男「体感型ダンジョン脱出ゲーム?」(233)

ルールは簡単。迷路から《脱出》するだけ。
ただし、迷路の中には様々な仕掛けがあります。
どうか“生きて”ゲームをクリアしてください。

男「体感型ダンジョン脱出ゲーム?」

迷路の中に一つだけ持っていくとしたら何ですか?

①ライター
②水筒
③チョコレート

>>2

          _ ヘーヘ_

         /    ∧∧  ヽ
         |  | | |   | l.  !             どうも~! ロイド安藤が>>2ゲットデェース!!
         | ィT ト  ィTト |
         |ヽト个   个イリ,!             オー、>>1ラッシャイ
        ((ゝ ○┼○ / ))             ウェスト>>3!!
         >ト ┌‐┐ / \     「| /}     オッカ>>4イデース!!
        <  \ .ノ/ト   >    | V / スッ>>5イカワイソ
        ≦_,/ | ´/ .| l\≧    ,.へく.久 >>6イドの店デース!!

       _,,,...イ\ / / / lヽ_ ヽ  {  Y  ノ ナ、>>7ンダナンダー!?アレハナンダー!?
      イ_,,,.../ Y\ /ノへ|   ヽ∧.  ト─.イ! ナンダトコノ>>8ロー!!
      ト     /.7\/| .|     / 彡>|   | サッソ>>9ゥ、パン食べたい
      | \  /./    | .|   |  / /  ̄ |
     ト >.!二 /./.    l .|二 ト/   |    | >>10-999 ったく、ナマ言ってくれるぜ…

     |   |   |..| \   l .|   \       / >>1000チメンタル・アウトロー・ブルウウウウウウウウス!!

>>1
氏ねじゃなくて死ね

>>2,3
いやいやいや、おかしくね?

【プロローグ】

男「はぁ、はぁ、はぁ」

あてもなく、出口を探す。ただひたすら歩いて。
しかし見えてくるのは相変わらず無機質な灰色の通路のみ。

“ここ”に入ってから一体、何日が経過したんだろう?
本当に出口はあるんだろうか?

男「くそ、なんだって俺がこんな目に……」

きっかけは間違いなく、あの怪しいサイトだろう。

――《裏迷宮》。


*  *  *

【何日か前】

それは、一日ヒマだったので、久々に動画のコレクションを増やそうとネットサーフィンをしていたときだった。

突然ページが切り替わり、謎のポップアップが表示された。

男「ん? やべ、なんか変なリンク押しちまったかな?」

機械音声「ヨウコソ 《裏迷宮》 ヘ。貴方ハ11番目ノ オ客様デス」

いろんな人の声を切って貼って繋いだような音声。

男「うわ! なんだよ、ビックリした……」

機械音声「ヨウコソ 《裏迷宮》 へ。貴方ハ11番目ノ オ客様デス。歓迎シマス」

男「悪趣味なページだな。ったく、ウインドウを閉じる、っと」

気味が悪くなり、慌てて赤い×印をクリックした。カチ、一度。

男「あれ? 消えない」

カチカチ、二度。

男「あれ? おかしいな、フリーズしたのか?」

マウスカーソルを適当に動かしてみる。すると、今度は画面がいきなり真っ黒になった。

機械音声「尚、貴方ニ 拒否権ハ アリマセン。 御了承クダサイ」

男「は? 何言って――」

やられた。なんかのウイルスか。
そんなことを思ったのと同時、意識を失う。

……覚えているのは、ここまで。


*  *  *

【チケット】

男「……今日はここで探索終了だな」

呟いて、ポケットから何枚かのチケットを取り出す。

男「《質素な食事》が残り4枚、《安全な睡眠》が残り2枚、か」

《質素な食事》と書かれたチケットを一枚破ると、どういうわけか目の前にパンが2つと1杯の水が現れた。まるでゲームの中の魔法のように。

ただ、残念ながらこのチケットは、一度使ってしまうと消えてしまう。いわばアイテムのようなものだ。

男「流石にパンは飽きてきたな……」もぐもぐ

男「チケットも残りわずか、か。次の探索で何枚か見つけないと」

――いや、違う。そうじゃないだろ。俺の目的は、“ここ”を出ることだ。

男「とにかく寝よう。無理は禁物。落ち着け、俺」

《安全な睡眠》と書かれたチケットを一枚、そっと破いた。

期待

*  *  *


【少女との遭遇】

???「一体どこなのよ! ここは!?」

ガンガンッ

――なにやら外が騒がしい。

男「……」

無理矢理目を覚ました後、息を殺して“部屋”の隙間から様子を窺う。

外からは見えない空間にいるとは言え、音が漏れないかどうかまでは知らないからだ。

少女「聞こえてるんでしょ!? あんたの目的は何!? パパのお金!?」

見たところ、暴れているのは中学3年生か高校1年生くらいの女の子のようだ。長めの黒髪を振り乱して、あちこちを蹴ってまわっている。

見てる

ひらひらとした装飾が多めな淡い緑のワンピースは何となく高価そうだし、パパのお金とか言っていたし、もしかしたらどこかのお嬢様なのかもしれない。

それからもう一つ、わかることがある。

少女「こんなことして、ただで済むと思ってるわけ? 言っておくけど、パパを怒らせたら命はないからね!」

きっとあの子もこの間の自分のように、“ここ”に来たばかりなのだということ。

もっとも、俺はただパニックになって騒いでいただけ。あの子のように犯人に対して怒りを表すような勇気はなかった。

どうしよう。このまま様子を見るべきか、あるいは声をかけるべきか。
>>12

ごめん>>14

様子をみる

うかつな行動は危険だ。少し様子を見よう。

少女「誘拐なんかしたら、すぐにパパが探しにくるんだから!」

おいおい、そりゃすごいな。よっぽどパパに愛されているんだろう。

少女はしばらく誘拐犯を罵ると、疲れたのか辺りをキョロキョロと観察しはじめた。

男「何をしてるんだ?」

天井……いや斜め上を見てる。カメラでも探してるのかもしれない。

そのとき。

カシャーン、カシャーンと鉄の響く音が聞こえてきた。
均等な間隔は、足音を思わせる。

“アイツ”だ。

少女はこの音の正体を知らない。どうする?

助けるか、このまま足音をやり過ごすか?
ここにいれば“アイツ”に見つかることはない。
だが、放っておけば少女は……

どうしよう>>16

見殺し

助けてヤり過ごす

【少女を見殺しにする】

いや、まずは自分の身の安全の確保だ。

俺は浮かせた腰をそっと下ろして、少女の様子を黙って見ていることにした。

カシャーン、カシャーンと足音は近づいてくる。

少女もようやく異変に気付いたのか、さっと顔を青ざめた。

少女「何? 何なの?」

機械兵「ターゲット確認。速ヤカニ処分シマス」

俺のすぐ横まで来たそいつは、鎧を着た男性のような姿をしていた。

初めてこの怪物に遭遇したときを思い出して、思わず身震いする。

少女「何? あんた……」

少女はわずかに声を震わせて言った。

機械兵「処分シマス。処分シマス」

少女「!」

脱兎のごとく、さっと身を翻し、少女は駆け出した。

きゃー

少女が背中を向けたのを確認すると、“アイツ”は腕の辺りについているカッターを回転させる。

そして、半径1メートルもないほどの距離にいる俺を無視して、逃げる少女を追いかけ始めた。

――今、しっかりと確認した。
この“部屋”にいる間はやはり外から俺は見えていないようだ。

男「死にたくない……俺はまだ、やりたいことがたくさんあるんだ」

少女の悲鳴が遠くから聞こえるまで、俺は“部屋”の中でじっとしていた。

*  *  *


どれくらいの時間が経っただろう。

俺は空腹を感じて、目を開けた。

少女が(おそらく)あの機械兵に処分されてから、どうやら眠ってしまったらしい。

暖かいオレンジ色の“部屋”がまだあることを確認して、ほっと一息。

男「この部屋の中に引きこもっていれば、絶対に安全だ」

しかし……

ポケットから再びチケットを取り出す。
残りは《質素な食事》が三枚と《安全な睡眠》が一枚。

駄目だ。どう考えても、ここにいるだけでは結局助からない。

決断しなくては。

出ていくか、それとも何かの奇跡を待ってここに居続けるか。
>>22

出て行こう

出る

なに少女殺してんだよ・・・

現実的なんだろ

【出ていく】

多分、もう大丈夫だ。少女の悲鳴が途絶えてから、またしばらく様子を見ていたが、“アイツ”がこちらに戻ってくる様子はない。

恐る恐る、扉に手をかけて開ける。と、同時に4畳半ほどの空間がさらさらと砂のように消え去っていく。

男「よし、探索再開だ」

まずは右と左、どちらに向かおうか。
>>26

ヘタに助けて巻き添え食らったらかなわんからな

おぉ、>>28

ぬあっ! >>30

自分で安価踏みすぎワロタ

安価下とかでいいと思うよ

【左に向かうことにした】

とにかく、探索をしないことには始まらない。どこに出口があるかわからないからな。

男「よし、まずは左の通路から攻めてみよう」

“アイツ”が来た方向。なんとなく、少女の向かった方向に歩き出すのは躊躇われた。

死体とかに遭遇したら、やっぱり罪悪感で死にそうになると思うし。

男「周りに気を払いながら進まないと……」

しばらく歩いていると、宝箱を見つけた。

男「あった。これでカードが手に入る」

宝箱は3つ。
盾のマークが描かれた箱、肉のマークが描かれた箱、鍵のマークが描かれた箱だ。

どれを開けようか

安価下

4つ目の箱

15フィート棒とか欲しい感じだな

【鍵の箱を開ける】

男「よし。《安全な睡眠》2枚と……なんだこれ?」

チケットには《不動の錠前》と書かれている。
その他のチケットと違い、金の枠が描かれているが……

男「レアアイテムってところか。ふざけてるな」

現在の所持チケット
《食事》3枚
《睡眠》3枚
《錠前》1枚

男「道はまだ続いてる」

このまま進もうか、それとも引き返そうか。
安価下

内容に反してる安価の場合は下にするのか再安価なのかそれとも無理やり話をつなげるのか

進む

ごめん、4つ目の箱は思い浮かばなかったんだ
みんな安価対応ありがとう

期待してる

支援

【このまま進むことにした】

男「やっぱ死体と遭遇は勘弁だよな……」

開けなかった箱2つが消えていくのを確認して、俺はそのまま進むことにした。

道中、壁のあちこちが抉れているのを見ると、もしかしたらここで“アイツ”が暴れたのかもしれない。

ただ傷跡は薄汚れてきているので、真新しいものではないようだ。

男「それにしても、さっきの新しいチケット、一体どんな効果なんだ?」

描かれている絵は、鍵を開けるというよりも、むしろ閉めるイメージに近かった気がする。

男「お、広場に出たな」

一度食事でも。そう思い、チケットを破ろうとしたとき。

???「うわぁぁぁああああ!!」

誰かが降ってきた。

……降ってきた?

【人が降ってきた】

慌てて身を隠す。
広場には木で出来た箱があちこちに積んであり、隠れるにはもってこいだった。

男「誰だ? っていうか、どこから降ってきたんだ?」

上を見ると、さっきまで自分が歩いてきた通路の倍以上は天井が高い。
だいたい、建物の2~3階くらいの高さはありそうだ。

???「ぶはぁ!」

運よく積まれた木箱の上に落下したのか、特に怪我もしていなそうな声がする。

???「痛たたた。あー、しくじったね、こりゃしかし」

様子を見るべきか、声をかけてみるべきか。
安価下

様子見

シュート喰らって落ちてきたか…?

|ω・`)ヨウスミ・・・


名前:男
状態:やや空腹
裏迷宮訪問カウンタ値:11番目

所持チケット:(レアリティNをノーマルRをレアと仮定)
《質素な食事》N/3:パンが2つと1杯の水が現れる(毎回固定?)
《安全な睡眠》N/3:4畳半ほどの安全地帯、外から視認不可、効果時間不明
《不動の錠前》R/1:?

踏破状況:
『お嬢出現位置?』黒髪お嬢&アイツとの遭遇→キャンプ維持、見殺し
左/右で左(アイツの来た方向):『宝箱3発見』『開けなかった箱2つが消えていく』
前進/後退で前進:『過去にアイツが暴れた傷?』
広場:『誰かが降って来た』『木で出来た箱があちこちに積んであり、隠れるにはもってこい』『建物の2~3階くらいの高さはありそうな天井』

アトマカセタ

【様子を見てみよう】

男「いきなり話しかけるのは怖い。まずは様子を見てみるべきだな」

慎重に顔を出して、声のする方を観察してみる。

???「ふぅ。それにしても、よく生きてたなぁ! あっはっは! やっぱ何か持ってるね、僕! 間違いない!」

どうやら男性のようだ。見たところ、20代前半……いや30代前半?

ぼさぼさの長髪に丸い眼鏡、一見だらしなさそうに見える服装もきちんと着崩されているのか、なぜか格好よく見える。

眼鏡「とはいえ……ここはどこなんだか。さっきみたいのがうろついてなきゃいいけど」

よっこいしょ、と立ち上がると、ほこりを払って眼鏡の男は崩れた木箱の山から降りてくる。

まずい、こっちに向かってくる!?

どうする?
逃げるor話しかける
安価下

>>10,16
9203

>>21,41
2722

何言ってんだこいつ

奇襲攻撃

はなしかける

なんかTRPGみたいだな

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄

【話しかけてみる】

ええい、ままよ! 怖い人ではなさそうだし、話しかけてみよう!

男「あ、あの!」

眼鏡「! ……なんだ、人か」

今、一瞬ものすごく雰囲気が怖くなった……?

眼鏡「君は誰? 敵? それともプレイヤーかな?」

男「え、あ、あの。多分、プレイヤーかと」

眼鏡「多分? はっきりしないね。まぁいいや、君は何番目?」

こいつ、俺を見て驚かない。

男「11番目……かな」

眼鏡「へぇ。なら割と古株じゃない。そのわりに色々と知らないことは多そうだね」

やっぱり! こいつは何かを知っている!
俺と会って驚かないのは、“プレイヤー”に何度か遭遇しているから……?

眼鏡「それとも、初心者のフリをしている? ……いや、それなら11番だと名乗る意味が……」ぶつぶつ

男「あのー」

眼鏡「おっと! あはは、ごめんごめん。ちょっと考え事をしてたから」

なんなんだ、こいつは……?

眼鏡「僕は眼鏡。番号で言うなら君よりも古株だ」

男「どうして、あんなところから降ってきたんです?」

眼鏡「まぁまぁ。そんないきなりたくさん質問されても困るしさ、何か食べよう」

眼鏡「話はその後でも出来るだろう?」

俺が何か言う前に、ぐぅ、と俺の腹が鳴って肯定した。

眼鏡「あっはっは!」

みてる

支援

【とりあえず食事をしよう】

眼鏡「それじゃあ改めてよろしく……ええと」

男「あ、男です」

眼鏡「うんうん。年はいくつくらい? 学生かな?」

男「大学生です。1年生」

眼鏡「わお、若いね」

男「あ、でも一年浪人してるので……」

って、何俺は聞かれてもいないこと話してるんだ?

眼鏡「あはは! なるほど、君がこっちのことをよく知らないのはよくわかったよ」

男「え?」

眼鏡「まぁ座りなよ」

にこにこと笑いながら、眼鏡は俺に促す。

どうしよう。
先に座るか、相手を先に座らせるか。安価下

年上っぽいし先に座らしとけ

【相手を先に座らせる】

何も考えず、言われるまま座ろうとして、なぜか一瞬躊躇う。

男「えっと」

眼鏡「どうしたの?」

男「あ、いえ。眼鏡さんは座らないのかなって」

自分でもどうしてこんなことが気になったのかわからないが、気付けば口を開いていた。

眼鏡「……ふぅん。まぁ馬鹿ではないのかな」

男「え?」

眼鏡「君を試したかったんだ。一緒に行動するに値する人間か」

何を言ってる? こいつ。

眼鏡「僕が立ってるのに先に君が座ったら、君は僕から逃げれない」

そう言うと、ちろりと舌を出しながら眼鏡はどこからかナイフを取り出して、ひらひらと振ってみせた。

ふむ・・・

男「!?」

眼鏡「協力者は欲しい。でも、足を引っ張られちゃ困るんだ」

眼鏡「ごめんよ。お詫びに食事は僕がご馳走しよう」

ナイフをしまって、眼鏡はにこっと笑った。

眼鏡「でもこれだけは覚えておいた方がいい」

眼鏡『簡単に他人を信じるな』

なるほどね。どうやらこの男、へらへらしてる割に油断出来ないようだ。

眼鏡「食事。食べるだろう?」

男「……毒は?」

眼鏡「あはは、入ってないよ。流石に。なんなら僕が毒見してもいい」

男「いえ、ありがとうございます。覚えておきます」

眼鏡が《豪華な食事》と書かれたチケットを破る。
久々にいいものが食べれそうだ。香ばしい肉の焼ける匂いに、俺は舌なめずりをした。

支援

        ; '     ;
         \,,(' ⌒`;;)
         (;; (´・:;⌒)/

        (;. (´⌒` ,;) ) ’
  (  ´・ω((´:,(’ ,; ;'),`
  ( ⊃ ⊃ / ̄ ̄ ̄/__

      \/___/

【眼鏡と話をする】

眼鏡が、とりあえず今日はここで寝ようと言うので、俺たちはそのまま広場で眠ることにした。

眼鏡「なるべくチケットは節約した方がいい」

古株からのありがたいアドバイスもあり、交代で見張りをしながら眠った。

男「いいんですか? 俺が起きてる前で寝て」

眼鏡「大丈夫。僕はもう、さっき君を試したからね」

男「そうですか」

眼鏡「さっきはああ言ったけど、少なくとも一人は信頼出来る相手を作っておいた方が、お互いメリットが多い」

眼鏡「賢い君ならわかるだろう?」

そう言いながら、何かチケットを一枚握りしめるのを、俺は見逃さなかった。

男「眼鏡さん。聞きたいことがあります」

眼鏡「いいよ。ただし、眠いから一つだけだ」

一つだけ、か。これは大事な選択だ。何を聞こう?
安価下

握り締めたチケットについて

がんばれ

実際舌なめずりすることってあんまないよね
支援

【握り締めたチケットについて、聞いてみる】

なるべくこっちの緊張を悟られないように、一気に喋る。

男「眼鏡さんが今握ってるチケット、それ何です?」

眼鏡「……」

男「眼鏡さん?」

眼鏡「ふふっ。いいね」

男「は?」

眼鏡「君はさっき僕と初めて会ったときよりも、“ここ”に適応してきている」

男「そう、ですか?」

眼鏡「さっきの試験がよっぽど印象的なのかな。僕の行動の一つ一つによく注目してるよ」

男「……ごまかそうとしてます?」

眼鏡「いやいや。君のその柔軟なところは、“ここ”では大事なものの一つだからね。敵にしなくてよかったとホッとしてたんだ」

……なんか照れるな。


眼鏡「このチケットは、僕にとって一番大切なチケットだからね。例え何があっても手放すわけにはいかないんだ」

男「そんなことを言うと、眼鏡さんが寝てる間に奪って逃げるかもしれません」

眼鏡「やってごらん」

ふふっと小さく笑うと、眼鏡は微かに寝息を立てはじめた。

本当に実行しようかとも思ったが、後が怖いのでやめておく。
小心者で悪いか。

その後、何度か眼鏡と見張りを交代しつつ睡眠をとった。

支援

名前:男
状態:健康
裏迷宮訪問カウンタ値:11番目

心理フラグ?:
『簡単に他人を信じるな』古株プレイヤー眼鏡の言葉

所持チケット:(レアリティNをノーマルRをレアと仮定)
《質素な食事》N/3:パンが2つと1杯の水が現れる(毎回固定?)
《安全な睡眠》N/3:4畳半ほどの安全地帯、外から視認不可、効果時間不明
《不動の錠前》R/1:効果不明?
非所持/存在確認のみ:
《豪華な食事》:香ばしい肉の焼ける匂いに舌なめずりしてしまう…

踏破状況:
スレスタート地点:『お嬢出現位置?』黒髪お嬢&アイツとの遭遇→キャンプ維持、見殺し
左/右で左(アイツの来た方向):『宝箱3発見』『開けなかった箱2つが消えていく』
前進/後退で前進:『過去にアイツが暴れた傷?』
広場:『眼鏡が降って来た』『木で出来た箱があちこちに積んであり、隠れるにはもってこい』『建物の2~3階くらいの高さはありそうな天井』

遭遇プレイヤー:
No10以下?眼鏡/古株プレイヤー30代前半?「協力者は欲しい。でも、足を引っ張られちゃ困るんだ」「君がこっちのことをよく知らないのはよくわかった」
No11男/主人公、大学一年+1年浪人
No?黒髪お嬢様(死亡?死体未確認)


時々ROMしか出来ないのが歯がゆい、はやくかえりてーなー

【探索を再開する】

眼鏡「ここの広場に無造作に積んである木箱……気にならないかい?」

目覚めた俺に、眼鏡は開口一番こう言ってきた。

そりゃまぁ気になるかならないかで言えば、間違いなく気にはなるが。

男「でも、ここの広場って木箱以外は逆に何にもないですし、さっさと先に進むのもありじゃないですか?」

この広場からは4本の道が伸びている。

行き方はわからないが、2階(?)も合わせると8本。

どこから誰が(何が)やってくるかもわからない場所にずっといるのは危険じゃないか?

眼鏡「逆を言えば、どこから何がやってきても、通路と違って挟み撃ちにされる確率は少ないんじゃないかな」

むむ、どうしよう。
①広場を調べる
②先へ進む
安価下

眼鏡の口車に乗せられるのは危ない気がする

【広場を調べる】

男「わかりました。じゃあここを調べましょう」

眼鏡「よし、そうと決まれば早速……」

男「何するんです?」

眼鏡「木箱を片っ端から壊してまわる!」

男「はぁ、……はぁ!?」

眼鏡「中にレアアイテムが入ってるかもしれない」

男「レ、レアアイテムって……」

にこにこと楽しそうな眼鏡の表情に、俺は少しだけ呆れる。

男「眼鏡さん、これは遊びじゃなくて、実際に俺らの命が懸かってるんですよ?」

眼鏡に会う前の、あの少女の悲鳴は今でも忘れられない。

――やめて、こないで、許して。助けて。

ずくんと胸の奥が痛むのを感じて、俺は少しキツめの言い方をした。

眼鏡「……わかってるさ。僕だって」

だから、眼鏡の表情がいつになく強張ったときに。
あぁ、この人ももしかしたら俺と同じような体験をしたのかもしれないと思った。

眼鏡「さぁ。それよりも今は探索だ。生き残るためにも、アイテムはあればあるだけいい」

男「それもそうですね」

何かあったんですか、と言いかけて俺はやっぱり愛想笑いをした。


――さて、どうしよう。
① 大き目の木箱から壊す
② 小さ目の木箱から壊す
安価下

>>73
まだ未確認ってところが重要か

【小さ目の木箱から壊すことにした】

男「壊すっていうと、大きいのは骨が折れそうだな」

眼鏡「それは僕も同感だね」

男「よし、じゃあ小さ目の奴から……」

そう言って、とりあえず目についた小さ目の箱を壊していく。
しかし何にも出てこない。

男「くっそ、何も出てこねーじゃねーか」

2時間くらいだろうか。
時折眼鏡とくだらない話をしながら、小さ目の箱をひととおり壊し終える。

男「おっと」

最後の一つか二つ目を壊していると、キラリと光るチケットが見えた。

男「何だこれ? 《完全なる治癒》?」

金の枠……どうやら眼鏡の期待通り、レアアイテム入手らしい。

とりあえず報告しよう。

男「眼鏡さーん! チケット出てきましたよ?」

あれ? 眼鏡の姿がない……?

追いついた
支援

眼鏡 がログアウトしました

ほぅ ほぅ

【眼鏡の姿が見当たらない】

男「眼鏡さん? 眼鏡さーん?」

どこに行った? 先に進んだのだろうか? しかし、俺を置いて……?

男「『簡単に他人を信じるな』って縁起でもない言葉だな」

最悪の状況を考えて、《安全な睡眠》のチケットをいつでも破れるようにしておく。

相手から見えなくなる、という効果は、今現在唯一と言っていい身を守る術だから。

しかし、それが身を守るための効果とは限らない。

攻撃に転じえるのなら、もしかしたら今自分はかなり危険な状態かもしれないのだ。

不意に眼鏡の言葉が蘇る。彼が握りしめていたチケットは――

男「!?」

ガタン、と音がする。音の方に体を向けるが、木箱が邪魔で見通しが悪い。くそっ!

面白いなこれ

保守

距離を取りながら、何とか音のした辺りを視界に入れる。

男「!」

そこには、眼鏡が倒れていた。

男「眼鏡さん!」

慌てて駆け寄ろうとするも、頭のどこかで冷静な声がする。
あのとき。少女を見捨てたときと同じ、乾いた声。

『何も考えずに行っていいのか? 何かの罠では?』

いや、考え過ぎだ。ちょっと今、疑心暗鬼の心理が働き過ぎている。

『眼鏡は油断ならない男だ。まだ敵味方の判断をするのは早い』

待ってくれ! 嫌だ、俺はもう誰も見殺しになんかしたくない!

ここは大事な決断だ。
①眼鏡を置いて、逃げる
②眼鏡のもとに駆け寄る

安価下3つで多数決

2

安心した

お前らがそこまで鬼畜じゃなくてよかった

【眼鏡のもとに駆け寄る】

――迷うな! 疑うな! 目の前を見ろ!

頭の中に響く声に従って、あるいは勝手に動いた体を奮い立たせて眼鏡のもとに向かう。

男「眼鏡さん!」

眼鏡の体に触れると、異常に熱かった。

男「!? なんだこれ!?」

おかしい。熱があるとか、そんな次元の話じゃない。
今にも発火しそうなくらいの熱さだ。

男「眼鏡さん! 聞こえますか!?」

何度か体を揺するも、返事がない。

男「くっそ、どうすれば……!」

頭の中が真っ白になっていく。またか? また人が死ぬのを黙って見てるのか?

男「チケットだ」

《完全なる治癒》だったか。レアアイテムだろーが何だろーが知ったことか。

今、この瞬間に使わなかったら、それこそ嘘だ。

男「頼むぜ……」

俺は、祈るようにして、強く、チケットを破り捨てた。

熱いな

眼鏡の罠に一票

【《完全なる治癒》】

男「頼むぜ……」

チケットを破り捨てる。
すると、暖かい光がチケットから溢れ出した!

男「やった……のか?」

光はチロチロと眼鏡の体に触れると、やがてその量を増して繭のように変わった。

眩しい。目を開けていられない。

男「眼鏡さん! 無事ですか!?」

とりあえず、声をかけてみる。しかし、返事はない。

男「眼鏡さん!」

もう一度。頼む、返事をしてくr――

???「み、見ないで」



え?

【???】

え?

俺の耳がおかしくなったのでなければ、今のは女の声だ。

え?

なんで?

???「そ、その、いいから。見ないで」

まぶたの向こう側が、なんとなく眩しくなくなったのを感じて俺は――

①目を開ける
②目を開ける
③目を開ける
④いや、俺は絶対に見ない!

安価下

名前:男 / 状態:健康 / 裏迷宮訪問カウンタ値:11番目

心理フラグ?:
『簡単に他人を信じるな』古株プレイヤー眼鏡の言葉
『やめて、こないで、許して。助けて。』お嬢の悲鳴…もう誰も見殺しになんかしたくない!

所持チケット:(レアリティ通常カードをノーマル(N)、金枠をレア(R)とする)
《質素な食事》N/3:パンが2つと1杯の水が現れる(毎回固定?)
《安全な睡眠》N/3:4畳半ほどの安全地帯、外から視認不可、効果時間不明
《不動の錠前》R/1:効果不明
《完全なる治癒》R/0:効果不明(眼鏡に使用中)
存在確認:
《豪華な食事》香ばしい肉の焼ける匂いに舌なめずりしてしまう…

踏破状況:
スレスタート地点:『お嬢出現位置?』黒髪お嬢&機械兵との遭遇→キャンプ維持、見殺し
左/右で左(機械兵の来た方向):『宝箱3コ発見』『開けなかった箱2つが消えていく』
前進/後退で前進:『過去に機械兵が暴れた傷?』
広場:『眼鏡が降って来た』『木で出来た箱があちこちに積んであり、隠れるにはもってこい』『建物の2~3階くらいの高さはありそうな天井』
   木箱調査(小/大で小さい方からを選択、《完全なる治癒》Get)

遭遇プレイヤー:
No10以下?眼鏡/古株プレイヤー30代前半?「協力者は欲しい。でも、足を引っ張られちゃ困るんだ」「君がこっちのことをよく知らないのはよくわかった」
No11男/主人公、大学一年+1年浪人
No?黒髪お嬢様(死亡?死体未確認)

>>80
がしかし、お嬢が生き残っててもトラブルメーカーな予感w

3

1

面白いな

【目を開ける】

男「見ないでって、何言って……」

思わず、言葉を失った。

男「え、あ、あの、えぇ!?」

???「……見たね」

ぼさぼさとしていた髪は相変わらずだが、やや艶やかに。
背が縮み、細身だが筋肉質そうだった体の線はさらにスラッと、しかし丸く。
特徴的だった柔らかい目元は、加えてくりくりと。

変わっていた。

さっきまで眼鏡のいた場所に、なぜか女の子がいるのである。

男「お前、誰?」

ごめん、ちょっとご飯食べてくる

女の子きたー

いてら

うわっ臭い奴が湧いちゃったよ

スマン、ちょっとROMも妖しくなってきた
誰かキャラクターシート引き継いでくれ

っていうラス保守

ほしゅる

???「……眼鏡だよ」

や、やっぱりそうなのか……。

眼鏡「はぁ。迂闊だったよ、まさかこんな副作用があったなんて」

男「副作用?」

眼鏡「……これ」

そう言うと、眼鏡は一枚のくしゃくしゃになったチケットを差し出してみせた。

男「《変化の魔鏡》って書いてありますネ」

眼鏡「このチケットを使うと、頭の中でイメージしたものになれるみたいなんだ」

男「な、なるほど。そうなんデスか」

眼鏡「ただ、副作用があるとは思わなかった。何事もなく変身していられるのは、大体1週間くらいみたいだね」

やべぇ。なんでいきなりこんな状況だよ……。

眼鏡「これからチケットを使うときはもう少しよく考えないといけないな。あっはっは」

男「そ、そうデスね……」

眼鏡「ふぅ。まぁでも、この姿を見られたのが君で良かった」

男「はぁ!? そ、そそそれはどういう意味だ、おい!?」

眼鏡「何か君、まるで女性経験ないみたいだし」

男「――っ!? な、そ、そんなことねーよっ!」

とかいいつつ、ズバリ言い当てられると結構クるものがあるな、これ。

眼鏡「ボクのことは、これまで通り男と思って接してもらって構わない」

男「え、あ、はい。いや。おう」

眼鏡「どんだけテンパってるの? ちょっと気持ち悪いよ?」

男「あ……」

眼鏡「なーんて。嘘。ありがとう。君は間違いなくボクの命の恩人だよ」

そう言ってにっこり笑うその顔は。
男のくせに可愛い笑顔するなと思っていた顔は。
女の子になったことで更にその可愛さを増していた。

はよ

>男のくせに可愛い笑顔するなと思っていた顔は。

なんだホモか

で眼鏡はなんで倒れてたんだ

このスレはまとめブログにのる!!!!!!!!!
このこめは赤色でお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!

というか完全治癒を無駄に使ってしまったな・・・

【眼鏡の過去】

男「どうして、男に《変化》してたんだ?」

しばらくして、俺の心拍数も落ち着いてきたので、眼鏡に尋ねることにした。
気になってはいたんだ。ずっと、さっきから。

一瞬、顔を強張らせた後、眼鏡は観念したようにポツポツと話し始める。

眼鏡「ボクがこっちに来たばっかりのときにね……」


*  *  *


眼鏡がこちらに来たとき、親しくしてくれた女性のプレイヤーがいたそうだ。

二人は心細さも手伝い、すぐに仲良くなった。そして、さらに仲間を増やそうとしたらしい。

それが間違いとも知らずに。



>>120
副作用だろ

おいやめろ…

あのチケットが魔鏡か……
そりゃ離せないな

*  *  *


眼鏡「ボクは彼らの言葉を簡単に信じてしまった」

眼鏡「だから、彼女を失ったんだ」

二人に優しくすり寄ってきた、三人の男。
非力で無知だった彼女たちからすれば、渡りに船だったに違いない。

眼鏡「ボクは彼女が殴られて凌辱されるのを彼らのすぐ間近で見ていたよ」

眼鏡「暖かくて安全な“部屋”の中で」

それは、純粋だった女の子にとってどれだけ凄惨な出来事だったのだろう。

眼鏡「その光景に耐えられなくなって気絶したボクが目を覚ましたとき、そこには冷たくなった彼女しかいなかった」

男「だから、襲われないために? 女であることが不利にならないために?」

そう聞くと、眼鏡は驚くほど無表情で答えた。

眼鏡「違う。ボクには、もう一度彼らに会う必要があったんだ」

眼鏡「彼らを欺いて、最も残酷な罰を与えるために」

やられたのか

予想通りとはいえつらいな・・・

【そしてもう一度】

胸の奥がムカムカとする。吐き気、かもしれない。
それとももっと別の何か……憎悪のようなものかもしれない。

男「そっか……」

ようやく言葉を、たった一言だけ吐き出すと俺は眼鏡の隣に座った。

眼鏡「だから、悪いけどボクは君のことも信頼しない」

男「あぁ。それでいいよ」

眼鏡「でも、君が今流してくれている涙は、信頼してもいいと思う」

男「え?」

言われて、俺の頬を暖かい液体が流れていることに気付いた。

眼鏡「なんで泣いてるのかはわからないけど、その涙を信頼して、もう一度言わせてほしい」

眼鏡「協力者が必要なんだ。“ここ”から出るには」

男「……こんな俺でよければ」

眼鏡「それじゃあ、探索を再開しよう」

男「休まなくて大丈夫か?」

眼鏡「うん。なんだか今は前に進みたい気分だから」

そう言う眼鏡の表情は以前よりもすっきりとしていた。

この展開はないわ

ゲームだから犯されても別に問題なくね?

眼鏡が女とか都合良すぎて萎える

【広場から出よう】

男「どのくらい歩いた?」

眼鏡「1万3042歩」

男「数えたのか?」

眼鏡「まさか。適当に言っただけだよ」

男「あ、あのな……」

すたすたと歩いていく眼鏡の様子は、俺が彼に――いや彼女に出会ったときと同じように思える。

どうやら調子は戻ってきているようだ。
あのままの空気では、きっと探索なんて出来なかっただろうから、こちらとしてもありがたい。

とりあえず俺たちは広場から出ることにした。
方向は、俺が来た道の真反対。

それでずっと歩いているわけだが、一向に何の変化も見られない。
ただ真っ直ぐな道が延々と続くだけ。

男「なぁ、一度戻るか?」
眼鏡「君に任せるよ」

どうしたもんか……
①そのまま進む
②一旦引き返す
安価下

1

>>134
だな
恋愛要素を入れたいようにしか見えない

ものすごく萎えたわ

別に女だろうがどうでもいい

うるさいな

【そのまま進むことにしよう】

男「真っ直ぐ進むよ。レアアイテムが落ちてるかもしれない」

眼鏡「そうか」

眼鏡はそう言うとそれきり黙って歩きだす。
俺は一瞬、おや、と思ったが違和感の正体が掴めずにそのまま眼鏡に付いて歩くことにした。

やがてT字路が見えてきたので、眼鏡にどちらへ向かうか相談しようとする。

男「なぁ眼鏡、どっちに行くんd――」

眼鏡「こっちだ」

男「え?」

なぜか、眼鏡は勝手に左へと歩き始めた。
――おいおい、相談くらいしろよな。協力者なんだから。

そんなことを思ったとき、頭の中で声がする。

うんこみたいなTRPG気取り臭

面白い

『違和感を感じないのか?』

え?

『何かがおかしい、お前もそう思ってるはずだ』

なんのことだ?

眼鏡「どうした? 早く行こう」

男「あ、あぁ。わかってる」

違和感は、ある。でもその正体がわからない。

眼鏡「休むかい?」

男「そう……だな。確かに、そろそろ何か食べたいかもしれない」

眼鏡「わかった。じゃあとりあえず、一度休憩しよう」

『違和感を感じないのか?』

え?

『何かがおかしい、お前もそう思ってるはずだ』

なんのことだ?

眼鏡「どうした? 早く行こう」

男「あ、あぁ。わかってる」

違和感は、ある。でもその正体がわからない。

眼鏡「休むかい?」

男「そう……だな。確かに、そろそろ何か食べたいかもしれない」

眼鏡「わかった。じゃあとりあえず、一度休憩しよう」

眼鏡はそう言って微笑むと、《安全な睡眠》のチケットを破った。

ごめん、誤爆った

何だろう

逆レイプか

wktk

はよー

一気に、オレンジ色の部屋が展開される。
二人いるからなのか、いつもの四畳半程の広さよりも幾分広く感じた。

眼鏡「さて、食事だ」

男「あ、今回は俺がチケットを使うよ」

眼鏡「そうかい?」

男「あぁ。別にそこまで腹が減ってるわけじゃないんだ」

眼鏡「そうか。でも、君はボクの協力者だから、これくらいのことは遠慮しなくていいんだよ?」

男「別に遠慮してるわけじゃない」

『違和感……感じるだろう?』

なんだかわからないけど、変な感じだ。
首の後ろ辺りがチリチリと焦がれるような……。

眼鏡「ふぅ。それにしても、結構歩いたね。何だか暑くなってきた」

言いながらシャツのボタンに手をかけるのを見て、俺はなんとなく目を逸らす。

『目の前を見ろ、疑え』

【頭の中の声】

教えてくれ。この違和感の正体を。
どうすれば消える?

『目の前を見ろ、疑え』

『ヒントは全て、お前の目の前と、記憶の中にある』

眼鏡「ねぇ」

男「え?」

胸元が少しはだけた状態で、ずいと眼鏡が距離を詰めてきた。
鎖骨の辺りに走る小さな傷跡まで見えるくらい、近くに。

男「な、なんだよ」

眼鏡「君はやっぱり、今までの男と少し違うね」

その言葉にドキリ、とする一方でさらに違和感が募る。

教えてくれ。
俺が違和感を感じているのは、一体どこだ?

安価下10までに正解があれば、BADEND回避

チケットは使ったら消えるはずだから
眼鏡は本当は男で、今はチケットを使って変身している最中

>>2
うわ、お前恥ずかしいな

>>154
それか!

チケットがある

女が不利である理由がない

誰かが化けてる

眼鏡が別人

眼鏡が犯されていない

>>156
2666

>>159,160
惜しい。けど正解判定です。
良かったらそう感じたポイントを教えて頂きたい……
今後の勉強のためにお願いします

眼鏡だけ三人の男に犯されてない

それは眼鏡は本当は男だから

書き込んでから気づいた

今の眼鏡無駄にチケット消費しすぎじゃね?

ミミック系のモンスターだから とか

違和感とは関係ないがもし落ちたら是非SS速報でやってくれ

追いついた

>>163
明確な根拠があったわけではないけど強いて言えば入れ替わるあたりの描写がぼかされてるところかな

期待してます

入れ替わり期間が一週間っていうリスクがあるから死ぬのはおかしいと思った

【違和感の正体】

眼鏡「どうしたの? もしかして、緊張してる?」

『簡単に他人を信じるな』

眼鏡「ねぇ。ボクの話、聞いてる?」

ぐるぐると今までの、長いような短いような時間が頭の中でまわる。

『なるべくチケットは節約した方がいい』

『生き残るためにも、アイテムはあればあるだけいい』

『とはいえ……ここはどこなんだか。さっきみたいのがうろついてなきゃいいけど』

ヒントは、俺の目の前と記憶の中に。
カチリと全てのピースがはまった、ような気がする。

男「お前、誰だ?」

眼鏡「……何を言ってるのかな?」

男「いつだ? いつから違う?」

眼鏡「ボクのこと、わからなくなっちゃった? 緊張し過ぎなんじゃないかな?」

『……わかってるさ、僕だって』

眼鏡の声が鮮明に蘇ってくる。

口惜しいが寝仕度の時間だ・・・
明日の晩まで残ってるといいな・・・

久々の良ss
これは今日は寝れないな

SSというかTRPGチックなサムシングがあって好きだわ
ほしゅ

追いついた

男「そうだ。おかしいんだ」

眼鏡「……何がおかしいのか、教えてくれるかい?」

男「眼鏡は、俺の知ってる眼鏡は言ったんだよ」

『木箱を片っ端から壊してまわる!』

男「あいつはレアアイテムを探すために、広場の木箱を全部壊すつもりだった」

男「そうだよ。でも、俺が倒れてる眼鏡を見つけたとき、まだ木箱は全部壊されてなかった」

眼鏡「それが? 単に飽きただけさ」

男「それだけじゃない。お前は、チケットを無駄遣いし過ぎている」

眼鏡「そうかな? 君っていう協力者が出来たから、君を守るためのつもりだったんだけど」

男「違う。あいつは寝るとき、協力者の俺に見張りをさせていた」

眼鏡「わからないなぁ。どうしてボクが君を信頼してるって考えないわけ?」

男「簡単に他人を信じるなって、お前から教わったはずだけどな」

眼鏡「そうやって人の揚げ足取って、楽しいかい?」




寝落ちたけど残ってたああぁぁ
ありがとう

朝までのこってっかなぁ


【悪魔の証明】

じっと睨み合う、俺と眼鏡。

眼鏡「……ならさ、ボクがボクじゃないって、君に証明出来るの?」

男「悪魔の証明みたいだな」

眼鏡「そう、絶対に証明出来ないんだ。だからこの話はもうやめて、ボクと楽しいことでもしないか?」

男「それはかなり魅力的だけど、俺は今のお前を信じられない」

眼鏡「疑う要素なんて、いくらでも作り出せる。全部君の妄想だ」

苦笑する眼鏡は余裕たっぷりといった様子で、俺に背を向けた。

男「悪いけど、俺は一度広場に戻らせてもらう」

眼鏡から決して目を離さないように、後退しながらドアノブに手をかける。
だから、眼鏡の手が何かチケットを破るような動作をしたのを、見逃さなかった。

眼鏡「……君はもう駄目だね」


  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
  ̄ ̄\/___/




        ; '     ;
         \,,(' ⌒`;;)
         (;; (´・:;⌒)/

        (;. (´⌒` ,;) ) ’
  (  ´・ω((´:,(’ ,; ;'),`
  ( ⊃ ⊃ / ̄ ̄ ̄/__

      \/___/









さるかと思ったが、選択肢受けて書いていってるのか?だとすれば大したもんだわ……

  ∧_,,∧    ラーメンとお茶いかがですか
 (´・ω・`) _。_

 /  J つc(__アi! 
 しー-J     旦~  旦~ 旦~ 旦~ 旦~

 ∬____    ∬____    ∬____     ∬____    ∬____     ∬____ 
 \≠/    \≠/     \≠/     \≠/     \≠/     \≠/     
.    ̄    .    ̄     .   ̄     .    ̄    .    ̄     .    ̄   
 味噌ラーメン  醤油ラーメン   豚骨ラーメン  塩ラーメン   チャーシューメン    ねぎラーメン


 ∬____    ∬____    ∬____     ∬____    ∬____     ∬____ 
 \≠/    \≠/     \≠/     \≠/     \≠/     \≠/     
.    ̄    .    ̄     .   ̄     .    ̄    .    ̄     .    ̄   
 サンマーメン にんにくラーメン 和風だしラーメン 五目ラーメン  もやしラーメン  バター醤油ラーメン

男「お前、やっぱり……!」

慌てずに、でもやっぱり少し緊張しながら、臨戦態勢を取った。

眼鏡(?)「協力者が欲しかった。復讐のために」

眼鏡(?)「同情でも劣情でも何でもいい。とにかく、ワタシのために盾にも剣にもなってくれる存在」

眼鏡(?)「でも、君はもう駄目。ワタシの言葉に刃向う男は生かしておけない」

眼鏡(?)「だって、怖いもの」

彼女の顔がピシリとひび割れ始める。

眼鏡(?)「ずっと、君たちのことを見ていたの」

男「ずっと……?」

眼鏡(?)「あの眼鏡って男に最初は近づいたけど、あいつは強くて」

眼鏡(?)「でも運が良かったわ。君が現れてくれた」

選ばれない分の選択肢まで書き溜めてたらハイパー人間じゃねえか
しかし、形式上仕方ないとは言え、時間かかるから待つの大変だな
それでも面白いから支援

>>185
ぼくはカップラーメン

男「俺が、どうしたって言うつもりだ?」

眼鏡(?)「あの人ね、確かに人のことを信頼はしないみたい」

眼鏡(?)「でも、ワタシが君の姿で彼に近づいても、彼は全然警戒しなかったわ」

眼鏡(?)「どうしてか、わかる?」

ひび割れた顔が、歪な微笑みを浮かべた。

眼鏡(?)「君は、あの人に見下されてたのよ」

眼鏡(?)「こいつに負けるわけないって、そう思われてたの」

男「……お前は一体、誰なんだ?」

とりはよ




はよ

ID変更前にトリップ頼む

間に合わなかったか

ほすす

眼鏡(?)「気になる? でも駄目。まだ、教えてあげない」

まだ? どういうことだ?

男「……あ、れ?」

おかしい。体に力が入らない。

眼鏡(?)「時間ね」

男「お前、何した?」

眼鏡(?)「気分がいいから教えてあげる。《夢魔の愛撫》っていう、アンチ《安全な睡眠》チケットよ」

眼鏡(?)「“部屋”の中にいる対象の筋肉を弛緩させる、らしいわ」

マジかよ……! 立ってられねぇぞ、おい!

眼鏡(?)「君、ワタシの話で泣いてくれたね」

眼鏡(?)「ちょっとだけ嬉しかった」

眼鏡(?)「だから、苦しまないように逝かせてあげる」

ID変わっちゃったけど、もう少し続けます
で、キリいいとこで落としてSS速報に建てようかな

みなさん支援ありがとうございます

これはBADかな

>>196 >>1ならきっとなんとかしてくれるさ

Bad回避じゃなかったか











っけ

【敵の正体】

《夢魔の愛撫》そうか、さっき破ったチケットか。
アンチチケットなんてのもあるのか。反則だろ。

男「……最後に一つだけ、いいか?」

眼鏡(?)「何?」

男「お前の正体、教えて欲しい」

眼鏡(?)「あぁそんなこと。まぁ君にならいいかな」

ひび割れた顔を爪で引っ掻くと、ボロボロと皮膚が剥がれていく。

傷女「君にした話の中で、男たちに嬲られたのはね、ワタシ」

……やっぱりか。嘘だらけのこいつの中で、あの話だけは生々しいと感じたのは間違いじゃなかったようだ。

男「なんとなく、そんな気はしてた」

傷女「でもね、そのことはいい。ワタシがあの豚共を許せないのは、幼い命を奪ったからなの」

傷女「罰を、与えたいの。何としても」

男「なら、俺は苦しんで死ぬべきかもしれない」

寝る
落ちたらSS速報?

支援

【罪の意識】

男「俺も幼い命を見殺しにした」

男「だから……っ!」

傷女「……何、言ってるの?」

男「やっとわかったんだ。こんな異常な迷路の中で、俺がおかしくならない理由」

男「最初からおかしかったんだよ」

傷女「何の話? 意識が混濁してるの……?」

男「そうだ。最初からおかしかったんだ」

傷女「今の君とっても不愉快よ。それに、不気味」

男「俺を殺してくれ」

傷女「精神が壊れたのかしら。まぁいいわ、お望み通りに――っ!!」

ノベルゲーにできるんじゃね?

【たった一つの無様な勝算】

おかしいと思っていた。眼鏡の言動。
そしてそれに付随する、いくつかの疑問点。

体は床に伏し、何も出来ない。指先一つ動かない。
ただ脳味噌だけが静かに働いていた。

彼女の胸元にあった傷。《完全なる治癒》という名のチケット。

おかしい。あのときチケットは確かに破り捨てられたはずだ。
なのに、彼女の胸には小さな傷跡があった。それも、真新しいものではない。

あくまで、都合のいい可能性だ。でも賭けてみる価値はあるかもしれない。

俺は意を決して、声を出す。

男「俺を殺してくれ」

これこそが、たった一つの無様な勝算であることを信じて。

おもしろい

遅効性で対象は自分だけということかということか

はよ







はよ
寝れん

【完全なる治癒、そして】

痛みはなかった。
傷女の持ったナイフが俺の左胸を貫いたときも。

傷女「ど、どうして……?」

だんだんと体に力が戻ってくる。まるで、ゲームでいう“回復”状態。

傷女「なんで、傷が塞がるの?」

男「筋肉の弛緩は怪我じゃない。効果が発動するためのトリガーは、使用者の肉体が傷つくこと」

傷女「な、何を言って……」

男「チケットの効果だ。多分、だけど」

賭けは、俺の勝利だった。

光の繭が、俺の目の前で輝いている。

ふむ・・・

男「傷女、お前は俺を殺せないよ」

立ち上がって、目を見て、真っ直ぐ言う。
絶対の自信だった。

傷女「あっそ。それなら、何度だって逝かせてあげるわ」

ナイフを構えた傷女が突進してくる。

構わない。
俺の傷は全て、この光の繭が治してくれる。

そんな確信があったから。

ドスッと鈍い音がして、俺の胸に再びナイフが埋まった。

しかし、やはり痛みはない。

傷女「なんで……殺せないの……?」

なんで確信できてんの

そこはまぁご都合ということで穏便に

>>212
なんかそんな気がする


ってやつなんだろ

力なく、へたと崩れ落ちる傷女を見下ろすと、俺は自分の胸からナイフを引き抜いた。

男「お前の負けだ」

投げ捨てたナイフがカシャンと鳴る。

傷女「嫌、来ないで」

男「何もしない」

傷女「来ないでって言ってるでしょ!」

男「……」

傷女「もういい。もう疲れた。……好きにして」

男「帰ろう、家に」

傷女「は? ……何、言ってるの?」

男「協力して、ここから出るんだ」


おもろい支援

寝落ち明日までもつといいな
おやすみー

質問なんだけど 男はチートキャラ化したの?
もし元に戻らないなら読むのやめようと思うんだが

>>218
黙ってスレ閉じたらいいと思う

>>218
そう思うなら静かにフェードアウトすれば良いと思うよ。

その発言は書き手の邪魔にしかならない

【決意】


男「どんな奴でも関係ない」

男「協力して、“ここ”から一緒に出るんだ」

傷女「正気?」

男「こんなところ、ずっといたらおかしくなる」

傷女「だから出よう、って?」

男「そうだ。お前も一緒に」

傷女「やめてよ!」

伸ばした手が払われると、手の甲に痛みを感じる。
ふと見れば、光の繭は消えていた。

傷女「君、ちょっと頭おかしい」

男「お互い様だ」

じっと、睨み合う。
先に目を逸らしたのは、傷女だった。

傷女「……眼鏡は死んでない。この迷路のどっかにいるわ」

男「え?」

傷女「体の自由を奪ったはずなのに、どういうわけか消えたの」

傷女「食えない奴よ、あいつ」

男「……よかった」

傷女はゆっくりとした動作で立ち上がると、ふらつく足取りで先に進み始めた。

男「一人で行くのか?」

傷女「仲良しごっこなら二人で勝手にやって」

男「俺は、さっきの決意、本気だ」

傷女「言ってなさい。そうやって甘いこと言ってると、痛い目見るから」

ふらふらと、でも確かに真っ直ぐ歩いていく背中を見送る。
何か言おうかとも思ったけど、結局何も浮かばなくて、思わず笑った。

【中途セーブ、的な】



駄目だ、疲れた。

とにかく体力を回復しなくてはいけないだろう。
明日を生き抜くために。“ここ”から出るために。

今さらになって震え始めた手で、なんとか最後の《安全な睡眠》を破り捨てた。


つづく

とりあえず終わり
なんだか中途半端で申し訳ないですが

明日、というか今日はバイトだから、明後日から本気出す

ところで、SS速報で安価って出来るのかな? かな?

うん 良作だわ

できるらしいけどなんか不便というか・・・捗らない?らしい

>>226
でもニュー速VIPで次スレ立てると迷惑だもんね(´・ω・`)

改めて、みんな
こんな厨二こじらせたようなSSに付き合ってくれてありがとう

乙乙

おつ

速報でもいいけど深夜でやってくれたら嬉しいなって

安価とかやめろや

おつおつ
まあちょっと忘れられた頃にまたVIPで立てればいいんじゃないかなーって

一応ほしゅ

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