綾乃「て、手でも、繋ぐ?」あかり「はひっ!?」(362)

~深夜 娯楽部~

京子「むにゃむにゃ」

京子「んぁ?」

がばっ

京子「ここどこ?」

京子「あ」

京子「そっか、合宿したんじゃん」

京子「んー」

京子「これは、ちなつちゃんの寝顔を見るチャンス」きらーん

ごそごそ

ちなつ「すぅすぅ」

京子「あぁ、ちなつちゃん可愛ぇ」うっとり

京子「あれ?」

京子(こ、これって)

京子(もしかしてキスしても気づかないんじゃ!?)

ごくりっ

京子(ゴメン、ちなつちゃん!)

京子(わたしは情熱を抑えきれないー!)

ちゅっ

ちなつ「ん、んんん?」

京子「!?」

がばっ

ちなつ「あ、あれ、なんか触れた気がしたんだけど」

京子(あぶなかったー)たらたら

ちなつ「こんな時間に起きちゃった」

ちなつ「誰も起きてるわけ・・・ないよね」

ちなつ「って、そうだ」

ちなつ「これは、結衣先輩の寝顔見放題じゃない」きらーんっ

ごそごそ

結衣「すぅすぅ」

ちなつ「きゃっはぁ、結衣先輩って寝てても素敵♪」うっとり

ちなつ「はっ!?」

ちなつ(てゆか、もしかして)

ちなつ(キスしてもばれないんじゃ!?)

ちなつ(はぁはぁ、結衣先輩ぃ)どきどき

ちなつ(イケナイわたしを許してくださいっ)どきどき

ちゅっ

結衣「う、ううん」

ちなつ「!?」

がばっ

結衣「ん、あれ、なんか柔らかい感触がしたけど」

ちなつ(あ、あぶなっ!)たらたら

京子(あぅぅ、ちなつちゃぁん)がーんっ

結衣「まだ、こんな時間か」

結衣「なんか目が冴えちゃったな」

結衣「んーっと」

結衣「そうだ、京子の寝顔でも見てやれ」

ごそごそ

京子「す、すぴーすぴー」

結衣「寝顔は可愛いのにな、京子」

結衣「お前のおかげで、毎日楽しいよ」

結衣「ありがとな、京子」

ちゅっ

京子「んんんー!?」

結衣「!?」

がばあっ

京子「あああ、あれー、気のせいかー!」

結衣(うわ、ギリギリだった)たらたら

京子(ひぃ、誤魔化すしかなかったー)

ちなつ(あぅぅ、結衣先輩あんまりですー)うるる

~5分後~

京子(寝たふりー、寝たふりー)

ちなつ(気付かれないようにしないとっ)

結衣(ばれてない、ばれてない)

ごそごそ

京子・ちなつ・結衣「!?」

がらっ すたすた しーん

京子(だ、誰が出てったー?)

ちなつ(怖くて目が開けられないよぉ)

結衣(う、動いたら負けだよね)

ごそごそ

京子・ちなつ・結衣「!?」

がらっ すたすた しーん

京子(今度は誰が!?)

ちなつ(確認したい、けど出来ないーっ)

結衣(う、動けないのがこんなに辛いなんて!)

京子・ちなつ・結衣(誰か助けて!)

~校庭~

あかり「はぁぁ、緊張したぁ」

あかり「友達同士でキスって、ほんとだったんだぁ」

あかり「あかりの番が来たらどうしようかと思ったよぉ」 ←超絶勘違い

あかり「!?」

あかり「あれは、杉浦先輩?」

あかり「あ、あのぉ」

綾乃「ひぃ!?」びっくぅ

あかり「お、驚かせてごめんなさいっ!」

綾乃「あ、赤座さんね」どよーん

綾乃「こんな時間にお散歩?珍しいわね」どよーん

あかり「いま深夜ですよねぇ!?」

あかり「もしかして、杉浦先輩も、その」

あかり「見ちゃったんですか?」おずおず

綾乃「なななな、なんのこと!?」

綾乃「なにも見てないない、ナイアガラよ!」

あかり「・・・・・・」

綾乃「・・・・・・」

あかり「見ちゃったんですね」

綾乃「・・・うん」がっくり

綾乃「歳納京子が吉川さんにキスするなんてーっ」

あかり「で、ですねぇ」

綾乃「しかも船見さんにキスされるなんてーっ」

あかり「び、びっくりですねぇ」

綾乃「まるで」

綾乃「盆と正月が一気に来ちゃった感じよ」どよーん

あかり「あ、あれ?それ意味違いますよねぇ!?」

        / : : : : : /. . . . . . . . . . . . . . . . . . . \
        ,': : : : :/. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\
         : : : : / : : : : : \: : : /{ : :|: : : }ヽ : : : : : : ヽ
       l: : : /: : : : / : / j\/八: :¦: : :/ }/: :l : : :ハ
        | : : ': : : : : i: :ィf笊弐く__\}: : :/ イ:∧: :|: :| : : |
.      | : : {: :j{ : : {∨ { .::;心   ノ/ f笊ミx :|: :|∧ |
.       |: : : ∨i : :八  乂こソ       { ::;x} ∨:/  }ノ
.        |: :/ :{|: : : 丶 _ /////V:ツ {:(__
      | /: :八从: : : : : / /⌒ ー 、    j: : : :/    別に歳納京子がそばにいるから
      〉: :/.:.:.:\ゝーイ  /      |   u .: : /     寝れなかったわけじゃないんだから!
.     /: :/.:.:.:.:.:.:.:|: /八  {       |   イ‐く
     : : : .:.:.:.:.:.:.:.:}/ : /ト 、ゝ       ノ  イ: :}
     |: : .:.:.:.:.:.:.:.:/ : /: |  }> ニニ r<ノ :ノ :ノ_
     |: : :.:.:.:.:.:.:.,' : : : : | r|     }/: : :/:::/> 、

     |: : :.:.:.:.:.:. i: : i : : |イノ    〃/: /::://   \
     |: : :.:.:.:.:.:._{: : l : : |::ト- __-‐/:∨ /::://   ,  ⌒\_
     |: : :.:.:.:/人从: : |::|/==∨:::::∨─── 、 /   /::::入
     |: : :.:./ \\::::\|::{::::::::::/:::::::/ア7 , ─ \ /:::::/::::::〉

     |: : :/   \\:::::::':.,::::/::::// 〈 / / ̄  \/:::::::. く
     |: :/   ∨ \\::::∨// rー‐〈_/_/⌒ヽ  \/  \

     ∨    ′   >r云K´   `ー─ 、 _     \    \
.     /::\   |     |ー‐ |         }   `\   \    ヽ

綾乃「はっ!?」

綾乃「じゃなくて、ああいう行為は生徒会副会長として」

綾乃「許せないことなのよーっ!」

あかり「杉浦先輩もされたかったんですか?」

綾乃「ななな、なんでよっ!?」

あかり「先輩って、京子ちゃんのこと」

あかり「【友達として】好きですもんね?」

綾乃「なななな、なに言ってんのよーっ!?」

あかり「でも、みんなすごいなぁ」

あかり「友達としてキス出来るなんて」

綾乃「は?」

あかり「え?」きょとん

綾乃「・・・赤座さん、なに言ってるの?」

あかり「なにって」

あかり「大好きな友達だからキスするんですよねぇ?」

綾乃(ほ、本気で言ってるのかしらっ!?)

あかり「どしたんですかぁ?」

綾乃「あの、たぶん違うと思うんだけど」

あかり「え?」

綾乃「ととと、友達としてキスしたわけじゃ」

綾乃「ないと思うんだけどなー」

あかり「そんなわけないじゃないですかぁ」

あかり「だって、女の子同士ですよぉ」

綾乃「あの、その、あの」

あかり「もう、からかうなんてひどいですよぉ」ぷんぷん

綾乃「あ、あぅあぅ」

綾乃「あ、あのね」

綾乃「赤座さんは、わたしにキス出来ないわよね」

あかり「出来るわけないですよぉ!」

綾乃「で、でも、あの3人はしたわよね」

あかり「そうですねぇ」

綾乃「赤座さんはされてないし、しないのよね」

あかり「・・・・・・」

綾乃「・・・・・・」

あかり「あれ?」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

京子『ゴメンねー、あかりー』

結衣『キスするほど、友達としてスキじゃないんだ』

ちなつ『あかりちゃんもしてくれないから、いいよね』

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

あかり「がぁぁぁぁぁん!?」

あかり「あかりだけ、友達度が低いってことぉ!?」

綾乃「・・・は?」

綾乃「あれ?わたし?」

綾乃「わたしがなんか間違えてる!?」

あかり「あかりだけ存在感がないってことですよねぇ!」

あかり「そんなぁ、あかり主人公なのにぃ」

あかり「みんなひどいよぉ」

ぶちっ

綾乃「わたしの話を聞きなさーいっ!」どーん

あかり「ひぃっ!?」

綾乃「おお、落ち着いて聞きなさいよ?」

あかり「はひっ」

綾乃「お、女の子同士でもね」もじもじ

綾乃「れれれ、恋愛は成立したり、しなかったり」もじもじ

綾乃「でも、したらいいなーなんて思ったり」もじもじ

綾乃「つつ、つまりは、そういうことよっ」もじもじ

あかり「・・・・・・」

綾乃「・・・・・・」

あかり「あ、あの、全然わかりません」うぅ

綾乃「くぅぅ」

               〃

              -‐…‐-{{-‐…‐-
        /   .:::'´   `::.   \
      ,. -‐/    ′              ヽ -‐-、
    γ⌒V                 ∨⌒ハ
     {ヽ∨     /|     |ハ        ∨ノノ
   _ >//    { /_,|     ト廴_∧    マ⌒ゝ
  //  ′ .:  仄{´ | 、  .:l } / ',  }   } \
.  /\_||.:  / x=ミ Vハ  从 x=ミ、| ハ   ハ /ヽ
      |人{  {〃,.、_,ハ   }/  ,.、_,ハ }l/ 从/ }´   お、女の子同士ですよ?
     /   |ヘ{  V辷ノ      V辷ノ  ,ィ.  l|     大丈夫ですか、先輩
      i   .:ト、 ', 、、     '    、、  / }:.  l|
      |  .:ハ V }      r‐ 、   u 厶イ.:.  リ
      |八 :. Vnト、    L .ノ    . イ , .: 人〈
       ヽ{{ | l >ト . _ .  イ }/´}/  }ハ
          -┤V´}┤    ト、> . ノ
      rく\\! ヽ∨        〉   > 、
       ヽ ヽヘ  } ',      /  // 〉
    |   \ 〉  ∧-─‐-/ // /
    r┘   i| /  /  マニニ7/ ´,/   }

綾乃「と・に・か・く!」

綾乃「女の子同士で恋愛感情を持つこともあるの!」

綾乃「なにか文句がっ!?」くわっ ←結局、力押し

あかり「ありませんっ!」

綾乃「そうよね!ないないナイロビ国立公園よね!」

あかり(ナイロビ!?)

あかり「あれ?でもそれだと」

あかり「先輩って、京子ちゃんのこと」

綾乃「ひうっ!?///」

あかり「なんだ、そうなんですかぁ」あはは

ぐさぁっ

綾乃「もう殺してっ!いっそ殺してぇぇぇ!!!」ぎゃーす

あかり「えぇぇぇぇぇ!?」

綾乃「もう生きていられないわーっ!!!!」ぎゃーす

あかり「ごめんなさいっ!ほんとーに、ごめんなさいっ!」

~5分後~

あかり「あの、落ち着きました?」

綾乃「も、申しわけなかったわ」よろろ

あかり「それにしても、女の子同士かぁ」

あかり(ん?ということは?)

あかり「あ"!」

綾乃「な、なにかしら」

あかり「いえ、あの、別に」そろそろ

綾乃「なんで、じりじりと離れてくのかしら」

あかり「あの、あかり、そろそろ失礼しまーす」そろそろ

綾乃「別に襲ったりしないわよーっ!」がるる

綾乃「わ、わたしは歳納京子だけなんだから」もじっ

あかり「ご、ごめんなさい」

綾乃「でも、その歳納京子も」

綾乃「キスしたり、されたりなのよねー」どよーん

あかり「先輩のテンションが最初に戻った!?」

あかり「あ、あの3人ほんとにそうなのかなぁ」

綾乃「そ、そうよね、あなたも大変よね」

あかり「ですよねぇ、すっごく居ずらいですよねぇ」あぅぅ

綾乃「とりあえず、朝のみんなの様子を見ないとね」

あかり「普通だといいなぁ」

綾乃「キスしたりされたりで普通ってどうなのかしら」どよーん

あかり「あぅ」

~翌朝 娯楽部~

     /`ーヘ               
  _r-、 |   )´               
  }ヽ y'  / ヽr‐、_r 、           
 /  {  |   }  {`           
 ヽ-ュ‐`ハ`ー-く、_,r'     ノ`ー-、   
 j⌒´ ノo。゚o}   ヽ   〈 ̄`ヽ  /⌒ヽ 
ノ  /  ∞ {  ヽ丿 ノ-ヽ   }ノ_ノ  }   しばらくお待ちください
`ー} ____ノ i `ー<ノ  )`ー  >  /ハ -‐ァ´  
    `ー、__ト、ノ| |  ト、_r'`ー-< o゚8, o   
    _______  | |  ヽソ   / ヽ゚。、 ヽ   娯楽部の爆発事故のニュースは
  / ----- ヽ //   \ー- ' ___/  }_/  
 ´ ̄ ̄ ̄ ̄`//   //`ヽ/, ハノ    入り次第、お伝えいたします
/ゝ、  _,.--‐ 、ニヽ / /   ゝ_/ レ'

`}   ̄r´ ̄//| \ヽl
 フ>'    / /  ! !
o( {   __,ノ ノ   | |
。゚く( _ノハ /__,,.  | |
 ゚o´ //`ー-‐'´ | |

    ヾ      | |

綾乃「あ、赤座さん、爆発大丈夫だった?」たじっ

あかり「心配してくれるのは先輩だけですよぉ」

綾乃「それより、様子はどう?」

あかり(それよりっ!?)

あかり「起きた時は普通でしたけど」

あかり「時間がたつにつれて不自然に、うぅ」

京子(ちなつちゃんがー、ちなつちゃんがー)

ちなつ(京子先輩の抹殺・・・証拠隠滅・・・完全犯罪ぃー)

結衣(ばれてないよな、ばれるわけないよな)

京子・ちなつ・結衣「あ!」

京子「あー、今日もー、いい天気だねー」よそよそ

ちなつ「ほんとですねー、山で穴掘りもいいかもですー」よそよそ

結衣「ちなつちゃん、意外とアウトドア派だねー」よそよそ

京子・ちなつ・結衣「あははははは」

綾乃「よ、予想以上にひどいわね」

あかり「ですよねぇ」

綾乃「こっちも、千歳がおかしいのよね」

あかり「あ、昨日のキス魔の」たらたら

綾乃「それで千鶴も、ああなのよ」

千鶴「・・・・・・」ぼーっ

あかり「まだ昨日のままっ!?」がーんっ

千歳(みんなに迷惑かけてもたぁ、どないしよぉ)ずずーん

千鶴(姉さんの・・・キス)うっとり

あかり「・・・・・・」

綾乃「・・・・・・」

あかり「ふ、触れないでおこっと」

綾乃「賢明だと思うわ」

~後日昼休み 中庭~

綾乃「あら、赤座さん?」

あかり「杉浦先輩、こんにちはぁ」

綾乃「やっぱり、まだあのまま?」

あかり「あはは、ちょっと居づらくて」

綾乃「実はわたしも」

綾乃「千歳があのままで調子出ないのよね」

あかり「・・・・・・」

綾乃「・・・・・・」

あかり・綾乃「はぁ」

あかり「どうにかしないとですよねぇ」

綾乃「でも、どうやって?」

あかり「・・・・・・」

綾乃「・・・・・・」

綾乃「なにかイベントやって盛り上げるとか?」

あかり「その合宿でおかしくなったんですよねぇ」

綾乃「・・・・・・」

あかり「・・・・・・」

あかり・綾乃「はぁ」

綾乃「そうだ、部室に居づらいなら」

綾乃「放課後は生徒会室に来る?」

綾乃「ちょっと手伝いしてもらうことになるけど」

あかり「ほんとですかっ!?」

あかり「ありがとうございます、先輩ぃ」にぎっ

綾乃「て、手ぇ!?」

綾乃「べべ、別にあなたのためじゃないわよ///」

綾乃「ちょっと忙しいだけなんだからねっ!///」

~放課後 生徒会室~

向日葵「赤座さんは、仕事が早くて助かりますわ」

あかり「そうかなぁ」てへへ

向日葵「どっかの誰かさんとは大違いですわね」

櫻子「言いたいことあったら、正面から言えー!」がるる

あかり「邪魔じゃなきゃいいんだけど」

向日葵「そんなことありませんわ」

向日葵「ねえ、池田先輩?」

千歳「ほわっ!?」びっくぅ

千歳「あ、当たり前やん!出血大サーヴィスやで!」

櫻子「へ?」

綾乃「いい加減、元に戻りなさいよーっ!」

~2時間後 通学路~

綾乃「考えてみれば、二人で帰るなんて初めてよね」

あかり「ですねぇ」

綾乃「赤座さんは、いつも娯楽部のみんなと一緒だし」

あかり「先輩は、池田先輩と一緒ですもんね」

綾乃「・・・・・・」

あかり「・・・・・・」

綾乃「このままだと」

あかり「居場所なくなっちゃいますよねぇ!?」

綾乃「い、居場所っ」ぷっ

あかり「な、なんですかっ!?」

綾乃「こんな時、千歳なら」

綾乃「居場所を無くした子猫ちゃんとか妄想するのかなって」

あかり「あはは、言いそうですねぇ」

綾乃「でしょでしょ?」

あかり「妄想の中って、どんな感じかなぁ」

綾乃「それは、たぶんこうよ」

綾乃「居場所をなくした子猫ちゃんは」

綾乃「わたしが拾って、あ・げ・る♪」

だきっ

あかり「ひょあっ!?」

綾乃「あ、あれ?」

あかり(ど、どう反応すればっ!?)

綾乃(勢いでやっちゃったーっ)

綾乃(ど、どうしよう東照宮)がーんっ

あかり「ここ、こんな感じなんだぁ」

あかり(杉浦先輩のいい匂いがっ!)

綾乃「そ、そう、こんな感じなのよー」

綾乃(赤座さん、柔らか・・・)

綾乃(わたし、なに考えてんのよーっ!)

ばっ

あかり「あははははは」

綾乃「あははははは」

あかり(ドキドキして)

綾乃(心臓が持たないっ)

綾乃「ま、まあ、その妄想も歳納京子がああだから」

綾乃「出来てないみたいだけどね」

あかり「げ、元気出してください、先輩」

綾乃「わたしじゃないわよ!千歳よ、千歳ーっ!」

あかり「でも先輩も元気ないですよねぇ」

綾乃「そそそ、そんなことないわよっ」

綾乃「うるさくなくて、逆に調子いいくらいなんだから」

あかり「・・・・・・」

綾乃「・・・・・・」

あかり「先輩?」

綾乃「嘘よーっ!悪かったわねーっ!」

あかり「逆切れ!?」がーんっ

綾乃「大丈夫なんだから!」

綾乃「別に歳納京子のことなんて、本気じゃ・・・」

綾乃「本気じゃなかったんだからねっ!」

あかり「・・・・・・」

綾乃「・・・・・・」

あかり「あ、あの、ティッシュどうぞ」おずおず

綾乃「!?」

あかり「先輩、泣いてるから」

~5分後~

あかり「お、落ち着きました?」

綾乃「あの、その、ありがと」もじもじ

綾乃「それと、変なとこ見せてごめんなさい」もじもじ

あかり「ぜんぜんですよぉ」

あかり「先輩、ちょっと怖いなって思ってたから」

あかり「意外なとこ見れましたし」てへへ

綾乃「ななな、なに言ってんのよーっ!///」

あかり「ご、ごめんなさいっ!」ひぃぃ

           /´ ̄≧、        __
         , '=     Z> ´  ̄ヲ´    `X
         ,'      .水      ./          . ̄ `V
         ,'     Z八               >、ハ
.        ,'     /  .ヘ            /         Ⅶ
      ,'     .{    V/        ./   ィ     、   ハ
     ,'    :i|   .V'    ,' /{  / |    .リ   .∧
      i|    : :{    V     ,' / ¬リ' 、|!    .ォ V :} }
     :l|    . ::∧..VⅣ    .Vリ _ xzz 、 :|ハ   ノ |Ⅳ  .|リ
    ,'     .: : :∧ :iリ    V' ≠ィヤァベ  },/_ ヤ   ハ!
    |l   . : : : :::::Vハ    .〈   弋辷ノ   ' x心./ ィ ノ
    .i|   : : : : Ⅳ .\ラ、   _フ""  ̄      Ⅳ'レ´ レ'   いいい、意外って
    |!   : : : : V    z  .F´        , ""Ⅳーァ     意外に可愛いってことかしら
   /   : : : : V     |  ト、            ノ_,ノ
  /     : : : :V    ,ィ|  !.> ,    -' /´¨
 /    . : : : :Vィ─ '´ |:: !  7 ー:r <!
./    . : : : :V‐ヤニミャ :|_   ヤ 〈. \_ ,|   |
    ..: : : :V   " \\Ⅵ  ト、 r ─ 、|  |
   . : : ::::V      \ミ Ⅵ| _V  二)つ と二`ヽ
  . : : :::::Ⅳ!:     ’、  .`<Ⅵ,'   ─}}ヤ ∩{,r─ハ
 . : : : :::V {     ’, l   _Y    rノ 八!}  { 二 }  ))
. : : : :::Ⅴ V      V_/ /V  _ノー┐ 弋_  ̄ノ
: : : : : V   {        .__}Ⅳ  \/´|[区」  |/|   |>、

綾乃「で、でも、あれね」

綾乃「こういう時に側に誰か居るのは」

綾乃「う、嬉しいものなのね」もじっ

あかり「あかりも、生徒会室に誘われなかったら」

あかり「すごく寂しい思いしてましたよぉ」

綾乃「そ、そうかしら」

あかり「ありがとうございます、先輩っ」にこっ

綾乃「!?///」きゅんっ

綾乃「ま、また一緒に帰ったりする?」どきどき

あかり「え?」

綾乃「ほ、ほら千歳のことも相談したいし」どきどき

あかり「じゃあ、あかりも3人のこと相談していいですか?」

綾乃「もも、もちろんよ!」

綾乃「任せて安心、アンコールワットね!」

あかり(アンコールワット!?)

あかり「じゃあ先輩、さよならぁ」

綾乃「ま、またね」

綾乃「・・・・・・」

綾乃「もう、いつまでも振りかえらなくていいのに」










綾乃「あ、コケた」あせあせ

綾乃「あ、赤座さんか」

綾乃「べべ、別に気になるわけじゃないんだからっ」

綾乃「だって、わたしは歳納京子が」

綾乃「・・・・・・」

綾乃(も、もっと仲良くなってみないと)

綾乃(なにもわからないわよねっ) ←安心の行き当たりばったり

~後日 綾乃宅~

綾乃「あ、赤座さん家に呼んじゃった」がーんっ

綾乃「なんでわたし、こんなことをーっ?」

綾乃「べべべ、別にやましいことなんてないわよね」

綾乃「ち、千歳のことも相談しなきゃだし?」

綾乃「娯楽部の3人もどうにかしなきゃだし?」

綾乃「・・・・・・」そわそわ

綾乃「・・・・・・」そわそわ

綾乃「は、早く来ないかしら」

あかり「えっと、ここで間違いないよねぇ」

ぴんぽーん         ↓

がちゃ           ↓

綾乃「い、いらっしゃい!」 ↓0.5秒

あかり「はやっ!」

綾乃「たまたま玄関にいたのよーっ!」 ←待ってた

あかり「そ、そうなんですかぁ、お、お邪魔します」

あかり「これが先輩の部屋ですかぁ」

綾乃「あまり見ないで、恥ずかしいっ」ぽっ

あかり「あぅ」

綾乃「そ、それで迷わず来れた?」

あかり「はいっ、地図分かりやすかったです」

綾乃(2時間かけて描いた甲斐があったわっ!)ぐっ

あかり(な、なんでガッツポーズ?)

あかり「そ、そういえば」

あかり「京子ちゃん達は来たことあるんですかぁ?」

綾乃「と、歳納京子がっ!?」

あかり「あっ!?」

あかり「ご、ごめんなさいっ」

綾乃「いいい、いいのよ、別にっ」

あかり(どうしよぉ、来て早々やっちゃったよぉ)

綾乃(へ、平常心、平常心よっ)

あかり・綾乃「あははははは」

綾乃(どど、どうしよう東照宮)

綾乃(空気が重くなっちゃった)

あかり(あぅぅ、話しづらい雰囲気にしちゃったよぉ)

あかり・綾乃「あのっ!」

あかり・綾乃「!?」

あかり「せ、先輩どうぞっ!」

綾乃「赤座さんから、どうぞ!」

保守だったり

綾乃「・・・・・・」

あかり「・・・・・・」

綾乃(ますます話しづらい状態にっ)うぅ

あかり(どんどん悪い空気になるよぉ)あぅぅ

綾乃「・・・・・・」

あかり「・・・・・・」

綾乃(こ、このままじゃだめよね)

綾乃(勇気ふりしぼって、赤座さん誘ったんだから)

綾乃「あ、赤座さんっ!」

あかり「はひっ!?」

綾乃「わたしは確かに、歳納京子が好きだった」

綾乃「でも、諦めることにしたの」

あかり「な、なんでですかぁ?」

綾乃「わたしは笑ってるあの子が好きだった」

綾乃「でも、わたしが告白したらたぶん」

あかり「た、たぶん?」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

京子『そっかー、綾乃』

京子『元気づけるために、そんな冗談言ってるんだなー』

綾乃『へ?』

京子『気持ちは嬉しいけど』

京子『あんまり面白くないぞー』

綾乃『あぅあぅ』がーんっ

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

綾乃「よ、余計に混乱させるだけで」

綾乃「歳納京子の笑顔がもっと消えちゃう」

あかり「京子ちゃんの・・・笑顔?」

あかり「そっかぁ」

あかり「あかりも、京子ちゃんやみんなが」

あかり「笑ってないのがいやだったんだ」

綾乃「そう、笑顔のない歳納京子や千歳なんか」

綾乃「ぜんぜんあの子達らしくないわっ!」

綾乃「だから取り戻すの」

綾乃「わたし達の力で、みんなの笑顔をーっ!」

あかり「せ、先輩」

綾乃「わたしは恋人としてあの子を幸せには出来ないけど」

綾乃「友達として、笑顔を取り戻してみせるわーっ!」

あかり「!?///」きゅんっ

綾乃「そ、それとね」

綾乃「わたしも他に、好きな子が出来ちゃったり?」もじっ

あかり「は?」

綾乃「す、好きな子が出来ちゃったの!」

あかり「だ、だって、ずっと京子ちゃんのこと」

綾乃「ぐっ」

綾乃「はっきり言うとね」

綾乃「わたし勇気のないのを後悔してたの」

あかり「勇気?」

綾乃「ず、ずっと素直になれなかったから」

あかり(そういえば先輩って、ツンデレオーラがっ)あぅぅ

綾乃「もしかして素直になってたら」

綾乃「こうなってなかったかもしれない」

綾乃「し、幸せになってたかはわからないし」

綾乃「振られてたかもしれないけど」ずーんっ

あかり「あ、あの、先輩、大丈夫・・・」

綾乃「だからっ!」

あかり「は、はひっ!」びくっ

綾乃「わたしは自分に素直になるわっ!」

あかり「そ、そうなんですかぁ」

綾乃「歳納京子を諦めて、すぐだから?」

綾乃「そんな理由はノンノン、ノートルダムよっ!」どーんっ

綾乃「わわわ、わたしの好きになった子は」

綾乃「え、笑顔が可愛くて、優しくて」

あかり「はひ」

綾乃「か、髪型に、ととと、特徴がっ///」

あかり「笑顔で・・・【基本的には】優しくて・・・髪型が」

綾乃「・・・・・・」

あかり「ち、ちなつちゃんですかぁ」

綾乃「どうして、そうなんのよーっ!?」

あかり「ひぃぃ!?」

あかり「だだだ、だってぇ」

あかり「髪型に特徴だと、あかりになっちゃいますよねぇ!?」

綾乃「そそそ、それでいいのよ///」

あかり「・・・・・・」

綾乃「・・・・・・」

あかり「えぇぇぇぇぇ!?」

あかり「せ、先輩!気は確かですかぁ!?」

あかり「だって、あかりですよぉ!?」

綾乃「な、なんでそんなに卑屈なのっ!?」

あかり「で、でもぉ」

綾乃「お、女の子同士だし?」

綾乃「わわ、わたしじゃいやかもしれないけど」

あかり「えっと、あのぉ」

あかり「別にいやじゃないです」ぼそ

綾乃「そうよね、例えいやじゃなくても、もしかした・・・」

あかり「・・・・・・」

綾乃「・・・・・・」

綾乃「へ?」

あかり「だ、だからいやじゃないですけど」

綾乃「へ?」

あかり「さっきの先輩、かっこよかったかも」てれっ

綾乃「へ?」

あかり「・・・・・・」

綾乃「・・・・・・」

綾乃「えぇぇぇぇぇ!?」

綾乃「赤座さん、気は確かっ!?」

綾乃「だって女の子同士なのよーっ!?」

あかり「先輩が、それを言うんですかっ!?」がーんっ

綾乃「だだ、だってね」

綾乃「恋人ってことになっちゃうけど!?」

あかり「こ、恋人ぉ!?」

綾乃「でも、それ以外に呼びようが」

あかり「かかか、彼女とか!?」

綾乃「彼女ぉ!?」

あかり「ごめんなさいっ!」ひぃぃ

綾乃「違うの!ちょっとドキドキして」

あかり「あ、あかりも心臓止まりそうです」よろっ

綾乃「ちょぉ!止まるのは勘弁してーっ!」

あかり「で、でも恋人になったら」

あかり「なにをするんですかぁ?」

綾乃「なにを・・・する?」

あかり「・・・・・・」

綾乃「・・・・・・」

綾乃(そこまで考えてなかったーっ!)がーんっ

綾乃「と、とりあえず」

綾乃「手でも繋ぐ?」

あかり「そ、そうですね」

にぎっ

綾乃(部屋の中で手を繋いで立ってるって)

あかり(一体!?)

あかり「こ、このあと、どうしましょう」

綾乃(どうしよう、なにか言わないとーっ)

綾乃「キス・・・とか?」

あかり(いきなりハードル上がったぁ!)がーんっ

綾乃(自分で展開についていけなーいっ!)がーんっ

綾乃「ど、どうしよう正倉院」

あかり(正倉院!?)

綾乃「い、いきなり無茶はいけないわーっ」はぁはぁ

あかり「そそ、そうですよぉ」ぜぇぜぇ

綾乃「・・・・・・」

あかり「・・・・・・」

あかり・綾乃「ぷっ」

綾乃「あはははっ」

あかり「もー、笑いすぎですよぉ」

綾乃「だ、だって赤座さんすごく緊張して、あははっ」

あかり「先輩の方が緊張してましたよねぇ!?」

綾乃「・・・・・・」

あかり「・・・・・・」

ちゅっ

あかり「せ、先輩、あかりもうだめです」ぷしゅぅぅぅ

綾乃「き、キスはまだレベルが高すぎ・・・た」ぷしゅぅぅぅ

ぱたっ

         ..-:‐…‐…‐-....
      /--     .-─-<  \_
   〃 フ           _ _     ヾY / ,>
   {{ (/  '¨´        ヽ    V  ∧ }
   ,V   .′                 \{.xく
 /./    .!i .′  |i   }     ヽ ヽ   \
/ ./     .八{   .|i  /ヽ}      .  \:/
 ̄  .′ /⌒{j\  |i: / ⌒.\    }.  |
  | |  Nx=ミ  ヽ:|i/ x汽ミ ヽ.   |i  |
.  Y:{  |:{i ..ノiハ      .ノi:ハ }i '!   .|i  |  
  |人ハ..弋辷ノ     V辷ソ从}      |
  .   ハ ,,,   '     '''   /  / / .|
. 八 {ヽ .人           /  ,/ /}.ノ
   \ハト、 ,≧:´:: ̄:L  ャ≦ヘj//|/
    {⌒´: : : : : : ___: : 〉   /三≧ x
    〉: : :__/`ー’o }:ハ  /三三三 ≫ 、

    ヾ:_:_{ o   ,r:irマニ/,三三三/ > -}
   後日、あかりは語った

   あかり『まあ、あの時は二人しかいなかったんですけどぉ』

   あかり『頭の中に浮かんだ文字はこれでしたよぉ』

   【 死 屍 累 々 】

~後日 娯楽部~

綾乃「ということで!」

綾乃「いつまでもフヌケてるあなた達に」

綾乃「カツを入れに来たわーっ!」どーんっ

結衣「な、なにカツって」

京子「い、いきなり、なんだー?」

ちなつ「フヌケてなんか、ないですっ」

千歳「うちまで連れて来て、どゆことぉ?」

綾乃「だまらっしゃーいっ!」

京子・ちなつ・結衣「!?」びっくぅ

綾乃「あんた達、このままでいいって言うの!?」

あかり「みんなで顔色うかがって」

あかり「こんなの娯楽部じゃないよぉ」あぅぅ

京子・ちなつ・結衣「!?」

綾乃「あんたもよ、千歳ぇ!」

千歳「綾乃・・・ちゃん?」

あかり「キスを気にしてるんだよねぇ」

京子「はぇ!?」

ちなつ「ど、どど、どうして!?」

結衣「なんで、あかりが!?」

千歳「みんな、どしたん?」

千歳「キスを気にするのは、うちやんかぁ」

京子・ちなつ・結衣「!?」

あかり「あかりは、こんな娯楽部大キライだもん」

京子「・・・・・・」

ちなつ「・・・・・・」

結衣「・・・・・・」

綾乃「わたしも、そんな千歳はキライよっ」

千歳「・・・・・・・」

あかり「だからね」

あかり「綾乃先輩に、呪文をかけてもらうことにしたっ」

京子「呪文?」

あかり「綾乃先輩、お願いしますっ」

綾乃「わかったわ、いくわよっ」

綾乃「むーん、最強呪文っ」

綾乃「リセットぉーーーーーっ!!!」どーんっ

京子「・・・・・・」

ちなつ「・・・・・・」

結衣「・・・・・・」

千歳「・・・・・・」

京子・ちなつ・結衣・千歳「は?」

あかり「キスする前に戻ったんだよぉ」

綾乃「たったいまから、うじうじするの禁止っ!」

京子「え、えーっと?」

結衣「そ、そっか、リセットされちゃしょうがないかも」

京子「ま、まあこのままじゃダメだよねー」

ちなつ「わたしも、忘れたいかも」

千歳「う、うちもそれでいいん?」

綾乃「そんなに気になるんなら」

綾乃「おわびに得意の漬け物でも配ったら?」

あかり「先輩の漬け物、美味しかったですよぉ」

千歳「わかったわ、そうさせてもらうわ」

綾乃「これで問題は」

綾乃「ノンノン、ノートルダムねっ!」どーんっ

京子「いやー、正直あの雰囲気キツかったよー」

結衣「そうだな、居心地悪かったもんね」

ちなつ「結構、緊張しましたー」

結衣(ていうか、なんでこの二人も気にする必要が?)

結衣(ま、まあリセットされちゃったんだし)

結衣(考えるのやーめた)

結衣「じゃあ、帰ろっか」

京子「そういえば、さっき気になったんだけどさー」

京子「あかりはいつから、綾乃先輩って呼ぶように・・・」

ちなつ「あれ?」

結衣「いない」

あかり「綾乃先輩、どしたんですかぁ?」

綾乃「べべ、別に大した用事じゃないんだけどね」

あかり「はぁ」

綾乃「さ、さっきリセットしたでしょ?」

綾乃「わたし達のキスも、リセットになっちゃうのかな」

綾乃「なんて思ったり?」ちらっ

あかり「そそ、そうですねぇ」

綾乃「ど、どうなのかしら」

あかり「それは」

綾乃「それは?」

あかり「またひてみれば、ひーとおもひまひゅ!」

綾乃「え"?」

あかり「噛んじゃった!あかり、噛んじゃったよぉ!」あわわ

あかり「あああ、あのですね」

あかり「リセットされちゃっても」

あかり「またすればいいんじゃないかなぁ///」ぼそぼそ

綾乃「!?///」ぼふっ

綾乃「そそそそ、そうよね」

綾乃「わたし達、恋人同士なんだし?」

綾乃「じゃ、じゃあいくわよ?」どきどき

あかり「どど、どうぞ」どきどき

ちゅっ

???「わひゃぁ!?」

あかり・綾乃「!?」びくっ

綾乃「ち、千歳ぇ?いったいいつから!?」

千歳「あ、綾乃ちゃんどないしよぉ」

千歳「うち、眼鏡かけてても妄想が見えるようにぃ」

ぶばーーーーーっ

あかり「池田先輩っ!?」

綾乃「ちょっと千歳、気を確かにーっ!」

エピローグ

~後日 生徒会室~

千歳「あの時はほんまにびっくりしたわぁ」

綾乃「び、びっくりしたのはこっちよ、もう」

千歳「もう、許してやぁ」たははぁ

綾乃「ま、まあ、千歳が元気になったからいいけど?」つんっ

千歳「・・・・・・」

千歳「あんなぁ綾乃ちゃん」

千歳「うち聞きたいことあんねんけど」

綾乃「どうしたのよ?」

千歳「歳納さんのことや」

千歳「良かったん?」

綾乃「まあ、いずれつっこみ入るとは思ってたわ」

千歳「べ、別に、赤座さんがどうとか言ってるわけやないで」

綾乃「わかってるわよ、千歳」

綾乃「応援したくなっちゃったのよ」

千歳「応援?」

綾乃「そ、歳納京子を応援したくなっちゃった」

綾乃「それはもう恋じゃないでしょ?」

綾乃「だって、それは負けを認めたことだから」

千歳「・・・綾乃ちゃん」

綾乃「あーあ、わたしが負けるなんてね」

ほす

綾乃「でもね、負けっぱなしは性に合わないわーっ!」

千歳「落ち込んどのか、盛り上がっとるのか、どっち?」

綾乃「両方!」

綾乃「あかりちゃんの前で落ち込んでられないわっ」

千歳「いつの間にか、呼び方変えたんやねぇ」

綾乃「べべべ、別にわたしから頼んだんじゃないわよーっ!」

千歳(頼んだんやね)たはは

綾乃「まあ次は覚えてなさいよ」

綾乃「テストでも体育祭でも、絶対負けないんだからねっ!」

千歳「応援するのに、なんで張りあうんよ」

綾乃「恋愛は恋愛、他は他よっ」

千歳「はいはい、赤座さんにいい所見せんとな」

綾乃「そんなこと言ってないわよーっ!」

こんこん

あかり「失礼しまぁす」

綾乃「あ、あかりちゃん!す、すぐ終わるわっ」

綾乃「まま、待ってて」

あかり「わかりましたぁ」






千歳「あ~あ、もうでれでれやん」

END

無理に絡めなくても普通に京綾、綾千、結綾の方が見たいんだが

まあ恋愛感情にうつるとこが弱いなーとは思いつつ
このカップリングは批判あるのはわかるかも

結あか・京あか・ちなあかやったけどこれ一番難しい

>>274
次は王道でやってみるよー

あー、千歳とちなつの絡んでるシーン思いつかないね

うん、あかりが主役だから()

結ちなってある意味王道違うの?

マイナーの可能性に賭けて惨敗すんのもいんじゃね?

>>318
ひまあか投下したあげく、結さく書きため中の俺はいったい

さくひまは素直に応援したい
特に向日葵


批判があったのをカップリングのせいにするなよw

>>320
すごく楽しみだ結さく

>>323
うんうん、強引すぎた
話の持っていきかた



櫻子嫉妬させると楽しいんだよなー

結衣はなぜいつもガチなのか、とかコメもらったことあるなー

結衣は適度に振り回されて欲しい

千歳も便利
鼻血で話にアクセント

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