男「委員長って可愛いよな…」友「え?…あ、ああ。」(216)

男「顔もいいし、優しいし、文武両道だし。」

男「他の女子みたいに「男子ってさ~」なんていわないし。」

男「いやもう、本当にいい女だと思うんだ。」

友「あ、ああ…、そうだな。」

男「あぁ?何だ何だよ、ノリわりーなぁおい。」

友「…悪い。」

男「ああ、今のお前はノリ悪いわ。」

友「そうじゃなくて、俺付き合ってるんだ、委員長と。」

男「は?」

男「ハァァァァァァ!?」

男「おいおいおいおい、何だよ説明しろよ!」

友「いや、説明っていわれてもよ。」

男「いつからだ…、いつから付き合ってんだよ!」

友「文化祭。」

男「てめぇ、抜け駆けして告りやがったのか…。」

友「…悪い、告られた。」

男「はぁ?ちょっとまて、お前俺になんか恨みあんの?なに畳み掛けてきてんの?」

友「わ、悪い。」

男「謝んなよ、惨めになってくんだろうが!」

男「ふざけんなよ…俺、ずっとお前の事好きだったのに…」ガシッ

友「は?お前何言って…委員長はどうしたんだよ」

男「そんなの、お前の嫉妬心を煽ろうとしただけに決まってるだろ!くそっ、くそっ!」ビリビリ

友「や、やめ――!!?」

男「で、なんて告られたんだよ。」

友「いやァ、普通に。好きです、付き合ってくださいって。」

男「かーっ!くそ、なんだよそれ、甘いな、甘酸っぺーな。」

友「まあ、そういうわけでだ。あんま可愛いだの言うな。」

男「なんでだよ、言うだけならいいじゃん。お前が優越感感じるだけじゃん。」

友「いや、そういうのってなんか…いい。」

男「くそっ。こんなヤツのどこがいいんだよ。」

男「で、どこまでいったの?」

友「んなことまで聞いてくんなよ、下種いな。」

男「いいじゃんよ、聞く権利はあるはずだ。」

友「あぁ、もう…。えーっと、…Cな、C。」

男「よし、お前もう死ね。おれが許す。」

友「意味わかんねーよ。…まあ、ゴムはその、つけてるし。」

男「な、何回ほど?」

友「まだ3回くらいだよ。」

男「不潔だわ!最近の高校生まじ不純!」

男「…で、さわり心地とかは?」

友「お前マジでキモイな。」

男「お願い、オカズにするだけだから!」

友「人の彼女をオカズにするなよ、そしてそれを俺の前でいうなよ。」

男「ほらぁ、唇の感触とか、胸とか、中の具合とか。」

友「……ま、まあ、上々?」

男「惚気てんじゃねーぞ!」

友「わからん、お前って人間がもうわからん。」

男「失恋のショックでパニくってんだよ!」

男「くそ、委員長が友と付き合ってるなんて。」

男「もう愉しいヌキヌキポンな生活なんだろうな…。」

男「3回とかいってたけど、絶対毎日日常的にヤってるよ…。」

男「ああ、結局二人で手を繋いで帰ってたし…。」

男「俺も彼女ほしいな…。」

男「そしたらもうヌキヌキポンどころか…フフ、フフフフ…。」

部長「おい、男。さっきから何気色の悪い顔をしてるんだ?」

男「ちょ、部長…竹刀こっちに向けるのやめてください…。」

部長「何かあったのか。私でよければ聞くが。」

男「あ、マジっすか。ちょっとしょうもない話なんですけど。」

部長「なるほど。つまり想い人が親友と付き合っている、と。」

男「そうなんすよ。」

部長「くだらん。男のクセにウジウジするな。」

男「そりゃ部長ほどお綺麗だったら、無縁な話でしょうよ。」

部長「そうでもないがな。まぁ、それはいいとしてさっさと練習するぞ。」

男「えー、やる気でないッス。今日はもう見学でいいですか?」

部長「だめだ。そしたら私1人になるじゃないか。」

男「そもそもなんで2人しかないですか、うちの剣道部。」

部長「……さあ。」

部長「まあ、私もそろそろ引退だしそうなれば終わりだろうな。」

男「だったら勧誘とかすればいいのに。」

部長「……いや、それはいい。」

男「そしたら部長の扱きも分散されんのになー。」

部長「ほう、男。お前は私に扱かれたいのか…。」

男「え。あの…竹刀構えるのやめてもらえませんか。」

部長「ここは剣道場だ。何の問題があるのだ。」

男「おれがまだ制服です。」

部長「…き、着替えて来い。」

男「いや、だから今日は見学したいって。」

部長「早くいけ!」

男「は、はい!」

なんか句読点多いせいで棒読みに見える

男「まったく。部長は可愛いけど性格きっついからなあ。」

男「喋り方も威圧感まるだしだし…、まあそれでも人気あるみたいだけど。」

部長(ふむ、やはりいい身体をしているな…)ジー

男「もうちょっと優しかったりおしとやかならな…。」

部長(なん…だと…?)

男「まあ、ないものねだりはよくないか。」

男「着替えましたー。」

部長「あ、あ、あら、男くん。は、はやかった、わね。」

男(うわ、なんかきめえ)

>>24
クセみたいなもんだ、治すようにはする

男「部長。尋常じゃなくキモイです」

部長「むぅ、お前という男は」

男「なんなんですか」

部長「なんでもない、きにするな」

男「ならいいですけど」

部長「さあ、とりあえず練習はじめるぞ」

男「へーい…」

男「ぐ・・・、もの凄い扱かれた…」

男「なんか、殺気と憎悪を感じたな…」

男「やっぱ部長こわいわ…、あの人絶対そっちの筋の人と結婚するわ」

男「なんかもう、相手もそれくらいじゃないと絶対カカア天下になる」

男「……でも顔はいいんだよなー、顔は」

男「でも顔でいうならやっぱ委員長だよなー」

男「友のやつ、羨ましいわー…」

男「ただいまー」

兄「おう、おかえり」

男「あれ、兄貴…。かえってきてたのか」

兄「ちょっと暇ができたからな」

姉「ねえねえ、お兄ちゃん、次はいつかえってくる?」

兄「そうだな、お盆くらいかな?」

姉「えー、そんなに先なのー?」

姉「ってちょっと男!お兄ちゃんかえってきてるのよ?なんかないの?」

男「ねーよ、このブラコンメスゴリラ」

姉「…お兄ちゃん、男がいじめる」

兄「喧嘩するなよ…」

意識すると余計にだな…、まあいい脳内補完たのむ

男「委員長以外の俺の周りの女性は性格に難がありすぎる」

男「とはいえ…奪うってのも」

男「出来る出来ないっていうより…」

男「気が進まないんだよな」

男「どうっすかな…」

男「ものすげー彼女ほしいわ」

-翌日-

男「おはよ」

友「おう、おはよ」

男「おまえさあ?どうやって委員長落としたんだよ?」

友「知るか」

男「なんでなんだよ!わかれよ!俺に伝授しろよ!」

友「あーでもまあ。優しいところが好きだってさ」

男「まじか!なら自信あるわ!」

友「お前そんなに彼女欲しいのかよ?」

男「当たりまえだろ?よっしゃぁ…頑張るぞ!」

友「おう、頑張れ。応援するよ…」

男(ぐ、これが優しさってやつですか)

男「というわけで!彼女つくるための婚活ならぬ、恋活をすることにしました!」

部長「しかし…当てはあるのか?」

男「いやーそれがないんですよね~」

部長「当ては?」

男「ないです!」

部長「……そこは世辞でも私というべきだろ」

男「いえ、部長はそういうんじゃないんで」

部長(え…、ええ…?)

男「女の人っておしとやかなのが一番だと思うんです」

男「だから部長はちがうかなって」

男「あ、だからってがさつだとは思ってないですから!」

男(よーし、そうと決まればいい女の子捜すぞ!)

部長(完全にフラれた…もうだめだ)

男「そういうわけなんで!今日はやる気十分です!」

部長「すまん、今日は私がムリだ……」

男「何すかー、弛んでますねえ。」

部長「なんかもう…剣なんか捨ててしまいたい」

部長「ま、まあ…部長として先輩として手は貸そう」

部長「どういった娘がいいんだ?」

男「そうですねえ…やっぱり暴力的じゃなくて可愛くておしとやかで優しい人が」

部長(ふむ…剣道やめればチャンスがあるかもしれん)

男「あとやっぱり俺を好きなのが大前提っすね」

部長(よしきた!)

男「年はまあ、上下きにしないです」

部長(よし、これはいけるかもしれん)

男「ああ、でも3年生は受験あるしだめかなあ」

部長「くそっ!」

男「へ?」

部長「あ、いや、なんでも」

部長「わ、私はどうだ?その、形式上、形だけのものだが…」

部長「先輩が彼女というのは自慢できるぞ!」

男「いやですよ、部長怖いですもん」

部長(くそ、あまりに愛しいからちょっと指導に力をいれてしまったが…)

部長(どうやらやりすぎてしまったようだ…)

部長(失敗したなあ…)

男「あ、あの。今日はもう帰っても…?」

部長「そ、そうだな…今日は休みという事にしよう」

男「それじゃ…お先に失礼しますね」

部長「ああ。気をつけて帰れよ」

男「そんな、小学生じゃあるまいし…それではまた明日」

部長「ああ、また明日な」

部長「はあ…私の初恋…ダメっぽいな」

部長「うっ…うぅう…」

翌日

男「というわけで!いい女はいないかね」

友「なんで俺も探すハメに…」

男「いいじゃんよー先輩としての審美眼ってやつをだね」

友「審美眼だあ?」

男「お前のお眼鏡にかなうやつをだな」

友「いや、だからおれは告られたからそういうのは…」

男「いいんだよ!委員長が惚れたお前が選ぶ女はきっと極上だ」

友「つか、おまえ部長さんは?」

男「あの人はないなあ」

友「でも三年で一番人気あるんだろ?」

男「まじで?あの人すげー怖いけど?」

友「そりゃ剣道してるときはそうだろうよ…」

男(そうか、おれは胴着着て竹刀持って怪鳥みたいに叫ぶ部長しかしらないな)

男(普段の部長如何ではありかもしれん)

友「あ、あの子かわいくないか」

男「へ、どれどれ」

友「ほらほら、あの子」

男「やばいな、胸でっけーし」

友「なんかこう…そそるかんじだろ?」

男「うんうん、なんかこう…な!」

部長(やっぱり男はデカいほうがいいのか…)コソコソ

部長(………くっ)

男「よし、告って来るわ」

友「いやまて!はやいって!段階ふめよ!」

男「すいませーん!俺と付き合ってください!」

巨乳「…ごめんなさい…私彼氏いるんで…」

男「…なんだよもう!」

友「告白するまえにまずリサーチしろ!そして友だちになれ!」

男「でもさ、ずっと好きでしたって知らない子に告られるのってよくね?」

友「それさ、男がされる側の場合だろ?」

男「あと…よく廊下でぶつかる子に告られるとか」

友「なんかそれってある意味バッドエンドじゃないか」

男「やっぱりさ、性格は大事なんだよ俺のなかでは」

友「ああ…まあわかるよ」

男「容姿も大事だけどさ、やっぱハート、みたいな?」

友「お前ってジャケ買いするタイプだよな」

男「それとこれは別!」

友「いや、でもよくいうだろ?」

友「外ありきの中って」

男「くそ…このイケメン至上主義な世界なんか嫌いだわ」

友「やっぱりさあ…身近なところ攻めていけば?」

男「部長とかしかいねーし」

友「だったら部長さんでいいだろ?」

男「いや、でも…確かに美人だけどさ…」

友「何でそんなに頑なに拒むのさ」

男「い、いや、それはー、そのぉ…」

友「はっきりしねーな」

男「と、とりあえず!部長は、…まあ…ない!」

友「やれやれ…」

部長(うぅぅ…)コソコソ

男「…あのー、部長?」

部長「なんだ…」

男「なんでそんなテンションひっくいんですか?」

部長「きのせいだ」

男「またそんなコトいって…元気ないじゃないですか」

部長「なんでもない、大丈夫だ!」

男「何があったか知らないですけど…そうやって溜め込むのは……」

部長「何でもないって言っているだろう!」

男「!?」ビクッ

えっいつ部長と合流したの

>>73
ごめん、時間かわってる


部長「だいたいお前は彼女彼女彼女…」

部長「そんなに彼女がほしいのか」

男「そ、それはまあ…」

部長「──だめか?」

男「へ?」

部長「私ではお前の彼女として不足なのか?」

男「…え?」

男「ちょっとまって下さい、冗談キツイっす」

部長「冗談や戯言でこんなこと言えるわけがないだろう」

男「まあ、それはそうでしょうけど」

部長「お前がいいのなら、私がお前の恋人になってやる」

部長「いや、違うな。お前の恋人にしてくれ」

部長「あぁ、もうまどろっこしい。」

部長「お前が好きだ。私の恋人になってくれ」

男「え、い、いや…、その…えぇっと」

部長(うろたえてる…可愛いすぎる…)

男「あ、あの…」

男「その、部長のお気持ちはうれしいんですけど」

男「おれ、部長はないって言っちゃったし…」

男「その、だから、その…OKしづらいなって……」

部長「それもそうだな…、お前は私を好きではないのだろうし」

男「い、いえ…異性としてはすごく素敵だと思いますし…」

男「ただ、据え膳に飛びつくのははしたないというか」

部長「私は醜態くらいで好きな男を見限りはしない」

男(やばい、いまのグっときた)

部長「まあ、私は想いを告げられただけでもいい」

部長「いままでお前と2人でいれただけでも幸せだ」

男「……」

部長「楽しかったよ、男」

男「あ、あの…おれだって、たの…しかった…です」

部長「…ありがとう」

男(なんだこの変な感じ…)

部長(さて、これで悔いはないな…)

部長「別にお前がいってきたことを責めるつもりはないよ」

部長「全ては私の接し方に責任があるのだからな」

部長「なんと幼い愛情表現だったのだろうか」

部長「これなら、もっとはやく普通に告白をしていればよかったよ」

男「…あ、あの部長…その…」

部長「…なんだ?」

男「俺……!」

男「俺、女なんです」

部長「…」

男「俺、やっぱり無理です」

部長「……だろうな」

男「いえ、違うんです…俺じゃ部長につりあわないっていうか…」

部長「それを決めるのは私だ、お前がそう思っていても、私は……」

男「その…、部長は進学するんですよね?」

部長「ああ、そのつもりだが」

男「なら、俺も同じ大学いきます」

男「その間、自分磨いて部長にふさわしい男になります」

男「それで部長を迎えにいきます」

男「だから…その…待っててください…なんていいませんけど」

男「もしそのときも、俺のことを好きでいてくれたなら…」

男「俺のほうから、告白させてください」

部長「ふっ…、ははは…あははは!」

男「え、…部長…?」

部長「なんと勝手な男だ、私に待てと?」

部長「浪人するかもしれない男を待て、か…」

部長「私の気は短いからな…本当なら今すぐにでも付き合ってしまいたい」

部長「お前の考えるような負い目、別に気にするほどのことでもないしな」

男「……」

部長「まあ、そこが男と女の違いか」

部長「将来的には家でお前を待つ日々なのだろうし、練習には丁度いいかもしれんな」

部長に惚れそうだ

部長「まあ安心しろ」

部長「たとえ老人ホームまででも待っててやるさ」

部長「惚れた弱みくらいはみせないと、お前に怖がられてばかりだからな」

部長「はぁ…、良かったよかった。2年…いや一年と少しだな」

部長「それくらいなら、お前とめぐり合うまでの時間とくらべれば詮無きことか」

男「なんかほんと、すいません」

部長「謝らなくてもいい、私の未来の恋人だ。胸を張れ」

男「あ…は、はい!」

同じ大学に進むと部長が死んでいるパターンか....

部長「さて、そろそろ帰るか…」

男「そうですね…最近部活してない気もしますが」

部長「構わん、明日からだ明日から」

男「そうですね…」

部長「あ、待て男」

男「なんですか、部長……」

部長「ん…」 チュ

男「っ…!?」

部長「おっと、フライングしてしまった。ふふふ」

男「……」

男(受験勉強、頑張ろう)

翌日


友「なるほどな…」

男「まあ、そういう着地点をみつけました」

友「受験がんばれよ」

男「おうよ!あったりまえじゃねーか」

友「俺と委員長も、同じ大学志望だし…」

男「へ?お前らもうそんなの決めてるの?」

友「まあな」

男「つか恋人で同じ大学ってなんだよ!」

友「たまたまだよ、流石に…」

男「ねーよ!ありえん。不純だ!」

友(お前がいうなっての!)

男「とにかく、絶対に現役で合格してやるぜ!」

友「俺と委員長も受験勉強手伝ってやるよ」

男「おう!ありがとよー!」

二年後 春


男「今日から大学生か…」

友「お前入学式寝てただろ」

委員長「今日が楽しみで寝れなかったんだよね」

男「そりゃそうだよ、部長と会えるんだぜ?」

友「メールはしてたんだろ?何だって?」

男「明日は焦らすなって昨日いわれた」

委員長「ふふ、ごちそうさま」

友「で、どこにいるんだ?」

男「中庭らしいけど」

友「そうか、ほら言って来いよ」

友「これ以上、待たせるのはかわいそうだぜ?」

男「おうよ、いってきやす!」

ざわざわ....ざわ

男「えっと、どこだ…?」

男「あの、すいません!中庭どこっすか?」

大学生A「中庭ァ?あー、あっちにあるよー?」

男「ありがとございます!」

大学生B「…あれ新入生か?」

大学生A「そりゃそうだろ」

B「中庭でなんかあったっけ」

A「そういや、女子が1人でいたっけ」

B「ああ、あのミスコンで優勝した?」

A「うん。」

B「もしかして高校時代の恋人とかか」

A「はぁ!?あの新入生まじ死ねよ!」

男「あ、いた…部長ー!」

部長「…遅い!」 ゲシッ

男「ぐ、ふぅ…」

男「コレでも全速前進したのに…!」

部長「まったく、焦らすな早くしろ早く言え!」

男「…好きです、付き合ってください」

部長「やり直し。」

男「え?」

部長「恋人に敬語とは何事だ!?」

男「あ、あー…」

男「好きだ、俺の恋人になってくれ!」

部長「…は、はい」

よかった

男「や…や…」

部長「やったああ!」

男「!?」

部長「いや、すまん。こう、嬉しさがこみ上げてきてガマンできん」

男「お、おれもです…いや、おれもだよ」

部長「こんなに嬉しい言葉は初めてだ」

男「それはよかった」

部長「だがしかし、お前にはそれを上書きしてもらわないとなぁ?」

男「へ?」

部長「わかるだろ、もっと嬉しくなる言葉だよ」

男「…あ、愛してる」

部長「まあ、それでいいか」

部長(結婚してくれがよかったな…)

部長「さあ、次だ」

男「え?」

部長「きーす」

男「…まじで?」

部長「はやくしろ、待たせた分ここで取り返せ!」

男「…じゃあ、…」 チュ

部長「んっ…」 グイッ 

男「んっ…!?」

部長「んっ…ちゅ…ぷは…」

部長「うん、舌はまだ慣れんな」

男(脳みそが沸騰しそうだ…)

男(…頭が、クラ…クラする)

部長「さて、これから時間はあるか?」

男「時間?…まあ、あるけど」

部長「よし、なら今から卒業式といこうか。」

男「ちょっ、!」

部長「いっただろう、待たせてくれた分を取り戻すと!」

男「まじかよっ…!」

部長「冗談だ、さすがにそれはまだ怖い」

男「よ、よかったあ…」

部長「まあ、お前からいつか誘ってくれればいいよ」

男「ああ、わかった…まあ、いつか」

部長「なあ、男」

男「んー、なんだ?」

部長「大好きだ」

男「俺も、好きだ、よ?」

部長「む…、そこは大好きで返せよ」

男「ああ、ごめん。大好き」

部長「…うむ、よし!」

男(デレだしたらなんか別人にみえるな)

部長「それじゃ、これからデートにいこう!」

男「え」

部長「ほら、はやく…私はもう待つのはいやだからな!」

男「わ、わかった…いこうか」

部長「それと、プロポーズもはやくしてくれよ?」

男「…りょーかい」

確実に尻に敷かれてるな

部長「じゃ、いくぞ?」

男「あ、待って。友にメールしないと…」

部長「まったく。早くしてくれよな…?」

男「わかってるよ。…えーっと「部長とデートする」っと「一緒に帰れない」…」

部長「…おくったか?」

男「うん、返信も来たよ」

部長「よし、今度こそいこう」

部長「ふふっ、──あ、そうだ」

部長「入学おめでとう。─むしろありがとう」

男「うん、ありがとう。どうしたしまして。」

部長「…ふふっ」

男「ははは…」

部長(くぅ…、はやくプロポーズしてくれ…!)

男(やべえ、指輪かわねえと…)
                           


とりあえず読んでくれてサンクス
部長みたいな人は好みです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月14日 (木) 20:34:11   ID: z-QqF2Cv

敬語って素敵やん?

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