ほむら「ねぇ、杏子」杏子「なんだよ」(170)

ほむら「なんで私たちは焚き火をしているの?」

杏子「そりゃあお前外は寒いからだろ」

ほむら「なんで私たちは外にいるの?」

杏子「そりゃあ今日は野宿だからだろ」

ほむら「どうして野宿をしているの?」

杏子「お前が家の鍵をなくしたからだろ」

ほむら「そうだったわね……大家さんの番号とかも忘れたし」

杏子「頼ったら助けてくれそうな奴は多いけど、それはそれで悪いしな」

ほむら「そうね」

杏子「ま、こんなのもたまにはいいんじゃねぇの」

ほむら「あなたは手馴れてるものね」

杏子「そういうお前も結構てなれてるじゃねぇか」

ほむら「思ったのだけど、どうしてあなたの教会とかではダメなのかしら」

杏子「食料調達を考えると川沿いとかじゃないと釣りとかがなぁ」

ほむら「買い物できない理由は」

杏子「お前の家に私もお前も財布を忘れたからだろ」

ほむら「現実逃避をさせてくれてもいいじゃない」

杏子「そんな暇があるなら1匹でも多く魚をとれよ」

ほむら「はぁ……」


杏子「だからさ、お前の家の窓を破壊して必要なものをとってから破壊されてたって通報したらいいじゃねぇか」

ほむら「それをしたら私の家に警察が入ってくるじゃない」

杏子「何か困ることでもあるのか?物ならしまえるだろお前は」

ほむら「誤射して開いた弾痕が」

杏子「……」

ほむら「それにまど抱きまくら以下略をこんな兵器だらけの空間に入れるなんてまどかに失礼よ」

杏子「なら素直にまどかを頼っちまえばいいのに」

杏子「あいつなら助けてくれるだろ」

ほむら「そんな迷惑かけられないわ」

杏子「とかいってかっこ悪い自分を見られたくないだけだろ?」

ほむら「えぇ、そうよ」

杏子「あっさり認めやがって」

ほむら「だって杏子相手だし」

杏子「なんだよそれ……っと釣れたけど小魚かよ、これじゃあ食えねぇな……」

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

QBの魔法少女全員陵辱姙娠出産誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
QB「魔法少女は産む機械」

ほむら「というか釣りじゃなくてあなたの槍で魚をとれるんじゃないかしら?」

杏子「小魚まで殺しちまうだろ、小魚は今食うよりも逃したほうがいいだろ」

ほむら「ふーん……っとこのサイズの魚は小魚かしら?」

杏子「このサイズならいいんじゃねぇか?」

ほむら「そ、じゃあ囲いにいれておくわ」

杏子「あぁ」

ほむら「そういえば魚だけでいいのかしら?」

杏子「ようは草は食わないのかってことか?」

ほむら「……まぁ間違いじゃないわね」

杏子「草の知識は私にはないよ」

ほむら「栄養がかたよる生活になりそうね……」

杏子「味付けの塩とかもないしなぁ」

ほむら「お風呂に入りたいわ……」

杏子「水浴びならできるぞ」

ほむら「外で裸になるのはさすがに抵抗があるわ」

杏子「別に見張りぐらいしてやるよ」

ほむら「というかこの寒さの中寒い水に入る勇気もないのだけど」

杏子「魔法少女だしなんとかなるだろ」

ほむら「何とかなるって言われても一応私の心臓は弱いのだけど……」

杏子「なら水を温めるとか」

ほむら「ドラム缶とか?」

杏子「まぁドラム缶があればだけどな」

ほむら「見当たらないわね」

杏子「まぁ今は食料だ、まだ二人分もとれてないんだからな」

ほむら「お金が無いと世知辛い世の中ね」

杏子「鍵をなくしたのが原因だけどな」

ほむら「そういえば魚はどうやって食べるの?」

杏子「そりゃあ串でぶっさして焼くしかないだろ」

ほむら「串は?」

杏子「……何か使えるものないか?」

ほむら「日本刀なら何本かあるけど」

杏子「食うのも結構怖い串になりそうだなおい」

ほむら「通報されるかって点でもドキドキしそうね」

ほむら「こうしてのんびりとした時間を過ごすのもいいものね」

杏子「あぁ、釣れなかったら夕飯がないなんていうことがなければもっとよかったけどな」

ほむら「そこは触れない約束でしょう」

杏子「そこを無視する訳にはいかないだろ」

杏子「……盗んじまうのも手だよなぁ」

ほむら「そうね、私やあなたに関しては今更って感じもするわね」

杏子「だよなぁ」

ほむら「まぁやるというなら止めはしないわ」

ほむら「そんな事をとやかく言えるほど綺麗に生きていないし」

杏子「ま、言ってみただけだよ」

ほむら「そう……っと釣れたわ」

杏子「なんかお前の方が釣れてるな」

ほむら「たいして差はないじゃない」

ほむら「ところで」

杏子「ん?」

ほむら「寝袋とかってないわよね」

杏子「ないな」

ほむら「毛布もないわよね」

杏子「ないな」

ほむら「夜はどうするの?」

杏子「どうするも何も何もなしで寝るしかないだろ」

ほむら「はぁ……」

―――――
―――

杏子「やっぱ魚だけってのも味気ないな」

ほむら「それは言わない約束でしょう」

杏子「あと日本刀重い」

ほむら「こんな使い方するものじゃないもの」

杏子「ところでさ」

ほむら「何?」

杏子「気がついてるんだろ?」

ほむら「……そりゃあまぁ」

杏子「どうする?」

ほむら「どうするっていわれても……」

杏子「こっちを怪しげに眺めている人から逃げるか、それとも手っ取り早く脅しちまうか、放置しちまうか」

ほむら「放置でいいんじゃない、日本人なんて自分に被害がないとそうそう通報なんてしないわよ多分」

杏子「おいおい、こっちに近づいてきたぞ」

ほむら「まずいわね、こんな町外れならっておもったけど」

杏子「逃げるか」

ほむら「ちょっと待って、それなら火は消していかないと」

ほむら「それにこの日本刀も」

杏子「はぁ、逃げるのは諦めるか」

杏子『さっさと日本刀を片付けろよ』

ほむら『ちょっと待って、よし、これで』

詢子「こんなところで焚き火してるのは誰かと思えば子供じゃないかい」

ほむら(こ、この声は……)

詢子「ん?見覚えがある子がいるね」

杏子『知り合いか?』

ほむら『まどかの母親よ……』

杏子「……じゃあなほむら、お前の犠牲は忘れない!」ダッ

ほむら「あ、ちょっと杏子ずるいわよ!」ダッ

詢子「おっとこの私から逃げようだなんてそうはいかないねぇ」ガシッ

杏子「……」

ほむら「……」

詢子「で、中学生の女の子がどうしてこんなところでサバイバルしてるんだい?」

杏子『どうやって逃げる?』

ほむら『私はもはや逃げても顔がバレているのだけど……』

杏子『じゃあそのまま捕まるか?』

ほむら『やっぱり逃げましょうか』

杏子『賛成だ』

詢子「二人揃ってだんまりかい」

詢子「しょうがないねぇ、つれていくか」ズリズリ

杏子『なんだよこの人の力は……逃げれないぞ』

ほむら『そうね……どうなってるのかしら』

詢子「まどかに聞けばわかるかな」ズリズリ

杏子『こうなりゃ言い訳して逃げるか』

ほむら『そうね』

杏子「あーすみません、まだ消してない火があるんで離してもらえますか」

ほむら「ほかにも釣り道具とか片付けてないんで片付けないといけないんですよ」

詢子「ほう、私に堂々と嘘をついて逃げようだなんて肝のすわった二人だねぇ」ズリズリ

ほむあん(ダメだ、逃げれない)

ズリズリ

杏子「あー」

ほむら「あー」


マミ「……」

さやか「……」

マミ「ねぇ美樹さん、暁美さんと佐倉さんが引きずられていったように見えたのは気のせいよね?」

さやか「それもまどかのお母さんに連れていかれていたように見えたのもきっと気のせいですよね」

マミ「そ、そうよね」

さやか「そ、そうにきまってるじゃないですか」

―まどホーム―

詢子「ただいまー」

まどか「あ、おかえりママ!」

詢子「あれ?まどかだけかい」

まどか「うん、パパは今お買い物にいってるよ」

詢子「そうかい、それでこの二人について聞きたいんだけど」

ほむら「終わった……」

杏子「はぁ……」

まどか「え?ほむらちゃんと杏子ちゃん!?」

詢子「なるほどね、こっちは同級生で、さらにはこっちも友達ってわけだ」

まどか「二人がどうかしたの?」

詢子「ん?いやサバイバルごっこなんてしてたから混ぜてもらおうと思って近づいてみたんだよ」

杏子(絶対嘘だ!)

詢子「そしたらおばさんなんてお呼びじゃないって言われて思わず連れてきちゃったんだよ」

ほむら(言ってない!)

まどか「色々と意味がわからないよママ……」

まどか「えと、ちょっとママと二人でお話するから二人はソファーでくつろいでて」

ほむら「え、いや迷惑だからもう帰ったほうが」

杏子「そ、そうそう」

まどか「きてもらったのにそんなの悪いよ、ママのせいみたいだし」



ほむら「ねぇ、杏子」

杏子「なんだよ」

ほむら「今逃げたほうがいいかしら?」

杏子「でもお前の顔バレてるだろ?今逃げても無駄じゃないか」

ほむら「やっぱりそうよね……」

まどか「おまたせ」

ほむら「……」

杏子「……」

まどか「えと、二人はどうしてキャンプみたいなことを?」

ほむら「え、えっと……そう、なんとなく二人でキャンプでもって!」

杏子「そうそう!魚釣って食べてっていうのもたまにはいいって思って」

まどか「こんなに寒い日に?」

杏子『素直に話したほうがいいんじゃないか?』

ほむら『そんなことをしたらまどかに迷惑がかかるじゃない』

まどか「私じゃ頼りないかな……」

ほむら「そ、そんな事はないわ!」

まどか「じゃあ話してよ、ほむらちゃん」

杏子(詰みだな)

ほむら「というわけで、鍵をなくして……」

まどか「相談してくれたらよかったのに……」

杏子「人に迷惑をかけるのはいやだったんだよ」

まどか「でも……」

杏子「私もほむらもいつも世話になってばかりだからな」

杏子「というわけで私たちはこのへんで」

まどか「え?ま、まってよふたりとも」

ほむら「そうね、わかってもらえたならもういいわよね、それじゃあ」

ガチャ

詢子「さて、お客様用の布団を敷き終わったよ」

ほむあん(戻ってこないと思ったら先手を打たれた!これじゃあ逃げれない!?)

―――――
―――

まどか「すぅ……すぅ……」

杏子「結局飯も風呂も世話になっちまったな」

ほむら「そうね……」ジィー

杏子「襲うなよ?」

ほむら「まどかが悲しむことを私がするとでも?」ジィー

杏子「説得力ないなぁおい……さっさと横になれよ」ポフ

ほむら「そうね……」ポフ

ほむら「ねぇ、杏子」

杏子「なんだよ」

ほむら「脱衣場で気がついたのだけど、服の内側のポケットに鍵があったわ」

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「おやすみ」

ほむら「えぇ、おやすみ」

みなさんおやすみなさい

>ズリズリ

杏子「あー」

ほむら「あー」

想像したらシュールwww

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