【咲-saki-×遊戯王】玄「ルールを守って楽しくデュエル!!」 (44)

~注意書き~
※咲キャラに遊戯王させるスレです。遊戯王キャラはでません。麻雀やりません。
※世界観設定やキャラ設定は一部独自のものです。
※デュエルはアニメのノリで進行するので、ガチなデュエルをお望みの方にはオススメできません。
※デュエル描写はアニメのデュエマやヴァンガード並にカット入ったりします。フルで描写することは少ないです。
※多少は安価を出します。そこまで自由度の高いスレではないのでタイトルには【安価】と付けませんでした。
※当面の主人公は玄ちゃんです。玄ちゃんやって力尽きる可能性もありますが。
※SS速報なんで注意書きなんて書いちゃいましたよウヘヘ。

以上でもよければどうぞ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1383955022

21世紀、世界のデュエリスト人口は100億人を超えていた。

ここ日本でも毎年インターハイが開催され、女子高生デュエリストが毎年覇を競っていた。

これはその頂点を目指す少女たちの軌跡。(CV.石川英郎)

~???~

『玄、あなたはもっとドラゴンを大事にしなさい。ほら、強くて凄くてカッコイイわよ』

玄『えーでも、もっとかわいいカードもつかいたいよー』

『……そのうち可愛く見えてくるわよ、多分』

玄『かわいくなるの!? このこたちが!?』

『(我が娘ながら将来が不安になるわ……)』

『玄、ドラゴンはデュエルモンスターズの中でも最強の種族よ』

『これほど頼りになる仲間は他にいないわ。仲良くなれれば、きっと最後まであなたのことを守ってくれる』

『……私の代わりに、ね』

玄『おかあさん? どうしたの?』キョトン

『ううん、なんでもないの……』

『そうだ! 玄、私のとっておきのドラゴンをあげるわ』

玄『かわいい?』

『まだ可愛く見えないかもしれないけど……ラッキーカードよ。この子はあなたと共に闘いたがってる』

玄『わたしと……?』

『そうよ。さあ、名前を呼んであげて。それがあなたとこの子の始まりとなる』

玄『分かった……。よろしくね―――――――

ピピピピピピピピピ

玄『うん?』


ピピピピピピピピピ

ピピピピピピピピピ

ピピピピピピピピピ

ポチッ

玄「んんーーー! ……夢、か」

玄「もう朝……」

玄「はあ、お姉ちゃんを起こさないと。春とはいえ朝はまだ寒いから、起こすのに10分はかかっちゃう……」
  
ガラガラ タタタッ

オネエチャーン、アサダヨー

ウーン、アト2ジカンー

ソレ、チコクッテレベルジャナイヨー!

玄「(また、長い一日が始まる)」

私の名前は松実玄。阿知賀女子学院に通う高校一年生。

実家は松実旅館っていう旅館を経営してるけど、それ以外は特筆すべき点のない女子高生です。

朝起きて、学校に行って、勉強して、木曜日は『空き教室』の掃除をして、家に帰ったら仕事のお手伝いをして、夜になったら寝る。

そんな変化のない毎日を過ごしている、普通の女子高生です。

ちょっと棘のある言い方でしたが、別にそんな日々に不満があるわけではありません。

学校には一緒にデュエルする友達もいますし、家では1つ年上のお姉ちゃんと仲睦まじくデュエルしたりしています。

それでも、時々思うのです。

小中学生の頃、私の人生の中でも黄金と言える輝きを放っていたあの時代を思い起こすと……本当に、このままでいいのかと。

今の私は、ただ過去の残滓に浸って、長く色褪せた時間を、まるで檻の中にいるような閉塞感を感じながら過ごしているのではないかと。

……あの時代を共に過ごした彼女たちとの別れの時、『待つ』ことを選んだのは私なのですが。

待ったところで二度と会えない人もいることを知っている私が、それでも選んだのです。

その選択を後悔しているわけでもないし、その時の私にそれ以外の何ができたとも思えませんが。

それでも、やはり思ってしまうのです。


私は『待つ』だけでいいのか、と。


そんなことを考えてしまうのは、やはり私の『仲間』の影響もあるのでしょう。

最強の力を持つ仲間たちが、その力を存分に奮いたいと咆哮をあげている気がするのです。

そして『待つ身』にも関わらず、その呼び声に応えたいと思ってしまう私はやっぱり――――


玄「決闘者、なんだろうなあ」


だからと言って、今の生活環境で存分に全力でデュエルができるかと言うとそうでもない。

でも、いつかみんなが戻ってきてくれるかもしれないのだから、この地から離れることもできない。

つまり、私は自分の選択の結果で生じた寂寥感と閉塞感に駄々をこねているだけなのです。

やはり、今できることは己を鍛え上げること、ただそれだけなのでしょう。

みんなは『お母さん』とは違う。いつか自分たちの原点であるこの場所に絶対に帰ってくる。

だって、決闘者はデュエルを続けるかぎりは繋がっているのですから。

私の決闘者としての勘が、『いつか』みんなが揃う日が来ることを告げているのです。


玄「……デュエル教室の掃除に行こう。今日は木曜日だし」


その『いつか』まで、私は仲間たちと共に友を待つ。それもきっと、間違いではないのだから。


ガタガタ

玄「(教室から物音が?)」

玄「(先生? いや、この教室の管理は今となっては私に一任されてるし……まさか!!)」タタッ

ガチャッ!!


穏乃「!! ……え、玄、さん?」


玄「(ああ、ああ、ああああ!!!)」ブワッ


玄「戻ってきてくれたんだね!!」



玄「(この感動を表現する言葉を私は知らない)」




穏乃「全国に行くんです。そしてそこにはきっと、和がやってきます」



憧「まず1人ここにいる!!」



憧「遊ぶんだ! 和と!!」

穏乃「うん! 遊ぼう! 和と!!!」



玄「(色褪せていた景色が、また輝きだした)」



宥「あったか~い♪」



灼「玄か。何? 冷やかし?」



晴絵「私も連れてってくれないかな、インターハイ」



穏乃「それじゃあ、阿知賀女子デュエルモンスターズ部、始動ーーっ!!!」



玄「(ここから、私は、また始めよう)」


晴絵「それじゃあ団体戦にエントリーするぞ。あ、個人戦は誰かエントリーするか?」

憧「する?」

穏乃「ううん」シナイヨ

晴絵「そうか、それじゃ「します!」お?」

玄「個人戦、エントリーします!」

全員「「「「「!!!!!?」」」」」


玄「(そう、ここから始めよう。『皆』も、今まで一緒に待たせちゃってごめんね)」

………………ン

晴絵「ほう、やる気だな。どうやらお前はお前で、個人的な目的があるみたいだな」

玄「……私だって、デュエリストですから」


玄「(このお祭りは、『皆』を満足させられる強い人がいっぱいいるから)」

……オオオオオン


穏乃「玄さん! 玄さんなら全国最強も夢じゃないですよ!」

憧「シズ、それは言いすぎ……でも玄は私たちのNo.1だしね。それがどこまでいけるかってのは気になるわね」

宥「頑張ってね、玄ちゃん!」

灼「……ほどほどにね」

玄「みんな……うん、頑張るよ!」


玄「(さあ、一緒に闘おう! そして、全てを蹂躙するのです!!!)」

ギャオオオオオオオッ!!! ギャアアアアス!!! ギャオオオオオオオオオオン!!! 

晴絵「(こいつっ!)」ゾクッ!!

晴絵「……さて、そうと決まれば特訓あるのみだ。県大会まで時間がない。玄には特別メニューもつけてやらなきゃだしな」

玄「望むところです!」

穏乃「うっし頑張るぞ―!!」

憧「気合いいれてくわよー!」

宥「みんなあったか~い♪」

灼「県大会なんかで躓いてられな……」

晴絵「(さあ、楽しくなってきた!)」


玄「(やっぱり、デュエルって、いいなあ……)」

一旦ここまで。ちょっと団体戦どういう形式にしようか考え中。
それと、咲キャラにどのデッキ使わせて欲しいかとかもちょっと意見求めます。
流石に大筋のキャラは決めてますが、どうにも麻雀と遊戯王って合わせづらいですね。
採用するかは本当に気分次第ですが、よろしければ「○○は■■とかどう?」みたいな意見お願いします。

宥姉は【スピードキング☆スカルフレイム】でいいよね!

あ、注意書きに書いてなかったけど、アニメオリカとかアニメ効果のカードとか使うかもしれません。

……大筋決めてるとか書いたけど、味方であるはずの阿知賀のデッキが全然決まってねえ!
穏乃は……ディマクさんデッキでいいかな!


穏乃「県予選突破ーーーっ!!!」

憧「イエーーイ!!!」

灼「今思えば、一回戦から晩成に当たったのはラッキーだった」

宥「玄ちゃんも、奈良県個人戦1位おめでとー!」

憧「そうそう! あの晩成の三年生すごく強かったのにほぼ完封だったもんね!」

玄「小走さん……あの人のエースがドラゴンだったからだよ。そうでなきゃあんなに一方的には勝てませんでした」

晴絵「お、玄はもう気を引き締めてるみたいだな。みんなもそろそろお祝いモードから抜け出せよー」

憧「もう、晴絵ってば喜びに水を差すのばっか上手いんだから」

晴絵「言ってろ。全国で闘うにはお前らはまだ色々足りてないんだから、またすぐに特訓だって話」

灼「ハルちゃん、つまり遠征の予算の話がついたってこと?」

穏乃「遠征?」

晴絵「そう。私たち県代表は同じく県代表と練習試合することはできない。だが、各県の2位とならできる」

晴絵「私たちはこれから全国の2位たちに喧嘩を売りまくる! そのための許可もとった! まずはどこがいい?」

穏乃「……長野」ボソッ

晴絵「うん?」

穏乃「長野がいいです!!」

晴絵「……よし長野だな。初っ端からそこに行くとはいい度胸だ。まあどの道行くつもりだったが」

憧「? なんで?」

晴絵「玄のためさ」

玄「私の……?」

晴絵「お前は個人戦の代表だしな。各県の2位の学校ともなるとエース級はお前と闘えないって学校もあるんだよ」

灼「あー、なるほど。三箇牧の荒川憩とか。個人戦も、代表同士は練習試合できな……」

晴絵「玄にはあの子みたいな強い子とのデュエルが必要なんだ。だからこそ長野の2位はいい」

晴絵「あそこには個人戦に出てない『魔物』がいるからな」

玄「魔物……」ブルッ!

~長野・龍門渕高校~

衣「やれ! No.47 ナイトメア・シャーク! No.17 リバイス・ドラゴン! バハムート・シャーク! 超古深海王シーラカンス!」

穏乃「うわああああああああ!!!」ドカーン!!

穏乃 LP 0


天江衣 WIN!!


穏乃「ぐへえ! 天江さんすっごい強いですね! 全然勝てない!」

憧「あの子、またデッキの最後の1枚引いたターンに1ショットキル決めたわよ」

宥「穏乃ちゃんのデッキが全然動かない……状況を動かすカードが引けないから膠着状態にされちゃう」

透華「満月の時の衣に比べれば全然マシですけどね。今日は半分の力も出せてませんわ」

穏乃「なるほど、天江さんは月の加護を受けたデュエリストなんですね!」

灼「なら仕方な……」

憧「そういうのってよくあることだもんね」

一「……君ら、ちょっと凄いね。衣の仲間の僕が言えたことではないけど」

純「デュエル脳だな」


玄「天江さん……次は私と闘ってもらえますか?」ゴゴゴ

衣「ほう……確か奈良の1位だったか。中々の気迫。少しは楽しめそうだ」ゴゴゴゴ



玄「(そんなこんなで、私たちは色々な人たちと闘った。荒川さんと闘えなかったのは本当に残念)」


玄「(そしてとうとう、全国大会の日がやってきた!!)」

全然デュエルしてねえ! まあ全国までの展開が早いのは原作準拠。カットしたデュエルは後々書くかも。
咲さんマジでどうしよ。正直玄ちゃんとは一回も闘わない可能性もあるから玄ちゃん編では完全に謎でも問題はないんだよなあ。

でも、それじゃあ『清澄の○○使い』って言い方ができない……。照のデッキは決めてるからそれに対応させてもいいけど。

玄ちゃんはガチ征竜ですよね?
ならお姉ちゃんは炎星か?

こいつらがGをデュエルで投げまくるんか

レジェンドの口調に違和感覚えまくりなんだけど

うお、寝てる間にレスついてる。
>>26 >>28 
すいません。ガチデュエルというよりはアニメみたいなデュエルを目指してるんでガチなデュエルをしてる咲キャラを期待してる人には物足りない感じになると思います。

>>32
すみません。ちょっと厳しめの先生風にしたかったんで口調を粗くしてます。違和感強いみたいなんでもうちょい女言葉使わせます。

色々予想したり意見くれてる皆さん、ありがとうございました。見切り発車で始めたので強引なところもあると思いますがよろしくお願いします。

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