まどか「称号師?」マミ「そう……私は【魔弾の舞踏】」(806)

マミ「遅いわ! そこよ!」ターン! クルッ ターン!

マミ「決めるわ! ティロ・フィナーレ!」ゴオオッ!!


まどか「マミさんの戦い方ってかっこいいなあ……踊ってるみたい」

QB「いいところに目をつけたね。マミは確かにベテランだけど、あの実力の理由はそれだけじゃない」

QB「称号の力が働いているのさ」

まどか「称号?」

QB「そう、これのことさ」

   ↓
【魔弾の舞踏】巴マミ


まどか「えっ、何これ」

QB「見ての通り、これが称号さ」

QB「マミは【魔弾の舞踏】の称号によって踊るような射撃術を身につけているんだ」

まどか「そうなの?」

QB「称号はその対象の本質を表すからね」

QB「まどか、君にだって称号はついているんだよ」

    ↓
【普通の中学生】鹿目まどか


まどか「わ、本当だ」

まどか「うーん……でも変だよね」

QB「何がだい?」

まどか「マミさんだってもともとは普通の人間だったんでしょ? 【魔弾の舞踏】なんて魔法少女じゃないと意味ないと思うんだけど」

QB「なかなかいいところに目をつけたね……その通りさ」

QB「実は称号は変えることができるんだ。称号師という特別な力を持つ者によってね」

QB「マミみたいに魔法少女は契約と同時に称号師によって新しい称号をもらっているんだよ」

まどか「へえ……私も欲しいなあ」

QB「うーん……そうだね、本当は魔法少女じゃないと称号は変えない決まりだけど」

QB「特別にまどかの称号を変えてもらえるように頼んでみようか」

まどか「えっ、いいの!?」

QB「特別だからね?」

まどか「やったーーー!」

QB(ふふ、人間ままだと称号を生かすのは難しい……魔法少女のように変身したり、武器を生成したりできないからね)

QB(特別な力に憧れるまどかのことだ、称号の力をちらつかせれば契約もそのまましてくれるはずさ)キュップップップ…

QB「というわけで、彼が称号師だよ」

称号師「お嬢ちゃんが魔法少女候補生かあ。本当は契約してから変えるもんやねんけど、特別やで?」

まどか「えへへ、ありがとうございます!」

QB「それじゃあまどか、君はどんな称号を望むんだい?」

まどか「……」ニヤリ

まどか「私、【称号師】になりたい!」

QB「えっ」

称号師「なるほど、【称号師】なあ。そんなら、いくでー」

QB「ちょっと待つんだ! その称号だけは」

まどか「キュゥべえはちょっと黙ってて」ギュ

QB「むぐぐ」ジタバタ


【称号師】鹿目まどか キラキラリーン!!


称号師「おし、今日からお嬢ちゃんは【称号師】や!」

まどか「うわあ……うん、私の言葉が力を持つのがわかるよ……!」

QB「な、なんてことをしてくれたんだ……!」プハッ

称号師「へ? お嬢ちゃんを魔法少女に勧誘したいんで、好きな称号をつけたげたってって頼んだのあんさんやんか」

QB「いいから、早くまどかの称号を別のものに……!」

まどか「させないよ!」

称号師「うおっ!?」


【ベテラン称号師】称号師
     ↓
【普通のおじさん】称号師 シュウウーン…


称号師「げげっ、称号が変えられへん!?」

QB「まどか、君はいったい……!」

まどか「ティヒヒ……だって自分の称号よりも他の人の称号変えてみたくって」

QB「よすんだまどか、その力は因果律に直接影響を及ぼすもので!」

まどか「……私、知ってるんだよ」

QB「……?」

まどか「キュゥべえが今までやってきたこと……ほむらちゃんから聞いたの」

QB「な、なんだって!?」

まどか「もうキュゥべえの思い通りにさせない!」

QB「やめるんだ、まどかー!」


【有能なインキュベーター】キュゥべえ
 ↓
>>15】キュゥべえ

生ゴミ

まどか「今日からキュゥべえはインキュベーターじゃない……【生ゴミ】で十分だよ!」

【生ゴミ】QB「うわあ!?」キラキラリーン

称号師「あ、あら? キュゥべえはん? どこ行かれはりましたの?」

QB「え……何を言ってるんだい、僕はここに」

称号師「うわ、くっさ! 誰や、こんなとこに生ゴミほったらかしにしたん!」

QB「えっ」

称号師「かなわんわあ……えーとビニールビニール」

QB「え……何をする気だい? そんなビニール袋で僕を包もうだなんて、ちょ、やめ」


>キュップーーーーイ!!!


まどか「ティヒヒ……」

まどか「こうして見滝原の平和は守られたよ!」

まどか「それにしても……この力って凄い」

まどか「周りの全部に称号がついてるのがわかる……今までとは別世界だよ」

まどか「その全部を私が自由に変えられるんだ……」

まどか「……ティヒヒ」


マミ「あら、鹿目さんじゃない。どうしたの、こんなところで」

まどか「あ、マミさん」


【魔弾の舞踏】巴マミ


まどか「……」ウズウズ

マミ「鹿目さん?」

まどか「マミさん! 私がマミさんにもっとぴったりな新しい称号をつけてあげます!」

マミ「えっ」

まどか「マミさんは今日から【>>23】!」

鹿目まどか専用奴隷

まどか「マミさんは今日から【鹿目まどか専用奴隷】だよ!」

マミ「ええっ!? 鹿目さんったら何を言って……」

マミ「うっ」


【魔弾の舞踏】巴マミ
   ↓
【鹿目まどか専用奴隷】巴マミ デデデデーン!!


まどか「ティヒヒ……マミさん、気分はどう?」

マミ「どうって、いきなりあんなこと言われたら困っちゃ……?」

マミ(あら……? 鹿目さんの声を聞いてたら、なんだか体が熱くなって……)フゥフゥ…

まどか「それじゃあ、マミさんの家に行きましょうか! 私、喉渇いちゃって」

マミ「そ、それは大変だわ……すぐに美味しい紅茶を用意しますから!」

マミ(あら? 私、どうして敬語に……)

まどか「……」

マミ「ど、どうでしょうか?」

まどか「熱い!」カチャン!!

マミ「ひいっ」ビクッ

まどか「マミさん……私、喉が渇いたって言いましたよね?」

まどか「だったら普通、こんなちょっとずつしか飲めない熱い紅茶を用意するのっておかしいと思いません?」

マミ「は、はい、おっしゃる通りです……すぐに代わりのものを」

まどか「駄目」

マミ「え……」

まどか「マミさんが責任持ってふーふーして冷ましてくれなきゃ駄目」

マミ「!!」ゾクゾクゾク

マミ「ふーっふーっ」

まどか「……」ジー

マミ(やだ、鹿目さんにじーっと見られてる……体が熱くて、震えちゃう……)ゾクッ

マミ「ふぅー……っ、ふぅー……っ」

まどか「マミさん、まだ?」

マミ「ふ……え? あ、はい……冷めたと思います」

まどか「じゃあ飲ませてよ」

マミ「はい、あの……どうぞ」スッ

まどか「違うでしょ! そうじゃないの!」

マミ「ええっ……?」

マミ「あの……これでいいんですか?」

まどか「うん!」

マミ(うあ……鹿目さんが私の股の間に座ってる……)

マミ(こんな……鹿目さんの背中に密着して、胸を枕みたいに……)

まどか「ティヒヒ、マミさんの胸を枕にするの夢だったんです! ふかふかで気持ちいいー!」ポフッ

マミ「ふあっ」ゾクッ

マミ(ああ……胸に感じる鹿目さんの重みが、熱が……やだ、ドキドキしてるのが伝わっちゃう)

まどか「マミさん」

マミ「は、はい」

まどか「ほら、早く飲ませてよ」

マミ「あ、はい……」カチャ

マミ「ど、どうぞ」

まどか「ん」コク

マミ(こんなふうに飲ませてると、鹿目さんを抱きしめてるみたい……)

マミ「えっと、いかがでしょうか?」

まどか「うん、ちょうど飲みやすい温度……美味しいよ」

マミ「あ……ありがとうございます、鹿目さん!」パアア

マミ(何? この全身を駆け巡るかつてないほどの喜びは……!)

まどか「マミさん、違うでしょ」

マミ「……え?」

まどか「鹿目さんじゃなくって、ご主人様って呼んで!」

マミ「はっ、はいぃ……ご主人様ぁ……!」ゾクゾクゾクッ!!

マミ(体が熱い……こんな気持ちでご奉仕するの初めて! 私、鹿目さんの……ううん、ご主人様のお世話をするために生まれてきたんだわ……!)

マミ「もう何も恐くない……!」

さやか「おっはよー」ガラッ


ザワザワ…… ザワザワ……


さやか「ん? あっちの方が騒がしいなー」

仁美「人だかりができてますわね……何かあったんでしょうか?」


マミ「……」

まどか「マミさん、私喉が渇いちゃったな」

マミ「はい、ご主人様……どうぞ。飲み頃の温度に冷ましておきました」スッ

まどか「ティヒヒ! マミさんはいい子だね!」ナデナデ

マミ「お褒めに預かり光栄の極みです」


さやか「え、マミさん……? あの、メイド服着て何やって……ここ、二年の教室……」

仁美「あの立ち振る舞い、控える位置……なかなかやりますわね」

さやか「えっ」

マミ「あら、美希さん。おはよう」

さやか「おはようじゃないですよ、何やってるんですか?」

マミ「何って……見ての通り、登校したご主人様の身の周りのお世話を」

さやか「ご、ご主人様……!?」

仁美「まあ、メイドさんですの?」

マミ「いいえ、メイドではないわ。これを見て」スッ

さやか「え……く、首輪?」

マミ「そう……私がご主人様の所有物であり、同時に私のご主人様への忠誠の証」

マミ「ご主人様専用奴隷の巴マミです。改めてよろしく」ペコリ

さやか「な……なっ……!?」

さやか「おかしいですって、こんなの! だいたいマミさんだって生徒でしょ!? 授業はどうするんですか!?」

マミ「私は生徒である前にご主人様の専用奴隷だもの。ご主人様のそばを離れるわけにはいかないわ」

さやか「いや、あの……それに首輪とメイド服で登校なんて、絶対おかしいですって!」

マミ「美樹さんもわからない子ねえ」フゥ…

さやか「えっ、何そのあたしの方が非常識みたいな空気」


まどか「マミさんマミさん」

マミ「はい、なんでしょうご主人様」

さやか「おっ……そうそう、まどかから直接言ってやれ!」

まどか「その衣装、似合ってるよ」ニコッ

マミ「……!! ありがたき、幸せ……っ!!」ゾクゾクッ!!


さやか「……」

さやか「もう好きにして……」

キーンコーンカーンコーン

和子「はーい、みんなおはよう。出席をとり……おおっ!?」


マミ「……?」メイドーン!


和子「あの、鹿目さん? そちらの方とはどういう関係で……」

和子「あ……よく見たら三年の巴さんじゃない! 何してるの、もう授業始まるわよ? 早く自分の教室に」

マミ「先生」

和子「な、何よ……」

マミ「私はご主人様専用奴隷なので、ご主人様のそばを離れるわけにいかないんです」

和子「何、言って……!?」

【鹿目まどか専用奴隷】巴マミ「先生、わかってください」

和子「え、あれ……?」

【鹿目まどか専用奴隷】巴マミ「先生」


ゴゴゴゴゴゴ【鹿目まどか専用奴隷】ゴゴゴゴゴゴ


和子「……」

和子「そうね、専用奴隷なら仕方ないわね」

さやか「ちょっ……えええ!?」

QB(ああ、マミ……なんて姿に)コソコソ

QB(あれこそ称号の力だ……称号を変えるということは概念を変えるということ)

QB(マミが【鹿目まどか専用奴隷】の称号を持ったのなら、奴隷であることが当然になってしまう)

QB(マミと親しく、魔法少女でもあるさやかには多少の抵抗力があるようだけど……)


まどか「……マミさん」

マミ「はい」

まどか「生ゴミの臭いがする。片付けて」

マミ「はい」 フッ


QB「!?」

マミ「確かに、こんな所に生ゴミが……」

QB「なっ……いつの間に後ろに!?」

QB(馬鹿な……いくらマミとはいえ、変身すらせずにここまでの戦闘力は持っていなかったはず)

QB(まさか、まどかの命令に従う時に最大限の力を発揮するとでも……!?)

マミ「すぐに処理しますので辛抱なさってくださいね、ご主人様」ガシッ

QB「マミ! 僕がわからないのか!? マミー!?」ジタバタ

マミ「ごめんなさいキュゥべえ……今の私にとってはご主人様が絶対なの。それに」

マミ「やっぱりあなた、臭いわ」

【生ゴミ】QB「きゅべっ……!?」ガガガーンッ

>キュップーーーーイ!!!


さやか「あたしの知らないところで何が起こってるんだ……」ブツブツ

まどか「……」ジー

さやか(まどかがこっちを見てる……何だろ、昨日までのまどかの視線とは何かが違う……)

≪まどかビジョン≫
【見習い魔法剣士】美樹さやか


まどか(さやかちゃん……なりたてだからってそんな称号つけられちゃって。私がさやかちゃんにぴったりの称号に変えてあげるからね)

まどか「さやかちゃんの称号は……【>>82】!」ビシッ

上条恭介の嫁

まどか「さやかちゃんは……【上条恭介の嫁】!」ビシッ!

さやか「ちょっ……まどか!? 大声で何を!」カアア

さやか「うっ!?」


【見習い魔法剣士】美樹さやか
   ↓
【上条恭介の嫁】美樹さやか テレレッテッテッテーン!!


さやか「な、何? この感覚……何かわかんないけど、あたしの何かが変わったような……」

恭介「さやかっ!!!」ガタンッ!!

和子「ちょっと、奇跡の回復で右手が完治して復学を果たした上条君! 出席の途中よ!?」

中沢「どうしたんだよ、最近志筑さんといい感じになってた上条!」


恭介「さやか……いや、みんな聞いてくれ!」

恭介「僕のこの右手は神様が奇跡でも起こして治してくれたんだって……そう思ってた」

恭介「でも違った……僕の腕を治してくれたのは他の誰でもない! さやかだ! 僕の魂が理解した!」

恭介「そしてもう一つ、僕は気付いた……僕はさやかが好きだ! 大好きだ! この世で一番愛してる!」

恭介「結婚したい! いや、してくれ! いや、もう結婚した!」

恭介「さやかは僕の嫁だぁーーーっ!!!」


さやか「え……ええええええええ!?」カアアアッ!!!

さやか「ちょっと恭介! 教室のど真ん中で何を大声で……!」

恭介「さやか、やっと気付いた僕の正直な気持ちなんだ……さやかはどうなんだい?」

さやか「そんなの……」ドクンッ

さやか(何? この感覚……消えちゃいたいくらい恥ずかしいはずなのに、それ以上に湧き上がってくるこの気持ち……これって)

さやか「そんなの……そんなの……!」

さやか「私も大好きに決まってるじゃん! さやかちゃんは恭介の嫁になるのだーっ!」

「……」シーン

さやか「……」

さやか(い……言っちまったぁーーー!!!)カアアアアッ


パチ…… パチ……

さやか「え?」


パチパチパチ パチパチパチ!!

「おめでとう!」 「いい告白じゃないか!」 「お似合いの二人だな!」 「まだ付き合ってなかったの?」 


さやか「みんな……」

マミ「おめでとう美樹さん」パチパチ

仁美「上条君をお慕いしていたと思いましたけど、そんなことはありませんでしたわ」パチパチ

さやか「マミさん、仁美……」


まどか「おめでとう、さやかちゃん!」ティヒヒ!

さやか「まどか……」


恭介「ありがとう、さやか……もう離さない!」ギュウッ

さやか「あ……」

さやか(恭介の腕が……こんなに強くあたしの背中を……)

さやか「……あたしって、ほんと幸せ者!」


【上条恭介の嫁】美樹さやか
        ↓
【上条恭介の嫁】上条さやか エンダアアアア!!

ほむら「……」

ガラガラ ピシャン

ほむら「ありのままに今起こったことを話すわ」

ほむら「私は遅刻してそっと教室の扉を開いたと思ったら、美樹さやかと上条恭介が抱き合って祝福されていた」

ほむら「ついでにメイド服を着た巴マミがまどかの横に控えていた気もするわ」

ほむら「……」

ほむら「わけがわからないわ」

ほむら「熱があるのかもしれない……保健室で休みましょう」フラフラ

放課後


恭介「さあ、さやか! すぐにご両親に挨拶に行こう! 早い方がいい!」

さやか「ちょっと恭介、松葉杖でそんな急がないでよ!」

ワーワー ギャーギャー


まどか「ティヒヒ、お似合いだね!」

マミ「さすがご主人様……素晴らしいご判断でした」

まどか「えへへー、マミさんもっと褒めて褒めて!」


仁美「ほんと、お似合いで……あら?」ポロ…

まどか「……仁美ちゃん?」

仁美「どうしてでしょう……なぜかお二人を見ていたら、涙が……」ポロポロ

まどか「……!?」

まどか(どういうこと? さっきまで仁美ちゃんの称号は【才色兼備のご令嬢】だったはず)

まどか「なのに……」


【一人ぼっちのご令嬢】志筑仁美 シューン…


QB「やりすぎてしまったようだね、まどか」

まどか「キュゥべえ……?」

マミ「すみませんご主人様、すぐに処理を」

まどか「ううん、待って」

QB「称号を変える方法は称号師が変えるだけじゃない……本人や環境の大きな変化も称号を変える要因になるんだ」

QB「志筑仁美の愛は本物だったようだね……それをなかったことにされた歪みが称号に出たんだ!」

まどか「そんな……」

QB「わかっただろう? 称号師の力がどんなに危険なものか」

QB「君が持つには危険すぎる力なんだ。さあ、わかったら僕をインキュベーターに戻し」

まどか「マミさん」

マミ「はい」

QB「えっ、その大砲で僕をどうする気で」


ドッゴーーーン  <キュップイプーーーーイ!!!


まどか「ううん、この力さえあれば……仁美ちゃんだって!」

まどか「仁美ちゃんの新しい称号は……【>>153】」

モリゾー

まどか「仁美ちゃんの新しい称号は……【モリゾー】!」

マミ「え? ご、ご主人様それは……」

まどか「ううん、大丈夫だよマミさん……」

仁美「うっ……」


【一人ぼっちのご令嬢】志筑仁美
  ↓
【モリゾー】志筑仁美 モサア…

マミ「う……志筑さんの髪がもっさもさに……!」

仁美「あ……ああ……」


仁美「私は……何を小さなことにこだわっていたのでしょう」

マミ「!?」

仁美「好き同士がああして仲むつまじい……結構なことじゃありませんか」

仁美「心に愛を……もっと、地球全体に広められるように私も努力しなければ」スタスタ…


マミ「どういうことなの……」

まどか「マミさんはモリゾーってどんなキャラクターか知ってる?」

マミ「ええと、緑色のト○ロみたいな……」

まどか「シャラップ!」

マミ「ひいっ! 失言でした……!」

まどか「まあいいけど……モリゾーはね、名古屋万博のイメージキャラクターなんだよ」

まどか「自然を愛し、孫のキッコロを見守りながら自然の大切さを伝えていく……そんなキャラクターなの」

まどか「そして、名古屋万博の別名は愛・地球博」

まどか「仁美ちゃんは今、地球規模の母性に満ち溢れているんだよ!」

マミ「な、なんですってーーー!?」

まどか「今の母性溢れる仁美ちゃんからすれば、上条君とさやかちゃんを見ても胸が締め付けられることもない」

まどか「むしろほほえましく見守ってくれるはずだよ!」

マミ「なるほど……あら? でもご主人様、それじゃあ志筑さんは一人ぼっちのままじゃ……」

まどか「ううん、そこも手を打ってあるんだよ」ティヒヒ


QB「うう、いたた……どうして僕がこんな目に……」ヨタヨタ

仁美「……あら?」

QB「う、うわっ……やめてくれ! もう僕をゴミ扱いしないで……」フルフル

仁美「何を言ってますの……探しましたのよ?」

QB「え? あ……ああ……!」

QB「おじいちゃん!」


【生ゴミ】キュゥべえ
  ↓
【キッコロ】キュゥべえ テレレッテッテッテーン!!

ほむら「ふう……一日休んでしまったけれど、体調は回復したはずだわ」

ほむら「教室に行きましょう。まだまどかは残ってるかしら……あら?」


QB「今日はこれからどうするんだい? おじいちゃん」モッサモサ

仁美「お父様にお願いして植林のボランティアを企画しようと思ってますの。やることが山積みですわよ」モッサモッサ


ほむら「……」

ほむら「どうやら本格的に体調を崩してしまったようだわ」

ほむら「今日はまっすぐ帰って休みましょう……」フラフラ

まどホーム


詢子「しっかし、子供も産んでないのに家族が増えるとはねえ」

知久「はは、まあ家計はなんとかなるし。賑やかでいいんじゃないかな」コトッ

マミ「すみません……あ、お料理運びますね」ササッ

タツヤ「まみしゃーんまみしゃーん」

詢子「ああ、いいよいいよ。よく働いてくれるし、タツヤも懐いてるし……それに専用奴隷じゃなあ」

知久「うん、専用奴隷じゃ仕方ないね」

マミ(まさかご家族にまで受け入れられてしまうなんて……)

まどか「マミさんは私のお世話だけしてくれればいいのに」プー

マミ「そういうわけにはいけません、ご主人様」

マミ「ご主人様のご家族はご主人様同然ですし、私もまだ働いてお金を入れることができない身ですから、このくらいは」

まどか「むー」

詢子「あはは、専用奴隷なのにお姉ちゃんができたみたいだな」

マミ「え……そんな、恐れ多いです……」

詢子「いいんだよ、あんたはあくまでまどかの専用奴隷なんだから。あたしらとは対等な家族だから、そんなにかしこまらなくてもいいって」

マミ「は、はい……あの、ありがとうございます」

まどか「ちょっとママ! あんまりマミさんを甘やかさないでくれなかな!」

詢子「おお、ご主人様が焼きもちだ。はいはい、わかってますって」クスクス




まどか「ティヒヒ、マミさんの胸枕はやっぱり最高だね!」ポフポフ

マミ「あの、ご主人様……奴隷の私が一緒のベッドだなんて、恐れ多い……」

まどか「いいの! ご主人様の命令だよ?」

マミ「あ……はい、喜んで」

マミ(ああ、ご主人様の重みが心地いい……私、こんなに幸せでいいのかしら……)

まどか「……」スー…スー…

マミ(ふふ、もう眠ってしまって……)


ザワ…


マミ(……)

魔女「ヒャッハーーーー!!! ニンゲンハ ショウドクダーーーー!!!」

使い魔「コイツ タネモミモッテルゼーーーー!!!」


ザッ


魔女・使い魔「アン?」


マミ「他の場所ならいざ知らず、ご主人様の家の近くに結界を張るとは不届き千万……!」

マミ「グリーフシードのひとかけらすら、この世に残らないと思いなさい」ドドドドドドドド


魔女・使い魔「!?」

シュウウ…


マミ「ふう……鹿目家の平和は守られたわ」

マミ「それにしても、なんて充実した気持ちなのかしら……守るものがあるって、幸せね」


「……おい、お前……マミか?」

マミ「……!」

杏子「何やってんだよ、そんな格好で……」

マミ「佐倉さん? どうして見滝原に……」

杏子「どうしてもこうしても、見滝原で魔女の反応がガンガン増えてるってもっぱらの噂だぞ」

杏子「キュゥべえとも連絡とれねーし……使い魔すら狩り尽くしてた巴マミがどうしちまったんだよ?」

マミ「あ……」

マミ(そうだわ……ご主人様の専用奴隷になってからというもの片時もそばを離れなかったから、パトロールなんてもうずっとしてない)

マミ(美樹さんも婚約でそれどころじゃないようだし)

マミ(……暁美さんはどうしたのかしら?)


≪その頃のほむホーム≫

ほむら「うーんうーん……緑色のインキュベーターが……」

ほむら「もうここは私の知ってる見滝原じゃない……お外こわいわ……」

杏子「見滝原には三人も魔法少女がいたはずだろ? どうなってんだよ、まさかやられて……」

マミ「ええと、それはね……」


<マミサン!? マミサーン ドコー!?


マミ「あ……佐倉さん悪いけどまた今度ね。ご主人様のもとに戻らないと」フッ

杏子「えっ、ご主人様ってオイ……!?」

杏子「うわ、速っ!? あいつこんなスピード特化の魔法少女じゃなかったはずだぞ……!?」

マミ「ご主人様、ここに」スッ

まどか「マミさん! どこに行ってたの!?」

マミ「すみません、魔女の結界が近くにあって……ご主人様に危険が及びそうでしたから」

まどか「それで、ご主人の許可もなしに勝手に出て行ったの?」

マミ「……すみません」

まどか「……ううん、許さない」

まどか「お仕置きだよ、マミさん」

マミ「ううっ……」

マミ「……」

まどか「……」ムッスー

マミ「あの、ご主人さ」

まどか「駄目! 一時間私をなでなでする刑の最中! まだ10分しか経ってないよ!」

マミ「いえ、その……」

マミ(完全にご褒美……ご褒美……!)

まどか「ニヤニヤして……反省が足りないよね、マミさん……!」

マミ「いえ、そんなことは決して……」

まどか「お仕置き追加! 刑の間、私に敬語を使うの禁止!」

マミ「……」

マミ「えっ?」

まどか「ほら、早くしてよ! 刑の最中だよ! 延長するよ?」

マミ「……」

マミ「もう……仕方ないわね、まどかったら」ナデナデ

まどか「……えへへ」ギュ


≪巴マミの称号を奴隷から変更しますか?≫

1.マミさんはもっと近しい存在であるべき

2.この素直になりきれない愛情表現こそ正義

>>274

まどか「……」ウトウト

マミ「ご主人様、おねむですか?」

まどか「敬語禁……」

マミ「一時間経ちましたよ」

まどか「……じゃあ、許してあげるよ」

マミ「ありがとうございます」

まどか「それと……一番大事な命令だよ」ムクッ

まどか「これからは絶対に、私に黙って行かないこと」

まどか「……私の知らないところで、絶対に負けないこと」

マミ「……はい」ギュ


ガッシャーーーーンッ!!!

まどか「!?」

マミ「ご主人様、ガラスが……!」サッ


杏子「ふーん……なるほど、まどかか。あんたがマミを骨抜きにしてたってわけだ」

マミ「佐倉さん……あなた、よくも鹿目家の窓を……ご主人様がガラスで傷ついたらどうするつもりだったのよ……!」ドドドドドト

杏子「……!」ビリビリ…!

杏子「へへ……そんなにそいつが大事かよ……!」

杏子「何やってんだよ……魔法少女は正義の味方で、使い魔だろうと見逃さない……あたしにそう言ったから、あたしたちは別れたたんだろ?」

杏子「なんで魔女も使い魔もほったらかしにしてんだよ……!」

杏子「お前なんかマミじゃねえ!」ジャキッ

食事のため一時中断します

すまぬ

ただいま

次レスで称号安価

マミ「言いたいことはそれだけかしら?」

マミ「ご主人様に仇なす者はたとえ佐倉さんでも……」

まどか「マミさん、待って」

まどか「杏子ちゃん……寂しいんだよね」

杏子「……ああ?」

まどか「私の勝手でマミさんがパトロールできなくなっちゃったのは、確かに私の考えが足りなかったせいだよ」

まどか「でも、本当はマミさんが無事で嬉しいんだよね? 魔女が見滝原に増えて、マミさんに何かあったかもって……そう思って来たんだよね?」

杏子「なっ……知ったような口聞きやがって……ウゼェ、超ウゼェ……!」

まどか「見えるもん、私には……」


【寂しがりやの槍使い】佐倉杏子


杏子「あんたにもマミにも! 本当の魔法少女ってやつを教えてやる!」ブンッ

まどか「杏子ちゃんの新しい称号は……【>>325】!」ビシッ

自称・唯一神

まどか「杏子ちゃんの新しい称号は……【自称・唯一神】!」ビシッ

杏子「ぐあっ……!?」ピタッ


【寂しがりやの槍使い】佐倉杏子
    ↓
【自称・唯一神】佐倉杏子 ドドーン!!


杏子「……」

マミ「……佐倉さん?」

杏子「今、あたしは神の啓示を受けた……いや、啓示なんてもんじゃねえ。これは……」

杏子「あたしは今! 神の座を譲り受けた! たった今からあたしは唯一神、佐倉杏子様だ!」ドドドドーン!!


マミ「……ええー……」

まどか「杏子様」

マミ「様!?」

杏子「おう、なんだよ」ズイ

マミ(ふんぞり返りすぎて天井向いてるわ)

まどか「私の勝手でマミさんを独り占めして申し訳ありませんでした。どうかこちらをお納めください」

杏子「おっ……うんまい棒めんたい味か! わかってんじゃねーか!」


マミ「ご主人様……いったいどういうつもりで」ヒソヒソ

まどか「大丈夫、見ててくれればわかるよ」

まどか「ところで杏子様」

杏子「うんまい! ……なんだよ?」サクサク

まどか「唯一神であらせられる杏子様はとても強いお方ですよね?」

杏子「まーな! なんたって唯一神だからな!」エッヘン!

まどか「そうですか……それなら」

まどか「マミさんの代わりに見滝原の平和を守るくらい、お安い御用ですよね?」ニヤ

マミ「……!?」

杏子「えっ、いや、それは……」

まどか「え……できないんですか? 唯一神なのに?」

杏子「あ、いや……ら、楽勝に決まってんじゃねーか! なんたってあたし神だし!」

まどか「ですよね! やったねマミさん、もう戦わなくてもいいよ!」

マミ「え……あの、いいんでしょうか」

杏子「いやお前、それは……!」

まどか「ご心配なさらずに、杏子様。もしも杏子様がお困りの時には、私もマミさんを連れて応援に参ります」

杏子「えっ……マジで?」

まどか「マジでございます」

杏子「応援か……そーかそーか、うん……」

杏子「よしよし、そういうことならお前らの今までのことは水に流そうじゃねーか。なんたって神様だからな、あたし」

まどか「さすがは唯一神・杏子様。慈悲深いお言葉です」

杏子「へへ……」

杏子「おし! じゃあ見滝原の平和はあたしが守ってやる! さっそく魔女退治だ!」

杏子「でも時々様子を見に来るからな。その時は……」

まどか「はい、お供物を用意しておきます。次はリンゴをたっぷりと」

杏子「リンゴを……たっぷりと……!?」

まどか「はい、それはもう抱えきれないほどに」

杏子「……」ゴクッ

杏子「よし、その言葉忘れるんじゃねーぞ!」タタッ!!

まどか「……ふう、なんとか切り抜けたね」

マミ「あの……どういうことなんでしょう。ちょっと理解が追いつかないんですが……」

まどか「杏子ちゃんは自分でも迷ってたんだよ」

まどか「マミさんと一緒に戦いたいけど、マミさんに危ない目にあってほしくない。それにマミさんに自分を認めて欲しいって」

マミ「え……」

まどか「だから、それを一気にかなえてあげたんだよ」

マミ「あの……でも、唯一神はちょっと」

まどか「大丈夫だよ、杏子ちゃんは自分が本当は神様じゃないってわかってるから」

マミ「えっ」

まどか「あくまでも自称だからね」

まどか「杏子ちゃんは本当は自分に自信がなかったんだよ……自分のせいで、家族に死なれちゃったから」

マミ「あ……」

まどか「だから魔法少女はマミさんみたいな正義の味方になれないと思ってたし、なる資格もないって思ってたの」

まどか「本当はマミさんに憧れてたのにね……」

マミ「……」

まどか「だから気持ちよく正義の味方できるようにしてあげちゃった!」

マミ「ええー……」

まどか「大丈夫だよ。杏子ちゃんの家はもともと教会だったから、神様になった以上悪いことはしないだろうし」

まどか「明日から頑張って神様らしくいいことするんじゃないかな……気持ちよく威張るためにね」

マミ「うーん……無理しちゃわないでしょうか……」

まどか「自称神様だから、ちゃんと無理せずに逃げる時は逃げてくれると思うよ」

まどか「……まあ、大好きなマミさんを守って応援までしてもらえるんだから、頑張ってもらわないと困るよね」ティヒヒ…

マミ「……」ゾクゾク

ほむら「今日こそ学校に行くわ」

ほむら「今まで見たものは変な夢よ……ええ、そうに違いない」

ほむら「こうして引きこもっていても何も始まらないし、ワルプルギスの夜も近いし……」

ほむら「ん……ほら、こうしてカーテンを開けば気持ちのいい陽の光が」シャーッ


「いやーわざわざ案内までしてもらって悪いね。道聞いただけなのに」

杏子「遠慮すんなよ、なんたって神様だからさ! あたしに案内できない場所はないからな!」


ほむら「……」

ほむら「お外は危険だわ……布団に戻りましょう」シャーッ

ピンポーン ピンポーン ピンポーン

ほむら「……」ビクッ

ほむら「知らない、知らないわ……私を訪ねてくる人なんていないもの……」モソモソ


ピポピポピポピピピピピンポーン

ほむら「しつこいわね……どうせ新聞の勧誘か何かでしょう」モソモソ


>マミサン ヤッチャッテ! 

>シカタナイデスネ ティロ・フィナーレ!!


ミシ…バキバキ!! ドゴオオオォォォーーーーンッ!!!!!

ほむら「なっ、何!? テロ!? テロなの!?」ガバッ

まどか「あ、いたいた。ほむらちゃん久しぶり!」

マミ「ちょっとやりすぎたかしら……暁美さん、怪我はない?」

ほむら「あああ……玄関のドアが跡形もなく……」

まどか「あ、大丈夫だよ」スッ


【こっぱ微塵の】ドア
   ↓
【新築同然の】ドア ナントイウコトデショウ!!


まどか「ねっ、これで元通り!」

ほむら「!?」

ほむら「まどかに巴マミ……人の家の玄関を破壊してまで、いったい何の用かしら?」

まどか「ジャージのうえに顔以外布団にくるまってキリッとしてもまったく決まらないよ、ほむらちゃん」

ほむら「そんな親しげな口調には騙されないわ……あなたたちはきっと私の知っているのは違うまどかと巴マミ」

ほむら「私は屈しない……幸せな美樹さやかにも、緑のインキュベーターにも、自称神様の佐倉杏子にも……この不可解な精神攻撃には屈しないわ!」

まどか「ほむらちゃんがひどいことに……」

マミ「100%ご主人様の影響のような気がするんですが、気のせいでしょうか」

まどか「ほむらちゃん、大丈夫……恐くないよ」

ほむら「まどか……?」

まどか「ほむらちゃんが魔法少女のこと、インキュベーターのことも全部教えてくれたから」

まどか「ほむらちゃんが勇気を出してくれたから、私はこの力を手に入れたんだよ」

ほむら「まどか……」

ほむら「その力でメイド服に首輪の巴マミを従えているの……?」

まどか「……」


【疑心暗鬼の時間漂流者】暁美ほむら


まどか「ほむらちゃんの新しい称号は【>>445】!」ビシッ

マミ「ご主人様!?」

群発頭痛持ち

まどか「ほむらちゃんの新しい称号は【群発頭痛持ち】!」ビシッ

マミ「ご主人様!?」

ほむら「え? うぐっ……」


【疑心暗鬼の時間漂流者】暁美ほむら
    ↓
【群発頭痛持ち】暁美ほむら デロデロデロデロデンッデデン


ほむら「ううっ、頭が……! こめかみがキリキリ痛い……目を開けてるのがつらい……!」

マミ「ご、ご主人様なんてことを……!」

まどか「シャラップ! 考えあってのことだよ、マミさん!」

まどか「ごめんね、ほむらちゃん……でも、こうでもしないとほむらちゃん頑張っちゃうから……」スッ

ほむら「まどか……?」

まどか「ほむらちゃんの話を聞いてて思ったの。どうして全部投げ出して、休んじゃわなかったんだろうって……本当に、気が遠くなるくらい長い間一人で頑張って」

まどか「なんとかして、ほむらちゃんの戦いを終わらせたいと思ったの……でも、私が魔法少女になったら結局ほむらちゃんの戦いは終わらない」

まどか「でも今は……私にも力がある! 魔法少女とは別の力が……!」

まどか「だから……ね? ほむらちゃんはゆっくり休んでて。ちゃんと看病してあげるから……」

ほむら「まどか……」


マミ「あの、引きこもったままだったら結局休めてましたよね……?」

まどか「シャラップ!」

マミ「失言でした!」ビシッ

ほむら(まどかの手が、私の頭を撫でてくれてる……)

ほむら(凄い、触れられてる部分の痛みが和らいでく……)

ほむら「私……本当に休んでていいの? 大丈夫……?」

まどか「うん、大丈夫だよ……私に任せて」

まどか「ね?」

マミ「……!」ハッ

マミ「ええ、任せてちょうだい! 私もついてるわ!」ドンッ

ほむら「ん……わかったわ。無理しないでね……?」

まどか「当たり前だよ、ほむらちゃん。今度は私が守ってあげるからね?」


マミ(自分で弱らせておいて丸め込む……素敵です、ご主人様……)ゾクゾクッ

   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

まどか「いよいよ、決戦の時が来たんだね」

マミ「はい……ご主人様、どうぞ私の陰に」





さやか「あたしと恭介の未来を……誰にも邪魔させない!」

杏子「この唯一神・佐倉杏子様の治める見滝原を襲うなんていい度胸じゃねーか……裁きが必要だな!」





ワルプルギスの夜「キャーーーハハハハハハハハハハハハッ!!!!!」

さやか「う……あ……なんてプレッシャーなの……!?」ブルルッ

杏子「あたしは神様あたしは神様……大丈夫いけるいける……」ブツブツ

マミ「誰であろうと……ご主人様に仇なす者は……!」ゴクッ

まどか「……」


【最強の舞台装置の魔女】ワルプルギスの夜


まどか「なるほどね。ほむらちゃんが勝てなかったわけだ」

まどか「ワルプルギスの夜……あなたの新しい称号は【>>540】!」ドンッ

究極の称号師の魔女

( ゚д゚ )


展開をひねり出しています。
少々お待ちください。

まどか「ワルプルギスの夜……あなたの新しい称号は【究極の称号師の魔女】!」ドンッ

さやか「なっ」

杏子「はあ!?」

マミ「え……ええっ!?」


【最強の舞台装置の魔女】ワルプルギスの夜
      ↓
【究極の称号師の魔女】ワルプルギスの夜 ドドドドドドドドドド


さやか「あ……ああ……」ペタン

杏子「あ、こいつはもう駄目だ……神の力を持ってしても、どうにもならねえ……」ポイ ガシャ

マミ「ご主人様、短い間でしたがお仕えできて幸せでした。この身に代えてもご主人様だけは……!」

まどか「大丈夫……私の考えが正しければ、きっと……」

ワルプルギスの夜「チカラガ……チカラガアフレテクル……!」

さやか「うわわわわ、しゃべった……!」

杏子「チッ……おいワルプルギスの夜! あたしが見滝原を治める神様だ! あたしの首一つで我慢しろぉー!」

マミ「ご主人様、お願いです! 下がって……!」

まどか「……」


ワルプルギスの夜「ワタシノ……アタラシイショウゴウハ……!」


カッ


さやか「……え?」

杏子「ん、空が……」

マミ「ワルプルギスの夜が、消えた……?」

ワルさんも元は人間…!

QB「やれやれ、まどかも無茶をしたね。ヒヤヒヤしたよ」

杏子「お前、キュゥべえ……何だその色!? うわ、キモッ」

QB「失礼な! この愛らしいエコカラーの良さがわからないのかい!?」キュップンプン!!

マミ「何を知ってるの? キュゥべえ……ご主人様は何をしたの?」

QB「……決戦の前に、まどかは僕にワルプルギスの夜の情報を聞きにきたのさ。
今の僕はインキュベーターじゃないけど、インキュベーターだった時の知識も記憶も残ってるからね」

QB「ワルプルギスの夜も他の魔女と同じく、かつては魔法少女だった……ただし、その後が普通の魔女とは違う」

QB「今のワルプルギスの夜は複数の魔女を吸収して強大になったものなんだ」

QB「様々な魔女の性質が混じりあって、結界を形成することすらできなくなった……それが【舞台装置の魔女】なんだ」

まどか「うん……それに、ほむらちゃんが言ってたの」

まどか「ワルプルギスの夜が出現する前には色々な予兆が起こる」

まどか「そして……限られた地域を破壊し尽くすと、またどこかに姿を消してしまう」

杏子「……それが?」

まどか「うん……ワルプルギスの夜くらい力があればもっと予兆を消すこともできるし、もっと広い地域を壊すこともできるはずなの」

まどか「それをしないってことは」

マミ「魔法少女が戦いに来るのを待っている……?」

まどか「そう。正確には、自分を倒してくれる人を待ってたんだと思う」

まどか「だから、ワルプルギスの夜は自分が望んでる姿じゃない。だったら【舞台装置の魔女】の称号を外して、自分を変える力を持たせてあげられたら……」

「ええ……おかげで魔女の呪縛から開放されて、望む姿になれた」

さやか「誰……?」

ワルプルギスの夜「さっきの【舞台装置の魔女】だよ」

杏子「!? 普通の人間じゃねーか……魔法少女ですらない」


【究極の称号師の魔女】ワルプルギスの夜
    ↓
【人間の称号師】ワルプルギスの夜 テレレッテッテッテーン!!


まどか「ありがとう……戦うのをやめてくれて」

ワルプルギスの夜「いいえ、こちらこそ……あなたの考えが、覚悟が伝わったわ」

マミ「考え……覚悟?」

ワルプルギスの夜「ええ。まどかさんは私を【称号師】にしてくれたけど、【魔女】であることは変えなかった。一番危険な存在を生んでしまう選択なのに……」

ワルプルギスの夜「それは私に対する、何よりも大きな信頼の形だわ」

ワルプルギスの夜「だから、私もその信頼に応えるために【称号師】としてここにいる」

ワルプルギスの夜「私の力が、まだ必要なんでしょう?」

まどか「ティヒヒ……うん、話が早くて助かるよ」

QB「今はインキュベーターじゃないから言えることだけどね……魔法少女が絶望とともに魔女へと変わるシステム。
これが全ての原因だ。ワルプルギスの夜もこのシステムのせいで生まれたものにすぎない」

まどか「うん……目を凝らせばわかるの。人だけじゃない。物にも、目に見えないものにも。あらゆるものに称号がある」

まどか「ただ、そのシステムの称号にまでは、私一人じゃ手が届かない」

まどか「でも、今は」

ワルプルギスの夜「ええ……称号師は二人いる」

まどか「うん。二人なら手が届く! この理不尽なシステムの称号を変えられる!」


【希望が絶望を呼ぶ】魔法少女システム ゴゴゴゴゴゴ…!!

>>631


さやか「何? これ以上何をしようっての?」

QB「本当の敵はワルプルギスの夜なんかじゃなかったってことさ」

「そう、本当に変えなければならないのはこの世界」モサモサ

杏子「うわっ!?」

仁美「地球が泣いているんです……魔法少女は、魔女は、人間は……憎しみあうことを強いられているんですわ!」モッサモッサ

さやか「草むらかと思ったら同級生だった……しにたい」


>>637

マミ「……」

マミ「ご主人様、その称号を変えるために……私もお手伝いできませんか」

まどか「え?」

さやか「うん……あたしたちには称号は変えられないけど、魔力を送ることくらいならできるよ!」

杏子「へへ……神様が力を貸してやる! ありがたく思えよ!」

まどか「みんな……」

ワルプルギスの夜「ふふ……信頼を勝ち取ったのは私だけじゃなかったみたいね」

まどか「……うん」


「「「魔力を二人に集めるんだ!!!」」」

ワルプルギスの夜「さあ、まどかさん……!」


まどか「魔法少女システム……その新しい称号は! 【>>666】!」カッ

【      】

【希望が絶望を呼ぶ】魔法少女システム パシッ ジジジ…!!!


【希望が絶望    】魔法少女システム ズズズズズ


【希望        】魔法少女システム ズズズズズ


【           】魔法少女システム   カッ!!!

まどか「ん……」

さやか「痛たたた……みんな気絶しちゃってたのかな……?」

マミ「ご主人様、お怪我は……」

ワルプルギスの夜「あの……まどかさん。新しい称号は、何だって言ったの? うまく聞き取れなくて……」

まどか「ティヒヒ……それはね」


「あーーーーっ!?」

杏子「ソウルジェムがねえ! どこにも!」

さやか「えっ、じゃあ……」カッ

さやか「あ、あれ? 変身はできる」

マミ「どういうこと? 私たち、今は魔法少女なの? 人間なの?」

QB「本当に君のやることは予想外だよ、まどか」

QB「魔法少女システムに新しい称号をつけるんじゃなくて、称号自体を破壊してしまうなんてね」

ワルプルギスの夜「ええっ!?」

杏子「それって……あたしたち、どうなったんだ?」

QB「魔法少女システムに新しい称号をつける……それはシステムを何か別のものに変えることだ」

QB「でもまどかは称号を消滅させてしまった……つまり、もう魔法少女システムは存在しない」

さやか「でも、あたしたちは魔法少女だよ?」

QB「そう、もともと魔法少女システムはインキュベーターが地球の外から持ち込んだものだ。つまり、魔法少女も魔女も本来は地球上には存在しない」

QB「まどかは称号だけを破壊したことで……魔法少女と魔女という存在だけを地球上に残したんだ」

QB「その存在の処遇を、この星に委ねて」

仁美「感じますわ……地球が愛に溢れています。魔法少女も、魔女も……もう地球の一員ですって」


【母なる星】地球 ドドンッ!!

さやか「じゃあ、あたしたちは」

QB「おめでとう、君たちの存在はエントロピーを凌駕した」

QB「君たちはもう、地球外から持ち込まれたシステムで改造された【魔法少女】じゃない」

QB「君たちは魔法少女という地球上の生物に生まれ変わったんだ」

マミ「あ……ああ……じゃあ、私はご主人様と同じ、生身に……!」

杏子「……へ、へんっ! あたしは神様だから、こうなることぐらい知ってたから! これはあの……汗かいちゃっただけだからな!」グスッ ゴシゴシ


まどか「うん。今までのみんなの人生を、願いを、無駄になんかしたくなかったから……うまくいってよかった」

ワルプルギスの夜「本当に、あなたという人は……」フッ

QB「さて、めでたしめでたしといったところかな。じゃあおじいちゃん、帰ろうか!」

仁美「はい? 誰がおじいちゃんですか?」

QB「えっ」


ワルプルギスの夜「キュゥべえ……あなたにはまだ用があるの」

QB「な、何かな?」

ワルプルギスの夜「私が魔女化してから気の遠くなるほどの間……よくもいいように利用してわね?」


【キッコロ】キュゥべえ
  ↓
【サンドバッグ】キュゥべえ ズガガガガーン!!


QB「なっ……なんだってーーー!?」

ほむら「う……うう……」

ほむら「地震、おさまったみたいね……」

ほむら「うう、まどか……無事かしら……」

ほむら「でも、頭が痛くて体が起こせない……」

ほむら「まどか……寂しいよ、痛いよ……なでなでしてよぉ……」グスッグスッ


まどか「……ティヒヒ」 コソコソ

まどか「ほむらちゃんの新しい称号は……【>>730】」ボソッ

普通の女の子

ほむら「うーん……」

ほむら「うん……?」

ほむら「なんだか頭の痛みが引いてきたような……」

ほむら「ううん、痛くない! 痛くないわ!」ガバッ


まどか「ほーむらちゃんっ」フーッ

ほむら「ひゃうんっ!?」ゾクゾクゾクッ

まどか「ティヒヒ! 意外と敏感だね、ほむらちゃん!」

ほむら「まどか、いつからそこに……というか、いきなり耳の後ろに息をかけるのはやめて……!」ドキドキ


【群発頭痛持ち】暁美ほむら
    ↓
【普通の女の子】暁美ほむら パアア…!!

まどか「ティヒヒ……ごめんごめん。でもね、やっと全部終わったよ」

ほむら「全部? 悪いけれどまどか……ワルプルギスの夜を越えたからといって、何もかもめでたしとは」

まどか「魔法少女システムはなくなったよ!」

ほむら「えっ」

まどか「ついでにほむらちゃんは魔法少女でもなくなったよ!」

ほむら「ええっ」

まどか「だから……」

まどか「もう頑張らなくても、いいんだよ?」

ほむら「え……あ……」

ほむら「……」

ほむら「まどかぁ……っ」ガバッ

「ウオッホン!!」


ほむら「」ビクッ

マミ「……」ジトー

ほむら「巴マミ、いつからそこに……」

マミ「私はご主人様の専用奴隷。常にご主人様のそばにいるわ」

ほむら「……空気読みなさいよ」

マミ「あなたこそ、ポッと出でいつもメインヒロインに収まれると思わないことね」

ほむら「お邪魔虫……!」

マミ「ふふん、普通の女の子が魔法少女の私に勝てるとでも?」


まどか「マミさん、シャラップ!」

マミ「う……」ピタ

まどか「あとでたっぷり構ってあげるから、今だけはほむらちゃんに譲ってあげて……ね?」

マミ「……はぁい」

ほむら「まどか……」

まどか「なあに? ほむらちゃん」

ほむら「舞い上がるほど嬉しいのだけど……一つだけ、正直に答えてほしいの」

まどか「もっちろん! 何かな?」

ほむら「……私と巴マミ、どっちが好きなの?」

まどか「……」

ほむら「まどか」

まどか「……アーアーキコエナーイ」

ほむら「ねえ、まどか」

まどか「うう……っ!」クワッ!!

ほむら「あ、あら?」

まどか「どうしたの? ほむらちゃん、何か私に聞きたいことでも?」

ほむら「あ、いえ……よく考えたら、聞くまでもないことだったわ」

ほむら「まどかが私と巴マミ、どっちが好きかなんて……ささいな問題よね」

まどか「うん、私は二人とも大好きだからね!」


【称号師】鹿目まどか
  ↓
【みんなの称号師】鹿目まどか ティヒヒ!!

【まどマギ安価SS】まどか「称号師?」マミ「そう……私は【魔弾の舞踏】」
     ↓
【終わりよければ全てよし】まどか「称号師?」マミ「そう……私は【魔弾の舞踏】」 テレレッテッテッテーン!!


≪おしまい≫

完全に安価メインのSSは初めてでした。
なんとかやりきれました、ありがとうございましたー。

>>540はいいんだ。
この展開に持っていけたのは>>540のおかげなので。

でも>>445は放課後に体育館裏まで来るように。
俺も群発頭痛持ちなんだよ…!

一番困った安価と一番笑った安価を教えてくれ
今後の参考にしたい

最後の最後にとんでもない告白したな
大丈夫か>>1

>>782
マジか
悪かったな

あ、あと称号関係の元ネタはテイルズじゃないです。

途中で言われてましたがファントムブレイブです。

なので知ってる人は、称号師のおっさんは元ネタのイメージでどうぞ。


>>785
困った安価は>>445です。ほむらを最終決戦に参加できなくなってしまったので……
笑った安価は>>153です。完全に予想外。

>>786
群発頭痛にも程度の差がありますし、起こらない期間はなんともないから「群発」なので。
日常生活には支障ありません。
ちなみに群発頭痛の痛さは、フランケンシュタインみたいなボルトをこめかみに打ち込まれてガリガリやられる感じです。

>>789
お前か。
でもほむらを休ませる方向に持っていけたのも事実。ありがとう。


では、おやすみなさいー

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