犬牟田「蛇崩をねぎらってやれと言われたが」(74)

犬牟田「正直どうすればいいかわからない」
猿投山「だよなぁ。皐月様もどこかへ行かれたみてーだし」
蒲郡「うむ•••。皐月様に言わたからにはなんとかせねばならんが•••」

猿投山「でもよ、ねぎらってやるなんてどうすりゃいいんだよ?しかも蛇崩は無駄にプライド高ぇし、なにもしねぇほうがいいんじゃないか?」
犬牟田「と言っても無視をするわけにもいかないだろう」
蒲郡「なら犬牟田、貴様は何か案があるのか?」
犬牟田「••••••」
猿投山「お手上げかよ•••」

犬牟田「•••とりあえず、菓子でも与えてみるか」
蒲郡「菓子か•••。そういえばあいつはいつも菓子を食っているな」
猿投山「菓子なんてどこにあんだよ」
犬牟田「ここだ」サッ
猿投山「なんで持ってんだよ!!」
犬牟田「蒲郡も言っているだろう。蛇崩は菓子ばかり食っている。だから俺が体調管理のために蛇崩の菓子を没収しているだけだ。あと極制服が汚されてはかなわん」
猿投山「お前はあいつのおふくろかよ•••」


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2013/05/03(金) 14:07:28.45 ID:SZRft1Wa0

 よっこらしょ。
    ∧_∧  ミ _ ドスッ

    (    )┌─┴┴─┐
    /    つ. 終  了 |
   :/o   /´ .└─┬┬─┘
  (_(_) ;;、`;。;`| |

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  ありがとうございました
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クソスレは二度と立てないでください
あと、>>1は死んでください


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2013/05/03(金) 14:07:28.45 ID:SZRft1Wa0

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うへぇ~なんかごめんw素人が書くもんじゃないですわ。すまんかったな

6:以下、名無しが深夜にお送りします 2013/11/08(金) 22:21:28ID:h1/L1t3Y
 よっこらしょ。
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お前みたいなカスは半年romれ

すみません。本当によく考えなくって自己満足でいいやと思ってたんですが頑張ります。
見やすくできるよう頑張ります。あとキルラキルもっと増えてください。

じゃあ削除してもらおうかそして新しいの作れカス

「ちくわ」
「大」
「明」
「神」

早くやめて新しいのたててくれまじキモイから

あと>>15まだ改行できてない
もしかして3DS?

蒲郡「で、問題の蛇崩は?」
犬牟田「•••今、男子トイレの片付け中だ」
猿投山「よし、今のうちになんか買ってくんぞ蒲郡!!」
蒲郡「よろしく頼む•••って俺もか!?」
猿投山「ったりめーだろうが!犬だけのじゃたりねぇよ!!」
犬牟田「早く行ってこい。ぐずぐずするな」
蒲郡「な、おい!!」
ウォォォォォォォォ••••••
犬牟田「•••しまった。俺が一人だ」

>>18
バレた?

「ちくわ」
「大」
「明」
「人」
なんどもすみません・・・

犬牟田「帰ってくるなよ・・・」

吹部部員『蛇崩様、こちら終わりました』

吹部部員『こちらも終了です』

蛇崩『・・・そう。ごくろうだったわ。ありがとう』

犬牟田「大分まいってるなあいつ・・・」

犬牟田(どうすればいいんだ?このままいくとすぐ帰ってくるぞ?)

吹部部員『蛇崩さま、お顔色が優れませんよ?一度皐月様のもとへ帰られては・・・』

犬牟田「なっ!?」

蛇崩『何いってるのぉ、このくらい平気よ。私だって四天王の一人なんだから・・・』

犬牟田(よし!!ぃよぉっし!!!)

吹部部員『ですが・・・』

蛇崩『いいから、早く終われるようがんばんなさい。手伝うから。』

吹部部員『蛇崩様・・・!!!』

犬牟田「蛇崩・・・」

3DSでも改行できるからねww

犬牟田(さっき吹奏楽部の部室でからかってしまったが意外といいやつなんだな・・・)

犬牟田(四天王も女子が一人で後はむさい男子どもばかりだしな・・・)

犬牟田(俺は菓子を片手にモニターを見てなにをしているのだろう・・・)

蛇崩『・・・っくしゅ!!』

吹部部員『蛇崩さま!』

蛇崩『大丈夫だってばぁ』

蛇崩(いい子たちに会えたものだわぁ・・・。四天王は男子ばっかりでむさいし)

一方その頃

猿投山「菓子ってどこ売ってんだ!?」

蟇郡「なにぃ!?貴様知らずに来たのか!?」

猿投山「無星とか二つ星のほうは来たことねーんだよ!!」

蟇郡「だから三つ星の区で買えばいいと言っただろうが!!」

猿投山「竹刀買って金ねーんだよ!!高ぇ三つ星のとこでなんか買えっか!!」

ギャーギャーワーワー

流子「なんだぁ?うっせーなぁ」

マコ「おお!!あれは四天王の蟇郡先輩と猿投山先輩だよりゅーこちゃん!!」

流子「なっ・・・!四天王だと・・・」

ギャーギャーワーワー

流子「・・・で、なんで四天王なんかがここにいるんだ」

マコ「うーん・・・普通ていうか絶対ここには来そうにないんだけど」

マコ「まぁ四天王さん達は普通じゃないからねー!!」

流子「そりゃまぁそうだが・・・」

猿投山「大体俺が無星のとこ行くっつったらお前もちょっと目が輝いてたじゃねーか!!」

蟇郡「なっ!!貴様こそ『ちょっとかくれんぼしていこうぜ』などとぬかしたではないか!!」

猿投山「いやあれは・・・」

流子「おいてめーらぁ!!」

猿蟇「!!!」

流子「さっきから何やってんだよ!!ここは無星の区内だぞ!!」

マコ「きゃーりゅーこちゃん!!かっこいいよーワイルドだよー!!」

猿投山「あいつは・・・!」

蟇郡「纏流子・・・!!!」

流子「それとも?とうとう皐月に見捨てられ無星になってここに来ちまったのか?」

蟇郡「なっ!」

猿投山「それは断じてちがうぞ!!」

マコ「えー?だったらなんでここで遊んでるのー?」

猿投山「遊んでなんぞ・・・ハッ!!」

猿投山「そうだぞ蟇!!遊んでる場合じゃねぇ!!」

蟇郡「・・・そうだったぁ!早く菓子を買わねば!!蛇崩が!!犬牟田がぁ!!」

マコ「ほらー!やっぱり遊んでたんじゃん!!」

マコ「ねーねーりゅーこちゃん!!私たちも後で又朗たちと鬼ごっこしよーよー!」

流子「はいはい後でな。・・・それよりなにやってるんだよお前たちは」

蟇郡「うるさぁい!!今それどころではないわぁ!!」

流子「おめーが一番うるせえよ!!」

猿投山「まぁ待て蟇!!」

蟇郡「なんだ貴様ぁ!!邪魔をするのか!!」

猿投山「俺たちはここをよく知らねぇんだ。こいつらに案内してもらおうぜ」

蟇郡「なんだとぉ・・・!!」

猿投山「背に腹は代えられねぇだろ・・・」

蟇郡「む・・・」

流子「なんだぁ・・・?」

マコ「どうしたんだろーねー?」

すみません・・・力尽きました。ここまで見てくださった方々本当にありがとうございました。

あと、文に指摘をくださってありがとうございました。ついでみたいになってすみません。
あとここで終わるわけではありません。自分で立てたものなので自分でちゃんと終わりにしたいと思います。

蟇郡「だが、こやつらが話を聞くとおもうのか?」

猿投山「言ってみなきゃわかんねーだろ。・・・おい纏、お前に頼みがある」

流子「・・・はぁ!?」

マコ「えぇ!?どーゆーことりゅーこちゃん!」

流子「マコ、どうせこいつらの罠だ!後ろに下がってろ!!」

猿投山「だーっ!ちげーよ話を聞け!」

蟇郡「俺たちは今駄菓子屋を探しているのだ!!」

流子「・・・は?駄菓子屋?」

猿投山「そうだ!俺達ゃここらへんに来たことねぇから駄菓子屋まで連れて行って欲しいんだよ」

流子「・・・駄菓子屋に?四天王ともあろうやつらが?男二人で?・・・ブフッ」

流子「クックック・・・マジかよ・・・は、腹が痛ぇ・・・!!」

マコ「だめだよ笑っちゃりゅーこちゃん!!四天王の人たちはビックリマンチョコを買ってはしゃぎたい年頃なんだから!!」

蟇郡「違うわぁ!!なんだビックリマンチョコとは!!気になるではないか!!」

猿投山「俺たちは蛇崩に菓子を買って帰りてぇだけだ!」

流子「じゃくずれ?誰だそいつ?」

マコ「四天王の一人、文化部統括委員長蛇崩乃音先輩だよ!」

流子「文化部ってことは・・・今日相手した百人一首部と落語部のやつらのリーダーっつーことか」

猿投山「お前があのモヒカン野郎と百人一首部と落語部をつぶしたせいであいつ落ち込んでんだよ!」

蟇郡「ついでにあのふざけた輩を取り逃がしたしな。校内もめちゃくちゃになり今蛇崩れが清掃をしておる」

流子「そ、そうか・・・そいつは悪かったな」

マコ「りゅーこちゃん!よくわかんないけどお詫びに連れて行ってあげようよ!もしかしたら何か買ってもらえるかもしれないし!」

猿投山「・・・俺今金ねーんだけどな」

蟇郡「俺もあまり無駄遣いはしたくないが・・・今日はやむをえん」

マコ「よーし!!じゃあ今日の晩御飯のために八百屋へしゅっぱーつ!!」

猿蟇「駄菓子屋へ行ってくれ!!」

>>37
ありがとう!!応援してくれてすごくうれしいです。荒らしはまったく気にしてないからだいじょうぶです!

一方その頃

犬牟田「遅い・・・」

犬牟田「あいつらは何をしているんだ・・・」

犬牟田「そろそろ蛇崩が帰ってくるぞ・・・」ソワソワ

吹部部員『一階おわりました』

吹部部員『二階も終了です』

蛇崩『そう・・・あとは三階だけね』

吹部部員『蛇崩様、あとは私たちがやっておきますのでもうお休みになられては・・・?』

蛇崩『ん・・・。じゃあ部室の後片付けでもしておくわ』

吹部部員『それも私たちが・・・』

蛇崩『何いってんの、三階もするんだから大変でしょう。片付けくらい一人でもできるわ』

吹部部員『・・・では、よろしくお願いします』

犬牟田「くそ…もう時間がない…」

犬牟田「いっそ蛇崩をここに連れてきて休ませておくか…?」

犬牟田「いや…あいつが俺の言うことを聞くとは思えん…」

犬牟田「だったら猿投山達を見つけ、早く帰ってこさせるか…!」

犬牟田「あいつらの居場所は…解析完了って無星区内!?なんだってそんなところにいるんだよ!」

犬牟田「めんどくさい…あの体力馬鹿ども…‼︎」ダッ

マコ「いやー!いっぱい買えたねーりゅーこちゃん!今日はコロッケ大盛りだー!!」

流子「う…ウジ虫コロッケはカンベンしてほしいな…」

蟇郡「痛い出費だった…」

猿投山「すまん蟇郡…」

又郎「おぉ!!ねーちゃんに流子の姉貴じゃねーか!」

マコ「あ!又郎だー!!」

猿投山「あ?誰だあのガキ」

流子「マコの弟だよ。それより又郎、おめーまたここらで悪さしてたのか?」

又郎「ち、ちげーよ姉貴!!今日は遊んでただけでい!!」

マコ「そうだりゅーこちゃん!!まだ暗くなるまで時間あるし遊んでいこーよ!」

流子「はぁ?」

又郎「お!いいじゃねーか姉ちゃん!俺もあいつら帰っちまったから暇だったんだよー」

マコ「ねーねーいいでしょりゅーこちゃん!」

流子「・・・たく、しょうがねーなぁ」

マコ「やったー!!」

猿投山「よし。じゃあ俺たちも行くか」

蟇郡「ああ。早くせねば・・・」ガシ

蟇郡「む?」

マコ「先輩たちも一緒に遊びましょうよー!!」

蟇郡「な、なにぃ?」

マコ「人数が多い方がたのしいですよ!」

蟇郡「そ、そう言われてもだな・・・」

猿投山「ダメだぞ蟇郡!!早く行かねーと・・・」

流子「ダメなのか?」ギロッ

猿投山「ダメじゃないです」

蟇郡「お、おい!」

猿投山「大丈夫だって!いざとなったら逃げりゃいいんだ!!」

マコ「よーし!じゃあなにしよっかー・・・」

犬牟田「ぜぇ・・・(カシャン)はぁ・・・(カシャン)ぜぇ・・・(カシャン)はぁ・・・(カシャン)」

犬牟田「あいつら・・・どこにいるんだ・・・はぁ・・・」カシャン

犬牟田「ていうかこの襟・・・!!邪魔すぎるぞ・・・!!息がしにくい・・・!!」カシャカシャカシャ

犬牟田「くそ・・・本当になんで無星のところになんかいるんだ・・・!!」

ワーワーギャーギャー

犬牟田「ん・・・あれは・・・」

猿投山「はっはっは!!さぁ出てこい纏!隠れても無駄だぞ!!」

マコ「りゅーこちゃんがんばってー!!」

又郎「そうだ姉貴ー!!俺たちの仇を討ってくれー!!」

蟇郡「ふっ・・・どれだけ纏が足掻こうと、猿投山の目からは逃げられんぞ」

又郎「なに・・・?」

マコ「どういうことですか?先輩・・・」

猿投山「なんたってなぁ・・・俺にはこの天眼通があるんだよ!!」

マコ又郎「「てんがんつう?」」

蟇郡「そうだ!!猿投山の目には相手のありとあらゆる動きが読むことができる天眼通が備わっている!!」

蟇郡「それによって俺の居場所もばれたということだ」

猿投山「おめーはでけぇから分かりやすいんだよ!!」

マコ「へぇ~なんだかよく分からないけどすごいんですね!」

猿投山「ならもっと教えてやる!これはな・・・」

犬牟田「うおおおおおおおおおおおお!!!!!」

猿投山「うお!!い、犬牟田!?」

犬牟田「君は!!なんで敵に情報をもらしてるんだよ!!」

猿投山「・・・は!迂闊だったぜ!!」

マコ「ねーねーてんがんつうのこと聞かせてくださいよー!」

蟇郡「すまんがもう教えれん」

又郎「はぁー?なんだよもー」

流子「なんだ!敵襲か!?」

犬牟田「あぁもう全員黙れ!!」

流子「ヒッ」ビクッ

犬牟田「大体なんで転校生なんかといるんだお前ら!」

猿投山「い、いや早く行こうと持ってたんだが誘われちまってな」

蟇郡「俺はかくれんぼというのをしたことなかったんでな。中々楽しめた」

犬牟田「感想なんか聞いてない!蛇崩も帰ってくるしさっさといくぞ!!」

蟇郡「お、おい待て!!」

猿投山「俺もまだ纏を見つけてねーよ!!」メンドウコテ!!メンドウコテ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・

流子「・・・行ったな」

マコ「行っちゃったねー」

流子「あの犬牟田とかいうやつ、恐ろしい形相してたな・・・」

マコ「怖かったねー!」

又郎「でもま、今日はたのしかったなー!」

流子「あぁ。私もこんなに遊んだのは初めてだ」

マコ「よーし!おなかもすいたし帰ってご飯食べよーよ!今日はごちそうだよ!」

流子「おう!」

犬牟田「まったく・・・手間をかけさせるな!!」

猿投山「だからすまねーって!!」

蟇郡[蛇崩の掃除はもう終わったのか」

犬牟田「だいぶ前にな」

猿投山「な!早くねえか!?」

犬牟田「お前らが遊びすぎなんだ!!」

~生徒会室前~

犬牟田「ぜぇ・・・はぁ・・・やっと着いたか・・・」

猿投山「おいおい大丈夫かよ」

蟇郡「犬牟田、貴様体力がなさすぎだろう」

犬牟田「うるさい・・・体力バカ・・・」

猿投山「で、蛇崩はいそうなのか?」

蟇郡「・・・音はせんが」

猿投山「じゃあちょっくら入ってみっか」

犬牟田「な、おい!」
ガチャ

シーン
猿投山「・・・なんだ、やっぱりいねーじゃねぇか」

犬牟田「・・・」

蟇郡「む・・・?」

猿投山「蛇崩のことだ、どうせ家でやけ食いでもしてるだろうよ」

蛇崩「そうね」

猿投山「だろ?・・・ん?」

蛇崩「これから帰ってやけ食いでもするわよ」

猿投山「」

猿投山「お、お前いつから」

蛇崩「ずっとソファの上で寝てたけど?」

猿投山「・・・お前ら気づいてただろ!!」

犬牟田「分析せずに動くバカが悪い」

蟇郡「俺は見えていたがな」

蛇崩「なに?みんなして私に文句言いに来たのー?」

猿投山「な、ちげーよ!!」

蛇崩「いいのよ?女子だからって遠慮しなくても」

猿投山「だから違ぇって!」

犬牟田「僕たちはただお前をねぎらおうと思っただけだ」

蛇崩「・・・は?ねぎらう?」

猿投山「そうだよ!お前を責めたいわけじゃねぇ!」

犬牟田「むしろお前はよく頑張ったほうだと思うぞ」

蛇崩「だ、だからって・・・いいわよ別に」

蟇郡「そうはいかん。皐月様のご命令なのだからな」

猿投山「ちょ」

犬牟田「お前・・・!!」

蛇崩「・・・そう、ご命令だから、なのね」

蟇郡「な、なんだ?俺がなにか言ったか?」

猿投山「お前は人のことを考えてから物を言えよ・・・!!命令だからって理由でねぎらわれても空しいだけだろ!」

蛇崩「なーにぶつぶつ言ってんの?早く帰りたいんだからちゃっちゃとすませなさいよ!」

猿投山「ほら見ろすねちまったじゃねえか!」

蛇崩「すねてないわよ!」

蟇郡「す、すまん・・・俺としたことが・・・」

蛇崩「なんなのよもう・・・!」

犬牟田「・・・蛇崩」

蛇崩「・・・あら、なにかしらメガネくん?もしかしてあなたは何か文句があるの?」

犬牟田「・・・」

蛇崩「そりゃそうよねぇ。今日あの転校生と侵入者に雑魚部を相手にさせて取り逃がしちゃったんだから」

犬牟田「・・・」

蛇崩「あなたが言ったとおりちゃんと考えてこの結果だったの。笑いごとにしかならないわ」

蛇崩「だから、黙ってないで文句なりなんなり言えばいいじゃない・・・!」

犬牟田「・・・」

猿投山「い、犬牟田・・・」

犬牟田「・・・蛇崩」

蛇崩「なによ」

犬牟田「帽子をとれ」

猿蟇蛇「「「!?」」」

蛇崩「え、なんで」

犬牟田「いいからとれ」

猿投山「ど、どうした犬牟田!?気でもふれたか!?」

犬牟田「何を言ってるんだバカ猿」

蛇崩「こ、こっちもいきなり言われても困るわよ!!」

犬牟田「なら勝手にとるぞ」

蛇崩「ちょ、ちょっと!!」
ポイー

蟇郡「い、犬牟田ぁ!!風紀を乱すことをするなら・・・!!」

犬牟田「うるさいぞバカ」

猿投山「お、落ち着け犬牟田!!」

蛇崩(な、なに!?チョップされるの!?それともデコピン!?それとも・・・極制服没収!?)

犬牟田「蛇崩」

蛇崩「は、はひ!!」
ボスッ

蛇崩「・・・・・・へ?」

ワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ
蛇崩「!!ちょ!髪!!頭が!!」

蟇郡「い、犬牟田が撫で始めたぞ!!」

猿投山「ありゃ撫でてるというよりかき回してねえか・・・?」

犬牟田「おい、お前らも」

猿投山「あ?・・・おう」

蟇郡「承知した」
ワシャワシャワヤワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ

蛇崩「きゃー!!ふ、増えた!?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ワシャワシャワシャワシャ

蛇崩「や、やめなさいよもう!!!」

犬猿蟇「「「!」」」

蛇崩「ああーもう・・・髪がぐしゃぐしゃじゃない」

犬牟田「・・・すまんな」

蛇崩「・・・で、なんでいきなりこんなことしたのよ?」

犬牟田「おまえが・・・話を聞かないからな」

蛇崩「!なによ、ちゃんと聞いてたじゃない」

犬牟田「だがお前はすねたら聞き分けが悪い。どうすればいいか考えていた」

犬牟田「解析をすればすぐわかっただろうが、そんなことができる雰囲気でもなかったんでな」

犬牟田「だから強硬手段として撫でただけだ」

蛇崩「・・・だからって、もっと別の方法があったでしょ」

犬牟田「パッと思いついたのがそれだったんでな」

蛇崩「はーあ!なんだか、色々考えてたのがバカみたいじゃない・・・」

犬猿蟇「・・・」

蛇崩「・・・ここへきたとき誰もいなかったから、ちょっとだけ心配だったの」

蛇崩「あのボクシング部やテニス部の子たちみたいに失敗しちゃったから、追い出されるんじゃないかって」

蛇崩「そしたらここにも来れないし、貴方達にも皐月様とももう一緒にいれないのかと思ったら・・・」

蛇崩「なんだか、グスッ、もっと不安になってきて」

蛇崩「わ、わたしは、貴方達みたいに、男じゃないし、体力が、あるわけじゃないし、頭が、いいわけじゃない」

蛇崩「でも、そんな、ことで、負けたくなかった」

蛇崩「あ、貴方達に、遅れを、とりたくなかった」

蛇崩「な、のに・・・なのにぃ・・・」

蛇崩「うっ・・・グスッ・・・ああもう・・・」

猿投山「・・・・・・お、おらおら元気出せよ蛇崩!!お前はよくやったって!!なあ!?」

蟇郡「あ、ああ。皐月様も大変喜ばれていた」

犬牟田「・・・僕もいい戦闘データがとれたしな」

猿投山「それによ、見ろよこれ!」
ドーン

蛇崩「へ・・・なにこれ、お菓子?」

猿投山「ああ、俺と蟇郡でひとっ走り買ってきたんだ!」

蟇郡「三ツ星区内では買えん菓子もあったぞ」

蛇崩「・・・こんなにたくさん?」

蟇郡「まぁ買ったのは俺だがな」

猿投山「だからすまねぇって」

猿投山「そういや犬牟田、おめぇ菓子は?」

犬牟田「ここにある」

蛇崩「それ、私が前持ってきたやつじゃない」

犬牟田「・・・賞味期限はきれてないぞ」

蛇崩「なにそれ。犬くんって、変な言い訳するわねー」クスクス

猿投山「まあよ、犬牟田だって俺らがあそ・・・買いに行って寄り道してるところを走って呼び戻しに来てくれたんだぜ」

蛇崩「犬くんが?」

蟇郡「ああ。あの時の顔は恐ろしかったな」

犬牟田「どこかのバカは敵に情報を漏らそうとしてたしな・・・」

猿投山「すまねぇって・・・」

蛇崩「なんだ、犬くんって案外いいところあるのねー。あ・ん・が・い」

犬牟田「うるさいな」

蟇郡(やっといつもの調子がでてきたな・・・)

猿投山「にしても、今日は散々な日だったなー」

蟇郡「なかなか濃い一日だった」

犬牟田「俺も、久々に無駄な体力を使った」

蛇崩「・・・じゃあ、ちょっとお茶していかない?」

猿投山「あ?なんで?」

蛇崩「私も、貴方達をねぎらいたいのよ」

蟇郡「・・・蛇崩」

蛇崩「それに、こんなにお菓子をもらっても一人じゃ食べきれないわ」

蛇崩「賞味期限がきれちゃいけないし」

犬牟田「・・・だったら、俺はいただこうか。賞味期限がきれちゃいけないからな」

蟇郡「お前ら・・・仲良くしろ。あとそれは俺が買ってきたものだ。もちろんおれもいただくぞ」

猿投山「な、おいずりーぞ!!俺も食う!」

犬牟田「・・・なんだこれは」

蟇郡「ああ。ビックリマンチョコというらしいぞ。面白そうだから買ってみた」

犬牟田「小学生かお前は」

蛇崩「お茶、入ったわよ」

蟇郡「む。かたじけないな」

犬牟田「・・・うまい」

蛇崩「誰が淹れたと思ってるの。皐月様のお茶も時々私が淹れてるんだから」

猿投山「熱くねえか?」

蟇郡「常温だろう」

蛇崩「・・・なにこれ、おいしいわね」ガリボリ

猿投山「ああそれか。勧められて買ったやつだな」

犬牟田「何の味なんだ」

蛇崩「青梅チョコ味。いる?」

犬牟田「絶対いらん」

蟇郡「聞くだけで不安になるのだが、あいつらの味覚は大丈夫なのか・・・?」

次の日
蛇崩「皐月様!」

皐月「ああ、蛇崩か。昨日はごくろうだったな」

蛇崩「いいえ。次こそはあの不審者も転校生も倒してみせるわ」

皐月「・・・なんだ、蛇崩なら落ち込んでいるか不貞腐れているとおもったんだがな。昨日なにかあったのか?」

蛇崩「もう、皐月様ったら」

蛇崩「ただちょっとだけ、ねぎらってもらっただけですよ」
おわり

やっと終わったorz続きを待っていただいてありがとうございました!とても嬉しかったです。
書いてる間、猿投山が目縫ったり蟇がドMだったりしてもう5話からだいぶ経ちましたが、蛇崩さんはいつでも可愛いですね!これから楽しみです。

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