橘「ついにトリシューラを手に入れたぞ!」美也「やったね!にぃに」(210)


2月某日・・・

橘「とうとう僕もトリシュを手に入れた・・・」

橘「これで僕もガチデッカーの仲間入りだ!」

橘「いや~梅原っていいやつだなぁ。 グスタフ・マックスなんかと交換してくれるなんて」

橘「持つべきものはやっぱり親友だなぁ」

次の日・・・

梅原「ドローしてメイン、キラー・ラブカ出してシャーク・サッカー出すぜ」

橘「うん」

梅原「エクシーズしてブラック・レイ・ランサー。何かある?」

橘「無い」

梅原「ブラック・レイ・ランサーでシューティング・スター・ドラゴンの効果無効にする」

橘「お・・・」

梅原「浮上でシャーク・サッカー蘇生させてコイツをコストにフィッシャーチャージ発動!流星を破壊するぜ」

橘「出た!梅原のトラップコンボだ!」

梅原「はい攻撃」

橘「残り1300」

梅原「エンド」

橘「ドロー。お、そろった。サイドラ特殊召喚」

橘「さらにジャンク・シンクロン召喚してチューニング・サポーター復活」

梅原「あーこりゃぁ・・・」

橘「トリシュ。ブラック・レイ・ランサーとあと何か適当に除外して攻撃」

梅原「負けたー」

ケン「トリシュつえーなー」

マサ「おいおい、そこはミストさんにしとけよ。まあ手に入れたばかりで使いたくなる気持ちもわかるけどよー」

橘「ゴメンゴメン。しかし、本当にいいのか梅原?この間、ようやくゲットしたぜ~、なんて喜んでたのにトレードに出しちゃって・・・」

梅原「な~にいいって事よ!そもそも俺のシャークさんデッキじゃ出しようがないしな。チューナー入ってないし」
    
梅原「トリシュもデュエルで使ってもらったほうが喜ぶってもんよ。大将のデッキなら活躍できる。これはお前が持つべきだ」

橘「梅原・・・。ありがとう、大切にするよ」

ケン「そういや知ってるか?隣町の大会でまた例の女の子が優勝したらしいぜ」

マサ「あ~あの・・・俺たちと同じぐらいの歳で、すっげーカワイイって噂の子だろ?」

梅原「聞くところによるとノリノリでデュエルして相手がビビっちまうらしいな」

橘「へえ~・・・」

ケン「一目見てみたいもんだぜ」

橘(そんな子がいるんだ・・・僕もいつか対戦してみたいな)

桜井「あの~・・・純一?そろそろいいかな?もう帰るから鍵閉めたいんだけど・・・」

橘「あっ!ゴメン梨穂子!もう行くよ」

桜井「ねえ純一・・・いつも言ってるけど、茶道部の部室はデュエルスペースじゃないよ・・・」

桜井「そりゃ、3年の先輩が卒業して今は部員私一人しかいないけどさ・・・。4月に新入部員が入ってきたらもうだめだからね?」

橘「わ、悪い。近所のショップが閉店しちゃってさ・・・」

桜井「それなら誰かの家でやるとか・・・」

梅原「す、すまねえ桜井さん!ほら、帰るぞお前ら!」

桜井「も~」

帰り道・・・

橘(梨穂子、怒ってたなあ・・・。でも学校ほど都合のいい場所もなかなか無いよなあ・・・)

橘(最寄のショップまで30分はかかるし、みんな帰る方向バラバラだから家だと誰かが遠くなるし・・・)

橘(この時期は空き教室だと寒いから、コタツのある茶道部の部室借りてるけど、いいかげん梨穂子にも悪いしなあ・・・)

橘(けど昼休みに教室や食堂でやると周りの視線が痛いんだよなあ・・・)

橘(今度デュエル部でも申請してみようかな・・・生徒会長の絢辻さんは同じクラスだから融通きかせてくれるかもしれない・・・)

橘「ただいまー」

美也「にぃにお帰り~。Vジャン届いてるよ~」

橘「お、来たか。ありがとう」

美也「・・・にぃに。いいかげん遊戯王は卒業したら~?」

橘「な、何だよいきなり・・・」

美也「高校生にもなってカードゲームなんてちょっと恥ずかしいよ?デッキ調整につきあわされるみゃーの身にもなってよね」

橘「う・・・スマン。今度まんま肉まん奢ってやるから」

美也「ホント?やった~!」

橘「はぁ・・・」

自室

橘「やれやれ。美也も口うるさくなったもんだ」

橘「気晴らしにさっそくVジャンでも読むか・・・」

橘「ふ~ん、ギミック・パペット・ジャイアント・キラーか。強そうだな。早速デッキに入れておこう」

橘「ん・・・?制限改定?そうか、そんな時期だったっけ。ここ最近大会に出てないからすっかり忘れてたな・・・」

橘「ガチ厨にボコられて以来、嫌になってご無沙汰だけど、トリシュも手に入ったし久しぶりに出てみようかな・・・あれ・・・?」

新禁止
氷結界の龍 トリシューラ グローアップ・バルブ スポーア ダストシュート

翌日・・・

オハヨー オハヨーキョウモサムイネー

梅原「よっ、大将」

橘「てめぇ!」ガタッ

梅原「暴力はいけません」

橘「……!」

梅原「フッ……フハハハハハハハハ!ですが笑えますねぇ。
   今回の改訂でトリシュはデュエルの表舞台から追放、一方グスタフ・マックスは新テーマでの需要で高騰確実。
   随分と差がつきましたぁ。悔しいでしょうねぇ!」

橘「てめえ……!」

薫「ちょっとどうしたのよアンタ達」

橘「薫か。コイツが僕に鮫トレを・・・」

薫「はぁ~。くっだらない。アンタ達まだそんなことやってんの?」

橘「え?」

薫「そういうのは中学までにしときなさいよ。来年は受験でしょ?遊んでばっかりいるとゲームどころか人生で負けちゃうわよ」

橘「う・・・薫に勉強のことで説教されるとは・・・」

絢辻「おはようみんな。どうしたの?」

橘「あ、絢辻さん。聞いてよ梅原のやつがさ、禁止になるとわかっててトリシュを僕によこしたんだよ。
  せっかくグスタフ・マックスでトリシュが釣れたと思ったのにさ。ひどいと思わない?」

薫「って、絢辻さんにそんな事言っても伝わらないって・・・」

絢辻「そうね、私は遊戯王の事はよくわからないけど、これは橘君の自業自得なんじゃないかな?」

橘「え?」

絢辻「だって、橘君も、超弩級砲塔列車グスタフ・マックスのほうが氷結界の龍 トリシューラより価値が低いと見て、
    トレードしたんでしょう?」

薫「絢辻・・・さん・・・?」

絢辻「シャークトレードをしようとしたのはお互い様でしょ?」

橘「う・・・それを言われると・・・」

梅原「そうだよ」

橘「梅原・・・僕も悪かったよ」

梅原「わかってくれればいいさ」

橘「だからグスタフ・マックス返して」

梅原「だが断る」

橘「イラッとくるぜ!!」

絢辻「それと橘君?茶道部から苦情がきてるわよ。部室を占領してデュエルしてるそうじゃない」

薫「うわ~何それ?アンタ最低」

橘(梨穂子のやつ・・・チクりやがった・・・!)

薫「聞いてよ。コイツったらあたしのバイト先のファミレスでもそんな事してんのよ」

絢辻「そうなの?」

薫「ドリンクバーだけで何時間も粘ってカード遊びしちゃってさ、バイト仲間に恥ずかしくって学校の友達、だなんて言えなかったわよ!」

橘「うう・・・(まったくどうして僕の幼馴染や女友達はデュエルに理解が無いんだ。小鳥ちゃんや杏子とは大違いだよ全く・・・)」

絢辻「勉学に関係ない物の持ち込みは禁止って校則にもあるでしょ?今度やったらしかるべき処置をとりますからね」

橘(これじゃデュエル部なんて夢のまた夢だな・・・)

絢辻「わかった?」

橘「か、かしこまり!」

薫「何よそれ・・・」

??「・・・・・・」ササッ

橘(あれ?今誰か・・・気のせいかな)

キーンコーンカーンコーン

高橋「はーい、みんな席についてー」

放課後・・・

梅原「大将今日も部室いこうぜ」

橘「え?あそこはダメになったんじゃあ・・・」

梅原「へっへっへ。桜井さんと交渉したのよ。うちの寿司1貫で1日使わせてくれるってよ」

橘「やったな梅原!お前が寿司屋の息子で良かったよ」

梅原「おいおいそんなに褒めるなよ。何も出ないぜ?」

橘「褒めてないって・・・。しかし梨穂子は相変わらず食べ物に弱いなあ・・・」

梅原「じゃあ行こうぜ」

橘「あ、悪い。僕ちょっと購買で飲み物買っていくよ」

梅原「じゃあ先いってるぜー。ケンとマサにも言ってあるからよ」

橘「わかった。すぐ行く」

テクテク

橘「しかし・・・どうしたものかなこれ」ゴソゴソ

橘「今更誰も欲しがらないだろうし・・・」

橘「どこかに情弱の小学生でもいないかな~」

七咲「あれ?先輩、それって遊戯王のカードじゃないですか?」

橘「やあ七咲。遊戯王知ってるの?意外だね」

七咲「弟が集めてるんですよ」

橘「郁夫君だっけ?」

七咲「はい。小学校で流行ってるらしくて。私もたまに相手してあげてます」

橘「へ~仲いいなあ」

七咲「ふふっ。郁夫ったらこの前も何とかターミナルから、ウロ・・・何とかが出た!って、小躍りしちゃって」

橘「!!」

橘「な・・・七咲」

七咲「はい?」

橘「弟君は今どちらに?」

七咲「今日は部活が休みなんで一緒に帰ろうって約束したんですよ。今頃は校門じゃないかな・・・」

橘「是非会わせてくれ!!」

七咲「い、いいですけど・・・先輩、怖いです」

一方その頃・・・

ガラガラ
梅原「おいーす。よう、二人とも。そんなツラしてどうした?」

ケン「う・・・梅原・・・」

梅原「って、その子は・・・?」

マサ「そ・・・その子が・・・」

??「ねえ・・・デュエル・・・しよ・・・?」

校門

七咲「郁夫~」

郁夫「!・・・・・・」

橘「やあ、郁夫君」

七咲「このお兄さんがね、郁夫とお話したいんだって」

郁夫「・・・・・・」

橘(確か、人見知りする子だったっけ・・・)

橘「ねえ、郁夫君。お姉ちゃんから聞いたんだけどさ、ウロボロス、持ってるんでしょ?」

郁夫「・・・・・・」ゴソゴソ

橘(スリーブにも入れてないなんて・・・カードの価値をわかってないな・・・いける!)

橘「実は僕も持ってるんだ。と言ってもヴェルズ化する前のものだけどね。ほら」

郁夫「・・・・・・」

橘「これ、昨日友達と交換したんだけど、僕のデッキにはチューナーが入ってなくて出せないんだ。そこで・・・」

郁夫「ブッw」

橘「もしよかったら交換して・・・えっ?」

郁夫「ハハハハハハハハwダッセーw情弱ーw」

七咲「ちょ、ちょっと郁夫!」

郁夫「騙されねーよバーカw」タッタッタッ

七咲「こら!待ちなさい!すみません先輩。郁夫には後でキツく言っておきますから許してやってください」

橘「あ・・・うん・・・」

七咲「じゃあ私はこれで失礼します」

七咲「待ってよ郁夫ー」タッタッタッ

橘「・・・・・・」

橘「部室に行くか・・・」

ガヤガヤ

橘「ん?なんかみんな盛り上がってるなあ。声が外まで聞こえるよ」

梅原「ぐあああああああああ!」LP0

??「アンティルール・・・グスタフ・マックスはもらいます」

梅原「く・・・畜生!」

ガラガラ
橘「ようみんな。盛り上がってるなぁ」

??「あ!橘君!」

梅原「大将・・・その子が・・・」

橘「き、君は・・・」

??「あたし2-Bの、上崎裡沙です」

橘「上崎さん・・・?」

上崎「はい!」

橘「その・・・どうして梅原とデュエルを?」

上崎「あ、はい・・・その・・・あたし、橘君の事、前から気になってて・・・」

橘「う、うん・・・」

上崎「あなたの事ずっと見てたんです。そしたら・・・」

橘(え・・・?)

上崎「今朝、友達に大切なカードを獲られたって偶然聞いちゃって・・・それで・・・居ても立っても居られなくなって・・・」

上崎「あたしが取り返してあげようって思ってそれで・・・」

橘「梅原とアンティデュエルをしたんだ・・・」

上崎「はい!」

橘「上崎さん」

上崎「『上崎さん』だなんて・・・『裡沙』って呼んでください」

橘「じゃあ・・・裡沙ちゃん」

上崎「はい!」

橘「えっと・・・デュエルできるんだ・・・」

上崎「はい!だって橘君と話が合わないと困るから、極めました」

橘「そ、そうなんだ・・・」

上崎「これ、橘君のカード。受け取ってください」 つグスタフ・マックス

橘「裡沙ちゃん。気持ちはすっごくうれしいんだけど、受け取れないよ」

上崎「ええっ?ど、どうしてですか?」

橘「これはデュエリストのプライドの問題なんだ・・・」

橘「獲られたカードを女の子に取り返してもらうなんて、カッコ悪すぎるから・・・」

上崎「じゃあ・・・どうするんですか・・・?」

橘「ならば、デュエリストらしく・・・アンティデュエルで頂いていく!」

上崎「ふふっ、それでこそ、あたしが好きになった橘君だよ!」

橘&上崎「デュエル!!」

      ・
      ・
      ・
      ・
      ・
      ・
橘「う、うわあ~~~」LP0

ケン「あ~やっぱ負けた」

マサ「俺らの中で一番強い橘でもダメか」

上崎「あたしの勝ちですね。じゃあ、罰ゲームを受けてもらいます」

橘「!?(そんな話したっけ?)」

上崎「罰ゲーム!あなたには・・・あたしの唇を奪ってもらいます!///」

橘「ええっ!?」

橘(・・・・・・)

橘(唇を奪えって・・・・・・)

橘(・・・いいのかな・・・?)

上崎「ん・・・・・・///」

橘(うわ用意してる・・・)

梅原「・・・・・・」

マサ「・・・・・・」

ケン「・・・・・・」

桜井「・・・・・・」モグモグ

橘(どうしよう、みんな見てるけど・・・)

橘(・・・・・・)

橘(・・・・・・うん、そうだな罰ゲームなら仕方ないよな・・・仕方ない)

橘(よし・・・じゃ・・・いくぞ・・・)

ガラッ
絢辻「はい、そこまで」

上崎「!?」

絢辻「まったく。気になって様子を見に来たらこれだもの・・・」

梅原(やっべ~。絢辻さんだ・・・)

絢辻「橘君?」

橘「は、はい!」

絢辻「今朝言ったばかりよね?部室でデュエルするなって」

橘「も、申し訳ありません!」

絢辻「桜井さん。あなたもお寿司くらいで部室を貸したらダメよ。もっと部長としての自覚を持たないと」

桜井「・・・・・・」モグモグ

絢辻「聞いてる!?」

絢辻「そうそう、しかるべき処置をとるって話だったけど・・・」

橘(うっ・・・そうだった・・・)

絢辻「じゃあ、橘君のデッキを没収させてもらおうかな」

橘「え・・・ええ!?」

絢辻「ごめんなさいね。本当は私もこんな事したくはないんだけど、こうでもしないとわかってくれないでしょ?」

絢辻「反省文を提出してくれたら、返してあげるから。これはわたs」

上崎「・・・邪魔しないでよ」

絢辻「!・・・」

上崎「何なんですかあなた!急に入ってきてあたし達の邪魔して・・・」

上崎「デュエルを知らないあなたにはわからないだろうけど、一度戦った相手はもう、恋人同士なんだから!」

橘(ええ!?)

上崎「生徒会長だかなんだか知らないけど、半端な気持ちで入ってこないでよ、デュエリスト達の世界にさァ!」

絢辻「・・・・・・」

絢辻「おい、デュエルしろよ」

上崎「・・・え・・・?」

絢辻「デュエルしろって言ったのよ。デュエルは恋愛の道具じゃない。
   人と人との絆をつむぐ、もっと尊いものなのよ。それをあなたに教えてあげるわ。それと、デュエリストとしてのマナーも」

上崎「な、何言ってるんですか?大体、カードも持ってないくせに・・・」

絢辻「カードは拾った」

橘(僕から奪ったんじゃないか・・・)

橘(というか・・・)

橘「絢辻さん・・・デュエル知ってるの?」

絢辻「!・・・」

橘「へ、へ~・・・そうだったんだ・・・・・・はは・・・」

絢辻「だから何!?デュエルしてちゃ悪いの!?それであたしが誰かに迷惑をかけたとでも!?」

橘「ゴメン。別に悪くないよ」

梅原「じゃ、じゃあ隣町の大会で大暴れしてる女の子って・・・」

絢辻「そうよ。学校の人に知られたくないから、わざわざ隣町のショップまで通ってたんだから!」

橘(そうだったのか・・・)

絢辻詞は家族に愛されない寂しさからデュエルに慰みを求め、気づけば深くのめり込んでいたのだった・・・

絢辻「とにかく!あたしが勝ったら金輪際学校でのデュエルは禁止よ。あとあたしがデュエルやってる事も忘れてもらうから」

上崎「言うじゃない。ならあたしが勝ったら学校の空き教室の一つをデュエルスペースとして解放してもらいます。
    冷暖房付きでね。生徒会長ならそれくらいできるでしょ?」

絢辻「あたしが負けるとでも?面白い子ね」

上崎(いちいちムカつく子だな~。いつも橘君と仲よさそうにしちゃってさ・・・)

上崎(せっかく橘君と仲良くなるきっかけができたのに、邪魔するなんて許せない!)

上崎(彼の前で、カッコいいところを見せちゃうんだから!)

上崎「いくよ・・・」

絢辻&上崎「デュエル!」

絢辻「先攻はあたしよ!ドロー!」 手札6

上崎(そんな!勝手に決めてるし・・・)

絢辻(橘君のデッキは・・・クイックジャンクドッペルみたいね)

絢辻(大丈夫。回し方は知っているわ)

絢辻「あたしはモンスターをセット。さらにカードをセットして、ターンエンド」

絢辻:LP8000 伏せモンスター 伏せカード 手札4

上崎「あたしのターン、ドロー」パチパチ 手札6

絢辻(この子・・・なかなかの手練のようだけど・・・一体どんなカードをつかうのかしら?)

橘「気をつけて綾辻さん。裡沙ちゃんは・・・強い」

上崎(橘君に褒められちゃった///)

上崎「あたしは聖刻龍-アセトドラゴンを召喚!」ATK 1000 LV ☆☆☆☆☆

絢辻「聖刻・・・!」

絢辻(この前出たGAOVの新テーマ・・・まずいわね。最近卒業式の準備で忙しかったからデュエルしてない・・・
    どんな動きをするのかほとんどわからないわ・・・)

上崎「このカードはレベル5だけど、攻撃力を下げることでリリース無しで召喚できる」

上崎「さらにアセトドラゴンをリリースして、聖刻龍-ネフテドラゴンを特殊召喚!」 ATK 2000 LV ☆☆☆☆☆

上崎「アセトドラゴンの効果発動!このカードがリリースされた時、自分の手札・デッキ・墓地から
    ドラゴン族の通常モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。」

上崎「あたしは、カース・オブ・ドラゴンを特殊召喚!」 ATK 0 LV ☆☆☆☆☆

ケン「カース・オブ・ドラゴンがガチデッキに入る時代が来るとはな・・・」

マサ「わからないもんだな・・・」

絢辻(レベル5のモンスターが2体・・・来る!)

上崎「あたしは2体のモンスターでオーバーレイ!
    始祖の守護者ティラスを、エクシーズ召喚!」 ATK 2600 RANK ★★★★★

梅原「おお・・・」

橘「早くもエクシーズを・・・」

上崎「バトル!始祖の守護者ティラスで、伏せモンスターに攻撃!」

絢辻「くっ・・・伏せモンスターはライトロード・ハンター ライコウ・・・けど」 DEF 100 LV ☆☆

上崎「始祖の守護者ティラスはエクシーズ素材がある時、効果では破壊されない」

絢辻「でも墓地を肥やす事はできるわ!ライトロード・ハンター ライコウの効果発動!
    自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る」

上崎「あ、墓地確認いいですか?」

絢辻「レベル・スティーラー、アンノウン・シンクロン、増援です」

上崎「まだだよ。ティラスの効果、このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、
    相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。伏せカードを破壊!」

絢辻「サイクロンが・・・!」

上崎「ターンエンド。ティラスはエンドフェイズ毎にこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除かなきゃならない。
    カース・オブ・ドラゴンを墓地へ」

上崎:LP8000 ティラス(ORU×1) 手札4

絢辻「あたしのターン、ドロー!」 手札5

絢辻(始祖の守護者ティラスはオーバーレイ・ユニットがある限り効果では破壊できない・・・今は耐える時ね)

絢辻「モンスターをセットして、ターンエンド!」

絢辻:LP8000 伏せモンスター 手札4

上崎「攻めてこないの?じゃあこっちから・・・いくよ!」

上崎「あたしのターン、ドロー!」 手札5

上崎「聖刻龍-ドラゴンゲイヴを召喚!」 ATK 1800 LV ☆☆☆☆

上崎「さらにこれをゲームから除外し・・・」

橘「来るのか・・・!」

梅原「やべぇよ・・・やべぇよ・・・」

上崎「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを特殊召喚!」 ATK 2800 LV ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

絢辻「そ・・・そんなものまで入ってるなんて・・・」

上崎「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンの効果発動!1ターンに1度、手札または墓地から
    『レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン』以外のドラゴン族モンスター1体を特殊召喚できる。
    あたしは、カース・オブ・ドラゴンを特殊召喚!」 ATK 2000 LV ☆☆☆☆☆

上崎「バトル!カース・オブ・ドラゴンで、伏せモンスターを攻撃!」

絢辻「ボルト・ヘッジホッグが・・・」 DEF 800 LV ☆☆

上崎「これでがら空きだね。2体のモンスターで、ダイレクトアタック!」

絢辻「きゃあああああ!」LP8000→2600

橘「あ・・・綾辻さん・・・」

梅原「叫ばなくても・・・」

絢辻(しまった!ついノリで・・・)

上崎「(ヘンな子・・・)あたしはこれでターンエンド。あ、ティラスのエクシーズ素材を取り除くね」

上崎:LP8000 ティラス(ORU×0) レダメ カース・オブ・ドラゴン 手札3

桜井「お茶飲みたい人いる~?」

絢辻「あ、あたしのターン!ドロー!」 手札5

絢辻(これでティラスの耐性がなくなった・・・仕掛ける!)

絢辻「魔法カード、調律発動!デッキから「シンクロン」と名のついたチューナー1体を
手札に加える。ジャンク・シンクロンを手札に加えるわ。
    その後、自分のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る」

ブラック・ホールが墓地へ

ケン「おおお」

マサ「くるぞー!」

絢辻「ジャンク・シンクロンを召喚!」ATK 1300 LV ☆☆☆

絢辻「このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在するレベル2以下のモンスターを
   特殊召喚する事ができる。アンノウン・シンクロンを、特殊召喚!」 DEF 0 LV ☆

上崎「ジャンクでレベル1のチューナーを釣るって事は・・・」

絢辻「自分の墓地に存在するモンスターが特殊召喚に成功した時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
    ドッペル・ウォリアーを、特殊召喚!」 ATK 800 LV ☆☆

橘「ジャンクドッペルキター!」

絢辻「ドッペル・ウォリアーに、ジャンク・シンクロンをチューニング!」 ☆2+☆3=☆5

絢辻「リミッター解放、レベル5!レギュレーターオープン!スラスターウォームアップ、オーケー!アップリンク、オールクリアー!
    GO、シンクロ召喚!カモン、TG ハイパー・ライブラリアン!」 ATK 2400 LV ☆☆☆☆☆

橘「あ・・・絢辻さん・・・」

絢辻「ドッペル・ウォリアーの効果発動!このカードがシンクロ素材として墓地へ送られた場合、
    レベル1のドッペル・トークン2体を特殊召喚する事ができる」 ATK 400 LV ☆ ×2

絢辻「ドッペル・トークンに、アンノウン・シンクロンをチューニング!」☆1+☆1=☆2

絢辻「集いし願いが新たな速度の地平へ誘う!光さす道となれ!シンクロ召喚!
    希望の力、シンクロチューナー、フォーミュラ・シンクロン!」 DEF 1500 LV ☆☆

梅原「俺の中の絢辻さんが壊れていく・・・」

絢辻「フォーミュラ・シンクロンの効果発動!このカードがシンクロ召喚に成功した時、
    自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる」

絢辻「さらにTG ハイパー・ライブラリアンの効果発動!シンクロ召喚に成功した時、
    カードを1枚ドローする。合計2枚ドロー!」

マサ「手札消費無しでレベル8シンクロ出せるのはつえーよなー」

ケン「制限になるわけだわ」

絢辻「・・・・・・」ニヤリ

絢辻「クイック・シンクロンを引いたわ。そして、墓地にはレベル・スティーラーがいる・・・どういうことか、わかるわよね?」

梅原「こりゃあ・・・」

桜井「?」

上崎「ク、クェーサー・・・」

絢辻(相手に伏せは無い・・・確実に出せる・・・勝ったわ・・・!)

橘(あれ?でも確か・・・)

絢辻(レベル4になったクイック・シンクロンとレベル・スティーラーでジャンク・ウォリアーを出してもいいけど
    ライフが少ないからドッペル・トークンを攻撃表示で立たせておくのはマズいわね・・・
    ドリル・ウォリアー入ってるかしら?)

絢辻「ちょっと待っててください」シャッシャッ(エクストラデッキ確認中)

上崎「はい」

絢辻(何でこんなものまで入ってるのよ・・・え~と、ドリル・ウォリアーは・・・よかった、入ってる。
    え?でも・・・これで全部?・・・え・・・?え・・・?)

絢辻「ってこのデッキ、クェーサー入ってないじゃないのよ!!」

橘「ご、ごめん。友達同士の対戦で出すとしらけるから抜いちゃったんだ・・・」

上崎(よ、よかった~。橘君が友達思いで助かった・・・)

梅原「クェーサー強いからね、しょうがないね」

絢辻「こ、こうなったら・・・ライブラリアンとドッペル・トークンに、フォーミュラ・シンクロンをチューニング!」 ☆5+☆1+☆2=☆8
    
絢辻「集いし願いが新たに輝く星となる。光さす道となれ!シンクロ召喚!
    飛翔せよ、スターダスト・ドラゴン!」 ATK 2500 LV ☆☆☆☆☆☆☆☆

絢辻「魔法カード、死者蘇生発動!フォーミュラ・シンクロンを特殊召喚!」

上崎「まさか・・・」

絢辻「レベル8、スターダスト・ドラゴンに、レベル2、フォーミュラ・シンクロンをチューニング!」 ☆8+☆2=☆10
    
絢辻「集いし夢の結晶が、新たな進化の扉を開く。光さす道となれ!アクセルシンクロ~~!!
    生来せよ、シューティング・スター・ドラゴン!!」 ATK 3300 LV ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

梅原「おお~!」

橘「僕の切り札だ!」

桜井「あーちょっと濃すぎた」ズゾゾゾゾ

絢辻「クイック・シンクロンは、手札のモンスター1体を墓地へ送り特殊召喚する事ができる。
    あたしは ライトロード・マジシャン ライラを墓地へ送り、クイック・シンクロンを特殊召喚!」 DEF 1400 LV ☆☆☆☆☆

上崎「ま、またシンクロするの・・・?」

ケン「これがジャンドの怖いとこだぜ」

絢辻「墓地のボルト・ヘッジホッグの効果発動!自分フィールド上にチューナーがいる場合、
    墓地から特殊召喚する事ができる」 DEF 800 LV ☆☆

絢辻「さらに墓地のレベル・スティーラーの効果、自分フィールド上のレベル5以上のモンスター1体のレベルを1つ下げ、
    このカードを墓地から特殊召喚する。シューティング・スター・ドラゴンのレベルを1つ下げるわ」 DEF 0 LV ☆

絢辻「ボルト・ヘッジホッグと、レベル・スティーラーに、クイック・シンクロンをチューニング!」 ☆2+☆1+☆5=☆8

絢辻「集いし闘志が、怒号の魔神を呼び覚ます。光さす道となれ!シンクロ召喚!
    粉砕せよ、ジャンク・デストロイヤー!」 ATK 2600 LV ☆☆☆☆☆☆☆☆

絢辻「ジャンク・デストロイヤーの効果!シンクロ召喚に成功した時、素材としたチューナー以外のモンスターの数まで
    フィールド上のカードを破壊する事ができる。始祖の守護者ティラスと、レッドアイズを破壊!」

上崎「ああっ・・・!」

ケン「形勢逆転だー!」

マサ「スゲー!」

絢辻「まだよ。シューティング・スターの効果発動!デッキの上からカードを5枚めくり、
    その中のチューナーの数までバトルフェイズに攻撃する事ができる」

上崎(ど・・・どうしよう・・・運が悪かったらこのターンでやられちゃうよ・・・)

絢辻「いくわよ!」ペラッペラッペラッペラッペラッ

クリッター 大嵐 スポーア 激流葬 光の援軍

梅原「・・・・・・」

橘「一枚だけ・・・」

絢辻「くっ!」

結局スポーアは入ってるんだな

上崎(きっとあたしの日頃の行いがよかったんだね!)

絢辻「気を取り直してバトルよ!シューティング・スター・ドラゴンで、カース・オブ・ドラゴンを攻撃!スターダスト・ミラージュ!」

上崎「くっ・・・残り6700です」

絢辻「フィールドがガラ空きよ!ジャンク・デストロイヤーで、ダイレクトアタック!デストロイ・ナックル!」

上崎「結構減ったけど、でも、まだまだ!」LP6700→4100

絢辻「カードを1枚セットして、ターンエンド!」

絢辻:LP2600 シューティング・スター デストロイヤー 伏せカード 手札1

ケン「永い1ターンだったね」

マサ「ねー」

>>122
作中ではまだ2月なので旧制限でやってます。
あとちょくちょくプレイングミスもありますがお目こぼしください。

上崎「あたしのターン、ドロー!」 手札4

上崎「あたしは貪欲な壺を発動!墓地のモンスター5体をデッキに加えてシャッフルし、カードを2枚ドローする」

上崎「アセト、ネフテ、ティラス、カース・オブ・ドラゴン、レダメをデッキに戻してシャッフル・・・」シャッシャッ

上崎「そして2枚ドロー!」

上崎(きた・・・!)

上崎「聖刻龍-トフェニドラゴンを、特殊召喚!相手の場にモンスターが存在し、自分の場にモンスターが存在しない場合、
   このカードは特殊召喚できる」 ATK 2100 LV ☆☆☆☆☆☆

橘(サイドラみたいだな・・・)

上崎「そしてトフェニをリリースし、聖刻龍-シユウドラゴンを特殊召喚。このカードは
    「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースして手札から特殊召喚できる」ATK 2200 LV ☆☆☆☆☆☆

絢辻(また初めて見るカードだわ・・・)

上崎「トフェニの効果発動!このカードがリリースされた時、手札・デッキ・墓地からドラゴン族通常モンスター1体を、
    攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する」

上崎「エレキテルドラゴンを、特殊召喚!」 ATK 0 LV ☆☆☆☆☆☆

梅原「レベル6が2体・・・」

上崎「見せてあげるよ・・・聖刻デッキの切り札を」

上崎「あたしは2体のモンスターでオーバーレイ!
    聖刻龍王-アトゥムスを、エクシーズ召喚!」 ATK 2400 RANK ★★★★★★

上崎「アトゥムスの効果発動。1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除く事で、デッキからドラゴン族モンスターを
    攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。ただし、この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
    あたしはオーバーレイ・ユニットのエレキテルドラゴンを墓地に送り、
    デッキからレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを特殊召喚!」 ATK 0 LV ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

絢辻(よくわからないけど嫌な予感・・・)

橘(あ~コレさっき僕もやられた・・・)

上崎「レダメの効果発動!墓地に送ったエレキテルドラゴンを、特殊召喚」 ATK 2500 LV ☆☆☆☆☆☆

上崎「さらにエレキテルドラゴンを除外し・・・手札からもう一体レダメを特殊召喚!」ATK 2800 LV ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ケン「レベル10が・・・」

マサ「2体・・・」

梅原「くるのか・・・!?」

橘「アレが・・・!」

上崎「あたしは2体のモンスターでオーバーレイ!エクシーズ召喚!
    超弩級砲塔列車グスタフ・マックス!」 ATK 3000 RANK ★★★★★★★★★★

絢辻「グスタフ・・・・・・マックス・・・・・・」

上崎「どう?これがあたしの切り札だよ」

橘(おとといまでは僕のだったんだよなあ・・・)シミジミ

上崎「グスタフ・マックスの効果発動!1ターンに1度、エクシーズ素材を1つ取り除いて
   相手ライフに2000ポイントダメージを与える!」

絢辻「くっ・・・!バーンなんて卑怯よ!」 LP2600→600

マサ「これで絢辻さんのライフは600か」

ケン「また効果を食らったら終わりだぜ!」

梅原「いや、シューティング・スターなら返しのターンでグスタフ・マックスを戦闘破壊できる。まだわからねーな」

上崎「それは無いよウメちゃん。速攻魔法、月の書発動!場の表側表示モンスター1体を、裏側守備表示にする。
   あたしが選択するのは、シューティング・スター・ドラゴン!」

絢辻「そんな!これじゃあバトルフェイズに除外できない・・・」

上崎「さらにあたしは迅雷の騎士ガイアドラグーンをアトゥムスに重ねてエクシーズ召喚!」ATK 2600 RANK ★★★★★★★

上崎「このカードは自分フィールド上のランク5・6のエクシーズモンスターに重ねてエクシーズ召喚する事もできるんだよ。
    これでアトゥムスの攻撃できなくなるデメリットは無効!」

マサ「ガイアキター!」

ケン「ガイアナイトさんといい最近のガイアは渋い活躍するな」

上崎「バトル!ガイアドラグーンで、裏守備のシューティング・スターを攻撃!」

橘「シューティング・スターの守備力は2500・・・ガイアドラグーンの攻撃力は2600・・・やられる・・・!」

絢辻「トラップ発動!くず鉄のかかし!相手モンスターの攻撃を無効にする!」

桜井「くず鉄のお菓子?何それおいしいの?」

上崎「しのいだつもり?まだグスタフ・マックスの攻撃が残ってるよ。グスタフ・マックスでシューティング・スターを攻撃!」

梅原「ああっ・・・」

絢辻「あたしの・・・シューティング・スターが・・・」

橘(僕のですけどね)

上崎「あたしはこれでターンエンド。さあ、どうするんですか?生徒会長さん」

上崎:LP4100 グスタフ・マックス(ORU×1) ガイアドラグーン 手札1

絢辻「あたしはまだ・・・負けてないわ」

絢辻(あたしの手札は1枚・・・デブリ・ドラゴン・・・)

絢辻(ブラロぶっぱしようにも墓地にレベル3非チューナーは無い・・・)

絢辻(このドローで何かしらの対処手段を引かないと返しのターンでやられてしまう・・・)

絢辻(死者蘇生とブラック・ホールは墓地だし・・・何がある?この状況を打開できるカード・・・)

上崎「あの~早く引いてもらえますか?考えたって次に引くカードは変わりませんよ?」

絢辻(ここまで来たらもう自分のカードを信じるのみ!カード達よ、あたしの声に応えて!)

絢辻「あたしの・・・・・・ターン!!」シュッ!

    つおろかな埋葬

絢辻「きた・・・!魔法カード、おろかな埋葬発動!デッキからモンスター1体を選択して墓地へ送る。
    ダンディライオンを墓地に送るわ」

マサ「お?」

ケン「この流れは・・・」

絢辻「ダンディライオンの効果発動!このカードが墓地へ送られた時、綿毛トークン
    2体を守備表示で特殊召喚する!」 DEF 0 LV ☆ ×2

絢辻「デブリ・ドラゴンを召喚!このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在する攻撃力500以下のモンスター1体を
    攻撃表示で特殊召喚する事ができる。ダンディライオンを特殊召喚!」 ATK 300 LV ☆☆☆

上崎「・・・・・・」

梅原「おい、これって・・・」

橘(さっきっからおっぱいガン見してるけど、デュエルに集中してるのか、全然気づかれないな・・・)

絢辻「綿毛トークン2体と、ダンディライオンに、デブリ・ドラゴンをチューニング!」 ☆1+☆1+☆3+☆4=☆9

絢辻「破壊神より放たれし聖なる槍よ、今こそ魔の都を貫け!」

梅原「キター!」

絢辻「シンクロ召喚!氷結界の龍 トリシューラ!!」 ATK 2700 LV ☆☆☆☆☆☆☆☆☆

橘「僕のトリシュだーー!!」

絢辻「氷結界の龍 トリシューラの効果発動!このカードがシンクr」

上崎「ヴェーラー」

絢辻「」

絢辻「そ・・・そんな・・・」

上崎「アハハハハハハハハ!希望を与えられ、それを奪われる。その瞬間こそ人間は一番美しい顔をする。
   今のあなたの顔がまさにそれだよ!デブリにヴェーラーを使っても良かったんだけど、敢えてトリシュを呼ばせたんだよ。
    あなたをより深く絶望させるためにね!」

橘(何なのこの子・・・)

上崎「次のターン、グスタフ・マックスの効果を止める術は無い。あたしの勝ちね!」

絢辻(あたしの手札は0、場にはかかし、トークン、攻撃力2600と2700のバニラが2体だけ・・・あたしの負けなの・・・?)

上崎(やった~!これで橘くんはあたしのものだ~!!キスの後はあたしの六武の門で
    橘君のグスタフ・マックスのオーバーレイ・ユニットを取り除いたりしちゃって・・・・・・なーんてね!///)

上崎「さあ、もうあなたに勝ち目はないですよ。サレンダーしたらどうです?」

梅原「絢辻さん・・・」

絢辻(勝てない・・・手段は・・・もう・・・無い・・・)

絢辻「・・・・・・」

絢辻(気取ってセリフをまねしても・・・あたし・・・結局・・・アニメの主人公達みたいには・・・なれなかった・・・)

絢辻「・・・サ・・・サレン・・・」スッ

橘「諦めちゃだめだ!!」

絢辻「!?」

橘「君なら知っているはずだ!デュエルの無限の可能性を!どんな状況でも、逆転の手は残されている!
  それがデュエルなんだって!」

絢辻(無限の・・・可能性・・・?)

上崎(ど、ど、どうして?どうして橘君はこの子を応援するの!?学校でのデュエルを禁止しようとする悪い子なのに!
   あたしと橘君の恋路を邪魔する悪い子なのに!)

上崎(許せない・・・許せないよ・・・!)

絢辻(そういえば・・・さっき・・・)

絢辻(・・・!・・・)

絢辻「ふふっ」

上崎「何笑ってるのよ!あなたの負けでしょ!?さっさとサレンダーしなさいよ!!」

絢辻「勝利のピースは、全て揃ったわ!!」

上崎 「くたばり損ないに!!何ができるっていうの!!」

絢辻「墓地のレベル・スティーラーの効果発動!自分フィールド上のモンスター1体のレベルを1つ下げ、
    このカードを墓地から特殊召喚する。トリシューラのレベルを8にするわ!」 DEF 0 LV ☆

上崎「な、何をする気!?」

絢辻「あたしはレベル8のジャンク・デストロイヤーとトリシューラでオーバーレイ!2体のモンスターで
   オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」

橘「そうだ!!」

絢辻&橘「現れろ、ナンバーズ15!地獄からの使者、運命の糸を操る人形、
       ギミック・パペット-ジャイアントキラー!!」 ATK 1500 RANK ★★★★★★★★

上崎「ジャイアント・・・キラー・・・」

上崎「ありえない・・・ジャンドのエクストラにそんなものが入ってるなんて・・・」

絢辻「あたしはジャイアントキラーの効果発動!ジャイアントキラーは、オーバーレイユニットを1つ使い、
    相手のモンスターエクシーズを破壊する。そして、あなたは破壊されたモンスターの攻撃力分のダメージを受けることになる」

絢辻「ガイアドラグーンの攻撃力は2600。あたしのファンサービスよ、受け取りなさい!!」

上崎「あああああ」LP4100→1500

絢辻「あなたは破滅の糸に操られた木偶人形・・・あたしの支配からは逃れることは出来ない!フッハハハハハ」

橘「いけ~絢辻さん!!」

絢辻「次はそいつよ!!グスタフ・マックスを破壊する!そしてその攻撃力分のダメージをあなたに与える!
    3000ポイントのダメージを喰らいなさい!!」

上崎「負け・・・ちゃった・・・」LP1500→0

ケン&マサ「アヤツジサンノカチダー」

絢辻「やったぁ!!」

上崎(こ、こんなはずじゃ・・・・・・何なのこの人)

上崎(どうしよ・・・・・・と、とりあえず逃げないと)

絢辻「ああ、ちょっと待って。逃げるのもいいけど、少しだけいいかな?」

上崎「え・・・・・・な、何ですか?」

絢辻「ガッチャ!楽しいデュエルだったわ!」

上崎「!・・・・・・」タッタッタ

橘(行っちゃった・・・)

橘「やったね!絢辻さん」

絢辻「ふふっ、正義は勝つのよ」

マサ「あ・・・でも」

ケン「絢辻さんが勝ったって事は・・・」

梅原「学校でのデュエルは禁止か・・・」

絢辻「そんな事ないわよ」

橘「え?」

絢辻「あれは言葉のあやっていうか・・・要するに、デュエルをきっかけにみだらな行為をしたり、
    人に迷惑かける場所で遊んだりして、デュエリストの品位を落とさないと約束しなさい、っていう意味よ。
    そういうことをしないんだったら、あたしも口うるさく言わないわよ」

橘「は、はい。反省します」

ケン&マサ「スンマセンシター」

絢辻「よろしい。デュエルする場所が欲しいんなら、同行会の設立を斡旋してもいいわよ」

梅原「おお~!よっしゃあ!」

絢辻「今は特別棟に結構空きがあるし。エアコンはさすがに無理だけど・・・
    扇風機とストーブくらいだったら、使わせてあげられるわよ」

マサ「やったぜ!」

ケン「さすが生徒会長!」

橘「ありがとう、絢辻さん。でも、どうしてそこまで・・・」

絢辻「だって、借りを作りたくないもの」

橘「借り?」

絢辻「あたしが勝てたのは・・・あなたのおかげだから・・・」

橘「大げさだなあ、僕はただ声をかけただけで・・・」

絢辻「ううん。あなたの言葉が無ければ、あたしはあそこで勝負を諦めてた。
    自分はここまでだって。ここが自分の限界なんだって」

絢辻「でもあなたが力をくれたから、あたしは自分の限界を超えることができた・・・あなたには感謝してる」

絢辻「遊星も言ってたもの。己の限界を超えた、さらにその先に進むには、自分ひとりの力だけではダメだって!」

橘「は、はあ・・・」

絢辻「う・・・///と、とにかくこれで借りはチャラよ!いいわね!?」

橘「絢辻さん・・・」

梅原「粋だねぇ」

絢辻「あ、でも、あたしがデュエルする事は言わないって約束は守ってよね」

マサ「は~い」

梅原「そうそう!戦ってる時の絢辻さんの姿、かっこよかったぜ!」

ケン「まるでアニメの主人公みたいだった!」

橘「今度は僕とデュエルしてほしいな」

絢辻「ふふっ、あなたもあたしのファンになったのかな?」

~おわり~

読んでくれてありがとうございました。春休みで暇だったんで脳内妄想を文字にしてみました。
SS作るのは初めてで投下する時めっちゃ緊張した。
今度はもっとデュエルパートの練りをあげようと思います。では!ノシ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom