八幡「川なんとかさんってよく見たら可愛いよな」 (67)

はい

八幡「とはいえ、文化祭以降、川崎の様子がおかしい。俺何かしたっけ?」

八幡「…あ、川崎。ちっす」

川崎「……っ!」

八幡「いや待てよ。おい、最近どうしたんだ?何で俺を露骨に避けるの?さすがに傷つくよ?」

川崎「お、お前!文化祭で、あ、あたしに何て言ったか覚えてないのか!」

八幡「へ…?…すまん、俺なんか言ったっけ?」

川崎「…え……」

八幡「…何て言ったんだよ……」

川崎「…あ、愛してるって…… 川崎愛してるって言った!!」

八幡「………」

ちなみに八幡は原作で本当に言いました


八幡「…そんなことを言ったような言ってないような…」

川崎「言ったよ…!…はっきり覚えてるもん…」

八幡「…まぁ、その、なんだ。悪かったな、そんな誤解されるようなこと言って」

川崎「…え…誤解…?」

八幡「いや、あん時は俺も急いでたっていうか…無意識っていうか」

川崎「………!」

川崎「そ、そんな、あれからあたしがどれだけ、あんたを…!」

八幡「へ?」

川崎「…あ、いや、何でもない!もうあたしに近付くな!」

八幡「…って言ってもなぁ。修学旅行、同んなじ班になっちゃったよ俺たち」

川崎「………」

文化祭以降恥ずかしくて隠れたりしちゃうサキサキ可愛いよな

今月の新刊楽しみだわ

たぶんさきの出番はなさそうだけど…

スレ伸びないし俺>>1じゃないし、
やっぱりもう終わりで良いよねww

>>12
楽しみだな
川崎さん出してくださいお願いします!

川崎「そんなの聞いてない…」

八幡「お前が寝てるのが悪い。今日の放課後に、修学旅行2日目に周る場所決めるらしいぞ。まだ提出してないの俺たちの班だけだからな」

川崎「わ、私はいい!帰って勉強すr」

海老名「あ、サキサキ!今日の打ち合わせ、サキサキも来るよね!?」

川崎「えっ!?あ、うん……」

-放課後-

川崎「……」

海老名「…サキサキ、何で怒ってるの?」

川崎「え、な、何でもないし。別に怒ってないから気にしないで」

八幡「で、川崎。この前お前の弟が言ってた寺ってどこだっt」

川崎「お、お前は話しかけるな!!」

一同「……。(何があったのこの2人…)」

-修学旅行2日目-

八幡「おっ、小町に買うお守りはこれでいいな。おい川崎、お前も弟にこれ買ってってやれば」

川崎「…言われなくてもそのつもりだよ。大志には絶対合格して欲しいからね」

八幡 (このブラコンめ…)

川崎「…ところで、みんなはどこに行った?」

八幡「え?…あれ。…もしかしてはぐれちゃった?」

八幡「…メールも通じない。人が多すぎるからっぽいな。とりあえず、この訳わからん人混みから出よう。行くぞ」

川崎「うん…。って、わっ!?」

八幡「どうした?…あっ……(しまった。小町の時のくせで、つい手を握ってしまった…)」

八幡「その、悪い。俺たちまではぐれたらまずいと思って…」

川崎「……別に、いいよ………」

八幡 (…よし。人も少なってきたな。 …っ!?)ドンッ

男A「…あ?おい、痛えんだけど」

八幡「! …すみませんでした。不注意でした」

男B「ちょっと、なにこいつウケね?てかカップルですかー?ガキが調子にのんじゃねーよww」

川崎「…ちょっと、あんたら。比企谷謝ってんじゃん。大体、ぶつかってきたのはそっちでしょ!」

八幡「おい川崎!やめとけ!」

男A「あれー?何その態度ー?おこだよ俺らー?おーいみんなー、集合ー。生意気なクソガキカップル発見しちゃったんだよね」

八幡・川崎「……!!」

八幡 (おいおい、何なのこれ。どっから湧いてきたのこの人たち。ゴキブリなの?)

男たちの誰か「ナイスタイミング。この人混みじゃん?イラついてたんだよね。ってことで、お前ら半殺し確定な」

八幡「ほんとすいませんでした。マジで反省してます。川崎も謝れ」

川崎「だ、だってあっちが」

八幡「いいから謝れ」

川崎「……すみませんでした」

男たちの誰か「えー?伝わってこねぇなぁ。あ、土下座してよ、彼氏くん?」

川崎「あ、あんたいい加減に…!しかもこんな人が多いところで…!」

八幡「……」

川崎「…ちょっと比企谷、まさかやんないよね?やめてよ?そんなことする必要ない!」

八幡「……」スッ

一同「!!」

八幡「…すみませんでした……」

男たちry「え!?マジでやりやがったよこいつww超ウケるってマジで!!」

川崎「ひ… 比企谷……!!」

男たちry「あーw 君、もう良いよー。何か見てるこっちが恥ずかしいわw じゃあね、今度から気をつけてねーww」

八幡「………。」ポンポン

川崎「あ、あんたって奴は…!なんで…!!」

八幡「…良いんだよ別に。何とも思わないなら気にするな。土下座は俺の奥義でもあるしな」

由比ヶ浜「あっ!いた!!ヒッキー、川崎さーん!おーい!」

川崎「………」

-夜・ホテルの部屋-

戸塚「八幡、どうしたの?」

八幡「…え?何だ、別に何もないぞ」

戸塚「…だって、今ウノって言わなかったから」

八幡「……あっ」

材木座「さあ八幡!罰ゲームを選ぶのだ!!我にジュースを買ってくるか、ラーメンを買ってくるか!!」

八幡「…どっちにしても買い出しは決定なのか。分かったよ、ジュースな」

戸塚「僕のもお願いね、八幡!」

八幡「任せろ。それじゃ行ってくるわ」ガチャ

川崎「っ……!」ビクッ

八幡「……お前、男子部屋の前で何してんだ…」

川崎「…ひ、比企谷、ちょっといい…?」

八幡「…?まぁ、丁度これから買出しに行くとこだったし、別に良いけどよ」

川崎「…そうか。ありがと」

-外-

八幡 (なんで自動販売機が外にあるの?寒いんだけど)

八幡「マックスコーヒー、マックスコーヒーっと…。お前も飲むか、マックスコーヒー」

川崎「うん。はいお金。…でね、比企谷、話っていうのは…」

八幡「おう。なんだ?」

川崎「あ、あの、その… 。今日は、ありがとう」

八幡「…何だそんなことか。そんな大したことじゃないだろ。いいって」

川崎「た、大したことだよ!あんな、人が多いところで土下座までしてくれて…。例えあたしのためじゃないとしても、なんか、嬉しかったというか…。あと、ごめんね。あたしが突っかかっちゃったせいで、あんなことになって…」

八幡「それはそうだな。川崎、ちょっとお前ツンツンしすぎだよ?不良なの?」

川崎「ふ、不良じゃないし!…お前の前じゃなければ、こんなにツンツンしてないよ」

八幡「え?なに、お前そんなに俺のこと嫌いなの?」

川崎「違くて!何というか、お前の前じゃ、素直でいられなくて… 変な意識しちゃって…!」

八幡「…!」

川崎「お、お前が!…文化祭のあの時、あんなに変なことを言うから……!」

八幡「…えーと、つまり…?」

川崎「つまり…… あたしは、お、お前のことが… 好きだ」

八幡「…は……?」

川崎「だ、だから!お前のことが好きだって言ってるんだよ!」

八幡「…い、いやぁ、お前。冗談きt」

川崎「捻くれてるところも!理屈っぽいところも!そのくせ大事なところでは何の言い訳もしないところも!あと、スカラシップを教えてくれた時も、今回も、お前は…!何だかんだで、あたしを助けてくれた…!」

八幡「ちょっと、落ち着けって!」

川崎「ねぇ、あたしは知ってるよ。相模さんの件だって、あんた、相模さんのためにあんな汚れ役をやったんでしょ。相模さんを敵にしないために!」

八幡「…それは違う。とりあえず落ち着け」

川崎「…あ、ごめん…あたし……」

八幡「……そうか、分かった。お前も罰ゲームなんだな。嫌だよな、罰ゲーム。俺も今罰ゲームでさ、今買出ししてんだよ」

川崎「…は……?何それ、違うよ!罰ゲームじゃない!あたしは本当に…!」

八幡 (俺は信じない。中学の時、罰ゲームで告白されたのを俺は忘れない)

川崎「……じゃあ、こうしたら信じてくれる…?」

ギュッ

八幡「!!おい、何でお前、抱きついて…!」

川崎「だから…… 好きなんだってば」

八幡「あっ…おい… む、胸が手に当たってるぞ…」

川崎「っ… いい… そのまま触ってろ」

八幡「いやそういう訳にもいかんでしょ」

川崎「…お前は… お前はどうなんだ。お前はあたしのことをどう思ってるんだ…」

八幡「…知りたいか?」

川崎「……うん」

八幡「じゃあ… 目を閉じろ」

川崎「…わかった」

川崎「……んっ」チュッ

八幡「……分かったか」

川崎「うん… でも、それズルいよ…」

八幡「……お互い様だ」

終わり

保守ありがとう
眠さが限界だから寝るわ

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