ほむら「ティロ・フイナーレがただの拳!?」(346)

代理

>>1
代行サンクス

ほむら(転校初日の放課後、QBを襲撃する前にまどかたちと接触してしまった)

ほむら(しかしその後、巴マミと魔女狩りにいっている様子はない)

ほむら(それから何度か巴マミと話してみたけど)

ほむら(彼女はまどかが魔法少女になることに否定的な見解を述べた)

ほむら(珍しく好都合な展開・・・でも油断してはいけない)

ほむら(このまま監視を続けましょう)

今日はSSがおおくてうれしい、支援するよ


~病院前~

まどか「マミさん、こっちです!」

マミ「案内してくれてありがとう。あなたはここで・・・」

まどか「わ、わたしも連れてってください!さやかちゃんが心配で!」

マミ「・・・わかったわ、その代わり絶対に私のそばを離れないで」


ほむら(お菓子の魔女の結界・・・)

ほむら(私が助けなければ巴マミは必ずここで死ぬ)

ほむら(今回も無駄骨になりそうね)

ほむら「待ちなさい」

マミ「あなたは!?」

まどか「ほむら・・・ちゃん!?」

マミ「何の用かしら?今回はなりゆきで巻き込んでしまったけど・・・」

マミ「魔法少女でない彼女たちは極力魔女狩りに関わらせないということで話はついたはずよ」

ほむら「その点に関して異存はないわ。ただこの魔女は・・・」

マミ「ちょうどいいわ暁美さん、鹿目さんとここで待っててもらえないかしら?」

ほむら(まどかと二人っきり!?///)

ほむら(何と言う役得かしら。まどかを不必要なリスクに晒すさない)

ほむら(その上不足しがちなまどか分を補給できる)

ほむら(まさに一石二鳥!)

ほむら「いいわ、魔女はあなたに任せる」

マミ「ありがとう、それじゃあ美樹さんとQBを助けに行ってくるわ」

まどか「マミさん、待って!私も!!」

ほむら「駄目よ、私とここにいなさい!」ギュッ

まどか「マミさん!マミさ~~ん!!」

ほむら「大丈夫よ、私とここにいれば何も怖いことはないわ」

~結界最深部~

マミ(体はいつもどおり、頭は冷静)

マミ(何も恐れることはないわ、いつも通り魔女を狩るだけ)

マミ「お待たせ、美樹さん」

さやか「よかった~間に合った~!!」

QB「気を付けてマミ!出てくるよ!!」

~数分前、結界入り口~

まどか「ねえ、ほむら・・・ちゃん?」

ほむら「何かしら?」

まどか「わたしやっぱり心配・・・マミさんたちの様子、見に行きたいよ」

ほむら「駄目よ」

まどか「お願い、ほむらちゃん」ウルウルウワメヅカイ

ほむら(キュン///それは反則っ!可愛すぎるわたしのまどか!!)ハァハァ

まどか「ど、どうしたのほむらちゃん!?急に息が」

ほむら「いいえ、何でもないわ」

ほむら(そうね・・・ここで巴マミの死に様を見せておいて契約を躊躇わせるというのも一つの手ね)

ほむら「そこまで言うなら仕方ないわね」

ほむら「ただし・・・すでに彼女が敗北している場合もある。覚悟はしておいて」

~最深部~

マミ「せっかくのところ悪いけど・・・」

マミ「一気に決めるわよ!ティロ・フィナーレ!!!」ドォン


シャル「 」


まどか「ひゃあ!?」

ほむら「あら、ちょうど決着が付いたところね」

ほむら(おかしい、魔女の追撃がない?)

マミ「暁美さん・・・どうしてあなたがここにいるの?」

ほむら(巴マミが死んでいない!?どういうこと?)

マミ「答えなさい暁美さん!一般人は巻き込むなとあれほど言っていたあなたが・・・」

シャル「 」ズモモモモオオォォ

QB「マミ、後ろ!!」

さやか「マミさん、危ない!!!」

ほむら(やはりこうなったわね・・・時間停s)

マミ「しゃらくせえっ!!!」ゴッ


まどか「頭突きで!?」

さやか「顎を!?」

ほむら「砕いた!!??」

マミ「狸寝入りに不意打ち、あまり良い趣味とはいえないわね」

マミ「でも、安心なさい。今度はぐっすりと・・・眠らせてあげるわ!」指パキ

QB「あ~あ、スイッチ入っちゃったね~」

マミ「行くわよ!!」グーパンチ

ズドォォォー-ン!!

マミ「オォラオラオラオラオラオラ!!!」

さやか「すっげ~マミさん!素手で魔女を圧倒してる!」

まどか「さっすがマミさん!!本気出すとこんなにすごいんだね~!」

ほむら「どういうことなの、これは?彼女はマスケット銃に拘っていたはずなのに・・・」

QB「あれがマミ本来の戦い方さ!」

さやか「え、そうなの?」

QB「ただ、本人が言うには破壊力はあるけど加減が難しくて無駄な魔力のロスが大きいらしい」

QB「だからいつもは銃で魔力を小出しにしてセーブしているんだ」

QB「でも怒ったときはついあんな風に・・・あ、そろそろ決着みたいだよ」

マミ「ティロォォォォ・フィナーーーーレ!!!」グーパンチ

シャル「キュウ」


ほむら(ティロ・フィナーレ・・・たしか「最後の射撃」という意味らしいけど・・・)

ほむら(ティロってない!全然ティロってないわ貴女!!)

ほむら「それにしてもおかしいわね、巴マミが死ななかったなんて」

さやか「おい転校生、なにふざけたこと言ってんだよ!?マミさんが負けるわけないだろ?」

さやか「いやぁすっげ~!マミさんすげ~っす!!」

マミ「ふふ、ありがとう。でも優雅さに欠ける戦い方だったかしら。自重しないとね」

マミ「それはそうと暁美さん?」ギロッ

ほむら「な、なにかしら?」

マミ「どうしてここに貴女と鹿目さんがいるの?」

ほむら「そ、それは・・・」

マミ「私は貴女に鹿目さんを頼むと言ったわ。そしてあなたは了承したはず」

マミ「なのにむざむざ彼女を危険な場所まで連れてきて!」

まどか「違うんですマミさん!私が!」

ほむら「え?あ・・・うー、その・・・ごめんな・・・さい・・・」

マミ「私に謝っても仕方ないでしょう?鹿目さんに謝りなさい!」

ほむら「ご、ごめんね・・・?まどか」シュン

まどか「い、いいのほむらちゃん!元々私が無理に頼んだんだし!」

さやか(なんか転校生が叱られた小犬みたいになってる。案外可愛いとこあんじゃん)

ほむら(巴マミの迫力に押されてつい謝ってしまったけど・・・)

ほむら(毎回油断して頭を齧られてる人間に言われるのはとても癪だわ)ホムゥ

さやか「まあまあいいじゃないですか?今回はみんな無事だったことだし」

QB「これにて一件落着だね!きゅっぷい!」

ほむほむ

~数日後・マミホーム~

さやか「それでね~仁美ったらさ~」

まどか「そうなんだ!ねぇ、ほむらちゃんはどう思う?」

ほむら「そうね、悪くないんじゃないかしら」ファサ

マミ「ふふ、紅茶のおかわりはいかが?」

まどか「はい!いただきます!」

QB「マミ、僕にも頼むよ!」

ほむほむなじんどるwwww

ほむら(QBがまどかと契約しないよう監視するため・・・)

ほむら(というかほとんどなりゆきでお茶会に参加したけれど)

ほむら(まるでそんな気配を見せない)

ほむら(それよりすっかりお茶会に馴染んでしまったわ)

ほむら(たまにはこういうのも悪くはないわね)

まどか「ん~マミさんのケーキほんとに美味しい!」

ほむら(あぁ~ケーキを頬張るまどか・・・可愛いわ!)ハァハァ

まどか「どうしたの、ほむらちゃん?私の顔に何か・・・あっ!」カチャッ

マミ「あっ・・・!?」ビチャ

さやか「紅茶が!」

まどか「ごめんなさい!マミさん、大丈夫ですか!?」

マミ「ええ、大丈夫よ」

さやか「マミさん、布巾借りますね」

まどか「ごめんなさい!片付けは私たちがしておきますからマミさんは着替えてきてください!」

マミ「わかったわ、あとはよろしくね?」

・・・・・

さやか「ふっふっふ・・・でかした、まどか!」

まどか「??どうしたの、さやかちゃん??」

さやか「まどかは気にならないの?マミさんのあのばいんばいんなボディがどれほどの破壊力を秘めているのか!!」

さやか「服の上からでもわかるあのスタイルの良さ・・・ぐふふ、これはあのボディを生で拝む絶好のチャンス」

これはw

さやか「いや、むしろ覗けという神の啓示だね!」

まどか「や、やめなよ~さやかちゃん」

ほむら「そうね、彼女の言葉を借りるなら、あまりいい趣味とは言えないわ」

さやか「まあまあ女同士なんだし堅い事言わないの!行くよ~」

さやか「突撃!隣のおっ・・・」ガラッ

さやか「ぱ・・・い!?」

まどか「・・・っ!?」

ほむら「!?」

マミ「美樹・・・さん?」

さやか「マミさん・・・その体・・・」

まどか「傷跡が・・・たくさん」

マミ「見られてしまったわね・・・」

さやか「ごめんなさい・・・その・・・それ、全部・・・魔女狩りで?」

oh…

マミ「いずれ知られてしまうことでしょうから・・・構わないわ」

マミ「以前、言ったわね。私がQBと契約したとき、選択の余地はなかったって」

マミ「事故に・・・遭ったの」

マミ「ひどい事故だったわ。両親は即死、私も致命傷を負っていた」

マミ「この傷はそのときのものよ」

ほむら「QBと契約したのなら、その傷跡を残さないことも出来たんじゃないのかしら?」

マミ「そうね、手っ取り早く体を治してもらうことも出来たけど・・・私はそれを望まなかったから」

ほむら「・・・それはどういう・・・?」

マミ「あら、そうそう事故と言えば美樹さん」

マミ「上條君のお見舞いに行くと言ってなかったかしら?」

さやか「あ~そうだった!もうこんな時間!面会時間終わっちゃう!」

さやか「え~とその・・・マミさん、無神経なことしちゃってごめんなさい」

マミ「いいわよ、気にしてないわ。早く彼のところに行ってあげなさい」

さやか「ありがとうございます!じゃあみんな、また明日ね!」

マミ「またね、美樹さん。さて、私もそろそろパトロールに行かないと」

マミ「暁美さん、鹿目さんを送ってあげてくれないかしら?」

ほむら「ええ、構わないわ・・・」

まどか「じゃあ一緒に帰ろっか!ほむらちゃん」

マミ「QBはお留守番をお願いできるかしら?」

QB「わかったよ、気を付けてね」

ほむら(QBを同行させないつもり?)

・・・・・・

~マミマンション前~

ほむら「まどか、少しここで待ってもらえるかしら?」

まどか「どうしたの、ほむらちゃん?」

ほむら「彼女の部屋に忘れ物をしてしまったわ。取りに行って来る」

まどか「うん、あ、でも鍵かかってるんじゃ?」

ほむら「テレパシーでQBに頼んでみるわ」

ほむら(QBと一対一になれるチャンス!奴がどういうつもりかはわからないけれど・・・)

ほむら(まどかと契約しないよう釘を刺しておかないと)

ほむら(QB・・・QB?)

QB(珍しいね、君が僕にテレパシーを送ってくるなんて)

ほむら(巴マミの部屋に忘れ物をしてしまったの)

QB(わかった、今鍵を開けるよ)

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

QBの魔法少女全員陵辱姙娠出産誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
QB「魔法少女は産む機械」

ガチャ・・・キィ

ほむら(時間停止!)カチッ ササッ

ほむら「動かないで!」ジャキ

QB「!?いつのまに後ろへ!?」

QB「おまけにずいぶん物騒な物を持ってるじゃないか。君たちの世界で言う強盗と言うやつかい?」

ほむら「そんなことはどうでもいいわ・・・質問に答えなさい」

QB「ここは素直に答えておいたほうが得策かな?端末を壊されるのはごめんだからね」

ほむら「賢明ね・・・貴方は鹿目まどかと契約するつもりなの?」

QB「もちろん僕としては契約したいよ。彼女は魔法少女として素晴らしい素質を秘めているからね」

QB「だけどマミはまどかとの契約に否定的だ」

QB「マミもまた優れた魔法少女だ。強引に契約を迫って彼女の信頼を失うのは惜しい」

QB「つまり当面のところは様子見ということだね」

ほむら「契約はさせない!この私が・・・絶対に」

QB「話はそれだけかい?だったらいい加減銃を降ろしてくれないか?」

QB「それに、そんなに心配ならずっとまどかと一緒にいればいいじゃないか」

ほむら「・・・あなたがどういうつもりか知らないけれど、契約したら絶対に許さないから」

ほむら「話はそれだけよ・・・今日のところは退いてあげるわ。それじゃ」

QB「待って・・・僕ばかり質問されるのは不公平じゃないかい?」

ほむら「笑わせないで!貴方に不公平なんて言う権利があると思っているの!?」

QB「・・・暁美ほむら・・・君はいったい何者なんだい?」

ほむら「答える義務はないわ!!」バタンッ


QB(カマをかけてみて正解だったかな・・・)

QB(暁美ほむらは魔法少女のシステムの全容を知っている可能性が高い)

~上條病室前~

サヤカハボクヲイジメテルノ?

マミ(・・・・・・)

キセキヤマホウデモナイカギリ・・・

マミ(・・・・・・)ギリッ

さやか「あ、あるよ!奇跡も・・・」

ガチャッ

マミ「待ちなさい、美樹さん!」

さやか「マミさん!?なんでここに?」

恭介「あ、あなたは?」

さやか「あの、私の先輩の巴マミさん・・・」

恭介「部外者がいったい何の用ですか!?用がないなら出て行ってください!」

マミ「悪いとは思ったのだけど・・・話は聞かせてもらったわ」

マミ「一つ聞いていいかしら・・・あなたはバイオリンを弾くのが好きなの?」

マミ「それともバイオリンを上手く弾いて天才だと持て囃されるのが好きなの?」

さやか「ちょっとマミさん、そんな言い方は!」

恭介「そんなの決まってるだろ!バイオリンを・・・くっ、弾く・・・のが・・・・」

恭介「でも・・・もう・・・」

マミ「諦めてしまうのね?」

恭介「アンタに・・・アンタに何がわk

マミ「しゃらくせえぇぇ!!」ゴッ!


恭介「ぐぁっ!!?」

さやか「マミさん、何を!?」

マミ「まだ右手と頭が残ってるでしょう!?」

マミ「貴方は右手で弦を押さえようとしたかしら!?弓にかじりついてでも弾こうとしたかしら!?」

マミ「事故に遭ってから、一歩でも前に進もうとしたことはあるの!!?」

マミ「貴方の音楽に対する情熱は・・・そんなものだったの?」

恭介「・・・ッ!!」

さやか「マミ・・・さん・・・」

マミ「手を挙げたことは謝るわ・・・でも、覚えておいて」

マミ「奇跡や魔法があったとしても」

マミ「全てを諦めた人の元には訪れない・・・それじゃ」

~翌日・マミルーム~

さやか「・・・で、あれから恭介ったら憑き物が落ちたみたいにさっぱりして・・・」

さやか「『みっともなくてもいい、下手くそでもいい。やっぱり僕はバイオリンが弾きたいんだ~!』って」

さやか「遅い時間なのに家からバイオリン持って来てもらって・・・」

男前過ぎる
これは惚れる子続出


さやか「あれからずっと屋上で、マミさんの言ったとおり弓を咥えて四苦八苦しながらバイオリンいじってたんですよ」

マミ「そう・・・余計なお世話だったかもしれないけど」

マミ「私も事故で酷い目にあった経験があるからなんだかほおって置けなくてね」

さやか「マミさんは・・・すごいですね」

さやか「私の慰めなんかちっとも効果がなかったのに・・・」

さやか「やっぱ修羅場くぐってる人の言うことは説得力が違うな~」

マミ「たしかに私は彼を立ち直らせることは出来たのかもしれない・・・でもね美樹さん」

マミ「これから先、彼を支えてあげられるのは貴女やご家族の方だけだと思うの」

さやか「それなんですけどね~マミさん」

さやか「何不自由なく生きてきた私が・・・」

さやか「同情は出来ても、恭介の辛さを本当に理解するなんて出来ない」

さやか「私には恭介の隣に立つ資格なんてない」

さやか「だから私、魔法少女になろうと思います!」

さやか「戦う辛さを知ることで・・・ようやく恭介と対等になれると思うんです」

マミ「それが貴女の選択なのね・・・もしかすると上條君よりずっと辛い思いをするかもしれない」

マミ「常に死と隣り合わせの日常よ。もう一日じっくり考えてみなさい」

さやか「はい・・・!」

満たされてるものが自分から奈落に落ちるのはちょっと違うよ、さやかちゃん

~翌日・帰り道~

さやか「仁美のやつ、今日学校来なかったね」

まどか「風邪でもひいちゃったのかな~?さやかちゃん、お見舞い行ってみる?」

さやか「いや~今日はマミさんとこに用事があるから」

QB「ようやく決心してくれたんだね、さやか」

まどか「なにかあるの?」

さやか「そうだ、まどかにも伝えときたいからさ、一緒に行こうよ」

まどか「うん、いいよ!」

物陰
ほむら(いつもなら美樹さやかが契約するころね、しばらく尾行したほうがいいかしら)


?「待ちなよ」

さやか「誰!?」

杏子「QBを連れてるってことはあんたたちで間違いないね・・・魔法少女候補、だろ?」

まどか「QB、この子の事知ってるの?」

QB「ああ、彼女は佐倉杏子。隣町をテリトリーとする魔法少女」

QB「二人とも気をつけて!彼女はマミと違って好戦的な利己主義者だ」

物陰
ほむら(佐倉杏子!?巴マミはまだ生きていると言うのになぜここに?)

さやか「私たちに何の用?」

杏子「巴マミが死んだら、この街はあたしがいただく予定なんだけどさ~」

杏子「新人が二人も増えるって話を小耳に挟んだモンで」

杏子「だ・か・ら・・・商売敵は早めに潰しとこうと思って・・・ね!!」ブオッ

さやか「うわぁ!!」

まどか「ひゃあ!?」

さやか「あ、あんたなんてことするのよ!?商売敵とかふざけたこと言ってるとぶっ飛ばすわよ!!」

杏子「はっ!やれるもんならやってみなよ・・・まずはお前から始末してやるぜ」

さやか「まどか!早く逃げてマミさんに連絡を・・・わわっ!?」

杏子「おらおら、よそ見してる場合じゃないぜ?よっと!」ドォン!

さやか「あああぁぁぁ!!痛った~」

さやか(くっそぉ・・・なんてスピードと力・・・こんなの・・・)

杏子「ほぉらほらどうした?足が止まってるぜ?」ズガガガ!

さやか「ぐっ!?」ズドォ

さやか(・・・こんなの・・・ただの人間が勝てるわけないじゃない!)

まどか「さやかちゃん!!・・・お願いマミさん、早く電話に出て・・・!」

杏子「あんたなかなかすばしっこいねえ。ちょっと面倒になってきちゃったから、そろそろ・・・」

さやか(いやいや~なに弱気になっちゃってんの私・・・覚悟はしてたはずでしょ)

さやか(恭介と対等になるために、戦うって!)ギロッ

杏子「キメさせてもらう・・・うっ!?」

杏子(こいつ、これだけやられてるってのに目が死んでない!?)

さやか「私は・・・」

杏子「まあいい、行くぜぇ!!」ゴウ!

さやか(速い!見えないし・・・怖い・・・でも逃げちゃ駄目だ!)

さやか「私は・・・魔法少女になるんだああぁぁぁぁ!!!」ダッ


ベチッ!


杏子「・・・へぇ、このあたしにカウンターキメてくれるとは・・・やるじゃん、アンタ」

さやか(駄目だ!全然効いてない!!)

杏子「その度胸に免じて苦しませずにあの世へ送ってやるよ」

杏子「行くぜ・・・」ダッ

さやか(さっきよりもっと速い!?駄目だ、避けられない)

さやか(でも・・・目を逸らすな、私!最期まで諦めるな!!)

物陰
ほむら(そろそろ潮時ね・・・止めないと)


まどか「QB!私と契約を!」

ほむら「それには及b

マミ「そこまでよ、佐倉さん」

杏子「・・・」ピタッ

さやか「マミ・・・さん?」

まどか「なんでここに?連絡取れなかったのに」

マミ「佐倉さん・・・貴女、美樹さんの拳をわざと受けたわね?」

杏子「ああ・・・まあな」

マミ「ぬぅんっ!!」ガッ!

杏子「ぶはっ!?」ズザザザー

マミ「なぜ避けなかったのか、理由を聞かせてもらえるかしら?」

杏子「絶対諦めねえって意志と気合のこもった拳・・・」

杏子「避けちゃ失礼ってモンだろうが・・・よぉ!!?」ゴウ!!

マミ「うっ・・・」ザザッ

マミ「その意気や、よし!!!その気位、忘れては駄目よ」

杏子「ああ、わかってるぜ・・・マミィ!」ガッ!

マミ「佐倉さん!」バキッ!

杏子「マァミィィィィ!!」ズガァ!

マミ「さくらさあぁぁぁん!!」ドォン!

杏子「ムワァミィィィィィィ!!」ガガガッ!

マミィサクラサーン、マミィ!サァクラサーーーン!・・・


まどか「なに・・・これ?」ポカーン

QB「いやぁ、このやり取りを見るのもひさしぶりだね!」

さやか「あの~マミさん、そろそろどういうことか説明を・・・」

杏子「はぁ・・・はぁ・・・」

マミ「ふぅ・・・まずは謝っておくわ、美樹さん。貴女を騙すようなマネをしてごめんなさい」

マミ「魔法少女になれば、どんな時でも命がけで戦わなければいけない」

マミ「覚悟を決めると口で言うのは簡単だけど・・・」

マミ「実際に死の淵に立ってみなければわからないこともあるわ」

杏子「で、あたしが一芝居打ってあんたの覚悟を試させてもらったわけだ」

杏子「この程度でへこたれるようじゃ魔法少女になっても犬死するだけさ」

マミ「というわけなのよ」

さやか「つまりお二人はグルだった・・・と?」

QB「ちなみに僕もね。中々の演技だっただろう?」

さやか(あんた表情変わんないからわかんないわよ・・・)

杏子「まあそ~いうこと。美樹さやかっつったっけ?演技とは言えぶちのめして悪かったな」

杏子「ちゃんと大怪我させないように手加減したから勘弁してくれよ?」

杏子「マミ、こいつ最期の瞬間まで目を逸らさなかった。こいつの覚悟、本物だぜ!」

マミ「美樹さん、貴女には魔法少女になる資質が充分にあるわ」

さやか「あ、あはは~・・・まだちょっと混乱してんですが」

さやか「その・・・ありがとうございます。私のために・・・」

マミ「最期の瞬間まで諦めなかったその意気込み、忘れては駄目よ」

さやか「はい!」

まどか「よかったね、さやかちゃん!」

まどか「そう言えばさっきほむらちゃんの声が聞こえたような気がしたんだけど・・・」

QB「気のせいじゃないかい?よし!美樹さやか、早速契約を」

物陰
ほむら(完全に出るタイミングを逸した)ホムゥ

ほむら(それにしても巴マミと佐倉杏子の殴り合いには何の意味があったのかしら?)

ほむら(・・・わけがわからないわ)


・・・・・・

ほむら(・・・)テクテク

ほむら(巴マミは単独でお菓子の魔女を撃破)

展開が読めんなw

ほむら(佐倉杏子は・・・なんだかよくわからないけど彼女と師弟関係を保っているのかしら)

ほむら(イレギュラーな展開だわ)

ほむら(問題は美樹さやかの魔女化)

ーガチャコ

ほむら(撃鉄を起こす音!?ストロークが長い、リボルバー?)

ほむら(いえ、シリンダーのロック音がない。これは・・・)

ほむら(マスケット銃!)

マミ「動かな ほむら(時間停止!)カチッ

ササッ ジャキ! (解除!)

マミ「いで!」

ほむら「それはこちらのセリフよ。なんのつもりかしら、巴マミ」

マミ「やっぱり一瞬で背後を取られたわね・・・」

ほむら「答えなさい!」

マミ「見極めに来たのよ、あなたの能力を」

ほむら「へえ・・・それで、何かわかったのかしら?」

マミ「ええ、色々とね。銃を向けたことは謝るわ」

マミ「あなたと争うつもりはないの。立ち話もなんだし、どこかでお茶でもしながらお話しない?」

ほむら(いったいどういうつもりなの?)

ほむら「・・・ええ、かまわないわ」

~マミホーム~

マミ「さて、本題に入る前に聞いておきたいことがあるの」

マミ「貴女はいったい何度やりなおしたの?」

ほむら「・・・!?」ガタッ

マミ「貴女は次に『なぜそれを知っているの?』と言う」

ほむら「なぜそれを知って・・・ハッ?」

マミ「図星のようね」

ほむら「答えなさい!」

マミ「順を追って説明するわね・・・最初は単なる好奇心だった」

マミ「あなたの戦いを見て思ったの。暁美さんはどんな魔法を使っているんだろうってね」

マミ「突然消えてまったく違う場所に現れる。そしていつの間にか仕掛けられている爆発物」

マミ「考えられる可能性は三つ・・・」

マミ「肉眼では捉えられないほどの高速移動、テレポート、あるいは・・・時間を止める」

マミ「高速移動ならスピードに乗ったまま打撃を加えたほうがわざわざ止まって姿を現すより手っ取り早いはず」

マミ「それをしないということは、テレポートか時間停止のどちらかであると言うこと」

マミ「さっき背後を取られたときに確信したわ・・・」

マミ「銃を抜くような気配はなかったのにすでに銃を向けられていた」

マミ「あなたの能力は時間停止ね」

ほむら「・・・その通りよ」

ほむら(厨二妄想もここまで来るとたいしたものね)

マミ「そしてもう一つ気になっていたこと・・・」

マミ「貴女は私の行動を予測していたように行く先々へ現れた」

マミ「お菓子の魔女の結界で貴女は言ったわね」

マミ「『私が死ななかったのはおかしい』と・・・」

マミ「まるで私があの場で死ぬのを見てきたかのような言い草だったわ」

マミ「それで思ったの。暁美さんは時間停止のほかにもう一つ能力をもっている」

マミ「未来予知、あるいは時間を巻き戻す能力。時間停止の能力を持っているなら、時間を巻き戻すほうが未来予知よりあり得そうね」

マミ「それを使って貴女はすでにこれから先のことを見通している」

マミ「私自身、この結論を信じられなかったけれど・・・」

こっかよすぎだなw

マミ「さっきの質問に対する貴女の反応で確信したわ」

ほむら「意外ね、貴女にそんな腹芸が出来るとは思わなかったわ」

ほむら「概ね正解よ・・・で、話はそれだけ?好奇心は満たせたかしら?」

マミ「貴女の目的は何?何のためにやり直したの?」

コノマミサン出来るな

マミ「QBに聞いたわ。貴女は鹿目さんが魔法少女になること阻止しようとしているみたいだけど、それと何か関係が?」

ほむら「貴女には関係ないわ!」

マミ「・・・またそうやって、貴女は寂しい目をするのね」

マミ「私もそうだったからわかるわ」

マミ「一人で何でもかんでも背負い込んで、一人で戦うって決めた人の目」

マミ「私は佐倉さんに出会ったから良かったけれど、貴女にはそういう人はいないの?」

ほむら「居たわよ・・・でも・・・死んでしまった」ギリッ

マミ「そう・・・もし良ければなんだけど、私に」

ほむら「・・・く・・・ないで・・・」

マミ「え?なんて・・・」

ほむら「優しくしないで!!!」

ほむら「一人でやるって・・・決めたのに!!」

ほむら「巴さん、貴女はいつもそう・・・まどかやさやかに慕われてて・・・優しくて・・・」

ほむら「でも死んじゃうのよ!まどかも貴女も・・・私のために、みんなのために」

ほむら「そういって、死んじゃうの!」ポロポロ

まさかのほむマミ

ほむら「何度やり直しても・・・ぐ・・・ひぐっ・・・死・・・」

マミ「暁美さん・・・」ギュッ

ほむら「・・・!」

マミ「大丈夫、落ち着いて」


・・・・・・

マミ「そう・・・貴女が鹿目さんにこだわるのはそういうことだったの」

ほむら(色々としゃべってしまったわ・・・我ながら情けない失態ね)

ほむら(でも魔法少女の真実とQBの目的について話すことはかろうじて踏みとどまれたわ)

ほむら(このまま隠し通すべきかしら・・・話すにしてもタイミングを計らなければ)

ほむら「みっともないところを見せてしまったわね」ファサッ

ほむら「口外は無用よ」

マミ「うふふ、わかってるわ。でもいいの?貴女が鹿目さんのためにしてきたことは・・・」

ほむら「いいの、見返りを求めているわけではない」

マミ「そう。でもワルプルギスの夜については話すべきじゃないかしら?」

ほむら「・・・」

マミ「まさか貴女、まだ一人でやるなんて言うつもりじゃないでしょうね」

ほむら「いいえ。手伝ってくれるかしら、巴マミ?」

マミ「もちろんよ、可愛い後輩の頼みだもの。断るわけないじゃない」

ほむら「それじゃあ私はそろそろ・・・そう言えば・・・」

マミ「?」

ほむら「私からも質問していいかしら?」

マミ「ええ、何?」

ほむら「貴女はQBに何を願ったの?」

マミ「両親が居なくても生きていける強い精神力、それと・・・逆境に屈しない熱い魂」

マミ「私は寂しがり屋で甘えん坊だったから・・・」

マミ「ただ助かってもきっと一人では生きていけないと思ったから・・・」

マミ「リハビリとか色々大変だったけど、後悔はしていないわ」

ほむら「そう・・・辛いことを思い出させてごめんなさい」

マミ「ちなみに別の時間での私は何を願っていたのかしら?」

ほむら「ただ、助かりたいと」

マミ「だったら別の時間の私は、今の私よりずっと弱かったでしょう?」

ほむら「ええ、そうね。すぐに絶望して・・・何度私のプランを邪魔されたかわからないくらい」

マミ「そ、そうだったの・・・」シュン

ほむら「だけどどの時間でも、あなたはまどかと美樹さやかに慕われていたわ」

ほむら「『マミさんは本当にいい人だ』ってね」

ほむら「どんなときでも貴女の優しさは本物だった・・・これだけは断言できる」

マミ「そ、そーお!?何だか照れるわね///」

ほむら「それじゃあ、また・・・」

マミ「ええ、またね」


ほむら「ありがとう・・・巴さん」ボソッ

~病院屋上~

恭介「くっ・・・ぐぅ!」ギーコギーコ

恭介「ふう!どうだい、さやか?まだ綺麗な音は出せないけどこの状態でも何とか弾けることはわかったよ」

さやか「そうだね!頑張ればもっともっと!」

医者「上條君!ここに居たのか!!」

恭介「どうしたんですか、血相変えて」

医者「いいかい、よく聞くんだ・・・先日、見滝原医大で新しい医学理論が発表されてね」

医者「それを使えば、君の手は動くようになるかもしれない」

恭介「本当ですか!?」

医者「ああ、だが成功率は100%とは言えないし成功してもリハビリは辛いものになるだろう」

医者「それでも受けてみる気はあるかい?」

恭介「もちろんです!」

医者「それじゃあ親御さんを呼んで詳しい話をしようか!」

さやか「あ~・・・なんか込み入った話になりそうだね。じゃあ私そろそろ行くね?」

恭介「あ、ごめんね、さやか。いつも来てくれてありがとう、またね」

さやか「じゃね~」バタンッ

おお!?

B「君の願いはこれでよかったのかい?美樹さやか」

さやか「うん」

QB「医療技術の進歩、か。ずいぶん回りくどいことをしたんだね、君は」

QB「直接治すことだって出来たというのに」

さやか「う~ん、もちろんそれも考えたんだけどね」

さやか「マミさんのおかげでせっかくやる気になってるのに、あっけなく治しちゃうのもな~って・・・」

さやか「まあアンタにはわからないかもしれないけどさ」

さやか「どん底から這い上がった人間ってのは二度と折れなくなるんだよ」

さやか「手術とリハビリが成功すれば、もうどんなことがあっても恭介は絶望しない」

さやか「あと・・・この願いなら恭介と同じようなことで困ってる人をたくさん助けられるじゃん?」

QB「まあ君らしいといえば君らしいね」

QB「さて、佐倉杏子のところへ行こうか」

QB「今日から彼女が魔法少女の戦い方をレクチャーしてくれるそうだよ」

~深夜・見滝原運動場~

杏子「目指せ甲子園!地獄の千本ノック!!」

さやか「・・・はぁ?」

ハア?(゚Д゚)

杏子「行くぞ!」カキン!

さやか「ちょちょちょ、ちょっとぉ!?意味わかんないんだけど!?」

さやか「説明を要求しま・・・あいたっ!」

杏子「ふう、しょうがねえな」

杏子「さっき倒した魔女・・・どんなやつだった?」

さやか「なんかこう、影の塊みたいな奴が本体で~」

さやか「いっぱい腕みたいなのを伸ばして攻撃してきて~」

杏子「そーだ、お前その腕の攻撃を何回食らった?」

さやか「・・・数え切れないくらい・・・」

杏子「お前は見切りが甘すぎる。あたしたちみたいな近接武器は敵の懐にもぐりこまなきゃ話にならねえ」

杏子「自分に当たる攻撃だけを的確に処理して最短距離で接近する、こいつはその特訓だ」

杏子「要するに、自分にあたらねえボールはほっとけばいい。当たるボールだけ見切って避けるか取るかしろ」

さやか「そういうこと・・・よーし、さやかちゃんの本気を見せてあげるわ!」

さやか「バッチこーい!」

杏子「おらおら、どんどん行くぞ!」カキンカキン!

さやか「よっ、はっ!何だ案外簡単じゃ・・・へぶっ!?」

杏子「次の攻撃を予測して避けなきゃ意味ねえぞ!ほ~れほれ!」

さやか「なんかあんた楽しんでない?」


・・・・・・

チュンチュン

さやか「あ”~もう駄目・・・」バタッ

杏子「ようやく成功率3割ってとこか・・・よし、今日はこれくらいにしといてやるよ」

QB「やあ君たち、ずいぶん懐かしい特訓をしているね」

杏子「よっ、QBじゃん。何か用か?」

QB「いいや、様子を見に来ただけさ」

さやか「懐かしいってどういうこと?杏子もこの特訓したことあるの?」ムクッ

杏子「ああ、マミと一緒にな。ってかお前ホント回復力だけは一人前だな・・・」

さやか「杏子はさ、マミさんとはどういう関係なの?こないだ殴り合ってたけど仲悪そうには見えなかったからさ」

さるった
解除されるまで飯でも食ってくる

マジか、どんまい
次はもうちょっと支援はさむよ

保守サンクス

杏子「ん~まあなんつーか、あたしは元々マミの弟子みたいなもんだったんだ」

杏子「この馬鹿みたいな特訓を考えたのはマミだ・・・あたしのためにね」

さやか「へえ~マミさんって意外と熱血なんだね」

杏子「それからあたしは・・・家族と色々あってな、グレちまったのさ。そんでマミと決別した」

杏子「でもあいつはさ、魔法を悪用するたびにすっ飛んできて、あたしをぶん殴りやがった・・・全力でな」

杏子「あいつ、普段銃を使って戦ってるだろ?」

さやか「うん・・・華麗だよね~マミさんの銃捌き。私もあんな風になりたいな~」

杏子「くくっ、十年早えよ・・・。あいつが拳で戦うのは本気で怒ってる時だけだ」

杏子「あたしがぶん殴られたのは・・・」

杏子「あいつが本気であたしと向き合ってくれてたってことなんだろうな」

杏子「まあ色々あって仲直りはしたんだけど、もう出会い頭に殴りあうのが挨拶みたいになってたもんだから、今でもこう・・・」

さやか「な~んだ、素直になるのが照れくさいだけなんだ?」

QB「まったく、そのひねくれたところだけは相変わらずだね」

杏子「なっ!?うるせーよテメェら///」

さやか「あの殴り愛はあんたたちなりのスキンシップなんだね」ニヤニヤ

杏子「漢字変換間違えてないかお前!!?」

杏子「ったく・・・あ~もう、朝飯食いに行くぞ!!」

イイハナシダナー

~放課後・屋上~

まど&さや&杏「・・・・・・」

ほむら「・・・」

マミ「お待たせしたわね」ガチャ

ほむら(巴マミ・・・QBは?)

マミ(安心して、うまく足止めしたわ)

ほむら(わかった、口裏あわせ、お願いね)

杏子「暁美ほむら・・・だっけ?こんなところに呼び出して何の用だ?」

ほむら「貴女たちに協力してほしいことがあるの」

ほむら「今から二週間後、この街にワルプルギスの夜が来る」

杏子「何だって!?」

さやか「何、そのワルプルギスって?」

杏子「あたしも噂でしか聞いたことないけど・・・自然災害に匹敵する超弩級の魔女だ」

ほむら「その通りよ・・・ほおっておけば見滝原は壊滅、何千人という死者が出るわ」

支援

ほむら「私の目的はこれを止めること。できれば貴女たちにも協力してほしいの」

ほむら「でも、命を落とす危険もあるから無理強いはしないわ」

杏子「ちょっと待てよ・・・お前はどこでその情報を得た?」

ほむら(やはりそこを言及してきたわね・・・)

ほむら「私の魔法の能力・・・それは未来予知よ」キリッ

杏子「未来予知だって!?信じられねーな・・・マミ、あんたはどう思う?」

マミ「信じるわ。いえ、信じざるを得ないの・・・暁美さんは私の身に起こることを言い当てたわ」

マミ「私は彼女と一緒に戦うつもりよ」

杏子「ふうん・・・マミがそういうなら、あたしも信じるぜ」

杏子「仮に嘘だったとしても今んところ誰も損しねーしな」

杏子「さやか、お前はどーする?」

さやか「とーぜん私も参加するわよ。恭介のいる街だもん・・・絶対に壊滅なんかさせない」

まどか(私、空気扱いだな・・・なんで呼ばれたんだろ・・・)

ほむら「決まったわね」

あんこちゃん、マミさんを信頼してんだな

またさるった、もしもしから行く

マミ「私と暁美さんでワルプルギスの夜に対抗する作戦の立案と準備をするわ」

マミ「その間に佐倉さんは美樹さんの修行も兼ねて、グリーフシードを出来るだけたくさん集めてほしいの」

杏子「まかせとけ!じゃ、早速行こうぜ、さやか!」

さやか「オッス、師匠!」

杏子「おっとその前に・・・あんたの未来予知じゃ、勝敗はどうなってんだ?」

杏子「もちろん勝算があるから挑むんだよな?」

ほむら「・・・わからない」

杏子「あぁ!?」

ほむら「もちろんほおっておけばこの街は壊滅する、それは決定事項よ」

ほむら「だけど私たちが立ち向かう決意をしたことで運命は変わり始めた」

ほむら「ここから先は私にも予測がつかない」

杏子「ふうん・・・まあいいさ、ワルプルギスの夜をぶちのめすことにゃ変わりない。行くか!」

ほむら「美樹さやか!ソウルジェムの濁りには十分気を払いなさい!」

さやか「わーかってるって!じゃ、いってきまーす!」

まどか「あの・・・ほむら、ちゃん?」

まどか「私にも、その、手伝えること、ないかな?QBは私が契約すれば・・・その」

ほむら「巴マミ・・・席を外してもらえるかしら?」

マミ「ええ」

マミ(うまく説得してね、暁美さん)

ほむら「鹿目まどか・・・貴女に言っておかなければならないことがあるの」

ほむら「私の予知では巴マミと貴女はすでに死んでいるはずだった」

まどか「え・・・?」

ほむら「QBと契約した貴女は魔女と交戦して・・・苦戦を強いられる」

ほむら「巴マミは貴女をかばって死亡、そして貴女もそのまま・・・」

ほむら「私はそうなる前に巴マミを説得し、この事態を回避した」

しえ

まどか「そう・・・だったの」シュン

ほむら「はっきり言うわ。貴女が魔法少女になっても足手まといになる可能性が高い」

ほむら「ワルプルギスの夜のことは私たちに任せてほしいの」

ほむら「貴女には心配してくれる家族が居るのでしょう?」

ほむら「彼らに余計な負担を強いるのは感心できないわ」

まどか「う、うん・・・そうだよね。私なんかが・・・」グスッ

まどか「うぅ・・・」ダッ

ほむら(いいの・・・これでいいの・・・ごめんなさい、まどか)

~数日後・廃工場~

杏子「ふぅ、グリーフシードもだいぶ集まったな」

さやか「ねえ杏子、見た見た?さっきの動き中々良かったでしょ~?」

杏子「まあ少しは見られるようになって来たかな?」

さやか「そのうちあんたなんか追い抜いちゃうんだからね~へっへ~」

杏子「ふん、まだまだお前には・・・誰だ!?」

マミ「私よ」

さやか「マミさんに転校生じゃん、どうしたんですか?」

マミ「作戦の準備の帰りに魔女の気配を感じたから寄ってみたんだけど・・・もう片付いたみたいね?」

さやか「私と杏子に任せとけば大丈夫ですってば!」

ほむら「油断は禁物よ。ところで美樹さやか、ソウルジェムは濁っていないでしょうね?」

さやか「はい、このとおり。見滝原の空のように青く澄み渡ってますよ!」キラッ

ほむら「そう、ならいいの」

さやか「そいや気になってたんだけどさ~」

しえ

さやか「ソウルジェムが濁りきっちゃうとどうなるの?」

ほむら「ッ!?」

さやか「ねえQB、どうなるの?」

QB「美樹さやか、ソウルジェムが濁りきると君たちは・・・」

ほむら(QB!?いつの間に?)

ほむら「駄目よ!そいつの言うことに耳を貸しちゃ」


QB「 魔 女 に な る の さ 」


さやか「・・・え?」

杏子「はあぁ!?テメェいまなんつった!!?」

QB「聞こえなかったのかい、魔女に」

パァン!

B「おっと・・・危ないじゃないか、暁美ほむら」

ほむら「黙りなさい!・・・そこから先は私が説明するわ」

・・・・・・

ほむら「・・・というわけなの。QB、いえ、インキュベーターの目的は魔法少女が魔女化するときに放出されるエネルギーを回収すること」

ほむら「そのために魔法少女と言うシステムを作った」

QB「その通りさ」

さやか「それじゃあ・・・私たちはもう・・・人間ですらない?」シュウ

杏子「っざけんなよ!?あたしたちが今まで倒してきたのは同じ魔法少女だってのか!?」シュウ

ほむら(不味いわ・・・二人のソウルジェムが濁り始めた!)

ほむら(早く何とかしないと・・・)

マミ「ああぁぁぁぁ!!」ガッ!!

杏子「どうしたマミ!?」

さやか「自分であ、頭を・・・ぶつけ!?」

マミ「く、うぅ・・・!!」ガッガッガッ!!!

ほむら「やめなさい巴マミ!自傷行為にはなんの意味も・・・」

マミ(大丈夫、暁美さん。私は正気よ)

杏子「やめろ!!そんなことしても・・・」ガシッ

さやか「そうですよ!自分を傷つけたって何の解決にも!」

マミ(こうすれば二人は絶望するよりも先に私を止めに来る。それから落ち着きを取り戻させるわ)

マミ「ふう・・・二人ともごめんなさい、私は大丈夫よ。愚かな自分を戒めただけ」

マミ「正義の味方を気取って、同じ魔法少女を狩っていたなんて・・・」

杏子「マミ・・・」

マミ「でも、そこは割り切っていくしかないわね。魔女はすでに人に危害を加える存在になってしまっている」

マミ「情けはかけるべきであっても、容赦をすべきじゃない」

マミ「だって・・・生前の彼女たちは、そんなことは望んでいなかったはずだから」

こーいうのって一度完成させてから書いてるのかな

マミ「きっと私たちの手で、止めてあげなきゃいけないんだわ」

杏子「ああ・・・そうだな」

マミ「美樹さん、ごめんなさい。知らなかったとは言え、あなたをそんな体にしてしまって・・・」

さやか「いえ、その・・・マミさんのせいじゃありません」

さやか「わたしが自分で決めたんです・・・恭介のために戦うって」

ほむらが何故黙ってたかはもう説明したのかね?

ほむら「・・・三人とも落ち着いたかしら?」

ほむら「気をしっかり持ちなさい、ソウルジェムは絶望によって容易くグリーフシードに変化する」

杏子「あぁ・・・わかった」

さやか「うん、もう大丈夫」

杏子「さあてと!落ち着いたところで・・・この落とし前、どう付けてくれるんだ?QBさんよぉ!?」

>>190
ほとんどのSSが即興だと思う、俺は書き溜め
>>192
>>184のかくかくしかじかのあいだにしたってことで

またもしもしに変わります

さやか「そうよ、あんたなんでこんな大事なこと黙ってたのよ!?」

QB「聞かれなかったか・・・いぃ!?」ビクッ

ゴゴゴゴゴ

杏子「マ、マミ!?」

ゴゴゴゴゴ

さやか「マミ・・・さん?」

コ”コ”コ”コ”コ”

マミ「QB・・・いえ、インキュベーター・・・あなたは痛みを知るべきよ・・・」

マミ「歯を食いしばれッッッ!!!!!」

QB「はひ!?」ビクッ

マミ「ぬえぇぇいっ!!!」ドゴォ!!

QB「へぶっ!!!」ズザザザーードォン!

マミ「QB・・・私は貴方を家族のように思っていた・・・今でもそう」

支援

マミ「だから約束して欲しいの」

マミ「もう二度と不幸な魔法少女を生まない、私たちの不利になるような隠し事はしないと」

マミ「それが出来ないというのなら・・・もう二度と、私たちの前に現れないで」

QB「わかったよ、マミ・・・少し考えさせてくれないか?」

マミ「ええ・・・」

QB「・・・」トボトボ

杏子「いいのかよ、あいつを行かせて!?」

ほむら「ここは・・・巴マミに任せましょう」

~某ビル屋上~

QB「・・・」トテトテ

QB「・・・」ペタン

QB「・・・」グテー

QB「・・・」ゴロゴロ

QB「・・・」キュップイキュップイ

QB「・・・」

QB「・・・」

QB「・・・」ズキン

QB「痛い・・・」

インキュベーター端末メンテナンスシステム 起動

チェック項目:痛覚遮断

実行

痛覚遮断:正常に動作中

再試行

痛覚遮断:正常に動作中

再試行

痛覚遮断:正常に動作中


QB(痛い・・・体には問題ないはずなのに)

QB(マミに拒否されてから、ずっと・・・)

QB(それはまあいいとして、彼女たちからエネルギーを得るのは困難なようだ)

QB(新たに素質のある少女を捜せばいい)

QB(そのはずなのに・・・なぜだか足が動かないや)

QB(わけがわからないよ)


~ほむホーム~

ほむら「もう私たちに残された時間は少ないわ。これから伝える作戦を頭に叩き込んでおいて」

ほむら「チームを二つに分ける。私と美樹さやか、そして巴マミと佐倉杏子よ」

ほむら「まず私が遠距離から重火器を準備して叩き込む」

ほむら「美樹さやかにはそのあいだ、使い魔から私を守って欲しい」

さやか「合点承知!」

ほむら「次にこの地図を見て」

杏子「なんだ、この赤丸は?」

ほむら「このポイントに大量の爆薬や地雷を仕掛けてあるわ」

ほむら「私が重火器でその付近へ追い込む。巴マミには最終的な方向の微調整をお願いしたいの」

マミ「ええ、了解したわ」

ほむら「佐倉杏子は巴マミが集中できるよう使い魔を撃退してあげて」

杏子「ああ、わかったぜ!」

ほむら「起爆のタイミングはテレパシーで連絡する」

ほむら「爆風に巻き込まれないよう十分注意してちょうだい」

ほむら「みんな・・・覚悟はいい?」

マミ杏さや「・・・」コクッ

ほむら「それじゃあ、いちど下見に行きましょう」

~深夜・公園~

マミ(・・・作戦、上手くいくかしら)

?「眠れないのかい?」

マミ「その声は・・・QB!?」

QB「ああ、僕だよ」

マミ「このあいだの件、返事を聞かせてもらえるかしら?」


QB「いろいろ考えたんだけど・・・約束するよ。僕はもう不幸な魔法少女は生まない」

マミ「ありがとう、QB・・・」

QB「というわけでマミ、また君の肩に乗ってもいいかい?」

マミ「ええ、もちろん」

QB「よっと、やっぱりここが一番落ち着くよ」

マミ「あら、奇遇ね。私も肩が軽いとなんだか落ち着かないの」ナデナデ

QB「ねえマミ」

マミ「なにかしら?」

QB「ごめん、僕はもう一つだけ君に隠していることがあるんだ」

マミ「・・・」

QB「ワルプルギスの夜に勝つ・・・いや、勝てる可能性のある方法だ」

QB「決して君を騙そうとして黙っていたわけじゃない、それは話を聞いてもらえればわかるはずだ」

QB「聞いてくれるかい?」

マミ「ええ、話してちょうだい」

・・・・・・

QB「・・・ということなんだ」

マミ「そうね、それなら勝てるかもしれない。でも・・・」

QB「そう・・・できれば君には使って欲しくない方法だ」

マミ「話してくれてありがとう、QB。でもいざと言うときには使わせてもらうわ」

マミ「そうねえ・・・技名はなんにしようかしら?」

QB「こんなものにまで名前をつけるのかい!?」

マミ「いけないかしら?そのほうがモチベーションが上がるんだけど?」

QB「ふふ、いや、マミらしくていいと思うよ」

マミ「そう?それじゃあ帰りましょうか」

~ワルプルギスの夜・決戦当日~

QB「さあみんな、準備はいいかい?」

杏子「おう!・・・っておぉう!?QB、テメェどの面下げて戻ってきやがった!」

さやか「あんた今更なにしに来たのよ!?」

ほむら「・・・」ジャキッ

QB「無言で銃を向けるのはやめてくれないか、暁美ほむら・・・」

マミ「みんな、気持ちはわかるけれど・・・QBを責めないであげて欲しいの」

マミ「QBは約束してくれたわ、もう不幸な魔法少女は生まないと」

QB「君たちには謝らなくちゃいけないね・・・許してもらえるとは思っていないけど・・・」

QB「見届けさせて欲しいんだ、君たちの戦いを」

支援支援

ほむら「どういう風の吹き回しかしら?」

QB「・・・ママママミの鉄拳制裁はもうごめんだからね」ガクガクブルブル

さやか「ぷっ、あはは!QB、震えてんじゃん!よっぽど怖かったんだね!」

杏子「へっ、マミの拳は魂に響くからな!」

ほむら(震えている!?QBが!?このQB・・・まさか!)

まどか「みんな、がんばってね!私は何も出来ないけど・・・」

ほむら「気持ちだけで十分よ・・・さあ、もう避難所へ行きなさい」

マミ「QBも、危険だから鹿目さんと一緒に」

QB「ああ、気をつけてね、マミ」

ほむら(もし私の予想が正しければ・・・お願い、まどか。気付かせてあげて・・・)

ゴゴゴゴゴ

マミ「この気配・・・来たわね、ワルプルギスの夜!」



さやか「恭介のいる街、絶対守ってみせる」



杏子「さっさと終わらせて美味いもんでも食いにいこーぜ!」

ほむら「今度こそ、終わらせて見せる!」



マミ「みんな、準備はいい!?」

ワル夜「キャハハハハハハハハ!!」

マミ「行くわよ!!」ダッ

ほむら「時間停止!」

ガシャガシャガシャガシャ

ほむら「食らいなさい!!」

ズドォォォォ!!!

さやか「うわぁ結構たくさんいるなぁ。でも、転校生には指一本触れさせない!」ズバァ

ほむら「行ったわよ、巴マミ!」

杏子「あらよっと!かましてやれ、マミィ!!!」

マミ「任せて!ティロ・フィナーレ!!」

ドオォォン!!

ワル夜「キャハハハハ、ハァ!?」

マミ「追い込んだわ!!」

ほむら「起爆するわよ!二人とも離れて!!」

ピー!ドドドドド!!

ほむら「これでどう?」

ワル夜「・・・キャハハハハハ!!」

杏子「き、効いてねえ!?」

ほむら「まだ9ポイントあるわ!!すぐに次へ!」

~避難所~

まどか「ねえQB、ほむらちゃんたちは一体どうなってるのかな?」

QB「はっきりいって、戦況は芳しくないようだね」

QB「彼女たちの渾身の攻撃が通じていない」

まどか「そんな!?」

QB「だけど彼女たちは諦めないだろうね、最期の瞬間まで」

~戦場~

マミ「ティロォォ・フィナーーーーレ!!」

ワル夜「キャハハハハハハハ!!」

ほむら「これでラスト!!起爆するわ!!!」

ピー!ズドドドド!!!!

杏子「やったか!?」

モクモクモクモク・・ブワッ!

ワル夜「キャハハハハハハハ!」

さやか「嘘・・・でしょ!?」

ほむら「動きが鈍ったけれど・・・これだけやって足止め程度だなんて・・・」

杏子「くっそー!グリーフシードももう残り少ない」

マミ「もう一発!ティロォォォ・フィナーーーーレ!!!!」

杏子「おいマミ!無茶するな!!」

ワル夜「キャハハハハ、ハハ・・・ハ」

ほむら「動きが止まった!?みんな、今のうちに次の手を考えるわよ!!」

~避難所~

QB「・・・どうやら万策尽きたようだね・・・」

まどか「嘘・・・そんな!」

QB(一つだけ、手は残っているけれどね)

まどか「ねえ、QB。私が契約すれば、すごい魔法少女になれるって言ったよね?」

QB「ああ、そのとおり。暁美ほむらが何を言ったかは知らないけれど、その点は本当さ」

おそらく?

まどか「じゃあ私と契y

QB「それはできない!」

まどか「どうして・・・どうして!?このままじゃみんな・・・みんな死んじゃうんだよ!?」

QB「確かに君が魔法少女になればワルプルギスの夜を倒せるかもしれない」

QB「だけど僕はマミと約束したんだ。もう不幸な魔法少女は生まないと」

QB「君と契約してしまったら、きっとマミは僕のことを許してくれないだろう」

QB「もう彼女と一緒にいられなくなる」

まどか「そのマミさんだって死んじゃうんだよ!?私が契約しなかったらマミさんも・・・」

QB「わからないんだ!!僕にもどうしていいかわからないんだ!!!」

QB「わけが・・・わからないよ・・・」

~戦場~

マミ「みんな、聞いて欲しいことがあるの」

マミ「ワルプルギスの夜を倒せる方法が一つだけあるわ。それは・・・」


マミ「私自身がティロ・フィナーレになること!」


マミ「QBに聞いたの。ソウルジェムを燃やし尽くすことで爆発的な魔力を生み出せるって」

さやか「それってまさか!?」

ほむら「・・・カミカゼね」

杏子「自爆かよ!!?」

マミ「もうそれしか方法は残っていないわ。だから・・・」

マミ「だから・・・あなたたちに道を作って・・・欲しいの・・・」ガタガタ

さやか「マミさん、震えて・・・?」

ほむら「死が怖くない人間なんていない」

マミ「ち、違うの。確かに死ぬのが怖くないといえば嘘になる」

支援!

マミ「でも、それ以上に・・・あなたたちとこれでお別れだと思うと・・・」

杏子「・・・みんな?」チラッ

さやほむ「・・・」コクッ

杏子「水臭えこというなよな~、マミ一人にいいカッコさせるかよ!」スッ

さやか「私、マミさんに着いていきます!」スッ

ほむら「分の悪い賭けは好きじゃないのだけど、少しでも勝率を上げるためなら仕方ないわね」スッ

マミ「これは・・・貴女たちのソウルジェム!?」

杏子「一緒に連れて行けよ。四人分の気合の入った魂を食らわせりゃ、さすがのワルプルギスの夜もくたばるだろうさ!」

ほむら「このタイミングでまだまどかが来ないということは・・・」

ほむら「QBは本当に誰とも契約する気がないようね。なら、もう悔いはないわ」

さやか「恭介の将来を見れないのは残念だけど・・・この街を守るためなら!」

マミ「ありがとう・・・みんな、ありがとう!!」

ワル夜「キャハハハハハハハ!!」

ドゴォォーン!

ほむら「動き出した!!?」

さやか「ビルがこっちに倒れてくる!?」

杏子「行け、マミィ!!」

まじかよ・・・

マミ「暁美さん、力を貸して!」

ほむら(時間停止!)カチッ

ほむら(タンクローリーよ!!)

マミほむ『無ゥ駄無駄無駄無駄無駄無駄・・・無駄ァ!!』ズガガガガ

マミほむ『そして時は動き出すッ!』

ドガァ!

マミ「体が軽い」

ワル夜「キャハハハハハ!!」

杏子(ビルの次は使い魔の大群かよ!?あたしに任せな!)

マミ杏『ロッソ・ファンタズマ!!』

パァァァ!!

マミ杏『悪夢は見れたかしら(かよ)!?』

マミ「こんな幸せな気持ちで戦うのは初めて!」

さやか(あのヒラヒラしたスカートみたいなの邪魔ですね~、切っちゃいましょうか!)

マミ(美樹さん、貴女の剣を借りるわ!)ズバァッ!

マミさや『またつまらぬものを切ってしまった・・・(な~んちゃってね!)』

マミ「もう何も・・・怖くない!!」


ワル夜「キャハ!?」

マミ「ワルプルギスの夜・・・魔法少女の成れの果て・・・」

マミ「あなたを救うことはもう出来ないけれど、この悲劇に幕を下ろすことは出来る!」

マミ「どんな夜にも!」

マミ「必ず夜明けは来るのだから!!」

マミ「行くわよ、みんな!!」

マミさや杏ほむ『ティロ・フィナーレ・・・』


マミさや杏ほむ『イル・ソォォォーーーーーレ!!!!!』


ワル夜「キャアアアアアア!!!??」

カッ!!

~避難所~

ピカッ!!

モブA「おい、何だあの光?」

モブB「雷か!?」

モブA「いや、それにしちゃ明るすぎるだろ」

モブB「この光・・・まるで」


まどか「まるで太陽みたい・・・マミさんみたいに優しくて、力強い・・・」

QB「使ってしまったんだね、マミ・・・」

まどか「ねえQB、ワルプルギスの夜はどうなったの!?」

QB「倒したよ・・・彼女たちが命を犠牲にして、ね」

まどか「そんなの・・・そんなのってないよ・・・」グスッ

QB「マミ・・・」ポロッ

まどか「QB、泣いてるの?」

QB「まさか、有り得ないよ。だって僕には感情が・・・」ズキン

QB「でも、痛いんだ・・・マミがいなくなったと・・・思うと、体じゃないどこかが・・・痛い」

oh…

QB「もう、消えてしまいたくなるくらい・・・痛いんだ!!」

まどか「ねえQB、きっとその痛みがね・・・『悲しい』って感情だよ」

QB「これが『悲しい』?じゃあこの痛みの真ん中にあるのが・・・」



QB「僕は・・・こんな痛みを他者に強いてきたのか・・・」

QB「ありがとう、まどか。よく気付かせてくれたね」

QB「おかげで僕のやるべきことがわかったよ」

QB「うまくできるかはわからないけど・・・やってみる!」




僕の願いは、エントロピーを凌駕した!


~一ヵ月後・見滝原霊園・とある墓前~

まどか(マミさん・・・)

さやか(マミさん・・・)

ほむら(巴マミ・・・)

杏子(マミ・・・!)

(彼女のおかげで、見滝原は救われた・・・でも・・・)

まじか・・・

杏子「こういうときってさ、何て声かけてやったらいいのかわかんねぇ」

ほむら「巴マミならなんて言うでしょうね?」

さやか「そうだね、マミさんなら・・・」

杏子「・・・いねえ奴の話なんかしたってしょうがねえだろ」

まどか「マミさん・・・なんで・・・?」

?「お~い、みんな~」

杏子「へっ、や~っときやがったか!」

マミ「みんな酷いじゃない!私を置いていくなんて!?」

杏子「待ち合わせに遅れる奴が悪い!」

まどか「私とさやかちゃんはもうちょっと待ってようって言ったんだけど」

さやか「杏子の奴がせっかちなもんで、えへへ~」

ほむら「それじゃあ巴マミ、私たちを代表して声をかけてあげて」

マミ「え、私が・・・?そうね・・・」スッ

マミ「あれから一ヶ月、ようやくお墓を建てることが出来たわ」

マミ「私たちには魔女になってしまったあなたたちを救うことは出来なかった・・・」

マミ「でもこれから先、あんな悲劇が起こることはもうない。私たちが繰り返させない」

マミ「だから・・・安心して、ここで眠ってください」

よかったー

まどさや杏ほむ「・・・」合掌

マミ「さて、それじゃあ私の家でお茶会でもしましょうか!」

杏子「よっしゃあ、さやか!競争だ!」

さやか「望むところよ~ん!」

ほむら「元気なのは構わないけど、怪我をしないようにね。もう魔法少女じゃないんだから」

杏子「わーてるって!行くぞさやか!よーいどん!!」

~マミホーム~

さやか「やっぱマミさんのケーキうめぇ~生きてて良かった~!」

杏子「だよな~あん時はマジ死んだかと思ったからな~」

ワルプルギスの夜から一ヶ月、見滝原は順調に復興活動を続けています

え?自爆した私たちがなぜ生きているのかって?それは・・・

少女「ただいま~マミ」

ハア?(゚Д゚)

マミ「あら、お帰りなさい。あなたもケーキ食べる?」

少女「もちろんだよ!マミのケーキは僕の生きがいだからね!きゅっぷい!」

なんと、QBは魔法少女になってしまったの

私たちはソウルジェムが砕け散る寸前に

QBの「すべての魔法少女を救いたい」という願いによって人間に戻ることが出来たわ

べえさんwww

QB♀だったのか…

ほむら「そういえば魔女による事件、だいぶ減ってきたみたいね」

QB「うん、それは僕の罪滅ぼしだからね。成果が上がっているようで良かったよ」

世界の魔法少女がいなくなった今、QBはたった一人で魔女との闘い、そして弔い続けているわ

あ、そうそう、あのお墓をたてたのもQBなのよ

性別ないだろうし、どっちにでもなれるんじゃない?

つまりこういうことか
http://i.imgur.com/k4sSF.jpg

>>304
ふたなりだと…

まどか「そうだ!ほむらちゃん、今度の日曜日に一緒にお買い物に行かない?」

ほむら「ええ、構わないわ」ファサッ

暁美さんは止めたんだけどQBは鹿目さんのためにしてきたことをばらしちゃったみたい

『暁美ほむら、君は報われてしかるべきだ』な~んて格好つけて

以前の時間軸のようには行かないみたいだけど

それでも二人の距離は少しずつ縮まってきているように見える

マミ「それじゃあ、みんな。また明日!」

まどさや「ばいばーい、マミさん!」

杏子「じゃあな~マミ!」

ほむら「ごきげんよう・・・その、巴さん///」

・・・・・・

ほむほむ、マミさんに惚れとるw


QB「一気に静かになっちゃったね」

マミ「そうね・・・あぁ、そう言えばすっかり忘れてたけど、あなたに一つ言っておかなきゃね」

QB「なんだい、マミ?」

マミ「私との約束、破ったわね?」

マミ「もう誰とも契約しないなんて言っておいて」

マミ「まさかQB自身が契約して魔法少女になっちゃうなんて」

QB「失礼な、僕は不幸な魔法少女を生まないと言っただけで」

QB「契約をしないなんて一言も言っていないじゃないか?」

マミ「理屈っぽいのは相変わらずねぇ」

QB「それに僕は君といられて幸せだ。だから何一つ約束を破ってはいないよ」

マミ「もう///わかったわ、それは不問にしておいてあげる」

QB「ねえ・・・マミ、僕は・・・許してもらえるかな・・・?」

マミ「ええ、あなたなら大丈夫」

『痛み』を忘れなければ、いつかきっと・・・

>>305
みれねぇ

乙!!
ところで>>1の魔法少女べえさんのイメージどんなん?
おしえてくだしあ

>>319

こっちならどうだい

いぃぃよっしゃあぁぁぁ!書き切った!!
これでマスケット銃作りに専念できる!!!

>>324
特に考えてない
今思いついたのがイカ娘の髪白くしてモフモフいっぱい付けた感じ

>>330
そんなもん作ってたのかwww

できたらうp


さぁ番外編を書くんだ
>>327
( ゚д゚)・・・(つд⊂)ゴシゴシ・・・(;゚д゚)・・・(つд⊂)ゴシゴシ・・・(;゚Д゚)・・・!?

>>330
マスケットつくりだとwww

ttp://img22.pixiv.net/img/ojo-noyokusitu/18046631.jpg

これとかどうよ?

>>333
出来たらスレでも立てるよwww

では
スレ立て代行&支援してくれた>>1に大きな拍手をー
読んでくれたたみんなにも大きな拍手をー

ありがとうございました!

>>341
まってるよ

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