櫻子「お姉ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」(160)

撫子「……」カチカチ

櫻子「あ~、もうっ!向日葵のばかばかばかばかばかばかばかばかばかっ!!」

櫻子「なんで、私に許可なく塾なんか通い始めるんだよう!?」

櫻子「今でも勉強、そこそこ出来るだろう!?」

櫻子「暇だし、勉強分かんないし、イライラするしぃ…」

櫻子「」チラッ

撫子「……」カチカチ

櫻子「ねーちゃん、さっきから携帯カチカチカチカチうるさいーーっ!!」バンッ

撫子「…櫻子の方がうるさいよ」

櫻子「ねーちゃん、暇なら私に勉強教えろよぉ~!!」

撫子「自分の勉強くらい、自分でしな」カチカチ

櫻子「分かんないから、頼んでるんだよう!!」

撫子「櫻子は花子と違って、一々文句言うから相手したくないの」カチカチ

櫻子「だったら、もうどっか行ってよ!!」

撫子「」ピクン

撫子「…櫻子がどっか行けば?」

櫻子「私は行くとこ無いから、仕方なくここに居るの!!」バンッ

撫子「ふうん」カチカチ

櫻子「ねーちゃん、さっきの話聞いてなかったのかよ!?」

撫子「…アレ、私に言ってたの?」チラッ

櫻子「ねーちゃん以外に誰が居るんだよう!?」

撫子「さぁ?」

撫子「独り言かなんかかと思ってたよ」

櫻子「うぅぅぅぅぅ…」フルフル

櫻子「もう、ねーちゃん最悪!話しかけなきゃよかったぁ!!」

撫子「あっそ」ゴロン

撫子「私も櫻子なんかと喋りたくないから」カチカチ

櫻子「」プツン

櫻子「携帯禁止ぃ!!」パシン

撫子「!!」

撫子「…チッ」ムクッ

ドンッ

櫻子「わわっ!?」ドテッ

撫子「……」

櫻子「つつ…」

櫻子「ぼ、暴力振るうこと無いだろう!?」

ノシッ

櫻子「ぐぇっ!!」

櫻子「ねーちゃん、重゛い…」ピクピク

撫子「櫻子、あんた調子に乗りすぎだよ」

櫻子「私に乗ってんのは、ねーちゃんの方だろう!?」

撫子「はぁ…」

撫子「……」


グイッ

櫻子「ちょっ!?」

サワサワ

櫻子「ひゃっ、冷たい!!」ビクッ

撫子「…櫻子の胸、ほんと成長しないね」

櫻子「な゛っ、なにを~!?」

櫻子「ねーちゃんの胸よりかず~っとあるし!!」

撫子「なら、比べてみる?」

櫻子「ふぇ?」

スルスル


パサッ

撫子「……」

櫻子「ねーちゃん、なに脱いでんの?」

撫子「脱がないと、大きさ比べられないでしょ?」

櫻子「そういうこと聞いてるんじゃなくてぇ!!」

ピトッ

櫻子「ふぇぇ!?」ビクッ

撫子「櫻子…」

櫻子「な…なんだよ、ねーちゃん?」








撫子「もし、私があんたのこと好きだって言ったらどうする?」

櫻子「……」

櫻子「……」

櫻子「…はっ?」

櫻子「ねーちゃんが私のこと好きとか、そんなのあるわけないじゃん」

撫子「いいから答えなよ」

櫻子「てゆーか、いきなり服脱いで抱きつくとか気持ち悪いんだよう!!」

櫻子「もう携帯カチカチしてていいから離れろよ!!」グイッグイッ

撫子「……」

櫻子「うわぁぁぁ、離れろ離れろぉぉぉ~!!」ジタバタ

櫻子「はぁ…はぁ……」ゼェゼェ

櫻子「もうやだ、訳分かんない!」

櫻子「さっきまで喧嘩してたのに、急に好きってなんなんだよう!?」

撫子「…あんなの、喧嘩じゃないよ」

撫子「一度だって、あんたのこと憎いなんて思ったことないし」

撫子「好きだっていうのも、急にじゃないから」

ドッドッド

櫻子「あっ…」

櫻子「ねーちゃん、心臓大丈夫?」

撫子「……」

           /,    ヽ \
             ,'.,       `、ヽ,
         //-─'''''''─-、,!.  ', _,,,..-‐''''",二ニ‐-、
     _,,,.-''"   ._      `ヽ!,,.-‐'''"      ,','
    |,.  _  i'"::::::L,,,!::`i__,,i''''ヽ, ヽ、      ,r'
   く   (::::::L,,/::;'::::;':::;:::::::;':::::::::::;':L,,,,_\     ,r'
     `y'`'"/::::/::;':::::;'::/::::::;':::::::::::;'::::::::::::;} .`、 /
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,..--─--、;::`i:::::;::!  `ヽ    ,.-==,く`ソ:::::;':::i`''"
       `|:::::;::|       !;;oソノ ./\:::/リ
        |::::::;::|   !ー、_,'  `''" /:';:::::`!     問題ないからどんどん書きなさい
         |:::::::;::|.  'ー     ./:;;:-''"`\
       .|::::::;;:::|ヽ、,,,,...... -‐''i:::;r'" `'''`ヽ,ヽ
     ,.-┴''"ヽ``,`'、  !.,'  '/   /`ニ=_,ノ!
    .,r'   ヽ、`i !ノ  ','   i'    _,フ'-:'":、
   /  '" `i i .ノノ-' ', !  i    「  ';::::::::::::`、

撫子「櫻子…」

撫子「これからすること、花子には内緒だよ」

櫻子「へっ?」

モソモソ

櫻子「……」

櫻子「…ねーちゃん?」チラッ

チュッ

櫻子「!!」ビリリ

櫻子「ふわぁ!?///」ビクン

チュッチュッ

櫻子「んっ…んっ……///」ビクビク

櫻子「ねーちゃん…おっぱい…やめ……///」ムクッ

チューッ

櫻子「んんんーーっ!?///」ビククン

撫子「はぁ…はぁ……チュッ」

櫻子「ねーちゃん…やだ、怖いよ……」フルフル

撫子「チュッ…チュッ……はぁ……チュッ」

櫻子「ねーちゃん…なんか、言ってよ……ねぇ?」フルフル

撫子「」ムクッ

櫻子「ねー…ちゃん……?」

撫子「下、触るから」

櫻子「……」

櫻子「…出ていけなんて言ってごめんなさい、携帯叩き落としてごめんなさい」

モソモソ

櫻子「私の方がおっぱいあるなんて言ってごめんなさい!」

櫻子「ねーちゃん抱きつくの気持ち悪いなんて言ってごめんなさい!」

スルスル

櫻子「昨日の食事当番サボってごめんなさい!!」

櫻子「ねーちゃんのお菓子勝手に食べてごめんなさい!!」

櫻子「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめ……あっ」ピクン


―――

――

ジャー

櫻子「」ゴシゴシ

櫻子「」ゴシゴシ

櫻子「……」

ガチャ

櫻子「!!」ビクッ

花子「櫻子、いつまでお風呂入ってるし!」

櫻子「…花子か」

花子「もうすぐ夕ご飯なんだから、早く出るし!」

櫻子「いらない」

花子「……」

花子「…今、なんて言ったし?」

櫻子「夕ご飯いらないって言ってんの、ねーちゃんと2人で食べろよ」

花子「さ、櫻子がおかしくなったし!お姉ちゃ~ん!!」


バタン

バフン

櫻子「……」

ゴロン

櫻子「……」

櫻子「…ねーちゃん」

櫻子「私が嫌だ、止めてって言っても止めてくれなかった」

櫻子「ねーちゃんは、私が怖がるのを見て喜んでたんだ」

櫻子「ここに居たら、またねーちゃんに乱暴される」フルフル

櫻子「ハッ!!」

櫻子「……」

櫻子「…家出、しよう。誰かの家に泊めてもらおう」スクッ

櫻子「」コソコソ

花子「櫻子?」

櫻子「!!」ドキッ

花子「こんな時間にどこへ行くし?」

櫻子「どこだっていいだろう」

花子「また、向日葵さんの家に遊びに行くし?」

櫻子「…向日葵」

櫻子「向日葵さえそばに居てくれれば、こんなことにはならなかったのに」フルフル

花子「?」

ガチャ

櫻子「花子、私しばらく帰らないから」

花子「櫻子、なに言ってるし?」

櫻子「」ダッ

花子「ハッ!!」

花子「お姉ちゃん、櫻子が家出する気だし!お姉ちゃ~ん!!」

タッタッタ

櫻子「はぁ…はぁ……」

櫻子「……はぁ」

櫻子「ねーちゃん追っかけて来たりしてないよな?」クルッ

シーン

櫻子「……」

櫻子「…ふぅ」

櫻子「脱出成功!」

櫻子「後は、誰か泊めてくれる友達を探してっと」ゴソゴソ

櫻子「……」

櫻子「…あれ、無いっ、無いっ!?」ゴソゴソ

櫻子「あ~ん、携帯忘れたぁ~!!」ガーン


???「……」ユラリ

櫻子「家に戻ったら、もう外へは出してくれないだろうし」

櫻子「向日葵には…向日葵の前で、いつも通りで居られる自身無いし……」

櫻子「うぅ、どっかで野宿するしか無いのかぁ~!?」

???「いけないわ、女の子が野宿だなんて!」

櫻子「!!」ビクッ

櫻子「誰だ!?」バッ

???「うふふ、そんなに怖がらないで。ただのバイト帰りのお姉さんよ♪」ニコニコ

櫻子「バイト帰りのお姉さん?」

バイ姉「泊まる所が無いんだったら、私の家に来ない?」ニコニコ

櫻子「私、知らない人についてくほど馬鹿じゃないし!」プイッ

櫻子「」グゥ~

櫻子「……」

バイ姉「あらあら、お腹が空いてるのね?」ニコニコ

バイ姉「妹の為に買って来たワックのヤッTセットだけど、良ければ食べる?」

櫻子「た、食べ物で釣ろうとしたってぇ~…」ジュルリ

           /,    ヽ \
             ,'.,       `、ヽ,
         //-─'''''''─-、,!.  ', _,,,..-‐''''",二ニ‐-、
     _,,,.-''"   ._      `ヽ!,,.-‐'''"      ,','     ヤッTセットワロタ
    |,.  _  i'"::::::L,,,!::`i__,,i''''ヽ, ヽ、      ,r'
   く   (::::::L,,/::;'::::;':::;:::::::;':::::::::::;':L,,,,_\     ,r'
     `y'`'"/::::/::;':::::;'::/::::::;':::::::::::;'::::::::::::;} .`、 /

バイ姉宅

櫻子「」モシャモシャ

バイ姉「美味しい?」ニコニコ

櫻子「はい、超美味しいですっ!!」キラキラ

バイ姉「ふふ、よっぽどお腹が空いてたのね♪」ニコニコ

櫻子「でも、いいんですか?」

櫻子「これ、妹さんの為に買ったんじゃ…」

バイ姉「今日は少しバイトが長引いちゃって、きっともう寝てるわよ」

バイ姉「それに、このヤッTセットのおもちゃさえ渡せれば問題ないもの♪」ニコッ

櫻子「うぅ、バイトのお姉さん優しい…」ジーン

バイ姉「そうそう、まだあなたの名前を聞いていなかったわね」

バイ姉「良ければ、教えてくれないかしら♪」ニコッ

櫻子「……」

櫻子「…撫子」

バイ姉「えっ?」

櫻子「大室撫子です」

バイ姉「……」

櫻子「…バイトのお姉さん?」

バイ姉「ハッ!!」

バイ姉「そ、そう。素敵なお名前ね♪」ニコニコ

櫻子「……」

バイ姉「そうだわ、撫子ちゃんお風呂入らない?」

櫻子「私、家出する前に入ったばかりなんですけど」

バイ姉「でも、外を歩いたし汗もかいていたわよね?」

バイ姉「こんな雪も降りそうな寒い日にそのままじゃ、風邪を引いちゃうわ!」

バイ姉「着替えは私が妹の服を用意してあげるから、ねっ♪」ニコッ

櫻子「……」

櫻子「…じゃあ、入ります」スクッ

バイ姉「お風呂はさっき手を洗った所にあるんだけど、分かるわよね?」

櫻子「はい、なんとなく分かりますから」スタスタ

ガチャ

パタン

バイ姉「……」

バイ姉「…うふふ、本当に『大室さん』そっくりだわ」パチン

バイ姉「『撫子ちゃん』には悪いけど、出来る連絡はさせて貰うわよ」カチカチ

バイ姉「大好きな妹が家出なんてしたら、心配だものね♪」ポチッ

ポチャン

櫻子「……」

櫻子「…ねーちゃん」

ガチャ

櫻子「!!」ビクッ

バイ姉「撫子ちゃん、湯加減はどうかしら?」ニコニコ

櫻子「バイトのお姉さん…」

櫻子「どうして、裸なの?」

バイ姉「うふふ、湯船に浸かりながら撫子ちゃんとゆっくり話そうと思ってね♪」

キュッキュッ

ジャー

バイ姉「はぁ…。バイトの後のシャワーは生き返るわ…///」ゴシゴシ

櫻子「……」フルフル

バイ姉「ちょっと狭くなるけど、大丈夫よね♪」チャプ

櫻子「!!」ビクッ

櫻子「こっち来んなっ!!」バシャ

バイ姉「えっ?」ピタッ

シーン

櫻子「ふぅぅ…ふぅぅぅ……」フルフル

バイ姉「…あらあら。どうしたの、撫子ちゃん?」アセアセ

櫻子「お前も、ねーちゃんみたいに私に乱暴する気なんだろう!?」

バイ姉「ら、乱暴って…」

櫻子「とぼけんなよっ!私のおっぱいチューチュー吸ったりぃ!!」ペタン

バイ姉「!?///」ドキッ

櫻子「私のアソコをいじくり回したりするんだろう!?」

バイ姉「!!!///」ドキキン

バイ姉「わわわ分かったわ、入らない入らないから!」バッ

バイ姉「…ちょっと、その話詳しく聞かせて貰えないかしら?///」ドキドキ

―――

――




バイ姉「…そう、そんなことが」

櫻子「……」

バイ姉「『大室さん』、やるわね。その行動力が羨ましいわ」

櫻子「へっ?」

バイ姉「ハッ!!」

バイ姉「い、嫌がる妹に手を上げるなんて同じ姉として許せないわね!///」アセアセ

櫻子「私のこと好きって言ったり、乱暴したり」

櫻子「ねーちゃんのことが分からなくて、それが怖いんです」

バイ姉「撫子ちゃん…」

バイ姉「……」

バイ姉「あなたのお姉さんの好きって言葉に嘘はないわ」

櫻子「はぁぁ!?」バシャ

櫻子「だって私は何度も止めてって、謝ったんですよ!」

櫻子「それなのに、ねーちゃん止めるどころかどんどんエスカレートしてって…」

櫻子「まるで私のことを食べ物か何かだと勘違いしてる、肉食獣のようでした!」

バイ姉「///」カァァ

バイ姉「…そ、それは撫子ちゃんのこと食べちゃいたいくらい好きなのよ!///」

バイ姉「姉って生き物はね、常に妹を食べちゃいたい衝動を抑えて生きてるの!」

櫻子「私の下にも妹居ますけど、別にそんなこと思ったことありませんよ?」

バイ姉「うっ…」

バイ姉「とにかく、あなたのお姉さんは撫子ちゃんの魅力に負けちゃったのよ!」

櫻子「私の魅力に負けた…あの、ねーちゃんが……?」

バイ姉「だって、撫子ちゃん可愛いじゃない♪」ニコッ

櫻子「バイトのお姉さん…」

櫻子「……」フルフル

櫻子「…まだ、怖さが無くなった訳じゃないけど」フルフル

櫻子「私に乱暴しないなら、入ってもいいですよ?」ジトッ

バイ姉「撫子ちゃん!」パァー

チャプ

ザバー

櫻子「わわっ、お湯がいっぱいこぼれちゃってますよ!?」

バイ姉「うふふ、構わないわよ♪」ニコッ

バイ姉「撫子ちゃん、私の上に座ってみる?」ニコニコ

櫻子「乱暴…」

バイ姉「しないしない」

櫻子「そ、それじゃあ…」ペタン

櫻子「!!」フニョン

バイ姉「まぁ、私の妹と同じ位の大きさで可愛いわ♪」ニコニコ

櫻子「……」フルフル

櫻子「」クルッ

バイ姉「?」

櫻子「お…」

バイ姉「お?」




櫻子「おっぱい禁止ぃ!」バシャ

バイ姉「あらあら///」タユン

櫻子「おっぱい禁止ぃ!!」バシャ

バイ姉「まぁまぁ///」タユン

櫻子「おっぱい、禁止ぃ~っ!!」バシャ

バイ姉「うふふふふ///」タユン


―――

――

櫻子「あはは、このパンツお尻にくらげが描いてあるぅ~♪」

バイ姉「うふふ、あの子すっかり元気になったようね♪」ニコニコ

バイ姉「さて、返信は来たかしら?」パチン

バイ姉「着信が一件、きっと『大室さん』からね」カチカチ

バイ姉「…あら、知らないメールアドレスだわ」

ガチャ

櫻子「どうしたんですか、バイトのお姉さん?」

バイ姉「私の携帯に知らない人からメールが来たのよ」

櫻子「どれどれ?」チラッ

櫻子「……」

櫻子「ハッ!!」

櫻子「こ、これはっ!!」

バイ姉「撫子ちゃん、このメールの差出人知ってるの?」

櫻子「はい!これ、私の妹の花子の携帯のメールアドレスです!!」

櫻子「花子すげー!知らない人にメール送るとか、スーパーハカーかよ!?」

バイ姉「……」

櫻子「バイトのお姉さん、メール開いて見てもいいですか?」

バイ姉「…え、えぇ。構わないわよ」スッ

櫻子「それじゃ、さっそく!」ポチッ

―――――

櫻子、お姉ちゃん櫻子にしたこと反省してるし

だから、もう家に帰って来て欲しいし

―――――

櫻子「……」

櫻子「…返信しても」

バイ姉「いいわよ♪」ニコッ

櫻子「うぅ、なんか人の携帯だと打ちにくいなぁ」カチカチ

―――――

ねーちゃん本当に反省してんの?????

だったら証拠見せるように言ってよ!!!!!

私を納得させるまでは絶っっっ対に帰らないから!!!!!!!!!!!!!!

―――――

櫻子「ふふん♪(満足げ)」パチン

バイ姉「撫子ちゃん、なんだか楽しそうね…」

櫻子「はぁぁ!?///」ドキッ

櫻子「私、別に嬉しくなんかないもん!///」

シャーシンヲトルト、カオガカークレルー、イツモ♪

櫻子「あっ、来た来た。ねーちゃんどんな反応するかなっ♪」パチン

櫻子「……」

櫻子「…ぷっ、バイトのお姉さんこれ見て下さい!」

バイ姉「あらあら、何かしら…?」チラッ

バイ姉「」ギョッ

―――――

これで許して欲しいって言ってるし

※降り積もる雪の中、野外で土下座をする撫子の図

―――――

櫻子「あはははは、ねーちゃんいい気味だ!」

バイ姉「いい気味って、これは相当辛いわよ…」

バイ姉「と言うか、外は雪が降ってるのね」

櫻子「私がねーちゃんから受けた苦しみと比べたら、大したことありませんよ!」

櫻子「あっ、そうだ!!」カチカチ

―――――

ねーちゃん、随分とあったかそうな格好してるよね!!!??

全部脱いで裸で土下座すれば、許してあげるって言ってみて!!!!!!!!!

―――――

櫻子「へへへ、これは絶対に無理だろぉ~?」ニヤニヤ

バイ姉「何だか、すごく嫌な予感がするんだけど」

シャーシンヲトルトー、カオガカークレルー、イツモ♪

櫻子「さぁ~て、ねーちゃんどんな言い訳するかなっと♪」パチン

櫻子「……」

櫻子「…嘘だろ?」ペタン

櫻子「私の為に、どうしてここまで…?」ポトッ

バイ姉「」ヒョイ

バイ姉「……」

―――――

2れど6んと宇に夜してくれるし?

※降り積もる雪の中、全裸で土下座する撫子の図

―――――

バイ姉「…撫子ちゃん」

バイ姉「あなたのお姉さんは、本気なのよ」

バイ姉「本気で、あなたのことを愛しているのよ!!」

櫻子「!!」ドキッ

櫻子「ねーちゃん…///」

ドッドッド

櫻子「あっ…これ……///」ペタン

櫻子「…そっか、ねーちゃんは本当に私のこと好きだったんだ///」ドキドキ

バイ姉「うふふ、すっかり見せつけられちゃったわね♪」ニコッ

櫻子「バイトのお姉さん、私帰ります!」スクッ

櫻子「早くねーちゃんに会って、家出したこと謝りたいです!」

バイ姉「外は雪が降ってるし、もう遅いから私が家まで着いて行くわよ♪」ニコニコ

櫻子「あ、ありがとうございます!」パァー

ガチャ

シンシン

櫻子「うっわぁ…。すげー、雪景色…」

櫻子「あはは、地面が雪でフワフワしてるぅ~」

ザッザッ

???「櫻子…」

櫻子「!!」ドキッ

櫻子「ねー…ちゃん……?」

撫子「……」

バイ姉「撫子ちゃん、今コートを持ってきて…」

撫子「」ピクン

バイ姉「あら、あなた『大室さん』?」

撫子「」ペコッ

バイ姉「まさか『大室さん』、ずっと家の外で待ってて」

撫子「……」

バイ姉「うふふ、それじゃ私の送りは必要ないわね♪」ニコッ

櫻子「バイトのお姉さん…」ジワリ

櫻子「うぅ、本当にありがとうございました!!」ペコッ

櫻子「ねーちゃん、行こ!」ギュッ

撫子「」ピクン

櫻子「ひゃっ、冷たい!」ビクッ

撫子「…櫻子があったかいだけだよ」

ザッザッ

撫子「……」ズズズズズ

櫻子「ねーちゃん、何飲んでるんだよう?」

撫子「お汁粉、あんたが出て来るまでお腹に入れてカイロ代わりにしてたの」

櫻子「わぁ、私も飲みた~い♪」キラキラ

撫子「…別に、いいけど」スッ

櫻子「へへへ、ヌルいけど甘くて美味しい♪」ズズズズズ

撫子「……」

櫻子「そういえば、花子は一緒じゃないの?」

撫子「」ピクン

撫子「…花子は、少し前に家に帰したよ」

櫻子「ふうん…?」

シンシン

櫻子「!!」ブルル

櫻子「寒っ、あっ、コート借り忘れたぁ~!!」ガーン

櫻子「うわぁぁ、凍え死ぬぅ~!!」ブルブル

撫子「はぁ…」

撫子「……」

櫻子「わわっ!?」バサッ

櫻子「いきなり何すんだよ、ねーちゃん!!」

撫子「私のコート、いらないんなら返して貰うけど」

櫻子「普通に着るし!てゆーか、いらないなんて言ってないだろう!?」イソイソ

撫子「……」

櫻子「」スンスン

櫻子「…ねーちゃんの匂いがする///」トローン

櫻子「内側もヌクヌクしてて、ねーちゃんにくっつかれてるみたいだ///」ドキドキ

撫子「……」ジー

櫻子「ハッ!!」

櫻子「なぁ~んてこと、思う訳ないだろう!?///」カァァ

櫻子「さては、ねーちゃん私のことを洗脳してまた乱暴する気だな!?」

撫子「櫻子、いい加減うるさい。近所迷惑」

櫻子「うぅぅぅぅ…」フルフル

撫子「」クスッ

櫻子「ふぇ!?」ビクッ

櫻子「ねーちゃん、いま笑っただろう!?」

撫子「…笑ってないよ」

櫻子「いーやっ、絶対笑ったし!見てたし!聞いたし!」

撫子「しつこい」

櫻子「もう、ねーちゃんのそういうところがムカつくんだよう!!」

撫子「私も、あんたのそういう過剰に反応するところが…」

撫子「好きかも」

櫻子「ちょっ!?///」ドキッ

撫子「ていうか、私は櫻子の何もかもが好きだよ」

櫻子「ねねねねーちゃん!?///」ドキドキ

撫子「あんたを押し倒したことも、反省はしてるけど後悔はしてないし」ソッ

櫻子「はわわわわわわ…///」ガクガク

撫子「こうして、櫻子との距離を縮めることが出来たから」グイ

櫻子「ねー……」








チュッ

撫子「………………」

櫻子「……………………………」

撫子「…っはぁ」

櫻子「はぁ…はぁ……///」

撫子「私達の関係、花子には内緒だよ」

櫻子「……」

櫻子「…ねーちゃん」

撫子「花子が大きくなるまではね」

櫻子「!!」パァー

櫻子「うん♪///」ギュッ

撫子「ちょっと、もうすぐ家なのにいきなりバラす気?」

櫻子「家に帰る前にちょっとだけぇ~///」ギュ-ッ

撫子「…いいよ、勝手にしな」クスッ

櫻子「えへへ、ねーちゃん大好きっ///」ニコッ


お わ り !

お ま け

櫻子「んっ、コートのポケットになんか入ってる?」ゴソゴソ

櫻子「!!」パッ

櫻子「…はは~ん、そういうことかぁ♪」

キライジャナイモン、キライジャナイモン、キライジャナイモ~ン♪

撫子「…着信?」パチン

―――――

花子の正体はねーちゃんだし!!!!!!!!!!!!!!

―――――

撫子「えっ!?」バッ

櫻子「」ニヤニヤ

撫子「///」ボッ

撫子「…先、帰る」スタスタ

櫻子「あ~ん。待ってよ、ねーちゃ~ん!ねーちゃ~~ん!!」


お わ り !!

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