ほむら「しまったわ!まどかにホワイトデーのお返しをしていない!」(224)

杏子「バレンタインデーの時にお互いにチョコあげてたじゃねぇか」

ほむら「それはそれよ」

杏子「そうかい」

ほむら「やばいわ、ホワイトデーといえば3倍返しよね……まどかのくれたチョコは手作りチョコだった……」

ほむら「ね、値段が付けられない……」

杏子「何言ってんだ?」

ほむら「まどかの手作りチョコよ!まどかが私のために作ってくれたチョコなのよ!」

杏子「わ、わかったわかった」

ほむら「値段の付けられないものの3倍の価値なんて無理よ、私の魂を差し出しても全く足りないわ」

杏子「いや、それはどうかと思うぞ」

杏子「ところでさ」

ほむら「?」

杏子「さっきホワイトデーのお返しっていってたけどバレンタインデーのお返しじゃねぇか?」

ほむら「……細かい事を気にするものじゃないわ」ファサ

杏子「……」

杏子「まぁ冗談はこのくらいにして、プレゼント買ってきたらいいじゃねぇか」

ほむら「冗談のつもりはないけれど……どんな?」

杏子「ん?んー……お菓子とか」

ほむら「それはあなたがほしいものじゃないかしら?」

杏子「いやまぁ確かにそうだけど……まどかも結構食い意地はってるだろ」

ほむら「……そうね」

杏子(そこは認めるんだな)

ほむら「リスのように頬に食べ物をためてもきゅもきゅ食べるまどかは最高に可愛いわ」

杏子(あっのろけが……)

杏子「っとそののろけの前にやることがあるだろ?」

ほむら「そうね、食べ物は確かにありかも知れないわ」

杏子「だろ?」

ほむら「その場合は最低でも手作りね」

杏子「あー手作りか……」

ほむら「私で女体盛りをしてまどかに全てを……」

杏子「それはやめとけ」

ほむら「冗談よ」

ほむら「困ったわね、結婚指輪のためと思って持っていたこのダイヤの指輪で……」

杏子「何用意してんだよはやすぎんだろ」

ほむら「じゃあやっぱり私のソウルジェムと抜け殻で……」

杏子「ほむら」

ほむら「何?」

杏子「お前のまどかへの愛情は無限大だ、そうだろ?」

ほむら「当然よ」

杏子「その愛情をプレゼントしたらまどかはきっとよろこぶって」ニコ

杏子(これで納得すればのんびりできる)

ほむら「何を言ってるの?熱はない?」

杏子「ちくしょおおおおおおおおおおおお」

ほむら「突然叫ばないで、近所迷惑になるわ」

杏子「はぁ……」

ほむら「ねぇ杏子」

杏子「なんだよ」

ほむら「全身にリボンを巻いて行くのはいいのだけどリボン以外の布はないほうがいいのかしら?」

ほむら「あと、縛られた状態でインターホンを押せるのかしら?」

杏子「まどかの家にたどり着く前に警察いきだろ」

ほむら「まぁそうよね」

杏子「あぁ……」

ほむら「じゃあ素直に三つ指でよろしくお願いしますって」

杏子「いやだから自分をプレゼントはやめろ」

ほむら「確かにまどかの手作りチョコと価値が見合っていないのはわかっているわ」

ほむら「でも他に何もないのよ……」

杏子「自分の評価がお前は低すぎるんだって、もっと自信もてよ」

杏子「まどかのチョコなんかに負けない価値がお前にはあるって」

ほむら「まどかのチョコなんかとは何よ……撃たれたいの?」

杏子「どうしろってんだよーもういっそ撃てよー」

ほむら「まどかの望むものがわかればいいのだけど……」

杏子「まどかが望むものねぇ……」

杏子「そういやこの前……私も魔女退治を手伝えたらっていってたな」

ほむら「危ないじゃない!駄目よそんなの!」

杏子「まぁそうなんだけどさ、魔法少女が近くにいないと怖い存在ってだけに一人になるのが怖い事があるみたいだぞ」

ほむら「えぇ、それは私も聞いたわ、だから私の存在をプレゼントしようと」

杏子「いやそうじゃなくてさ……」

杏子「こう……まどかが魔女に対抗できる、もしくは逃げるための道具をお前がやったらどうなんだ?」

ほむら「それはつまり私のもつ手榴弾や拳銃といったものをまどかにわたせということ?」

杏子「そうそう、使い方も簡単だしあれで私らがくるまで持ちこたえやすくなるだろ」

ほむら「いっておくけど使い方が簡単なんていうのは私とよく組んで戦っているあなたや私だけだからね?」

ほむら「あと一般的な女子中学生が使い方なんて知っているわけないんだから」

杏子「教えればいいじゃん」

ほむら「そんな危ないものを持たせてまどかが怪我したらどうするのよ!」

杏子「だよなぁ」

杏子「やっぱりお菓子でよくないか?」

ほむら「お菓子……でも……うーん……」

杏子「大丈夫だって、お前の気持ちがこもってればまどかは何でも喜ぶよ」

杏子「あいつがお前からもらったものをいらないなんていうわけないだろ?」

ほむら「そうね……そうよね!」

杏子「あぁ」

ほむら「つまり私をプレゼントすれば私をもらってもらえるってことよね」

杏子「ちょっと待て」

ほむら「何?」

杏子「今の自分の発言におかしな点はうかばないのか?」

ほむら「まどかを満足させる自信はあるから大丈夫よ!」

杏子「……」

ほむら「どんなプレイも対応してみせるわ!」

杏子「はぁ……」

杏子「ほむら、今からお菓子作りしようぜ」

ほむら「もう夕方よ?夜にお菓子なんて食べたら太るんじゃない?」

ほむら「それにまどかへのホワイトデーのプレゼントが」

杏子「そういわずに付き合えよ」

ほむら「私にはまどかがいるからあなたの気持ちは受け取れないわ」

杏子「その付き合えじゃねぇよ!」

ほむら「となると……マミの家?」

杏子「まぁ機材はマミの家がそろってるな」

ほむら「じゃあ行きましょうか」

杏子「お、ちゃんとやる気みたいだな」

ほむら「それで作ったものをまどかにっていいたいのでしょう?」

杏子「なんだよ話がわかってるじゃねぇか」

ほむら「あなたをからかうのは楽しいもの」

杏子「そうかい、なんかこっちは複雑な気分だよ」

―外―

杏子「どこまでが冗談かわかんねぇからお前の冗談は嫌だ」

ほむら「そうね、冗談じゃないところといえば私のまどかへ全てを捧げてもいいという想いかしら」

杏子「おい冗談になる部分がなくなったぞ」

ほむら「よく気がついたわね、そういうことよ」

杏子「あーもうそれでいいよ……」

―マミホーム―

マミ「やっほーあけみん!あんこ!いらっしゃい!さ、あがってあがってー」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「杏子、私は熱があるみたい」

杏子「あぁ、私もだ」

ほむら「すみません、間違えました」

マミ「ちょ、ちょっと、扉を閉めようとしないで!」

マミ「暁美さん、佐倉さん、いらっしゃい」

ほむら「……」

杏子「……」

マミ「その、さっきのはね、えっと……あなた達や美樹さん、鹿目さんって名前呼びじゃない?」

ほむら「そうね」

マミ「それで……私もあなた達ともっと親しい感じに呼んだ方がって」

ほむら「それであけみんって……」

杏子「あんこって……」

マミ「うぅ……可愛い名前だって思ったのに……」

ほむら「ねぇ杏子」

杏子「なんだよ」

ヒソヒソ

ほむら「やっほーもえもえあっそびにきたよー」

杏子「まみっち今お暇ー?」

マミ「……」ヒキッ

ほむら「そう、その顔、そのあなたが抱いた気持ちが私達の気持ちよ」

杏子「目は覚めたかマミ」

マミ「名前は可愛いと思うのだけど……」

ほむら(結構適当に考えたのに)

マミ「じゃあ呼び方だけ変えてみましょう、あけみん、あんこ」

杏子(これから頼みごとをするだけに断れない……)

ほむら「それでマミに聞きたいのだけど……」

マミ「……」

ほむら「……それで、もえもえに聞きたいのだけど」

マミ「何かしら?」ニコニコ

杏子(うっわー……)

ほむら「ホワイトデーに良いお菓子はないかしら?」

マミ「まどっちにプレゼントするのね!あんこはみっきーかしら!」

ほむら(あ、まどかとさやかのあだ名も考えてたのね)

マミ「それならホワイトチョコをベースにしたお菓子なんだけど」


ほむら「なるほど……」

マミ「ふふっまどっちとあけみんの仲には妬けちゃうわね」

ほむら(マミが無理にでも名前を言おうとしている気がするわ……)

杏子「とにかくさっさと作ろうぜ」

マミ「あんこったら慌てちゃだめよ」

杏子(いつものマミにもどらねぇかなぁ)

杏子「おーいこっちのこれできたぞー」

マミ「あ、じゃあそれを暁美さ……あけみんに渡して」

ほむら(無理にでも呼ぶつもりなのね)

マミ「最後にチョコソースで何か書いたりするか、見栄え良くして完成よ」

ほむら「たすかったわ、ありがとうま……もえもえ」

杏子「おっうまそうにできてるじゃん」

ほむら「まぁお菓子作りは得意分野の先生がいたのだしね」

マミ「そ、そんなことないわよ」テレテレ

ほむら(嬉しそう……)

杏子「マミ、トイレ借りるよ」

マミ「えぇ」

ピンポーン

マミ「誰かしら?はーい」

ほむら(タイミング良く二人が行った……い、いまなら大好きとか書いてもばれないんじゃないかしら)

ほむら「まどか……だ い す 」

さやか「やっほー奇遇だねほむら」

ほむら「きってさやか!?」

さやか「ん?それってまどか大好き?」

ほむら「た、ただの自分用のお菓子よ」バクッ

さやか(あ、食べちゃった)

ほむら「!!!」トントントントン

さやか「ちょっと何喉つまらせてんのさ大丈夫!?」

ほむら「はぁ……はぁ……助かったわ、ありがとう」

さやか「あ、うん」

杏子「あーすっきり……うおおおおおおおお」

さやか「え?なになになんなの!?」

バクッ

杏子「!!!」ドンドン

さやか「って何あんんたも喉詰まらせてんの!?」

杏子「い、いや助かったよ」

さやか「あーうん別にいいけど」

ほむら「自分用のお菓子を作って余りの出来に食べたくなってしまったわ!」

杏子「そうだな!いやーお菓子作りなんてちょろいもんだな!」

さやか「……杏子はわかんないけどほむらはまどか大好きって」

ほむら「もう一度言うわ、自分用のお菓子を私は食べてしまったわ」

さやか「あ、うん……」

ほむら「で、マミはどうしたの?」

さやか「え?マミさんは今玄関のところでまどかとしゃべってたよ」

ほむら「まどかが来ているですって!?」

杏子『おい、どうすんだよ、もうマミの家で作るなんてできねぇぞ』

ほむら『えぇ、まずいわ……』

まどか「うぇひひ、やってみます」

マミ「ふふっあの子は素直じゃないものね」

ほむら『まずいわ、まどかがもうきてしまった』

杏子『知らない間にここまで潜入されてた私よりましだろ』

まどか「あ、えっと……や、やっほーほむほむ!」

ほむら「!!」

ほむら「ま、まどか?」

まどか「……」ジィー

ほむら(まさか……)

ほむら「ま、まどっち?」

まどか「うぇひひ」

ほむら(笑ってくれた!)

杏子『おいトリップしてる場合じゃねぇって』

ほむら『そうね、どうする?』

杏子『とにかく適当な理由をつけて逃げ出そうぜ』

ほむら『そうね、手っ取り早いしそうしましょう』

杏子『まぁプレゼントは適当に買い物にいくしかないけどないよりいいだろ』

ほむら『まぁ正直手作りのお菓子なんて作っても渡す度胸がないオチよね』

マミ「あら?二人とも完成したお菓子は?」

杏子「じゃあ私たちはこの辺で」

ほむら「自分用のお菓子はおいしかったわ」

マミ「待ちなさいあけみん、あんこ」

杏子(まだその呼び方続けてたのかよ!?)

マミ「二人は一度作ったのだからみっきーとまどっちの先生になってあげてもう1個つくってね?」

ほむら(なんでそんなに材料があるのよ!)

ほむら「で、次は」

まどか「こうかな?」

ほむら「えぇ、そうよ」

ほむら「ところでまどか」

まどか「……」

ほむら「まどっち」

まどか「なぁにほむほむ」

ほむら「どうして突然マミの家へ?」

まどか「うーん、多分ほむらちゃんとおんなじ理由だよ!」

おやすみなさい

おい

誰か頼んだ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

ほし

なんで保守されてるんだよ……

おわりのつもりだったんだ、俺はまどかマギカポータブルをしなくてはいけないんだ!

恵みといわれてもどうしたらいいのか……
ほむらちゃんがプレイしてる感じでSS書きながらPSPのゲームを進めて行くとか?

あれで俺は終わりのつもりだったんだが……

じゃあ>>153の方向で……

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年02月26日 (木) 13:06:08   ID: RwYQa6Za

尻切れ感はあるけどノリは好き

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