男「ツンデレかわええ」幼「!」ピクッ(40)

幼「男はツンデレが好きなのですか?」

男「おう!ツンデレこそ至高だ!」

幼「ちなみにツンデレのどこが好きなのですか?」

男「全部。あえて言うならあの態度とか、慌てたときの様子とか」

幼「ふむ・・・なるほど・・・」

男「ん?どした?」

幼「やらなきゃならない事ができたので帰ります」スクッ

男「もう帰るのか?まだ5時だぞ」

幼「とっても重要なことなので。また明日です。」ガラリピシャン

男「あ・・・マリカー、途中なのにな・・・」

次の日…

男「行ってきまーす! あ、幼おはよう」

幼「おはよう、男」

男「あれ、いつもは『おはようございます』じゃなかった?」

幼「べ、別にあんたには関係無いじゃない!」

男「へ?」

幼「ほら、さっさと学校いくわよ」

男「おーい、幼さーん?」

幼「早くしないとおいてくわよ?」

男「幼ー!」

幼女じゃなくて幼馴染みだったか
続けて

よさそう、期待

幼「ま、まあ、男がどうしてもって言うなら、ちょっとぐらい待ってあげてもいいけどっ?」

男「幼ストーップ!!」

幼「はい、どうかしましたか?」

男「さっきから何してる」

幼「最近流行り(予定)のツンデレごっこです」

幼「男がツンデレ好きと言っていたので、わたしもやってみようかと」

男「必要ないだろ」

幼「私にとってはあるんですよ…」

昼休み…

男「幼~弁当食べようぜー」

幼「あ、私今日他の人から誘われてるのでそっちにいこうかと」

男「なら仕方ないか」

幼「行ってきます」

男「じゃあな、といっても同じ教室だけど」

支援

友「男ーご飯食べようぜ!」

男「おー」

友「今日は幼ちゃん、あっちにいんのか」

男「お誘いだとよ」

友「いいなーお前、あんな可愛い幼馴染みがいて」

友「あーゆー幼馴染みに朝起こしてもらって、ご飯もつくってもらいたい」

男「あーいいな、それ」

幼「!」ピクッ

次の日の朝…

幼「男、男、起きてください!もう朝ですよ」

男「ん・・・幼・・・あと5分・・・・・って幼!?」

幼「ご飯、出来てますよ?早く顔を洗ってきてください」

男「え、いや、幼なにしてんの?」

幼「それは食事中に話します、さっさと顔洗ってくる!」グイグイ

男「わかったよ・・・」

男「で、何でこんなことしてんの?」モグモグ

幼「昨日の友君との会話をきいてたからです。
幼馴染みに起こしてもらったり、ご飯つくってもらいたいってましたから」

男「あーあれか・・・でも普通やるか?こんなこと」

幼「反応が面白そうだったので、つい・・・」

男「つい、じゃねーよアホ」

幼「ほう、成績100位周辺が3位にアホと言いますか」

男「そういうことじゃなくて」

幼「こんなことしてるうちに時間になりましたよ。行きましょう」グイッ

男「え、ちょ、おまっ」ズリズリ

夕方…

幼「ただいまー」ガチャ

ガチャ ガチャガチャ 

幼「あれ・・・?開きません・・・」

幼「そう言えば!今日はお父さんもお母さんも帰れないって・・・、こんな日に鍵を忘れるとは・・・迂闊でした・・・」

幼「入れるところは…無さそうですね・・・、仕方ない、明日は休みですし物置寝寝ますか」

?「あら?幼ちゃんじゃない」

幼「男母さん!」

男母「どうしたの?困ってるみたいじゃない?」

幼「あ、実は…………

幼「………というわけで」

男母「あらあら!大変じゃない!倉庫で寝たら風邪引いちゃうわよ。うちに来なさい」

幼「えっと、それは男の家に泊まると言うことですか?」

男母「そうよ、幼ちゃんなら大歓迎よ♪」

幼「で、でもそんなの悪いです」

男母「夫が単身赴任で寂しいのー!おーねーがーいー!

幼「うう、わかりました・・・」

男母「やりぃ!!」

男「ただいまー」ガチャ

幼「おかえりなさい」

男「すいません、間違えました」カチャ

幼「間違ってないです」ガシッ

男「なんでお前がここに?」

幼「実は…………

~説明中~

幼「………と言うわけで・・・」

男「なるほどなー、幼の家は共働きだもんな」

幼「お世話になります」

プルルルル プルルルル

男母「はーい、男母ですけど」

男母「あらぁ♪え?・・・・まあまあ・・・分かったわ」ガチャ

男母「幼ちゃーん、ちょっといい?」

幼「はい?」

男母「実はね、今すぐ行かなきゃならない用事ができてね」

幼「そうなんですか」

男母「だから男にご飯、つくってあげてほしいの」

幼「構いませんよ、料理は好きですし」

男母「ごめんね?ありがとー♪」

幼「いえいえ」

なんで俺には幼馴染がいないんだよおお

随分前にもこんなの読んだな、同じ人かな

男母「いってきまーす」

幼「いってらしゃいませ」

男「あれ、母さんどこいったの?」

幼「用事ができたといってました」

男「ふーん、じゃあご飯どうなるの?」

幼「私が作ります」

男「本当か!幼の料理うまいもんなー」

幼「そんな・・・////・・・・な、何が食べたいですか?」カァー

男「んー肉まいたたたた」

幼「真面目に答えなさい」

男「うう、肉じゃがが食べたいです・・・」

数分後…

幼「できました!なかなかの出来ですよ!」

男「おお、うまそう!」

幼「さっさと手を洗ってきてください」

男「はーい」ジャー フキフキ

幼「素直でよろしいです」

男「何で上から目線なんだ」

幼「そういう気分なんです」

男「こいつ訳わからん」

幼「今更気づいたのですか」

幼「じゃあ、いただきます」

男「いただきまーす!」パクッ

男「うまっ、なんだこれ」パクパク

幼「当たり前です、私が腕によりをかけて作ったんですから」

男「おお、マジうまい!」

幼「そんなに喜んでもらえて嬉しいです。作りがいがありますね♪」

男「はー、うまかった!ごちそうさまでした!」

幼「お粗末様でした」

男「全然お粗末じゃなかったけどな」

幼「気づいたらもう8時ですか」

男「俺の部屋でゲームでもしてこようぜ」

幼「わかりました」

12時頃…

男「もうこんな時間か」

幼「そろそろ寝ますか」

男「そういやお前、どこで寝るの?」

幼「そう言えば聞いてませんね」

男「母さんのとこで寝ればいいよ」

幼「許可も取らずに勝手に使ってもいいんですか?」

男「へ?」

幼「自分のベッドを勝手に使われて、不快に感じる人もいるはずです!」

男「なら俺のベッドを使え。俺はソファで寝るよ」

幼「駄目です!男が風邪を引いてしまいます!」

男「じゃあどうすれば・・・」

幼「私と一緒に寝ましょう!」

幼「おやすみなさい」

男「お、おやすみ」

幼「・・・・・」

幼(やりました、やりましたよ!)

幼(こんなこと、滅多にありません!)

幼(折角なのでもっと近づきますか)ゴロン

幼(抱きついちゃ・・・駄目ですよね)

幼(いい加減寝ますか・・・ おやすみなさい、男)

幼「男ー!朝ですよ!起きなさーい!」

男「もう8時か・・・おはよう、幼」

幼「おはようございます。男母さんは昼に戻られるそうなので、私がご飯を作りました」

幼「顔と手を洗ったら食べてきてください」

男「おー、悪いな・・・」ガチャ パタン

幼「よし、この隙に・・・・」

ガサガサ ゴソゴソ

幼「特にこれといったものはありませんね」

ガシャン

幼「ん?何でしょうこれ?」

幼「やん・・・でれ?ツンデレではなく?どういう意味でしょうか?」

幼「調べてみますか」スクッ

タッタッタッタ ガチャ

幼「男!私大事な用事ができたので帰ります!
また後日、泊めてもらったお礼に伺います!さようならっ!」タッタッタッタッタ

男「・・・・・・何なんだ」

期待

誤爆、自演、ID被り、どーれだ?

どれでも良いからはよ

その日の夜…
オトコー オトコー

男「ん?幼?」

幼「話があるので私の部屋に来てくださーい」

男「どうした、改まって」ヒョイ タスッ

幼「とりあえずお茶、どうぞ」

男「おお、悪いな」

幼「わざわざ来てもらって何もないのはどうかと思っただけです」

男「本当に真面目だな、ところで用ってなんだ?」

幼「明日、用事ありますか?」

男「ないけど」

幼「今日これからは?」

男「ないよ」

幼「ふむ、そうですか、ならいいのです」

男「なんだ、何かあるのか?」

幼「あると聞かれたらあります」

男「すっごい気になる」

幼「明日になれば嫌でもわかります」

男「んで、用はこれだけかー・・・?」ネムネム

幼「ああはい、わざわざすみませんでした。
それにしても随分眠そうですね?」

男「なんか、いきなり・・・ねむ・・・く・・・」パタ

幼「・・・・・・ごめんなさい、男」

朝…

男「ん・・・あれここ、幼の部屋か?」ムクリ

ガシャン!

男「へ?何これ、手錠?手にも足にもついてる・・・」ガシャガシャ

幼「ずいぶん遅いお目覚めですね、もう10時過ぎですよ?」

男「幼!これはどういうことだ!」

幼「どういうって・・・監禁ですよ?嫌ですか?」

男「嫌に決まってんだろ!何をどう考えたんだ!」

幼「・・・男、これに見覚え、ありますよね?」スッ

男「そ、それ、もしやヤンデレCD!?」

幼「ご名答です!男の部屋にあったから実践してみたけど駄目でしたね」

男「お前な!これはやりすぎだろ!」ガシャン

男「被害を受けて喜ぶやつなんていねーだろ!」

幼「っ!!・・・確かにこれはやりすぎでした・・・・ごめんなさい」

男「分かったらさっさと外してくれ」

幼「はい・・・」カチャカチャ

男「全く・・・悪戯にも限度があるだろ」

幼「・・・で、でも、男だって悪いんですよ!?」

男「えっ?」

幼「この前のツンデレの件も、朝ごはんの件も、添い寝の件も、この事だって全部、男にアピールするためにやったことなのにっ!!」

幼「私が料理も勉強も運動も頑張ってきたのは、男に少しでも素敵な女の子として見てもらう為なのに!!」

幼「男が全く私の気持ちに気づいてくれないから・・・」ポロポロ

男「幼・・・」

幼「私・・・小学3年生の時から男のことが好きだったんですよ?」

男「小3?」ピクッ

幼「はい・・・」

男「甘いな!俺はお前のこと小1の頃から好きだったぞ!」

幼「へ?」

男「お前以外女じゃないと思ってたからな!」

幼「え、あ、う////」

男「てか、お前以外見えてなかったからな!」

幼「そ、そんな前から好きだったんなら、なんで告白してくれなかったんですか!////」

男「う・・・それは、なんか勇気がでなくて・・・」

幼「つまり『ヘタレ』ってことですか・・・」

男「悪い・・・」

幼「本当です!これまで私がどれだけ悩んだことか・・・」

男「う・・・」

幼「悩んだ分だけ私の言うことを聞いてください!」

男「わ、わかった、やってやるよ!」

幼「うむうむ、そうこないと」

男「で、何するんだ」

幼「まずは改めて告白してください!」

男「えぇ・・・また?」

幼「男から告白してほしかったんです!」

男「仕方ない・・・」

幼「♪」ワクワク

えんだああああああああああああ

えんだああああああああああああ

男「ええと・・・幼!好きです!大好きです!愛してます!
幼以外見えません!俺と付き合ってください!て言うかもう結婚して!」

幼「・・・・は?今なんと?もう一度お願いします。わんもあぷりーず。」

男「え、だから大好きです・・・けっ・・・こん・・・して!?」

幼「お、男!話が飛躍し過ぎですよ!?告白とプロポーズは違います!」

男「うわあああああ!!!ミスった!人生最大のミス!!」

幼「どうしてここでミスるんですか!!」

男「今のなし!記憶から削除!」

幼「いったことはもう取り消せませんよ?責任とって私を嫁にもらってください♪」

男「ええ!?」

幼「ふむ、我ながらいい考えです」

男「いやいやいや」

幼「何ですか、もらってくれないんですか」

男「お前はそれでいいのかよ」

幼「よくなかったらこんなこと言いません」

男「分かった、分かったよ!結婚してやんよ!」

幼「そうこなくては♪これからはずっと一緒ですよ!」

男「望むところだ!」

____終わり____

これで終了です
見てくださった方、本当にありがとうございました!

何勝手に終わってんだ
ここからが本番だろ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月29日 (日) 06:18:57   ID: tiWOdg2H

さくさく読めて楽しかったです。

2 :  SS好きの774さん   2016年04月01日 (金) 18:34:21   ID: RCkyeNk9

数分で作れる肉じゃが…つまりインスタントか、作り置きのものを出したって事ですね 分かります。

3 :  SS好きの774さん   2017年03月29日 (水) 13:48:58   ID: ByvVxuWK

う~んとても面白かったけどラストが早すぎるからもう少し丁寧に作ってほしかった
上から目線ですみません…

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