小鳥「これが…性別が逆になる薬ね!…フフフ」  (111)

美希「律子ー!」

律子「何よ…美希、それと…さんをつけなさい」

美希(律子って…今男の人なんだよね…抱きついたら、どんなリアクションするのかな…?)

美希「えーいっ!」

律子「…おっと」ポイッ

美希「きゃあっ!?」ドサッ

律子「今仕事中なの、後にして」

美希「ソファーに投げる事無いって思うな!」

律子「いいから、おとなしく寝てなさい!」

美希(…いつもより冷たいかも)

♀P「…律子、そんなに頑張らなくてもいいんじゃないか?」

律子「…そ、それは…プロデューサーが…」

♀P「お、俺が何かしたか?」

律子「…無理をしてほしく無かったんです…」

♀P「何でだよ、仕事が出来なくなった訳じゃないのに…」

律子「…プロデューサーは、暗い夜道を歩きながら帰る恐怖を、知っているんですか?」

♀P(律子…お前、そんなこと考えて…)

律子「今のプロデューサーに、そんな事させられません」

律子(…私を、なるべく早い時間に帰らせるようにしていた…だからいつも残業していたんですよね)

♀P「…ははっ、まさかこんなところで恩を返されるとは…」

律子「お礼をしたかったんですよ、プロデューサー」

♀P(忘れていたかったが…俺は、今女性…なんだ)

律子「だから、プロデューサーの薬の効果が抜けるまで…頑張りたいんです」

♀P「俺が元に戻ったら、すぐやめるんだぞ?」

律子「ええ、もちろん…その時はサポート、よろしくお願いしますね」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

律子「…とは言ったものの、ちょっと疲れが出てきたかな…」

美希(…そっか、律子はハニーの変わりに頑張ってるんだ…)

美希「そういえば、何となく今の律子とハニーって似てるの…」

美希「律子、さん!肩揉みしてあげるね!」

律子「あ、そう?じゃあお願いするわ…」

律子(珍しいわね、美希の方からこういう事してくれるなんて…)

美希「…うわっ、律子の肩すっごく凝ってるの…」モミモミ

律子「ここの所デスクワーク一本だから、どうしても凝っちゃうのよね…」

美希(それに、肩幅もおっきいし…昔のちっちゃい肩とは違うな…)

律子「…あーそこそこ…」

美希「ん、しょ…」モミモミ

律子(首筋に息がかかってくすぐったい…)

美希「律子、さんっ」モミモミ

律子「何よ」

美希「ハニーのかわりにっ、事務所をっ、たのむねっ」

律子「…任せなさい!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

数時間後

律子(…最近寒くなってきたからパソコン使ってると、指先が冷えるわねー…)

律子「悴んで動かなくなりそう…」

美希「律子さん、どうしたの?」

律子「…指先が冷えちゃって…」

美希「…あーホントだ、冷え冷えなの」

律子「カイロとか持ってないかしら…?」

美希「んー…今持ってないからー、美希で温めてあげるの…」ピトッ

美希(…ごつごつしてて、律子の手じゃないみたいなの…)スリスリ

律子「…可愛いわね、美希は」

美希「?」

律子(ファンが美希に惹かれる気持ちがわかるわ…)

律子「ちょっと言ってみただけよ」

美希「…律子らしくないの」

律子「さん、を付けなさいって」

風呂行ってきます

美希「えへへ、美希の頬っぺた…温かい?」スリスリ

律子「温かいけど、顔が冷えちゃうでしょ…」

美希「すぐポカポカになるから、大丈夫なの!」スリスリ

律子(…プロデューサーは、この無自覚可愛い攻撃に毎日耐えていたのね…)



律子「美希、もういいから」

美希「ホントに?」

律子「そろそろ暗くなるんだし、アンタはもう帰んなさい」

律子(…今日は一体何時に帰れるのかしら…今日中に帰るのは…ムリそうね)

次の日


律子(いくら体力があるとはいえ…もう限界か…)

律子「…っ、と…」クラッ

♀P「おい、顔色悪いぞ…今日ばかりは休めって」

律子「あと少しで…報告書が完成するんです…これだけは…っ!」カタカタ

♀P(頑固だなぁ…)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

数時間後

律子「…で、出来たっ!」フラッ

♀P「ちょっと仮眠室で寝てきた方がいいんじゃないか…?」

律子「は、はい…そうさせてもらいますー…」フラフラ

♀P(これくらいだったら、夜までにななんとかなるだろ…あんな状態なのにここまで終わらせるとは…)

さらに数時間後


美希「遅くなっちゃったの…」ガチャ

美希(…明りは付いてるけど、誰も居ないみたい…)

美希「…ハニーのメモ?」

美希(仮眠室で律子が寝てるから、帰ってきたら起して、駅まで送ってもらいなさい…)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

仮眠室

美希「律子!」ガチャ

律子「…」

美希(スーツ着たまま寝てるの…よっぽど疲れてたんだね)

美希「起しちゃ悪いから…起きるまで待つ事にするの」

美希(…そういえば、こうやって律子を心配する事って…あんまりなかったの)

美希「…へんなの」


律子「…き」ボソッ

美希「…?今、何か…」

律子「み…き…」ボソッ

美希「…寝言?」

美希(…美希の夢でも見てるのかな?)

美希「そうだ、こっそり添い寝しちゃおう…!」ピーン

美希(おじゃましますなのー…)バサッ

律子「…」

美希(お布団温かい…)

律子「…」モゾモゾ

美希(ん…何か動いて…)

律子「…っ」クルッ

美希「!」

美希(…律子がこっち向いたの…寝てるけど、ちょっと恥ずかしいな)

美希「…」クルッ

律子「…っ」スッ

美希「!?」ギュッ

美希(う、腕が…)

律子「…み、き…」ボソッ

美希「り、律子…さん?」

律子「…う…ぅ」モゾモゾ

美希「…ん、何だろ、これ…」

律子「う、ぁっ…」モゾモゾ

美希「…っ!?」ゴリッ

美希(今の…って、ま…まさか…)

美希「お、起きてっ律子…さん!!」

律子「…っ…あ?」ボーッ

美希「…むー…」ドキドキ

律子「…っああ!?」バッ



律子「な、なんであんたが一緒に寝てんのよ!!」アセアセ

美希「律子…さんが中々起きないから、美希が添い寝して、起きるまで待ってようかと思ったの」

律子「ば、馬鹿じゃないの!?」

美希「馬鹿って…そんな、酷いの!心配してたから一緒に居てあげようと思ったのにっ!!」

律子「う…」ビクッ

美希「…おまけに何か硬いのまで押しつけられちゃうし…」ボソッ

律子「…!!」ドキッ

律子「え…?わ、私そんなこと、してな」ドキドキ

美希「…してたもん、寝ぼけてて覚えてないかもしれないけど…」プイッ

律子「ほ、本当に…してたの?」

美希「…うん」

律子「…ご、ごめんなさい…美希…」カァァ



美希「律子…さん、まだ帰れないの…?」

律子「…こ、この厄介者が…まだ…治まらなくて」ギンギン

美希(…ズボンが浮き上がってるの)

律子「これ…どうするかなー…」

美希(…最近、友達が言ってたやつ…美希、出来るかな?)

美希「ね、律子…さん」

律子「…何よぅ」ズーン

美希「美希、ちょっと試したい事あるんだけど…いい?」



律子「む、無理に…しなくていいのよ?」

美希「…う、うん」

美希(…初めて、男の人の…見たけど…す、凄い形してるの…)

美希「へ、へぇ…こんな…形してるんだぁ…」ドキッドキッ

律子「あ、あんまり…ジロジロ見るものじゃないでしょ…?」ドキッドキッ

美希「じゃ、じゃあ…やってみるね」

美希(…えーっと、確か…先っぽを…舐めるんだっけ)

美希「…」ペロ…ペロ

律子「っ…!」ビクッ



美希(…少し舐めたら…周りもまんべんなく舐める…)

美希「…」ペロ…ツゥー…

律子「ふぅ…っ!」ビクッ


美希(ある程度舐めたら…先っぽを口でくわえる…)

美希「あむっ…」パクッ

律子(あ、あぁ…私、美希にこんなこと…させてる…止めたいけど……言えない)

美希(ゆっくり、口に入れて…)

美希「んんっ…」ググッ

律子「っふ…」ビクッ

律子(あぁ…美希の口の中に…入って…)


美希(口から出ない様に、上下に動かす…)

美希「んっ…んぐっ…んう…」ジュッ…ジュルッ

律子「は、あぐっ…!」ビクッビクッ


美希(余裕があったら…えっと、確か…吸うんだっけ)

美希「…」ズズズズッ

律子「っぐ…ぅ!」ビクッビクッ

美希(…あ、何かしょっぱいのが…律子、気持ちいいのかな…)

美希(吸いながら上下に動かした方が…よさそうなの)

美希「んぷ…っ」ジュルルッ…ジュルルルッ…

律子「う…ぐぁ…っ」ビクッ!ビクッ!


美希「…」ジュルルッ ジュルルルッ

律子(あ…何か、根元が…あつい…)

律子「っあうっっ!?」ゾクゾクッ

美希「!?」ドプッ! ビュッ! ドクッ…

美希「ごほっ、の、喉に…げほっ!」ポタポタ

律子(うわーやっちゃったー…)

美希「うぇ…な、何か…飲み物…」

律子「すぐ持ってくるわ!」ダダッ

美希「ああいうのは…先に教えてなの…ごほっ」

律子「…頭が上がらないわ」ズーン

美希「…でも、すっきりしたでしょ?」

律子「とりあえず収まったみたい…ありがとう、美希」

美希「友達が話してた事を、そのまましてみたんだけど…上手くいって良かったの!」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
後日


律子「ということがありまして…」

♀P「ほらー言わんこっちゃない―…」

律子「…気を付けます…」

♀P「…自分で処理しておくんだなぁ、それしかない」

♀P「…俺が女になってから、もうかなり経ってるなぁ」

♀P(一度でいいから、元に戻りたい…と思う事の回数が減ってきている)

♀P「…俺は男だってこと…忘れないようにしなきゃな」


♀P「今度はなんだって…>>83が?」

1 やよいおり
2 ゆきまこ        ※はるちは、たかひびは後で今は無し

やよいおり編



事務所

やよい「おはようございまーす!!」ガチャ

伊織「おはよう、やよい」

やよい「あ、伊織ちゃん…今週は男の子なんだー」

伊織「ファンがこっちの方でも、顔出してくれってうるさいのよ…」

やよい「そうなんだー…忙しいねー」

伊織(女になったり男になったり…何なの、この事務所は)

やよい(男の子の伊織ちゃん…かっこいいなぁ)

やよい「可愛いのと、カッコいいので…すっごくお得な感じがします!」

伊織「お得…?損の方が大きいのもありそうだけど…」

やよい「伊織ちゃんは、とーってもお得だと思いますよ?」

伊織「その言い方、何か商品みたいじゃない…」

やよい「一石二鳥?かなーって!」

伊織「一石二鳥ねぇ…」

やよい「私は、いつもの伊織ちゃんも男の子の伊織ちゃんも、大好きだから…一石二鳥です!」

伊織「ほ、ほめても何も出ないわよ?」

やよい「えへへー」

♀P「お、伊織、やよい…丁度いい所に」

伊織「プロデューサーじゃない、どうしたのよ」

♀P「今の二人に持ってこいの仕事があるんだ」

やよい「持ってこい…の仕事ですか?」

♀P「10歳から15歳を対象に、社交ダンス大会があるんだ」

伊織「社交ダンス…にひひっ、私の得意分野じゃない!」

やよい「伊織ちゃん、社交ダンス踊った事あるの!?」

伊織「正確には社交ダンスの中の種類の一つ、タンゴを習っていたのよ」

やよい「大人だねぇー!」

♀P「お、伊織はタンゴを踊れるのか!頼もしいなぁ」

♀P「アマチュアの部で、準優勝以上を狙うっていう企画なんだけど…いけるか?」

やよい「…うぅー…伊織ちゃんなら出来るかもですけど…私は…」

伊織「まかせてやよい、私がエスコートするわ」

やよい「伊織ちゃん…!」

伊織「経験者だし、なんとかしてみせるわ」

やよい「…よろしくお願います!」

伊織「こちらこそ!」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

♀P(とは言ったものの…練習期間は1週間、何とかなるだろうか…)

ダンスレッスンスタジオ


コーチ「足さばきがバラバラですよ!」

やよい「は、はぁい!」

伊織「こ、こうかしら?」

コーチ「うーん…まだまだね」

やよい「うぅー…」

伊織「…まだ始まったばかりじゃないの、そんなに落ち込む必要はないわ」


次の日

コーチ「…もっと練習しなければ…」

やよい「…はい…」

次の日

コーチ「リズムに乗れてないわ…」

やよい「…頑張ります」

次の日

コーチ「もっと足を早く…」

やよい「分かりました…」

次の日

コーチ「…本当に大丈夫かしら」

やよい「…」

次の日

伊織「やよい、今日は家に遊びに来なさい」

やよい「でもでも…練習が…」

伊織「いいの、今日はサボっちゃいなさい…私に考えがあるの」

やよい「…考え?」



執事「さぁ、やよい様…こちらのお部屋にどうぞ」

やよい「うわぁー…ドレスがいっぱいですー」

執事「どれでもお気に召したものをどうぞ」

やよい「えっと…えっと、じゃあこのオレンジ色の…」

執事「かしこまりました」ペコリ

やよい「あの、本当に貰っちゃっていいんですか!?」

メイド「えぇ、伊織お嬢様からのプレゼントです、さぁ…こちらでお着替えを」

やよい(そういえば、伊織ちゃん…どこにいるんだろう)



ダンスホール


やよい(こんなお部屋まであるんだー…)

伊織「…おまたせしました、お嬢様」ペコリ

やよい「伊織ちゃん…その格好…!」

伊織「タキシードよ、特注品のね…」ボソッ

やよい「…これから何するの?」ボソッ


伊織「…お嬢様、私と踊りませんか?」スッ

やよい「…はい、喜んで!」

やよい(伊織ちゃん…これって、本番の時と一緒…!)

やよい(…何でだろー…伊織ちゃんが、いつもよりもっとカッコよく見える…)

伊織「…ほら、ちゃんと踊れてるじゃない」

やよい「…あ、本当だ!」

伊織「まずは形から、ってやつよ」

やよい「そっかぁ…私ドレス着た事無かったし…こうやって動けばいいんだね!」



やよい「伊織ちゃん…伊織ちゃんっ!!」バッ

伊織「あ、ちょっと…危ないじゃないの…もう」ダキッ

やよい「大好き、大好きだよ…っ!」ギューッ

伊織「もう、何回言ってるのよ」クスッ

やよい「何回でも言う!大好きっ!!」

やよい(…どっちの伊織ちゃんも好きなのに…今の伊織ちゃんの方が…もっと、好きかも…)

練習最終日


コーチ「…完璧、完璧よ!!」

♀P「伊織…一体、やよいにどんな魔法掛けたんだ…?」ボソッ

伊織「…タキシード着て踊っただけ…なんだけど」ボソッ

やよい「明日が楽しみだなー…!」


当日

♀P「優勝おめでとう!」

伊織「まぁ、この水瀬伊織ちゃんが踊ったんだから当然よねー!」

やよい「…伊織ちゃん!」

伊織「よく頑張ったわね、やよい」ナデナデ

やよい「えへへ…」ポヤーッ

♀P(何故だろう…やよいおりの周りにピンク色空間が…)

♀P(過去にやよいに、好きな相手を覗き見できる魔法の鏡をあげた時、やよいは真っ先に伊織の事を見ていた)

♀P「大丈夫かな…伊織」



やよい(…手をぎゅってされたいのは、元の伊織ちゃん…身体をぎゅってされたいのは…男の子の伊織ちゃん)

やよい「私、贅沢かなぁ…」



伊織「…な、何か寒気が…」ブルッ

寝ます 夜にまた来ます

次回は選択肢ラストゆきまこからスタート    はるちはひびたかも終わり次第書きます

一応 シリーズ並べときます

P「今日もファンからのプレゼントが沢山…」
P「今日もファンからのプレゼントが沢山…」 - SSまとめ速報
(http://www.logsoku.com/r/news4vip/1383747272/)①
P「今日もファンからのプレゼントが沢山…」 - SSまとめ速報
(http://www.logsoku.com/r/news4vip/1383826089/)②
P「今日もファンからのプレゼントが沢山…」 - SSまとめ速報
(http://www.logsoku.com/r/news4vip/1383927228/)③
P「今日もファンからのプレゼントが沢山…」真美「真美のはー?」 - SSまとめ速報
(http://www.logsoku.com/r/news4vip/1384013776/)④

小鳥「これが…性別が逆になる薬ね!…フフフ」 
小鳥「これが…性別が逆になる薬ね!…フフフ」  - SSまとめ速報
(http://www.logsoku.com/r/news4vip/1384018928/)①


見ててくれた方、保守してくれた方ありがとうございました

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年01月26日 (木) 12:00:33   ID: qXeOVb53

スレタイ詐欺

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