女盗賊「ヒャッハー!水と食料をよこしやがれー!」(366)

魔法使い「ほれ、飴ちゃんをやろう」

女盗賊「ヒャッハー!飴ちゃんだー!!」

魔法使い「ほっほ」

子分「親分」

女盗賊「はっ、こらジジィ!飴ちゃんなんかで誤魔化そうったってそうは」

魔法使い「ほっほ、すまんすまん、ほれもういっこ飴ちゃん」

女盗賊「わーい!」

子分「親分」

女盗賊「はっ!」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「くそっ!舐めんなよジジィ!てやーっ!」

魔法使い「あ、あそこに死兆星が」

女盗賊「マジで!?」 バッ

子分「親分、今は昼っす、あと見えたらマズイっす」

女盗賊「く、くそっ!このジジィよくも!」

魔法使い「ほっほwwwwほれ飴ちゃんwwwwwwwwwwww」

女盗賊「い、いらねぇよ!」

魔法使い「やれやれ、仕方ないのう」

女盗賊「へへっ、そうそう、最初からそうやって出せば」

魔法使い「ほれ薬草」

女盗賊「喧嘩売ってんのか!!!」

魔法使い「いやいや、実はこの薬草は一口食べるだけで満腹になる不思議な薬草なのじゃ」

女盗賊「マジでっ!?」

魔法使い「しかも食べるとどんな傷でもたちどころに治るという」

女盗賊「マジでっ!!?」

魔法使い「さあ今なら8ゴールドぽっきり!!!」

女盗賊「ヒャッハー!お買い得だー!!」

子分「落ち着け親分」

女盗賊「ええい!このジジィよくも!」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「こんなただの薬草で俺が騙せると思ったら大間違いだ!」

女盗賊「さあ!痛い目に会いたくなかったらさっさと……」

魔法使い「ほれ、おこづかいやろう」 チャリーン

女盗賊「子分!お小遣いもらった!」

子分「ああもう」

魔法使い「ほっほwwwwwwそれじゃあのwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「これだけあればとりあえず今日は大丈夫だな!!」

子分「はあまあ」

女盗賊「へへっ、あのジジィは良いカモだったぜ」

子分「完全にからかわれてただけだと思うんですが」

女盗賊「うるせぇ!町に出かけるぞ!!」

子分「はいはい」

女盗賊「ヒャッハー!今日はすき焼きだー!」

子分「贅沢言わないでくださいよ」

翌日

女盗賊「ヒャッハー!水と食料をよこしやがれー!」

魔法使い「ほっほwwwwwwwほれ飴ちゃんwwwwwwwwwww」

女盗賊「ヒャッハー!飴ちゃんだー!!」

子分「親分」

女盗賊「はっ、またしても!おのれ!」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwチョコもあるぞよwwwwwwwww」

女盗賊「わあい!」

子分「おやぶーん」

女盗賊「じゃねーよ!くそっ!なんて奴だ!」

魔法使い「ほっほwwwwwwwかわいいのうwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「かっ、かわいくねーよバカ!バーカ!!」

子分「親分なに照れてるんすか」

女盗賊「照れてねーよバーカ!!バーカ!!」

魔法使い「ほっほwwwwwかわええwwwwwwwwwww」

女盗賊「かかか、かわいくねーっつってんだろ!!もー!!!」

女盗賊「いいから食料をよこしやがれ!ほら!」

魔法使い「仕方ないのう、ほれ」

女盗賊「へへっ、それで良いんだよ!何かなー、肉かな、野菜かな!」 ゴソゴソ

魔法使い「ほっほwwwwwwまもののエサじゃwwwwwwwwwww」

女盗賊「うわっ、くっせぇ!!このジジィ!!!」

魔法使い「ほっほwwwwwwwww残念じゃったのうwwwww食料はこっちじゃwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「うっぜぇぇぇ!!!」

女盗賊「ええい!食料ー!」 バッ

魔法使い「ほーれwwwwwwwwwwww」 ヒョイ

女盗賊「がー!」 バッ

魔法使い「こっちじゃこっちwwwwwwwwwwww」 スルー

女盗賊「うわあああん!よこせよー!!」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwwほれ飴ちゃんじゃwwwwwwwwwww」

女盗賊「うう……うめぇ……でも食料よこせよおお!!」 バッ

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwwww」パリィ

女盗賊「うええええん!!!」

子分「あーあー」

女子分「うえええん……」 グスグス

子分「ほらほら親分、泣かないの」

魔法使い「ううむ、意地悪しすぎたようじゃの、ほれ嬢ちゃん」

女盗賊「うう……」

魔法使い「それ肉と米じゃ、これだけあれば大丈夫じゃろ」

女盗賊「ジジィ……あんた……」

魔法使い「ほっほwwwwwwww礼はいらんぞwwwww盗賊に襲われて奪われただけじゃからのwwwww」

女盗賊「バッカ野郎!礼なんて言う訳ねーだろ!くそっ!バーカ!!」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwほれ飴ちゃんwwwwwwwwww」

女盗賊「いらねぇよ!!」

翌日

女盗賊「ヒャッハー!水と食料をよこしやがれー!」

商人「ひい!盗賊だー!逃げろー!」

女盗賊「へへへー、見ろよ子分!あいつらすごい溜め込んでたぜ!」

子分「やったっすね」

女盗賊「これだけあればしばらくは大丈夫だな!」

魔法使い「ヒャッハー!その水と食料をよこしやがれー!!」

女盗賊「!?」

魔法使い「ほっほwwwwwww驚いたかのwwwwwwwwwwww」

女盗賊「びっ、ビビんだろ!?なんなんだよ!?」

魔法使い「ほっほwwwwwいつも水と食料をねだられてばっかりじゃからのwwwwww仕返しじゃwwwww」

女盗賊「ねだってねーよ!勝ち取ってんだよ!!」

子分「このジジィ相手に勝ち取ったことはありませんよ親分」

魔法使い「ほっほwwwwwwそうじゃのうwwwww今日は餞別に野菜を持ってきたんじゃが……」

女盗賊「野菜!?おいジジィ!そいつをよこしやがれ!」

魔法使い「ほっほwwwwねだるな勝ち取れwwwwwwさすれば与えられんwwwwwwwwwwww」

女盗賊「ケチジジィ!!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「野菜よこせー!」 バッ

魔法使い「ほっほwwwwwwwww浮遊呪文wwwwwwwwwww」 フワリ

女盗賊「野菜が浮いた!すげぇ!!」

魔法使い「ほーれwwwwwwwほーれwwwwwww」 スーイ スーイ

女盗賊「えいっ!くそっ!このぉっ!!」 バッ バッ

魔法使い「バックアタックじゃwwwwwwwwwwww」 スイッ パチーン

女盗賊「ぎゃあ!ちっくしょー!このジジィ!!」

魔法使い「ほっほっほっほwwwwwwwwwwwwwwwwww」

子分「楽しそうだなオイ」

子分「なんか色々してもらって申し訳ありません」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwわしはただ毎日散歩しとるだけじゃよwwwwwwwww」

女盗賊「おうよ!こんな奴に礼なんか必要ねーよ!!」

子分「オセロしてもらいながら何言ってんすか親分」

女盗賊「だってこのジジィがやりたいっていうから!!」

魔法使い「ほっほwwwwwwww四隅ゲットじゃwwwwwwwwwww」

女盗賊「ああ!ジジィてめぇ!!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwwwwww」

子分「……夕飯作るか」

洞窟

魔法使い「ほほうwwwwwwwwwwこんなところに暮らしとるのかwwwwwww」

女盗賊「町で暮らすにも金が無いといけねーからなー」

子分「俺達は身なりも汚いし何より金が無いっすからね」

魔法使い「ほほうwwwwww金はともかく見た目は磨けば光りそうじゃがのうwwwwwww」

女盗賊「ばっ、だっ、だからそういうこと言うなっつってんだろジジィ!!」

魔法使い「いやいや本心じゃよwwwwwwほれこの尻の具合とかwwwwwww」 ムニュ

女盗賊「ひゃううっ!?」 ビクッ

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

子分「やめてくださいよ、エロ無いのにパンツ脱いだとか言われますよ」

子分「今日の食事は豆スープとベーコンっす」

女盗賊「マジかよ!ご馳走だな子分!!」

魔法使い「これがご馳走とな」

子分「普通に暮らしてる人には分かりませんよ、いただきます」

女盗賊「へへ、いつもだったらベーコンが付くなんて無いんだぜ!いただきます!」

魔法使い「ふむう……いただきます……ほっほwwwwうまいのうwwwwwwww」

女盗賊「だろ!?豆スープ作らせたら子分の右に出るもんはいねーよ!!」

子分「誇って良いのか微妙なんですが」

女盗賊「ごちそうさま!」

魔法使い「ほっほwwwwwwうまい飯じゃったわいwwwwwwwwww」

子分「それは何より」

魔法使い「ほほうwwwwwwwしかし子分殿ほどの料理の腕で盗賊になるとはwwwwwwww」

子分「資格も住所もありませんからね、いくらか面接は受けましたが落とされましたよ」

魔法使い「ふむう、もったいないのう」

女盗賊「ヒャッハー!同情するなら金をよこしやがれー!!」

魔法使い「ほれwwwwwおこづかいじゃwwwwwwwww」 チャリーン

女盗賊「よっしゃ!って違う!」

魔法使い「いらんのならやらんわwwwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「あっ、てめぇ卑怯な!!」

夜・城下町

魔法使い「ほっほwwwwwwわしじゃー、開けてくれーいwwwwwww」

門番「あっ、何だよジイさん、こんな時間まで何してんだよ」

魔法使い「ほっほほwwwwwwww秘密じゃwwwwwwwwwww」

門番「何か怪しい事とかしてねーだろうな、ただでさえ最近治安が悪いっつーのに」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwすまんなwwwwwwwwwwwww」

門番「それによー、ほら、また隣の国と戦争が始まるみたいだしよー、爺さん気をつけろよー?」

魔法使い「ほっほwwwwwwww年寄りだから聞こえんwwwwwwwwwwwwww」

門番「このクソジジィ」

翌日

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwおはようwwwwwwwwww」

女盗賊「ようジジィ!おみやげは!?」

子分「親分……」

魔法使い「ほっほwwwww今日のおみやげはコレじゃwwwwwwwwwwww」

女盗賊「うおー!すげー!チャーハンだ!!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwうまそうじゃろwwwwwwwほれ食うがよいぞwwwwwwww」

女盗賊「やったー!へへへ、いっただっきまー……」 ガチン

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwwチャーハンだと思った!?残念!食品サンプルでした!!」

女盗賊「ジジィぶっ殺す!!!」

魔法使い「ほっほwwwwwwwまあ落ち着くがよいwwwwwほれ飴ちゃんwwwwwwwwww」

女盗賊「うめぇ!じゃなくてー!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwww悪かったわいwwwwwwwwwwww」

女盗賊「ったく、年寄りのくせにイタズラばっかりしやがってよー」

魔法使い「ほっほwwwwwwすまんすまんwwwwwwwお詫びにどうじゃwwwwwwww」 スッ

女盗賊「あっ!ガムじゃねーか!!へへっ、いただきまー……」

バチーン!!!!

女盗賊「いってぇぇぇぇ!!!」

魔法使い「ぶほっほっひゃっひゃっひゃwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

子分「お爺さん、あんまり親分からかわないで下さいよー?」

女盗賊「えーい!このクソジジィ!今日の夜誘ってやろうと思ったけどやめた!」

魔法使い「今日の夜じゃと……ほほう……まさかベッドに」

子分「下衆な想像しないでください」

女盗賊「ひひー、爺さんにだけ教えてやるけどな、今日は貴族の家に忍び込むんだ!」

魔法使い「ほほうwwwwwwそりゃまたwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「その貴族なあ、あくどいやり方で金ばっか溜めててな、だから俺が懲らしめてやるんだ!!」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwwそれはすごいwwwwwwwwww」

女盗賊「へへへ!ちなみに決行は……」

子分「おやぶーん」

女盗賊「あっ、これ言っちゃ駄目なんだったぜ!!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwwwwwww」

夜の城下町

門番「あ、爺さん、こんなとこで何してんだよ」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwお前さんこそwwwwwwwwwwwww」

門番「俺は仕事終わったから帰るんだよ」

魔法使い「ほっほうwwwwwwwそうかのwwwwwwwwwwwww」

門番「爺さんも遅くまでうろついてんなよ、最近は盗賊とか人買いとか辻斬りとか色々いるんだぜ?」

魔法使い「それくらい知っとるわwwwwwwwww時に門番ようwwwwwwwwwwwwwww」

門番「んだよ」

魔法使い「ガムいらんかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」スッ

門番「いらねぇよ」

魔法使い「チッ」

魔法使い「そうそうwwwwwwwそういえばこの屋敷の貴族は評判が悪いのうwwwwwwwww」

門番「別にこの貴族に限った話じゃねーだろー、勇者…っつーか王族も軍人も腐りきってら」

魔法使い「軍人が何か言っとるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

門番「好きでなったんじゃねーよ、金無かったから仕方なくだよ」

魔法使い「ほほーうwwwwwwwwwwwwwww」

門番「ったっくよー、少し前まで魔王さえ倒せば平和になって何でもできるっつってたくせによー」

魔法使い「魔王がおった方がよかったかのうwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

門番「どっちもどっちだろー、魔物に襲われて死ぬのも、金が無くて餓死すんのも、盗賊に襲われんのも同じだぜ」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwwそれは……」

「侵入者だー!!」 「であえーい!!であえーーい!!」 カーン カーン カーン カーン

魔法使い「!!」

門番「おっ、なんだなんだ、盗賊か、貴族ざまあwwwwwwwwwww」

魔法使い「ほっほっほ、こりゃいかん」 シュタタタタ

門番「あっ、おいジジィどこ行っ……早えぇぇ!!」 ダッ

魔法使い「ほっほwwwwwwww妖怪ダッシュ爺とはわしのことよwwwwwwww」 シュタタタタタタ

門番「うわあ、マジで妖怪くせぇ」 ダダダダ

魔法使い「誰が妖怪じゃいwwwwwwwwwwwwww」 ベチャ

門番「うわあああああ!!なんかベチャっとしたの顔に当たったああああああ!!!!」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwこんにゃく持っててよかったわいwwwwwwwwww」 シュタタタタタ

門番「おいこら待てやジジィてめぇぇ!!!」

女盗賊「くっそう、囲まれたか!!」

子分「そうみたいですね」

貴族「ふふん、鼠ごときが調子に乗りおって……」

兵士「奴らはどうされます?」

貴族「ふふ、できるだけ長く苦しめるが良い、何なら犯しても構わん」

兵士「はっ」

貴族「ふふふ、その光景を私は椅子にでも座ってゆっくりと鑑賞させて貰うとしよう」

貴族「なんといっても私ほどになると人の不幸ぐらいしか楽しむものが無いからねぇ、ふふ、よっこい……」 スッ

貴族「しょっと」 ブリュリィィッ!!

貴族「 」

女盗賊「!?」

兵士「!?」

魔法使い「ぶっふぉwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ざわ……    ざわ……

「え……おい何だよ今の……」

「今なんか貴族様の尻から……くくっ……オナラみたいな……wwwwwwwww」

「ブリュリてwwwwwwwwwブリュリって……ぶふっwwwwwww」

「ちょwwwww笑うなよwwwwwwwww失礼だろwwwwwwwwwww」

「うはwwwwwwwwwwクッソワロタwwwwwwwwwwwwwwwwww」

貴族「 」

女盗賊「なあ子分……今…ぶふぅっwwwwwwおもっくそ……ブリィィッってwwwwwww」

子分「盛大に鳴り響きましたね」

魔法使い「ふっひゃひゃひゃひゃwwwwwwwひーひひひひwwwww腹痛いwwwwwwwww」

貴族「……このクソジジィをブチ殺せえええええええッッッ!!!!!!!!!!」

女盗賊「あっ、やべ!ジジィ!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwwww」 シュババババ

「おいこのジジィ早いぞ!」

「まるでゴキブリのようなジジィだ!!」

門番「はあはあ……やっと爺さんに追いつい……」

魔法使い「ほっほwwwwwwww門番よ良いところにwwwwwwwwww」 シュバッ

門番「うおお!出たな妖怪!!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwww門番よwwwwwwwwwそこの女の子らを避難させてくれんかwwwwwwww」

門番「ああ!?何で俺が……」

魔法使い「分かっとらんのう……お主こういうところで女の子を助ければ高感度うなぎのぼりじゃぞ」 ヒソヒソ

門番「ま、まあそりゃ……」

魔法使い「それに吊橋効果ってあるじゃろ……これで彼女らを惚れさせれば、お主にも童貞を捨てるチャンスが……」

門番「うっしゃあ!!お嬢ちゃんら!俺についてこい!!」

子分「うわあ」

女盗賊「よっしゃ!!」

門番「あ、でも爺さんはどうすんだ!?」

魔法使い「ほほwwwwwわしは気にせんでええわwwwwwwww町の外で落ち合おうぞwwwwwww」

門番「あ、ああ!分かった!ほら嬢ちゃん!」

女盗賊「お、おう!無理すんなよジジィ!絶対だからな!!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwww可愛い子の頼みは断れんのうwwwwwwwww」

兵士「見つけたぞ!!」

魔法使い「ほほうwwwwwwwwwwwwww」

兵士「ジジィが……てこずらせやがって!死ねぇ!!」 ザクゥッ

魔法使い「ぬわーーーーーーーーーー!!!!」

兵士「へへ、これで俺も出世でき……」

魔法使い「残像じゃwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

兵士「!!?」

魔法使いの影分身! 魔法使いの回避が上がった!

兵士B「こ、このジジィ!!」 ザクッ

魔法使い「こっちじゃwwwwwwwこっちwwwwwwwwwwwwww」 シュバババババ

兵士C「ああウザってえ!死ね!!」 ブンッ

魔法使い「ほっほうwwwwwwwwwwこっちじゃよwwwwwwwwwww」 シュババババババ

貴族「ええい!何故あのような老人ごときすぐに仕留められんのだ!!」

兵士D「す、すいません!ミノフスキー粒子が濃くて!」

貴族「ちぃ……無能な部下どもめ……」 ポンポン

貴族「ええい誰だ!!私の肩を気安く……」 プニッ

魔法使い「……」 プニプニ

貴族「……」

貴族「……この糞ジジィがああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

魔法使い「ほっほっほっほっほwwwwwwwwwwwwwww」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwwwwww」 シュババーーーッ

魔法使いの高速移動!魔法使いの素早さがぐーんと上がった!

貴族「ええええええい!!ひっ捕らえろ!!なんとしても奴を捕らえるのだ!!!」

兵士「で、でもあいつ凄い脚が早くて……」

兵士長「俺に任せろ!!」 ザッ

貴族「むっ……あれは王城の兵士長では無いか、あのような男が出向いているのか」

魔法使い「ほっほ、あれは戦士か、懐かしいのう」

兵士長「へっ、深夜だってのにガタガタ騒ぎやがって……俺の町でこれ以上勝手な……」

兵士長「って魔法使いの爺さんじゃねーか!爺さん何でこんなとこで……」

魔法使い「ほっほwwwwwww悪く思うな戦士よwwwwwwwwwwwwwww」 ボボッ

兵士長「はあ?おいおい、ちょっとどういう……」


その時、辺り一面を包む大爆発が巻き起こった

洞窟

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwwwお疲れ様じゃのうwwwwwwwwwww」

女盗賊「爺さああああああああああああん!!!」 ガバッ

魔法使い「むっほwwwwwwwww胸が当たっとるwwwwwwwwwwww」

門番「俺には抱きついてくれなかったのに……」 チラッ

子分「こっち見んな」

女盗賊「あーもう畜生!!ジジイてめぇバッカ野郎ォォ!!」

魔法使い「ほっほwwww心配してくれとったかwwwwwwwww」

女盗賊「当ったり前だろ!!くそっ!年寄りのくせに無理しやがって!!」

魔法使い「お主のせいで無茶する羽目になったんじゃがなwwwwwwwwwwww」

女盗賊「クソッ!!言い返せねぇ!!」

魔法使い「で、これからどうするんじゃ」

女盗賊「うーん、こんだけ色々盗んで来ちまったからなー」 ジャラジャラ

門番「えっ」

子分「売るにしてもここで売ったら足がつきますからね」

門番「えっ」

魔法使い「うーむ、わしもああまで大暴れした手前もう戻れんしのう」

門番「えっ」

子分「というわけで一番確実なのは出来るだけ早く隣国まで亡命することかと」

門番「えっ」

魔法使い「うむ、門番もそれでええな」

門番「えっ」

兵士長「勇者ー!おい勇者ー!」 ドタドタ

側近「静かにしなさい兵士長殿、それと今の彼は勇者ではなく王です」

王「で、何かあったのか兵士長よ」

兵士長「いやあ、それがよ!妖怪ダッシュ爺が魔法使いでテロリストでこうバーンっつって」

側近「先程西門付近で起こった爆発は魔法使い様の仕業ということです」

王「そうか、まあ、あれだけの大規模魔術を使えるのはそうそういるまいしな」

側近「どうなさいます?」

王「うむ、もしかしたら魔法使いは隣の国のスパイかもしれん、急遽指名手配を」

王「生死問わずで懸賞金を賭ける、万が一捕らえたら処刑だ」

兵士長「ちょちょちょちょ、勇者おまそれは」

側近「王です」

王「兵士長、今は誰が敵で誰が味方か分からぬ時なのだ、もしも邪魔をするようならば貴様も……」

兵士長「ああもう……チクショー分かったよ!分かりましたー!!ったく!!」

子分「で、隣国まで行くと言っても国境越えはどうしますか?」

門番「おい俺まだ納得してねーぞおい」

魔法使い「ほっほ、なあにそれぐらいならどうにかなるわい」 カリカリ

女盗賊「何してんだ?」

魔法使い「ほっほっほ、わしは隠居してからひたすら魔術の研究を繰り返しておってな」

魔法使い「そうして通常では扱えぬような様々な術をマスターしたんじゃよ、これはその術の一つ……召喚術じゃ!」 ボンッ

ドラゴン「うーっすwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

門番「う、うおお!ドラゴン!!」

魔法使い「ほっほ、ではこやつに乗っていくとしよう、良いな?」

門番「いやだから俺行くとか言ってな」

女盗賊「ゴチャゴチャ言わないでこっちこいよ!!」

門番「引っ張るんじゃねええええ!!!」

上空

女盗賊「くかー」 スー スー

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwww眠ってると可愛いのうwwwwwwwwwww」

門番「空飛んでるっつーのによく寝れんなこいつは」

子分「よっぽど疲れてたんですよ、親分は何だかんだでまだ子供ですから」

門番「ったくよー、何が楽しくて子供が盗賊なんか」

子分「そりゃ親が死んだからでしょう、俺もですけど」

魔法使い「ほほう、詳しく聞かせてもらいたいのう」

子分「そうですね……まあ別に話しても……」

魔法使い「ほっほwwwww長い話になるなら柔らかいクッションに座って話したらどうじゃなwwwwww」

子分「じゃあブーブークッションの上に被さってるこちらのクッションを拝借」 ズルッ

魔法使い「シット」

子分「まあ、かくかくしかじかで親分と俺は子供の頃に疫病で親を亡くしたんですよ」

魔法使い「ほほうwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

子分「それで紆余曲折あって、あそこらで名の通ってた盗賊に拾われたんです」

子分「それからは仲間達と盗んだりとかして楽しく過ごしてたんですけど」

子分「魔王が倒されて勇者が人間の統治に目が向くようになってですね、盗賊団が潰されたんですよ」

門番「ふむ……でも言っちゃ何だけどそれって自業自得じゃねーの?」

子分「そりゃそうなんですけどね、盗賊ですし」

子分「でもそれ以前に国が疫病にもっと対策を練ってくれたりしてれば、俺達は盗賊にならないで済んだんですよ」

門番「ふうん……」

子分「はあ……湿っぽくなりましたが要するに、それから親分が盗賊団を継ぐって言って親分をやり始めたんですよ」

魔法使い「ほほうwwwwwwwwwなるほどのうwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

子分「ま、何だかんだで親分は先代のこととかが大好きでしたからね」

子分「だから、お爺さんと会って少し色々懐かしくなったりとかしたんだと思いますよ」

門番「へー……お前ら見た目によらず大変なんだな」

子分「まあそれなりには」

魔法使い「ふむう……」 なでなで

女盗賊「むにゃ……へへへ、もう食べられないよ」 スピー

魔法使い「ぶっほぁwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

門番「うわあ、あんなテンプレ通りの寝言初めて聞いたわ俺」

子分「せっかくシリアスに纏まりかけてたのに」

ちょっと休む

隣の国

女盗賊「隣の国に着いたぜー!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwwww」

門番「ここまで来れば本当に捕まらないのかね?」

子分「この国は今のところ中立を保ってますから、別段うちの国に味方する理由も無いでしょう」

女盗賊「子分なにやってんだよ!置いてくぞー!」

子分「はいはーい」

門番「あっ、やっぱ俺呼ばれなかった」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwwドンマイwwwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「うおー、でっけー!」

子分「親分おのぼりさんみたいですよ」

門番「みたいっていうか、まあ、そのものなんだけどな」

魔法使い「さーてのう、まずは宿を取らんといかんのう」

女盗賊「へへへー、さっき奪ったおかげで金なら沢山あるんだぜ!なあ子分スイートルーム!」

子分「親分ちょっと黙っててもらえませんか」

女盗賊「へへっ、悪い悪い、でもこれだけあるんだから……」

女盗賊「あっ、ほら見ろ子分!何かほらスゴイお菓子とか売ってんぞほら!!」

子分「金は俺が預かっときますね」

女盗賊「あっ、ひでぇ!!」

宿屋

従業員「いらっしゃいませー」

魔法使い「部屋を頼む、一室でええな」

子分「よくねぇ」

門番「そうだな、俺と子分さん、ジジィと親分の二室で」

子分「寝ぼけたこと言わないでくれますか」

女盗賊「じゃあ間を取って俺と門番、子分とジジィで!!」

子分「二部屋お願いします」

従業員「はいかしこまりましたー」

魔法使い「シット」

門番「ファック」

子分「シャラップ!」

女盗賊「うっしゃー!さっぱりしたー!」

子分「はー、ゆっくり風呂に入るなんていつ以来でしょうね」

門番「うおっ、見違えたなー、やっぱ磨けば光るタイプだったか」

魔法使い「かわいいじゃろwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「かっ、かか、かわいくねーよ!!バーカ!バーカ!!」

魔法使い「ほっほ、よしよし、それ飴ちゃんやろう」

女盗賊「わーい!」

魔法使い「かわええwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「はっ、はかったなシャア!」

子分「誰がシャアですか」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwお小遣いやろうねwwwwwwwwww」 チャリーン

女盗賊「ヒャッハー!おこづかいだー!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwほれお主もwwwwwwwww」

子分「えっ」

魔法使い「ほっほwwwww遠慮せんで良いわwwwwwwwこれで好きな服でも買うがええよwwwwwwwwww」

子分「えっと、あ、ありがとうございます」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「っしゃー!なあ子分!町でお菓子買ったり食べたりしようぜ!」

子分「さっき服買えっつって渡されたばかりじゃないですか」

門番「なあ爺さん、俺にも小遣い」

魔法使い「お主は大人じゃろうが」

門番「世知辛い」

女盗賊「わー、子分それスゲェ似合う!!」

子分「そ、そうですか?」

女盗賊「へへへー、俺はどうしよっかなーっと」

子分「これなんかどうですか?」

女盗賊「あ、いいなーこれ、かっけー!」

女盗賊「じゃあな!これとこれと、これも欲しいな!えへへへへ」

子分「そんなに買ったら帰りにおやつ買うって言ってたのが台無しですよ」

女盗賊「あ、そっか30ゴールドぐらい足らないのかー、うーん……」

子分「……」

女盗賊「むー……」

子分「あ、親分30ゴールド落としてますよ、ほらここ」

女盗賊「マジでっ!なんだよー、これでおやつも買えるじゃんかー!」

子分「良かったですね、ふふふ」

女盗賊「ひひひー」

女盗賊「へへー、なんかさあ、こういうのんびりショッピングって憧れたよな!なあ子分!」

子分「まあ今までこういうことする余裕はありませんでしたしね」

女盗賊「だよな!へへ、ジジィと会ってから色々と上手く行ってる気がするぜ!」

女盗賊「私バカだからアレだけどさ、なんか出来るんだったらこの街でみんなで一緒に暮らしたいよな!!」

子分「ふふ、そうですね、できるんだったら……」

ゴンッッ

子分「 」

女盗賊「あれっ、おい子分……子分!!?」

商人「ふふふ……み、見つけたぞ盗賊共め……」

女盗賊「あ、こっ、こいつなんか何日か前に襲ったあの何か!!」

商人「ふふひひ……貴様らに商品を奪われた私の恨みを思い知るがいいわ!!ハハハハハ!!」

そして夕暮れ

魔法使い「帰ってくるの遅いのう」

門番「知らない人についてっちゃったとかねーだろうな」

魔法使い「うーむ、飴ちゃんあげるような人にはホイホイ付いてく子じゃからなあ」

門番(そこまでアホの子な扱いだったのか)

魔法使い「まあしかしアホな孫の行方が心配じゃ、探すとするかのう」

門番「そういう魔法もあんのか」

魔法使い「ちょっと待っとれ、確かここらに……あったあった」

魔法使い「たずねびとステッキ~~」 テッテレー

門番「あんたもう何でもありになってきたな」

子分「うぅ……あたたた……」

女盗賊「子分ーーっ!!」 ガバッ

子分「あいたぁっ!!?」 ゴンッ

女盗賊「ああ悪い!痛かったか!ごめんな子分!!」

子分「ああ、いえ、別に……それよりこれどうなって……」

奴隷「へへへ……売られたのさ……俺と一緒にな……ゴホッ……」

女盗賊「いやあ、ほら何日か前に襲った商人がいただろ?それに見つかってさあ」

女盗賊「まず隙を突かれて子分がやられちゃってよ、その後に俺も用心棒っぽい奴に腹パンされちゃってさあ」

子分「すみません親分、俺の不注意で……」

女盗賊「へへへ、気にすんなよ!まあ画竜点睛ってやつだ!!」

子分「…………あ、因果応報って言いたかったんですか?」

女盗賊「さっすが子分!!」

奴隷(かすりすらしてねぇ)

子分「それでここは馬車の中ですか……檻もあるし抜け出せそうにないですね」

奴隷「ゴホッ……いいじゃねぇか、お前らは綺麗だし健康そうだしよ……きっと可愛がってもらえるぜ」

女盗賊「飴ちゃん貰えたりするのかな!」

子分「そういう可愛がるじゃないです親分」

奴隷「つーかお前ら随分と余裕だな……ゴホッ……普通もっと泣き叫んだりとかするもんだが」

女盗賊「まあ今までもいつ死ぬか分からない生活してたからな!!」

子分「正直いつかはこうなると思ってましたね」

女盗賊「なー、爺さんのおかげでちょっと良い思い出来てたからさ、舞い上がっちゃってたんだよなー……はは……」

奴隷「ったく……世も末だなぁ……ゲホッ……」

人買い「なんか後ろの荷台うっせーな」 ゴトゴト

商人「へへへ、最後の最後で色々と泣き叫んだりしてるんでしょうよ」

人買い「まあ何はともあれ、あの女共は高く売れそうだからなあ、でかしたぜ」

商人「へっへっ、私は恨みを晴らしただけですよぉ、あんなクズどもは変態に売られて鬼畜調教されりゃ良いんです」

人買い「そうでなくてもちょいちょい売りにきてるくせしやがって」

商人「やだなあ、これでも私は表の商売を第一に……うん……?」 ブロロロロロロ

ブォォォォォン  ブォォォォォォォン  ブォォォォォォォン

人買い「なんだぁ?この音は?」

商人「あちらの方から聞こえてくるようですが……これは……」


魔法使い「ヒャッハーwwwwww水と食料をよこしやがれーwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ブォォォォォォォォォォォォン!!!!

人買い・商人「!!?」

商人「ちょっ、ちょちょちょ、なんですかアレは!!なんですかアレは!!!」

人買い「俺の目の錯覚でなければモヒカンでトゲ付き肩パットでオートバイのジジィがこっち来るな」

商人「言われんでも分かるわ!!」

魔法使い「ヒャッハー!!汚物は消毒だー!!!」 ボウッ

魔法使いは火炎呪文を唱えた! 燃え盛る炎が辺りを包み込む!

商人「ひゃああああ!!」

人買い「あっちぃ!!畜生このジジィ!!」

魔法使い「ほっほ、ちなみに今のはメラゾーマではない、ファイガだ」

人買い「やかましい!!!」

魔法使い「ほっほwwwwwww門番よwwwww今のうちにwwwwwwwww」

門番「合点だ!!」 ダッ

人買い「ちぃっ!好き勝手やりやがって!おい野郎共!!」

ゴロツキA「うーっす」

ゴロツキB「んだゴラァ!やんのかゴラァ!」

ゴロツキC「かかってこいやゴラァ!!」

人買い「数はこっちのが上だ、それに積み荷を狙った盗賊ならこれ以上デカい魔法は使えまい!!」

商人「おお!なるほど!!」

門番「うおわっ、お、おい爺さん!どうする!?」

魔法使い「ほっほwwwwwwww呪文が使えぬならば肉弾戦で挑めばいいのよwwwwwwww」

門番「なっ……!!」

人買い「ひひひ、ヨボヨボの爺さんが肉弾戦とは笑わせてくれるぜ!」

人買い「どうだぁジジィ!今なら謝罪と賠償で許してやらねぇこともねぇが……」

魔法使い「ノウ!絶対にノウ!分かっておらんな、わしは魔法使い……NOとしか言わない男さ!!」

人買い「ふん、ならば一人で俺達に勝てるとでも!!?」

魔法使い「イエス」

人買い(ノウとしか言わない筈……!!)

魔法使い「ほああああ……身体強化呪文……!!!」 ズズズ……

魔法使い「はあっ!!!」 ズビャッ

門番「えっ、ちょっ、爺さん何で俺狙っ……ぎゃああああああああああ!!!!」

人買い「なんだ!?仲間割れか!?」

魔法使い「ふふふ……わしの身体強化呪文は特別版よ……そしてこれで……」

魔法使い「ほっほっほっほ!!!これにて究極生命体門番の完成じゃーっ!!!!」



門番「This way...」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

魔法使い「ほっほ、後は任せたぞ」

門番「Yes...」 ゴゴゴゴゴゴ……

人買い「いっ、いやいやいやいやいやいや!!なんだそりゃ!!おかしいだろ!!!」

用心棒「ふん、所詮は見掛け倒しよ……ここは俺に任せてもらおう」 ザッ

人買い「おっ、おう先生!やっちまってください!!」

用心棒「ふふふ……我が剣の腕、しかと見よ!!ちぇぇぇいっ!!」 ブンッ

             ボ

用心棒「  」

人買い「せっ、先生ーーーっ!!!」

門番「FIRST...COMES...ROCK...」 ギィィィィィィィィ……ン……

人買い「や、やべぇ……全員退避ーーーーーーーーーーッッ!!!!」


ズギャアアアアアアアアアアアアアアアアッ

門番「 」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwお疲れ様だのうwwwwwwwwwwww」

門番「はっ!ジジィ俺に何しやがった!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwなあに単なるバイキルト的なアレじゃよwwwwwwwwww」

門番「バイキルト程度であんな恐ろしいことになってたまるかよ」

魔法使い「ほっほwwwwwwwまあええじゃろwwwwwwwwww結果オーライじゃわいwwwwwww」

門番「つーか俺がやんなくてもテメェが自分にアレかけりゃ良かったじゃねーかよ!!!」

魔法使い「ほっほっほっほwwwwwwwwwwwwwwwwww」

商人「う……うう……」

魔法使い「ほっほwwwwww商人さんやwwwww申し訳ありませんが商品を奪っていきますぞwwwwwwww」

商人「ひいっ!も、もちろんでございます!し、しかし……あ、あなた様は一体……何者なので……」

魔法使い「ほっほっほwwwwww越後のちりめん問屋の隠居ですよwwwwwwwwwwwww」

人買い「貴様のような……隠居が……いて……たま、る、か……」

門番「あっ、そういえば親分たち!」

魔法使い「ほっほwwwwwww大丈夫かのうwwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「 」

子分「 」

魔法使い「へんじがない ただの しかばねの ようだ」

門番「演技でも無い事言うなっての!!」

魔法使い「ほっほwwwwwwwそれじゃあザメハでもやりますかのwwwwwwwwww」

門番「ああ、眠りから覚ます呪文か、どんな感じなんだ?」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwまず丸太に頭を乗せるじゃろwwwwwwwwwww」

門番「……」

魔法使い「そしたら丸太の端っこをハンマーで…………」

魔法使い「ほっほーうwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」 ガーン ガーン ガーン ガーン

女盗賊「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」 ビックゥゥッ

女盗賊「ああああああ!!頭痛いよぉぉぉぉ!!!」 ゴロゴロゴロ

子分「~~~~~……!!!」 ズキズキズキ

魔法使い「どんなもんじゃいwwwwwwwwwwwwwwwww」

門番「魔法使えよ」

女盗賊「あっ!じっ、爺さん!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「爺さん……うう……うええええん!」 ガバッ

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwほっほwwwwwwww」

子分「ああ、なんだかんだ言いながら怖かったんですね」

女盗賊「当ったり前だろー!変態に捕まって色々されちゃうんじゃないかと内心ビクビクだったわ!!」

女盗賊「あーもう……怖かったよー……ちっくしょー……うぅ……」 グスグス

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwほれ飴ちゃんをやろうwwwwwwww」

女盗賊「うう……飴うめぇ……」 コロコロ

魔法使い「まあなんじゃwwwwww子供があんま思いつめなくてもええと思うわwwwwwwwwww」

女盗賊「うえっ、なっ、なんでバレてんだよぅ……」

魔法使い「ほっほっほwwwwwわしは心が読めるからのうwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「マジでっ!!?」

魔法使い「うそですwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「なんだうそか!!」

門番「でも悪さしないに越したこたねーしよ、もう盗みとかすんなよ」

女盗賊「イエッサー!」

魔法使い「よしよしwwwwww偉いのうwwwwwwwおこづかいやろうwwwwww」

女盗賊「わーい!」

子分「門番さん、私も」

門番「ねだるな勝ち取れ」

そんなこんなで数ヶ月後

女盗賊「いらっしゃっせー!!」

女盗賊「お会計546Gになりやーっす!ありあざっしたー!!」

魔法使い「ほっほwwwwやっとるのうwwwwwwwwww」

女盗賊「あっ、爺ちゃん!!」

魔法使い「ほっほっほwwwww飴ちゃんをおくれwwwwwwwwww」

女盗賊「150ゴールドだぜ!」

魔法使い「ツケでwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「ふざけんな!!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwwwwwww」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwやっとるかwwwwwwwwww」

門番「げっ、ジジィ」

魔法使い「今なにやってんのwwwwwwwwwwwwwww」

門番「仕事中だよ馬鹿野郎、町の外出るんなら俺に言えよ」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwじゃあ外に出るかのうwwwwwwww」

門番「おっしゃ、んじゃちょい待ち、門開けるから」 キリキリキリ

門番「うっし、出てもいいぜー」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwやっぱええわwwwwwwwwwwwww」

門番「ジジィてめぇ!!!」

子分「いらっしゃいませー……うわあ」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwww」

子分「何の用ですかもう」

魔法使い「ほっほwwwwwwww料理を食べに来たわいwwwwwwwwwww」

子分「はいはい……ゴホッ」

魔法使い「ほっほっほうwwwwwwwどうかしたかのうwwwwwwwwww」

子分「いえ、最近なんか風邪気味で……ゲホッ」

魔法使い「やれやれ仕方ないのう、ほれ、これをやろう」 チャプン

子分「薬ですか?」

魔法使い「水じゃ」

子分「おちょくってんですか」

魔法使いさんの家・夜

女盗賊「ただいまー」

魔法使い「ほっほっほ、おかえりじゃわい」

女盗賊「えへへへ、ただいま爺ちゃん」

門番「うーっす、ただいまー」

子分「ゴホ……あ、おかえりなさい」

女盗賊「あれ?なんだよ子分帰ってたのか!?」

子分「んー、少し調子悪いんですよ」

魔法使い「じゃからわしが薬を調合しといてやったわいwwwwwwwwwww」

女盗賊「あっ、なんかドクダミとかハブ茶とかプーアルな臭いがする」

女盗賊「っていうわけで子分がアレだから俺が夕飯作ったぜ!!」

門番「俺カップ麺でいいや」

魔法使い「わしカロリーメイトでええわ」

女盗賊「どういう意味だよ!どういう意味だよー!!」

門番「そういやうちの国の戦争が激しくなってるらしいぜ」 ゴポゴポ

女盗賊「スルーしやがった!」

魔法使い「マジかー、ほっほっほ、勇者も大変じゃのう」

< ピンポーン

子分「お客さん来てますよ、ゴホ」

門番「俺カップに湯入れるので忙しい」

魔法使い「わし腰が痛くって」

女盗賊「俺なんか嫌だ」

兵士長「開けろやああああああああああああああ!!!!!!」 バターン

女盗賊「うわっ、こいつ勝手に入ってきやがった」

門番「引くわー」

魔法使い「戦士は昔から空気読めないからのうwwwwwwwwwwwww」

兵士長「てめぇらあああ!!!」

子分「で、何のようですか、ゲホッ、用がないなら帰ってください」

魔法使い「あっ、もしかしてわしら捕まえに来たのかのう」

女盗賊「そういや私達って犯罪者だったっけ」

門番「俺は違うけどな」

子分「最近普通に働き過ぎてて何か忘れてましたね」

門番「俺は違うけどな」

兵士長「まあほら、最近うちの国が忙しいのは知ってんだろ」

女盗賊「えっ、そうなの?」

子分「聞いてませんよね」

門番「っかしーなー、さっき俺が言ったんだけどなー」

兵士長「そんなこんなで爺さん、あんたにまた俺達と一緒に戦ってほしいんだ」

兵士長「そう!!魔王を倒した勇者パーティの一員としてな!!!」 ビッ

魔法使い「カロリーメイトうめぇ」 モフモフ

門番「カップ麺うめぇ」 ズルズル

女盗賊「俺の料理ひでぇ……」

兵士長「聞けよおおおおおおおおおお!!!!!!」

女盗賊「爺さん勇者パーティだったのかー」

魔法使い「ほっほっほ、隠してはおらんかったんじゃが」

門番「いや俺はただもんじゃないとは思ってたよ」

子分「ははっ、ワロス」

兵士長「だからな爺さん、俺と戻ってくれりゃ国でのアレも無罪になるしよ」

兵士長「なにより城で楽して隠居できるんだぜ!!さあ一緒に行こうぜ!!!」

魔法使い「とりあえず今の段階では『やだね』だ」

兵士長「なんでだよ!!!」

女盗賊「とりあえず年寄りを戦争に借り出すよっていう王様ってどうかと思うわ」

兵士長「うっ!!!」

子分「隠居云々以前に戦争で死にかねませんしね、ゴホッ」

兵士長「うっせぇなもう!俺だってそう思うけど勇者がそう言うんだもん!!ちっくしょおお!!!」ダッ

門番「あっ、逃げた」

女盗賊「で、正味な話どうすんだよー」

魔法使い「えー、行きたくないのう」

門番「割と平穏な生活してるのに何だってなあ」

女盗賊「つーか門番、ご飯交換して……これ無理……」

門番「食い物を粗末にすんじゃねえ、殺すぞ」

女盗賊「そりゃ俺だってそう思うけど」

魔法使い「ほっほwwwwwww味の素をあげようwwwwwwwwwww」

女盗賊「味の素程度でどうにかなるなら苦労しない!!!」

子分「ゴホッ」

翌日

女盗賊「ふはあ、おはよー」

門番「おう、おはよう、子分さんは?」

女盗賊「あっ、そういやまだ起きてない気がする!こぶーん!」

子分「……」

女盗賊「子分どうしたんだよー、いつもだったら毎日一番に起きて朝飯を……」

女盗賊「ん…?あれ……子分……」

女盗賊「……死んでる」

門番「なにぃ!!?」

子分「ゴホッ……し……死んでません」 ゼーゼー

魔法使い「うむう、流石のわしも知らん病気じゃのう」

女盗賊「マジかよ!!」

門番「とりあえず熱が酷いな……40度近くあるぞ」

子分「はへぇ……」ゼーゼー

魔法使い「あわわわ、ど、どうするかのう、ひょ、氷結呪文で何とか……」

女盗賊「凍りつくだろ!!ああもう!どうしよう!!」

兵士長「はっはっは!!まんまと引っかかったな爺さん!!!」 バターン

バタン ガチャ

門番「とりあえず俺は水枕用意するわ!!」

女盗賊「じゃ、じゃあ俺はお粥作るからな!待ってろよ子分!!」

魔法使い「いかんいかん、お粥はわしに任せておけ!!」

兵士長「……」

兵士長「とりあえずこっからでもいいから話聞けよ!!いいか!!話すぞー!!!」 ドンドン

兵士長「この病気はなー!!新種でなー!!今そこらの人にかかってんだよ!!!!」

兵士長「でもなー!!おい爺さん!!賢者いただろ!!今は側近なんだけどよー!!!」

兵士長「あいつだけなー!!その病気の治す薬持ってんだよ!!!あっ、作ったんだよー!!!」

兵士長「だから俺と一緒に来れば…へぶぁっ!!」 バーン

魔法使い「それは本当かの!!」

兵士長「お、おう……だ、だから俺と一緒に戻れば……」

門番「最初っからそれ狙ってたのかよ……汚いな、さすが勇者きたない」

女盗賊「ジジィ、なあどうすんだ!?」

魔法使い「……ほふぅ、仕方ないのう」

魔法使い「ほっほ、ということで留守番は頼むぞい」

門番「いいけどお前らだけで大丈夫か?」

女盗賊「へへー、任せとけって!」

子分「ゲホッ……ごめん親分……」ゼー ゼー

女盗賊「なーに!気にすんなって!」

兵士長「うっしゃ!!んじゃとっとと行くぞ爺さん!!」

女盗賊(……で、爺ちゃん、本当に戦争すんの?) ゴソゴソ

魔法使い(んなわけなかろ、薬だけ貰ったらスタコラサッサじゃ) コソコソ

女盗賊(だよなー)

兵士長「お前らどうかしたか?」

魔法使い「いやいや、ほっほ、お主ちょっと髪の毛薄くなったなあって話をのう」

兵士長「言うなよ!気にしてんだよ!!」

城下町

貴族「……というわけでして、敵軍はこの新しい病に悩まされておるようです」

王「ふん……そうか、分かった下がれ」

貴族「は、しかし……」

王「よい、下がれ、今日は大切な客人が来るのでな」

貴族「客人ですか……ふむ、王が大切と申すほどの客とはどのような」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwww久々じゃのう勇者wwwwwwwwwwwww」

貴族「 」

魔法使い「おや貴族殿wwwwwwwwwほっほwwwww久々じゃのうwwwwww」

貴族「くっ……耐えろ!!耐えるのだ私よ!!」 ギリギリ

側近「いいから早く退室してください」

王「久しぶりだな魔法使い」

魔法使い「ほっほwwww賢者よwwww例の薬ちょーだいwwwwwwwwwwwww」

側近「賢者じゃありません、今の私は側近です」

魔法使い「薬ちょーだいwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

側近「まずは話を聞いてからです」

魔法使い「薬ちょーだいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

側近「いいから王の話を!!!」

魔法使い「耳が遠いから聞こえませーんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

側近「 」ビキビキ

王「相変わらずだな魔法使いよ」

魔法使い「お主は随分と変わったのうwwwwwwwwwほっほwwww飴ちゃんをやろうwwwwwwwww」

王「いらん、早速本題に入るが魔法使いよ、俺の軍門に下れ」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwわしもう隠居しとるもんwwwwwwwwwwwwww」

王「ふん、そうかな……」 スッ

兵士長「オラァァァァッ!!!!!」 ブンッ

魔法使い「ほっほwwwwwww残像じゃwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

王「ふん、隠居などと笑わせる、やはり全く衰えておらんではないか」

魔法使い「しまった!!」

王「この世界を我が国が統一する為に貴様の力が必要なのだ、頼む」

魔法使い「薬くれたら考えるんじゃが」

王「いや、貴様は薬を受け取ったら速攻で消えるに決まっている」

魔法使い「バレとったwwwwwwwwwwwwwwwww」

王「ふん……まあ焦る必要は無いがな、おい魔法使いを場内の部屋へ軟禁しておけ」

魔法使い「なんとwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

王「早くせんと貴様の周りの人間が次々と病で死ぬ事になる、精々身の振舞い方を考えろ」

魔法使い「ほっほwwwwwwwわしがそう簡単に捕まるとでも……ゴホッ ゴホンッ!」

魔法使い「ゴホッ……うむ……ゲフ……これは……よもや……」 ゼェ ゼェ

側近「……悪く思わないでくださいね」

魔法使い「けん…………が……ま……」 ドサッ

王「部屋に放り込んでおけ」

兵士長「お、おう……」

城下町

町人「フヒヒwwwwwwwwwお嬢ちゃんかわいいねえwwwww飴あげようかwwwwwwww」

女盗賊「へへー!知らない人から物貰っちゃいけないんだぜ!!」

町人「フヒッwwwwwwサーセンwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

貴族「貴様が例のジジィの連れだな」

女盗賊「ん?」

貴族「ふふふ、貴様には恨みもあるが……それを晴らしついでに消えてもらう!」 パチンッ

兵士A「君は完全に包囲されている!!」

兵士B「無駄な抵抗はやめて降伏したまえー!!」

女盗賊「ええっ!!?」

女盗賊「どどど、どういうことだよ!!」

貴族「ふん、貴様に知る必要は無い……死ねぇ!!」 ビュッ

女盗賊「あっぶねぇ!!」 バッ

貴族「どこへ逃げようと言うのかね!」

女盗賊「ええい!もう!どうなってんだよ!!」

兵士A「逃げられんぞ!」 ブンッ

女盗賊「うわっち!ど、どうしよ……あっ、よし!」 ガシッ

町人「オウフwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「ふーははははー!!こいつの命が惜しかったらおとなしく道を開けろー!!」

貴族「ひっ、卑怯な!!」

女盗賊「てめぇに言われたくない!!」

貴族「くっ……ふふ、だが……正義の為には仕方ない……」

貴族「人質の君には悪いが平民と貴族の命は平等ではない!国の平安の為に死んでくれ!!」

町人「なんとwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「きっ、貴様の血は何色だー!!」

貴族「赤に決まっているだろう!」 ブンッ

女盗賊「ですよね!ええいこうなったら……!」 ゴゴゴゴ……

貴族「むっ、な……なんだ……奴のこの気迫は……」

女盗賊「ふっ、あいにくこの技は力加減が出来ないからな……死んでも恨むなよ!!」

貴族(くっ……や、奴のあの自信ッ!『なにかヤバい』ッ!)

貴族「ふっ、伏せろーーーッ!!」

女盗賊「流派!東方不敗が!最終ゥ奥義!!石破天驚拳ーーーっっ!!!」

…………

貴族「……あれ?」

兵士A「あ、あの、貴族様……我々が伏せてる間に奴ら消えちゃいましたけど……」

貴族「えっ……は、はったり?え?」

「なあ貴族様すごい勢いで伏せろーッって……」 クスクス

「ちょwwwwwやめろってwwwwwwwwww」 プーックスクス

「めっちゃビビッてたよな今wwwwwwwwwwwww」 プスーップスプス

貴族「……」

貴族「……フフフ、初めてですよ、私をここまでコケにしたお馬鹿さんたちは」

貴族「絶対に許さんぞ虫ケラども!!!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!!!」

兵士A「『伏せろーーッ』wwwwwwwwwwwwwwww」

兵士B「ちょwwwwwwwwやめろってwwwwwwwwwwww」

貴族「……」 ギリギリ

町人の家

女盗賊「あっぶねー、へへへー、ありがとうな町人!!」

町人「フヒヒwwwwwwそれほどでもwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「でも何で急にこんなんなったんかなー、あんなにあいつに恨まれてたのかなー」

町人「フヒヒヒヒwwwww情弱乙wwwwwwwwww拙者の情報網によると今大変なことになっているらしいでござるよwwwwwwww」

女盗賊「そうなん?」

町人「フヒッwwwwwwwあの新種の病気の正体を知ってるでござるかwwwwwwwww」

女盗賊「知らん」

町人「あれは側近殿が作り出した病原体という話らしいでござるよwwwwwwwwコポォwwwwwww」

女盗賊「マジかよ!すげーな!!お前どこからそんな情報掴んでん!?」

町人「フヒヒヒwwwwどんなに政治が発展しても情報の流出は止められないものでござるよwwwwwww」

女盗賊「じゃあお前さ、その側近って奴の部屋とかどこにあるか分かるか?」

町人「フヒヒwwwwwww当然でござるよwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「よっしゃ分かった!そんじゃさっさと城に忍び込もうぜ!!」

町人「ちょwwwwwwwwおまwwwwwwwwww」

女盗賊「かくかくしかじかで一刻も早く薬が必要なんだよ!でねーと俺の子分が死んじまう!!」

町人「本気でござるかwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「あったりめーだろ!!なんつったって盗賊だからな!!ほら行くぞ!」

町人「ちょwwwwww忍び込むのはともかく無策で行くのは危険でござるよwwwwwwwww」

女盗賊「じゃあお前なんか策あんのかよ」

町人「フヒヒwwwwwwww当然でござるwwwwwwwwwwwwwwwww」

町人「城の警備なんて武器や火薬は気にしても他は案外スルーするものなのでござるよwwwwwwww」

女盗賊「?」

翌日・城壁付近

町人「フヒヒwwwwwwww手筈通りに行くでござるよwwwwwwwwwww」

女盗賊「んな上手くいくもんか?」

町人「無理だったら他の手を考えるでござるよwwwwwwwwwwwwコポォwwwwwwwww」

女盗賊「まあそれもそうか、うっし、そんじゃいけっ!!」 ブンッ

町人「フヒヒヒヒwwwwwwwww季節はずれのサンタクロースでござるwwwwwwww」 ブンッ

女盗賊「よし、次は西壁で同じ袋を投げる作業な!!」

町人「ブフィwwwwwwwww急ぐでござるよwwwwwwwwwwww」

女盗賊「おう!しっかし仕方ないとはいえ手の汚れが気になるなー」

町人「手袋さえ捨てれば問題無いでござるよwwwwwwwwwwwwwww」

メイド「ふはー、おはようございまーす」

執事「おはようございます」

コック「おせーぞメイドー、もうローストビーフができるころだぜ!」

メイド「うわっ!もうそんな!?もー早いよー!」

コック「へへへ、さーて今日も俺の超美食料理で王の舌を……ん?」 ボトッ

ゴキブリA~Z「……」 ガサガサガサガサガサ

ムカデA~Z「……」 ガサガサガサガサガサガサ

クモA~Z「……」 ガサガサガサガサガサガサ

ゲジゲジA~Z「……」 ガサガサガサガサガサガサ

コック「 」

カマドウマ「……」 カサカサッ

コック「ひ……ひ……」

毛虫「……」 モソモソモソモソ

コック「あおふぁんjdflsぶbじゃうyだおひえjまぴfにlkld;おもsないぼうsdんd!!!!!!」

「ぎゃあああああああああああああああ!!」

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

「虫があああああああああああ!!!」

町人「フヒヒヒwwwwwww始まったでござるwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「すげぇ!町人の思った通りだな!!」

町人「フヒュッwwwwwwwwww町人の生活区域を見下して整備しないからこうなるでござるwwwwwwwwww」

町人「スラムのゴミ溜めならwwwwww害虫なんていくらでもいるでござるからねwwwwwwwwwww」

町人「それに加えて貴族共は虫の対処なんて出来ないでござるwwwwwwwwwwwww」

町人「となれば後はwwwwwwwwwwwwwwwww」

兵士「ええい緊急収集だ!!手の空いている平民共は直ちに城へと向かう事!よいな!!」

町人「ブヒヒィwwwwwwww計算通りでござるwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「町人すげぇ!!!」

城内

兵士長「うっひゃあ、なんだこりゃスゲーな」

側近「メイドの方々は毎日何をしていたんですか、こんな……ひゃああっ!!」 ボトッ

兵士長「よっ、なんだよクモが落ちてきたぐらいで」 プチッ

側近「へ、へへへ、平民出のあなたにはわわ、分かりませんよ!!!」

兵士長「へいへい、んじゃお前らー!気合入れて害虫駆除にはげめよー!」

「うーっす!」 「ぎゃあ!G踏んだ!!」 「うわっクモが!」 「味も見ておこう」

町人「フヒヒwwwwwwそれじゃ拙者らは普通にG退治に励むでござるwwwwwwwwwww」

女盗賊「おうよ!ありがとうな!」

町人「ブッヒュウwwwwwwwwwここから先は自分で頑張るでござるよwwwwwwwwwwwww」

女盗賊「ああ!へへっ、さあて!こっからが盗賊の見せ場ってやつだ!!」

フマキラー「また俺達の出番か」
ゴキジェット「また俺達の出番か」

女盗賊「えーっと……側近の部屋は……」 トテトテ

兵士「むっ、貴様こんなところで何を!」

女盗賊「てへっ!通りすがりの新人メイドでーす!」

兵士「なんだメイドか、どこ行くんだ?」

女盗賊(メイド服パクッといて良かった)

女盗賊「えっとね、側近様の部屋まで行きたいんだけど……」

兵士「あー、行っても入れねーぞ、あの部屋」

女盗賊「えっ、そうなの?」

兵士「おう、まず普通の鍵がかかってんだけどな、それの後に指紋認証うんたらってのがあんだよ」

兵士「そしたら次は声帯認証なんたらってのがあって、次にパスワード入力、最後に魔法防壁だ」

女盗賊「うわー、すげー鉄壁じゃん」

兵士「だからよ、あの部屋はメイドは掃除しねーで良いんだってよ、他の部屋の掃除しな」

女盗賊「ふーん、分かったぜ!ありがとうな!!」

兵士「おーう、掃除頑張れよー」

女盗賊「うーん、どうすっかなー」 トテトテ

側近「あら、そこのあなた何をしているんです?」

女盗賊「あっ、えっと、掃除に……」

側近「そうですか、こちらは構わないのでキッチンから作業を進めてください」

女盗賊(確かこいつが側近なんだよな……んー……危ねーけど一か八か……!)

女盗賊「てへっ、申し訳ありません!今から下に戻りまー……きゃっ!」 ドンッ

側近「!」

女盗賊「てへぺろ、ごめんなさ……」

側近「……惜しいわね、そっちは単なる聖水よ」

女盗賊「マジで!?あっ、しまった!!」

側近「なるほど、虫騒動からしてどこだかのスパイの差し金ってことね……薬を手に入れるための……!」

女盗賊「くそっ!バレた!!」

側近「一発で薬を盗めなかったのは致命的だったわね……」 バチバチ

女盗賊「うわっ、やべぇ!」

側近「エターナルフォースブリザード!!」 パキィィィンッ

女盗賊「ひゃあ!」 バッ

側近「ふっ、私のエターナルフォースブリザードをかわすとは……少しはやるようね」

女盗賊「くっ……どうする俺……どうす……あっ」

側近「ふふふふふ……次こそ仕留めて見せるわ、安心しなさい、殺しはしないから!」

側近「さあ……食らいなさい!エターナルフォースブリザ……」

女盗賊「アシダカ軍曹!君に決めた!!」 ブンッ

アシダカグモ「アシダカー」 ワシワシワシ

側近「えっ、ちょっ、きゃあああああああああああああああ!!!!」 ベチャーン

側近「いやあああああああいfdんさいぁんbdぁうじゃおおmdばうb!!!!」 バタバタ

女盗賊「えーと、あ、これか薬は」 ゴソゴソ

側近「いやああああああああ!!取ってえええええええ!!!取ってえええ!!!!」 バタバタ

女盗賊「軍曹!かぎわけるだ!」

アシダカグモ「スンスン」 ワシャワシャ

側近「いやああああああああああああああああああああああ!!!!」

女盗賊「軍曹!かみつくだ!!」

アシダカグモ「アシダー」 ガブッ

側近「いやああああああああ!!!いっだああああああ!!やああああああああああ!!!!」

女盗賊「軍曹!あなをほるだ!」

アシダカグモ「アシダカー」 カサコソ

側近「えっ、ちょっ、やっ、口にっ、ひっちょっああああああああああ!!!!!」ジタバタ ジタバタ

側近「 」 ガクン

女盗賊「やった!勝った!!」

――――――――

勇者「とうとう魔王城まで来たな……」

戦士「だな!後は魔王さえ倒せば全部終わりだ!」

賢者「本当に……魔王さえ倒せば平和になるんですよね……」

勇者「ああ……これが最後の戦いだ!」

魔法使い「ほっほwwwwww決戦前に飴ちゃんをやろうかのwwwwwwww」

勇者「いらん」

戦士「いらねえ」

賢者「いりません」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwwwwww」

―――――――――

魔法使い(ほっほ……あの頃は良かったのう……ゴホッ……)

魔法使い(勇者のやつめものう……今じゃすっかり昔の情熱を忘れてしまっておる……)

魔法使い(わしの目指した世界はこんなものじゃったのかのう……)

魔法使い(ほ……)

女盗賊「くらえヤカン聖水ー!」 ジョバババ

魔法使い「ゴボゴボゴボゴボゴボボボ!!?」 ビクゥッ

女盗賊「そして寝起きバズーカを……」

魔法使い「もう起きとるわーい!!」 ガバァッ

女盗賊「へへー、おはよう爺ちゃん!!」

魔法使い「ふう……ほっほ……よもやこのわしがドッキリをされるとは……」

女盗賊「ひひー、いつもの仕返しだ!」

魔法使い「ははは、こやつめ」

魔法使い「ふう……のう盗賊や……」

女盗賊「うん?」

魔法使い「お主なら仲間が間違っておったらどうする?」

女盗賊「爺ちゃんとか子分が何か間違ってたら?」

魔法使い「うむ」

女盗賊「えー、まあ言いたい事言ってぶん殴るかなあ」

魔法使い「ほう?」

女盗賊「だって相手が間違ってたらこっちが言ってやんないと仕方ないじゃん!」

女盗賊「それでも相手が分からないんなら殴り合って分かり合えば良いんだよ!!」

魔法使い「そりゃまた脳筋じゃのう……しかし……まあ……」

魔法使い「たまにはそういうことも良いかもわからんのう、ほっほっほ」 ワシワシ

女盗賊「えへへー」 

魔法使い「ということでドーン!!」

王「!?」

魔法使い「ほっほwwwwwwまた会ったのう勇者wwwwwwwww」

王「魔法使いか……どうして病を治したかは知らんが、協力しないようなら俺は躊躇無く」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwやっかましいわwwwwwwww」

魔法使い「全く戦争だの病気だの下らん事ばかりしおってのうwwwwwwwwほっほwwwww」

王「くだらんだと!?」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwだって今貴様がやっとるのは単に自分の権力欲を満たすためじゃろwwwwwwwwwww」

王「なっ……!!」

魔法使い「それが違うと言うならわしを打ち負かしてみいよwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

王「貴っ様あああ!!!」

王「もう許さんぞ!!伝説の剣の錆にしてくれる!!」 ブンッ

魔法使い「ほっほwwwwwwww残像じゃwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

王「こしゃくな!!」

魔法使い「ほっほっほwwwwww足元がお留守のようじゃぞwwwwwwwwww」 スッ

王「しまっ……!!」

魔法使い「よいしょwwwwwwwwwwww」 カックーン

王「おあっ!」 カクーン

魔法使い「ほっほっほwwwwwwヒザカックンじゃwwwwwwwwwwほっほっほwww」

王「てめえええええええええ!!!」

魔法使い「ほっほwwwwwwwwwまあ落ち着かんかwwwww飴ちゃんやるからwwwwwww」

王「いらねぇっつってんだろ!!」

元勇者とあろうものが簡単に背後取られるとアッーーーーーーーーーーーー!!!!!

>>285
くせえんだよカス

兵士長「うおっ、なんだあれスゲェことしてんな」

女盗賊「あっ、戦士の人」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwwwww」 シュババババ

王「ああもううっぜぇぇぇ!!」

魔法使い「ほっほっほwwwww大分鈍っとるのう勇者やwwwwwwwwww」

王「黙れ!!」 ブンッ

魔法使い「ほっほwwwwwwwwww惜しい惜しいwwwwwwwwwwwwww」

王「あーもー!!くっそー!!」 ブンッ

魔法使い「ほっほっほwwwwwwwwwwwほーれほれwwwwwww」 サッ サッ

王「っだあああああああ!!!」

王「はー……あー……」 ゼー ゼー

魔法使い「もう終わりかのうwwwwwwwwほっほっほwwwwwwwwwwww」

王「あーもういいよ、疲れた……」

魔法使い「さよかwwwwwwwwwwwwwwww」

王「ったくもー……第一さー……強いからっつってそんな政治までできるってわけじゃねーじゃんかよなー」ダラー

兵士長「あっ、あいつ素に戻ってる」

女盗賊「すっげぇダラけてるけど!?」

王「ちげーんだよ……俺だってもっとダラダラ生きてぇんだよ……なのによー……」

魔法使い「ほっほwwwwwwwやっと本音が出たのうwwwwwwwwwwwwww」

王「あーチクショー……もう働きたくねぇー……」 グダーッ

女盗賊「……あれはあれでクズ人間じゃねぇか」

兵士長「そうなんだよ」

勇者「あーもういいや……俺もう王やめる……勇者に戻るわ……」グダー

魔法使い「ほっほwwwwwwwまあ根詰めすぎじゃったんじゃわなwwwwwwwwwww」

兵士長「だなー、変な口調も似合ってなかったし」

勇者「うるせぇチクショー……俺だって好きであんなんしてたわけじゃねー……」

兵士長「つってもアレだ、王が急にアレしちゃ大変だからよー、一応次の政治の方針とか決めてよー」

勇者「やだよー……政治とかもう絡みたくねーよー……引き篭もってゲームしてーよー……」 グダー

兵士長「駄目だこいつ」

女盗賊「勇者どころかニートに改名した方がいいんじゃねーか」

魔法使い「ほっほwwww仕方ないのうwwwwwwwwwそれじゃの勇者、こういうのはどうじゃwwwwww」

ニート「?」

大統領「ドゥフフフフwwwwwwwwwwというわけで初代大統領に任命された町人でござるwwwwwwwww」

大統領「これから色々大変だとは思うんですけどwwwwwww精一杯頑張るでござるよwwwwwwwwフヒッwwwww」

ワアアアアアアアアアアア……

兵士長「王政廃止かー、思い切ったことするな爺さんは」

側近「ま、どのみち勇者様……あっ、ニート様が挫折した今では王政は無理でしょうしね」

兵士長「ま、今までと違って平民も政治に参加できんのは良いんじゃねーの?」

側近「どうでしょうかね」

ニート「おっす戦士、へへへ、とうとう新大統領誕生だな」

兵士長「おうニート、お前も流石に式典には来たのかよ」

ニート「へへへ、ばぁか、これからカジノだよ、だからほら金くれよ、な?」

兵士長「……自分で稼げよ」

ニート「へへ、100ゴールドだけで良いからよー、なあ頼むよー、うへへへへ」

側近「…はぁー……」

子分「はい3番テーブルでお待ちの……うわあ」

門番「なんだよその反応」

子分「なんか知り合いが店に来るのって妙に嫌じゃありません?」

門番「お前が病気だった時に看病してやったろー、もう少し優しくしてくれたって」

子分「あんまりやかましいと料理にワサビ練り込みますよ」

門番「すいませんっした!!」

子分「はあ、少々お待ちください」 テトテト

店長「あれ?子分ちゃんどうしたの料理持って戻ってきて」

子分「……少し唐揚げが少なかったもので」 ガサガサ

店長(どう見てもむしろ多めに入れてるけどなあ)

子分「なんですか?」

店長「いや別に」

女盗賊「いらっしゃいませー!」

貴族「ふん、汚らしい狭い店だ」

女盗賊「お前かよ、帰れよ」

貴族「黙れ!貴族たるこの私に向かって何たる口の」

女盗賊「あっ、いらっしゃいませー!」

貴族「おい貴様、私を無視す」

女盗賊「はい、お会計671ゴールドになりまーす、ありあざっしたー!」

貴族「ええい!!貴っ様ぁぁぁぁぁぁ!!!」

女盗賊「店長!なんか変なお客さんがスゲェうぜぇ!!」

人買い「しゃーねーなー、警察呼ぶか」

貴族「あっ、すいません、警察はやめてください」

魔法使い「ほっほっほ、なるほどのう、これこれこうして……ほっほっほ」

女盗賊「爺ちゃんただいまー」

魔法使い「ほっほwwwwwwwお帰りwwww飴ちゃんをやろうwwwwwwww」

女盗賊「いひひー、爺ちゃんの飴ちゃん好きだぜ!」

魔法使い「ほっほっほwwwwwwそうじゃろそうじゃろwwwwwwwwww」

門番「ただいまー、今日は何の研究してたんだよ爺さん」

魔法使い「ほっほ、ちょっと不老不死の術をのう」

子分「ただいまー、さてと、夕飯作りますが何かリクエストあります?」

魔法使い「和食御膳」

門番「ラザニア」

女盗賊「ボルシチ!」

子分「じゃあカレーでいきましょう」

門番「妥当だな」

数十年前の話、私がまだ盗賊をやっていた頃

私のおじいさんがくれた初めてのキャンディー。

それはヴェルタースオリジナルで、私は15才でした。

それは甘くてクリーミーで

こんな素晴らしいキャンディーをもらえる私は

きっと特別な存在なのだと感じました。


今では私がおばぁさん。

孫にあげるのはもちろんヴェルタースオリジナル。


なぜなら、彼もまた、特別な存在だからです。



女盗賊「ヒャッハー!水と食料をよこしやがれー!」


【完】

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