「う・・・うん///」

要望があったのでこれからは終了宣言します。

今日の分はこれで終了です。
「叛逆の」バイオリン仮面は展開を箇条書きにするようなSSになってしまったので
間を置いて仕切りなおします

~~~

チュン・・・チュン・・・



恭介「う・・・ん・・・」


さやか「やあ恭介・・・お、おはよう・・・///」

恭介「さやか・・・///」


さやか「・・・」

恭介「・・・」


恭介「・・・なんだか・・・実感がもてないね」

さやか「それひっどくない!?あれだけの事しでかして責任取らないつもりなの!?」



恭介「えっとそれは・・・その・・・」

恭介「さやか・・・」



さやか「なに?謝ってなんかほしくないんだからねっ」


恭介「ううん」


恭介「ありがとう・・・ね」



さやか「バカ・・・」



さやか「えっち変態スケベ!!」




恭介「バカでスケベでも構わないよ」


恭介「ただ一つ信じてほしいのは・・・さやかだけにしかそこまで正直になれないから・・・」


恭介「昨夜の僕が僕の正体だと知った上で・・・それでも嫌いにならないで僕のそばにいてほしい」


さやか「なるわけないでしょ」

さやか「あたしも・・・一度あんなの知っちゃったら・・・恭介と離れられないから・・・///」

恭介「今日は学園祭の振替休日だろ?ずっと一緒にいられるんだよね?」

さやか「ごめん・・・恭介が早く帰ってくるなんて知らされてなかったから・・・」



さやか「まどか達と女子会の約束があるんだよね・・・」


恭介「そっか。じゃあ僕も恭子ちゃんに変装して参加させてもらおうかな?」

さやか「うぉい!」


さやか「あんたあの格好嫌いじゃなかったの!?」


恭介「今の僕は手段を選ばない悪魔・・・いや魔王だよ」

恭介「さやかと一緒にいるためならなんでもする。恭子ちゃんなんて恥ずかしいうちに入らないのさ」



さやか「ああもう!勝手にしなさい!」

さやか「・・・」


さやか「そこまでして・・・あたしと一緒にいたいんだ」



恭介「一年間もご無沙汰(意味深)だったからね」


恭介「次に帰ってくる時は結婚してくれって宣言したから・・・まだ結婚できない年齢の今でも
真似事だけでもしていたいから」



さやか「妻の女子会に女装してお忍びする夫はいないと思うよ」



上条夫妻「「ただいまー」」


さやか「あ、お義母さんとお義父さん帰ってきたよ」



さやか「お帰りなさい」



恭介父「さささ・・・さやかちゃん!?こんな朝早くから・・・我が家に!?」

恭介母「あっ・・・(察し)」

さやかの家


さやか「ええええ!?下着ドロが忍び込んだって!?」

さやか母「そうだよ。しかもさやかのモノ数着だけでほかの金目のモノは一切手を出さなかったんだ」


さやか母「壁から忍び込んだみたいだけど・・・セキリュティ厳重のこのマンションでそれをやるのは
自衛隊並みの装備が必要だし・・・どう考えても下着だけ目当てなのはおかしいのに・・・」



さやか母「被害届・・・今出す?」



さやか「後でいいよ・・・今日は恭介と一緒にゆっくりしたいし」

恭介「ただいま。お義母さん」


さやか母「きょうすけ・・・あんた・・・自分のお父さんに似てきたわよ」




さやか「まだまだ無事な下着はあるんだよね・・・これなら被害届出さないまであるわ」

恭介「なんならぼくが新しいのを買ってあげるまであるよ」

恭介「合法的にさやかのサイズを知る絶好のチャンスでもあるわけだし」


さやか「なんか恭介・・・少し変わったよね・・・自分の欲望に素直になったっつーか。フランクになったっつーか」



恭介「アメリカの友人がみんなこんな感じだったからね」



さやか「お母さん、ちょっと服借りていいかな?」

さやか母「あんたが着ていくのかい?」


さやか「ううん、恭介」

さやか母「!?」



さやか「恭介が変装するんだけど・・・あたしのじゃちょっと小さいから」


さやか母「彼氏の変な趣味を全肯定とかあんたすごいよさやか・・・もうお母さんから言えることは何もないわ」


恭介「まさかこれがきっかけで結婚が認められないとか無いですよね?」



さやか母「わからーん!父さんに聞いてみるまではわからん!!」

女子会会場:まどかとほむらのマンション


中沢「志筑さん!!やっぱり気まずいよ・・・俺ひとりだけが男子でみんなの女子会に参加するなんて!」

仁美「何を言っているのです?一年前のワルプルギスの時一緒にまどかさん達を支えたじゃありませんか・・・
大切な仲間達に性別は関係ありませんわ!」


杏子「おーっす。さやかはまだみてーだな」

マミ「昨日は来れなくてごめんなさい。今日やっとレッスンのお休みが取れたの」


中沢「あれ?でも俺たちは振替休日だから巴さんの学校は普通にあるんじゃ?」


マミ「サボっちゃった☆」ティロッ



ほむら「とりあえずさやかが来るまで・・・お茶でも飲んでましょう」

まどか「ちゃんとした料理も作れるよ!ほむらちゃんに作ってあげてるうちにパパの血が覚醒したんだ!」



杏子「新婚生活かよ!」



さやか「遅れてごめんなさい。えっと・・・一人多く連れてきたけど・・・大丈夫?」


ほむら「想定の範囲内だわ。あがって、どうそ」


まどか「どうせ上条君のことだろうし」



中沢「恭介!?恭介も来ているのか!?」

中沢(やった!男子が俺ひとりだけという苦しい空気から解放されるぞ!やったッ!)



さやか「お邪魔します・・・」


恭子「お邪魔します」




一同「!?」


仁美「えっと・・・恭介さん・・・?」

恭子「あら・・・いやですわ仁美さん。私の事は恭子と呼んでいただけるかしら?」


恭子「さやかさんのご紹介でこちらに来ましたの。今日は皆さんよろしくお願いいたしますわ」


まどか(うわぁ・・・)

杏子(なんでこんなにノリノリなんだ・・・一年前は嫌がってたくせに)



ほむら「まぁ・・・恭介がそれでいいのならもう何も言わないわ。私もまどかと男女だったら
同じことをしていたかもしれないし」


中沢「きょ・・・恭子ちゃん・・・」ドキドキ



恭子「ゲーッ!?中沢!?なんで女子会に中沢が!?」


恭子「こ・・・これじゃあ変装してきた僕がバカみたいじゃないか!!まるで変態だよ!!」



さやか「恭介ェ・・・今まで変態じゃないつもりだったの?」

仁美「ちょっと中沢くん!あなたまで恭介さんを好きにならないで!!」


仁美「変装を解いてください恭介さん!男同士は悲劇にしかなりませんわ!」





マミ「むしろ中沢君も女の子にしてあげた方が早いんじゃないかしら」



中沢「えっ」


恭子「えっ」


今日は昼に予定があるので夜中の分まで。
日付が再び変わってから再開します

マミ「上条君を男に戻して男二人より全員女の子にすれば女子会として成立するし」

マミ「スタイリストさんからメイク用品を分けてもらったし」

マミ「リボンでまとえば衣装も作り出せるわ。ねっねっ♪」


中沢「いえ・・・全くわけがわからないんですが・・・」


恭子「いや・・・やってみようよ!」

中沢「恭介!?」

恭子「一年前のお返しさ」


恭子「中沢くんは誰のお嫁さんになるのかな~?(ねっとり)」



マミ「杏子、中沢君を押さえて」

杏子「よし来た」


仁美「あぁん・・・」うっとり

さやか「仁美・・・?」



ほむら「まどか・・・」ヒソヒソ

まどか「うん、わかった」



まどか「恭子ちゃん、パンティ見せてね」

恭子「え!?」



まどか「スカートそおれぇっ!!」


バッ


恭子「うわああああああ!?」



恭子が身につけてるパンティ


刺繍・・・SAYAKA



まどか「・・・」
恭子「・・・」







まどか恭子「「変態だああああああああああああああああああああああああああ」」

まどか「恭子ちゃん!?なんでさやかちゃんのパンティ履いてるの!?変態!変態!」

恭子「鹿目さんこそ!男のスカートいきなりめくるなんてナニ考えてるんだい!?変態!」



恭子「さやかがくれた下着がセクシーなやつだったら色々はみ出てたよ!」

まどか「いやあああ!わざわざ言わないで!」


ほむら「ごめんなさい。実はこの行動にはわけがあるのよ」

ほむら「昨日・・・学園祭の最中に私達の下着が盗まれたのよ」


さやか「ほむら達も!?」

まどか「えっさやかちゃんも!?」

マミ「実は私達も・・・」

仁美「えっ!?わたくしは盗まれてませんわよ!?」


恭子「だからって!なんで僕がスカートをめくられなければならないんだ!」


ほむら「恭介には一年前さやかのブラを盗んだ前科があるわ」

まどか「もし恭子ちゃんが履いてる下着が自分のもの以外だったら
連続下着ドロの黒って事。それがたとえ白パンティだとしても!」


まどか「さやかちゃんの下着を身につけてるって事は・・・やっぱり上条君が・・・犯人!?」



さやか「あーそれ違うよまどか。あたしがあげたヤツだよ」

ほむら「あげた!?何故!?」


恭子「どうせ変装するなら本格的♂にやりたいし」

恭子「なにより昨日は汗かいちゃったからね。替えの下着を・・・」


さやか「恭介!」

恭介「あっ」



マミ「あっ」

仁美「あっ・・・(察し)」

まどか「ん?」

杏子「なんだなんだ?」


ほむら「・・・」

中沢「恭介・・・お前まさか・・・」

まどか「さやかちゃん・・・?」



さやか「・・・///」


さやか「きょうすけったら・・・普段は涼しい顔してるのに・・・激しいんだから・・・///」

ほむら「まぁ、どうせいつものミスリードでしょ?本当は何も無かったんでしょ?」

さやか「うぉい!」


さやか「こと細かく話してあげてもいいんだよ!?まずは恭介が待ちきれないって我慢できないって」

恭子「いや、話すのはやめておこうよさやか」


ほむら「さやかを放置して話を進めるわ。いずれも盗まれた下着は魔法少女の物だけだった」

ほむら「私達を知っている誰かが犯人なら仁美の下着だけ盗まれてないのはおかしい」


ほむら「そして・・・同日に盗まれたことから犯人は複数」


ほむら「高層マンションの一室を忍び込めることから本格的な装備を整えた組織だとわかるわ」



マミ「下着のために・・・なぜそこまで・・・」


杏子「考えるだけ無駄だと思うけどな」


中沢「氷室先生は?氷室先生が犯人って事は?」

恭子「君はなにかにつけて僕を変態にしたいのかい?」


さやか「育児と仕事が忙しいから無いと思うけど・・・」

さやか「なにより・・・和子先生がめちゃくちゃ怒りそうだけどね」


仁美「そうですわね・・・もう和子先生が産休と育児休暇をいただいてから・・・1年経つんですわね」

まどか「わたし達がいる間はもう戻ってこないんだよね・・・」


さやか「そういえば恭介はいつ復学するの?」

恭子「振り替え休日が終わって次の日すぐだよ」



マミ「上条君・・・バイオリンに専念してたってことは受験勉強は・・・」


恭子「・・・かなりまずいですね」

さやか「大丈夫だよ恭介!あたしが教えてあげるからね!」


恭子「さやかが!?嘘だろ!」


まどか「本当だよ上条君。さやかちゃんはこの一年すごいがんばったんだよ」

ほむら「宿題もするし予習復習もちゃんとするわ」



恭子「なんだそれ・・・まるで魔女結界に紛れ込んだ一般人の気分だよ」

さやか「ここにいるさやかちゃんは本物だよ!!」

~学校再開~

氷室「今日から復学する仲間を紹介するよ。去年同じクラスだった生徒には顔見知りだと思うけど・・・」


恭介「上条恭介です。よろしくお願いします」


~~~

恭介「氷室先生が担任になったんだね」

さやか「まぁ、和子先生を産休させた本人だからね」


仁美「そういえば・・・あのふたりは式は挙げたのかしら」

まどか「氷室さんは一年前の戦いで未来からの貯金を全部使い果たしたって言ってたし」

ほむら「再び貯金して式をやり直すらしいわ」


杏子「・・・あたし達が何かしてあげられたらいいんだけどな」

仁美「そうですわ!私に考えがありましてよ!」

仁美「杏子さん、お耳を貸してください」


ごにょごにょ


杏子「なるほど」



さやか「恭介、今日家に来てね」

さやか「その・・・親・・・いないから・・・///」


恭介「・・・ッ///」



中沢「ひょおおおおお!?」

今日はこのへんで

さやかんち

さやか「この前の続きだと思って期待した?」

恭介「えっ?」



さやか「残念!勉強会でした!」

恭介「そ・・・そんな」



さやか「もう、恭介ったら!そんながっかりした顔しないの!」

さやか「じゃあ教科書開いて、どこまでさかのぼってやる?」


~~~

さやか「うん、さすが恭介。集中力あるよね!だいぶ進んだよ」

恭介「僕の方こそ本当にさやかが勉強できるようになってびっくりしたよ」


さやか「すっかり遅くなっちゃったよね・・・泊まっていく?」


恭介「さ・・・さやか!?」

さやか「この前は・・・散々激しくしてくれたよね・・・きょうすけぇ・・・」



さやか「恭介っていままですごい鈍感な子だったから・・・あたしの方からなんだろうなって思ってたのに・・・」

さやか「あたしの不意をつくなんて・・・やるじゃんって
あの時思ったんだ」


さやか「でもあたし・・・彼氏に引っ張られっぱなしじゃ
ちょっと悔しいって思うんだよね」



恭介「えっと・・・それは・・・その・・・」


さやか「今日は・・・あたしがリードしてあげるから・・・ね」


恭介「!!」

恭介「そそそ・・・そうだね・・・持ちつ持たれつだよね・・・///」



さやか「恭介・・・」

恭介「さやか・・・」




(着信音)

さやか「!」

さやか「携帯が」

恭介「無視できないのかい?」


さやか「もう!恭介がっつきすぎだよ!こっちの携帯は
魔法少女用なの!魔女や魔獣が出たとき専用の!」

恭介「魔法少女の使命なんだね・・・それじゃあ仕方ないね」



さやか「ほむら!?どうしたの?魔女が出たの?」

ほむら「さやか!恭介は!?恭介はそこにいる!?」


さやか「いるけど・・・どうしたの?」


ほむら「まどかが・・・まどかが・・・」




ほむら「う・・・うううううううう!!」

さやか「落ち着いてほむら!?一体どうしたの?まどかに何があったの!?」



ほむら「まどかが・・・魔法使いに・・・」

~~~

杏子「どういう事だよ・・おい・・・」


さやか「まどかが・・・まどかが拐われたって!?」

ほむら「まどかのパンティを被った・・・魔法使いに・・・」


杏子「何者なんだ・・・!?まさかあたしやさやかのパンティを盗んだのもそいつ!?」

ほむら「恭介に似ていたわ・・・」


さやか「それはありえないよ!恭介はあたしとずっといたし!」

ほむら「そうね・・・それに・・・バイオリンではなく演歌の使い手だったわ」


杏子「演歌!?」

さやか「名付けるとしたら演歌仮面・・・一体何者なの!?」



ほむら「洗脳の魔法も使えるのか知らないけど・・・演歌を聞いたまどか
はフラフラと敵の手に落ちたわ・・・」


ほむら「まどか・・・まどか・・・」ポロポロ



さやか「落ち着きなよほむら!」

杏子「まどかだって魔法少女なんだ!きっと自力で脱出するさ!」


ほむら「・・・」スッ

杏子さやか「「!!」」


さやか「まどかのソウルジェム・・・!?それじゃあまどかの意識は今・・・」


ほむら「私が預かってたの・・・まどかの膨大すぎる魔力を
コントロールする意味で・・・」


ほむら「見て・・・穢れが少しずつ溜まっているわ」

杏子「・・・このままだと・・・まどかが魔女に・・・」

さやか「それに・・・身体の方も少しずつ腐食を・・・」

明日また

さやか「杏子!マミさんは?」

杏子「レッスン中だ。メールも返信無し」

杏子「しかも・・・アイドル候補生強化合宿に出かけたから家でも会えない」

さやか「マミさんの手を借りずに解決するしかないのか・・・」


ほむら「魔法使い・・・もうすでにシステムが実装していたなんてニュースは聞いたことがないわ!」


キュゥべえ「聞かれなかったからね」ひょいっ


さやか「キュゥべえ!」



キュゥべえ「やあ。久しぶりだね見滝原の魔法少女たち」

杏子「聞かれなかったから答えなかった!?じゃあもうすでに世界に魔法使いのシステムは存在するのか!?」


キュゥべえ「そうだよ」


キュゥべえ「一年前の学園祭でボクはセクシーな衣装を着た君たちに向けられる熱気から
新しいエネルギーのヒントを得た」

キュゥべえ「最初は性欲かと思ったけど違った。答えは「エキサイティング」だったんだ」


さやか「え・・・えきさいてぃんぐ~!?」


キュゥべえ「観客の興奮度・・・ノってるかノってないかさ」


キュゥべえ「早速ボク達は人類と交渉をしてそれらのエネルギーを集める手段を試行錯誤したんだ」

キュゥべえ「その意味ではまどかが魔法少女と魔女、魔獣をこの世に「認識」させた願いは都合が良かった。
敵と戦う魔法少女たちへの応援がそのままエネルギーになったからね」


キュゥべえ「結果・・・魔女化に頼らずとも十分なエネルギーを稼ぎ出せると実証できた」

キュゥべえ「僕たちインキュベーターが君たちを魔女にするために干渉しなくなった」

キュゥべえ「魔女は減ったけど・・・残りカスの呪いから魔獣が生まれだしたのは君たちも知っての通りだけどね」


キュゥべえ「エキサイティングさえあれば絶望なんていらない。だから魔法使いも魔法少女システムも
今はどうでもいいのさ」


キュゥべえ「30歳以上という条件も無し。今は男なら誰でも魔法使いの契約ができる」




杏子「そんな事どうでもいいんだよ!あの魔法使いは!?まどかをさらったのは一体誰なんだ!?」


ほむら「もういいわ杏子・・・今の話でなんとなく・・・黒幕が推理できたわ」



杏子「本当か!?ほむら!」

ほむら「魔法使いのシステムがこの世界にすでに存在している・・・にもかかわらずそれを公表させない権力・・・」

さやか「まさか・・・」


ほむら「政府よ・・・まどかを連れて行ったのは・・・まさしく・・・「世界」・・・」

ほむら「まどかによって救われた世界が・・・まどかを否定しているとでも言うの!?」



キュゥべえ「正解だよ。おみごとだよほむら!」


ほむら「なぜ・・・何故まどかが・・・」



キュゥべえ「まどかはまだ魔法少女を卒業できる年齢に達してない・・・ほむらが安定させているとは言え
いずれ魔女になる可能性もゼロじゃない」


キュゥべえ「これは現代における魔女狩りなんだよ。
世界政府はワルプルギス以上の魔女になり得るまどかを殺すことでその平和を守ろうとしている」



キュゥべえ「君たちのパンティが無くなったのはまどかを助けるため叛逆するであろう君たちに対抗するため・・・
魔法少女のパンティの力を得た「魔法使い」を量産するためだったのさ」



さやか「量産!?じゃあ・・・あいつ以外に・・・演歌仮面以外にも悪の魔法使いがいるっていうの!?」



キュゥべえ「その通り。盗まれた下着からすると・・・最低でも5人・・・
まどかのパンティ・・・ほむら、マミ、さやか、杏子のパンティを被ったそれぞれの「魔法使い」がね」



杏子「そいつらを全員倒さねーとまどかは戻ってこないっていう事か・・・しかも・・・世界に叛逆したことになる」



キュゥべえ「いや・・・敵は魔法使いだけじゃないよ」


三人「!?」

キュゥべえ「一年前にも説明しただろう?まどかが消滅させたワルプルギスは本人の人格を含む
90%ほどの集合魔女でしかないって」


キュゥべえ「ワルプルギスから切り離されて生き延びた魔女の中に・・・かなり強い因果を持つ者・・・
そいつが政府に生け捕りにされ・・・様々な実験を重ねられて人造の集合魔女が生まれた」



キュゥべえ「魔法使いだけでまどか抹殺を果たせなかったときは・・・そいつを使って
この街そのものを焼き尽くす算段らしい」




キュゥべえ「そしてその魔女の・・・魔法少女だった頃の名は・・・「クレオパトラ」!!」


三人「!!」



ほむら「クレオ・・・パトラ!?」

さやか「クレオパトラって・・・あの!?」



キュゥべえ「故にその人造魔女を名付けるとしたら・・・「Oclepatra」!現代に遅れてやってきたクレオパトラ・・・
「オクレパトラ」!!」ドヤァ



Oclepatra デェン!(魔女文字)



ほむら「オクレパトラ・・・」


杏子「ワルプルギス・・・ジュリエット・・・そして・・・オクレパトラ!!」

さやか「あたしたち・・・つくづく日常生活には縁がないみたいね・・・」

けふはここまで

~とある別世界の話~

さやか「そっか・・・左手はもう動かないんだ・・・」

恭介「喉をやれらないで良かったよ。演歌歌手の命だからね」


さやか「あたしにできることがあったらなんでも言ってね!あたし・・・頑張るから!」

恭介「ははは・・・僕にとっては大したケガじゃないよ。大げさだなぁさやかは」



~~~

まどか「こ・・・こんにちは///」

恭介「鹿目さん!来てくれたんだね!」


まどか「怪我・・・大変だったね・・・」

まどか「でもこれからも演歌歌手を目指して頑張っていくんだよね?やめたりしないよね?」

恭介「もちろんだよ!鹿目さんのような演歌がわかる同級生が応援してくれてるからね!」


恭介「鹿目さんとの演歌談義は本当に楽しいんだ。さやかも知識はあるみたいだけど鹿目さんは本物だよ!」


~~~


まどか「それじゃあわたし帰るね。今日はわたしも上条君とおしゃべりできて楽しかったよ」

恭介「待って!」がしっ


まどか「上条君・・・?」



恭介「鹿目さん・・・僕・・・鹿目さんの事が・・・」

まどか「駄目・・・駄目だよ・・・そこから先は言わないで上条君・・・」ポロポロ


恭介「か・・・鹿目さん!?」

まどか「わたしも・・・上条君の事が好き・・・ううん・・・好きになっちゃった」

まどか「さやかちゃんに紹介してもらって・・・演歌歌手を目指してるって聞いて・・・」

まどか「わたしも演歌が大好きだから・・・上条君と話するのがすっごい楽しくて・・・」




恭介「だったら!」


まどか「でも・・・駄目・・・わたし・・・大切な友達を・・・裏切りたくないよ・・・傷つけたくないよお・・・」


恭介「大切な友達!?一体誰のこと・・・」


さやか「・・・あたしだよ恭介・・・」


恭介「さやか!?」

まどか「さやかちゃん!」



さやか「この際だからケリをつけるよ。あたしは・・・まどかよりずっと前から恭介の事が好きだったの」

恭介「!!」


さやか「でも・・・なんとなくこうなる事はわかってたんだ。あたしは恭介に振り向いてもらいたくて
演歌を学んだけど・・・まどかは本気で演歌が好きだったから・・・」


さやか「演歌が大好きな二人が・・・惹かれていくのは自然な事じゃないかなって・・・」ポロポロ・・・


恭介「さやか・・・泣いているのかい・・・?」



さやか「まどか・・・あたしの事は気にしなくていいよ・・・むしろ嬉しいんだよ・・・」

さやか「初めて出会った頃から・・・ふたりはものすごく楽しそうに演歌の話をしていて・・・」

さやか「あたしの親友同士が・・・両思いになれたことが嬉しいんだ」


まどか「さやかちゃん・・・」


さやか「だから・・・まどかも応えてあげて・・・恭介の気持ちに・・・」

さやか「まどかの幸せと恭介の幸せ・・・それがあたしにとっての幸せでもあるから・・・」

さやか「まどかが望むように・・・後悔しないように・・・」



まどか「さやかちゃん・・・ありがとう・・・わたし・・・わたし・・・」

まどか「恭介君の事・・・大好きなの・・・恭介君もわたしを選んでくれるのなら・・・わたしもそれに応えたい!」

さやか「うん!」


恭介「さやか・・・ごめん・・・今まで君の気持ちを知らずに傷つけて・・・」

恭介「でも・・・僕は・・・まどかさんの事が一番好きなんだ・・・だから・・・」


さやか「なに言ってんの!彼女が出来たのに湿っぽいぞ恭介!」


さやか「絶対幸せになってね!あたし二人のこと応援するから!!」

また日付変更してから

ほむら「まどかは・・・まどかはどこに・・・」


キュゥべえ「見滝原市庁さ」


キュゥべえ「アメリカ軍が指揮をとって日本政府がまどかの暗殺に協力しているんだ」

杏子「それが本当だとしても・・・えらいベラベラしゃべるんだな」


キュゥべえ「言っただろ?エキサイティングさえ集まればそれでいいってね」


ババババッ!



さやか「キュゥべえが!無数に湧いて出てきた!?」


キュゥべえ達「「撮影しているのさ!!」」



キュゥべえ「君達が勝つか政府が勝つかなんてどうでもいいのさ」

キュゥべえ「この戦いの結末をお茶の間に届けてエキサイティングを集める・・・それがボクの目的だからね!」


キュゥべえ「だから敵の正体を教えた。君たちが戦うべき相手をはっきりさせるためにね」





~~~

アメリカ軍司令官「ちゃんとソウルジェムの有無を確認して欲しかったよ・・・演歌仮面」

演歌仮面「申し訳ありません・・・」


まどか(体のみ)「」


見滝原市長「離してくれ!!私は認めていない!世界の平和を守るためとはいえ一般市民・・・
こんな少女が犠牲になるなんて!」

自衛隊員「抵抗しないでください市長。次は拘束しますよ」



演歌仮面「ですが・・・このまま鹿目まどかの肉体を破壊すれば、目的は達成できるのでは?」

司令官「魔法少女の本体はあくまでソウルジェムだ」


司令官「たとえここにある抜け殻を破壊してもソウルジェムから魔女が生まれるのは避けれれない。
むしろ肉体と離ればなれになったおかげで穢れをためやすくなっている」



司令官「鹿目まどかのソウルジェムを破壊する。それが世界を滅ぼす魔女を生まれる前に倒す唯一の方法だ」


司令官「この肉体は人質として丁重に保存しておけ。きっと奴らは取り返しに来る」



司令官「その時こそ・・・奴らから鹿目まどかのソウルジェムを奪うチャンスだ」


司令官「やむを得ない場合は・・・ヤツを・・・」



~市庁地下室~

オクレパトラ「GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

アイドル候補生強化合宿所

講師「合宿が終わるまで候補生同士以外の連絡の取り合いは一切なしだ」

講師「携帯電話もこちらであずからせてもらう」


マミ(これで・・・見滝原の様子はしばらくわからなくなっちゃった)

マミ(でもどんな魔女が出てきても杏子たちがいれば大丈夫よね!)


なぎさ「初めまして!ペアを組ませてもらう百恵なぎさなのです!」


マミ「なぎさちゃん?初めまして、巴マミよ」

マミ(こんな小さな子も候補生なんだ・・・負けてられないわね!)





なぎさ「・・・」



テスト

さやか「ほむら!?どこへ行くつもり!?」


ほむら「決まってるわ。まどかを助けに行くのよ」

杏子「正気かアンタ、正面から行ってどうするつもりだ!?」


ほむら「あなた達の同意を求めてるわけじゃないわ」

ほむら「まどかを助けるということは世界に逆らうということ・・・私に手さえ貸さなければ
政府からの追求から逃れられる」



ほむら「私は戦えるわ・・・まどかを拒絶する世界なら壊したって構わない。
そのために悪魔にだってなってみせる!」




さやか「ほむら・・・」




さやか「ていっ!!」ポカッ



ほむら「いたっ!?」



さやか「一人で抱え込むなってーの!あたしがアンタよりも前に何年まどかの親友やってると思ってんのよ!」


ほむら「さやか・・・」



杏子「まどかに救われた世界が・・・その恩を忘れてまどかを裏切ろうとしてる・・・
そんなんのはほっとけねえ」


杏子「まどかが消えてハッピーエンドってか?胸糞悪いのは夢だけにしとこうぜ」


ほむら「杏子・・・」



ほむら「ありがとう・・・二人共・・・」


さやか「へへへ・・・」



ほむら「でもこれだけは言わせて。私がまどかを助けたいと思う気持ちは友情じゃないわ」


さやか「え」

杏子「まさか・・・」








ほむら「愛よ」ドヤァ

見滝原市市庁前


さやか「やっぱり・・・正面からしか道はなさそうね」


杏子「アメリカと日本のSPが見張りにいやがる・・・おそらく内部にも銃をもった人間がいる」

ほむら「こんな時に・・・時間操作が使えないなんて・・・」



さやか「指名手配されたら・・・もう日本には戻ってこれないのかな?」

さやか「恭介・・・もしあたしがいなくなったら・・・ごめんね」


ほむら「実行する前から泣き言?やめるなら今のうちよ」


さやか「持ちつ持たれつだよ、ほむら!みんなあたしが魔女になったとき必死で助けてくれようとしたじゃん!」




さやか「そういえばあの時「さやかのことが好きです」的な事言ってなかったっけ?いや~照れるなあ~」

ほむら「ほむっ!あくまで友達としてよ!友達として!まどかに対する好きとは違うわ!」


杏子「強調すんな、強調すんな、まどかの事をどういう目で見てるか浮き彫りになる」



ほむら「きっと私が魔女になる時はあなた達も結界に取り込まれると思うわ」

ほむら「まどかほどではないけど・・・気になる仲間たち。
私の結界の中の仮初の日常を演出するためにあなた達が必要なの」



さやか「ぶっそうな例えだなおい!」




さやか「そうだよ・・・持ちつ持たれつだよ」

さやか「あたしはきっとまどかを助ける。そして恭介の元へと帰る」



さやか「だって・・・あの夜は恭介になすがままにされちゃったもん///
今度は・・・あたしがリードしてあげる番だからっ///」


杏子ほむら「・・・!?」



ほむら「さ・・・さやか・・・あなたまさか既に・・・・」

杏子「そうだ!あたしには幻惑魔法があるじゃねーか!変装すれば正体がバレずにまどかを助け出せるかも!」

さやか「杏子!それナイスアイディア!」


ほむら「変装するとすれば・・・呼び名も変えたほうがいいわね」



さやか「マギブルーとか?」

ほむら「星の名前はどう?杏子がマーズでさやかはマーキュリーよ」



杏子「魔女名で呼び合うのは?」

さやか「それは・・・不吉すぎるんじゃ・・・」



ほむら「呼び名は大事よ。これが決まらないならあなたたちは置いていくわ」

さやか「ちょ・・・待ってよ!なによ!?特撮からじゃいけないわけ!?
ブルーとかレッドがシンプルでかっこいいのに!」


杏子「必殺技名は?」

ほむら「私だけ漢字ばかりで堅苦しいわ・・・」


わいわいがやがや




SP「おいお前ら!?そこで何を話している!?」



さやか「ハッ!?」




シュイン!(変身の光)



SP「ま・・・魔法少女!?」




杏子「みんな!果物だ!果物でコードネームを統一するぞ!」


さやか「ええええええ!?い・・・いきなりすぎるよ!」



さやか「あ・・・あたしはラズベリー!」


杏子「りんご!」


ほむら「か・・・かぼちゃ?・・・ハッ!」



杏子「一度口に出したらそれまでだからな!あんたはカボチャだ!」

ほむら「あ・・ちょ・・・待って・・きょぅ・・・」


さやか「りんごだよ!かぼちゃさん!!」

ほむら「ほむぅ・・・」

SP「まさか・・・鹿目まどかの身内!?鹿目まどかを取り返しに来たのか!?」


SP「撃てーっ!撃てーっ!!相手はゾンビだ!!蜂の巣になっても動き続ける集団だ!構わず撃て!」


さやか「ゾンビとはごあいさつだね、お兄さんたち!」


ドパパパパパ!!


さやか「ほっ!ほっほっ!」


キュインキュインキュイン


SP「な・・・剣ではじいた!?」


さやか「アレグロ(倍速)!みねうちスパークエッジ!」



トントントンッ


SP「あふんっ」


ドサドサドサッ



さやか「ダンスの要領だね!これが魔女化を乗り越えた魔法少女と一般人との差だよ!」



杏子「おらおら!あたしは手加減なんかできねーからな!一応棒の部分で殴ってやるけど死なない保証はしないぜ!」




ほむら「弓を振り回して敵を一掃する・・・こんな戦い方も出来たのね・・・」

ギュインギュイン!


SP「そんな・・・振り回すだけで風が発生するなんて!」



ほむら「誰かを死なせたとなればまどかも目覚めが悪いでしょうからね・・・あなた達脇役はご退場願うわ」



SP「くそっ・・・顔に靄がかかていて個人特定できない!?幻惑の魔法少女がいるのか!?」

司令官「外が騒がしくなってきたな」


演歌仮面「まどかさんの仲間の魔法少女達が来たみたいですね」



演歌仮面「佐倉さんの幻惑で顔にモザイクをいれていても分かる。さやかと佐倉さんと暁美さんだ」



杏子ぱんつの仮面「だったら・・・僕たちの出番だね。君はお休みだよ演歌仮面」

ほむらぱんつの仮面「この世界のほむらさんは鹿目さんの事になると周りが見えなくなる性格みたいだね・・・
うまく手の内に落とせるかな・・・」


マミぱんつの仮面「また僕はお休みか・・・いや・・・マミさんの事だ・・・予告なしに現れるに違いない」



さやかぱんつの仮面(少女)「・・・さやか・・・君は・・・やはり魔法少女に・・・」




司令官「頼んだぞ。4人のカミジョウキョウスケナンバーズ」



司令官「そして・・・」



さやかぱんつ仮面「・・・」







ほむら「キュゥべえ!まどかの位置は!?」

キュゥべえ「最上階さ。このまま上に進んでいけばいい」



杏子「キュゥべえが味方に回るなんてな!」

キュゥべえ「今のところハッピーエンドの方がエキサイティングを集めやすそうだからそうしてるだけさ」


キュゥべえ「バッドエンドのエキサイティングがそれを上回ると僕が判断すれば
あちら側につく。それだけだ」




さやか「見えた!一つ目の階段だよ!」



杏子ぱんつ仮面「ここから先は・・・僕が通さない」


ほむら「!?まどかをさらった魔法使い!?」

さやか「いや違う!かぶってるパンティがまどかの物じゃない!!」




杏子「ああああああああああああああ!!あたしのじゃねーか!こ・・・このド変態!返しやがれ!!」



ドシャアッ



さやか「杏子!」


杏子「先に行きな!こいつはあたしが引き受ける!!」



杏子ぱんつ仮面「嬉しいよ杏子さん・・・この世界線でも僕を相手に選んでくれるなんて」



杏子「はぁ!?何言ってんだお前!?頭大丈夫か?」



ほむら「さやか、杏子に任せて行きましょう!まどかが待っているわ!」

さやか「うん!」




杏子「さぁて一対一だ。誰にも邪魔させないよ」


杏子ぱんつ仮面「そうだね・・・これは僕と杏子さんだけの二人きりの時間だ」


杏子「うわっキモッ。初対面の・・・それも敵をいきなり口説くか?フツー」


杏子ぱんつ仮面「君のことはよく知っているよ」



杏子「へぇ・・・じゃああんたの正体をおがませてもらおうかな!!」



ドンッ


杏子ぱんつ仮面「・・・」



ドスッ



杏子「よっしゃ!モロに入った!」




杏子ぱんつ仮面「それは・・・私の分身(げんわく)だ」





杏子「!?」


杏子「なん・・・だと!?どうなってやがる!お前も・・・幻惑の魔法が使えるのか!?」



杏子ぱんつ仮面「バイオリン仮面から聞かなかったかい?僕たち魔法使いは被ったパンティから
持ち主の特性をコピーできるって」



杏子ぱんつ仮面「しかも・・・僕にとっての杏子さんは最愛の人だ。
バイオリン仮面がそうであったように最高のパンティによって僕は常時サバイブ状態なんだ」


杏子「あ・・・あたしが好きだって!?なんだそれ・・・変態だけでなくストーカーかよ!!
あたしはお前なんか知らないぞ!!」




オルガン仮面「私の名は・・・オルガン仮面!!」


ドンッ


杏子「何もないところからオルガンが!」


♪~♪~♪




杏子「な・・・なんだこの曲・・・心に・・・染みて・・・あいつを・・・攻撃できない・・・
体が・・・動かない!」




オルガン仮面「そして・・・その本当の名は・・・」




スッ(パンティの隙間から素顔を見せる)


杏子「!?」



杏子「そんな・・・嘘だろ・・・」

前レス
×杏子「何もないところからオルガンが!」○杏子「社会の窓からオルガンが!」


~とある別世界の話~


恭介(5歳)「あっ!お父さん見て!教会でおかしくばってるよ!よっていこうよ」

恭介父「こらこら、待ちなさい恭介」



杏子父「ようこそおいで下さいました。ゆっくりしていってくださいね」

恭介父「いやいや・・・お恥ずかしながら・・・私こういう物には疎くて・・・」

杏子父「少しお話を聞くだけでもあなたの心に救いは訪れますよ」




杏子(5歳)「あんたもお菓子くうかい?」


恭介「あっ///」ドキッ



杏子「あたしきょうこ!ねーおなまえは?」

恭介「きょうすけ!僕たちのなまえなんだかにているね!」



杏子「そうだね!きょうこときょうすけってなんだか姉弟みたい!」


恭介「だったら僕のことおにいさんと思っていいよ!ぼくひとりっこだから妹か弟が欲しいと思ってたし!」


杏子「違うよ!おねえちゃんはあたし!」

恭介「そ・・・そんなぁ」



恭介父「いやはや・・・小さい子どうしはすぐに仲良くなりますなぁ」

杏子父「杏子は直にお姉ちゃんになりますからね・・・ちょっと背伸びしたいんですよ」




杏子父「そうだ!聖歌を聞いていってください。拙い演奏ですが杏子といっしょに練習した曲です」


恭介「あ!オルガンだ!!」



杏子父(オルガン)「♪~♪~♪」

杏子(歌)「♪~♪~♪」





杏子「もう!お父さん遅すぎだよ!タイミングがずれちゃったじゃん!」

杏子父「すまんすまん、これから少しずつ練習していくから」



恭介「でもきょうこちゃんすっごい歌うまいね!」

杏子「そ・・・そっか?へへっ・・・///」



恭介「僕と合わせたらどうなるかな?やってみようよ!」

杏子「え・・・?きょうすけくんが弾くの?でもオルガンっておとなのひとでもすごい難しいのに」



恭介父「大丈夫だよ杏子ちゃん。恭介はもっと小さい時から毎日オルガンを練習してるからね」



恭介(オルガン)「♪~♪~♪」


杏子「す・・・すごい・・・きょうすけくん・・・・うまい!」



恭介「歌ってよきょうこちゃん!」


杏子「あっ、うん!」



杏子(歌)「♪~♪~♪」



♪~♪~♪~♪~♪



ほかの信者たち「!!」ざわ・・・


信者「す・・・すごい!」

信者「なんだ・・・この一体感は!?」



信者「神の子だ!神の子が舞い降りたぞ!!」






杏子「すごいよきょうすけくん!あたしこんなに気持ちよく歌えたのはじめてだよ!」


恭介「僕も・・・こんなに楽しい気分で弾けたのははじめてだよ!」



杏子「あたしたち・・・あいしょうって奴がバッチリみたいだね!///」

恭介「そ・・・そうだねきょうこちゃん///」



杏子「ねえ!明日もその次の日も遊びに来てよ!毎日歌とオルガンのれんしゅうしようよ!」


恭介「ぼくもそうしたいけど・・・ゴメン。ぼくはこの街にすんでるわけじゃないんだ」

恭介「しんせきの家にとまりに来ているこの一週間だけで・・・またみたきはらに帰らないといけないんだ」



杏子「そ・・・そうなんだ」

恭介「でも一週間はいっしょにあそべるよ!それにみたきはらに帰ってもまた絶対あそびに行くから!」



杏子「うん!ぜったいきてよね!」




~~~



杏子(14歳)「くそっ・・・昔のことを思い出しちまった・・・」

杏子「この見滝原市の空気がそうさせやがるのか・・・柄でもないね・・・」



杏子「結局・・・あのきょうすけって奴はあの後来てくれなかったな・・・」

杏子「アレが幼い頃の初恋だったのかな・・・んでもって知らないうちにフラれちまった」



杏子「苗字聞いときゃ良かったよな・・・もしかしたら今この街にいるかもしれないってのに」



杏子「くそ・・・面白くねー」



杏子「そういや・・・あのボンクラ・・・アイツの惚れた坊やもオルガン弾きだっけね」


杏子「・・・ちょっくら煽ってやるか」

ここまで

>>60
×杏子「何もないところからオルガンが!」
○杏子「社会の窓からオルガンが!」

↑おいどういう事だよQB!?想像つかねえじゃねえか!!


司令官も自分の職場に疑問とか持たねーのかよ!?

とりあえず乙かい?

さやか「・・・仁美が・・・恭介に告白するってさ」

まどか「・・・そうなんだ・・・」



さやか「あたしが腕を治したのに・・・なんで・・・」

まどか「さやかちゃんは・・・」



さやか「魔法少女の使命が優先だよ。ここのところ魔女も強くなってマミさんも苦戦してるし」

さやか「杏子ってヤツの動きも怪しいしマミさんの負担を重くするわけにはいかないからね」




仁美「・・・さやかさん・・・」

さやか「ひとみ!?どうしたのさ?恭介と一緒じゃないの?」



仁美「ふられて・・・しまいましたわ」

さやか「え」



さやか(今・・・あたしほっとした?最悪だ・・・)

さやか(でも・・・だからってあたしがどうにかできるって事じゃないよ・・・
あたしは魔法少女として・・・恭介のそばにいることができないし・・・)



仁美「ずっと幼い頃から気になってる方がいるみたいですわ」



さやか「な」

まどか「さ、さやかちゃん!それってもしかして・・・」



仁美「やっぱり・・・私なんかがお二人の間に割り込む余地なんてありませんでしたのね・・・」

仁美「後は・・・さやかさんの番ですわ・・・今度こそ後悔しないように・・・」



さやか「あたしは・・・」



まどか「さやかちゃん!両想いだって分かってるのにまだ逃げるつもり!?」


まどか「応えてあげようよ!上条君の気持ちに!」




~~~
上条家前


さやか「来ちゃった・・・まだ決心してないのに・・・」


♪~♪~♪

さやか「オルガン・・・練習してるんだ・・・邪魔しちゃ悪いよね」

杏子「会いもしないで帰るのかい?今日一日ずっと迷ってたくせに」

さやか「!!」

杏子「本当に両想いかどうか心配ならもっと冴えた手があるぜ」

杏子「今すぐ乗り込んで坊やの手も足も使えないように潰してやんな!あんた無しじゃ生きていけない体にするのさ」


杏子「そうすれば両想いかどうか関係なしに坊やはあんたのもんさ!
気が引けるってのならあたしが代わりにしてやるからさ」


さやか「・・・!お前だけは・・・お前だけは絶対に許さない!」



恭介「さやか?家の外にいるのかい?」



さやか「きょ・・・恭介!?」


杏子「え・・・「きょうすけ」!?」



恭介「あ」

杏子「!!」




杏子「く・・・くそっ!!今日はこの辺で勘弁してやる!!」



恭介「ま・・・待ってくれ!!君は・・・君はもしかして・・・」



さやか「きょう・・・すけ・・・?」

恭介「さやか・・・君は・・・今の子と友達なのかい?」



さやか「そ・・・それはこっちのセリフだよ!恭介は佐倉杏子を知ってるの!?」


恭介「「きょうこ」!?それじゃあやっぱりあの子は!!」



恭介「生きてたんだ・・・生きていてくれたんだ・・・」


さやか「え・・・?どういう事?一体・・・佐倉杏子との間に何が!?」

恭介「ごめん!説明してる時間はないよ!これでも読んでてくれ」

さやか「これは・・・昔の新聞!?」


恭介「そこに・・・佐倉杏子さんの記事がある」


恭介「僕は・・・行かなきゃ!あんな悲しい思いはもう二度とゴメンだから」

さやか「恭介!?どこに行くの!?」



恭介「杏子さんのところに・・・」

さやか「待って!どういう意味・・・恭介にとって・・・杏子ってなんなのさ!」



恭介「初恋の人だ!!ずっと幼い頃から気になってた人なんだ!」

さやか「!!」



さやか「ちょっと恭介!?目を覚まして!
あいつ悪い奴なんだよ!自分のために他人を犠牲にするような奴なんだよ!!」



恭介「確かに・・・雰囲気は以前と違っていたね」

恭介「でも・・・僕は知っているんだ・・・彼女が誰よりも優しい心の持ち主だって」



恭介「今の彼女が荒んでいるのなら・・・僕が助ける!」

恭介「きっと今彼女は・・・家族を失ってひとりぼっちのはずだから!!」




さやか「・・・」

さやか「そんな・・・嘘でしょ・・・恭介の好きな人が・・・よりによってあの佐倉杏子だったなんて・・・」

さやか「幼い頃二人が出会ってたなんて・・・そんなの聞いてないよ・・・」



さやか「新聞記事・・・!?佐倉杏子の家族が・・・一家心中!?」

さやか「嘘・・・あいつ・・・根っからの悪人じゃなかったんだ・・・」




~佐倉杏会~


杏子「ウッソだろ・・・あいつが・・・あの家の坊やが・・・「きょうすけ」だったなんて・・・」



杏子「また会っちまった!そして・・・今のあたしに何ができるんだ!?こんな・・・
自分勝手に悪いことして汚れたあたしが・・・あいつと会う資格なんて・・・」




恭介「やっぱり・・・ここにいたんだね」


杏子「!?」

杏子「・・・」


杏子「勝手に人様の家に入ってきてなんなのさアンタ!?
悪いけど出て行ってもらうよ」



恭介「きょうこちゃん・・・だよね?」

杏子「・・・」



恭介「覚えてないのかい?昔少しだけいっしょに遊んだ・・・恭介だよ」


恭介「約束したよね・・・いつかきっと遊びに行くって」

恭介「だから今来たよ・・・随分と時間は経っちゃったけどね」



杏子「おせえよ・・・バカ・・・」



杏子「・・・覚えてたよ恭介・・・」



杏子「なんで・・・なんですぐに来てくれなかったんだ」


恭介「見滝原に帰ってから・・・僕と杏子さんが一緒の写真を友達に見られて・・・」

恭介「それで仲をさんざん煽られて・・・なんだか照れくさくて・・・来れなかったんだ」



恭介「あれくらいの歳だとみんなが見てる前で異性とお話するのはすごい馬鹿にされる年頃だったから・・・」

杏子「そんなのが原因かよ・・・無神経すぎるだろ・・・」



杏子「その煽りまくった友人って・・・まさかさっきの青いやつかい?」

恭介「そうだよ。「あお」だけに」


杏子「ぷっ!」



杏子「はははっなんだそりゃ」


恭介「やっと笑ってくれたね」



杏子「あ」

恭介「いつしか君との記憶が思い出に変わっていったとき・・・新聞の記事をみたんだ」

恭介「ショックだったよ・・・まさか君の家族が・・・一家心中するなんて・・・
それに・・・君も行方不明と報道されて・・・」


恭介「もっと杏子さんの話を聞いていればとすぐに後悔したよ」



恭介「照れくささなんか捨てて・・・杏子さんともっと交流してれば・・・
もしかしたら杏子さんを助けられたかもしれないって・・・それだけをずっと思っていた」


恭介「でも・・・こうして君は生きていてくれた・・・だからもう後悔したくない!」


杏子「・・・」



恭介「今度こそ僕が君の力になる!あんな悲しい思いは・・・もうぜったいしたくないから!!」



杏子「それ以上・・・近づくな」



恭介「杏子さん!?」



杏子「あたしは・・・あんたの知ってる佐倉杏子じゃない」

杏子「頼む・・・薄汚れたあたしを・・・これ以上見ないでくれ・・・
そのまま思い出のまま・・・今すぐ振り向いて帰ってくれ」




恭介「家族が亡くなったんだ!少しくらいいじけたりもするさ!!」

杏子「違う!そんな生易しいものじゃない!!」



杏子「あたしが殺したんだ!あたしが余計なことを祈ったから!あたしの願いが家族を殺したんだ!」



恭介「なんの話かわからないよ・・・杏子さん・・・」



杏子「わからなくていいんだよ・・・アンタには関係のない話さ」


恭介「でも・・・そういう言い方をするのなら・・・僕だって君の家族を殺したと言えるかもしれないよ」




杏子「!?」

恭介「あの事件の後君の家族に起きた出来事を調べ直したんだ」


恭介「そしたら・・・一時期信者の足が途絶えた時期があったってね」

杏子「それが・・・どうかしたかよ」



恭介「僕と君の演奏と歌・・・あのとき信者はただ驚愕していた。陶酔していた」

恭介「僕と君が一緒にいれば・・・君のお父さんの考えも伝わったんじゃないかって」



恭介「君のお父さんも無理をせずに済んだんだ・・・だから殺したのは僕さ」



杏子「それを今更言ってどうなる!?もうあたしには・・・あたしには・・・」




杏子「家族も・・・守りたいものも何も・・・何も無いのに・・・」


恭介「杏子さん・・・」




杏子「出て行け!頼むから出て行け!あたしは・・・あたしは・・・」



ぎゅっ


杏子「・・・きょ・・・きょうすけ・・・」



恭介「だったら・・・僕が今から杏子の家族だ」

杏子「!!」



恭介「あの時の後悔を・・・絶対忘れたくない・・・だから・・・もう離さない
僕が一生をかけて君を守る」



杏子「駄目だよ恭介・・・もうあんたには・・・傍にいてくれる奴がいるじゃねーか・・・
あたしなんかが・・・あたしなんかがアンタに抱きしめられたりキスしたりする資格なんてないんだ」


杏子「あんたの腕が治って・・・また演奏できるようになったのもそいつのおかげなんだ・・・だから・・」



恭介「今一番助けたいのはさやかじゃない・・・杏子さんだ」

恭介「さやかのおかげってのは理解してるよ・・・でも・・・僕は・・・」



杏子「さやかは・・・あんたの事が好きなはずなんだ・・・だから・・・」


恭介「それでも僕は・・・」






恭介「杏子を選ぶ!」

~その世界のワルプルギス決戦前~


さやか「さてと・・・大仕事を一つ片付けちゃいますか!」

ほむら「それにしても・・・よくあなたは魔女にならなかったと思うわ」



さやか「まぁ・・・恭介の腕を治して欲しいって言ったのはあたしの勝手だからね」

さやか「杏子とは同じ魔法少女っていう対等な条件で正々堂々戦って
結果的に恭介が杏子を選んだだけの話だし」



さやか「ほむらの経験した世界であたしの魔女化フラグが恭介に振られる事だけが
トリガーになってるように見えるけど、それはちょっと違うかな」



さやか「仁美みたいな魔法少女じゃない・・・ゾンビじゃない普通の人に取られてたら・・・
不公平だなーとは思ったけど」

さやか「対等な条件で負けるのは・・・意外とスッキリするもんだよ!」



さやか「それに・・・その件がきっかけで杏子の優しい部分が見えるようになった、
今はあたし達の仲間になって協力してくれている」


さやか「恭介が杏子を選んだからこそ・・・杏子のこと誤解せずにすんだんだよ!」



マミ「佐倉さん・・・遅いわね」



杏子「お・・・お待たせ」



さやか「杏子、おっそーい!」

杏子「しょうがねえだろ!恭介の奴がなかなか納得してくれなくてさ・・・」



杏子「こんな暴風の日にどこに行くんだ!?って肩や手をわしづかみ抱き寄せて・・・///」



さやか「イラッ!さすがにノロけられるとダメージあるわ~」


マミ「いくら佐倉さんの住む場所が無いって言っても・・・上条君と同棲っていうのはちょっと・・・」



杏子「一応表向きは年齢ごまかして恭介の家の専属メイドって事になってる。仕事内容はご奉仕の日々だぞ」


さやか「ご・・・ご奉仕!?い・・・一体どんなうらやまけしからんプレイを!?」



ほむら「談笑はそれくらいになさい。来るわよ!」



ワルプルギス「アハハハハ!!」


杏子「さやか!」


さやか「おう!」

さやか「あたし達は絶対勝つ!」


さやか杏子「「恭介の元に帰るために!!」」




~~~

杏子(現実世界)「な・・・なんだこれは・・・・記憶が・・・流れ込んでくる・・・」



杏子「別の世界のあたしの記憶が・・・流れ込んで・・・あたしの記憶を・・・書き換えている!?」



オルガン仮面「杏子さん・・・僕にとっての一番は君だ。さやかじゃない」

オルガン仮面「これからは二人ずっと一緒だ・・・でもその世界は
鹿目さんが魔女になればあっさり崩れ去る」



オルガン仮面「だから・・・涙を飲んでくれ・・・僕たちが寄り添える未来のために・・・」



杏子「本当に・・・本当にさやかや仁美より・・・あたしを選んでくれるんだな?」


オルガン仮面「もちろんだよ!」



杏子「恭介・・・」



杏子「きょうすけぇ!!」




ぎゅっ




オルガン仮面「・・・」ニヤリ






今日はここまで

ほむら「!?」

さやか「ほむら!?どうしたの?」


ほむら「杏子の・・・魔力が途絶えた・・・!?」

さやか「え・・・!?うそ・・・まさか杏子・・・あんな奴に負けたっていうの!?」



ほむら「わからないわ・・・まどかが洗脳された時もそうだったけど・・・奴らにはパワー以外の
何かの能力があるのかしら・・・」


ほむら「幻術のスペシャリストの杏子がやられるほどの・・・強い洗脳術が・・・」

さやか「杏子・・・」




さやか「見て!二つ目の階段だよ」

ほむら「そして・・・当然のように・・・番人がいるわね・・・」



ほむらぱんつ仮面「さやか・・・ほむらさんそのまま引き返してくれ」

ほむらぱんつ仮面「僕は・・・君たちを傷つけたくない」



さやか「本当にそう思うなら!あんたが退きなさい!」

ほむら「さやか・・・慣れすぎてツッコミどころを間違えてるわ!まずはヤツの被ってる下着を見て!」



さやか「げ・・・また変態かよ・・・」

ほむら「しかも・・・私のだわ・・・///」




ほむら「今すぐその扮装を解きなさい!私のパンティはまどかだけの物よ!」

さやか「いや・・・それもおかしい」



心電図仮面「私の名は心電図仮面!」


さやか「は?心電図!?」



心電図仮面「奏でる音は命の波動!心臓の鼓動!」


ほむら「ついに・・・楽器でもなんでも無くなったわね」



心電図仮面「そして・・・もっとも好きな鼓動は・・・ほむらさんの心音!」

ほむら「え」



心電図仮面「ああほむらさん!走ったせいで早くなってるその鼓動・・・それもたまらないよ!」

さやか「うわキモッ・・・心音フェチかよ・・・」



心電図仮面「巴さんやさやかと違ってほむらさんの心臓の音は・・・かなり聞こえやすいんだ」


ほむら「・・・」

さやか「そ・・・それって・・・」





心電図仮面「だって前面に余計な脂肪が無いからね!!」





ほむら「・・・」プチィッ




ゴゴゴゴゴ・・・・



さやか「わああああああ!?ほむら!!ほむら!!落ち着いて!黒い羽でてる!!黒い羽出てる!!」



ほむら「私だって・・・この一年で少しは成長したのに!!」

心電図仮面「認識できないものは鑑賞しようがないよ」



ほむら「だーまーりーなさーい!!!」



さやか「ほむら!!すっごい濁ってる!!落ち着け!!背後に魔女が出てるよ!!」


さやか「はっ!ほむらは一年前の戦いで魔女を克服した魔法少女・・・だとしたら同じ条件のあたしも・・・!!」



さやか「出てきて!あたしの中の魔女!!ほむらの魔女を抑えて!!」




ドンッ

人魚の魔女「キャシャアア!!」



ガシッ


ほむら「さ・・・や・・・か?」





さやか「落ち着いた?一人で抱え込むなって何回も言ったよね?」

さやか「ほむらって鶏肉はちゃんと食べてた?」

ほむら「ずっと病気だったから制限があったわ」



さやか「だったら、あたしが恭介のお弁当作るついでにほむらにもからあげ分けてあげるよ!」

さやか「鶏肉で大きくなるよ!あたしも小学5年生くらいから続けてたんだ!」


ほむら「ほむっ!?妙な説得感・・・」

ほむら「てっきりあなたは恭介にもみくちゃにされて成長したかと思ってたわ」



さやか「だとしたら5年生から付き合ってないと計算が合わないよ!」

ほむら「もみくちゃにされてるのは否定しないのね」



さやか「!?は・・・ハメたなほむら!!」


ほむら「ハメをはずしてはめてるのはあなた達でしょ」




ほむら「そういえば・・・まどかに見せてもらったことがある・・・出会ったばかりの・・・
小学5年生の時のさやかの写真を」


ほむら「どう見ても男の子にしか見えなかったわ・・・」


さやか「そこまで言うか!」




ほむら「だって・・・まどかったらたまにあの時さやかが男の子だと思ってドキドキしたみたいな
事をたまに楽しそうに話すんだもの・・・悔しかったわ・・・」


さやか「完全に素質や運だけで決まるのなら小学5年生の時点で大きくないとおかしいし」

さやか「事実小学5年生ですでにそういう子はいっぱいいたから・・・悔しくて鶏肉を始めたんだ」




さやか「小学5年前後の年齢と言ったら同じ人魚キャラの水ポケモン使いのカスミちゃんがいるよね」

さやか「あの子は10歳にしては大きかった。あたしがそれくらいの頃は全然だったもん」



ほむら「そういえば・・・ヒロインの中でハルカに次いで二番目に大きいっていうポジションも被ってるわね」

ほむら「XYのヒロインも加えればまた論争になりそうだけど・・・」


さやか「中の人的には毒使いホミカだけどね」

ほむら「だとすれば・・・あなたをポケモンに例えると水・毒のドククラゲかしら」



さやか「むすっ」ぷくー

ほむら「違ったわ。ハリーセンね」



さやか「こんにゃろ!」

心電図仮面「なんだってさやか!?君は・・・ほむらさんに余計な脂肪をつけようとしているのか!?」

心電図仮面「やめてくれ!!現状維持がいいんだ!何もないのが最高なんだ!!ステータスなんだ!!」


さやか「あんたは・・・女の子が気にしてることを・・・」

さやか「先に進みなほむら!まどかを迎えに!こいつはあたしが叩きのめす!」




ほむら「ありがとう、さやか・・・おかげで元気が出たわ・・・希望が見いだせたわ」

ほむら「でも・・・だからと言って直球で心を突き刺したアイツを許すわけにはいかない!!」



心電図仮面「何故そうなるんだ!?僕は何もないほむらさんのそれをこんなにも好きなのに!褒めているのに!」


ほむら「・・・」





ほむら「あいつは・・・私が相手をするわ」

さやか「おっと!じゃあまどかを迎えに行くナイト様は任されたよ!!」



ほむら「いえ・・・それもダメよ」

さやか「なんで!?」




ほむら「言ったでしょう?杏子が奴らの手に落ちた可能性が高いって・・・
奴らには未知の能力があるって」

ほむら「だから一対一を装って貴方はそれを見極めるのよ」


ほむら「私かあいつ・・・どちらかが妙な動きを見せたら・・・あなたが加勢しなさい」




ほむら「アイツを確実に倒したい。だから二人で」


さやか「わかったよほむら!!」

司令室


司令官「奴ら・・・早速タイマンでは不利だということを悟ったな」


演歌仮面「だとしたら・・・心電図仮面一人であの二人を相手にするのは荷が重いだろうね」

マミぱんつ仮面「援軍が必要だね・・・誰が行く?」



さやかパンツ少女「相手はさやかだろう?だとしたらボクしかいないじゃないか」



演歌仮面「・・・セーラーV」



マミぱんつ仮面「魔法少女セーラーV・・・上條恭介シリーズの中での唯一の女性・・・
そして・・・この世界線の上條恭介と同じ・・・バイオリン使い!」



セーラーV「セーラーVのVはバイオリンのV・・・上條恭介ナンバーズをまとめるリーダー!」



セーラーV「さやか・・・ボクと君が幸せになれなかったのは・・・きっと異性だったからなんだ」


セーラーV「そして・・・この世界線の君は・・・女の子として生まれてくれたね」




セーラーV「もう何も心配しなくていいよさやか・・・ボクと二人で・・・女の子同士でもう一度やり直そう・・・」

心電図仮面「この世界のほむらさんはさすがに強いね!僕はさっそく切り札を使わせてもらうよ!」



ドンッ


ほむら「!!社会の窓から心電図機器が!?」

心電図仮面「クロスアウツ!!(脱衣)」



さやか「上半身だけ脱いだ!!」


心電図仮面「ほむらさんに届け!僕の愛の心電音!!」



ほむら「センサーを乳首に取り付けた!?多分使い方間違ってるわよそれ!!」




ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・





さやか「なんなの?なんなのよコイツ・・・」

さやか「バイオリン仮面を真似てるみたいだけど・・・演奏でもなんでも無いよこんなの!!」




ほむら「・・・」



ほむら「綺麗な音・・・」うっとり



さやか「ほむら!?」

ほむら「流れてくるわ・・・別の世界の私の記憶が・・・」

ほむら「私の最愛の人は・・・まどかじゃなかったのね・・・心電図仮面・・・あなたが私の・・・」




さやか「まどかよりも大事な人!?ほむらに限ってそれはおかしい!」

さやか「これが・・・杏子すらも手玉にとった奴らの洗脳術なの!?」



さやか「加勢させてもらうよほむら!!そのおかしな幻術を解いてあげる!!」



セーラーV「そうはさせないよ」




さやか「・・・敵の援軍!?魔法少女!?」


セーラーV「セーラー服魔法少女戦士・・・ボクの名前はセーラーV(ヴァイオリン)!!」



さやか「あ!!あたしのパンティ!」

さやか「ちょっと!それ返しなさいよ!あんた女の子でしょ!女の子の下着被ってナニが楽しいの!!」




セーラーV「楽しいさ・・・とってもね」



さやか「え」





セーラーV「男なんてもうこりごりなのさ・・・ボクは・・・ボクは・・・」



セーラーV「女の子のさやかが好きなんだああああああああああああああああああああああああ!!」








さやか「・・・」



さやか「ええぇ・・・(困惑)」

セーラーV「聞いてくれさやか・・・これがボクの想いだ」

さやか「ごごごご・・・ごめんなさい!あたしノンケです!彼氏もいますです!!」



さやか「そりゃあ・・・後輩の女子に今でもラブレターもらったりするけど・・・」



セーラーV「・・・」ジーッ↓


さやか「胸元を開いた!?谷間を見せつけてる!?」


ぷるーん



さやか「で・・・でかい!!」




さやか「なんなのそれ!?自慢してるの!?マミさん並じゃんかよ!どうなってるのさ!?」


セーラーV「やっぱりさやか・・・君はボクがここまでしても女の子として意識してくれないんだね」



さやか「だから!あたし自身も女の子だから!女の子を好きになりようが無いんだよ!!」


ズポッ



さやか「自らの谷間に指を入れた!?」


さやか「え・・・エロいっ・・・!!そ・・・そっか・・・こういう見せ方もできるんだ・・・
無事に帰ったら・・・恭介にもしてあげようっ///」




セーラーV「恭介なんかより!ボクを見てよ!」

さやか「ひいいい・・・すいませんすいません!!」




ニョキッ

さやか「胸の谷間から・・・バイオリンが!?」



さやか「いくらなんでも無理あるでしょ!異次元空間かそこは!!」



セーラーV「さやか・・・ボクのいた世界線では君は男の子だったんだ」

さやか「は!?」



セーラーV「そして・・・ボクが自分の腕を治すために契約した・・・そう・・・
この世界と立場がまるっきり逆だったんだ」


さやか「!?」

さやか「まさか・・・まさか・・・アンタ達の正体は・・・・」

セーラーV「聞いてくれ・・・「人魚姫の祈り」」



♪~♪~♪


さやか「!!」


さやか「この曲は・・・恭介の・・・」



さやか「あなたは・・・女装した恭介なの!?いや違う!たしかに・・・谷間があった!」

さやか「体が・・・動かない・・・攻撃・・・できない・・・」




さやか「別の世界の・・・あたし・・・男の子として生まれてきたあたしの記憶が・・・流れ込んでくる・・・」



さやか「気が強く持てない・・・あたしは・・・僕は・・・男の子?女の子?」


さやか「もう・・・どちらが現実か・・・わからな・・・」




さやか「いやああああああああああああああああああああ!!」

ここまで

ブゥウン・・・(モニターに人の顔が表示)



司令官「気に入ってくれたかい?彼女たちの演奏を」


さやか「あ・・・あんたは!?」



マッギーカ「私は連合国軍最高司令官・・・・ルミナス・マッギーカー!!」



ほむら「ルミナス・マッギーカ!?あの・・・アメリカ軍人の!?」

さやか「なんて・・・なんて流暢な日本語なの!?」


ほむら「そこは突っ込んじゃダメ!創作の世界ではみんな世界共通語を話している体(てい)なんだから!!」



マッギーカ「基本的に私は日本を占領する気は無いが・・・
世界全体を救うためにはいかなる手段もやむを得ないと思ってね」


マッギーカ「一年前から・・・この計画は進行していたんだ。鹿目まどかを守ろうとする君たちに対抗するため・・・
カミジョウキョウスケシリーズを完成させることを」




さやか「お前か!全部お前が仕組んだことなのか!!」

さやか「どうなってるのよ・・・なんで・・・なんで恭介がたくさんいるのよ!?しかも・・・
並行世界の・・・バイオリン弾きじゃない様々な恭介も!!」





ほむら「まさか・・・20年後の完成のはずのタイムマシンをもう・・・!?」




マッギーカ「それは違うな。彼らはただの器に並行世界のキョウスケの記憶を植え付けたにすぎない」

さやか「え!?」



マッギーカ「ここにいるキョウスケシリーズは・・・オリジナルキョウスケから作り出したクローンだ!」



さやか「クローン!?」

ほむら「まさか・・・そんな事が可能なの!?」




ほむら「だとしたら彼らの記憶は!?記憶はどうやって手に入れたの!?タイムマシンでも魔法でもなければ
並行世界横断は出来ないのに!」



マッギーカ「彼ら様々なキョウスケの可能性は・・・全て一人の魔女が経験した記憶なのさ」


さやか「一人の・・・魔女!?」



マッギーカ「君たちもよく知っている彼女さ」


ほむら「・・・ワルプルギスの夜!!」

マッギーカ「正確にはワルプルギスに吸われた様々な可能性の上条恭介の魂たち」


マッギーカ「私たちアメリカ軍はワルプルギスの残骸からそれらの魂をサルベージすることに成功したんだ」



マッギーカ「ワルプルギスとはあらゆる時間軸の情報が詰められている。タイムマシンの研究も
ワルプルギスを解析することで飛躍的進歩を見せるだろう」



ほむら「なぜ・・・恭介を選んだの・・・!?」


マッギーカ「一つは・・・君たちの邪魔をするのに最適な人物だったから・・・もう一つは
実験体として都合が良かったからね」


マッギーカ「この時間軸では最初に魔法使いになった男・・・上条恭介。
前例がある分、魔法使いの契約も魔法使いとしての特訓もスムーズに進行できた」




さやか「まさか・・・・まさか恭介がアメリカに留学したのは!!」




マッギーカ「その通り。彼のクローンを作るため・・・彼のDNAが必要だったからさ!」



さやか「!!」




マッギーカ「ジャニー北側は・・・世界的な音楽家であると同時に元軍人で私の元同僚だ!!」



マッギーカ「私の頼みとなれば・・・彼は快く引き受けてくれたよ」




さやか「うそ・・・そんな・・・」


マッギーカ「解せないといった顔だね・・・美樹さやか」




さやか「恭介・・・すごい喜んでたのに・・・ジャニーさんに選ばれることは・・・
バイオリニストとして名誉なことだって言ってたのに・・・」


マッギーカ「怪我が治った直後で大した演奏会にも出てない上条恭介がジャニーの目に留まるはずもないじゃないか」





マッギーカ「ぬか喜びさせてすまなかったが・・・彼は私たちの手のひらで踊らされてたに過ぎないよ」

さやか「なら・・・なんで恭介が・・・なんで恭介たちがあたしたちの邪魔をするのよ!?」


マッギーカ「いっただろ?この恭介たちはワルプルギスの中に元々あった魂だと」



マッギーカ「美樹さやかや志筑仁美以外と結ばれた並行世界の上条恭介たち・・・
しかしそれらは未来を見ることなくワルプルギスの夜の大量虐殺に巻き込まれ、ワルプルギスに取り込まれた」



マッギーカ「彼らの願いは・・・それぞれの時間軸で愛した女性とこの世界線で平和に生きることなのさ」

マッギーカ「彼らは・・・君たちと寄り添える未来のために君たちの記憶を書き換え・・・
そして鹿目まどかの暗殺に協力する」



ほむら「その理屈はおかしいわ・・・!あなたの話が本当なら演歌仮面・・・・彼はまどかを愛した恭介のはず!」



ほむら「彼だけが行動理念にかなってない!世界を守るためまどかを殺そうとしている!
彼だけは愛する者を諦めたとでも言うの!?」

ほむら「同じ・・・まどかを愛するものとして・・・それだけは納得がいかない!!」




マッギーカ「そこはしぶしぶ納得してもらったさ」


マッギーカ「一度鹿目まどかのソウルジェムを砕いたあと、のこった抜け殻を元に鹿目まどかのクローンを再生する。
もしくは抜け殻に別の並行世界の鹿目まどかの魂を宿らせる」



マッギーカ「そうすれば魔法少女ではない普通の人間としての鹿目まどかが誕生する。
後は演歌仮面の能力で鹿目まどかの記憶を書き換えれば、演歌仮面と結ばれた鹿目まどかが再生されるわけだ」




さやか「ひ・・・人の魂や体を・・・おもちゃのように!!」


さやか「聞いて、恭介たち!!そんな平穏に何の価値があるの!?人の記憶を書き換えたとしても・・・
あんた達が好きだったまどか達とは正確には別人なのよ!」




さやか「いますぐこんなことはやめて!!
恭介は!!恭介は臆病だったけど・・・本当は勇気に溢れる人だったはずだよ!」




心電図仮面「臆病かつ勇気がある人間だからこそできる決断なんだ」



さやか「!?」


セーラーV「君たちも一年前経験したはずだ。さやかを助けるため・・・正しいことも悪いことも両方やってのけた
魔法使いの葛藤を」





さやか「バイオリン・・・仮面!!」




心電図仮面「僕たちはそれぞれ好きだった相手と・・・生きる世界を守るために
あの時のバイオリン仮面と同じ行動理念で動いているに過ぎない」


セーラーV「さあ・・・演奏もクライマックスだ!君たちの記憶は・・・完全に他の物へと生まれ変わる!!」




カッ



~心電図仮面の時間軸~


見滝原病院


恭介「うわっと!」グラッ

メガほむ「わっ!?大丈夫ですか?」



恭介「ありがとう・・・我ながら情けないよ」

恭介「僕は上条恭介。君は?」

メガほむ「あっ!暁美ほむらと申します・・・」



メガほむ「同じ病院に・・・同い年くらいの人がいるなんて・・・ちょっと嬉しいです」


恭介「・・・」

メガほむ「ご・・・ごめんなさい!不謹慎でしたよね?」




恭介「いや・・・構わないよ・・・僕も話し相手が欲しかったところさ」

恭介「ちょっと僕の病室まで来てくれる?お話しようよ」



恭介「そうか暁美さんは退院が近いんだ」

メガほむ「はい。見滝原中学の2-△に編入する予定なんです」



恭介「え!?ウソ!僕もそこの生徒なんだけど」

メガほむ「えっ!?」



恭介「しかもクラスまで同じだよ!奇遇だね」


メガほむ「そ・・・そうなんですか・・・///」

メガほむ「なんだか・・・退院する楽しみが一つ増えた気がします」




さやか「やっほー恭介ーお見舞いに来てあげたぞー」


恭介「やあさやか、いらっしゃい」


メガほむ「ほむっ!?」

さやか「うおおおおお!?だ・・・誰だこの子は!?まさか、さやかちゃんを差し置いて恭介についに彼女が!?」

恭介「ははは、違うよさやか。知り合ったばかりの子なんだ」


メガほむ「暁美ほむらです・・・」

恭介「退院後は僕たちのクラスに転入してくる予定なんだって!」



さやか「え!?本当に!?」

さやか「すっごい偶然だね!あたしは美樹さやか!よろしくねほむらちゃん!」



メガほむ「よ・・・よろしくお願いします・・・」

メガほむ「あの・・・」


さやか「なぁに?」



メガほむ「み・・・美樹さんこそ・・・上条君の彼女じゃないんですか・・・?」

さやか「え」



メガほむ「その・・・名前でお互い呼び合ってますし・・・」

さやか「えっと・・・それはね・・・」チラッ



恭介「違うよ。さやかとは幼い頃から幼稚園や学校が一緒だったんだ」

さやか「あう」がっくし




メガほむ「お・・・幼馴染というやつですね・・・」


メガほむ(変だわ・・・私・・・ほっとしてるのかな・・・)





さやか「恭介は医者を目指してるんだよ!」

恭介「とは言っても・・・僕自身が医者の世話になるなんて情けないけどね・・・」



恭介「僕は昔から心臓の鼓動音や心電図の音が好きだった・・・あの生命の躍動感が好きなんだ」

メガほむ「そうなんですか・・・」



恭介「だから・・・心臓病を手術できる医者になろうと思った。本当は治る病気なのに・・・
手術できる人が少ない心臓病を治せる医者にね」


恭介「一人でも多くの人の心臓を・・・もう一度元気にさせてあげたい」


メガほむ「私も・・・ここには心臓の病気で入院していて・・・」

恭介「そうなんだ、でも今は元気な心音をしているけど?」


メガほむ「ほむっ!?心音!?」

さやか「恭介は心音フェチかつ、心臓の鼓動音にものすごい敏感なんだ」

恭介「耳をすませば近くにいる人の心音を聞くことができるんだよ」



ほむら「すごい・・・」



恭介「それに・・・暁美さんの心臓音はさやかより聞こえやすいし」


ほむら「え!?」

さやか「まさか・・・」





恭介「だって前面に余計な脂肪の壁がないからね!」どーん



ほむら「ぬ・・・ぬうううううううううううううううううう!!」


さやか「恭介ええええええええええええええええええええ!?」




さやか「謝れ!ほむらちゃんに謝れ!!こいつ!無神経なことばかり言いやがって!!」


恭介「無神経?いいことじゃないか!心臓の音が聞こえやすいのは」


恭介「それに心臓病の手術も脂肪がない方がやりやすいし」

さやか「うおおおおおおおおおい!?」





ほむら「・・・」

さやか「ごめんね!ごめんねほむらちゃん!こいつ・・・デリカシーってものがないから!
心臓の音以外のことに興味を示さない奴なんだよ!」




さやか「あたしが代わりに何度でも謝るから!恭介を許してあげて!ねっ?ねっ?」




ほむら「怒ってないです・・・」

ほむら「私ずっと・・・友達がいなかったから・・・こうして騒ぐのはすごい楽しいんです・・・だから
私に気を使わず・・・お二人共いつものように話してください」




さやか「そうだったんだ・・・」



さやか「じゃああたし達今から友達だね!転入したらいつでもあたしを頼ってくれていいからね!」



ほむら「はい、ありがとうございます」

学校


さやか「ほーむーらー♪」がばっ

ほむら「美樹さん・・・」



さやか「今日はあたしの友達を紹介してあげる!いい子達ばかりだからきっとすぐ仲良くなれるよ!」


まどか「わたし、鹿目まどか」

仁美「志筑仁美ですわ」



ほむら「よ・・・よろしくお願いします」




さやか「でさあ!その時まどかったら!」

まどか「ちょっとさやかちゃん!その話は内緒だよって言ったのにーもー!」


ほむら「ふふっ」



帰り道



さやか「どうだったほむら?久しぶりの学校は楽しかった?」

ほむら「はい!とても・・・とても楽しかった」



さやか「そっか!良かった良かった!」

ほむら「でも・・・」



さやか「ん?」




ほむら「上条君は・・・まだ退院できないんですよね・・・?」

さやか「・・・」

さやか「この前・・・あたし一人でお見舞いに行ったんだ」


さやか「有名な医者の手術DVDをプレゼントしてあげたら・・・恭介・・・怒り出して」

ほむら「!?」



さやか「さやかは・・・僕をいじめてるのかいって」

さやか「あいつの腕・・・もう二度と治らないんだ・・・
心臓病の人たちを・・・自分で手術する夢は叶わないんだ」



さやか「もう見たくないんだよって言われちゃった・・・自分で出来もしない手術なんてって・・・」

さやか「動かない方の腕で・・・DVDを割られちゃった」

ほむら「!!」



さやか「あたしは・・・ただ恭介を元気づけたかっただけなのに・・・」


ぽろぽろ・・・



ほむら「美樹さん!?」

さやか「あれ・・・おかしいな・・・なんであたしが泣いてるんだろう・・・」



さやか「一番つらいのは・・・あいつのはずなのに・・・あたしは・・・恭介の気持ちを考えずに
無神経な事したから・・・嫌われて当然のはずなのに・・・」




ほむら「美樹さん・・・」ぎゅっ



さやか「ほむら・・・ごめん・・・ありがと・・うっ・・・うっ・・・」




さやか「うう・・・きょうすけ・・・きょうすけ・・・」

さやか「ゴメンね・・・何もできなくて・・・ごめんね・・・」



ほむら「美樹さん・・・大丈夫・・・大丈夫ですから・・・」




さやか「ううう・・・うわあああああああああああああああああん!!」


ほむら「・・・」



~病室~


ほむら「上条君、暁美です。開けてください」



恭介「暁美さん・・・頼むから帰ってくれないか」

ほむら「・・・」


ガチャンッ!



恭介「暁美さん!?」

ほむら「謝って!!」



恭介「!?」



ほむら「美樹さんに今すぐ謝って!!」

恭介「暁美さん・・・・!?」




ほむら「私・・・あなたの事が好きでした」

恭介「!!」



ほむら「自分の夢に誇りをもって生きるあなたが好きでした」

ほむら「でも今のあなたは・・・逃げてるだけです!美樹さんからも!自分の夢からも!」



恭介「ほうっておいてくれよ!」



ほむら「美樹さんに謝って!私の・・・私の大事な友達を・・・傷つけないで・・・」

恭介「嫌だ・・・さやかが悪いんだ・・・僕はもう・・・夢を絶たれたのに・・・また医療の話なんかをするから・・・」




ほむら「じゃあもしその腕が治るのなら・・・美樹さんに謝ってくれますか?」



恭介「それこそ現実が見えてないよ!僕の手はもう二度と動かないんだ!奇跡や魔法でもない限り!」



ほむら「あります」

恭介「!?」



ほむら「奇跡も魔法も・・・あるんです」

恭介「暁美さん・・・?」



ほむら「約束してください・・・腕が治ったら・・・美樹さんに謝るって」

キュゥべえ「それじゃあ・・・良いんだね」

ほむら「ええ。早くしてください」



ほむら「上条君の腕を・・・元に戻してあげて!」

キュゥべえ「契約は成立だ。君の祈りはエントロピーを凌駕した」



ピカーッ

ほむら(これでいいんだ・・・これで・・・美樹さんと上条君は・・・仲直りしてくれる)




ほむら(上条君のために・・・他人のために涙を流せる美樹さんの優しさ・・・
私なんかの友達になってくれた美樹さんの優しさに・・・私は応えたい)



ほむら(でも何故だろう・・・仲良さそうにしている二人を想像すると・・・すごい悲しい気分になる)




恭介「!?」



恭介「・・・腕が・・・動く!?」



~~~


さやか「恭介!?」

恭介「さやか・・・」



恭介「腕が動くんだ・・・絶対に治らないって言われたはずの・・・僕の腕が」



さやか「良かった・・・良かったよ恭介・・・」


ぎゅっ


さやか「きょうすけ・・・・きょうすけえ!!」ぽろぽろぽろ・・・

恭介「さやか・・・この前は・・・ひどいこと言ってごめんね・・・」



ほむら「・・・」





心電図仮面編を今日中に書ききりたかったけど長くなりそうなんでこの辺で

さやか「まどか、ほむら、あたしと恭介喫茶店に寄るんだけど一緒にどう?」


まどか「二人の邪魔しちゃ悪いから遠慮しとくよ」

ほむら「私も・・・」



まどか「じゃあほむらちゃん!私たちだけでどこか寄り道しよっか?」

ほむら「ごめんなさい鹿目さん・・・私することがあるんです」



まどか「そっか・・・」



~~~


まどか「さやかちゃんは上条君と前より仲良くなった」

まどか「ほむらちゃんも・・・何か帰りにやることが出来たみたい」


まどか「わたし・・・このままでいいのかな・・・?みんな少しずつ変わってるのに・・・わたしは・・・」



使い魔「だったらいっそ死んじゃえばいいんだよ」


まどか「!?」


ぐにゃあ・・・(芸術家の魔女の結界)



まどか「何・・・!?何なの!?」



芸術家の魔女の使い魔「ヒャヒャヒャ・・・」ゾロゾロ・・・



まどか「きゃあっ!?」



バシュッ



ちゅどーん



まどか「・・・!?」



ほむら「鹿目さん!?大丈夫!?」


まどか「ほむらちゃん・・・!?その格好は・・・?」

マミ「危なかったわね」



キュゥべえ「彼女たちは魔法少女。魔女を狩る者達さ」

~~~

まどか「・・・ほむらちゃんは上条君の腕を治すために契約したんだね」

ほむら「はい・・・ですから二人にはナイショに・・・」



まどか「でも・・・ほむらちゃんも・・・上条君のことが好きなんじゃ・・・」

ほむら「・・・」



ほむら「良いんです・・・わたし・・・入院中友達になってくれた二人にすごい感謝してるんです」

ほむら「だから・・・あの二人がうまくいくなら・・・それが私の幸せでもあるんです」



ほむら「ずっと孤独だった私に優しくしてくれた美樹さんと上条君に・・・恩返しがしたかった・・・
恩を着せるんじゃなくて返しただけです」

まどか「そっか・・・すごいねほむらちゃんは」




~~~

さやか「ほむら、少し話せる?」



ほむら「美樹さん・・・」




さやか「言っておくけど・・・あたしと恭介は付き合ってるわけじゃないからね」

ほむら「えっ」



さやか「今ほっとしたでしょ?それがどういう感情か・・・理解しているはずだよ」

ほむら「わたしは・・・」



さやか「そりゃあ・・・頃合をみて告白する予定はあったんだけどさ・・・」

さやか「あいつが好きなのはどうもあたしじゃなくてほむらみたいなんだ」



ほむら「!?」



さやか「ほむらの心音を聞くと心が安らぐって言ってた」

さやか「あんたも恭介のことが好きならさ・・・あいつの想いに応えてくれないかな?」



ほむら「わたしは・・・わたしは・・・」



マミ(暁美さんにはワルプルギスの夜が来るまでに一人前になってもらわないとね)



ほむら「私は・・・上条君と一緒になれません・・・美樹さんを出し抜くようなこと・・・
大切な友達を裏切るようなこと・・・したくありません」

さやか「ていっ」ぽかっ


ほむら「いたい!何するんですか!?美樹さん!」

さやか「それ・・・本気で言ってるならもっと本気で叩いてたよ」



さやか「でも・・・違うよね?なにか事情があるんだよね?」

ほむら「えっとその・・・」



さやか「誤魔化し切れるものじゃないよそういうの。あんた、ここの所ずっと思いつめた目をしてる」


さやか「いいよ!ほむらの決心が付くまで待っててあげる!恭介に変な女が寄り付かないように
あたしが見張っててあげる!」



さやか「そんでもって恭介の方から押してみるようにそれとなく言ってあげるよ」

ほむら「美樹さん・・・」




さやか「そんな顔するなってーの!あたしたち友達でしょ?」

さやか「その代わり、今抱えてるものが片付いたら恭介の事真剣に考えること!約束してくれる?」



ほむら「はい!」

さやか「うん、よしよし。さすが恭介の選んだ嫁だけのことはあるね」




ほむら「わ・・・私が・・・上条君のお嫁さん・・・」

ほむら「ほむぅ・・・///」ぷしゅう




恭介「さやかと・・・暁美さん?どうしたんだい?暁美さん気分が悪いようだけど」

ほむら「な・・・なんでもないです!」



恭介「なんでもないわけないだろ!心音が激しくなってるじゃないか!」

恭介「ま・・・まさか・・・心臓病が再発!?暁美さんしっかりして!」



ぎゅっ

ほむら「もう!・・・上条君が近くにいるせいです!!」



さやか「長い道のりになりそうだねえ・・・」

ワルプルギス


ほむら「行かなきゃ・・・」

まどか「そんな・・・マミさん・・・死んじゃったのに」



ほむら「だからだよ・・・鹿目さん」



ほむら「私ね・・・自慢なの・・・あの時あなたを救えたことが」

ほむら「あなたと友達になれて・・・本当に良かった」



ほむら「そして・・・美樹さんと上条君の住むこの世界を・・・守りたいから・・・」

まどか「待って!行かないでほむらちゃん!!」





ほむら「」


まどか「ほむらちゃん・・・ほむらちゃん・・・」



キュゥべえ「君が願えば・・・ほむらを生き返らせることもできるよ」

まどか「!?」



キュゥべえ「さあ言ってごらん。君はどんな願いでソウルジェムを輝かせるのか」

まどか「わたしは・・・」



~~~

恭介「暁美さん・・・」

恭介「ううん・・・ほむらさんって呼ばせてね」



恭介「さやかに散々叱られて・・・やっと自分の気持ちに気付いたんだ」

恭介「僕は・・・ほむらさんの心音が・・・ほむらさんの事が好きだったんだって」



恭介「ねえ・・・また君の鼓動を聞いてもいいかな?」



ほむら「」



恭介「おかしいな・・・寝ているだけなら・・・心音だってちゃんと聞こえるはずなのに・・・」

恭介「ねえ・・・僕の耳・・・前より鈍っただけなのかな・・・」



恭介「答えてよほむらさん・・・!!君の心音を・・・・聴きたいよ・・・」



恭介「君が好きなんだ!!ほむらさん自身の口から返事が聞きたいのに・・・!!」

恭介「そんな・・・嫌だ・・・」

恭介「ほむらさん・・・ほむらさん!!」



恭介「うああああああああああああああああ!!」



さやか「恭介・・・」



ワルプルギス「ウフフ・・・」

ゴゴゴ・・・


さやか「うそ・・・・!?何よあれ!?」





さやか「恭介!危ない!!」

恭介「え!?」




ガオン!!



さやか「!!」




べちゃっ(恭介だったモノ)



ワルプルギス「アハハハハ・・・」



しゅうう・・・





さやか「・・・」

キュゥべえ「今のが最後の力だったみたいだね・・・次に現れるのは・・・何年後・・・どこの国かな?」


さやか「なんなのよ・・アレ・・・!?」



キュゥべえ「君のも素質があるみたいだね?どうだい?鹿目まどかのように魔法少女になる気は無いかい?」





さやか「魔法・・・少女!?」


キュゥべえ「契約すれば願いをひとつだけ叶えてあげる」

キュゥべえ「鹿目まどかが願った奇跡はね・・・」



まどか「ほむらちゃんとの出会いをやり直したい」

心電図仮面の恭介の過去はここまでなので続きは後日

~セーラーVの時間軸~



さやか(男の子)「ませたやつめー、でも女子にモテようなんて許さんぞー。中沢は僕のお婿になるのだ~!」

中沢「うわっ!やめろバカ!よからぬ誤解が生まれるだろ!」



まどか「さやか君ったら・・・」ドキドキ

仁美「う・・・薄い本が熱くなりますわ!」



さやか「あ、そうだ中沢、帰りにCD屋よっていい?」

中沢「好きにしろよ。また上条さんのか?」



さやか「まぁね~」



~病室~


さやか「恭子!お待たせ」

恭子「やあさやか!来てくれたんだね」



恭子「この人の演奏は本当にすごくてね」

恭子「あの・・・その・・・もしよかったら・・・」



恭子「さ・・・さやかも一緒に聞くかいっ?///」



さやか「ん?いーよー」



恭子「あらっ」がくっ



恭子(・・・そうだよな・・・さやかはイケメンだし・・・モテるからこの程度じゃ全然効果なしだよな・・・)

恭子(いくら幼馴染でも・・・「ボク」なんて言ってるボクを女の子扱いしてくれる訳じゃないんだ)




恭子(やっぱり・・・さやかに思いを伝えるとしたら・・・バイオリンしかないのかな・・・)


さやか(近い!近いよ恭子!)

ぷるーん


さやか(病人なのに大きいってギャップがもうアレだよ!)


さやか(駄目だよ!恭子をいやらしい目で見ちゃ!僕たちは幼馴染なんだから!大事な友達同士なんだから!)




さやか(今夜は眠れそうにないな・・・ああ・・・最低だ・・・僕って)



~~~



恭子「ボクの腕はもう二度と動かない・・・!奇跡や魔法でもない限り!」

さやか「・・・」




さやか「何もできなかった・・・女の子が・・・恭子が苦しんでいるのに・・・」

さやか「やっぱり僕が・・・恭子のそばにいる資格なんてないんだ・・・」






~~~


さやか「治った!?」

恭子「うん。だからもうさやかが気を使うことなんてないんだよ」


恭子「さやかには・・・ひどい事したよね」




さやか「気にすんなって!それが男の仕事みたいなもんだからさ!僕は頑丈だから
女の子が辛い時はいつだって盾になるさ!」


恭子(それが・・・さやかの良いところでもあり嫌なところなんだ)



恭子(ボクは・・・ボクはさやかにとってのたった一人の女の子になりたいのに・・・
さやかは女の子なら誰にでも優しいから・・・)



恭子(やっぱりさやかにとってのボクは・・・バイオリンを弾く機械なのかな・・・?)



恭子(そのバイオリンも・・・これから練習できる時間ができるかわからないし・・・)

アイディアをまとめるため今日はこれだけ

銀河万丈(ナレ)「恭子は魔法少女の契約を結び、運命に飛び込んだ」

銀河万丈「マミ、ほむら、佐倉杏子との出会いを通して恭子は魔法少女の真実を知る」


銀河万丈「そしてー」



仁美「私・・・美樹さやか君の事をお慕いしてましたの」

恭子「・・・!!」



恭子「そ・・・そっか・・・志筑さんならさやかも安心だなー」


~~~



仁美「さやか君・・・実は私前からあなたの事が・・・」

さやか「えっ!?志筑さんが・・・?光栄だなー」



仁美「とは言っても・・・さやか君には恭子さんがいますけど・・・」

さやか「恭子にはなんだか・・・嫌われちゃったみたいなんだ」


さやか「なんだか・・・よそよそしいし・・・」

さやか「何より・・・恭子が一番苦しい時に何もできなかったんだ・・・」




さやか「もう少しだけ考えさせて志筑さん。きっといい返事ができると思うけど」




恭子「・・・」ドーン




~~~


恭子「うわああああああああああああ!!」


使い魔「MUGYAAAAAAA!!」

恭子「・・・」


杏子「恭子!やっと見つけたぞ!」

恭子「悪いね・・・手間かけさせて」



ソウルジェム「・・・」ゴゴゴ・・・



恭子「ボクは・・・さやかにとってバイオリンを弾く機械だ・・・それだけで良かったはずなのに・・・」

恭子「バイオリンが弾けるようになれば・・・いつかさやかもボクに振り向いてくれると思ったんだ」



杏子「恭子・・・お前・・・」



恭子「でも・・・違ったんだ・・・取り戻しちゃダメだったんだ・・・バイオリンばかりで・・・結局さやかは
ボクを見てくれなかった」

恭子「ボクに必要だったのは・・・バイオリンが弾けない現実・・・さやかの優しさを受け入れる事だったんだ」



恭子「ボクが魔法少女になって変わってしまったモノ全てが・・・ボクとさやかを引き離した」



恭子「ねえ・・・杏子・・・もしもさやかが女の子だったら・・・取った取られたと苦しまなくて済んだのかな」

杏子「何言ってやがる恭子!しっかりしやがれ!」



恭子「全員女子なら・・・争わずに済んだんだ・・・志筑さんに取られずにさやかはずっとボクの傍にいてくれる」

恭子「きっとそれは・・・さやかが女の子でボクが男の子の場合でも同じ事が言えるよね・・・」



恭子「次に目が覚めるときは・・・さやかも女の子として生まれてきてくれた世界に・・・」


ピシッ


杏子「恭子!」




恭子「ボクって・・・ほんとバカ」





銀河万丈「この時間軸では上条恭子が人魚の魔女になる」

銀河万丈「彼女の弾く「人魚姫の祈り」は上条恭介のそれと違い彼女自身の悲痛な叫びなのだ」




ここまで

ほむら「恭介君・・・」

心電図仮面「わかってくれたかい?僕の気持ちが」



さやか「あたし・・・男の子として生まれた世界で・・・恭介・・・いや・・・恭子を裏切って・・・」

セーラーV「ボクの方こそ・・・恭介として生まれた世界で何度もさやかを裏切ってきたさ」



セーラーV「もう男女関係でいるのはやめよう・・・お互い傷つかないように・・・女の子同士でやり直そう」

さやか「ごめんね恭子!!ごめんね!!」




マッギーカ「これで・・・全員落ちたな」



マッギーカ「さあ、魔法使いたち!!鹿目まどかのソウルジェムを探すんだ!その二人のうちどちらかが持っているはずだ!」


マッギーカ「その時こそ・・・君たちは最も愛した者とこの時間軸ですべてをやり直せる!」



さやか「あたしは・・・確かに・・・恭介が仮に女の子だったとしても好きになっていたと思う・・・」

さやか「その気持ちに嘘はない・・・だけど・・・だけど今は・・・」





さやか「あたしは・・・あたしは・・・」




セーラーV「さ・・・さやか!?」




さやか「あたしは!!男の恭介が好きなんだあああああああああ!!!」




ビカッ


心電図仮面「!?」



セーラーV「そ・・・そんな・・・記憶の書き換えが!!」




マッギーカ「馬鹿な・・・第三者の呼びかけもなしに自力で跳ね除けた!?」





さやか「恭子!あんたの悲しい気持ち!痛いほど伝わったよ!だってあたしも一度魔女になった身だから!」

さやか「それでもあたしは・・・男の恭介が好き!恭子の気持ちには応えられない!」



セーラーV「そんな・・・どうして・・・」

さやか「わざわざ言わせないでよ!あたしは・・・あたしはもう恭介の女になっちゃったって事だよ!」



セーラーV「・・・?」


さやか「・・・鈍いのは女の子になっても共通!?」

さやか「あたしはね・・・もう・・・」





さやか「恭介なしじゃ生きられない身体なの!!」



セーラーV「な・・・!!?」ずどーん




さやか「男の恭介じゃなきゃ駄目なの!男女じゃなきゃ成立しないところまで仲良くなっちゃったから!!」



さやか「もう・・・わかるよね・・・///」



セーラーV「そ・・・そんな・・・恭介とさやかが・・・既に・・・」




セーラーV「女子同士の楽園では・・・みんな綺麗なまま生きていけると信じていたのに・・・」


マッギーカ「まずい!処女厨特有の精神崩壊だ!あきらめるなセーラーV!洗脳の演奏をやめるな!!」



セーラーV「うあああああああああああああ!!」


パリーン



さやか「解けた!!」


ほむら「恭介君・・・」

心電図仮面「ほむらさん・・・」



さやか「ほむら!ナニしてんの!?あんたに限ってまどかの事忘れるなんてらしくないよ!」



ほむら「鹿目さんは・・・ただの友達です・・・」

ほむら「どちらか一人しか助けられないのなら・・・恭介君を選びます!!」




さやか「そんなハズは無い!あんた言ったじゃん!まどかを恋人として愛しちゃってるって!」

さやか「思い出せほむら!あんたの愛は・・・あんたの愛はまどかだけのものだったはずだ!!」



ほむら「鹿目さん・・・鹿目まどかさん・・・」

ほむら「ま・・・ど・・・か・・・」

マッギーカ「まずい!洗脳が解ける!セーラーV!心電図仮面を助けろ!美樹さやかを止めるんだ!」

ほむら「う・・・ああああああ!!」





さやか「ほむら!?」

ほむら「駄目・・・!こいつらの洗脳は・・・強力すぎる!まどかの事を・・・忘れちゃう・・・!!」



さやか「気をしっかりもてほむら!!」

ほむら「さやか!私がまどかを完全に忘れる前に!」



パスッ


さやか「これは・・・まどかのソウルジェム!?」


マッギーカ「ついに取り出したな!鹿目まどかのソウルジェムを!やれセーラーV!!
美樹さやかからそれを奪うんだ!!」





セーラーV「さやか!さやか!さやかあああああ!!!どうして・・・・どうして男なんかと!さやかああ!!」ジタバタ



マッギーカ「ナニしてんだお前はあああああああ!?」

マッギーカ「心電図仮面!奪え!鹿目まどかのソウルジェムを奪え!!」



心電図仮面「イエッサー!」


ほむら「さやかには触れさせない!!」バッ



心電図仮面「!?」



ほむら「あなたはおとなしく・・・洗脳の演奏を続けなさい・・・さもなくは・・・私はいつまでも抵抗し続けるわ」


ほむら「演奏しながらさやかからソウルジェムを奪える?無理よね?」

ほむら「ここで演奏を止めれば・・・確実に洗脳できる私を・・・みすみす取り逃がすわよ」




さやか「ほむら!?あんた・・・あんた一体ナニ考えてんのよ!」


ほむら「一旦退くのよ、さやか!」



ほむら「大丈夫・・・こちらにソウルジェムがある限り・・・奴らもまどかの体を大事な人質として
大切に保管するはず・・・腐らせはしないはず・・・・」


ほむら「お願い・・・マミと合流して・・・次は必ずまどかを助け出して!」


さやか「ほむら!あんた・・・あんたまさか・・・」

ほむら「結界魔法ホムリリー!!さやかを市庁の外に!!」



結界「くぱぁ」


マッギーカ「しまっ・・・」




さやか「ほむらああああああ!!」



結界「ぱっくん」



マッギーカ「みすみす・・・美樹さやかを・・・鹿目まどかのソウルジェムを・・・逃がした!!」


マッギーカ「ええい!であえであえ!残りのぱんつ仮面たちよ!美樹さやかを探し出せ!!」



マミぱんつ仮面「イエッサー!」

演歌仮面「・・・」



オルガン仮面「とうっ」



ほむら「言ったでしょ・・・?美樹さやかには触れさせないって」


仮面たち「!!」



ほむら「まどかの事・・・そう簡単には忘れないわよ・・・」

ほむら「あなた達全員で・・・洗脳の魔法をかけなさい・・・そうでなければ・・・いつまでもまどかの事を
覚えてる自信があるわ・・・」




ほむら「完全にあなたたちの手に落ちるまで・・・抵抗させてもらうわよ・・・!!」


仮面たち「・・・」



マッギーカ「セーラーV!なにしてる!?行け!!美樹さやかを追うんだ!!」



セーラーV「恭介!!恭介!!よくもよくもボクのさやかを!!ボクのさやかの純潔をおおおおおおおおお!!」


セーラーV「うわあああああ!!」



仮面たち「!?セーラーVがさやかのパンティから剣を具現化した!?」


心電図仮面「狙いは・・・僕たち!?」


オルガン仮面「落ち着くんだ恭子!僕たちはこの時間軸の恭介じゃない!!」


セーラーV「恭介を!恭介を始末する!!」


ブンツブンンッ ブンッ


ほむら「・・・」



ほむら「そうか・・・奴らは・・・あくまで自分が一番好きな対象と寄り添う未来のために・・・戦っている」

ほむら「まどかを助けるための私たちと違い・・・目的もバラバラのままチームワークが取れていないんだわ・・・」




ピッピッ・・・ピッ・・・


心電図仮面「この時間軸の君の精神は大したものだよ・・・ほむらさん」

心電図仮面「でも・・・直に完成する・・・君は完全に僕が愛したほむらさんの記憶へと生まれ変わる」




ほむら「忠告通り・・・洗脳の演奏を続けていたみたいね・・・」

ほむら「いいわ・・・まどかへの愛が・・・偽りの記憶で覆せるものならばやってみなさい・・・」




ほむら「いつか訪れる叛逆の時・・・一転攻勢まではあなたと恋人ごっこを続けてあげる・・・」



ほむら「でもね恭介・・・あなたとなら洗脳抜きに意外に悪くは無いと思っているのよ?
かつて・・・氷室と鹿目ほむらが・・・恋仲になりかけたように・・・相性は悪くないと思うわ・・・」




ほむら「こんな手段であなたに落ちるのは・・・残念で仕方ないわ・・・」



心電図仮面「・・・僕も・・・いや・・・僕たちも本当は洗脳抜きで真剣に好きになってもらいたいさ」

心電図仮面「でも・・・君たちは決して鹿目さんを諦めないだろ?だからこうするのさ」



心電図仮面「どちらかといえば百合寄りだった君たちの優先順位を男に書き換える。そうすることでしか
君たちは鹿目さんの抹殺を受け入れてくれそうにないから・・・」

ここまで

さやか「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」



SP「いたぞ!逃がすな!!」

SP「相手は一人だ!撃て!撃てーっ!!」


チュイン!



さやか「あ・・・ぐっ!」




~~~


さやか「杏子・・・ほむら・・・まどか・・・」


さやか「恭介・・・」




さやか「マミさん・・・マミさんと合流しないと・・・」





~~~
アイドル候補生強化合宿所


マミ、なぎさの部屋

~風呂場~


マミ「妙な胸騒ぎがするわね・・・杏子たちは大丈夫かしら・・・」

マミ「私が合宿にいる間なにも無ければいいのだけれど・・・」



なぎさ「マミさーん、入りますなのです!」

マミ「わっ!?なぎさちゃん!?」


なぎさ「ペアを組む者同士、裸のお付き合いは大切なのです!」


なぎさ「さぁさぁ!その豊満なボディをなぎさに預けるのです!」


マミ「ちょ・・・きゃっ!やめ・・・くすぐった・・・うんっ」



なぎさ「けしからないですねマミさん!この体で一体どれほどの男をたぶらかしてきたのです?」

マミ「なにをオヤジみたいな事を言っているの!?ちょ・・・」



マミ(なんだかこの子・・・ノリがさやかさんに似てるわ!)


なぎさ「今度はマミさんに洗ってほしいのです!」


マミ「えっと・・・こうかしら?」キュッキュッ



なぎさ「きゃあっ!マミさんの手つきえっちいのです!なぎさ、感じちゃいます!」

なぎさ「やっぱりマミさん色々上手いのです!マミさんを抱く男の人に嫉妬しちゃうのです!」


マミ(・・・この子・・・耳年増なのかしら・・・小学生なのに・・・なぜそんな事を・・・)



マミ「ねぇ・・・なぎさちゃん?誰に教えてもらったか知らないけど・・・抱くだとかどうとか・・・
あまり意味の知らない言葉を口にするのはお姉さんいけないと思うなー」



なぎさ「なぎさはもう大人の女性なのです!意味はバッチリ掴んでますのです!」



なぎさ「おっと・・・これは内緒の話でしたね」

マミ「?」



なぎさ「わかったのです!マミさんがそういうのならなぎさは小学生らしくするのです!」


マミ「そう・・・いい子ね」



なぎさ「・・・」


マミ(なんだか昔の杏子を思い出すわね)

マミ(あの頃は素直に甘えてくれたのにな・・・
ふふっ・・・後でさやかさんにからかわれるのが悔しいからかしら?)



なぎさ「・・・かなりまずいことになってきましたね・・・」

マミ「ん?」



なぎさ「いえ!なんでもないのです!独り言です!」

さやか「とりあえず傷を塞がないと・・・どこか・・・どこか休める場所に・・・」



~さやかの家~


さやか「SPが・・・見張っている・・・」

さやか「おそらく・・・マミさんと杏子のマンション・・・ほむらとまどかのマンションも同じだろうね・・・」



さやか「あたし・・・一人ぼっちになちゃった・・・」




さやか「となると・・・ホテルしか無いか・・・いい思い出もあるけど・・・嫌な思い出もある場所なんだよね・・・」


さやか「あたしの身元はとっくにバレている・・・ホテルにまで手配が回る前に・・・傷を回復させないと・・・」


~ホテルの一室~


さやか「いつの間にかまた、消えてるね・・・インキュベーター・・・」

さやか「終始カメラを回していたけれど・・・奴が敵になるか味方になるか・・・わからない・・・」


さやか「マミさんとの連絡も頼めない・・・携帯も手放してるみたいだし・・・どうやって合流すれば・・・」






さやか「銃痕を塞いだら・・・魔力を使い果たしちゃった・・・眠って回復するしか・・・」

さやか「朝になったら・・・すぐに行動を起こそう・・・
どうにかしてマミさんと合流して・・・まどか達を取り戻す方法を・・・」




さやか「恭介・・・もう・・・会えないのかな?」



さやか「すう・・・」



~さやかの家~


恭介「さやかが・・・!?」

SP「そうだ、いずれ強力な魔女となる者のソウルジェムを持ち出した」



SP「このまま美樹さやかが出頭しなければ我々は彼女も魔女狩りの対象とみなして指名手配しなければならない」


恭介「そんな・・・?なにがなんだか・・・一体さやかに何が・・・」




ここまで

次の日は休日



上条邸


恭介「!!」



テレビ「国営放送です。皆様どうか心を強く持って聞いてください」


テレビ「昨夜・・・見滝原市庁にやって来たアメリカ軍によって隔離していた・・・やがて世界を
滅ぼす危険性のある魔女へとなりうる魔法少女」



テレビ「そのソウルジェムが・・・一人の魔法少女によって奪われました」

テレビ「犯人は尚も逃走中。このままですとグリーフシードが孵化する可能性が高いということです」



テレビ「指名手配される魔法少女は美樹さやか(15)」



恭介「実名報道!?」


テレビ「政府は彼女に関するあらゆる情報を求めています」



恭介「そんな・・・さやかはただ友達を・・・鹿目さんを助けたかっただけなのに・・・
これじゃあ悪人みたいじゃないか!」



恭介「まずい!実名報道されたとなると・・・次に被害を受けるのは・・・」




~美樹家~


マスゴミ「お母さん一言オナシャス!」

マスゴミ「さやかさんに最近なにか不審な動きはありませんでしたか!?」



さやかーちゃん「帰ってください!私から言うことはなにもありません!!」



恭介「お義母さんから離れろ!このゴミども!!」


マスゴミ「!?」


マスゴミ「あ・・・あなたはバイオリン天才少年の上条恭介君!?」



恭介「身元がバレてる!?」

マスゴミ「そういえばこの少年は美樹さやかとただならぬ関係だとか」



マスゴミ「恭介君!なにか一言!?君の彼女はヒスを起こすタイプじゃありませんか?」



恭介「」プチン

バキン!!


マスゴミ「ひ・・・・ひいいい!?ひいいい!?バイオリンで・・・バイオリンで思いっきり殴りやがった!?」

恭介「帰れよ」



マスゴミ「こ・・・これもスクープだ!!天才少年上条恭介が暴力事件を」

恭介「事件にしたければするがいいさ」


恭介「僕は天才少年なんかじゃない!一人の大切な人を守ることだけで精一杯のただの凡人なんだ!」

恭介「100万円のバイオリンはいい音がするだろ?いい加減にしないともう一発・・・」



マスゴミ「く・・・くそ!覚えてろ!報道陣をなめるんじゃねーぞ!
お前がこの先音楽の世界にいられないようにしてやる!将来をめちゃくちゃにしてやる!」



恭介「今の・・・撮らせてもらったよ。僕が傷害ならあなたのは脅迫だ」

マスゴミ「しま・・・」


恭介「他の時間軸でどんな無神経なことをしでかしたからしらないけど・・・少なくとも今の
僕にとっての優先順位はバイオリンよりさやかだ」

恭介「だから将来はプロのバイオリニストじゃなくてもいいのさ。
さやかと一緒なら平凡なサラリーマンをやるのも悪くないからね」



恭介「お義母さん・・・」

さやかーちゃん「恭介君・・・」



さやかーちゃん「どうなってるの・・・?さやかは・・・さやかは・・・」



恭介「とりあえず・・・落ち着きましょう・・・僕たちに出来ることは・・・さやかを信じることだけですから」

今日は予定があるのでここまで

次の日は学校

通学路


恭介「やあ・・・志筑さん・・・中沢・・・」


中沢「恭介・・・」

仁美「恭介さん・・・顔色がすぐれませんわ・・・」



中沢「無理もないさ、何があったか知らないけど・・・美樹が悪人扱いされて
世界手配されてるんだからな」



マスゴミ「ねえ君たち、美樹さやかさんについて何か知らないかい?」

生徒「いえ・・・」



マスゴミ「ねえ君は?君は?」



恭介「・・・また頭が悪いのが湧いてきたね・・・」



不良A「いつかやらかすんじゃないかと思ってましたよー俺は」




恭介「!?」



マスゴミ「へぇ・・・詳しく聞かせてよ」

不良A「あの生徒、中学生の割にエロイ身体してましたからね」


不良A「夜遅く出歩いてたみたいだし、援交の噂が絶えなかったし」



恭介(それは魔法少女としてのパトロールだから仕方ないだろ!
なにを言い出してるんだコイツは!?)


不良A「金目当てでオヤジと寝るような生徒ですよー?
もっと悪いことしでかしても不思議じゃないって」



恭介「おい・・・」

仁美「きょ・・・恭介さん!」


中沢「恭介、抑えろ!そいつは・・・」



不良A「あいつの彼氏の誰だっけ?も金持ちの坊ちゃんですからねー。
金目当てで付き合ってるのかもしれませんよ」

不良A「魔女を悪用しようとしているオヤジに金と性の奴隷として囲われてた可能性が・・微レ」




恭介「」プチン

恭介「おい・・・」がしっ


不良A「なんだこいつ・・・!?離せよ!」

恭介「僕のために・・・魂までも差し出してくれた子が・・・金目当てだって!?」



不良A「!!やべえ!本人かよ!」



仁美「恭介さん!やめて!」

中沢「やめろ恭介!その先輩は・・・」


恭介「先輩・・・?おかしな事言うんだね・・・僕たち3年生だから後輩か同学年しかいないじゃないか」



恭介「取り消せ・・・そして謝れよ」

不良A「!?」



恭介「さやかに・・・謝れ!!」




氷室「!!」




氷室「お、おい恭介!何やってるんだ!やめろ!!」


不良A「た・・・助けて氷室先生!」



氷室(!!こ・・・こいつは!?)



氷室「君は確か・・・もう卒業した生徒じゃなかったっけ?」


氷室(少なくとも僕の時間軸では・・・こいつは僕が2年生の時三年生だったはず)




中沢「氷室先生、知らないんですか?ダブリでPTA会長の息子で有名な先輩ですよ」

氷室「!?ダブリ!?中学校で!?」



仁美「ワルプルギスを終えて氷室先生が赴任してくるまでの間に大きな事件をやらかしたんです」


仁美「本人曰く、不良のフリをしてれば誰も逆らわなかったからなんでもできるって勘違いしていたらしいですわ」



氷室(・・・そうか・・・こっちの時間軸ではボクがこいつを殴らなかったから・・・本人が
思い上がって・・・留年を喰らうようなとんでもない事故を・・・)

氷室(僕のあれがただしい行動とは思えないけど・・・少なくともこいつにとっては
殴られた方がまだマシな性格になっていたんだ・・・)



恭介「どいてくれ氷室さん!そいつは!そいつは!!」

氷室「そぅい!!」


ゴチン!


恭介「ぶっ!?」

不良A「ばっ!?」




仁美「二人のおでことおでこを・・・思いっきりぶつけましたわ」

中沢「なにをしてるんだ氷室先生!?」



恭介「う・・・いたたた・・・」

不良A「い・・・いってー!何するんだ!」



氷室「喧嘩両成敗だ。構わないね」


不良A「構うよ!お・・・お前はママに頼んで首にしてやる!」



氷室「うん。いーよー。和子が君がやらかした数々の事件の弱みを握ってるから、
それをマスゴミに売られてもいいならね」



不良A「な・・・!?」




氷室「恭介・・・僕もニュースでさやかが指名手配されたことは知っている・・・
君が一番辛いだろうけど・・・今はただ落ち着いて新しい情報を掴むまで待つんだ」



恭介「でも・・・でも・・・!!」



氷室「つらいのは・・・君だけじゃない」



恭介「!!」


中沢「・・・」

仁美「・・・」



氷室「いいか・・・落ち着くんだ・・・君一人だけで抱え込んじゃいけない。
それは・・・僕の時間のさやかがしてしまった事だ」

氷室「今日は学校、職場・・・あらゆる場所で一斉に国営放送を流す・・・
今後のことはそれから考えるんだ」



まどか達のクラス(※まどか、杏子、さやか、ほむら、中沢、仁美、恭介は同じクラス)



氷室「みんなもニュースや新聞を見て知っていると思うが・・・昨日クラスの美樹さやかさんが・・・
強力な魔女を生むソウルジェムを持ち出した重犯罪者として指名手配されました」



氷室「クラスメイトの魔法少女たちも・・・今日は学校に来ていません・・・おそらく美樹さんだけでなく
彼女たちもこの件に関わっています」



氷室「では・・・9時半になりましたのでテレビをつけます。政府からこの件について発表があるようです」




ピッ


マッギーカー「日本の皆さん、おはようございます。私はアメリカ陸軍最高司令官
ルミナス・マッギーカー」



マッギーカー「一年ほど前・・・見滝原で起こった一連の出来事・・・ワルプルギスの夜
と呼ばれる怪物と・・・それに立ち向かう魔法少女たち・・・ある少女の願いにより私たちは
それらを「認識」することができました」



マッギーカー「今や魔法少女は魔女や魔獣を倒すためなくてはならない私たちのヒーローです」

マッギーカー「魔法少女はいずれ・・・魔女になる存在ですが・・・一人の魔法少女が一生で倒す魔女数を
鑑みれば・・・これは小さな弊害と言えるでしょう」




マッギーカー「だが・・・彼女だけは違いました」



マッギーカー「鹿目まどか・・・結論から言えば・・・彼女が魔女になるとき・・・世界は滅びます」




クラスメイトたち「!!」ざわ・・・



マッギーカー「私たちは心を痛めながらも鹿目まどかの暗殺を決行しました」

マッギーカー「しかし・・・魔法少女の本体・・・ソウルジェムは手に入れることができませんでした」




マッギーカー「このままでは・・・いずれソウルジェムはグリーフシードへと変化し、世界を滅ぼすほどの魔女を生むでしょう」



マッギーカー「そして・・・そのソウルジェムを持ち出した魔法少女・・・いえ・・・
魔女の名が・・・美樹さやかなのです」



恭介「!!」

恭介「さやかが・・・魔女!?いきなりなにを言ってるんだ!?」




マッギーカー「今・・・見せましょう・・・この映像が・・・美樹さやかの「魔女」・・・そして・・・
鹿目まどかはこれよりも恐ろしいモノを秘めていると」

テレビの映像

ほむら「ぬううううう!!」

さやか「落ち着けほむら!魔女が出てる!!」

さやか「出てきて!あたしの魔女!ほむらを抑えて!」


ズン!!




恭介「!!」



クラスメイトたち「う・・・うわあああああああああああああああああ!!」



仁美「さ・・・さやかさん・・・」

中沢「ひ・・・ひいいいい!!」





マッギーカー「これが・・・魔女です」

マッギーカー「見滝原市の皆様・・・どうかご協力お願いいたします・・・情報をお寄せください」



マッギーカー「鹿目まどかのソウルジェムが手に入らなかったその時は・・・
美樹さやかの潜んでるエリアごとミサイルで爆破せよとの指令が出ております」



クラスメイト「!!」




マッギーカー「大勢の大切な人を守るため・・・一人の犠牲に目をつむってください・・・
鹿目まどかさえ・・・魔女にならなければ・・・世界は救われるのです」




マッギーカー「そして・・・鹿目まどかの片棒をかつぐ・・・魔女・・・美樹さやかを・・・引き渡して・・・」



ガガガ・・・ピーッ



クラスメイトたち「!?」




キュゥべえ「やあ人類諸君!キュゥべえだよ!これからちょっとだけ君たちのお茶の間にお邪魔させてもらうよ!」


中沢「電波ジャック!?画面がいきなり変わったぞ!」

恭介「インキュベーター!!」

キュゥべえ「エキサイティングを集めるこちらの身としては
君たちが望む結末まで誘導してあげる必要があってね」


キュゥべえ「そこでだ!ひとつアンケートといこうじゃないか!」



恭介「アンケート!?」



キュゥべえ「つまり・・・自分が美樹さやかならどうするか・・・
世界を敵に回してでも友達を救うため戦い続けるか・・」

キュゥべえ「友達を犠牲にして平和を守るため戦いをやめるか」



キュゥべえ「君たちの投票によって物語の結末が変わるかもよ!」


キュゥべえ「戦いを続ける場合は0120ーQQQーQQQまで!
戦いをやめる場合は0120-BBBーBBBまでお電話を」



キュゥべえ「ネット投票でも受け付けてるよ!今日の24時までに集まった票が多かった
結論へと美樹さやかを誘導してあげるからね!」



恭介「戦いを続けるか・・・戦いをやめるか・・・」




恭介「僕は・・・さやかに無事に帰ってきて欲しいけど・・・」




恭介「そのために・・・鹿目さんを犠牲にする・・・!?」



恭介「どうなんだ・・・僕は・・・僕は・・・」





マッギーカー「Shit!インキュベーター!!」

マッギーカー「奴が誰の味方でもないことは・・・なんとなくわかっていたが・・・
まさかこんな方法を使って妨害してくるとは!F○CK!!」




AD「回線復帰しましたー」


マッギーカー「OHNO!見られた!?今の見られた!?」




マッギーカー「コホン、3日・・・待ちましょう」



マッギーカー「3日たって美樹さやかが出頭しない、
もしくは身柄を確保できてもソウルジェムをほかの場所へ隠している場合は・・・」


マッギーカー「鹿目まどかの肉体を破棄する!そして・・・この街を焼き払う!」

恭介「そんな・・・」



マッギーカー「これを聞いているであろう美樹さやか本人は速やかに出頭すること。
そして・・・彼女を見つけた者はすぐ連絡をよこすこと」


マッギーカー「さもなくはこの街は・・・」



クラスメイトたち「!!」


クラスメイト「お・・・おい・・・どうするよ・・・」



クラスメイト「美樹を差し出さないと・・・この街が無くなるんだぞ!」

クラスメイト「今から行こう!市民全員で探せば・・・」




わーっぎゃーっ


氷室「落ち着けみんな!まだこの街にミサイルが打ち込まれると決まったわけじゃない!」



氷室「3日だ!逆に言えば3日は安全なんだ!ギリギリまで友達を売るような結論を出すんじゃない!」



恭介「さやか・・・そんな・・・」


仁美「中沢くん・・・この流れはもしかして・・・」

中沢「そ・・・そうか!恭介!落ち込んでる暇はねーぞ!この報道のされ方だと・・・次に危ないのは!」




恭介「!!」





~鹿目家~


市民たち「この街から出て行け!」パリーン


市民たち「魔女を産み落とした母親がいる!そいつも魔女に違いない!!」



詢子「ふざけやがれ!まどかが・・・他人のことを考えれれるまどかが魔女であってたまるか!」


タツヤ「怖いよ・・・パパ!ママー!!」


知久「タツヤ!窓のそばにいちゃだめだ!部屋に戻るんだ!」


キキーッ

市民たち「リムジン!?」



ガチャッ



市民たち「!!黒服のSPたちだ!やっぱり魔女の家族をやっつけにきたんだ!」



SP「成敗されるのはお前らだぜ」


ドスッ


ボコッ




詢子「!?黒服たちが・・・石を投げていた市民を!?」



仁美「SPはSPでも・・・志筑ポリスの略称ですわ」


詢子「仁美ちゃん!」



仁美「はやく乗ってください!隠れられる場所へと案内します!」





~美樹家~


市民たち「美樹さやかは魔女だ!その家族も魔女だ!」

市民たち「さっさと娘を政府に差し出せ!そうすれば俺たちは助かるんだ!!」




恭介「どけえええええ!!」




市民たち「うわっ!?なんだこいつ」



恭介「お義母さん!お義父さん!大丈夫ですか!?」



さやかーちゃん「恭介君・・・」


恭介「とりあえず僕の家へ隠れてください!大丈夫!僕は・・・僕は最後までさやかの味方ですから!!」





ここまで

鹿目家は志筑家に避難


美樹家は上条邸に避難



知久「これから先・・・この街はどうなっちゃうんだろうね・・・」

詢子「まどか・・・悔しいな・・・何もできないなんて・・・」



その夜
~上条邸~



コンコン


恭介「!?窓を叩く音が!?」


バサッ


恭介「そのシルエットは・・・まさか!」



恭介「さやか!」


ガチャッ




さやか「可愛い女の子だと思った?」

さやか「残念!さやかちゃんでした!!」



恭介「さや・・・」



ちゅうっ


恭介「むぐ・・・ぷはっ!?」


さやか「少し静かにしてね恭介・・・騒がれるとあたしがここにいるのがバレるから」




さやかーちゃんさやとーちゃん「「さやか!」」






さやか「ごめん父さん・・・母さん・・・あたし・・・またすぐに行かなくちゃいけないから・・・」


さやか「ちょっと恭介とふたりっきりにさせてくれるかな?」







さやか「なんだか・・・本当にロミオとジュリエットみたいだね・・・街から目の敵にされた
ロミオがこっそりジュリエットに会うシーンがあったよね」


恭介「・・・その流れに沿うとしたら・・・この後・・・」


さやか「///何考えてるのよ!恭介のえっち!」



さやか「・・・」



マッギーカー(上条恭介はバイオリンの腕を認めれて渡米したわけじゃない。
DNAを採取するために呼ばれたのだ)



さやか「ねえ恭介・・・」

恭介「なんだい?」



さやか「ジャニーさんにスカウトされた時・・・嬉しかった?」



恭介「もちろんだよ!至極光栄なことなんだよ!音楽をやる者にとってジャニーさんに指導を受けることは!」


さやか「・・・」



さやか「もしも・・・もしもだよ恭介・・・」

さやか「恭介のバイオリンが・・・ちゃんとした評価を貰えず・・・誰も見向きしてくれなくなったとして・・・」



さやか「それでも・・・恭介はバイオリンを続ける?それとも・・・やめちゃう?」


恭介「世界中の誰もがっていうのは・・・さすがにちょっと淋しいかな・・・」

恭介「さやかと分かり合う以前の僕なら・・・認められないことに対して八つ当たりしていたと思うけど・・・」



さやか「けど・・・?」

恭介「世界中の誰もが見放したとして・・・それでもさやかが聞いてくれるのなら・・・僕は弾くよ」



恭介「それが・・・僕がバイオリンを続けていこうとしたきっかけだったから・・・
だから僕は・・・それさえ貫き通せればそれでいい」



さやか「そっか・・・そっか・・・」



さやか「えらいなー恭介は!よくぞそこまで成長した!」なでなで



恭介「ちょ!?さやか?やめてよ!子供扱いするのは」


さやか「照れるなって!かわいいやつめ!」




さやか「それと・・・もう一つ」


さやか「まどかが世界を滅ぼす魔女になるとして・・・恭介はまどかを犠牲にできる?」

恭介「な・・・!?」


さやか「そうしないと・・・もしあたしも恭介もみんな死んじゃうとしたら・・・
まどかのソウルジェムを砕いてくれって言っちゃう?」



恭介「・・・」



恭介「ごめん・・・わからないよ・・・」


恭介「さやかを助けるために・・・鹿目さんを犠牲にする必要があるとして・・・
それを選んで本当にそれが正しいかどうかなんて・・・僕には決められないよ・・・」



恭介「でも・・・ギリギリまで悩んで・・・さやかと鹿目さんどちらかしか救えないのなら・・・
そうするかもしれない・・・」


さやか「そっか・・・」



恭介「今は・・・なんとも言えないよ・・・」

恭介「ごめんね・・・情けないことしか言えない彼氏で・・・」





さやか「ううん!悩んでるだけ上等!そこが恭介っぽいところでもあるわけだし!」

さやか「あたし・・・ほかのどの時間軸でもない・・・
この世界の恭介を好きになって・・・本当に良かったって思えるよ」



恭介「さやか・・・?君は一体何の話を・・・」



さやか「平行世界という可能性・・・」

さやか「もしかしたら・・・どこかの別世界では・・・あたしが恭介との失恋を乗り越えた世界があったかもしれない」


さやか「そっちのさやかからすれば・・・恭介といっしょになるのが幸せとは限らないだろうけど・・・」




さやか「あたしは少なくとも・・・今のあたしで良かった・・・恭介を好きになって・・・良かったって」



恭介「さやか・・・?話が見えてこないよ・・・」



さやか「今あたしが相手をしているのは・・・悩むことから逃げ出して・・・勝手に一人で抱え込んじゃった
別世界の恭介たちなんだ」


恭介「!!」



さやか「そっちの恭介達は・・・あたしでも仁美でもなくて杏子達を好きになった恭介なんだけど・・・」


さやか「あいつらは・・・一人で結論を決めちゃったんだ・・・まどかを犠牲にするのが正しいって」



恭介「そんな・・・」

さやか「だーかーらー、あたしは行かナイト!」



さやか「あっちの恭介にとってみれば・・・あたしなんてただの友達かもしれないけど・・・」

さやか「でも・・・だからこそちゃんとぶっ飛ばしてやらなきゃ駄目だと思った・・・
それが・・・親友としての恭介たちに・・・してあげられることだと思ったから・・・」



さやか「まどかを犠牲にしようとしているのが許せないんじゃない・・・
一人で抱え込んだことが許せないから・・・」



さやか「あたしは・・・まどか達だけでなく・・・あの恭介たちも助けてあげたいから・・・」




さやか「それに・・・氷室さんの時代・・・そしてこの時代でも魔女化したあたしのために
命を張ってくれた杏子・・・」

さやか「まどかの旦那ポジションを受け継いで・・・あたし以上にまどかを楽しませてくれたほむら・・・」



さやか「大切な人達みんなを・・・誰ひとり欠ける事なく守りたいから・・・」



さやか「それが正しいかどうかわからない・・・」

さやか「まどかを助けて・・・その後18歳になる前に魔女化する可能性だってゼロじゃない」



さやか「それでも・・・守りたいと思ったんだ」



恭介「さやかこそ!一人で抱え込んでるじゃないか!他人の心配をするのもいいけど・・・
自分の身のことも考えてよ!」



恭介「さやかがもし・・・鹿目さんを差し出すって結論を出したとしても・・・僕はそれを非難しないよ・・・
さやかを嫌いになんか・・・ならないから・・・」



さやか「抱え込んでなんかないよ・・・だって・・・恭介が話を聞いてくれたもん」


恭介「!!」



さやか「あたし・・・ずっと魔法少女のこと・・・契約の内容は恭介には秘密にするのが正しいと思ってたんだ」

さやか「でも・・・違ったよ・・・恭介に知ってもらえて・・・やっぱり嬉しかったんだ」



さやか「辛いことも嬉しいことも・・・なんでも言い合える・・・分け合える恭介と・・・
やっぱりまだまだ一緒にいたい」

さやか「あたしの内面の・・・綺麗事じゃない所も・・・恭介に分かってもらいたい」

さやか「だから・・・あたしは・・・絶対帰ってくるから・・・」



恭介「さやか・・・そんな・・・フラグみたいな事言わないでくれよ・・・・」

さやか「恭介が待っているここを・・・本当のあたしを出せる・・・唯一の場所にしたいから・・・」




さやか「だから・・・今日は・・・」

恭介「!!」




さやか「ずっといっしょにいよ?ね?」



恭介「さささ・・・さやか!?」

さやか「言ったでしょ?次はあたしがリードしてあげる番だって」



さやか「あたしの・・・その・・・はしたない部分も・・・恭介に知っててもらいたくて・・・///」



さやか「さっき言った並行世界の恭介たち・・・その中に女の子の恭介がいたの」

さやか「その子は・・・女の子のあたしが好きだって這い寄ってきて・・・」


さやか「危うく洗脳されかけたけど・・・あたしが・・・男の恭介じゃなきゃダメな理由は
・・・その・・・そういう部分でもあるから・・・///」





さやか「もう二度と・・・惑わされないように・・・あたしは・・・あたしは・・・」

恭介「さやか!」



さやか「あたしは・・・「女」になるから!!」



恭介「だったら・・・だったら僕も・・・ただのいやらしい「男」として一言いわせてくれ!」


さやか「なぁに?」



恭介「こここ・・・これが最後だなんて嫌だからね!僕も・・・僕ももっともっとさやかと・・・!!」




さやか「ほんっとうにえっちになったね・・・恭介は!」

恭介「僕がこうなったのはさやかのせいだよ!」



さやか「いいよ・・・絶対帰ってきてあげるから・・・」


さやか「全部終わったら・・・それこそ毎日・・・」

恭介「さやかあああああああああ!!!」ギュッ

ここまで

恭介「最初にR18と注意書きを書いてなかったから見せられないよ!」



さやか「朝・・・だね」

恭介「さやか・・・君はこれからどうするつもりだい?」



さやか「3日目の・・・ミサイル発射最終日まで・・・
魔力を回復させてどうにかマミさんと合流できる方法を実行するよ」


さやか「それまで・・・あたしの家族にはここにいてもらって・・・」



さやか「恭介・・・もしもの時のために・・・あたしの家族といっしょに逃げる準備をしといてね」

恭介「!!」



恭介「そんな・・・嫌だよ!これが最後じゃないって言ったじゃないか!」

恭介「まさか・・・さやか・・・君は最初からそのつもりで・・・」




キュゥべえ「やあ、さやか」


さやか「キュゥべえ・・・」

キュゥべえ「全国民のアンケート調査・・・集計が終わったけど、結果を聞くかい?」



さやか「いいや、聞くまでもないよ。あたしの考えは変わらないからね」



さやか「たとえ悪者扱いされたとしても・・・負けるとしても・・・最後の最後まで・・・
まどかを助けるために戦う!そう決めたから」


キュゥべえ「そっか・・・」




恭介「待ってくれさやか!帰れる約束ができないのなら行かないでくれ!」


さやか「恭介・・・最後に会えて嬉しかったよ」

さやか「あたしは・・・戦い続けなきゃダメなんだ・・・それが・・・魔法少女だから」



恭介「さやかあああああ!!」






恭介「僕は・・・」

恭介「僕は・・・なんて無力なんだ・・・」




キュゥべえ「上条恭介・・・さやかを守る力が欲しいかい?」

恭介「!?」

キュゥべえ「さやかから聞いただろう?敵の正体を・・・敵は魔法使いの契約を交わした君自身なんだ」

キュゥべえ「政府は発表を渋っているが・・・すでに魔法使いのシステムはこの世界に存在するんだ」



キュゥべえ「さらに氷室のいた時代のようなややこしい条件もない。30前の男子も契約できるようにしといたよ」



キュゥべえ「さやかを守る力が欲しいのなら・・・是非ボクと契約して魔法使いになってよ!」


キュゥべえ(観客はこの出来事を美樹さやかに感情移入して見守るに違いない)

キュゥべえ(だからさやか自身の動揺は・・・そのまま観客のエキサイティングへと繋がる・・・
上条恭介を戦いに巻き込んでしまったと美樹さやかが背負えば・・・それが観客のストレスにもなる)



キュゥべえ(もっともボクの本当の目的は・・・
鹿目まどかの魔女化・・・ほかの子は興味ないけど・・・彼女はきっとエキサイティング以上の膨大なエネルギーを
生むに違いないからね・・・)


キュゥべえ(だからさやか側なんだ・・・
鹿目まどかが生きている・・・魔女になる可能性がゼロじゃない状態が一番いいんだ)


恭介「僕は・・・」

恭介「僕は・・・まだ・・・わからない・・・」


キュゥべえ「?」




恭介「鹿目さんを助けることも・・・鹿目さんを犠牲にすることも・・・それのどちらが正しいかなんてわからないよ」


恭介「ギリギリまで・・・悩ませてくれ・・・僕はまだ決断できない・・・」




~その頃、アイドル側~

P「おい・・・どうするよ・・・アイドルがどうのこうの言ってられない世の中になってきたぞ・・・」

P「だからと言って・・・今更ライブの予定を中止できるか?こういう時人間ってのは意外に薄情なモンなんだよ、
見滝原市以外の住人は他人事のように今も日常を楽しんでるんだから」



P「ノストラダムスみたいなもんだろ。自棄的になったほうが負けなんだ。
幸い候補生たちは外界との情報をシャットアウトしているから・・・予定通りいくぞ」


P「今回・・・デビューに耐えられそうな候補生はいるのか?」



P「います。それも二人」

P「巴マミ・・・それと百江なぎさ」



P「二人は今回の合宿でペアでしたので結束もバッチリかと」


P「・・・デュエットでデビューさせてみるか・・・様子を見て・・・人気でそうな方はソロデビューさせよう」



3日目・・・ミサイル発射猶予最終日



機械音「ピンポンパンポーン」


国民たち「?」


キュゥべえ「やあ!人類諸君!キュゥべえだよ!今日はなんの日か・・・君たちは覚えてるよね?」

キュゥべえ「見滝原市がなくなるかも知れないこの日・・・それでも諦めずに戦うただひとりの魔法少女」



キュゥべえ「美樹さやかの活躍を・・・お茶の間に届けるからみんな、楽しみにしていてね!」




さやか「・・・インキュベーターめ・・・余計なことを・・・」

さやか「これじゃあ・・・あたしが今から乗り込みますって言ってるようなもんじゃん・・・」



さやか「・・・」

さやか「結局・・・ありとあらゆる邪魔が入ってマミさんとは合流できなかったな・・・」



さやか「ほかの街の魔法少女も・・・追求を恐れて我関せずって感じだし・・・」

さやか「でも、やるしかないよね!まどかが・・・みんながあたしの助けを待ってるんだから!」





~アイドル側~


マミ「いよいよ・・・今日は特訓のお披露目ライブね!」

なぎさ「そうですね!」


マミ「ライブが終わったあとは・・・誰がデビューするか発表があるのよね?はあ・・・緊張するなあ」

なぎさ「大丈夫なのです!マミさん頑張ったのです!」



マミ「なぎさちゃんがいてくれたからこそだわ」

マミ「私・・・同じ部屋に入る子がライバル意識の高い子だったらどうしようって思ってたけど・・・」


マミ「なぎさちゃんは自分の特訓があるにも関わらず私を楽しませてくれたわ!それが・・・辛い時どれだけ
励みになったか・・・」




なぎさ「マミさんは・・・本当に夢を見つけたのですね・・・魔法少女だけに囚われていたあの頃と違って」

マミ「・・・?魔法少女のこと・・・話したかしら?」


マミ「とは言えないわね・・・一年前まどかさんの願いで世界は・・・魔法少女の存在を認識したのだから・・・」




なぎさ「もしも今・・・その夢を捨てて・・・魔法少女としてまた戦うべきかどうか・・・
迫られてるとしたらどうします?」

マミ「!?」

なぎさ「これが・・・見滝原市の現状と・・・さやかが置かれている状況なのです」

マミ「なぎさちゃん・・・通信機器は全部預けるって合宿前に・・・」


マミ「!?」

マミ「これは・・・」



なぎさ「さやかは今・・・マミさんの助けを必要としているのです」


マミ「私は・・・私は・・・」


なぎさ「でも・・・このライブをぶっちすればアイドルへの道が二度と開かれないのもまた事実なのです」

なぎさ「学校と魔法少女・・・それに・・・杏子との共同生活・・・マミさんはそれでも
アイドルのレッスンを少しずつ積み重ねてきたのです」


なぎさ「そして一年間・・・間違いなく候補生で一番頑張っているのはマミさんなのです・・・
デビューに選ばれるのもおそらくマミさんなのです」


なぎさ「本当は・・・もっと早く教えたかったのですけど・・・マミさんの頑張ってる姿を見ていたら・・・」


マミ「・・・」



なぎさ「こんなギリギリで申し訳ないと思いますけど・・・やっぱりマミさんに決めて欲しいのです!」


なぎさ「さやかが一人で解決する方に賭けてアイドル業に専念するか・・・助けに行くかを」




マミ「なぎさちゃん・・・あなた一体何者なの?」

マミ「同じ・・・魔法少女?」




なぎさ「はい!なぎさは魔法少女なのです!でも・・・それだけじゃないのです」


なぎさ「時空の使者・・・それがなぎさの本当のお仕事なのです!」



マミ「まさかあなたは・・・いえ・・・あなた達は・・・」





スタッフ「本番30分前でーす。リハーサルお願いしまーす」



P「!?百江と巴は!?」


Pたち「どこにもいないぞ!?」



P「そんな・・・本命ふたりが・・・デビュー目前で失踪!?」


~学校~


恭介「最終日だよさやか・・・やっぱり君は・・・戦いへと身を投じるんだね」


恭介「学校なんて・・・行ってる場合じゃないのに・・・」

恭介「!?学校を・・・黒服たちがうろついている!?」




中沢「きょ・・・恭介!!」フラフラ

恭介「中沢!?」



恭介「どうした中沢!?ボロボロじゃないか!何があったんだ」



中沢「と・・・ともだティンコ!」


むぎゅっ

恭介「わああああああああああああああ!?ナニしてんだ!?お前は!!」




中沢「うむ・・・やっぱり・・・男だ・・・男の恭介だ」

中沢「恭介・・・恭子ちゃんが・・・肉体的にも女の子そのものの恭子ちゃんがいきなり学校を占拠して・・・」





恭介「恭子!?・・・まさか!さやかが言っていた女の子として生まれた時間軸の僕!?」


中沢「今は血なまこになってお前をさがしている・・・お前を去勢するのがやつの目的らしい」


恭介「去勢!?なぜ僕がおいなりさんを取られなきゃならないんだ!?」




中沢「志筑さんが・・・人質として奴らに囚われている」

恭介「!?」




中沢「逃げろ恭介・・・奴らの狙いはお前だ・・・志筑さんを助けるために捕まれば・・・間違いなく取られる」


中沢「そうなったら・・・たとえ救えたとしても・・・文字通り美樹にも・・・志筑さんにも・・・
申し訳立たないだろ?」



恭介「バカ!そんな事言っている場合か!」


恭介(・・・どうするんだ・・・?男として大事なものを差し出せば・・・志筑さんは助かるけど・・・
それじゃ僕は・・・)



恭介(これがさやかなら・・・僕は迷わなかったのか!?いや・・・助け出せてもそれこそ
もう二度とさやかとは・・・)

恭子の部下「いたぞ!上条恭介だ!」

恭子の部下「志筑仁美を捕らえる時に散々抵抗したヤツも一緒だ!もうあいつも去勢してしまえ!」



恭介「!!やばい中沢!一旦学校外へ逃げるぞ!!」


中沢「きょ・・・恭介!?そんな!?」


ひょいっ


中沢「お姫様抱っこ!?恭介お前いつの間にそんなに筋力をつけたんだ!?」


恭介「いつもさやかを抱えているからかな!」



恭介「男子の体重ならさやか+大きめのバイオリンと考えればそんなの軽いよ!」





~~~


学生服店

恭介「うん・・・やっぱりみんな店を開けたまま誰もいないね・・・
今日にでもミサイルを打ち込まれるかもしれないから」



中沢「恭介!?こんなところに隠れて一体ナニを・・・」

中沢(ま・・・まさか男同士で・・・しかも恭介攻め!?)ドキドキ




恭介「中沢・・・去勢されるかどうかのリスクを背負うのなら・・・いっそ女の子になっちゃえばいいんだよ!」

中沢「!?」



恭介「こっちから仕掛けるのさ・・・君も巴さんに女装のいろはを教えてもらったはずだ」


恭介「わからない所は僕が教えてあげるから(意味深)」



中沢「まさか・・・」




恭介「志筑さんを助けたいのは僕か?いや違う・・・君だろ?」

恭介「大丈夫・・・もう志筑さんの心に僕はいないよ。中沢がナイトなんだ。
きっと志筑さんだって君の助けを待っている」




恭介「奴らの目的が去勢なら・・・女子生徒には手を出してこないはず!ここで見滝原女子の制服を拝借して
もう一度学校に乗り込むんだ!」

ここまで

~学校内~


仁美「離してください!もう!なんで私はこんな役回りばかりですの!?」


恭子「君が・・・魔法少女でも魔法使いでもないのに物語に干渉しようとするからさ」

恭子「囚われのお姫様ポジションにするのにはてってり早いからね」



仁美「あなたは・・・何者なんですか?女装した恭介さんに・・・よく似てますけど」




恭子「このボクを・・・知らないだって!?白々しいよ志筑さん!」

ペシン!



仁美「きゃっ!?」



恭子「君は・・・ボクからさやかを奪ったじゃないか!」

恭子「しかもこの時間軸でも・・・恭介を好きになってさやかを苦しめた!君も恭介も!
ボクのさやかを傷つける敵だ!」



仁美「な・・・なにを言っているのですか・・・あなたは・・・女の子じゃありませんか・・・
さやかさんだって・・・まさか・・・キテイルノ!?」



恭子「そうだ・・・それが素晴らしい!ボクとさやかが女の子同士として出会えたこの時間軸!
これこそがボクの掲げていた愛に裏切られない世界!」



恭子「唯一の誤算は・・・この時間軸では恭介が既にさやかを・・・その・・・」


仁美「なんですか!?よく聞こえませんわ!」



恭子「ええいうるさい!とにかく!これはボクの復讐なんだ!」

恭子「君と恭介!両方に仕返しするチャンスなんだ!ずっと!ずっとこうして君の頬を叩きたかったんだからね!」



仁美「恭子さんは・・・その・・・女の子が好きですの?」

恭子「・・・」



恭子「さやかが好きなんだ」

仁美「否定になってませんわ!」




仁美「わたくしも・・・女の子同士には興味がありまして・・・」

恭子「へぇ・・・」






仁美「もし・・・私を離してくれるのなら・・・恭子さんの欲望を満たして差し上げますわよ」

恭子「・・・なん・・・だって!?」ゴクリ



仁美(これは・・・賭けですわ・・・もちろん私には女の子同士なんて知識は無いし・・・
異性間でも同性間でも愛の無いそれは嫌ですけど・・・)


仁美(不意をついて腹パンをかまして・・・逃げなければ・・・恭介さんがその・・・去勢されてしまいますし・・・)



恭子「そういえば君もさやかに負けないスタイルの持ち主だね・・・」


仁美(カカリマシタワー!!)

恭子「さやかがボクの物になるまでは・・・志筑さんを好き勝手にするのも悪くないな」



仁美(射程距離ですわ恭子さん!喰らえ!叛逆の・・・)



恭子「なんてね」


ひょいっ



スカッ



仁美「!?読まれた!?」



恭子「ナニが女の子同士だ・・・君が初めからその気なら・・・それに徹していれば・・・ボクは
さやかを奪われないで済んだのに!」

恭子「ちゃんと男が好きなくせに!ボクから!ボクからさやかを奪ったくせに!!」


仁美「・・・!?話がかみ合いませんわ!さやかさんがまるで男の子みたいな言い方・・・ハッ!?」




仁美「さやかさんが・・・男の娘!?」


仁美「恭介さんとは・・・ええええええええええええええええええええ!?」



部下A「セーラーV様」

恭子「なんだい?」



部下A「マッギーカー様より市庁に戻れとのご命令が出ております・・・これ以上の単独行動は・・・」

恭子「いずれもどるさ。今日は絶対さやかが乗り込んでくる日だからね」



部下A「マッギーカー様は焦っています・・・美樹さやかを迎え撃つ確実な準備が欲しいと。
できればミサイルもオクレパトラも使いたくないと・・・」

恭子「ええい!うるさいジジイだな!いいよ!ボクが直接話をするよ!」ガチャッ



仁美「・・・出て行きましたわ・・・この隙に・・・脱出方法を考えなくては・・・」

仁美「・・・」



仁美「今度彼女がこの部屋に戻ってきたら・・・本当に一肌脱ぐしかありませんわね・・・」

仁美「恭子さんが・・・ノンケでは無いのなら・・・私の身体で・・・その・・・色仕掛けを・・・」



仁美「ギリギリまで引きつけて・・・改めて腹パンで眠らせるしかありませんわ」




恭子「・・・志筑さん!無事だったかい?」

仁美「恭子さん!」



がばっ


恭子「わっ!?志筑さん!?一体どうしたんだ!?」



ヌギヌギ

恭子「え・・・!?」


仁美「本当にいけない子ですわ恭子さんは・・・目の前にこんなに都合のいい女の子がいるのに」



恭子「ちょちょちょちょちょ・・!?志筑さん!?催眠術でもかけられた!?落ち着いて!何か変だよ!」

仁美「私に脱がせてほしいのですか?しょうがありませんわね・・・」




ヌギヌギ

仁美「あら・・・脱いでしまえば意外に胸は小さいんですわね」


恭子「志筑さん・・・君は一体・・・んっ」ピクッ


仁美「とことん喜ばせて差し上げますわ・・・さやかさんの事なんて・・・忘れる位に・・・」



仁美「さあ・・・下もお脱ぎになって・・・」ベロンッ

仁美「!?」



恭子「それは僕のおいなりさんだ」



仁美「あ・・・あ・・・あああ・・・」


カパッ(カツラ)

恭介「・・・敵の目を欺くために・・・女装して乗り込んだんだけど・・・」

恭介「も・・・もうコレしまっていいかな・・・志筑さんに迫れて・・・不本意ながらその・・・」もっこし



仁美「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

中沢「かっこいいナイト様だと思った?残念!女装した中沢くんでした!」


中沢「!?」


恭介「・・・///」もっこし

仁美「」半裸




中沢「お・・・お邪魔だったかな・・・」


恭介「ま!まってくれ中沢!これは違うんだ!!」

恭介「し・・・志筑さんが強引に脱がせて・・・頼む!さやかには言わないで・・・」



仁美「私だって違います!そんなつもりでしたのではありません!」

仁美「身体だけですわ!身体だけ恭子さんに差し出せばと思って・・・」



中沢「し・・・志筑さん・・・恭介を美樹に取られたからって・・・身体だけの関係を求めるなんて・・・」


仁美「違あああああああう!!そうじゃないのに!!」




ガバッ

中沢「!?」



仁美「もうとっくに恭介さんのことは諦めてます・・・」

仁美「この部屋にたどり着いたのが・・・たまたま恭介さんが一足早かっただけと言うのなら・・・
紛れもなく・・・私のナイト様は・・・中沢くんですわ・・・」

仁美「黒服に連れ去られる時・・・一生懸命立ち向かってくれた中沢くんは・・・とても凛々しくて・・・」


中沢「あ・・・あわわ・・・///」


中沢(嘘だろ!?あの志筑さんが・・・俺を!?)



中沢(ち・・・違うよな・・・まずいとこ見られたからごまかしてるだけだよな・・・!?)

中沢(でも・・・この感触・・・柔らかいよ・・・そうか・・・ここが桃源郷か・・・)


中沢(これが・・・恭介を抱きしめた時には無かった・・・女の子特有の・・・)

中沢(って!さっきから志筑さん半裸じゃないか!エロいよ!けしからないよ!)




恭介「!!」

恭介「志筑さん!中沢から離れて!今度は中沢のおいなりさんが・・・」

仁美「え・・・?」





仁美「・・・?何やら硬い感触が」


中沢「それは俺のおいなりさんだ」


仁美「いやあああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


ペシン!

中沢「理不尽ッ!!」ドサッ




恭介「漫才している場合じゃない!二人共、脱出するよ!」


恭介「!!」



恭子「まさか・・・ボクに化けて侵入してくるなんてね・・・盲点だったよ恭介・・・」

恭介「・・・!?女装した・・・僕!?違う!!胸がある!」




恭子「会いたかったよ恭介・・・ボク自身でありながら・・・さやかを奪っていった張本人・・・」


恭子「お前だけは・・・お前だけは・・・絶対にボク自身の手で去勢しないと気がすまない!」スッ



恭介「さやかのパンティ!?」




恭子「変・・・身!!」

がばっ



恭子「フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」





恭介「!?な・・・なんだこれは・・・何故・・・女の子である君が・・・バイオリン仮面に!?」


セーラーV「バイオリン仮面じゃない・・・ボクは・・・セーラー服魔法少女戦士・・・セーラーV!」



セーラーV「恭介!お前を去勢する!覚悟しろ!!」


♪~♪~♪


恭介「こ・・・この音色は・・・」



中沢「う・・・ぐっ!?」

仁美「きゃああああ!?」




恭介「中沢!!志筑さん!!」

セーラーV「セーラーVオリジナル曲!「Comer G」(カマージー)!!」


セーラーV「曲を聴いたものを鎌を持った獣人へと変える曲!」



セーラーV「さあ獣人どもよ!恭介のそれを刈り取るのだ!」

中沢「きょうすけ・・・」


仁美「逃げて・・・腕が勝手に・・・」



シュッシュッシュッ



恭介「うわっ!危ない!!」



恭介「・・・ひとまず・・・この部屋から脱出しないと・・・」



女子生徒「上条先輩!タマとらせてもらうよ!」

シュッ



恭介「わっ!?」



女子生徒「・・・」ぞろぞろ・・・





恭介「!!校内に残っていた生徒すべてが・・・セーラーVの手に!!」


恭介「どうする!?これじゃ逃げ切れない・・・!!素直に投降して・・・なるべく痛くしないように頼む!?」




恭介「・・・」



さやか(ダメ・・・かな?)

さやか(あたし・・・もっともっと・・・恭介を独り占めしたいんだ・・・その・・・)


さやか(あっちの意味も含めて・・・)


さやか(あたしが・・・こんなのだと・・・恭介・・・幻滅する?)


恭介「・・・!!」




恭介「嫌いになるわけないだろ!!」


恭介「そうだ・・・僕は・・・僕はもうひとりの心と体じゃない!」

恭介「僕の心と体は・・・さやかの物でもあるんだ!僕は僕自身を!さやかの心と体を守る!!」

恭介「音楽室・・・!!あそこまでたどり着けば・・・」



獣人たち「うおお・・・」ぞろぞろ・・・


恭介「あいつらをどけないと・・・そうだ!」



プシューッ(消化器)


獣人「!」



恭介「よし!音楽室まで一直線だ!」





恭介「無い!?」

恭介「バイオリンが・・・どこにも無い!?音楽室なのに!!」



学校外



氷室「恭介!!」


黒服たち「今校内は私たちの管轄にあります。どうかお引取りを」




氷室(スピーカー)「僕の職員ロッカーだ!そこまでたどり着いてくれ!そこに・・・そこに僕のバイオリンがある!!」


恭介「!!」




黒服たち「こ・・・こいつ!!」



黒服「捕らえるんだ!こいつもいっしょに去勢してしまえ!」




恭介「職員ロッカー!そこまでたどり着けば・・・」



恭介「うおおおおお!!」



プシューップシューッ



ここまで

あくまで恭子たち(中二からみたら)ジジイって事です。
40~50歳を想定して書いてます。

セーラーv「逃げ回って何ができる!?魔法使いでも無いお前にナニができる?」


セーラーv「もう諦めろ!さやかとナニが出来ないようにナニを切り取ってやる!!」



セーラーv「!!」



恭介「ひ・・・氷室さんの・・・バイオリン!!」

セーラーv「・・・まさか・・・貴様・・・気づいていたのか!?」



恭介「お前の他人を操る力はバイオリンの演奏によるものだ・・・」

恭介「だから・・・それ以上の演奏をぶつければ・・・お前の・・・お前の洗脳術は解ける!」



セーラーv「弾かせるな!やれ!獣人たち!!」




恭介「一手遅い!僕はすでに応戦体制だ!」


♪~♪~♪



仁美「あ・・・・うっ・・・」


中沢「か・・・あっ」



カラァン


セーラーv「鎌を手放した!!」



女子生徒「あれ・・・私たち・・・」

女子生徒「鎌なんか持って・・・一体何してたんだろう」





恭介「洗脳が・・・洗脳が解けた!」



黒服「!!セーラーv様!何をしているのですか!?演奏をもう一度してください!!」


黒服「やつは魔法使いでは無い一般人でしかありません!魔力を込めた演奏なら奴の演奏を超えられます!」




恭介「それは絶対しないよ」

黒服「!?」



恭介「だって・・・彼女は僕自身でもあるわけだし・・・」


セーラーv「・・・」

恭介「魔力でインチキしてまで・・・僕に・・・それもバイオリンで勝ちたいと思うかい?」

恭介「できないよね?だって君は僕だもん」


恭介「バイオリンでなら・・・絶対他人には負けたくないだろ?だから君は演奏に魔法を使用しない」


セーラーV「くそっ!くそおおおおお!!」


♪~♪~♪



セーラーV「動け!獣人たち!!どうして!?どうしてボクの演奏が効かないんだ!?」


セーラーV「ボクは・・・ボクは・・・さやかの事だけでなくバイオリンまで恭介に劣るっていうのか!?」




恭介「実力的な差は・・・ほとんどないよ」


恭介「君が僕に負けたのは・・・おそらく迷いが無いからだ」


セーラーV「迷いが「無い」から負ける!?意味わからないよ!!こういうのは普通悩みを抱えてない奴が勝つだろ!」



恭介「悩みに悩んで・・・鹿目さんを犠牲にする選択なら・・・それが正しいかどうかに関わらず・・・
自分の心に向き合った結果と言えるんだ」


恭介「君たちは・・・ただ思考停止にそれを実行するために戦っている・・・
いつも悩みながら・・・正しいかどうか迷いながらも戦い続けたさやか達・・・僕たちに勝てるわけがないんだ!」



恭介(!!)



恭介(そうだ・・・僕は・・・)


恭介「君は迷いを吹っ切ったつもりで・・・後ろ向きに・・・過去に向かって後戻りしているに過ぎない」



セーラーV「なんだと・・・!?」




恭介「君が好きだったさやかと・・・この時間軸のさやかは別人だ・・・」

恭介「君は・・・女の子同士ならと言い訳を作って・・・君の時間軸のさやかから逃げ出しただけなんだ」




セーラーV「うるさい!うるさい!君に何がわかるんだ!ボクの・・・ボクのさやかは!!」



恭介「わかるに決まってるだろ!君は僕なんだから!!」



セーラーV「!!」

恭介「時折・・・さやかの優しさに傷つく事だってあるんだ・・・」


恭介「氷室さんだって言ってくれた・・・さやかが持ってきてくれたCDを割ってしまって・・・
それでも優しく接してくれたさやかに・・・顔向けできなかったって」



恭介「さやかの優しさに・・・傷ついてきた君の気持ちは痛いほどわかるよ」


セーラーV「う・・・ああ・・・」



ゴトッ

黒服「セーラーV様!!」



黒服「あなたが上条恭介に言いくるめられてどうするんです!?早く演奏を!!」




恭介「大丈夫・・・さやかは・・・いつでもどんな時でも僕に対して優しいから・・・」

恭介「さやかはね・・・僕がどんなに落ち込んでた時でも・・・情けないと思ったことは一度もないって言ってくれた」



恭介「自分が嫌になったときでも・・・それでもさやかは傍にいてくれた」


恭介「僕は・・・どんなに眩しくて・・・逃げ出したいと思った時でも・・・さやかの笑顔に応えるって決めたんだ」



恭介「きっと・・・君の時間軸のさやかもそうなんじゃないかな?」


セーラーV「さやか・・・さやか・・・!!」

シュン!(変身解除)




恭介「さやかは君を嫌いになったりしない」

恭介「きっとその感情が愛情でも友情でも・・・きっとさやかは・・・君の気持ちに応えてくれる」




恭子「恭介・・・恭介ぇ!!」


がばっ



黒服たち「!?」

恭子「ずっと・・・ずっと素直になりたかったんだ!さやかに対して!!」


恭子「でも・・・でも・・・さやかは誰にでも優しいから・・・」



恭子「もしかしたら・・・ボクに対する優しさも・・・普遍的なものだと思って・・・」

恭介「違うよ・・・大切な人だ。お互いにね」



恭子「ずっと・・・ずっと嫌だったんだ!そして愛しかったんだ!!さやかの優しさが!!」


恭子「それを独り占めしたいって思うたび・・・自分が・・・嫌になって・・・」




恭子「その度に・・・さやかの優しさに・・・また傷ついて・・・」



恭介「大丈夫・・・大丈夫だよ恭子・・・」

恭介「疲れたのなら休んでもいいんだ・・・バイオリンなんて弾かなくてもいいんだ」



恭介「さやかの前で・・・いい格好するより・・・そっと寄り添えるように」

恭介「きっとどんな君だって大丈夫・・・さやかは受け入れてくれるさ」




恭子「さやか!!さやか・・・!!」


恭介「氷室さんの気持ちが・・・今やっとわかった気がする」



恭介「自分自身に声をかけてあげられるのは・・・やっぱり自分しかいないんだ」



恭子「ボクは・・・ボクは・・・」


恭介「大丈夫。僕はとっくにボクを許してる。それにさやかだって許してくれる」




黒服「・・・!!」



黒服「セーラーVが・・・陥落された!!」





黒服「どうする・・・相手は一般人だし・・・俺たちだけで戦うか!?
いや・・・そもそもこの作戦自体セーラーVの独断だし・・・」




演歌仮面「長居しすぎたな・・・セーラーV!!」




恭子恭介「「!?」」

恭介「それは・・・鹿目さんのぱんつ!?お前は!?」



演歌仮面「上条恭介シリーズ・・・鹿目まどかルート・・・演歌仮面!!」


演歌仮面「変身前の仮名は氷川恭介と言ったところかな?」




演歌仮面「市庁に戻れセーラーV・・・マッギーカー司令官がお怒りだ」



演歌仮面「さやかの侵入に備えるんだ。今度こそ洗脳でさやかを君の物にすればいい」





恭子「・・・」



恭子「ボクは・・・ボクはもう・・・戦わない・・・戦えない・・・」

演歌仮面「なんだと・・・」




恭子「性別の問題じゃないよ・・・こっちのさやかは・・・ボクのいた時代とは別人なんだ・・・」


恭子「ボクは・・・決めたんだ・・・たとえ今からじゃ遅すぎたとしても・・・ボクのいた世界の・・・
ボクの大切な人だったさやかと・・・ちゃんと向き合うって」


恭子「もう二度と会えない人だけど・・・その気持ちだけは・・・大切にしていこうと思った・・・これがボクの答えだ」



恭子「裏切ったわけじゃない・・・さやかの手助けもできないけど・・・マッギーカーの手助けもできない」


恭子「漠然とした答えだけど・・・そう決めたから・・・ボクはさやかからもう逃げないって」




演歌仮面「やっぱり君は・・・シリーズ一の甘ちゃんだね!」



スッ(マイク)



演歌仮面「僕の歌を聴け!!」


恭介「!?」


♪~♪~♪



恭子「う・・・うわああああああああああああ!!!」



恭介「恭子ーッ!!」

演歌仮面「僕たちはもう二度ともとの時代には戻れない身だ!」


演歌仮面「僕たちが幸せになるにはこれしか選択肢がないんだ!たとえそれが間違った道だとしてもね!!」



恭介「違う!!そんな事しても君たちは・・・」


恭子「そうだ・・・ボクは・・・ボクたちは・・・戦い続けるしかないんだ・・・」




恭介「恭子!!行くな!!待ってくれ!」


恭子「手間をかけさせたね・・・演歌仮面・・・さあ・・・マッギーカー様のご命令を遂行しよう」



恭子「この世界と・・・ボクたちに・・・平穏を・・・」



恭介「恭子!!」





ドーン



恭介「・・・」



中沢「恭子ちゃんも・・・鹿目さんのぱんつを被ったヤツも・・・消えた」


仁美「一体何が・・・どうなって・・・」



黒服「俺たちも市庁にもどるぞ」

黒服「ああ・・・」



ぞろぞろ・・・




恭介「・・・」



氷室「恭介!無事だったか!!」


恭介「氷室さん・・・」





恭介「僕・・・いかないと・・・市庁に・・・戦場に・・・さやかのもとに・・・恭子のそばに」



中沢仁美氷室「「「!?」」」

仁美「な・・・なにをおっしゃってるのです!?」

中沢「お前が行って何になるんだ!?相手はミサイルを打ち込もうとしている連中だぞ!?」




恭介「戦う理由・・・見つけたんだ」

恭介「ううん・・・ずっと僕の中にあったんだ」



氷室「恭介・・・?」


恭介「あいつらとも氷室さんとも違う・・・僕だけの・・戦う理由を」



恭介「ねえ氷室さん・・・氷室さんが魔法使いになった時は・・・どんな決意だったの?」


恭介「僕に・・・僕自身にさやかが取られるかもしれないとわかってて・・・なぜここまでしてくれたの?」




氷室「さやかが生きていてくれさえすれば自分の事なんかどうでも良かったから・・・かな?」

氷室「一番の目的は・・・あの時も言ったけど・・・僕自身を殴ることだけど・・・」




氷室「!?恭介・・・まさか君は」



恭介「うん。それも一つの理由だよ・・・あいつらを・・・僕自身を一発殴ってやらないと気がすまない」



恭介「でも僕は・・・僕が戦う理由は・・・」




氷室「・・・」

氷室「成長したな・・・恭介」



氷室「行ってこい!!僕はいつでも待っててやる!たとえミサイルが打ち込まれる事になってもね!」



氷室「僕も自分自身に勝ちたいから・・・君にここまでカッコつけさせられたままじゃ悔しいからな!」


仁美「僕「は」じゃありませんわ・・・「たち」ですわ氷室先生」

中沢「おう!親友の一世一代の決断に付き合ってやる!しくじるときは共倒れだ!!」




恭介「志筑さん・・・中沢・・・」

仁美「・・・」


中沢「志筑さん、やっぱり妬いちゃう?恭介が美樹のためにここまでの決意をするってなると」

仁美「何度ももう吹っ切ったといったじゃありませんか!
中沢くんなんてもう知りませんわ!!」




恭介「ふふっ」



恭介「今いるこの場所・・・日常に帰りたいと思った・・・愛おしいと思った・・・守りたいと思った」

恭介「だからこそ・・・それを・・・さやかといっしょに・・・」





恭介「氷室さんから・・・ソウルジェムを借りるわけでも無い」

恭介「今度こそ僕は・・・僕一人の力で決断したんだ・・・僕自身に喝を入れるためにも・・・」



恭介「そして・・・さやかと一緒に・・・」





恭介「僕は・・・僕は・・・」





恭介「バイオリン仮面に・・・僕はなる!!」



市庁


SP「撃て!撃てーっ!!」


さやか「うおおおおお!!!」



キィンキィン!キィイン!!


SP「うわああああ!!!」



SP「くそ・・・突破される!」

SP「増援は!?他のフロアから増援を呼ぶんだ!」



SP「無理です!もうひとり侵入者が襲来して・・・そっちの対処で手一杯です!」



さやか「もう一人の侵入者!?まさか・・・マミさん!?」


さやか(マミさん!聞こえる!?今どこにいるの!?)



さやか「・・・テレパシーは・・・封じられてるみたいだね」




さやか「駄目だよマミさん!あいつらの能力を知らないで挑んだら・・・マミさんでも奴らに取り込まれる!!」




さやか「早く・・・早くマミさんに教えないと・・・」



~~


マミ(さやかさん!応答して!!)

なぎさ「無理なのです!テレパシーは封じられてるのです!!」



マミ「そういう魔法なの?」

なぎさ「違うのです・・・おそらくこれは技術の方向です」



マミ「あなたから聞いた話・・・どうやら本当みたいね・・・」





マミぱんつ仮面「まて!!ここから先は私が通さん!」


マミ「!?バイオリン仮面!?氷室さん!?上条君!?」

マミ「いえ・・・違うわ・・・パンティがさやかさんのじゃないわ!」



なぎさ「慣れすぎて突っ込みどころが間違っているのです!誰のパンティをかぶってるかよく見るのです!」



マミ「わ・・・私の・・・下着!?///」



キャノン仮面「私の名はキャノン仮面!!」


マミ「カノン!?音楽用語の!?」


キャノン仮面「キャノンだよ!マミさん!大砲!!」




キャノン仮面「大砲は楽器!僕はこの考え方をずっと貫き通したけど・・・なかなか受け入れてくれなくて」

キャノン仮面「唯一この考え方をわかってくれた最初の女性がマミさんなんだ!」



マミ「え・・・?なにかしらそれ?私はあなたのことなんて知らないわよ」




キャノン仮面「大丈夫!僕の演奏を聞けば・・・きっとあなたは思い出す!」


キャノン仮面「曲目は・・・チチコブスキーの2012年!」




ズボッ


マミ「きゃあっ!?社会の窓から大きなモノが!!」

マミ「って大砲!?びっくりさせないでよもう!」



キャノン仮面「陸上自衛隊の皆さん!お願いします!」



陸上自衛隊「みんな!弾けーっ!」


♪~♪~♪



マミ「いきなり演奏を始めた!?」



なぎさ「耳を閉じるのですマミさん!この演奏は!!」



マミ「あの大砲で攻撃する素振りを見せない・・・まさか本当に楽器として使用するつもり!?」




~~~

キャノン仮面の時間軸(恭介、マミさん攻略ルート)




恭介「いいよね・・・チチコブスキー」

さやか「いい曲よね。「2012年」」



恭介「本物の大砲を楽器として使用しているところがいい」

さやか「そっち!?」



恭介「早く腕を治して大砲作りに専念したいな」




さやか「ねえ恭介・・・恭介が大砲好きなのはわかるけど・・・自作の大砲を何個も家に抱えてるっていうのは
ちょっと危険なんじゃないかな・・・」


さやか「恭介なら・・・違う楽器でもきっと有名な音楽家になれると思うよ!バイオリンとか・・・」




恭介「さやかはわかってないね・・・一曲における大砲の重要性が」

恭介「キャノン砲一つ一つに・・・それぞれ違う音があるんだ。正直何個作っても足りないくらいなんだ」




恭介「僕の将来の夢は陸上自衛官になって僕の自作大砲で演奏をしてもらう事なんだ」



ティロ・フィナーレどーん!


恭介「ん?今とてもすばらしい砲撃の音が聞こえたような」

さやか「今のは・・・マミさんのティロ・フィナーレ?」


マミ(美樹さん?そこにいるの?)

さやか「マミさん?」


マミ(病院に魔女が出たみたいだけど・・・どうやらあなた達は影響を受ける前に助かったみたいね)



恭介「マミさんって誰だい?もしかして今の砲撃は・・・その人が?」

さやか「えっとね・・・それは」


恭介「紹介してくれないか?彼女がどんな大砲を使うのか興味があるよ!」



さやか(マミさん、今からこっちに来れます?)

マミ(えっ?)



さやか(恭介は大砲マニアなんですよ)

さやか(マミさんのティロ・フィナーレ聞かせちゃったら気に入っちゃって・・・)



マミ(えっその・・・私・・・男の子の友達なんていないし・・・ちょっと話するの緊張しちゃうんだけど)

さやか(大丈夫!恭介は大砲一筋の草食だよ!あたしがいくらアプローチしてもなんも無いからね!(泣))




マミ「お・・・お邪魔します」


ぷるんっ



恭介「!!」ちゅどーん




恭介(な・・・なんだこの衝撃は・・・あのけしからん物体は!?)

恭介(僕は初めて・・・性に目覚めたかかもしれない!)


恭介(僕は乳コブ好きーだったんだ!僕の大砲(意味深)が轟音を奏でるよ!)



恭介「君!見滝原中学の生徒!?名前は?クラスは?」ぎゅっ



マミ(えええええええ!?ちょっ・・・この子いきなり手を握って!?草食って話じゃなかったの!?)

さやか「恭介!?」

さやか「あのね恭介・・・マミさんは3年生の先輩なの」



恭介「専パイ!?それ一点に魅力を集中させてるって事かい?」


マミ「何の話をしているの?先輩後輩という意味よ」



恭介「こ・・・交配だなんて・・・出会ったばかりで・・・そんな・・・」


ぽたっ



さやか「恭介!?鼻血が出てるよ!!」



恭介「あ・・・失礼しました。僕・・・上条恭介。アマチュア大砲職人で、将来は陸上自衛官志望です」


マミ「巴マミよ・・・その・・・手を・・・離して頂けるかしら///」



恭介「ねえ!さっきの銃声は巴先輩が作った大砲なの!?僕にも見せてよ!!」


ぐいぐい

さやか「恭介!?」

マミ「近い近い!!顔が近いわよ上条君!」


恭介「僕の大砲(意味深)も見てもらいたいな!すっごいいい音を奏でる子達なんだ!」




恭介(僕の大砲が反応する人が大砲好きだとしたら!これは運命だよ!!)

恭介(巴さん好きだーッ!!一目惚れしちゃったよ!!今まで経験がなかったけど・・・
これが男子中学生として当然の反応なんだよね!!)


さやか「ちょっと・・・どうなってるのよ・・・あれだけ鈍感だった恭介が・・・」




さやか「あたしだって・・・マミさんほどじゃないけど・・・そこそこあるのに・・・
それを強調した服を着てこなかったのがいけなかったの!?」




マミ「わかったわよ!ティロ・フィナーレが見たいなら見せてあげる!だから今日は離して!」

さやか「マミさん!?」


マミ(こんなに男の子に強引に迫られたのは初めてだわ・・・それに・・・ちょっとカッコイイ感じだし・・・
悪い気はしないわね・・・///)ドキドキ



さやか「お・・・落ちかけとるーッ」サヤガーン

~魔女結界~


恭介「素敵な砲撃訓練所だね」


さやか(いいんですかマミさん!?普通の人を結界に巻き込んで!?)

マミ(こうでもしないと彼、納得しないでしょ!?一度だけ見せてそれで終わりにするわ)



マミ「あれが標的よ」


魔女「オホホホ・・・」



恭介「へぇ・・・モンスターがモチーフかい?変わった砲撃訓練方だね」

マミ「一度だけよ・・・見世物じゃないんだから」




ドン!


恭介「すごい!何もないところから大砲が!」


マミ「ティロフィナーレ!!」




どーん

魔女「ぎゃああああああ!」




恭介「・・・」

マミ「これで納得した?私の大砲はとっても危険なの。もう危ないから私には関わらないでね」




恭介「すごい」

マミ「え」



恭介「すごいよ巴さん!こんなすばらしい音を出す大砲は・・・今まであったかな?」

恭介「巴さん!巴さんの大砲の構造を教えてよ!!」


恭介「今度僕の大砲(意味深)も見てもらいたいな!大砲で語れる知り合いがずっと欲しかったんだ!」



さやか「恭介!?マミさんの手を離して!マミさん困ってるじゃない!」

マミ「そ・・・そうね・・・いつかあなたの家に伺ってあげてもいいわ///」



さやか「マミさん!?」


ここまで

マミ「すごく・・・大きいです・・・」


恭介「ああ・・・次は発射だ」

さやか「恭介!ここ家の中だよ!キャノン砲(意味深)をぶっぱなしちゃだめだって!!」



恭介「ああ。ごめんごめん。巴さんといるとつい大砲(の話題)が興奮しちゃってね」

さやか「むー」



恭介「また例の訓練所に連れて行ってくれませんか?今度は僕が撃つ番だよ!」

さやか「恭介・・・あの空間は実はね・・・」



マミ「どうしよっかな・・・///」

さやか「ええー・・・(困惑)」



マミ「また私も・・・上条君と会いたい・・・かな?」

マミ「上条君の大砲でティロ・フィナーレもしてみたいし」


さやか「なんだかとっても卑猥な意味に聞こえるよ!」


~~~

マミ「お待たせ上条君」


恭介「巴さん・・・」


マミ「次の射撃訓練の段取りが決まったわ」

マミ「もちろん見に来るわよね?上条君が作った大砲も持ち込んで・・・」


恭介「巴さんは僕を・・・」

マミ「なぁに?」



恭介「いや・・・なんでもない・・・」ほろり


マミ「ちょ・・・ちょっと上条君?泣いているの!?」


恭介「マミさん・・・」


恭介「マミさあん!!」

がばっ



マミ「きゃっ!?」

恭介「僕の腕は・・・もう二度と動かないんだ!」



マミ「え・・・!?」


恭介「僕は・・・もう二度と大砲を作れないんだ」

恭介「陸上自衛隊に入って・・・合法的に大砲で演奏する事も・・・・人々を助ける男になる夢も・・・」


恭介「マミさん・・・僕は・・・僕はどうすればいいのかな・・・」




マミ「上条君・・・」


マミ「大丈夫・・・大丈夫よ上条君・・・」なでなで


マミ「大砲が作りたいときは・・・私が上条君の腕になってあげる」



マミ「それにね・・・上条君の大砲はこれから・・・人を助けるために役に立っていくのよ」


恭介「え・・・?」


マミ「と、いうわけで今日から上条君に魔女退治を手伝ってもらいます」


恭介「あ、どうもよろしく」


さやか「・・・」

ほむら「・・・」

杏子「・・・」

まどか「・・・」



マミ「彼の大砲(意味深)ったらすごいのよ!飛距離だけなら私のティロ・フィナーレよりも長いのよ!」


ほむら「まぁ・・・私も兵器のストックを分けてもらえるなら・・・と思えば異論はないわ」

さやか「転校生!?」



恭介「弾を装填するよ。マミさん、手伝って」

マミ「オッケーわかったわ!」


恭介「マミさん、そこじゃないよここ」

マミ「あ・・・ごめんなさい。こうかしら?」

恭介「そうそう・・・上手いよマミさん」


いちゃいちゃ



さやか「・・・」

まどか「さ・・・さやかちゃん・・・これでいいの?」



さやか「そういえばあたしは・・・正しい方向に導こうとしただけで・・・
恭介の趣味をわかってあげようとしなかったから・・・」


さやか「マミさんもまんざらでもない感じだし・・・しょうがないかな」



恭介「さやか」

さやか「えっ?」


恭介「君は僕にとって大事な友達だから・・・」

恭介「僕の手を治すために・・・魔法少女になるなんて・・・駄目だからね」



さやか「そっか・・・」

まどか「さやかちゃん?」


さやか「恭介がそう言ってくれるのなら・・・これはこれでいいかな?」



さやか「頑張ってね恭介!マミさんと仲良くね!」

恭介「ちょ・・・ちょっとさやか!ナニ言ってるんだい!」

さやか「バレバレだぞ~。なんたってさやかちゃんにとっても恭介は大事な友達だからね~」

ワルプルギスの夜前日

大砲保管庫


マミ「いよいよ明日はワルプルギスの夜ね」

恭介「僕とマミさんが共同開発した大砲も役に立ってくれるかな?」


マミ「もちろんよ。あなたの大砲が何千という人の命を救うのよ」

マミ「それじゃあ・・・そろそろ行かないと・・・」



恭介「待ってマミさん!帰らないで!」

がしっ


マミ「上条君・・・?」



恭介「僕・・・マミさんのことが好きなんです!」

恭介「明日・・・生きるか死ぬかわからない戦いに行くのなら・・・今日は・・・帰したくない!」



恭介「マミさん!その・・・僕は・・・」

マミ「ええええええぇえ!?それって・・・それって・・・!!」



恭介「はい・・・僕はマミさんで僕の大砲をティロ・フィナーレしたいんです!」



マミ「あう・・・はぁう・・・///」



マミ「・・・」



マミ「わっ・・・私も・・・上条君に押されてるうちに・・・好きになっちゃったかな?」

恭介「ほ・・・本当ですか!?やったぁ!」



マミ「男の子はそういうところもあるって美樹さんから教わって・・・実際上条君
私の胸ばかり見てるし・・・」


恭介「いや・・・その・・・それは・・・」

恭介「目が行かない方がおかしいんですよ!男として!」


マミ「でも・・・そういうのは駄目よ」


恭介「そ・・・そんな」



マミ「・・・」


マミ「必ず帰ってくるわ!ワルプルギスの夜を倒して」

マミ「だから・・・その時こそ・・・私と一緒に・・・///」

恭介「マミさん!」

マミ「私と一緒に・・・ティロ・フィナーレしましょう!」


マミ「ッ・・・///」

マミ「お・・・女の子にこういうこと言わせないで!!」


恭介「やばい!可愛いよマミさん!本当は今すぐ押し倒したいよ!」


恭介「うん!僕我慢するよ!マミさんの無事を祈っていつまでも待ってる!」


恭介「だから・・・マミさん・・・」

マミ「なぁに?」


恭介「ちょっとだけ・・・なでなでしてもらっていいかな?」

マミ「もう!甘えんぼさんね」


なでなで


恭介「えへへ」

マミ「・・・!」キュン



マミ「だっだらしない顔になってるわよ!」

恭介「こんな顔・・・さやかの前でだってしたことないよ!」


恭介「マミさんが本当は強がってる人だって知ったけど・・・やっぱりお姉さん的な魅力が一番素敵です!」

恭介「改めて・・・大好きだよマミさん!絶対帰ってきて、僕ともっともっと大砲を作ろう!」



マミ「もう!あまり好き好き繰り返さないで!聞いてるこっちが恥ずかしくなってくるんだから!!」




マミ「ワルプルギス前に・・・体力(意味深)を使いたくないだけなのよ・・・」

マミ「本当は・・・私だって上条君と・・・今すぐにでも」



ちゅっ

マミ「んっ・・・」


恭介「恭介。これからは恭介って呼んでください!」


マミ「・・・///」


マミ「恭介・・・君・・・///」



恭介「やった!マミさんが下の名前で呼んでくれた!」


~~~


マミ(現実)「こ・・・この記憶は・・・そうよ・・・私は・・・」

キャノン仮面「演奏の締めだ!キャノン砲ー!!」


ズドン!!


マミ「今・・・思い出したわ・・・」

マミ「私は・・・必ず帰って・・・恭介君に・・・ティロ・フィナーレさせてあげるって約束したのに・・・」


マミ「その世界線では・・・ワルプルギスに敗北してしまって・・・」


キャノン仮面「その時の苦しみがわかるかい?僕が今の今までどれだけ欲求不満を我慢してきたか」


マミ「この時間軸に・・・ワルプルギスの夜はもういないわ」

マミ「思う存分・・・ティロ・フィナーレさせてあげるわ。もう私たちを引き裂く物なんて存在しないのよ」


キャノン仮面「うん!僕たちはこれからずっと一緒だよ!!」



なぎさ「駄目なのですーッ!さやかを助けに来たはずのマミさんまで陥落されてしまったら・・・」


なぎさ「しかも相手がマミさんだからかシリーズ中一番スケベなキャノン仮面なんかに体を許してしまっては!!」



なぎさ「この演奏を聞くのです!意識を取り戻すのです!!」


スッ(携帯レコーダー)

♪~♪~♪


キャノン仮面「ナニ!?」



マミ「こ・・・この曲は・・・?あれ?私は一体ナニをしようとしていたの?」


キャノン仮面「正気に戻った!?馬鹿な・・・僕の洗脳が・・・」





なぎさ「演奏による洗脳は・・・同等の演奏をぶつけることによって解除できる・・・」


なぎさ「演奏仮面たちのルールでは常識なのです!!」



マミ「そ・・・その音源はどこから手に入れたの?あなたは・・・まさか・・・」




なぎさ「はい!わたしの夫の演奏です・・・百江は旧姓・・・本当の名前は上条なぎさ」

なぎさ「わたしもまた・・・上条恭介によって・・・攻略された可能性の内の一つなのです!!」バァーン!!



キャノン仮面「な・・・なんだってー!?」


マミ「けけけけ・・・けっこん~!?上条君となぎさちゃんが!?」

ここまで

キャノン仮面「ロ・・・ロリコン!?ロリコンなのか!?そっちの時間軸の僕は!?」


なぎさ「人聞きの悪いこと言わないでなのです!わたしは本当は大人の女性なのです!
ちゃんと18歳を迎えてから結婚したのです!」


キャノン仮面「なんだ・・・良かった」


なぎさ「もっとも・・・この時代のわたしは見た目通り小学生低学年ですけど」


マミ「やっぱりロリコンじゃない!」


なぎさ「14歳と7歳なら犯罪臭がするけど、25歳と18歳なら健全な恋愛なのです!!」


マミ「でも・・・7歳の頃から上条君に口説かれてたとしたら・・・やっぱりロリ・・・」



なぎさ「わたしと恭介は同じ病院にいたのです!」

なぎさ「お互い辛い時は支えあって励まし合ってきました」


なぎさ「その頃のわたしの告白は受け入れてもらえませんでしたが・・・
お互い大人になって再開する機会ができたのです」


なぎさ「わたしの時間軸の恭介はさやかとも仁美とも長続きしなかったみたいで・・・
お互い大人になった今ならと思い、もう一度告白してオッケーをもらったのです!」


なぎさ「だからわたしの夫はロリコンじゃありません!」

マミ「ほ・・・本当かしら?お姉さん色々心配よ」



なぎさ「まぁ大人の姿も幼い頃とあまり変わらないねってよく言われますけどね!」

マミ「やっぱりロリコンじゃない!!」ずどーん




マッギーカー「なぜだ・・・」


キャノン仮面「!?司令官!!」



マッギーカー「百江なぎさ・・・この時間軸ではすでに存在しないはずのお前が・・・何故ここにいる!?」



なぎさ「その情報をなぜ知っているか・・・それで確証が持てたのです!」

なぎさ「マッギーカー・・・あなたは・・・この時間軸のマッギーカーでは無いのです!」



マッギーカー「!!」


マミ「・・・!!」



なぎさ「この時間軸のマッギーカーになりすまして・・・大幅な歴史改変を行う者・・・」

なぎさ「わたしはそれらを取り締まるのがお仕事なのです!」



マッギーカー「時空管理局・・・!!」

マミ「時空管理局・・・なぎさちゃんやっぱりあなたは・・・」

なぎさ「はい。鹿目ほむらの後任として、この時間軸の事件担当になりました」


なぎさ「マッギーカー!あなたははるか時空のかなた・・・未来に世界からこの時代の
マッギーカーに精神だけを憑依させてこの時代にやってきた!そうなのですよね?」


マッギーカー「!!」


なぎさ「イースの大いなる種族とは未来人のことなのです!
鹿目や氷室がやってきた時代より先の未来では・・・過去の自分に精神だけ飛ばすのは既に確立された技術なのです!」

マミ「なぜ唐突にクトゥルフネタを挟むのかしら」



なぎさ「わたしもまた・・・この時代のわたしの体を借りているに過ぎません」

なぎさ「そういう意味で本当のわたしはもう大人の女性と言ったのです」




マッギーカー「いや・・・この時間軸でお前は既に・・・魔女として完成し・・・
そして魔法少女たちによって倒されたはず!!なのになぜだ!?なぜ貴様は存在している!?」



マミ「魔女・・・!?倒されたって・・・」

マミ「一体どういうこと?なぎさちゃん!あなたは一体何者なの!?」



なぎさ「マミさん・・・マミさんは一度・・・魔女に殺されかけたことがありましたよね?」

マミ「・・・!!」



なぎさ「あの魔女こそが・・・この時間軸のわたしの終着点だったはずなのです」


なぎさ「あなた達に敗れたあとは・・・ワルプルギスの一部としてその魂を吸収されました」



なぎさ「その後・・・まどかの浄化効果を伴う攻撃によって・・・大半の魂は
昇天し・・・またある者は魔女として再び切り離されました」


なぎさ「そして・・・消滅せずに切り離された者の中に運良く再び人間としての生を手に入れた魂もいたのです」

マミ「そんな事が・・・本当の奇跡のようなことが・・・起こり得るの!?」



なぎさ「はい!この時間軸のわたしはとっても喜んでました!まどかのおかげで
再び家族や友達に会うことができたと!」

なぎさ「ですから・・・こうやって精神だけを乗っ取って・・・再び戦いに身を投じさせることは
したくなかったのですが・・・」




マッギーカー「そして・・・私の計画を邪魔しに来たわけか・・・」


なぎさ「この時間軸のまどかが魔女化する可能性は0.00002%に過ぎないと、
管理局は言っているのです」

なぎさ「マッギーカー!あなたはまどかのソウルジェムをよこせとは言いましたが
壊せとは一言も言っていない!そこにお前の本当の目的が見えるのです!」


マッギーカー「!!」


キャノン仮面「ど・・・どういう事だマッギーカー!!あくまで世界を救うために
鹿目さんを犠牲にすると言ったのに!」


マッギーカー「お前は黙って私の命令に従っていればいい」

マッギーカー「さあ!百江なぎさと巴マミと戦え!それでしか、私の管理下でしかお前は自分の存在を
確立できないのだから!」



キャノン仮面「僕たちを騙して・・・ナニを考えている!?マッギーカー!お前は・・・お前は・・・」



マッギーカー「・・・もうお前は使い物にならんな」



黒服たち「・・・」ぞろぞろぞろ・・・




キャノン仮面「!!」



マッギーカー「やれ」

黒服「撃てーっ!!」



ドドドド!!




キャノン仮面「・・・」

キャノン仮面「僕は・・・なんのために・・・」





キィン!!


キャノン仮面「マミさん!?」


マミ「違う世界とはいえ・・・私の恋人だった人を傷つけさせないわ」


なぎさ「なぎさにとっても恭介は大事な人なのです!」




マミ「さあ、立ち上がって。あなたは・・・人々を守るために大砲を作ったのでしょう?」

キャノン仮面「マミさん!」



マミ「この事実をあなたの仲間にも伝えるのよ。共に・・・マッギーカーと戦いましょう!」

キャノン仮面「う・・・うん!!」がしっ



マッギーカー「演奏仮面と・・・魔法少女が・・・手を取り合っただと!?」

キャノン仮面「マミさん・・・僕と恋人になったマミさんなら・・・きっとこう言ってくれるはずなんだ」

キャノン仮面「少しだけ・・・付き合ってくれるかい?」


マミ「オッケー、わかったわ!」



キャノン仮面「でてこい!僕の砲台!!」


ズボッ


黒服「!!社会の窓から大砲が!!」



キャノン仮面「ティロ!!」


マミ「マリターレ!!」




ドッグオオオン!!



黒服たち「うわあああああああ!!!」




なぎさ「先を急ぐのです!さやかが苦戦しているはずなのです!」




キュゥべえ「・・・」



~アイドル側~

オタ「おい・・・どうなってるんだ!?マミさんは!?巴マミがいないぞ!!」


オタ「俺たちはマミさんを見に来たんだ!マミさんを出せー!!」



P「どうする・・・ライブに来た客の大半がマミ目当てだぞ」

P「今からでも探すんだ!一曲だけでも歌わせろ!!」



オタ「あれ?お前何見てんの?」

オタ「例のインキュベーターによる見滝原の生中継さ」


オタ「マミさんが来ないのなら来ないでこっちも気になるしね」



オタ「って・・・これはマミさん!?」

オタ「おい!みんなテレビを見ろ!マミさんが戦ってるぞ!!」



オタ「!?」

オタ「本当だ」ざわざわ

オタ「一体・・・どうなってるんだ?」

こま

オタ「でっかいモニターがあるならテレビつけろよ!」

オタ「マミさんを映せー!!」


P「なんという事だ・・・ライブが・・・巴マミ一人のためにめちゃくちゃだ!!」

P「それだけ巴一人に人気が集中していたということでしょう。ここはファンのみなさんの言うとおりに・・・」



パッ(モニター)


オタ「おおっ!!」




~~~

さやか「マミさん!無事に洗脳を回避したんだね!」


さやか「それに・・・新しい魔法少女と演奏仮面のうち一人を味方にすることもできたみたい」

さやか「こっちが4人になって相手が一人減ったってことは・・・4対4のイーブンで戦えるってことだね!」



オルガン仮面「それはどうかな?」


さやか「!!杏子ぱんつの演奏仮面!」

オルガン仮面「オルガン仮面だよさやか」



さやか「やっぱり・・・あんたも別の世界の恭介なの?」

オルガン仮面「その通り。僕はその世界線でさやかや志筑さんよりも杏子さんを選んだ」



杏子「さやか・・・」


さやか「杏子!無事だったんだ!!よかった!」

さやか「アイツをやっつけてマミさんと合流するよ!みんなで力を合わせればきっとまどかを・・・」



ピシュッ(槍が頬をかすめる)




さやか「杏子・・・!?」

杏子「オルガン仮面に・・・恭介に危害を加えるつもりなら・・・あんたでも容赦しないよ」




杏子「あたしは・・・恭介とこの世界を守るために戦う・・・まどかが魔女にならなければ・・・
それは叶う願いなんだ」



さやか「杏子!あんた・・・やっぱり記憶を!!」



ドシャアッ

さやか「うわあっ!!」




オルガン仮面「僕たちは共に戦う。鹿目さんのソウルジェムを魔女にさせる前に砕く」

杏子「それが・・・この世界であたしたちが一緒になるための唯一の方法だからな」




キュゥべえ「・・・」(撮影中)



~お茶の間~


一般人「す・・・すっげー!!魔法少女同士の対決だ!!」

一般人「世界が滅ぶかどうかの戦いなのに・・・不謹慎だけど面白いって思っちゃうよな!
どっちを応援すればいいんだ~」




キュゥべえ「エキサイティングがどんどん高まってる」



キュゥべえ「やはり・・・無双的な活躍よりも・・・適度にピンチを挟んだほうが観客はより興奮するみたいだね」


キュゥべえ「となると・・・マミ側のピンチを促すとすれば・・・」

キュゥべえ「マミの魔女化を煽ってみるか」




~~~

さやか「お願い杏子!目を覚まして!!その記憶はあんたじゃなくて別の時間の杏子の物だよ!!」



杏子「うるさい!あんたと違って、あたしは恭介と一緒になること無くワルプルギスの夜に
よって引き裂かれたんだ!!」

杏子「ワルプルギスの存在しない今この時代で!恭介はずっとそばにいてくれるって誓ってくれたんだ!!」




杏子「後は・・・まどかさえ犠牲にすれば・・・あたしは報われるんだ!!」

ズンッ


さやか「杏子!!」



キィン!


♪~♪~♪



さやか「なによこの曲・・・!?体が・・・動かな・・・」


オルガン仮面「それは僕のオルガンだ」


さやか「!!」


オルガン仮面「記憶を書き換える能力は・・・杏子さん限定だけど・・・動きを止める程度なら
誰にでも使用できるんだ」

オルガン仮面「さやか・・・殺しはしない。でも僕たちの未来のため・・・鹿目さんのソウルジェムを渡してもらう」




さやか「やめて恭介!!思考停止に陥らないで!!」

さやか「あたし・・・悩んでばっかりの・・・意気地なしの恭介だからこそ・・・好きになったんだよ・・・」



さやか「まどかを・・・犠牲にするって結論は・・・本当に恭介がたどり着いた答えなの!?」



さやか「悩まないで・・・決めた答えに・・・マッギーカーに誘導された答えに・・・なんの価値があるのよ!!」



さやか「お願い恭介・・・ちゃんと・・・考えて・・・ひとりで抱え込まないで・・・」




オルガン仮面「杏子さん、殺さないで。さやかを気絶だけさせるんだ」

杏子「おう、もとよりそのつもりだ」



杏子「しばらく眠ってもらうぜ・・・悪く思うなよ!さやか!!」ブンッ

♪~♪~♪



さやか「・・・!?バイオリンの音色!?」

さやか「体が動く!」


杏子「な・・・!?」


ガッキィイイン!!(槍を寸前で剣で受ける)


オルガン仮面「ど・・・どういう事だ!?僕の・・・僕の束縛演奏が!!
別の演奏によって打ち消されたっていうのか!?」

オルガン仮面「こ・・・このバイオリンの音色の正体は!?」



恭介「それは・・・僕のバイオリンだ」




さやか「きょ・・・きょう・・・すけ!?」





恭介「・・・」すっ(銀色のソウルジェム)



さやか「ソウルジェム!?なんで!?なんで恭介がそれを!?」



さやか「まさか・・・まさか・・・恭介までも・・・恭介までもが演奏仮面に・・・
魔法使いになってしまったっていうの!?」


オルガン仮面「そうか・・・君はさやかと結ばれた恭介だったよね」

オルガン仮面「僕たちと同じ理由で・・・たった一人の大切な人を守るために・・・
君もまた魔法使いの契約を交わしたんだね」



恭介「もちろん・・・それも一つの理由だよ・・・でも・・・でも・・・」

恭介「君たちとは違う・・・もう一つの戦う理由・・・それが僕にはある」




さやか「恭介・・・?」


恭介「さやか・・・君はこんな僕を・・・悩んでばかりだった僕に・・・いつも優しくしてくれたよね」

恭介「正直・・・今でも・・・分からないんだ・・・さやかと一緒にいるために・・・
鹿目さんを犠牲にするべきか・・・さやかの考えを信じるべきか」



さやか「だったらなんで!なんで・・・魔法使いに・・・契約なんてしちゃったのよ!!」


恭介「悩む事が僕らしいって言ってくれた・・・そんなさやかの気持ちに応えたかったんだ」


さやか「!!」




恭介「君たちとは違う・・・僕だけの戦う理由がそれなんだ」

恭介「僕は・・・僕は・・・」


恭介「僕はこれからも悩み続ける!!迷い続ける!」


さやか杏子オルガン「「「!!」」」



恭介「ただし・・・さやかと一緒にだ。決してひとりで抱え込んだりしない!!」

さやか「きょ・・・恭介・・・」



恭介「この戦いの先に・・・僕とさやかがどんな結論を出そうとも!」

恭介「決して最後まで諦めない!鹿目さんが魔女になるというのならその寸前まで!迷い続けるって決めたんだ!!」



オルガン仮面「そ・・・そんな理由ありなのか!?」


恭介「これが僕だけの!ほかの演奏仮面たちには存在しない・・・僕だけの戦う理由!!」




恭介「僕は・・・これからも悩み続けるために!迷い続けるために!!」


恭介「僕は!僕は!!」




恭介「僕は・・・もう一度バイオリン仮面になる!!」



さやか「恭介・・・」キュン





恭介「だから・・・だからさやか!!」










恭介「君の脱ぎたてのパンティを!今、僕にくれ!!」

恭介「さやか、僕はここに来る前に恭子と・・・セーラーVと対決したんだ」

さやか「セーラーVと!?」


恭介「彼女もまた・・・さやかのパンティによって潜在能力を引き出していた」

恭介「だけど・・・鮮度という物は被るたびに落ちていくんだ」


さやか「恭介がナニをいってるか理解できないよ!」

恭介「彼女のパンティに対抗するためには・・・脱ぎたてで変身しないと」


さやか「二人きりの時なら別にいいけど!この一連の事件はキュゥべえが中継しているの!」


さやか「恭介にぱんつを渡したら!お茶の間にノーパンを晒すことになっちゃうんだよ!」


キュゥべえ「いいや。問題ないね」


さやか「キュゥべえ!?」

さやか「問題ないってどういう事!?普通の魔法少女アニメと間違えて小さな子も見てるんだよ!」



キュゥべえ「もとより君達はパンチラすら無かったじゃないか」

さやか「!!」



キュゥべえ「それが魔法少女のスカートだからね」

キュゥべえ「君たちがノーパンになろうが決して見えない。それが魔法のスカートさ!」




キュゥべえ「だから脱ごうが脱ごまいが関係ないよ。恭介は思う存分変身するといい」



恭介「ありがとう。キュゥべえ!」


モゾッ

さやか「ちょ・・・!?恭介!?やっ・・・んっ・・・」




オルガン仮面「!?」

杏子「さ・・・や・・・か?」



するっ



恭介「確保!」

さやか「いつの間にそんなテクニック身につけたのよ!」



杏子「お前ら・・・なんでそんなに脱ぎ慣れて・・・」

オルガン仮面「あわわ・・・///」

~お茶の間~

一般人「さやかちゃんがノーパンになったぞ!」

一般人「くそ!なんで見えないんだ!他の子のパンチラも見れないし!まさに鉄壁のスカート!」




キュゥべえ「どうして君たち人類はそうスカートの中にこだわるんだい?」


一般人「!?さやかちゃんのパンティを被って・・・魔法使いに変身した!?」

一般人「誰だよこいつ!くっそおおおおおお!!さやかちゃん彼氏いたのかよおおおおお!!!」





~アメリカ~


ジャニー北側「・・・恭介!?」


ジャニー北側「マッギーカー、約束が違うYO!オリジナルの恭介は巻き込まないって言ったじゃないか!」



ジャニー北側「今すぐ日本に行きたいけど・・・遠すぎるYO!着く頃には決着がついてるYO!」



管理局員「失礼しますミスタージャニー」



ジャニー北側「・・・!?ユーたちは誰だYO!?」


管理局員「ご協力をお願いします。この時間軸を守るためにあなたの力が必要なのです」







~市庁~


恭介「フォオオオオオオオオオオ!!」



ピカッ


バイオリン仮面「再曲!!バイオリン仮面!!」




バイオリン仮面「バイオリン仮面R(リターン)と言ったところかな!」



スッ(バイオリン)


バイオリン仮面「佐倉さん!今洗脳を解いてあげるからね!」


オルガン仮面「させるか!!」

杏子「恭介!」

オルガン仮面「杏子さん!僕がバイオリン仮面を引き付ける!その隙に君はさやかからソウルジェムを!」



杏子「よし!任せろ!」




さやか「杏子・・・」

杏子「なんだい?やる前からもう怖気づいたのか?」



さやか「アンタとこうして向かい合うのは・・・あの時以来だよね」

杏子「あの時・・・?あんたにあたしの時間軸のさやかの記憶があるわけでもないのに
ナニ言ってるんだ?」



さやか「その記憶とも違うよ・・・今あたしが言ってるのは・・・氷室さんがいた時代・・・
恭介と離ればなれになったさやかの記憶だよ」


さやか「氷室さんの左手から・・・そっちのさやかの記憶も受け継いだんだ」


杏子「それが・・・どうかしたのか?」




さやか「恭介の事ばかり考えてたけど・・・改めて杏子に伝えたかったんだ」

さやか「ありがとうって」



杏子「?」


さやか「あんたはどの世界でも・・・魔女になったあたしを必死に説得しようとしてくれた
それが嬉しかったけど・・・照れくさくていままで言えなかったんだ」




さやか「だから!置き去りになんかしないからね杏子!あんたのすべてをぶつけてかかってきな!」

さやか「好きなだけ暴れたら、目を覚まさしてもらうからね!」



杏子「ふんっどっかで聞いたようなセリフだな」

杏子「いいぜ!付き合ってやるよさやか!先輩への口の聞き方をおしえてやるよ!」




ガキィイイン!

キュゥべえ「・・・敵対しているはずのふたりが・・・なぜこうも楽しそうに戦うんだい?」



キュゥべえ「わけがわからないよ」

さやか「うっかり市庁を壊してまどかの体が下敷きになっちゃったらまずいからね!一対一なら結界で戦うよ!」


杏子「結界!?」

さやか「オクタヴィア!開いて!あたしの魔女結界!」



ヴォンッ

杏子「なんだこれは・・・!?魔法少女が・・・魔女結界を!?」


さやか「そういえば・・・そっちの杏子は知らないんだっけ?これが一歩先に進んだ魔法少女の力だよ」

さやか「自分の中の魔女を克服した者が使える新必殺技さ!」


さやか「その気になれば魔女を召喚する事もできるけどね!杏子とはあくまで対等な条件でぶつかり合うよ!」



杏子「フンッ、ひよっこさやかのくせにあたしにハンデつけようなんてやるじゃん」

さやか「あー!またそうやって人をバカにしてー!」



杏子「馬鹿にされてるのはこっちだ!さらに上の力があるのに隠しやがって」

杏子「本気を出させてやる!こっちの世界のあたしにも「それ」が出来るのならあたしだって
魔女を克服できるかもだぜ?」


さやか「上等!」




キィイン! ガッキィン


杏子「全治3ヶ月!」


さやか「またその攻撃!?芸がないね!」


杏子「今度はそのエネルギーを一点に集中させる!」

さやか「!?」




杏子「狙いは・・・利き腕だ!」


ズシャアッ

さやか「きゃああああっ!!」




さやか「いてて・・・やるじゃん杏子・・・」

ぶらーん・・・



杏子「もうその腕は使えないよ。あんたと言えど回復にしばらく時間を-」



斬ッ  ドシャッ

杏子「!?」

さやか「はあああっ!!」


ズボッ


さやか「ふう・・・これが本当の手っ取り早いって奴だね!」


杏子「なんつーえぐい回復方法だ・・・まるで昔見た漫画の1シーンだ!」

さやか「杏子、魔女を従えたかったら自分の絶望にちゃんと向き合うことが大事なんだよ」



杏子「!?」

さやか「違う世界でのあたしの魔女化した理由は・・・
恭介に対する気持ちと正義の味方への憧れとの間・・・理想と現実に押しつぶされて絶望したんだ」


さやか「だから・・・あたしは割り切ったつもりだった。
大切な人さえ守れれば自分が正義側でも悪側でも構わないつもりだった」


さやか「でも・・・恭介はその頃自分のバイオリンに伸び悩んでて・・・結果
あたしの願いが・・・恭介を追い詰めることになっちゃったんだ」



杏子「・・・笑えねーな」


さやか「その隙を仁美に突かれて・・・恭介まで奪われそうになって」

杏子「なんだそれ!?こっちの恭介大丈夫か!?」


杏子「あたしの方の恭介は浮気なんてしなかったぞ!仁美の告白もちゃんと断ってくれたぞ!」



さやか「でも・・・そういうすれ違いがあったからこそ・・・
バイオリンよりもあたしが大事だって助けてくれたときはすごい嬉しかったんだ」


さやか「栄光のある未来より・・・寄り添える未来が大事だって言ってくれた」


杏子「ノロケかよ」

さやか「そして今は・・・誰に勝てないとか自分を追い詰めることもなく・・・
恭介は自分のバイオリンを弾いている」


さやか「世界の誰もが恭介を置き去りにしたとしても・・・あたしのために弾いてくれると
約束してくれたんだ」


さやか「あたしも今の恭介と同じ気持ちだよ!障害が無くなる事なんてこの先いつだって無い」

さやか「迷い続けるために!悩み続けるために一緒に戦うんだ!」



さやか「今のあたしの絶望は考えなくなること!悩んだり迷ったりするよりも
考え無しに結論を急かすことが何より怖いってわかったんだ」


さやか「だからこそあたしは絶望に身をゆだねたりはしないよ!逃げることもしない!
この気持ちはあたし自身なんだ!あたしの中にある魔女はあたしなんだって向き合える」

さやか「杏子・・・そっちの世界の杏子の絶望は何?」

杏子「!?」


さやか「何が一番怖い事か・・・それがわかれば克服できるよ。自分の中の魔女を」

杏子「あたしは・・・」

~再びオルガン仮面の時間軸~


ワルプルギスの夜「アハハ・・・ウフフ・・・」


杏子「さやかもほむらもマミも・・・みんなやられちまった・・・」

杏子「恭介・・・ごめんな・・・あたしも・・・帰れそうに無いわ・・・」



杏子「せめてあんただけは・・・逃げて・・・生き延びてくれ・・・」



恭介「杏子さん!」

杏子「恭介!?」


杏子「ばっかやろう!なんで来やがった!外は危険だってあんた自分で言わなかったか!?」



恭介「そのセリフ・・・そのままそっくり君に返すよ」

杏子「!!」



恭介「ずっと戦ってたんだね・・・僕には見えない「何か」と」

杏子「・・・」


杏子「すまねえ・・・守りきれなかったよ・・・さやかも・・・死なせちまった」



恭介「心配いらないさ・・・これから僕たちもさやかたちのところへ逝くんだから」


杏子「恭介!?お前・・・」


スッ(携帯レコーダー)

カチッ

♪~♪~♪


恭介「またあの時みたいに歌ってくれるかい?」




杏子「・・・!!」

杏子「ああ・・・いいぜ!何度でも歌ってやるよ」



♪~♪~♪



ワルプルギスの夜「ウフフ・・・!!」イラッ


ゴウッ(炎のうず)



杏子「恭介・・・あんたはあたしの・・・家族よりも大事な奴だ・・・」

杏子「家族を失って手にしたものが・・・こんなにも愛おしいなんてな」

杏子「あたしにとって一番怖いことは・・・後悔に押しつぶされて・・・今ある幸せも逃がしちまうことだ」



杏子「あたしは・・・恭介に許されてたらそれでいい・・・今はそう思うんだ」

恭介「きっと君の家族だって君を許してくれるさ」



杏子「そうかな・・・」

恭介「いこう杏子。君の家族のいる場所へ。さやかたちがいる場所へ」




恭介「僕も今の選択に後悔なんてない。ずっと・・・ずっと一緒だよ」




ゴゴゴゴ・・・




~~~


杏子「そうだ・・・あの時はっきりわかったんだ・・・どんなに辛いことがあっても今を楽しめないこと
それがあたしが一番恐れていた事だって」


杏子「それで過去の罪が消えるわけじゃない・・・だけど恭介は・・・恭介は
あたしのためにオルガンを弾いてくれている」




杏子「あたしは・・・「今」を精一杯生きる!たとえ誰に許されなくてもだ!!」


カッ



武旦の魔女「KISHAAAAAAAAA!!」ズンッ!



杏子「!?」

さやか「やったね杏子!それがあんたの中の魔女だよ」



さやか「これであたしも・・・やっと本気を出せるよ」


さやか「あたしの魔女は・・・水のあるところならどこにでも現れる!!」



ズシンッ


人魚の魔女「GYAAAAAAA!!」


杏子「お前・・・そのためにわざと自分の腕を!?」


さやか「さあ来なよ杏子!その力をあたしにぶつけてごらん!」



さやか「それを全部受け止めたら・・・正気に戻りなよ!」

杏子「・・・相変わらず・・・おかしな奴だな・・・こっちのさやかはもっとだ」



杏子「いいぜ・・・あの時の決着をつけてやるよ」

杏子「オフィーリア二槍流!」



ゴゴゴ・・


さやか「オクタヴィア四刀流!」




杏子「最後の審判!」

さやか「スパーク・エッジ!!」





カッ





~~~


オルガン仮面「パイプマシンガン!!」



ドドド・・・



バイオリン仮面「喰らうか!ストリング(弦)の結界!」


サクッ



黒服A「おい音楽で勝負しろよ」

黒服B「いや・・・演奏仮面同士だからこそ物理攻撃の応酬になるのさ」


黒服C「どういう事だ?」



黒服B「洗脳や拘束、操作系の演奏をしたところで演奏による打ち消し合いでお互いに決め手に欠けるからな」


黒服B「お互いに同じ能力だからこその応酬だ。演奏を決めるならどちらかが動けなくなったその隙だ」


黒服C「なるほど」


マッギーカー(司令室)「おい、仕事しろよ」

オルガン仮面「演奏による幻惑ができないのなら!基本に戻って魔法による幻惑だ!」

オルガン仮面「杏子さんのパンティ!力を貸してくれ!ロッソ・ファンタズマ!!」



ズラッ


バイオリン仮面「!!」

オルガン仮面「どれが本物かわかるかな!?」




バイオリン仮面「なんの!さやかのパンティからトレース!」

バイオリン仮面「剣舞・タイフーン!!本体がどれであろうと吹き飛ばす!!」



ズオッ


オルガン仮面「ぐ・・・!やるな」

バイオリン仮面「君の方こそ!」




オルガン仮面「・・・」

バイオリン仮面「・・・」



オルガン仮面「恭介・・・さやかとの恋人生活は楽しいかい?」

バイオリン仮面「!?なんだい?突然?楽しいに決まってるさ!」



バイオリン仮面「とは言っても・・・僕はつい最近までアメリカにいたからね・・・
久しぶりにさやかに会ったら・・・その・・・我慢できなくなって・・・」


オルガン仮面「・・・!!」


バイオリン仮面「君は・・・佐倉さんとどの程度進んだの?」

オルガン仮面「僕たちは・・・ワルプルギスによって裂かれたから・・・」


バイオリン仮面「そうだったね・・・ごめん」


オルガン仮面「それに・・・杏子さんはさやかに比べてそういうのは疎いんだ。色々時間がかかったと思うよ」



バイオリン仮面「ふふん、そこらへんはさやかを彼女にした僕の勝ちだね」

オルガン仮面「でもだからこそ萌えるシチュエーションもあるんだ」



バイオリン仮面「なんだい?それは」

オルガン仮面「僕の時間軸で杏子さんは専属メイドとして上条家に仕えてるんだ」



オルガン仮面「部屋からちょっとえっちな本とか出てきた時の「これなんなんだ?」って聞いてくる
無知シチュが可愛すぎるんだよ!」


バイオリン仮面「!!」

オルガン仮面「同じシチュをさやかで当てはめた場合・・・純真ゆえの無知として受け止められるかい?」


バイオリン仮面「・・・」


さやか(恭介~?この本なにかなあ~?さやかちゃんわかんな~い)ニヤニヤ



バイオリン仮面「うざっ!」

オルガン仮面「だよね?」



バイオリン仮面「でも・・・メイドってシチュは悪くないね」

バイオリン仮面「さやかがメイドなら毎晩(意味深)楽しいよ。だって無知じゃないから」


オルガン仮面「ぐ・・・そうなんだよな・・・杏子さんが無知じゃなかったら・・・寝室に突撃したのに」




オルガン仮面「ふふふ・・あははは!」

バイオリン仮面「!?」



オルガン仮面「楽しいな恭介!お互いの彼女の惚気話は」

バイオリン仮面「恭介・・・」



オルガン仮面「なんだか・・・気が楽になったよ・・・君に話して・・・色々吹っ切れた気がする」


オルガン仮面「確かに僕は杏子さんと離ればなれになった・・・」

オルガン仮面「再び命をもってこの時間軸に顕現できたとき・・・何に替えても
・・・たとえそれが洗脳による記憶の書き換えだとしても杏子さんとやり直す事が正しいと思った」


オルガン仮面「マッギーカーにそう示唆されたし・・・他の時間軸の僕たちもそれが正しいと思い込んだ」


オルガン仮面「でも・・・替えちゃいけなかったんだ・・・僕と一緒にいた杏子さんは・・・
僕の時代にしかいなかったんだ」

オルガン仮面「同じ器に・・・違う記憶を植え付けて・・・僕は・・・」




カッ(結界崩壊)

杏子「うわあああ!!」


さやか「きゃあああ!!」




バイオリン仮面「さやか!」

オルガン仮面「杏子さん!」

杏子「いてて・・・」

オルガン仮面「杏子さん・・・僕が間違っていたよ!今洗脳を解いてあげるから」

杏子「いいや・・・必要ねえ・・・もう大分こっちの杏子の記憶がよみがえりつつある」



杏子「それに・・・」

オルガン仮面「それに・・・?」



杏子「いや・・・今はいい」

杏子「あと一度だけ付き合えよ・・・ちょっと耳貸しな」



ごにょごにょ

オルガン仮面「!!」



バイオリン仮面「さやか!無事だったかい?」

さやか「恭介・・・オルガン仮面と何か話していたみたいだけど・・・」



バイオリン仮面「うん、さやかはとっても可愛い僕の自慢の彼女だよ!って話をしていたのさ!」




さやか「なななな・・・!?この非常時になにを話していたのよあんたたち!バカ!バカ!バカバカ!!」



杏子「さやか!バイオリン仮面!次が本当の最後の一撃だ!」


さやか「杏子!?」



オルガン仮面「やっぱり僕は演奏仮面だから・・・最高の必殺技は演奏だから・・・」

杏子「あたしたちの合唱とあんた達の合唱!どっちが息が合ってるか勝負しようぜ!」




さやかバイオリン仮面「「!!」」




さやか「面白いじゃん杏子!ラブラブ歴15年のあたしたちにコンビネーション攻撃で勝負しようだなんて!」


バイオリン仮面「僕たちは文字通り一心同体だからね」

さやか「恭介!いちいち口に出さないでよえっち!すっごく恥ずかしいよ!」



黒服「次の一撃で全てが決まる」

黒服「やはり・・・お互いの奥義は演奏だったか」ゴクリ



マッギーカー「いや・・・お前ら・・・働いてくれ!」

ここまで

バイオリン仮面「歌ってくれ!さやか!」

オルガン仮面「決めるぞ!杏子!」



バイオリンオルガン「「課題曲!!アヴェ・マリア!!」」


♪~♪~♪



黒服「これが・・・究極の音楽なのか!?イメージが見えるぞ!」

黒服「二つの演奏のイメージが・・・拮抗しているのがわかる!!」




黒服「いや・・・ぶつかりあってるわけじゃない!これは!!」



黒服「完全調和!!」



カッ!!


さやか「!!」



杏子「!!」



バイオリン仮面「・・・なんて・・・心地いいんだ!!」

オルガン仮面「勝負のつもりで・・・弾いた曲が完全に絡み合っている・・・」



バイオリン仮面「君のオルガン・・・お見事だったよ」


オルガン仮面「君のバイオリンもね!」



がしっ



さやか「あーあ。男の世界に入っちゃったよ・・・本当に音楽が好きなんだね恭介は・・・
どこの世界線でも・・・それは変わらないんだね」


杏子「さやか・・・」



さやか「目、覚めた?」

杏子「ああ、あたしはこっちの世界の杏子だよ。手間取らせて悪かったな」



杏子「恭介・・・オルガン仮面の方・・・ちょっといいか?」

オルガン仮面「杏子さん・・・すまなかったね・・・僕の自分勝手に巻き込んでしまって」

オルガン仮面「洗脳による記憶の書き換えなんて・・・僕はよっぽど切羽詰ってたみたいだ」


杏子「洗脳って言うほど・・・悲しいモンじゃないぜ、あんたの演奏」

オルガン仮面「え・・・?」

杏子「今のさやかにも言えることだ。さやかは氷室がいた時間軸のさやかとの記憶を共有してる」


杏子「あんたの演奏は洗脳なんかじゃない・・・あたしの中に・・・確かに別の世界の杏子が宿ったんだ」

オルガン仮面「!?まさか・・・そんな事が・・・」



杏子「あんたもこうなるとは思ってなかったみたいだけどな・・・だけど思いの強さを演奏に込めたのなら・・・
こういう奇跡も起こり得るだろ?」


杏子「力を貸してくれ恭介・・・あんたの想いは絶対無駄にしない」

杏子「あんたとあたしの中に宿った杏子の魂・・・それを必ずあるべき場所へと導くからさ」




オルガン仮面「・・・」

オルガン仮面「わかったよ杏子さん!一緒に鹿目さんを取り戻そう!」



杏子「おお!」

がしっ




マッギーカー「・・・」

マッギーカー「佐倉杏子は洗脳を解除し・・・オルガン、キャノン仮面ともに寝返った」


マッギーカー「こっちの手駒は・・・演歌、心電図、セーラーV・・・そして洗脳した暁美ほむら」




マッギーカー「奴らはキャノン、オルガン、バイオリン、巴マミ、佐倉杏子、美樹さやか、百江なぎさの7人・・・
やはり・・・オクレパトラを開放せざるを得ないのか・・・」



キュゥべえ「お困りのようだね、ルミナス・マッギーカー」


マッギーカー「インキュベーターか・・・何の用だ?お前は誰の味方でも無いだろ?」



キュゥべえ「強いて言うのならお茶の間の味方かな?」

マッギーカー「なんだそれは」



キュゥべえ「戦力の上でも・・・さやか側が有利になってしまったら・・・これ以上の
ピンチを作らなければ高エキサイティングは望めないからね」




キュゥべえ「僕たちはこれから・・・さやか側にピンチを作る。それを
活かすも殺すも君たち次第だ。」



マッギーカー「ほう・・・今度は私たちの手助けをしてくれるというわけか」


キュゥべえ「競い合ってる者同士の均衡を保ちたいだけさ」



マミ「なぎさちゃん!さやかさん達のいるエリアは!?」


なぎさ「キタエリアなのです!このまま進むですよ!」

キャノン仮面「さやか側のTV映像から居場所を解析できるなんて・・・うわ幼女すごい」



モニターの中のキュゥべえ「やあマミ!頑張ってるみたいだね!」



マミ「キュゥべえ!?」

なぎさ「一体なんの用なのです!インキュベーター!!」




キュゥべえ「より強いエキサイティングのための布石さ」


マミ「布石・・・?」

キュゥべえ「ピンチの事だよマミ!そう易易とハッピーエンドになったんじゃ
お茶の間の皆様も拍子抜けするからね!」



キャノン仮面「協力体制をとった僕たちにどんなピンチが訪れるって言うんだい?」



キュゥべえ「つまり・・・マミの魔女化さ」


マミなぎさキャノン「「「!!」」」



キュゥべえ「結論から言わせてもらうとマミを魔女にしに来た」


キュゥべえ「魔女化の成否に関わらず・・・観客たちはドキドキハラハラするに違いないからね」


マミ「それこそ無謀よ!私たちは今とっても気力が充実しているのよ!」

マミ「同じ志で戦ってくれる新しい仲間との出会い!それが私たちの心を何倍にも強くしてくれているの」




マミ「こんな絶好調の私の心を折る方法なんて・・・一体何があるのかしら?」





キュゥべえ「じゃじゃーん!マミのノート!!」ばーん



キュゥべえ「読み上げるよ!加藤英美里さん迫真の演技でお送りするマミのハートフル()ストーリー!!」



マミ「それだけはやめてえええええええええええ!!!!」


ジワジワジワ


なぎさ「!!ソウルジェムがすごい勢いで濁っていくのです!!」


キャノン仮面「マミさああああん!!落ち着いてェェエエエエエエエ!!」

ここまで

キュゥべえ「クリスマスデート編」

キュゥべえ「○○君ゴメン、待たせちゃった?」

キュゥべえ「そんなこと無いよマミ、今来たところさ」


キュゥべえ「はい。これ」

キュゥべえ「マフラー?僕のために編んでくれたんだ・・・」


キュゥべえ「本当にマミはなんでもできるんだね!きっといいお嫁さんになれるよ」

キュゥべえ「もう!バカ!いきなり何を言い出すのよ!」


キュゥべえ「でもこのマフラー・・・なんだか長すぎないか?」

キュゥべえ「何言ってるの?二人で巻くのよ」


キュゥべえ「えええええ!?そ・・・それはいくらなんでも恥ずかしすぎるよ!」

キュゥべえ「ふーん・・・してくれないんだ・・・じゃあパーティは中止にしようかしら?」


キュゥべえ「そんな!この日のマミの手料理を楽しみにしていたのに!」

キュゥべえ「じゃあ一緒に巻いてくれる?」


キュゥべえ「ししし・・・仕方ないなあ///」

キュゥべえ「ふふっ」


キュゥべえ「マミ?どうしたんだい?」


キュゥべえ「魔法少女になった頃は・・・大事な人ができるなんて思ってもなかったわ」

キュゥべえ「それは僕も同じさ!魔法少年なんてやってたら・・・ずっと孤独に戦い続けるものばかりだと
思っていたから」



キュゥべえ「ひとりぼっちの時はクリスマスなんて無くなっちゃえって思ってたけど・・・
やっぱり恋人ができるとどうしても浮かれちゃうね」


キュゥべえ「僕の彼女はこんなにも可愛いんだ!って周りに自慢したくてたまらないよ!」


キュゥべえ「私も・・・こんな幸せな気持ちでクリスマスを迎えるのは初めてよ」



キュゥべえ「料理の準備は出来てるわ。上がって」

キュゥべえ「あれ?マミのご両親は?」



キュゥべえ「何を言っているの?言ってなかった?私一人暮らしだって」



キュゥべえ「えええええええええええ!?それって!!それって!!」

キュゥべえ「!?もう!!何考えてるの!!なにも無いからね!!」


キュゥべえ「いやらしい事は無しよ。私たちまだ学生なんだから」

キュゥべえ「マミと二人きりなのに・・・どうしよう・・・最後まで我慢できる自信がないよ・・・」

キュゥべえ「もう!どうして男の子って少し気を許すとこうなるの?」

キュゥべえ「でも・・・幸せな気持ち・・・今夜は間違えちゃってもいいかも。かっこ心の声」

なぎさ「・・・///」

キャノン仮面「・・・///」



マミ「あ・・・ああああああ!!」


キュゥべえ「しかも、全世界同時中継だよ!」


マミ「いやああああああああああ!!」



ずももも・・・

なぎさ「マミさん!」


マミ「放っといて!私を見ないで!!一人にしてえええええ!!」




キャノン仮面「いいや!僕は愛せるね!そんなマミさんも!」


ぎゅっ



マミ「かかか・・・上条君!?」

キャノン仮面「気づいてあげられなかったんだ・・・マミさんはいつも
お母さんのようにしっかりした人だったから」



キャノン仮面「ずっと一人ぼっちだったんだ!魔法少年と恋に落ちる妄想だってするさ!」


キャノン仮面「むしろ可愛いよマミさん!こんな一面を見せられたら僕はますます好きになるよ!」


マミ「え・・・!?え・・・!?」



なぎさ「わたしも・・・聞いてるこっちが恥ずかしくなってきますけど・・・中学生のうちは
そういうのもアリだと思うのです!」


なぎさ「きっと中継を見ているマミさんファンのアイドルマニアも同じ気持ちなのです!
気にすることないのです!」


マミ「ほんとぅ?」ぐすん


キャノン仮面「本当だよ!マミさん・・・僕じゃダメですか?」


キャノン仮面「僕が・・・マミさんが思い描いていた魔法少年に・・・なってあげるのは駄目ですか?」


マミ「ええええ!?いやその・・・あの・・・気持ちは嬉しいけど・・・」

マミ「私は・・・あなたの恋人になった巴マミとは別人だし・・・」




マミ「それに・・・アイドルとしてやっていくには・・・彼氏とかNGみたいだし・・・」

キャノン仮面「え!?」

オタ「なんなんだお前はー!マミさんに対して馴れ馴れしいぞー」



~~~

キャノン仮面「!?遠くに離れてるはずなのに・・・観客の声が聞こえる!?」

キャノン仮面「そうか・・・この時間の君は・・・一人の愛より大勢の声援に応える道を選んだんだね」


マミ「ごめんなさい・・・」

マミ「でも・・・今のは危なかったわ・・・ちょっと落ちかけたもの」



マミ「きっと私の中にあなたの時代のマミの意志が残っているのね」



なぎさ「ソウルジェムは・・・よかった!まだ浄化可能な範囲なのです!」


マミ「耐え切ったみたいね・・・ごめんなさい・・・迷惑をかけてしまって・・・」



キュゥべえ「・・・」



ドサッ


マミ「いやああああああ!!まだノートがこんなにたくさん!!」



マミ「また読み上げるつもり!?容赦なく全ページ世界配信するつもり!?」




キュゥべえ「これは後々のビジネスとして使うのさ。お買い上げした顧客のエキサイティングを回収するために」


キュゥべえ「どうやら成功みたいだ。マミ、君は魔女を生み出したよ」




マミ「ナニを言っているの!?私はなんとも無いわ・・・よ・・・」


マミ「!?」




おめかしの魔女「キャハハハハハ!!」


フワ・・・フワ・・・


キャノン仮面「え・・・!?えええええ!?」

なぎさ「どうなっているのです!?マミはここにいるのに・・・なぜマミの魔女形態が!?」




キュゥべえ「さやかが魔女を操るレベルまで絶望を支配したのは知っているかな?」

キュゥべえ「でもマミ・・・君は不完全な状態で絶望を乗り越えてしまったのさ」


キュゥべえ「結果・・・君の魔女は君のコントロール下を離れて暴走状態にある・・・
君風に名付けるとしたらキャンデロロ・レクイエムとでも言うべきかな?」

ここまで

おめかしの魔女「キャハハハ!」



なぎさ「攻撃態勢!ヤツはわたし達を敵とみなしたみたいなのです!」

ズン!


マミ「使い魔を召喚したわ!」

キャノン仮面「こ・・・これは!?」



ももいろさん

あかいろさん

あおいろさん

むらさきさん

みどりいろさん


ぎんいろくん

なかざわくん


ようじょ

かめんのヒーローさん




なぎさ「・・・」

キャノン仮面「・・・」



キャノン仮面なぎさ「「増えてるー!!」」ガビーン




マミ「増えてるってどういう事よ!!」

なぎさ「マミ魔女の使い魔は多くて2~3種類しかいないのが統計だったのです!」



なぎさ「マミはお友達を使い魔の外観に反映させてるのです!依存するお友達が増えれば増えるほど
使い魔は多くなるのです!」



マミ「つ・・・つまりアレは・・・私の欲望の現れ!?わ・・・わたしこんなにも多くの人に依存してたの!?」



マミ「いやあああああ!!早く消して!!願望ダダ漏れじゃない!!」



おめかしの魔女「ウフフ!」


ズン!


なぎさ「!?まだ増えるのですか!?」



「きかん」からのらいほうしゃくん


しゅじんこうの「やみ」のじんかくさん

うちゅういしくん

かつてかみとごかくにたたかったえいゆうさん

こいびとをいきかえらせるためにけんきゅうをつづけるネクロマンサーさん



なぎさ「・・・」

キャノン仮面「・・・」


マミ「あ・・・あああああ!///」



なぎさ「マミ・・・余計な設定増えすぎなのです」

キャノン仮面「世界観ガバガバじゃないか!」




マミ「いやあああああ!!昔設定だけつくって放置していたストーリーがああああ!!
実体化してるううううううう!!」



~~~


(TVの映像を見ながら)

杏子「マミのやつナニやってんだ!?」


さやか「あっちはあっちで手こずってるみたいだね、応援に向かうよ!」

杏子「いや・・・そっとしておいてやったほうが・・・」

杏子「!!」

さやか「・・・」




さやか「ほむら・・・」

ほむら「・・・そのまま引き下がってください・・・鹿目さんのソウルジェムを置いて」




杏子「どういう事だおい・・・こいつメガネじゃねーか!」

バイオリン仮面「暁美さんも・・・演奏仮面によって記憶が書き換えらえたのか」



さやか「・・・ほむら一人・・・?なら・・・!!」



演歌仮面「そういう訳無いだろう?」

さやか「!?」


セーラーV「今度こそ・・・恭介を去勢してさやかを手に入れる」ぞろぞろ



心電図「これが最後の総力戦だ・・・それぞれの戦力数は互角」


ほむら「どうしてもやるのならそれぞれ一対一で決着をつけましょう」



杏子「そうか!マミ達の足が止まってる間に・・・残りの戦力すべてをこっちを潰すために投入したのか」




~お茶の間~


一般人「トーナメントや!!トーナメント形式来たで!!」


一般人「二窓にしてくれキュゥべえ!マミさんたちも気になるけどこっちも見たい!」





~~~

セーラーV「リーダー同士で対戦形式を決めよう」

セーラーV「こちらのリーダーはボクだ。君たちのリーダーは誰だい?」




杏子「そりゃあ当然赤色のあたしだ・・・」

オルガン仮面「いや、その杏子さんのぱんつを被ってる僕だ」


バイオリン仮面「・・・僕にやらせてくれ」

杏子「恭介!?」



ここまで

バイオリン仮面「元々彼らは・・・僕の可能性の一つ・・・僕の心の弱さだ」

バイオリン仮面「僕が向き合わなくちゃいけない・・・殴ってやらなきゃいけない人たちなんだ」




セーラーV「恭介ぇ・・・」ギリギリ

バイオリン仮面「一対一の勝ち抜き戦を希望する」


セーラーV「構わないよ・・・やろうじゃないか」


セーラーV「勝敗は?」

バイオリン仮面「殺し合いはしたくない。気絶するか負けを認めるかだ」


セーラーV「いいよ・・・ボクもむやみに命を奪いたくない。
むしろ君には去勢されたまま絶望の中生きていて欲しいし」






セーラーV「黒服のみんな!」


黒服たち「はっ!」



ウイーン・・・


さやか「これは・・・!?」

杏子「リングがせりでてきたぞ!」




バイオリン仮面チーム

先発:美樹さやか

次鋒:オルガン仮面

中堅:佐倉杏子

大将:バイオリン仮面



セーラーVチーム

先発:暁美ほむら

次鋒:心電図仮面

中堅:セーラーV

大将:演歌仮面




バイオリン仮面「!?セーラーVが大将でなく中堅!?」


セーラーV「ボクと君が当たる前に全滅されたんじゃつまらないからね」

セーラーV「こちらは2人だけで君まで引きずり出すつもりだ。
勝ち残った者には下がらせればボクと君でじっくり戦える」



さやか「随分な自信だね恭子!」

セーラーV「さやか・・・今度こそボクの物にしてあげるからね!」



バイオリン仮面「・・・やっぱり・・・学校でのやり取りで改心した恭子とは違う!」

バイオリン仮面「・・・あの時恭子を洗脳した演奏を弾いたのは・・・鹿目さんのぱんつの
演歌仮面・・・!!」



演歌仮面「・・・」



バイオリン仮面「奴から・・・他の演奏仮面には無い異質なものを感じる・・・
まさか・・・奴が裏のリーダーなのか・・・!?」





キリカ「さあ始まりました!鹿目まどか争奪トーナメント!実況はこの私キリカと!」

織莉子「解説の織莉子でお届けいたします」




さやか「うぉおおおおおい!?ナニやってんだ!?あんたら!!」



キリカ「ナニって・・・呼ばれたから来た」

織莉子「お茶の間の皆様にわかりやすく解説するために・・・ね」



さやか「そんな事してる暇があったらあたしたちのチームに入ってよ!!
なんで手を貸してくれないのよ!」



キリカ「あーごめん。今実況席にいる私たちは政府がつくりだした投影機の映像なんだ」


織莉子「本物の私たちは他の街に魔女退治の遠征しているのよ」

織莉子「それに・・・未来が見える力があると言っても・・・下手に私が干渉することで
バッドエンドになることもありえるわ」


さやか「どうりで・・・あたしが手を借りようと見滝原中を探し回っても見つからなかったわけだ」


織莉子「何より・・・彼らの結論・・・
世界のためにまどかさんの命を奪う・・・それは一度私たちが悩みかけた答えなのよ・・・」



さやか「織莉子さんが!?」


キリカ「未来が見えるのはあくまで別の未来から干渉を受けない条件に限るんだ」

キリカ「ワルプルギスの時は氷室がこの時代にやってきた時空の歪みで未来視ができなかった」

織莉子「そして・・・今回もこの戦いに関しては未来視ができない・・・
それはつまり時空犯罪者が絡んでいる証拠なのよ」



さやか「時空犯罪者!?まさか・・・マッギーカーが!?」



杏子「おい・・・しゃべってばかりいられねーぞ・・・今日はミサイル発射の最終日だって忘れたか?」

さやか「そ・・・そうだった!日付が変わる前にまどかの手にジェムを戻さないと・・・この街は・・・」



オルガン仮面「そして・・・そのタイムリミットは鹿目さんのソウルジェムがグリーフシードに変わる期限でもある」

さやか「え!?」


オルガン仮面「鹿目さんのソウルジェムを出してみて」


さやか「・・・」すっ



さやか「!?」



ゴゴゴ・・・


バイオリン仮面「こ・・・これは・・・!?」

さやか「嘘・・・!?いつの間に・・・こんなに黒く・・・濁って・・・」

オルガン仮面「精神と肉体が離れていると汚れをためやすくなるんだ」


オルガン仮面「マッギーカーは計算なく3日と期限を定めたわけじゃない。
3日で鹿目さんのソウルジェムが濁りきると予測していたんだ」


さやか「グリーフシードは!?杏子!グリーフシードは持ってない?」

杏子「一度あいつら側についたときに没収されちまったみたいだ・・・
つーかあんたのは!?」




さやか「あたしも・・・傷の手当てと・・・3日間政府から逃げるために消耗しちゃって・・・」

バイオリン仮面「やはり・・・鹿目さんを取り戻すしか魔女化を防ぐ方法は無いみたいだね」




ほむら「もっと簡単な解決方法があります」

さやか「ほむら・・・!?」



ほむら「教えてあげましょうか?それは・・・」

さやか「やめろ・・・」


ほむら「鹿目さんのソウルジェムを・・・」

さやか「ほむらの口から・・・誰よりもまどかが好きだったあいつの口から!そんな言葉聴きたくない!!」


ほむら「砕いちゃえばいいんですよ」

ここまで

さやか「ほむらああああああ!!!」シャキィン!



カーン!

キリカ「リングが鳴った!」


キリカ「織莉子・・・君はこの組み合わせをどう見る?」

織莉子「バイオリン仮面の意向が気になるわ」


織莉子「回復役のさやかさんを先鋒に出して消耗してしまえば・・・
後々の戦いで回復が効かなくなる」

織莉子「にも関わらず・・・彼はさやかさんを先鋒に選んだ・・・
なにか考えがあるのかしら?」


キリカ「消耗が少ないうちに引っ込める作戦かもね」

キリカ「それ以前にさやか側は近接メインの魔法少女二人に
その能力のぱんつを身につけてる魔法使い二人・・・銃撃が出来る暁美ほむら一人にやられる可能性だってある」


織莉子「それに・・・まだ一度も能力を見せてない演歌仮面・・・さやかさん側が
情報面でも不利だわ」



さやか「ほむら!ちょっとおいたが過ぎるよ!おしおきが必要みたいだね!」

ほむら「美樹さん・・・この時間軸の美樹さんは・・・上条君のために契約した・・・そうですよね?」



さやか「だったらなにさ!」

ほむら「鹿目さんが魔女になれば・・・あなたが上条君と暮らすこの世界も無くなってしまうんですよ」



ほむら「上条君か鹿目さんか・・・どちらかを選ぶしかないんです!あなたにとってより大事な人は
上条君のはずです!」



さやか「違う!まどかを助けたい気持ちだけじゃない!!」


シャッ シャッ シャッ



杏子「ほむらの奴・・・防戦一方じゃねーか!やっぱメガネの方は大したことないのか!?」



オルガン仮面「今暁美さんの体を動かしているのは・・・心電図仮面の時間軸の魂なんだ」

オルガン仮面「こちらの暁美さんと比べて圧倒的に経験が足りない・・・
なぜ彼女を戦力として使っているか疑問なほどにね」



さやか「避けることだけは大したもんだね!でももう終わりだよ!」

さやか「峰打ちスパークエッジ!!腕の骨でも折って反省しな!」




バキイッ

ほむら「きゃああああああっ!!」

ほむら「いたた・・・」


さやか「盾から武器を取り出す方の手をくだいたよ!これであんたはもう戦えないはずさ」


杏子「あれ?」

オルガン仮面「どうしたんだい?杏子さん」


杏子「おかしいぞ・・・ほむらの願いは・・・まどかとの一ヶ月をやり直すこと・・・
盾も時間操作の能力もその願いを具現化した物だった」

杏子「ワルプルギスを超えたあの日・・・ほむらの盾は崩れ落ちた・・・
時間操作能力もその時無くして・・・
そして今は弓を使った攻撃方法に変わってるはずなのに・・・!」



ほむら「えーいっ」(両手を広げて押し出し)
ドンッ

さやか「なにそれ?攻撃のつもり?あたしを一歩後ろに押し出しただけで一体何が変わるって・・・」


杏子「いやさやか!罠だ!そのまま足を動かすな!!」


さやか「え・・・!?」


カチッ

さやか「かちっ!?」



ほむら「メガネほむらだと思って油断した?」

ほむら「残念、クールほむらよ」ファサッ



さやか「!?じゃあ今の音は」

ほむら「地雷よ」





ドカアアアン!!

さやか「きゃああああ!!」


ぐらっ

バイオリン仮面「さやか!!」

杏子「姿勢を崩すな!そこからまた足を動かしたら思うツボだ!!」



カチッ


ドゥン!

さやか「ぐっ!!」


ほむら「ただ逃げ回っているだけだと思った?」

ほむら「地雷を敷いていたのよ。超小型のね」


杏子「お前・・・その盾は!?それにその地雷は!?」


ほむら「アメリカ軍からの支給品よ。これで以前と同じ動きができるわ
時間停止は相変わらず使えないけどね」


ほむら「美樹さやか・・・あなたはすでに囲まれている。素早い動きは封じられたわ」


オルガン仮面「じゃあその経験値は!?心電図仮面の時間軸では経験不足のメガネほむらのはず!」



ほむら「押さえ込んだのよ・・・この時間軸のほむらの意識をね」

ほむら「この時間軸のほむらがもっていた物よりも強い感情・・・
希望より熱く絶望よりも深い物」




ほむら「恭介への・・・「愛」よ」



さやか「ほむら・・・!」ガクガク


ほむら「でも・・・固有魔法だけは私のオリジナルだけどね」


パァアア・・・


杏子「回復魔法!?馬鹿な!?ほむらは専門外のはずだ!」

バイオリン仮面「折れた腕が・・・みるみるうちに治っていく!!」




キリカ「織莉子・・・これは?」

織莉子「手元にある資料によると
心電図仮面の時代のほむらさんの契約内容がこの時代と異なるためね」



織莉子「それによると・・・彼女は上条恭介・・・心電図仮面の腕を治すために
契約したそうよ」

キリカ「!?さやかと・・・同じ!?」




さやか「あたしと同じ・・・回復魔法に・・・クールほむらの経験値・・・!!」

杏子「そして・・・多種多様な近代兵器・・・!!」



バイオリン仮面「さやか・・・!」


バイオリン仮面(武装の差でさやかが不利・・・!!ならば・・・さやかを棄権扱いで引っ込めるか!?)

バイオリン仮面(いや・・・それは僕の勝手な心配だ!さやかだって・・・この戦いに覚悟を決めているはず)

バイオリン仮面(そして・・・この僕も・・・!)

バイオリン仮面「さやかはこのまま続投させる」

杏子「恭介!?」

ここまで

ほむら「恭介のために生きているのはあなたも同じのはずよ」

ほむら「にも関わらず・・・あなたは恭介よりもまどかを選ぶのかしら?
それともまどかを犠牲にせずに済むだなんて甘い考えなの?」



さやか「言ったでしょ・・・!まどかを助けたいだけじゃない!」

さやか「あたしは悔しいんだ・・・ほむらまでもが・・・まどかを犠牲にするって考えてることが!」



ほむら「悔しい・・・?随分とおかしな言い方をするのね」


さやか「あの時も悔しかったよ・・・でも・・・同じくらい嬉しかったんだ」

さやか「あたし以上に・・・まどかの事を思って・・・大切にしてくれる奴が現れて・・・」


さやか「ちょっぴり寂しかったんだ・・・いつもあたしを頼りにしてくれたまどかが・・・
もうあたしが心配しなくても大丈夫なんだなって思うとさ」



さやか「でも・・・やっぱり嬉しかったんだ」

さやか「だから・・・許せないと思った・・・あんたが・・・まどかをそんな風に扱うことが」



さやか「まどかを犠牲にする結論がじゃない!それに対して心を傷めないほむらが・・・許せないんだ」

さやか「まどかだって悲しむと思った・・・ほむらと心が離れ離れになることが」


さやか「人と人との絆を犠牲にして得られる平和なんて・・・まどかだって望んでいる世界じゃない!」


さやか「だから抗うよ最後まで!世界を守りたいから戦うんじゃない!
悔しいから叛逆するんだ!」



さやか「別の世界の恭介達と・・・ほむらに優しい心を取り戻させる!それがあたしの戦う理由だから!」




さやか「恭介!」

バイオリン仮面「!?」



さやか「最後までやらせてくれるよね?あたしの納得がいくまで・・・やらせてくれるよね?」



バイオリン仮面「さやか・・・!!」

バイオリン仮面「・・・」



グググ・・・(握りこぶし)


オルガン仮面「恭介・・・」

バイオリン仮面「元々・・・止めても行くだろう?君は」



バイオリン仮面「僕にとってバイオリンがそうであるように・・・君は君の信じた道を」

バイオリン仮面「僕はそれを一番近くで見守っていたいと思った・・・だから魔法使いになったんだ」

ほむら「いくらごたくを並べても形成は変わらないわ。
地雷の位置が分からなければあなたはうかつに動けない」


さやか「さあ、どうかな?」


さやか「せえのっ!!」

ズラーッ



キリカ「!!地面に剣を並べた」

織莉子「マミさんの師事で得たワザね・・・あんな無数にならべてどうするつもり?」




さやか「とおりゃああっ!!」ポイッポイッ

キリカ「すべて上空に放り投げた!?」



織莉子「二人をめがけて剣が落ちてくるわ!」


さやか「エッジ・レイン!!剣の雨から逃れられる!?」



ほむら「なるほど・・・剣の隙間を逃れようとした私が地雷を自分で踏むのを狙ったのね」



ヒョイッ

ほむら「でも無駄よ・・・自分で設置した地雷の位置はすべて把握してる!」


ひょいっ



ひょいっ


ドスッ ドスッ ドスッ


ドォン!ドォン!



バイオリン仮面「駄目だ!すべてよけられてる!」

オルガン仮面「いくつかの剣はリングに刺さってるけど・・・いくつかは地雷と相打ちしている!」



杏子「リング上すべての地雷を破壊するつもりなのか!?いや・・・やみくもに剣の雨を降らせてるだけだ!」

杏子「自分が安全な足場を把握しているほむらが圧倒的に有利だ!」


杏子「まてよ・・・足場・・・!?そうか!わかったぞ!さやかの狙いが!」






ほむら「悪あがきは終わったかしら?」


キリカ「リング上が・・・突き刺さった剣であふれている」


ほむら「まるで墓標ね・・・」

さやか「そう・・・「人が乗っても」大丈夫なほどのね」


ほむら「!?」



キリカ「あーっと!?これは!?」

織莉子「さやかさんが・・・剣の柄の部分に足を乗せているわ!」



さやか「エッジ・レインはほむらを倒すためでも地雷をすべて破壊するためでもない・・・!!」

さやか「地雷原と化したリングに「足場」を作るための放ったのさ!」



キリカ「これはうまい!敵が作り出したフィールドを自分の得意なフィールドへと変えてしまった!」



さやか「これであたしは本来のすばやい動きができるようになった」

さやか「あんたはどうする?地面からじゃ飛び道具も狙いにくい・・・
あたしに有利をとられる覚悟で剣の上で勝負する?」



ほむら「・・・」



ほむら「どうもこうも無いわ」バッ



キリカ「暁美ほむら、上空に目いっぱいジャンプ!」


さやか「正気なの!?自ら狙いを定めてくれるなんて・・・空中じゃ体制を変えられないよ!」



さやか「遠慮なくこのチャンスを活かさせてもらうよ!遠距離の敵に剣を発射するワザエッジ・バレット-」


ほむら「全ての地雷・・・リリース!」


カッ

さやか「!!」



チュドドドオ・・・・!!


ゴゴゴ・・・

杏子「さやかあああああ!!」

バイオリン仮面「なんてことだ!地表に残っていた地雷を全て爆破した!」



織莉子「上空に飛んだのは爆発から逃れるため・・・さやかさんの狙いの的になることで
地上への注意を逸らすためだったのね!」

ほむら「・・・」ストッ

キリカ「そして再び着地!」


織莉子「爆煙で・・・さやかさんがどうなったのかが見えないわ」


ほむら「美樹さやかは重体?・・・それとも死体かしら?」

さやか「いいや!ちょっと変態な彼氏を持つ健康体のさやかちゃんだよ!」



ほむら「!!」


ガッキィン!(盾で剣を防ぐ音)


キリカ「おっと!?これは何をしたんだ!?爆発に巻き込まれたと思われたさやかが・・・
地中から出てきた!?」


さやか「上空の他にも・・・地雷から逃れられる場所・・・それはリングの裏側!」

さやか「地中の中で爆発をやりすごした後、こうして地上に出てきたわけさ!」


ほむら「そんな事は・・・あなたは地面を掘るほどの余裕は無かったはずよ」


さやか「いいや!エッジ・レインの時すでに穴は掘ってあったんだ!」

さやか「もっとも・・・その穴自体を剣で埋め尽くしていたから・・・上空のあんたにはわかりづらかっただろうけど」



さやか「後は剣の具現化を解除すれば・・・そこにはいざというときの避難用の穴が現れるってわけさ!」




ほむら「・・・」


キィン!(盾で弾き飛ばして距離をとる二人)



ほむら「私こそ・・・あなたに奥の手がある時の保険はしてあるわ」

ほむら「リングをよく見なさい。地雷の爆発であなたがつくった剣の足場は全て破壊したわ」



さやか「あらま」


さやか「でも・・・あんたの地雷も全て片付いたよ!仕切り直しって奴だね!」

さやか「今度は・・・地雷を置くのを見逃さない!あんたの行動一つ一つに注意を張らせてもらう」


ほむら「私も・・・二度とエッジ・レインを打たせないわ・・・その前に仕留める!」



お茶の間

一般人「すげえええ!?なんだこの攻防!?」

一般人「ひとつの行動それ自体が相手の二手三手先を読んだ立ち回りになっている!?」


一般人「でも・・・マミさんたちもどうなったか気になるんだよな・・・そっちも映して、どうぞ」


おめかしの魔女「キャハハ!」


マミ「この子は・・・私自身でもあるわけよね?何故制御できないの!?」

なぎさ「マミの魔女は使い魔を理想の友達に仕立て上げているのです!」


なぎさ「モデルになったお友達の良い部分しか映し出さない都合の良い人形なのです!
そういう意味でマミが向き合うのはお友達の良い部分だけじゃなくて悪い部分なのです」


なぎさ「人の良い部分だけを都合よく解釈してなあなあになるのは本当の友情じゃないと教えてあげるのです!」


マミ「そ・・・そうよね・・・私・・・昔と違って・・・無理に人前で強がる必要なくなったもの・・・」

マミ「良い部分も悪い部分もお互い認め合える・・・そんな仲間と・・・出会えたから・・・」


マミ「この子は・・・間違いなく昔の私自身だわ・・・寂しがりで・・・傷つきやすくて・・・」

なぎさ「なら絶対救ってやらなくちゃなのです!」


マミ「ええ!私も・・・弱かった私自身と向き合わなくちゃね!」



あかいろさん「マミサーン!」


マミ「この子は・・・杏子がモデルかしら?」


おめかしの魔女「サクラサン!」



おめかしの魔女(実際には魔女言語だけどわかりやすく翻訳)
「佐倉さんは・・・初めて出来た魔法少女の友達!」


おめかしの魔女「いつもマミさんマミさんって私を慕ってくれているの」


おめかしの魔女「他人のために願った彼女ならきっと大丈夫!いつまでも優しいまま・・・
私のそばにいてくれるわ!」



マミ「・・・それは違うわ」

マミ「杏子は大丈夫だと・・・勝手に決め付けて・・・私の考えを押し付けていた時もあった」



マミ「わかってあげられたフリをして・・・あの時は結局傷つけてしまった」


マミ「昔の素直な「佐倉さん」も好きだけど・・・今のちょっぴり反抗期な「杏子」も好きなのよ。私は」



マミ「杏子は私にとって・・・可愛くてそしてほんのちょっと生意気な妹・・・」

マミ「理想を押し付けるなんて・・・もうしなくていいの・・・時々喧嘩もするけど・・・
それはお互い家族のように遠慮しなくなった証拠」



マミ「あなたの「あかいろさん」は杏子じゃないわ!理想を押し込めただけの操り人形よ!」ズバーン




おめかしの魔女「キャアアアアアア!!」


あかいろさん「・・・」しゅううう・・・


マミ「杏子を模した使い魔が消えていくわ」

なぎさ「こうやっ一匹ずつ使い魔を消していくのです!仮初のお友達が全部消えたとき
マミの魔女は現実を受け入れるのです!」


マミ「そういえば・・・キャノン仮面・・・上条君は?」

なぎさ「使い魔の中でも中二病が具現化した奴らを相手にしているのです!こっちはこっちで集中するのです!」




~~~

キャノン仮面「キャノン砲ー!!」



ズドーン

ねくろまんさーさん「フフフ・・・」


えいゆうさん「ヒャハハ!」

きかんからのらいほうしゃくん「ファファファ・・・」


うちゅういしくん「マミ・・・マイフレンドォ・・・」


キャノン仮面「なんなんだこいつら!?撃っても撃っても再生する!?」


なぎさ(恭介!聞こえますか?)

キャノン仮面「なぎさちゃん!?」



なぎさ「そいつらは過去のマミが考えていた設定に基づいて主人であるおめかしの魔女の
結界に具現化して日常を演出しているのです!」


なぎさ「そいつらを倒すのもまたツッコミなのです!うわべだけカッコよさそうな設定で作られた
キャラクターだから設定に矛盾点があるのですよ!そこを指摘すれば倒せます!」



キャノン仮面「僕の時間軸でも・・・マミさんはいろいろな設定資料を見せてくれたっけ・・・」



キャノン仮面「でも・・・どちらにも言えることは・・・世界観がガバガバなんだよなぁ・・・
一つのキャラクターを掘り下げる前に新しい設定を盛り込みすぎというか・・・」



マミ「わかってるわよ!若気の至りなのよ!色々ストーリーやキャラクターを考えてしまうのは!
恥ずかしいからいちいち口に出さないで!」



キャノン仮面「ええと・・・まず・・・「きかん」からのらいほうしゃくん?
ちょっといいかな?」


らいほうしゃくん「?」

※使い魔が話しているのは魔女言語ですが吹き替えてます


キャノン仮面「「きかん」ってどこの?」

らいほうしゃくん「えっと・・・魔法少女を観察している秘密結社・・・」



キャノン仮面「そいつらの所在地は?目的は?」

らいほうしゃくん「うぐ・・・」


キャノン仮面「考えてないならうかつに敵キャラ出さないほうがいいよ」



キャノン仮面「で・・・ネクロマンサーさん?」


ねくろまんさーさん「なに?」


キャノン仮面「ネクロマンサー・・・ようするに死者を蘇らせる力を持った人・・・だよね」

ねくろまんさー「そうだよ」



キャノン仮面「恋人を生き返らせるために・・・って言ってるけど・・・
それがどうマミさん達と絡んでくるの?」


ねくろまんさーさん「えっと・・・その・・・」




ねくろまんさーさん「そ・・・そうだ!「贄」だよ!恋人の外殻・・・肉体を作るために
マミたちを死体にする必要があるのさ!」


キャノン仮面「ふーん・・・それで・・・やっぱり正体はそういう契約をして能力を得た魔法少女ってわけ?」


ねくろまんさーさん「えっとそれは・・・その・・・」




ねくろまんさーさん「違うよ!魔法少女とはまったく違う能力!第三勢力なのさ」



キャノン仮面「え・・・!?それじゃあ誰も読者?は興味を持たないよ」

ねくろまんさーさん「えっ!?」



キャノン仮面「魔法少女の設定とギリギリこじつけて絡められそうなおいしい設定なのに・・・
まったく違う「ルール」を持ち込むと・・・読者は離れるよ」


キャノン仮面「君がこの先マミさん達と戦う展開があったとしても誰も興味を持たないよ。
悪役を引き立たせるポイントは正義側となにかしらの因縁が存在することだ」



キャノン仮面「まったく関係ないところから「あ、自分恋人を生き返らせるために戦うネクロマンサーなんでよろしく」
って言われても・・・読者も主人公側も「あっ、はい」としか言えないというか・・・」



ねくろまんさーさん「う・・うぐうう・・・・」

キャノン仮面「かつてかみとごかくにたたかったえいゆうさん」


えいゆうさん「はい」

キャノン仮面「神って何?基本正義の味方であるはずの神様に反逆してなんで英雄扱いされるの?
そして・・・神と戦ってなんで生きてるの?なんで神様は反逆した君を生かしておくの?」



えいゆうさん「う・・・」



キャノン仮面「それで・・・その神話がなんでマミさんに関係しているの?」


えいゆうさん「マミは・・・その戦いで命を落とした仲間の生まれ変わりなんだ」

キャノン仮面「ふーん・・・じゃあ神話の時代から生きている君は老人って事になるけど」



えいゆうさん「えっと・・・」

えいゆうさん「僕自身も生まれ変わりだもん!マミのクラスの転校生として顕現するの!」




キャノン仮面「だとしたら・・・英雄本人じゃなくて人格が現世に出てきただけだよね」

キャノン仮面「器となる少年がかつて英雄だった記憶に悩まされるエピソードを作らないと
話に深みが出ないよ」



キャノン仮面「そして、この世界は魔法少女がメインのお話だから・・・
君の過去話をする尺なんて取れないし・・・取れたとしても読者は興味を持たないよ」




えいゆうさん「むううう・・・」



キャノン仮面「そもそもさっきのネクロマンサーと「機関」も含めて・・・誰が敵なのかはっきりしないのも
マイナスだよね」

キャノン仮面「にもかかわらず・・・神様を敵として出そうとしている。もうなにがなんだか」


キャノン仮面「「神」が次のシリーズの悪役なら・・・ひとまず今の敵を倒してから登場して、どうぞ」





えいゆうさん「ちきしょおおおお!!」しゅうう・・・







ここまで

ももいろさん「マミさんは憧れの先輩で・・・」


マミ「そうね・・・まどかさんは私の後をちょこちょこ着いてくる・・・特に可愛い後輩ね」

マミ「でも・・・恥ずかしい部分も真似するのは困り物だわ・・・必殺技とか・・・
衣装のノートとか・・・私的にはもう・・・過去の過ちだし・・・とっくに卒業したのよ」


ももいろ「ウェッ!?」

マミ「それに・・・純真すぎるってのもどうかと思うわ・・・
何かを守り通すために・・・ちょっと腹黒くなることも時には必要なのよ」



ももいろ「ウェ・・・」



マミ「まどかさんには・・・もう少しだけズルさも身につけて欲しいかな」

ももいろ「うう・・・わたしにはできないよ」



マミ「駄目よ。黒くなることを恐れては」

マミ「本物のまどかさんなら・・・いざという時それを決断できる悠木があるの」



マミ「だからあなたは・・・まどかさんじゃないわ。可愛いだけの後輩なんて退屈よ!」ずばーん


ももいろ「がーん!」



しゅうう・・・



マミ「やっと二人倒せた・・・長丁場になりそうね・・・」




~~~

さやか「はあああ!!」



ほむら「くっ!」ドンッ!ドンッ!!



キリカ「長距離VS近距離!不利になると思われていたさやかだが・・・意外に耐えてるよ!」

織莉子「でも・・・受けているだけでどんどん体力を消耗しているわ・・・
あれじゃあ近づけない!」



さやか「恭介!オルガン仮面!!」

バイオリン仮面「?」


オルガン仮面「なんだい?さやか」





さやか「一曲お願い!弾いて!」


バイオリンオルガン「「!?」」


さやか「曲は・・・ハチャトゥリヤンの・・・剣の舞!」


バイオリン仮面「な・・・!?なんだって!?」

オルガン仮面「確かに・・・この決闘・・・そしてさやかにはぴったりの曲だけど・・・」


オルガン仮面「しかし・・・僕達演奏仮面が演奏する事は・・・第三者に影響を及ぼすことを意味するんだ」

バイオリン仮面「僕達の演奏を聴けば・・・君の能力が向上するか敵の能力を下降させる・・・
そのどちらかが・・・あるいは両方が効果となって現れる」

バイオリン仮面「ルール違反・・・第三者による支援で僕達のチームが負けてしまう!」



セーラーⅤ「いいや・・・問題ないね」

バイオリン仮面「恭子!?」



セーラーⅤ「一対一形式・・・それはあくまで・・・第三者は手を出すなというだけのルール・・・
音を出すなとは一言も言ってないよ」

セーラーⅤ「そしてそれは・・・暗黙の了解・・・この決闘での裏ルールでもあるのさ」




セーラーⅤ「そこに気がつくとは・・・さすがボクの愛しのさやかだよ!」

セーラーⅤ「演奏で支援したければするがいい・・・ただし・・・その時点でボク達も同じ様に
暁美ほむらを演奏で強化させる」



バイオリン仮面「!!」


セーラーⅤ「だから・・・演奏能力を持たない暁美ほむらが先鋒なのさ。
いざとなれば・・・ボクたち控えの演奏仮面たちが強化させられるからね」


セーラーⅤ「演奏仮面の能力を「どこで」「いかに」使うか・・・それがこの戦いを勝ち抜く
ための隠れ要素だったのさ」



バイオリン仮面「な・・・なんてことだ」

オルガン仮面「こちらの演奏仮面は・・・僕とバイオリン仮面の二人・・・!!
魔法少女でもあり演奏仮面でもあるセーラーⅤがいる以上・・・あちらが有利!!」



杏子「おい!だとしたらオルガン恭介が次鋒はマズイんじゃねーか!?
ケガでもしたらあたしの番の時に支援できる演奏仮面が一人減っちまう!」

杏子「順番を変えるぞ!あたしが二番手に出る!」



セーラーⅤ「ご自由にどうぞ。もとより君たちがこの隠れ要素に気づいて
いかなる順番にしようとしても勝つつもりだったし」



演歌仮面「・・・」



演歌仮面「なぜ変更を許した・・・甘いね・・・セーラーⅤ・・・」

セーラーⅤ「そう!この決闘は・・・仮面「武闘」会だったのさ!
こちらも奇しくもハチャトゥリアンの曲名と同じ!」


セーラーⅤ「舞台で戦ってる魔法少女じゃない!真の主役は・・・仮面を被った者たち!」

セーラーⅤ「もとより君たちに有利を渡す気なんてこれっぽっちもない・・・
仮面の者が3人いるボクたちの方が・・・君たちより有利!」



オルガン仮面「く・・・かつてあちら側にいた僕が言えた事じゃないけど・・・卑怯な!」

杏子「おいどうすればいいんだ!?あたしも・・・オルガン仮面のぱんつを被ればいいのか!?」


バイオリン仮面「いや佐倉さん・・・ボケる場面じゃないから」


オルガン仮面「多分素だよ・・・僕の時間軸の杏子さんもこういう所があったから・・・」



さやか「なにやってんのよー!早く弾いてってばー!!」




バイオリン仮面「ご・・・ごめんさやか!ルール上問題ないみたいだし・・・弾かせてもらうよ!」

オルガン仮面「恭介・・・君は・・・剣の舞は・・・」



バイオリン仮面「・・・4歳のころすでに弾いていたよ」

オルガン仮面「奇遇だな!僕もだ!・・・なら・・・合わせる練習は不要だね!いくよ!」



バイオリンオルガン「「剣の舞!!」」



♪~♪~♪


さやか「これこれ!さやかちゃんの戦闘スタイルにぴったりな曲!力がわいてきたあああ!」



さやか「スピードアップ!!」


シュンッ


ほむら「速い!」




さやか「今度こそ眠ってもらうよ!峰打ちエッジ!!」

バキイン!


ほむら「くっ・・・!!」

ビリビリ・・・



ほむら(回復魔法が追いついていない!?腕が・・・しびれたまま・・・)

さやか「攻撃力もぐ~んと上がらせていただきました!さあ!目を覚ますんだよ!ほむら!!」

さやか「眠ってもらうとか目を覚まさせろといったりわけがわからないよね?」

さやか「気絶させた後ちゃんと事情を説明して目を覚まさせるって意味でお願いします。
いや~日本語って難しいね~」

作者はいったん寝ます

ほむら「距離をとらせてもらうわ」(爆弾設置)

さやか「また地雷!?芸がないね!」



ほむら「リリース!」

さやか「!?な・・・!?自分のそばで!?」




ドンッ


キリカ「暁美ほむらが後ろに吹っ飛んだ!」

織莉子「さやかさんとのスピードの差を・・・爆風で補った!?」




ほむら「所詮は近接武器!いったん離れれば銃には勝てない!」

さやか「そのまま撃たないほうがいい。撃てば確実にあんたに当たる」



ほむら「なにを馬鹿なことを・・・!」

ドンッ



さやか「はあっ!」キィン!


杏子「はじいた!」

バイオリン仮面「だがそれだけだ!暁美さんの方向に打ち返したわけじゃない!」


キィン!キィン!キィン!


オルガン仮面「・・・!?この金属音は一体・・・」



キリカ「!!」

織莉子「こ・・・これは!?」




さやか「これが本当の・・・剣の舞だよ!」

ほむら「!!リング上空に・・・・!!」



杏子「無数の剣が・・・浮いている・・・!?そして・・・舞っている!?」



キィン!キィン!キィン!!

ほむら「まさか・・・この金属音は!!」



さやか「兆弾だよ・・・今まさにあんたに跳ね返ろうとしているよ」


ほむら「・・・!!」サッ!


演歌仮面「・・・かろうじて避けたが・・・今のままではさやかに勝てないな・・・」

演歌仮面「演奏だ!暁美さんを支援するぞ!」

セーラーⅤ「!?演歌仮面!?何を仕切っている!?チームリーダーはボクのはずだろ!!」



演歌仮面「言っている場合か?いくよ!」


心電図仮面「クロスアウツ!(脱衣)」バッ

心電図仮面「心電図機器セットオン!」


ぴとっ


キリカ「乳首にセンサーを取り付けた!?」

織莉子「私たちも慣れてきてたから油断していた・・・この人たちが基本変態なのを忘れていたわ」



心電図仮面「ほむらさんへの想いで・・・僕の鼓動が早くなる!」

ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・



ピッピッピッピピピピピ!!



杏子「早すぎィ!これ動悸レベルだろ!」

オルガン仮面「そして・・・低音!?低音でこの早さ・・・まさか」



バイオリン仮面「心電音を・・・ベースラインとして使用する気か!?」



心電図仮面「激しい!激しいよほむらさん!!」

ピピピピピピピ!!

杏子「ナニを想像してるんだああああ!?」





セーラーⅤ「仕方ないな・・・曲目は・・・「暁は光と闇とを分かつ」!」


セーラーⅤ:ヴァイオリン

心電図仮面:ベース

演歌仮面:ボーカル



バイオリン仮面「三位一体!!」


ほむら「力が・・・新しい能力が目覚めていく・・・!?」


バサアッ




オルガン仮面「暁美さんから・・・黒い羽が!!」

ほむら「そう・・・この力・・・この想いは・・・」

ほむら「恭介への・・・恭介のためだけの物・・・」



ほむら「恭介とこの世界を守るためなら・・・私は悪魔にだってなれるわ」

さやか「違う!あんたのその気持ちは・・・まどかに向けられた物だったはずだ!」



ほむら「無駄よ。あなた達の知る暁美ほむらは・・・もう戻らない!!」

シュババババ!!



杏子「黒い羽の・・・弾丸!!」

バイオリン仮面「避けて、さやか!!」




さやか「打ち落とす!!」

オルガン「駄目だ!触れるなあああああ!!!」




さやか「はああっ!!」


キィン!


カチッ

さやか「!?かちっ!?とな!?」





カッ



ドゴゴゴゴ・・・・


バイオリン仮面「さやかああああああ!!!」



杏子「羽の弾丸が・・・剣に触れた瞬間・・・大爆発を・・・」

オルガン仮面「弾丸かつ爆弾・・・!!まさしく暁美さんにぴったりの能力・・・!!」



キリカ「演奏仮面によってパワーアップしたはずのさやかだが・・・苦戦している!!」

織莉子「さやかさん達は2人分の演奏・・・ほむらさんは3人・・・
やはり・・・演奏仮面が多い方がこの戦いでは有利!?」


さやか「煙で・・・前が見えない!」



しゅうう・・・

さやか「ほむらは!?ほむらはどこへ行った!?」




キリカ「ほむらの奴・・・爆煙にまぎれて攻撃するつもりか」

織莉子「決着のときは・・・近いわね」



さやか「甘いよほむら・・・あんたはその形態に変身したことで・・・
あたしにどこにいるか目印を示してしまうんだから!」



ひらり


さやか「!!見えた!ほむらの黒い羽!!」




さやか「剣舞・ハリケーン!!リング上360度全ての物を切り刻む!!」




ビュオオオオ・・・!!


オルガン仮面「す・・・すごい!!」



杏子「さやかの剣舞の衝撃波が・・・巨大な竜巻になって・・・リング全体を覆った!!」

バイオリン仮面「これなら・・・暁美さんがどこにいようとダメージを与えられる!!」




キリカ「さやかの剣の風圧で煙が晴れていくよ」

織莉子「ほむらさんは?ほむらさんはどこに!?」





さやか「!!」


ほむら「台風の目は・・・無風よ。あなたは剣舞を繰り出すことで・・・自ら死角を作り出してしまった」




キリカ「おーっと!これは!!」

杏子「さやかの・・・真上!!竜巻が発生するその中心で剣舞をやりすごした!!」





ほむら「殺しはしないわ。あなたは・・・私の時代で私に良くしてくれた大切な友人だから・・・」




バキィィィン!!
さやか「あ・・・!!」

キリカ「手刀が首筋にクリーンヒット!」

ふらっ


どさっ


杏子「さやか!!」

織莉子「起き上がってこない・・・まさか・・・気絶!?」



しんべえ「審判役のキュゥべえ・・・さしずめ僕はしんべえだね!」

しんべえ「判定するよ・・・美樹さやか・・・気絶!!よって勝者暁美ほむら!」




わああああ!!



キリカ「ほむらチーム!一点先取!」

織莉子「ほむらさんの体力はまだ十分・・・依然としてさやかさんたちが不利ね・・・」




バイオリン仮面「さやか!!」


さやか「あれ・・・あたし・・・」

杏子「よくやったよさやか・・・でも・・・あんたは負けたんだ」



さやか「そっか・・・」


ポロッ

杏子「さやか・・・」



さやか「悔しいな・・・すごく・・・悔しいよ・・・」


さやか「負けたことがじゃなくて・・・ほむらに届かなかったことが悔しいよ」

さやか「あたし・・・この一年で・・・ちゃんとほむらと親友になれたつもりだったのに・・・」



さやか「あたしじゃ・・・ほむらを元に戻せなかった・・・それが悔しい」




杏子「気にすんな。後はあたしに任せてゆっくり休め」


杏子「恭介、あたしが次鋒にでるぜ。構わないだろ?」




バイオリン仮面「敵が順番変更を許可したんだ。僕たちも構わないよ」

オルガン仮面「佐倉さん・・・気をつけて!」

第一試合:結果:

バイオリン仮面チーム    セーラーVチーム

先鋒:美樹さやか   ×-○ 先鋒:暁美ほむら


気絶によるKO




第二試合

バイオリン仮面チーム    セーラーVチーム

次鋒:佐倉杏子   対   先鋒:暁美ほむら




キリカ「織莉子・・・今度の組み合わせはどう見る?」

織莉子「杏子さんも・・・さやかさんと同じ近接主体だから・・・厳しいわね」


織莉子「でも・・・杏子さんには幻術があるわ。それをうまく使えば・・・
さやかさん以上に敵を撹乱できる」




織莉子「さやかさんと杏子さんの能力値をまとめてみたわ。
あくまでさやかさんの攻撃力を3と仮定するならの数字よ」



美樹さやか

体力:4
攻撃力:3
スピード:4
物理防御力:5
魔法攻撃力:3
魔法防御力:3


佐倉杏子

体力:3
攻撃力:5
スピード:3
物理防御力:2
魔法攻撃力:4
魔法防御力:3



キリカ「さやかは防御力やスピードに優れ、杏子は攻撃力に特化しているといったところだね」

織莉子「さやかさんより軟らかい杏子さんはほむらさんの攻撃を受けるわけにはいかない。
けれど・・・杏子さんの攻撃があたれば・・・一撃で決められるかもしれないわ」



杏子(そうだ・・・あたしはさやか以上に・・・ほむらの攻撃を避けなきゃいけない・・・
さやかよりわずかにスピードが劣るにも関わらずだ)


杏子(だけどさやかには無い打点があたしにはある!余計なダメージを受ける前に・・・
ほむらを気絶させて次鋒の心電図仮面も倒す!)


杏子「あたしはさやか程甘くない。ほむら・・・あんたがいつまでもそっち側を動かないなら
マジでやらせてもらうよ」


ほむら「ご自由にどうぞ。」

カーン!


セーラーV「恭介を引きずり出すまで・・・一気に攻める!」

セーラーV「弾くよ!三位一体!」


心電図仮面「暁は光と闇とを分かつ!」



♪~♪~♪


バサアッ(黒い羽)


杏子「いきなり強化かよ!」




オルガン仮面「杏子さん!こちらも演奏を・・・」

杏子「いや!まだいい!!ギリギリまで弾くな!」


さやか「!?」



さやか「どういう事・・・?別に・・・演奏に制限は無いのだから・・・
弾くだけ弾いたほうが有利なのに・・・!?」


杏子「あたしの目測が正しければ・・・すぐに「それ」は現れる」

杏子「それまで分身を使ってほむらの攻撃をひたすらかわし続ける!」




杏子「ロッソ・ファンタズマ!」


ズラーッ


ほむら「芸が無いわ!分身全てを打ち落とす!!」




チュドドド・・・




オルガン仮面「杏子さん!」


ほむら「・・・!?」



ほむら「おかしい・・・分身は全て撃ち抜いたはずなのに・・・佐倉杏子の姿が見えない・・・」



杏子「ロッソはおとりさ・・・この新必殺技を紛らわせるためのな」


杏子「インヴィジーヴィレ(透明の)・ファンタズマ!(命名:マミ)
透明になったあたしを誰も認識する事はできない!」


こま

さやか「透明の!?杏子が透明になったって言うの!?」

バイオリン仮面「さやか!?君でさえも知らなかったのかい?」


さやか「ワルプルギスとジュリエット以降の一年間で・・・強い魔女ってのは現れなかったから・・・
みんな大したワザは使わずに勝ててたよ」

さやか「杏子・・・平和になっても合間を縫って特訓してたんだ・・・」



さやか「マミさんと・・・ぷっ・・・くはぁーっw」ぷるぷる

さやか「インベジタブル?ふぁんたずま?ごめーん、大きな声でもういっかーい」


杏子「うるせー!茶化すんじゃねー!」




ほむら「杏子は・・・杏子はどこ!?」

ほむら「!!」


ブオン!!


杏子(透明)「ち・・・外したか」



ほむら「攻撃するとき・・・魔力が駄々漏れよ。それじゃあ透明になった意味は無いわ」



ほむら「逃げ回ると言った割りに積極的に攻撃をしてくるのね」

杏子「狙える時は狙うだけの話さ」



杏子「あたしの狙いはもう一つあるけどな!」

ブオン!!ブオン!!



ほむら「無駄と言ったはずよ。気配までは透明に出来ないみたいね」



杏子「そうだな・・・だけど、ここで演奏強化を使えばわからないぜ?」

ほむら「!!」



杏子「このワザは未完成でさ・・・本来なら気配さえも透明にしてしまう必殺技なんだ」


杏子「恭介の演奏を聞いて基礎能力が上がれば・・・あるいはその演奏中だけでも
インヴィジーヴィレ・ファンタズマは完成系として発揮できるんじゃないかってな」



オルガン仮面「なるほど!杏子さん賢い!さすが僕の彼女!」

杏子「バカ・・・あたしはそっちの杏子とは別人だっつの///」


オルガン仮面「さっそく弾かせてもらうよ!曲名をリクエストしてくれ!」



杏子「曲名は・・・」

杏子「キリストの昇天!」


さやか「えっ」

バイオリン仮面「えっ」



オルガン仮面「オルガン曲で編成された・・・まさに僕自身・・・そして杏子さんにぴったりな
楽曲だね!」

オルガン仮面「恭介!弾けるだろ?さっそく準備してくれ」


バイオリン仮面「キリストも・・・男の子なんだね」



オルガン仮面「ナニを言ってるんだ君は!?メシアンの曲だよ!」

バイオリン仮面「あ・・・!そうか!その曲か!ごめん、まったく別の情景が頭に浮かんで・・・」



さやか「あたしも・・・///そっかそっか!そういえばそんな曲あったよね」



オルガン仮面「ナニを想像したんだい?君たちは」



バイオリン仮面「僕も・・・もともとはオルガン仮面と同じ音楽馬鹿だから・・・
まっさきにメシアンの方の昇天が出てこないとおかしいんだけど・・・」

バイオリン仮面「これが・・・大人になる・・・穢れるっていう事なのかな・・・
絶頂するキリストが一瞬頭によぎって・・・」


さやか「あたしも・・・///」



さやか「あー、イエスにも彼女が出来たんだって喉もとまで言いかけたよ」

杏子「友達か!」




杏子「さやかと恭介がナニ言ってるかぜんぜん理解できねえ・・・恭介!かまわずにオルガンを頼む!」


オルガン仮面「オッケー杏子さん!僕もナニを言ってるかわからなかったよ!」




バイオリン仮面「初々しいなこの子達」

さやか「あたし達も最初はあんな感じだったよね」



バイオリン仮面「いや・・・もれなくさやかさんは最初から色々残念だった気がするけど・・・」



さやか「このやろ!」


むにゅっ

バイオリン仮面「さ・・・さやか・・・その・・・当たってる///」

さやか「いまさらナニ照れてるのよ!もっと恥ずかしいことしたくせに!」

セーラーV「・・・」ゴゴゴゴ・・・


♪~♪~♪

(メシアン:キリストの昇天)
オルガン:オルガン仮面
バイオリン:バイオリン仮面


杏子「もう一度いくぜ!インヴィジーヴィレ・ファンタズマ!」

フッ


キリカ「杏子がまた消えたよ!」


織莉子「・・・!!見えない!私の未来予知でも・・・居場所を特定できない!?」



ほむら「そ・・・そんな・・・今度は姿だけでなく気配が完璧に消えている!?」


ほむら「どこから・・・どこから来る・・・」





しーん・・・

キリカ「気配を消して一気に攻めると思われた杏子だが・・・様子を伺っている!?」

織莉子「杏子さんは「それ」と表現していたわ・・・この時間稼ぎに・・・一体どんな意味が・・・」





ほむら「ぐっ・・・!?」ドクン・・・


ほむら「どうしたというの・・・!?ひざに力が入らない・・・!?」がくがく

さやか「ほむら!?」



バイオリン仮面「こ・・・これは一体!?暁美さんの羽が抜け落ちて・・・悪魔の衣装から
魔法少女の衣装へと戻っていく!?」



杏子「やっと疲れが見え始めたか・・・」

ほむら「「疲れ」!?なんの事・・・!?まさか・・・あなたはこれを狙って・・・」




さやか「ど・・・どういう事なの!?」

杏子「あたしたちはこの一年間で互いを高めあった。あたしたち見滝原の魔法少女に・・・
実力の差なんて無くなった」



杏子「元々互角同士の戦いで・・・実力以上の強化を施せばそうなるに決まってる」

杏子「条理にそぐわない限り必ずなんらかの歪みが生じる・・・だっけな・・・
悔しいけどキュゥべえの言葉を借りさせてもらうよ」




杏子「演奏による強化はいいところばかりじゃねー。それが3人の演奏仮面によって
行われてるのならなおさらな」

ほむら「・・・まさか・・・「本気で行く」発言そして・・・気配を消したのに攻撃してこなかったのは・・・」

杏子「緊張を煽って体力と精神力を消耗させるためさ」



杏子「ほむら相手に殺す気でやるわけねーだろ。嘘と本音の駆け引きに関しては
あんたはこっちのほむらの経験をトレースできなかったみたいだな」


ほむら「なら・・・通常武器で・・・」

カチャッ



杏子「無駄だよ!あたしの姿がわからない限りあんたに勝ち目は無い!」





杏子「説得させるなら・・・気絶した後でな!眠ってもらうぜ!ほむら!!」



心電図仮面「まずい!ほむらさんが・・・!!」


演歌仮面「!!」




演歌仮面「暁美さん!これを!!」



パサッ

ほむら「!!」



さやか「なに!?演歌仮面が・・・闘技場になにかを投げ込んだ!?」



キリカ「新しい武器!?」

織莉子「それはありえないわ。ルール違反で暁美さんの負けになってしまうもの」





杏子「どんな小細工を使おうがもう遅い!くらえ!最後の審判!!」



カッ


杏子「!?」



ドドドオオオオォオオン!




オルガン仮面「杏子さんの一撃が・・・決まったのか!?」

バイオリン仮面「必殺技の爆煙で見えない!一体どうなって・・・」



さやか「煙が晴れていく・・・立っている人影は・・・二つ!?」

杏子「避けやがった・・・一体・・・あの残り少ない体力で・・・ナニをしたんだ・・・
なぜあたしが攻撃してくる方向がわかった!?」



ほむら「フォオオオオオオオ!!」


バイオリン仮面「こ・・・この咆哮は!!」

オルガン仮面「演奏仮面が・・・変身するときに放つ雄たけびと同じ!?」



さやか「どういう事・・・!?ほむらが・・・演奏仮面になったっていうの・・・!?」



キリカ「これは・・・!?」

織莉子「ほむらさんのこの姿は・・・!!」



演歌仮面「どうやら・・・間に合ったみたいだな」





さやか「ほむらが・・・ほむらが・・・」







一同「「まどパンを顔に被っているうううううーッ!?」」バァアーン!!





さやか「演歌仮面が闘技場に投げたのはまどかのパンティだったのか!」

杏子「それにしても何故だ・・・!?何故透明になったはずあたしの攻撃が避けられたんだ!?」



キリカ「いや、変態に耐性つきすぎだろ君たち!まずは被るというその行動をつっこめよ!」




演歌仮面「演奏仮面は被った者の能力を得られる・・・そこまでは君たちも知っての通りだよね?」

演歌仮面「さらに裏の法則があってね・・・一度演奏仮面を経由した下着を
第三者が身につければ・・・その第三者にも持ち主と同じ特性を得ることが出来るのさ」




さやか「ってことは・・・ほむらは今・・・パンティの本来の持ち主であるまどかの能力を得たってわけ!?」

杏子「それにしても何故だ・・・まどかの力を得たからって・・・何故ほむらはあたしの姿を・・・
認識できた・・・」



杏子「ハッ!!「認識」!!」

演歌仮面「その通り・・・こちらの時間軸のまどかさんが叶えた願い・・・
それによって得た固有魔法・・・「認識」!」


演歌仮面「まどかさんほどの因果の持ち主のそれならば・・・全知全能の神になることだって出来る!
どんな未知の能力も簡単に解析されてしまうだろう・・・
だから、佐倉さん!君がどこに隠れても今の暁美さんの目から逃れる術は無い!!」

さやか「ちょっと待った!!おいしんべえ!アレありかよ!!第三者による支援に該当するんじゃないの!?」


しんべえ「演歌仮面が投げ込んだのが・・・何かしらの攻撃力を伴う武器だったら
失格だったろうね」

しんべえ「でも・・・彼が投げ込んだのはあくまで布切れだ」



さやか「え」

しんべえ「意図的に投げ込んだという証拠も無いし・・・」



しんべえ「仮に彼が投げ込んだのが虚淵玄が履き続けた靴下とかならば・・・殺傷能力を認めざるを得ない」

しんべえ「その場合は意図的かどうかに関わらず反則負けにするけど・・・」

しんべえ「むしろ人間でいう所の「いい匂い」を放つまどパンに違反性は無いよ。
試合は問題なく続行させる」




バイオリン仮面「恭子!これもまさか「君たちが知らなかった裏ルールだ」とでも言うつもりなのかい!?」

セーラーV「そうさ」



セーラーV「この闘技は演奏による支援・・・そして・・・
下着による支援が黙認されていると言い換えたほうが良いかな」



セーラーV「もっとも・・・ボクたちが先にそのルールを明かしてしまったから・・・
君たちも利用することが出来るんだよ?」


バイオリン仮面「!!」




セーラーV「だけど・・・君たち側の演奏仮面が被っている下着は・・・
さやかの物と杏子の物だ」


セーラーV「杏子に杏子の下着を渡しても意味ないし・・・
杏子と同じ近接主体のさやかの能力を得られた所で結果は一緒さ」



セーラーV「いざとなればまどパンが持っている理不尽な因果パワーで
暁美さん一人で君たちを全員倒せるからこそ、チーム戦を提案したのさ」

バイオリン仮面「く・・・とことん卑怯だね君たちは・・・
恭子、君は僕と正々堂々全力で決着をつけたいんじゃなかったのか!?」



セーラーV「つけてやるさ・・・暁美さんが杏子とオルガン仮面を倒して・・・君を引きずり出したその後でね」



さやか「それにしても・・・演歌仮面の素顔・・・あれは・・・」



演歌仮面「ハッ!!しまった!すぐに新しいまどパンを被らなきゃ!」

がばっ



演歌仮面「フォオオオオオオ!!」

さやか「氷室さん!?いや・・・正確には・・・氷室さんの歳に近い恭介!?」

さやか「どういう事・・・!?ほかの演奏仮面は・・・全て少年の恭介なのに・・・」



セーラーV「演歌仮面・・・君は・・・君の正体は一体・・・」

演歌仮面「今君たちが知る必要は無い」



さやか「ここにいる別世界の恭介たちは・・・ワルプルギスに殺されて魂を吸われた者たち・・・
マッギーカーは確かにそう言ったはずなのに・・・」



さやか「だから・・・演歌仮面も例外なく少年の頃の恭介で無いとおかしい・・・なのに何故・・・
大人の恭介の姿なの!?」




ほむら「なぜかしら!?鹿目まどかの下着を身に着けただけで・・・力がわいてくる!?」

ほむら「体力も回復・・・そして透明になった佐倉杏子がどこに隠れているか手に取るようにわかる!」



演歌仮面「あれ?・・・まどかさんの能力を付加するつもりだけだったのに・・・そこまで効果あったかな・・・?」




杏子「く・・・!体力が回復してるだって・・・!?なら早めに攻撃しないと!!」


ほむら「そこよ!」ドンッ



杏子「うわっ!!本当に認識してやがる!!」





杏子「なら・・・ファンタズマ系の魔法そのものが無駄みたいだな」

スッ(透明解除)



杏子「なんて事は無いぜ、幻惑が使えなくなったあの頃に戻ったと思えばな!!」




ほむら「なぜかしら?今とっても気分がいいのよ!」

ドドドドド!!




杏子「ちきしょう!やっぱり下着で支援されてる分ほむらの方が強いのか!!」




杏子「おい恭介!下着だ!あたしにも下着を投げ込んでくれ!」


バイオリン仮面「えっ」

オルガン仮面「えっ」

ここまで。

バイオリン仮面「今僕が被っている・・・さやかのパンティを放り投げればいいのかい?」

バイオリン仮面「だけど・・・奴らの言うとおりさやかの能力を得たところで暁美さんには・・・」


杏子「さやかのだったら・・・今脱ぎたての奴が欲しいけど・・・今ノーパンだろ?」

杏子「じゃねーって!オルガンの方の恭介のだ!」



オルガン仮面「えっ!?」




オルガン仮面「僕がつけているのは杏子さん本人のパンティだよ?」

オルガン仮面「これを杏子さんに返しても杏子さんの能力は向上しないよ?
他人のパンティじゃないと効果は・・・」


さやか「あたしのぱんつが欲しいって言った事はスルーなのね・・・」



杏子「そうじゃなくてだな・・・その・・・」

杏子「恭介が今、履いてる奴が欲しい・・・///」




オルガン仮面「え」



キリカ「おおーっと!佐倉杏子、変態に毒されたか!?自分でナニを言ってるか理解できているのか!?」




杏子「ふざけんな!ちょっとした好奇心だ!」

さやか「好奇心って・・・やっぱ変態じゃん!」



杏子「ただし・・・好奇心を持っているのは・・・オルガン恭介の時間軸のあたしの方だけどな・・・」



オルガン仮面「!?」




杏子「あんたの世界の杏子は・・・学校の勉強を上条家が雇った講師に教えてもらいながら
メイドとして仕えてる・・・そうだったよな?」

オルガン仮面「そうだよ。お互い気持ちを伝え合った後、そう決めたんだ」



杏子「当然・・・学校にいってる間の恭介の部屋を掃除する事もあったわけで・・・」



杏子「そのときそっちのあたしは・・・恭介の私物に興味を持ち始めたんだ」

オルガン仮面「な、なんだって!?」



杏子「勘違いしないで欲しいんだけど・・・あたしもそっちの世界のあたしも変態じゃねー」

杏子「ただ、恭介の匂いがするものならなんでも愛おしいって言ってるんだけどな・・・
今のところこの戦いは下着しか投げ込むことしか許されてないし」



杏子「あたしの意識を・・・オルガン恭介のあたしへと切り替える。
あたしの身体を一時的に貸すんだ」

杏子「それでもって・・・オルガン恭介の下着を・・・その・・・
そっちの時間軸のあたしがナニするかはしらないけど・・・どうにかしてだな・・・」




杏子「ほむらと同じ・・・「恭介への愛」とやらでパワーアップできるかどうか・・・試してみたいんだ」




キリカ「おーっと!?無茶苦茶を言っていたと思われた佐倉杏子だが・・・意外に理にかなった作戦なのか!?
オルガン仮面のぱんつを使ってパワーアップを図ろうとしている!?」



織莉子「キリカ・・・あなたも毒されているわ・・・」

織莉子「まどかさんを殺すか生かすかの理由自体はとてもシリアスなのに・・・
この人たちがやってるのは下着を投げ込んだり被ったり・・・はあ・・・もう頭痛い」

織莉子「この戦いの未来なんて・・・あったところで見たくもないわ」




杏子「そして・・・あんたの杏子が言っている・・・どうかぱんつをどう使っても・・・
嫌いにならないで欲しいってな」

オルガン仮面「・・・!!」




オルガン仮面「嫌いになるはずないだろ!僕にとっては杏子さんだけなんだから!!」



杏子「恭介・・・」


オルガン仮面「君たちは慣れすぎているけど・・・よく考えてよ!
僕たち演奏仮面自体・・・君たちのおぱんつを被った変態じゃないか!!」



杏子「あ・・・そういやそうだった」

オルガン仮面「だから・・・関係ない!僕は・・・僕はどんな杏子さんでも受け入れる!」



ヌギッ


オルガン仮面「受け取ってくれ!杏子さん!これが・・・これが僕の脱ぎたてパンツだ!!」



ポイッ


杏子「切り替えるぞ!出番だ!オルガン仮面が愛したあたし!!」

杏子「恭介への愛を・・・この戦いで示して見せてくれ!!」


カッ!!


閑話休題

あすみんの結婚報告を聞いたときにふと一足先にこのスレで「なぎさは既婚者」と設定していたのと
前シリーズでもほむらが結婚した未来「鹿目ほむら」を設定した後に斉藤さんの結婚が発表されたのを思い出しました。


このスレで結婚したキャラの中の人は結婚する偶然があるのなら
次はキタエリか吉田さんどっちでしょうね。

とりあえず作者にも相手をくれと書くだけ書いときましょう。ご利益があるかも

メイド杏子(オルガン仮面の時間軸)「はぁ~・・・恭介が学校に行ってる間は暇だぜ」


さやか「え・・・?なに!?この映像は」

バイオリン仮面「おそらく・・・オルガン仮面の時間の佐倉さんの記憶だ」


バイオリン仮面「佐倉さんの幻術の能力で試合を止めて記憶を見せているんだ」

ほむら「くっ・・・!!この茶番劇が終わるまで佐倉杏子には攻撃できないって言うの!?」




杏子「でも・・・高校からは一緒のところ行くからな・・・そのためにも勉強もがんばらないとな~」

杏子「その時こそ・・・恭介とずっと一緒だぜ・・・えへへ・・・///」



さやか「誰だこいつ」

バイオリン仮面「単純なんだ。どんな娘も。恋すれば美しい、そんなもんだろ?」

さやか「お前も誰だよ!?」



メイド長「杏子、坊ちゃんの部屋の掃除をお願いできるかしら?」

杏子「あっ十六夜さん、わかりました」




杏子「さぁて、恭介の部屋だ」

杏子「改めて入ると・・・なんだか緊張するな・・・恭介はいねーのに・・・」



杏子「恭介がそばにいるみたいだ・・・えへへ///」




さやか「うわあああああ!?なんだこれ!?なんだこれぇ!?」

さやか「普段の杏子と違いすぎる!一人のときはこういう面があったとしても・・・
それを堂々と見せ付けられるとこっちがこそばゆいいいいい!!」





バイオリン仮面「さやかには無い純な可愛らしさというやつだね」

オルガン仮面「そうだろ?」


さやか「きょうすけえええええ!?」



杏子「さてと・・・衣服の整理から・・・」


パサッ

杏子「・・・」




杏子「恭介の・・・トランクス・・・」


さやか「!?」

さやか「杏子・・・あんたまさか・・・」


杏子「誰も見てないよな・・・」


さやか「一年前の杏子は・・・使用済みパンティを盗む男の心理がわからないほど純粋な子だったのに・・・」

さやか「想像できないし・・・したくないよ・・・恭介のトランクスをどうするつもり!?」



杏子「うう・・・ドキドキする・・・恭介・・・ごめんな・・・」



さやか「と、いいつつ杏子がどんな間違いを犯すか楽しみで仕方ない、あ・た・し☆」ドキドキ

バイオリン仮面「このあたりが・・・似たもの同士に見えてさやかと佐倉さんの違いなんだよね・・・」




杏子「えいっ」ごそっ


さやか「・・・!?ふところに入れた!?」



さやか「そうか・・・!!ここではあえてリスクを犯さずに後でゆっくり楽しむ気ね!」




杏子「この恭介のトランクス一枚を・・・あたしの初めての洗濯の仕事にするんだ」

さやか「え」



杏子「ほっとくと衣服は全部十六夜さんが洗っちゃうからな・・・」

杏子「これからも・・・ちょくちょく恭介の服はあたしが洗ってあげよっと」




杏子「まるで夫婦みたいだよな・・・でもこれくらいのわがままは許されるよな~」




オルガン仮面「!!!」ぶほぉ(鼻血)



さやか「なななななな・・・なんだってえええええええ!?」

バイオリン仮面「純だ!この娘本当に純度が高いよ!」




オルガン仮面「やばい・・・可愛すぎる!!」



さやか「いやあああああ!!お願い杏子!間違いを犯してええええええ!!
あたし自身が汚らわしく見えちゃううううう!!」



バイオリン仮面「さやかは同じシチュエーションでナニをしようとしていたんだい?」



カッ!(映像解除)

ゴゴゴ・・・


杏子「・・・」



さやか「杏子の魔法少女衣装が・・・メイド調に変わった!?」

バイオリン仮面「あれが・・・オルガン仮面の時間軸の佐倉さん・・・」



オルガン仮面「きょ・・・杏子さぁん!」デレーッ



杏子「恭介・・・あんたのぱんつ貰うぜ」

杏子「ぱんつだけじゃんくて・・・今後は恭介の洗濯物は・・・全部あたしに任せて欲しい」



杏子「あたし・・・がんばって洗濯もうまくなるから・・・」

杏子「恭介の・・・いいお嫁さんになりたいから・・・///」

杏子「あたしは恭介の服を洗濯できるだけで幸せだからなー///」




オルガン仮面「フォオオオオオオオオ!!」キュンキュン



さやか「きょうすけえ!別にあたし穢れてないよね?
女子中学生としては普通の発想だよねえええええ?」

バイオリン仮面「本当に一体・・・ナニを想像したんだ・・・」




杏子「恭介!?鼻血でマスクが汚れてるじゃねーか!」

杏子「しょうがねーな・・・後でそれも洗ってやるよ。」



オルガン仮面「い・・・いや杏子さん・・・僕が被ってるのは・・・」

さやか「あんたのぱんつだー!なんて・・・言えねーわな・・・」




杏子「こっちの世界の杏子から事情は聞いてるぜ。ほむらが・・・演奏仮面に囚われたみたいだな・・・」





ほむら「幻覚劇はもう終わりかしら?これで思う存分に戦えるわ」



杏子「恭介への愛に目覚めたこの変身形態は・・・魔法少女の特性と
メイドの特性を合わせたワザを繰り出せる!」



杏子「ほむら!あんたを文字通り「洗脳」・・・あいつらに植え付けらた記憶を洗濯させてもらうぜ!」

ここまで

杏子「上条家メイド流槍術!」バッ!


さやか「槍の代わりにモップが出てきた!?」



杏子「リング整備!」

キュッキュッキュッ!!



キリカ「佐倉杏子!ものすごい速さでリングを往復!!」

織莉子「彼女がモップを施した床がみるみるうちにきれいになっていくわ!」



ほむら「くっ!速い!そして・・・なぜ攻撃してこない!?」


杏子「まずは綺麗な場所で戦う!それが上条家メイドのたしなみさ!」



バイオリン仮面「さやかと暁美さんとの戦いで傷ついたリングが・・・整備されていく!」



キラッ☆




ほむら「リングを綺麗にして・・・一体なにが目的・・・きゃあっ」ズルッ



ツルツルツルーッ

さやか「頭から転がった!!」


キリカ「整備された床の摩擦がゼロになっている!?」




ほむら「だれか止めてええええ!!」ツルツルツル


織莉子「彼女の前面に摩擦を止める物が無いのかしら」




ドン!

オルガン仮面「床を撃って・・・銃痕を作った!?」



スポッ



さやか「開けた穴に指を引っ掛けて滑るのを止めた!」



ほむら「ふぅ・・・予想外だったわ・・・こんな攻撃方法があったのね」


杏子「よお」

ほむら「!!」


キリカ「おーっと!佐倉杏子!暁美ほむらが停止した場所を先回り!」

織莉子「彼女の前面に滑り止めが無いのかしら。だったわねサラッと紛れ込ませるつもりだったのに
結果傷口をつつくことになってしまったわ」



杏子「上条家メイド流槍術その2!」


杏子「物干し竿!」

ほむら「え?」



杏子「さあて、脱いでもらうぜほむら!テレビ中継されてるから大事なところは隠しておきな!」

ほむら「杏子!?一体ナニを・・・あっ」



ぬぎぬぎぬぎ


お茶の間


一般人「うおおおおおおお!?」

一般人「ほむらちゃんの裸キタアアアアアア!!」



仁美「杏子さん攻め!?これはキマシタワアアアアア!!」

中沢「志筑さん、落ち着いて」





セーラーV「ほむらが素っ裸にされたぞ!」

心電図仮面「ほむらさんの裸体だと!?く・・・くそう!見たいけど見せたくない!!」




ほむら「杏子!?なにをしようとしているの!?」

杏子「マスクもとりな!それも洗濯してやるよ!」



ほむら「こ・・・これはダメ!」




杏子「洗濯機セットオン!」


さやか「!?洗濯機が実体化した!!幻術じゃないの?」



杏子「洗濯するぞ!さやかとの戦いで汚れてるからな!」



ゴウンゴウンゴウン!


ほむら「このまま裸のままでいろっていうの!?」



杏子「そう言うだろうと思って風呂も用意してあるぜ!」

ドンッ!

ほむら「!!」



杏子「洗濯してる間入りなよ。湯船で裸がいくらか隠れるだろ?」

杏子「無駄な動きの一切無いご奉仕・・・それが上条家のメイドの心得だからな!」



さやか「そうなの?」

オルガン仮面「一応高い給料を払って雇ってるからね・・・中途半端なメイドさんは一人もいないつもりだよ」



バイオリン仮面「同じ恭介でもここまで違うんだね。ただの色欲でさやかをメイドに誘った僕とは大違いだ」



心電図仮面「ダメだほむらさん!それは敵の罠・・・とういうか「技」だ!」

心電図仮面「その風呂に入る事は記憶をも洗い流すことを意味する!
今乗っ取ってるその身体のほむらさんの意識を呼び覚ますことになってしまうんだ!」



ほむら「だったらどうしろって言うの!?このままTVで裸をさらしながら・・・
大事なところを隠しながら戦えって言うの!?」




さやか「どうでもいいけど・・・槍関係なくなってきてるよね・・・」


杏子「そうでも無いぜ?ほら」


さやか「あ・・・ほむらの服を物干し竿にかけてあげてるんだね」

さやか「ってこれあんたの槍じゃん!」




ほむら「私にはこの物干し竿一式が断頭台に見えるわ・・・なんという恥辱!」


ほむら「お風呂・・・入らせてもらうわ・・・こっちの時間軸のほむらが蘇ったとしても・・・
裸を晒すよりマシだから・・・」


心電図仮面「だめだああああほむらさあああん!!」




チャポン・・・




キリカ「なんだこれ!?なんだこれ!?」

織莉子「頭痛い・・・パンツ要素以外はマジメに戦ってると思ったら・・・
戦闘中に突然お風呂に入り始めた・・・」

織莉子「なるほど・・・銭湯・・・というわけね」


織莉子「・・・」

織莉子「私も疲れてるみたいだわ・・・キリカ・・・私たちも帰ってお風呂にしない?」

キリカ「えっ・・・織莉子と一緒にかい?///」




織莉子「毒されてるー!!」ガビーン






ほむら「まだ衣装は乾かないのかしら?」

杏子「あと10秒待ちな」



さやか「もうさ・・・ほむらの試合放棄でいいんじゃない?」



杏子「メイド技の欠点は・・・ご奉仕の段取りを全てやり終えるまで完全にそれ以外のワザを繰り出せないところだ」

杏子「しかも・・・ご奉仕してもほむらの記憶が蘇らなかった場合・・・その瞬間完全な無防備になる」



杏子「これは賭けさ・・・あと10秒・・・その間ほむらが記憶のクリーニングを耐えれば・・・ほむらの勝ち
・・・記憶を呼び覚ませればあたしの勝ち・・・」




ほむら「10・9・8・・・」

ほむら(くうっ・・・なんて居心地がいいご奉仕なのかしら!?いつまでも杏子メイドを傍においていたい)


ほむら(でも・・・耐えさえすれば・・・服が乾くまで耐えさえすれば・・・私の勝ち・・・)



ほむら(恭介と・・・全てをやり直せる!こちらの時間軸のほむらの記憶は完全に押さえ込む!!)





杏子「ほむらお嬢様、服が乾きました~もう湯船からあがっても大丈夫ですよ~」


ほむら「あら、ありがとう杏子。さがっていいわよ」




さやか「今ほむらの意識は・・・あたしたちの仲間の!?それとも心電図仮面の!?」


ほむら「私が戦う理由・・・恭介への愛よ」ドヤ



キリカ「おーっと!暁美ほむら!佐倉杏子の記憶洗濯術を耐え切った!
こちらの時間軸のほむらの記憶を押さえ込んだーッ!」

ほむら「乾いたのならさっさと服を返しなさい!仕切り直しよ!今度は容赦しないわ!」


ほむら「ほむっ!?なんて柔らかく肌触りが良くたたまれているの!?これが一流メイドの洗濯術!?」

フラッ


キリカ「おっと!風呂攻撃を耐え切ったと思われた暁美ほむら!柔軟剤のいい香りに揺らぎそうになる!」

織莉子「今までの説明じゃわかりにくかったわね・・・要するに杏子さんのご奉仕に屈してしまったら
ほむらさんは記憶を取り戻すという判断で良いわ」





ほむら「そして・・・顔につけていた・・・鹿目まどかのパンティも・・・綺麗に洗濯され・・・て・・・」

ほむら「!!」




杏子「へへ・・・どうだほむら!あたしのご奉仕は!?」

杏子「なかなか心地よかっただろ?さあ、あたし達の仲間として戻って来るんだ!」




ほむら「よくも・・・」



杏子「あん?」

ほむら「よくも・・・」




ほむら「よくもまどかのパンティを!なんで綺麗にしちゃったのよ!」

ほむら「まど香が・・・完全に消えてしまった・・・こんなの・・・まどパンなんかじゃないわああああ!」うわあああん



杏子さやか「「・・・」」


杏子さやか「「えぇえ・・・(困惑)」」





ほむら「返しーなーさーいー!!」ゴゴゴゴゴ!


杏子「馬鹿な・・・!?あたしのご奉仕に揺らぎかけていたはずのほむらが・・・再び悪魔形態に!?」

ほむら「まどかの・・・まどかの香りを・・・」




ほむら「かーえーせー!!」ドドドド・・・



杏子「うわっ!!羽の弾丸がまた飛んできた!!」

杏子「無理なのか!?ほむらは・・・もう誰の呼びかけにも応えないのか!?
ほむらの記憶を取り戻す事は・・・無理なのか!?」



さやか「いや・・・ちょっと待って・・・」

さやか「ほむら・・・!あんた・・・!!」

演歌仮面「!!」



演歌仮面「しまった!!そういう事か!」


ほむら「絶対に許さないわ!佐倉杏子!この悪魔形態で繰り出せる最強の奥義であなたを始末する!!」


ゴゴゴ・・・



杏子「な・・・なんだアレは・・・!?あたしがさやかと心中しようとした時と同じ・・・命を燃やすエネルギー!?」

杏子「こちらも・・・究極技を繰り出さないとやられる!すまねえさやか!ほむらの事はあきらめてくれ!」



さやか「杏子やめて!ほむらも!二人とも落ち着いてええええ!!」





ほむら「ルシファー・メテオ!!」

杏子「贖罪の大火!!」




さやか「だめえええええええ!!!」




ドガアアアアアアアアアン






キリカ「二人の究極技が・・・ぶつかり合った!!」

織莉子「なんて強大な魔力の余波・・・これじゃあ・・・どちらが勝っていたとしても安否は絶望的だわ・・・」





フラッ

バイオリン仮面「爆煙の中から・・・人影が・・・!」


オルガン仮面「立っている人影は・・・一人!?杏子さん!?それとも暁美さん!?」




ほむら「はぁ・・・はぁ・・・」フラフラ・・・

心電図仮面「ほむらさん!無事だったんだね!!」



セーラーV「よくやったよ暁美さん・・・これで二人抜きだ」


オルガン仮面「杏子さんは!?杏子さんはどこに・・・」



杏子「・・・」し~ん

さやか「嘘・・・杏子・・・あんな場所まで・・・吹き飛ばされて・・・」



しんべえ「判定を行うよ!」

しんべえ「かろうじて生きてるみたいだけど・・・気絶しているね」



しんべえ「佐倉杏子気絶!!よって勝者・・・暁美ほむ-」



ほむら「宣言する必要は・・・無いわ」

しんべえ「え」



さやか「!!」


ほむら「私はもう・・・戦わないわ・・・私の・・・降参よ・・・」



ほむら「杏子に勝利者としての資格が無いのなら・・・せめて・・・引き分けにして頂戴」



キリカ「おーっと・・・これはどうしたことか!?暁美ほむら・・・自らの勝利を放棄した!?」


心電図仮面「ほむらさん!?」



さやか「ほむら・・・やっぱりあんた・・・!」

演歌仮面「やはり・・・そういう事か・・・」


セーラーV「演歌仮面!?どういう事だ!説明しろ!!」





ほむら「思い出したのよ・・・私が魔法少女になった理由・・・私が戦い続ける理由・・・」

心電図仮面「ほ・・・ほむらさん・・・!?」




ほむら「恭介・・・あなたへのではなく・・・まどかへの・・・」




ほむら「愛・・・だったの・・・よ」ドサッ




さやか「ほむら!やっぱり元に戻っていたんだ!!」



キリカ「おっと!?さやかが倒れたほむらに駆け寄る!そしてほむらも安らかな顔で
さやかに肩を借りている!?こ・・・これは一体!?」

織莉子「どうやら・・・洗脳が解けているみたいね・・・でも・・・一体何故急に・・・
ナニがきっかけで・・・」



演歌仮面「僕のミスのせいだ・・・!!」

心電図仮面「なにがどうなっているんだ!?君のミスだって!?説明してくれ演歌仮面!」

心電図仮面「僕の演奏は完璧だった!!さやかや佐倉さんがいくら呼びかけても・・・事実ほむらさんは
元の記憶を取り戻さなかったじゃないか!!」



演歌仮面「そうだ・・・君の演奏は完璧だ・・・暁美さんはさやかと佐倉さんどちらの呼びかけにも応じたわけじゃない」

心電図仮面「だったら!なんで・・・!?」



演歌仮面「佐倉さんの幻覚を破るために被せた・・・まどかさんのパンティ・・・それが諸刃の剣だったんだ・・・」

心電図仮面「!」




演歌仮面「まど香が・・・少しずつ暁美さんの記憶を呼び覚ます役目を果たしてしまったんだ」

演歌仮面「体力が回復する作用が現れたのもそのためさ・・・暁美さんはまどパンを被っているうちに
無意識でまどかさんの記憶をよみがえらせていたんだ」





演歌仮面「そして・・・佐倉さんの洗濯によって・・・まどパンがただの新品のパンティになってしまった時・・・
それが爆発した!」



演歌仮面「香りを失ったまどパン・・・その悲しみが・・・暁美さんの本来の感情を爆発させたんだ・・・!」

演歌仮面「すなわち・・・まどかさんへの「愛」!」



心電図仮面「そ・・・そんな・・・!」




さやか「そっか・・・やっぱりあの時すでに・・・ほむらは元に戻りつつあったんだね・・・」

さやか「悔しいな・・・あたしや杏子じゃ・・・力不足だったんだ・・・」



さやか「単純にまどかのパンティを嗅がせること・・・それがほむらを取り戻す唯一の手段だったんだ・・・」


さやか「まどかには適わないよ・・・だから絶対・・・ほむらをひとりぼっちにしちゃダメだよ!
あたしたちと一緒に帰ろ、まどか!」




キリカ「いい話だなあー・・・」

織莉子「きっかけがパンティでさえ無ければね・・・」



キリカ「気分が優れないようだね?織莉子」

織莉子「あなたはすでに・・・この混沌とした状況に順応してしまったようね・・・」





第二試合

バイオリン仮面チーム    セーラーVチーム

次鋒:佐倉杏子   △-△ 先鋒:暁美ほむら


暁美ほむら、勝利者の権利を手放したことにより、引き分け判定




第3試合


バイオリン仮面チーム    セーラーVチーム

中堅:オルガン仮面  VS 次鋒:心電図仮面



しんべえ「第3試合まで一時間ほど休憩時間とさせてもらうよ!」

しんべえ「その間にマミ達がどうなったか見てみようか。現場のキュゥべえさーん」



ここまで

キャノン仮面「なぎさちゃん!マミさんはどうなった?」

なぎさ「あと使い魔は一匹だけなのです」


キャノン仮面「あの使い魔は・・・さやか!?」


あおいろさん「あたしはマミさんの背中を守るもの!正義の味方として立派に戦います!」



マミ「さやかさん・・・無理はしなくていいわ」

あおいろさん「なんてことねーって!いやだなーマミさん!冗談ばっかり!」



マミ「私達みんな・・・気づかないフリをしていたのよ・・・」

マミ「この一年間・・・あなたは平気なフリをして・・・上条君に会えない寂しさで
一人泣いていたことを」


あおいろさん「ぐ・・・」

あおいろさん「そんな事ないって!あたし、この町を守るために・・・そういう感情は
一切割り切ったつもりだったし!」




マミ「上条君への想いまで否定するようなら・・・あなたも本物のさやかさんとはいえないわね」

あおいろさん「え」


マミ「私達は強がるさやかさんも・・・泣いちゃうさやかさんも・・・そしてもちろん
惚気てるさやかさんも・・・全部含めて好きなのよ。愛おしいの」



マミ「私の都合のいい魔法少女仲間である必要なんて無いわ」

マミ「また・・・色々な感情を見せて欲しいな・・・私たちの間にもう遠慮なんて言葉は無いのよ」



マミ「一年ほど前・・・「卒業したくない」って泣き出した私を・・・勇気付けてくれたのは
あなただった・・・今度は私の番よ」



あおいろ「そっか・・・マミさんにそこまで思われて・・・あたし・・・幸せ者だなー・・・」

あおいろ「あたし、帰るわ!マミさん!あたしたちのご主人・・・ちゃんと自分にも
勇気の出る言葉をかけてやってね!」


しゅうう・・・



マミ「さて・・・と」


おめかしの魔女「ウフフ・・・」


なぎさ「いよいよ・・・マミ自身との対面なのです!」

おめかし「あれ?おともだちは・・・!?みんなどこにいったの!?」

おめかし「いや・・・ひとりにしないで・・・」


マミ「落ち着いて・・・私の話を聞いてくれるかしら?」

おめかし「あなたはだれ?」



マミ「私は・・・あなた自身よ」

おめかし「わたし・・・?なんでわたしが・・・わたしのともだちをけすの?」


おめかし「みんなをかえして!わたしはここで・・・みんなといっしょにいつまでもたのしくすごすんだから!」



マミ「それは・・・頼りがいのある先輩を演じ続けてでも維持しなくちゃいけないこと?」

おめかし「!」



おめかし「だって・・・しょうがないじゃない!みんなのお姉さんとして・・・わたしは・・・
わたしの感情を抑えないといけないの・・・じゃないと・・・ひとりぼっちになっちゃうの!」


マミ「それは疲れるだけよ・・・失うときは一瞬で崩れるもろい絆よ」

マミ「少し休みましょう。肩の力を抜いて・・・本当に支えあえる仲間と一緒にね」



おめかし「あなたは・・・ちゃんとほんとうのともだちをみつけた・・・わたしなんだね・・・」

おめかし「でも・・・なんでわたしなんかに・・・やさしくしてくれるの?
わたしとちがって・・・あなたにはいいともだちがいっぱいいるのに」


マミ「成長するって事は・・・過去を捨てることじゃないわ」

マミ「あの頃他人の前で無理していた自分・・・つまりあなたも・・・紛れもなく私自身だから」


マミ「ひとりぼっちだった頃の自分を・・・恥ずかしいと振り返ることは無いわ」

マミ「だからまずは私と友達になりましょう。自分の事をちゃんとわかってあげらるのは・・・自分自身だから」



マミ「自分自身に優しくできる優しさ・・・自分自身を許す強さを」



おめかし「ほんとうに・・・ほんとうにわたしとおともだちになってくれるの?そばにいてくれるの?」

マミ「もちろんよ!私だけじゃなくて・・・あなたはこれからたくさんの人と出会うの」


マミ「たくさんの別れと出会いを繰り返して・・・自分の世界を広げていくのよ」


おめかし「わかれもおとずれるの?さみしくないの?」

マミ「あなたにもいずれわかる日が来るわよ」



マミ「別々の道を進むこと・・・それは本当の友達だから決断できることだとね・・・」


おめかし「・・・!!」しゅううう・・・




マミ「魔女が・・・私の中に還っていくわ」

なぎさ「これでマミは完全に魔女を制御できるようになったのです」

キャノン仮面「恐ろしい力にも見えるけど・・・大丈夫なのかい?」



なぎさ「きっとこの戦いで必要になる場面が訪れるのです!
なぜなら・・・追い詰められたマッギーカーの次の手は・・・」

マミ「行きましょう!さやかさん達が戦ってる闘技場はこの先よ!」




カッ


マミ「杏子!さやかさん!」

杏子「マミ!」

さやか「マミさん!」



マミ「まったくもう!放っておけない妹達なんだから・・・!」

杏子「すまねえ・・・あんたのライブ・・・めちゃくちゃにしちまって・・・」




ほむら「マミ・・・」

マミ「良かった・・・ほむらさんも戻ってきてくれたのね」



セーラーV「キャノン仮面!君までも鹿目まどか側にたつつもりかい!?」

キャノン仮面「聞いてくれみんな!君達はマッギーカーにだまされているんだ!」



なぎさ「無駄なのです!演歌仮面・・・やつがいるかぎりあちら側の演奏仮面は
洗脳されたままなのです!」




バイオリン仮面「・・・もしかして・・・なぎさちゃん?」

なぎさ「ん?バイオリンの恭介?あなたはなぎさと接点があるのですか?」



さやか「え・・・?どういう事?恭介の知り合い?」

なぎさ「この身体はこちらのなぎさですが・・・精神は恭介と結婚した未来のなぎさの物なのです!」




さやか「恭介!?あんたこんな小さな子までに手を出したって言うの!?」

バイオリン仮面「誤解しないでくれ!同じ病院で何度かあっただけだ!告白もちゃんと断ったよ!」



なぎさ「キャノン仮面の恭介となぎさは接点がありませんでしたが・・・どうやらこの時間軸では
同じ過程を経験しているようですね」

さやか「恭介にはなんて告白をしたの?」


なぎさ「恭介さーん!子作りしましょ!」

さやか「逮捕させる気か!!」

さやか「ハッ!?でも・・・共通の経験を経てるってことは・・・この時代でも
なぎさちゃんに恭介を取られる可能性があるって事!?」

なぎさ「それはありえないのですよ。なぎさが夫にした恭介はピアニストでしたし」



なぎさ「ピアニスト恭介じゃなきゃなぎさを満足させることが出来ないから
ピアニストじゃない恭介となぎさは最終的には結ばれないのです!」

さやか「満足?なんの事を言ってるかわからないけど・・・とりあえず良かった・・・」




演歌仮面「おしゃべりはそこまでにしてくれるかい。試合の再開だ・・・チームメンバー以外は
実況席にいてもらおう」



ビビビ・・・


マミ「これは・・・!?」


なぎさ「強力な結界・・・!!さやかたちと完全に遮断させられたのです!」

キャノン仮面「闘技場は・・・見えるみたいだね・・・僕達の戦力を分断させて
実況と解説に専念させる気だな!」


マミ「あれ?そういえば織莉子さん達は?」


さやか「ああ、頭が痛いって言いながら帰ったよ」


なぎさ「なぎさのいた未来では演奏仮面について色々解析が進んでいるのです」


なぎさ「だから演奏仮面同士の試合ならなぎさが解説を任されるのです!」

マミ「そういえば・・・次の組み合わせは・・・違う世界の上条君同士ね」


キャノン仮面「オルガン仮面VS心電図仮面・・・!!」




なぎさ「オルガン仮面ですか・・・心電図仮面の相手はまずいのです・・・」

マミ「相性的に不利なの?」



なぎさ「いえ違うのです、演奏仮面は「好きな人のおぱんつを被って変身する」という
性質上・・・どうしてもエロさ・・・すなわちスケベな恭介ほど力を使いこなせる傾向にあるのです」



なぎさ「もちろん・・・恭介同士だと誤差程度の実力差しかありませんけど・・・
それでもオルガン仮面が心電図仮面よりわずかに劣るのは確かなのです」



マミ「エロさって・・・///同じ上条君でも・・・それは違うものなの?」

なぎさ「はい!ぜんぜん違うのです!」



キャノン仮面「僕は自分でも恭介の中でかなりえっちな方だって自覚してるつもりだけどね・・・
なんせマミさんが彼女だから・・・」


なぎさ「次レスでそれぞれの世界線の恭介のエロ度ランキングをわかりやすくまとめるのです!」

なぎさ「ついでに魔法少女達のえっち度も!」マミ「え」


上条恭介スケベ度ランキング


一位:ピアニスト仮面(なぎさぱんつ仮面)

二位:キャノン仮面(マミぱんつ仮面)

三位:バイオリン仮面(さやかぱんつ仮面)

四位:心電図仮面(ほむらぱんつ仮面)

五位:演歌仮面(まどかぱんつ仮面)

六位:オルガン仮面(杏子ぱんつ仮面)



キャノン仮面「あれっ?一位かと思ってたけど・・・僕が二位なんだ?ってかピアニスト仮面って誰だよ!」

なぎさ「なぎさの夫になった恭介なのです!もう毎日えろえろですよ!」


なぎさ「しばらく恭介と二人きりでいたいからって言ってるのに毎晩なぎさを求めてくるのです!
こんなんじゃすぐ赤ちゃんできちゃうのです~///」きゃっ



マミ「なぎさちゃん・・・私にはうかつに身体を許しちゃダメだっていっておきながら・・・
あなたは何故!?」

なぎさ「それについては魔法少女のえっち度の解説のときに改めて説明するのです!」



マミ「そして・・・杏子と恋仲になった上条君・・・オルガン仮面は一番
スケベ度が低いみたいだけど・・・」

キャノン仮面「その通り。彼は僕達上条恭介シリーズの中でもストイックで通ってたからね」



なぎさ「そしてオルガン仮面が対決しようとしている心電図仮面は4位・・・
特別にエロいって訳ではありませんが・・・それでもオルガン仮面よりは性欲が強いのです!」




なぎさ「続いて魔法少女のランキングなのです!」

マミ(意外に私が高かったらどうましょう・・・ファンの人たちは幻滅するかしら?)




魔法少女えっち度ランキング


一位:百江なぎさ

二位:美樹さやか

三位:巴マミ

四位:暁美ほむら(ただしこれはあくまで男の身体への興味の話)

五位:鹿目まどか

六位:佐倉杏子



マミ「いやあああああ!!やっぱり意外と高いところに私がいるううう!?」


キャノン仮面「って・・・さやかを押さえてなぎさちゃんが一位かよ!!」がびーん



なぎさ「マミ・・・先ほどの質問に答えさせてもらうのです」

なぎさ「男にうかつに身体を許してはいけないとは・・・あくまで
お二人のえっち度が異なる場合の話なのです!」


なぎさ「なぎさとピアニスト恭介はエロ度が互角の野獣同士のカップルだったのです!
だから・・・お互い欲望のおもむくまま求め合ってもうまくいきました!」


なぎさ「でもマミの性欲はキャノン仮面の序列より下なのです!ロマンチックな感じを求めていても
恭介の激しさにマミは振り回されてしまうのです!」



マミ「は・・・激しさって・・・///」

なぎさ「逆にさやかとバイオリン仮面は若干さやかがリードする形になっているのです!
さやかはもっと激しくしてもいいよって言っても恭介がさやかを最後まで気遣ったプレイになりがちなのです!」



さやか「あ・・・当たってる!」

バイオリン仮面「さやか!?それ問題発言過ぎるよ!」




バイオリン仮面「ご・・・ごめんよさやか・・・僕なりに理性は捨てていたつもりだったのに・・・
なんだか物足りなかったかい?」

さやか「きょ・・・恭介!?ナニ言ってるのよみんなの前で!」



さやか「恭介には恭介のペースがあるの!ゆっくりでいいんだよ!あたしも
恭介にもっともっと喜んでもらえるように・・・」



ほむら「もう隠す気なんて無いみたいね・・・この二人は完全に大人になってしまったのね・・・」



なぎさ「でも・・・お互いに純粋な方向だとしても・・・同じ序列のエロ度である事は理想なのです!
そういう意味では杏子とオルガン仮面はお互い純な理想的なカップルなのです!」



バイオリン仮面「あれ?でもオルガン仮面は佐倉さんにエロ本が見つかって大変だったとか言ってたけど・・・」


杏子「エロ本っていうほどのもんじゃねーよ。オルガン仮面が隠していたのは水着グラビアだ」




杏子「あっちの世界の杏子はそれでもエロ本と勘違いしたみたいだけどな・・・
そしてオルガン仮面もエロ本のつもりで隠していたらしい」


杏子「エロ本じゃないのにエロ本が見つかったと思って相当テンパってたらしい」

さやか「ほほえましいなー、さやかちゃんお姉さんだからそういうの、もう懐かしいわー!」



バイオリン仮面「お姉さんどころかおばさんじみてないか・・・」ゴスッ

さやか「恭介!?なんか言ったー!?」



バイオリン仮面「いえ・・・なんでも無いです」フラフラ

ここまで

オルガン仮面「そうだ・・・僕ははっきり言って演奏仮面の中で一番弱い」

オルガン仮面「ただしそれは・・・爆発力での話だ。持続力(意味深)なら性欲が低い
演奏仮面が有利!」



オルガン仮面「相手に乱されずに自分のペースで戦えば・・・僕にも勝機はある!」


心電図仮面「もう一度演奏を聞かせてほむらさんを取り戻す!」




カーン!



オルガン仮面「パイプマシンガン!!」


ドドド!!






心電図仮面「電撃波!」

ビリビリ!!



さやか「えっなにそれは」

杏子「普通の少年漫画みたいになってるぜ」



マミ「オルガン仮面の属性は鋼・・・心電図仮面の属性は雷といったところね」キリッ

なぎさ「マミ、再発しているのです」




キャノン仮面「そして演奏仮面には被ったパンティの持ち主の特性も加わる」


オルガン仮面「その通り!爆発力(意味深)の低さはテクニック(意味深)で補う!」

オルガン仮面「ロッソ・ファンタズマ!!どれが本物かわかるかな!?」




ズラーッ



心電図仮面「!!」

オルガン仮面「心電図仮面!一緒に演奏仮面として訓練を受けてきた僕にはわかる!お前は
さやかの剣舞のような広範囲にわたる攻撃ワザをもっていない!」



オルガン仮面「分身全てが吹き飛ばされるのがこのワザの弱点だったがお前には有効だ!
食らえ!オルガン・フィスト!(オルガンをグローブにしたストレートパンチ)」



心電図仮面「そうかな?」

ドスッ


オルガン仮面「な・・・!?」

杏子「恭介ー!!」


ビリッ・・・ビリビリビリ・・・


なぎさ「心電図仮面の・・・電気メス攻撃がオルガン仮面に決まってしまったのですーッ!!」



オルガン仮面「なぜだ・・・なぜ僕の本体の位置がわかった!?」

心電図仮面「目で見分けたわけじゃない。僕は「音」を聞き分けたのさ」



心電図仮面「僕だって演奏仮面の中で特別強い性欲の持ち主じゃない。
だけど・・・ほかの仮面には存在しない長所がある」


オルガン仮面「・・・!!心音!!」




心電図仮面「そうさ!心臓の音なら誰よりもよく聞くことができる耳!それが僕だけの能力!」


心電図仮面「いくら幻覚で本体を隠しても本物からしか心臓の音は聞こえない!」




オルガン仮面「幻覚は・・・通用しないという事か・・・」




ポタポタ・・・

杏子「恭介!もうよせ!!心臓付近をメスでえぐられたんだ!出血で死んじまう!」




心電図仮面「僕だって医者志望のはしくれだ・・・急所ははずしている」

心電図仮面「だけど意識がもうろうとしているはずさ・・・さあオルガン仮面・・・
降参するんだ!じゃないと君は・・・」




オルガン仮面「僕が倒れたら・・・バイオリン仮面一人で・・・君達残り3人を相手することになるじゃないか!」



オルガン仮面「倒れはしない・・・!!バイオリン仮面一人に・・・任せるのは悔しいからね・・・」



オルガン仮面「それに・・・杏子さんだって見ているし・・・」

杏子「恭介・・・」




なぎさ「まずいですね・・・」

なぎさ「オルガン仮面は・・・優等生過ぎたのです・・・!
心電図仮面やキャノン仮面のように・・・特別なフェチを持っていないのです!」



なぎさ「良い彼氏さんとしてはそれもアリですが・・・同じ恭介を差別化させるのはやはり個性なのです!」


なぎさ「オルガン恭介にしかできないこと・・・
それを見つけ出さなければ・・・オルガン仮面は敗れてしまうのです!」

オルガン仮面「弱さ・・・」

オルガン仮面「他の演奏仮面に比べて・・・エロいわけでもなく・・・特別なフェチが無いことが・・・僕の弱さ・・・」


オルガン仮面「ただ純粋に・・・杏子さんを幸せにしたいと願った僕のそれが・・・弱さなのか・・・」


杏子「そんな事言うんじゃねー!」

オルガン仮面「きょ・・・杏子さん」



杏子「あんたの杏子が言ってんだ・・・ありのままの・・・そのままの恭介が好きだってな」

杏子「あたしもさやかと同じ気持ちだ・・・恭介は恭介のペースがあるんだ・・・
無理に大人ぶったりエロさを身に着けたりする必要は無いって言っている」



さやか「だけど・・・このままじゃオルガン仮面が・・・!」

さやか「恭介!なんとかならないの!?下着や演奏の支援を使って・・・
オルガン仮面を助ける方法は無いの!?」



バイオリン仮面「かなり危険だけど・・・方法はあるよ」

杏子「本当か!?早く教えてくれ!あっちの恭介が死んじまう!」



杏子「なんならあたしの脱ぎたてぱんつをオルガン仮面にやってもいい!ナニをすればいいんだ!?」



バイオリン仮面「いや・・・パンティ支援は諸刃の剣だ・・・
特に・・・オルガン仮面のような純情な個体ならなおさらね」



バイオリン仮面「佐倉さんの見ていないところだと被れるけど、
見られていたら申し訳なくて被らない可能性もあるからね・・・」




杏子「だったら・・・どうしろってんだ!」

バイオリン仮面「言っただろ?危険を伴うって・・・そしてそれは・・・
オルガン仮面と佐倉さんがリスクを背負うことになる方法なんだ」



杏子「やる・・・!恭介を助けるためならなんだってやる!!・・・と
オルガン仮面のあたしは言ってるぜ」


バイオリン仮面「それじゃあまず・・・そっちの佐倉さんに代わってくれるかい?」



杏子「よし・・・呼び出すぜ」



杏子「ん・・・恭介!?あんなに血を流して・・・!?」

杏子「おい恭介!早く恭介を助ける方法を教えてくれ!恭介が恭介に殺されちまう!!」



バイオリン仮面「落ち着いて佐倉さん、僕が今から言う事を実行してくれるかい」



バイオリン仮面「ひそひそ」

杏子「えっ!?そんな大胆なことをか!?」



心電図仮面「オルガン仮面・・・君は最後まで退かないとわかっていたよ・・・
なにせ魔法使いとしての訓練中もマジメの一点張りだったからね」


心電図仮面「だが時折、その融通の利かなさが寿命を縮める!僕は自分の目的のために
他者の命を奪う覚悟はできている!」




心電図仮面「食らえオルガン仮面!今度は急所をメスでえぐる!君がこの戦い最初の死者だ!」


オルガン仮面「ファンタズマ!!」

ザクッ



心電図仮面「また幻惑の魔法で逃げたか・・・だが・・・心臓の音は止められない!」

心電図仮面「心音が君の位置を正確に教えてくれるぞ」



オルガン仮面「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」



心電図仮面「出血で鼓動が弱まってる・・・聴覚のレベルを最大にまで上げるか・・・」




バイオリン仮面「今だ!佐倉さん!!」


杏子「お・・・おう!!」




杏子「恭介!聞いてくれー!!」



心電図仮面「!?」

オルガン仮面「きょ・・・杏子さん!?」




杏子「恭介!あんたはいまどき珍しいマジメなやつだ!だから・・・あたしも
恭介の家にメイドとして仕える事に・・・なんの警戒も持たなかったんだと思う」



杏子「だけどな・・・あたしにとっては・・・その・・・」

杏子「男の子として・・・一線を越えてきて欲しいときがあるっつうか・・・」



オルガン仮面「・・・!!」

杏子「あのさ・・・この戦いが終わって・・・あたしら・・・もし元の時代に帰れるのならさ・・・」

杏子「あたしを・・・ずっと恭介の部屋に置いて欲しい。本当の意味で・・・恭介専属のメイドさんになりたい」

杏子「他のメイドが・・・恭介の世話してるのはなんか・・・ヤダ」


オルガン仮面「きょきょきょきょ・・・杏子さん!?」ドキドキドキドキ

オルガン仮面「ほほほ・・・本当にいいのかい!?
男と一緒の部屋に暮らすって事が一体どういうことかわかっていってるのかい!?」

杏子「わからないからこそ・・・恭介に教えて欲しいな・・・なんて」




杏子「恭介にだったら・・・ナニされてもかまわねーよ」

杏子「あたしは・・・恭介の・・・それもオルガン仮面だけが持ってる誠実さとマジメさを信じてる」



杏子「ナニが起こってもナニがどうなるって関係じゃないと思うよあたしら」

杏子「ナニが起こっても・・・変わらないまま・・・純粋なままのあたし達でいられるはず」



杏子「だから・・・改めて言わせてもらうぜ」


杏子「おはようからおやすみまでは・・・恭介学校に行っちゃうから無理だけど・・・」




杏子「おやすみからおはようまで・・・恭介と一緒にいられたらな・・・って思う」

杏子「ダメ?」



オルガン仮面「は・・・はうっ」ズキューン







オルガン仮面「フォ・・・・」



オルガン仮面「フォオオオオオオオオオオオオ!!!」バックンバックンバックン!!




心電図仮面「馬鹿な!!自殺行為だ!純情なオルガン仮面を興奮させて・・・パワーアップさせたつもりかい!?」

心電図仮面「心臓付近から血が吹き出ているんだ!そんなことさせたら失血を早めるだけだ!」




心電図仮面「やっぱりこいつら・・・チームワークだ正義の味方だの言ってオルガン仮面を殺すつもりだ!
僕が早くケリをつけないと・・・!!」


心電図仮面「心音は・・・そこだ!!」



心電図仮面「!!」



ドックンドックンドックンドックン!!!


心電図仮面「うわあああああああ!!な・・・なんなんだこの途方も無い心音は!?」

心電図仮面「耳が!耳が裂ける!!やめろおおお!!それ以上興奮するなああああああ!!!」

心電図仮面「は・・・ウッ!」



心電図仮面「・・・」


バイオリン仮面「思ったとおりだ!心電図仮面の良すぎる耳がオルガン仮面の莫大な心音を聞いたとき・・・
耐え切れずに聴覚が機能停止する!!」


バイオリン仮面「今だオルガン仮面!本能で放つ最高の物理攻撃を!」

オルガン仮面「フ・・・フォオオオオオオオオ!!」




杏子「オルガン仮面のオルガンが・・・解体されている!」

さやか「そして・・・一つの物体へと再構築しているよ!」



マミ「あ・・・あれは!」

なぎさ「槍なのです!」



杏子「あたしの槍だ!」

キャノン仮面「いや、違う!よく見てごらん!まだ変形しているよ!」



一同「「太く、大きく、たくましく、黒く!!」」バァーン!!



バイオリン仮面「やっぱり・・・ワルプルギスの時の僕と同じだ!」

バイオリン仮面「男が戦う理由に目覚めたとき・・・起ち上がる男だけの武器・・・!!」



バイオリン仮面「僕の場合は剣!オルガン仮面は槍の姿で具現化したんだ!!」





オルガン仮面「僕は勝つ!!杏子さんを守るために!二度とひとりぼっちにさせないために!」

オルガン仮面「いや・・・たとえ僕自身が・・・!杏子さんの純潔を傷つけるようなことがあったとしても!!」




オルガン仮面「この純粋な思いだけはいつまでも変わらない!行くぞ心電図仮面!これが・・・これが僕の・・・!!」


オルガン仮面「僕の杏子さんへの思いが詰まった!全てを貫く(意味深)僕の槍だああああああッ!!」



心電図仮面「ぼ・・・僕をガードしろ!心電図機器!!」



ガッシャーン!!


心電図仮面「が・・・はっ!!」


なぎさ「決まったのです!心電図機器のガードを突き破って・・・見事みぞおちに入ったのですーッ!!」

心電図仮面「う・・・僕だって・・・僕だって」フラフラ・・・ドサッ



セーラーV「心電図!!」

演歌仮面「なるほど・・・考えたね・・・バイオリン仮面・・・」



演歌仮面「オルガン仮面の純情さと・・・心電図仮面の聴覚・・・それを逆手に取ったすばらしい一手だったよ」

演歌仮面「オルガン仮面のような子供に・・・「いいよ」って言うとそれこそ心臓がはちきれそうなくらい
高鳴るのは当然だからね」



演歌仮面「そして・・・聴覚を研ぎ澄まさせた心電図仮面が・・・聴覚を最大まで高めて
その爆音を聞いてしまった・・・そこに発生するのは心電図仮面の自爆・・・!!」


演歌仮面「やはりバイオリン仮面・・・僕達同じ上条恭介の中でも・・・かなりの切れ者だね・・・!!」




キャノン仮面「総合的に見れば一番強い演奏仮面は・・・やっぱりバイオリン仮面かもしれない」

マミ「どういう事?」


キャノン仮面「オルガン仮面だって言ったはずだ。純粋な仮面ほど爆発力は低いが持続力は高いと」

キャノン仮面「それとは別に・・・まったく数値にできないステータス・・・応用力というステータスがある」



キャノン仮面「追い詰められたとき・・・いかに周りの状況を冷静に判断して最善手を尽くせるか・・・
その能力においてはバイオリン仮面はずばぬけて高い!」



キャノン仮面「僕達は・・・試験管から生まれて一年間・・・戦闘訓練だけをつづけたつもりだったけどね・・・」




なぎさ「きっとそれは・・・バイオリン恭介が「大人」になったからなのです!
客観的に物事を見つめられる能力を得たのです!」

キャノン仮面「えっ!?この時間軸のさやかとバイオリン仮面はもうそんな仲に!?」




マミ「なんの話かしら?」

キャノン仮面「マミさんは爆発力が高いのと持続力が高いの・・・どっちが好みかい?って話だよ!」




マミ「えっと・・・・」

マミ「ってバカ!答えられるわけないでしょ!スケベ!!」ぺしーん




心電図仮面「純粋すぎず穢れすぎないないほどよい性への関心・・・やっぱり僕はマミさんが一番好きだなー」

マミ「バカ・・・!!バカバカバカ!!」




なぎさ「マミ・・・くれぐれも落ちちゃダメですよ。そいつはなぎさの夫の次に野獣なのですから!」

オルガン仮面「ぐっ・・・心臓が・・・もう・・・止まりそう・・・」フラッ

杏子「恭介!!」



バイオリン仮面「無茶させてごめんよオルガン仮面!今さやかの回復を施すからね!!」


しんべえ「おっと、それ以上リングに近づかない方がいい。今リングに上がれば負けになるのはオルガン仮面だ」

さやか「な・・・なんだって!?」



バイオリン仮面「どういう事だ審キュベーター!たしかにオルガン仮面が心電図仮面をKOしたはずだぞ!」


バイオリン仮面「試合が終われば選手の怪我を治すのは当たり前だろ!
感情のない君達がナニをいじわるする必要があるんだ!?」


しんべえ「試合は・・・続行中さ」




一同「!!」



心電図仮面「が・・・がああああっ!!」フラフラ・・・

しんべえ「彼は気絶していないし・・・負けを認めたわけでもないからね」




セーラーV「心電図仮面!!」

演歌仮面「よし・・・いいぞ心電図・・・そのままオルガンを道連れにするんだ!」




杏子「心電図仮面!?無理するんじゃねー!!あんたも恭介と同じくらい重症じゃねーか!」

杏子「二人とももうこれ以上戦える状態じゃねーよ!引き分けにしてさっさと両方治療しねーと・・・」




心電図仮面「僕の方から・・・譲る気は無い!」

杏子「!!」


杏子「おい恭介!!だったらあんたが棄権してくれ!じゃないとあんたが死んじまうよ!」



オルガン仮面「彼が譲らないのなら・・・僕も負けを認める気は無い!!」


杏子「そんな・・・なんでだよ・・・」



バイオリン仮面「彼らが・・・「男」だから仕方ないのさ」

さやか「恭介!?」



バイオリン仮面「これはもう・・・鹿目さんを救うだけの戦いじゃない」

バイオリン仮面「僕にとってのさやかがそうであったように・・・
オルガン仮面にとっての佐倉さん・・・心電図仮面にとっての暁美さん・・・」

バイオリン仮面「その想いの強さをぶつけて戦っているんだ・・・」

バイオリン仮面「相手より先に倒れる事は・・・想いの弱さのせいだと思い込んでいる」

バイオリン仮面「彼らが戦っているのは・・・眼前の敵じゃない!自分自身の気持ちなんだ!」



バイオリン仮面「自分の気持ちを最後まで貫き通す!
時に男は・・・それが無駄で不毛な戦いであるとわかっていても・・・先に倒れたくないときがあるんだ」




さやか「そんな・・・二人とも・・・次の試合は戦えるわけ無いのに・・・!!」



心電図仮面「このまま・・・ここで僕が倒れたら・・・」

心電図仮面「僕の・・・ほむらさんに対する想いが・・・オルガン仮面と佐倉さんの絆に・・・負けた気がするんだ」



心電図仮面「だから・・・絶対倒れたくない!負けたくない!ほむらさんへの想いはこんなとこで終わったりしない!」

ほむら「恭介・・・!!」



オルガン仮面「同感だよ・・・心電図仮面・・・」


オルガン仮面「僕ももう・・・鹿目さんが世界を滅ぼす魔女になるかどうかなんて・・・どうでもいいんだ」

オルガン仮面「ただ・・・杏子さんへの想いを貫き通す!それだけ・・・それだけが戦う理由・・・」


オルガン仮面「それさえ守れば・・・僕は・・・」




心電図仮面「ほ・・・ほむらさん!!」

ほむら「恭介・・・」



心電図仮面「今君の中に・・・僕の時代にいたほむらさんの意識は残っているかい?」

ほむら「ええ・・・ええ!残っているわ!この状況を・・・一部始終見ているわ!」




心電図仮面「伝えたい言葉があるんだ・・・聞いてくれるかい?」

ほむら「ええ・・・」





心電図仮面「本当は知っていたんだ・・・ほむらさんの気持ち・・・僕達は両想いだって・・・」

ほむら「・・・」



心電図仮面「でも・・・いつまでも答えを保留にしておきたかった・・・」

心電図仮面「僕の近くにいると・・・リズミカルに跳ねるほむらさんの心音・・・その音が・・・
なによりも心地よくて・・・」


心電図仮面「恋人同士になって・・・一緒にいるのが当たり前になったら・・・それに慣れてしまったら
きっともう聞けない音だなって思うと・・・いつまでも気持ちを伝えるのが惜しくなっちゃったんだ」


ほむら「そう・・・」

心電図仮面「でも・・・もう逃げないよ・・・僕は・・・ほむらさんの高鳴る鼓動・・・
いわば一種の・・・恋の心臓病を治すためにも・・・医者になるんだ!!」


心電図仮面「恋するほむらさんの心音はもう聞けないかもしれない・・・でも・・・
その時は・・・また新しい心音を・・・新しい夢を・・・目標を作ればいいだけの話だったんだ」


心電図仮面「僕が・・・僕が次に聞きたい心音は・・・唯一つ・・・」

心電図仮面「新しい・・・命の鼓動!」



ほむら「!!」

心電図仮面「ほむらさんと僕との・・・新しい生命の鼓動・・・それを・・・僕は聞いてみたい!」




心電図仮面「だからほむらさん・・・」

ほむら「きょ・・・恭介!?」ドキドキ



心電図仮面「僕と結婚してくれ!一緒に家庭を築いてくれええええ!!」ばきゅーん




ほむら「!!」




杏子さやか「「うおおおおおおおおおおおお!!?」」






オルガン仮面「心電図仮面・・・!!」


心電図仮面「ほむらさん・・・返事は・・・」




ほむら「・・・」

ほむら「ごめんなさい・・・」




心電図仮面「・・・」


心電図仮面「そうか・・・そうだよね・・・」




ほむら「今の私は・・・この時間軸の物・・・あなたが好意を寄せた暁美ほむらとはまた別人・・・」

ほむら「だから・・・軽々しく私の口から・・・その答えを話すわけにはいかないわ」


心電図仮面「!!」

ほむら「あなたのほむらが言っているわ・・・返事が聞きたいのなら・・・ちゃんと
生き延びて欲しいってね」


ほむら「「ここで命を粗末にする恭介君なら嫌いになります!子作りなんかしてあげません!」とね」

心電図仮面「・・・」



心電図仮面「良かった・・・嫌われては無いみたいだね・・・」ドサッ

ほむら「恭介!!」



心電図仮面「僕の負けだ・・・オルガン仮面より・・・先に倒れちゃった・・・」

心電図仮面「こんな根性なしの僕を・・・許してくれよ・・・ほむらさん・・・」



オルガン仮面「いいや・・・誰よりも根性を貫き通した・・・すばらしい男だよ・・・君は・・・」



ドサッ





杏子「恭介ー!!」



しんべえ「判定を行うよ!両者気絶!!ただし心電図仮面が降参したことにより、勝者オルガン仮面!!」





お茶の間「ワアアアアアアアアーッ!!」




第三試合

バイオリン仮面チーム    セーラーVチーム

中堅:オルガン仮面 ○-× 次鋒:心電図仮面




心電図仮面の降参により、オルガン仮面の勝利




第四試合

バイオリン仮面チーム    セーラーVチーム

中堅:オルガン仮面 ×-○ 中堅;セーラーV




チームリーダー、バイオリン仮面による判断でオルガン仮面の棄権

ここまで

~治療中~

杏子「さやか・・・恭介は・・・恭介は大丈夫なのか!?」

さやか「心配しなさんな!杏子の彼氏を死なせたりするもんですか!」



マミ「違う世界線とはいえ・・・上条君が取られたのに余裕ね・・・さやかさん」

なぎさ「きっと「大人」になったからなのです!」

マミ「お・・・「大人」って・・・」



キャノン仮面「さやかは爆発力が高いのが好みって事ですよ!マミさん!」

マミ「もう!この子達は!さっきからセクハラばっかりして!」




さやか「よし!傷はふさがったよ!だけど、体力までは回復できないから安静にしていてね!」

オルガン仮面「ありがとう・・・さやか」



さやか「心電図仮面!あんたも治療してあげる!こっちに来なよ」



ほむら「いいえ、私がやるわ」

心電図仮面「ほむらさん・・・」



ほむら「正確には・・・心電図仮面の時間軸の私が・・・治療させてくれって言っているわ」



さやか「そっか・・・そっちのほむらは・・・あたしと同じ願いをかなえて治癒の力を得たんだよね・・・」




ほむら(心電図の人にチェンジ)「か・・・上条君!大丈夫ですか!い・・・今治しますね!」


パアア・・・(治癒の光)



心電図仮面「ほむらさん・・・あの・・・さっきの返事は・・・」

ほむら「動揺させないでください!あの・・・集中できなくなります・・・」




心電図仮面「ご・・・ごめん!」



ほむら「・・・」

心電図仮面「・・・」



ほむら「あの・・・上条君?」

心電図仮面「な・・・なんだい?ほむらさん?」

ほむら「私・・・この時間軸の私と・・・この人たちを・・・信じてみたいんです」

心電図仮面「!!」



ほむら「確かに・・・この時間軸ほど・・・私と鹿目さんは仲良くありませんでした」

ほむら「だから・・・鹿目さんを犠牲にして世界を・・・上条君を守る・・・
そんな提案に乗ってしまったのだと思います」



ほむら「でも・・・私の時間軸の鹿目さんは・・・私との出会いをやり直すために
魔法少女になってくれたみたいなんです」


ほむら「もしも・・・この時間軸の暁美ほむらが最初に出会った鹿目さんが・・・
その願いを叶えて時間遡行をした鹿目さんだとしたら・・・」



さやか「!?そ・・・そんな事が?でも・・・ほむらの話だと最初に出会ったまどかは
黒猫を助けるために・・・」


ほむら「その願いも・・・願いの中に含まれていたんだと思います・・・
魔法少女の力を使えば・・・直接願わなくても事故から守るくらい訳ないとおもいますし・・・」



ほむら「憶測にすぎませんけどね・・・でも・・・今ここにある時間軸が・・・
鹿目さんの時間遡行から始まって・・・暁美ほむらが繰り返すことによって
ワルプルギスを超えられた世界だとしたら・・・」




ほむら「私も・・・鹿目さんの思いに応えたい・・・鹿目さんと暁美ほむらの絆を信じてみたい」

ほむら「あなた達の戦いを見ていて・・・そう思ったんです」



心電図仮面「ほむらさん・・・」



心電図仮面「うん!ほむらさんがそう願うのなら・・・僕も同じさ!」

心電図仮面「世界が滅ぼされるかも知れないときに・・・大勢の命を救うか・・・大切な人の命を救うか」



心電図仮面「きっと彼らはそのどちらとも違う答えを見つけ出すかもしれないからね!」

バイオリン仮面「答えを見つけたわけじゃないよ。まだ迷ってる最中さ」




心電図仮面「僕も・・・迷いはじめてもいいかな?」

ほむら「私も同じ気持ちです・・・上条君と一緒に・・・悩いながら・・・迷いながら・・・」



バイオリン仮面「もちろんさ。力を・・・貸してくれるんだね?」



ガシッ


演歌仮面「・・・心電図仮面も・・・あちら側につくというのか・・・」



セーラーV「いい気分に浸っているところ悪いけど・・・仲間を増やしているようでも
君達に残された選手はバイオリン仮面しかいないという事を思い出してもらうよ」


バイオリン仮面「!!」

さやか「そ・・・そういえばそうだった!!」




セーラーV「バイオリン仮面一人でボクと演歌仮面の両方を倒さなければ・・・
鹿目まどかのソウルジェムは僕達の物になるんだ」



セーラーV「もっとも・・・ボクも負けてやる気は無いけどね・・・演歌仮面の手を煩わせずに・・・君を倒す」

セーラーV「君のナニを刈り取らせてもらう!」




ズンッ(鎌)

さやか「鎌!バイオリン勝負じゃなくてマジにやりあう気ね!」



杏子「なるほど!恭介の女装・・・つまりオカマとかかってるわけだな!」


セーラーV「ボクは女だ!!」ぷるんっ



杏子ほむら「「!!」」

ほむら「な・・・なんてでかさなの・・・マミ並!?」




さやか「それだけじゃないよ・・・あれだけ胸がでかいのに・・・身体はスレンダー・・・脚線美はほむら並だ!」

杏子「それでいて腰から太ももと尻にかけてはさやかのそれのようにむっちりしている!」



マミ「上条君ににているけど・・・若干釣り目で八重歯が出ているわね・・・杏子のパーツだわ」

マミ「それに・・・まどかさんのような幼さもあるわね・・・あれが噂に聞くロリ巨乳という物なのね!」


マミ「私じゃ・・・どうやってもたどり着けない境地・・・!!」



ほむら「あれだけ女性として魅力的なパーツに恵まれていながら・・・一体彼女はナニが不満であちら側にいるのかしら」



バイオリン仮面「望むところだよ恭子!真剣に喧嘩しよう!」

バイオリン仮面「聞き分けのない娘にはパパがきついお仕置きをしてあげないとね!」


さやか「恭介・・・?ナニを言っているの?」


なぎさ「・・・恭介は気づいたようですね」

キャノン仮面「なぎさちゃん?気づいたって一体ナニに?」

ここまで

第五試合

バイオリン仮面チーム   セーラーVチーム

大将:バイオリン仮面 VS 副将:セーラーV


カーン!

しんべえ「始め!」



セーラーV「セーラーV交響曲第2!comen G!(カマンジー!)」



ズシン!

バイオリン仮面「ぐっ!?」



なぎさ「どうしたのです!?恭介が急に倒れこんだのです!」

バイオリン仮面「身体が・・・重い!?」



マミ「G・・・重力!?」

マミ「上条君!セーラーVの属性は「重力」よ!彼女には重力を操る力があるみたい!」




セーラーV「最初から・・・バイオリン勝負にこだわらずに魔法で一気に攻めていればよかったんだ」

セーラーⅤ「そうすれば・・・魔法使いの契約を結ぶ前の君を簡単に倒せた・・・
去勢を行って・・・さやかをモノにすることができた・・・!!」




セーラーⅤ「だから、もう躊躇はしない!さやかを傷つけた「それ」を!ボクはいつまでも許しておけない!」

セーラーV「食らえ恭介!刈り取りの鎌技!「収穫祭」!!」




スパァン!


さやか「恭介えええええええ!!」



キィン!


セーラーV「キィン!?」

杏子「おいおい・・・漫才みたいな効果音でてきたぞ!?アソコへの攻撃で金属音が・・・」


バイオリン仮面「音の正体は・・・コレだ!!」

ベロン!!


マミ「きゃあああああ!?」


なぎさ「ほほう・・・」じゅるり



ほむら「ほむっ!?恭介!?下を脱いで・・・一体ナニを!?」

さやか「あ・・・あれはあたしの剣!!」

オルガン仮面「バイオリン仮面と結ばれたさやかは大胆すぎるよ・・・「あたしの」だなんて・・・」



さやか「違うの!ほらよく見て!恭介の社会の窓からあたしの剣が!!」

一同「!!」



バイオリン仮面「仕込み剣・・・「アームド・エッジ」!!」

バイオリン仮面「斬撃はすべて・・・さやかの剣の鎧が防いでくれる!」



杏子「さやかの剣が・・・恭介に絡み付いている!!」

マミ「まるで・・・上条君を守るように!」



なぎさ「そして・・・求めるように・・・なのです!」

さやか「こらー!空気読めー!」





セーラーV「確かにその鎧なら・・・ボクの鎌を防ぐ事はできるかもしれない」

セーラーV「だが・・・重力に押しつぶされそうなこの現状で・・・君はいつまでも鎧をまとっているつもりかい?」



セーラーV「ボクが重力のレベルを少し上げるだけで・・・鎧は独りでに君に食い込んでいくんだよ?」



バイオリン仮面「かといって・・・鎧を外せば君は真っ先に去勢しようと狙いに来るだろう?」

バイオリン仮面「やれるものなら・・・やってごらん!痛い目を見るのは・・・君のほうだ!」




セーラーV「!!」


セーラーV「なるほど・・・さやかの鎧に抱かれて死ねるのなら本望というわけか・・・」


セーラーV「死してなおさやかの愛を独占しようとするその心意気だけは認めてやる!」

セーラーV「だけど・・・それさえもボクはモノにする!君を倒した後いかなる手段を使ってもさやかを手に入れる!」





セーラーV「重力レベルマックス!そのまま潰れろ!恭介!!」


ズシン!!



バイオリン仮面「ぬ・・・ううう・・・」


さやか「恭介!!」


バイオリン仮面「今だ!武装解除!!」


セーラーV「!!」

ガッキィン!


さやか「恭介の剣の鎧がはずれた!」

マミ「セーラーVの方向めがけて・・・ものすごい勢いで飛んでいくわ!」



なぎさ「形状記憶合金!剣の鎧は形状記憶合金だったのです!」

なぎさ「重力で押さえつけられたそれが・・・もとの形に戻ろうとするエネルギー・・・それを恭介は解放したのです!」



セーラーV「ダメだ・・・殺られる・・・!!」



ザクッ!ザクッザクッ!!


セーラーV「!!」




キャノン仮面「!?どういうことだ!セーラーVの肉体を傷つけずに・・・セーラー服と地面とを
剣で貼り付けにしただけ!?」



バイオリン仮面「言っただろ?殺し合いはしたくないってね」

バイオリン仮面「さあセーラーV・・・降参してくれ・・・その状態じゃあ君は動けな・・・」




セーラーV「なめるな!」

ビリビリッ



バイオリン仮面「!!」


杏子「なんてやつだ!テレビ中継されてるのに・・・自分から衣装を破って剣の貼り付けから脱出した!」



お茶の間「うおおおおおお!?」



お茶の間「さっきからサービス良すぎだろこの番組!!いいぞ!もっとやれ!」






セーラーV「残念、こんなこともあろうと下は水着を着ていたのさ!」

ぷるーん



さやか「やっぱりでかい!」

ほむら「普通のビキニなのに!色気が半端ないわ!」



セーラーV「さあ仕切り直しだ恭介!君がもう女性の肌の露出ぐらいでひるまない男になったのは知っているよ!」

セーラーV「君も鎧がはだけて半裸状態・・・お互いノーガードのままとことんやりあおうじゃないか!」

バイオリン仮面「・・・」


キャノン仮面「僕の予想通りだ!セーラーVの乳はマミさん並の極上だよ!」ぐっ

マミ「ちょっと!?上条君!?さっきはあれだけ私がいいって言っておきながら!」


オルガン仮面「ぶっ!(鼻血)・・・まともに戦いを見れない・・・」

杏子「恭介!?大丈夫か!?」



ほむら「あなたもあれだけ大きいモノなら興味を持ってしまうかしら?」

心電図仮面「言っただろ?心臓の音が聞こえやすいほうが好きだって」



さやか「・・・!!みんな元々は同じ恭介なのに・・・異なる反応をしている!!」



さやか「恭介・・・バイオリン仮面は・・・ぱんつで隠れて表情が読めない!どうなの!?
やっぱりマミさんくらい大きいほうがいいの!?」




バイオリン仮面「父さんは・・・」

セーラーV「は?」



バイオリン仮面「父さんは許さないぞ!そんな露出の高い水着は!!」



セーラーV「・・・えええ!?」

さやか「恭介・・・やっぱりさっきから言ってること変だよ!どうしたってのさ!!」




バイオリン仮面「色目を使うのはまだ早い!20歳まで待ちなさい!!」


セーラーV「なんだそれ!?お前は15でさやかとイチャイチャしてるだろ!ボクの格好に説教する資格なんて無い!」


バイオリン仮面「やっぱりおしおきが必要みたいだね!トレース!さやかの剣!」


ズンッ

なぎさ「バイオリン恭介も獲物を出した!ここからが本番なのです!!」



~司令室前~


管理局員「ここに・・・マッギーカーがいます・・・後はあなたの説得に応じるかどうかです・・・」

ジャニー北側「ところで・・・さっきから気になってたんだが・・・YOUは恭介じゃないのかYO?」



管理局員「!!」

管理局員「やっぱり・・・ジャニーさんにはバレちゃいますよね・・・」

スッ(サングラスを外すしぐさ)



上条「僕は・・・とある時間軸の未来・・・百江なぎさと結婚した上条恭介・・・ピアニスト仮面です」

上条「妻が結婚後も・・・時空管理局での仕事を続けたいと言ったので僕も管理局の一員となりました」


上条「僕も自分の時間軸でジャニーさんに師事を受けてます・・・その件はありがとうございました」

上司「上条、話している暇はないぞ、突入するんだ」




ガチャッ


上条「動くなマッギーカー!!お前にもう逃げ場は無い!」

ジャニー北側「やることが大それてるYO!ちゃんと大切な知人であるミーにも話して欲しかったYO!」



一同「!!」





上司「こ・・・これは!?」

上条「マッギーカー・・・!?し・・・死んでいるの・・・か・・・!?」



上司「うかつに近づくな!罠かもしれんぞ!!」

上条「・・・僕がスキャンします・・・先輩、例のアレを」



上司「あ・・・ああ」

スッ(まどパン)



がばっ

上条「なぎさ・・・君のパンティを被る僕を許してくれ」

上条「これで僕は・・・鹿目さんの「認識する」魔法が使えるようになった」



上条「・・・」



上条「罠らしい装置は・・・「認識」できません。もちろん、魔法の類も」

上条「マッギーカーも死んでいる訳じゃないですね・・・意識は失ってますが」




上司「おいマッギーカー!起きろ!おい!!」


ペシンペシン!!


ジャニー北側「そんなやり方じゃ起きないYO!ミーがマッギーカーの起きるスイッチを知ってるYO」

上条「本当ですか?お・・・お願いします!」



ジャニー北側「ミーに任せるYO!右乳首をこれくらいの強さでひねるんだYO!」

コリッ

マッギーカー「あれ・・・?私は一体ナニを・・・?」

×上条「なぎさ・・・君のパンティを被る僕を許してくれ」
 
○上条「なぎさ・・・君以外のパンティを被る僕を許してくれ」

マッギーカー「どうしたんだ・・・私は・・・今までナニを・・・?」

マッギーカー「ここはどこだ?君達は誰だ!?」



ジャニー北側「マッギーカー!ミーの事は忘れたのかYO!?」

マッギーカー「いや、君は覚えている。同じ戦場で戦ったジャニーだろ?」



マッギーカー「懐かしいな・・・話をするのは何年ぶりかな?」

ジャニー北側「!?」



先輩「・・・!?どういう事だ!?こ・・・この男・・・自分が今までナニをしでかしたか・・・覚えてないのか!?」

上条「先輩・・・この男の身体をのっとっていたのは・・・別の時間軸の人格です・・・
今はその人格が身体に存在しないのでは?」



ジャニー北側「YOUは・・・ミーと最後に話をした日を覚えてるか?」

マッギーカー「さあ・・・覚えてないよ・・・何年前かな・・・?」




ジャニー北側「・・・次の軍事計画に・・・バイオリニスト上条恭介のDNAが必要だから
アメリカによこしてくれってミーに命令した事は覚えているか?」



マッギーカー「・・・?なんだそれ?カミジョウキョウスケ・・・日本人かい?誰だそれ?」




上条「・・・一年前から・・・精神を乗っ取られていた・・・それは僕たちの調査でわかっている」

先輩「だけど・・・何故だ!?何故さきほどまで彼を乗っ取っていた「別の時間軸の人格」は・・・
どこに消えてしまったというのだ!?」



ジャニー北側「その・・・マッギーカーを乗っ取っていた「別人格」・・・もしかしたら
未来からのマッギーカー本人ですらない可能性があるYO」


先輩上条「「!!」」



ジャニー北側「日本に来るまでに・・・マッギーカーの声明放送のビデオを全て見させてもらった」

ジャニー北側「それ以前に・・・一年前恭介をよこすように言われたときから感じていた違和感・・・」




ジャニー北側「うまく口調を似せたようで・・・本人じゃない・・・
マッギーカーを良く知る赤の他人が・・・演じているような違和感を!!」



先輩「な・・・なんだって!?」

上条「ジャ・・・ジャニーさん!あなたの憶測が正しければ・・・マッギーカーの意識を乗っ取っていたのは・・・」



ジャニー北側「その通りだYO・・・木を隠すのなら・・・森の中・・・つまり・・・」



ジャニー北側「あの5人の演奏仮面の中に・・・マッギーカーを操っていた者がいる!!」バァーン!!!

ここまで

演歌仮面「・・・」



キィン!キィン!キィン!(鎌と剣のぶつかりあい)


さやか「演歌仮面・・・セーラーVが戦っているのに・・・ぴくりとも動かないね」

杏子「もう演奏する力が残っていないのか?」


ほむら「所詮急造のチームプレイだったのよ・・・彼には・・・
チームメイトを思いやる気持ちなんて無いんだわ」


なぎさ「違うのです・・・おそらくあいつは・・・」



セーラーV「comen G!重力に潰れてしまえ!恭介!!」


バイオリン仮面「またそのワザか!ならこうだ!!」


シャッ



ズシン

バイオリン仮面「ぐっ!」



セーラーⅤ「ナニをした?なにか対抗策があるんじゃないのか!?」


ドスッ!


セーラーⅤ「!!」




マミ「!!」

さやか「と・・・突然セーラーⅤの頭上から・・・あたしの剣が落ちてきた!?」



バイオリン仮面「やっぱりな(レ)・・・君の重力を操る力は・・・敵だけを対象に取るモノでは無いね・・・」



セーラーⅤ「・・・」


バイオリン仮面「リング全体を無差別に重たくしているから・・・発動直後に頭上に剣を具現化させれば・・・
今みたいに勢いよく落ちていく」


バイオリン仮面「今度は君の頭をめがけて落とせば・・・まぁもちろん峰うちだけど・・・それだけで
僕はあっさり勝ててしまうよ」



セーラーⅤ「なんで・・・」

セーラーⅤ「なんで今も殺せたのに!ボクにめがけて剣を落とさなかった!?なぜ・・・!!」



セーラーⅤ「見せ付けるためか!?君がさやかを自分のモノにして・・・
なおかつボクなんていつでも殺せるという余裕をみせて・・・ボクをあざ笑おうと・・・!!」

セーラーⅤ「殺すつもりでかかってこいよ!ボクは・・・君のナニを刈り取るつもりで戦ってるんだぞ!」
バイオリン仮面「できるわけないだろ!!」

バイオリン仮面「君は・・・娘だ・・・まだ若い娘じゃないか」


セーラーⅤ「この期に及んで小娘扱いだと!?ボクは君と同じ15歳なんだぞ!」

バイオリン仮面「そういう意味じゃない!!」



セーラーⅤ「・・・?」

バイオリン仮面「君は・・・僕の娘なんだろう?そうなんだろう?」



さやか「な・・・!?」




セーラーⅤ「は!?はあああああ!?」


キャノンオルガン心電図「「「!?」」」



マミ「な・・・ナニを言ってるの上条君!?まさか・・・セーラーⅤ・・・上条恭子さんの正体が・・・
未来から来た自分とさやかさんとの娘だとでも言うの!?」



セーラーⅤ「デタラメ言うな!ボクの両親はお前と同じ父さんと母さんだ!ボクの時間軸ではボクが
女の子として生まれてきただけで・・・」


バイオリン仮面「もちろん・・・その精神は別の時間軸・・・僕がもし女の子ならという
可能性の別の未来からやってきたものかもしれない・・・」



バイオリン仮面「だけど・・・遺伝子的に・・・生物学的に君は・・・僕とさやかの娘なんじゃないのかい?」




セーラーⅤ「!?」


なぎさ「さすがですバイオリン恭介・・・やはりそこに気づいてましたか!」



バイオリン仮面「僕とさやかだけじゃない・・・君は・・・ここにいる全ての演奏仮面の娘なんだろ?」




キャノンオルガン心電図「「「え!?」」」



バイオリン仮面「もし僕が・・・さやか以外と結ばれて・・・娘ができたら・・・君はその可能性の集大成なんだ」



さやか「ちょっと恭介!?どういう事よ!説明して!!」



バイオリン仮面「おかしいとは思わないかい?彼女は・・・僕のクローンであるはずなのに・・・
女の子であることに・・・」



さやか杏子マミ「「「!!」」」

バイオリン仮面「僕の遺伝子とさやかの遺伝子・・・それに・・・鹿目さん暁美さん佐倉さん巴さん・・・
全ての遺伝子を合成して作られたのが・・・恭子・・・君なんだ」

セーラーⅤ「嘘だ・・・そんなことあるわけないだろ!!」

バイオリン仮面「君の肢体を見てて思ったんだ。そのくびれと太ももは間違いなくさやかのモノだ」

バイオリン仮面「だけど・・・暁美さんの脚線美と巴さんのおっぱい・・・佐倉さんのやんちゃさと鹿目さんの幼さを
兼ね備えた君は・・・もしかしたら僕たち全員のいいとこ取り遺伝子から生まれた特別なクローンじゃないかってね」



オルガン仮面「な・・・!?」

心電図仮面「に・・・!?」

キャノン仮面「セーラーⅤ・・・恭子が・・・僕とマミさん達の・・・娘!?」



マミ「そうなの?なぎさちゃん?」

なぎさ「はい・・・時空管理局では奴らクローンの正体については調査済みなのです」




なぎさ「もしも・・・恭介が女の子として生まれた時間軸があるとしたら・・・
ここにいる全員が攻略された可能性があるにも関わらず・・・その時間軸だけ女の子として生まれたのだとしたら・・・」



なぎさ「めぐりめぐった因果が密集して・・・恭子はなぎさ達攻略対象のいいとこパーツを持って生まれた
スーパー女子である可能性が高いのです!!」



なぎさ「そして・・・彼女が魂を宿すクローン体は・・・そのナイスバディを再現するために・・・
恭介だけじゃなくさやか達の遺伝子も贅沢に使われているはずなのです!!」



セーラーⅤ「嘘だ・・・ボクが・・・ナニよりも憎んでいる・・・恭介の娘・・・そして・・・誰よりも愛している
さやかの・・・娘だなんて・・・」



セーラーⅤ「答えろ演歌仮面!ボクは・・・ボクは一体何者なんだ!?奴らの言ってる事は本当なのか!?」




演歌仮面「間違いじゃないさ。君の遺伝子は・・・他の恭介シリーズとは違う・・・
さやかと恭介・・・そしてまどかさんたちから合成させて作られたモノさ」





セーラーⅤ「そ・・・そんな・・・」

演歌仮面「でも、気にするような事でもないだろ?君はこの時間軸で生を授かった。そこに関して身体は関係ないさ」



セーラーⅤ「ボクが・・・ボクが恭介からさやかと結ばれたとしても・・・遺伝子的には母と娘なんだ・・・」

演歌仮面「本当にさやかが欲しいならそんなこと気にする必要なんて無いさ」




演歌仮面「クレオパトラの家系だって身内同士で愛を育んでいた。それに比べれば君の愛情はまだ健全さ」



マミ「なんだか・・・演歌仮面・・・上条君であるはずなのに・・・言ってることがサイコで怖いわ」

なぎさ(・・・!!恭介からの報告メール!!)


なぎさ(や・・・やはり演歌仮面の正体は・・・!!)


セーラーⅤ「それに・・・記憶・・・ボクのこの記憶は・・・これは本物なのか!?」

×セーラーⅤ「ボクが・・・ボクが恭介からさやかと結ばれたとしても・・・遺伝子的には母と娘なんだ・・・」

○セーラーⅤ「ボクが・・・ボクがさやかと結ばれたとしても・・・遺伝子的には母と娘なんだ・・・」

演歌仮面「・・・どういう事だい?」

セーラーⅤ「ボクのこの記憶は!?上条恭子として生まれて・・・
魔女化するまでの記憶は本物なのかと聞いているんだ!」




セーラーⅤ「今から思い返せば・・・おかしい事だらけじゃないか!ボクの出生は!!」

セーラーⅤ「他のクローンは・・・ワルプルギスに取り込まれた魂たち・・・
ワルプルギスの残骸からサルベージされた魂・・・他の時間軸の上条恭介たちだった!!」



セーラーⅤ「だけど・・・ボクは・・・ボクだけはワルプルギスに取り込まれたわけじゃない!
魔女として完成するところでボクの生前の記憶は途切れているんだ!!」

セーラーⅤ「おかしいだろ!ボクには・・・魔女化した記憶はあっても・・・
その後魔法少女たちに倒された記憶も・・・ワルプルギスの胎内にいた記憶も無いんだ!!」



セーラーⅤ「一番おかしいと思ったのは・・・さやかを洗脳するためバイオリンを弾いたとき・・・!!」

セーラーⅤ「さやかは・・・恭介への愛・・・それを持ってしてボクの洗脳をはねのけた」



演歌仮面「それがどうかしたのかい?単純に君の想いよりさやかがバイオリン仮面を想う気持ちが勝ってただけだだろ?」

演歌仮面「でも欲しいものがあるなら・・・とことん卑怯にならなきゃ・・・バイオリン仮面を去勢して
さやかを何度でも洗脳漬けにすれば問題無くさやかをモノにできるんだよ?」

マミ「・・・や・・・やっぱりサイコ気味ね・・・怖いわこの上条君」




セーラーⅤ「さやかに洗脳が・・・効果なかったのは・・・それだけが原因じゃないはずだ・・・」

セーラーⅤ「他の演奏仮面の洗脳は・・・結果的に彼女たちはそれを乗り越えたけど・・・
自分達の時間軸の彼女たちの魂を・・・宿らせることには成功している」




セーラーⅤ「だけど・・・さやかには・・・それが無い!映像としての記憶はあっても・・・
男の子として生まれた時間軸のさやかの魂が宿ったわけじゃない!!」




さやか「そ・・・そういえば・・・!!」

さやか「杏子たちはたしかに・・・今自分の身体にもう一つの時間軸の自分の魂を宿しているのに・・・」




さやか「あたしにはそれが無い!
単純に「あたしが男の子だったら」っていう可能性の映画を見せられた感覚しか・・・無い!」



セーラーⅤ「ふと恐ろしい仮説を思いついてしまったんだ」

セーラーⅤ「もしボクの記憶が・・・
クローンの身体ができた時点で第三者から植え付けれた・・・偽の記憶だとしたら・・・」



セーラーⅤ「それなら・・・さやかの身体に別の魂が宿るわけないし・・・ボクの洗脳演奏も・・・
他の演奏仮面より・・・弱い効果になってしまうとね・・・」



セーラーⅤ「だってそれは・・・本当に起こった経験じゃなくて・・・ニセモノなのだから・・・!!」

セーラーⅤ「正直に答えてくれ・・・演歌仮面・・・」



オルガン仮面「!!」

心電図仮面「だ・・・ダメだ!!」


キャノン仮面「もういい!もういい恭子!それ以上やつの話を聞くな!!」




セーラーⅤ「ボクの記憶は・・・ニセモノなのかい・・・?本当は・・・上条恭子なんて人間は・・・」




バイオリン仮面「・・・!!恭子!!それだけは口に出しちゃいけない!!」






セーラーⅤ「存在・・・しないんじゃないのか・・・!?」







どーん




杏子マミほむら「「「!!」」」





演歌仮面「・・・」



演歌仮面「やれやれだよ恭子・・・もう少し・・・もう少し粘れると思ったんだけどな・・・」

セーラーⅤ「・・・!!」



セーラーⅤ「そ・・・それじゃあ・・・」




なぎさ「恭子!ヤツの話に耳を貸しちゃダメなのです!あなたが別の時間軸の人間かどうか・・・
それは管理局の人間もまだ調査できてないことなのですから!!」

なぎさ「希望を捨てないでなのです!あなたはちゃんと存在する人間なのですーッ!!」




演歌仮面「なぎさちゃん、もういいよ。ボクは基本嘘はつきたくないし。聞かれない事には答えられないだけなんだ」

キュゥべえ「どこかで聞いたような言葉だね」



演歌仮面「君のその記憶は・・・この僕演歌仮面が洗脳の演奏の応用で植え付けた捏造の記憶さ」

演歌仮面「上条恭子なんて人間は存在しない・・・ただの人形に都合よく入る記憶がほしかっただけさ」


セーラーⅤ「あ・・・あああああああああああああああああ!!」どーん

演歌仮面「もっと言えば・・・君は人造魔女・・・オクレパトラを作る上での研究成果にすぎなかったんだ」

演歌仮面「政府機関が作り上げた人造の魔法少女に・・・もっともらしい記憶を植え付けたモノ・・・それが」




演歌仮面「君の本当の・・・正体さ!」バァーン!!



バイオリン仮面「!!演歌仮面!!お前はああああ!!」



セーラーⅤ「うわああああああ!!!うわあああああああああああああああ!!!!!!」




セーラーⅤ「ボクが・・・ボクは・・・ボクの記憶は・・・!!」



セーラーⅤ「どこにもない・・・!!どこにも生まれていない!!最初から生まれていない!!」

セーラーⅤ「他の演奏仮面には・・・自分の世界線がある・・・!!故郷がある!!」



セーラーⅤ「その時代に帰れるかどうかわからないけど・・・彼らには帰るべき場所があるのに・・・!!」


セーラーⅤ「ボクには・・・それが無い!!帰るべき世界が・・・無いんだ!!」





セーラーⅤ「この世界だって違う!ボクのいるべき場所じゃない!ボクのいていい場所じゃない!!」



セーラーⅤ「ボクは・・・ボクは・・・」



セーラーⅤ「初めから・・・とっくに死んでいたんだ・・・
この世界に・・・いや・・・どこの世界にも生まれてすらいなかったんだ・・・」





ズモモモ・・・


なぎさ「!!」



さやか「恭子のソウルジェムが・・・すごい勢いで濁っていく!!」



バイオリン仮面「恭子!!」

バシッ



バイオリン仮面「!!こ・・・これは・・・音のバリア!?恭子に近づけない!!」


ほむら「演歌仮面がいつのまにかマイクを握っているわ!そして・・・歌っている!!」

演歌仮面「演歌仮面の演歌・・・セーラーン節!」


演歌仮面「この歌の効果は・・・上条恭子を魔女として完成させるための物・・・!!」

恭子「・・・呪い・・・これが・・・魔女としての覚醒・・・」



恭子「よかった・・・今度こそ本物の記憶だ・・・ニセモノの記憶じゃなくて・・・ボクは・・・
本当に魔女になる経験をしているんだ・・・」




バイオリン仮面「演歌仮面・・・!!お前は・・・お前は一体!?」


なぎさ「マッギーカー!!」



なぎさ「奴こそが未来のルミナス・マッギーカーだったのです!!」





ゴゴゴゴ・・・(恭子魔女化の振動)

演歌仮面「まどかさんのソウルジェムを手に入れる計画を・・・とことんまで邪魔してくれたよね・・・君達は」



演歌仮面「だから計画は最終手段に施行するよ・・・!!すなわち圧倒的な「力」によって・・・君達を
倒した後・・・ゆっくりとそれをいただくことにすると」




さやか「さ・・・最終手段だって!?」


演歌仮面「巨大合成魔女の・・・開放さ」





バイオリン仮面「!!」


杏子「ま・・・まさか・・・!?」

ほむら「そんな・・・セーラーⅤの正体が・・・」





演歌仮面「恭子・・・もとより君がバイオリン仮面に勝とうが負けようが・・・どうでも良かったんだ」

演歌仮面「だって僕は・・・最終手段として君を魔女として開放する能力を持ち合わせていたのだから・・・」




演歌仮面「パパのためにしっかり働いてもらうよ・・・僕とまどさかんの・・・大事な大事な・・・一人娘・・・」




演歌仮面「「オクレパトラ」・・・!!」



パキィイイイイイン!!


恭子「・・・」ドサッ


バイオリン仮面「恭子おおおおおおおおおおお!!」

閑話休題。「かずみ」シリーズとこのSSについてコラムを書きます


かずみやおりこ達とオールスター的に力を合わせる話はジュリエット戦でやったので
今回はかずみ達が出てきたとしても戦力にはするつもりはありません。

でも「絡ませたら面白い」のはわかってるのでタイミングみて出せそうなら出します
行き当たりばったりで伏線っぽいところこじつけて書いてますので・・・タイミングが合わないだけ。
でも多分出番はかずみが「わたしならこう思うよ」って意見交換するくらいにとどまると思いますが・・・


当初は
演歌仮面=ルミナス・マッギーカー
セーラーV:上条恭子=オクレパトラ

こういう構図にする予定はありませんでした。
どちらも別の人物として出すつもりでしたし


なにも無いところから「クレオパトラの魔女なんで救済よろしく」って言われても
心優しいまどかは心を痛めても読者が「この魔女かわいそう」と思ってくれそうに無かったので・・・



ちなみに「バイオリン仮面」における「かずみ」との時系列の関係はこうです


ワルプルギス撃破→ミチル魔女化→かずみシリーズ計画実行→ジュリエット撃破(この時かずみはまだ人造魔法少女)

→かずみ本編の流れでカンナ撃破(この件は彼女達自身の魔法で外部には認識されてない)、かずみ魔法少女化

→恭介の帰国


ちなみにルミナス・マッギーカー=演歌仮面の計画はワルプルギス撃破直後すでに動きだしていた物とします。
恭子を含む恭介のクローンも恭介のオリジナルの帰国までの一年間、訓練を積んでいたものと。



かずみ本編と同じく、かずみ側で生き残っているのはかずみ、海香、カオルとします。

おそらく演歌仮面=マッギーカーはかずみ達が黙っていられないのを見越して



かずみ「わたしたちも行くよ!海香、カオル!!」



???「待て!」

???「ここから先は僕たちが通さない!」


カオル「誰だお前達は!!」



○○仮面「上条恭介、かずみ攻略ルート、○○仮面!!」

△△仮面「同じく、海香攻略ルート、△△仮面!!」

××仮面「カオル攻略ルート、××仮面!!」




ってな感じで足止めが入ってる最中だと思います。
かずみが本編終了後のアルティメット形態なので強さ的にも戦力として出しちゃうと
主役を食っちゃうだろ・・・と思ってますので・・・



ナニか面白い出演方法があれば出してみます。
まずは読み返すところからはじめてみますかね。

それにオクレパトラとして覚醒したクローン恭子を説得させる場面でかずみを出しちゃうと
その役割をかずみが完全に食いそうですし・・・

なぎさ「まずいのです!市庁の中で魔女が孵化してしまったら・・・後は崩れ去るのみなのです!!」



さやか「ほむら!最上階に!市庁が崩れる前に最上階に行って・・・まどかを!!」パシッ(ソウルジェム)

ほむら「!」



ほむら「ええ!わかったわ!まどかは私が助ける!」






ゴゴゴゴ・・・




バイオリン仮面「崩れる・・・!!みんな!!自分の身は自分で守るんだ!!」


心電図オルガンキャノン「「「ああ!」」」




ゴゴゴゴ・・・・




ドッシャアアアッン!!




Oclepatoraデェン!!(魔女文字)



オクレパトラ「KYOOOOOOOOOOOO!!」




Oclepatora

大鎌の魔女
その性質は可能性



自分が存在する意味を求めさまよう魔女
「上条恭子」が存在する可能性が無い時間軸、その世界全てを滅ぼし、また時間軸移動を繰り返す


彼女を倒す手段は無い。
無限にさまよう彼女をとめる手段は無い。

「上条恭子」が世界に存在すると確信できたとき彼女はその足を止めるだろう





バイオリン仮面「そんな・・・恭子が・・・恭子がオクレパトラだったなんて!!」

さやか「ちょっと!どういう事よキュゥべえ!!あんた・・・あんたオクレパトラは
クレオパトラの魔女だってハッキリ言ったよね!?」



さやか「なんで・・・なんで恭子がオクレパトラになる必要があるのよ!!
クレオパトラの人格はどこに行ったのよ!!」

キュゥべえ「グリーフシードへと変化したソウルジェムは・・・間違いなくクレオパトラの物だよ・・・
もっとも他の魔女も何匹か詰め込まれたいるけどね」


見滝原市民「・・・!?テレビの放送が途絶えた!」

見滝原市民「みんな!アレ見て!!」



市民「!!市庁が崩れて・・・中から巨大な魔女が!!」

市民「そんな・・・間に合わなかったんだ・・・!!」






上条「なぎさ!!」

なぎさ「恭介!!」



マッギーカー「どうなってるんだ・・・あれは・・・あの化け物は一体なんなんだ!?」


さやか「あんた・・・マッギーカー!?」

杏子「ナニがどうなってやがる・・・!?恭子の・・・そして・・・演歌仮面の正体はなんなんだ・・・!?」



マミ「演歌仮面・・・彼が上条君ではなく・・・ルミナス・マッギーカーだとしたら・・・
いまここにいるマッギーカーは一体・・・」




演歌仮面「どちらも嘘ではない・・・
僕は上条恭介であると同時に・・・未来からきたルミナス・マッギーカー本人でもあるのさ」


一同「!?」





演歌仮面「まずは・・・僕の正体から教えようか・・・」

すっ(まどパンを頭に被りなおして素顔を見せる)




オルガン心電図キャノン「「「!!」」」


杏子「ひ・・・氷室!?」

マミ「いいえ・・・違うわ!!歳が近いだけよ!!」


さやか「やっぱり・・・大人の恭介・・・一体なんで・・・」


オルガン仮面「ヤツは・・・僕たちと同じ少年恭介のクローンじゃないのか!?」



氷川「演歌歌手として・・・デビューした僕の芸名は氷川京介」

氷川「だから僕という個体を記号づけて呼びたいのなら氷川と呼べばいい」


なぎさ「時空管理局が観測した・・・時空犯罪者のシグナルは・・・別世界のマッギーカーでは無かったのです!」

なぎさ「氷川京介!彼こそがこの事件の首謀者・・・この時代でマッギーカーになりすましていた黒幕だったのです!」


氷川「僕はまどかさんを恋人にした上条恭介・・・選んだ音楽は演歌」

氷川「毎日が楽しかった・・・演歌談義に花を咲かせて・・・僕たちはお互いの絆を深め合った」



さやか「だったらなんで!!なんでまどかを好きな奴がまどかを魔女にするような真似すんのよ!!」


氷川「さやか・・・僕の時間軸でも・・・
まどかさんはワルプルギスを一撃で倒せてしまうほどの因果の持ち主だったんだ」



氷川「僕たちは・・・ただの凡人の夫婦として結ばれたかったのに・・・そんなまどかさんを愛してしまった
が故に起こる悲劇を・・・君は予測できるかい?」





氷川「僕の時間軸でも・・・まどかさんは契約してしまったんだ」

一同「!!」




氷川「僕のいた世界では・・・ワルプルギスの夜が来る日にもズレがあってね・・・」

氷川「僕が・・・ジャニー北側の下へと音楽の修行をするため留学中に・・・まどかさんと離れている間に
ワルプルギスは来たんだ」





氷川「そして・・・僕の知らないところで契約して・・・ワルプルギスを倒した後は・・・魔女へと変貌した」


さやか「そんな・・・」

杏子「ちょっとまて!確かまどかの魔女は10日程度で地球を滅ぼす力をもったヤバイヤツだったはずだ!」


マミ「にも関わらず氷川さん・・・あなたはなぜ生きているの・・・!?その時間軸に人類は生存しているの!?」




氷川「僕のいた時間のインキュベーターがさらに狡猾だっただけさ」

氷川「魔女になったまどかさんの回収・・・その時間軸では「地球人の問題」とせずに彼らが手を下したんだ」




一同「!!」


氷川「「魔女まどか」という切り札を手に入れたインキュベーターが・・・次に人類に対して打つ手はわかるかい?」




氷川「永久的な従属・・・魔女まどかの力を制御してあげるという名目上
インキュベーターは地球人を完全な家畜として支配しようと動き出したんだ」


さやか「な・・・」



キュゥべえ「へえ・・・そんな事を思いつく時間軸もあったんだね」

氷川「もちろん黙って彼らの要求に応じる人類じゃない」

氷川「魔法少女と世界政府が手を取ってインキュベーターと激突した」



氷川「この日より世界は・・・インキュベーターとの全面戦争に突入する」

氷川「戦力になるから魔法少女はまっさきに戦いに駆り出された・・・そして・・・」



氷川「その戦争で捕虜として捉えたインキュベーターと無理やり契約を結ぶことで
また新たな魔法少女や魔法使いも生まれた」



氷川「10年ほど経って戦況が過酷になると一般人だって例外じゃなくなった・・・
演歌歌手である僕も兵役を課せられて戦場へと赴いた」

氷川「魔法使い・・・「演歌仮面」としての能力を手に入れた上でね・・・!!」




氷川「そこで・・・僕は司令官として戦場へ復帰したジャニー北側と再会する」

氷川「ジャニー北側の友人・・・ルミナス・マッギーカーもその時紹介してもらった」


氷川「その世界線でも・・・マッギーカーはアメリカ軍最高司令官だった。
実質世界の軍隊全てを動かせる権力を持っていたんだ」



氷川「僕は・・・とある考えを実行するために・・・この二人と接触し続けた」

氷川「この二人にコネクションを作り・・・戦時中僕は出世し続けた」




氷川「そして・・・その機会は来たんだ」






マッギーカー「京介・・・私はもう長くない」

氷川「マッギーカー司令官!?一体ナニを弱気なことを・・・!!」



マッギーカー「だけど・・・私は死ぬわけには・・・私が死んでも・・・
軍人としてのマッギーカーは・・・存在していなければならない・・・」



マッギーカー「あと少しなんだ・・・私達の戦いは・・・インキュベーター側にも甚大な被害を与えた」

マッギーカー「今ここで・・・私が亡き者になれば・・・士気に影響をきたす・・・
世界の・・・人民達も・・・不安感で押しつぶされてしまうだろう」




マッギーカー「京介!お前が!!」

氷川「!!」



マッギーカー「お前が・・・ルミナス・マッギーカーになればいい!!」

マッギーカー「絶対に・・・勝つまでは絶対に・・・誰にも私の死を知られてはいけない・・・!!」

氷川「その日から僕は・・・人類の希望を守るために・・・上条恭介であると同時に・・・
ルミナス・マッギーカーになったのさ」


一同「!!」どーん



なぎさ「・・・推測自体は間違ってなかったのです!やっぱりマッギーカーを操っていたのは
未来からの意思だったのです!!」



杏子「ちょっとまて・・・戦争は!?戦争はどうなったんだ!?
その話とお前がやってきた理由はどう関係があるんだ!?」



氷川「僕がマッギーカーとして指揮を執り・・・
甚大な被害を出しながらもインキュベーターの最終兵器を撃破した」



マミ杏子「「!!」」

さやか「ま・・・まさか・・・インキュベーター側の最終兵器って・・・」




氷川「その通り・・・」

氷川「魔女になったまどさんを・・・僕は自らの指示で破壊させたんだ!」



さやか「!!」


マミ「そ・・・そんな・・・!!」

バイオリン仮面「・・・辛い・・・辛すぎるよそんなの!!」




氷川「その時世界は・・・勝ち戦ムードで浮かれていたけど・・・僕は虚無感に襲われたよ」

氷川「マッギーカーを騙ってまで・・・
僕が目指していた物は・・・もう戻ってこないとハッキリ突きつけられたんだ」



さやか「・・・!魔女になったまどかを・・・人間に戻してあげることがあんたの目的だったの!?」

杏子「なら余計になんでだよ!なんで人間のまどかを手に入れようとせずにソウルジェムにこだわるんだ!?」




氷川「そして・・・まどかさんを求めてこの時間にやってきた・・・正直まどかさんがいるのなら
どこに時間軸でも良かった」

氷川「戦争のせいでロクにタイムマシンの研究が進んでなかった僕の時間軸では・・・
もっと都合のいい時間軸へと移動できるタイムマシンが無かったからね・・・」



氷川「だから・・・精神だけを・・・この時間軸のルミナス・マッギーカーへと転送したのさ」



マッギーカー「・・・どうりで・・・一年前からの私の記憶が・・・全く無いわけだ・・・」

マッギーカー「一年前のワルプルギスのあの日・・・私の精神はすでに君に乗っ取られていたのだから!!」

氷川「ちょうどワルプルギスのその日・・・マッギーカーになった僕は・・・同時に
この時間軸のまどかさんの「願い」で・・・日本に起こった出来事を「認識」できた」


氷川「そしてそれは・・・「目的」を達成するチャンスだと思ってね」




氷川「一年間・・・じっくり計画を練ることにした・・・そしてそのための手駒として・・・
まずは演奏仮面の軍団と人造魔女の研究を進める必要があった」



氷川「僕は上条恭介だけど・・・マッギーカーの身体を乗っ取ってる以上DNAは別物・・・故に
恭介をアメリカに呼び出す必要があった」


バイオリン仮面「!!ま・・・まさか・・・僕にジャニーさんがアメリカ留学を薦めてきたワケは・・・」

さやか「恭介!気にしちゃダメ!!あんたの・・・あんたのバイオリンは・・・!!」





氷川「その通りだよ恭介・・・お前のDNAを採取するため・・・それだけだ」


バイオリン仮面「・・・!!」ドーン!!



氷川「正直お前のバイオリンの腕などどうでも良かった・・・軍事計画に必要だと言えば・・・
マッギーカーの旧友であるジャニーはあっさりと命令通り動いたよ」



氷川「唯一の誤算は・・・留学を口実に3年間君をアメリカに閉じ込めておくつもりだったんだ。
さやかたちを助けようと動き出さないようにね」

氷川「だが君は・・・一年で帰りたいと言い出した・・・ジャニーに恭介をなんとしても留めて置くように
指示すれば・・・ジャニーから不振がられると思ってあっさりと帰してやったけどね」




バイオリン仮面「そんな・・・」

バイオリン仮面「僕は・・・僕はバイオリンを認められて留学したんじゃないのか・・・」


バイオリン仮面「そして・・・3年かかる修行を一年間で終えられたのも・・・僕の努力の結晶なんかじゃ・・・
無かったんだ・・・」




ジャニー北側「落ち着くんだYO恭介!たしかにミーは・・・マッギーカーの命令で君を呼び出した!
それに間違いは無いYO!」

ジャニー北側「でもそれだけじゃないYO!君を指導していくうちに・・・それだけじゃないって気づいたんだYO!」





氷川「僕のこの身体は・・・氷室杏介のクローン体を使用している。
実年齢が近くて・・・ちょうどしっくりなじむ肉体だったんでね・・・」

氷川「ただの器としての入れ物だったから・・・少量のDNAで済んだよ。それは本人を直接アメリカに呼ばずとも
部下を数人日本に派遣するだけで採取できた」



氷川「恭介だけをアメリカに呼ばなければならなかったワケは・・・4人ものクローンをつくる関係上
どうしても大量のDNAサンプルが必要だったからなのさ!」

氷川「僕の「目的」を達成するためには・・・演奏仮面だけでは無く・・・最後の切り札として・・・
ワルプルギス並の強力な「合成魔女」を手駒にする必要があった」

氷川「僕はさっそくワルプルギスによって破壊された町の復興とい名目上・・・
日本に派遣した部下たちにワルプルギスから切り離された「強力な因果を持つ魔女」を探させた」

氷川「もちろんその魔女をそのまま使うわけは無い。すでに捕らえた下級魔女と合成させて・・・
第二のワルプルギスとなりえる巨大魔女のベースとなる寄り代が欲しかったのさ」



氷川「まもなくそれは見つかった・・・ただし・・・不発弾の形でね」




キュゥべえ「それが・・・クレオパトラのソウルジェムだね?」

さやか「え・・・!?」




キュゥべえ「聞かれなかったから答えなかったけどね・・・歴史上死亡した偉人魔法少女の全てが・・・
都合よく魔女を生み出して死んでくれるわけじゃない」

キュゥべえ「クレオパトラは魔女を産むことなく・・・ソウルジェムのまま死亡し・・・ワルプルギスに取り込まれた」




氷川「この時間軸のまどかさんの浄化攻撃・・・
ワルプルギスを構成している90%ほどの魂は浄化され・・・無へと還った」


氷川「だが残りの10%の残骸には・・・君達が戦ってきた演奏仮面のように
別世界の上条恭介が・・・魂だけを欠片として残した物」

氷川「百江なぎさのように・・・運よく再び人間の姿かたちとして再構成されたものと
様々な形でこの世界に顕現した」




氷川「クレオパトラのソウルジェムは・・・その中でも異例の形で現世に現れたんだ」



氷川「すなわち・・・記憶にまつわる・・・本人の「意思」は完全に浄化され・・・白紙の状態」

氷川「だけど・・・因果値はクレオパトラのそれそのものの純粋無垢なソウルジェムがね」





氷川「僕は骨を折ったよ・・・このソウルジェムからはクレオパトラの資質を受け継いだ
強力な魔女が生まれるはずなのに・・・本人の意識が魂を残したまま成仏して記憶が白紙の状態だから
どうしようもないとね・・・」





氷川「そこで考えたんだ・・・白紙の状態の魂にニセモノの記憶を・・・人間としての記憶を
与えて・・・クレオパトラのソウルジェムに全く新しい人格を与えようとね」


氷川「人間として一喜一憂する性質さえ与えれば・・・後は絶望させて孵化させるだけで・・・
オクレパトラは生まれるからね!!」


さやか「ま・・・まさか」

バイオリン仮面「クレオパトラのソウルジェムを濁らせるためだけに・・・作られた記憶・・・!!
作られた人間・・・!!それが・・・・!!」


氷川「そう・・・!!セーラーV・・・上条恭子なのさ!!」ドォーン!

心電図仮面「ひ・・・ひどい!!」

オルガン仮面「僕たちの・・・兄妹でもあり・・・娘でもある恭子の正体が・・・」


キャノン仮面「演歌仮面!!お前は心を痛めないのか!遺伝子上君と鹿目さんの娘でもある恭子に!
利用するだけの道具としてしか見ていなかったのか!!」





さやか「理由は!?まどかと自分だけじゃなく・・・あたし達の遺伝子も組み込んだ理由は!?」

氷川「僕だって恭子を僕とまどかさんだけの娘にするつもりだった」



氷川「だけど恭介とまどかさんの遺伝子ではうまく合成されなかった」

氷川「これはおそらく・・・僕がまどかさん以外と結ばれた世界の恭介・・・演奏仮面のクローン体が
すでにこの世に生を受けた後だったからだろうね」



氷川「さまざまな可能性の恭介の因果が・・・まどかさんの遺伝子とだけ交わることを拒絶したんだ」



氷川「結果・・・恭子は君たち全ての因子を持つ・・・
君たちにとっても「娘」と呼べる存在としてこの世に生まれたのさ」



マミ「恭子さんが・・・私達の娘・・・」

杏子「許せねえ・・・!!それが本当だとしたら!!あんたは・・・あんたはあたしの娘を
目的を達成するための道具としてこんな・・・こんなひでー事をしたって言うのか!!」




さやか「ところで氷川・・・あんたの「目的」って・・・一体ナニよ・・・」





一同「・・・!!」ざわっ



さやか「自分が・・・自分の時間軸で・・・まどかを救えなかったから・・・
まどかの生きている世界を作ろうとするのなら・・・理由はわかる・・・」


さやか「なぜならそれは・・・初代バイオリン仮面・・・氷室さんがこの時代で実行した行動だったから・・・!!」

さやか「守りたい者・・・愛する者が・・・あたしからまどかに変わっただけだから・・・まだわかるよ」



さやか「まどかが生きている世界線が望みなら・・・余計なことしなくていいじゃん・・・
あたし達は・・・仲良くやれてたんだし・・・」



さやか「とすると・・・あんたの目的は・・・要するに生きているまどかとイチャイチャちゅっちゅする事・・・
自分がこの時間軸の人間でないことお構いなしにまどかをさらってしまおうって目的だとも考えられるけど・・・」



さやか「それも違うよね・・・もしそれが目的ならマッギーカーになりすましたり・・・
わざわざ恭介のクローンを作ったり回りくどいことしなくていいよね?」

さやか「あんた達には・・・洗脳の演奏があるんだから・・・それをまどかに聞かせて
自分だけのまどかとして記憶を植えつければ・・・それだけですむ程度の「目的」・・・よね?」


氷川「・・・」



オクレパトラ「KYOOOOOO!!」

市民達「魔女が!魔女が市街地に進入し始めたぞ!!」

市民達「終わりだ!この町だけでなく・・・世界はあいつに滅ぼされるんだー!!」




氷川「マッギーカーに扮した僕は・・・表向きにはまどかさんのソウルジェムを魔女化するまえに砕きたいと
声明放送をした」

氷川「そして今・・・インキュベーターのこの事件への中継は全てハッキングして中止にしている・・・」



氷川「試合途中で途切れた放送・・・そして・・・町で暴れる巨大魔女、オクレパトラ!!」

氷川「この状況で・・・市民が判断する事は・・・なんだかわかるかい?」




杏子「!」

マミ「そうか・・・そういう事なのね・・・」



さやか「市民達は・・・オクレパトラをまどかが魔女化したモノだと誤認する!!」




氷川「その通り。そして僕はマッギーカーとして・・・アレを討伐するという名目上軍隊を動かせる」

氷川「オクレパトラを・・・「まどかさんの魔女化した姿」として処理すれば・・・本物の
まどかさんの行方は誰にも追及されることがないだろ?」




氷川「あとは・・・まどかさんのソウルジェムを手に入れて・・・」

氷川「じっくりと魔女にすればいい・・・この時間軸では・・・インキュベーターのでは無く・・・
世界政府の切り札・・・戦争兵器としてね・・・!!」



氷川「いや・・・世界政府も最終的に裏切るだろう」

氷川「まどかさんの魔女は・・・まどかの魔女は僕だけのモノなんだよ・・・」


ゴゴゴ・・・



氷川「まどかの魔女が・・・インキュベーターに触られるくらいなら・・・いっそ僕が・・・」





さやか「氷川!!」ドドド・・・


杏子「お前は・・・お前は!!」



マミ「まどかさんを・・・!!」



ほむら「支配するつもりね!!」ドバァーン!!

さやか「ほむら!!」


杏子「まどかは!?おい!!まどかはどうした!?」

ほむら「まだ寝ているわ・・・ソウルジェムを手元に戻したけど・・・目覚めるには時間がかかるみたい」



マミ「本体と離れたことで穢れを溜め込んだ自分のソウルジェムを浄化しているのかしら?」



ほむら「氷川・・・!!お前だけは許さない!勝手な支配欲でまどかを・・・その他の人間を犠牲にするなんて!」

氷川「残念だな暁美さん・・・同じ女性を愛する者同士として・・・君は僕の考えをわかってくれると思ったんだけどね」




氷川「まどかには好きにさせた相手の人生を狂わせる魔性の魅惑があること・・・
それを君もわかってるんじゃないのかな?」



氷川「僕はまどかの魔女を手に入れるためにナニもかもめちゃくちゃにしてやる覚悟が出来ている」

氷川「この気持ち・・・君ならわからないでも無いって言ってくれると思ったんだけどね・・・」




さやか「ほむらは・・・!!ほむらはあんたとは違う!!」

ほむら「いいえ・・・同じだわ」



さやか「ほむら!?」


ほむら「私も・・・まどかが好き・・・その思いだけで・・・統計80年近く同じ時間を繰り返してきた」

ほむら「それを苦痛とも思った事は無いわ・・・狂ってると思ったことも無い」


ほむら「今はあのときの痛みさえも愛おしい・・・
だって私だけの・・・まどかのためだけの「愛」のための行動だったのだから・・・」


杏子「・・・!」ゾクリ

マミ「サ・・・サイコさん!」

さやか「この図式・・・クレイジーサイコレズVSクレイジーサイコノンケ!?」



ほむら「でもね氷川・・・あなたと私とで・・・まどかに対する愛の形が決定的に違うところが・・・
一つだけ存在するわ」


氷川「へえ・・・それはなんだい?」



ほむら「私が幸せになって欲しいまどかは・・・魔女でも女神でも無いわ」

ほむら「「人間」のまどかの幸せを守るために戦う!!それが私とあなたとの決定的な違いよ!!」バァーン!!



杏子「ほむら・・・!!」

マミ「ほむらさん!」

さやか「えらい!よく言ったぞほむら!!」

ほむら「そうよ・・・私は・・・人間のまどかを守るため・・・それだけのために魔法少女として契約した!」

ほむら「だから・・・まどかが魔女や女神になるといのなら・・・引き裂いてでも人間に戻すわ」

ほむら「まどかの幸せのため手段を選ばないのは・・・私も同じよ・・・だけど・・・
それは人間のまどかに対する私の・・・愛ゆえの行動・・・」

ほむら「あなたは・・・まどかを魔女にしようとしているあなたは・・・間違いなく私の敵だといえるわ・・・」




ほむら「氷川京介・・・あなたは「殺す」!!」

ほむら「インキュベーターにもあなたにも・・・まどかを触らせたりはしない!!」



さやか「そういうことだよ氷川!あたしたちは人間まどかの味方であんたは敵!!
わかりやすくていいでしょ?」

杏子「魔女のまどかを求めるなんて得体のしれない愛は・・・親父の教えじゃ間違いなく重罪だからな」

マミ「みんな!!決めるわよ!!」



なぎさ「まどかの穴はなぎさが埋めるのです!マミ!!例のキメセリフ!!今言いましょう!!」



ほむら「私達は・・・まどかを・・・大切な人を守るため戦う魔法少女・・・!!」


5人「ピュエラマギ・ホーリー・クインテット!!」ババーン!!



オルガン仮面「僕たちも忘れちゃ困るよ!」

キャノン仮面「音楽がつむぐ絆の戦隊」


ピアニスト仮面「なぎさぱんつ仮面の僕も力を貸すよ!!」


心電図仮面「演奏戦隊!」




4人「バイオリンジャー!!」バーン


さやか「いくら強力な魔女が暴れていようとも10人いれば絶対倒せる!行くよみんな!!」


オルガン仮面「って・・・アレ?10人?」

キャノン仮面「バイオリン仮面は!?肝心のバイオリン仮面はどこだ!!」




心電図仮面「せっかく僕たちが・・・リーダーとして認めたのに!」

ピアニスト仮面「・・・!?バイオリン仮面・・・おい!?どうした!?うずくまって泣いて・・・ナニしてるんだ!?」





バイオリン仮面「嫌だ・・・僕は・・・戦えない・・・戦いたくない・・・!!
戦うに値する・・・器量さえも・・・無い・・・!!」


さやか「恭介!?一体どうしたの!?」

バイオリン仮面「僕たちが・・・戦ったところで・・・恭子は元にはもどせない・・・」

バイオリン仮面「戻せたとしても・・・僕たちにナニができる・・・!!からっぽだった恭子の記憶に・・・
ナニをしてあげられるというんだ・・・!!」



バイオリン仮面「僕は・・・演歌仮面氷川とも・・・ここにいる演奏仮面達とも違う・・・!!」

バイオリン仮面「できないよ・・・!!
恭子は僕の娘なんだ・・・!!これ以上彼女を傷つけるようなことしたくない!!」



オルガン仮面「バカ!そんなこと言ってる場合か!
恭子を・・・オクレパトラを倒さないとこの町どころか世界は・・・!!」



バイオリン仮面「わかってるよそんな事は!!でも・・・でも動かないんだ・・・!!」

バイオリン仮面「どうすればいいのか・・・恭子のためになにをしてあげられるか・・・
もうそれがわからないんだよ・・・!!」



ピアニスト仮面「弾くんだ恭介!!君のバイオリンを!!恭子に届かせるんだ!!」

心電図仮面「そうだよ!僕たちみんなで演奏すればあるいは・・・!!」



バイオリン仮面「僕の演奏って・・・本当に思ってるほどすばらしいモノかな?」

仮面たち「!!」


さやか「ちょ・・・ちょっと恭介!?」



バイオリン仮面「だってそうだろ・・・?
僕はバイオリンの腕を認められて・・・ジャニーさんにスカウトされたわけじゃないんだから・・・」

バイオリン仮面「3年かかる訓練を1年で終えたのも努力じゃなかったんだ・・・単純に
留めておく口実が思い浮かばなかっただけなんだって・・・!!」



ジャニー北側「恭介・・・それは・・・!!」


バイオリン仮面「前までは・・・世界中の誰もが僕のバイオリンを見放したとしても・・・
それでもさやかが認めてくれるなら・・・好きでいてくれるならって思って・・・僕は歩みを止めなかっただろう」




バイオリン仮面「でも・・・今は違うんだ・・・今僕が助けたいのは恭子なのに・・・
恭子に届かせる演奏が出来るかどうか・・・もう自信が持てないんだ・・・!!」


オルガン仮面「恭介・・・」

キャノン仮面「そこまで根性無しだったのか?君は・・・!!」



さやか「恭介・・・」


心電図仮面「さやか・・・!バシッと一発お願いするよ!」

ピアニスト仮面「気合を入れて立ち上がらせてやんな!!」


さやか「・・・」ぎゅっ

一同「!?」

バイオリン仮面「・・・」

バイオリン仮面「君は・・・僕を責めないのかい?さやか・・・」


さやか「言ったでしょ?悩んでばかりなところも・・・それがあたしが恭介を好きになった一つの理由でもあるって」

さやか「あんたが弾きたく無いのならそれでも構わないよ・・・それが・・・恭介の悩んでだした結論ならね・・・」



さやか「でもあたしは・・・悩むより先に身体が動いちゃうタイプの人間だから・・・」

さやか「だからこそ・・・恭介みたいな悩んで足を止めてしまう人たちの・・・助けになろうと思ったの」



バイオリン仮面「・・・」

さやか「だからわかったよ!あたしがこの時間軸で恭介を好きになった理由・・・!」


さやか「他の時間軸の恭介たちとは違う・・・バイオリン仮面だけが持っている「悩む」感情」


さやか「あたしは・・・それを守りたいって思ったんだ」



さやか「たとえ恋人や夫婦になったとしても・・・考えを押し付けるのが愛情とは言わないってわかったんだ」

さやか「もし恭介が戦えないせいであたしが負けたとしても・・・後悔しないって思ったんだ・・・」


さやか「恭介が最後まで悩んで・・・たとえ動かなかったとしても・・・」

さやか「あたしは・・・恭介の考えを尊重したい」


バイオリン仮面「!!」




さやか「悩むって言う一見ネガティブな「可能性」に・・・
恭介に・・・バイオリン仮面に賭けてみたい・・・そう思えたんだ」




バイオリン仮面「さやか・・・」

さやか「あたし達は行くよ・・・まどかが守ろうとしたこの町を・・・この世界を守りたいから!!」


さやか「「可能性」は無限にある・・!!だからこそあたしは悩んでいる恭介を責めたりはしない!!」



さやか「でもだからこそあたしは動ける!!「悩むより先に身体が動く」事だって何か打開策が生まれる
「可能性」を秘めているから!!」



さやか「行くよみんな!!バイオリン仮面の代わりにあたしが指揮を執る!!」



杏子「おう!」

マミ「上条君と結ばれる別の未来・・・それだけじゃないわ」

ほむら「私達の可能性は無限に存在しえるモノなのよ」


なぎさ「つまり・・・その可能性すら・・・「未来」を無くそうとしている氷川こそ・・・」


仮面たち「僕たちの敵!!それだけはハッキリしているからね!!」

氷川「盛り上がっているところ悪いが・・・駄目押しをさせてもらう」

氷川「オクレパトラが覚醒するその時・・・あらかじめ録画しておいた映像を世界配信することになっていてね・・・」




モニター「パッ」



さやか「!!」



マッギーカー「日本の・・・そして世界の皆様・・・心を強くして聞いてください・・・」

マッギーカー「私達の努力もむなしく・・・鹿目まどかは魔女として暴走してしまいました・・・」



マッギーカー「かくなる上は・・・魔女を見滝原市ごと焼き払うためミサイルを撃ち込む命令をさせて頂きます」

マッギーカー「この放送が・・・その命令のトリガーとなっています・・・見滝原市にまだ残っている市民の
皆さん・・・そして隣合わせの市の皆さんも・・・速やかに避難してください!」



マッギーカー「すでにミサイル発射命令は下されました・・・どうか皆様・・・避難のほどを・・・」







杏子「な・・・!?」


氷川「あと一時間だ!あと一時間でミサイルはここに到達する!」


氷川「それまでにオクレパトラが倒せるか!?倒した後でミサイルを打ち落とせるか!?」



氷川「僕は違うよ!一時間あればまどかのソウルジェムは簡単に奪える!」

氷川「だって君たちの注意はオクレパトラに向けざるを得ないんだからね!」




氷川「今まどかのそばにいるのは腑抜けになったバイオリン仮面だけだ!彼には僕がまどかのソウルジェムを奪うのを
邪魔する気力なんてないはずさ!」




さやか「!!」

さやか「みんな!マズいよ!!一旦まどかの近くまで戻るよ!!」



氷川「させるか!オクレパトラ!!さやか達を拘束しろ!!」


オクレパトラ「KYOOOOOO!!!!」


シュルシュルシュルッ!ガッキィィン!!

杏子「これは・・・!!」



マミ「オクレパトラの胎内から・・・鎖鎌が出てきて・・・巻きついて・・・!!」

ほむら「まどか!まどか!お願い恭介・・・!!動いて!!まどかを守ってーッ!!」

まどか(睡眠中ソウルジェムは胸の上)「・・・」


氷川「さあ・・・ずっと待っていたよまどか・・・この時を・・・」

氷川「今度こそ君は・・・君の魂は・・・魔女としての君は・・・僕のモノになるんだ!」



バイオリン仮面「ま・・・まて!それ以上鹿目さんに近づくな!!」

氷川「お前にナニができる?悩みだしたお前にナニができるというんだ?」



氷川「君は恭子を・・・オクレパトラを救いたいんだろ?だけど君にナニが出来るんだ?」


バイオリン仮面「ぐ・・・」

氷川「オクレパトラの意識は・・・完全に魔女のそれになってしまった・・・もはやボクの命令を実行するだけの
道具へと変わり果てたのさ」




氷川「君の演奏は力不足だ・・・君に出来ることなんてナニも無いのさ」



(三人の左手をいっぺんに鎖で取られて動けない演奏仮面たち)


オルガン仮面「くそ・・・!鎖が・・・鎖が絡みついて鹿目さんを助けに行けない!!」

心電図仮面「いや・・・一つだけあるぞ!この鎖から抜け出せる唯一の方法が!!」


キャノン仮面「な・・・なんだそれは!?」





ピアニスト仮面「お前達・・・ナニを話しているんだ・・・!?まさか・・・まさか・・・!!」




氷川「さて・・・いただこう・・・これが・・・まどかのソウルジェム・・・」

氷川「魔女まどかの・・・モト・・・」うっとり



心電図仮面「電気メス攻撃!!」シュッ



氷川「・・・!!」



オルガン仮面「オルガン・フィスト!!」ドンッ!

キャノン仮面「キャノン砲ー!!」ズドン!




氷川「これは・・・!?お前ら!?どうやって鎖鎌から抜け出し・・・」


氷川「!!」


さやか「そんな・・・!」

杏子「恭介・・・!!」

マミ「上条君・・・!!」



ほむら「3人の演奏仮面の左手が・・・無い!?」



バイオリン仮面「な・・・なんてことを!!」


バイオリン仮面「ど・・・どうして左手を捨ててまで戻ってきたんだ!?
君たちはもう二度と演奏できなくなってしまうじゃないか!!」



氷川「邪魔するな・・・!!」

氷川「氷川京介の演歌その2!還元節!!」



♪~♪~♪

オルガン仮面「ぐ!」


キャノン心電図仮面「ぐああああ!?」



氷川「この歌を聞いた自分以外のクローンを元の恭介のDNAに戻す歌だ!」


バイオリン仮面「み・・・みんな!!」



オルガン仮面「心配要らないよ恭介・・・だって僕たちの左手は・・・」


心電図仮面「いまそこに・・・君のそばにあるのだからね・・・」

バイオリン仮面「!!」



キャノン仮面「僕たちも賭けるよ・・・君の「悩む」という可能性に!」

オルガン仮面「恭介・・・君自身が・・・僕たちの・・・「可能性」そのものなんだ!」


心電図仮面「受け取ってくれ・・・僕たちの仮面を!!ほむらさんたちの下着を!」


キャノン仮面「僕たちの意志を・・・受け継いでくれ!!」


じゅうう・・・べちゃああん!!



バイオリン仮面「あ・・・あ・・・あ・・・」


さやか「恭介が!!オルガン仮面たちが!!」

杏子「溶けて・・・謎の・・・白い液体へと変わった!?」


マミ「彼らの身体を作っていた・・・上条君のクローン体が・・・」

ほむら「恭介の・・・DNAへと・・・戻ってしまったわけね・・・」


バイオリン仮面「うあああああ!!」


バッ!

なぎさ「恭介がバイオリンを手に取ったのです!」

バイオリン仮面「くそっ!動け!動いてくれ・・・僕の指!!」ガタガタガタ・・・



バイオリン仮面「迷いはまだ晴れてないけど動くしかないんだ!僕しか今は動けないんだ!!」

バイオリン仮面「弾けない・・・!!本能が・・・演奏を拒絶しているんだ・・・!!」



バイオリン仮面「恭子を・・・さやかを!!鹿目さんを!みんなを助けたいんだ!!」

バイオリン仮面「僕なんかのために!命を投げ出した演奏仮面たちに申し訳ないんだ!!」

バイオリン仮面「動いてよ!!」




氷川「無駄だよ。具体的に恭子を助ける方法を思いつかなければ君の迷いは晴れないだろうね」

氷川「そしてそれはバイオリンが弾けなくなるほどのトラウマを意味する」



氷川「恭介・・・お前は間違いなく上条恭介の中で一番強い能力を持った演奏仮面だよ」

氷川「だがそれは・・・精神面に大きく左右される・・・「悩む」特性が引き起こす諸刃の剣だ」



氷川「だけど僕は違う・・・!インキュベーターに囚われた魔女まどかをいつかモノにしたい」

氷川「マッギーカーとすり替わる決心をしたあの時から・・・すでにそれだけを考えて生きてきたのだ」





~~~

まどかの意識



まどか「わたし・・・眠っているの・・・?ここは?」

まどか「わたしの・・・意識の中・・・」

まどか「わたし以外の・・・誰かの意思を感じる・・・」



まどか「あなた達は・・・誰なの?」




まどか恭介「「・・・」」


まどか「違う世界からやってきた・・・わたし・・・そして・・・上条君!?」

まどか「二人とも・・・あんなに仲良く寄り添って・・・」



まどか「そっか・・・そういう可能性もありえたんだね・・・」

恭介「まどかさん・・・いや・・・僕の彼女のまどかさんとは違うから・・・鹿目さんって呼ばせてもらうね」

まどか「わたし達のお願い・・・聞いてくれるかな?」



まどか「お願い・・・?」



カッ!



さやか「まどか!まどかーッ!!」

ほむら「いけない!!氷川がまどかのソウルジェムを手に取ったわ!!」




氷川「ふふふ・・・」


ガシッ(氷川の腕をつかむまどか)


氷川「!?」



杏子「まどか!!」

マミ「まどかさん!!」



なぎさ「まどかが・・・まどかが・・・!!」

ピアニスト仮面「目を覚ました!!」





バイオリン仮面「鹿目・・・さん!?」


まどか「わたしを・・・」ゴゴゴ・・・




まどか「わたしを・・・あなたなんかに・・・」


まどか「渡さない!!」カッ!!





氷川「・・・!!」



ゴゴゴ・・・(魔法少女化)



ほむら「まどかーッ!!」



氷川「目覚めてしまったのかい・・・まどか・・・!!」


キラキラキラ・・・


さやか「まどかの・・・まどかのソウルジェムが!!」

杏子「完全に復活している!」

マミ「なんて神々しい輝きなの・・・まるで・・・」




なぎさ「まどかが・・・しばらく目を覚まさなかったのは・・・ソウルジェムの自己修復のためだったのです!」

ピアニスト仮面「それだけじゃない・・・あの瞳は・・・覚悟を超えた決意の目だ!!」




氷川「残念だよ・・・もう少しで君を手に入れることが出来たのに!」

氷川「これも一つの愛の形だと・・・何故君はわかってくれないんだい?」




まどか「氷川・・・あなたは魔女のわたしを手に入れて・・・その後はどうするつもりなの?」

氷川「とりあえずは僕の時代へと持ち帰るさ」



氷川「もう少しでインキュベーターと人類の戦争が終わる。君は最終兵器を失った
奴らにとどめを刺すために必要なんだ」



氷川「もちろんその後は・・・君を支配して愛でる。適度に力を解放させて
インキュベーターだけでは無く・・・人類までも僕が支配するんだ!」



まどか「やっぱり・・・」

まどか「氷川・・・あなたのそれは・・・ただの支配欲だよ」



まどか「それも・・・あなたの本当の目的はわたしじゃない・・・世界を征服することだよ」



氷川「違うね!まどかを独占したいとする気持ちに嘘は無い!世界を支配下に置く事はそのついでの利益でしかない!」


氷川「さあ・・・僕の演歌を聞くんだまどか・・・歪んで見えるかもしれないけど大丈夫さ・・・
きっと・・・僕の時間軸のまどかなら・・・わかってくれる」



氷川「まどパン・・・装着!」


演歌仮面「変身・・・!演歌仮面!!」


演歌仮面「そして聞くがいい!氷川京介の演歌その3!桃色のバイヨン!」




演歌仮面「君に宿らせた・・・僕の時間軸のまどかさんの人格を呼び覚ます!!」

♪~♪~♪


まどか「うっ!!」


ほむら「まどかああああああっ!!」

杏子「お願いだ恭介!バイオリンを弾いてくれ!!」

マミ「あなたの演奏なら・・・洗脳演奏を打ち消せるの!お願い!!」



バイオリン仮面「動け・・・動け・・・!!」ブルブル



まどか「・・・」しゅううう・・・



演歌仮面「さあ・・・一緒に行こうまどか・・・」

演歌仮面「これは君のためでもあるんだよ?
僕の世界の人類は君がインキュベーター側の最終兵器だというだけで忌み嫌っていたんだ」



演歌仮面「ずっと離れ離れになっていてごめんね・・・君の事を悪く言った奴らに・・・僕たちが見せ付けてやるんだ」



演歌仮面「人類とインキュベーターよりも優れた存在・・・それが僕たちだってね」




まどか「恭介くん・・・」



さやか「恭介くん・・・!?」

なぎさ「マズいのです!あっちは氷川の方のまどかなのです!!」



ほむら「騙されないでまどか!!あなたを一番愛してるのは私よ!!そいつじゃないわ!!」




演歌仮面「恭介くん・・・」うっとり

演歌仮面「そうだ・・・それでいいんだまどか・・・」




バシッ


まどか「触らないで!」




一同「!?」


演歌仮面「な・・・!?」



まどか「恭介くんは・・・恭介くんとわたしは・・・離れ離れになってなんかいない!!」




まどか「ずっと・・・ずっと一緒にいたんだよ・・・ずっとずっとわたしを守ってくれてたの!」

まどか「あなたは・・・恭介くんじゃない!!恭介くんはここにいるの!!」バァーン!



演歌仮面「な・・・なにを言ってるんだまどか!?」

まどか「わたしが・・・魔女になってインキュベーターに囚われた時・・・その時すでに
わたしの魂は・・・死者の世界の住民になってたの」


まどか「インキュベーターが操っていたのは・・・正確にはわたしの魔女じゃなくて・・・抜け殻の搭乗式のロボット
のようなモノだったの・・・」



演歌仮面「え・・・!?」

まどか「すっごい寂しかった・・・しばらくしたら抜け殻になったわたしに殺された魂も・・・大勢来て・・・」

まどか「その度に・・・死者の世界でわたしは・・・迫害されたの・・・
お前に殺されたんだって何度も罵られたよ・・・」




まどか「でも・・・10年ほど後に・・・恭介くんが来てくれた・・・」

まどか「戦場で戦死して・・・そこに連れてこられたんだ」




演歌仮面「・・・!?!?」



なぎさ「演歌仮面・・・氷川京介が・・・とうの昔に死んでいる・・・!?どういうことなのです!?」


ピアニスト仮面「それじゃあアイツは!?マッギーカーでも恭介でも無いとしたら演歌仮面は何者なんだ!?」




まどか「恭介くんは・・・言ってくれたよ・・・まどかさんをいじめるヤツは同じ死者でも許さないって」

まどか「それからの恭介くんは天国で・・・わたしがいじめられる度に戦ってくれた」



まどか「わたし・・・ずっと恭介くんに守られてきたんだよ・・・離れてなんか無いよ」




まどか「あなたは・・・恭介くんじゃない!」

まどか「わたしは絶対・・・あなたのモノにはならない!!」




パキィイイン!!



演歌仮面「う・・・嘘だ!!」

演歌仮面「そうだ!演奏量が不十分だったんだ!!僕のまどかじゃなくて
こっちの世界のまどかがデタラメを言っているだけなんだ!!」




まどか「わたし・・・歌えるよ・・・「銀色のバイヨン」を」

演歌仮面「!!」


まどか「そうだよ・・・付き合い始めたばかりの時恭介くんと一緒に作った曲・・・
わたしがまどかだから・・・歌えるんだよ?」


演歌仮面「や・・・やめろ!!」

まどか「ちゃんと完璧に歌えたら・・・わかってくれるかな?」

まどか「わたしが絶対・・・あなたのモノにならないって事を・・・」



演歌仮面「ハッタリだ!!こっちのまどかがまどかの記憶を少し覗いただけなんだ!」

演歌仮面「僕は恭介だ!!まどかを誰よりも愛してる・・・演歌仮面・・・氷川京介!!そして上条恭介なんだ!!」





まどか「♪~♪~♪」


演歌仮面「・・・!!」



杏子「ま・・・まどかが演歌を!!」

ほむら「まどかの演歌好きはこの時間軸でも共通だわ・・・!でもカラオケで聞いたどの曲とも違う!」


マミ「あれが・・・あちらの世界のまどかさんだけの曲・・・!!」



さやか「恭介と一緒につくった・・・まどかだけの・・・まどかのための・・・恭介のための曲!!」




なぎさ「ちょっぴり妬けちゃうのです」

ピアニスト仮面「なぎさ・・・僕たちも帰ったら新曲(こども)を作ろう」




演歌仮面「・・・!?!?!?」ガクッ




まどか「・・・」



まどか(こちらの時間軸にチェンジ)「わかってくれたかな・・・」

まどか「わたしも・・・あっちの時間軸のまどかも・・・一緒の気持ちだよ・・・」




まどか「あなたに・・・わたしは・・・まどかは渡せない」

まどか「そしてわたしは・・・」ドドドド・・・




ほむら「まどか・・・!!」

さやか「まどかの身体から・・・すさまじく強い魔力が・・・」



まどか「わたしのもう一つの可能性・・・まどかと上条君が・・・静かに寄り添える未来を守るために・・・」

まどか「これからも無限に広がる可能性を・・・未来をともに作るために・・・!!」


まどか「希望をみんなと一緒につかむために・・・」

まどか「戦う!」

まどか「スプレット・アロー!!」


シュババッバ!!!



シュパッシュパッ!!


杏子「鎖鎌の拘束が!!」

マミ「まどかさんの矢で浄化されていくわ!」



なぎさ「ありがとうなのですまどか!これでまた戦えます!!」




さやか「まどか!」

ほむら「まどか!!」


(ひとまずオクレパトラから離れてまどかのそばに集合)



ほむら「まどか・・・まどか・・・」ポロポロ

ほむら「戻ってきてくれたのね・・・良かった・・・まどかぁ・・・」ぎゅっ




まどか「ただいま。ほむらちゃん」

まどか「それとね・・・」




まどか「実は・・・ごめんねもなんだ」

ほむら「え・・・!?」




まどか「演歌仮面に囚われたのは・・・わたしの心が弱かったから・・・」

まどか「わたしが・・・臆病だったから・・・演歌仮面につけこまれちゃったんだ・・・」


さやか「ど・・・どういう意味!?」



まどか「わたしの魔法・・・「認識」はね・・・知りたくもない事まで知っちゃう困った魔法なんだ・・・」

まどか「ほむらちゃんに一緒に暮らそうって言われたとき・・・すごい嬉しかった」



まどか「でも・・・しばらく共同生活を続けたある日・・・わたしの心に「それ」が流れてきたの」


ほむら「「それ」って・・・?」

まどか「ほむらちゃんのわたしへの気持ちが・・・いつか愛情から友情に変わっちゃうっていう現実だよ」




ほむら「!?」

ほむら「そ・・・そんな事ありえないわ!私は・・・私はまどかがいつまでも好き!それは変わるはずなんか無い!!」

まどか「ありがとうほむらちゃん・・・でもわたしにはわかっちゃったんだ・・・」

まどか「ほむらちゃんのわたしへの・・・限りなく愛情に近い気持ちって言うのはね・・・
わたし達の年頃特有の・・・子供の心が残っているからこその感情なんだって」



まどか「これから広い世界に向けて・・・大人になる・・・
なにかから「卒業」する度に・・・その気持ちは薄れていくものなんだよ」



まどか「わたしも・・・ほむらちゃんも・・・今は一緒にいるけど・・・いつかちゃんと男の人を好きになって
・・・その人と結婚して離れ離れになるの・・・それがわたしにははっきりわかっちゃったんだ」



ほむら「そ・・・そんな・・・」


まどか「その可能性が・・・上条君だったとしてもおかしくなかったんだよ・・・だからこそ
平行世界に・・・わたしたちとくっついた上条君たちもいる・・・そういう事なんだ」




まどか「みんなと一緒に・・・すごい楽しい日々を暮らしながら・・・本当は不安だったの」

まどか「みんな違う夢を見つけて・・・いつか離れ離れになる・・・その日は明日なんじゃないかなって
・・・すごい寂しかった・・・そう思うと悲しかった」


まどか「だから・・・つかまっちゃったんだと思う・・・
わたしが囚われたら・・・またみんなが助けに来てくれる・・・心を一つにしてくれる」


まどか「そんな気持ちが・・・少しでもあったから・・・だからわたしは・・・」



さやか「まどか・・・」

杏子「ただの憶測だろそれ・・・気にすんなよ!そんな事」



マミ「その気持ち・・・痛いほどわかるわまどかさん・・・卒業式の日の私は・・・まさに同じ気持ちだったから」



まどか「でも・・・今にも消え入りそうな儚い感情だからこそ・・・大事にしたいと思った」




まどか「ゆまちゃんが言ってたっけ・・・いつかは今じゃないって」

まどか「たとえほむらちゃんのわたしへの気持ちが・・・友情に変わる日が来たとしても・・・」



まどか「みんなそれぞれの道へ・・・「卒業」して離れ離れになる日が来たとしても・・・」

まどか「みんなが傍にいてくれる「今」だけを大事にして生きる・・・
「未来」へとつながる「今」を大事にしたいって思ったから・・・」



ほむら「まどか・・・!!」

まどか「行こう、ほむらちゃん!今はただお互いの気持ちに応える為に・・・」



まどか「ほむらちゃんの気持ちに応える為にわたしは帰ってきたんだよ!」

ほむら「・・・!!」


ほむら「わかったわまどか!それが・・・それがあなたの決意だと言うのなら・・・私も!」ぎゅっ

マミ「仕切り直しね・・・みんな、いくわよ!」

なぎさ「はい!なのです!!」




6人「「ピュエラマギ!ホーリー・・・」」





6人「「セクステット(六重奏)!!」」ババーン!!




さやか「・・・」




なぎさ「・・・今明らかに・・・えっちな単語を想像した子がいるのです!」





さやか「えー!?誰だそれは!?けしからんなー!確かに響きは似てるけどそんな連想するなんて
乙女の風上にもおけんなー!」


なぎさ「やっぱりさやかなのです!なぎさはどの部分が「ナニ」に似ているかなんて一言も言ってないのです!」


さやか「ハ・・・ハメたな!こんにゃろー!!」






マミ「おしゃべりはここまでよ!オクレパトラを見滝原市庁の敷地内から出してはダメ!!」

マミ「市街地に足を踏み入れる前に、なんとしてでも倒すのよ!!」





バイオリン仮面「待ってくれさやか!!僕も・・・僕も行く!!」



さやか「恭介!!」


バイオリン仮面「戦わなきゃいけないんだ・・・みんなが・・・別の可能性の僕たちが・・・
僕にそれを託してくれたんだから・・・!!」




バイオリン仮面「・・・」ガクガクガク


さやか「まだ指・・・震えてるよ恭介・・・」

バイオリン仮面「え!?」



さやか「折り合い・・・付けられたわけじゃないんでしょ?やっぱりオクレパトラを・・・
恭子を助ける方法があるなら・・・そうしたいって」


さやか「あたしはいつまでも待つよ・・・だから決心がつくまでは・・・ここにいて」

バイオリン仮面「さ・・・さやか!!」

まどか「上条君・・・これ・・・受け取ってくれるかな?」


シュルッ

ほむら「まどか?あなた自分のリボンを・・・!?」




まどか「わたしの中に宿った・・・もうひとつの可能性のまどかと・・・その子が好きになったもうひとりの上条君」

まどか「二人の思いが今・・・このリボンに込められてるんだ」



バイオリン仮面「!!」


まどか「きっと上条君なら・・・このリボンを通して・・・もう一人の上条君の声を聞いてくれるって」

まどか「そう信じてる・・・だから・・・わたしのリボン・・・上条君にあずけるね・・・」




バイオリン仮面「鹿目さん・・・」


まどか「上条君・・・一人じゃないよ」

まどか「もう二度と腕が動かないって言われたときの上条君は・・・一人で抱え込んでいた・・・」




まどか「でも・・・もう一人じゃないんだよ・・・さやかちゃんはもちろん・・・わたし達・・・
仁美ちゃん・・・中沢くん・・・早乙女先生・・・氷室先生・・・」


まどか「上条君が手を差し伸べれば・・・きっとみんな一緒になって悩んでくれるから・・・」




まどか「そしてこれからは・・・別の可能性の自分自身も一緒だよ」


まどか「きっと一人で悩むより・・・いい答えが見つかるから・・・
だから・・・他の演奏仮面の言葉も聴いてあげてね・・・」




バイオリン仮面「!!」




ピアニスト仮面「ならば僕もここに残ろう」

ピアニスト仮面「氷室よりは若いが・・・僕も大人の恭介だ」



ピアニスト仮面「人生の先輩として・・・何か恭介に言葉をかけてあげられるかもしれない」




なぎさ「恭介、恭介を頼んだのですよ!」



ピアニスト仮面「任せてよ!だけど君がピンチになったら・・・そちらを優先して助けるからね!!」


バババッ(再びオクレパトラへと立ち向かう6人)

バイオリン仮面「鹿目さんのリボン・・・そして・・・」

バイオリン仮面「演奏仮面たちが残した・・・暁美さん巴さん佐倉さんの下着・・・」



ピアニスト仮面「気づいたかい?恭介」

バイオリン仮面「一年前のあの日も・・・僕はさやかのパンティから「声」を聞いた・・・!!」




バイオリン仮面「だからこれらの衣類全てを身につけること・・・もしかしてそれが・・・!!」

バイオリン仮面「消えていった・・・他の演奏仮面たちとの対話になるのか・・・!!」



ピアニスト仮面「その通りだよ恭介・・・自分の力でよくたどり着いた」




ピアニスト仮面「5人すべての衣類を身につけ・・・他の演奏仮面の声に応える時・・・君はまた新たな力を得るだろう」



ピアニスト仮面「その力こそ・・・オクレパトラを・・・上条恭子を救える唯一の方法かもしれない・・・!!」




バイオリン仮面「僕は・・・鹿目さんのリボンを・・・
巴さんのブラを・・・佐倉さんのぱんつを・・・暁美さんのストッキングを・・・!!」




バイオリン仮面「僕にすべてを託して消えていった全ての演奏仮面の声に応えるために・・・!!」



バイオリン仮面「今・・・全て身に付ける!!」



ばさっ(さやかパンティ解除) 

がばっ(杏子ぱんつ装着:顔)

かちっ(マミブラ装着;胸)

きゅっ(ほむらストッキング装着:足)


がばっ(さやかパンティ履きなおし:股間)

ぎゅっぎゅっ(まどリボン装着:髪)



バイオリン仮面「フォ・・・」



バイオリン仮面「フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」



ピカッ



ピアニスト仮面「・・・!!こ・・・これは!!」ご

ゴゴゴゴゴゴ・・・・



恭介「・・・」



恭介「やあ」

恭介「やっと・・・僕たちの声を・・・聞いてくれる気になったんだね・・・」



恭介「みんな・・・」

恭介「辛いときはいつでも僕たちに相談してくれ・・・僕たちは君自身だ」

恭介「いい答えを見つけるために・・・一緒に悩もう」


恭介「ありがとう・・・ありがとう・・・みんな・・・」


恭介「でも・・・やっぱり僕にはまだわからないよ・・・恭子を倒すことが・・・それが世界を救うことだとしても」

恭介「正しいと思えない・・・!!僕にとって恭子は・・・恭子はさやかと僕との娘なんだ!!」



恭介「なんだ・・・それじゃあ僕たちが戦おうとした理由と同じじゃないか」

恭介「・・・!?」


恭介「僕達も同じ気持ちさ!恭子は僕達全員の娘だ・・・だからこそ戦えると」


恭介「み・・・みんなナニを言ってるんだ!?」

恭介「「恭子を娘として愛してる」・・・「だから戦える」「だから戦えない」」




恭介「なんでこうも真っ二つに意見が分かれるんだよ!?動機は同じなのにおかしいよ!」


恭介「君の心に・・・とっくに答えは出ていたんだよ恭介・・・」


恭介「僕達は全員・・・同じ気持ちだ・・・よく考えてごらん?」

恭介「ヒントは出してあげたはずだよ?僕達がなぜ「恭子を娘のように思っている」からこそ戦えるか」




恭介「その答えは・・・僕達が口に出すべき言葉じゃない」

恭介「他の誰でもない・・・バイオリン仮面の恭介!君が見つけ出す答えなんだ!!」






カッ



ゴゴゴゴゴ・・・

ピアニスト仮面「す・・・すさまじい!!」



ピアニスト仮面「5人の演奏仮面の力が・・・今一つに!!」


新バイオリン仮面「そうだ・・・僕の心に・・・とっくに答えはあったんだ・・・」

新バイオリン仮面「戦える・・・僕は戦えるぞ・・・!!」

新バイオリン仮面「恭子のためだからこそ・・・僕は戦えるんだ!!」



新バイオリン仮面「待っててくれみんな!僕も・・・僕もいますぐ行くよ!!」

新バイオリン仮面「ピアニスト仮面!君も力を貸してくれるかい?」



ピアニスト仮面「当たり前だ!まだ懐妊してないのになぎさを死なせやしないさ!」






オクレパトラ「KYOOOOOOO!!!」



ザシュッザシュッザシュッ





さやか「本体のデカさだけじゃない・・・使い魔の数も多すぎる!!」

さやか「みんな!結界を開いて!!敷地内から出ようとする使い魔は全部自分の魔女結界にとじこめて!!」




杏子「とっくにやってるっつーの!!でも結界の容量を超えそうなんだ!」


ほむら「デカいヤツにはこちらも魔女で対抗よ!みんな!魔女を出して!!」




マミ「わかったわ!キャンデロロッ!!」ぽよ~ん



なぎさ「シャルロッテッ!!」がばぁ


さやか「オクタヴィアッ!!」グサーッ



杏子「オフィーリア!!」ゴウッ



ほむら「ホムリリー!!」ズオッ



まどか「クリームヒルト!!」ゴゴゴゴゴ・・・





マミ「なぎさちゃんが言っていた・・・魔女の力を使わざるを得ない瞬間・・・それがまさに今このときだったのね!」

なぎさ「マミの魔女だけなんか小さいのです!もっとがんばってー!!」



さやか「全員の魔女の力を使い果たしたとしても・・・あたし達は恭子を食い止める!!」

ワーッ

大きさ比較
□□
□□←オクレパトラ  □←さやか達の魔女  。←マミの魔女



さやか「くっそ~!!大きすぎ!!マミさんだけじゃなくてあたし達の誰よりもデカイよ!」

ほむら「これじゃあ大人と子供の喧嘩ね・・・」


マミ「良かった・・・私だけの責任じゃないのね・・・」


まどか「でもなにか方法があるはずだよ!オクレパトラを止めるための・・・方法が!!」

杏子「その方法とやらを「認識」できねーのか?」


まどか「やってるよ!今解析中だよ・・・でもオクレパトラの情報量が多すぎて・・・」



???「弱音を吐くな!魔法少女達!!」


6人「!?」





???「とうっ!!」



♪~♪~♪~♪



まどか「バイオリンの音色・・・!!」

さやか「みんな!アレ見て!!」



杏子「な・・・なんだあいつは!?」

マミ「私達の下着を・・・すべて身に付けている!?」



ほむら「セーラーV・・・!?上条恭子!?」




???「幼さ(リボン)はまどか!やんちゃさ(顔ぱんつ)は杏子!
おっぱい(ブラ)はマミ!!太もも(股パンティ)はさやか!!脚線美(ストッキング)はほむら!!」





???「そしてその実態は!!」バリバリバリーッ


なぎさ「上条恭子の姿が破れて・・・中から演奏仮面が・・・!!」


新バイオリン仮面「5人全ての衣類を身につけ・・・さらなる「究曲」へと進化した・・・」

新バイオリン仮面「バイオリン仮面・HUA(ハイパーアルティメット・アブノーマル)!!」

ジャキィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!


5人「・・・」

ここまで

まどか「へ」

マミ「へ」

ほむら「へ」

杏子「へ」





さやか「変態だああああああああああああああああああああ!!!!」




バイオリン仮面「編隊・・・そう・・・私は編隊だ!!」

バイオリン仮面「5つの時間軸の上条恭介の意志!それが全て合わさっている!!」



バイオリン仮面「私はバイオリン仮面であると同時に演歌、心電図、キャノン、オルガン仮面でもあるのだ!!」





バイオリン仮面「だからそれぞれの合体(意味深)ワザも!」


バッ

マミ「え・・・?」



キャノン仮面(身体はバイオリン仮面)「聞こえるかい?マミさん・・・キャノン仮面だよ!」

キャノン仮面「僕の大砲はもう・・・爆発寸前だよ(意味深)」



キャノン仮面「マミさんが引き金を引いてくれ!二人で到達しよう!」

マミ「そ・・・それって・・・それって・・・!!」ドキドキ



キャノン仮面「いでよ!ハイパーアルティメットキャノン砲!!」


ズボッ



さやか「社会の窓から特大の砲台が!!」




キャノン仮面「マミさん!ワザ名を叫んでくれるよね!」

マミ「も・・・もちろんだわ!」



キャノン仮面「ハイパー・アルティメット!!」




マミ「ティロ・マリターレ!!(婚礼の祝砲)」



ドゴゴゴ・・・・

オクレパトラ「KYOAAAAAAAA!!!」

オルガン仮面「杏子さん!」

杏子「恭介!!」



オルガン仮面「これからの僕達は家族だ・・・」

オルガン仮面「君が失ったもの・・・君と僕がこれから新しく作っていく関係・・・それは同じものだよ」



オルガン仮面「杏子さんにとって・・・家族よりも大事な人になりたい。そして新しい家族を」

オルガン仮面「専属メイドってだけじゃない・・・杏子さん・・・僕と結婚してくれるかい?」




杏子「・・・」

杏子「バカ・・・こっちの杏子相手にナニムキになってんだ・・・」



オルガン仮面「杏子さん!?」



杏子「あんたがその言葉をかけてやれるのは一人だけだ・・・あんたが帰る場所も・・・そいつのところだ」



杏子「でも・・・今はあたしの中にそいつが宿ってるって言うのなら・・・付き合ってやる」


オルガン仮面「ありがとう・・・ハイパーアルティメット・・・」



杏子「オルガニスタ・ファンタズマ!!」



ズラッ


さやか「!!杏子が・・・かつてないほどすさまじい数に!」



杏子「オルガンの鍵盤の数だけあたしは攻撃を連打する!!」




杏子「恭介の演奏に合わせて鍵盤として割り振られたあたし達が踊る!それがあたしと恭介の合体技!」



オルガン仮面「でてこい!僕のオルガン!」


ズポッ


さやか「社会の窓から・・・今度はオルガンが!!」



♪~♪~♪



杏子たち「うおりゃああああああああ!!!」

スパスパスパスパスパーッ


心電図仮面「ほむらさん!」

ほむら「恭介・・・」



心電図仮面「君が治してくれたこの腕で・・・僕は絶対医者になってみせる」

心電図仮面「一人でも多くの人たちの・・・元気な心音を聞きたい。それが僕の夢」



心電図仮面「僕の演奏で一時的に君に能力を戻す。だから僕も時の止まった世界に・・・」


ほむら「わかったわ・・・さぁ手を握って」



心電図仮面「心電音の演奏、「あのすばらしい能力をもう一度」!!」


ピッピッピッ♪



ほむら「・・・!!盾が復活した!?これなら・・・」


ほむら「時間停止!この世界を私と恭介だけに!」



カチッ


シーン・・・


ほむら「本当に能力が戻ったわ」


心電図仮面「さあ行くよ!」



心電図仮面「時止めからの・・・ハイパーアルティメット!!」

心電図仮面「電撃破!!少ししびれるぞ恭子!!」




カチッ(解除)

ビリビリビリビリーッ



オクレパトラ「GYOOOOOOO!!!」フラフラ・・・




演歌仮面「まど・・・いや鹿目さん」

まどか「・・・今度は・・・本物の演歌仮面の上条君かな?」



さやか「・・・?どうなってるのよ!?あいつは?氷川は一体なんなの!?」

演歌仮面「あいつも間違いなく僕自身さ・・・ただし・・・違う「因子」が多少混じっている」



演歌仮面「徴兵された時まどかさんを
インキュベーターから取り戻すためマッギーカーを利用しようとしたのも僕自身の決意だ」

演歌仮面「僕本人は・・・マッギーカーに信用を得る前に死亡してるけどね」

演歌仮面「僕自身の影が・・・君達に迷惑をかけてしまった・・・それはすまない」



演歌仮面「僕が一曲歌う。氷川のそれとは違い呪いからでは無い慈愛から生まれる「セーラン節」!」

演歌仮面「オクレパトラの・・・恭子の心に響かせる」



演歌仮面「そして鹿目さん・・・歌唱中君は3秒間だけソウルジェムの穢れを無視して女神化できる」


まどか「!!」



演歌仮面「ワルプルギス以降・・・君は魔力のコントロールを覚え・・・一魔法少女としての
並の因果値までセーブすることが可能になった」

演歌仮面「自分を魔女化させないためのコントロールだけど・・・結果的に君は
ワルプルギス戦の一撃のような強力な一撃は使えなくなった」



演歌仮面「その一撃を今この瞬間だけ蘇らせる!ただし・・・オクレパトラを完全に浄化させてはいけない」



演歌仮面「バイオリン仮面に考えがあるみたいなんだ・・・だから彼を信じて・・・」



まどか「わかったよ!歌って!!」




演歌仮面「真・演歌仮面の演歌!ハイパーアルティメット!セーラン節!!」



♪~♪~♪


まどか「!!」




まどか「すごい・・・本当にあの時の感覚が・・・」ゴゴゴ・・・


ほむら「まどか・・・あなた・・・」



まどか「大丈夫・・・わたしはどこにもいかないよほむらちゃん」

まどか「ほんの少しだけ・・・人間じゃない姿に変わるだけだから・・・」





女神まどか「シューティング・スターッ!!」シュババババ・・・!!




オクレパトラ「KIYAAAAAAAAA!!」

しゅうう・・・


バイオリン仮面「そして・・・待たせたね・・・さやか」

さやか「恭介・・・」

バイオリン仮面「違う可能性の僕は・・・君じゃない誰かを好きになった」

バイオリン仮面「という事はそれだけ君をフってきた事に繋がる」



バイオリン仮面「こんな薄情で優柔不断な僕だけど・・・信じて欲しいんだ」

さやか「信じてるよ恭介・・・むしろ今回の件でちゃんとわかったんだ」




さやか「あたしが好きになった恭介は・・・間違いなくバイオリン仮面一人だけだってね!」

さやか「言ったでしょ?他の時間軸に失恋をのりこえたさやかがいたとしても・・・
このあたしは恭介と一緒になれて嬉しかったって」


バイオリン仮面「さやか・・・」



さやか「それに・・・」

さやか「まどか達と付き合った恭介たちとあたし達とじゃ・・・決定的に違う「絆」があるし・・・///」



バイオリン仮面「・・・!!///」



バイオリン仮面「・・・えっちな彼氏でごめんなさい!」

さやか「だーかーらー!みんなも聞いてるのに口にださないでよ!」





バイオリン仮面「行くよさやか!ワルプルギスの時のように二人じゃない!恭子と僕達の家族のワザを決めるときだ!」

さやか「オッケー恭介。今度は家族での共同作業ってワケだね!」




バイオリン仮面「ハイパー・アルティメット!!」


さやか「ファミリー・スパークエッジ!!」






カッ!!


まどか「!!一瞬カットインが!!」


杏子「ああ・・・見えたぜ・・・さやかと恭介と・・・その二人の娘として生まれた恭子の姿が」



マミ「ファミリー・スパークエッジは・・・
親になったふたりが恭子さんのためにケーキを切ってあげるイメージから生み出されたワザなのね」



オクレパトラ「NU・・・NUUUUUUU・・・・」



ズシーン

ほむら「オクレパトラが・・・完全に地に伏した!」

バイオリン仮面「今だ!さやかの精神世界に入るときにも使った曲!!「エンゲージ」!!」


♪~♪~♪

バイオリン仮面「傷つけてすまなかった恭子・・・君を疲れさせてからじゃないとこの曲は効果が無いから・・・」



マミ「オクレパトラの精神世界に入って何をするつもりなのかしら・・・?」

さやか「きっとあの時のあたしみたいに説得するつもりなんだよ」


杏子「説得って言ってもな・・・あの時みたいに・・・恭子を魔女から戻せる希望がないのに・・・」



ほむら「・・・消滅させて・・・今度は僕の娘として生まれ変わって来い・・・とでも言うつもりかしら」

まどか「そんなありきたりな答えじゃないよ・・・
わたしには上条君が考えてること・・・「認識」できるよ・・・」



まどか「上条君・・・あなたは・・・」




ボエ~♪


なぎさ「!!」

ピアニスト仮面「こ・・・このデスボイスは!!」



さやか「ま・・・まさか・・・」

まどか「氷川・・・!ニセモノの演歌仮面の・・・呪いの「セーラン節」!!」




オクレパトラ「・・・」ブルブルブル




オクレパトラ「GYOOOOOOOOOO!!!」ムクリ




ズシン・・・ズシン!

なぎさ「演歌の呪いを吸収して再びオクレパトラが立ち上がってしまったのです!!」




さやか「みんなアレ見て!オクレパトラのてっぺんに氷川が!!」



氷川「いやあ危ない危ない・・・あやうく騙されるところだったよまどか!!」





まどか「・・・?どういう意味?」


氷川「君の魔法の特性を忘れていた・・・「認識」は厄介な存在だという事に・・・」

氷川「君達のことは調べさせてもらったと言ったよね?」

氷川「学園祭のとき・・・まどかはロミオとジュリエットのとある剣術シーンを演じる際さやかの手を握るだけで」

氷川「その経験を全て吸収したと聞く・・・そうだろ?」



氷川「こっちの時間軸のまどかが・・・
僕の時間軸のまどかしか知らない歌や歌い方のクセすらも真似できたのはその魔法のおかげだろう?」



さやか「ちょっとあんた・・・!!」

氷川「いやあ危なかった!やっぱりこっちのまどかが演技しているだけだったんだ・・・」


氷川「僕のまどかは僕を裏切らない!だからお前はまどかじゃない!器が一緒なだけだ!!」



氷川「待っていてねまどか!やっぱりそいつを殺してソウルジェムだけ奪う事にしたから!」




氷川「人間として愛でるまどかはまた個別にクローンを作ればいいだけだ・・・まずは
魔女まどかを手に入れる!!」



氷川「行けオクレパトラ!!器だけのそっくりまどかを踏み潰せ!!」



オクレパトラ「GU・・・GYOOOOO!!」



ズシーンズシーン!!


さやか「うわっ!!」




氷川「ただしソウルジェムは潰すなよ・・・あくまで肉体だけを殺すんだ」

氷川「よしよし・・・いい子だわが娘オクレパトラ・・・君は僕の命令なら・・・何度でも立ち上がってくれるんだね」





キュゥべえ「なぜ・・・君が完全にオクレパトラを命令通りに動かせるか・・・それで君の正体までたどり着けたよ」



氷川「!!」


さやか「!!モニター(でっかいビルとかに貼り付けられてるアレ)にインキュベーターが!!」



キュゥべえ「この放送は僕達インキュベーターが再び乗っ取った!!」



キュゥべえ「そして・・・この時間軸の僕達の意識さえもね」



氷川「な・・・どういう意味だ!?」



キュゥべえ「君にとって一番なじみ深い時間軸のインキュベーター・・・
それが今この時間軸の僕達の意識に転送されている」



キュゥべえ「氷川・・・君に魔女まどかを破壊された負債を取り戻すためにね」

さやか「!!ま・・・まさか・・・」



まどか「キュゥべえと地球が・・・戦争を起こした時間軸から・・・!?」



キュゥべえ「僕達だって最終兵器を失って何も抵抗しないままやられるわけにはいかない」

キュゥべえ「少しずつ巻き返しの一手を進めていくうちに・・・僕達は君達のテクノロジーを一つ奪うことに成功した」



氷川「ま・・・まさか・・・」



キュゥべえ「そう・・・異なる時間軸に精神だけを飛ばす方法をね」


キュゥべえ「僕達の時間軸で人間側の代表者・・・つまりマッギーカーに扮している氷川・・・
君を出し抜いてオクレパトラを回収する・・・それが僕達の目的だった」



キュゥべえ「オクレパトラを・・・魔女まどかを失った僕達の第二の兵器とする」

キュゥべえ「その調査過程で氷川・・・君の正体がわかったよ」



キュゥべえ「視聴者の皆さんも気になってると思うし・・・こちら側のインキュベーターが見つけたエネルギー
「エキサイティング」を集めるためにもこうして緊急企画を放送しているわけさ」



キュゥべえ「バラエティ番組風の言い方をすれば・・・氷川の正体はなんでしょね?ってヤツだ」



氷川「正体だって!?そんなのわかりきっている!僕は違う時間軸から来た恭介だ!」

キュゥべえ「正確には・・・恭介と「その他の因子」が混ざり合ったクローンだよ・・・君もまた」




氷川「・・・!?」



キュゥべえ「僕達の時間軸の上条恭介が・・・まどかを救うために
マッギーカーを利用しようと決意したこと・・・それは間違いない」


キュゥべえ「だけど・・・マッギーカー達軍隊はそんな恭介の野心を見抜いていた・・・見抜いた上で利用したんだ」



キュゥべえ「僕達との戦いで傷を負ったマッギーカー・・・その肉体は永く持たなかった」

キュゥべえ「マッギーカーの後釜となる支配者が必要だった・・・そこで彼らは
戦死したとはいえ恭介のその野心に目を付けた」



まどか「やっぱり・・・そっちの時間軸では・・・上条君はすでに・・・」

氷川「嘘だ!僕は恭介だ!!クローンじゃない!!騙されていただけの馬鹿な恭子とは違うんだ!!」

キュゥべえ「恭介のクローンの野心を成長させてマッギーカー以上の支配者を作り上げる。それが
彼らの計画だった。指導者を失った地球人達の希望だったのさ」


キュゥべえ「だけど・・・上条恭介の野心だけでは足りなかった・・・
まどかを手に入れるという野心の他に・・・僕達インキュベーターすら支配下に置くという
絶対的な征服欲がある人物をマッギーカーの後継者とする必要があった」




キュゥべえ「そこで軍は・・・過去の偉人魔法少女の研究を進めた・・・
かつて女王や支配者だったものの魂をワルプルギスの残骸からサルベージできるかどうか試したのさ」




キュゥべえ「やがてそれはソウルジェムの形で回収することに成功した」


さやか「・・・!!」


氷川「まさか・・・まさか・・・」



氷川「やめろ・・・そんな事聞きたくない!僕は・・・僕は上条恭介だ!!」





キュゥべえ「軍は「その魔法少女」から「欲望」の感情だけを抜き取り・・・後に
マッギーカーの後継者となる上条恭介のクローン体にそれを合成させた」




キュゥべえ「人格を失い白紙となったソウルジェムは「まどかが生きている時間軸」に放り出された」

キュゥべえ「インキュベーターの最終兵器を破壊したその後継者が・・・今度は僕達への復讐のために
魔女まどかをどこかの時間軸から回収することを目的としてね」




キュゥべえ「「元々一人の魔法少女だった」その二つは引かれるように・・・君はこの時間軸にやってきた」



キュゥべえ「君がオクレパトラを・・・上条恭子を自在に操れるのもそれが理由だよ」



キュゥべえ「元々君達は・・・「同じ魔法少女」という存在だったのだからね」



氷川「やめろ・・・!!やめろ!!」

氷川「僕は・・・僕は・・・!!」



さやか「氷川の・・・氷川の正体は・・・!!」

キュゥべえ「ここまで言えば・・・クローン体として君の中に埋め込まれた「因子」が何か・・・もうわかるよね?」



キュゥべえ「君の本当の・・・魔法少女だったころの名前は・・・」

氷川「やめろおおおおおおおおおおおおおお!!!」





キュゥべえ「クレオパトラ・・・!!」デェン!!

氷川「うわあああああああ!!」


氷川「おおおおおお・・・・・!!」しゅううううう・・・



ピアニスト仮面「氷川の・・・氷川の肉体が姿を変えていく!!」

なぎさ「人格が完全に覚醒したのです!それに伴って肉体が再構築されているのです!!」



さやか「あれはもう・・・恭介のクローンじゃない!あれは・・あれは・・・!!」



クレオパトラ「ハッ!?」




ほむら「クレオパトラ・・・!!」バーン!!




クレオパトラ「僕は・・・!?僕は・・・」



クレオパトラ「うわああああああああああああ!!」




ギュルギュルギュル!!


杏子「オクレパトラの鎖鎌が・・・クレオパトラをめがけて・・・!!」

マミ「一体ナニを・・・!?」




まどか「だ・・・ダメーーーーーー!!」



ぐちょっ


メキッぐちょっ バリッ ボキッ



クレオパトラ「僕は・・・違う・・・」

クレオパトラ「僕は・・・人間だ・・・」



クレオパトラ「ほんの少しだけ・・・まどかへの愛が・・・異常な形で目覚めただけの・・・
元々は普通の男の子なん・・・」




ぐちゃあっ



バイオリン仮面「・・・!」

バイオリン仮面「自分の正体に耐え切れず・・・恭子に自分を殺させたのか・・・」



オクレパトラ「GYAAAAAAAAAAA!!」

さやか「・・・!!操ってたやつが死んで・・・オクレパトラが・・・恭子がまた暴れだすよ!」

杏子「おい恭介!もう一度さっきのできるか!?」



バイオリン仮面「いや・・・したところで二度と通用しない・・・
もう一度個々の協力ワザをぶつけたところで見切られてしまうと思うよ」




ほむら「一体どうすれば・・・」

まどか「うう・・・思いつかないよ・・・さっきから「認識」魔法は使ってるのに・・・
恭子ちゃんを止める方法が・・・」



さやか「少しでも弱らせれば・・・恭介・・・さっきあんたがやろうとした解決策でなんとかなるの?」

バイオリン仮面「そうだよ・・・僕は恭子を殺したいんじゃない。ただ話し合いたい。それだけだからね」




さやか「せっかく5人・・・なぎさちゃんも含めて6人・・・戦隊モノのヒーローみたいに
魔法少女全員の絆が一つになったのに・・・」



まどか「・・・!!」ピーン





まどか「さやかちゃん!ナイスアイディアだよ!」

さやか「え?」



まどか「ヒントをありがとうさやかちゃん!わたし達まだ戦えるよ!」




なぎさ「そうか・・・そういう事ですか・・・まどか」

マミ「一体・・・なにをしようとしているの?」



まどか「戦隊モノのヒーローなら・・・自分達よりはるかに大きい敵相手にどうするか思い出したの」



さやか「そうか・・・巨大ロボット!!」


さやか「って・・・あたしらにとっての巨大ロボットって魔女でしょ?あたしらの魔女より
オクレパトラの方がでかいじゃんか!!」


なぎさ「もう一つ定番があるのです!それは・・・」



マミ「まさか・・・」

杏子「が・・・合体!?」



まどか「そうだよ!ワルプルギスも元々・・・別々の魔女だったモノが一つに集合して巨大な魔女になった」

まどか「オクレパトラも・・・同じ原理を使って生み出された巨大魔女・・・だとすれば・・・」

ほむら「私達の魔女を合体させれば・・・ワルプルギスの夜を生み出せる!?」

まどか「正確には・・・ワルプルギスと同じ方法で具現化させる巨大魔女・・・」


マミ「「見滝原の夜明け」とでも名づけようかしら」キリッ

まどか「わたし達全員が・・・魔女を・・・自分の中にある絶望ときちんと向き合えたから・・・
できるかも知れない方法だよ」



さやか「でも・・・大丈夫かな?町のみんなはわかってくれるかな?」

さやか「下手すりゃ魔女が二体に増えたー!って絶望させるだけなんじゃ・・・」




まどか「うん・・・だからそれはさやかちゃんにお願いしたいなって」

さやか「お願いしたいって・・・ナニを?」




まどか「合体魔女・・・「見滝原の夜明け」のデザインを」

さやか「んんんんんんん・・・・!?」






まどか「だってこの中で一番特撮に詳しいのさやかちゃんだよ」

ほむら「そうね・・・市庁に潜入するときも・・・あなたは呼び名をレッドとかブルーとかにしたがってたわね」




なぎさ「誰がどう見ても正義のロボット風のデザインにするのです!」

マミ「それが町のみんなの不安を少しでもやわらげる方法になるのなら・・・」




杏子「そうだな・・・さやかなら安心だろ。あたしは自分が子供の時くらいしかそういうの見てなかったし」


さやか「う~ん。よし!わかった!!」



さやか「でもやるからにはあたしが主役だからね!「見滝原の夜明け」はベースとなる魔法少女ごとに形態を変える!
これどうよ!?」

さやか「今回はたまたまあたしがメインで合体するってだけの話!あんた達もいつか自分の魔女がメインパーツになる事
想定してデザイン考えなさいよ!」



まどか「う・・うん」

ほむら「これは嫌な宿題ね」


マミ「私は大歓迎よ♪そういうの」

杏子「ったく・・・それなら後でそれ系のDVD見せろよ」



さやか「その形態全部を「見滝原の夜明け」って呼ぶのは味気ないからね。「見滝原の夜明け」はあくまで
その巨大魔女の二つ名だよ」


さやか「あたしがメインを張る場合の巨大魔女の名前は「オクタヴィアン」!どーよこの名前ー!」ビシッ

まどか「まんまだね・・・」

ほむら「そのままね・・・」

マミ「悪くはないけど・・・もう少しひねりを・・・」


杏子「言ってる場合か!?さっさと準備しようぜ!」




バイオリン仮面「ピアニスト仮面!さやか達の援護を」

ピアニスト仮面「了解!僕達は音楽で魔女達が合体する指揮をとるんだね!」




なぎさ「なぎさは後で加わるのです!まずは5人で合体するのです!」




さやか「おう!」


バイオリン仮面「・・・」


ピアニスト仮面「・・・」




♪~♪~♪





「オクタヴィアン」(「見滝原の夜明け」人魚の魔女ベース合体過程)




①ベースとなる人魚の魔女が両手を広げて十字で待機(人魚の魔女に足は存在しないため)



②まどかの魔女(救済の魔女)が形を変えて頭部になる

③杏子の魔女(武旦の魔女)が白馬と本体に分かれる



④ほむらの魔女(くるみ割りの魔女)が後ろから人魚の魔女に抱きつき、同化。
この際両足の接合部分を生み出す


⑤白馬が二つに分かれ、それぞれ左足、右足へと変形する


⑥白馬が合体魔女の新たな両足となる

⑦杏子の魔女本体も二つに分かれ、それぞれ新たな右腕左腕に変形する


⑧人魚の魔女の両腕があらたな両腕を取り付ける接合部分へと変形する

⑨武旦の魔女が新しい両腕になる

⑩救済の魔女が新たな頭部として人魚の魔女の頭部に覆いかぶさる


⑪マミの魔女(おめかしの魔女)が装飾物として頭部の一番上へと同化する



5人「「合体!オクタヴィアン!!」」バーン!!

ここまで

なぎさ「シャルロッテ・スピア!!」


①お菓子の魔女(第二形態)が身体を伸ばして尻尾の先を円錐状に尖らせる

②お菓子の魔女の口から柄がせりでてオクタヴィアンがそれを掴む



オクレパトラ「GYOOOOO!!」ズシン・・・ズシン!!




オクレパトラVSオクタヴィアン



市民「な・・・なんだあの巨大ロボットは!?」

市民「きっと政府の新兵器だ!魔女を倒すために駆けつけてくれたんだ!」



市民「でも・・・合体式のロボットって日本人の発想だよな・・・」

市民「米軍に頼らずに自分でなんとかするつもりだ!いいぞ日本軍!」


市民「そのまま・・・ミサイルも打ち落としてくれ!」



さやか「決めるよ!みんな!」

マミ「必殺技名は考えているの?」


さやか「お・・・お願いできますか?」



マミ「オッケー、みんな行くわよ!」



5人「セイクリッド・ペンタグラム!!」




シュパーン!!




オクレパトラ「KYUUU・・・」フラフラ・・・




バイオリン仮面「今だ!!」


バイオリン仮面「いま君の心へと響かせる!恭子!僕の演奏を聞いてくれ!!」




♪~♪~♪

オクレパトラ「・・・」






くぱぁ


さやか「恭子の精神世界への扉が開いた!」

バイオリン仮面「行ってくるよみんな・・・外側の恭子を見ていてくれ」



さやか「恭介!あたしも!」

バイオリン仮面「いや・・・恭子はさやかと僕との娘であると同時に5人全員の娘でもあるから・・・」

バイオリン仮面「さやかだけ特別ってワケにはいかない・・・
これは僕達5人の「上条恭介」全員で決めた答えだから・・・」




~恭子の精神世界~


恭介「落ち着いたようだね。恭子・・・」

恭子「恭介・・・」



恭介「答え・・・見つけたよ」

恭介「ずっと考えてたんだ・・・鹿目さんが世界を滅ぼす魔女になると言われた時から・・・」



恭介「もし身近にいる大切な人・・・家族や友人が・・・怪物になってしまうとして・・・」

恭介「その時どういう決断をするか・・・一生懸命悩んで決めた答えなんだ」




恭子「聞くまでも無いよ・・・ボクを殺してくれ・・・」

恭子「ボクが・・・作られた記憶と人格で作られたからっぽの人間だっていう事実よりも・・・
このまま呪いを撒き散らす方がもっと嫌なんだ・・・」




恭子「きっとボクの魂は巡り巡って・・・君達演奏仮面の誰かの娘として生まれ変わる気がする・・・
もうそれだけでいいんだ・・・」


恭子「父親に最期を看取ってもらえる・・・それがボクに残された唯一の救いだから・・・」




恭介「殺せないよ・・・そして・・・君も誰かを殺させやしない」


恭介「僕は君にこの世界に居て欲しい」


恭子「!?」

恭介「君の記憶がもしニセモノで・・・君がどこにも存在しない人間だというのなら・・・」


恭介「これから生まれてくればいい・・・これから本物の記憶を本物の思い出を」



恭子「正気かい!?ボクは・・・魔女だぞ!」

恭子「さやかのように元に戻れる条件を満たしていない!この時間軸の魔法少女たちのように
魔女になる前に絶望を乗り越えて支配したわけじゃない!」


恭子「ボクは・・・もう二度と人間に戻れない!それがナニを意味するかわかってるはずだ!」

恭介「恭子・・・僕にとってのさやかは・・・」


恭介「マミさんは・・・杏子さんは・・・ほむらさんは・・・まどかさんは・・・」

恭介「太陽のような存在かな?その人なしでは僕が僕じゃなくなるというか・・・」


恭子「・・・!?いきなり増やすな!五股だぞその発言!」

恭介「5人の恭介の意識が全部融合してるからね」



恭介「世界が君を拒絶したとしても・・・娘の君も僕たちにとっては太陽だ」

恭介「だから殺せないよ・・・僕たちの娘としてこの世界で生きていて欲しいんだ」



恭子「・・・!?」

恭子「世界は許さないだろ・・・ボクの存在を・・・見滝原を壊そうとしたボクを」



恭子「ボクは・・・この世界にいちゃいけないんだ」

恭介「君は魔女なんかじゃない!僕は・・・僕は・・・」



恭介「君が人間に戻る方法を・・・僕は一生賭けて探し続ける!」

恭子「!?」




恭介「戻れる見込みが全く無かったとしても・・・僕たちは恭子を守り続ける!」


恭子「世界を・・・敵に回すことになっても・・・?」


恭介「それも少し違うかな・・・どんなに長い時間がかかっても・・・世界中の皆にいつかわかって欲しいんだ」

恭介「魔女も人間も関係ない・・・大切な人を守ろうとする気持ちを・・・」



恭介「僕がみつけた答えの中の一つがそれなんだ・・・」

恭介「僕は・・・ただ迷い続ける!探し続ける!!」



恭介「恭子が元に戻れる可能性を!恭子が迫害されない可能性の世界を!!」



恭介「恭子の記憶が本物である可能性を・・・元の時間軸に帰れる可能性を!!」



恭介「君と一緒に・・・さやかたち5人と一緒に・・・志筑さんや中沢・・・氷室さんや和子先生・・・
時空管理局や世界を巻き込んだとしても・・・」


恭介「皆と一緒に悩んで・・・迷い続けるためにこれからも戦い続ける・・・そう決めたから・・・」

恭子「!!」




恭介「全ての反対を押し切って・・・僕は僕は・・・僕たち5人の恭介は・・・」

恭介「恭子を守る!ただそれだけのためにこの時間軸に残る!!」

恭子「な・・・!?」


さやか杏子ほむら「恭介!?」

まどかマミ「上条君!?」






ぎゅっ

恭介「インキュベーターにも世界にも君を傷つけさせはしない・・・!」



恭介「ずっとそばにいるよ恭子・・・僕だけは君を守り続けるから・・・」

恭子「きょきょきょ・・・恭介!?」ドキドキ




恭子「もしも・・・世界がボクを殺そうとしたら・・・」


恭介「その時は・・・」

恭介「大切な人を守るために
女神になりかけたまどかさん・・・悪魔になりかけたほむらさん・・・その覚悟を僕も・・・!!」




恭介「世界が君を拒絶するのなら・・・僕は魔王になる!」

恭介「演奏による洗脳でもなんでも使って・・・それでも僕は君の居場所をこの世界に作る!!」




恭子「ま・・・魔王だって!?なんだよそれ!?覚悟を口にだせばなんでもいいって事じゃない!」

恭介「口だけじゃないよ・・・具体的に思いついたんだ」



恭介「「魔王恭介」の召喚方法をね」

恭子「は!?」





恭介「ヒントは・・・ワルプルギスやジュリエット・・・そしてオクレパトラとオクタヴィアン」


恭介「複数の魔女が合体した集合魔女・・・その召喚方法がヒントだった・・・」

恭子「ま・・・まさか・・・」



恭介「魔法少女の成れの果ての魔女が合体できるのなら・・・魔法使いの成れの果てである
魔導帝(まどうてい)だって・・・!!」


恭介「恭子・・・今君に見せてあげるよ!僕たち5人の中に宿る魔導帝を!」




ズラーッ

Schubert 

弦音の魔導帝(バイオリン仮面=さやかぱんつ仮面)


Messiaen

管音の魔導帝(オルガン仮面=杏子ぱんつ仮面)


Tchaikovsky

砲撃音の魔導帝 (キャノン仮面=マミぱんつ仮面)



Willem

心電音の魔導帝(心電図仮面=ほむらぱんつ仮面)


Kiyoshi

演歌の魔導帝(演歌仮面=まどかぱんつ仮面)




恭介「そしてこの5人の力を一つにした変身形態が・・・これだ!!」


ジャキィイイイイン!!



Diavolo

魔王恭介




さやか「きょ・・・恭介!?あんた一体・・・」


魔王恭介「覚悟は出来てる・・・君一人のために・・・僕も人間を捨てる覚悟を・・・
世界を変える覚悟を・・・」


恭子「恭介・・・」



魔王恭介「でも・・・その前に・・・」

スッ


恭介(ノーマル)「もう少しだけ・・・信じてみたいんだ・・・この世界を・・・君に残っている人間の心を」

恭介「やれる事全て・・・悩めること全てをやった上で・・・それでも君を救う方法が無いのなら・・・
魔王にだってなってみせるよ」




恭子「ボクは・・・ボクは・・・」


恭介「ただ今は・・・何も考えずに・・・僕の為に生きていて欲しいんだ・・・」

恭介「たとえそれが・・・どんな姿形になったとしても・・・僕は・・・」




恭子「・・・」

くぱぁ


さやか「恭子の精神世界への扉がまた開いて・・・恭介が帰ってくる!」


恭介「・・・」スタスタ・・・


さやか「恭介!!」

杏子「恭介ー!!」


ほむら「恭介・・・」

まどか「上条君・・・」


マミ「・・・」


ピアニスト仮面「恭介・・・お前・・・」

なぎさ「・・・」



恭介「やあみんな・・・ただいま・・・」

さやか「恭子は・・・!?恭子はどうなったの?」



恭介「今はゆっくり休んでるよ・・・もう暴れる心配は無い・・・」

恭介「人間に戻せるかどうかわからないけど・・・定期的に僕がこうして精神世界に呼びかければ
恭子は・・・恭子のままでいられるんだ」



さやか「そっか・・・良かった・・・」

さやか「それよりも・・・さっきの決意・・・あれは本気なの?」



恭介「・・・」

さやか「この時間軸以外の・・・4人の恭介・・・全員がこの時代に残るって・・・」




恭介「本気だよ・・・誰よりもまずバイオリン仮面が望んだ答えなんだ・・・そして・・・
他の4人も・・・」


さやか「そ・・・そっか・・・」


恭介「さやか・・・ごめん・・・」



さやか「恭介・・・?」

恭介「5人の恭介の意識を全て融合させること・・・それは・・・恭介がバイオリン仮面でなくなる事に等しいんだ」


さやか「え・・・!?」


恭介「もう・・・さやかだけの恭介じゃないんだ・・・」

恭介「今の僕は・・・まどかさん・・・ほむらさん・・・杏子さん・・・マミさんをそれぞれを好きだった
恭介でもあるから・・・」

恭介「恭子を救い出すために・・・もう一つ犠牲にしなくちゃいけない事が・・・それだったんだ・・・」

恭介「もうさやかだけを好きでいられる恭介じゃない・・・だから・・・だから・・・」



杏子「恭介・・・お前まさか!?」









恭介「さやか・・・僕と別れて欲しいんだ」


さやか「・・・!!」ずどーん



一同「!!」



さやか「・・・」

恭介「・・・」




さやか「決心は・・・変わらないんだね・・・」

恭介「今まで散々・・・迷ってきたから・・・この結論だけは揺るがないよ」


さやか「そっか・・・」



さやか「だったらさ・・・別に今は友達に戻るだけでもいいじゃん?」

さやか「あたしは・・・まだ恭介の事好きだし・・・その気持ちは変わらないし・・・」ぐすっ


まどか「さ・・・さやかちゃん!?」

さやか「あたしは・・・また恭介に好きになってもらおうと頑張るだけだから・・・」



さやか「恭介が・・・最後にあたしを選ぶか・・・まどか達の誰かを選ぶかなんて関係ないよ・・・」

さやか「あたしはあたしで・・・また振り出しに戻っただけだから・・・恭介は恭介で
誰を好きになるかちゃん真剣に・・・」




恭介「誰も選ばないよ・・・もう僕は誰とも一緒になっちゃいけないんだ」

さやか「え・・・?」




恭介「もちろん・・・志筑さんって事も無いし・・・中沢なんて事はもっと無い」

恭介「ただ・・・君達を好きになった恭介の・・・その想いの結晶として・・・恭子は・・・
僕の娘は・・・この時代で生きていくと約束してくれたんだ・・・」


恭介「だから・・・僕は大丈夫・・・恭子を・・・僕たち5人の恭介の全ての可能性を守る・・・
それだけで幸せなんだ」

さやか「あたしが大丈夫じゃない!!」


さやか「・・・ご・・・ごめん・・・」

さやか「あたし・・・恭介がどんな結論を出そうと・・・それを応援してあげるって決めたのに・・・」

さやか「う・・・」



恭介「さやか・・・5人の意識が完全に一つになる前に・・・バイオリン仮面から伝言があるんだ」

恭介「ごめんなさい・・・ってのは何度言っても言い足りないくらい申し訳ない気持ちでいっぱいだから・・・」



恭介「だから・・・感謝の気持ちを伝えたいって」

恭介「平凡な・・・普通の女の子でいてくれてありがとう・・・と」



さやか「え・・・?」

恭介「もしもさやかが・・・途方もない因果の持ち主だったら・・・
世界を変える力の持ち主で・・・誰かのためにその力を使って女神様的な存在になってしまったら・・・」




恭介「僕も・・・さやかを人間に戻すために悪魔になったかもしれない・・・」

恭介「僕の手の届く場所で・・・いつも待っていてくれてありがとうって・・・」




恭介「誰よりも普通の女の子らしい傷つきやすく浮かれやすいさやかが・・・大好きだったよって・・・」


さやか「きょ・・・きょうすけ・・・」




恭介「だから大好きだからこその・・・さよならなんだ・・・」

恭介「中途半端な気持ちで・・・君と一緒にいればまた傷つけてしまうから・・・さよならなんだ」




杏子「お・・・おい恭介!?もうやめろ!余計にさやかを傷つけるだけ・・・」

ほむら「いいえ・・・けじめは大切よ・・・キッチリ決着を付けること・・・それが恭介の決めた答えだから・・・」




さやか「あたしも・・・恭介と一緒にいた時間は忘れないよ・・・」




さやか「あ・・・・ありが・・・ありが・・・」


さやか「う・・・う・・・」



まどか「さやかちゃん・・・」

ぎゅっ



さやか「あれ・・・おかしいな・・・とまらないや・・・涙・・・」

まどか「さやかちゃん・・・無理しないで」


さやか「い・・・いやだよ・・・いやだー!!」ぽろぽろ

さやか「恭介・・・きょうすけ・・・!!」


さやか「うわあああああああ!」



まどか「さやかちゃん・・・」



ゴゴゴ・・・


一同「!!」




なぎさ「・・・!!アメリカ軍のミサイル!!もうあんなにハッキリ見える場所まで・・・!!」

マミ「見滝原に落ちる前にあれを破壊しないと・・・苦いエンドすらままならないわ!」





さやか「もう一度・・・オクタヴィアンを出す!アレを打ち返す力を振り絞れば・・・」フラフラ

杏子「ばっか野郎!むちゃすんな!あんたは今身体以上に精神を傷つけてるはずだ!!」


ほむら「こんな状態で・・・もう一度合体は難しそうね・・・」





マッギーカー「あのミサイルは機能停止できるよ」


一同「マッギーカー!?」


マッギーカー「私なら・・・あのミサイルの止め方を知っている」





マッギーカー「問題は・・・上空のあのミサイルまでどうやって私を運ぶか・・・なんだが・・・」


さやか「や・・・やっぱりまた合体ロボしかないよ!今度はマジンガーみたいな飛行能力を意識すれば・・・」




オクレパトラ「GYUUUU・・・」むくっ



さやか「オクレパトラ・・・恭子!?」




オクレパトラ「KYOOOOOOOOOOO!!」



バサアッ

ほむら「オクレパトラに翼が・・・!!」



恭介「そうか・・・恭子・・・君は・・・」

すとっ(オクレパトラの頭上に載る恭介)


恭介「僕の演奏で支援する!恭子・・・君は誰よりも高く羽ばたけるはずだ!」

恭介「マッギーカー!乗ってくれ!!あなたを・・・ミサイル地点まで運びます!」



マッギーカー「・・・」

マッギーカー「わかった!今すぐ向かってくれ」



ジャニー北側「水臭いYOマッギーカー!!ミーもつ連れて行けYO!」

マッギーカー「ジャニー!?」



ジャニー北側「ミーたちはずっと親友だったじゃないか」

ジャニー北側「親友の一世一代の賭け・・・何かを守るための決意・・・見届けさせてくれYO!」




恭介「わかった!ジャニーさんも乗って!」


恭介「行くぞ恭子!ミサイルまで羽ばたけ!」



恭介「曲目は・・・太陽に挑む英雄・・・「イカロス」!!」



♪~♪~♪



バサアッ


さやか「恭介・・・!!」

恭介「さやか・・・」




さやか「・・・」




さやか(あたしは・・・もう恭介と一緒にだなんて・・・言えない・・・)

さやか(だから・・・だから・・・ここで恭介にかけてあげられる言葉は・・・)



さやか「絶対・・・絶対帰ってきて恭介!また・・・また演奏聞かせてよ!」


恭介「もちろんだよ!!」



恭介「大気の抵抗は全て魔女結界で防御する・・・!羽ばたけ!恭子!!」



バサッバサッバサッ



さやか「恭介・・・恭子・・・」

恭介「いいぞ恭子!!これなら・・・これならミサイルまで・・・」



毒蛇「シャー!!」

恭介「!?」



恭介「な・・・なんだこの蛇!?なぜ足場にしている恭子の背中に毒蛇が!?」


ジャニー北側「!!人が居るYO!!ミーたちのほかにもう一人オクレパトラに乗り込んでるYO!!」




???「ふふふ・・・」



マッギーカー「!!」

恭介「お・・・お前は・・・」




クレオパトラ「打ち落とさせやしない・・・君達全員・・・ミサイルのえじきにしてやる!!」

恭介「ク・・・クレオパトラ!!」




恭介「なぜだ・・・たしかにお前は自殺したはず・・・」

クレオパトラ「うかつだったよ・・・僕も魔法少女の特性を忘れていたよ・・・」



クレオパトラ「いくら肉体を傷つけても・・・
ソウルジェムが他の場所にあるんじゃこの肉体は再生され続けるだけだってね・・・」



恭介「クレオパトラのソウルジェムは・・・恭子!?」

クレオパトラ「そう!僕のソウルジェムはグリーフシードへと・・・つまり今!ここ足場にしている
オクレパトラの状態なんだ!」



クレオパトラ「オクレパトラを倒さない限り・・・この肉体は再生し続ける・・・」

クレオパトラ「耐え難い現実を受け入れられずに自害したはずの肉体が再生している間・・・ふとした考えが浮かんだよ」





クレオパトラ「このまま現実を・・・自分の正体を受け入れてしまうのも悪くないってね」

恭介「な・・・!?」



クレオパトラ「つまり・・・現代によみがえったクレオパトラとして・・・
この時間軸に再び女王として君臨することさ・・・!!」


クレオパトラ「僕は・・・いや・・・わらわは女王クレオパトラ!!」



クレオパトラ「インキュベーターも人間も・・・全てを支配して見せようぞ」

クレオパトラ「まずは恭介・・・そなたを殺しオクレパトラを再び支配下に置く!!」

クレオパトラ「先ほどの戯れ・・・チームトーナメントの決勝戦もまだすんでおらん」


クレオパトラ「最終決戦じゃ!!わらわの魔法・・・毒を操る妙技を受けてみよ!」

毒蛇「シャー!!」うじゃうじゃ・・・


恭介「クレオパトラは・・・史実上毒蛇で自殺したと言われているけど・・・まさか
自分の魔法で生み出したモノだったとは・・・」



恭介「後・・・口調がおかしい気がするんだ・・・それどっちかというと卑弥呼じゃないかな?」



クレオパトラ「おだまり!!」



カーン!!




第五試合

バイオリン仮面 ○-× セーラーV(上条恭子)

魔女化により試合続行が困難になったため
バイオリン仮面の勝利




最終決戦


上条恭介(元バイオリン仮面) VS クレオパトラ(偽演歌仮面)






キュゥべえ「当然撮影するよね」




カオル「実況解説はあたしたちあすなろの魔法少女!」



海香「新しい設定が増えすぎて・・・できるかどうかわからないけど・・・」




かずみ「来ちゃった☆」てへっ




さやか「魚おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!?」サヤガーン

ここまで

さやか「あんたらナニやってたのよ!!あたし他の魔法少女の手も借りようとあすなろ市にも立ち寄ったのに!」


カオル「サッカー仮面に邪魔されてた」

さやか「は!?」


海香「私のところには小説家仮面が」

さやか「それってもしかして・・・」


かずみ「わたし達を攻略した時間軸の恭介君だよ!」




さやか「魚おおおおおおおおおおおおいいいいいいいいいいん!?なんだよそれええええええ!?
見境なしなのか!?まどか達ならまだ接点あるからわかるけど・・・アイツ付き合う女子は誰でもいいのかああ!?」




なぎさ「あまり気にしないほうがいいのです!なぜなら平行世界というのは時空管理局が把握しているだけでも
億を超える世界が存在するのですから・・・」


なぎさ「恭介だけじゃなくさやかだって
恭介以外の男子や見滝原以外の魔法少女とカップリングする時間軸もあるのです!」



さやか「女子とも!?見境ないのかよあたしも!!」

なぎさ「もちろん恭介だって中沢あたりとくっつく時間軸も・・・」


まどか「!?なぎさちゃん!その話詳しく」




かずみ「作られた命もニセモノの記憶も関係ないよ」

かずみ「今・・・オクレパトラ・・・恭ちゃん子は・・・
自分の「心」に向き合ってミサイルに立ち向かう決意をしたんだ」



かずみ「そして・・・恭介君も恭子ちゃんの気持ちに応えるために・・・
バイオリン仮面だった自分を捨ててでも恭子ちゃんを守るって決めたんだね・・・」


かずみ「がんばって恭子ちゃん!この戦いが終わったらわたしも恭子ちゃんのために
世界をちょっとだけ変えていく手助けさせてね!」




上空、オクレパトラの背中


毒蛇「ガブッ」


恭介「うっ・・・!!」

ジャニー北側「恭介!!」



クレオパトラ「ついに食らったな・・・私の毒蛇を」

クレオパトラ「魔法使いがいくら耐性があるといってもその毒は強力だぞ」


クレオパトラ「もうお前は助からない・・・そこでひれ伏しているがいい」

恭介「うわあああ!!」


しゅっ

クレオパトラ「!?」



クレオパトラ「なんだ・・・すれ違いざま私の体に触れて・・・ナニをしたというのだ?」

クレオパトラ「私から何かを盗んだようだが・・・こちらにダメージが無いところを見ると大した物ではあるまい」


クレオパトラ「私がワクチンを持っていると思っていたのなら残念だったな・・・あいにくそんな物は無い!」



うじゃうじゃうじゃ

マッギーカー「!!今まで以上に大量の蛇が!!」



クレオパトラ「とどめだ恭介・・・私の魔女としての体でもあるオクレパトラは返してもらう・・・!!」




シャー!!(毒蛇の大群)


恭介「う・・・うあああああ!!」ガクガク



クレオパトラ「バイオリン!?今更演奏して何の意味があるというのだ!?」



恭介「僕が被っているパンティをよく見るんだ!」



クレオパトラ「そ・・・それは私の・・・!!」



さやか「出た!パンティだけを脱がす恭介のテクニック!!」


恭介「これで僕は・・・クレオパトラ!君と同じ能力をもつ演奏仮面となったわけだ」



恭介「それがナニを意味するか・・・今僕がバイオリンを弾いている理由がわかるはずだ」




毒蛇「シャアッ」(振り返ってクレオパトラに一斉に襲い掛かる)



クレオパトラ「し・・・しまっ・・・」



ガブッ

クレオパトラ「う・・・!!」


ガブガブガブぐちょっ ぐちょぐちゃあっ


復活していたのに気づかなかった。再開します

なぎさ「恭介はクレオパトラのぱんつから蛇を操る能力をトレースしたのです!」

ピアニスト仮面「史実の再現だ・・・自分の蛇の毒でクレオパトラは倒れる!」



クレオパトラ「まだだ・・・何度でも私は蘇る!」

クレオパトラ「お前も知っての通り・・・私の本体ソウルジェムはオクレパトラ・・・上条恭子!」


クレオパトラ「恭子を犠牲にしない限りこの体は再生し続けるのだ!」



クレオパトラ「お前に恭子を・・・私のソウルジェムを破壊できるか?」

クレオパトラ「出きないよな・・・お前はさやかと離れてまで娘の・・・恭子のために生きていくと決めたのだから」




恭介「何度でも蘇る君と戦い続けることが・・・恭子の生きていく世界の為の条件なら・・・それも受け入れる!」

クレオパトラ「!!」



オクレパトラ(恭子)「・・・」



恭介「何が起ころうとも恭子をひとりぼっちにさせやしない・・・!それが僕たち5人の恭介の総意だからね」



クレオパトラ「なら・・・この場は負けを認めてやろう」


クレオパトラ「だが忘れるな・・・私の名はクレオパトラ!世界を・・・そしてインキュベーターさえも
支配するために現世に蘇った絶対的な女王!」



クレオパトラ「この毒が癒えたら・・・またお前たちに姿を現そう・・・!!」




恭介「君は・・・クレオパトラですら無いよ」

クレオパトラ「な・・・なんだと!?」





恭介「確かにクレオパトラは支配欲に塗れた女王だった・・・現代に蘇っていれば
世界を支配しようとしたかも知れないけどね・・・」

恭介「だけど・・・最期は誰よりも高貴に逝ったと言われている・・・愛する者の後を追うために・・・
戦争に負けて尚オクタヴィアン(歴史上クレオパトラと敵対した人物)に利用されないために」



恭介「恭子は・・・クレオパトラのクローンとして生まれてきたけど・・・それを受け入れた上で尚
自分が生まれ育った記憶を・・・僕たち恭介の決意を・・・これから育まれる思い出を信じて生きていくと誓ってくれた」


恭介「同じクローンでも・・・クレオパトラの邪悪な部分に身も心もゆだねたお前は女王なんかじゃない」

クレオパトラ「・・・」


恭介「ただの弱い人間だ・・・お前は負けたんだ・・・自分の運命に!クレオパトラのクローンとしての因果に!」

クレオパトラ「・・・黙れ・・・」


クレオパトラ「ぐ・・・毒が・・・」がくがくぶるぶる


ズルッ


クレオパトラ「うわあああああああ!!」

さやか「!!クレオパトラが足を踏み外して恭子の背中から落下した!」



ほむら「まるで図星を突かれて逃げるように・・・ね」

マミ「・・・倒せたのよね・・・?100メートル以上離れていれば・・・
クレオパトラの体は・・・再生されないよね?」


まどか「ううん・・・あれだけ強力な魔女が本体なら・・・関係無いよ」

まどか「世界中のどこにクレオパトラが逃げても・・・恭子ちゃんが生きている限り復活し続けるんだ」



杏子「結局・・・何かを守るためにまどかを犠牲にするかどうかって話が恭子に代わっただけ・・・か」

杏子「胸糞悪いな・・・」




恭介「はぁ・・・はぁ・・・」

さやか「恭介!?あんたも毒で今にも死にそうじゃんか!」



さやか「早く降りてきて恭介!あたしが解毒するから!!」

マッギーカー「そうだ恭介!ミサイルまでたどり着けばもう後は私が解除できる!
君がそこまで付き合う義務は・・・」


※(地上にいる者と空中にいる者の会話はインキュベーターのカメラ映像越しにしています)

恭介「そうはいかないよ・・・恭子が飛行能力を得ていられるのは演奏による強化による物だからね・・・」



恭介「強化音の発生源である僕が離れると恭子もまた・・・その能力を失う」

恭介「なにより恭子と離れ離れになりたくない・・・いつまでも一緒だと誓ったから・・・!!」





オクレパトラ(恭子)「・・・」



恭介「ミサイルまで届いた!恭子!結界でミサイルごと覆ってくれ!」


オクレパトラ(恭子)「!!」

くぱぁ



がばっ



恭介「これで僕らは空気抵抗を無視してミサイルに乗り込める」

マッギーカー「ミサイルの一部分に人が入れるくらいの部屋への扉があるだろう?そこへ私達を乗せてくれ」

杏子「あのまま結界の中にミサイルを不法投棄するわけにはいかないのか?」

なぎさ「魔女にとっての結界というのは胃袋に近い物なのです」


なぎさ「ちゃんと詰め込める容量があるし、内部で爆発すればもちろん恭子はダメージを受けてしまうのです」



さやか「でもあたしワルプルギスの火炎放射を飲み込んだけど平気だったよ?」

なぎさ「こうかはいまひとつなのです。さやかは水属性で回復持ちだから炎が効きにくかっただけなのです」



~巨大ミサイル中枢~


マッギーカー「ここだ」

マッギーカー「ここの制御コンピューターに特定のキーワードを打ち込めばミサイルの軌道を変えられる」

マッギーカー「元々は遠隔操作で信号を打ち込むためのものだが・・・そのために日本に持ち込んだ
スーパーコンピューターも市庁とともに崩れてしまったからな・・・」



カタカタカタ(キーボード)




ビーッビーッ(エラー音)





マッギーカー「!?」


恭介「エラー!?」

ジャニー北側「ど・・・どういうことだYOマッギーカー!?止められるんじゃ無かったのかYO!?」





マッギーカー「パスワードが書き換わってる・・・!おそらく・・・私の意識を乗っ取っていた時に
クレオパトラに!!」



恭介「な・・・なんだって!?」

マッギーカー「ミサイルは止められない・・・!!
地上を守るために結界内で爆発すれば私達はもちろん上条恭子も・・・!」



ジャニー北側「そ・・・そんな・・・」



恭介「・・・」



恭介「いや・・・これでいいよ僕は」

さやか「恭介!?」





恭介「恭子も言ってるよ・・・地上を守るためにこの場でミサイルと共にするって」

恭介「だから僕もここに残るよ・・・恭子と一緒に」



恭介「魔女と人間が共存できる未来・・・築いてみたかったけどね」





さやか「な・・・何言ってるのよ恭介!?」


オクレパトラ(恭子)「・・・」




マッギーカー「・・・!?」

ジャニー北側「これは・・・上条恭子の思念が・・・ミー達に・・・」

ジャニー北側「・・・」


マッギーカー「そうか・・・それが君の決意というのなら・・・私達も・・」







恭介「さあこのまま上空でミサイルを爆発させてくれ・・・さやか達がいる見滝原を守るために」



ジャニー北側「恭介・・・」

恭介「なんですか?ジャニーさん」



ジャニー北側「最期に・・・バイオリンの恭介に伝えたいことがあるんだYO」

恭介「・・・それは・・・少し遅かったですね・・・今の僕は5人の集合体ですし」



ジャニー北側「それでも伝えずにはいられないYO」



ジャニー北側「恭介・・・確かにYOUをアメリカに呼んだのはマッギーカーの命令だったからだYO・・・
申し訳ないけどあの時点での君のバイオリンの腕前じゃミーの眼鏡にかなわないYO」


恭介「やっぱり・・・そうですよね・・・」



ジャニー北側「だけど・・・指導しているうちに恭介の才能はひしひしと伝わってきたYO」

ジャニー北側「さやかちゃんの・・・愛する者のために奏でる曲の素晴らしさというものを再認識したYO」



ジャニー北側「でも同時に・・・もったいない思ったYO」

恭介「もったいない?」

ジャニー北側「たった一人のために奏でる旋律も悪くないけど・・・
恭介にはそれ以外の人々も幸せにできると思ったんだYO」


ジャニー北側「さやかちゃんが大切なのもわかるけど・・・
100万人のために作られたラブソングだって悪くないと思うYO」


恭介「・・・」


ジャニー北側「君は・・・バイオリンより大切な物を見つけたつもりかもしれないけど・・・
ちゃんと自分の夢にも素直になって欲しいYO」




ジャニー北側「バイオリンもさやかちゃんも同じくらい大切にしてあげて欲しいYO
マスゴミを追い払うためにバイオリンを振り回した話は聞いてられなかったYO」


恭介「そうか・・・僕は知らない間に・・・バイオリンを粗末に・・・」

恭介「それが・・・成長することだと思っていたから・・・バイオリンよりも大切な存在に気付く事が・・・」




恭介「比べること自体が・・・そもそもおかしかったのかも知れないね」



恭介「さやかからもバイオリンからも逃げ出さない決意・・・それが本当の意味での・・・ジャニーさんの指導からの
「卒業」だったかもしれない・・・」



ジャニー北側「YOUがプロになって・・・世界に響かせる旋律を聴きたかった・・・だけどそれも叶わないYO」

恭介「ジャニーさん・・・ごめんなさい・・・」



恭介「もしも・・・魂が召される世界というものがあるのなら・・・そこでいくらでも・・・」





ジャニー北側「YOUが生きる世界はここだYO・・・演奏する世界は・・・ここだYO」

恭介「!?」




ジャニー北側「さよならだ恭介・・・」ドンッ



恭介「ジャニーさん!?」



くぱぁ(結界解除)


恭介「結界が・・・開いて僕の体が空へ・・・!?恭子!?ナニをしているんだ!?」




恭介「体が・・・僕の体に宿った別の恭介の魂が・・・ぬけ・・・ていく・・・!?」

バイオリン仮面「ハッ!?」


恭子(テレパシー)「ありがとう恭介・・・だから・・・さよならだよ」




バイオリン仮面「う・・・うわああああああああああああああ!!」




ゴオオオオオ・・・


さやか「恭介!!」


杏子「何がどうなってやがる!?恭介だけが落ちてくるぞ!」



まどか「でも他の時間軸の上条君は・・・恭子ちゃんの結界に残ってるよ」

ほむら「恭介が・・・ノーマル(?)状態のバイオリン仮面に戻って落下してくるわ!」




プルル(なぎさのスマホ音)


なぎさ「こ・・・こんな大事なときに管理局から!?それどころじゃないのに!」


なぎさ「・・・」(会話中)



なぎさ「そうですか・・・では・・・彼らにそう伝えるのです・・・」






バイオリン仮面(テレパシー)「恭子!?それに・・・別に世界の僕たち!?なんでだよ!?
なんで僕だけ切り離した!?」

バイオリン仮面「これ以上恭子が傷つく必要なんて無いんだ!だから僕は恭子と一緒に残る決意だったのに!」





恭子(テレパシー)「ボクも・・・恭介が好きだよ・・・いつまでも一緒にいたいと思った」

バイオリン仮面「だったら・・・なんで・・・!?」




恭子「ボクの感情は・・・恭介がボクに対する気持ちのそれとは違い・・・親子愛じゃないからさ」


恭子「一人の異性として・・・ボクは恭介の事が好きになってしまっていたんだ」




バイオリン仮面「!!」


恭子「それも・・・他の時間軸の恭介じゃなく・・・バイオリンを弾いてる君がね」

バイオリン仮面「恭子・・・」


恭子「お互いに大切に思いながらもその気持ちは決して交わることは無い」

恭子「だから・・・君をさやかの下へと帰すんだ・・・」


恭子「そしてその決意を・・・君以外の恭介全員にこっそりテレパシーで伝えていたんだ」

恭子「彼らも納得してくれたよ・・・バイオリン仮面を切り離してこの時間軸の恭介だけを助ける・・・その結論にね」





恭子「彼らは君の代わりに・・・ボクと最期を共にしてくれるともね」




バイオリン仮面「いやだ・・・せっかく友達になれたのに・・・!!恭子!恭子!!」



なぎさ(恭介!聞こえますか!?)

バイオリン仮面「なぎさちゃん!?」



なぎさ(テレパシーの中継をして欲しいのです・・・時空管理局は・・・
4人の恭介と恭子に対する処置を決定したのです)




なぎさ(今からなぎさが言うことを彼らに伝えて欲しいのです)




バイオリン仮面「・・・」




なぎさ(テレパシー)「恭子・・・聞こえてますね?」

恭子「なんだい?なぎさちゃん」



なぎさ「あなた達5人には・・・時空管理局による特例の処置が下される事になったのです」



なぎさ「この件で得たあなた達の記憶を・・・元々の時間軸の彼らに転送して・・・あなた達が歩んだものとは
違う別の時間軸に分岐させるのです」



なぎさ「その結果が必ずしもワルプルギスに勝てる未来とは限りませんけど・・・
あなた達はもう一度やり直せるのですよ!」



恭子「そうか・・・それは良かった・・・」


なぎさ「ただし・・・恭子・・・あなたは別なのです」



恭子「・・・?」

なぎさ「時空管理局と言いますが・・・数億ものパターンが存在する平行世界すべてを把握しているわけでは無いのです」

なぎさ「さやかが男子として・・・そして恭介が女子として生まれた平行世界も何個か存在しているのも確かなのです」



なぎさ「でも恭子がちゃんと存在する人間かどうかはまだ確証が持てないのです」

なぎさ「もし次に目覚めるときに自分の時間軸の世界がリセットされていたとしても・・・それは・・・」




なぎさ「それは・・・夢の世界での出来事かもしれないのです」

恭子「・・・」





なぎさ「恭子に・・・恭介の娘としての因子があるのなら・・・この時間軸・・・あるいは別の時間軸の恭介の妻・・・」

なぎさ「つまりはあなたの母親となる人の・・・胎内での・・・優しい夢なのです」



恭子「そっか・・・」



なぎさ「でも・・・たとえ夢の世界だとしても・・・恭子には後悔の無いように生きて欲しいのです!」



なぎさ「もしかしたら・・・なぎさとピアニスト恭介との間に生まれてくる子が恭子の生まれ変わりかも知れないから」




恭子「ありがとう・・・ボクのために優しい言葉をかけてくれて」




恭子「大丈夫だよ・・・ボクは・・・これからを生きていくって決めたんだ・・・」

恭子「ボクが作られた人間だとしても・・・もう関係ないんだ」



恭子「ボクは自分の運命から「卒業」する!ボクが何者であっても・・・ボク自身は「上条恭子」だと胸を張れるように」



恭子「恭介が教えてくれたんだ・・・たとえクローンでも血をわけたボクは恭介にとって太陽のような人だと」




恭子「この時間軸でのボクの生き方が決まったんだ・・・たとえ一瞬の輝きだとしても・・・」

恭子「ボクは・・・太陽になるよ」




ジャニー北側「マッギーカー・・・」

マッギーカー「精神が乗っ取られていたとは言え・・・私の指令で発射されたミサイルだ」


マッギーカー「私はこいつと共にするよ・・・巻き込んですまなかったな・・・ジャニー」


ジャニー北側「水臭いYOマッギーカー・・・一緒にいてやるYO」

カッ(上空の閃光)




バイオリン仮面「恭子おおおおおおおおおおおお!!」



市民「・・・!?夜明けか!?太陽が・・・!!」

ゆま「・・・綺麗・・・」




杏子「さやか!ぼさっとするな!落ちてくる恭介を受け止めるんだ!」




さやか「そ・・・そうだ!恭介!!」





がばっ


さやか「恭介!!」



恭介「さ・・や・・・か・・・」



ズンッ



ほむら「・・・!?」


マミ「こ・・・これは・・・!?体が・・・重い!?」

なぎさ「魔女を召喚して合体までした反動なのです・・・!!みんなのソウルジェムが真っ黒なのです!」





キュゥべえ「それこそが・・・僕の真の目的だったのさ!」ひょいっ

まどか「キュゥべえ!?」




キュゥべえ「違和感を感じなかったかい?今回の事件に関して協力的な僕たちを」

キュゥべえ「僕は確かに・・・魔女化に頼らずとも「エキサイティング」を集めれば感情エネルギーは賄えると言った」




キュゥべえ「だけど魔女化で得られるエネルギーもあって困る物じゃないからね・・・君たちを消耗を待たせてもらった」


キュゥべえ「そして今君たちは・・・一年前のワルプルギスの時なんて比じゃないほどの穢れを溜め込んでいる」



キュゥべえ「加えてバッドエンドへの一転攻勢によりエキサイティングも大きく揺れ動くはずさ」


キュゥべえ「おいしい所を最後に持っていくのはやっぱり僕たちだったというわけだね!」

さやか「インキュベーター!」

恭介「さやか・・・落ち着くんだ・・・グリーフシードを・・・恭子のグリーフシードを・・・」




キラッ

ほむら「オクレパトラのグリーフシードが落ちてくるわ!」




キュイイイイイン!!

さやか「す・・・すごい浄化力・・・!ワルプルギス並・・・だけどこれじゃあ・・・」




さやか「あの時と同じ状況・・・なら次に起こりえるのは・・・!!」



ピシッピシッ



キュゥべえ「そう。オクレパトラがもう一度孵化するだけだよね」

キュゥべえ「しかも今度は自我なんて持たない完璧な魔女として蘇るはずさ」




恭介「開け!僕の社会の窓!!」



ジーッ↓

さやか「恭介!?」



恭介「恭子のグリーフシードを吸い込め!」


ズポン!



恭介「ぐ・・・!!」



さやか「恭介!?あんた・・・なんてことを!」

さやか「でもこれもあの時の氷室さんと同じ・・・!だとすればまたあたしたちのありったけの下着で浄化を!」



キュゥべえ「無理だね。言ったはずだよ・・・あの頃と比べ物にならないほど穢れを溜め込んだと」



ピシッピシッ(割れそうになる恭介のソウルジェム)



キュゥべえ「この戦いで溜めた汚れを全部背負って・・・今度は強力な魔導帝が誕生するだけさ」

さやか「恭介!そんな・・・やだよ・・・!」



恭介「いや・・・すまないけどここまで僕の計算どおりだよインキュベーター・・・」

キュゥべえ「!?」

恭介「他の恭介とも・・・氷室さんとも違う・・・僕だからこそ・・・さやかと一緒になった
この時間軸の上条恭介だからこそ・・・できる事なんだ」



キュゥべえ「穢れをいっぺんに引き受けることが・・・かい?」

キュゥべえ「質量保存の法則・・・穢れの総量は誰に押し付けたところで変わらない」




キュウべえ「君はその途方も無い穢れをどこかに破棄できるつもりでいるのかい?」


恭介「暁美さんに聞いたいくつもの時間軸の話の中に・・・こういうのがあったよ」


恭介「魔女化寸前のさやかを助けるため・・・鹿目さんがさやかを人間に戻してって願いで契約した世界もあったって」


キュゥべえ「それがどうかしたのかい?」




恭介「その願いが叶えられた場合・・・その時点でのさやかのソウルジェムの穢れはどうなるんだい?」

キュゥべえ「あくまでも契約者の願いを叶えることが僕たちの仕事だからね」



キュゥべえ「その例で言えば願い事が成立した時点で美樹さやかのソウルジェムは消滅。
さやかは人間に戻りそれまでの穢れは僕たちインキュベーターの負債となる」



キュゥべえ「赤字である事には変わりないけど、まどかがいずれ魔女になるエネルギーを鑑みれば大した負債じゃないね」


恭介「今僕が・・・人間に戻れる方法があるとしたら・・・?」



キュゥべえ「!!」

恭介「しかもそれは・・・君自身の手によって行われるんだ」



恭介「聞かれなければ答えない・・・そして!!魔法少女、魔法使いのシステム上の要求には逆らえない君が!!」




さやか「恭介!?まさかあんた・・・!!」





恭介「条件は満たしているぞ!僕は・・・僕はもうさやかとオトナの関係だ!魔法使いじゃない!!」



恭介「インキュベーター!!僕を魔法使いから「卒業」させて人間に戻すんだ!!」



恭介「僕は・・・僕はこの戦いで発生した穢れすべてを・・・!!」


キュゥべえ「・・・」

恭介「インキュベーターに押し付けて・・・・!!」




恭介「踏み倒す!!」バァーン!!

ここまで。続きはまた不定期更新になるかと。

ピカッ(還元の光)


さやか「恭介が人間に戻っていく!完全に濁り切ったソウルジェムを抱いて・・・!!」



さやか「ハッ!?でもこれってみんなにあたしと恭介がオトナになっちゃったって公言してるような物じゃん!」

さやか「まさか・・・まだTV中継してるって事は無いよね?」



キュゥべえ「普通に撮ってるけど?」

さやか「きゃあああああああああああ!!」


なぎさ「ほほう・・・」ニヤリ

ピアニスト仮面「最近の若い子は早いなあ」ニヤニヤ



ほむら杏子マミまどか「・・・///」



かずみ「オトナ?オトナってどういう事?」

カオル「知らなくていい。そのままのかずみでいてくれ」



~お茶の間~


氷室「・・・///」

和子「こ・・・これは職員会議不可避!!」



仁美「さ・・・さやかさん・・・///」

中沢「恭介ェ・・・///」





処女厨「もおおおおおおおお!なんだよもおおおおお!!」

処女厨「女性声優の結婚報告が相次いでる世の中なのに!さやかちゃんまでえええええ!!」ジタバタ




マミファン「マミさん!?マミさんは大丈夫だよね?」





しゅうううう・・・


キュゥべえ「やれやれ・・・二回も君にしてやられるとはね上条恭介・・・これでしばらくはタダ働きだよ」

恭介「君達が背負った呪いの浄化くらい手伝ってやるさ・・・相互関係だろ?僕たち?」



恭介「これで・・・これで終わったんだね・・・」

恭介「・・・」

恭介「・・・恭子・・・」

ほむら「最終的には・・・市庁の敷地内に被害を食い止められたわね・・・」

マミ「ワルプルギスの被害から復興した町をまた壊させずに済んだのね・・・」



キリカ「おーい君たち!大丈夫かー?」

さやか「キリカさん!」



織莉子「やっぱり今回もうかつに私達が手を出さないで正解だったわね」

沙々「なんで私まで・・・こんな場所に」ぶつぶつ


小巻「あんた魔女を従えるばかりでグリーフシード分けてもらってるんでしょ?おとなしく言うこと聞きなさい」


杏子「あんた等なんで今更出てきたんだ・・・」


織莉子「上条君のクローンを相手にしていたわ。惑わされずに勝てたけど・・・」

キリカ「織莉子以外の子に落ちそうになったのは初めてだよ」


さやか「またかよ!!いくつルート持ってるのよ恭介!!」





まどか「・・・」

まどか「キュゥべえ、カメラこっちに向けてくれるかな?」




キュゥべえ「何をするつもりだい?」

まどか「これ以上わたしの存在感が薄くなる前に・・・最後はやっぱりわたしが決めたいの」



さやか(アレ・・・?若干まどかが黒い・・・?)



キュゥべえ「本番五秒前」

キュゥべえ「4」


キュゥべえ「3」




キュゥべえ「2、1」(無言)



キュゥべえ「キュー」(無言)


さやか「うわぁ・・・」



恭介「キュゥべえがキュー出ししてる!」(激寒)



まどか「世界中の皆さん・・・鹿目まどかです」


視聴者「あれ・・・?あの魔女がまどかちゃんじゃなかったの?」

まどか「騒がせちゃってごめんね☆とりあえず魔女の脅威は去ったけど・・・わたしはまだ生きてるよ」

まどか「皆は・・・不安だよね・・・わたしが生きていく事で・・・
いつかわたしが魔女化するかもしれない・・・世界が滅びるかもしれない事が・・・」



まどか「恭子ちゃんの最期を看て・・・わたしもまた決着をつけなくちゃと思ったの・・・
そのリスクとどう向き合うかを」



ほむら「・・・!?」

ほむら「まさかまどか・・・あなたも自分を消滅させるつもり・・・!?」



まどか「しないよ・・・そんな事したらわたしが魔女にならなくても・・・
ほむらちゃんがもっと怖いモノに変わりそうな気がするから」




まどか「わたしは・・・二度と恭子ちゃんみたいな・・・悲しい魔女は見たくない」

まどか「だから・・・わたしは生きていくよ・・・魔法少女を卒業できる18歳まで・・・そしてそれからもずっと」




まどか「魔女になる可能性を持ったわたしたちが抗い続けること・・・それがいつか・・・
あらゆる垣根を越えてみんなが共存できる世界への道しるべになると思うから」

まどか「恭子ちゃんのような・・・自我を取り戻した魔女が許される世界・・・共存できる世界を掴みたい」



まどか「だから後3年間・・・わたしが18歳になる3年間の間だけでもいいから・・・」




まどか「もう少し夢や希望を信じて生きて欲しいな。それがわたしからのお願い。」



視聴者「・・・」



まどか「別にいいんだよ?
夢や希望が信じられない世の中になるのなら・・・それだけわたしの魔女化の確率が上がるだけだから!」




視聴者「ひっ!?」

さやか「まどか!?あんたさっきから真っ黒じゃない!?」



まどか「そうだよ、黒まどかだよ!」


まどか「マミさんがわたしを模した使い魔に話した事も眠りながら全部聞いてたんだ」

マミ「何かを守り通すために・・・時には黒くなることも覚えなさいって事・・・?」



まどか「大丈夫だよっ!3年間なんてあっという間だよ☆
それが終わればネガティブモードな人は平常運転に戻っていいんだから☆」


まどか「嘘でもいいからポジティブに振舞っていればそれがいつか本当の性格として馴染む人もいるんだし」

まどか「それまでは・・・お願い・・・ちょっと緊張感持ちつつ・・・清く正しく生きていこうよ!」

まどか「わたしが・・・わたし達が大人になるその時まででいいから・・・」

まどか「ほむらちゃんへの気持ちが・・・ほむらちゃんの気持ちが・・・愛情から友情に変わるその時まで・・・」



まどか「皆が・・・それぞれ違う夢を見つけて・・・「卒業」して離れ離れになるその時まででいいから・・・」

まどか「わたし達に幸せな夢を・・・希望を見させてよ・・・」ぽたぽた・・・



ほむら「まどか!?」

まどか「嫌だよ・・・皆と離れたくないのに・・・卒業なんて・・・したくないのに・・・」


まどか「でもわかっちゃうんだ・・・自分自身の魔法「認識」で・・・いつかはそうなるって」

まどか「ほんの少しだけ・・・まだまだ皆と一緒にいたい・・・それが今のわたしの純粋な願い・・・」




さやか「まどか・・・」

ほむら「頑張ったねまどか・・・もういいわよ・・・後は私からも言わせてもらうから」





ほむら「まどかは・・・同情を誘うために涙を流せる器用な子じゃないわ・・・それはほんの少しの腹黒さを
身に着けた今でも同じ」

ほむら「だから・・・私からもお願いするわ・・・まどかを・・・そして今失いそうになっている
希望を・・・これからも信じてあげて」

ほむら「きっとそれが・・・この戦いで犠牲になった上条恭子の・・・望む世界へと変わるきっかけになるから・・・」



かずみ「ほむらさん!わたしも一言!」


かずみ「うわ・・・緊張するな・・・わたしは見滝原の魔法少女たちみたいにカメラ慣れしてないし・・・」




かずみ「えっと今回の件は・・・友達を思い出しました・・・そしてわたし自身の事でもあります」

かずみ「その出来事は公には発表されてないけど、いつか海香がノベライズするからみんな買ってね~」

海香「かずみ!いいから話を進めなさい!」



かずみ「その子も・・・自分が作られた命であること・・・
それに傷ついて世界をめちゃくちゃにしようとしていたんです・・・」



かずみ「わたしも・・・もし少しでもなにか違えば・・・カンナのように・・・オクレパトラの様に
世界を恨んでたかもしれない」

かずみ「だから・・・これからはカンナの・・・恭子ちゃんの・・・その思いを絶対無駄にしたくないから・・・
あの子達が恨まなくてもいい世界へと変えていきたい」


かずみ「わたしたちあすなろの魔法少女からもお願いします!みんな、まどかさんの答えを信じてあげて!」


織莉子「未来は行動しだいでいくらでも変わるわ・・・私は予知の能力があるからそう言えるの」

織莉子「ほんの少しだけ他人を思いやるだけでいいわ。それだけで世界は良くなる未来が見える」

織莉子「まどかさんを犠牲にして世界を救う・・・同じ事を考えてた私自身が・・・託してみたくなった・・・
そんな不思議な人たちなのよ・・・彼女たちは・・・だから私からもお願い・・・」

恭介「・・・」


さやか「よし!解毒完了!恭介!もう完全に体は元通りになったはずだよ!」

恭介「ありがとうさやか・・・」



恭介「僕もいい加減・・・勝負しなきゃ・・・世界中の誰もが見放してもさやかのためだけに弾くとは言ったけど・・・」

恭介「僕のバイオリンが・・・恭子への想いが・・・世界に通じるかどうか」




恭介「僕自身が・・・違う世界の恭介を説得するつもりだったのに・・・色々教えてもらったから・・・」

恭介「違う可能性の彼らの気持ちを・・・恭子のこれからを・・・世界中みんなの「可能性」を信じたい」




恭介「新曲が出来たんだ恭子・・・君に聞いて欲しかった」



恭介「いつかクラリスに歌って欲しいな・・・曲名は・・・「ポシブル」-」


♪~♪~♪





視聴者「・・・」

視聴者「いいED曲だ・・・まるで・・・この出来事が・・・長編ドラマだったかのような錯覚を覚えるほど・・・」




視聴者「たとえフィクションだったとしても・・・学ぶべきモノはあったはずさ」

視聴者「そうだな・・・この出来事がたとえTVだったとしても・・・ヤラセだったとしても関係ない」





視聴者「彼女たちを信じてみたい・・・そして自分たちも・・・捨てたり失った希望を・・・
今尚持ち続けてる希望を・・・もう一度・・・さらに強く信じてみたくなった」


視聴者「そこに彼女たちが実在するかどうかなんて関係ないさ」






恭子(恭介・・・)



恭介「・・・!!」


恭介「恭子の声・・・!?そしてこれは・・・」



恭介「また違う世界の・・・恭介の記憶が・・・流れてくる・・・!?」

さやか「恭介・・・?」



恭介「さやか・・・恭子が・・・恭子が笑ってたよ・・・」

恭介「父親は僕・・・母親はさやか・・・恭子は確かにそこにいた・・・」




恭介「でも・・・僕たちの世界じゃないんだ・・・だけど・・・確実に・・・恭子はそこにいる」

さやか「こことは違う時間軸なのに?そ・・・それって・・・?」



恭介「わからない・・・わからないけど・・・もう僕たちは二度と会えないけど・・・恭子の存在をハッキリ感じたんだ」

恭介「良かった・・・君はそこにいるんだね・・・恭子・・・」





杏子「そう言えば・・・あたしたちの体からもいつのまにかもう一つの人格が消えてるな」

なぎさ「それぞれのルートの恭介と共に逝ったのですよ」


なぎさ「この出来事で得た記憶を転送するとは言いましたが・・・それはあくまで記憶だけをなのです」

なぎさ「彼らの魂と呼べる物は完結してしまったのです・・・仮にここでの経験値のおかげで
彼らが幸せになる未来があるとしても・・・それは別の時間軸へと分離した物語なのです」




マミ「それでも・・・彼らには・・・彼女たちには幸せになって欲しいわね」

ほむら「もう私達が知る由が無くなってしまった物語だけどね・・・」



なぎさ「そんな事は無いのです!時空管理局がその気になれば違う時間軸の自分と意識を共有することもできるのです」


なぎさ「つまりそれぞれのルートの恭介の世界・・・この時間軸を基本で考えた場合
「もしも恭介が彼氏なら」という「もしも」が楽しめるはずなのです!」



マミ「えっ」

ほむら「えっ」

杏子「えっ」

まどか「えっ」



なぎさ「この件の後片付けが済んでしばらくしたら別時間軸旅行を招待してあげてもいいのです!それが
管理局からの恩賞なのです!」

さやか「ちょっとなぎさちゃん!みんなを煽らないで!そんな事したらこっちの世界で恭介と話すとき
気まずくなるだけじゃん!」



さやか「皆も今更恭介のこと気にならないよね?あたしがこれだけしっかり捕まえてるのに-」

4人「・・・」もじもじ



さやか「興味あるんかい!!」サヤガーン


まどか「あ・・・あくまでもし恋人が出来たらってシミュレーションっていう意味ではだよ!」

見滝原高校合格発表日



恭介「やったよさやか!合格していたよ」

さやか「おめでとう、恭介!あたし達もだよ!」



ほむら「きっと二人での泊りの勉強会(意味深)のおかげね」


杏子「同棲し始めて何ヶ月になるんだっけな~?」ニヤニヤ


恭介「そうだね、ご褒美(意味深)目当てでつい勉強がはかどっちゃたね」

さやか「恭介ったら・・・あたしにしてもらうためならなんでも出来る!って大きな声で毎日言うんだもん・・・///」



中沢「おいおいおいおい・・・お前ら少しは恥じらいってモノをだな・・・」


さやか「だってーどうせ全世界にあたし達の仲は配信されちゃったもん!関係ないよねー恭介ー」

恭介「ねー♪」



杏子「うz・・・」

まどか「ウザッ!」



仁美「ままま・・・まどかさん!?」

まどか「ウェッ!?わたし何か言った!?」





様々な出来事(SS化未定)を経てあっという間に卒業式


~告白タイム~



さやか「なんで別々の学校に行く人にわざわざこのタイミングで告白すっかねー」

仁美「このタイミングだからですわ。言い逃げが出来ちゃいますし」

さやか「でもオッケーの返事だったら悲しくない?前もって言ってればどっちかの高校に
都合をあわせることが出来ちゃうんだし・・・」


さやか「はっ!言い逃げしてないという事は仁美が新しく好きになった子って同じ高校に行く子!?
誰なのよ~!教えなさいよ~」うりうり



加藤「美樹さーん、また美樹さんと話したいって子が」

さやか「はいはい、えみりん、今行きますよー」


まどか「さやかちゃんまた告白?人気者だなー」

さやか「女の子からばっかりだけどね・・・恭介は異性の後輩に花もらったりしてるから複雑だわー」






さやか「おや?男の子?」


さやか「ってこいつは・・・ダブリの先輩じゃん!テレビであたしの事悪く言って恭介に殴られた人が何故!?」


不良A(氷室の時間軸で氷室に殴られた人)「や・・・やあ美樹さん。こんにちは」もじもじ

さやか「なんの用なの!?まさか先輩、今更テレビで言ったこと謝りにきたつもり!?」




不良A「そ・・・それもあるけど・・・それだけじゃないんだ・・・」もじもじ

不良A「美樹さんには・・・ちゃんと伝えなきゃいけない事があるんだ・・・」



さやか(うわっ!この流れは・・・)


さやか「そういや先輩・・・今年はちゃんと卒業できるの?」

不良A「で・・・できたよ!」


さやか「そっか・・・じゃあその事に対してだけはおめっとさんって言ってあげる」

不良A「高校・・・どこにも受からなかったけど・・・」




さやか「うわっ!どうすんのよあんたそれ」

不良A「浪人する・・・大学受験の時は絶対浪人しないって約束でそうママに許してもらった」



さやか(ママン!?無理!もう無理!この人生理的に無理!)

さやか(高校卒業の時には20じゃん!イケメンで炎出す能力とか無いとそれアンタ無理だよ!)


さやか「あたし戻るわ。とりあえず先輩が謝りたい気持ちは受け取ってあげるから。じゃあね-」

不良A「美樹さん!俺は君のことが好きだ!」



さやか(あちゃー・・・言わせちゃったー・・・)




不良A「つい君のことを悪くいってしまうのは・・・照れ隠しというか・・・
好きな女子に意地悪したくなる心理というか・・・」

さやか「ごめん」

不良A「(返事早っ!)そうだよな・・・君には彼氏がいるんだし・・・」



不良A「でも・・・君を好きになったことだけには誇りを持っていたい!たとえ成就できなかったとしても-」

さやか「ああ・・・うん」



さやか「恭介がいるからとか先輩がダブリだからとか関係ないんだ・・・
そうやって主観的になんでもかんでも完結させる人って・・・ちょっとキモいって思っちゃうから・・・」

不良A「ファッ!?」

さやか「後・・・今時好きな子にいじわるする心理って言われてもそんなの流行らないし
ちょっとガキっぽい通り越してやっぱりキモいって思うよ」

氷室「みんな、打ち上げではしゃぎすぎないようにな!周りに迷惑をかけるような生徒は本当の意味で卒業じゃないぞ!」


女子生徒A「私達の予定は決まってま~す!」

女子生徒B「氷室先生にも着いてきてもらいまーす!」



氷室「なんだそれ・・・さては僕におごらせようとしているな~!駄目だよ!今貯金中なんだから!」




氷室「それじゃあ体育館へ移動しようか」



まどか「さやかちゃん、来賓席見て」

さやか「マミさん!?やっぱり来てくれたんだ!」


ほむら「和子先生も来てるわね」

杏子「あたし達の在学中に復帰できなかったのは残念だったなー」



一般生徒「あれ?あの人アイドルの巴マミじゃね?」

一般生徒「たしかここの卒業生とは聞いてたけど・・・まさか本人なのか!?」




アナウンス「来賓代表にはサプライズで現役アイドルの巴マミさんを呼んでます!それでは歌っていただきましょう!」

一般生徒「うおおおおおおお!?」




マミ(あの事件の後・・・ライブをドタキャンした私はクビを覚悟していたわ)

マミ(でも結果・・・TV中継されていたおかげでより多くの人に知ってもらえるきっかけになった)



マミ(辛いこともあったけど・・・今はとっても充実しているわ!だって杏子たちの前で・・・歌えるんだもの!
胸を張って送り出せるの!)



マミ「この日のために無理言って発売した卒業ソングです・・・聴いてください!」



♪~♪~♪




和子「みんな久しぶりね。詢子がどうしても顔出してやれっていうもんだから・・・
知久さんにさつきを預けて来ちゃった」



生徒「私達待ってたんですさあ和子先生、一緒に行きましょう」

和子「え・・・!?行くってどこに・・・?」



生徒「氷室先生もほらほら!」

氷室「わっちょっ!?」


氷室「・・・風見野!?わざわざ隣町の店にまで行くのかい!?」



和子「ここは・・・」

氷室「杏子の・・・教会?」

詢子「おっす」

さつき(一歳)「ままー、ままー」


和子「詢子!?それにさつき!?」



まどか「氷室先生、和子先生!お世話になりました!」

さやか「あたし達からのお礼です!ここで結婚式を挙げちゃってください!」



氷室「・・・!!」

和子「・・・!」




杏子「氷室・・・あんたが一年前の戦いで使った貯金って・・・あたしのホテル代も含まれてるだろ?」

杏子「だから・・・あたしにも・・・何か返せることが無いかなって思ったらこうなった」


氷室「杏子・・・」



杏子「あたしはあんたの義理の娘だけどさ・・・マミ達みんながいるからもう一人でも平気だし・・・
結婚式をするために貯めたお金はさつきのために使ってやってくれないか?」


氷室「・・・!!」



氷室「ありがとうみんな・・・ありがとう・・・」



和子「う・・・うえええん!詢子・・・詢子おお」がばっ


詢子「おいおいどうした?主役の花嫁がそんな泣きじゃくってたら台無しだぞー」


和子「私・・・教師やってて良かった・・・本当に心からそう思えるよ・・・」

和子「杏介に出会えて本当に良かった!不思議だけど・・・婚期が遅れたこともすべて含めて良かったって・・・」



詢子「だから言っただろ?肝心なのは焦らない事だってな」



氷室杏介(初代バイオリン仮面)

早乙女和子ルート

この時間軸では戸籍上杏子の母方の親戚、そして身元引受人ということになっている。
妻の和子とともに子育てと教師の仕事をする傍ら作曲家として主に
アイドルになったマミの曲などを手がける。


なぎさ「みんなー久しぶりなのです!」

さやか「なぎさちゃん!」



なぎさ「今のなぎさは時空管理局のなぎさなのです。またこの身体をお借りしてるのですよ!」

なぎさ「なぎさだけでなく・・・とある時間軸から是非とも結婚式で氷室と話したいと言う人がいるので
その人は身体を貸してくれると嬉しいのです」


ほむら「鹿目ほむらかしら・・・?わたしはいつでも身体を預けてもいいわよ」


なぎさ「鹿目じゃないのです。彼女は再会をさやかと恭介の結婚式までお楽しみにしておくつもりらしいです」


なぎさ「氷室に会いたがってるのは・・・氷室の時間軸の中沢と仁美なのです!」



中沢「え!?」

仁美「わ・・・私達が!?」



中沢(氷室の時間軸)「恭介・・・」

仁美(氷室の時間軸)「恭介さん・・・」



氷室「中沢・・・仁美さん・・・」




仁美「ご結婚おめでとうございます・・・ですけど・・・時間法を破ったあなたは・・・
二度と私達の時代には帰ってこれないのですね・・・」


中沢「だけどこうして俺たちから会いに来ることはできるからさ・・・今後何かあったら
俺たちも呼んで欲しいな」



中沢「その時は・・・精神転送じゃなくタイムマシンで必ず遊びに行くからさ」

氷室「ありがとう・・・仁美さん・・・中沢・・・」




氷室「仁美さん・・・君にはさやかと同じくらい迷惑を掛けてしまったね」

氷室「君を幸せに出来なかったあの時の僕を許してくれ」



仁美「あら?あまり自意識過剰になられては困りますわ。あなたと別れたからこそ
今の幸せがあるんですのよ」


氷室「そっか・・・ふふっ・・・言うようになったね。仁美さんも・・・」



さやか「むむ・・・なんだかあっちの時間軸の中沢と仁美はやたらと仲がいいぞ!?」

さやか「まさか・・・まさか・・・そうなのーかー!?」



恭介「さやか・・・あまり詮索しないであげようよ・・・」

なぎさ「中沢と仁美のお話は以上なのです!なぎさの精神は二人と共にもとの時間軸に戻るのです!」


なぎさ「願わくば・・・この時間軸のなぎさもまた新しい出会いに恵まれて欲しいのです!」

さやか「出会いって・・・8歳児がそんなに固執することでもないだろ・・・」




なぎさ(こちらの時間軸)「ふぅ・・・大人のなぎさは帰ったみたいですね」



なぎさ「さてと・・・結婚式を楽しみますか・・・」



なぎさ「むむっ」ピキーン



知久「それじゃあゆまちゃん、さつきちゃんを見なきゃいけないから、タツヤをお願いね」

ゆま「はい、任せてください!」




タツヤ「ぼくもう4歳だからおとーさんがいなくてもだいじょうぶだよ!」

なぎさ「若いツバメはっけーん!!」がばっ


タツヤ「わっ!?誰!?」

ゆま「ちょ・・・ちょっと!?何たっくんに抱きついてるのよ!離れてよ!」




なぎさ「本能が告げているのです!この子は将来恭介以上のイケメンになる素質を秘めているのです!」

なぎさ「今のうちにつばつけとくのは雌として当然の摂理なのです!」



ゆま「は・・・離れてよ!たっくん痛がってるじゃない!」ぐいぐい


なぎさ「ほほう・・・先客がいたのですね!面白い!恋に順番は関係ありませんよ!かかってくるのです!」





杏子「なあマミ・・・なぎさってもしかして・・・」

マミ「大人でも子供でも関係ないみたいね・・・あれが彼女の性格なんだわ・・・」





~とある別の時間軸~


恭介「ハッ!?」


まどか「恭介君・・・どうしたの?」

恭介「ま・・・まどかさん・・・」



恭介「・・・」



恭介「・・・僕・・・アメリカ行きを延期するよ・・・大型台風が通り過ぎるまでは・・・
まどかさんの事が心配だから・・・」




演歌仮面

上条恭介、鹿目まどかルート

ワルプルギス直前のアメリカに飛び経つタイミングに記憶が転送。
予定をキャンセルし、ワルプルギスの日にはまどかが契約しないように立ち回る。

この時間軸のほむらたちはワルプルギスは倒せずあくまで撃退したのみ。
ほむらにまどかを大切にするよう何度も釘をさされる。


その後日本国内のみの修行で見事プロの演歌歌手としてデビューする。
26歳の時まどかと結婚する






~また別の時間軸~

心電図仮面「心電図仮面参上!」

マミ「・・・!?あ・・・あなたは!?」

ほむら「上条君!?」




心電図仮面「ほむらさん!僕の腕を治してくれてありがとう・・・」

心電図仮面「僕は自分の夢を・・・未来を掴み取る!そのために今・・・君たちを全力でサポートする!」



心電図仮面

上条恭介、暁美ほむらルート

演奏仮面の能力と共に記憶が転送された。その時間軸での魔法少女マミ、ほむらを助け
後から駆けつけた杏子ともに見事ワルプルギス撃破に成功する。


28歳までは様々な失敗を繰り返しつつも後に「神の手」と称される
心臓外科医として多くの命を救う。ほむらと結婚したのもこの年齢である。



~オルガン仮面の時間軸~


オルガン仮面「さやか・・・君の気持ち・・・そして君が叶えてくれた奇跡に・・・気付けなくてゴメン・・・」

さやか「恭介・・・!?そ・・・その能力は・・・!?魔法少女!?」


オルガン仮面「腕を治して・・・オルガンが再び弾けるようになった事・・・感謝している」

オルガン仮面「だけど・・・僕が今一番好きなのは杏子さんなんだ・・・
幼いころからずっと暖めてきた気持ちなんだ・・」

さやか「そっか・・・」



オルガン仮面「でもだからこそ・・・さやかは・・・僕の最高の友達だと自慢できるよ」

オルガン仮面「もしも・・・これから先さやかが新しく好きになる男が・・・さやかを振るなんて事があったら・・・
杏子さんよりも先に僕がぶっ飛ばす!」



オルガン仮面「その気持ちは友情だけど・・・それくらいにはさやかの事も大切なんだ」

さやか「そっか・・・」




さやか「よし!わかったよ恭介!あたしの事はもう気にしないで!杏子と幸せにやんなさい!」


杏子「そうだな・・・あたしも・・・あたしを選んだからってさやかを粗末にする恭介は嫌いだからな」



オルガン仮面「こんな僕が最愛の人と最高の友人に出来ること!この演奏が僕の全てだ!!」


♪~♪~♪



杏子「力が・・・みなぎってくる・・・!?」

さやか「あたしたち二人のために作られた曲!?こ・・・このモチベーションなら・・!」




オルガン仮面

上条恭介、佐倉杏子ルート

同じく魔法使いの能力とともに記憶が転送。
マミ、ほむらに加え演奏により基礎能力が向上したさやかと杏子によりワルプルギスは殲滅される。


大学卒業後プロのオルガン奏者としてその名を轟かせる
杏子が自分の子を宿すその時までメイドとご主人様のごっこ生活が続いた。



~心電図仮面の時間軸~


マミ「ちょ・・・ちょっと恭介君!?大砲作りすぎじゃない!?いくらなんでも寝ないで作業するのは・・・」

恭介「いいえマミさん!相手はあのワルプルギスです!いくら準備を整えてもしすぎる事は無いはずです!」




恭介(前回の時間軸では・・・どれだけ揃えてもワルプルギスに勝てなかった)

恭介(だから・・・今度は僕は決戦の日までマミさんたちの大砲を寝ないで作成する!今度こそ・・・!)



恭介「だからその・・・マミさん・・・僕・・・頑張るから・・・」

恭介「もしもワルプルギスをたおせたその時は・・・ご・・・ご褒美を・・・」




マミ「え・・・?」

恭介「マ・・・マミさんとティロ・フィナーレがしたいです!」




マミ「えええええええ!?」

マミ「・・・」




マミ「えっと・・・」もじもじ

マミ「わ・・・わかったわ!私も・・・男の子と付き合うって事に覚悟を決めるわ!」



マミ「だけどその・・・私・・・初めてだから・・・」

マミ「優しくして・・・ね?」



恭介「ぶほぁ!」(鼻血)



恭介(い・・・言わせてしまった!あのマミさんに!一見経験豊富そうなマミさんに!!)




恭介(やばい・・・めっちゃ可愛い・・・当日理性が保てるかわからないよ!)


キャノン仮面

上条恭介、巴マミルート


ワルプルギス決戦のその日まで不眠不休で大砲を作り続けた。
その成果もあって撃破に成功。この件で政府の兵器開発部へとスカウトされ就職が決まる

元々家事全般が得意なマミは専業主婦として誰もがうらやむ「いい奥さん」になる
後、子沢山。



後日談が思ったより長引きそうです。また少し休んでから更新します

>>415

冒頭
×心電図仮面 ○キャノン仮面

そして-

夢か現か・・・誰もわからない世界-




恭子「!!」


恭子「ここは・・・」




恭子「・・・!公園のベンチに・・・志筑さんとさやかが・・・!こ・・・この瞬間は!!」




仁美「私・・・さやか君の事をお慕いしてましたの」

仁美「でもさやか君は・・・すでに上条さんとお付き合いしているのでしょうか?」



さやか(男)「違うよ。僕は恭子が一番苦しんでるときに何も出来なかった男なんだ」

さやか「こんな僕のことを・・・恭子が好きでいてくれるはずが無いさ」



恭子(・・・違う!!)




なぎさ(たとえそこが夢の中の世界だとしても・・・恭子には後悔の無い選択をして欲しいのです)



恭子「ボクは・・・ボクは・・・!!」

恭子「ボクは・・・ボクはさやかを嫌いになんてならない!」


バッ



さやか「恭子!?」

仁美「上条さん!」



恭子「やっとわかったんだ・・・ボクに必要だったのは・・・
さやかを振り向かせるために・・・バイオリンに頼り切る事じゃない」

恭子「自分の気持ちと・・・さやかに・・・正面から向き合うこと・・・それが・・・」




恭子(そう・・・あの時間軸で・・・恭介はボクに教えてくれたんだ・・・)






恭子「ボクはさやかが好きだ!志筑さんにも・・・誰にも渡さない!!」


恭子「ボクは・・・ボクはさやかになら・・・全部あげちゃってもいいって思ってるんだから!」


さやか「!!」

仁美「!!」

恭子(言った!言ってやったぞ!)

恭子(すっごい恥ずかしいけど・・・ボクの偽りの無い気持ちなのは間違いないし・・・あっちの世界の
恭介とさやかだってもうそこまで進んでるなら・・・!!)



さやか「肩・・・震えてるよ恭子・・・ものすごい動揺してるじゃんか」

恭子「えっ!?」



さやか「無理しなくてもいいよ・・・恭子の気持ちは伝わったから」

恭子「さやか・・・」



さやか「僕は・・・僕は・・」




さやか「小さい頃から僕は恭子の弾くバイオリンが好きだったんだ」

さやか「でもそれ以上に・・・守ってあげなきゃいけない娘だったんだ・・・
僕が恭子の気持ちに気付いてあげなきゃいけなかったんだ」



さやか「事故にあってバイオリンが弾けなくなった恭子を見て・・・そう思った」


恭子「さやか・・・!!」



さやか「もう一度バイオリンが弾けるようになった恭子には・・・僕なんか必要ないと思ってたんだ」

さやか「恭子と比べちゃうと・・・僕なんてせいぜいちょっと運動神経が良いくらいしかとりえが無いけど・・・」



恭子「そんな事無い!」



恭子「さやかの明るさに・・・さやかの優しさに・・・ボクは何度も救われたんだ・・・!」

恭子「そんなさやかが女子からモテないわけ無いだろ!」



恭子「ずっとずっと独り占めしたかったんだ!ボクが幼い頃から抱いてた気持ちだ!」



恭子「ボクだけを見てくれさやか!さやかが他の女の子と仲良くなるのなんて絶対嫌だから!!」



さやか「・・・」

さやか「ありがとう恭子・・・すごい嬉しい」



さやか「これからは・・・恭子が辛いときも楽しい時も・・・ずっとそれを分け合いたい」

恭子「そ・・・それじゃあ・・・」



さやか「志筑さん・・・ごめん・・・僕は・・・僕は恭子の気持ちに応える!」

仁美「!!」


恭子「さやか・・・!!」


ぎゅっ

恭子「今までずっと夢の世界にいたんだ」

さやか「夢・・・?」



恭子「その世界の中で・・・ボクはさやか以外の人を好きになって・・・」

恭子「その人に色々教わったんだ・・・さやかへの気持ちを素直に伝えるべきだって」



さやか「・・・全然何の話かわかんないけど・・・とりあえず変な夢を見て傷ついたって事だけは伝わったよ」

さやか「もう心配しなくて良い恭子・・・つらいときは僕がそばにいる」




仁美「恭子さん・・・」

恭子「・・・」




仁美「おめでとうございます。さやかさんと末永くお幸せに」

恭子「志筑さん・・・」



むにゅっ

恭子「うわっ!?何を・・・!?」

仁美「さやかさんのためなら全てを差し出せる・・・」



仁美「きっと同じ事を私が言っても・・・さやかさんは恭子さんを選んだでしょう」


むにゅむにゅむにゅ


さやか(・・・!!な・・・なんだこのけしからん行為は!?女の子同士で!?)


仁美「この胸も・・・このくびれもお尻も・・・恭子さんったら女性としてとっても魅力的ですもの!」


恭子「ちょ・・・やめてよ・・・!」



仁美「改めておめでとうございます・・・私と対等に向き合ってくれたこと・・・感謝いたしますわ」

仁美「すっきりいたしましたわ・・・恭子さん・・・これからは親友としてお付き合いしていただけませんか?」


恭子「え・・・!?」



仁美「一度勝負した者同士・・・もう私達はただのクラスメイトじゃありませんわ」

仁美「今後のさやかさんとのノロケ話も含めて・・・私の新しい恋への糧へとさせてもらいたいのです」


恭子「えっと・・・あの・・その・・・」

恭子「ボクは・・・志筑さんの事・・・今まで正直嫌な人だと心の中で思ってたんだけど・・」

恭子「ちょっと誤解だったみたいだ・・・ありがとう志筑さん。こちらこそよろしく」

セーラーⅤ=上条恭子


さやか(男子)ルート

魔女化する事によりワルプルギス前に連鎖的に戦力を失う未来を回避した事により
これを杏子、マミ、ほむらとともに殲滅に成功する

さやかは恭子と家庭を築くために中学卒業後就職。
恭子は高校、大学、海外留学と進みプロのバイオリニストになる。
(この時間軸のジャニー北側はノンケ)

結婚後は共働きで多忙ながらも幸せな日々を送る



ただしこの世界は実在しない可能性もある



二代目バイオリン仮面=上条恭介

「卒業」をしたため魔法使いとしての能力及び再契約は出来なくなったが
純粋な「演奏」でまた数々の事件を解決する(このエピソードのSS化は未定)

オクレパトラ事件の後上条家専属メイドと言う建前でさやかと同棲生活を始める
(目的は言わずもがな)

さやかからの「ご褒美」(意味深)目当てで勉強漬けの毎日を送り一年のブランクを乗り越え
見滝原高校に見事合格する

~そして春休み最終日~




さやか「明日から・・・あたし達高校生だね」

恭介「そうだね」


さやか「今日はまどか達と卒業式以来の女子会なんだよね」

さやか「でも春休み中は何で付き合いが悪かったんだろう?あたし達に気を使ってるのかな?」


まどか「さやかちゃん!久しぶり!」

さやか「おっすまどか」


恭介「鹿目さん、こんにちは」


まどか「あっ・・・恭介く・・・じゃなくて上条君・・・」

まどか「上条君も・・・来たんだね///」



さやか「ん・・・!?」



マミ「・・・!!かかかか・・・上条君!?///」

ほむら「恭介・・・///」


杏子「き・・・来てたのか///」



さやか「え・・・!?あんた達何それ?揃いもそろって・・・赤くなって恭介から目をそらすような動きを・・・」


なぎさ「それについては私の口から説明させてもらうのです」

さやか「なぎさちゃん!?」

なぎさ「大人のなぎさが言っていた時間旅行・・・「恭介が彼氏だったら」の時間軸に・・・彼女たちは
意識を共有する形で度々遊びに行ってたのです」


さやか「なんだってー!?どうりで春休み中一緒に遊ぼうとしなかったわけだ!」



なぎさ「そして・・・意識を共有してるうちにあちらの時間軸の自分が
「恭介との初めて」の場面に遭遇してしまったのです!」

さやか「え」




さやか「ま・・・まさか・・・あっちの時間軸で・・・文字通り擬似的な「体験」を・・・!?」



なぎさ「「本番直前」でビビって意識をこちらの時間軸に戻した子もいますけど・・・
バーチャル的に「経験」してしまった子もいるのです」


なぎさ「本人のプライバシーだから誰だかは黙っててあげますけど・・・」



まどか「・・・///」

マミ「・・・///」

ほむら「・・・///」

杏子「・・・///」




さやか「なななな・・・あ・・・あんた達・・・恭介と気まずくなるからやめときなって言ったのに!」

さやか「うわ!考えたくない!誰だ!?誰が一体「経験」しちゃったんの!?」




さやか「あ・・・そういや仁美は?恭介が仁美と一緒になった時間軸は無かったの?」

なぎさ「もちろん存在するのです。
でも今は仁美は新しい恋に走り出してるから揺さぶるようなことは言いたくないのです」



なぎさ「その「恭介が仁美を選んだ時間軸」のさやかが・・・恭介に聞きたいことがあるみたいなのです」

なぎさ「さやか・・・身体を貸してくれますか?意識だけを転送するのです」



さやか「え!?わざわざ違う時間軸の恭介とお話するの!?なんだそりゃ!?」

さやか「良いよ、やって。あたしもその時間軸のあたしがどういう経験してきたかとか興味あるから」




さやか「ふ・・・・ぅ・・・」


恭介「さやか?」

恭介「君は・・・一体どんな時間軸のさやかなんだい?」


さやか「まどかが女神になる願いを叶えた時間軸だよ」

まどか「え」


さやか「何もかも嫌になって絶望を撒き散らしていたあたしはまどかに救済されてその一部になったんだ」

さやか「あたしの時間軸でさ・・・ほむらがインキュベーターの実験に巻き込まれて・・・
ソウルジェムの内側に魔女を生み出したみたいなんだ」


さやか「だから今からまどかと一緒に迎えにいくところなの。久しぶりに現世に戻れるから・・・
その前に恭介に聞いておきたい事があって」

恭介「なんだい?」



さやか「あたしの時間軸でさ・・・仁美は恭介と付き合えたみたいなんだけど・・・どうにもすれ違ってるみたいでさ」

さやか「なんとか仁美と恭介を仲良くさせられないかなって・・・
恭介本人にその方法を聞くわけにはいかないから・・・こうやって違う時間軸の恭介から・・・」



恭介「その話の前に君も・・・僕の腕を治すために契約したのかい?」

さやか「そうだよ」



恭介「なら・・・僕への気持ちは確かめるまでも無いよね」

恭介「僕の事が好きで腕を治してくれて・・・身を引いたのに当の二人がだらしないのなら
さやかが奪っちゃっても許されると思うんだけど・・・」



さやか「それは駄目だよ!あたしは円環の理の一部だから・・・普通の人間じゃないし!」

さやか「それに・・・あたしは純粋に恭介のバイオリンをもっと大勢の人に聞いて欲しかったって気付けたから・・・」



さやか「あたしはこれでいいんだ。
今は・・・あたし以外の誰かと一緒になっても恭介が幸せになってくれることがあたしの願いなの」

恭介「そっか・・・」



恭介「なんだかそっちのさやかはちょっとお姉さん的な感じだね」

さやか「ま、人生経験ってやつですよ」



さやか「それにこうやって・・・あたしが恭介と恋人同士になれた時間軸も存在するって知れたから・・・
それでちょっとスッキリした」

さやか「だからこそ・・・あたしの時間軸では恭介は仁美とうまくいって欲しいって」


さやか「だから聞かせて、この時間軸で恭介とあたしが両想いになったきっかけってなんだったの?」





恭介「えっと・・・」

恭介「強いて言うなら・・・し・・・縞パン?」





さやか「は?」

恭介「そちらの時間軸の恭介も同じ傾向であるとは限らないけど・・・
僕は縞パンが好きという一面もあるんだよ」

さやか「お・・・おおう・・・」


恭介「僕たちがお互いの気持ちに気付いた事件も下着だったんだ」

さやか「んだそりゃ!?」



恭介「さやかの下着が病室に置きっぱなしで」

恭介「気付いたら盗んでた。そして心がさやかの事でいっぱいになった」




さやか「なんだそりゃ!?本当になんだそりゃ!?」





恭介「僕が最初に志筑さんの縞パン姿を見ていてしまったのなら・・・
もしかすれば志筑さんを好きになっていたかも知れない」

さやか「は・・・はあ・・・」




恭介「だから手を打つとしたらさやかの方から志筑さんに縞パンを履くように促す・・・くらいかな?」

恭介「そしてそれを見られてもいいくらいの覚悟が無いと・・・あの頃の僕は性に目覚めないと思うし」



さやか「わかったよ・・・縞パン・・・ね・・・」

さやか「聞いたあたしが馬鹿だったかも・・・仁美に教えたところで・・・
行動に移すほど信じてくれるとは思えないし・・・」



さやか「あたし帰るわ・・・あたしの時間軸の恭介は色々時間かか