さやか「悪い子はいねがぁっ!」 (135)

さやか「オア トリート」

杏子「わけがわからねえよ」

さやか「お菓子くれないと暴れちゃうぞっ☆」

杏子「なまはげの格好でポーズ決めんな」



※叛逆ネタ無し

チェンジ

あんさや!期待

チェンジ

杏子「あー……とりあえず、なんでなまはげの格好してるんだ?」

さやか「ヒント:ハロウィン」

杏子「なんでハロウィンでなまはげなんだって聞いてんだよ」

さやか「『和』と個性を重視した結果こうなった」

杏子「……自分のその姿に疑問はなかったのか?」

さやか「?」

杏子「なかったのか……」

糞カプwwwwあんこちゃんカワイソww

さやか「で、お菓子はあるの? ないの?」

杏子「その前にせめてお面だけは外せよ」

さやか「え? いいけど……あ、もしかしてなまはげのお面が怖い?」

杏子「なまはげと会話させられるアタシの身にもなってくれ」

さやか「そう言えばお面つけてたのに良くあたしだってわかったね。愛?」

杏子「こんなことするバカは他に心当たりがないんだよ(そうかもな)」

さやか「おいおい、本音と建前が逆じゃーん……って、もしかして逆じゃない?」

杏子「さあてね」

ポッキーゲームはよ

さやか「では改めて。トリック オア トリートぉ!」

杏子「ほれ。食うかい?」つロッキー

さやか「……あれ?」

杏子「用意くらいしてるって。さやかのやりそうなことなんてお見通しだ」

さやか「まさか食べものに意地汚い杏子がくれるなんて……」

杏子「引っ叩いてやるから左の頬を出せ。その次は右な」

さやか「ホントに両方ビンタされるとは思わなかった……」イテテ

杏子「……アタシもホントに右の頬も出すとは思わなかった」

さやか「さやかちゃんドM説」

杏子「お前はそれでいいのか」

さやか「嘘々、ドMは杏子だもんね」

杏子「今度はグーで行くからな。歯ぁ食いしばれよ」

さやか「はあ……杏子にいたずらできると思ったのになー」モグモグ

杏子「そりゃ残念だったな」

さやか「さやかちゃんのテンションだだ下がりだよ……」

杏子「ところでどんないたずらするつもりだったんだ?」

さやか「そりゃあもう」ワキワキ

杏子「その顔と手つきやめろ。あと近寄んな」

さやか「杏子ー、ロッキーおかわりー」

杏子「断る」

さやか「んじゃ、トリック オア トリート」

杏子「……くっそ」つロッキー

さやか「そんなにさやかちゃんにいたずらされるのが嫌と申すか」

杏子「嫌な予感しかしないしな」

支援

さやか「ところで杏子は火葬しないの?」モグモグ

杏子「灰にしてどうすんだよ。仮装だろ」

さやか「そう、それ。杏子に似合う格好あると思うんだ」

杏子「例えば?」

さやか「ふなっしー」

杏子「似合うとか関係ないし、ハロウィン関係ないし」

杏子「あー、そうだ。さやか」

さやか「なに?」

杏子「トリック オア トリート」

さやか「え? あたし?」

杏子「菓子が無いならいたずらだな」

さやか「……食べかけでもいい?」

杏子「チョコの部分残ってないのはロッキーと認めない」

さやか「しょーがないなあ。で、どんないたずらするつもりなの?」

杏子(何も考えてなかった……どうすっかな)

さやか「……痛いのはヤだかんね」

杏子「あー、はいはい」

さやか「……やるなら気持ちよくしてね///」ポッ

杏子「ばーか///」

あらあら

杏子「んー……じゃあ目つぶって」

さやか「え? 目を?」

杏子「……ロッキーくわえて」

さやか「う、うん」パク

杏子「そのままじっとしてろよ……」

さやか(え? え? まさか杏子がこんな積極的に……!?)

杏子(よし、このまま放置でいいや)スタスタ



さやか(杏子のヤツへたれだから戸惑ってんのかなー)

さやか(今頃真っ赤になって端っこくわえてるんだろうなー)

さやか(それにしても遅いなあ……いいかげん覚悟を決めればいいのに)チラッ

支援

――――
――

さやか「くっそー、杏子のヤツ……あれ? まどかじゃん」

まどか「その声はさやかちゃ……なまはげ!?」

さやか「誰がなまはげだ!」

まどか「……」

さやか「あ、あたし今なまはげだった」

まどか「さやかちゃん……」

まどか「さやかちゃん、何やってるの……?」

さやか「ほら、ハロウィンだからさ。仮装だよ、仮装」

まどか「……なまはげの仮装するって言ってたの、本気だったんだ」

さやか「そうだよ。こんなの冗談で言うわけないじゃーん」

まどか「冗談の方が良かったって、そう思ってしまうのでした」

さやか「まどかこそ何やってんの? 珍しく一人でいるし」

まどか「私はお菓子を買いに来ただけだよ。ほむらちゃんとは向こうで待ち合わせ」

さやか「お菓子? なんで?」

まどか「なんでって……ハロウィンだからだよ?」

さやか「どうせお互いにいたずらしていちゃいちゃするんでしょ? お菓子いらないじゃん」

まどか「な、何言ってるのさやかちゃん。もう///」

さやか(否定しないんだよなあ……)

支援

支援

まどか「これからほむらちゃんと合流するけど、さやかちゃんはどうする?」

さやか「……それって遠まわしに邪魔だから来るなって言ってる?」

まどか「ち、違うよ。ほら、杏子ちゃんがどうこうって言ってたから……」

さやか「あー、逃げた杏子を探してるんだけどね。まあそのうち見つかるでしょ」

まどか「……じゃあついてくるんだね」

さやか「……やっぱりあたし邪魔?」

まどか「ソンナコトナイヨー」

まどか「ほむらちゃん、お待たせー」

ほむら「いいえ、待っ……バカがいるわね」

さやか「え!? ほむらがまどかにバカって言った!?」

まどか「……(温かい目)」

ほむら「……(冷たい目)」

さやか「……?(澄んだ目)」

ほむら「まどか、このおよそ関わり合いを持ちたくないなまはげはどちら様かしら?」

まどか「えっと……」

さやか「中身あたしだってわかってて言ってるだろ」

まどか「ま、まあまあ。さっきお買い物終わった後偶然会ったんだよ」

ほむら「そう。邪魔ね」

さやか「気持ちはわかるけど、もうちょっとオブラートに包もうよ」

支援

ほむら「まあいいわ。まどか、トリック オア トリート」

まどか「えっと……ロッキーのイチゴ味でいい?」

ほむら「ええ」

まどか「じゃあ、はい。あーん」

ほむら「あーん」パク



さやか「あれ? なんかあたしが知ってるハロウィンと違う」

まどか「じゃあほむらちゃんも。トリック オア トリート」

ほむら「普通のロッキーと抹茶味とほむら味があるけど、どれにする?」

まどか「ほむらちゃん味って?」

ほむら「私が一回口に含んで……」

まどか「抹茶味」

ほむら「でもお勧めは……」

まどか「抹茶味」

支援

ほむら「……じゃあ抹茶味ね。はい、あーん」

まどか「あーん」パク

さやか「ほむらー、トリック オア トリートー」

ほむら「……はい、あーん」つタバスコ

さやか「嫌がらせするにも、せめてお菓子にしようよ」

支援

QB「やあ、お揃いだね」

まどか「キュゥ……べえ?」

さやか「あんたなんでカボチャなんか被ってんの?」

QB「好きで被ってるわけじゃないんだけどね」

さやか「嫌がるキュゥべえに無理やり……!」

ほむら「そういうどこにも需要の無い煽りはやめなさい」

まどか「……これ、レプリカじゃなくて本物のカボチャをくりぬいてあるよ」

さやか「犯人は本格的にハロウィンを楽しんでいる人物か!」

QB「ボクから見ればキミも十分楽しんでいるように見えるよ。なまはげなのは理解できないけど」

しえしえ

ほむら「それで、何の用かしら。まどかに契約はさせないわよ」

QB「用事と言うか、ボクはキミ達を呼びに来ただけなんだ」

さやか「なんで?」

QB「キミ達のよく知る、マで始まってミで終わる名前の人が会いたがってるんだよ」

ほむら「間宮くるみ?」

QB「ハム太郎の中の人は関係ない」

QB「ついさっきの話なんだけどね」


――――
――

??「今日はハロウィンね」

QB「そうだね。キミが数日前から準備してたから知ってるよ」

??「……なかなか誰も来ないわね」

QB「何言ってるんだい、マミ。この家に人が来る方が珍しいじゃないか」

??「……そんなことないもん」



さやか(名前伏せてる意味がない……!)

支援

??「誰か私のお友達を呼んで来てくれる優しい人はいないかしら~」チラッ

QB「友……達……?」

??「いるわよ! 佐倉さんとか鹿目さんとか美樹さんとか暁美さんとか!」

QB「あれはキミの後輩とか魔法少女仲間で、友達に分類するのはどうかと……」

??「……キュゥべえ」

QB「なんd」ガシッ

??「……」



ガラッ

ポイッ

ピシャッ



QB「わけがわからないよ」

マミさん切ない

――――
――

QB「というわけで、回想の中の彼女の機嫌を直すためにキミたちを呼びに来たんだよ」

さやか「……あ、あたしなんか急にマミさんのところに行きたくなったなー。なんとなくだけど」

まどか「私も、急にマミさんに会いたくなっちゃった。理由はないんだけど」

ほむら「まどかが行くなら私も行くわ。別に他意はないけど」

QB「みんな目が優しくなった気がするけど、感情のないボクにはわからないな(棒)」

支援

<ピンポーン

マミ「! キュゥべえ、信じてたわ! はーい、今開けるわねー」



マミ「いらっしゃ……」

さやか「ドーモ、マミ=サン。ナマハゲ、デス」

マミ「アイエエエエ! ナマハゲ!? ナマハゲナンデ!?」

さやか「悪い子はいねがぁ! オア トリート!」

マミ「ひっ!? わ、悪い子? トリート? な、なんなの!?」



まどか「確かに意味がわからないよね」

ほむら「そうね(巴マミもニンジャヘッズだったのね……)」

マミ「びっくりした……もう、格好悪いところ見せちゃったわね///」

さやか「マミさんは驚きすぎですよー」

まどか「誰だっていきなりなまはげが来たら驚くと思うよ?」

ほむら「そうよ。私だって中身を確認した上で撃つと思うわ」

さやか「……それなまはげ関係なく、あたしだったら撃つって意味だよね?」

ほむら「肯定よ」

さやか「そこは否定して欲しかった」

マミ「今パンプキンパイを持ってくるから適当に座っててね」

さやか「はーい」

まどか「……ねえ、ほむらちゃん」

ほむら「何かしら」

まどか「ジャック・オー・ランタン被った人が見えるのは、私の気のせいじゃないよね?」

ほむら「ええ、私にもちゃんと見えてるわ。服装で誰だかわかるけど」

まどか「そういえば杏子ちゃんって、さやかちゃんから逃げてるんだって」

ほむら「ってことはあれで変装のつもりなのね」

??(首が重い……)

しえん

??「ミナサン、ハジメマシテ(裏声)」

まどか「えっと……杏子ちゃんだよね?」

??「キョウコ? ダレソレ?(裏声)」

さやか「往生際が悪いよ、杏子! 顔を隠したって、その生脚を見れば一目瞭然!」

まどか「さやかちゃん、脚フェチだったんだ……」

さやか「あ、違うよ? さやかちゃんはそんなコアな趣味じゃないよ?」

ほむら「私はまどかフェチだけどね」ファサ

まどか「意味はわからないけど知ってた」

??「アタシ、キョウコ、チガウ(裏声)」

さやか「……シラを切るつもりなら、正体暴いてやるまでよ」ガバッ

??「ナ、ナニヲスルキサマー!」

さやか「無駄な抵抗はやめておとなしく脱がされろー!」

杏子「うわ、やめっ……わ、わかった! ほら、これでいいんだろ!」

さやか「カボチャ脱いだくらいですむとでも?」

杏子「は!? ちょ、ホットパンツは関係ないだろ! 引っ張るなぁっ!」

さやか「ふっふっふ、徹底的に正体を暴いてあげるよ、杏子」

杏子「意味がわからねえ! ちょっ、みんな見てるんだぞ!」

支援

マミ「止めなくてもいいのかしら……」

ほむら「あれくらい許容範囲じゃない。ねえ、まどか」

まどか「許容はしてないけど、よくあることだよね」

マミ「よくあることなの……?」

まどか「主にほむらちゃんが止まらなくなるので」

ほむら「まどかが誘うのが悪……悪くはないわね」

マミ(この二人、普段どんなことを……?)

支援

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ

まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」

マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

ほむら「・・・ありがと」ファサ

では、

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」



まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

杏子「ったく、ここまでする必要あったのかよ……」ハァハァ

さやか「杏子が全面的に悪いんだよ」

杏子「半裸にされるようなことした覚えはねーぞ」

さやか「あたしにいたずらしなかった」

マミ「え? 意味がわからない」

さやか「杏子があたしにいたずらしないでどっか行っちゃったんです」

マミ(……美樹さん、欲求不満なのかしら?)ドキドキ

杏子「ちょっと放置しただけじゃん」

さやか「その放置がどれだけ恥ずかしかったか……」

まどか(えっ? 平気でなまはげの格好で歩いてたのに?)

さやさや支援

このマミさん可愛い

杏子「……もしかしてアタシにいたずらされたかったのか……?」

さやか「そ、そうは言ってないけど……」

ほむら「私はまどかにいたずらされたいわ」

まどか「そういうのは心の中にとどめておいて欲しいんだよほむらちゃん」

ほむら「でも、口に出して言わないと伝わらないこともあるでしょう?」

まどか「じゃあ今度ほむらちゃんの寝顔に落書きしてあげるよ」

ほむら「そういういたずらじゃなくて……」

マミ(ん? 寝顔?)

マミさんが可哀想なのでなぎさちゃん出してやってください

マミ「さあ、気を取り直してパンプキンパイでハロウィンパーティーといきましょう」

まどか「美味しいっ」モグモグ

さやか「マミさん、美味しいです」モグモグ

マミ「そう? ありがとう、作った甲斐があるわ」

杏子「マミの唯一の特技だもんなあ」モグモグ

ほむら「そうね、これだけは尊敬するわ」モグモグ

マミ「……貴女たちは一度持ち上げたら落とさないと気がすまないのかしら」

マミさんの部屋にあった料理の本読み取れたのはなぜかお菓子関連ばかりっていう

>さやか「そう言えばお面つけてたのに良くあたしだってわかったね。愛?」

>杏子「こんなことするバカは他に心当たりがないんだよ(そうかもな)」

悪魔杏子爆誕!

杏子「冗談だよ。美味いもん作ってくれてサンキューな」

ほむら「美味しいわよ、お世辞抜きで」

マミ「もう……素直じゃないんだから」

杏子「だって、なあ……」

ほむら「私たちにはあそこまでできないわ……」

マミ「?」



QB「美味しい、美味しいよマミ! 食欲が止まらないよ!」

QB「美味しさのあまり顔をつっこんだまま離せないよ!」

QB「あ、もちろん感情が芽生えたなんてことはないからね」



マミ「あれは見なかったことに」

支援

さやか「……ねえねえ、杏子」

杏子「ん?」

さやか「マミさんの料理を100点としたら、あたしが作った料理って何点くらい?」

杏子「……んー、30点くらいじゃね?」

さやか「低っ!」

杏子「まあ、なんだ。さやかの料理は発展途上だから……」

さやか「ほむらの胸の話はしてない」

杏子「アタシもそんな話はしてない」

ほむら「……」

支援

ほむらよりまどかのほうが胸ないんだよな
設定上はほむらは真ん中だったかも

さやか「だいたい、あれは完成形で、あれ以上の発展は無理なんだよ!」

杏子「おい待て、どっちの話を進めようとしてんだ」

さやか「まどかはどっちだと思う?」

まどか「わ、私に話を振らないで欲しいなって」

ほむら「……巴マミ、カーペットについた血のシミ抜きの方法を後で教えるわ」ジャカッ

マミ「その前に血で汚さないで欲しいんだけど……」

支援

まどか「と、ところで杏子ちゃん。さやかちゃんの手料理なんていつ食べたの?」

杏子「え? あ、えっと……」

さやか「いやほら、料理できないままじゃまずいかなーって杏子を実験台に練習を……」

マミ「実験台? ふーん、そうなの」ニヤニヤ

杏子「あ、アタシは飯食わせてくれるって言うから行っただけで……」

さやか「そうそう、杏子にエサ上げるついでって感じで」

杏子「エサ言うな」

支援

ほむら「そんなの隠す必要ないじゃない」

さやか「べ、別に隠してるわけじゃ……」

ほむら「私だってまどかの手料理をしょっちゅうご馳走になってるわよ」

杏子「そりゃお前らはなあ……」

マミ「そうなの?」

まどか「はい。ほむらちゃん、放っておくとちゃんとご飯食べないので……」

ほむら「っていう風にちゃんと建前を用意しておけばいいのよ」

まどか「なんでそれ言っちゃうの!?」

支援

支援

さやか「ま、まあマミさんを見習って料理はちゃんとできるようにしたいんです」

まどか「私もマミさんみたいに料理ができるようになれたらなって」

マミ「……大丈夫よ、二人ともがんばればすぐ私くらいにはなれるから」

さやか「そんなー、マミさんレベルはまだまだですよ。……あたし30点ですし」

杏子「悪かったよ。正直に言えば35点くらいだったよ」

さやか「……あんまり変わってない……」

マミ「うふふ、これからがんばればいいじゃない」



マミ(言えない……スイーツ以外は作れないなんて絶対言えない……)

支援

さやか「あ、そうだ、忘れてた。マミさん、トリック オア トリート!」

マミ「え? 今食べてたパンプキンパイじゃダメなの?」

さやか「それとこれとは別です。お菓子が無かったら……うひひひ」ワキワキ

杏子「その手つきやめろ」

マミ「ふふ、でもお菓子ならちゃんと別に作ってあるのよ。はい」

さやか「ちぇー、マミさんのおっぱいにいたずらするチャンスだったのに」

マミ(同性からもセクハラって言うのかしら……)

杏子「当てが外れて残念だったな」

さやか「ほっとした?」

杏子「……何の話だか」

支援

まどか「私もお菓子ください。トリック オア トリート」

マミ「はい、どうぞ」

ほむら「トリック オア トリート」

杏子「トリック オア トリート」

マミ「……なんか雛鳥にエサをあげてる気分ね」

さやか「もう一回、トリック オア トリート」

まどか「私もトリック オア トリート」

マミ「はいはい、あげるわよ」

さやか「お菓子無くなったらいたずらですけど」ボソッ

マミ「中止」

支援

ほむら「まどか、トリック オア トリート」

まどか「え? あ、ロッキー? はい、あーん」

ほむら「あむ」

まどか「私もトリック オア トリート。抹茶味ね」

ほむら「ふぁい、あーん」モグモグ

まどか「あむ」

マミ「え? なんで急にいちゃいちゃし始めたの?」

ほむら「ハロウィンだから普通よ」モグモグ

まどか「ハロウィンだもんね」モグモグ

QB「……おかしい。ボクが学習したハロウィンとは情報が異なるんだけど」

さやか「それあたしも言ったし」

支援

杏子「あ、アタシにも一本くんない?」

ほむら「しょうがないわね……何味がいい? ほむら味はまどか限定だから無いけど」

杏子「ほむら味? アタシは普通のでいいよ」

ほむら「普通のね。はい、あー……」

まどか「! き、杏子ちゃん! 私いっぱい買ったから一箱あげるよ!」

杏子「え、いいのか? 一箱も貰っちゃって」

まどか「うん、気にしないで」

杏子「サンキュー、遠慮なく貰うぜ」

ほむら「……じゃあこの一本はまどかに。あーん」

まどか「はむ」

マミ(鹿目さんって意外とやきもち焼きなのね……)

貴重なほむあんが・・・

支援

マミ「私も貰っちゃおうかしら。えーと……佐倉さん、トリック オア トリート」

杏子「い、今貰ったばっかりのロッキーを手放せって……?」ウルウル

マミ「やめてー! そんなオモチャを取り上げられた子供のような目で見ないでー!」

杏子(ちょろい)

マミ「じ、じゃあ美樹さん、トリック オア トリート」

さやか「……残念ながら、あたしお菓子は持ってないんです」

マミ「え? そうなの? それじゃあ……いたずらね」ウフフ

さやか「ええ、覚悟はできてます。お嫁に行けない身体にされても、恨みませんから……」ニッコリ

マミ「やめてー! そんな犯罪者を見るような目で見ないでー!」

さやか(ちょろい)

支援

杏子「まあ、実はあるんだけどな。ロッキーじゃないけど、ほれ」

さやか「あたしも実は買ってあるんです、はい」

マミ「……人をおちょくるのはそんなに楽しいかしら」

杏子「冗談だって」

さやか「それよりあの二人には言わないんですか?」



ほむら「まどか、トリート」

まどか「はい、あーん。……ほむらちゃん、トリートっ」

ほむら「はい、あーん」



マミ「……地雷原に足を踏み入れるようなことはしないわ」

さやか「もうわけわかんなくなってますね」

支援

マミ「あ、そうだ。キュゥべえ、トリックオアトリート」

QB「見ての通り、ボクはお菓子を所持していないよ」

マミ「じゃあイタズラかしら」

QB「……わかったよ、マミ。キミの期待に沿えるように、ムキムキ8頭身ボディに換装してくるよ」

さやか「えっ……マミさんそんな趣味が……」

マミ「ち、違うわよ! そんなことあるわけないじゃない!」

QB「ああ、今は美少年ボディの方をご所望k」ガシッ

マミ「……」

ガラッ

ポイッ

ピシャッ

マミ「私はノーマルだから」ニッコリ

まどほむさやあん『はい』



QB「わけがわからないよ」

支援

まどか「あ、もうこんな時間」

マミ「あら、いつの間に……楽しい時間はあっという間ね」

さやか「そう……ですね」

ほむら「……わかるわ、巴マミ」

まどか「ま、また来ますから!」

さやか「そうですよ! また楽しく騒ぎましょう」

ほむら「まどかが来るなら、私も来てあげるわよ」

マミ「……あれ? なんか私励まされてる?」

杏子「? どうしたんだ、お前ら」

支援

まどか「じゃあ、そろそろ帰りますね」

マミ「ええ、また来てね」

まどか「はい……必ず来ますから」

マミ「? 暁美さんは鹿目さんを送っていくのよね。魔女が出たら守ってあげてね」

ほむら「ええ、送って行くわ。……ベッドの中まで」

まどか「ほ、ほむらちゃん! 変な言い方しなくていいから!」

マミ「え? ベッド? え?」

まどか「ほむらちゃんは今日うちに泊まるんです。それだけです」

さやか「……ああ、今日全然いたずらしてないもんね」

まどか「変な納得しないで///」

支援

支援

さやか「じゃああたしたちも帰るとしますか」

マミ「え? あたし『たち』?」

杏子「あー、今日はさやかの家に泊めてもらうことになってんだ」

マミ「ふーん、そう」

さやか「あの、マミさん? なんか目が怖いんですけど」

マミ「気のせいじゃないかしら? うふふふふ」

さやか「えっと……じゃあ、マミさん、また明日学校で」

杏子「またなー」

マミ「ええ、また」



QB「ボクはここにいるよ」

支援

さやか「いやー、ハロウィン楽しかったねー」

杏子「楽しいかはともかく、菓子が食えるイベントはいいな」モグモグ

さやか「……ねえ、杏子。そのロッキー、最後の一本だよね?」

杏子「ああ、そうだけど」モグ

さやか「じゃあ……トリック オア トリート」

杏子「は? いまさら何言ってんだよ」

さやか「ふっふっふ、お菓子くれないとイタズラしちゃうぞー」

支援

杏子「今くわえてるのが最後の一本だって言っただろ」

さやか「じゃあ、それでいいよ」

杏子「食いかけでもいいのか……? ほれ」

さやか「もー、杏子はムードってものがないなあ」

杏子「は?」

さやか「そうじゃなくて、そっち側を杏子がくわえて……」

杏子「むぐ」

さやか「で、あたしはこっちから」パク

杏子「!?」

あらっ

さやか「いただひまーふ」モグモグ

杏子「!?」

さやか「……」モグモグ

杏子(ちょ……さやかのヤツ、急に何始めるんだよ///)

さやか(いひひ、焦ってる杏子かわいい)

杏子(あ、アタシはこのままでいいのか!? 動くと折れそうだし……いや、折れてもいいんだけど///)

さやか(杏子ってば完全に固まっちゃってるね。と、あとちょっとか)

杏子(このままだと唇が……///)ギュ

さやか(あ、杏子目つぶった……)

支援

パキッ



杏子「あ……」

さやか「にひひ、ざーんねーん。途中で折れちゃったねー」

杏子「お、お前、わざと折っただろ!」

さやか「お菓子半分しかなかったから、半分だけいたずらしちゃった」

杏子「なんだよそれ……」

さやか「あれー? 杏子ちゃんはあたしとキスしたかったのかなー?」

杏子「そ、そんなんじゃ……///」

さやか「ふふふ」

かわいいなぁ

さやか「……じゃあ帰ろっか」

杏子「……ああ」

さやか「……」

杏子「……」

さやか「……杏子が悪いんだからね」

杏子「……なにがだよ」

さやか「昼間、さやかちゃんを放置してくれちゃって」

杏子「そんなこともあったな」

さやか「期待させといてあれはないと思うなー」

杏子「……期待?」

最高

支援

杏子「……さ、さやか」

さやか「んー?」

杏子「と、トリック オア トリート!」

さやか「……ふふ。でも実は、ここにお菓子が……」

杏子「え」

さやか「……ありませんでしたー」

杏子「帰るか」

さやか「あーん、杏子ー、怒らないでよー」

支援

さやか「ねー、あたしにいたずらするんでしょー」

杏子「なんか今のでどうでも良くなった」

さやか「怒らないでよー。ほら、今なら何してもいいからさ」

杏子「何しても、って……」

さやか「どうせへたれのあんこちゃんには何もできないと思うけどー」

杏子「だ、誰がへたれだ!」

さやか「……じゃあ、今度はちゃんといたずらしてよ?」

杏子「……ああ」

いたずらはよ!

さやか「そういえばもうロッキーないんだっけ」

杏子「カケラが箱の中に残ってた」

さやか「こんな短いのじゃ、くわえるのが精一杯だね」パク

杏子「じゃあ……目つぶって」

さやか「ん。また置いてきぼりにしたら、今度こそ怒るかんね」

杏子「……今度は一緒にいてやるから」

さやか「……緊張してる?」

杏子「いいから少しは静かにしろよ」

さやか「だ、だって、しゃべってないとなんか間が持たなくて///」

杏子「自分で言い出したんだろ///」

さやか「いや、するのとされるのは勝手が違うというかなんと言うか///」

杏子ちゃん俺にもいたずらしてぇ

支援

杏子「……いくぞ」ボソッ

さやか「ん」



チュ



杏子「……これだけ短いとロッキーゲームにもならなかったな」

さやか「……照れ隠し?」

杏子「……人のこと言えるのかよ///」

さやか「あ、あたしは照れてなんかいないし///」

支援

さやか「あー、杏子にいたずらされちゃったなー」

杏子「……よく考えたら、これいたずらって言うのか?」

さやか「お? 杏子ちゃんはもっと違ういたずらをしたいのかな?」

杏子「そんなこと言ってないだろ」

さやか「それともされたいのかなー?」

杏子「……ど、どっちでもアタシはいいよ。さやかの好きな方で」

さやか「……誘ってる?」

杏子「そういうこといちいち言うなよ///」

支援

ゆっりゆっらっらっらっらゆるゆり

さやか「杏子は悪い子だなあ。そんなことじゃ今晩なまはげがやってきちゃうぞ?」

杏子「来ねーよ。……そういえばあのなまはげの衣装はどうしたんだ?」

さやか「えーと、杏子脱がすついでに着替えて……そのまま置いて来ちゃった」

杏子「……まあ、来ないとは思うけど」

さやか「……一応マミさんに明日取りに行くって伝えておこうか」

杏子「なまはげに来られても困るしな」

さやか「せっかくの二人の時間だもんね」

杏子「そういう意味で言ったんじゃねえよ///」

あんあんさやさや

さやか「杏子」

杏子「なんだよ」

さやか「悪い子はいねがぁ オア トリート」

杏子「またそれか」

さやか「杏子は悪い子なので、自動的にあたしがいたずらをします」

杏子「人のこと言えるのかよ」

さやか「あたしも悪い子なので、自動的に杏子にいたずらされます」

杏子「……お、おう」

支援

支援

さやか「ハロウィンって楽しいね」

杏子「ハロウィンとはだいぶかけ離れてたけどなー」

さやか「次のイベントは何があったっけ?」

杏子「次かー……なんだっけなー」

さやか「……こうやってさ」

杏子「ん?」

さやか「いつまでも一緒にいろんなイベント楽しんでいけたらいいよねー」

杏子「そうだなー。いつまでも、一緒に……」



さやか「そして最後はW葬式!」

杏子「……ま、それもいっか」





おしまい

>>125
おいそれは洒落にならんぞ(汗)
久々に軽妙で楽しいSSでした乙。

いい杏さやだった

おつかれさまでした
支援ありがとうございました

ハロウィンからだいぶ遅れた……

確かにもう11月だった

ちょっとまどマギSSが盛り返したみたいで嬉しい
映画館嫌いで叛逆まだ見てないからネタバレ怖いけど





次は何を書こうかな。

>>132
予想通りあなたでしたか。

まどか「雪遊びしようよほむらちゃん」
以降って何か書きましたか?




叛逆何も知らないとぽかーんとなってしまいますが
おもしろいですよ。

>>133
大量規制に巻き込まれて以降、今回が初です


叛逆はディスクか地上波待ちですね
静かに見たいので……



では落ちます

>>134
了解です
次のSSを楽しみにお待ちしております。

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