春香「響ちゃんってちっちゃいのに胸おっきいよね」 (50)

響「え?」

春香「響ちゃんってちっちゃいのに胸おっきいよね」

響「いや言い直さなくても聞こえてたけど……何なのいきなり」

春香「理不尽だよ!」バンバン

響「それはこっちの台詞だぞ」

春香「りっふじん! ヘイ! りっふじん! ヘイ!」

響「春香は一体どうしちゃったんだ……自分ちょっと心配になってきたぞ」

春香「だってなんか理不尽だもんげ! 春香さんおこなの!」プクー

響「春香、相当ストレス溜まってるのか?」

春香「そういうわけではないんがももんが」

響「なるほど、要するにちょっとはしゃぎたいお年頃なんだね」

響「ってゆーか、今思い出したんだけど」

春香「はる?」

響「(ツッコまないぞ)えっと確か、ピヨ子の机の上に自分達のプロフィールをまとめたファイルが……」ガサゴソ

春香「あー! 勝手に小鳥さんの机漁っちゃってぇ、響ちゃんたらいーけないんだ、いけないんだー」

響「春香は黙ってて」

春香「ふぁい」

響「あーほらやっぱり! 春香も自分と同じバストサイズじゃないか!」

春香「で?」

響「えっ」

春香「それが何?」

響「えっ、いや、だから……」

春香「私、最初に言ったよね? 響ちゃんは『ちっちゃいのに』胸おっきいよね、って」

響「な……何が言いたいんだよ」

春香「身長は私の方が圧倒的に勝ってるのにバストサイズが同じってことは、つまり相対的に響ちゃんの方が巨乳ってこと」

響「あ、圧倒的って……じ、自分そんなにちっちゃくないぞ!」

春香「いやいやちっちゃいよ! 超ミニマムだよ!」

響「そ、そんなことないぞ! だってこのプロフィール見たら……春香と6センチしか違わないし!」

春香「いやいや6センチって結構あるし……っていうか」

響「?」

春香「響ちゃん……この身長サバ読んでるでしょ」

響「!」

春香「その顔は図星だね」

響「ちちちっちちがうぞ! 自分そんなやましいことしてないし!」

春香「へー」

響「な、なんだよその疑いに満ちた目は……」

春香「いやあ、実はこの前プロデューサーさんと『アイドルの公称プロフィール』の話になってさあ」

響「えっ」

春香「私が『他の事務所とかだと、やっぱり体重とかスリーサイズとかサバ読んでたりするんですかね?』って言ったら」

響「…………」

春香「プロデューサーさん、『そういう事務所もあるだろうなあ。まあうちでは身長サバ読んでるやつがいるけど』って」

響「」

春香「なんでも響ちゃん、プロフィール作成のために身長測ったとき、かかとちょっと浮かしてたらしいね」

響「なっ、なんでプロデューサーがそのことを……!? あのときは測定役のピヨ子しか……はっ!」

春香「うん。まさにその小鳥さんから聞いたらしいよー」

響「ぴ、ピヨ子のやつ……気付いてたのか……!」

春香「気付いていながらもそのまま身長を測ってあげたのは小鳥さんの優しさだよね」

響「うぅ……」

春香「という経緯から推察するに、響ちゃんの実身長は……148センチくらいとみた!」

響「じ、自分そんなにちっちゃくないぞ! 150はあるもん!」

春香「ふーん」ニヤニヤ

響「うぅ……あるもん……」

春香「まあでも、それなら尚更、響ちゃんの相対的巨乳説は確固たるものになるよねぇ」

響「もうなんでもいいぞ……ぐすん」

春香(あ、かわいい)

春香「いやー、それにしてもちっちゃいのにおっきいなあ」

響「もー……もういいでしょ、その話はぁ……」

春香「ちっちゃいのに! おっきい!」

響「う、うるさいぞ! 春香!」

千早「ちっちゃいのに!」バァン

響「!?」

美希「おっきいの!」バァン

響「!??」

亜美「ちっちゃいのに→」バァン

真美「おっきいしょ→」バァン

響「!???」

真「ちっちゃいのに!」バァン

雪歩「おっきいですぅ……」バァン

伊織「ちっちゃいのに!」バァン

やよい「おっきいかなーって!」バァン

あずさ「ちっちゃいのに~」バァン

貴音「真、おおきいですね」バァン

律子「ちっちゃいのに!」バァン

小鳥「お……おっきい……」ハァハァ

P「小さいのになあ」バァン

社長「おおき……ウォッホン! 立場上、私はコメントを差し控えさえてもらうとするよ」バァン

響「」

真「ちっちゃいのに!」バァン

雪歩「おっきいですぅ……」バァン

伊織「ちっちゃいのに!」バァン

やよい「おっきいかなーって!」バァン

あずさ「ちっちゃいのに~」バァン

貴音「真、おおきいですね」バァン

律子「ちっちゃいのに!」バァン

小鳥「お……おっきい……」ハァハァ

P「小さいのになあ」バァン

社長「おおき……ウォッホン! 立場上、私はコメントを差し控えさせてもらうとするよ」バァン

響「」

響「なっ、なななな……なんだなんだ!? 皆して……」

春香「いやあ、最初はちょっとした思いつきだったんだけどね」

千早「我那覇さんのプロフィール詐称の件を耳にして」

美希「ちょっと皆で響にお仕置きしよーって話になったの! あはっ☆」

響「お……お仕置きぃ!?」

P「まあ……詐称は良くないからな」

社長「事務所の信用問題にも関わるからねぇ」

響「そ……そんな……ちょっと身長サバ読んだだけなのに……」

真「響、こればっかりは仕方ないよ」

亜美「諦めて受け入れなよ、ひびきん~」

響「うぅ……こんなことになるならあんなズルしなきゃ良かったぞ……」

小鳥(最初にプロデューサーさんにバラした私を責めないあたり、やっぱり良い子ね響ちゃん……!)

響「でもお仕置きって……一体何をされるんだ? 自分は……」

春香「とりあえず……泣かす!」

響「え……えぇえ!? な、泣かす!?」

春香「うん! 765プロの総力で響ちゃんを泣かすよ!」

響「い、一体何をする気なの……」

千早「……悪く思わないでね、我那覇さん」

雪歩「わ、私達もやりたくてやるわけじゃないんだよ……?」

響「な、なんかめちゃくちゃ怖いぞ……うぅ……やめて、やめてよぉ……」

春香「……響ちゃんってさ」

響「…………」ゴクリ

春香「本当、ちっちゃいよね!」

響「えっ」

千早「ええ、本当、小さいわね。我那覇さんは」

美希「響ったらちっちゃいの。あはっ☆」

響「……な、なんだよ。それならさっきから散々言われてるし、今更何てこと……」

亜美「ちっちゃい!」

響「うっ」

真美「ちっちゃい!」

響「…………」

真「ちっちゃい!」

雪歩「ちっちゃい!」

響「……じ、自分、こんなの……」

伊織「ちっちゃい!」

やよい「ちっちゃい!」

響「…………」

あずさ「ちっちゃい!」

貴音「ちっちゃい!」

律子「ちっちゃい!」

小鳥「ちっちゃい!」

響「う……うぅ……じ、自分、ちっちゃくないもん! ……ぐすっ」

春香(あ、もう泣いちゃった)

千早(なんという豆腐メンタル……! でもそこが……)

美希(と~っても、かわいいの! あはっ☆)

春香(もう少し響ちゃんの泣き顔を堪能していたい気もするけど……流石にこれ以上は、良心が痛むので第二段階に移行するよ!)

春香「まあそういうわけで早くも響ちゃんを泣かせてしまったわけだけれど」

響「じ、自分、泣いてなんかないぞ! ……ぐすっ」

春香「765総力のお仕置きはまだまだ続くよ!」

響「ええっ!? も、もういいよぉ……すん」

春香「……響ちゃんってさ」

響「っ……!」

春香「かわいい!」

響「……え?」

千早「かわいい!」

美希「かわいい!」

響「いや、そんなあからさまな……」

真美「かわいい!」

亜美「かわいい!」

響「や、やめてよっ……!」

真「かわいい!」

雪歩「かわいい!」

響「……だ、だからぁ……」

伊織「かわいい!」

やよい「かわいい!」

響「うぅ……」

あずさ「かわいい!」

貴音「かわいい!」

響「じ、じぶっ……」

律子「かわいい!」

小鳥「かわいい!」

響「……ッ……」

春香(ああ、もう瞬く間に真っ赤になっちゃって)

千早(照れてる我那覇さんとってもかわいいわ……!)

響「も、もぉ……何なの……」

春香「アハハ。響ちゃん顔真っ赤!」

響「もー! 元はといえば春香のせいでしょー!?」

春香「あらやだかわいい」

響「うぅ~……」

P「はいはい。もうそのへんにしといてやれ」

春香「えー。これからがいいところなのにー」

千早「まあ、我那覇さんの可愛さは十分堪能できたから良しとしましょう」

美希「響はいじりがいがあって最高なの。あはっ☆」

響「うぅ……皆自分のこと何だと思ってるんだよ……」

春香「え?」

響「え?」

春香「今のは……フリ?」

響「えっ」

春香「響ちゃんのことどう思ってるかって、そりゃ……」

響「あっ! ち、違うぞ春香、今のはそういう……」

春香「響ちゃんは背ちっちゃいのに胸おっきくてロリ巨乳かわいい!」

響「はうっ……! な、何言ってんだ春香っ……!」

千早「我那覇さんは小動物みたいで飼いた……抱きしめたくなるかわいい!」

美希「響は『自分完璧さー』って言いながらも結構すぐ自信無くしかけたりするナイーブかわいい!」

響「な、何言ってんだかよくわかんないけどもうやめて……」

真美「ひびきんは編み物も料理も完璧にこなせるかわいい!」

亜美「一見明るくてアウトドア派と見せかけて実はラノベが好きなインドア派かわいい!」

響「うぅ……な、なんかもう死にたくなってきたぞ……」

真「そんな弱気な一面や寂しがり屋な本質かわいい!」

雪歩「でもそれを表には出さず『なんくるないさー』で通しちゃうかわいい!」

響「うぅ……」

伊織「ホームシックで毎晩夜枕を濡らしてるのにそれでもトップアイドルになるまでは実家に帰らないかわいい!」

響「!? い、伊織なんでそのことを……!」

やよい「誤魔化せばいいのにうっかり認めちゃうあたりがうっかりさんかわいい!」

響「あっ……!」

あずさ「言われてから気付いてかぁっと赤面しちゃうかわいい!」

貴音「もう響の全てが愛おしいのですかわいい!」

律子「こうして皆にいじられて涙目かわいい!」

小鳥「そして私達もそんなあなたが大好きかわいい!」

響「う、うぅ…………」

春香「……という風に私達は思ってるよ! 響ちゃん!」

響「う、うぅ……も、もうなんでもいいさ……」

P「……良い事務所ですね、うちの事務所って」

社長「ウォッホン! 当然だろう? この私が目を付けたアイドル諸君達だからねぇ!」

小鳥「ええ、まったくですね! 社長」ダラダラ

律子「小鳥さん鼻血拭いてください」

春香「よーし! じゃあ次は響ちゃんのセクシーさを皆で褒め称える方向性で……」

響「うぎゃー! お願いだからもうやめてぇー!」







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