ほむら 「丸あげよう」 (67)

叛逆ネタバレ注意

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さやか「まどかは私の嫁になるのだー!」

杏子「独り占めすんじゃねえよさやか!」

マミ「あら、なら私の嫁にもなってもらおうかしらね、鹿目さん?」

渚「なぎさの嫁にもなるのですー!」

まどか「嫁じゃないよー、もー!」

キャッキャウフフ アハハウフフ


ほむら「………………………」モグモグ

ほむら「………………………さて」モグモグ

ほむら(まどかから円環の力を奪って、まどかが皆に囲まれながら幸福に過ごせる世界に作り変えた)

ほむら(巴マミや杏子は元より、さやかと渚、円環の理だった者からも記憶を消した)

ほむら(まどかは自分の本当の姿を思い出しかける時もあるけれど、近くにいれば何とか打ち消せる)

ほむら(…………順風満帆と言う他ない。ああしてまどかは幸せそうに笑っているし、あの眩い笑顔が淫獣に汚されることもない)

ほむら(…………順風満帆と言う他ないのだ。まどかのことを考えるならば)

ほむら「………………………」モグモグ

ほむら(…………………私は、これからどうしようかしら)

ほむら(非常時とはいえ出会って間もない頃から抱きついたり唐突にリボンを結んだりしてしまったのは失敗だったわね。おかげでひどく話しかけづらいわ)

ほむら(…………………引かれているのかしら、やっぱり)

ほむら「はぁ……………………………………」

ほむら(まどかは十二分に幸せ。友達に囲まれ、家族に愛され、おおよそ一般的な幸福は得られている)

ほむら(だから、そこへ私が割って入る意味もない。下手に干渉して、まどかの平穏を壊すことだけはしたくない)

ほむら「どうしたものかしらね…………………」ハァ

ほむら「………………からあげおいしい」モグモグ

さやか「え、えーと…………はう、あばうとぅゆぅー? きょーこ?」

杏子「オーゥ、あいむそーはっぴー」

さやか「おー! いっつそーはっぴー!」

杏子「ハッピーハッピー!」

さやか「イエーイ!」

まどか「さ、さやかちゃんたち遊んでるなぁ………………怒られないといいけど」アハハ

ほむら「……………………………………」

まどか「え、えっと…………………ほ、ほむぅーら?」

ほむら「…………………何かしら、その発音」

まどか「せ、せっかくだから外人っぽく言おうかなって……………ほ、ほむらちゃんもほら!」

ほむら「…………………まどぅーか?」

まどか「そうそう! 外人さんになった気分になるよね!」

ほむら「いえ、まったく」

まどか「えぇー…………………え、えっと…………………ほぉーむら?」

ほむら「そういう問題ではなくて…………………というか、何故?」

まどか「え、英語の時間くらいアメリカンな空気に浸りたいもん!」

ほむら「そこじゃない、そこじゃないのまどか。浸るのはあなたの自由よ」

まどか「ほむぅーら…………………!」

ほむら(…………………目を輝かせちゃって。可愛いわね、本当に)

ほむら「そうではなくて、英会話の練習。誰と組んでもいいのに、わざわざ私を誘うなんて…………。別に、さやかや杏子しか友達がいないわけでもないでしょうに」

まどか「えっと、その…………………ほむらちゃんと、転校初日に話してからお話ししてなかったなぁ、と思って」

ほむら「…………………よく話しかける勇気が持てたわね」

まどか「どうして?」

ほむら「覚えていないの? 出会って間もないあなたに思い切り抱きついたのよ私。我ながら変態だと思うわ」

まどか「…………………おーぅ、何もおっしゃいますかほむぅーら」ヤレヤレ

ほむら「その急ごしらえな片言は何」

まどか「うぐっ…………………わ、私がこうして喋ってる限りここはアメリカ、自由の風が吹くネー」

ほむら(顔真っ赤ね)

ほむら「アメリカに訴えられそうな言い草だけれど。続けて?」

まどか「出会い頭のハグなんて、アメリカではユージュアル! 何の問題もないネー」

ほむら「…………………そんな励ましをするためにわざわざ英会話の時間に話しかけてきたの?」

まどか「何のことですかほむぅーら? ホラ、友好のためにハグしましょー友情を育みましょー」

ほむら「…………………あなたって人は、本当に優しいわね」ギュッ

まどか「わっ…………………………えへへ…………………」ギュッ

ほむら(まさかまどかの方から話しかけてくれるなんて…………………私の妄想ではないのよね)

まどか「おーぅほむぅーら、キスは駄目ヨー、するならせめて頬ヨー」フルフル

ほむら「しないわよ」

ほむら(レズか何かと思われてるわねこれ)


まどか「お待たせー!」

さやか「あ、百合夫婦だ」モグモグ

杏子「授業中に抱きしめ合ってたアツアツな百合夫婦だ」モグモグ

まどか「ちょっと! あれは友情を育むためのハグだったの! そういうのじゃないの!」

さやか「そういうことならあたしたちともハグしてもらおうか!」バッ

まどか「望むところだよさやかちゃん、いや、さやぁーか!」バッ

マミ「何? その不思議な呼び方」

まどか「アメリカの、自由の風を吹かせるためには必要なんです…………!」キリッ

ほむら(羞恥を勢いで押し切ろうとするまどかも素敵ね)

まどか「さあ、誰でもいいから、かもなっ!(注:Come on now!)」

なぎさ「わぁいっ!」ズドン

まどか「みぞおちっ!」グフッ

さやか・杏子・マミ「「「ま、まどぅーかぁぁぁぁぁ!」」」ウワアアアアアアア

ほむら(さやかはもちろん、やんちゃな杏子や年上のマミがいるからかしら、以前より随分と活発になったわね、まどか)

ほむら(人を思いやりすぎて引っ込み思案になっていたことを思えば、いい傾向ね)

まどか「ほ、ほむぅーら! ほむぅーらへるぷっ! ばとんたっち!」

ほむら「えぇ…………」

まどか「なぎさちゃん! 次、次はほむらちゃんに抱きつきGO!」

なぎさ「はぐですっ!」ズオッ

ほむら「うっふ…………」ガクッ

さやか・杏子・マミ「「「ほ、ほむぅーらぁぁぁぁぁ!」」」ウワアアアアアアア

さやか「ほ、ほむらの弁当クオリティー高っ!」

杏子「やべえすげえうめえ」モグモグ

マミ「ちょっと! 勝手に取って食べちゃ駄目よ!」

ほむら「別に構わないわ、いつも少し多めに作っているから」

さやか「自作っ!?」

杏子「多めに作ってる、って何のためにだよ。余らすのもったいねえじゃねえか」

ほむら「え、ええと……………………」

ほむら(言えない、夕飯の一品にしてるなんて言えない。悪魔の力で衛生面もオール☆オッケーだなんて言えない)

なぎさ「ほむらさん、からあげ一つください!」

ほむら「ええ、いいわよ(助かった…………)」

なぎさ「代わりにこれあげます! あーん!」

ほむら「いいの? ありがとう。…………ハンバーグ?」

なぎさ「まどかのお手製です!」

ほむら「まどかの?」

まどか「な、なぎさちゃんの分もお弁当作ってるんだ、私」ティヒヒ

さやか「そうなのよほむらー、まどか料理びっくりするくらい上手いの」

杏子「いやほんとうめえ」モグモグ

マミ「だから勝手に取って食べたら駄目だって…………」

ほむら「…………向こうで、日本の家庭料理を作る時なんてあったのね」

まどか「い、いや、向こうでは作ってなかったんだけど…………こっちに来て、試しに作ってみたら、すっごくおいしくできちゃって。まるでたくさんたくさん練習してみたいに身体が勝手に動いて、私にしては随分手際がいいってママに褒められちゃった」

ほむら「…………………………………………」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「…………いえ、なんでもないわ」

ほむら(まさか円環の理の向こうで料理練習なんてしてないわよね…………)

まどか「わ、私も、ほむらちゃんの作ったおかずもらっていい?」

ほむら「何がいい? 人参のグラッセ、甘くて美味しいわよ」

まどか「じゃあそれで! あーん!」

ほむら「…………えぇ?」

まどか「ほむぅーら、かもなうっ!」アーン

ほむら「アメリカに食べさせ合いの文化なんてあったかしら…………」

さやか「ほむぅーら!」アーン
杏子「かもなっ、かもなうっ!」アーン

ほむら「えぇー…………」

マミ「か、かもなっ」アーン
なぎさ「かもなー」ニコニコアーン

ほむら「………………………………」

まどか「あーんだよ、ほむぅーら!」

ほむら(仲間として溶け込ませるための、まどかなりの気遣いなのかしら)

まどか「そ、そのパンプキンパイも一口貰っていい?」

ほむら「……………………どうぞ」

ほむら(そんなことはなかったわね)

ほむら(でも…………………これはこれで)

放課後

まどか「ほ、ほむらちゃん!」

ほむら「なに? まどか」

まどか「い、一緒に帰っても、いいかな!?」

ほむら「いいけれど…………大丈夫なの?」

まどか「…………お、襲う気ですか?」

ほむら「いえ…………」

まどか「私美味しくないよきっと、うん、美味しくない」

ほむら「そんなに怖いのなら一緒に帰ろうなんて誘わなければいいのに…………」

まどか「だ、大丈夫、大丈夫だよほむらちゃん。防犯ブザーは常備してるから」

ほむら「何に対して大丈夫なのかしら…………」

まどか「つべこべ言わずにかもなっ!」

ほむら「まどか、逆、方向逆よまどか」

まどか「あう……………………て、テイク2!」

ほむら「えぇー…………」

まどか「お、襲う気ですか?」

ほむら「しかもそこからなのね…………」

まどか「おいしくないよ、うん、ほむらちゃんよりは発育いいけどおいしくないよ多分」

ほむら「微妙に棘が混じってるわね」

まどか「マミさんみたいになるにはどうすればいいんだろう…………」

ほむら「私に相談されても困るわ」

まどか「じゃあ牛乳に相談するね!」

ほむら「懐かしいわねそれ」

まどか「というわけでスーパーの方に寄り道をします!」

ほむら「また唐突ね」

まどか「私よりクレープの方が甘くて美味しいよ、きっと」

ほむら「だから食べないと言ってるじゃない」

まどか「苺もバナナもあるんだよ」

ほむら「…………なに? そんなに食べたいの?」

まどか「ほむらちゃんと食べたいの!」

ほむら「……………………そう」

まどか「一人で太るの嫌だし」

ほむら「そういうことは言わなくていいわ」

まどか「おいしいね、ほむらちゃん」

ほむら「ええ、本当に」

まどか「はい、あーん」

ほむら「…………あーん」

まどか「おいしい?」

ほむら「ええ、美味しいわ」

まどか「ね? 私を食べるよりこっちの方が正解だったでしょ?」

ほむら「…………そこまで警戒されると逆に襲いたくなるわね」

まどか「そうなのっ!? じゃ、じゃあ警戒せずおっぴろげにいくね?」

ほむら「警戒してもらっても構わな…………おっぴろげ?」

まどか「こ、この胸に飛び込んでくるがいいっ!」ウデヒロゲッ

ほむら「………………………………」

まどか「………………………………///」ウデヒロゲ

ほむら「……………………おいしいわね、クレープ」

まどか「……………………うん」

まどか「牛乳も買えたし、これで後は帰るだけだね」

ほむら「…………今日は誘ってくれてありがとう」

まどか「さ、誘っているように見えましたか?」

ほむら「いやそういう意味ではなくて…………」

まどか「ご、ごめん……………………」

ほむら「いえ……………………」
 
ほむら(警戒されてるわね…………当たり前だけど)

ほむら(出会ってすぐ抱きつくような女だもの、そっちの気があるとしか思えないわよね)

ほむら「……………………ねぇ」

まどか「なぁに? ほむらちゃん」

ほむら「改めて聞くけれど、どうして私に話しかけたりしてくれたの? …………そこまで警戒するほどには怖がっているのに」

まどか「……………………転校初日に、校舎の案内を申し出てくれたよね、ほむらちゃん」

ほむら「…………ええ、そうね」

まどか「あれがね、私、なんだか嬉しかったから」

ほむら「……………………抱きしめられたのが?」

まどか「違うよ! そうじゃなくて…………あ、いや、それもあるのかな」

ほむら「?」

まどか「ああしてちょっと強引に名乗り出てこられてびっくりしちゃったけど、それ以上に嬉しかったの。なんだか、特別扱いされたみたいで」

ほむら「……………………」

まどか「私ってあんまりそういう扱いされたことなかったから、なんだか新鮮で、まるで童話の中のお姫様になった気分で。…………まさかその後本当にお姫様みたいに抱きしめられるとは思ってなかったけどね」アハハ

ほむら「……………………さやかや杏子にとっても、あなたは特別だと思われてるはずよ」

まどか「でもここに来て一番最初にそんな風に接してきたのはほむらちゃんだったから」

ほむら「………………………………」

まどか「嬉しくなるようなことをされたから、今度はこっちの番だよ」

ほむら「まどか………………………………」

まどか「たとえほむらちゃんが女の子とあらば初対面でも抱きつくような変態さんでも、私はお友達になりたいなって、そう思ったの」

ほむら「………………………………うん」

まどか「ほむらちゃん、教室でいつも退屈そうだったから楽しくしてあげられないかなって、そう思ったの。…………楽しかった、かな? 今日一日」

ほむら「……………………ええ、楽しかったわ。本当に」

まどか「よかった。…………また明日からも、一緒にお話ししてくれる?」

ほむら「…………喜んで」

まどか「…………は、ハグくらいなら大丈夫だから」

ほむら「………………………………」

ほむら(こうして、現在のまどかと友達になった)

まどか「食べる? 食べます?」

ほむら「食べないわよ」

ほむら(私がレズビアンであるという誤解は解けていないままだけれど)

ほむら(前回までのあらすじ)

ほむら(まどかと友達になった。レズか何かなのだと誤解されたまま)

ほむら(そして今回)

まどか「だからね、ほむらちゃん!」

ほむら「なに?」

まどか「お、女の子を好きなのもいいけど、男の子も好きになれないと結婚してお嫁さんになれないんだよ!」

ほむら「..............まあ、そうね。この国ではまだ同性婚は認められていないし」

まどか「ほむらちゃんだってお嫁さんになりたいでしょ!?」

ほむら「..............あなたの家庭を見ていると、それも悪くないとは思ったけれど」

まどか「なら、今日から少しずつ矯正していこうよ!」

ほむら「何を?」

まどか「女の子好きなのを!」

ほむら「えぇー..............」

ほむら(誤解を解けぬまま、妙なことが始まろうとしていた)

ほむら(まどかは友人の将来を危ぶんであんなことを言い出したのでしょう。あの子は優しいから)

ほむら(でも残念ながらそれは徒労なのよね。確かに恋愛感情こそ抱いてはいるけれど、今はそれよりも愛が勝る)

ほむら(それはもちろん、あなたと触れ合えた方が私としては嬉しいことだけど、それよりも何よりも、ただあなたに幸せになってもらいたい)

ほむら(愛の覚醒者としては、まどかのためを謳って自分本位なことをするのだけは絶対に避けたいわね)ファサッ

ほむら(..............私が一人はりきるよりも、皆の中の一人になり彼女の世界の一部になった方が、きっとまどかも幸せよね)

ほむら(私は神に唾吐く悪魔で、いつか罰せられる間違った存在だから、私が選んだ選択肢はきっと間違っているのだろうし)

ほむら(..............世界を捻じ曲げたことを、私の最後の間違いとしたいわね)

ほむら(でも..............)

まどか「と、とりあえずあれかな!? ?まずは女の子として許される程度のスキンシップで満足できるように練習すればいいかな!?」

ほむら「まどか」

まどか「そ、それとも逆に、プールにでも行って水着姿を見ても興奮しないよう慣れていく方がいいのかな!?」

ほむら「まどか、まどか落ち着いて」

まどか「おーぅほむぅーら、私慌ててないネーこの心明鏡止水ネー」

ほむら「アメリカンなのはもう分かったから」

ほむら(むしろこの子の方がレズじゃないのかしら..............)

まどか「と、とりあえず手をつないでみよう、ほむらちゃん!」

ほむら「大丈夫なの?」

まどか「て、手フェチですか?」

ほむら「そうではなくて..............手をつないで登校なんて噂になるかもしれないけれど」

まどか「大丈夫だよほむらちゃん。女の子だもん、仲がいいですむんだよ。昨日の抱きしめ合いもそれで納得されたし」

ほむら「..............まあ、あなたがいいならそれでいいのだけど」

まどか「じゃあ、はいっ!」

ほむら「..............ええ」ギュッ

ほむら(..............あまりにも小さな、柔らかい手)

ほむら(か弱いこの手に、一体どれほど重い物を持たせてしまったのだろう)

まどか「..............思ったよりもドキドキしてないねほむらちゃん」

ほむら「..............そんなことないわ。でも、あなたの方がドキドキしてるわね、どうやら」

まどか「ほ、ほむらちゃんの手、思ってたよりしなやかで驚いちゃった」ティヒヒ

ほむら「..............そう」

まどか「ほむらちゃん、いつもクールだから私よりずっと大人に思えてたけど、私と同じ中学生なんだよね。私と同じくらい小さくて柔らかい手だったから、変に実感しちゃった」エへへ

ほむら「............................」

まどか「ほ、ほむらちゃん? ..............あっ、大人扱いをご所望ですか?」

ほむら「いえ..............そうね、私も中学生なのよね」

ほむら(随分と長い時間を過ごしてきたけれど、私も、まどかと同じ..............)

ほむら(............................なんて、小さな手)

まどか「あっ、さやかちゃんだ! おはよー!」フリフリ

さやか「おー、まどかおは..............え、何してんのあんたたち」

まどか「仲良しなので手をつないでます!」バンザーイ

さやか「え、何それ新しい」

ほむら「さやかもどう?」バンザーイ

さやか「うおおほむらまで誘ってくるのか..............これは乗るしかないね、このビックウェーブに!」ガシッ

ほむら「..............え、私とつなぐの?」

さやか「いや、まどかとはよくつないでるし。ほむらとつなぐの珍しいし」

まどか「どうしようほむらちゃん、私さやかちゃんに飽きられちゃった..............」

ほむら「飽きられた上に違う女に乗り換えられたわね」

さやか「ほむらは私の嫁になるのだー!」

ほむら「ならないわよ..............あ」

さやか「ん? どしたの?」

ほむら(よくよく考えると..............)

ほむら「さやか、その嫁宣言はよく口に出すの?」

さやか「うーん..............どうかなまどか」

まどか「一日に三回くらいは言ってるかなぁ」

ほむら「...........................それをまどかは転校してからほぼ毎日聞かされていた、と」

さやか「だってまどか可愛いから..............」

まどか「さ、さやかちゃん..............ウェヒヒ」

ほむら「............................」

ほむら(毒されてる..............さやかに毒されてるのねまどか..............)

ほむら(..............なるほど、よく分かったわ)

ほむら(もともとどんな人でも受け入れようとするあなただものね、逆に影響を受けやすいとも思っていたけれど..............)

ほむら(さやかの言うことが冗談だとはちゃんと分かっているだろうけれど、それを毎日聞かされてレズという未知の存在を意識するようになっていたというのなら..............)

まどか「ほ、ほむらちゃんも私を嫁にしたい?」ワクワク

ほむら(身近にいた本物のレズには興味深々よね..............)ハァ

ほむら(なんとも子供らしいというか..............むしろまだ子供なのだから仕方ないというか..............)

ほむら(無邪気な好奇心なのだろうけど、本物の百合だったらどうするつもりなのかしら..............)

ほむら(一応、ちゃんと警戒はしているようだけど..............)

まどか「む、むしろほむらちゃんを私が嫁にすれば丸く収まるかな?」ワクワク

ほむら「何も収めなくていいのよ、まどか」ヨシヨシ

まどか「あう............................」

ほむら(私に興味を持ってもらえるのは嬉しいけれど、下手に変態に目覚められてはまどかの将来が危ぶまれるわね..............)

ほむら(まどかには、幸せな家庭を持ってもらいたいし、まっとうな道を歩かせないといけないわね。..............結婚式に行ったら、私泣いちゃうかしら)

ほむら「まどかはちゃんと男の子を好きになりましょうね」ナデナデ

まどか「あうあう..............」テレテレ

さやか「おお..............なんかほむら、年上のお姉さんみたいな貫禄出てる..............」

ほむら「あら、そう?」

さやか「うん、まどかに向ける目がすごい優しい..............」

ほむら「.......................そう。ふふ」

ほむら(..............愛の成せる技かしら)

ほむら「よしよし」ナデナデ

まどか「こ、この包容力..............マミさん以上だよさやかちゃん..............!」ナデラレナデラレ

さやか「そ、そんなに..............ほむら、私も!」

ほむら「..............よしよし」ナデナデ

さやか「おおぅ..............同級生とは思えない優しい手つき..............」

ほむら(さやかにも、幸せになってほしいわね。魔女も、円環の理も忘れて)

ほむら(..............大切な、私の友人だから)

さやか「もう、私が嫁でいいや..............」ナデラレナデラレ

まどか「私も..............」ナデラレナデラレ

ほむら「せめて娘にしなさい二人とも」

まどか「ママ! ほむらママ!」

さやか「オカンほむら!」

ほむら「............................」

ほむら(..............ちょっと、いいわね)


ほむら「私のことを心配してくれるのもいいけれど、あなたはどうなのかしら、まどか」

まどか「え、何が?」

ほむら「あなたは好きな人、ちゃんといるの?」

まどか「ほむらちゃんもさやかちゃんも杏子ちゃんもマミさんもなぎさちゃんも好きだよ?」

ほむら「いえ、そうではなくて..............男で、好きな人はいるの?」

まどか「パパとタツヤ!」

ほむら「..............クラスの子では?」

まどか「いないかなぁ」

ほむら「..............あなたも矯正しないといけないかもしれないわね」

まどか「うーん..............あ、でもほむらちゃん。私男の子好きだよ?」

ほむら「あら、そうなの?」

まどか「クラスの子ではないんだけど..............」ゴソゴソ

ほむら(雑誌でも出すのかしら..............まどかもまだ中学生だものね。アイドルの一人や二人、好きになるわよね)

まどか「あ、あったあった。ほら、この人たち」

ほむら(あら、漫画なのね。まあ中学生だもの、まだ漫画のキャラクターにきゃあきゃあ言っていてもさほど問題ではないわ)

ほむら「どれどっ..............!」

さやか「あれ、どしたのほむら絶句して。あたしにも見せて見せっ..............!」

まどか「最近仁美ちゃんに貸してもらったんだけど、なかなか面白いんだー。かっこいいお兄さんたちが裸でくんずほぐれつで..............あれ、ほむらちゃん? どうしたの、そんなに震えて..............」

ほむら「矯正! 矯正よ!」

さやか「没収だよまどか!」

ほむら「さやか、あなたは志筑さんへ釘を刺しに行って! ここは私に任せて!」

さやか「うん、分かった!」

まどか「ど、どうしてほむらちゃん!?」

ほむら「不健全すぎるわよそれは!」

まどか「あ、アイドルと同じようなものだよぉ!」

ほむら「なら裸である必要はないでしょう!」

まどか「生まれたままの姿にこそ美があるんだよ!」

ほむら「そんなこと言うならずっと裸でいなさい! 女の子だからいつも綺麗でいたいでしょう!?」

まどか「は、裸になれなんて..............ほむらちゃんの変態!」

ほむら「変態じゃないわよこの腐女子!」

まどか「腐ってない、腐ってないもん! ただイケメンのくんずほぐれつが好きなだけだもん!」

ほむら「だけで済むレベルではないわよそれ!」

まどか「ほむらちゃんの分からず屋!」

ほむら「分かりたくもないわよ!」

ギャーギャー

マミ「な、なにしてるのかしら鹿目さんと暁美さん..............」

杏子「他人のふりしようぜマミ..............なんつーか、触れたくない..............」

なぎさ「杏子さんなぎさの耳塞がないでくださいーこしょばいですよー」

ほむら「とりあえず、この本は没収しておくわ」

まどか「うう..............仁美ちゃんはホモが嫌いな女の子なんていないって言ってたのに..............」

ほむら「残念ながらそれは妄言よ。というか、みんながみんなそんなものを好きなわけないじゃない」

まどか「..............それはほむらちゃんが百合さんだからでしょー?」ジトー

ほむら「だから違うと言っているじゃない」

まどか「ほむらちゃんは好きな人いないの?」

ほむら「そうねぇ..............」

まどか「そ、その漫画の七瀬さんなんかほむらちゃんに合ってると思うけどなぁ..............同じクール系だし」

ほむら「素っ気なさが二倍になってもね..............でも、そうね。こんなこと考えたの、初めてかもしれない」

まどか「裸系男子へのときめきだったら、それはとっても嬉しいなって」

ほむら「残念ながらそれは違うわ。..............男の好みなんて、随分長い間、考えたこともなかった気がする」

まどか「..............百合さんだから?」

ほむら「..............いえ、考える暇も余裕もなかったのよ、きっと。普通の女子中学生なら、それと流行のファッションで会話に華を咲かせているでしょうに。..............枯れているわね、私たち」

まどか「わ、私はちゃんと好みあるもん! 小一時間話せるもん!」

ほむら「それは付き合えたら嬉しいと思うような、彼氏としての好みなの?」

まどか「いや、さすがに裸で男の子とくんずほぐれつする男の子とは付き合えないよ」

ほむら「でしょう? 付き合うとしたら、どんな男がいいの?」

まどか「そうだなぁ..............ちら」

ほむら「何かしら、その意味ありげな視線は」

まどか「いやぁ、ほむらちゃんが男だったらいいなぁって」

ほむら「えぇ..............」

まどか「ほむらちゃん優しいし、ママだし、お料理上手だし、かっこいいし、ノリもいいし。これでほむらちゃんが男だったら私惚れてたよ、きっと」

ほむら「喜んでいいのかどうか分からないわね」

まどか「な、なんだったら私が嫁になりますが」

ほむら「そうなったら私たち二人とも平常の道から外れてしまうわね」

まどか「い、いばらの道ですな」

ほむら「あなたを傷つけたくはないから、遠慮しておくわ」

まどか「ほむらちゃんは付き合うとしたらどんな子がいい?」

ほむら「どうかしら..............私メンタルが弱いから、優しい人がいいわね」

まどか「私、優しいって友達の間で評判だよ」

ほむら「優しい人なら愛する人に茨の道を進ませたりしないでしょうね..............」

ほむら(..............でも)

ほむら(まどかがもし目覚めなかったら、私も生きていくのね。繰り返しのない、長い長い人生を。)

ほむら(..............今まで、考えたこともなかった。中学を卒業して、高校大学に入って、少しずつ大人になっていく。そんな当たり前の日常を、思い描いたことなんて、一度もなかった。)

ほむら(..............必死だったものね。まどかのために、ずっと。)

ほむら(まどかは今、幸せに生きている。私の望みは叶った。なら..............)

ほむら(これからの私は、一体なんのために生きていけばいいのだろう)

まどか「第一回、男の子を普通に好きになろうの会~!」

ほむら「えぇ……………?」

まどか「ほむらちゃんもほら、のってのって!」

ほむら「普通に好きになろうって……………別に私、特殊な好意の寄せ方なんてしたことないのだけど。あなたとは違って」

まどか「一人ぼっちは寂しいんだよほむらちゃん」

ほむら「それならそうと素直に言いなさい。……………というかちゃんと矯正する気はあったのね」

まどか「だってほむらちゃんと恋バナしたいし」

ほむら「動機ひどすぎるでしょう。そんな目的のために好きになられた男の子が可哀そうよ」

まどか「ウェヒヒ、冗談だよほむらちゃん。私だって思春期の乙女、男の子の一人や二人、好きにもなるよ!」

ほむら「二人好きになっては二股になるわね」

まどか「大丈夫、片方は本命にフラれた時のための予備だから」

ほむら「最悪の安全策だわ……………」

まどか「でも、どうやって好きになるんだろう……………」

ほむら「まず自分の好みを考えたらどう?」

まどか「男の子になったほむらちゃん」

ほむら「却下」

まどか「ほむらちゃんみたいな男の子」

ほむら「……………まあ、それならいなくもないかしらね」

まどか「あ、でも一番は優しい人かなぁ。パパみたいな」

ほむら「確かに、優しくて暖かな人よね、あなたのお父さん」

まどか「……………いや、さっきほむらママって言ったけど本当にそう呼ぶようにはなってほしくないなぁ」

ほむら「狙ってないわよ。いくつ年の差があると思っているのよ」

まどか「代わりといっては何ですが、パパの血を色濃く引くタツヤをどうぞ」

ほむら「そっちはそっちで年の差があるわね……………」

まどか「最近落ち込んでる時に頭撫でてくれたりして、本当にもう、家族じゃなかったら惚れてたかも……………」

ほむら「呂律もろくに回ってない幼児にときめいてどうするのよ」

まどか「年の差って言っても十つくらいだし、別に問題ないんじゃないかなぁ」

ほむら「素敵な子だとは認めるけどね。……………私も一度、勇気づけられたし」

ほむら(あの世界では、私のほかで唯一まどかのことを覚えている人だったのよね……………)

まどか「あ、せっかくだから今日遊びに来る? タツヤ喜ぶよ、きっと」

ほむら「あら、そうかしら」

まどか「うん。もともと人懐っこいし、それにほむらちゃんのこと話したら、笑顔でほむほむほむほむ言ってたし」

ほむら「………………………………………」

ほむら(この世界でも彼だけは覚えているのかしら……………)

まどか「ね、おいでよほむほむ」

ほむら「ほむほむ言うのやめなさい」

タツヤ「まろかーまろかー!」

まどか「ウェヒヒ、ただいまタツヤ。ほら、ほむらちゃん連れてきたよ」

ほむら「お邪魔します。……………こんにちは、タツヤくん」

タツヤ「おぉー!」キラキラ

タツヤ「ほむほむ! ほむほむー!」キャッキャッ

まどか「わぁ……………すごい喜んでる……………」

タツヤ「ほむほっ、ほむほむっ!」ギュー

まどか「おお、ほむらちゃんの細くて綺麗な足に抱きつくとは……………分かってるなぁタツヤ」

ほむら「何を分かっているのかしらね……………抱っこしてほしいの? ふふ、分かったわ。よい、しょ……………」ダキッ

タツヤ「えへへー、ほむほむー」ギュッ

ほむら「ん、よしよし」ナデナデ

タツヤ「ほむほむー」ニコニコ

ほむら「なぁに?」ニコ

タツヤ「よし、よし」ナデナデ

ほむら「え……………?」

タツヤ「ほむほむ! ……………ありがと!」

ほむら「っ…………………………!」

タツヤ「おちゅかれ! ほむほむ、おちゅかれ!」ナデナデ

まどか「あはは、タツヤを抱き上げたくらいで疲れないよ……………あれ、ほむらちゃん?」

ほむら「……………………………………………………」

ほむら(タツヤは……………覚えているのかしら。)

ほむら(自分の姉が、大切な家族がこの世からいなくなっていたことを。)

ほむら(幼心なりに、それを悲しんでいたのだろうか。)

ほむら(まどかを円環の理から引き剥がしたのは私のエゴ。まどかの幸福を願うことさえ、自分の自己満足だと思っていた。)

ほむら(けれど…………………………)

タツヤ「ありがと、ほむほむ!」

ほむら(そんな自己満足でも、救われている人はいたんだ……………)

ほむら(私の頑張りに、意地に、価値はあったんだ……………)

ほむら「うっ……………えぐっ……………」ポロポロ

まどか「えぇー!? ほむらちゃん、どうして泣いてるの!?」

タツヤ「ほむほむー、いいこ、いいこ」ナデナデ

ほむら「うん……………うん……………!」ギュウ

まどか「号泣しながらタツヤのこと抱きしめてる……………こ、これが運命の出会い……………っ!?」

ほむら「ありがと、タツヤくん……………」ギュウ

タツヤ「えへへー」ギュウ

まどか「そっかぁ、ほむらちゃんが妹かぁ……………それはそれでありかなぁ」

ほむら「ないわよ」

タツヤ「ほむほむーほむほむー」ギュッ

ほむら「はいはい。よしよし」ギュッナデナデ

まどか「そんな目の前でいちゃつかれながら言われてもなぁ……………」

ほむら「年の差いくつあると思ってるのよ」

まどか「年なんて関係ないよ! 必要なのは、そう、愛!」

ほむら「はいはい」

タツヤ「ほむほむ、あーん!」

ほむら「あーん。……………うん、おいしいわ」

タツヤ「えへへー」

ほむら「タツヤも、あーん」

タツヤ「あー……………」

まどか「ぐぬぬぬ……………わ、私にもあーん!」

ほむら「ほら、タツヤ。あーんしてあげて」

タツヤ「まろかー、あーん」

まどか「えー、ほむらちゃんからあーんされたいなぁ」

ほむら「矯正のためにも、男にあーんされた方がいいわ、きっと」

まどか「男って言っても実の弟なんだけど……………」

タツヤ「まろかーまろかー」

まどか「はいはーい、あーん!」

ほむら「この後はどうするの?」

まどか「おしゃべりしててもいいんだけど、それだとタツヤが暇だろうし……………」

タツヤ「まろかー、これ!」

まどか「ん? なに、タツヤ? ……………DVD?」

ほむら「いえ、これはBDね。……………アニメ映画? タツヤ、見たいの?」

タツヤ「あい!」キラキラ

まどか「じゃあ一緒に見よっか。ほむらちゃんもいい?」

タツヤ「ほむほむもー!」

ほむら「ふふ、いいわよ。じゃあ、見ましょうか」クス



カスカベボウエイタイ、ファイヤー!
ファイヤー!

まどか「おぉ…………!!」

タツヤ「ふぁいあー!」

ほむら(国民的アニメの劇場版……………映画の世界に入るなんて、なかなかユニークね)

ウオオオヤメロオオオオオオ!
ファイヤアアアアアアアアア!

E N D

ほむら(ENDの文字が揃って…………この映画の世界も、幕を閉じるのね。)

ほむら(ああ、スタッフロールが流れ始めた……………)


普通の人なんかにゃ なりたくない
野球選手になって パイロットになって
カッコいい車に乗って…



まどか「うう……………」グスッ

ほむら(まどか、涙ぐんでるわね。ふふ、優しいわね、本当に)

タツヤ「ほむほむ、ほむほむ」

ほむら「タツヤ、お姉ちゃんの涙、拭いてあげて」

タツヤ「うぃ!」

ほむら「いい子ね。…………ほら、まどか。これで鼻かんで」

まどか「ありがと、ほむらちゃん………………」チーン!


子供の頃はあんなにデカく 見えたオヤジの背中が
いつの間にか小さくなった だけど勝てないよね


まどか「こ、子供向けの映画で泣いちゃった…………私もまだまだ子供だなぁ」

ほむら「いいじゃない、子供のままで。無垢な感性は残す方が難しいのよ」

まどか「そうかなぁ……………」


妻も子もある身だから シッカリしたいけど
未だにプロレス大好きで マンガも欠かせない


タツヤ「! ほむほむ! ほむほむ!」ギュッ

ほむら「え、なに、タツヤ」

タツヤ「ほむ! ほむ!」ユビサシ

ほむら「何それ代名詞? …………テレビ? もうスタッフロールしか流れていないけれど……………」

タツヤ「おうた! おうた!」

ほむら「歌……………?」

こんなオレでも愛の儚さ 少しは知ってるつもりさ
ただ少年の真っ直ぐさを 失くしたくないだけ


叶えるのが夢だけど 叶わなくても夢は夢さ
泣いて笑ってそれが人生 平凡な毎日に…


人は変わってくモノだけど 人は変わらぬトコも良くて
波瀾万丈 十人十色 情けない自分にも ○(マル)あげよう!


ほむら「っ………………………」

タツヤ「まう! まう!」マル

ほむら「………………まさか、これを聞かせるために?」

タツヤ「ほむほむ! まう!」ビッ

ほむら「………………………」

ほむら(ただ、ひたむきに駆け抜けた永劫のループ)

ほむら(生涯できっと一番、真っ直ぐだったあの日々)

ほむら(まどかを幸せにすることはできた)


まどか『ルールを破っちゃ、駄目だよ』


ほむら(でも、まどかに私のしたことは受け入れられなかった。認められなかった)

ほむら(だから、私の行為はエゴなのだと思ってた。)

ほむら(いえ、きっとエゴだったのだろうと思う。)

ほむら(弱くて、情けない自分の、自分勝手な望み。)

ほむら(でも、それでも。)

ほむら(まどかは皆の元へ帰ることができて、それを喜ぶ人もいた)

ほむら(だから………………)

ほむら「…………あげても、いいのかな」

タツヤ「あう!」ビッ b

ほむら「……………そっか」ニコ

ほむら(頑張った自分を、負けなかった自分を、)

ほむら(私自身が、褒めてあげよう。)

ほむら(私自身が、認めて、受け入れてあげよう。)

ほむら「…………お疲れ様、私」

ほむら「……………………丸、あげるね」


ほむら「丸あげよう」 終わり

ほむら「からあげが食べたいわ」の中の一文、「それでもちゃんとモモ肉を確保した自分を褒めてあげたい」という言葉を聞いて、ほむほむには自己肯定とか足りてないと思って書きましたまる。
方法はともかくとしても、ほむほむの行為で幸福になった人もいるはずなので、今度はほむほむに幸せになってほしい。
なので誰かほむほむとまどかの百合百合な日々書いてくださいお願いします。
かしこ。

ですよねぇ。
本当に詰まらなそうにしてるものだから、なんだか見てるこっちも辛い。
だから誰か幸せにしてあげてください割と切実に。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月21日 (土) 17:45:57   ID: D-FVvPLn

ほのぼのした

2 :  SS好きの774さん   2015年03月09日 (月) 04:22:55   ID: lNJ08O8y

「からあげ」おれも好きだったんで1の言うことはわかる
これも良い、なるほど、あまたのSSを巡っておれが何を求めていたのかわかった気がする
1乙

3 :  SS好きの774さん   2016年03月13日 (日) 04:32:32   ID: Z5Rue_HO

最悪と言うのが何か見させて貰った
ゴミ

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