ほむら「帰省」(116)

マミ「あなたたち、今後の進路は決まっているの?」

まどか「わたしとさやかちゃんは、地元の高校にあがるんです」

さやか「ん、もう二人とも合格通知もらってるしね」

杏子「ん?まどかとさやかはってことは、ほむらはどうすんだ?」

ほむら「わたしは、一度両親の所へ帰ろうと思うの」

マミ「え?」

ほむら「元々、わたしは心臓が弱かったから病院に入院していたのだけれど、もう今ではすっかり元気になったから」

ほむら「一度両親の元に帰って、それから改めてこの町に戻ってくるつもり」

まどか「だから、ほむらちゃんは高校は受験してないんだよね?」

さやか「途中編入は難易度高いぞぉ~?」

ほむら「心配しなくても、わたしはあなたと違って成績は優秀だもの。難なく突破してみせるわ」ファサッ

さやか「嫌み入りましたー!」

※杏子「マミの卒業式」の話の補完となります
前作を読んでいなくてもわかる内容にした……つもりです、多分
前作URL→杏子「マミの卒業式」 - SSまとめ速報
(http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1329718206/)

三月の終わり―――

ほむら「それじゃね、まどか、さやか」

さやか「うう……魔法少女はあたし一人になるのか……不安だなぁ」

ほむら「心配しなくても、四月の中ごろには戻ってくるわ。それまでの約二週間、頑張りなさい」

さやか「お?ほむらが激励してくれるなんて珍しいじゃん」

ほむら「わたしがいないときにあなたに力尽きられたら後味悪いじゃないの」

さやか「なんやかんやであたし自身はどうでもいいってことですかい」

ほむら「ふふ、そんなことはないわよ?あなたことも心配だわー」ボウヨミ

まどか「あはは、棒読みで心が込もってないよほむらちゃん」

ほむら「込めていないもの」

さやか「ぐぬぬ……」

おうアレの続編か

前作()

ほむら「……来たわね、汽車」

まどか「元気でね、ほむらちゃん」

ほむら「……マミの時みたいには泣かないのね?」

まどか「え、それはその……」

ほむら「冗談よ。わたしはすぐに帰ってくるからね、まどか」ニコッ

まどか「う、うん!」

さやか「あたしには何か言うことないの、ほむら?」

ほむら「せいぜい死なないように頑張るのね」ファサッ

さやか「くぁーっ!嫌みったらし―!」

ほむら「これも冗談。大丈夫よ、あなたもわたしたちと一緒に戦うことで、腕をあげたもの」

ほむら「頑張ってね、さやか」

さやか「おぉう……ストレートに言われると、それはそれで気恥ずかしいね」

たしか恭介とワカメ付き合ってる設定だっけ
読むの止めとく

ほむほむ

ほむら「さて!それじゃ、帰るわ!」タッ

さやか「少しでも早く帰って来いよーほむらーっ!」ブンブン

まどか「ほんの少しだけのお別れだからねーっ!」ブンブン

ピィィィーーーーーッ ガシャン、ガシャン……

さやか「ふぅっ!マミさんと杏子は違う町に行っちゃったし、ほむらは実家に帰っちゃったし!」

さやか「恭介と仁美はマミさんと同じ学校にあがったから、これで見滝原に残ったのはあたしとまどかだけになっちゃったね」

まどか「うん……そうだね」

さやか「ほむらはすぐ帰ってくるって言ってたけど……やっぱ、寂しいもんだね」

まどか「さやかちゃんも、頑張らないとね?」

さやか「言われなくっても!そんじゃ、帰ろうかまどか!」

まどか「うん!」

汽車内―――

ほむら「さようなら、見滝原……ホント、色々あったわ」

ほむら「ワルプルギスの夜もそうだし、わたしの、最高の友達とも会えたし……」

ほむら「インキュベーターと会って魔法少女になったのも、この町だったわね……」

QB「呼んだかい?」ヒョコッ

ほむら「っ!?」ビクッ!!

QB「何を驚いてるのさ、ほむら?」

ほむら「そ、それは驚くでしょう!?いきなり出てこないでよ!」

QB「僕は魔法少女と一緒に行動しなきゃ意味がないからね。それはほむらも例外ではないよ」

QB「あと、あまり僕とは話さない方がいいんじゃないかな?」

ほむら「え?」

支援

QB「わかっているとは思うけど、僕の姿は一般人には見えないんだよ?」

ほむら「……あ」

乗客「ヒソヒソ……」

ほむら「……っ」カァァァ

QB「気付いたかい?君は周囲には独り言を言ってるようにしか見えないのさ」

ほむら「くっ……この淫獣がっ……!」ガシッ ギュウウウ

QB「や、やめてくれよほむら……くるしっ……」ギュウウウ

ほむら「……はぁ」パッ

QB「おや、今日はすんなり離してくれたね。キミもセンチメンタルに浸っている、と言うことかな?」

ほむら『当然じゃないの……わたしが長い間時間旅行をしていた理由との別れだもの』

QB「おや、テレパシーかい?考えたねほむら」

ほむら『見滝原……わたしの運命を大きく変えた町。そこから離れるんだもの、誰だって感傷に浸るわよ』

QB「それも二週間だけだろう?」

ほむら『ええ、そうよ。でも、わたしの運命を大きく変えた少女との別れは、少しの間だけでも寂しいものなの』

QB「その辺は、感情の無い僕には理解できない話だね」

ほむら『……あなたに話すだけ無駄だったようね』

QB「手厳しい意見だね」

ほむら『わたしがまどかと離れている間に、まどかに付け入らないでよ?キュゥべえ』

QB「多分、無駄だろうね」

ほむら『え?』

QB「キミが長い旅をしてきた理由をまどかが知った以上、キミのいないところでまどかが魔法少女の契約を決意するとは思えない」

QB「でもまぁ、隙あらば勧誘は続けるつもりだけどね」

ほむら『ここであなたを始末してもいいのよ?』

QB「それは勘弁して欲しいところだ」

ほむら『なら、いい加減諦めなさいよ……』

QB「まぁ、無駄だろうけど少しでも可能性があるウチは諦めないよ」

ほむら『あなた、ホントにブレないわね……』

QB「それは褒められているのかな?」

ほむら『そう受け取ってもらって構わないわ』

QB「それはありがたいね」

ガタンガタン……

ほむら「………」

QB「大人しくなったね、ほむら?」

ほむら「……スー……」コテン

QB「なんだ、寝てしまっただけか」

ほむら「スー……スー……」

QB「やれやれ、ほむらもこうして寝ていれば、可愛げがあるのに」

ほむら「スー……スー……」

QB「こんな少女が数人だけで、あのワルプルギスの夜を倒したと言うのだから驚きだ」

きゅっぷいきゅっぷい

マミさんがつまんないSS書く話のスレで、>>1でもないのにトリまで晒してアッピール始めた変な人だっけ

―――――
―――


「……さん、起きてください」

ほむら「……ん…?」

運転手「終点ですよ、お客さん」

ほむら「あ……すみません、寝てしまっていたんですね。今、降ります」


ほむら「……帰ってきたわ」

ほむら「お父さんとお母さん、来てくれているはずね」スタスタ

駅、ホーム―――

ほむら「……」スタスタ

ほむ父「出てこないな、ほむら……」

ほむ母「ええ……乗り遅れたのかしら……」

ほむら「! お父さん、お母さん!」タッ

ほむ父母「?」

ほむら「ただいま!」

ほむ母「ええと……どなたでしょうか?」

ほむら「え?わたしよ、ほむら!」

ほむ父母「!?」

ほむ父母「ほむ!?」

ほむ父「ほ、ほむら!?え、眼鏡は……?」

ほむら(あ、そうだった……お父さんとお母さんは、眼鏡をかけたわたししか知らないのよね……)ガサゴソ

ほむら(ああ、あったあった。まさか、またこの眼鏡をかける日が来るとは思いもしなかったわ)スチャ

ほむら「これで、わかる?」

ほむ母「あ……ほむら……」ウルウル

ほむら「ただいま、お父さん、お母さん!」

ほむ父「すっかり元気になったんだな、ほむら……」ウルウル

ほむら「うん!」

ほむ母「よかった、ほむら……っ!」ギュッ

ほむら「お、お母さん……」

ほむ父「さあ、帰ろうほむら」

ほむ母「お料理たっくさん作ってあるのよ、ほむら」

ほむら「お母さんのお料理、久しぶりだね」

~~~

ほむら「わたしの家……ずいぶんと久しぶりな気がするわ」

ほむ父「ほむらが中学二年の頃からだから、二年近くか」

ほむ母「ほむらの部屋も、そのまま残してあるのよ?」

ほむら「そっか……二年、だよね……」

ほむら(実際にはもっと長い間だったんだけど……これは、言うわけにはいかないよね)

メガネがないと分からないなんて

夕方―――

ほむ母「それで、ほむら?高校は地元の学校にあがるのよね?」

ほむら「それなんだけど……」

ほむ父母「?」

ほむら「わたしね、見滝原に戻りたいの」

ほむ父「見滝原に?」

ほむら「うん。見滝原に友達が出来てね、その友達と一緒の学校に通いたいな……って」

ほむら「ダメ……かな?」

ほむほむ

ほむ母「それじゃ、一人暮らしを続けるって言うの?」

ほむら「う、うん」

ほむ父「ほむら、お前は心臓が弱いんだろう?大丈夫なのか?」

ほむら「もう大丈夫!お医者様にも太鼓判を押されたもん!」

ほむ母(どうします?あなた)

ほむ父(……今まで、この子がワガママを言ったことがあったか?)

ほむ母(なかったわね……心臓の弱い自分に引け目を感じてか、元々の性格故なのか……)

ほむ父(この子のワガママなら……僕は、聞きいれてあげたい)

ほむ母(………ええ、そうね。それが、この子の望んでいることなら)

http://i.imgur.com/EQWBZ.jpg

ほむ父「本当に、体の方は大丈夫なんだな?」

ほむら「うん、もう普通に走ったりも出来るし!」

ほむ父「なら、お前のしたいようにしなさい。僕は、反対しないよ」

ほむら「!」

ほむ母「大事なお友達が出来たのね、ほむら?」

ほむら「うん……わたしの、最高の友達が出来たの」

ほむ母「よかった……本当に……っ」ポロポロ

ほむら「お、お母さん!?」

ほむ母「本当に、ほむらが元気になってくれてっ……!」

ほむ母「それに、一緒の学校に通いたいって言えるようなお友達まで……」

ほむ父「ああ……安心したよ」

ほむら「ありがとう、お父さん、お母さん!」

ほむ母「それじゃ、途中編入ってことになるのかしらね?」

ほむら「うん。でも大丈夫!わたしの成績なら、十分に狙えるところだから!」

ほむ父「そうか。頑張れ、ほむら」

夜、ほむらの部屋―――

ほむら(よかった、反対されたらどうしようって思ってたけど、杞憂で済んで)

ほむら(あとは、途中編入を無事に終わらせるだけだね)

ほむら(……なんだろう、お父さんとお母さんに会ってから、昔のわたしに戻ったみたい)

ほむら(こうして、眼鏡もまたかけるようになって……)

ほむら(そう言えば、昔はみつあみにしてたんだったっけ……)

ほむら(………)イソイソ ギュッ

ほむら(うん!これで完璧に昔のわたしだね!)

ほむら「!」

ほむら(魔女……いや、この反応は使い魔……かな?)

ほむら(やっぱりこの町にも出るんだ……魔法少女は、いるのかな?)

ほむら(とにかく、行ってみよう!)

ほむら(と言っても、まさか玄関から出るわけにはいかないよね……)

ほむら(窓から行こう)ガララ タンッ

町の外れ―――

使い魔「キャハハハ!」モヤモヤ

ほむら「いた……結界も不安定。やっぱり使い魔ね」

ほむら「でも、使い魔でも油断するわけにはいかないわ……以前の魔女の使い魔のように、強い場合もある」

ほむら「悪く思わないでね、使い魔!」ジャコッ ドドン!

バスバス

使い魔「キャハハ!?」グラリ

ほむら「これでトドメ……!?」

ヒュンッ ズバァァ!!

使い魔「キャ……ハハハ……」シュウウゥゥゥ

ほむら「だ、誰!?」

キリカ「これは驚いた。まさか、この町に他にも魔法少女がいたなんてね」

ゆま「あたらしい魔法少女?」

織莉子「あなた、どこから来たのかしら?」

ほむら「キリカに……織莉子……!?それに、ゆままで……」

キリカ「ん、わたしたちを知っているのかい?」

織莉子「どこかで会ったことあったかしら……?」

ゆま「うーん……ゆまは知らないな、この人」

織莉子「いえ……ああ、そうだ、思いだしたわ」

なん…だと

ほ…む…?

織莉子「あの時、世界の終末に居合わせた人にそっくりね、貴女」

ほむら「っ……!」バッ

織莉子「ああ、警戒しなくても大丈夫よ。わたしたちは貴女の敵じゃない」

ほむら「どういうこと……?」

織莉子「落ち着いて話をする必要があるわね」

キリカ「なら、とりあえずわたしたちのねぐらに帰ろうか。そこでなら、話出来るだろう?」

ゆま「うん、かえろー!」

ほむら(どういうこと……?)

織莉子たちの家―――

織莉子「何も出せないけれど、座って。わたしたちの話、聞きたいんでしょう?」

ほむら「え、ええ……」

織莉子「まずひとつ。世界の終末を見たと言うのは、わたしの未来予知の魔法でよ」

ほむら「世界の終末……救済の魔女の姿を、見たのね」

織莉子「ええ、そうなるわね」

ほむら「わたしの知っているあなたは……それを回避する為に、ある人物の殺害を目論んでいたはず」

織莉子「………」

ほむら「それなのに、なぜこの町に?」

織莉子「何度も見たわ……あの町、見滝原が崩壊する光景を」

織莉子「でもね、ある日を境にしてその光景がおぼろげになっていったの」

織莉子「何故だかわかる?」

ほむら「……」フルフル

織莉子「救済の魔女の側に、寄り添うひとつの影があったの。まるで、救済の魔女を助けようとしているようだった」

織莉子「それが、貴女ね。……暁美ほむら」

織莉子「わたしは、貴女なら彼女を……鹿目まどかを任せることが出来ると思ったの」

ほむら「………」

ほむら「その口ぶり……どうやら、全てを知っているようね」

織莉子「そうね。貴女達の姿は、いつだって見滝原と共に見て来たわ」

織莉子「……ワルプルギスの夜に対峙する、四人の魔法少女も、ね」

織莉子「見事、の一言に尽きるわ。あの弩級の魔女を倒すなんて」

織莉子「……わたしは……怖気づいてしまった。それで、あの町から逃げるようにしてこの町に来たの」

キリカ「わたしは織莉子を守る為に一緒に来たまでだ。悪かったね、暁美。ワルプルギスの夜との戦いに加勢する事が出来なくて」

キリカ「でも、織莉子はお前達の勝利も見通していたらしいよ」

織莉子「……世界には、無数の可能性がある。今も、あの町が崩壊する光景が完全に消えたわけじゃない」

織莉子「貴女達が居る限りは、その未来は訪れないと信じているけれどね」

続きか!?
まじ支援!!

ほむら「……それと、もうひとつ。なぜ、千歳ゆままで一緒に行動しているの?」

ゆま「織莉子たちはね、ゆまを助けてくれたの!」

ほむら「え?」

キリカ「あの町を離れる時にね、それを阻止するかのようなタイミングで魔女が現れたんだ」

キリカ「ゆまの両親は……その魔女に、殺された」

ゆま「……うん。でもね、ゆまは寂しくないよ」

ゆま「織莉子とキリカが、一緒にいてくれるんだもん!」ニコッ

織莉子「こんな小さな子まで魔法少女の運命を背負わせるのは酷な話かもしれないけれど……」

ゆま「織莉子たちと一緒に並んで戦えるんだもん!ゆまは怖くないよ!」

ほむら「………」

前の保存してたwwwwwww

織莉子「それよりも、貴女。なぜこの町に?鹿目まどかを守らなくていいの?」

ほむら「この町は、わたしの地元なの。でも、心配しないで。すぐに見滝原へ戻るつもりだから」

織莉子「そうだったの……不思議な縁ね」

キリカ「キミ達の情報も、わたしの中に大切に保管しておくことにするよ」

ほむら「………あなたたちは、このままこの町に?」

織莉子「ええ、そのつもり。鹿目まどかの近くにいたら……気が触れてしまいそうだから。………ごめんなさいね」

ほむら「いえ、それはいいの。なら、あなたたちにこの町を任せても問題なさそうね?」

織莉子「それについては安心していいわ。わたしにキリカ、ゆまもいるんですもの」

ゆま「この町は、ゆまたちが守るから!」

ほむら「……ありがとう」

ほむら「あの時間軸でもあなたたちとこうして話し合うことが出来ていれば……」

織莉子「世界の終末を、避けることが出来た?」

ほむら「……いえ、そんなもしもの話をしてもどうにもならないわね」

キリカ「あの時間軸、ねぇ。わたしには実感はないけれど……」

織莉子「あら、気になるの?キリカ」

キリカ「そうだね、少しだけ興味があるかな。わたしと織莉子が暁美たちと敵対していた、と言う話」

ゆま「ゆまも気になるー!」

ほむら「わたしは……あまり思いだしたくないわね」

織莉子「………そう、だったわね。あの世界では、わたし、貴女の大切なまどかを……」

ほむら「……過ぎたことよ。今はもう、気にしていない」

織莉子「でも、わたしは気にかかっていたわ。ずっと、ずっと……」

織莉子「守りたいものを失う痛み……わかっているつもりだから」

ほむら「………」

織莉子「今、この場を借りて謝っておくわ。……ごめんなさい」ペコ

キリカ「わたしからも、謝罪する。悪かったね、暁美」

ほむら「暁美、だなんて他人行儀ね」

キリカ「!」

ほむら「ほむら、って呼んでくれないかしら?キリカ、織莉子」

織莉子「ほむらさん……」

キリカ「参ったね。そう言われたら断れない」

ほむら「ふふっ……」

キリカ「……はははっ」

織莉子「ふふふ……」

ゆま「あははは!」

ほむら「こうしてあなたたちと笑いあえる日が来るなんて、思いもしなかったわ」

織莉子「ええ、そうね……。今後も、鹿目まどかをお願いね、ほむらさん」

ほむら「言われなくても、そのつもりよ」

キリカ「織莉子、話してくれないか?あったかもしれない、可能性の話」

織莉子「そうね……ほむらさんは、どうする?」

ほむら「わたしは悪いけれど、そろそろ帰らせてもらうわ。両親に黙って出てきているから。心配をかけるわけにはいかない」

織莉子「あら、そう。それじゃ、気をつけてね?」

キリカ「キミとは、またこうして話がしたい。気が向いたら、いつでも来てくれ。わたしたちは、キミを歓迎するよ」

ほむら「ありがとう。少しの間だけれど……あなたたちと共闘出来るのを、嬉しく思うわ」

ゆま「きょーとーだね!うん、ゆまも仲間が増えたみたいで嬉しい!」

ほむら「ゆまも、元気でね?」ナデナデ

ゆま「うんっ!」

なでほむっ!

二週間後、ほむらが見滝原へ帰る前日―――

ほむら「……とうとう、明日に迫ったのね。見滝原へ帰る日が……」

ほむら「……!」パァァァ

ほむら「魔女の気配……!あの時の使い魔の本体?」

ほむら「行かなきゃ。……これが、この町で戦う最後になるわね」ガララ タンッ

町外れの廃屋―――

ほむら「……ここね」パァァァ

ズズズズッ……

魔女「オオオオオオ……」ユラユラ

ほむら「はっ!」キィン ポイポイ!

ドガガガガ!!

魔女「オオオオ!!」ヒュンッ

ほむら「くっ!」タン ズダダダ!!

キリカ「やってるかい、救世主?」スタッ

ほむら「キリカ!来てくれたのね!」

キリカ「この町を守るのはわたしたちの役目だからね!」ジャキンッ ヒュンッ!

ズバババ!!

ゆま「ゆまもかせいするよ!」タァンッ ズドォォォン!!

織莉子「ほむらさんの邪魔はさせないわ……」ヒュンヒュン ドガガガガ!!

イイハナシダナー(´:ω:`)

魔女「オオ……オオオオオオオオ………」ボロボロ

ズアアアァァァァァ……コンコンコン……コロコロ

キリカ「ふん、他愛ないね」スタンッ

ほむら「あなた……さっき、わたしのこと何て呼んだのかしら?」

キリカ「ん?救世主、だよ」

ほむら「なぜわたしが救世主?」

キリカ「あんたは……いや、あんたたちはこの世界を救った救世主だろ?」

織莉子「わたしの話を聞いて、キリカ、すごい感動したみたいなのよ」

キリカ「まさか、自分を守ってくれた子を守りたいなんてね……いい話じゃないか」

ほむら「……」

キリカ「それに、わたしの愛を守ってくれた恩人だってそうだ」

キリカ「あんたたちには、ホントに感謝してもし足りないよ」

ゆま「ゆまも、話聞いたよ!ゆま、キョーコに会いたい!」

織莉子「わたしも……未来予知で少しだけ見えた、わたしに手を差し伸べてくれた人に会いたいわね」

ほむら「……それじゃ、少しだけ見滝原に来る?」

織莉子「……いえ、遠慮しておくわ」

キリカ「そうだな、それはやめておこう」

ほむら「あら、別に遠慮なんてしなくてもいいのよ?」

社会経験のないお子様でちゅか?^^;
お前はもうレスすんな

支援

織莉子「こうしてこの町に来た意味がなくなってしまうもの」

キリカ「わたしはあくまで織莉子に付き従うだけだよ」

ゆま「うん!ゆまもね、織莉子たちと一緒にいたいなって思うんだ!」

ほむら「そう……なら、あなたたちとの出会いの話を、まどか達への土産話にすることにしましょう」

織莉子「ええ。……美樹さんに、よろしくね」

キリカ「わたしの恩人、巴マミにもな」

ゆま「キョーコにも、よろしく!」

ほむら「確かに受け取ったわ」

織莉子「あと……鹿目まどかにも、ね」

ほむら「……ええ。彼女の事は、わたしに任せてちょうだい」

ほむほむ見滝原に帰る前にうっかり負傷して織莉キリに助けてもらうものの
見滝原で治療で無駄な魔力使わないように入院してまどさやに心配かけるほむほむかと思ったが難なく魔女を撃破してしまったほむ

ほむら「わたしは明日、見滝原へ帰る。……出来れば、あなたたちに見送りに来てほしいわ」

キリカ「ああ、それはお安い御用。なんたってこの世界の救世主だ。わたしたちだけじゃ、足りないくらいだね」

織莉子「それじゃ、明日、駅でね?」

ほむら「ありがとう、三人とも」

キリカ「お礼を言われるようなことじゃないよ。んじゃ、行こうか、織莉子、ゆま」

ゆま「うん!また明日ね、ほむら!」スタスタスタ…

ほむら「………。さて、わたしも家に帰らないと」

翌日―――

ほむ父「見滝原でも、元気でやるんだぞ、ほむら」

ほむ母「駅まで見送りに行けなくて、ごめんね、ほむら」

ほむら「ううん、いいの。お父さんもお母さんも、お仕事で大変だってわかってるから」

ほむ父「見滝原の友人と、仲良くやるんだぞ」

ほむら「うん!」

ほむ母「それじゃ、わたしたちは仕事だから。気をつけて行くのよ、ほむら?」

ほむら「行ってらっしゃい、お父さん、お母さん!」

アレの続きか! 支援

ほむ兄「…あれ、ほむらは!?」

ほむ父「もう見滝原に帰ったよ。向こうの高校に行きたいってさ」

ほむ母「お兄ちゃんも早く進路決まるといいわね」

ほむ兄「くっそ、また壁殴っちまった」

駅―――

織莉子「来たわね、ほむらさん」

キリカ「あっという間だな、二週間ってのは」

ほむら「来てくれたのね」

織莉子「当然でしょう?約束、したもの」

ゆま「この町はわたしたちが守るから!ほむらは、キョーコ達と一緒に頑張ってね!」

キリカ「短い間だったけど、楽しかったよ、救世主」

ほむら「ええ、わたしも楽しかったわ」

兄…だと

ほむら「………」

キキーッ

キリカ「どうした、救世主?汽車、来たぞ」

ほむら「ええ、わかっているわ」

織莉子「ふふ、この町との別れが寂しいの?」

ほむら「そうね……わたしが、普通の女の子として生まれ育った町だもの」

織莉子「眼鏡……かけたまま帰るのかしら?」

ほむら「!」

キリカ「話は聞いてるんだ、わたしたちの前では眼鏡をかけている必要はないぞ?」

ほむら「……いえ、これはかけたままでいいのよ」

キリカ「なんだ、大切な思い出でもあるのか?」

ほむら「……そう、ね。これは、わたしのこの町への信頼、ということになるのかしらね」

織莉子「とっても似合っているわ」

ほむら「ありがとう……それじゃ、もう行くわね」

キリカ「元気でやれよ、救世主!」

ほむら「その呼び方も、気恥かしいものがあるわね」

キリカ「いいじゃないか。救世主なんて、カッコいいだろ?」

ほむら「ええ、カッコいいわ」ニコッ

ほむら「それじゃね。あなたたちの平穏を、祈っているわ」タッ

ピィィィーーーーーッ ガシャン、ガシャン……

ほむほむ

キリカ「……行ったね、ほむら」

織莉子「彼女が大切に思う町を、守らないとね」

ゆま「ゆまも頑張る!」

キリカ「それじゃ、いつも通り、パトロールに行こうか」

織莉子「ええ、そうね」

ゆま「いこー!」

ほむら「………織莉子、キリカ、ゆま……」

ほむら「彼女たちとも色々あったけれど……時間旅行の心残りが、ひとつ解消出来てよかったわ」

ほむら「そういう意味でも、こうして帰って来た意味があったというものね……」

QB「意外だったよ。まさか、彼女達のことを知っているなんてね」

ほむら「っ!!?」ビクッ!!

QB「また驚いて……どうしたのさ?」

ほむら「だっ、だから……っ」

ほむら『いきなり現れないでちょうだい、インキュベーター!』

QB「成長したね、ほむら。何も言わなくても、テレパシーで会話をしてくるなんて」

ほむら『あなた、わたしをからかっているのかしら?』

QB「そんなことはないよ?僕が神出鬼没なのは今に始まったことじゃないじゃないか」

ほむら『……それよりも、なぜ織莉子たちと一緒に居る時には姿を現さなかったのかしら?』

QB「彼女達は特に僕のことを嫌っていてね。姿を現すと、即座に殺しにかかってくるのさ」

ほむら『………。それじゃ、彼女達が使用したグリーフシードの処理はどうしているのかしら?』

QB「使用したグリーフシードはいつも決まった場所に捨てているみたいでね。僕はそこにいって、それを処理しているんだよ」

ほむら『あなたも苦労しているのね……』

QB「仕方ないさ。それだけのことをしているんだから」

ほむら『自覚、あったのね……それが一番意外だわ』

QB「失礼だね、ほむら」

見滝原、駅―――

ほむら「二週間離れていただけだけれど、懐かしいわね……」スタッ

ほむら「まどかとさやかはいるのかしら?」

さやか「ねぇまどか、この汽車でほむらが帰ってくる予定だったんじゃないの?」

まどか「うん、そのはずなんだけど……」

ほむら「! まどか、さやかー!」ブンブン

まどか・さやか「?」

ほむら「ただいま!」

まどか「え、あの……」

さやか「誰?」

ほむら「!?」

ほむほむ

眼鏡外せば親に誰?と言われ眼鏡つければ一番の友達に誰?と言われる
このほむほむは少しくらい怒ってもいい

まどか「人違い……ですか?」

さやか「いや、でもあたしたちの名前知ってるみたいだし……」

ほむら「わ、わたしよっ?暁美ほむら!」

さやか「え」

ほむら「め、眼鏡を外せばわかるでしょうっ?」スッ

まどか「………あ、ほむらちゃんだ……」

さやか「イメチェンか何か?」

ほむら「言っていなかったかしら?わたし、昔は眼鏡をかけていたのよ」

さやか「へぇ……差し詰め、めがほむってところかねぇ」ニヤニヤ

ほむら「そのニヤニヤ笑いをやめなさい!」

前のスレ読み返してる。やっぱ面白いな。
今回のも期待してるよ!

まどか「高校の編入試験はいつなの?」

ほむら「来週にあるのよ。それまでは、一人暮らしを満喫するのよ」

さやか「ほほう、これはいいことを聞いたね」

ほむら「え?」

さやか「それなら、ほむらの家を溜まり場に出来るね!」

まどか「さやかちゃん、ナイスアイデアだよ!」

ほむら「全くもう、あなたたちは……」

ほむら(でも、本当に帰って来たって気がするわ)

ほむら(この町……見滝原が、何よりもわたしのいるべき町よね)

ほむほむ…ええはなしや…

ほむら「そうそう、わたしの地元にも、魔法少女がいたのよ」

さやか「へぇ!あたしたち以外の魔法少女もやっぱりいるんだね!」

まどか「話、聞きたいな!」

ほむら「ええ、もちろんよ。わたしが繰り返してきた時間のひとつで、深くかかわってきた人たちなのだけれど……」

さやか「考えてみると、ほむらの繰り返してきた世界の話ってあんまり聞いたことなかったね」

まどか「そうだね。ほむらちゃんさえよければ、そういう話も聞いてみたいかも」

ほむら「あまり気分のいい話にはならないと思うけれど……」

さやか「まぁまぁ!今となっては笑い話で済むことだってあるでしょ?」

ほむら「……そう、ね。聞きたいと言うのなら、話してあげるわ」


終わり

終わってしまっただと

乙。
出来ればマミさんとあんこちゃんも…

おりこ読んでどうしても扱いたくなってこの話を書いた

>>78
マミさんとあんこちゃんの話は前ので書き切った感があるからねぇ
なんか補完話他に欲しいのあったら書くよ

期待してるよ、と書いた3レス後に終了とか

>>79
ワガママだけど、数年後の5人とか無理かな…

工事現場でオッサンやDQNと仲良く穴掘ってるあんこちゃんが見たいです

>>80
正直すまん、前のスレでほむほむの帰省話読みたいって書いてくれた人がいたから
短いけど書いたってだけなんだ

>>81
魔法少女としての人生が二十歳で終わる設定にしてあるから、最後の一人とキュゥべえとの別れくらいならなんとか…

乙!
少ない割りに面白かったぞ!

20歳で魔法少女が終わる脳内設定か…
結構最近どこかのSSで見た気がする設定だが思い出せんな

おまけ―――

QB「ほむら、さやかも魔法少女としてのノルマを達成してくれて僕としてもありがたい限りだ」

杏子「あいつらん中ではあたしが一番誕生日遅いからな……お前との付き合いも、あたしが最後になるんだな」

QB「そうだね。僕の中ではマミが一番付き合いが長かったけれど、キミとはその次になるのか」

杏子「それも今日で終いだな」

QB「キミ達と契約してからもう6年か……早いものだよ」

さやか「ねぇ、杏子。キュゥべえ、なんて言ってる?」

杏子「ん?ああ、お前らとの付き合いももう6年になるなーって言ってるよ」

ほむら「わたしの体感的にはそれ以上よ……ホント、困らされたものだわ、キュゥべえには」

杏子「最後くらい、ゆっくりとしてぇけど……」パァァァ

杏子「やっぱ、無理か」スック

マミ「魔女の気配、かしら?」

杏子「ああ。もうあたし一人しかいないから、ちょっと行ってくる」

QB「僕も付き合うよ、杏子」ピョン スタッ

杏子「!」

QB「今日で本当にお別れだからね、これくらいはいいだろう?」

杏子「……はん、馴れ馴れしい奴だな」

まどか「杏子ちゃん、一人で大丈夫?」

杏子「心配すんな、まどか。あたしはマミに次いでベテランだからな。一人でも軽くねじ伏せてやるっての」

おまけ!!!!

あんこちゃん… 無事引退してくれよ……

町外れの公園―――

杏子「よっと」スパン ズァァァァ…… タッ

さやか「うーん、なんか複雑な気分だねぇ。こうして見てるしか出来ないなんて」

ほむら「でも、あなたもマミも……そしてわたしも、もうノルマを達成した、とキュゥべえは言っていたはずでしょう?」

まどか「いつの間にかわたしにも見えなくなっちゃってるし……」

ほむら「いいのよ、それで。人間として、日常に戻れるのは幸せなことよ?」

まどか「……うん、そうだね」

ズァァァァァァァァ……コンコンコン……コロコロ……

杏子「よっと!」スタンッ

さやか「って、はやっ!?」

杏子「他愛もねぇ魔女だったな」ヒョイ パァァァ

マミ「……もうすぐ、日付が変わるわね」

杏子「ん、もうそんな時間か」

QB「やれやれ、キミは軽いね、杏子」スゥ

杏子「……」

QB「だけど、安心したよ。キミ達とこうして無事にお別れを済ませることが出来そうで」

杏子「もうあたしにしか見えてねぇんだから、その言い方はおかしいんじゃねえのか?」

QB「そうかな?僕の声はまどか達には届かないけれど、まどか達の声は僕に届いているから、おかしくはないと思うけれどね」

杏子「やれやれ、お前ホントに感情ねぇのか?」

QB「そのはずだけれどね。どうなんだろう?僕にも正直わからないよ」

あんあん…

マミ「……どう、佐倉さん?まだ、キュゥべえは見えている?」

杏子「ああ、見えてるよ。少しずつ透け始めてるけどな」

マミ「なら……最後に、お別れの言葉を言ってもいいかしら?」

杏子「だとさ、キュゥべえ」

QB「構わないよ」

マミ「……困ったわね……いざとなったら、なんて言えばいいのかわからないわ……」ポロポロ

ほむら「………」

さやか「そうだよね……なんだかんだ言っても、キュゥべえはあたしたちの願いをかなえてくれた恩人には違いないもんね」

マミ「さようなら、キュゥべえ。あなたはあなたの目的を、達成させてね?」

QB「ありがとう、マミ。キミの激励、忘れないよ」

杏子「マミの激励、忘れないってさ」

マミ「っ……」グシグシ

杏子「ほむらは?なんか言うことねぇのか?」

ほむら「………そうね。なら、ひと言だけ」

ほむら「こんな時だからこそ言えることだけれど………」

ほむら「わたしに力を与えてくれて、ありがとう。まどかを守ることが出来たのは、あなたのおかげよ」

QB「……!」

ほむら「杏子……キュゥべえは、何か言っている?」

杏子「いや……キュゥべえ?」

QB「あ、ああうん。まさかほむらから感謝の言葉が出て来るなんて夢にも思わなかったからね。驚いたよ」

杏子「ほむらの口から感謝の言葉を聞くとは思わなかった、ってさ」

ほむら「……ふん、貴重なひと言よ。心に刻んでおきなさい」

QB「うん、そうさせてもらうよ」

べえさん

杏子「さやかは?」

さやか「うーん……そうだなぁ……」

さやか「ちょっと、複雑な気分だけど……やっぱり、これかな」

さやか「いたいけな少女を騙すのはやめろ!……ってね」

QB「魔女化せずともエネルギー回収を出来るとわかったからね、今後はなるべくならその方法は取らないようにするつもりだけれど」

杏子「今後はそういうことはしないようにするつもりだってさ」

さやか「曖昧な言葉だねぇ。ま、それでもいっか」

さやか「あ、あともうひとつ」

さやか「あたしの幼馴染を救ってくれて、ありがと」

QB「それは僕が直接手を下したことじゃないよ。キミの祈りの結果だ、誇りに思ってもいいと思うよ」

杏子「それはさやかの祈りの結果だし、誇りに思えってさ」

さやか「……ん、そっか」

>>96
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

杏子「まどかはどうだ?ホントに、これで最後だぞ?」

まどか「うーん……わたしは魔法少女だったわけじゃないし……」

QB「それなら、僕から言わせてもらってもいいかな?」

杏子「キュゥべえから言いたいことがあるってさ」

まどか「? 何?」

QB「キミと契約出来なかったのが僕一番の心残りだ。その運命を選んだのはキミなのだから、選択をミスするようなことだけはしないでほしい」

杏子「お前と契約出来なかったのが一番の心残りだ、今後もいい人生を歩めってさ」

QB「はしょりすぎだよ、杏子」

杏子「うっせ!んなくせぇこと言えるか!」

まどか「キュゥべえ……。うん、わたし、頑張るよ。だからキュゥべえも、頑張ってね?」

QB「それはもちろんさ」

べぇさん…

こういう日がいつか来ると信じたい

べぇさんマジべぇさんだわ

べえさん・・・

QB「……時間、だね。杏子、ソウルジェムを」

杏子「ああ」パァァァァァァァ……ピシピシッ……

QB「さようなら、奇跡を掴んだ少女達。キミ達の事は、忘れないよ」

杏子「あたしたちはすぐに忘れるかもしんねぇぞ?」

QB「それならそれでありがたいかな。あまり僕のことは公言しないで欲しいからね」

杏子「心配しなくったって、言いやしねぇよ。一般人にんな話したら、頭湧いてんじゃねえかって思われんだろ」

QB「それもそうか。なら、出来れば覚えておいてほしいかな」

杏子「……そうだな」

QB「それ――あ、僕――くよ。バイ――、まど―――むら、――か、マミ、杏―」フッ

杏子「……」パキンッ……キラキラ……

べええさああああああああん

きゅっぷいいいいいいい!

さやか「おつかれさん、杏子」

杏子「ああ……」

マミ「キュゥべえ……」グスグス

ほむら「やっぱり、一番つらいのはマミよね」

マミ「これで、本当にお別れなのね……キュゥべえ……」

まどか「……それじゃ、帰ろう、みんな?」

マミ「……わたしの家で、お茶会、していく?」

さやか「魔法少女の卒業パーティ、だね」

ほむら「悪くないわね」

杏子「んじゃ、今夜はマミの家で徹夜でパーティだな!」

ほむほむ

QB「魔法少女の卒業パーティ……僕も、参加したかったな」

QB「だけど、僕にはまだ仕事が残っているね」

QB「織莉子、キリカ、ゆまのことも見届けてあげないど……」

QB「あれから数年、彼女達の態度も少しは軟化しているといいのだけれど」

QB「とりあえず、行ってみよう」トコトコ……


おまけ終わり

乙!!

織莉子、キリカ、ゆまとの別れまで書くとなったら何年後になるんだ……?
織莉子とキリカはまどか達と同い年だろうけど、ゆまは……

乙。ワガママ聞いてくれてありがとう。

>>108
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

瞬間、何かが爆ぜる音がした。
私たちには何が起きたのか解らない。ほむらちゃんも不意の破裂音に呆けるばかりだ。
しかし、混乱を振り払う間も与えずに『それ』は襲い来る。

───豆腐メンタルだと思った? 残念、ブチ切れマミさんでした☆

そんな台詞が聞こえた気がした。あっ、ほむらちゃんが飛んだ。床と垂直に飛んだ。
そういえば、さっきの音ってロープを引きちぎる音?すごいよね。変身してないのにね。
つ-かあれ? ヤバくね? こっち見てね? 私、フィナーレ?
数瞬後に巻き起こるであろう避けられない惨劇を想いつつ、今はただ眠ろう。
目覚めればそこが、暖かいベッドの上でありますように。
ほむらちゃんはマジで責任取れ。

色々間違えました

おっす

乙乙!

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