播磨「妹さん・・・俺と付き合ってくれ!」八雲「・・・え?」(429)

どうしてああなった…?

播磨「妹さん…俺と付き合ってくれないか!」

八雲「え…ええ!?」

播磨「す、すまん!驚かせちまったな、実は最近漫画がスランプ気味でなぁ」

八雲「は、はぁ…」

播磨「それで女の子と付き合う事が出来れば少しは良い案が浮かぶと思ってな」

播磨「それでお願いがあるんだ!!一日だけ恋人同士になってくれないか!」

八雲「…え!で、でも…」

播磨「すまねぇ妹さん、嫌かもしれないが…こんな事頼めるのは妹さんだけなんだ!」

八雲「わ、私だけ…」

播磨「あぁ…本当に嫌だったら断ってもらって良いんだ、何時もお世話になってるし迷惑ばっかりかけらんねぇ」

八雲「…あの…わ、私でよければ…」

播磨「ま、まじか!よっしゃあああああ!流石妹さんだぜ!!」ガシッ

八雲「あ…あの…」

播磨「ありがとよ!本当にありがとよ!」

八雲「…はい……それで付き合うって実際何をするんですか?」

播磨「うっ…考えてなかった…そうだなぁ……考えとくわ」

八雲「はい、お願いします」

播磨「んじゃ昼休みも短いしそろそろ戻るか、妹さん飯もまだだったろ?わりぃな」

八雲「いえ、気にしないで下さい…」

播磨「そんじゃ後でメールでもするわ!サンキューな妹さん!」

八雲「はい」

播磨「って戻ってきたが金欠で飯なんかねぇんだよなぁ…雑誌でもみて今度の休みの予定でも考えるか」ペラペラ

--------------------
沢近「…」

高野「どうしたのエリ?」

沢近「え!?べ、別になんでもないけど」

高野「そう」

周防「播磨戻ってきたのか、昼ごはんも食わないで雑誌みてら」

沢近「どうせヒゲのことだから遊びすぎてお金ないんでしょ、」

周防「本当に播磨にはきついなぁ、てか今ヒゲねぇけどな」

沢近「ふんっ!」

播磨(ん~…付き合ったことねぇからわかんねぇ…なにすりゃいい?何すれば…)

播磨(直接妹さんに聞くか)カチャ ピッピッ

周防「雑誌の次は携帯か、忙しい奴だな」

沢近「…」

-------------

サラ「あ、八雲おかえりー」

八雲「ただいまサラ、ごめんね待っててくれて」

サラ「ううん!大丈夫大丈夫!それで播磨先輩なんだって?」

八雲「え…それは…」

八雲(…言ってもいいのかな?…内緒だよね)

八雲「…内緒」

サラ「ぶー!ま、いっか!ラブラブみたいだし」

八雲「そ、それh」

ブーブー

サラ「八雲携帯なってるよ」

八雲「う、うん…あ…」

八雲(播磨さんだ…どっかいきたい所ある?)

サラ「…」ジー

八雲(お任せします、播磨さんの行きたいところなら何処でも大丈夫です)

サラ「…」ニヤニヤ

八雲「…ふぅ…な、何サラ?」

サラ「…べっつにー」ニヤニヤ

八雲「サ、サラ、ベ、別に何も」

サラ「何も言ってないけどー」ニヤッ

八雲「…っ!」

---------------------

播磨「…」カチャカチャ

周防「でっさー花井の奴…」チラッ

高野「…」チラッ

沢近「…」ジー

高野「エリ」

沢近「ひゃ!な、何?」

周防「気になるなら聞いてみたらいいだろ?」

沢近「な、何がよ!」

高野「…」

周防「はぁ…やれやれ、じゃあ私が聞いてきてやるよ」ガタッ

周防「おーい播磨」

播磨「アン?なんだ周防か、あんだ?」

周防「さっきから何してんだ?」

播磨「何ってメールだ、普通だろ」

周防「そうか、因みにあいt」

播磨「そうだ、周防、お前にききてぇ事があんだが」

周防「え?」

播磨「男と付き合ったら何処行きたい?例えば俺と付き合ったら」

周防「は、はぁ?な、な、ななにいってんだ!」

播磨「例えばっていってんだろ、何焦ってんだ」

周防「ウッセ!ったく…そうだな…お前とならスポーツ系が面白そうだな」

播磨「そっか、うーむ」

播磨(妹さんはそういう系じゃない気がするな)

播磨「分かった、サンキュー」カチャ ピッピッ

周防「なんだありゃ…」

沢近「…なんだって?」

高野(エリ聞くの早いな)

周防「…何か俺と付き合ったら何処行きたいって聞かれた」

沢近「!?…ふ、ふーん」

高野「携帯の件は?」

周防「あ!急に聞かれたから忘れたわ…高野聞いてきてくれよ」

高野「仕方ないね」スッ スタスタ

沢近(ど、どういうことよ!ミコトにそんなこときくなんて…わ、私が行けば…)

高野「播磨君」

播磨「あ?なんだ今度は…えーと…」

高野「高野よ、いい加減覚えてくれない?」

播磨「あぁ高野高野、わりぃな俺バカだからよ」

高野「まぁいいけど、それで播磨君」

播磨「あん?なんだ」

高野「さっきから誰とメールしてるの?」

播磨「…そりゃいわなきゃいかんのか?」

高野「聞けるなら聞きたいものね」

播磨「…じゃあパスだ」

高野「仕方ないか、ありがとうそれzy」

播磨「…待て高野」

高野「何播磨君?」

播磨「…」

播磨「教えてもいいが条件がある」

高野「…いいわ」

播磨「一つは他言無用、これが絶対条件だ、もう一つが…もうちょっとこっちこい」

高野「何?いきなりキスとか辞めてね」

播磨「す、するか!!バカ!!!」

播磨(妹さんってどっか好きな場所とか知ってるか?)

高野(八雲?…あぁそういうこと)

高野(そうね、彼女は何処でもいいと思うけど?)

播磨「あぁ?なんだそりゃ」

高野「言葉のままよ、それじゃ」

播磨「あぁ?聞いてかねぇのか?」

高野「もうわかったからいいわ、約束はまぁ一応守るわ」スタスタ

播磨「あんだそりゃ」

周防「お、どうだった?」

高野「一応分かったけど、教えられないわね」

沢近「な、なんでよ!」

高野「彼と取引したから、約束は守らないとね」

沢近「い、いいじゃないそんなの!ヒゲとの約束なんて」

高野「そんなに気になるなら自分で聞きに行ったら?」

沢近「…いいわよ!じゃあ聞いてくるから!」スタスタ

周防「やっと行ったか、自分で聞いてくりゃいいのによ」

高野「エリだからね」

播磨「うーん…ますます決まらん…」

沢近「ちょっとヒゲ」

播磨「…」チラッ

播磨「ッチ…あんだよお嬢」

沢近「あんたさっきから誰とメールしてるのよ」

播磨「あぁ?テメェにゃ関係ねぇだろ」

沢近「あんた友達いないんだからメールする相手いないでしょ」

播磨「んなっ!!」

沢近「仲のいい花井君や今鳥君だって知らないんだしどう考えても居ないじゃない」

播磨「あいつらとは仲よくねぇよ!!!メガネに至っては論外だ!それに俺にだってメールするやつは一人や二人居るわ!」

沢近「だからそれが誰かって聞いてるんでしょ」

播磨「だからお嬢にゃ関係ねぇだろ!」

沢近「ふーんあっそう…」

播磨(あぁ!めんどくせぇ!こいつと関わるとろくな事がないからな!シラを切り通してやる)

播磨(メールどうすっか、そうだ!結婚式場でも見て参考に…なんで言える訳ねぇか)

沢近「じゃあ話し変えてあげるわ」

播磨「別にいいから席に戻れよ」

沢近「ミコトになんであんな事聞いたのよ」

播磨「無視かよ…それもどうでもいいだろ」

沢近「あんたみたいなバカで髭な男とミコトが付き合うわけないでしょ!」

播磨「うっせ!大体今ヒゲはねぇよ!!てかただ聞いただけだろ!」

沢近「それってセクハラじゃない?…わ、私には聞かないでよね」

播磨「安心しろ、それは一生ありえない」

スパンッ
播磨「いってぇ!!」

沢近「このバカヒゲ!携帯貸しなさい!」グイッ

播磨「や、やめろばか!」グググッ ピッ

送信中 送信中 送信しました

播磨「あああああああああああああああ!!!!編集中のメールがああああああ!」

沢近「何メール一つで驚いてんのよ…貸しなさい!」スパッ

播磨「あっ!!!」

沢近「どれどれ…」ピッピッ
八雲(あ、またメールきた…)

「結婚式場でも見に行くk」

八雲「…え?…ええ!?………え?」


沢近「………ヒゲ…一万で良いわね」スッ

播磨「…は?」 バキッ

播磨「ああああああああああああああああああああ!俺の携帯が逆パカにいいいいいいいいいいいい!!」

沢近「はい一万と携帯返すわ」ポイッ スタスタ

八雲「な、なんだろうこれ…け、結婚式場って…え?」

サラ「どうしたの八雲、顔真っ赤だよぉ?」ススッ

八雲「ち、ちがっ!な、なんでも」

カチャン
サラ「あ、携帯落ちたよ、ひろってあげる」

八雲「あっ…」

サラ「…あっ」

サラ「…日本の法律って確か女の人16だっけ…うん…」

八雲「ま、まって!それはごk」

サラ「で、でもほら!まだ播磨先輩は18になってないんじゃないっけ!あ、ああ!下見か!うん」

八雲「ちg」

サラ「そうだよね!人生プランは大事だもんね!将来のことも考えていかないと!大事だなぁ!人生プラン!将来設計!未来日記!」

サラ「…」

八雲「…」

サラ「八雲結婚するのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!?」

八雲「ち、違うから!」オロオロ

播磨「お嬢!てめぇなんてことを!!」

沢近「何か文句でもあるの?」ゴゴゴ・・・

播磨「ありません、新品に買い換えたかったところです、一万円ありがとうございます…」

沢近「…」スタスタ

周防「お前も相変わらず酷いことするなぁ」

沢近「ふんっ!」

高野「で、メール誰からだったの?」

沢近「…名前見忘れた」

周防「はぁ~?じゃあ何であんなことしたんだ?」

沢近「あのヒゲ結婚するみたいだから」

周防「ま、まじか!!」

高野(八雲と結婚式場で何かの参考にする→こりゃねぇなわ→消そうと思ったが間違って送信→エリと八雲に誤解…か)

高野「面白すぎる」

沢近「は?」

高野「こっちの話」

周防「てかそりゃなんかの間違いだろぉ大体あいつ結婚できる年でもないし相手いるのかぁ?」

沢近「そ、そういわれると…まぁ…」

高野「知り合いの結婚式参加の予定だったのかもよ」

沢近「うっ…」

周防「ちゃんと確認したのか…?」

沢近「…」

周防「あっちゃー…また面倒なことを」

沢近「し、しかたないじゃない!気が動転してたんだし!」

高野「何でエリが?」

沢近「な、なんでって…そ、そんなの!そ、そう!あのヒゲが私より先に結婚するなんてありえないわ」

周防「むちゃくちゃだな…」

播磨「くっそぉ…どうするか…携帯直さねぇと…」

播磨「てかやべぇ!!!メール送信しちまったぞ!!また入らぬ誤解が発生するかもしれん!」

播磨「そうなったら…」

誰だっけ(播磨くん!八雲と結婚のプランまで立ててるんだって!?さっすが出来る義弟がいるとちっがうなぁ!)

播磨「ってめんどくせぇことになるじゃねぇか!!!」

播磨「だが今教室に行くとさらに面倒なことに…ぐぐぐっ…携帯さえあれば…いや待て」

播磨(そうだ、放課後に茶道部にいけば最小限の被害で食い止められるかもしれん!)

播磨「放課後まで待つか…」

周防「謝っとけよ、播磨に一つたりとも非がないし」

沢近「…分かったわよ…放課後にでも謝るわ」

高野(被害最小限のため放課後まで待機、播磨君はどうせ茶道部に来て八雲に直接誤解解く、私がエリを連れて茶道部に登場、修羅場)

高野「ニヤニヤがとまらない」

周防「無表情で何言ってんだ…」

ちょい風呂

-----放課後------
播磨「うーし…んじゃ行くかなぁ」

沢近「ちょっとヒゲ」

播磨「あんだよ、俺は急いでんだよ」

沢近「その…携帯だけど…」

播磨「あぁん?もういいって言ってんだろ!じゃあな!」ダダダッ

沢近「ちょ、ちょっと!待ちなさいよヒゲ!」ダダダッ

播磨「げぇ!何で付いてくんだよ!いいっていってんだろ!ついてくんな!!」

沢近「いやよ!絶対謝るからね!!」


播磨「く…くそっ…お嬢を撒くのに無駄に時間かかっちまった…ぜぇぜぇ」

播磨「まぁなんとか茶道部についたからいいとするか…邪魔するぜ」コンコン

八雲「あ、播磨さん…」

サラ「新郎キタアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

播磨「おそかったあああああああああああああああああああ!!!」

八雲「ち、ちがっ」

サラ「播磨先輩!八雲を幸せにしてあげてね!」

播磨「待てマテまて!妹さんの友達!ありゃ誤解だ!続きがあるんだ!」

サラ「なんですかぁ?続きって?あぁ神社でやるか教会でやるかってことですか?」

播磨「そこじゃねぇよ!」

サラ「播磨八雲はどっちでしたい?うーん八雲美人だからなウェディングドレスは似合ってたけど和服もみたいなぁ」

八雲「サ、サラ、播磨八雲って…」

サラ「え?だって結婚したらそうなるんでしょ?いいなぁうらやましいなぁ」

播磨「だから話を聞けええええええええええええええええええええ!」

播磨「いいかぁ?ありゃ誤解でだなぁまだ編集中のメールを間違って送っちまったんだ」

八雲「そうだったんですか、びっくりしました…」

播磨「すまなかったな妹さん」

サラ「で、その先はどう続くんですか?」

播磨「え?いやあれでおわr」

サラ「きっとお前を幸せにしてやる…俺の命にかけても!とか続いたんじゃないんですか?」

八雲「サラ、それちがっt」

播磨「!?そうか…それがあるな!」

播磨(そうか!ついに付き合った二人!その男が最後に携帯でその言葉を送る!…これはいけるぞ!)

サラ「でしょー!ここはメールでいえなかった分此処で言いましょう!」

八雲「サ、サラ!」

サラ「いいじゃんいいじゃん!どうせ言われる予定だったんだしどうですか?播磨先輩?」

播磨「ちょっと妹さん」

八雲「は、はい」

播磨(これは漫画のネタになるかもしれん!少し付き合ってくれ、後この壌ちゃんを欺ける)ボソボソ

八雲(ネタはいいと思いますけど…欺けるかはどうk)ボソボソ

サラ「ほらほらぁ早く早く!ムービーも用意おっけーですよ」ワクワク

播磨「よっし!妹さん!」

八雲「は、はい」

播磨「きっと幸せにしてみせる!俺の命に」

ガチャ

沢近「…」

播磨「賭けて…も…」

高野「あれ?邪魔だった?」

八雲「…」

サラ(これは永久保存版だね…いろいろな意味で)ウィーン

播磨「さって…俺バイトあるからそろそろ」スタスタ
バタン
播磨「あの…ドア開けて欲しいんですけど」

沢近「その前に今何してたか教えて貰えるんでしょうね?」

播磨「あぁー…あぁ!お茶貰いにきただけだ!お壌とのかけっこで喉がからからだったからな!」

沢近「へぇ…そんなに喉がカラカラなんだぁ」

カラン スポンッ

播磨「あの…なんで茶筒あけてんの?」

沢近「喉渇いてるんでしょ?潤してあげるわ」ガシッ

ザラザラ

播磨「何で口を!!もががっ!」

沢近「ぬるま湯いれてと」ゴポゴポ

播磨「おぼぼ!!!」

沢近「ハイシェイクシェイク!」ブンブン

播磨「」グワングワン

サラ「うわぁ…口の中でお茶作るのはじめて見た…」ウィーン

播磨「ぐへぇ」バタン

沢近「さてと…今何をしてたのか教えてくれるわよね?」

八雲「え、えっと…」

沢近「なに?言えない事でもしてたの?」

八雲「そ、それは…その…」

サラ「実は演劇の練習してたんですよぉ」

沢近「演劇?」

サラ「ハイ!今度私のバイト先で子供達の演劇があるんですよ!それに播磨先輩と八雲にも手伝ってもらおうと思って」

沢近「…そうなの?」

サラ「ちょうどクライマックスだったんで先輩達も驚いちゃいましたよね?」

沢近「…そう…ごめんなさい邪魔しちゃって」

八雲「…」

播磨「げほっ…げほっ…し、死ぬかと思った」

沢近「自業自得よ、いつも誤解されるようなことばっかりしてるから」

播磨「うっせぇ!!携帯壊しといてまだ物足りねぇか!」

八雲「播磨さん、携帯壊れちゃったんですか?」

播磨「あぁ、どっかのバカ女g」

沢近「アァ?」

播磨「俺が踏んで壊しちゃったのさ、ハハハ」

サラ「あーついてないですねぇ」

播磨「全くだ、これじゃ誰とも連絡取れねぇよ」

沢近「連絡取る相手いないじゃない」

播磨「いちいちうるせぇな!居るっていってんだろ!大事な約束もしたばっかだってのによ!」

八雲(もしかして…そ、それって…)

サラ「キュピーン」ニヤリ

高野「読めた」

沢近「だから誰か言いなさいよ、そしたら信じてあげるわ」

播磨「へんっ!別に信じてもらわなくたって結構なこった」

沢近「むっかぁ」

サラ「はいはいー!あの!播磨先輩の携帯修理に出すんですか?」

播磨「んー?いやどうせ古い奴だし新しい携帯に買い換えるかな」

サラ「知ってます?今恋人同士一緒に買うとすっごく安くなるんですよ?」

播磨「ほぉー?だが俺には関係ない話だなぁ」

サラ「なに言ってるんですかぁ?八雲が居るじゃないですか!恋人プランで変えちゃいません?」

沢近「!?」

八雲「なっ!サ、サラ!」

播磨「ほぉー妹さんも換えたかったのか?だが俺達は付き合ってないと何度いえb」

サラ「まぁまぁ!この際そこはいいとしましょう!どうせ噂で学校中に広まってますし」

播磨「詐欺じゃないのかそれ…まぁ安くなるって言うなら俺はありがたいが妹さんはどうだ?」

八雲「え?あの…その…それなら…わ、私も」

高野(面白い)

播磨「んじゃ俺は今すぐ欲しいんだが、妹さんこの後大丈夫か?」

八雲「は、はい、私は大丈夫です…」

サラ「私も証人として付いていきましょう!店員さんに疑われたらこの二人毎日キスしてますって言ってあげますよ」

播磨「や、やめろ!!シスターのくせにどんだけ嘘つく気だ!さっさと行くぞ」

八雲「は、はい…それじゃ先輩お先に失礼します」ペコリ

サラ「失礼しまーす」

バタン

沢近「…」

高野「敵に砂糖送っちゃったわね」

沢近「それなら塩でしょ!!!!なによもう!!!」

お前ら日曜の夜になにしてんだよ…寝ろよ

播磨「ところでだ、恋人プランってどうやって証明すんだ?うその可能性だってあるだろ」

サラ「なにをいってるんですかぁーそんなの一つに決まってるじゃないですか!キ・ス♪ですよ!キッス!」

播磨「は、はぁ!?で、出来るわけねぇだろ!!」

八雲「っ!」

サラ「えー?毎日昼休み屋上でチュッチュしてるんじゃないんですかぁ?」

播磨「お前俺達をどんな目で見てるんだ!!昼間の学校屋上でそんな事するわけねぇだろ!」

サラ「あぁーそうですよねぇ、やっぱ先輩の家d」

播磨「だからしてねぇよ!!!!これだから外人ってのは!」

サラ「えーそうなの八雲?」

八雲「だ、だから違うんだって」

播磨「ちくしょう…誰も信じねぇ…ちくしょう…」

播磨「もうあきらめるかそれは」

サラ「えーもったいないですよぉ」

播磨「世話になってる妹さんにそんなことできる訳ねぇだろ却下だ却下」

サラ「えー?」チラッ

八雲「そ、そうだよ…」モジモジ

サラ「ふふんっ」ニヤリ

サラ「じゃあ私としますかぁキッス」

八雲「!?」

播磨「なぁにいってるんだ?!ムリに決まってるだろ」

サラ「ほらぁ一瞬チュッとするだけですしぃ!」ペロッ

播磨「そんな軽いもんじゃないだろぉ、駄目だ」

サラ(…流石だねぇますます八雲任せられるよ!)ボソッ

八雲(え……うん…)

播磨「なんやかんや着いちまったなぁ」

サラ「結局どうするんですか?」

播磨「だからだめだtt」

八雲「あの…私は…いいです」

播磨「ほら妹さんも嫌だって………ん?い、妹さん今なんて言った?」

八雲「わ、私はだ、大丈夫です…」

播磨「え………まじ?」

サラ「きたこれええええええええええええええ!八雲が勇気をだしたあああああああ」

播磨「まてまてまて!妹さんちょっと!」

播磨(さ、流石にそれはまずいだろ!)ボソボソ

八雲(でも…一日恋人って言ったの…播磨さんです…)

播磨「此処でそのフラグかあああああああああああああああああ!」

サラ「はよはよ!!!」

沢近「…」

高野「…」

周防「…あのさ」

高野「どうしたの?」

沢近「…」

周防「なにしてんの私達」

高野「尾行、相手の行動を探ったり監視したりするために、気づかれないようにあとをつけて行くこと」

周防「そんなこときいてねぇよ!なんで私まで巻き込まれてんだよ!」

高野「だってエリがどうしてもあと着けるっていうから」

沢近「べ、別にあの二人がどうなってるかなんてどうでもいいのよ!ただ面白そうなだけで」

周防「ところで今まで出てなかった天満は?」

高野「烏丸君とどっかいってるんじゃない?」

アシャシャシャセー

サラ「それでどの携帯にします?」

播磨「あぁーなんでもいいんだけどなぁ」

サラ「じゃあ八雲選んであげなよ」

八雲「え?でも…」

サラ「いいですよねぇ播磨先輩」

播磨「あぁかまわねぇよ、ただ可愛い系とかの色は簡便な」

八雲「じゃあ…えっと…これとかどうですか?」

播磨「ほぉーいいじゃねぇかこれ、値段も手ごろだしな」

サラ「あっさりですねぇまぁいいですけど」

播磨「妹さんも同じ奴でいいのか?」

八雲「は、はい…」

サラ「えへへぇ」ニヤニヤ

播磨「んじゃこの二つで…すいませーんこれ下さい」

店員「はーい、じゃあこの契約書に記載お願いしますー」

店員「お客さんたち恋人同士ですかぁ?いやぁ美男美女ですねぇ!」ニコニコ

播磨「そっすか?まぁ美女は間違ってないが美男ではないすよ」

八雲「…そ、そんな」

店員「じゃあ恋人プランですよねぇ、それなら此処に○つけるだけでOKです」

サラ「え?キスするんじゃないんですか?」

店員「あぁそれはCMでやってるジョークですよジョーク」

サラ「ええええええええ!」

播磨「なんだそれならあんしn」

サラ「そんな!!私はそれがみれると思って楽しみにしてたのに!!ひどいですよ!」

八雲「サ、サr」

サラ「八雲と播磨先輩のチューみたいー!」

店員「あ、あの、あの方は?」

播磨「とりあえず無視しといてください」

店員「んじゃこれ新しい携帯ですー支払いはどうします?」

播磨「あー一緒でいいすよ、幾らすか?」

八雲「あ、あの私も払います!」

播磨「いいよいいよ、何時も世話になってるしな、たまにはお礼しないと」

八雲「で、でも流石にそれは…」

播磨「その代わりといっちゃ何だが…その、また手伝ってくれるか?」

八雲「は、はい!喜んで…有難うございます…播磨先輩」

サラ「チュー…まぁいっか…」

高野「まぁ恋人プランって○つけるだけなんだけどね」

沢近「し、知ってたの!?」

高野「そりゃね、サラは信じそうだけど」

周防「なんだ、つまんねー」

沢近「な、なによそれ!つまんないって」

周防「いやぁ播磨と八雲ちゃんがキスしたなんてなったら大変な話題になりそうだしさぁ」

高野「まぁあの二人は既に話題になってるけどね」

周防「なんかあの二人楽しそうだなぁ私も彼氏つくっか!」

沢近「…なんなのよぉ!!!もうー!!!」

店員「もちろん番号はお互いの登録済みですよぉー」

播磨「あぁどうも」

店員「有難うございましたー」

サラ「結局キッスは見れずじまいかぁ…残念だなぁ」

播磨「まぁだいってんのか、あきらめろ」

サラ「ブー…折角八雲が大胆になったのになぁ」チラッ

八雲「…」ジー

八雲「えへへ…」

サラ(あーもう可愛いなぁ…)

八雲「」

------そして次の日-------

播磨「…結局何もきめてねぇ…どうすっか…」

沢近「ヒゲ…」

播磨「…またお前かよ…あんだよ」

沢近「携帯壊してごめんなさい」

播磨「だからいいって言ってんだろ!ほれ金返すぞ」

沢近「え?だって…壊したの私だし…別に」

播磨「どうせ買い替え時だったしな…てか女から金なんかもらえっか」

沢近「ヒゲ…あんt」

播磨「お、妹さんからメールきてら」

スパンッ

播磨「いてぇ!!」

沢近「ふんっ!!ばかっ!」

何でお前ら寝ないの?もう5時だよ?早起きしても3文の得しないよ?

飯食ってくる

播磨「ったく…あんだってんだ」

花井「ハリマアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

播磨「またうぜぇのが来たよ…」

花井「播磨貴様ああああああ!貴様あああああああああああああ!貴様八雲君と付き合ってるのかぁ!!?!」

マジ?ヤッパアノウワサマジナノカ クッソーハリマバッカリ

ウッソーツカモトサンノイモウトサントナンノツナガリガアルンダロ? ビジョトヤジュウッテカンジダネ

ザワザワ…ザワザワ…

播磨「ちげぇっていってんだろ、しつけぇな」

花井「ならば何故八雲君の番号とアドレスを知っている!!僕でさえしらないのに!!!教えろ!!」

播磨「あぁ?てめぇで聞いてくりゃいいだろ」

花井「…」

播磨「…」

花井「それだ!!!何故それに気づかなかった!!!今行くぞ八雲君!」

播磨「…ばかだなありゃ」ピッピッ

「アホメガネが行った、注意されたし」

八雲「…あ」キョロキョロ

サラ「どうしたの?八雲」

八雲「ご、ごめん、ちょっとトイr」

花井「やくもくうううううううううううううううううううううん!」バーン

サラ「あぁ…そういうことか」

花井「八雲君!アドレスを教えてくれたまえ!」

八雲「は、花井先輩…そ、それは」

花井「だ、だめなのか!?播磨はいいのに?!」

八雲「そ、それはその…」

サラ「まぁまぁ花井先輩のメールアドレス教えてあげればいいじゃないですか後でメールさせますよ」

花井「それは本当かい?!よし…これが僕のアドレスだ!!それでは待ってるぞ!ハッハッハ!」ダダダッ

八雲「サラ…」

サラ「大丈夫大丈夫、ミキー」

稲葉「何ー?サラー」

サラ「これあげる!」

花井「はっはっは!播磨ー!これで八雲君のアドレスを知ってるのはお前だけじゃないぞ!」

播磨「あぁそうかよ、ったくうっせぇダメガネだな」

ピロリロリーン ピロリロリーン

花井「早速メールか!流石八雲君!」

「先輩!早速メールしちゃいました、今日一緒に帰りませんか?」

花井「キタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

花井「見ろ播磨ァ!!!!これを!!!!さっそく八雲君からメールがきてこれだ!!!大胆だなぁ八雲君は!ワッハッハ!」

播磨「…」チラッ

播磨「アドレスちげぇじゃねぇか…」ボソッ

播磨「よかったなメガネ、だから席にもどれ」

花井「そうさせてもらおう!さっそく帰りのプランを考えねば!ハッハッハ」

播磨「…哀れだなメガネ」 ブーブー

「播磨さん、今日お手伝いに行きますか?」

播磨「よろしく頼むわ…っと」ピッピッ

ねみぃ

播磨「うーん…どうすっか…まじで結婚式場か?結婚してる人みりゃ参考にはなりそうなんだがなぁ…」ブツブツ

花井「今行くぞ八雲君んんんんんんんんんんんんんんんんんん!」ダダダッ

播磨「…」ピッピッ

播磨「もしもし、あぁ妹さんか?裏口で待っててくれ、バイクもっていくからよ、あぁんじゃあとで」ピッ

播磨「かえっぺ」スタスタ

高野「ラブラブだね」

周防「ラブラブだな」

沢近「…」イライラ

周防「一日中メールして帰りは一緒ときたらもうこりゃ…どんまい沢近」

沢近「ナ、何がどんまいなのよ!!」

周防「いやだって…なぁ」

高野「うん」

高野「因みに天満は烏丸君と帰ったよ、誰得だけど」

高野「もう寝取っちゃえば?」

周防「おまっ!何言ってんだ?!」

沢近「何よ…寝取りって」

高野「要するに播磨君を奪っちゃうって事ね」

沢近「…なんで私がそんな事…」

高野「まぁ二人とも付き合ってないって言ってるし別に寝取りじゃないけど」

周防「お前変なこと教えんなよ…」

沢近「…」

高野「でもまぁ今頃は…」

-----------

播磨「妹さん…相変わらずきれいだな」

八雲「は、播磨さん…その…播磨さんもかっこいいです…」

播磨「妹さん…」

八雲「あっ…」

--------------

高野「なんて会話してるかもよ」

周防「どんな会話だよ!あの二人がそんな会話するか!」

沢近「…」プルプル

周防「おーい沢近、まさか真に受けてないよなぁ?」

沢近「…と、とりあえずあの二人が普段放課後何してるのか調べるわ」ピッピッ

沢近「中村、播磨君に発信機と盗聴器付けと着なさい、今すぐ、10分以内よ!」

周防「お嬢様こええ…」

高野(まだまだ楽しめるわねこれ)

男子ご飯始まるまで寝ていい?

花井「八雲君は何処だああああああああ!校門前って話だったはずだ!」

花井「やああああああくもくうううううううううううんん!」

稲葉「あ!花井先輩!遅いですよー」

花井「む、君は稲葉君、此処で一体何を?」

稲葉「何言ってるんですか?メールしたじゃないですかぁ」

花井「え?メールってまさk」

稲葉「さぁさぁ!いっきましょー!」

花井「待ってくれ!矢、やくもくうううううううううううううんん!!」

--------------

播磨「わりぃわりぃ、待たせちまって」

八雲「いえ、今来たところなので」

播磨「んじゃいくかぁ、ほいヘルメット」

八雲「あ、ありがとうございます」

-------メルカド-------

中村「任務は完了しております」

沢近「はいはい、ありがとう」

周防「本当にやったのか…何処のスパイだよ」

沢近「で、今あの二人何処にいるのかしら?…これ何処のマンション?」

中村「少々お待ちを…どうやら播磨殿の自宅かと」

周防「い、いきなりお家デートか!!」

沢近「そ、それで…音声はどうやって聞くの?」

中村「此方のスイッチを入れれば…」ピッ

『ふぅ…ちょっとコーヒーでもいれてくらぁ』

『分かりました、部屋の掃除でもしておきますね』

『いつもわりぃな、頼むわ』

周防「…いつも?」

沢近「…」イライラ

高野(こりゃムリね)

追いついた

旗派だったオレだけど、久しぶりのスクランSSだ
支援せざるを得ない

華麗に保守(`・ω・´ )

三期はもう無理なのかなぁ

まだ残ってたってかまだ終わってなかった
播磨も男前だけど花井も眼鏡がないと男前だったよね、それだけに扱いが不憫だった

>>249
Dカップの嫁がいて不憫…だと…?

スズキ

続きはよ

播磨「お、いつもすまねぇな妹さん、ほいコーヒー」

八雲「いえ…有難うございます」

播磨「んじゃはじめるかぁ、此処んところお願いしていいか?」

八雲「はい」

-------------

周防「何してるか分からないなぁ、なんか声も小さいし」

沢近「…どうせくだらないことでしょ」

高野「やれやれ」

周防「な、なぁこのまま聞いてていいのかな?」

高野「何で?」

周防「いや…い、色々…始まらないかなと思って…」

沢近「い、色々って何よ!!」

『あの播磨さん…ここって』

『あぁそこは』

『『あ…』』

周防「な、なんだ」

沢近「…べ、別になんでもないでしょ」

『播磨さん…此処でしちゃって良いんですか?』

『いいんだよ、誰も居ないし』

『す、少し恥ずかしいですね』

『いや、此処でしたいんだ…キス』

『…播磨さんがいうなら…私h』

周防「…ごほっごほっ!」プチッ

沢近「あ!みこと何するのよ!は、早くスイッチ入れなさいよ!!」

周防「待てマテまて!流石にこれは聞いちゃ駄目だろ!」

沢近「何言ってんのよ!早くスイッチを!」

ギャーギャー

八雲「あの…別に視聴覚室じゃなくても」

播磨「あの雰囲気がいいんだけどなぁ…やっぱ変か」

周防「ぜぇ…ぜぇ…」

沢近「はぁ…はぁ…」

高野「楽しそうね二人とも」

周防「お、おまえ流石にこれは聞いちゃ駄目だって…」

沢近「な、何してるか確認でしょ!」

高野「…」パチン

周防「あ…」

『ふぁー…眠いな』

『大丈夫ですか…』

高野「もう終わってるみたいね」

周防「ふぅ…」

沢近「…もうっ」

播磨「あぁー…そうだ、今度の休みどっかいきたい所ないか?」

八雲「え?」

播磨「ほらこの前の…」

八雲「でもこの前携帯買ってもらいましたし…」

播磨「まぁありゃ予想外だったからなぁ、参考にもならないしな」

八雲「…あの…結婚式場のロビーとかどうでしょうか?」

播磨「あれか、冗談みたいなもんだったんだが」

八雲「でもラブストーリー系なら何か参考になるかも知れないですし…」

播磨「い、妹さんもそう思うか!!流石妹さんだぜ!」

八雲「い、いえ…そんな…」

播磨「じゃあ決まりだな、明日行くかぁ土曜日だし」

八雲「はい」

おい、再開したと思ったらもう止まってるじゃないか
早く続きを書かないとオレが沢近ルートに持って行っちゃうぞ(`・ω・´)

二期の最大の戦犯はあのデカッ鼻アイドルだよなぁ

AGE始まっちゃう(´・ω・`)

周防「なんだやっぱり結婚するのか…将来設計しっかりしてるな」ポンポン

沢近「な、なんで肩たたいてるのよ…」プルプル

周防「諦めろよ沢近、大体あの二人お似合いじゃねぇか」

沢近「う、うっさい!だ、大体あの二人いつから仲いいのよ!!」

周防「そういやそうだなぁ…いつの間にか噂になってたしなぁ、てかお前が言ったんじゃねぇか」

沢近「あ、あれは…冗談だったというか…噓から出た誠というか」

周防「高野知ってるか?」

高野「ううん、でも接点は色々あったよ」

周防「ふーん…意外だよなぁ」

----数時間後------

周防「ふぁぁー…そろそろ帰るかぁ」

高野「そうね、進展もなさそうだし」

沢近「はぁ…もう諦m」

『雨と雷すげぇな…どうする妹さん?』

『あ…本当ですね…どうしよう』

『流石にバイクだせねぇしなぁ…泊まってくか?』

『…いいんですか?』

『あぁ、全然いいけど』

沢近「…」

周防「…」ピッ

周防「よーし!帰ろう!帰ろう!かえろーう!!!」

高野「お泊りデート」

沢近「やっぱやだ!!!!!!」

いくらなんでも遅すぎるやろ(´・ω・`)

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月22日 (木) 03:07:48   ID: hg8pDUA9

結婚できなくても、結婚式挙げるだけならできなくもない。

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