京子「カップルごっこ第2弾!」西垣「ちょっと待ったー!」(168)

~放課後 娯楽部~

がらっ

京子「ハッピーひなまつりー♪」

あかり・結衣・ちなつ「・・・?」

あかり「京子ちゃん、ひなまつりってまだ先だよ?」

京子「はい、知ってまーす」

ちなつ「え?」

京子「いくらなんでも、そこまでうわついてないってー」

結衣「いや、あきらかに浮ついてるだろ」

結衣「さすがに着物は用意できなかったみたいだけど」

京子「そ、そうなんだ」

京子「十二単衣なんて考えた、昔の人が憎いー」がっくり

あかり「本気で悔しがってるっ!?」

京子「というわけで」

ちなつ「立ち直り、はやっ!」

京子「次のイベントはひなまつり、女の子のためのお祭りでーす」

結衣「い、いやな予感しかしない」

~5分後 生徒会~

京子「というわけで、カップルごっこ第2弾!」

京子「ひなまつりにもデートをするのだー」

綾乃「な、なんでまた、わたし達まで参加するのよ!」

千歳「ええんとちゃう?」

千歳「今度こそ、歳納さんとカップルになれるかもやで?」

綾乃「え、えぇぇぇぇぇ!?」

櫻子「さんせーい!」

向日葵「それはこっちのセリフですわっ!」くわっ

櫻子「ま、まだなにも言ってないんだけど?」

向日葵「どうせ、うっかり一緒にとか言うつもりに決まってますわ」

櫻子「エスパーかぁっ!」がるる

京子「反対意見もないことだし」

京子「じゃーん!抽選ボックスリターンズー♪」

結衣「どこまで使い倒すんだ、その箱」

京子「今回も同じ番号同士でカップル決定ー」

京子「そして流れで、お約束」

京子「ちなつちゃんは誰にも渡さないからな」きりっ

ちなつ「むしろ渡してください」

ちなつ「というか」

ちなつ「前に組んだ人とは組めないようにするとか、どうですか?」

京子「へ?」

結衣「ああ、その方が新鮮味があるよね」

結衣(また綾乃とあの重い雰囲気になるのは辛いかも)

京子「へ?」

綾乃「ま、まあ一理あるわよね」

綾乃(べ、別に歳納京子と一緒になる確率がどうとか考えてないんだからっ)

京子「へ?」

櫻子「さんせーい!だいさんせーい!」

櫻子(向日葵以外なら誰でもっ)

京子「へ?」

向日葵「わたくしも、賛成ですわ」

向日葵(櫻子以外なら誰でもっ)

京子「へ?」

千歳「うちも、ええ考えやと思うわぁ」

千歳(綾乃ちゃんと歳納さんのカップルの確率が上がるわっ)

京子「なな、なんてこったー!」がっくり

京子「はー、じゃー抽選いこっかー」 ←やる気度120%ダウン(当社比)

がらっ

西垣「ちょっと、待てーい!」

綾乃「西垣先生?」

西垣「その話に、松本を加えてもらえないか?」

千歳「会長を?」

西垣「卒業寸前の思い出作り、というやつだ」ふふん

綾乃「思い出作りはもちろん賛成ですけど」

千歳「会長の話を聞き取れるんかなぁ」

西垣「大丈夫!その辺は考えてある!」

綾乃(まさかついて来る気っ!?)

京子「まー、いいじゃん、楽しそうだし」

結衣「京子、またそんな簡単に」

西垣「ということで、決まりだな」きりっ

        ´   ‐v    `  、
.      /        V´      \
.    /         ト、      ヽ
    ′        | ヽ    ヽ   ',     | *
   i   i         |  ∧   ',   |       |
   |   |  i     |_,.斗ヘ     |   __人__
   |   |  |   i ーl|fT大ハ    |  |      `Y´
   |   |  |   | l V斗}  | |  |       |   反対されても、爆発で粉砕だ
   | ||  |   | .′  |  |リ 八 *    |    
   | |小  |   | /   ,   | }〃-─ ヘ
   | ∧  ∨{   〈 ‐ ´  | /′    \
   トヘ \  \  ', _, ィ /        ハ
  r ⌒ヽ.{⌒Vヽ{\ くハ /イ、       } }

  ゝ 、 八  レ ´/`7-  /| ∨         } }
     }/⌒ヾ  く, ∧  ///         ′
    { ー'⌒Y ////∨/∧         〈 }
      ヽ ´ ̄) | |////// ,〉      / }

あかり「でも、1人増えるとペア出来ないですよねぇ」

ちなつ「先生も入るんですか?」

西垣「そこまでわたしは、野暮ではないぞ」

西垣「待たせたな、入りたまえ」

千鶴「・・・なんでわたしが」

千歳「千鶴?」

京子「ちっづるぅー、ちゅー!」

千鶴「うざい!」

がんっ

西垣「松本も入れ」

りせ「・・・・・・///」

向日葵「これで人数は揃いましたわね」

櫻子「抽選しよー!」

京子「よっしゃー!千鶴が入ってちょっとテンション戻ったー!」

千鶴「あ"ぁっ!?」

千歳「まぁまぁ」

京子「抽選いくぞー!!!」

     -<_ ―-  、 ̄ ̄ '' <  ―-- 、 `丶、  |
    /  \/////:``丶 、        `丶、 _\_ |
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   l `7''',二´┬―う」: :|`:r⊂⊃     /て)}くィl/: : : |: :い//////
  _|_>'ー|ハ〈/ /)``丶八   .へ、' `ー' /|: | |: : : :|: :|」L> '´
 ー,、_ ̄` ||」 |  i´____rァ\ ヽ ノ ⊂⊃: :|: :N: : : / /| |

  ` ミ  |トJ|‐'∠、  ∨‐ 、\>┬―‐ '´ T7: //_:ム-'
      ̄/|| | レ′ ヽ }〉   \!「 ィ‐┐     ̄
.     / ハ '、’、   l/{   込〉  ハ
     |^レ'l トr< // 〈ー ' /\ _|∧   華麗に、ひなまつり当日!

      |ヒ_‐ぅ、」「    `ーr'|_//__〉
      |ハ三|ィ/       〃  ∧―‐ ヘ
      ∨ーr〃!        |レ'  /  ',   \       , -_┐
       \/ ∨      ||  ∧  ’,     ̄ ̄ ̄`Y  ‐ぅ
          /       ||   |> 、 \         ├ '´
           |      '´l}/    \ミー- 、   //
         /|     /||        \ ̄`` ー'Y

~京子・櫻子ペア~

京子「おー、ひなまつり限定メニューがあるよー」

櫻子「どこどこ、美味しそー」

京子「どれにしよっかなー」

櫻子「迷っちゃいますねー」

京子「とりあえず、全部いっちゃおっかー」

櫻子「それ、ナイス判断!」

京子「・・・・・・」

櫻子「・・・・・・」

京子(これはまずいんじゃないか?)

櫻子(つっこむ人がいないー!?)

~結衣・向日葵ペア~

結衣「図書館なんかで良かったの?」

向日葵「ええ、櫻子が一緒だとなかなか来れませんし」

結衣「そっか、あの子って京子と似てるとこあるもんね」

向日葵「芸風がそっくりだと思いますわ」

結衣「大変なんだね」はぁ

向日葵「ええ」はぁ

向日葵(なんですの、この分かってもらえる感は)

結衣(やたら落ち着くのは、なぜだろう)

~綾乃・千歳ペア~

千歳「残念やったなぁ、歳納さんとペアになれんで」

綾乃「べべ、別に残念じゃないわよーっ!」

千歳「またまたぁ」

綾乃「でも千歳で良かったわ、気を使わなくて済むし」

千歳「綾乃ちゃぁん、気を使ってくれてもええんやでぇ」くねくね

綾乃「やめなさいっ!」

ぱしーんっ

千歳「・・・ひさびさに、はたかれましたぁ」はふぅ

~ちなつ・千歳ペア~

ちなつ「と、とりあえず、どこ行きましょうかぁ」

千鶴「・・・どこでも」

ちなつ「い、行きたいとことかは?」

千鶴「・・・別に」

ちなつ「そそ、そうですよね」

千鶴「・・・そう」

ちなつ「・・・・・・」

千鶴「・・・・・・」

ちなつ(ど、どうしろっていうのーっ!?)がーんっ

千鶴(姉さん、どうしよう)

~あかり・りせペア~

あかり「ご、ごめんなさい、あかりなんかが相手で」

りせ「・・・・・・」

あかり「そ、そうですかぁ、なんか照れますよぉ」

りせ「・・・・・・」

あかり「ですねぇ、ほとんど話したことないですよね」

りせ「・・・・・・」

あかり「はいっ、今日はよろしくお願いしますっ!」

西垣「説明しよう、なぜ赤座あかりが松本の話を聞けるのか」

西垣「先日のことだ」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

あかり(どど、どうしよぉ!)

あかり(あかりじゃ会長の話が分からないよねぇ!?)

西垣『ふふん、不安か?』

あかり『西垣先生?』

西垣『考えてあると言ったろう?』

西垣『これを飲むといい、これで松本の考えが分かるぞ』

あかり『ほ、ほんとですかぁ?』

こくっ

りせ『・・・・・・』

あかり『はい、大丈夫です』

あかり『って、ほんとに聞けるようになってる!?』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

西垣「赤座に渡した薬は、ただのラムネだ」

西垣「プラシーボ効果というのがあってな、詳しくはググれ」きりっ

西垣「まぁ単純なやつほど掛かりやすいんだがな」はっはっは


                 ./´
               ._( , - ´ `丶 、
             / _  〃ゞ     \, ─ ,、
            /  "      i     ヽ=} }
          _/   , / i    ハ |. ヽ  ヽ ノ ノ
        /:{.=/.,  .| /| .,.|:、 |、ハ|ヽ| ヽ|   | 、 ミ、

       /.){ /)  ./|.| ヽ|、l .l:/,/=、ヽ,| , 丶 ,/゙
        /.//∠-っ、 l.-リ- 、゙ ㍉ヾ .イ ): :} ヘ|l l |  t´
     /    イ壬、|〃心: l   ゙  辷.ノ´ | : ,.l l.|   ←単純なやつ
   ./   ...._ .,斗-‐‐'从゙ .辷.ノ  ,    ''''' .ノノ/l , |
  /  __ _ `二)  ,: ゙ ヽ ''''         ´ノ/l /., .l
 ./   /  ´  .| l .l  .ヽ.    ,.-一   / :リ /.ソ
. /   |     l.,、ヾ: 、l  、       ィ ' ,//i/
. l    | -----/ rnゝ--,ヽゝ_` . ┬ - ´ l─ - - 、
..l    .!    .|n| |.l´|    /:::::::::ゝ ./:::::::::/ ´ ヽ
. ヽ _ _    |l ll |.| |n  /:::::::ゞ´v´:::::::::/´/   l
      ` -.ハ    !リ、./ l::::::l:::::/::::::::::ゝ ´___   |
          |   .l-/ 、:::::::::::::::/,─- 、    .!
          .!   ヽ'、 丶::::, ´ /::::::::::::::::::ヽ, ,:|
          ヽ    丶 o.]  ヾ :::::::::::::::/,´:::|

あかり「この後、どっか行きたいとこありますか?」

りせ「・・・・・・」

あかり「映画、いいですねぇ」

りせ「・・・・・・」

あかり「はい、恋愛映画好きですよ」

りせ「・・・・・・」

あかり「じゃあ、これ飲んだら行きましょう」

~映画館~

あかり「あー、映画館久しぶりだなぁ」

あかり「あかり、始まる前のこの感じが好きなんですよぉ」

りせ「・・・・・・」

あかり「先輩もですかぁ、同じですねぇ」

りせ「・・・・・・///」

あかり「え"?りせって呼んで?」

あかり「せ、先輩を呼び捨て出来ませんよねぇ!?」

りせ「・・・・・・」うるっ

あかり「そんな、うるうるした目で見られてもぉ」あぅぅ

りせ「・・・・・・」じーっ

あかり「わ、わかりましたよぉ」

あかり「り、りせ・・・ちゃん」

りせ「・・・・・・///」

あかり「う、嬉しいですか?」

あかり「あかりは恥ずかしくて死にそうですぅ」ぷしゅぅぅぅ

あかり(あ、あれっ!?)

あかり(なんで、あかり恥ずかしがってるの!?)

あかり(だってだってぇ)

りせ「・・・・・・」もじもじ

あかり(この人、可愛すぎるよぉ)えーん

                  _____
           ,   ´      `  、
         ,:′  , |       ヽ

           /     // |i   |  i|    ゚. っ
        /,   i //| :|i |:N  i| i |i   i  っ
.       /|  l /| |_从|」 |__八从リ i |  っ
       /| |:  :|匕 ̄      ̄`L| |:|
        ヽ|i  iレそう`   'そうヽ| |i|   ←嬉しいらしい
        |i  i| 辷丿    辷丿| |i|
        |L...」             L.八|
        | | ゝ.     .    イ | |
        | |  |i ≧  _ .  ≦ i|  | ゚,
        | |  |i__ノ}     ト、_j|  |  ゚.
        /,ィ|  |二《,_   _,》二|  |>、ハ
.       /∧ |  |.二.》,...二..,《.二.|  |八 ヽ

西垣「よしよし、順調に目覚めつつあるようだな」

西垣「松本の目力に対抗できる人類など」

西垣「存在しないのだ」きりっ

ちなつ「せ、先生、こんなとこでなにやってんですか?」

西垣「おお、吉川か、デートはどうだ?」

ちなつ「間が持たないので、映画に来ました」 ←もう本音

千鶴「・・・おはようございます」

西垣「そうか、映画館の暗闇で襲うのか」はっはっは

ちなつ「襲いませんよっ!」きぃっ

ちなつ「あれは、あかりちゃんと松本先輩?」

ちなつ「つけて来たんですか?悪趣味ですねぇ」

西垣「悪趣味とは失礼だなぁ」

西垣「こんな面白いこと、放っておく方がおかしいだろう」きらーん

ちなつ「そ、そうですか」

ちなつ「席あっちなんで、失礼しまーす」

西垣「そうか、上手く襲うんだぞ」はっはっは

ちなつ「だから襲いませんってば!」きぃぃっ

りせ「・・・・・・」じーっ

あかり「こ、今度はなんですかぁ?」

りせ「・・・・・・」

あかり「てっ、手を繋ぐっ!?」

りせ「・・・・・・///」

あかり「ででで、でも女の子同士ですよねぇ!?」

にぎっ

あかり「ぎゃーっ!体が反対の行動してるぅ!」がーんっ

りせ「・・・・・・///」ぼふっ

西垣「体のコントロールさえ奪われたようだな」

西垣「これは興味深い」

西垣「いずれは松本を通じて」

西垣「遠隔操作で赤座を爆発させることも可能か」

西垣「研究を進めねばならないな」きらーんっ

【知らないところで、あかりに危機が迫る】

【負けるな、あかり!頑張れ、あかり!】

あかり「か、会長の手、ちっちゃくて可愛いですねぇ」

りせ「・・・・・・」ぷんぷん

あかり「は、はいぃ、そうでしたっ」

あかり「りり、りせちゃんの手は可愛いなーなんてぇ」

りせ「・・・・・・///」

あかり「あ、あかりの手もですかぁ?」

あかり「あり、ありがとうございますぅ」あぅぅ

ちなつ「あかりちゃんが、会長と普通に会話してるっ!?」がーんっ

千鶴「・・・あ、あれが普通の会話?」

ちなつ「すごいよ、あかりちゃん」

ちなつ「すっかり順応性も高くなって、しかも百合っぽ・・・い?」

ちなつ「はっ!?」

ちなつ「だ、だめだよ、あかりちゃん!」

ちなつ「百合アニメなのに百合しないのが」

ちなつ「あかりちゃんの数少ない特徴なのにっ!」

千鶴(・・・な、なにこの子)たらたら

                  ,....,
     r ´ ⌒゙8イ⌒`´⌒゙8<´-‐-`、

     {/⌒´/       ハヽ、 `ヽ;
      { / ∥Λ_,、_ハ_/|_ハ リ ヽ } )
   _ J人 ト-{ 。||     ||。.Tヽ  レ´レ,,,,,ァ    思ってないもん
  ゙{, ミ=‐-=>,, ! ゚  ___  ゚ .ノ-、>'¨´,,、-´
   `¨゙ミ__ || `^>‐ `´-‐イ´ ,,,-||´  ||| 。    チーナが目立たなくなるなんて、思ってないもん

.  ゚  |||   ゙||>||./:|ヽ-イ:ハ <、,,|| ,, ∥  ゚
  _,-.',',´ ̄,,,,、、7:::: ̄ ̄::::ハ‐-=ミ、_""フ'

  ゙"`゙゙""´   }::::::::::::::::::::ハ      ̄
。         ハ::::::::::::::::::::ハ
          ハ:::::::::::::::::::::::ハ
          ハ::::::::::::::::::::::::ハ
          ハ::::::::::::::::::::::::::::ハ
        ト、::::::::::::::::::::::::;;;人

        ∠__| ̄T""T''" .ハ_ 」
         ├‐十─T゙==T
         |:::::::}   ';:::::::|
         |:::::::|   ';:::::|

.          }::::::}    ';::::',
         |::::::;'    ';:::',

京子「とりあえず、テーブルに並ぶだけ頼んでみたわけだがー」

櫻子「い、いちお、お金計算したけど、大丈夫かなー」おどおど

京子「もう気にしても、しょうがないじゃん」

京子「食べよ、食べよー」

櫻子「そうですよねー」ころっ

櫻子「それにしても、毎回よくイベント思いつきますねー」

京子「あー、実はさ」

京子「今回は、わたし発案じゃないんだよねー」

櫻子「へ?じゃあ誰?」

京子「何を隠そう、あの西垣先生なのだよー」

京子「説明しよう!」

京子「あれは抽選の、数日前のことだった」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

京子『先生がわたしにお願いー?』

西垣『うむ、お前達娯楽部のイベントに』

西垣『この松本を参加させて欲しいのだ』

りせ『・・・・・・///』

京子『か、会長をー?』

西垣『娯楽部に気になる子がいるらしくてな』

京子『へー、誰かな、誰かなー』きらきら

りせ『・・・・・・///』

西垣『赤座だそうだ』

京子『よりによって、あかり!?』

りせ『・・・・・・』

西垣『なんとなく共感出来そう、とのことだ』

京子(そ、存在感ないところ、とか?)

りせ『・・・・・・///』

西垣『松本によると、赤座は天使ということらしい』

京子『あかり、ずいぶんステップアップしたなー』しみじみ

西垣『わたしに言わせれば、松本も十分天使なのだが』

西垣『天使は天使を知るということなのだろう』はっはっは

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

京子「というわけで」

京子「カップルごっこ第2弾となったんだー」

櫻子「じゃ、じゃあ、くじの結果は?」

京子「実は、あのペアだけ仕組まれていたっ!」

櫻子「恐るべし、理科教師」たらたら

京子「あの2人、いまごろどうなってることやら」

櫻子「そ、想像つかないなー」

京子「まー、わたし達には関係ないし」

京子「食べよ、食べよー」

櫻子「そうですねー」ころっ

~繁華街~

あかり「いい映画でしたねぇ」

りせ「・・・・・・」ぐす

あかり「そうですね、泣けましたよぉ」

りせ「・・・・・・」

あかり「あー、あんな恋愛してみたいですよねぇ」

りせ「・・・・・・///」

あかり「お、女の子同士でも出来る、ですか?」たらたら

結衣「あー、なんか久々にゆっくり過ごしてる気がする」

向日葵「落ち着いて読書出来ましたわ」

結衣「本が好きなんだね」

向日葵「ええ、なるべく読むようにしています」

結衣「って、あ、あれ?」

向日葵「どうかなさいました?」

結衣「あ、あかりが会長と手を繋いで」

向日葵「しかも、普通に会話してますわ」がーんっ

向日葵「声をかけてみます?」

結衣「い、いや、あれを見て?」

向日葵「西垣先生?」

結衣「なんとなく近寄るなオーラが」

向日葵「き、危険な匂いがしますわ」

結衣「他に行こう」たらたら

向日葵「賛成しますわ」たらたら

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   /::::::::::::::|::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
.  //::::::::://!|:::::::|:∧::ト::::::ト、:::::::::::::::::::::::::::::::::',
 / !::::::::斗-┤:::::| マ|弋¬ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::.

  |::::::::/|l  ぃ::::|   ヽ \! ∨:::::::::::::::::::::::::::: |   スンスン
  ||::::::l 」xミl ヾ:|  テテ弌、|::::::::::::::::::::::::|::|:|

  |!l::::ハ〈 レ |    匕  | ソ }::::::::::::::::::::::::::|::lリ    なんか火薬の匂いがする
  | \|ハ し     `ー '  /:/:::::::/:::::::::::/!/
.    /:}''' ′     ""/イ:::::::/:::::::::::/ /

    l:八             /:::ィ::/:::::::::::/    
    |l|:::\  -    / 彡|/:::::::::::/

     ∨ /\           |_::::::::::/
.      ∨ |:::` フ  ̄    | }:::::::::|、
        /:::::/\      l∧:::::::トゝ
.     -‐イ:::::::|  \    / ∧::::|\

西垣「ほう、爆発させてでも近づかせないつもりだったが」

西垣「なかなかの危機回避能力じゃないか」きらーんっ

西垣「すまんが、こういう場合、常識人の干渉など不要なのだ」

西垣「進化というのはいつも」

西垣「常識の破壊・爆発・壊滅から起こるものだからな」はっはっは

ちなつ「あ、あかりちゃんに話しかけようと思ったけど」

ちなつ「やめとこっと♪」

ちなつ「さあ先輩、ご飯食べたら映画館戻りますよ」

ちなつ「間が持ちませんからっ」にこっ

千鶴「・・・わ、わかった」

千鶴(姉さん、この子なんか怖い)

あかり「お昼どうしましょうかぁ」

りせ「・・・・・・」

あかり「あ、あかりと一緒ならどこでもっ?」

りせ「・・・・・・」

あかり「じゃ、じゃあ、そこのファミレスにでも」

りせ「・・・・・・///」

あかり「えぇぇぇぇぇ!?」

あかり「腕を組んでお店に入るのが夢ぇ!?」

~ファミレス~

からんころ~ん

京子「あーあ、あの女の子達、腕なんか組んじゃってー」

櫻子「ラブラブですねー」

京子「・・・・・・」

櫻子「・・・・・・」

京子「って、あかりじゃん!」

櫻子「か、会長ー!?」

京子・櫻子「一体、なにがっ!?」がーんっ

あかり「り、りせちゃんもこっちに座るんですかぁ?」

りせ「・・・・・・」ぷんぷん

あかり「あ、当たり前でしたよね」たらたら

あかり「さ、さあ、なに頼もうかなぁ」

りせ「・・・・・・」

あかり「あかりと同じものですか、そうですか」あぅぅ

京子「まさかの恋人座りー!?」

櫻子「しかも会話出来てるっぽい!?」

京子「この短い時間に、あかりに何がっ!?」

西垣「いやいや仲良くていいじゃないか」

京子「西垣先生ー!?」

櫻子「どっから湧いたんですかー!」

西垣「湧いたとは失礼だなぁ」はっはっは

櫻子「つ、つけて歩いてるとか?」

西垣「企画者としては見守らないといかんだろう」ふふん

京子「それにしても、あのあかりがねー」

西垣「順調に進化してるとは思わんか」

櫻子「でも先生はいーんですか?」

櫻子「会長とは怪しい関係って聞きましたけどー」

西垣「わたしだって、教師の立場くらい理解してるさ」

西垣「ただ怪しい実験を手伝ってもらってるだけだ」はっはっは

京子(どんな実験なんだー!?)

櫻子(だから、どう怪しいんだよー!)

西垣「まあ松本と赤座がくっつけば」

西垣「わたしの爆友が2人になるだろう?」きらーん

京子(おー、さすが黒い)

櫻子(悪魔だー、悪魔がいるー!)

京子「あれ?でも会長は卒業しちゃうんじゃ?」

西垣「なんだ、歳納は知らなかったのか?」

京子「へ?」

西垣「ゆるゆりの世界は同じ時間をループすると」

西垣「原作者が公言してるじゃないか」はっはっは

櫻子「そっかー、だから会長のままなんだー」

京子「はっ!?」

京子「ということは、わたしたちは永遠に中学生っ!?」

西垣「ああ、少しくらいムダに過ごしても問題ないぞ」

京子・櫻子「ですよねー」あははー ←こりない人達

                     /⌒丶、      ___
                       /::::::::::::::::::>r―<::::::::::::::::::`7
                 |   {>   ゚ ̄ ̄ ̄ ̄ `丶、::::::/
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.          _人    八| |八弋Yソ     ,_入ハ }}│  | 人l
            ゚Y⌒    | 小///   '   弋Yソ ´│  |⌒Y´ ̄
           │    │ |    r─-       ////  ;  |
           |          | 人    |    }      ′ .:   :.
      _,人__        l :个:..   、 __ノ     /  /     :.
          `Y゚ ‐v┐     _| : |{:::::>:...,,_,,  -=≦/  /\ │ :.
        { -─ヘJ  |  /:| : |::::::::::::::ハ.     /   /::::::::_人  :.
.         {   二.)__人_ | : |:iヽ:::::::ト     _//   /; ‐z_Y⌒い人
       '.   、_) Y⌒゚ | : 圦:::\:l⌒\/:::/  /(/\ ∨ } ゚Y⌒

       ,ハ  ノ∧  厂 ̄| : | \::::}⌒/::::::/  / (`丶.   〉│ :|
        / ∧ / ∧ マ\ | : |   ヽ{∠二¨7  / (_`    / :∧ :|

あかり「わぁ、来た来た、美味しそぉ」

りせ「・・・・・・///」

あかり「たた、食べさせてぇ!?」

あかり「そ、それはもしかしなくても」

あかり「あ~んっていうやつですよねぇ!?」

りせ「・・・・・・///」

あかり「わ、わかりましたっ、いきますよっ」

あかり「あ、あ~ん」

ぱくっ

りせ「・・・・・・///」ぼふっ

あかり「そそ、そうですかぁ、美味しいですかぁ」

京子「あかりがあまり抵抗しない!?」

櫻子「なんか自然な、あ~んだったようなー」

西垣「松本の目力は、抵抗力を根こそぎ奪ってゆくのだ」

櫻子「ね、根こそぎー?」

京子「なんて恐ろしいんだー」

西垣「お前たちは、わたしが松本を巻き込んでると」

西垣「思ってるかもしれないが」

西垣「実は引き込まれてしまったのは、わたしだ!」きりっ

京子・櫻子「えぇぇぇぇぇ!?」がーんっ

あかり「あ、あかりにもですかぁ?」

りせ「・・・・・・///」

あかり「あ、あ~ん」

ぱくっ

あかり「美味しいですっ」

りせ「・・・・・・///」

あかり「じゃあ、お返しに、あ~ん」

あかり(な、なんか楽しくなってきちゃったよぉ)

【抵抗力さえ奪われた、あかり!】

【ゆりゆりしないはずの主人公は、どうなってしまうのか!】

京子「結局、全部あ~んで食べて出て行ったわけだがー」

櫻子「目力ってすごーい、ねぇ西垣せんせ・・・い?」

京子「って、いねぇ!」

櫻子「いつの間にっ!?」がーんっ

京子「しかし、これはっ!」

櫻子「千円札2枚だー!」

京子「先生ありがとう!これでまたデザート頼めるー!」

櫻子「わーい、どれにしよー♪」 ←やっぱり、こりない人達

~公園~

綾乃「暖かくなったから、公園もいいわねぇ」

千歳「せやなぁ、ちょうど梅も見頃やわぁ」

千歳「ただ、心残りがあるんやけど」

綾乃「な、なによ」

千歳「綾乃ちゃんに、おむすびあ~ん出来んかったことやん」

綾乃「だから、恥ずかしいって言ってるでしょーっ!」

千歳「別にええやん、歳納さんとの予行演習・・・って、あれぇ?」

綾乃「どうしたのよ、千歳」

綾乃「う"ぁ!?」

綾乃「わ、わたしの目がおかしいのかしら?」

千歳「違うで綾乃ちゃん、うちにも見えとるよ」

綾乃「かか、会長と赤座さんがっ」

千歳「腕組んどるなぁ」

綾乃「しかも、かなり親しげじゃない?」

千歳「や、やるなぁ赤座さん」

千歳「こんな短時間で会長ゲットやで」ごくりっ

綾乃「ゲットとか言うんじゃないわよーっ!」

あかり「わぁ、お花がきれいですねぇ」

りせ「・・・・・・///」

あかり「あ、あかりの方がきれいっ!?」

あかり「あああ、ありがとうございますぅ」ぷしゅぅぅぅ

りせ「・・・・・・」

あかり「そんなことないですよぉ!」

あかり「その、りせちゃんの方が可愛いしぃ」ぽっ

りせ「・・・・・・///」ぼふっ

     / : : : : : : 〃i : : : / l : |l |: : : : : :.|\: : : | ‘; : : : : :∨: : : : : : : : :.
.    //: : : : : : :″.!: : : ′l : |l |i: : : : : :|-‐ハ: ┼-∨: : : : }: : : : : : : : : :i
    ′ : : : : : : i| |.:_;斗匕: :|l |i: : : : : :|  j: :i|   }: : |!: :′: : : : : : : : :i
   ′: : :|: : : : :i|.才: : :{ ‘; :| 八: : : : リ ィ 二二≧x: :|∨: : : : : : : : : : :i  
   | |: : |i: : : : :| |二二≧ト{   ゝ- ┘ィ7⌒) ハ^ミV : : : : : : : : : : : :
   | |: : |ハ : : : | 〃7⌒)ハミ         ト J::::、 } /: : : : : : : : : : : : :   ・・・・・・///ぼふっ
      トミ{八:_:_∧i{ ト J::、 }          V(__ ソ /: : : : : : : : : : : : : :
          /: ∧ V(_.ソ    /////////: : : : : : : :/: : : : : : :
.         /: /: ∧  /////, /////// ′: : : : : : /: : : : : : : :
         i: /: : : ∧ ///            | L:斗 匕/: : i| : : : : :
         |/{: : : : :人         _          V: : : : : i| : : : : :
         | ヽ:/} : /> .               イ    }: : : : : || : : : : :
            /: /: : : : : ≧=-  _   <       }: : : : : }ト :_: : :
              /: /}: : : : : /ニ三三7´          /: : : : :/三三ニ
           厶イ/ : : : : /三三三{          /: : : : :/ 三三三

綾乃「なななな、なに、あの甘い雰囲気!?」

千歳「ちょ、ちょっと待ってな?」

すちゃ

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

りせ「・・・・・・///」

あかり「りせちゃんは、喋らなくていいよぉ」

あかり「だって」

あかり「すぐ、口を塞いじゃうんだからぁ」

りせ「・・・・・・///」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ぶっしゃぁぁぁ

綾乃「ちょ!千歳ぇ!?」

千歳「ありやで、ありやでこのカップル」

綾乃「いいから、鼻血止めなさいよーっ!」

千歳「意外やからこそ、妄想膨らみ放題やっ」

綾乃「膨らませなくていいからーっ!」

りせ「・・・・・・///」

あかり「あ、あのぉ、いまなんて?」

りせ「・・・・・・///」

あかり「ここここ、公園で抱きあうのが夢ぇ!?」

あかり「そ、それはさすがにっ」

りせ「・・・・・・///」

あかり「わわわ、わかりましたぁ」

綾乃「な、なにが分かったのかしらっ!?」

千歳「こ、これはあれやで」

千歳「うちの意識が持つかどうかの勝負やで」

綾乃「そんな勝負、せんでいいわーっ!」

千歳「いやん、綾乃ちゃんのエセ関西風つっこみぃ」

あかり「い、いきますっ」

りせ「・・・・・・///」

だきっ

あかり(ちち、ちっちゃくて柔らかいぃぃぃ)

りせ「・・・・・・///」

あかり「もっと強くっ!?」

りせ「・・・・・・///」ぼふっ

ぎゅうっ

あかり「あ、あかり、もうなにがなんだかぁ」くらっ

千歳「ええなぁ、まさにお花畑やねぇ」だらだら

綾乃「あ、あら?意外に冷静なのね」

千歳「あれが、綾乃ちゃんと歳納さんやったら」

千歳「間違いなく即死しとるで!」

綾乃「そゆことあっさり言ってんじゃないわよーっ!」

             _  / _. -- 、ヽ
             /´   ` ̄'´     \}   つ
            /,.-    .:/     \  っ
        /  /  /: /    /   ヽ
      〃   /    | /    /     ヽ:i   
        { { .:'  `メ/:/!:  / .イ/ l   :|    
         V   /__{/`| //"j ィ/ | /  |   
        /{   イ んハ |ハ{   んハヽ|′ i |   と、歳納京子と 
        { ∨人 Vソ      Vソ 厶  .ハ|   
       -=彡 ハ '"'"'"  ,  '"'"'" ノ  / |    あんなことーっ!?
          {/}人   rー-‐ , u -=彡イ      
         /  }> 、` ̄¨´ イ/ /|       
        /   ノ-ャ'j ` ¨ ´ト、/ /ノ      
       /`{  /::::::::: \    `7 /‐- 、     
.      /   ヽ{\:::::::::::::ヽ__ { ハ{::::::::::}、     .
    ,:/´ヽ   i   \/┐l }))=|:::::::::::/ }    
.  //`丶、  | __,/ / Uイノ::::j::::::::/} イ    
/  { ::::::::::::>'/''´  ¨´x‐<:::∨::/ |' |      
/   >t‐ァ'´ 人  /ノ:}   [○]  |‐┤    
  / ノ/     `¨¨´,ノ    /::::|  j:::::|
/   {    _..ニ=ァ'"     /:::::::|  ,ハーj

西垣「そんな池田にはティッシュのプレゼントだ」

千歳「えろぅ、すんませ~ん」

綾乃「西垣先生!いったいどこからっ!?」

西垣「生徒を見守るのも、教師の役目なのでな」はっはっは

綾乃「絶対、嘘ですよね」

千歳「西垣先生、ストーカーはあかんよー」

西垣「ストーカーとは失礼だなぁ」

西垣「一部始終を監視してるだけじゃないか」

綾乃「そ、それをストーカーって言うんじゃ?」

西垣「そうなのか、こりゃ一本取られたなぁ」はっはっは

綾乃「は、話が通じない」

千歳「それにしても先生、なにかしたん?」

千歳「かなり親密になっとるようやけど」

西垣「わたしは松本に、ちょっとアドバイスをしただけだが」

綾乃「どんなアドバイスですか?」

西垣「お願いをする時は、目を潤ませて上目づかいで」

西垣「まあ、そんな感じ?」きらーんっ

千歳「あー、そらあかんわー」

綾乃「と、特に赤座さんには効きそう」

西垣「うむ、効果は抜群だ!」

千歳「なんかあったなぁ、そんなゲーム

綾乃「と、ところでっ」

綾乃「かか、会長の様子がっ」

千歳「どないした・・・はっ!?」

西垣「いいぞ、松本」

西垣「上向き加減、目の閉じ方、唇の開き加減」

西垣「全部完璧じゃないか」きらーんっ

綾乃「か、関心してないで止めるべきでは?」

千歳「綾乃ちゃん!」

綾乃「な、なによ」

千歳「止めたらあかん!止めたらあかんでー!」だらだら

綾乃「あ、あなたの心臓が止まるわよ?」

西垣「見守るのも愛だろう」きりっ

綾乃「またそんな、都合のいいこと」

綾乃「そ、そこまで言うなら見守りますけど」

千歳「・・・・・・」

西垣「・・・・・・」

綾乃「べべべ、別に歳納京子との参考にしようなんて」

綾乃「これっぽっちも思ってないんだからねーっ!」

千歳「綾乃ちゃん」

綾乃「なな、なにっ」

千歳「うちら、なにも言うてへん」

綾乃「・・・・・・///」ぼふっ

あかり(どどど、どうしようっ)

あかり(これって間違いなくあれだよねぇ)

りせ「・・・・・・///」

あかり「は、早くって言われてもぉ」あぅぅ

あかり(でも、吸い寄せられるよぉ)

あかり(お父さん、お母さん、そしてお姉ちゃん)

あかり(ごめんなさいっ)

あかり(あかりは、あかりはっ)

あかり(大人の階段、昇っちゃいますっ)

あかり「りせちゃん、愛してるっ」

ちゅっ

【天使と天使が恋に堕ちた瞬間であった】

                      - 、   ´  ヽ
                   /    ´      \、 -― 、

                 ,ィ               ヽ _」  ハ
              r― y′             ' ,  ∨ノ / }
            ,'  !//  /   !     i ト    ,  V/ ノ
            i  ∨'  /   ,' /|       ハ !-, 、  ,  , ̄ \
             > 、_,'  ,'  イ/‐!    / リ ', ト i  i | ハ`ヽ
            /,  ,   ,  ´ハ′ !ハ  , '  ノ  レ′i    ! 」‐ ┘
          /イ  / !    ,'      ! N    _  .| |  | !
            ー- 、|  |   ! _二 リ    ´ ̄`ミj j  .| |
                   |  |∧ !ィ''" ̄ `  ,      ムイ   .| |
                   |  !′ゝヽ         :::::::: /   リ |
               /|    { , ::::::::  r  ⌒     ,  /∧.!
              | !    |`ヽ     、 _ ノ   ィ  / リ
          _    |/!/\ 「ヽ >   _    ィ ムイ              , -、
     _rfヽ「ヽ ( 丶- 、     ヽ/L rv 、/j     ! ヽ- 、         / / , - ニミュ
    `ーヘ ヽ \ _ ヽ     ィ´ ヽ f      〉 /  〉 、       , '   ̄ ヾ//ソ
       >ヘ  ´    ハ   / 、   \!     / /  /  ヽ    /   ⌒ ´ /´
          > -r 、   ', /   >  _ヽ   / イ /      ハ  ,'     <
                |     ∨  ',       ー ' ̄       /   i ,    7´
            後にあかりは語った


            あかり『その瞬間わかったんです』

            あかり『この人はもう、あかりが愛し抜くしかないんだって』

西垣「良く頑張ったぞ、赤座」

綾乃「なにこれ、ちょっと感動?」

千歳「うちの鼻血も、いつもよりサラサラやわ」

綾乃「なにそれ」

西垣「おや、少し様子がおかしいぞ」

千歳「もしかして、赤座さん」

綾乃「気絶してるしーっ!」

西垣「・・・巨星、堕つか」

千歳「あったなぁ、そんなアニメ」

綾乃「ちょーっ!そんな場合じゃないでしょーっ!」

~新学期 校門~

ざわ ざわざわ

京子「そりゃ目立つよねー」

結衣「いちおう新入生なのにな」

ちなつ「生徒会長と腕組んで登校ですもん」

あかり「み、みんな離れないでよぉ」あぅぅ

りせ「・・・・・・」

あかり「そ、そうだけどぉ」

西垣「いいじゃないか赤座」

あかり「せ、先生ぃ」

西垣「無口(?)な美少女生徒会長を手に入れてループ」

西垣「強くてコンティニューみたいなもんだろう」はっはっは

あかり「ゲームと一緒にしないでぇ!」

~数日後~
                              ´
                               ´.

                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´

結衣「心配になって来てみれば」

京子「懲りないよなー」

ちなつ「先生、大丈夫ですかぁ?」

西垣「ああ、問題ない」

西垣「爆発は必須だからな」きりっ

結衣「そんな、いい表情で言われても」

西垣「おお松本、わたしより焦げてるじゃないか」

りせ「・・・・・・」

西垣「そうか、無事か」

りせ「・・・・・・」

西垣「赤座?そういえばどこいった?」

結衣「ここにいたのは確かなんですか?」

京子「見当たらないけどー」

ちなつ「そ、そんな、あかりちゃん!?」

京子「あかりは2人を救うために、犠牲になったんだ」うぅぅ

結衣「あかりのことは忘れないよ」

ちなつ「空の上で見守っててね、あかりちゃん」





がたっ がたたっ

あかり「こ、これじゃあ」

あかり「強くてコンティニューでも、扱いは同じだよねぇ!?」

END

ちとあかの時に、さるさん限界突破して忍者リセットされた苦い思い出が
頭をよぎりまくった!

おやすみなさい

なんでまだある

ありがとう有馬温泉

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