絢辻「じゃあどうするの橘君。私の弟にでもなる?」(357)

橘「絢辻さん。次はあれに入らない?」

絢辻「『エジプトの謎』?所詮子ども騙しでしょ」

橘「でも雰囲気よさそうだけど…」

絢辻「そう…?まぁいいわ。入ってみましょ」

橘「…?」

橘「(『ファラオの入り口』って書いてあるけど…なにか嫌な予感が…)」

橘「ちょ、ちょっと絢辻さーん。一人で行くなんて酷いよ!」

絢辻「あっ」

橘「?!」

キング「ウオオオオオン!!」

橘「うわぁぁぁ!!」

絢辻「……」

絢辻「触った感じはイマイチだけど見栄えとしては及第点」

キング「ウオ?」

橘「ちょっと絢辻さん!あんまり刺激しない方が……」

キング「我の眠りを妨げる者よ、千年王国の呪いを受けるがいい!」

橘「ほら!怒らした!」

絢辻「平気よ。お好きにどうぞ?」

橘「そんな簡単に…」

キング「ウオオオオオオオオオン!!!」

橘「危ない絢辻さん!!」

ササッ!

絢辻「へっ…?きゃっ…!」

橘「うおおおおおぉぉぉ?!?!」

橘「いてて…」

絢辻「…!」

橘「だ、大丈夫?!絢辻さん」

絢辻「……」ジー

橘「ど、どうしたの?僕の顔になにか…」

絢辻「ぷっ…ふふ…」

橘「あれ…なんか目線が低く……」

橘「?!」

橘「なんだこれ?!僕の体が…小さく……?!」

絢辻「あははっ」

橘「ちょっと絢辻さん!笑ってる場合じゃないよ!」

橘「な、なんでこんな事に…」

絢辻「これが千年王国の呪いとやらなんじゃない?
   アトラクションにしてはなかなか凝ってるわね」

橘「そんな冷静に分析されても…」

絢辻「ぼく、どこからきたのかなぁ?」

橘「くっ…!」

絢辻「いいこいいこ♪」

ナデナデ

橘「(な、なんか悔しいぞ…!くそ…!)」

絢辻「ほらっ、そんなところに座ってないで先に進むわよ」

橘「あ、あぁ…そうだね絢辻さん」

絢辻「お姉さんが手繋いであげよっか?」

橘「(なっ…?この……)」

橘「子どもだからって子ども扱いしないでよ」

絢辻「あらそう?残念ね」

橘「……」

橘「(もし…このままずっと……この建物を出てもずっと……)」

絢辻「このまま元の姿に戻れなかったらどうしよう……」ボソッ

橘「(見透かされてる?!)」

絢辻「また小学生からやり直しだなんて……」

橘「……」

絢辻「……可愛そうな橘くん」

橘「……はぁ」ズーン…

絢辻「冗談よ」

橘「えっ?」

絢辻「アトラクションの一環なんだからきっと元に戻るわよ。心配する事ないわ」

橘「……」

絢辻「お返事は?」

橘「う、うん…」

絢辻「……」

絢辻「ほらっ、手」

ぎゅ

橘「えっ?(絢辻さんから握って……)」

絢辻「ありがとう…」ボソ

橘「えっ?」

絢辻「さっき私を庇ってくれて…ありがとうって言ったの」

橘「……」

橘「う、うん…」

絢辻「……」

橘「どういたしまして」ぎゅ

絢辻「そろそろ出口みたいね」

橘「本当だ。日の光がまぶし…」

絢辻「はぁー意外と面白かったわ。橘くんの可愛い姿も見れたしね。ねぇまた今度来た時m」

橘「戻ってないよ絢辻さん!!!」

絢辻「」

橘「うわぁぁぁぁ……!!」

絢辻「う、嘘でしょ…?まさか本当にこのまま……」

橘「もうダメだ……やっぱりアトラクションなんかじゃなかったんだ…」

絢辻「……」

橘「呪いだ…千年の呪いを僕はかけられて……きっとこれはまだ序章に過ぎなくて
  数日後に苦しみながら僕はファラオに呪い殺されるんだ……もう終わりだ…」

絢辻「ちょ、ちょっと橘くん。そんな訳ないじゃない。もう一度入ればきっと元に…」

「閉館時間です。申し訳ございませんがまたのお越しをお待ちしております」

絢辻「えっ…?」

橘「ほら、きっとこれも呪いのせいだよ。もうダメだ…はは…」

絢辻「捉われすぎなだけよ。呪いなんて非現実的なもの、私は信じないわ
   また明日ここへ来てみましょ。そうすればきっと元に戻れる筈よ」

橘「そうだと…いいんだけどね……」

絢辻「もう…シャキっとしなさい。下を向いていても事態は何も変わらないわよ?」

橘「……」

絢辻「お返事」

橘「はい」

絢辻「とにかく、今日は私が橘くんを家まで送ってあげるから」

橘「?」

絢辻「当然でしょ?見た目は小学生なんだし何かあったら大変じゃない」

橘「……」

絢辻「…なによ?あなたは一人で帰りたいかもしれないけど私が許しません」

橘「家帰りたくない」

絢辻「えっ」

絢辻「はぁ…」

橘「……」

絢辻「何を言っているの?理由、聞かせてくれる?」

橘「美也に…馬鹿にされる…」

絢辻「妹さんに?なぜ…?」

橘「きっと僕の事を子ども扱いしてくる…これでもかってくらいにね…
  僕にも兄として今まで接したプライドがある。妹にそんな事されるのは屈辱なんだ」

絢辻「はぁ…くだらない……」

橘「くだらなくない!」

絢辻「脳みそまで子どもになっちゃったのかしら…」

橘「いや、もともとこんなものだと…」

絢辻「そうね」

橘「(そうねって…)」

絢辻「で、どうしても帰りたくないのね?」

橘「……」

絢辻「じゃあどうするの橘君。私の弟にでもなる?」

橘「!」

絢辻「冗談。じゃあこういうのはどうかs」

橘「それでお願いします」

絢辻「……」

……

橘「おじゃましまーす」

橘「絢辻さんの家、絢辻さんのお見舞いの時以来だよ」

橘「相変わらず綺麗にしてるんだね。ウチとは大違……絢辻さん?」

絢辻「ありえない……ありえない……なんで橘くんと私が一つ屋根の下で……
   いくら状況が状況だとは言え…こんな事って……」ブツブツ

橘「絢辻さん?なにブツブツ言ってるの?」

絢辻「…………確かに私があのミイラを挑発したのが発端だけど…」

橘「……」

橘「あの…絢辻さん…ご両親の姿が見えないんだけど…」

絢辻「いないわよ、旅行で」

橘「なんてご都合な」

橘「じゃ…じゃあもしかして…この家には今僕と絢辻さんしか……」

絢辻「……声、出てるわよ」

橘「?!」

絢辻「変態。いるわよもう一人」

縁「あっ、詞ちゃんおかえり♪」

橘「(あ、絢辻さんの……おねいさま!!)」

絢辻「ただいま」

縁「あれ?どうしたの?その子…」

橘「えっ?えーと…僕は…そのですね……」

絢辻「もう…お母さんから聞いてなかったの?今日から預かる事になった純一君よ
   私達のいとこなんだから顔くらい覚えてよ。昔会った事あるでしょ?」

縁「あっ、えーと……そういえば見たことがあるような……」

絢辻「でしょ?ほら純一君。あいさつは?」

橘「あ、純一です…縁お姉ちゃんよろしく……」

縁「思い出した!ごめんね純一君。お姉さん忘れっぽくて…」

絢辻「……」ニコニコ

橘「……」

縁「今日からよろしくね」にぎっ

純一「…ハイ」

絢辻「じゃあお姉ちゃんの部屋はこっちよ。純一君」

純一「…ハイ」

バタン

絢辻「……」

橘「ねぇ絢辻さん。なんだか騙してる様でお姉さんにものすごく罪悪感を感じるんだけど…」

絢辻「あの人はああ言っとけばいいのよ。大抵信じるんだから。なかなか演技巧いじゃない」

橘「(いまさらながら怖いな…絢辻さんって……)」

絢辻「じゃあ橘くん。押し入れの中入って?」

橘「はい?」

絢辻「もう…察しが悪いわね…」

絢辻「着替えたいの。良いって言うまで出てきちゃダメよ?」

橘「あっ、はいはい…」

橘「(やっぱり小さくなっても僕はこの扱いか…)」

絢辻「もういいわよ」

橘「…」ガラッ

絢辻「橘君の着替え用意してあげたわよ。転んで服汚れちゃってるでしょ?」

橘「僕の着替え?」

絢辻「私が昔着てたもの、貸してあげるわ」

橘「(絢辻さんが昔着てた服……)」ゴクリ…

絢辻「また変な事考えてるでしょ?」

橘「い、いや!そんな事ないよ。でもこれ…女の子の服」

絢辻「男の子の服なんてこの家にはございません。諦めて着替えてください」

橘「(うぅ…嫌だな……)」

橘「絢辻さんが着替えさせてくれないかなー」チラ

絢辻「……」ニコ

橘「うまくボタンはずせないし…」チラチラ

絢辻「……」ニコニコ

橘「……」

絢辻「……」

橘「自分でできます…すみませんでした」

絢辻「いーえ」

……

トントン

橘「ん?」

縁「詞ちゃん、純一くん。ごはんできたわよ♪」

絢辻「今行くわ」

橘「これ、お姉さんが全部作ったんですか?」

縁「えぇ、純一くんがいるからお姉さん張りきちゃった」

橘「なんだかすみません…」

縁「いいのよ♪それよりも純一くん」

橘「……はい?」

縁「服カワイイ~~」ギュゥゥ

橘「(なっ?!なななななんですと?!)」

縁「詞ちゃんの服でしょ?よく似合ってるわよ」

橘「(な、なんて積極的な人なんだ……良い匂いもするし…絢辻さんとはホントに対照的だ……)」ポワーン

絢辻「……」モグモグ

絢辻「ごちそうさまでした」

縁「詞ちゃんもういいの?」

絢辻「ええ」

純一「あ、じゃあ僕も…」

縁「ダメよ純一君」

純一「えっ?」

縁「男の子なんだからいっぱい食べないとダメ」

純一「い、いや…もうお腹いっぱい…」

縁「はい、あ~ん」

純一「あ~ん」パクッ

縁「ふふ、その調子その調子。食べざかりなんだから、あ~ん」

純一「(も、もう…食べれ……うぷ…)」

絢辻「……」ジー

橘「縁お姉ちゃん……もう…おなかいっぱい…」

縁「もういいの?いっぱい作ったのに…」

橘「(この量は梨穂子でも食べれるかどうか…)」

縁「あ、そろそろお風呂にする?もう沸かしてあるのよ」

橘「い、頂きます…(ここから逃げられるのならなんでもいい…)」

縁「じゃあお姉さんと一緒に入ろっか?」

橘「?!?!」

橘「(こ、これは……この展開は…!)」

縁「?」

縁「お姉さんと一緒じゃ嫌かな?それとも詞ちゃんと一緒がいい?」

絢辻「……」

橘「(これは…選べと言う事なのか…?!)」

お前が書いたら俺も書く

橘「(い、いや…何を迷っているんだ純一!!)」

橘「(こんな綺麗で素敵なお姉さまを目の前にしようが僕の心は決まってる!
   僕は絢辻さんを選ぶぞ!!僕は絢辻さんと一緒にお風呂に入るぞ!!)」

橘「(さぁ絢辻さん!一緒に…一緒に脱衣所へ…!)」チラッ

絢辻「……」ニコニコ

橘「(笑顔でお見送りしてる?!?!)」

橘「……」

橘「(お姉さんと一緒にお風呂行って来いって事か……それとも僕とは入りたくないと……)」

縁「詞ちゃんは後で入るみたい。さっ、純一くん。行こう?」

橘「…ハイ」

橘「……」

橘「(嬉しいような…悲しい様な……いや…悲しまなければならないんだろうな…)」

保守間隔表はよ

縁「はい、じゃあ純一君。脱ぎ脱ぎしましょーね。」

橘「(おっ、おぉぉ…やっぱり違う…絢辻さんとは違う……)」

縁「ふふ、懐かしいなぁ。詞ちゃんの服もこうやって脱がせてあげてたっけ…」

橘「(絢辻さんの服を絢辻さんのお姉さんに脱がしてもらうなんて…ファラオさん…呪ってくれてありがとう…)」

縁「詞ちゃんは恥ずかしがって嫌がってたんだけど純一君は平気なんだね?偉い偉い♪」

橘「(むしろ大歓迎です…)」

縁「じゃあちょっと待ってね?お姉さんも脱いじゃうから…」

橘「(ほおおぉぉぉ?!)」

縁「よいしょっと…」ヌギヌギ

橘「(うわぁぁぁ?!?!お姉さんの下着が……!下着が…!ピンク色が…!)」

橘「(ヤ、ヤバい…これは……今の僕には刺激が強すぎて……)」

橘「(ダメだ……ここでお姉さんの裸を見てしまったら僕は絢辻さんに会わせる顔が無いよ!)」

橘「(僕の心に決めた人はあくまでも…ここは子どもとは言えど紳士的にサッと湯船を上がるべきだ…)」

橘「(うん、それでこそ漢だ純一……)」

ガララ…

縁「あっ、待っててって言ったのに…」

縁「恥ずかしがっちゃって…カワイイ♪」

   ∧∧

  (  ・ω・)
  _| ⊃/(___
/ └-(____/

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/

申し訳ない……
多分7時頃には再開できます
需要なければ落としてください

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

棚町「ちょっと! 純一はあたしの弟になんのよ!」

桜井「わ、私も純一のお姉ちゃんになってあげたいなぁ……なんて」

みたいに6人でショ橘さんをとり合う話かと

   ∧∧

  (  ・ω・) 後は任せた
  _| ⊃/(___
/ └-(____/

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/

橘(お姉さん、遅いな……)

ガラッ

橘「あ、やっと来た……あれ、絢辻さん?」

絢辻「なによ、その残念そうな顔は。そんなにお姉ちゃんと一緒に入りたかったの?」

橘「そ、そういうわけじゃないよ! ただ、絢辻さんは僕と入るのを嫌がっていたから……」

絢辻「あなたがお姉ちゃんに変なことをしないように、あたしが代わりに入ることにしたのよ」

橘「そうなんだ。でもそれってつまり……」

絢辻「つまり?」

橘「……絢辻さんになら変なことをしてもいいってこと?」

絢辻「ええ。する度胸があるならどうぞ」ニッコリ

橘「え、遠慮しておきます」

おは紗江ちゃん!

寝過ごした…
保守ありがとうございます

チャプン…

橘「それにしても絢辻さん素っ気なかったな…」

橘「絢辻さん僕の事好きって言ってくれたのに…
  自分のお姉さんとの入浴を快くお見送りするなんて…」

橘「僕が逆の立場だったら絶対嫌だぞ!
  もしかして絢辻さん…僕の事そんなに好きじゃないのかな……」

橘「……」

橘「はぁ…」

ガララ

縁「湯加減はどう?」

橘「!!」

橘「あっ、えーと…ちょうどいい……です」

縁「そ、良かった。誰かと一緒にお風呂入るなんて本当に久しぶり」

橘「(うわぁぁぁ!!僕の背後に一糸纏わぬお姉さんが……!)」

橘「(ダメだ…予想以上に恥ずかしいぞ…!
   お姉さんの裸……見たいけど見れない……いやっ見ちゃいけないんだ純一!ここは耐えるんだ!)」プイッ

縁「なんだか楽しいね♪」

橘「……」

橘「…ハイ」

縁「ねぇ純一くん」

橘「…ハイ?」

縁「体洗ってあげよっか?」

橘「いや…いいです」

縁「ふふ、言うと思った。遠慮しなくたっていいのに…」

橘「遠慮してないです。自分で洗えマス」

縁「見栄はっちゃって…いつもお母さんにやってもらってるんでしょ?
  今日はお姉さんがやってあげる」

橘「い、いや!ホントに…!」サササッ

縁「えいっ」

橘「?!」

縁「つーかまえた♪」ギュッ

橘「(うわぁぁぁぁ?!?!胸が…!胸が!!おっぱいがぁぁ!!
   お姉さん胸が密着してますよぉっぉおぉ?!)」

縁「じゃあ洗ってあげるからね?まずは背中から」

橘「(なんて強引な人なんだ……なんか少しだけ絢辻さんの気持ちが分かった様な…)」

縁「……きもちい?」ゴシゴシ

橘「…ハイ」

縁「かゆいとこない?」

橘「…ハイ」

縁「はい、じゃあ次はお姉さんの方向いて?」

橘「……」

橘「…ハイ?」

縁「前の方も洗ってあげるから」

橘「(前…前って…!そんなの……丸見えじゃないですか!!うっ…まずい……)」

橘「(息子が…息子が目覚めてしまっている!!やはりこの歳でもお姉さんの魅力の前には本能的に抗えないらしいぞ!)」

ムクムク

縁「?」

縁「どうしたの純一君?恥ずかしいのは分かるけど…」

橘「(うわぁぁ?!覗かないでぇぇぇ……いやぁぁぁ!!)」

縁「あら…?」

橘「(み、見ないでぇぇぇぇ…!!)」ピキーン

縁「ふふ、だから恥ずかしがってたんだぁ?」

縁「気にしなくていいわよ。男の子ってそういうものなんでしょ?ふふふ…」

橘「(大人の対応だ…)」

縁「さぁこっち向いて?」

クルッ

橘「(はっ!)」

縁「お母さんだと思えば平気でしょ?」ゴシゴシ

橘「……」ジー

縁「そんなに見つめちゃって…珍しいの…?」

橘「(はっ…もう……ダメ…だ)」

縁「あれ?純一君?純一くん!!」

橘「」

縁「気絶してる……のぼせちゃったのかしら?」

………

絢辻「……」

橘「…んん」

絢辻「……」

橘「はっ!あ、絢辻さん!」

絢辻「気がついた?」

橘「ここは…?」

絢辻「私の部屋……で、なんでお風呂で気絶して帰ってくる訳?」

橘「い、いやそれは…」

橘「(言えない…お姉さんの裸に見惚れて意識を失ったなんて言えない……)」

橘「ちょっとのぼせちゃって…」

絢辻「ふーん」

絢辻「あの人との入浴がよっぽど楽しかったみたいね?」

橘「な、なんでそんな事!」

絢辻「だってにやけてるんだもの。あなたの顔
   そういうの好きそうじゃない」

橘「に、にやけてなんか……」

絢辻「お風呂で何があったの?」

橘「それは……」

橘「……」ポワーン

橘「」ニヤニヤ

絢辻「……」

橘「はっ!い、いや決して絢辻さんの思う事なんて!!」

絢辻「変態」

橘「うっ…」

絢辻「変態。変態。変態。」

橘「ぐぬぬ…」

ほ?

はあまじはあ

七咲「…先輩?そんなわけないか…でも先輩の小さい頃ってこんな感じだったんだろうな…」

七咲「ふふふ、可愛い」

七咲「ボク、1人で来たの?ここは高校だよ?」

純一(…)

純一(正体をバラすかバラさないか…)



みたいな

七咲「あ、雨」

七咲「中に戻らないと…」

七咲「キミも早くお家に帰りなよ」

純一(…まだだ…まだ動いちゃダメだ…もう少し)

ゴロゴロピカッー

七咲「きゃ、どんどん強くなってる!」

七咲「君も校内に入ろう!早くっ」

純一(よしっ!当然の展開だ)




みたいな?

スレを建ててくるんだ

塚原「あら?なんでこんなところに子供が……ちょっと、キミ?」

橘「」ビクッ

塚原「こんなところでどうしたの?」

橘(つ、塚原先輩!?よりによってプール付近でこの人に遭遇するなんて……)

塚原「う……そ、そんなに怯えなくてもお姉ちゃんは何もしないよ?」ニコッ

橘(あ、そうか今の僕は子供だったんだ!)

塚原(ぅう怯えてる……こんなときに本当に自分の強面が恨めしいわね)

橘「お姉ちゃんは誰?」

塚原「えっ?あ、お姉ちゃんはこの学校の生徒なんだけどキミは誰かと一緒に来たのかな?」

橘「え、えっと……よくわからない」

塚原「そ、そうなの……困ったわね……」

橘(こういう塚原先輩はなんというか……新鮮でいいなあ)

っていうのが見たいです

塚原「とか言ってても仕方ないし……う~ん、職員室に連れて行こうかしら」

橘(な!?それは非常に不味いぞ!?かくなる上は……)

橘「ぅ……うぅ……」

塚原「へっ!?」

橘「うえええぇぇぇぇえええええ!」ビャー

塚原「ええっ!?ちょ、ちょっとキミ!?」

橘(こうやって嫌がっているアピールをすれば回避できるはず!さあ、どうします先輩?)

塚原「な、何で泣き出しちゃったのかしら?こ、こういうときはどうしたら……」オロオロ

橘(こんなこともあろうかと子供の泣きまねの練習をしておいてよかった!さぁどう出ますか先輩!?)

塚原「き、キミ?いい子だからちょっと泣き止んで……」

橘「ぶえええええええええええええ!」

塚原「お姉ちゃんは怖くないから、ね?ほらいい子だから泣き止んで?」ナデナデ

橘「(塚原先輩のナデナデ攻撃だと!?……くっまだ負けるわけには!!)
  あああああああああああああああああああああああああああん!」

っていうのを誰か書いてくれませんかね?

塚原「こういうのははるかが得意そうなのに……子供みたいだし。こういうときに限っていないなんて」

橘(何気にサラッと森島先輩が聞いたら怒りそうなことを……)

塚原「仕方ないわねもう……ほら」スッ

橘(何!?先輩が手を広げて……これは……)

塚原「おいで?」ニコッ

橘「(塚原先輩マジ天使!よし、負けて悔いなしだ!)うぅ、お姉ちゃ~ん!」ダキッ

塚原「ふふっ、不安だったんだね……よしよし」ギュッ

橘(なんてことだ!……子供ライフ最高じゃないか!)

塚原「お姉ちゃんがいるから怖くないよ……安心して?」ナデナデ

橘(塚原先輩の胸に抱かれて頭をナデナデしてもらえるなんて……ここは天国か?)

紳士諸兄なら俺の言いたいことがわかっているんだろ?頼むよ

橘「ぐすっ、お姉ちゃん」ギュー

塚原「ふふっ、一人で心細かったんだよね?もう怖くないからね……」

橘(塚原先輩は本当に面倒見がよくて優しいなあ……)

塚原「泣き止んでくれたのは良いけどどうすれば良いのか……やっぱり職員室に」

橘「!?……グスッ」

塚原「えっ!?あ、う、嘘だよ?だから泣かないで!」

橘(困り顔の塚原先輩かわゆす)

塚原「やっぱり職員室はダメなのね……なんでかしら?」

橘「お姉ちゃんといっしょがいい……」

塚原「と言われてもおねえちゃんはこれから部活にいかなきゃいけないし……」

橘「(なん……だと……!?)お姉ちゃんと一緒に行く!!」

塚原「ええっ!?そ、そう言われても……」

橘「お姉ちゃんと一緒じゃなきゃやだやだやだー!」

塚原「ああもう、懐かれたのはいいけどこれは困ったわね……」

あとはたのんだ

はよ

まだー?

>>1いないなら続き誰か書けよ
さっき何人か書いてただろ

>>340
言いだしっぺの法則というものがあってだな

梅原「おーいお坊っちゃん、高校でなにしてんの?迷子?って大将!」

橘「ありがとう梅原。さすがは僕の大親友だ」

梅原「長い付き合いだ。一目でわかるよ。でなんだってそんなことに?」

橘「じつは…」

梅原「そりゃ災難っていうか災厄っていうか。凄まじいな」

橘「元に戻れないもんかな」ウーン

梅原(小さい頃の大将の声、女の子みたいだな)

梅原「大将、時間も時間だし、今日は俺の家に泊まっていけよ。連絡のほうはこっちでやっとくからさ」

橘「恩に着るよ梅原。本当に助かるよ」

梅原「いいってことよ」

橘「こういう状況で頼りになるのは親友だよ」

美也「あ!梅ちゃん」

橘(よりによってこんな時に)

梅原「あ、やあ美也ちゃん。今帰り?」

美也「そうだけど、その子誰?梅ちゃんの親戚?」

梅原「まあ、そんなとこだな」

美也「へえ、こんにちわ。橘美也だよ。お名前は?」

橘「えっと、た…梅原純です」

美也「うん?」ジイ

橘(ヤバイばれる)

美也「純ちゃんは男の子なのに可愛いね」ナデナデ

橘(気付かないのかよ!)

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