郁乃「末原ちゃん・・・あんたを大将で起用したいんやけど」 (59)

代行 ID:SSdLr6q7O

では投下します

郁乃「末原ちゃーん団体戦のオーダーの事なんやけど」

恭子「団体戦のメンバーの最後の一人は愛宕妹に決まったじゃないですか」

郁乃「いや・・・そのことやなくて」

郁乃「末原ちゃん・・・あんたを大将で起用したいんやけど」

恭子「・・・・・・」

郁乃「最終的な判断は今日の練習の後やけど・・・頑張ってやー」

恭子「まだはいとは言ってませんけど・・・」

・・・・・・・・・ここから雑な闘牌が始まります
南一局 親漫
漫・1000
洋・41200
由・33400
恭・24400

郁乃「これからどうなると思う?」

絹恵「どうって・・・お姉・・・主将が上重さんをトバして終わりじゃないですか」

郁乃「でも面白いものが見られそうやで」

絹恵「ええっ!?」

漫「リーチ」

漫「ツモ8000オール」

絹恵「(1000点しかないのにリーチとは・・・)」

郁乃「まあレギュラー組以外気づかへんやろう」

絹恵「(それは私がレギュラー組で一番下だと・・・)」

漫・25000
洋・33200
由・25400
恭・16400

南一局一本場 親漫

恭子「(たった一回のあがりで原点に戻すこの火力・・・これこそ私が推した理由・・・そして・・・)」

漫「リーチ」

由子「(もう少し眠っていてほしかったわ)」

洋榎「(そう簡単にはいかんかったか)」

漫「ツモ・・・6100オール(裏は乗らんかったか)」

漫・43300
洋・27100
由・19300
恭・10300

南一局二本場 親漫

由子「ロン2200」

洋榎「はい」

漫「(明らかな差し込み・・・だが・・・)」

恭子「(チートイに差し込むとはさすが・・・)」

漫・43300
洋・24900
由・21500
恭・10300

南二局 親洋榎

洋榎「ツモ2000オール」

由子「(差し込んだ分すぐに回収された)」

漫・41300
洋・30900
由・19500
恭・8300

南二局一本場 親洋榎

洋榎「ロン4200」

恭子「はい(何でや・・・二巡前は通ったやろ・・・)」

郁乃「今の見逃しどう思う?」

絹恵「ツモあがりしたかったか・・・もう親の残っていない上重さんよりラス親の残っている末原先輩を狙った・・・こんなところだと・・・」

郁乃「優等生らしい答えやね…」

由子「(それにしても・・・)」

漫「(トップから見逃してラスから直撃とは・・・もし私より末原先輩の方がやっかいと考えたなら・・・次で主将の親を流してみせます)」

漫・41300
洋・35100
由・19500
恭・4100

南二局二本場 親洋榎

漫「(とはいっても自分一人の力で主将の親を流すのは厳しい・・・他に差し込むか・・・やはりラスの末原先輩か・・・)」

由子「ポン」

漫「(真瀬先輩の方が三フーロで安そうだこっちに差し込むか・・・)」トッ

洋榎「(甘いわ)」

由子「ロン8600」

漫「はい(ダブ南のドラ3・・・思ったより高い・・・まあ主将の親を流せたしええか・・・)」

漫・32700
洋・35100
由・28100
恭・4100

南三局 親由子

由子「ツモ2000オール(これでトップよ)」

洋榎「(あーあ)」

漫「(勢いをつけさせてしまったか・・・)」

漫・30700
洋・33100
由・34100
恭・2100

南三局一本場 親由子

洋榎「(差し込みはこうやるんや・・・)」ビシィッ

恭子「(・・・・・・)」

洋榎「(あれ・・・)」

恭子「(すみませんそれあがったらオーラスしかなくなるんで・・・できれば高めを・・・)」

漫「ツモ・2100・4100」

由子「(短いトップたったのよ・・・)」

恭子「(三色にチャンタ・・・こっちが本当の力か・・・)」

洋榎「(それにしても自力で高目をツモれんとは・・・)」

郁乃「(末原ちゃんの調子が悪すぎる・・・)」

絹恵「今リーチかけていれば決まったんじゃないですか?」

郁乃「そやったら見逃しはなかったと思うで」

漫・39000
洋・31000
由・30000
恭・0

オーラス 親恭子

恭子「(とにかく早い手を作らないと・・・)

恭子「(早い手はできたが役があらへん・・・0点ではリーチもできへん・・・)」

恭子「ツモ500オール(助かった・・・)」

漫・38500
洋・30500
由・29500
恭・1500

オーラス一本場 親恭子

恭子「(ここで天和なんか出来れば・・・まさか・・・一歩及ばなかったか・・・)」

恭子「リーチ」

由子「・・・・・・」チャ

洋榎「・・・・・・」チャ

漫「・・・・・・」チャ

恭子「(駄目や・・・待ちが良くないと思ってだれも止まらん)」

恭子「ロン4200」

漫「はい・・・(ダブリーに振るとはついてない)」

由子「(ダブリーのみ・・・)」

洋榎「(まだ本調子にならんか・・・)」

漫・34300
洋・30500
由・29500
恭・5700

オーラス二本場 親恭子

恭子「(また役なしができたが・・・今回はリーチできる)」

恭子「リーチ」

恭子「ツモ・・・4200オール(今日初めて裏ドラが・・・)

漫「(・・・ここまで追い上げるとは・・・)」

由子「(・・・役なしがリーチかけただけで親満に・・・)」

洋榎「(・・・やっとエンジンがかかったようやな・・・)」

漫・30100
洋・26300
由・25300
恭・18300

オーラス三本場 親恭子

洋榎「(・・・・・・)」トッ発

由子「ポン」

漫「(・・・・・・)」トッ中

由子「ポン」

漫「(大三元か!?)」

恭子「(・・・いや白は私が2つ持っとる・・・だがこれで白は出づらく・・・)」

洋榎「(・・・・・・)」トッ白

恭子「ポン(・・・これは私がつかわせてもらう)」

恭子「テンパイ」

由子「テンパイ」

洋榎「テンパイ」

漫「・・・ノーテン(・・・トップから落ちてしもうた)」

漫・27100
洋・27300
由・26300
恭・19300

オーラス四本場 親恭子

洋榎「・・・・・・」チャ

恭子「(テンパイ気配からの手出し・・・)」

由子「(これは回ったんか・・・)」

漫「(トップの主将が回ったんなら・・・チャンスやが・・・)」

恭子「(ここで頼りにするのが基本的な役の一つのメンタンピンか・・・)」

恭子「ロン」

洋榎「わるいな頭ハネや(危なかったわ)」

漫「(三暗刻対々和・・・回ったのではなく待ちを良くしただけだったか・・・)」

由子「(見せ場が作れんかったのよー)」

恭子「(一歩及ばんかった・・・)」

漫・17900
洋・36500
由・26300
恭・19300

郁乃「結局お姉ちゃんがトップかー」

絹恵「(いや・・・私は上重さんや末原先輩がここまで粘るとは思わんかった・・・いつかこの人達に追いついて見せる)」

・・・・・・・・・・・・

郁乃「さて末原ちゃん」

恭子「はい・・・」

郁乃「あんたが大将に決定や」

恭子「何でですか・・・私は負けたのに・・・」

郁乃「あのなあ末原ちゃん・・・」

恭子「何ですか・・・」

郁乃「私が評価したいのはあの粘りや・・・」

恭子「ええっ!?」

郁乃「これからも不利な状況でも諦めずに戦い続ければ活路を見いだすことができると思うでえ」

恭子「私にそんな力があるとはとても・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なぜあんな事を思い出したのかは分からない
人間は死ぬ前に昔の事を思い出すという
まさか私の運命はこれからの大将戦で・・・

終わりです
続きは未定

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