P「安価でアイドル勉強会だ」(274)

安価でアイドル学力テストの続き

P「さて、昨日は大変だったな。安価で学力テストをする羽目になるなんて」

P「しかも発表だけじゃなくて成績不振の者には勉強をつけなきゃならんとは」

P「社長の思いつきにも困ったもんだよ」

P「皆には今日から勉強会をするって言ってあるけどちゃんと覚えてるのか不安だな…」

安価でアイドル学力テストの続き

P「さて、昨日は大変だったな。安価で学力テストをする羽目になるなんて」

P「しかも発表だけじゃなくて成績不振の者には勉強をつけなきゃならんとは」

P「社長の思いつきにも困ったもんだよ」

P「皆には今日から勉強会をするって言ってあるけどちゃんと覚えてるかな…」

P「えっと確か試験の結果は小鳥さん496点
             春香494点
             美希491点
             あずささん490点
             伊織486点
             雪歩486点
             千早485点
             やよい302点
             真211点
             響209点
             律子201点
             亜美152点
             貴音151点
             真美139点…だったな」

P「上位5位以下って事は伊織と同点の雪歩はどうすればいいんだろうか」

P「これもそもそも律子が最後の最後で割り込んできたのが問題な気もするが」

P「可哀想だけど伊織には我慢してもらって雪歩から下の皆に勉強をつけて来よう」

P「けどこれだけの数は一日で終わるかわからんぞ」

P「今日は皆オフ。事務所に着た順にどんどんやってこう」

ガチャ

P「おっ>>6か、おはよう」

律子「おはようございます、プロデューサ殿。早いですねって今日から皆の勉強見るんでしたっけ」



P「おっおう。そうなんだ、だから早めに来て皆を待ってたんだけど」

P(ど、どうすればいいんだ…律子は自分が高得点だと思い込んでる)

P(だが実際は響以下…201点しか取れていない)

P(点数的には勉強を見なくてはいけない相手だが、今の律子にその事実を伝えていいのだろうか)

律子「けど、何だかプロデューサー殿が教えてるなんて少し不安ですね。ははっ」

P「な、何言ってんだ律子は…」

P(だが点数の低さは事実。律子を放っておくわけにもいかないよな)

P「律子。その、もし良かったら俺と勉強でもしないか?」

律子「?私がですか?何で?」

P「え…っと、ほら、俺だって他人の勉強教えるのは初めてなんだ。誰もいないことだし練習させてくれよ」

P(上手いぞ俺!)

律子「確かにそうですね。じゃあここは私がプロデューサー殿に勉強つけてあげますんで、しっかり学んでくださいよ!」

P「えっ」

律子「…で、これがX軸にこんな感じに引かれるんですよね」

P「なるほどね(棒」

P(なるほど、すげぇわかりにくいぞ律子)

P(教えるの下手すぎるだろ!どうやら国語はそれなりに出来るようだが特に英語と数学ッ)

P(前置詞も接続詞も全部感覚だよ!何でX軸に引くかもわかってないよ)

P(律子がどんな学生だったか知らんがこいつまともに授業受けてたのか)

P(答えはあってても何でそうなるのかわかってねぇよ律子!)

P「まぁ答えすらあってないのもあるけどね」ボソッ

律子「何か言いましたかプロデューサー殿?」

P「いやいや!何でもないぞ」

P「それにしても…律子の教え方は俺には少し難し気がするな~」

律子「そうですか?結構わかりやすく説明してるつもりだったんですけど」

P(英単語とりあえす『r』つけときゃいいみたいな教え方のどこがわかりやすいんだ!)

P「まぁ律子は悪くないさ!ちょっと俺の理解を超えたレベルだっただけで」

律子「も~そんなこと言って、ちゃんと勉強してたんですか?プロデューサー殿は」

P「おいおい学生時代は真面目だったんだぞ」

P(律子よりはな)

P「でも…まあ時間つぶしには少し助かったよ律子。もういいよ」

律子「そうですか?私人に教えるの好きなんで遠慮しないでくださいね」

P「遠慮なんてしてないさ。ただそろそろ他の皆も来る頃だと思ってな」

律子「そうでしたね。プロデューサー殿にとっては今日はそっちが本命ですからね」

P「まあな」

P(むしろ一番苦労しそうなのをこの場で終えられて良かった)

P「律子、その、こんなの持ってきたからさ。やってみてくれよ」

律子「…『わかる数学』『わかる英語』。何ですかこれ?中学生用のじゃないですか」

P「いや、律子にはもっと基礎を固めて欲しいかなって思ってな」

P「そうすれば亜美たちにも勉強教えられるだろうからな」

律子「ふ~ん。まあそうですね。あの子達ったら勉強苦手そうですもん」

P「その本をしっかりじっくり読んで勉強してくれよ」

律子「任せてください。プロデューサー殿一人には苦労掛けさせませんよ」

P「ははっよろしく頼むよ」

P(律子、頭が悪いんじゃない。考え方が悪いだけなんだ。答えは知ってても解き方を理解してない)

P(理解してないから応用も利かないという痛し痒しの律子)

P(律子のノート、絶対そこらじゅうにライン引いたり付箋貼ったりして見にくくなってるよ)

P(まあ根は真面目だろうからきっとあの本で少しは理解力がつくだろう)

律子「へへ。でも何だかこういう教科書広げるのって懐かしいですね」

律子「なんて、まだそんなに昔の話じゃないですけどね!」


サルにはわかる律子先生の個人レッスン教室 終わり

P「やれやれ、一人目から疲れる相手だったな」

P「けど今日はこんな事を後7人分もやらないとならないんだからな」

P「早め早めに終わらせて欲しいぞ」

ガチャリ

P「ん?ああ>>18か」

ゆきぽ

雪歩「おはようございますぅ」

P「おはよう雪歩。今日も朝早くから大変だな」

雪歩「そんなことないです。プロデューサーとの勉強会がありますから、むしろ昨日は寝付けなかったです」

P「大丈夫か?せっかくのオフなんだし眠いなら無理しなくてもいいんだぞ?」

雪歩「だ、大丈夫です!私も…楽しみに…してましたから」ボソボソ

P「そうか?それなら早速始めようか。今日は時間が惜しい」

雪歩「はい…しっかり教えてくだしゃいね…」

P「流石伊織と同じでほぼ満点の雪歩は教えやすくてありがたいな」

雪歩「えへへ。私ってひんそーで趣味も詩を書くなんて痛い子ですから」

雪歩「家に帰っても勉強しかする事なかっただけです」

雪歩「それに成績が悪いとお父さんに怒られちゃいますから」

P「ゆきぽ、いや雪歩。色々と事情を抱えてるんだな」

雪歩「えへ。勉強しか取り柄が無いですから」

P「雪歩!」ガシッ

雪歩「ひやっ!ぷ、ぷろでゅーしゃー!?何してるんですかぁ!」

P「知らなかったよ。765プロにこんなに頑張り屋がいたなんて…」ギュ

雪歩「あうぅ。い、痛いですよプロデューサー///」

P「もう雪歩に教える事はないな、5教科は完璧だ」

P「後は俺と保健体育の実習だけだ」

雪歩「えっ」ドキッ

P「雪歩…」

雪歩「プロデューサー…私のオープンキャンパスを見学していってくださいね」

~~~~~

~~~~

P「―――じゃあこの時の雪歩の気持ちを考えてみようか」

雪歩「あう。国語は苦手ですぅ」

P「間違えた14点分は国語だったからな」

P「古典文法と、感情の推察。それと送り仮名が一問だな」

雪歩「私って人の気持ちが考えられない子ですら。作者さんの気持ちを考えろなんて微妙な問題わからないです」

P「確かにゴンを撃ってしまったおじいさんの気持ちなんて一言では言い表せないからな」

雪歩「私なんて帰り道に一人で影送りするぐらいしかやる事なかったんですから仕方ないですね」

雪歩「ドンピシャリお願いが叶うなんて夢物語ですぅ」

P「雪歩、そんな風にネガティブに考えるな」ガシッ

雪歩「あっ!プロデューサー、手を///」

P「雪歩はもっと自分に自身を持つんだ。こんなに勉強頑張れるなんて俺は雪歩のことを凄いと思ってるぞ」

P(律子よりも)

雪歩「///あ、ありがとうございます。プロデューサーが応援してくれるとどんな事でもやって行けそうな気がします」

P「そうだぞ!雪歩はもっと笑って前を向けばもっともっと可愛いと思うぞ」

雪歩「えへへ、私、これからも頑張りますね。勉強もアイドルも」

P「おう!今回のテストよく頑張ったな!」ナデナデ

雪歩「えへへ///」


雪歩は笑ったよ、雪歩はかぷかぷ笑ったよ  終わり

P「ふう流石に高得点の雪歩は教える事が少なくて楽だったな」

P「…まだ十時か。このペースなら案外速く終わらせられそうだな」

ガチャリ

P「おっと早速次のが来てくれたな」

P「>>30、おはよう」

亜美真美

亜美「やっほ→兄ちゃん!勉強見て→!」

真美「二人いっぺんだから纏めてお得だね!」

P「でたな中学生どもめ」

亜美「むむ~何か嫌味な言い方ですな」

真美「バカにさせれる感が満載だよ!」

P「ある意味今日の山場の到来だな。さっさと始めるぞ二人とも」

亜美真美「「サーイエッサー」」

亜美「それにしても139点何て真美もまだまだですな~」

真美「ぐぬぬ~765プロ最下位の汚点を被ることになろうとは、油断したよ」

P「100点台なんて貴音とお前たちの3人だけだぞ。貴音は…まぁ色々あるんだろうけどお前たちは現役の中学生じゃないか。ちゃんと授業受けてるのか?」

真美「受けてるYO!」

亜美「けど、最近仕事が忙しくって…」

P「仕事は皆やってるだろ。竜宮は量が多いかもしれないけど伊織は486点も取ってるんだぞ」

亜美「だって…お仕事で学校休まなきゃいけない時もあるし…うぅ」

真美「『アイドルだから休めていいよな~』なんて心無い同級生の言葉に苦しんでいるんだよぅ」グスッ

P「お、おい」

亜美「誰も休んでる間のノートなんて見せてくれないんだ…だから亜美たちのノートはまだ少ししか使ってないの…」

真美「でも仕方ないよね。だって『アイドルの仕事』なんだからさ…」

P「亜美、真美」

亜美「気にしないでよ兄ちゃん。亜美たち辛くなんて無いよ」

真美「この『お仕事』は勉強する時間を割いてでもしなきゃいけないことなんだからさ」

亜美「それにこうして兄ちゃんが勉強見てくれるしね。亜美たち助かるよ」

P「…そうだな。何だかんだ言ってもまだ中学生だもんな。遊び足りないぐらい仕事を詰めすぎてたかも知れん」

亜美「兄ちゃん…」

P「よし!今日は俺がみっちり勉強見てやるからな!今度学校で周りのやつら驚かせてやれ!」

亜美真美「「えっ!?」」

P「えっ?」

亜美「えっ?いやこれは『すまなかった。最近忙しすぎたよな』」

真美「『今日の勉強はなしだ。せっかくのオフだし思いっきり遊んでこい!』って流れでしょ?」

亜美「だって授業なんてほとんど寝ちゃうしさ→」

真美「英語なんてここは日本だZE!って感じだよね→」

P「なるほどわかったよ。お前たちがそもそもノートを借りるなんて努力をしてないという事がわかったよ」

亜美「だって勉強なんてしなくてもさ→結局進級は出来るし何だかんだで高校も入れちゃうよね→きっと」

真美「ぎむきょ→いくだもんね。ここが大阪じゃなくて良かったYO」

亜美「まあでも仕方ないって部分もあるよね→」

真美「うんうん。『若者の勉強離れ』ってのだよね、真美たちだけじゃないよ、皆こんなもんだって」

亜美真美「「あはは→→」」

P「そうか これが    ゆとりか     」

P「チキショ何が勉強離れだ、お前たちが勉強に近づいてた次期があったって言うのか」

亜美「おっとこれは言葉尻を捕まえるような言い方ですな」

真美「兄ちゃん、最近の若者は押せば押すほど殻に篭っていくんだよ」

P「引けばいつ頃殻から出てきてくれるんだよ」

亜美「それは何とも言えませんな」

真美「若い心は純粋なんだからもっと優しく扱ってよね」

P「何かと若さを振りかざしやがって、小鳥さんに失礼だろ!」

P「もう何も聞かないからな。さっき言ったとおり今日は二人ともみっちり勉強だ」

亜美「『good』の比較級は『gooder』じゃないの!?」

真美「『read』の過去形は『read』だよ!?つまりどういう事なの?」

亜美「缶が英語で『can』だなんて!助動詞と見分けがつかないYO→」

P「…初めて見る物を前にした動物のようなテンションは何だ」

真美「『cut』『cut』『cut』なんてテキト→に考えすぎだよ!昔の人は」

P「お前たち、今日まで英語の授業で何聞いてたんだ」

亜美「『six』って発音良く言い過ぎるとひわいだよね→とか?」

真美「…亜美ってば///」

P「中学生か!…中学生か」

亜美「710大きな!?」

真美「平城京!」

亜美「794ウグイス!?」

真美「平安京!」

亜美「1192作ろう!?」

真美「鎌倉幕府!」

亜美「ならば家庭教師は!?」

真美「プロがいい!」

亜美真美「「あ~っはっはっはっ」」

P「…楽しそうだな。二人とも」


我君ヲ愛ス~月が綺麗ですね~  終わり

P「結局十分そこらで帰ってしまった」

P「進研ゼミも出来んぞあいつらは」

P「…気を取り直そう。むしろ亜美亜美を短時間で処理できたのは僥倖だったとも言えるな」

P「昼までに4人終えられるとはかなり良いペースだな!」

ガチャ

P「む?おお>>41か」

貴音が2人

貴音「お早うございますあなた様」

P「おうお早う。貴音」

貴音「お早うございますあなた様」

P「おうお早う。貴音」

P「!?貴音が二人?」

P「何だあれは…幻術なのか…?」

貴音ズ「「ふふっ少し驚かせすぎてしまいましたね。けれどこの程度の芸、とっぷあいどるには出来て同然ですよ?」」

P「ある意味亜美真美以上に嫌なセットだな」

貴音ズ「「無論これもただの無茶振り安価に応えてのものではありません」」

貴音ズ「「二人になれば当然経験値は2倍。本日の勉強会。故にこのような姿で参ったのです」」

P「本当にこのような姿だよ…」

貴音ズ「「真のあいどるになればより数を増し、どのようなすけじゅーるにも対応できるのですが、今はこれが精一杯」」

P「朝起きたら5人ぐらい貴音に変身してないかな」

貴音ズ「「あなた様?それで本日はどのようなことをするのでしょうか」」

P「ああ、そういえば今日は勉強会だったんだな」

貴音ズ「「わたくしこのようにのーとも持参してまいりました」」

P「ちゃんとノートを持ってくる貴音可愛い」

P「あいあむあ、え~っとすちゅーでんと」

貴音ズ「「あいあむあ、え~っとすちゅーでんと」」

P「え~っとはいらんよ」

貴音ズ「「え~っとはいらんよ」」

P「いらんっちゅうねん」

貴音ズ「「いらんっちゅうねん」」

P「……」

貴音ズ「「?ふふっしかしこの様な言語など、わたくしの故郷では誰も話していませんでした」」

P「貴音の故郷は日本なのか?国語は100点満点だったし」

貴音ズ「「ふっその質問は…Top‐secretですよ」」

P「発音良い!!」

申し訳ない
10分ぐらいあけます

貴音ズ「「むむっこの気配は」」

P「ん?どうした貴音?妖気か?」

貴音ズ「「Level Upですね」」

P「レベルアップ!?」

貴音ズ「「わたくしもあいどるとして次のLevelに上る時がきたのです」

P「ど、どうなるんだ!3人になるのか?」

貴音ズ「「むむむ~」」

P「ドキドキ」

貴音ズ「「!!」」レベルア~ップ

貴音「ふう」

貴音「これでとっぷあいどるにさらに一歩近づきましたね」

P「二人で別々の事喋ってる!!」

貴音「おや、この様な事は至極当然の結果ですよ」

貴音「これで一人デュエットも可能ですよ」

P「全国の貴音ファン歓喜だね」

貴音「しかし、この度のLevel Upには少々力を使いすぎてしまいましたね」

貴音「わたくし、これからお昼に行きますね」

P「必ず別の店に行けよ。商品が無くなる」

貴音「ふふっ」

貴音「あなた様は心配性ですね」


らぁめんつけめんバリカタメン  終わり

P「まだ11時なのに、貴音は早昼なんだな」

P「しかし何だかまともに勉強をみた記憶が無いな」

P「けど貴音の吸収力には目を見張るものがあったな」

P「けどこれで色物はほぼ消えたといってもいいだろう」

P「そろそろまともな勉強会が出来そうだな」

ガチャ

P「良いタイミングだな。>>59

律子が点数低いことに納得させられてしまった…
なるほどなあ

気にせず
>>63

>>61
ドンマイ

近すぎたテヘペロ

>>66

下の千早じゃないの…?

千早「お早うございますプロデューサー。今日はよろしくお願いします」

P「おいおい、そんなに畏まらないでくれよ。気楽にやってくれ」

千早「はい。お願いします」

P「千早は485点か。惜しいな~413点低かったら72点だったのに」

千早「えっ」

P「冗談ですよ」

P「けど雪歩と同じでほとんど教える事はないな。特別苦手にしてる科目もないみたいだし」

P「千早自身は、何か苦手にしてる部分あるか?」

千早「強いて言うなら発育ですね」

P「えっ」

千早「冗談ですよ」

P「つまりS=4πr²で球の表面積が求められるんだな」

P「ちなみにこのπといのは円周率の事で、3,14とも言うな」

P「このπっていうのは色んなことに使えるんだぞ」

P「πがあると便利だよな」

千早「くっ」

P「ど、どうした千早?気分でも悪いのか?」

千早「いえ、ただ少し胸が苦しくて」

P「そうか、それじゃあπの話に戻るけど」

P「πを使えば球の体積だって求められるんだ」

P「V=4/3ぱいある³なんだな」

千早「プロデューサー…」

P「?どうした千早、少し汗かいてるみたいだけど」

千早「いえ、プロデューサーの発音の仕方が少し気になったので」

P「数学なんだぞ発音なんて気にするな。けどこれでπの意味はわかっただろう?」

P「専門的になればもっとπの使い道はあるんだけど…今の千早には関係ないな」

千早「あのプロデューサー、数学を教えていただくのはありがたいんですが、そろそろ別の範囲もお願いできますか?」

P「ん、そうだな。それじゃあ似た範囲で相似についてやろうか」

千早「よろしくお願いします」

P「まぁ千早に関しては全体的に出来てるって印象だからなあえてやるほどでもないけど復習にはいいだろう」

千早「ええ、家で一人で勉強するだけではつまらないですから」

P「千早がそんな事言うなんてな。少し意外だよ」

千早「そうでしょうか」

P「千早ってなんでも一人でやってそうだからな。一人のほうが好きそうだし」

P「皆で勉強したいなんて言うとは思わなかったよ」

千早「いえ。やはり一人のほうが落ち着くのは事実です。けれど皆で足りない部分を補い合うという事はより良い結果に繋がると、そう考えますね」

P「補えない部分もあるけどね」ボソッ

千早「はい?」

P「うん?どうした千早」

P「さ、続きだ続き」

P「相似って言うものはもう説明する必要はないだろうな」

P「2つの物体の辺や体積を比べ合うことだ」

P「これよって『大きなもの』と『小さな』ものを比べるんだ」

P「『大きな物体X』が『小さな物体X』の何倍の大きさなのかってな」

P「そうだな…わかりやすく説明する為に例えとしてこの千早人形とこっちのあずささんの比率を求めてみようか」

千早「例えを変えてください」

P「―――で、このまな板の各辺が30cm。ここでさっき覚えた事だけど物体をk倍に拡大すれば面積はk²倍になる」

P「相似比が1:kのこのまな板たちの面積比は1:k²になるんだな」

P「もちろん体積比だって求められる。体積比の場合はk³倍になるから体積の比は1:k³なんだな」

千早「……」

P「まあ千早には今更教えなくても良い事だったかもな」

千早「いえ…やはり復習すると改めて覚えられて効果的だと思いますから」

P「そうか、千早は良い子だな」ポンポン

千早「な、何するんですか//いきなり///」

P「いや、俺は千早のそういう姿勢はすばらしいと思うよ」

千早「それは、ありがとうございます///」

P「こんな風に今日も俺の辛い勉強にしっかりと付き合ってくれて嬉しいぞ」

千早「まあ、確かに色々辛い勉強会ではありましたね」

P「千早の成績ならこれ以上は特に教える事もないし、今日はこんなもんかな」

千早「そうですか。今日は本当にありがとうございました」

P「千早は数学好きなのか?」

千早「別に好きと言うほどではないですけど、苦手意識はありませんでした…今日までは」

P「そうか、けど数字ってのは奥が深いからな。最後に面白い事を教えてあげよう」

千早「?」

P「円柱の側面積ってな2πrhなんだって」

千早「……」



にーぱいあーるえっち  終わり

P「千早の勉強熱心さには驚いたな」

P「けどこれで千早も終わって後は、響、真、やよいの3人か」

P「時間は11:30か。千早に30分も掛けちゃったのか」

P「そろそろ誰か来る頃だと思うけど…」

ガチャ

P「噂をすれば、>>90お早う」

愛ちゃん

愛「こんにちわ~春香さんいらっしゃいますか~?」

P「あれ?確か876プロの愛さんだっけ?」

愛「あっ765のプロデューサーさん!お久しぶりです!」

愛「っていっても春香さんに紹介されて一回会っただけですけど」

P「というより愛さん今日はどうしたの?春香はまだ来てないけど」

愛「愛でいいです。さん付けは慣れてませんから。けど春香さんどうしたんだろ。せっかくオフが被ったから遊びに来てもいいって言ってたのに」

P「なんならここで待っててくれても構わないよ…愛…」

P(よその事務所の子を預かるなんて、P緊張しちゃう)

愛「へえ~765プロはそんなことしてるんですか、何だか楽しそうで羨ましいです!」

P「そんなに、楽しいもんじゃないよ。主催側はね」

愛「けど春香さん凄いです!765プロ2位の頭脳だなんて尊敬しちゃいます!」

愛「アイドル業と勉強を両立できるって簡単なようで凄く難しい事だと思うんですよ!」

愛「私も元気だけが取り柄じゃなくてもっともっと魅力的なアイドルになりたいです!」

P「愛は、充分魅力的だと、思うよ」

P(何なんだこの子。声はでかいわ一人で喋るわ)

P(どことなく春香に通じるものを感じる)

愛「そうですか?私ってすぐドジばっかしちゃって偶にアイドル向いてないんじゃないかって思うんですよ!」

愛「豆タンクだなんて言われてもそれって背が小さいって事じゃないですか!」

愛「歌だってそんなに上手くないし、絵理さん涼さんにもいつも迷惑かけてばっかりで!」

愛「きらめく舞台に立ちたいって言っても、本当に私にその力があるか悩んでるんです!」

愛「実は今日は春香さんにもそんな相談が出来たらなって思ってきたんです!」

P「俺はさっきも言ったけど愛は充分魅力的だと思うよ」

P「確かにアイドルにとって背や歌唱力ってのは重要な要素だろう。そこを疎かにしてたら決して上には進めない」

P「けど、俺は愛にはそれを手にする力はあると思う。今は眠っているだけで、もちろんそれを起こす力も愛は持っているよ」

P(ちくしょう話が重いんだよ。けど他の事務所のアイドルにやる気をなくさせるわけにもいかないし)

P(まだ若いし適当に褒めちぎっておきゃなんとかなるだろう!)

P「自分には元気しかないみたいな言い方をしてたけどそれでもいいんじゃないか」

P「元気が無いアイドルなんて誰も見向きはしない。それは背や歌唱力以前に必ず必要なもので、けど欲しがって手に入るものではない」

P「見せ掛けの笑顔や元気はすぐに剥がれる。心の底からの笑顔にしかファンはついて来ないと、俺は思うよ」

愛「私も、私もそう思います!私って感情の起伏が激しいって言われるんですけど、それでも舞台の上で笑顔を忘れる事はないように心がけているんです!」

P「そ、そうか。俺も765の皆にはいつも言ってるよ。失敗しても笑顔だけはなくすなって、俯いてちゃどこに成功があるかなんて見えないだろ?」

愛「765プロのプロデューサーさん!カッコイイです!」

愛「私、何かすっごい元気もらえちゃった気がします!テンション上がってきた!」

P「はは…イヤチカラニナレテナニヨリダヨ」

愛「何だが765プロの皆さんが羨ましいです!こんなプロデューサーさんに応援してもらっているなんて!」

愛「けど同じアイドルですもん!私だって外に出から皆さんのライバルなんですよ!」

P「ははっこんなライバルが相手じゃ皆も気合入れてかないとな」

愛「はいっ!私も876の一員としてバリバリファイトしちゃいますからね!」

愛「私だってグゥ」

P「!?」

愛「あぁ。何か気合入れすぎてお腹減っちゃいました」

P「もうそろそろお昼だからな。春香とは何時の待ち合わせなんだ?」

愛「?時間なんて決めてませんよ。私が765の事務所に行きますって言ったんです。春香さんいつ来るのかなぁ」

P「わお」

すまない
飯食べてきます

お股せ

P(時間指定も無いとか最近の子は皆そうなのか!?駅の伝言板活用してるのか!?)

P(ついったーでバカみたいに待ち人きたらずなうとか呟いちゃってるのか!?)

P「へえ~。じゃ、じゃあ春香が来るまで今日はここにいるつもり?」

愛「はい!!」

P(遠慮しろよ!遠慮する素振りくらいしろよ!)

愛「あ~でも私なんだかお腹空いてきちゃいましたんで、ひとっ走り買い物してきますね!プロデューサーさんの分も買ってきますよ!」

P「えっあ、俺はいい…のに…」

P「おお あいよ いってしまうとはなにごとか」

P「春香と真を足して亜美真美を混ぜたような子だったな」


P「しかし意外な客の相手をしてたらもうお昼近くになってしまった」

P「後3人。むしろこの時間までどこで何をしてるんだ」

P「今日勉強会があることは伝えてあるはずだし、これは勉強の前に説教の一つでもしてやらねばな」

ガチャリ

P「む?さっそく一人目の生贄>>114がやってきたか」

あずささん

P「ってあずささん!?あれ今日はオフって伝えてませんでしたっけ」

あずさ「わかってますよ~けど家にいても暇ですし、もし事務所が開いてればお掃除でもしようかと思って」

P「あずささん…まさにカオス渦巻く765プロの一服の清涼剤です」

あずさ「あらあら~どうしたんですか?疲れた顔してますよ」

P「いや~実は――――」

P「―――ってな訳でてんてこ舞いで」

あずさ「あら~お疲れ様です。けどそれじゃあお昼もまだなんですか?」

P「そうですね。お腹も減ってませんし、食べる時間もあるかどうか」

あずさ「ダメですよ~そんな無理してちゃ倒れちゃいます。確か、この前音無さんが冷蔵庫に買い込んだ食材詰めてましたから、簡単な料理ぐらい作りますよ」

P「ねえなんであの人そんな事してんの?事務所に住んでんの?」

P「そう言えば誰かがお昼買って来るって言ってた気がするけど…」

P「まっ気のせいだよな」

P「それにしてもあずささんの手料理か~垂涎ものだねいろんな意味で」

P「けど大丈夫かな。冷蔵庫からコンロまでの道に迷ったりしてるかも」

P「ちょっと様子を見に行こう」

~~~給湯室~~~

あずさ「~~~~」

P「あのあずささんが料理を作ってる姿を物陰から覗けるなんて、あぁまるで実家のお袋の姿のような母性」

P「もうマザコンでも良いや」

あずさ「~~~~」カチャカチャ

P「む、完成か。あずささんがこっちに来る。早く戻らないと」

~~~ソファー~~~

P「けど、不安だなぁ」ソワソワ

P「もしかしたら給湯室からここまでの道で迷ってるかも」ソワソワ

あずさ「は~い出来ました。って言ってもこんなものしかありませんでしたけど」

P「こ、これは!!」

P「どう見てもカップ麺!」

P「そんなどうして。明らかにコンロ使ってたのに、確かに皿に何か盛り付けてたのに…!」

P「給湯室からこのソファーまでの間にどんな現象が起きたというんだ!」

あずさ「いたたきま~す」モグモグ

P「はあ~でもこのお湯をあずささんが入れたと思うと感慨深いな~。しょっぱいラーメンだぜ」ガツガツ

あずさ「あらあら~そんなに急ぐと服に撥ねちゃいますよ~」モグモグ

P「はっふっほ!」ガツガツ

P「ふうご馳走様でした」

あずさ「お粗末さまでした。本当はもっと栄養のあるものを食べていただきたかったんですけど」

P「そんな事ありませんよ。このラーメンの3分間をあずささんが測ったかと思うとそれだけでお腹一杯ですよ!」

あずさ「ふふっこんなラーメンで喜んでくれて嬉しいです」

P「いや~俺もそうですけど一人暮らしが長くなるとカップ麺が好きになるんですよね~」

あずさ「あら~」

P「まあ一人暮らしが長くなると外食は軽食が多くなりますからね」

あずさ「あら~」

P「ホントに一人暮らしが長くなると掃除とかも自分でやらないといけないですからね」

あずさ「あら~」

P「一人暮らしも染み付くと中々抜け出せないですからね~」

あずさ「あら~」

P「あはは~」

あずさ「プロデューサーさん。私もそろそろ限界ですよ~」

P「?」

あずさ「うふ。冗談です。お掃除始めちゃっていいですか?」

P「ああお願いします。いや~こうして掃除してる姿を見てるとまるで夫婦みたいですね~なんちゃって」

あずさ「あら~何言ってるんですか?プロデューサーさんも手伝うんですよ~?私ひとりにやらせるんですか?」

P「承知しました」

P「二人で協力して結局雑巾掛けから窓拭きまでやってしまった」

あずさ「でもこうして綺麗な事務所でなら皆ももっと勉強に集中できますよ」

P「確かに環境は大切ですからね、お昼の折り返し地点で気分もリフレッシュできましたよ」

P「でもせっかくのオフなんですからあずささんもゆっくりしてくださいね」

あずさ「心配しないでください。こうして事務所に来る事も充分楽しいですから~」

P「そうですか?でも竜宮のほうも最近は忙しい見たいじゃないですか」

あずさ「今が一番忙しい時期なだけですよ~。なるべく早いうちに売り込んでおかないとって律子さんも言ってましたから」

P「そうですよね。何事も売れ残りは売れ残りのままですからね」

P「何事も」

あずさ「プロデューサーさん」

P「はい?」

あずさ「…私、今日はそろそろ帰りますね~」

P「えっそうですか。まあやる事もないですからね」

あずさ「はい~。また明日からに備えておきます」

P「そうですね。回復できるときに体力回復しておかないとお互い無理の利く体じゃないですからね!」

あずさ「あらあら~それじゃあ失礼しますね」



ドナドナドナ売れ残ってないよあずささん  終わり

P「あずささんは帰っちゃったけど、何か心なしか事務所も心も綺麗になった気がするな~」

P「さっきは説教何て言ったけど少しは優しい気持ちになれそうだ」

P「さ!真に響にやよい!誰でもかかって来い!」

ガチャ

P「おっ>>135か!」

北斗

北斗「チャオ☆」

P「帰れ」バタン

北斗「酷いですね765のプロデューサさん空けてくださいよ」ガチャガチャ

P「ダメだ!たった今掃除したばっかりの事務所にお前を入れるわけ無いだろ」ガチャガチャ

北斗「そんな。僕とプロデューサーさんの仲じゃないですか」ガチャガチャ

P「お前と特別な仲になった記憶はねえよ!」ガチャガチャ

北斗「ふう。やれやれ、765のプロデューサーさんには負けました、降参ですよ」

P「よしそれならさっさと961に帰れ」

北斗「ドア越しでいいですから僕とお話しましょうよ☆」

P「何でだよ!」

北斗「まあまあそう言わないで、テレビでもあるでしょう。顔を隠してのインタビューって」

北斗「僕もアイドルの端くれとして、これからどんどんテレビに出る事を想定してこうした会話をしておきたいんですよ」

P「ジュピターは顔を隠して番組に出る予定があるのか」

北斗「おっと、これは765のプロデューサーさんに一本とられましたね」

北斗「北斗のテヘペロ見たいですか?」スチャ

P「ドアに手を掛けるんじゃねえ!」

北斗「酷いなぁプロデューサー」

P「せめて『さん』付けはしろよ」

北斗「ははっプロデューサーさんジョークですよジョーク」

P「ちくしょう。ドア越しにもムカつく顔が見えるようだ」

P「てか今日は何しに来たんだよ。また765に対しての嫌がらせか?だったらお前が来る時点で成功してるぞ」

北斗「おっと北斗ミス☆今日はもっと重要な用で来たんですよ」

北斗「手土産もあるんです。今渡しますね」ガチャガチャ

P「ドアに触んじゃねぇ!」バン

北斗「そんな、961限定のジュピタータオルですよ。それも僕バージョンですよ」バンバン

P「なおさらいらねぇよ」

北斗「お願いです。少しで良いんでドアを開けてください。タオルが可哀想です」バンバン

P「俺も可哀想だと思ってくれ」

北斗「どうして受け取ってくれないんですか?そんなんじゃ間違いなく不幸になりますよ。今よりも」

P「今の不幸の原因は間違いなくお前だけどな…はぁわかったよ」

北斗「やった☆入れてくれるんですね!」バンバンバンバン

P「お前は入れないよ!ドアの外でいいって言ってたろ!」

P「今から少しドア開けるからな、隙間からタオルだけ投げ込めよ」

北斗「ふふっ。765のプロデューサーもホントは欲しかったんじゃないですか」

P「…誰でもいいから誰は来てくれ」

P「じゃあちょっとだけ開けるぞ、言っとくけど押さえてるから入ってこれると思うなよ」

北斗「わかってますよ。僕はこうしてドア越しの会話でも充分満足です」

P「じゃあ、ほら投げろ」スー

北斗「ふふっ、やっと二人きりになれましたね」

P「うおっ!…ドアの隙間から北斗と目が合ってしまった」

P「てかいいから早く投げろ!閉めるぞ」

北斗「もう、急かさないでくださいよ。ほらファン垂涎の北斗タオルですよ」バサッガチャ

P「ふう、少し恐ろしいものを見てしまった気がするが、これがタオルか」

P「うわぁ。ホントに北斗がプリントされてるよ。しかもでけぇ。タペストリーみたいだ」

北斗「どうですか、お風呂上りのプロデューサーさんを僕が包み込むんですよ。そそりますよね☆」

P「…」

北斗「プロデューサーさん?そこにいるんですか?」バンバン

P「…」

北斗「プロデューサーさん!聞いてますか?」バンバンバン

P「…」

北斗「倒れてるんですか!仕方ないドアを破りますよ!」

P「怖いんだよ!ストーカーかお前は」

北斗「あ~何だ。ちゃんと聞いてるんじゃないですか。無視されたかと思って北斗ショックでしたよ。北斗だけにyouはショックですよ☆」

P「…」

北斗「で~ですよ。その時の冬馬の顔といったら、メンチきった猫みたいでしてね」

P「…」

北斗「僕も思わず呟いちゃいましたよ、『これがイッツア北斗ワールド』ってね☆」

P「…」

北斗「北斗といえば、これはジュピターの北斗って男の話なんですがね」

P「長いんだよ!一人でベラベラベラベラ喋ってんじゃねぇ!」

北斗「だって、プロデューサーさんが相手してくれませんし、何か気を引く話でもしようかなって」

P「さっきから何回お前らの話聞かされたと思ってるんだ」

P「大体今日は何しに来たんだ?さっきは重要な用って言ってたけど」


北斗「おっと北斗ミス☆ラッキーですよ一日に二回も北斗ミスに出会えるなんて」

P「三回貯めれば何かいいことあるのか?」

北斗「北斗ミスは出会えれば出会うほど運が向いてる証拠ですよ」

北斗「おっと、今日の用でしたね。実はこの書類を届けに来たんですよ」

P「書類?」

北斗「社長に言われてね、えっとこの胸のとこに…あれっ」

北斗「あれっ無いぞ、あれっ?あれっ?胸のポケットに…胸ポケットが無い!」

P「…」

北斗「北斗ショッキング~ビックリしました?胸ポケットなんて最初から無いんですよ」

P「…」

北斗「ちょっと待っててくださいね。書類はちゃんとズボンのポケットに…」

北斗「あれっ…ズボンのポケットに…あれっ?あれっ…」

P「北斗ショッキングには一日何回あうと幸運なんだ?」

北斗「ちょっとまってくださいね。今回はホントにないですよ~」

北斗「北斗トゥルーですよ。ここに入れたのに」

P「ズボンにないならパンツの中じゃないか?脱いで確かめてみたらどうだ?」

北斗「そ、そんな///流石に僕もここでパンツ姿になるのは恥ずかしいですよ///せめて中に入れてください」

P「逆だろ!むしろ誰も見てないとこで脱げよ!」

北斗「とりあえず確認するだけなんで一瞬中に入れてくださいよ」

P「ヤダよ!お前がパンツ一丁になった事務所に他のアイドルたちを入れられるわけ無いだろ!外で脱げ」

北斗「くっ背に腹は変えられないですからね。誰も来ない今のうちに…」ガサゴソ

P「本気で脱いでるよ…」

北斗「えっと、どこにやったかな…」

 「ちょ、ちょっと!あなた何やってるんですか!!」

北斗「えっち、違う!僕は別に!?」

 「変態です!春香さんの765プロの前に変態がいます!」

北斗「ちょっと待って、逃げないで。あっ、ズボンが引っかかって!」

 「きゃー!!」

北斗「待って!僕は変態じゃないよ!」ドタバタ

P「?」

P「何だったんだ?やたら声の大きな誰か来たみたいだけど…北斗と一緒に消えたな」

P「ふう。嵐のような災害だったな」

P「というか、ホントにうちのアイドルたちはどこで何してんだ!?」

P「さっきから関係ないやつらばっか来て、勉強会はいつ頃再開するんだ」

ガチャガチャトントン

P「お?いけないドアを押さえっぱなしだった」

P「すまんすまん>>176入ってくれ」

鈴木さん

ごめん
サイネリアってよくわからないんだ
>>183でやり直して

絵理ちゃん

P「って…えっと…あっ絵理さん?だっけ876プロの人ですよね」

絵理「あっこんにちは。あの愛ちゃんここに来てませんか?」

P「愛?ああ、愛ね愛」

P(忘れてたよ)

絵理「今日春香さんと遊ぶって言ってたから765プロに来てるかなって思ったんですけど」

P「いや?そう言えばさっき来てたけど、どこ行ったんだろ?」

絵理「あっいいんです。愛ちゃん元気いいから、きっとどこか走り回ってるんだと思います」

P「けど、どうして君はここに?」

絵理「いえ、ただ今日社長に呼ばれちゃって明日急に仕事が入ったんで。そのこと愛ちゃんに伝えなきゃって思って」

P「そうか。けどごめんな、俺も愛がどこ行ったのか全然覚えてなくて…」

絵理「謝らないでください。携帯使えば良いんですけど愛ちゃんどうせ携帯使えないですし」

P「そうなの?でも、どうしようせっかく来てくれたんだし何ならここで待ってく?」

絵理「そんなご厄介になるわけには行きません。せめて私が来た事だけ伝えてくれればいいですから」

絵理「申し訳ないです。765プロさんにはお世話ばっかり掛けてしまって」

P「そんな迷惑だなんて876プロとはお互い良い関係だし、961に比べれば迷惑なんて」

P「歩く迷惑みたいな奴がいるからね世の中には…」

P「でも来てもらってお茶も出さなくてゴメン。愛が来たら伝えておくよ」

P「そうだ、せっかくわざわざ来てくれたんだしもし良かったらこれ貰っててよ」

絵理「?紙袋?何ですかこれ」

P「ただのタオルだよ。貰い物で悪いけどタペストリーみたいに大きいから使いやすいと思うよ」

絵理「えっそんな、いただいちゃって良いんですか?

P「全然構わないよ。これからも春香たちとよろしく頼むよ」

絵理「はい。ありがとうございます。こんなものまでいただいちゃって。失礼しました」

P「気をつけて帰ってね……本当に『こんなもの』なんだけどね」

P「ふう。それにしても今日は来客の多い日だな」

P「本来の目的がまったく果たされて無い気がするが安価は絶対だ」

P「しかしもう午後にもなったし、あと3人の壁が厚すぎるぞ」

ガチャ

P「!って俺も気を取り直さないとな」

P「入っていいぞ>>205

千早とまこと

真「まっこまっこり~ん」

千早「私は帰ってきました」

P「あれは、菊地真!?」

P「どうしたんだ真、その…格好は」

真「いや~ボクもせっかくの勉強会ですからね。プロデューサーに失礼の無いよう気合入れて服選んで来たんですよ」

P「それで…その林家ペーパー子みたいな真っピンクの服か?」

真「えへへ~似合いますか?」キラキラ

P「似合うかどうかは別にしてそれはない」

千早「ちなみにその服の会計は私です」

千早「通りがかりのところを捕まえられました」

真「いや~可愛いと思ったんだけど高くてさ。千早がいて助かったよ」

真「それじゃあさっそくプリプリ頑張りましょうプロデューサー。あ千早は帰っていいよ」

P「まあまて、勉強は何回しても良いもんだ。どうだ千早も受けてかないか?俺の授業」

千早「…数学以外ならお願いします」

P「そうか~。けど真はえっと211点。国語と社会科で何とかなったって感じだな」

真「あはは…昨日はちょっと良い英単語が出てこなくて」

P「仕方ない。本当なら弱い部分は全部やっておきたいが今日は理科に専念しよう」

千早「今のは英語の流れなんじゃないんですか?」

P「さ、ここにあるビデオのどれが見たい?『地球の誕生』『生態~両生類~』『鉱物と人類』」

真「うわぁ偶にN○Kでやってるのを録画した教材だ」

真「―――ふぁあ」

P「真寝てるのか!?」

真「!寝てないです!ちゃんと見てます」

P「良かった。真面目な真が俺の勉強会をサボっているのかと思ったよ」

真「いやだな~プロデューサーは、あはは」

真(真っ暗の会議室でボクたちは延々とビデオを見ていた)

真(『鉱物と人類』から始まり今は『地球の誕生』を見ている)

真(ちょうど今軟らかそうなバージェス動物群がCGで海に漂っている)

真(感想を書かないとプロデューサーに怒られるが隣の千早に既に意識が無い事にプロデューサーはまだ気づいていない)

真「ちょっと、千早…」ボソッ

P「真!?大事な授業中に私語か!?」

真「えっ!いやボクじゃないですよ!」

P「だよな、真面目な真がしっかりビデオを見てないわけがないもんな」

真「…」

P「なるほど、あれがカエルの卵なのか。きっと夏の川にはあれがそこらじゅうにあるんだろうな」

P「へ~カエルは異物を飲み込むと胃袋ごと吐き出して洗うのか、綺麗好きなんだなぁ」

真「……」

P「真!?」

真「はい!」

真(当然最後に回ってきたのは『生態~両生類~』だった)

真(テレビの中ではカエルが長い舌を伸ばしてハエを捕まえるシーンがスロー再生でタイムまで計って繰り返し流されている)

真(真っ暗な会議室の中、テレビの明かりに照らされる千早が既に机に伏せている事にプロデューサーは気づいていない)

P「なるほど、ここがアマゾンだったら俺達は既に毒ガエルの餌食って訳か」

真(何故か嬉々としてビデオに食いつくプロデューサーを尻目にボクは思う)

真(何で今日こんな服着てきたんだろう)

P「はぁ~素晴らしい作品だったな」

千早「はい。この世界の生命の神秘を感じました」

P「今日は何だかもっと身近な自然を感じたくなってきたぞ」

P「よし、それじゃあ皆でこの摘んできた花を観察してスケッチしてみよう!」

真「わ~い…」

真(その後、約30分間ボクは真っピンクの服に身を包みながら同じく鮮やかな色をしたコスモスを黙ってスケッチしていた)

P「ふ~こんなもんかな。俺も久しぶりにスケッチしたけど腕は衰えてなかったみたいだ。どうだまるで写真みたいだろう?」

千早「凄いですねプロデューサー、写真撮るより時間を掛けて写真そっくりの絵を描くなんて」

真「けど、ボクも久しぶりだな。こんな風に絵を描くなんて」

真「家じゃほとんど体鍛えてたし、学校でも体育のほうが好きだったから」

P「真…」

真「プロデューサーありがとうございます!何かボク初めて静かに勉強するっていう事の面白さに気づけました!」

P「そうだな、成績も大事だけど勉強する楽しさを知る事はそれよりも大事だ」

真「はい!それじゃあプロデューサー次は何をしますか?てんぷんに色でも着けますか?」

P「えっ?今日の真の勉強会は終わりだけど?」

真「…」

真「わ~い」



ハイコスト!ローリターン!P  終わり

P「ふう、真も喜んでくれて、良い授業が出来た気がするなぁ」

P「俺って教師も向いてたのかもな」

P「何て、自惚れちゃいかんぞ!P」

P「けどこの調子ならバリバリモリモリ授業できるよ」

ガチャリ

P「おっと>>225か」

やよい

やよい「ううー遅くなっちゃいましたープロデューサーごめんなさい」

P「やよいか、どうしたんだ?こんな遅くに」

やよい「それが、今日の勉強会に備えて昨日の夜予習してたんですけど」

やよい「プロデューサーさんに迷惑掛けちゃいけないって思ったら、気づくと遅くになってて…」

P「やよいは天使や」

P「やよいはそんなに気にする事は無かったんだぞ?点数だって千早や雪歩たちに次ぐような点数だったんだ」

P「302点も取れてるんだ、もっと余裕もっても良かったのに」

やよい「うっうーそうだったんですか?」

P「やよいは心配性だなぁ」

やよい「じゃあ今日は何しますか?プロデューサー」ガサゴソ

P「やよい、ちゃんとノート持ってたんだな」ウルッ

やよい「え~どうしたんですか?」

P「もしかしてチラシの裏にでも書いてるのかと思って」

やよい「えへ、いつも長介たちに教えてるだけなんで、こうやって誰かに教えてもらえるなんて嬉しいです」

P「やよいは優しいお姉さんだなぁ」

P「じゃあ今日は社会でも教えようか」

やよい「はわっ!社会は苦手ですぅ」

P「大丈夫、俺がみっちり丁寧に教えてあげるから」キリッ

P「やよいは特に社会のどこが苦手なんだ?」

やよい「ううー社会は全然わかりませんけど、年号が覚えられないんです」

P「年号か、確かにいつの時代も最も苦労させられるものだろうな」

P「けど、年号なんてごろあわせで覚えてしまえばすぐに判るようになるさ」

やよい「語呂って、1192とかですかー?」

P「そうだぞ、それ以外にも『ヤよいはイいオよめさんになるなぁ薬子の変(810年)』とかな」

やよい「『ヤ』と『イ』と『オ』で810なんですか?少し難しいです」

P「まあ確かに薬子の変も一般的じゃないからな」

やよい「でも前学校で先生が言ってましたーほんのうじのへんは、えっと『イチゴパンツ(1582年)』だって」

P「教師特定はよ」

やよい「あわっ、私間違ってましたか?」

P「いや、間違ってるのはいつだって汚い大人たちさ」

やよい「はわわ、プロデューサー何だかカッコイイです」

P「そんな事ないさ。そんな事より俺はやよいと一緒に歴史名を残したいよ」

やよい「?」

やよい「えっと、それってたくさんの人にもっともっと知られたいって事ですよね?」

やよい「うっうー!私ももっと有名なアイドルになってたっくさんお仕事したいです!」

P「やよいに対して少しでも性的な目を持ってしまったこの目をつぶしたい」

やよい「?プロデューサーさん、どうしたんですかー?」

P「いやこれが  こころか  って思ってね」

P「けど、やよいはあんなに家事頑張ってその上勉強も出来るなんて驚いたよ」

やよい「えへへー弟たちの勉強見てるだけでも結構自分の勉強にもなるんですよ」

やよい「あっそうだ、今度プロデューサーも勉強教えてあげてくださいよ!」

P「弟たちのか?」

やよい「はい!きっと皆喜びますよ!是非うちにかてーきょうしにきてください!」

P「そのついでにお義父さんにも挨拶に伺おうかな」

やよい「今日はありがとうございましたー!」ガル

P「いやいや俺もやよいとのひと時を過ごせて嬉しかったよ」

やよい「じゃあ、約束通りうちでの勉強会楽しみにしてますね!」

P「やよいも俺という教科書で勉強、ガンバレ!」

やよい「?へへじゃあ今日は特売あるんでこれで帰りますねー」

P「おう!足元に気をつけて帰れよー」

やよい「うっうー!」



『やよいはかわいいなぁ(817年)藤原家宗誕生』  終わり



P「さて、帰るか」

P「ん?けど、もう帰って良いんだっけ?」

P「今日の仕事はもう残ってないよな…」

ガッチャン

響「はいさーい!遅れたさー」

P「ああ、忘れてた」

響「今なんか言った?プロデューサー?」

P「いや、ただ最後に残って安価もらえなかったのが一人いたなぁって思ってな」

響「?プロデューサーのいう事は難しいぞ」

P「けどどうしたんだ響、こんなにって、まだ2時過ぎだけど、こんな時間になるなんて」

響「うーそれには聞くも涙語るも涙の理由がるんだぞ」

響「7時に起きたから大丈夫かなって思って準備してたらイヌ美たちが自分のノート破って巣作ってたんだぞ」

P「動物にも裏切られる響マジ涙目」

響「だから自分、買い物に行きたかったんだけどお店は10時からだし、それまでは動けなかったんだ」


響「それで10時になったからお店に行こうとしたら財布にお金が無かったんだ。皆にご飯買ってやって入れ忘れてたぞ」

響「だからまず銀行に行かなきゃならなくて、それで凄い遠回りになっちゃたんだ」

響「銀行でお金下ろしたらもう11時過ぎになってたんだ。自分朝バタバタしててご飯食べてなくてさ」

響「この時間だったら早めのお昼にしてから行こうかなって思ったら、この駅から事務所までの通りにある食べ物屋がどこもかしこも閉まってたんだぞ」

響「お昼時だってのに準備中の札が垂れれて、何でも食材の在庫が切れちゃったんだって…」

響「あんなにたくさんのお店の在庫が一片になくなるなんて、まるで貴音が二人いるのかって思っちゃったぞ」

響「それで仕方ないからコンビニでパンでも買おうとしたんだ」

P「…」

響「けどコンビに言ったらさ、何かやたら声の大きな先客がいたみたいなんだけど、その人が手当たり次第棚の商品買いあさってたんだ」

響「やっとその人がいなくなったら、自分が買おうとしたものなんてなんも残ってなくて、豆乳しか買えなかったぞ」

響「それでお腹も空いたし、ピヨ子が買い込んでたものでも食べさせてもらおうと思ってもう事務所に行く事にしたんだぞ」

響「そしたら、そこからが怖くて」グスッ

響「もう少しで事務所って言うところまで来たら前から誰かが走ってきたんだ」

響「女の子がおっきな悲鳴上げてて、助けなきゃって思ったらその子の後ろからパンツ一丁の男が走ってきたんだぞ!」

響「どこかで見たような気もしたけど、自分とにかく怖くて怖くて…」

P「……」

響「もう命からがら逃げてったんだぞ。自分。途中でその子とははぐれちゃったけど後ろを振り向くとまだそこにパンツがいるような気がして…」

響「気づいたら駅の向こうまで来てて、自分すっごく疲れちゃったから暫く休んでたんだ」

響「で、また起きたらもう1時過ぎで…急いでノートと鉛筆かってここまで来たんだぞ」

響「プロデューサーごめんなさい。自分何だか今日は散々な目に会いすぎたぞ」

P「響、北斗ミスを見なかったばっかりにそんな不幸な目に…いや北斗デンジャラスには遭遇したのか」

響「?」

響「けど、自分むしろ今はテンションが凄い上がってるんだ!今ならどんな課題もクリアできそうさ!」

P「いや、今日の勉強は終わりだ」

響「えっ?」

P「いやむしろ俺の方が教えられたよ、響に大切な事を」

響「自分が教えた?プロデューサーに?」

P「ああ、そうさ、道徳というとても大切な事をな?」

響「むむ~やっぱりプロデューサーのいう事はよくわからないぞ」

P「気にするな響。さ、今日は課外授業だ!給食の授業だぞ」

響「給食の授業!何だかすっごく面白そうな授業だぞ!それって」

P「はっはっはっ、今日は俺がおごってやるどんな場所にでも連れてってくれて構わんぞ!」

響「ホントか!じゃあ自分駅の向こう側にあるミミガー専門店行きたいぞ!」

P「よしよし。そんな慌てるなって、今日はどうせ時間はたっぷりあるんだからな」

響「えへへ~何だか大変な一日だったけどプロデューサーと一緒にご飯に行けて嬉しいぞ!」




レ・ミゼラブル~噫無情~  終わり

――――ミミガー店

響「おいしいな!プロデューサー!」

P「もぐ、確かに始めて食べるけど良い味だな」

P「もぐもぐ、そういえば、何かもっと大切な大切な事を忘れてる気がしたけど」

響「プロデューサー?忘れ物か?」

P「いや、何かを誰かに伝え忘れた気が……あっ愛に絵理の事伝え忘れてただけか」



――――765プロ

伊織「ふんっ!伊織ちゃんがあんたの為に勉強会に参加しに来てあげたわよ!」バンッ

伊織「って、何よあのバカいないじゃない」

伊織「ていうか誰もいないじゃないの。ふんっ」

伊織「まったくあのバカ、どこに言ったのかしら、まさか勉強会がなくなったのを伝え忘れてるんじゃないでしょうね」

伊織「何てね。もしそんな事だったら史上最恐のお仕置き決定ね!にひひ」

――――その他


美希「あふ、もう3時なの…オフだし今日は事務所に行ってもやる事無いの」

美希「…夜ご飯までもう少し寝れそうなの」ばたっ


春香「む~何々?えっ明日はPがウサギに責められる?」

春香「むむ~どういう事なんだろ?のワの人形の占いは絶対なんだけど」

春香「P?ウサギ?何のことなんだろ」


小鳥「ぐぴー」Zzz

小鳥「ひょっとダメですよ~プロデューサー、私とは身分が違いますから」Zzz

小鳥「あぅ~雪歩ちゃんそんな穴に入っちゃって~もう、どれあかるくなったでしょう?」Zzz


ドキドキ!アイドル達の勉強会、ポロリもあったよ☆  完

勉強会はこれで終わりです
長い間安価に協力いただきありがとうございました

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