平乃「安価で存在感をアップさせます!」(169)

平乃「さて、問題です」

平乃「各種、武道の段位合わせて五十段の達人」

平乃「しかしプライベートではゴスロリを愛用する一面も見られ」

平乃「小さな悪も見逃せない、曲がったことが大嫌いで、生真面目な女の子!」

平乃「さて、誰でしょう?」

次子「あたしクイズは苦手なんだー、ごめんなー」

小衣「はんっ!誰だか知らないけどIQ1400の超天才美少女明智小衣の足元にも及ばないわね!」

平乃「せ、せめて答えるくらいしてください!」

咲「小泉」

平乃「誰!?」

平乃「…決めました!」

平乃「長谷川平乃、イメージアップ大作戦です!」

平乃「で、次子さんにお聞きしたんですが…」

次子「え?あたし?」

平乃「イメージチェンジってまず何をすればいいんでしょう?」

次子「…えーっと」

次子(あたしにそんな事聞かれてもな…)

次子(イメチェンだろ?うーん…)

次子「…服とか、着替えれば?」

平乃「服ですか!なるほど!」

平乃「それじゃ、早速>>6に着替えようと思います!」

白スク

平乃「白のスクール水着に着替えようと思います!」

次子「は!?」

平乃「知らないんですか次子さん、白のスク水が最新のトレンドなんですよ」

次子(違う…流行りとか分かんないけど絶対に違う気がする…)

平乃「流行の最先端を突っ走っちゃう私、きっとみんなに見つめられちゃいますね」

次子「うん、絶対じろじろ見られると思う…」

平乃「さて、そうと決まったらさっそくスク水を買いに行きます!」

平乃「と言うわけで小衣さん!ちょっと外出してきますね!」

小衣「さっさと帰ってきなさいよ!?まったく…!」

平乃「行ってきまーす!」

次子(止めたほうがよかったのかなぁ…?)



平乃「さぁて、張り切っちゃいますよ!」

平乃「白スク…>>12なら売ってますよね!」

デパート

平乃「デパートにやってきました!」

平乃「さて…水着売り場はどこでしょう?」

平乃「…ありました!」

白のスク水 8,000ヨコハマドル

平乃「安い!買いです!」

店員「ありがとうございましたー」

平乃「ふふ…これで理想の私に一歩近づけました」

平乃「…あれ?あそこにいるのは」

シャロ「試食のかまぼこ、おいしいですー!」

ネロ「収穫だ!収穫だー!」

平乃「ミルキィホームズのお二人ですね」

平乃「お二人にも意見を聞いてみましょう!」

シャロ「あれ?平乃さんですー!」

ネロ「G4がこんなとこでなにやってんだよー」

平乃「どうも、お二人共」

平乃「実はですね私、イメチェンしようと思いまして…」

ネロ「へー、じゃあその買い物袋は…」

平乃「えぇ、白のスク水です」

シャロ(うわぁ…ドン引きですぅ…!)

ネロ(超かっこいい!)

平乃「それでお二人に聞きたいんですけど…」

平乃「自分のイメージを変えるにはどうしたらいいんでしょう?」

ネロ「そうだねー、髪型でも変えれば?」

ネロ「僕は髪が短いから、かわりに帽子でその日のイメージを変えてるよ!」

平乃「なるほど!おしゃれですね!」

平乃「よーし私も…>>23な髪型にしちゃいます!」

リーゼントの先端にかまぼこを指した髪形

平乃「リーゼントにします!」

ネロ「なんで!?」

平乃「長いと咲さんと被ってしまうし、短いと次子さんと被ってしまうし…」

平乃「だからと言って結ったり、リボンをつけたりしても小衣さんと被ってしまうので…」

平乃「誰の型にもはまらない、私だけの自分を表現するにはこれしかないんです!」

シャロ「かっこいいと思います!!」

ネロ「なんで!?」

平乃「でしょう!?」

シャロ「でも!リーゼントの先にかまぼこが刺さってたらもっとかっこいいです!」

平乃「シャーロックさん!おしゃれですね!」

ネロ「なんで!?」

平乃「じゃあ、美容院を探しに行ってきまーす」

シャロ「頑張ってくださーい!平乃さーん!」

ネロ「なんで!?」

平乃「素晴らしい意見が聞けました…人に聞くって基本的な事だけど大事ですね」

平乃「ただいま戻りましたー」ガチャ

咲「おかえりんこー」カタカタ

平乃「あれ、咲さんだけですか?」

咲「次子はパトロール、小衣はお昼寝中ー」カタカタ

平乃「そうですか…」

咲「で?イメチェンはどうー?」カタカタ

平乃「大分いい感じです!」

平乃(そうだ、咲さんはとってもおしゃれな人…)

平乃(咲さんにも意見を聞いてみましょう)

平乃「咲さん…私のイメージを変えるにはどうしたらいいでしょう?」

咲「………」ピタッ

咲「……口癖とか?」

平乃「なるほど…!確かに口調でキャラクターを表現するのは大切ですね!」

平乃「じゃあ私は>>32口調で行きます!」

コB&AKママOマI嶹゚煜C-Xモ6」、、タJ_ソシシ\/,」梨洵_悁X

平乃「さ、咲さん!これなんて読むんですか!?」

咲「…文字化け、かなぁ」

平乃「?」

咲「私にも読めないってわけー」

平乃「そうですか…」

平乃「仕方ない、>>43で行きますね」

ローラ

平乃「えっとー、こう?平乃わかんない☆」

咲「…………」

平乃「咲ちゃーん、黙ってないでなんか言って欲しいな☆」

咲「……………」

平乃「あれー?平乃間違えちゃった?☆ごめんねー」

咲(死ね、氏ねじゃなくて死ね)

咲「…まぁいいんじゃない」

平乃「よーし!これで私も少しはキャラが立ってきましたね!」

平乃「この喋り方もなんか気に行っちゃった☆うふふー」

咲「平乃」

平乃「はい?」

咲「私に話しかけるな」

平乃「え?」

平乃「えっとー、こう?平乃わかんない☆」

咲「…………」

平乃「咲ちゃーん、黙ってないでなんか言って欲しいな☆」

咲「……………」

平乃「あれー?平乃間違えちゃった?ごめんね☆」

咲(死ね、氏ねじゃなくて死ね)

咲「…まぁいいんじゃない」

平乃「よーし!これで私も少しはキャラが立ってきましたね!」

平乃「この喋り方もなんか気にいっちゃった☆うふふー」

咲「平乃」

平乃「はい?」

咲「私に話しかけるな」

平乃「え?」

平乃「よーし!なんだか順調ですね!」

平乃「さて次は何を…」

神津「…ん?平乃と咲だけか」ガチャッ

平乃「あ、警視!」

平乃「ちょうどよかった、警視にお聞きしたいことが…」

神津「俺に?なんだ」

平乃「イメージチェンジするにはどうしたらいいんでしょう?」

神津「……ふむ」

神津「獲物を変えたらどうだ」

平乃「獲物?」

神津「あぁ、お前が持っているそのラクロスのラケットだ」

平乃「これですか…」

神津「正直…なぜラケット?感が否めない」

平乃「うっ…!」

神津「例えば次子なら、銭と拳銃を使っている」

神津「銭はいかにも江戸っ子気質な次子らしいし、拳銃も警官として理にかなっている」

神津「だが…なぜ平乃はラケットなんだ、ラクロスでもしているのか」

平乃「いえ…やったことありません」

神津「そういうことだ、自分らしさを象徴するものにでも持ち替えてみろ」

平乃「な、なるほど…!」

平乃「そういうことなら…!よーし、今日から私の武器は>>59です!」

平乃「…ところで、今の話的に小衣さんの武器が黄金仮面なのはどうなんでしょう…?」

神津「あぁ…あれは、いいんだ」

神津「小衣だから」

平乃「そうですよね、小衣さんですもんね」

逆釘バット

平乃「逆釘バットで行きます」

神津「…なんだそれは」

平乃「警視、釘バットって御存じですよね?」

神津「あぁ…よく暴徒が使う、木製バットに五寸釘を打ち込んだ武器だな」

平乃「あれの逆です☆」

神津「……つまり」

神津「…スパイクが、外側に向いた釘バット?」

平乃「はい!」

神津(警官の武器とは思えん)

平乃「うふふ…これは忙しくなってきましたよ…!」

平乃「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪」トンテンカンテン

咲(しかもここで作るの…?)

小衣「うるさーい!執務室で大工仕事すんなー!!」ガチャ

平乃「あ、小衣さんおはようございます」

小衣「うるっさいのよ!外でやんなさいよ外で!」

神津「執務室で昼寝をするのもどうかと思うが」

小衣「ですよねー☆」キャルンッ

平乃「すいません、でももう完成したので大丈夫ですよ」ズラァッ

小衣「ひぃっ…!」ビクッ

平乃「あ、そうだ小衣さんにもお聞きしておきましょう」

平乃「イメージを変えるにはどうすればいいでしょう?」

小衣「そ、そうね…」

小衣「なにかマスコットを連れてみるってのは?」

平乃「マスコット…?」

小衣「ポポロみたいな、少なくとも目立つと思うんだけど」

ポポロ「ポポロチャンイウナー!」ガチャッ

平乃「なるほど…!変えるだけでなく、目立つのも大事ですね!」

平乃「何か連れて歩きましょう!>>67とか!」

ベヘリット

平乃「ごめんねー、いきものでお願い☆うふふ」

咲「喋るな」

平乃「>>76でいくよー☆うふふ」

ペンギン

平乃ちゃんは可愛い

平乃「ペンギンを連れて歩きます!」

小衣「ぺ、ペンギン!?」

平乃「最近、水族園から脱走したりして話題沸騰じゃないですか!流行りますよ!」

小衣「んなこと言ったって、ペンギンなんてこの近くにいるわけないでしょーが!」

神津「いるが…」

ペンギン「くぇー」

小衣「いるの!?」

咲「かわいい…」ナデナデ

ペンギン「くぇー」

平乃「よし!これでマスコットも確保です!」

平乃「ふふふ…どんどん自分のキャラが変わっていくのが分かりますよ」

咲「変態的な方向にねー」

神津「逮捕もやむを得ないかも知れん」

ポポロ「ポポロチャンイウナー」

ペンギン「くぇー」

咲「かわいい…」ナデナデ ←かわいい

神津「ところで平乃」

平乃「はい?」

神津「このペンギンに名前は付けないのか?」

平乃「名前…ですか」

咲「そうだねー、小衣の相棒がポポロMk-IIで、」

神津「ミルキィホームズのペットがかまぼこ」

小衣「んで!アンリエット生徒会長のペットがシャーロック!」

神津「他に名前があるのに、こいつに名前が無いのは哀れだろう」

平乃「そうですね…私と一緒に戦ってくれる相棒に名前をつけます!」

神津「……Gペンギン、はどうだ」

小衣「ココロIQ1400とかどう!?」

咲「蟹」

平乃「う~ん、ちょっとそれは」

平乃「…>>92とか、どうでしょう?」

耕太

平乃「耕太です!」

神津「普通だ」

咲「ふっつーう」

小衣「普通ね!」

平乃「ふ、普通でいいじゃないですか!何が悪いんですか!?」

咲「まぁあんまり変な名前だと平乃のキャラが食われるからいいかもねー」

小衣「食いきれそうにないくらい変なキャラと化してるけど…?」

神津「食ったら腹痛を起こすぞ」

平乃「何気に酷い事いってません…?みなさん…」

平乃「まぁいいです、またちょっと出てきますね?」ガチャ

神津「どこへ?」

平乃「耕太のごはんを買ってきまーす」

耕太「くぇー」

平乃「たしかペンギンは魚を食べるんですよね…」

耕太「くぇー」

平乃「魚、好きですか?」

耕太「あぁ」

平乃「なら、あそこのお魚屋さんに…」

平乃「あら?あそこにいるのは…」

コーデリア「私のために~泣いてくださ~い♪」

エリー「志集…買ってください…」

平乃「ミルキィホームズのお二人ですね」

平乃「こんにちはー」

耕太「くぇー」

コーデリア「あ…長谷川さん」

エリー「どうも…」ペコ

エリー「かわいい…」ナデナデ

耕太「くぇー」

コーデリア「この子、どうしたんです?」

平乃「話せば長いことながら…」



コーデリア「なるほど…イメチェンを…」

エリー「大変、ですね…」

平乃「お二人は、何かイメージを変えられるような事知りませんか?」

コーデリア「アクセサリーなんてどうかしら!?」

平乃「えっ?」

コーデリア「私はお花飾り!エリーはリボン!」

コーデリア「シャロはでっかいリボン!ネロはうまうま棒!」

コーデリア「自分にワンポイント付ければ女の子は素敵になるものなの~よ~♪」

平乃「ま、まだそんな方法があったなんて…!」

平乃「さ、さっそく!>>105をつけます!」

注射器

エリー「かわいい…」ナデナデ←やっぱりかわいい

安価↓

これは最後に誰か平乃ちゃん描いてほしいな

平乃「注射器を持ち歩きます!」

コーデリア「なんで!?」

平乃「注射器…お医者さんって知的なイメージでかっこいいじゃないですか」

エリー「危なく…ないですか?」

平乃「逆釘バットのほうが危ないから…大丈夫です!」

エリー「ぎゃ、逆…?」

平乃「ともかく、お二人共ありがとうございました!では!」

耕太「くぇー」

エリー「あ…行っちゃった…」





平乃「ふふ…一日で私という存在を根底から覆すほどのイメージチェンジを遂げてしまいました」

平乃「明日からの、みなさんの私を見る目が楽しみですね」

耕太「くぇー」

平乃「あっ、はい、お魚ですよ」

次の日
 ヨコハマ警察・G4執務室

小衣「おはよー…ってまだ全員そろってないのね」ガチャ

次子「うーっす」

咲「おはよー」カタカタ

小衣「平乃は?」

次子「ちょっと遅れるってさ」

咲「『準備に時間がかかりますー』だってさ」カタカタ

小衣「準備…?あっ」

小衣「……想像したくない」

次子「あたしもだ…」

咲「激しく同意」カタカタ

コンコン

次子「ん?ノック?」

咲「はーい」ガチャッ

シャロ「うぅっ…!」ドサッ

咲「シャーロック…!?」

小衣「えっ!?」

シャロ「こ…ココロ、ちゃん…」ハァハァ

小衣「ココロちゃん言うな…とか言ってる場合じゃない!どうしたのよ!?」

次子「ひどい怪我だ…!」

小衣「シャーロック、大丈夫!?シャーロック!!」

シャロ「たすけて…助けて、ココロちゃん!」ギュッ

シャロ「怪盗が…!みんなが危ないの…!」

小衣「怪盗…!?」

咲「情報入ったよ…!」カタカタ

咲「ホームズ探偵学院付近に怪盗>>125出現…!」

次子「なんだって!?」

小衣「くっ…!みんな、行くわよ!」

石川内野手

ホームズ探偵学院

石川内「ふっははは!ミルキィホームズ、私の敵ではないな!」

石川内「これがヨコハマを救った名探偵…とんだダメダメ共じゃないか!」

ネロ「ぐっ…!なんだあいつの制球力は…!」

エリー「こっちのボールを…全部キャッチされてます…!」

コーデリア「しかも正確にホームに球を返してくる…!だめだわ、点が取れない!!」

石川内「さて…ミルキィホームズも倒したことだ、ヨコハマスタジアムはもらったっ!!」

小衣「そうはさせない!」

次子「怪盗石川内!御用だ!!」

咲「逃がさないんで、そのつもりで」

石川内「ほう…Genius4、そうだったなお前たちがいた…!」

石川内「ミルキィホームズとG4、二つを倒してこそのパーフェクトゲーム!」

石川内「一人足りないようだが…行くぞ!」ダッ!

小衣「くっ…!ジーニアス3!行くわよっ!」バッ!


???「待てっ!」

コーデリア「あれは…!」

エリー「まさか…?」

ネロ「来てくれたんだね…!」


G4…
それは選ばれし者達が集いし奇跡の集団…
ある者は武術段位五十段を誇り、ある者はゴスロリの服を着る
大平乃時代、存在感を高める一つの花
その名を長谷川平乃といった…


平乃「遅れてごめんねー☆うふふー」バーン

耕太「くぇー」


小衣「かまぼこリーゼント…!!」

次子「白いスク水!!」

咲「……逆釘バット!!」

石川内「何だ貴様はァ!!」

平乃「G4長谷川平乃だよー、よろしくねー☆うふふ」

小衣「平乃オォォォォ!!??」

次子「お前っ…なんだそりゃああああああああ!!!?」

咲「きめぇ」

平乃「正真正銘平乃だよー☆えへっ」

小衣「どうしてそうなるのよー!小衣、マスコット連れ歩けって言っただけなのにー!」

次子「服変えろって言っただけだろー!?」

咲「………チッ」

平乃「なにそれー?わかんないー☆うふふー」

石川内「なにをごちゃごちゃと…食らいやがれっ!」ビュンッ!

咲「はっ…!?」

次子「ピッチャー、振りかぶって投げた!」

小衣「しまったっ…!」

平乃「うふふ☆」

平乃「ふせててねー☆うふふー」サッ

次子「平乃っ!?」

小衣「危ない!!」

ゴシュッ!!

小衣「あぁ……っ!!」

次子「平乃……!!」

咲「…………」

平乃「えへへー☆」

石川内「ぐっ…!がはぁっ!?」ドッ

石川内(何が…何が起こった!?)

石川内(俺の投球は確実に奴の頭を捕えていた!デッドボール確実だった!)

石川内(その…!死球確実の球がッ…!)

石川内「なぜ…!俺の腹にピッチャー返しされていやがるぅぅぅぅ!!!?」

平乃「えー☆打っただけだよー」

次子「そ、そうか…!逆釘バット!」

小衣「ボールに対抗できる武器!それが、バットってわけね!」

咲「…ミルキィホームズはどうやって打ってたのさ」

エリー「あ…私のトイズで殴り返してました…」フラフラ

平乃「あとツーアウトだよー☆」

石川内「そういう事かッ…!いや、女だと思って心底、油断していた…恐れ入ったよ」

石川内「だが!貴様がバットを持っている以上、俺も本気で行く!もう油断はしない!」

石川内「くらえ…これが『野球の球』だ…!」ゴォッ!

小衣「く…!すごいプレッシャー…これは!?」

次子「やつが、野球選手として本気を出したんだ!」

次子「さっきのような、戯れで投げるボールじゃあないッ!腕にグローブをはめて、振りかぶって投げるボールだ!」

平乃「ホームラン宣言しちゃうねー☆うふふ」グッ

小衣「平乃も構えた!」

石川内「うりゃああああああああ!!!」ゴッ!

次子「これは…剛速球だっ!!!」

平乃「…ッ!!」ググッ

平乃「棒球だよ☆うふふー」カッキィィィィン

石川内「ぐぼああああああああああ!!!」ドッガァ

小衣「出た!平乃さんのピッチャー返しコンボだ!」

平乃「平乃ー、打ちやすい球ばっかでびっくりー☆うふふー」

次子「あっと一球!あっと一球!!」

石川内「ぐぅ…!この俺が、二回も膝を折られるとは…!何故だ…!?」

石川内「待て…、平乃、長谷川平乃!そうか!!」

石川内「野球七段の達人、長谷川平乃!貴様がそうなのか!?」

平乃「そうだよー☆」

次子「そんな段位まで持ってるのかよ…」

石川内「ふふ…そうか、クククク…!」

小衣「何?あいつ急に笑い出したんだけど」

次子「頭イッちゃったかな」

耕太「くぇー」


その後、ロ…いや、平乃が三球目を石川内の眉間にブチ当て返しスリーアウト。
あっけなく攻守交代となった。


平乃「平乃投げちゃうよー☆うふふー」

石川内「来るがいい…!」

石川内(知っているぞ、長谷川平乃)

石川内(貴様ほどの優れた選手が、なぜ七段などという地位にとどまっているか!)

石川内(七段という位は決して低い位置ではない、十分に高い)

石川内(だが貴様はそれ以上の実力を持っているのにも関わらず七段!何故か!?)

石川内(それは、守備が弱いからだ!貴様は打つことは出来ても守ることは不得手なのだ!)

石川内「こちらの攻撃になった今、完全にこちらのホァグッ!!?」デッドボーーール

平乃「考えるの長いよー☆うふふー」

小衣「っしゃあ!ワンアウト取ったわ!」

次子「やるなぁ平乃!」

石川内「ぐっ…!また油断してしまった…!」

石川内「だが、次は無い!来るがいい長谷川平乃!」

平乃「行くよー☆」ビュンッ

石川内「いい球だッ!早く、真っ直ぐで、教科書に載っているかのような球だな!」

石川内「それ故に打ちやすい!まるでバッティングマシン!」

石川内「貰ったーーーッ!!」カキィィィィン

次子「打たれた!でかいぞ!」

石川内「はっはっはっー!俺の球が取れるか長谷川平乃ォーッ!!」

耕太「諸君、私は野球が好きだ」パシッ

石川内「なにぃーーーッ!!?」

小衣「耕太ーー!」

耕太「リーグ戦が好きだ、二軍戦が好きだ、以下略だ」ヒュッ

平乃「ナイスだよー☆」パシッ

石川内「な、なんと正確な送球…!」

平乃「アウトだよー☆うふふー」デッドボーーール

石川内「ぎにゃああああああああ!!!」ドッガァ

次子「ゲッツーーーー!!平乃の勝ちだーー!!」




小衣「勝負は平乃の勝ちね!大人しく逮捕されなさい!」

石川内「まだ!まだだぁ!!」

石川内「俺から野球を取って何が残る!?トイズが残る!」シャキィン!

次子「なっ…!?」

小衣「こいつ…!トイズを!」

石川内「こいつが俺の隠し球だぁ!>>157のトイズ!」

分身

小衣「こいつっ…!分身した!?」

石川内A「ハッハァ!さぁ行くぞ長谷川平乃!」

石川内B「俺たちのコンビネーションアタック!お前に大ダメージ!」

平乃「武術段位計五十段だよー☆うふふー」ゴキッ

石川内A「ぎにゃあああああああ!!!」

次子「なんだ、見かけ倒しだな」

小衣「待って…!石川内Bが…!」

石川内B「ペンギンの命はもらったーっ!」バッ

小衣「耕太!」

耕太「くぇー」

石川内B「俺Aに気を取られ過ぎだ!その位置から俺に追いつくことはできない!」

石川内B「さぁペンギン!貴様を道連れに…ッ!?」サクッ

石川内B「な、何故だ…!」ドサッ

小衣「な、なに…何が?…石川内Bの首筋に、注射器!?」

平乃「投擲の段位は九段だよー☆」ドンッ

こうして、怪盗石川内野手は逮捕されたよー☆うふふー
平乃の知名度、あげあげな事間違いなしだよねー☆


平乃「…『お手柄!スク水ペンギンリーゼント、怪盗石川内を倒す』」

平乃「…え?」

神津「聞いたか、謎の探偵スク水ペンギンリーゼントの話」

神津「野球のトイズを駆使してみごと怪盗を逮捕したらしい」

神津「俺たちG4も負けてはいられないな」

小衣「ソ、ソウデスネー」

次子「マッタクダヨー、アハハー」

咲「そう、興味ないね」カタカタ

平乃「ど、どうしてこうなっちゃうんですかーーっ!?」

神津「そういえば平乃、イメージチェンジはどうなった?」

平乃「もう絶対イメチェンなんてしませんーーーーっ!!」


おしまい

ローラの口調ワカンネ
おしまい

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