ハニー・ポッター「『私は、嘘をついてはいけない』……?」 (903)

アンブリッジの部屋

キィィィッ

アンブリッジ「あらあら、ミス・ポッター。お得意の屁理屈で今夜の罰則も逃れるものかと、わたくし心配していましたわ♪」

ハニー「……こんばんはの挨拶もさせないのはどうかと思うけれど。それに、私は屁理屈なんて——」

アンブリッジ「エヘン、エヘンッ!ほーら、また言い訳を始めようとしていますわね。その口車でたちの悪いでっち上げ話を続けるおつもり?」

ハニー「……」

アンブリッジ「よろしい。ミス・ポッター。とんでもない嘘つきで鼻持ちなら無い目立ちたがり屋のあなたにこの罰則は当然、理解できますわね?」

ハニー「……えぇ、先生」

アンブリッジ「癇癪を抑えるのが上手になったようですわね♪さて、それでも罰則はやめませんわ。さっ、ここに」

ハニー「……羊皮紙に、羽ペン……書き取りの罰則?」

アンブリッジ「えぇ、その鋭いペン先がお見えになって?それで、刻みこむなさいな。自分がどれだけ愚かなのか、間違っているのか」

ハニー「……この文句を?」

アンブリッジ「えぇ。さっ、まずは声に出してみなさいな。きっとしみこみますわ」

ハニー「……」



ハニー「『私は、嘘をついてはいけない』……何回、書くのかしら」

アンブリッジ「しっかりと『刻み』込まれるまで、ですわ♪」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365339954

きたぁあああヒン

ハニー・ポッター「私が、魔法使い?」
ハニー・ポッター「賢者の石、ですって?」
ハニー・ポッター「賢者の石は、どうなったのかしら」

ハニー・ポッター「秘密の部屋?なぁに、それ」
ハニー・ポッター「スリザリンの継承者?なんなの、それ」

ハニー・ポッター「脱獄囚の、シリウス・ブラック?」
ハニー・ポッター「『エクスペクト・パトローナム!』」
ハニー・ポッター「『守護霊よ、来たれ!』」

ハニー・ポッター「勝つのは私、そうでしょ?」
ハニー・ポッター「何がこようと、受けて立つわ」
ハニー・ポッター「いつか必ず、来るものは来るのよ」
ハニー・ポッター「来るものは来る、来た時に受けてたてばいいのよ。勝つのは、私よ」

ハニー・ポッター「騎士団、いいえ。私の豚団ね、そうでしょ?」

のつづきやで

待ってたよヒンヒン!我慢のできない豚でごめんよハニー!

ヒンヒン!!

キター!!
ヒンヒン!!

このスレタイは…ちょっと今のうちにアンブリッジ潰してくる

ワンワン!

ハニー!ハニー!ハニー!ハニーぃいいいいいいいいああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ハニーハニーハニーぃいいぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!ハニー・リリー・フローレンスポッターたんの美しい赤い髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
全てのハニーたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ化して欲しいよハニーたん!あぁあああああ!かわいい!ハニーたん!かわいい!あっああぁああ!
支援絵も多くて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!支援絵なんて現実じゃない!!!!あ…SSもよく考えたら…
ハ ニ ー ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!アバタケダブラぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?支援のハニーちゃんが僕を見てる?
支援のハニーちゃんが僕を見てるぞ!ハニーちゃんが僕を見てるぞ!ハニーちゃんが僕を見てるぞ!!
SSのハニーちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはハニーちゃんがいる!!やったよ豚達!!ひとりでできるもん!!!
あ、SSのハニーちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあハニー様ぁあ!!ハニー!!ハニーぃいいいいい!!!ハニーぃいいいい!!
ううっうぅうう!!俺の想いよハニーへ届け!!ホグワーツのハニーへ届け!

ハニー!ハニー!ヒンヒン!

待ってました!ヒンヒン!!

ハニーの肌に傷をつけるだなんてこのカエルはガチカエルに転生させた方がいいね

ヒンヒン!
ハリポタ史上最高のイライラパートが来た

待ってました、ヒンヒン!
さて>>8を聖マンゴに送る手続きは、と

追いついたああああ

待ってた!待ってたよハニー!ヒンヒンヒーン!!

きたあああああああああああああああああああああああああああ

ハニー「……(いやらしい顔だわ、ほんと)」

ハニー「……(こんなのにのせられて、こんな目にあうなんて……まったく、この私が)」

アンブリッジ「♪」

ハニー「……」

ハニー「……(いけないわ、顔を見てたら、気分。っ、ふぅ)」

アンブリッジ「あらあら、わたくしに見惚れている暇がおありかしら♪」

ハニー「誓って違うわ。お世話様」

ハニー「……さっさと、終わらせてしまいましょう。まったく……今日は、一日散々ね」

・・・・・・

時は戻って早朝

ロン「アンブリッジ・ショックから一夜あけてみんな調子悪そうだよな。ハニーを一目みりゃ普通は調子抜群だろマーリンの髭」

ハーマイオニー「普通の概念をあなたたちに当てはめないで。でも、そう……今だけはそうだったら、って思えてしまうわ」

ヒソヒソヒソ ヒソヒソ
 ヒソヒソ  

ハニー「……」

ロン「何がヒソヒソだよ紛らわしいな。あぁハニー!気にすることないよだって君が話題の中心だなんていつものことだしね!ヒンヒン!」

ハニー「……えぇ、そうね。一面大見出しね。知っているわ」

ハーマイオニー「そんな新聞毎朝だってほしいとこだけど……今日の一面は、あの人のようよ」

ロン「……『アンブリッジ上級次官、ホグワーツ教員へ就任!』おいおい朝からなんてもん載せてんだ、テロじゃないか」

ハーマイオニー「写真の方は隠して見て。 ほら、ね。あの人は魔法省の後ろ盾もばっちりで、この学校に干渉する気なのよ……」


アンブリッジ「みなさん、ごきげんよう♪いい朝ですわ」

ウワアアアアアアアアアアアア!!
 ギャァアアアアアアアアアアアア!!!

ロン「……精神衛生的な話かい?オェッ」

ハーマイオニー「……そう、じゃなくて! 学校制度そのものに、ってこと……どんな授業をする気なのかしら」

ヒンヒン!!!

待ってたよハニー!

>>11
カエルに転生させた後ケツに爆竹だよな

待ってたよハニー!
ヒンヒン!!

待ってた!お帰りなさい!

ヒンヒン!

ヒンヒン!!

ヒンヒン!ヒーン!
(初リアルタイム泣きそう

待ってたよハニー!もちの同胞でね!ヒンヒン!

ロン「あんにゃろの授業はいつだろうね……おっと、噂をすれば!」

シェーマス「……これ、時間割だ」

ロン「ありがとよシェーマス!大方マクゴナガルに寝室を変えてもらうよう直訴しにいって、怒られて使いっぱしりさせられてるのかい?それ、例年うちの兄貴たちの仕事なんだけどさ」

シェーマス「さぁね……あっ」

ハニー「……」

シェーマス「っ、それじゃ。あの、ヒ……ゴホッ。失礼するよ」

ハニー「……そう。シェーマスは……豚じゃなくなったのね。」

ロン「屠殺もんだよな、君が悲しむからしないけど。これ、あいつの首輪。奴さん、城に戻ること自体反対されたんだってさ。おっかしいよな、ハニーに会えるチャンスをみすみす手放すなんて」

ディーン「いずれ分かるとおもうよ?あぁ、差し出がましくてごめん!ヒンヒン!僕んとこは親は、あー、マグルだからそんなことないけどねハニー!ヒンヒン!」

ネビル「僕もばあちゃんは全面的にダンブルドアを支持してるから、ってそんなこと関係なく君の豚だよハニー!ヒンヒン!」

ハニー「……出来る豚をもって誇らしいわ。さっ、パンを投げ与えられたいのなら鼻をおならしなさい?」

ディーン「ヒンヒン!」

ネビル「ヒンヒン!」

ハーマイオニー「……良かったわ、グリフィンドールのみんなまで、あー、そういう眼でみてこなくって」

ロン「君達の寝室っていう僕が一生に一回でいいから入ってみたいところじゃ、どうだったんだい?」

ハーマイオニー「それ実現したらあなた屠殺どころじゃないけど、ラベンダーが……」

ハニー「……」

ロン「噂好きのおべんちゃららしいよな。ハニー、気にするなってばあんなのをさ。マーリンの髭だよ、まったくね。頼まれたってお近づきになりたくないね、僕ぁ」

待ってたヒンヒン!

ほんっとに、マーリンの髭!!!

あぁハニー、待っていたよヒンヒン!

いくら一番豚でもハニーの寝室に入るのだけは許さないぞ
せめて行くなら僕も連れていけ

本当ネビルの婆様はまだ出てきてないのに1巻から存在感濃いからな
さすがというか…ロングボトム一族は熱いぜ

ヒンヒン!
わたしたちのハニーはいつだってナンバーワン!

ロン、どの口が…

な展開じゃなかったか?

最初はヒンヒン言ってたおまいらにドン引きしてたけど、
いつの間にか普通に思えてきた。
まるで魔法のようだよハニー、ヒンヒン!

フレッド「おやおや、んな込み入ったこと言っていいのかいロニー、ただでさえ浮ついた話のないお前だってのに」

ジョージ「おいおい、女の子の口コミは怖いぜロニー?ただでさえ豚すぎて他の子はロンうわぁってなってんのに」

ロン「何言ってんだ誇らしいことなのに。ハニーの下にいられるんだぜ?」

ネビル「まったくだよ」

ディーン「ロン氏ねよそろそろ」

ハーマイオニー「怖いのは口コミだけじゃなくってよ、二人とも。早速こーんなものを掲示板に貼り出してくれたわね!?」

フレッド「おいおいハーマイオニー、君が剥がしっちまったのかい?僕らのバイト募集の掲示をさぁ」

ジョージ「ハーマイオニー、大きな誤解だ。僕らはちょいとお手伝いを収集しようとしただけなのに」

ハニー「凄く小さな文字で『お気の毒ですが仕事には応募者の危険負担にて行われます』って書いているけれどね」

ロン「さすが眼までいいよねハニー!ハシバミ色の眼は見た目だけじゃなくて視力まで抜群だよなもちの僕で」

ハーマイオニー「これのどこがちょいとお手伝いなのかしら!?」

フレッド「おぉこわ、ママみてぇ。わーるかった悪かった、もうこんな掲示はしないからさ」

ジョージ「ずらかれずらかれ。安心してくれよ、割り切って君の眼の届くとこではしないさ」

ハーマイオニー「余計悪いわよ、ちょ、ちょっと!もう……心配ごとばかりなのに問題を増やしてくれるわ、あの二人」

ロン「あぁ、ずる休みスナックボックスが増える前にアンブリッジ・ショックで寝込む奴も大勢いるしね」

ハーマイオニー「それもあるわ。けどね、ラベンダーやシェーマスの話にもどるのだけど……私達、ただでさえダンブルドアが昨年末の宴会で言った事を守り通せてないっていうのに」

ロン「ダンブルドア……あー、なんてったっけ?」

ハニー「……さぁ、あの人と話したのなんて随分と前だから覚えてなんてないわ」

ハーマイオニー「宴会の時だってば。つまり、私達がこの城のみんなで団結する、ということ。組分けも警告していたのに……私達、もう随分と身内で争ってみえるわ。それなのにあの二人、まったく!!」

ロン「噛み付いてるのは君だけだけどね、なんて」

ハーマイオニー「本当ならあなたにも援軍をお頼みしたいのですけどね、監督生さんっ!!!」

ロン「おっと悪いね、僕ぁハニーの豚としてハニーの座り心地を守る使命があるから。そっちの方が大事さ」

ハニー「ロン」

ロン「なんだいハニー!」

ハニー「私のために尽くす事を逃げる言い訳にするのなら許さないわよ?」

ロン「ちょっとごめんよハニー、少しこの固い椅子に座っててくれるかい——おいまてよフレッド、ジョージ!僕は監督生だぞ!!!監督豚だ!!ヒンヒン!!!」

ウォォォォォォン!!

初リアルタイムが嬉しすぎる。
ハニー可愛いよヒンヒン!

>>35
おいたん、ハウス!!

来てたのかー!ヒンヒン!

ハーマイオニー「……あー、素敵な眼鏡だわ、ロン」

ロン「お褒めいただき光栄だよハーマイオニー。どうだい、バッジに映えるように右が赤で左が黄色いレンズなんだぜ。だからあの二人を止めるなんて僕ぁ反対だったんだ髭」

ハニー「似合ってるわよ、ロン」

ロン「ヒンヒン!よーし!僕これ一生とらないよ!まぁどっちみちさっきから剥がそうとしてもこびりついててどうしようもないんだけどさマーリンの髭!!」

ハーマイオニー「あ、あなたは良くやったわ、ほんと。えぇっと、待っていて?永久接着ではないでしょうから、きっと反対呪文で……」

アンジェリーナ「双子に面白いされてるとこ、悪いね。ポッター、少しいい?」

ハニー「えぇ、アンジェリーナ……ポッターって?」

アンジェリーナ「あー、ほら、私も責任ある立場になったし少しはしゃんと、ってね。私、キャプテンになったんだ、クィディッチチームの」

ハニー「あら……そうね、ウッドはもういないのだものね。アンジェリーナが……適任ね、そうでしょ?」

アンジェリーナ「ありがと。そう、ウッドがいないから代わりのキーパーを選抜しないといけないんだ。金曜の五時は空けててくれる?チーム全員で選抜会はやりたいから」

ハニー「この私のあずかり知らない所で大事なポジションを埋めさせるわけにいかないもの。もちろんよ」

ロン「僕だよ!」

ハーマイオニー「? 何が?はい、とれたわ」

ロン「あー、もちのが。ありがとう、君って天才だよな……キーパーか」

アンジェリーナ「うん、ウッドの抜けた穴は大きいからね。いい選手がみつかるといいんだけど。それじゃ」

ハニー「頑張って、新キャプテンさん……去年リーグがなかったから、すっかり忘れていたわ」

ロン「そんなこと言って二日に一辺は『飛びたいなぁ……』って言ってたのは知ってるよ僕は何せ君がまたがる箒代わりで痛い!ありがとう!」

ハーマイオニー「やりがいのある予定ができてよかったわね……今日の授業は、あー、私からみてもあまり楽しいとは言えないもの」

ハニー「……『魔法史』、『魔法薬学』が二時限続き、『占い学』、それで、『闇の魔術に対する防衛術』、ね」

ロン「なんだこりゃ……ハニーの存在がなきゃあの二人に早急に『ずる休み』させてもらえるようなきつきたいところだよ」

ハーマイオニー「ロン」

ロン「な、なんだよ、ハニー以外がそれで僕を脅すなよ、分かったよ、マーリンの髭」

ぶっちゃけアンブリさんの授業に限ってはナチュラルに吐けるからスナックいらないようなww

箒代わり…?
おいまてロナルドどういうことだ

双子のスナックボックスはちゃんと解毒剤付きなのがデカいと思う
直視する前にスナックボックスを使うとか

もちといえばロナルド!
ハニーの一番豚さ!

待っていたぞヒンヒン!
罰則のシーンは原作でもイラついたわ

初リアルタイムだよ!
今夜は眠れなさそうだね、ヒンヒン!
アンブリッジは潰れろ

『魔法史』後

地下牢教室前

ロン「ビンズのじいさん、授業はいつもの通り壊れかけたラジオみたいに一本調子だったのにさ……こんな量の宿題って、ズルだよ」

ハーマイオニー「私達、もう『OWL(ふくろう)』、つまり『普通魔法使いレベル試験』の学年なのよ?当然じゃない」

ハニー「その程度でこの私のことを試験しようなんて、おこがましいにも程があるけれどね」

ロン「まったくさハニー、君の前じゃめちゃくちゃ疲れる魔法テストの『NEWT(いもり)』だって跪くよ!あの双子が今年受けるやつだってね!ヒンヒン!」

ハーマイオニー「でも、ハニー。それはあなたならきっと大丈夫でしょうけど、ロンは……」

ハニー「……」

ロン「……ま、マーリンの髭!!!!!!」

ハーマイオニー「お、オホン。今後の進路にも関わることだもの、少しは真剣になったかしら」

ロン「僕ぁハニーの下に永久就職決まってるけどね」

ハーマイオニー「それで食べていけたら苦労しないでしょう?」

ロン「大丈夫、その頃には僕、二つの地点に同時に存在することが可能になってるだろうからね。もちの僕で」

ハーマイオニー「手首がばらけるのが関の山じゃないかしら……あら、前の授業が終わったみたいね」

ガチャッ

チョウ「——気にしないで、平気よ。でも、どうして私の顔に白い薬品が飛んだだけなのに男の子達あんなに……あら!ハニー!」

ハニー「! チョウ……今度はあなたが何か液体がついている番ね」

チョウ「ふふっ、少し失敗しちゃって。あなたの方は、すっかり大丈夫——」

ロン「おぉっと、ハーマイオニー気持ちは分かるけどさ邪魔しないように……あれ?それ、何のバッジだい。君って監督生ではなかったようにおもうけど?」

チョウ「えっ?あ、えぇ、これはトルネードーズの……」

ロン「トルネードーズ?去年リーグ制覇したタッツヒル・トルネードーズ???へぇ、それじゃ、最近ファンになったってわけだ???ふぅん」

チョウ「……六歳の頃から、ファンよ。それじゃ、ハニー。またね」

ロン「あっ、あれ?なんだい君、ハニーに用じゃ……あっ」

ハニー「……」

ハーマイオニー「……」

ロン「ご、ごめん、ごめんよハニー、あー、僕、あの、にわかクィディッチファンは見すごせないもんで、あの、その髭で、あー」

ハニー「ロン」

ロン「な、なんだいハニー!僕のハニー!」

ハニー「さっきの眼鏡をかけて、授業中スネイプに監督生バッジをひけらかしたら、どうなるかしら」

ロンェ・・・

ハニーのおにちくオーダーは毎回マジスゲーwwww

お前にはがっかりだよ一番豚ェ・・・

『魔法薬学』

スネイプ「授業を始める……ウィーズリー、その眼鏡はなん——」

ロン「なんですか先生!僕は監督生ですっ!!!」

スネイプ「知っている座れうるさい。グリフィンドールから五点減点」

ロン「でも先生!僕は監督生なんです!ほら!ほら!」

スネイプ「知っていると言っている驚いたことになはいはいすごいすごい五点減点、座りたまえ」

ロン「でも先生!おかげで僕眼に映るのが赤いのと黄色いので覆われてて!」

スネイプ「その馬鹿げた眼鏡のせいだろう赤いレンズをよこしてとっとと座りたまえ!!!五点減点!!!」

ハニー「ロン、それくらいでいいわ」

ロン「ヒンヒン!」

スネイプ「……相変わらずおごり高ぶり、人を顎で使っているようですな、ミス・ポッター。鼻持ちなら無い、姿見とかけはなれた我慢ならない態度に十点減点」

ディーン「意義あり!!今更ハニーにそんなことで減点するのは横暴じゃありませんか、先生!」

ネビル「そ、そうだ、そうだ!先生の個人的恨みが、なにか、あの!先生!」

スネイプ「ロングボトムは後ほど罰則」

ネビル「僕ってなんて学習能力ないんだろうわあああああん!!」

私グリフィンドール生だけどスネイプ先生はネビルのこと実は好きなんじゃないかって噂になってるわよ

だからお前はいつまで経ってもネビルなんだ

ハニー!また君にあえて嬉しいよ!ヒンヒン!
遅まきながら参上した罰はたっぷりくれよな、もちの我らが同胞の一番豚でさ、ヒンヒン!

ネビル乙

安定のネビル

スネイプを黙らせたければハニーが目を閉じてキス待ち顔をすれば・・・
ひ、ヒンヒン!ちょっと頭冷やしてくる!

スニベルスー!

>>51
不埒な妄想をしたとして五十点減点だ
それとその本は没収する

赤いレンズを寄越せって言ったのは何故だスネイプ

スネイプ×ネビルをお求めの方はハッフルパフ寮まで

スニベリー!

あんまり関係ないけどハニーって赤縁眼鏡とか特に似合いそうだよね

スネイプ「今日も今日とて騒ぎの元凶に邪魔をされたわけだが、授業を始める」

マルフォイ「まったく困ったものですよね、先生。えぇ、始まるフォイですね」

ハニー「言いたいだけならすっこんでなさい」

スネイプ「諸君は今年『OWL』を控える学年である。先に言っておくが、我輩は件の試験で『可』以上の評価を受けた生徒でなければ六年次に授業を受けさせない」

ロン「やったぜ!」

ハニー「わざと手を抜くのもありかもしれないわ。私の主義には、反するけれど」

ハーマイオニー「……言っておきますけど、ほとんどの職業で『魔法薬学』の修了は必須よ」

スネイプ「我輩としましては、これ以上出来の悪い生徒を受け持たなくてよいのはまったく喜ばしいことですな。罰則を受けさせる手間も省ける」

ネビル「……あれ!多分僕のことだ!ばあちゃんに殺される!」

スネイプ「それでは、作業工程は黒板、必要な材料は棚に。今日作るのは『安らぎの水薬』、OWLで頻繁に課題としてだされる魔法薬である」

スネイプ「完成した場合出来上がるのは、その名の通りに安らぎ与える見た目にもいい赤い色。精々の検討をしたまえ。作業開始」

ザワザワザワ 
 ガヤガヤガヤ

ハーマイオニー「あなたの髪のような色、ってことかしら」

ロン「ハニーって誰にも安らぎとか与えまくるからね、僕の赤毛とは同じでも同じじゃないよもちのロンで」

ハニー「あの人に褒められたように言われても気分が悪いだけだけれどね。さぁ、やってしまいましょう?」

初リアルタイムだけど、格別だねヒンヒン!!

なんやかんやでスニベルスはすんごくわかりづらいデレを魅せてくるなww

>>1、前スレどうすんの?

>>66依頼出されてたし、同志達が前スレ埋め作業にかかってる

【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】

そろそろこちらに来る頃合いじゃあないかな?

トントントントン
 ザクザクザクザク グツグツ

ロン「ハニーの材料を切る手さばきの鮮やかさったらないよねヒンヒン!」

ハニー「えぇ、そうね。一流シェフも顔負けね?」

ロン「あぁそりゃもう!それであのスナッフルの胃袋も鮮やかに掴むってわけで痛い!ありがとう! それに比べて、さぁ……」

ハーマイオニー「あと、五センチ……なにかしら、ロナルド」

ロン「な、ナイフ握りながら凄むなよ。君は定規まで取り出してバカ丁寧に、さぁ」

ハーマイオニー「正確さは大事だわ!それに、あー、ハニーのやり方を否定する気はないけど、私はそれでいつも成功しているもの!」

ロン「はいはい、まだロクに材料刻む段階まで行ってない僕が口出ししてすみませんでしたね、っと。ハニーはもう材料投げ込んで攪拌するとこかい?」

ハニー「えぇ、あなたも早く追いつきなさい?さっきはあぁ言ったけれど、私、あなただけ来年ここの教室にいないのは、やよ。ここの椅子、格別に冷たいのだもの」

ロン「ヒンヒン!もちのロンさハニー!よぉーし!月長石だっけ!?こいつを入れればいいんだね!?」

ハーマイオニー「落ち着いてまずはそれを粉末にするの落ち着いて。割ってからよ、もう」

ロン「君の硬い頭とか?  あ、いや、悪かったよ、ほら、落ち着こうよ、ほら、ナイフはおこうよ頼むからさ、いや、だからって杖とらなくても……!」

ハニー「固いのはどちらの意地もだけれどね……さて」


ヒソヒソヒソ

ハニー「……授業中でも、意地でも噂するのね、こっちも」

ヒソヒソヒソ

 「いい神経してるよな」
「普通学校に戻れるか——」
  「まったくだ」
 「フォイ」

ハニー「一際うるさいのがいるけれど、相手にもしないわ……さっ、材料、を——」


「——セドリックをどこかにやったのも、きっと」


ハニー「っ!!!   あっ」

ポンッ!  シューーーーー モクモクモクモク

ハニー「……」

ロン「あれ?鍋から煙、あぁハニー!君ったらもう完成したんだねハニー!見せてくれるかい君に魅せられたこの豚に君色の薬……」

ハーマイオニー「……あー、えっと、ロン、ほら、あの眼鏡をかければ、赤いわよね」

ロン「だ、だよな!冴えてるよハーマイオニー、ほぉら!スネイプの言ったとおり、あの、ハニー色……」

スネイプ「我輩は一言もそんな単語は発していませんがな。ポッター、これはなんだね」

ハニー「……『安らぎの水薬』」

スネイプ「……どこの工程を飛ばしたら、赤い色の薬がよりにもよってハシバミ色になるのだね?え?よりによって!!」

ハニー「……知らないわ」

リアルタイム初遭遇ですありがとうございまヒンヒン!
でも朝早いからもう寝なくちゃいけないんだごめんよ。
ハニーヒンヒン!>>1さん最高です!!

落ち着けスニベルス

キィィィィィタァァァァァァ!!!
ヒンヒィィィイィィィン!!!!

スネイプ先生偶然です

ヒンヒン!

ついさっきまでスネイプの感動動画見てきたばかりだよ…ははっ…w

初めてリアルタイムに遭遇したぜ…やっぱり最高だ!ヒンヒンフォイヒーン!!

みんな気持ちは分かるがsageるんだ
>>75 sageはメール欄に書きたまえ

ハニーの前で偉そうなこと言ってしまってごめんなさい!!ヒンヒン!!








ジリリリリリリリッ!

スネイプ「作業やめ。各自、無事完成させられた物をフラスコに入れて提出」

ハニー「……」

スネイプ「ポッター、君は途中で重大な、とても重大な失敗をし我輩に薬を消失させられたので、零点となる。いいな?」

ハニー「っ、やり直す時間はあったのに……なんでもないわ」

スネイプ「では、行きたまえ。あぁ、ミスター・マルフォイ。赤紫、なるほど、上等ですな。ミスター・ゴイル……薬と言うよりは鍋底のコゲのようだが、赤いのでよろしい」

マルフォイ「ありがとうございます!」

ゴイル「ゲラゲラゲラゲラ!」

マルフォイ「ゴイルも喜んでます!」

ロン「不公平の塊だよな、なんだよあんにゃろ。ハニーが零点だと?ゴイルなんてコンマ以下のくせに!マーリンの髭だよ!」

ハーマイオニー「本当、ハニーの薬はそれほど致命的なミスでもなかったのに……えぇっと、ハニー、こういうこともあるわ。あー、私はなんとかあなた色の薬に……きゃぁ!?」

ハニー「……そうね、少しドジをしてしまったわ。あなたで、安らがせてくれるの……?」

ハーマイオニー「そん、そんな、ハニー、今授業中、あっ、ベルが鳴ったからお昼休みだけど、そんな、本当のあなた色にかかれば安らぐなんて正反対な、マダム・パディフットのお店の雰囲気、じゃない……」

ロン「つづけて!」

ネビル「どうぞ!」

ディーン「ヒンヒン!なんだかスネイプの方も燃え上がってこっちが見えてないしね!!ヒンヒン!」



パリィィン!ボォオオオ!

マルフォイ「うわぁあああ!?クラッブのフラスコが割れてローブに火が!!こ、困るフォイ!?」

スネイプ「……赤いのでよろしい」

すみませぬ。
気が動転してました。

>>79
【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】

まずこちらで練習してから書いたほうがいいかも
こっちなら上げても大丈夫だし

>>79

ハニーを見たら動揺もするさ!ヒンヒン!

チョウめ……やりおるな

そして噂話でハニーの失敗を誘った奴、表でろ

>スネイプ「……赤いのでよろしい」
真夜中なのに笑いが止まらないヤバいヒンヒン

来てたのか

(……あれ?もしかしてスニベルスってハニーのこと好きなんじゃね……?)

大広間

ロン「息落ち着いたかいハーマイオニー。出来ればあのままにしときたかったとこだけど、昼ごはんは大事だからね」

ハーマイオニー「ふーっ、ふーっ、まった、まったく、あなたって、もう!  きっと失敗したのが、後ろの人たちの囁きのせいかなにかだったからなのでしょうけど!いきなりは!いきなりはやめてって何度も言っているのに!」

ハニー「それじゃ、夜にするわ」

ハーマイオニー「そういうことよ……そういうことじゃないわよ!もう!」

ロン「なんで僕って女の子じゃないんだろほんと……スネイプに土下座すればそんな薬くれるかな」

ハーマイオニー「『生きる屍の水薬』差し出されるわよ。それにしても……あの人は今年こそハニーに公平に接すると思ったわ。だって、ほら、あの人は……」

ハニー「騎士団の一員、そうね。あの人は私の団と思いたくもないから、そう呼ぶけれど」

ロン「毒キノコは腐っても毒キノコ。ハーマイオニー、耳をさませよ。何度も言ってるだろ?もうお忘れかい?めっずらしいね」

ハーマイオニー「あーら、お聞かせ願えるかしらとっても頼りになる監督生さん!」

ハニー「……ねぇ」

ロン「スネイプを信用するなんてなんだかおかしいぜ、って、僕は前から言ってただろ?」

ハーマイオニー「ダンブルドア先生だって信用しておいでだわ!」

ロン「だから、それもおかしいって言ってんのさ!あいつが『例のあの人』のために働くのをやめたって証拠、君はもってるっていうのかい?え?」

ハーマイオニー「あなたにわざわざ忠告されなくったって、ダンブルドア『は』!証拠をもっておいでなのよ!とても頭が回るようね、それなら『OWL』もきっと素晴らしい——」

ロン「なんだよそんな嫌味ったらしくあぁあぁそうだね、君の言うことには説得力があっておいでさ!こりゃ今年の『反吐』にはきっと——」

ハニー「〜〜っ、やめなさいっ!!!!」

ロン「! あ、あぁ!ごめんよハニー!君をほうっておくなん……お、わ」

ハーマイオニー「! あー、スネイプの味方をするつもりじゃ……えっ!?」

ハニー「いっつも言い争って、ないで、少しは素直に、もう、もう、私、わた、もう!おこ、おこる、わよ……!」

ロン「あー、そ、そうだよねハニー!怒りのあまりに、あのさ!分かるよ!ごめんよハニー!ヒンヒン!」

ハーマイオニー「えぇ、ハニー。そうよね、私達が、あー、だからその、涙、拭いて……?はい、あなたのハンカチ」

ハニー「なんの、こと!涙ってなに、豚かしら!?」

ああ、ハニー可愛いよハニー

夜中までキーボードバチバチいわせられん事情があるんで一度ここで区切る
>>1の時系列まで行きたいから昼頃再開。ぶつ切りですまん
じゃあの

>>88
乙!
ちょうど寝れるしよかったよヒンヒン!

ちくせう

乙涙目ハニーきゃわゆい

乙ヒンヒン

乙フォ……ヒンヒン!

ああハニー可愛いよヒンヒン!正座待機で続き楽しみにしてるよ!

乙ヒンヒン!!

やっと追い付いた!続きが楽しみだよヒンヒン!

来てくれなかったら困るフォイ!

乙ヒンヒン!

ついに、ついに高貴で可憐で儚げで、伝説的で道徳的なハニー様の活躍をリアルタイムで見れる時が!
と思ったのに一旦区切るフォイとは……何と間の悪い……!

昼頃だと見れないかもしれんが楽しみにしてるぜ! ヒンヒンヒーン!

そういえば、完結後もマた書いてくれルフォイ?

前スレ>>1000GJ!

初リアルタイムだ! とってもうれしいよ、ヒンヒン!

いつのまにパ−速に来てたのか

VIPから見てますヒンヒン!

女だけどハニーの豚になりたい…

>>104
女だけど→豚
うpしない→豚
おっさんだけど→豚
みんなハニーの豚さヒンヒン

しまった!ハニーが涙を流しているときに豚である俺は寝ていたなんて…マーリンの髭!

>>105
名誉なことだな、ヒンヒン!

>>106 お辞儀をするのだ

おのれ出遅れたか!ヒンヒン!

アンブリッジの罰則シーンになったら(俺含め)荒れるなこりゃ

まあ当然のことだよな

じゃあ荒れる前にしつこく誘導しとくか

【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】

アンブリへの罵倒愚痴、原作での話し、疑問質問、ネタレスなど、このスレの長寿のためにご利用下さい
今回も長丁場になるだろうからね。出来る同志なら分かってくれるよな?

まさか夜遅くまでやってくれてたとは!
つくづく>>1乙です

再開

来た!

>>99
家庭的が抜けてるぞ新入り豚!

北塔

ロン「あぁハニー、気分はどうだい?水は飲む?君の前じゃどんなに称されてる人間の功績だって水に流されるけどさ」

ハニー「私そのものが偉大なる功績のようなものだものね、えぇ。いらないわよ、なぁに、ロン。まだ私が、この私が泣き出したと勘違いしているわけ?」

ロン「そりゃそうさ、なんせ僕とハーマイオニーっていう二人の喧嘩なんていつものことなのに君が急にあんな風になるから僕ぁ心配で心配で痛い!ありがとう!ヒンヒン!」

ハニー「だから、勘違いはやめなさいと言っているの!! ……仲良くして、頂戴よ。ね?」

ロン「もちのロンさ!なっ!ハーマイオニー!」

ネビル「えっ!?あ、あー、そうだわね!!」

ハニー「ネビル」

ロン「定例会第二夜は君の処分についてにしようか」

ネビル「き、君が僕にふったんじゃないか!あんまりだよ! ハーマイオニーは、あー、『占い学』にはいないんだよね」

ロン「トレローニーと仲良しこよしすぎてね。おっと、うわさをすりゃはしごが下りてきた。ハニー、お先に」

ハニー「えぇ、そうね。そうしてあげるわ」

ロン「……おい豚ども!いいな!上を一瞬でも見上げてみろ!!ハニーのすぐ下でお前たちを見下ろしてる僕が空中ロナルド殺法で屠殺してやるからな!?」

シェーマス「……ハッ! 僕はもう豚じゃないから見上げてもなにm」

ロン「やれ豚ども!!!容赦はなしだ!!!」

ヒンヒーン!ヒン(怒)

シェーマス「うわあああああああああ!?!?!」


ハニー「? 騒がしい豚たちね、もう」

「本当ですわ——やはり現世(うつしょ)の空気は、わたくしの波動を——乱れさせます」

ハニー「……こんにちは、トレローニー先生」

トレローニー「えぇ、ごきげんよう——赤き最悪に身を包む災厄を運びし子」

ハニー「それやめていただけるかしら」

トレローニー「みなさまおそろいですわね——あぁ、今年もこの教室にいるみなさん誰もが欠けることのないよう——くれぐれも用心してほしいですわ。とくに——そこの、あなた?  お名前は?」

ハニー「今更何言ってるのよ」

ロン「三年受け持って覚えてないって脳みそまで昆虫かよ」

トレローニー「現世に生きる方々と私では——流れる刻<とき>が違いますわ。わたくしの意識は時に千年の太古にはせられ、また千年の未来を——見通すのです」

ヒソヒソヒソヒソ! キャッキャ!

ラベンダー「すごいわ……!」

ロン「……あんなのに影響されるなんてほんとマー髭ミーハーどもだよな、まったく。流行の最先端はいつだってハニーだってのに」

トレローニー「さて、あなたがたは今年——精神世界で言うなれば20130408年——現世にあわせれば、五年生のはずですわね」

ハニー「どこからはじき出される数字なのかしら」

ロン「奴さんのおめでたい頭ん中だろうね、あぁ」

トレローニー「さすればみなさんは——今年、『OWL』を控えていることと思います」

ザワザワザワザワ

ロン「なんてこった、現世から文字通り浮いてるトレローニーまでふくろうの話題かよ……マーリンの髭」

ハニー「それだけ大事な試験ということね、えぇ。私くらい」

ロン「何言ってんのさ、君試験なんて豚どもは週に一回抜き打ちでやってるよ」

トレローニー「オホン、お静かに。確かに、この崇高な『占い』の世界に現世の俗な評価や成績など無用です、が——みなさまの『心眼』を世に知らしめるものとお思いなさい? わたくし、あなたがたの芽生え、覚醒、真理への到達に——お力添えいたしますわ」

オォォォー!

ハニー「……しっかり教えるからばっちり点とって『OWL』通りなさい、ということね」

ロン「こいつの評価にもかかわるだろうからね、ハニーはいつだって満点花まるだけどさ」

トレローニー「イニゴ・イマゴの『夢のお告げ』にしたがって、あなたたちの夢を解釈なさい——夢を解き明かすことは古<いにしえ>から続く未来を見通す術です——約束された終焉の間際、あなたたちはこの術に追われることとなるでしょう」

ハニー「……年度末に行われる『OWL』で頻出なのね」

ロン「僕、ここんとこの夢なんてハニーしか見てないけどさ。これって『めちゃくちゃに幸せ』ってこと意外考えられないだろ?こんな本見なくてもわかるよ」

ハニー「私で頭がいっぱいなのはそれは当然だけれど、何かひとつくらい別のものがあるでしょう?思い出しなさい」

ロン「君が言うならもちの僕さ!うーん、何かあったかな……君はどうだい、ハニー?」

ハニー「あら、私の豚は私の命令を質問でかえすのかしら」

ロン「とんでもないよ待っててねハニー!うーん、夢、そういやこの前、ハーマイオニーが——」

ハニー「そう、そういうのよ。聞かせなさい……」

ハニー「……(私の夢は、誰にも言えないわ。特にあんな胡散臭い人や、私のことを信じていない人たちの前では。セドリックのこと、ヴォルデモートのこと、それに……おかしな、扉のこと)」

ロン「——ってわけで、ハーマイオニーが血まみれのクァッフル片手にハーマイ鬼ーになってたって話なんだけどさ」

ハニー「あなた夢でまで何を失礼なこと言ってるのよ」

ジリリリリリリリリッ

トレローニー「時間ですわ——今日の優等は、『巻き毛の友人に血祭り寸前にあげられる』とミスター・ウィーズリーの夢を解釈した……ミス・赤き災厄?」

ハニー「大概にしないと問題にするわよ。優等、それはそうでしょうね。私だもの」

ロン「ヒンヒン!ハニーはなんてたって僕のハニーだからね!僕の夢もすべからくハニーの豚さ!ヒンヒン!」

ネビル「でもあの解釈って割といつものロンとハーマイオニーだよね……あぁごめんよハニー!君に対して否定的な意見なんて僕夢の中にでてきたばあちゃんにヘッドロックかけられてくるよ!」

トレローニー「おしずかに。宿題を出しますわ——むこう一ヶ月の夢を書き記して、毎日その解釈をいたしなさいでは——また巡り合うその刻まで、ごきげんよう」

ザワザワザワ

ロン「つまりハニー日記かぁ。いつもつけてるのと含めると二冊分になるなぁ」

ハニー「私のための手間は惜しまない、そうでしょ?」

ロン「そりゃそうさ。でもこうなるともう二、三本腕がほしいよな。そうすりゃ椅子になりながら君の手伝いができるし、飛んでたって……なんでもない」

ハニー「? それにしても、トレローニーまで宿題、ね」

ロン「これで三授業連続だよ……ほーんと、『OWL』くそくらえだね。これなら、ほら。あのアンブリッジとかいうばば、ば、オェッ、の授業も楽しみだよ」

ハニー「無理して思い出さなくてもいいわよ」

ロン「……どっちにしろすぐに目の当たりにするから大丈夫さ。おい豚ども、ハニーに失礼なもの見せないようにエチケット豚袋の用意はしてあるだろうな」

ヒンヒン……

ロン「……フォーメーションPは!?」

ディーン「あの蛙がハニーに笑いかけようとしたらネビルを盾にして防ぐ!ヒンヒン!」

ネビル「本望だよヒンヒン!」

ハーマイオニー「フォーメーションのIとGは聞かないし聞きたくもないから早く降りてきて頂戴、待ちくたびれるわ。それかハニーだけよこして、早く」

廊下

ハーマイオニー「あら、あの宝石昆虫さんも『OWL』は無視できないということね。てっきり「うつしょのきまりごとなんて霧の彼方ですわぁ——あなた死にます」とでも言うのかと思っていたのに」

ロン「僕らにしてもそっちのがありがたかったけどね。君似てるねトレローニーの真似」

ハーマイオニー「冗談やめて。ビンズ先生は巨人の戦争で五十センチのレポート、スネイプは月長石の用途で三十センチ、確かに先生方は目に見えて『OWL』対策をしてみえるわ。やりがいがあるわね、ハニー?」

ハニー「……気もまぎれてちょうどいいわね、えぇ」

ロン「そのやりがいやらのついでに僕への教え甲斐も見出してほしいところです、はい……月長石ってなんだっけ?三年生くらいのときに使った?」

ハニー「……」

ハーマイオニー「……ロン」

ロン「な、なんだよ、やめなよ、かわいそうな人を見る目はやめなよ、豚を見る目で見てくれよハニー!ヒンヒン!」

ハーマイオニー「言葉の上じゃあまり変わりないわ、それ……『闇の魔術に対する防衛術』の教室、着いたわね……まぁ」

ハニー「……扉が、ピンクでふわふわのレース調に装飾されてるわ」

ロン「あの顔であの趣味だから凶悪なんだよなぁ……マーリンの髭でも口につめてそなえないとね、あぁ」

アレに備えないとな
まともな準備できないけど覚悟だけは

『闇の魔術に対する防衛術』

ザワザワザワザワ

ディーン「僕、サングラスとか用意してみたんだけどさ」

ネビル「うわ、いいねそれ。でも君がかけると顔が全部真っ黒でなんだかその筋の人みたいだよ?」

ディーン「言われると思った……」

ロン「いいじゃぁないか、ハニーを脅威から守る豚として立派だよ、うん。僕もあの眼鏡かけておこうかな」

ハーマイオニー「スネイプに没収されたでしょう、あの眼鏡」

ハニー「ねぇ、パパかと思ってしまうから眼鏡眼鏡と言うのはよしてくれるかしら」

ハーマイオニー「よく分からなさ過ぎるわハニーごめんなさい……」

アンブリッジ「エヘンッ、エヘンッ!」

!!

ロン「っっぐ、っぷ、うぇっ。あいつ、いつの間に教壇のとこ、うっぷ」

ハニー「……すごく小柄だもの、黙っていれば分からないのよ……そうとは思えないくらい、派手な格好をしておいでだけれど」

ハーマイオニー「……またあのピンクのカーディガンに、髪に……黒いビロード……蝿にしか見えないわ」

ロン「ハッハ。ハーマイオニー、ギャグがうまくなったね……でもうますぎてさ、それもう正確に描写してんのと一緒だよ。たしかにありゃ、アンブリッジが舌伸ばして食べそうな蝿そのものだ」

アンブリッジ「さっ、さっ♪楽しい授業をはじめますわ。ふふふっ、取って食べたりしませんから、もっと前におつめなさいな……早い者勝ちですわよ♪」

ザワザワザワザワザワ
 いけよ……いやお前いけよ……

ネビル「……僕が、行くよ!」

ディーン「! ネビル!」

ロン「! ネビル、君ってやつは……漢、漢だね君は!」

ネビル「あぁ、豚の中でね……ハニー……戻ってきたら、君に言いたいことがあるんだ……君って高貴で可憐だね、あっ、言っちゃった」

ハニー「えぇ、そうね。意識せずとも口に出てしまうもの、仕方ないわ」

ハーマイオニー「茶番はいいから早くしましょうよ」

ファッ!?(心停止)

デフコン2発令!繰り返す、デフコン2発令!

うっぷ
 うぇっ、うっぷ

アンブリッジ「少し気分が優れない子がいるようですわ。平気かしら?わたくしが付き添って医務室まで行ってさしあげましょうか?」

ディーン「大丈夫です!!」

シェーマス「結構です!!!」

ロン「この通り元気ヒンヒンです!!!」

アンブリッジ「そうですわね、わたくしの授業ですもの♪さぁ、みなさん。まずは……こーんにーちはーーー!」

…… ヒソヒソ
 こん……にちは ボソボソ

アンブリッジ「チッチ、ッチ!」

ロン「ハーマイオニー、蛙がああいう鳴き方するのはどういう前兆なんだい?」

ハーマイオニー「知らないわよ、お得意そうな昆虫さんにでも聞いたらどうかしら」

アンブリッジ「それではいけませんよー?『アンブリッジ先生、こーんにーちはーーー!』はい、みなさん?」

……
 こーんにーちはー……」

アンブリッジ「いけません、いけませぇん!もっともっと大きく元気よく!よい子のみなさんならもーっと大きい声で挨拶ができると、わたくし、思っていますわ!」

ハニー「……私たちをいくつだと思ってるのかしら」

アンブリッジ「さぁもう一回、大きな声で!『アンブリッジ先生、こーんにーーーーちはーーーーー!』」

「「「「……こーんにーちはーーー」」」」

アンブリッジ「はいっ、よろしいですわ。これから毎回こんな風に挨拶してくださるかしら?でないと、わたくし、皆さんの前に現れないかもしれませんわよ♪」

ロン「そりゃ朗報だ」

アンブリッジ「さて、さて。それでは授業を始めましょうか」

ザワザワザワ

アンブリッジ「あぁ、杖はしまっていて結構。かばんの中にでも押し込んでしまいなさいな」

ザワザワ、ザワザワザワ

ハニー「……『闇の魔術に対する防衛術』の授業で、杖をしまう?」

ロン「あー、アンブリッジもあのロックエヘンハートゴホンッみたいに、本を片手に寸劇でもするのかな」

ハーマイオニー「……その方が数倍マシだったかも、しれないわ。いいえ、ロックハート先生の授業はとても前衛的で芸術的で独創的だったわ、比べるまでもないわね」

ロン「あぁ、芸術っていつだってわけわからないよな、ハニーくらいはっきり素晴らしさが一目瞭然だといいのに。マーリンの髭」

アンブリッジ「杖はおしまいになりましたわね?鞄は閉じましたかしら?片手にくるくるともてあそぶのは、だらしない前髪だけになさいね♪」

ハニー「……誰がだらしないのよ誰が。傷のせいで伸ばしてるだけよ……」

ロン「あぁハニー、ありゃきっと僕に言ってんだよ。何せ僕の前髪ときたら、ほら!こんな風に、ほら!ま、マーリンの髭レベルにうぎぎぎぎ」

ハーマイオニー「抜けるわよおじさまが悲しむからやめなさい」

アンブリッジ「おしゃべりはおやめなさい? さっ、まずは黒板をごらんになって?」

サッ

『 闇の魔術に対する防衛術

    基本に返れ     』

ざわざわ ヒソヒソ

ロン「基本?ハニーの下ってことかな」

ハーマイオニー「あなた基準のホームポジションにしないの」

アンブリッジ「みなさんはこれまで担当教授の変更によって、毎年度バラバラな内容の授業を受けられていたことと思いますわ。それも、多くが魔法省指導要領に従っていない、程度の低い、到底『OWL』を受けうるに値しないレベルのものを」

ザワザワザワ

ラベンダー「そ、そんな、それじゃ私たちこの科目の『OWL』は、どうなっちゃうの……?」

ハーマイオニー「……リーマスがいた当時いい先生だって言ってたミーハーさんがなにを」

ロン「ウォッホンロックゲホンハート! うん?なんだいミーハーオニー、おっと、ハーマイオニー、何か言った?」

アンブリッジ「ご安心なさい、わたくしがこの科目を受け持つことになった以上、今年は慎重に構築された『理論』中心の魔法省指導要領どおりの防衛術を学んでまいりますわ。さっ、こちらを書き写してくださいな」


『1.防衛術の基礎となる原理を理解すること
 2.防衛術が合法的に行使される状況認識を正しく偽りなく誤魔化すことなく理解し頭に叩き込み反芻し末代まで語り継げるようになること
 3.防衛術の行使を、実践的な枠組みに当てはめること 』

ハニー「……二番目が誰の何に対してか一目瞭然だわ」

カリカリカリカリ カリ

アンブリッジ「本来ならその『身』に覚えこんでいただきたいところなのですが、今日はノートへでよろしいですわ。さっ、みなさんこちらを正しく理解できたのならば、ウィルバート・スリンクハードの『防衛術の理論』をお出しになって。5ページ第一章、『初心者の基礎』をお読みなさい。始めっ♪」


オェッ うっぷ
 ザワザワザワ ヒソヒソ

ディーン「……五年生なのに、基礎ぉ?」

ネビル「……うーん、この本の内容、ぜんぜん……難しいんじゃなくて、頭に入らないっていうか……ビンズ先生の授業みたいだ……ふわぁ」

ロン「……うわ、だめだ、僕最初の五行でマーリンの髭だ。なんだろこれ、何が言いたいんだ一体全体」

ハニー「……この本って、ねぇ、ハーマイオニー……ハーマイオニー……?」

ハーマイオニー「……はいっ、先生」

アンブリッジ「……」

ザワザワザワザワ
 ヒソヒソヒソヒソ

ネビル「で、でたー!ハーマイオニーの天井を突き破らん勢いの挙手だーーー!」

ディーン「あれを無視できた猛者はスネイプくらいのもんだよな!ハニーの笑顔には負けるけど!」

ロン「あったりまえだろそれって僕らの生きる理由そのものだからな。おいおい、何をしようってんだ……?」

r————-、 夜食のラーメンはうまいでござる。

   ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ
    | | (^)。(^) |       うゆー。チャーシュー美味しいのー♪
  ≒| |@、_,.-‐-、_,>、゚              ,ri><i、        /´ ̄`ヽ   かしら かしら♪
  ≒ヽヽ__)川ノ。゜  ズルズルズル‥  /((ノノリノ)).      l i ノ '\@
   /⌒、、。゚l|!l。ヽ、∬          ((ミi!゚ ヮ゚ノミ))∫    ヾ(i.゚ ヮ゚ノ ∬
  (´"づr=ョ=ョ=ョ=ョ            (つ二フ0      (つ二フ0

 ̄ ̄ ̄ ̄\____,と) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ザワザワザワザワ

アンブリッジ「……」

ハニー「……これだけみんなが関心をもってしまっては、あの人も無視し続けられないようね」

ツカッツカッツカッツカ 

アンブリッジ「……この章で何か質問がおありなのかしら?」

ハーマイオニー「うっ、っ。この章について、ではありません。先生」

アンブリッジ「あらあら、今はこの章を読む時間ですわ?」

ハーマイオニー「私、この本なら一年生で全部読んでいます。先生、それを踏まえてこの本を使って行われる授業の『目的』について質問があります」

ザワザワザワザワザワ

ロン「っひゅー、言ってくれるよなハーマイオニー……全部読んでます、だってさ」

ハニー「当然ね、私のハーマイオニーだもの。ふふっ」

アンブリッジ「あー、ミス……あなた、お名前は?」

ハーマイオニー「ハーマイオニー・ぽ、オホン、グレンジャーです」

アンブリッジ「ミス・グレンジャー?正しくこの本をすべて読んだとおっしゃるなら、なおのことその質問をする理由はないと、わたくし思いますわ♪」

ハーマイオニー「でも、わかりません。この本は、防衛呪文を『使う』ことにかんしては何も書いてありません」

ザワザワザワザワザワ 
 ヒソヒソヒソ ザワザワ

ディーン「……あれ?そういや黒板のあれ、使うことに関しては触れない、っていう風に見えるね」

アンブリッジ「おしずかに!オッホ、オーーッホホホ、ホッホホホホホ!ミス・グレンジャー、『使う』!?まぁ、まぁ、ミス・グレンジャー、あなたはこの教室でまさか防衛術を使うようなどこかから襲われる状況があるとお思いですの?」

ロン「そういうことじゃないだろ何言ってんだあのカエル。どういうことだ? 魔法を使わないの?」

アンブリッジ「発言をするときは挙手!あぁ、なんですの、ミス・グレンジャー?まだ質問がおあり?」

ハーマイオニー「はい、先生。『闇の魔術に対する防衛術』の真の目的は、その名前の通り間違いなく防衛術を学んで『練習』しりところにあるのであって、これでは魔法を『使わない』のでは目的を果たせないと……」

アンブリッジ「おやおやおや、ミス・グレンジャー。あなたは魔法省の訓練を受けた教育専門家ですか?まぁ、その専門家にもけだもののような腐った人種はいますけど」

ハーマイオニー「……いいえ。でも」

ハニー「それじゃ、その専門家さんの定めた『魔法を使わずに理論を学ぶ防衛術』が……私たちが危険なときにどうやって役に立つというの!?」

ザワザワザワザワ ヒソヒソヒソ

アンブリッジ「ミス・ポッター!挙手!」

ハニー「命令しないで頂戴、虫唾が走るわ」

そろそろかと思ってきてみたら始まってたぜ! ヒンヒン!
あと1時間もしないうちに出なきゃいけないんだけどなちくしょう!

>>115
あぁっ、なんてことだ……!
称える言葉を間違えた上に活躍を見届けられぬまま去るこの不届き豚めをどうぞお許し下さい……。
と言うか踏んでください我らがハニー! ヒンヒーン!

ぽwww

ぽってなに?

確かに ぽ って何だ・・・?

ハニーのファミリーネーム

>>133
ハーマイオニー・ポッター・グレンジャーか?それともそのままハーマイオニー・ポッター?

>>131
>>132
そのくらいすぐ分からないとどうぞれないぜ、同胞よ

ありがと、ポッターっていおうとしてやめたのか

俺どうぞれないわ・・・ちくせう、ヒンヒン

ザワザワザワザワ

ロン「あー、ハニー?ハニー、あのさ?ちょっと落ち着こうよ、ね?」

ハニー「お答えくださるかしら、どうやってそんな『理論』なんかで危険から逃れるっていうの?それに、さっきの『けだもの』というのはリーマスのことを言っているわけ!?あなたよりよっぽど良い先生だったのに!!」

ロン「あぁ、そこか、そこかぁ君の沸点、分かるよ、うんすっごい分かるよなんせ僕ぁ君の一番の豚だからね。だけどさ……」

アンブリッジ「重ねて言いますが、このクラスで何かに襲われることがおありですか?もっとも、若さという野獣に支配された男の子に襲われるのは、わたくし、それなりのよ・う・い♪がありますわ♪」パチンッミ☆

オェエエェェェェッ
 ウォェエェエエエエッ

アンブリッジ「そしてリーマス・ジョン・ルーピン教授ですが、あなたがたを大変危険な目に合わせる寸前だったと聞き及んでいますわ。大変無責任、そして前任者に至っては行き過ぎた違法な呪文まで教えていたとか!あぁ、まったく哀れですわ!」

ハニー「私の豚を愚弄しないで」

ザワザワザワザワ

ディーン「む、ムーディを!?」

ネビル「ハニーすごいやハニー、すごすぎるよヒンヒン!あの人がいるなら百人力、あっ、百匹豚だね!」

ロン「そうなんだけどそうじゃないんだなこれが、いつか教えるよ……厳密にはあれ豚じゃないしね」

アンブリッジ「さぁ、さぁ!みなさんはおそらくこのような恐ろしくそして無責任な教師たちの、教育とは名ばかりの恐怖を植えつける洗脳によって『いつ何時闇の襲撃を受けるかわからない』という思い込みをしてしまったのでしょう!そうに違いありませんわ!」

ハーマイオニー「いいえ、先生。私たちはただ——」

アンブリッジ「挙手しない発言は認めませんよ! さて、試験に合格するためには理論的な知識で十分、これが魔法省の掲げる指導要領です……あなた、お名前は?」

ラベンダー「ラベンダー・ブラウンです。あの、先生?それでは『OWL』に実技試験はない、ということなんですか……?」

アンブリッジ「理論さえ味方につければ、試験という慎重にまた公正に設けられた条件の下で、呪文がかけられないということは絶対にありえませんことよ♪」

ザワザワザワザワ

ラベンダー「そ、それじゃ、それまで一度も練習してない呪文を、本番でいきなり!?下書きなしでペン入れからするのとわけが違うんですよ!?」

アンブリッジ「繰り返しますわ。理論を十分に、慎重に勉強すれば——」

ハニー「こっちだって繰り返すわ。その『理論』は! 現実世界でどんな役に立つって言うの?」

ザワザワザワザワ

アンブリッジ「オッホホホホ、ミス・ポッター。ここは学校です。外界から切り離された安全な地です。何度もいいますが、ここには私やあなたを襲うものなんて、にゃーーーんにもありませんのよん♪」

オェッ うっぷ

ハニー「それじゃ、外の世界で待ち構えているものを無視して、いないように振舞って、そうね、まるであなたたち魔法省のような態度で平和に笑っていればいい、座って本を読んでいればいい、そういうこと? どこまでも愚かね」

アンブリッジ「外の世界?まぁ、まぁ、年端も行かないお嬢ちゃんのあなたが、お外に何があるというのかしら?」

ハニー「そうね、考えてみるわ。たとえば……ヴォルデモート卿なんて、どうかしら」

キャアアアアアアア!
 ザワザワザワザワザワ バタバタバタバタバタッ ばたんっ
ヒソヒソヒソヒソヒソヒソ

ロン「……あーぁ」

ハーマイオニー「……ごめんなさい、私が焚きつけたようなものだわ」

ロン「いや、君は悪くない、うん。途中で止めとけば……マーリンの髭」

アンブリッジ「……ふーーぅ、さて、ミス・ポッター。まずはグリフィンドールから十点減点です」

ハニー「……意地の悪い笑みを浮かべてくださらなくてもその意味くらい分かるわよ」

アンブリッジ「いくつか、みなさんの前ではっきりさせておきましょう。みなさんはこの夏ある話を聞いたことでしょう。闇の魔法使いが、死からよみがえった、なんていう——」

ハニー「あいつは死んでなかったわ!死んだと思っていたのは先の見えていなかったあなたたちだけ!でも、あぁ!よみがえったのよ!そうよ!」

アンブリッジ「ミス・ポッターあなたはもうご自分の寮から十点失わせたのにこれ以上自分の立場を悪くしないよう……すでに地に落ちているようですがね」

ハニー「上等だわ、私一人が落ちたって拾ってくれるやさしい豚がいるもの。何度だって言ってあげる、あいつは——」

アンブリッジ「ある闇の魔法使いが蘇った!再び野に放たれた!こんな話を夏中聞かされていたことでしょう!いいですか、みなさん?これは、嘘です!」

ハニー「嘘じゃない!嘘じゃないわ!私、あいつと……戦ったんだから!ヴォルデモートと!」


きゃああああああああああああ!!
 ウワアアアアアアアアアン!
ザワザワザワザワザワザワザワ ヒソヒソヒソヒソヒソ

シェーマス「……」


アンブリッジ「罰則です、ミス・ポッター!今夜五時、わたくしの部屋で。あなたにはとことんお話する必要があるようですわ。あぁ、みなさんもいつでもわたくしのところにおいでなさいな。いかにこの嘘でたらめが、とるにたらないなんとも愚かでどれだけたわいないものか、お教えさしあげますわ。」

ハニー「っ、〜〜〜っ」

アンブリッジ「このようなことを口にする人がいたら、いつでもわたくしに教えてくださいな。わたくしはみなさんのためにいるのです。みなさんの、お友達なのですから♪」

ハニー「じゃぁ、じゃぁあなたは……セドリックがどこかに勝手にいなくなった、そう言うつもりなのね?」

ザワザワザワザワ ヒソヒソヒソ

アンブリッジ「……セドリック・ディゴリーに関しては、不幸な事故です。ダンブルドアの管理の甘さがまねいた……」

ハニー「彼は勇敢に戦ったのよ。彼の行いまで愚弄するのは、絶対に許さないわ。ヴォルデモートと同じくらいに!!」

…………

アンブリッジ「……ミス・ポッター。さぁ、さ。こっちに来てごらんなさい」

ハニー「……いやよ。間に5メートルのスネイプを挟んでだっていたくないわ」

ロン「うん、悪夢だよな」

ハーマイオニー「……先生、体罰は——」

アンブリッジ「いーぃえぇ、そんなことはいたしませんわ。さっ、この羊皮紙に……っと、これでよろしい。こちらをもって、マクゴナガル先生のところへ持っていらっしゃい。いいですわね?」

ハニー「えぇ、ここから出られるならなんだってしてあげる。清々するわ」

5メートルのスネイプwwww

天井より高いんじゃないか?wwwwwwww

マクゴナガルの部屋

マクゴナガル「……ハァーーーーァ」

ハニー「……」

マクゴナガル「……泣くくらいならば最初から怒鳴り散らすのではありません、レディとしてみっともないですよ」

ハニー「っ!泣いて、なんか!こんなの、ただのっ、んっ、そう、ここまで私、走ってきた、もの!」

マクゴナガル「強がりはよろしい。ポッター、それで?この手紙に書いてあることは『本当』なのですか?」

ハニー「っ、っ、『本当』って、何が!!!    あっ……何が、ですか。先生」

マクゴナガル「よろしい。私に対してまで怒鳴るつもりならばそれ相応の対応をするところでした。アンブリッジ先生に対して怒鳴り、愚か者だ、と?」

ハニー「……えぇ。言ったわ」

マクゴナガル「……魔法省は日和見主義の楽天家で平和ボケの集団だ、と?」

ハニー「……そんなようなことを、えぇ」

マクゴナガル「……『例のあの人』が戻った、と?」

ハニー「えぇ、はっきり言ってやったわ」

マクゴナガル「……カエルそっくりなくせに、と?」

ハニー「……自覚あったのね」

マクゴナガル「……フーーーッ。ポッター、そこのビスケットをおあがりなさい」

ハニー「えぇ、おあがり——えっ?」

マクゴナガル「それを食べて、すこし落ち着いておかけなさい。私の言葉に逆上をしないように」

ハニー「……はい、先生」

マクゴナガル「ポッター、いいですか?気をつけなくてはいけません。ドローレス・アンブリッジの授業で態度が悪いと、あなたは減点や罰則で済まないくらいとても、マズイことになります。分かりますか?」

ハニー「……あの人が魔法省から来ていて、報告をするから、かしら。先生」

マクゴナガル「よろしい、少しは頭が冷えたようですね。生姜ビスケット、もう一枚おあがりなさい」

ハニー「……はい、先生」

マクゴナガル「ドローレス・アンブリッジのそばでは、言動にお気をつけなさい。いいですか、これはあなたが嘘をついているかどうかの話ではありません」

ハニー「っ!でも、せん——」

マクゴナガル「あぁ、あぁ!私を誰だとお思いですか、ポッター!あなたの寮監ですよ!?あなたが嘘をついていないことくらい私は分かっています!癇癪をお押さえなさい、と言っているのです!ビスケットをお食べなさい!——私も、一枚いただきましょう」

ハニー「……はい、先生」

マクゴナガル「いいですか?今回は罰則で済んでよかった、そう肝に銘じなさい。あまりこのようなことが続けば、あの性悪……オホン、ドローレス・アンブリッジはあなたを停学にする法令まで作り上げかねません」

ハニー「……そんなこと、できるわけ」

マクゴナガル「いいえ、そういった行動をすることこそあの女の目論見だろう、とダンブルドアもおっしゃっています。ポッター、癇癪を抑えて、低姿勢を保っていなさい。これはそういう問題です。あなたが真実を語っていることは、今は、あなたを信ずるものだけが知っていればいい。そうお思いなさい」

ハニー「……はい、先生」

マクゴナガル「……罰則は、今日の五時から深夜まで。これを来週まで毎日、とのことです。アンブリッジ先生の部屋。必ず行くのですよ?そして、何を言われても動じないように。いいですね?」

ハニー「……来週まで、毎日?」

マクゴナガル「……えぇ、そうです。あぁ——残念ですが、私は罰則を軽減するように言ったりはしませんよ。これはあなたの行動が招いたことです、しっかり反省なさい。そこだけは私もドローレス・アンブリッジに賛成です」

ハニー「……クィディッチの、選抜……」

マクゴナガル「……チームを信じなさい、あなたがいなくとも必ずや良い人材をみつけます。さぁ、行きなさい。ポッター……生姜ビスケット、もう一枚?」

ハニー「……いただきますわ、先生」

あんの性悪蛙め・・・僕らのハニーを一週間?も拘束するなんて・・・

このあとの罰則のキチガイぷりやべーよな

>>144
現実のヒス教師もこんな感じでトラウマがががががが

ヒンヒン(怒)

放課後 談話室

ロン「それで、あのカエルババアをどうやってこらしめてやるか、だけどさ——」

ハーマイオニー「あなたたち豚が取り囲んで蒸し殺すとかどうかしら。もちろん先陣を切るであろうあなたとネビルは吐死するとは——」

キィィィッ

ハニー「……仲がいいみたいで良かったわ」

ロン「!ハニー!何言ってんのさ、君とハーマイオニーの仲に比べればマーリンの髭だよ! それで、どうだったんだい?」

ハニー「……罰則が、今夜、と、来週までに延長になったわ。毎日ね」

ハーマイオニー「……そう、なの。あら?それじゃ……あっ」

アンジェリーナ「……ポッター、今なんてった!?え!?毎日罰則!?」

ハニー「……ごめんなさい」

アンジェリーナ「謝るくらいならするな!! あぁ、あなたは次期キャプとして見ててみらいたかったのに——」

ハニー「!!ほんと!?!?アンジェリーナ、今のほん——」

アンジェリーナ「えぇいもう!一気に目ぇ輝かせないの!!!そんな体たらくじゃほかに任せるかもしれないんだからな!ケイティの方が年上だし!」

ハニー「もう二度と、絶対こんなことにはならないわ。約束する、本当よ。信じて?」

アンジェリーナ「だ、か、ら!反省するなら最初からするな、ってば!どうやっても金曜は空けられないの!?え!?」

ロン「そりゃ無理だよ、アンジェリーナ。アンブリッジの授業は受けたかい?あんのババア、見た目以上の性悪くそカエルだよ」

ハニー「えぇ、無理でしょうね。私、『例のあの人』が復活したとまくしたててしまって——」

アンジェリーナ「そんなの知るか!いいか、ハニー!『例のあの人』はオジギソウかなんかを見間違ったとでも言って、とにかくやり方は問わない!金曜日、来るんだ!いいね!」

ハニー「ちょ、っと!アンジェ……あぁ……行っちゃったわ」

ロン「……ちょっとパドミア・ユナイテッドに連絡しようよ。ウッドの魂、抜け出て彼女に乗り移っちまったんじゃないか?」

ハーマイオニー「そんな暇ないわ。ハニーは罰則まで時間がないし、それまでに少しでも課題を進めておかないと」

ロン「あぁ、そうか……レポート三つに、定例会議の資料、それに……雨が降りそうだしね。散々だねこりゃ」

ハニー「? 雨が何の関係があるのかしら」

ロン「あー、もし君が濡れたら大変だろ!?そういうあらゆることに関する想定をね、僕ぁ一番の豚として、もちのロンしてるのさ!」

ハーマイオニー「室内なのに濡れるってどんな状況……きゃぁ!?」

ハニー「どうなのかしら、分からないわね。ねぇ、ハーマイオニー? 確かめてみたくは、ないかしら……?」

ハーマイオニー「あっ、ちょっと、ハニー!いくら、罰則前で不安だからって、だから、いきなりは、あぁ、ハニー、そん、な、傘をさしても、校庭の湖の底より水浸しになって、しまうわ……」

ロン「つづけて、どうぞ。僕、ちょっと君らを上から眺められるように箒とってくるからさ、うん。どうぞどうぞ」

オジギソウwwwwwwww
しかしホントにゃんこ先生っていい教師だよな

オジギソウェ・・・

ハーマイオニー「時間が、ない、って!言ったでしょう!?もう!も、う!」

ハニー「時間が惜しいから一気にするのじゃないの」

ロン「そうだそうだ。僕だってできればもっとゆっくりじっくりと行われるのをぜひとも寝室とかで眺めてみたいところで」

ハーマイオニー「黙って! さっ、課題をするわよ。レポートがたくさん出たでしょう?……あのアンブリッジからも」

ロン「あぁ、『防衛術理論第一章を読んで』って感想文ね、これなら僕もなんとなくいけそうだ。いけそうなだけだけどさ」

ハーマイオニー「……『OWL』の年に、まるで役に立たないこんなことを……『OWL』の年に!これならまだ、編み物をしていたほうがマシだわ!『S.P.E.W』の活動のために!」

ロン「編み物?なんだい、バッジじゃなくって前に『反吐』って刺繍がされたセーターでも配ることにしたのかい?ますます『S.P.E.W』が出るよ」

ハーマイオニー「反吐って言わないで!違うわ。これ、こういうのを……この夏何個か作ってみたの」

ハニー「……毛糸で作られた、あー」

ロン「……ドラゴンの膀胱か何か?昔チャーリーがクァッフル代わりに使えって双子に持ってきてくれ、あいた!痛い!!やめろよ!!編み棒でさすのはやめろよ!!」

ハーマイオニー「ニット帽、よ!これを寝る前に談話室の隅にでもおいておけば……片付けようとした屋敷しもべ妖精が拾って、晴れてその子は自由になるの!ねぇ、素敵だと思わない?」

ハニー「……」

ロン「わーぉ、そりゃおったまげだ。自由になりたがってもないやつを自由にしてなんになるってのさ、え?それにね、大事なことを忘れちゃいませんか、だ。それは誰がどう見たって帽子じゃなくてドラゴンの……痛い!マーリンの髭!」

ハニー「ハーマイオニー、勉強に、それも続けていたら忙しすぎて一昨年のように眠れなくなってしまうわよ?」

ハーマイオニー「あのときはあなたと会えない夜のあった時期だからむしろ寝ていたのだけどね……大丈夫よ、今は一つに時間がかかってしまうけど、なれれば片手間で何個も作れるようになるわ。あなたもやってみる?」

ハニー「あー……私、編み物は、その。苦手で……」

ハーマイオニー「? いとこからもらったお下がりを補整していた、って言ってなかったかしら?」

ロン「同胞の奴なんてうらやましいんだ、いやむしろハニーからのお下がりの方が何千倍もうれしいけどさ……お下がりって言えば……うわ、あの兄貴たち……えーっと、ハーマイオニー?ハーマイオニーさん?その、なんだ、素敵な帽子をもういっぺん見せてくれないかい?」

ハーマイオニー「……もう遅いわ、ロン。あの、二人……!!」

ハニー「……一年生に、何か食べさせているわね」

ロン「……あーぁ、金槌で頭をたたかれたみたいに倒れっちまった。下にクッションがあるとは言え痛そうだよ、ありゃ……ハニーがあぁなっても僕が滑り込んでマシュマロレベルのソフトキャッチで包むけどね。マシュマロンさ」

ハニー「やっぱりあなた、キーパーの素質あるわね、きっと」

ロン「ほ、ほんとかい!?よぉーし!ハニーにまたそう言ってもらえたなら僕、あー、ゲフンゲフン」

ハーマイオニー「張り切っているようだから、ついでにあの二人もとっちめてしまいましょう、ロン!さ、行くわよ! ハニー、あなたも時間なのじゃないかしら」

ハニー「えぇ、そうね……結局課題の一文字もなかったけれど、そのようだわ」

ロン「あぁ、ハニー!アンブリッジの胸糞カエルに何かされたら僕たち豚を呼んでくれよ、ハニー!すぐさま駆けつけるからね、窓の向こうからとか!」

ハーマイオニー「あなたついに飛ぶ術まで覚えたのやめてよ。ハニー、がんばって!私たちもがんばるわ……フレッド!!!!ジョージ!!!!!!」

フレッド「うわっなんだ!?おふくろ!?!?あぁ、なんだ、またまたグリフィンドールの才女様が……う、わ」

ジョージ「うっしそれじゃちびっ子たちの口にこの気つけヌガーを食べさせて元通り、お世話様っと……う、げ」

フレッジョ「「ハーマイ鬼ーだ!!!!!」」

ハーマイオニー「黙りなさい!!まったくあなたたちって人は!」

ロン「……なんだかほんと、ママに似てきたよ、怒り方が」

ハニー「うれしい?」

ロン「何言ってんのさハニー、僕はマザコンじゃないしマゾじゃないよ!ハニコンで豚だよ!ヒンヒン!」

アンブリッジの部屋前

ハニー「……スー、ハーーーッ」

ハニー「……マクゴナガル先生との約束は、忘れないわ。もう、あの人の前で無駄な癇癪はおこさない」

ハニー「魔法省に、付け入る隙を与えない。これ以上、好きにさせるもんですか」

ハニー「……」

ヒソヒソ、ヒソ

ハニー「……すれ違う人も、みんな、やっぱりヒソヒソ言ってくる、わね」

「アンブリッジの授業で怒鳴ったらしいぜ」

「『例のあの人』と決闘した、って」

「まーさか、だって『あの人』ってダンブルドアしか恐れなかったんでしょう?」

ヒソヒソ、ヒソヒソヒソ

ハニー「……」

ハニー「……もしかしたら、ダンブルドアはこの夏中、こんな扱いをずーっと受けていたのかしら。あの人も、一人で戦っていたのかしら。ウィゼンガモットから追放されて、いろんな地位も奪われて」

ハニー「……ちゃんと、話をしなさいよ。あの腹黒豚……でも、そうね」

ハニー「そうなるためにも、これ以上。そうよ、魔法省にいいようにさせない」

ハニー「……マクゴナガル先生からいただいた、最後の一枚」

サクッ

ハニー「……うん。大丈夫。さっ、いくわよ……わたし」

コンコンッ

アンブリッジ「はーあーいっ♪お入りになって♪」

ハニー「……ほんっと、声だけはかわいい女の子、よね」

もう既に殴りつけてぇ…

腹黒への印象がさりげなく上方修正されてるな








ハニー「(書き取りの罰則、ね……この性悪が姿にまで出ている人にしては、普通だわ)」

ハニー「(書かせている文字は最悪の部類だけれど……もっと苦しめたりとか、そういうのを想像していたのに)」

ハニー「(……怖がってなんて、いないわよ。私が怖がるのは退屈と体重計だけなの、少しも怖がってなんて)」

アンブリッジ「さぁさ、ミス・ポッター。早く始めてくださいな♪それともペンの使い方が分かりませんか?そうですね、そのペンにインクはいりませんの。だからそのまま、その刃のように鋭いペン先を羊皮紙に落としてお書きになって?」

ハニー「そういうわけではなかったのだけれど……インクが、いらない?」

アンブリッジ「ええ。さっ、どうぞ」

ハニー「……」

ハニー「『私は、嘘を——』あっ!!」

ガタッ、カランカランッ!

アンブリッジ「まぁ、まぁ!なんです!?また癇癪ですか、ミス・ポッター!?」

ハニー「っ、っ、ちが、うわ。ちがい、ます。少し……足が、机にあたって」

アンブリッジ「えぇ、そう。ふとももを押さえて……平気ですの?」

ハニー「……えぇ、なんとも。なんともありません、先生」

アンブリッジ「そっ。でしたら、ペンを拾ってお続けなさい。まだまだ先は長いですわよ♪」

ハニー「……」

スッ、ガタガタッ

ハニー「……『私は——』っ、『嘘をついては——』っ、『いけない』」

シュゥゥゥッ

ハニー「……(羊皮紙、に、メスで刻まれたような、赤い文字が。私、色ね……それに)」

ピラッ

ハニー「……(痛みがあったのは、やっぱりそういう、ことね)」

『 私 は 嘘 を つ い て は い け な い 』

ハニー「……(右太ももの、外側に……書いたのと同じ文字が、切り傷になって)」

スゥゥゥゥツ

ハニー「……(今は、すぐ消えるけれど)」

ハニー「……回数は、『刻み』こまれるまで。そう、だったわね」

アンブリッジ「えぇ。覚えだけはいいようで、助かりますわ♪」

ハニー「……当たり前だわ。私を誰だと思っているの……ふーっ」

ハニー「『私は、嘘をついてはいけない』……っ、っ」

シュゥゥゥゥッ、スゥゥッ

シュゥゥゥゥッ






ここでいったん休止
十時までには再開。十二時まででどこまでいけるやら

これ体罰だよね…

ヒンヒン!(蛙しね!しね!しねぇぇぇぇぇぇ!!)

乙です

>>1乙!

おいたんこのクソババアです

右ふともも、だと…?

ブチ[ピーーー]ぞこのアマガエル

いくらなんでもこんなキチガイ行為ゆるすなよ魔法省って思ってたけど、
ホグワーツ教師に与えられてる権限という段階でもうクリアしてそうなんだよねこれ

おのれBBAあアあああ
[ピーーー]えええエえ


さすがに原作みたいな手の甲はアレだよね

>>163
アマガエルに失礼だ
少なくともカエルの中ではかわいい方じゃん

ハニーに傷をつけるとか
ってかそもそも女子に傷跡が残る罰を課するとか


ほんとクルーシオしながらパーツごとに解体したいぜこのくそ蛙

原作だと刻み込まれてるかの確認してたよな?
ということはこのカエルがハニーの太ももを……

太ももにしたのまずったんじゃないかな
倫理的にちょっと

乙。クィレルみたいに、アンブなんとかさんもキャラに一歩踏み込んだ書き方してくれるかな

こう、「本当は理由があって、やむにやまれずああいう事しました」みたいな。原作でもクソッタレな面が強烈すぎて隠れがちだけど、微妙に何かそれだけじゃないみたいな面があったし。

>>169
生徒の体に傷つけてる時点で倫理的にとか無いだろ

つーかマジカエル[ピーーー]、[ピーーー]、[ピーーー][ピーーー]ぇええええええええええええ

豚ども!今こそ結集してあの性悪カエル糞婆をミンチにするぞ!

でもこれハーマイオニーに看破されんじゃね?
いつとは言わないけど

教材に連れてきた生物が生徒の不備で怪我したら裁判沙汰なのに教師が意図して傷つけても無罪な謎

おぉぉぉぉぉん!!!

すごい勢いで無駄レスするのいいかげん止めてくれませんかねぇ

あっ、これはダメだ。耐えきれん
マグルの底力見せてやる!そこに直れ、蛙ババァ!!!

養豚場にしまっちゃおうねー

>>170
例えアンブリッジが呪いをかけられた元壮絶ないじめを受けいていた美少女だったとしても
絶対に許さない

普通に最終巻でおじぎ側の魔法省でドヤ顔してる辺り救えないと思う

さすがにぶっ[ピーーー]しかないわ、[ピーーー]クソガエル

【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】

ヘイ!自重を覚えると平和になるぜ
再開までこっちで怒りを吐き出せよ!

再開

やったーお帰りー!

きてたー!!

待ってたヒンヒン

罰則の翌日

談話室

ロン「おはようハニー!あぁ君って朝日みたいに輝いてるねいつものことだけど!昨日は談話室に残れなくってごめんよ!なんだかマクゴナガルの奴がいきなりやってきっちまってさぁ」

ハーマイオニー「『ポッターが戻るのは遅くになりますからあなたたちは休んで結構、双子の処遇はわたくしにお任せなさい』っておっしゃったの」

ハニー「そうだったの。えぇ、昨日は……戻ったのは深夜すぎだったもの。それが良かったと思うわ」

ハーマイオニー「それにしたって、ハニー?寝室に戻ったときに、一声かけてもよかったじゃない。あぁ、もちろん私も起きて待っていたかったのだけど……私、何かした?今朝もあなた、えーっと、一人で先に起きていたもの」

ハニー「なんでもないわ、なんでも。疲れてすぐに眠ってしまったし、眠りが浅くて早く起きすぎてしまった、それだけよ。ふふっ、楽しみにしてたの?」

ロン「あーぁなんで僕って女の子じゃ……あれ?ハニー、今日は珍しく、なんだい?スパッツ?をはいてるんだね」

ハニー「……えぇ、寒いもの。しっかり暖めなさい、私の可愛い豚」

ロン「ヒンヒン!もちのロンさ!」

ハーマイオニー「……ロン。どうしてあなた、そんな覗いてもいないのにスカートの中を……の ぞ い た の ?」

ロン「ち、ちがうよ!違う!ハニーに誓って違う! ぼくの背中にかかる感触がいつもと違うから!それで分かっただけさ!」

ディーン「ロン氏ね!!」

ネビル「くたばれ!!」

ロン「やだねっ!!!

ハニー「寒いから、それだけよ。それに、こちらの方が動きやすいでしょう?早くこうしておけばよかったわ」

ハーマイオニー「それにしてはいつもよりスカートは長いわね、あなた」

ハニー「気分よ、気分。前髪が変えられないのだもの、こういうところで変化をつけようと思って」

ロン「ヒンヒン!清楚めな君もステキだよハニー!君にくらべりゃ女生徒みーんなあばずれさ!」

ハニー「えぇ、そうね。でも、ハーマイオニーは除いてあげなさい?」

ハーマイオニー「私は不真面目ではないですものえ、えぇ、はいはい」

とりあえずカエル狩りにホグワーツに乗り込もうか、同志たち。

トレバーの嫁さんにしちゃおう

っと、来てたかヒンヒン!


>>189
やめたげてよぉ! トレバーにだって選ぶ権利はあるんだぞ!

ロン「それで、罰則はどんなもんだったんだいハニー?内容によっちゃ、僕ら豚がみんなであのババァんとこに乗り込む準備があるけどさ」

ハニー「……」

ハーマイオニー「とっても疲れた、って言っていたわね?何か、されたの?私、魔法法に関する本もたくさんよんだから、あまりに不当なことならあの人相手だって戦うわ。あなたのためだもの」

ハニー「……」

ハニー「いいえ。ただの書き取り罰則、ほんとよ。ただ、回数がきめられていなくって。私がしっかり……覚えこむまで、だったから。疲れてしまったの。それだけ」

ハーマイオニー「……ほんとに?」

ハニー「嘘は言っていないわ、誓ってね。ここのところ、そうね。あなたやシリウ、スナッフルと一緒にいたから、長い手紙を書くことも減ったせいで……」

ロン「あぁ、あの一大小説みたいなあれね。シリゴホンスナッフルは続きをそりゃもう待ってると思うね僕ぁね痛い!ありがとう!!」

ハーマイオニー「まだお城に到着して二日目よ?さすがに……いいえ、ありえそうね、あの人なら」

ロン「リーマスまで禿げっちまわないか心配だよ、僕」

ハニー「その時はたくさんチョコを送ってあげましょう。さっ、一時限目は『呪文学』だわ……その次は、『変身術』」

ロン「どっちも二時限続き、かぁ……あーぁ、まーた『OWL』の重要さをくどくど言われるんだろうなぁ。特にマクゴナガルは」

ハーマイオニー「その通りだから何度聞いたっていいことじゃない。特にあなたには一度じゃ足りないと思いますけど?」

ロン「そのうち耳にマーリンの髭が生えるよ、僕は。聞きたくないって意味でね。そういう意味じゃもう生えてるけど」

ハーマイオニー「スナッフルに言って足の生えた毛抜きを送ってもらってもいいのよ?」

ロン「ありゃオルゴールやらロケットやらと一緒に捨てっちまったよ、残念だったね」

ハニー「物が溢れていたものね、あの屋敷は。あのロケット、結局誰にも開けられなかったのだけれど……なんだったのかしら」

ロン「ハニーの命令を受けた僕こと一番豚の金剛力でも開けないんだから、あのロケットほんと、根性あるよ。中に入ってんのはきっと僕にも負けないくらの豚だろうね、うん」

ヴォルデモートなら、アンブリッジでも食べられるんじゃない?
ほら、蛇だし。

>>192
サラザールの数百年ぶりの晩餐に……

>>193
そういえばあの大蛇、まさかとは思うけどサラザールの分霊箱とかじゃあ無いよな?
単なるペットみたいなもんだよな?

>>194
その発想はなかった。でも有り得るなそれ・・・

分霊箱って本人の意思ははいってなくね?

『呪文学』

フリットウィック「みなさんが覚えておかなければならないのは!この『OWL』がかにみなさんの将来に影響するのか、ということです!これはミス・ポッターのお美しさくらい確定的に明らかなのでありますヒン!」

ハニー「将来どころか来世にも影響するわね、えぇ。知ってるわ」

ハーマイオニー「……先生が豚なのってほんと、今更だけどどうなのかしら」

ロン「前みたいにばかすか点はあげられなくなったんだからいいじゃないか。豚定例会議で『ハニーの正しい学業生活のための規則その20ヒン』で決めてあるんだよ」

ハーマイオニー「知らないわよだからいつ開かれて入るのよその会議参加させなさいよ」

フリットウィック「ともかく、みなさんがこれまで真剣に職業について考えていなかったのならば、今がその時です!そして、自分の力を十分に発揮できるよう、これまで以上に勉学に励みましょう!大丈夫、みなさんの呪文はみなさんにしかと、答えますよ!ミス・ポッター。今日はあなたの得意な『呼び寄せ呪文』の復習をしましょう!」

ハニー「……えぇ、先生」

フリットウィック「全てはあなたの傍に、いいですね?さぁ、練習しましょう!ビューン、ヒョイ!」

ハーマイオニー「先生、それは多分違うものだと思います」

ロン「僕のがなんだっけ?れびおさー?」

ハーマイオニー「あの頃に比べてトロールの脳みそ一個分はマシになったようでよかったわね」

ハニー「言い争いはやめて頂戴、もう……『アクシオ』、ね」








ジリリリリリリリリリッ

フリットウィック「クッションは棚に戻しておいてください!宿題は次の授業までに提出ですよ!  あー、ポッターさん?」

ハニー「……期待を裏切って申し訳ないわね、せんせ」

フリットウィック「滅相も無い!誰しも調子という物があるのですヒン!ですからこれに落ち込むことなく、励んでください。あなたの豚として応援していますぞ、ヒンヒン!」

ロン「……ハニーは繊細だからな!ガラス細工みたいに!」

ハーマイオニー「……これは、実技の方は大変ね」

雑談なら向こうで、な?感想はコッチで。

ぶんれーばこは本人の魂を引き裂いて作るから多少の自我はあるのでは。日記帳みたいに

番外編的な語りはぜひこちらで!誘導厨?ちがうよ、豚だよ
【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】


『変身術』

マクゴナガル「『OWL』!!『ふくろう』!正式名称『普通魔法使いレベル試験(Ordinary Wizarding Levels)!』」

ロン「開口一番、これだよ」

マクゴナガル「当たり前ですミスター・ウィーズリー!この試験であなたがたの将来が決まる、と言っても過言ではありません!少なくともその一歩は確実に定まるのです!」

マクゴナガル「よいですか、栄えあるグリフィンドール生のみなさん。これまで以上に刻苦勉励、学び、練習にお励みなさい」

フレッド「おい相棒、今の早口言葉みたいだったぜ。『コックベンレイレンシュウハゲメ』」

ジョージ「ほんとだな相棒。俺たちゃ粉骨砕身、稼ぎ、研究にいそしまないといけないなぁ」

マクゴナガル「あなたがたは五年生の教室で何をしているのですミスター・ウィーズリーズ!!!」

フレッド「空き時間なんです、先生」

ジョージ「飽きたんです、勉強にね」

マクゴナガル「……栄えあるまともなグリフィンドール生のみなさん。悪いお手本の末路がどうなるかを見るのもいいでしょう……そこにおなおりなさい!!あなたがたは!!昨日の晩散々叱ったというのに!!」

ハーマイオニー「……自由ね、ほんと。あんな風で『NEWT』は大丈夫なのかしら」

ロン「うーん、二人は鼻っから受ける気が、ないんじゃないかな。そんなようなこと、言ってたよ。さっさと自分達の店をもつんだってね……それにしたって開業資金とかどうしようもないけどどうするんだろ、ねぇハニー?」

ハニー「……さぁ?検討もつかないわ」

ロン「だろうね、だって君の優しさは巡り巡って君の思わぬところからかえってくるしな、うん」

ハニー「回りくどいのは嫌いだ、って何回も言っているのだけれど?」

ロン「ヒンヒン!君って世界一優しいよな、ってことさ!もちの僕で!」

マクゴナガル「……ハァ。ミスター・ウィーズリー。監督生となったあなたが、ご兄弟を律すると期待しています」

ロン「僕ハニーの豚で手一杯なので他の豚をあたってください髭」

ハーマイオニー「じゃあバッジハニーに渡しなさいよ、もう」

マクゴナガル「ともかく、『OWL』です。いいですか?私の下できちんと勉強すれば、このクラス全員が『変身術』でOWL合格点をとれることは間違いありません」

ネビル「……先生って、冗談もお得意だったんですね」

マクゴナガル「いいえ、冗談などではありませんロングボトム。あなたの術には問題ありません。ただあなたは自信がないだけ、それだけなのですから」

ハニー「……」

マクゴナガル「さぁ、今日は『消失呪文』を始めましょう。『出現呪文』よりも格段に優しいですが、OWLで出題される中では一番難しいものの一つです。これさえ乗り越えてしまえば、自身もつくでしょう」

ネビル「そ、そんなのから、うわぁ、僕、僕……」

ハニー「ネビル、平気よ。あなたは私の豚、そうでしょ?これまでだって何度も、私のために尽くせていたわ。自信をもちなさい」

ネビル「うん!!ハニー!!!よーし!『エバネスコ!!!』」

トレb「げk————

ネビル「トレバァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!?!?」

マクゴナガル「!! 素晴らしい、ロングボトム!理論も説明しきっていないというのに!よくやりました!グリフィンドールに五点!」

ネビル「え!?うわ!やった!マクゴナガルの授業で僕が、点、でもとれ、と、トレバァアアアアアアアアアアアアアアアアア!?!!?うわああああああああああんん!!!!!」

ネビル…気を確かに持つんだ…

流石ネビル…豚の中の漢だぜ…

つまり全てに

アンブリッジに捕食されるトレバー……((((;゚Д゚)))))))

ヌビルェ…

さすがネビルや

ロン「トレバーはマクゴナガルがしっかり『出現』させてくれましたとさ」

ネビル「もう二度とトレバーに杖を向けたりなんてしないよ……あれから一回も成功しなかったしね」

ハニー「でも本当、一度でも大したものよ、ネビル。あんなに複雑で、難解な理論の呪文を……クラスでカタツムリを上手く消失させられたのは結局、ハーマイオニーだけだったわね」

ハーマイオニー「私だけ宿題なしだなんて、なんだか悪いわ……また宿題ね、ロン?少しはやる気がでましたかしら」

ロン「あぁ、まさに山に埋もれて立ちようがないよ、まったく……頭が痛くなってきたよ、ハニーに熱をあげちまったのかな」

ハニー「四六時中でしょう? でも、そうね……私も、頭が。額、だけれど」

ハーマイオニー「……傷が痛むのね、ハニー?ねぇ、あんまりひどいのなら本当に、ダンブルドアに……」

ハニー「いいわ、平気よ。それに今はもっと痛いところが……」

ロン「のは、なんだいハニー!手!?肩!?腰!?それとも足かいハニー!?えらいこっちゃマダム・ポンフリーにみてもらわなくちゃいけないよさぁ僕の背中にお乗りよマーリンの髭!!!!」

ハニー「落ち着きなさい。あー……ペン、ペンダコになりかけているの、手がね」

ハーマイオニー「あぁ、書き取りの罰則で……これから毎晩なのよね?」

ハニー「そっ、だからあまり深刻になってもいられないわ。さっ、早く昼食に行きましょう?その後は……あぁ、そうだったわね。ハグリッドはまだ、いないのだわ」

ロン「『魔法生物飼育学』の授業ってことに関しちゃ、奴さんがいないのは残念半分ホッとするの半分だけどね、うん」

校庭 ハグリッドの小屋前

プランク「三人一組でこの生き物、『ボウトラックル』のスケッチをしとくれ。ワラジムシを用意しときな、それをやりゃ少しは大人しくなる。ただし、眼をくりぬこうとするからあんまり顔を近づけちゃいけないよ」

ボウトラックル「キーーッ、木ーーーっ!」

ロン「木でできたピクシー、って感じだな、こいつ。僕の全身はハニーの愛で形作られてるけど」

ハニー「まさに全身全霊ね、えぇ。ボウトラックル……やっぱり、木に棲んでいる、って書いてあるわ」

ハーマイオニー「杖の材料に使われる樹木を守る生き物なのよ。大木とか、そういうところ——」

マルフォイ「おーやおや、あのウドの大木とは偉い違いじゃないか。この猿みたいなののほうがよっぽどあのデカブツ森番より訳にたつ、そうだろ、お前たち?」

クラッブ「ウッホウッホ!!」

ゴイル「キーーーッ!キーーーッ!」

ボウトラックル「木ーーーっ!!」

マルフォイ「違う!今は怒るところじゃ……ゴイル!同レベルで喧嘩をするな、こら!!お前も誇り高い純血だろう!!こら!」

ハニー「ホコリまみれねほんと。一々喋りかけないでいただける?」

マルフォイ「あぁ、そうだ。ポッター、話題に上った君のお友達はどうしてる?それこそ、大木に登ったまま降りてこられないのか?低脳そうなあいつにありがちだ」

ハニー「そんなことになってもあの豚は飛び降りてでも私のところに駆けつけるわよ、うるさいわね、さっさと——」

マルフォイ「そうだな、それとももっと……『巨大すぎるもの』にちょっかいかけているのかい?え?」

ハニー「っ、あなた……何を知って——」

ロン「くらえ!!ワラジムシバサーーーッ!!」

マルフォイ「ウワァアアアアアアアアフォォオオオオオイ!?!?」

ハーマイオニー「ハニー、ハニー。相手にしないの、それは、あいつの父親が死喰い人で何か私達も知らないことを知っているのかもしれないけど……そう匂わせて、こっちがどれだけ情報をもっているのか探るつもりなのかもしれないわ」

ハニー「……えぇ、ごめんなさい。私、また癇癪を……ロン、私の豚?よく、やったわ」フーッ

ロン「ヒンヒン!君の一番の豚としてあたりまえのことをやったまでさもちのうひゃぁ!ありがとうございまヒン!!」


マルフォイ「うわっ、やめ、うわ!!おいクラッブゴイル!この変な虫を追い払うのを手伝え!!」

クラッブ・ゴイル「「ゲラゲラゲラゲラ!!」」

マルフォイ「笑うな!今は笑うところじゃない、ないだろ、おい、おい!お前達まさかわざとじゃないだろうな!おい!困るフォイ!!!」

怒るでもなく困るのかww

フォイネタがもう限界くさいな…

?「眼をくりぬくだと?」ガタタ

温室前

ハニー「本当、早くハグリッドが帰ってくるのが一番なのよ……いったいどこで何をしているのかしら」

ロン「豚としてあるまじき、だよね、うん。帰ってきたら即定例会議もんだよ、あぁ」

ハーマイオニー「歓迎会をしてから、ね。あら、前の授業はジニーたちだったみたいね」

ゾロゾロゾロ

ジニー「あら、こんちは。 おねぇさま!泥まみれでごめんなさい、ご機嫌いかが?」

ハニー「私だもの、聞くまでも無いでしょう?」

ジニー「そうよねおねぇさまだものスカートステキ!ヒンヒン!あ、ルーナだわ」

ルーナ「——!——」

ロン「へぇ、ジニーの学年はレイブンと合同なのか。僕らはハッフルパフ……おわっ!おいおいなんだよ君、いきなり僕を押しのけてハニーの前になんて恐れ多いことマーリンの髭!」

ルーナ「あたし、あんたのこと信じてるよ」

ハニー「!? え、っと?前置き無しに、なにを……ルーナ?」

ルーナ「『例のあの人』が復活したってこと、それに、あんたが戦って戻ってきたんだってこと。全部本当のことだ、って。あたしは信じてる」

ハニー「えっ……そ、そう」

ザワザワザワザワ ヒソヒソヒソヒソ
 ルーニーだ クスクスクス

ラベンダー「みて、あのカブのイヤリング。変なの、ぷっ」

ルーナ「? あんたの趣味じゃないなら一々意見なんてくれなくてもいいよ、ありがと」

ラベンダー「なっ!?」

ルーナ「あたし城に来てびっくりしたんだ。みんなあんたとかダンブルドアのこと疑ってるんだもン。そう周りが言ってるの聞いたんだ、あたし友達いないから大広間とか廊下とかで」

ハニー「……そう、なの。あの、それで」

ルーナ「うん、あたしはあんたを信じてる。パパも『ザ・クィブラー』で何度もあの人特集をやってたんだ。だから、笑われたって気にしないよ」

ロン「いや君を笑うのは主に君のおったまげる見た目とかのほうだけどさ」

ルーナ「あたしは『いないかもしれないのをいる』って言うより、『いるかもしれないのをいない』って言う方がもっともっと笑われるべきだと思う。みんな気づいてないんだよ、ブリバリング・ハムディンガーとかしわしわ角のスノーカックだって、昔は誰も信じてなかったのに……」

ハーマイオニー「でも、いないでしょ!?その生き物は御伽噺のもので、その……」

ルーナ「——」

ロン「……マジかよ、視線でハーマイオニーを黙らせたぜ、おい」

ハニー「私くらいのものだと思うわ、えぇ。ルーナ、ありがとう」

ルーナ「んーん、それじゃ。カブがほしかったら言ってね、パパがたくさん送ってくれるんだ」

ハニー「考えておくわ」

出遅れた!けど乙ヒンヒン!
ハニーはやっぱり素晴らしいですヒンヒン!

>>1乙ヒンヒン!
でも12時までって言ってるしもう終わりかね……今日も今日とて出遅れた。

それにしてもルーナはいい子だなぁ!

ハーマイオニー「……変な子、って、言っていいわよね?」

ロン「あぁ、そりゃ間違いなくあの子を端的かつ的確に表す単語だろうね。ハニーを讃える言葉は一言じゃおさまらないけど」

ハニー「高貴で可憐で儚げで、伝説的で道徳的で家庭的ね、えぇ」

ジャスティン「あっ、報告通り追加されてる。覚えなきゃ……こんにちはハニー!ヒンヒン!」

アーニー「ハッフル豚の僕らが君に会えるなんてとても光栄ですよヒンヒン!」

ロン「やぁ二人とも、会議ぶり……あれっ」

ハーマイオニー「だからいつなの日程を……あっ」

ハニー「……ハァイ、二人とも。夏休みはどうだったかしら。それで、その……バッジ……」

ジャスティン「君に会えなくて死にそうだったよ、あぁ。えーっと、これは、さ。僕らにとっての……決意というか」

アーニー「セドリックがどこかで無事だってことを信じる、っていうのと。君を全面的に支持する、っていう意味もこめて……ハッフル豚はみんな、つけているんだけど」

『セドリック・ディゴリーを応援しよう! ホグワーツの真のチャンピオン!』

アーニー「もちの一番豚で、ハニー!あなたが不快に思うならすぐに外すよ!でもわかってほしいんだ、あのラブグッドのような変てこなの意外にも、あなたを支持するのはこの城に大勢いる、って!な、みんな!」

ヒンヒン!!

ハニー「……ふふっ、ありがとうアーニー、ジャスティン。さすが、一度私にひどい態度をとった人たちは言うことが違うわね?」

ジャスティン「あぁあの時はほんとすいませんでした!!すいませんでヒンヒン!」

アーニー「踏んでください!あなたと同じ位置に頭があること自体が無礼な僕の頭なんて踏んでくださいヒーーーン!」

ハニー「はいはい、授業のあとでね。バッジは好きになさい。私も、私以外に……彼の事を信じている人がいると知れて、嬉しいわ。さっ、席に座りましょう?」



アーニー「ありがとうございまヒン!!……」

ジャスティン「……」

アーニー「……バッジのこと、ハニーが許してくれてよかったな」

ジャスティン「あぁ、何せこれは……うん」

アーニー「あぁ。僕達ハッフルパフ生の……証、だもんな」

『セドリック・ディゴリーを応援しよう! ホグワーツの真のチャンピオン!』

そんなこんなで今回はここで区切り
次はおそらく木曜になってまう。すまん
じゃあの

>>1乙ヒン!

乙。ディゴリー…

乙ヒン!!
ルーナの強さとか優しさとか、ロケットの話とか、すごい楽しくワクワクしながら見てるよ!!
体とかに気をつけて頑張ってくれな。

乙ヒンヒン

 ヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒン
 ヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒン
           ヒンヒン
          ヒンヒン
        ヒンヒン
       ヒンヒン
     ヒンヒン
   ヒンヒン         
  ヒンヒン            ヒン
  ヒンヒン           ヒンヒン 
   ヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒン
   ヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒン

乙でしたー!
初めてリアルタイムで読ませていただきましたヒンヒン!

>>1乙ヒン!
高貴で可憐で儚げで、伝説的で道徳的で家庭的なハニーの物語がこれからどう展開していくのか……本当に楽しみ。
さぁ同胞豚たち、ハニーがお戻りになる木曜までにアンブリッジの糞BBAをホグワーツから追放するぞ!

乙ヒン!ハニー、もちの同胞でぼくらもハニーの味方、いや、豚だよ!ヒンヒン!

ハッフルパフ大好きな俺にとってはすごく嬉しいぜ。セドリック……ヒン

>>1 乙ヒン!!
>>224
同胞よ、加勢するぜ!!

乙ヒンヒン!

ロケット伏線、バッジの使い方と、上手いもんだなほんと。

乙ヒン!木曜が楽しみだフォイ!

>>229

次は木曜日か、ヒンヒン!

ギャッ、安価ミスった!?>>217
改めて乙

乙!
相変わらずこの>>1は文章が面白い!
テンポ良く読み進めれるぜ。
どこまでもついていくぜヒンヒン!

乙ヒン!
原作だとほぼ放置だったセドリックの扱いがよくてぼくぁ泣きそうさヒンヒン!!

乙ヒンヒン!
木曜楽しみにしてる!

続きはまだか

次は木曜!?
ウチそんなに我慢できヒン…

こっちは未だしも原作でディゴリー死んだのヴォルデモート信じないならハリーが殺したって事になるって矛盾発生するんだよな
Jrは完全にアリバイあるし
毒物や外傷ない事が逆に死の呪文の証拠だし

で、杖は調べられるからな

ヒンヒン乙
これからの展開も楽しみだ

【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】

木曜日までの待機場所にこちらへ!
ハニー・ポッターについて語りましょう!

>>238
だったらむしろ誰がディゴリー殺したって事だよって話だよな

ヒンヒン!やっと追いついた!

1巻の頃は大きな変更もあったけど、最近はかなり原作に忠実だよね
やっぱり後半は次の巻につながっていく部分が多いし改変難しいのかなあ

ひんひん!やっと追いついた

続きが楽しみだヒンヒン

>>245
ヘイ同胞、嬉しいのは分かるが、sageようぜ!
メール欄にsageって入力な

明日ぐらいには更新来ると良いな!ヒンヒン!
そろそろハニーを読んでない禁断症状が出てきたヒン・・・、

来るといいなも何もおそらく木曜だって言ってるんだが

うぁぁぁぁぁぁ!!木曜だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ハニィィィィ!!ヒンヒーーーーーーーーーン!!!

うぁぁぁぁぁぁ!!木曜だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ハニィィィィ!!ヒンヒーーーーーーーーーン!!!

再開

おかえり

深夜

アンブリッジの部屋

アンブリッジ「さて、さて。罰則も今日で二日目ですわ。ミス・ポッター?少しは、『刻まれ』ましたか?」

ハニー「……えぇ、『痛い』ほどに」

アンブリッジ「それはそれは大変よろしい。来週まで欠かさずやれば、それはもう身にしみることと思いますわ♪」

ハニー「……それなのだけれど、あー……先生。金曜日に、罰則の時間を遅らせることはできない、かしら」

アンブリッジ「あぁ、それはだめですわ。ミス・ポッター?あなたがこの罰則を受けている意味、お分かりでないようですのね?」

ハニー「……」

アンブリッジ「あなたがしたいことが出来ないということは、かえってこの罰則の教訓が強化されるはずですわ。あなたは?」

ハニー「……『うそをついてはいけない』」

アンブリッジ「はいよろしい♪好き放題勝手放題に嘘をつくこともきっとなくなることでしょう。えぇ、あなたは明日もここに来ますし、金曜日もしっかり罰則を受けてもらいます」

ハニー「……」

アンブリッジ「何かご不満かしら?」

ハニー「……いいえ。なにもない、けれど。せめて……場所は変えていただけないかしら」

アンブリッジ「あらあら!女の子らしからぬ物言いですわね、ミス・ポッター?わたくしの部屋はとても女の子らしくて楽しいものと思いますわ♪」

ハニー「……ピンク地にレースとフリルだらけの壁やらいっぱいのドライフラワーやら子猫の飾り皿いっぱいの部屋にいるのが、よりにもよってあなたでなければね」

アンブリッジ「何か?」

ハニー「いいえ、何も。さようなら」

アンブリッジ「はいはい、また明日。よい夢を♪」

バタンッ

ハニー「……冗談、悪夢に、決まっているわ……眠れたら、の、話だけれど」

ズキッ、ズキッ

おかえヒン

ああああこのクソババア

翌朝

ハニー「……私が早くから宿題に奮闘するのは当然として。あなたはどうして昨日やらなかったのかしら?」

ロン「そりゃハニー、君がいなきゃ僕のやる気は地に落ちるどころの騒ぎじゃないからね!……あっ、今の縁起悪いからやめよう。えーっと、僕のやる気は、そうだな。朝っぱらからスネイプがブレイクダンスしてるのにでも出くわしたくらいになっちまうからね!」

ハニー「物凄く嫌な例えにしないで頂戴……縁起?あら、おはようハーマイオニー」

ハーマイオニー「また起こしてくれなかったのね……もう!私、あなたに何かしたの!?」

ハニー「あなたはしてないわ、あなたはね。私の宿題につき合わせたら悪いって思って」

ハーマイオニー「それは、私は宿題は全部済ませてしまったけど……クッション代わりを務めるのに専念しっぱなしのそこの豚さんより役に立つつもりだわ!」

ロン「ハニー以外が僕のこと豚って呼ぶなよ!!ヒンヒン!へぇ、役に立つって?それで?月長石の特徴をお教えいただきますか、だ!」

ハーマイオニー「その減らず口にでも放り込んでおけばよくお分かりになるんじゃないかしら、よ!」

ハニー「やめてよ、もう……ロン、あまり動かないで。痛いから……」

ロン「!? ご、ごめんよハニー!ヒンヒン!?    痛い?」

ハーマイオニー「……ロン、あなた何したの」

ロン「な、なーんにもしちゃいないよ!!ただいつもどおりにハニーのクッションとしてハニーの下にしかれているだけだよ!」

ハニー「ロンのせいではないわ。ほら、ゆれると……あー、額が痛むの。それだけ」

ハーマイオニー「だけ、じゃないわ。ねぇ、ハニー。ダンブルドアに……」

ロン「そうだよハニー、ついでに月長石のことも奴さんに……ハーマイオニーにらむなよ、そんな目で僕をみていいのはハニーだけだよ、マーリンの髭」

おかえヒン

あの蛙にセクタムかけてやればもう少しましな顔になるんじゃないか?
混血のプリンス頑張れよ!

ハニー「……癪だけれど、宿題すべては終わりそうにないわ。トレローニーの夢は……そうね。カエルのような人に食べられかける、とでもでっちあげようかしら」

ロン「おっとハニー、ありゃ人と言うより人面カエルなんじゃないかって僕ぁ思うね。いいじゃないか、あの昆虫ババアが好きそうな悪夢だよ」

ハーマイオニー「でっちあげる、ってことは、昨日は夢をみなかったの?ハニー?疲れていたのね」

ハニー「……そうね。あなたの夢は聞くまでもないでしょうけれど?」

ハーマイオニー「……赤かった、とだけお教えするわ」

ロン「お邪魔したいなぁ」

ハニー「いたんじゃないかしらね……あぁ、でも、どうやっても『消失呪文』の復習をする暇はないわね」

ハーマイオニー「あ、あれは複雑だもの。大丈夫よ、一日中復習していたとしても、ほら、出来ない人だっているわ」

ロン「もちのロンで僕とかね。いや、ある意味僕ぁ消失してるよ、前回の授業の記憶がそっくり抜け落ちっちまってるもんな」

ハニー「それあの似非教師の得意技でしょう」

ハーマイオニー「……忘れられるならそれこそ忘れたいわ、私」

ロン「あぁ、何せあの時の君ったらとち狂ってたからな……僕は今まさに宿題でとち狂っちまいそうだけど」

ハーマイオニー「あなたの場合は自業自得です、ってば。ほんと、昨日も一昨日もどこに行っていたの?」

ハニー「? なぁに、ロンはここであなたと編み物をしていた、というわけでもないのね」

ロン「膀胱を手作りする趣味なんてないもんでね痛い! あー、僕、ちょっとほら……」

ハーマイオニー「……まさか例の会議とかそういうこと?」

ロン「それだよ、うん。だからほら、ハニーのためにいつも尽くして、うん。だから宿題もほら、仕方ないよね、もちのロンで」

ハーマイオニー「もう一度言うわ、自業自得よ、もちのあなたで」

ハーマイオニー「なんにせよ、今日は夜までかけても宿題を終わらせてもらうわよ、ロン」

ロン「か、簡便してくれよ。金曜までもう時間がないってのに!マーリンの髭!」

ハーマイオニー「だから、週末まで宿題でヒンヒンじゃなくてヒーヒー言うのは嫌でしょうって……金曜日になにがあるの?」

ロン「あー、えーっと、うん、ハニー記念日とか」

ハニー「毎日でしょうって言っているじゃない。ロン……隠し事?」

ロン「滅相もない!ハニーに対して隠す所なんて僕ロナルド・ウィーズリーのロニー坊やな所くらいのもんだよヒンヒン!」

ハーマイオニー「隠すどころか『消失』させてさしあげるわよ、黙って」

ハニー「……わたしだけじゃない、のね。隠し事しているのは」

ロン「うん?何か言ったかい、ハニー?」

ハニー「なんでも。それじゃ朝食をとって……憂鬱だけれど、『変身術』の教室に行きましょうか……」

ハーマイオニー「えぇ、時間だわね……それで」

ロン「さぁハニー!スナッフルとの死闘で四足でもスニジェット並みの速さを手に入れた僕だからね!おぶさる?マーリンの髭!時代はハニーのために背中にまたがってもらう、これさ!」

ハーマイオニー「……悪化したわね」

ハニー「出来る豚ね、ロン」

ロン「あぁハニー!なんせ君の ふとももに 恐れ多くも触ることなんてよく考えたら豚としてどうなのか、ってね!ヒンヒン!」

ハニー「……」

ハーマイオニー「……?」

ハニー「あなたって」

ロン「さぁね!ほら、早く行こうよ。ハニーからの餌付けを待ってる大広間の連中が鳴いちまうよ、ヒンヒンってね」

ハーマイオニー「いつものことでしょ、それ」

木曜深夜

アンブリッジの部屋

ハニー「『私は嘘をついてはいけない』……っ」

シュゥゥゥゥゥゥッ スゥゥッ

ハニー「っ、『私は、嘘をついてはいけない』」

シュゥゥゥゥゥゥッ、スゥッ

ハニー「……『私は、嘘を——」

シュゥゥゥゥゥゥッ スッ……

ハニー「……(切り刻まれるような痛みのあと、いつもならすぐに治っていく感覚があるけれど)」

ハニー「……(だんだん、残ってしまっているようだわ……)」

ハニー「……」

サッ

『私——をつい——な—』

ハニー「……もう、ほとんど」

アンブリッジ「あーらあら、もうすこーしといったところですわね」

ハニー「っ! 覗き見るなんて、いい趣味とは言えないと思うのだけれど」

アンブリッジ「女の子同士なのだから固いことおっしゃらないことですわ♪」

ハニー「…………」

アンブリッジ「さてさて、そうですわね。明日、あなたは何かご用時がおあり。前にそうおっしゃっていましたわね?」

ハニー「! えぇ、そうなの、そうなんです。クィディッチの選抜が……」

アンブリッジ「でしたら、明日はみっちり最後の仕上げといきますわ! そうすれば言葉の意味がもっと深く『刻まれる』、そうでしょう?」

ハニー「っ、〜〜っ」

アンブリッジ「あらあら、ペンダコがつぶれてしまいますわよミス・ポッター?癇癪ですの?お嬢さん?」

ハニー「……何でも。それじゃ、せんせい。また明日」

アンブリッジ「えぇ、楽しみにしていますわ♪」

バタンッ

ハニー「……っ!っ!世の中に、スネイプより!嫌な教師が、いるだなんてね……!私よりもすばらしい人間なんていうのは、いないでしょう、けれど……!」

ツカッツカッツカッツカッ

ハニー「大体、あの女は……!裁判のときから……!」

ツカッツカッツカッツカ

ハニー「卑しい、あぁ、人にこんなこと言いたくないけれど、もう頭に、もう!も……きゃぁ!?」

ドンッ!

ロン「おわっ!?ご、ごめんよ……は、ハニー!?本当にごめんなさい君にぶつかるなんて僕は豚失格だ豚以下の家畜だごめんなさいヒンヒン!!!!」

ハニー「い、った……ロン、あなたどうして、ここに」

ロン「あ、いや、僕はその……いや、うん?むしろ、ハニー?あー、君こそどうしてここに?だってここ、アンブリッジの部屋から寮に戻る道とは全く……」

ハニー「……」

ロン「そうだったね、あぁ。考え事して歩くととんでもない方向に歩き出すんだったね君ってもうどこまで僕らをとりこにしてくれれば痛い!ありがとう!ヒンヒン!!」

ロンは相変わらず出来る豚だなぁ

ハニー「失礼な物言いは聞かなかったことにしてあげる。私のことはいいの、それで?あなたはどうしてここにいるの、って、私が二度も聞いているのだけれど?」

ロン「あぁ口をわずらわせてごめんよハニー!あー、僕、その……そう、掃除を、さ」

ハニー「……確かに箒を持ってはいるけれど、それ、あなたが買ってもらったばかりのクリーンスイープじゃないの」

ロン「そ、そうさ!あのさ、あー……笑わないでくれるかい?」

ハニー「回りくどいのは嫌いよ。あなたのことを笑う?その冗談のほうが大いに笑えるわ」

ロン「ヒンヒン! あの、さ。僕、キーパーの選抜……受けようと思うんだ。今度の金曜日のやつ。それで、練習を……」

ハニー「……」

ロン「あー、やっぱりおっかしいだろ?だって僕、今まで選手としてプレイなんてほとんど……」

ハニー「おかしくなんて、ないわよ……すばらしいわ!ロン、ほんとのほんと!?あなたも、チームに入るの!?」

ロン「あー、う、うまくいけばだけど——」

ハニー「うまくいくに決まっているじゃない!あなたはわたしの、あぁ!ほんと、それって素敵だわ!一緒に飛べて、プレイできるだなんて!」

ロン「……」

ハニー「ずっと悔しかったの、私一人で練習とかミーティングとか、ね!ねぇ、この際ハーマイオニーもマネージャーとか、そうね!どこか空きそうなポジションに入ってもらえば!いつも三人、三人で……その」

ロン「……」

ハニー「……ニヤニヤしないの!!!ロン!!!」

ロン「ヒンヒン!」

ロン「こうなりゃ俄然僕はやる気でてきたよ。あぁハニー、君はいつだって僕のやる気をカーニバル状態にしてくれるよね」

ハニー「踊り狂うわね、えぇ。わかっているわ……さっ、土下座はもういいから立って、起こしなさい……っつ」

ロン「あぁごめんよハニー、いつまでもこんな体勢まぁ僕が君の前に跪くのはそりゃもう自然の摂理で……ハニー、それ」

ハニー「(さっき確認したとき、アンブリッジが来たものだからスカートで覆っただけで、傷が見えたまま……)」

ハニー「なんでも、ないわ。ほら、早く手を……」

ロン「僕はてっきり君が、アンブリッジの吐き気がこみあげる顔を我慢するのに握り締めすぎでもしたのかと思ってたのに!」

ハニー「そう、その通りよ。出来る豚ね、あなたは。ただの引っかき傷よ、なんでもないわ」

ロン「なんでもない、ってことないだろ!?」

ガシッ

ハニー「やめ、ちょっと!私の、足を!ロン!あなた何様の、つもりで……」

ロン「あぁ、僕は君の一番の豚だ!だからこそ、君のことを……さぁ、さっきのを見せ————」

コツッ、コツッ、コツッ、コツッ

ロン「あれ?まずい、誰か……う、あ」




ハーマイオニー「ロナルド・ビリウス・ウィーズリー——あなたはそういう人じゃないと思っていたわ」

ロン「ち、ちが、ちょっと待ってハーマイオニー、落ち着いて、頼むよ、頼むから杖うわぁ火花バチバチ言ってるぅ!!」

バチバチバチバチバチキシャァアアアアアア!

ハーマイオニー「そういう人じゃないと!!!思っていたわ!!!!!!」

ロン「お、お怒りごもっとも!!君が誤解している感じならごもっともなんだけどまずは聞いてくださいロナルド生涯二番目となる全身全霊の弁明の言葉をどうか!どうk——」

ハニー「……ロン」

ロン「な、なんだいハニーできれば早急に!」

ハニー「あなたがハーマイオニーをいますぐ抱きしめればきっと状況を打破できると思うのだけれど」

ロン「君が言うならもちのロンさ!!」バッ!!

ハーマイオニー「!? きゃ、きゃあああああああああああ!!」

バチバチバチバチバチグワァアアアア!

ロン「えっハーマイオニーの杖先なんか光ってこれキァアアアアアアアアアア!?!?」






談話室

ハニー「ちょ、っと!くすぐったいわ、って、もう!ハーマイオニー、あとで覚えてなさ、っ」

ハーマイオニー「はいはい望むところよ……しばらく見ていないと思っていたら、こんなことになっていたのね」

ロン「ねぇそれはハニーの着替えをってことかい、それともナニかしている時かい?アフロナルド・ウィーズリーに教えてくれよ。ケホッ、ケホッ」

ハーマイオニー「あなたの行動は心配込みだったとしても行き過ぎよ。それにあんな、飛び掛ってきたらそうよ、防衛本能で私の魔法力がアレするのはアレだわ、えぇ」

ロン「ふわふわするなよなんだよそれ……あー、ハニー? ただの書き取り罰だ、って。言ったじゃないか、そうだったろ?」

ハニー「……黙っていたのは悪かったと思ってるわ。ごめんなさい。でもこれは、あの人と私の問題だもの。それに……」

ハーマイオニー「……本当のことを言えば、私たちまであの女蛙に反抗して罰則をくらうから、って?」

ハニー「……」

ロン「底抜けにやさしいね君は。でもさ、君が一人で苦しんでるなんて僕らは耐えられないよ、あぁ。そりゃ君がこれまで色々抱え込んでるのは知ってるけどさ、水臭いよハニー。君はいつだって花のような香りだけど」

ハーマイオニー「はっきり言ってこれは行き過ぎよ。あの女蛙……ハニー、マクゴナガル先生に相談しましょう?それか、ダンブルドアに」

ハニー「……今はそれどころではないはずだわ。特に、あの腹黒の方は。明日の晩までだもの、平気よ。それで終わり、なんだから」

ハーマイオニー「あなたには残ってしまうじゃない!こんな、ひどい傷……あぁ、なん、きゃぁ!?」

ハニー「……そうね、ずっとここに刻まれたままかもしれないわ。ねぇ、ハーマイオニー? 見えなくっても色濃く残るあなたの証を、上乗せしてくれる……?」

ハーマイオニー「あっ、ハニー、そん、な、あぁ、待って、そんな、あなたへの想いなんて、フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリームパーラーのキングサイズよりも上乗せ、している、けど……」

ロン「つづけて、どうケホッ」

どうぞ!

つづけて

アフロナルドww

来てた!

金曜朝

大広間

アンジェリーナ「来られないっていうんだな!ポッター!誰が入ったっていいって!?え!?そう言いたいのか!?」

ハニー「そんなわけないじゃない!でも約束するわ、候補の中にウッドに負けないくらいのぶ、人がいるわ!だから——」

アンジェリーナ「そういう問題じゃないんだったら!まったく!ウッドに負けないくらいの?そりゃ『グリフィンドールの我らが王者』とでも呼ばれるだろうなそいつは!ふん!」

ハニー「……本当、熱くなってしまったわね、アンジェリーナは」

ロン「絶対パドルミア・ユナイテッドじゃ大騒ぎだよきっと、ウッドがブランチにでもなっちまってるだろうから」

ハーマイオニー「ハニーがキャプテンになったら大変ね、きっと」

ハニー「あら、熱いのは私いつものことだと思うわ。みんなが熱をあげているもの、そうでしょ?」

ロン「その通りさハニー!ヒンヒン! アンブリッジの部屋は、あー、確かクィディッチ競技場に面してるだろ?そこからでもいいから僕にハニーの目線をくれれば僕、スーパーセーブ連発できると思うよ!」

ハニー「……そうね、そうしてあげるわ。でも、きっと応援席からも熱い視線が飛んでいることと思うのだけれど。ね、ハーマイオニー」

ハーマイオニー「さぁ?」

ロン「えっ、誰だい?僕にそんなわざわざ、ハニー以上の期待なんて僕答えられそうにないんだけどな」

ハーマイオニー「あなたが選抜に漏れて自分がキーパーに就任してハニーとお近づきになろうっていう妄執じゃないかしら」

ロン「ヒンヒン!僕負けないぞ豚ども! おいネビル、君も参加するのかい?」

ネビル「僕が? 冗談、地に足つけててもトレバー消しちゃう僕なんだよ? また飛んだりしたら、こんどはもっと……ハッ!アンブリッジを消せる……!?」

ハーマイオニー「二つの意味で飛躍しすぎだわ」

アンブリッジの部屋

ハニー「……」

アンブリッジ「ミス・ポッター?手が止まっていますわ?」

ハニー「……ごめんなさい、先生」

アンブリッジ「お外に何かおあり?おーぉ、もしかして吸魂鬼ですの?おそろしいですわ、あなたお・と・く・い・の!守護霊で追い払ってもらわないといけませんわね♪」

ハニー「……そうなるととっちめられるのはまず間違いなくあなたからでしょうけれど」

アンブリッジ「なにか?」

ハニー「いいえ、先生」

アンブリッジ「よろしい♪さっ、無駄口をたたかず手を動かしなさい?」

ハニー「……『私は嘘をついてはいけない』……」

シュゥゥゥゥゥッ

ハニー「っ……『私は嘘をついてはいけない』」

シュゥゥゥゥゥッ

ハニー「『私は、嘘を、ついてはいけない』……っ、ぁ」

シュゥゥゥゥッ ツーッ

ハニー「っ……血が、滲んで……」

ハニー「痛くなんて、ないわ……っ、集中、集中、気をそらして……クィディッチは、どうなってるかしら……」

ハニー「アンブリッジは……」

アンブリッジ「♪ この角度ですわね」

ハニー「……鏡相手にリボンの位置を見てるわ……どこでも一緒でしょう、飛んでいかないように押さえていれば。とにかく今なら、窓の外をみていても平気ね」

ハニー「……眼はいいわ、私だもの……ゴールポストの前……クァッフルを持ってるのは、あの飛び方は、きっとケイティね。キーパーのテストが、始まったんだわ」

ハニー「……一人目……ダメね、二人目もてんで……三人目は、えぇ、なかなか……あれがロンだといいのだけれど」

アンブリッジ「ポッター?ミス・ポッター?手が止まっているようですが?」

ハニー「! あー……外に、ハエが……」

アンブリッジ「どこですの!?どこ!?    オホン。なんでもありませんわ♪」

ハニー「……つっこまないわ、つっこむもんですか」

ハニー「……『私は嘘をついてはいけない』」

ズキッ、ズキッ、ズキッ

ハニー「……もう全く治る気配さえない、わね……外も見えなくなったわ。六人目と七人目は、どうだったのかしら……」

ハニー「『私は、嘘をついてはいけない』……っ」

ズキッ、ズキッ、ズキッ

ハニー「……『私は嘘をついては、いけない』——ぁ」

カランッ

アンブリッジ「あらあら、羽ペンが落ちましたわ、ミス・ポッター。どうしました?ふとももを押さえて?」

ハニー「っ、なん、でも、ないわ。すぐ……」

アンブリッジ「なんでもということはないでしょう。さっ、その手をどけて、わたくしにみせてごらんなさい♪」

ハニー「や、よ。先生、そういう趣味がおありなのかしら」

アンブリッジ「それはあなたの方でしょう、風紀まで乱してまったくあきれますわ。さっ、おみせなさいな」

ガシッ

ズキズキズキズキッ!

ハニー「っっ!!やめて!!」

ガタガタッ、ガタンッ!

アンブリッジ「まぁまぁ、腕をつかんだだけですのにそんなに、とって食われるような顔をしなくても……お痛いかしら、ミス・ポッター?」

ハニー「……えぇ、痛いわ……額が、急に……」

アンブリッジ「ふむ、そうですわね。頭に響くほどしかと『刻まれた』のなら!罰則は概ね成功ですわね。さっ、ミス・ポッター。今後はこのようなことがないように期待いたしますわ。かえってよろしい」

ハニー「……こちらこそ、先生。失礼するわ」

バタンッ

ハニー「……アンブリッジが私の腕をつかんだとたん、額に、痛み……」

ハニー「……あちら側に、操られているの……?」


    「あぁ大臣!!大臣大臣あぁ大臣!恋しい大臣コーネリウスお会いしたいですわああああああああああ!!!」

ハニー「…………いいえ、少なくとも、えぇ。魔法省側、ではあるようね。何も言わないわ、何も聞いて、っ、この私がこんなところで、っ、もどす、わけに……マートルのとこ、いこう、かしら」

こんな誰も得しないフラグはじめて見たよ!

談話室

ワーーーワーーーー!
 ローーーン!ローーーーン!

ロン「ありがとう!ありがとう!マーリンの髭も引っこ抜けるくらいありがとう……あぁ、ハニー!僕やった、やったよハニー!ヒンヒン!」

ハニー「……あら、そう。それじゃ、キーパーになれたのね?まぁ、私の豚ならばそれくらいこなせて当然だけれど、そうでしょう?」

ロン「君の加護さえあれば僕ぁいざとなったら大蜘蛛だって受け止めるからね!ヒンヒン!多分気ぃ失ってるけど!」

アンジェリーナ「ロンはよくやったよ、うん。ポッターが言うだけあったね、ほんと」

アリシア「そうね」

ケイティ「ロン、こっちに来て。オリバーのローブのお古なら、刺繍を取ればあなたが着れるかもしれないわ」

ロン「箒は新品でもそこまで上手くいかないか!マーリンの髭!」

ハニー「何であってもユニフォームには変わりないわ。行ってきなさい……アンジェリーナ」

アンジェリーナ「あぁ、うん。まぁ、悪くなかったのは確かだよ、でもね、あー、かなりムラがあった。一番簡単なシュートは取れなかったのに、ケイティがダメ押しでやった一番難しいシュートをとめたんだよ……」

フレッド「なーに、少し鍛えりゃあいつもちーっとはマシになるさ、そうだろ?」

アンジェリーナ「……うん、正直そこに賭けている部分もある。それに、残りの愚痴り屋やクラブ荒らしなんかよりはずっとずっと良い、チームのためにも」

ジョージ「なにせ僕らの弟だしな。ハニーの豚でもある、チームには馴染むだろ」

アンジェリーナ「そうだね。ポッターがいればもっと奴さんの気合も変わると思う……あぁ、チームを作るのってこんなに大変なんだ。私、ウッドに厳しくしすぎたな、って後悔してるよ。ポッター、今朝は当り散らして悪かったね……」

ハニー「いいわ、気にしてないもの」

アンジェリーナ「……頼りにしてる。ロンをサポートしてあげてね、ハニー?」

ハニー「あたり前だわ、私の豚だもの。ハーマイオニーも一緒にね……彼女は?」

フレッド「ロニー坊やがスーパーセーブしたときは飛び上がって喜んでたんだがなぁ」

ジョージ「今じゃ充電切れっちまって、ほら、そこのソファのとこで伸びきってるよ」

ハーマイオニー「スーッ、スーッ」

ハニー「……そう。ふふっ、加護は私からだけではないみたいね。二人にしてくれる?」

フレッド「おっと、麗しい華を咲かせるならさ、女王様」

ジョージ「人払いがてらにこの試作品煙幕をやりますぜ」

ハニー「普通にお話するだけよ、ここではね」

ハーマイオニー「……女蛙が触った瞬間、あなたの額の傷が……」

ハニー「……その後の言動から、魔法省の側にいるのは間違いないでしょうけれど。ひょっとして魔法省ごと、あいつにのっとられているとしたら?あいつが、ヴォルデモートがあの人に取り付いてここにきているとしたら?」

ハーマイオニー「うーん……でもダンブルドアは、魔法省は今はまだ自分たちの意思で動いている、そう判断していたわよね。それに、あー……『あの人』はもう肉体を取り戻したのだから、取り付いたりはできない、はずよ?」

ハニー「そうね……蛇と蛙は、相容れないものね……動物の方はどっちもあんなに可愛いのに、まったくもう」

ハーマイオニー「そういうことではなくて……そうね、えぇ、ヌルヌルしてて、えぇ……分かりそうにないけど」

ハニー「……取り越し苦労なのかしら。たまたま、そうね。あいつが何か強く想ったタイミングと、アンブリッジが私の腕を掴んだのが一緒に……って?」

ハーマイオニー「偶然に過ぎるけれど、その線かもしれないわ。確かにあの女蛙は根性曲がりだし、ひどい人だし、ハニーの柔肌になんてことしてくれてるのよと思う、でも……あぁ、えぇ、やっぱりあの人おかしいわよ、やっぱり。ねぇ、ダンブルドアに相談を——」

ハニー「ダメよ。あの豚は今、忙しいんだもの。邪魔できないわ」

ハーマイオニー「……あなたの豚なら、あなたの事で邪魔されるなら嬉しがるじゃない」

ハニー「そうね。私の傷跡にしか興味がないようだもの、ダンブルドアは……それより私、シリウ、スナッフルに手紙を書くわ。そうよ、最初からそうするべきだったんだわ。騎士団の人たちに相談すればいいのじゃない」

ハーマイオニー「……あなたなら上手く隠して伝えることとは思うわ、でもくれぐれも文面には気をつけて。あー、そうね。ほら、編み物を練習すれば上手くなるかもしれないわ!どう、一緒に!」

ハニー「……えーっと、それは?」

ハーマイオニー「えぇ、帽子は随分マスターしたから、少し工夫をしようと思ったの!この天辺のボンボンの部分なんて、上手く——」

ロン「お待たせハニー!僕のハニー! あれ?ハーマイオニー、それなんだい?え?おいおい、男の子は喜ぶかもしんないけどさ、そんなもの作ったところで、君のが大きくなるわけじゃ——」

ハーマイオニー「ロナルド・ウィーズリー。キーパー就任おめでとう、呪いの類もしっかりキャッチできるでしょうね?」

ロン「……マーリンの髭!!!」

早朝 ふくろう小屋

ハニー「『——で、スナッフルはお元気なのかしら』……あ、挨拶の文は、こんなところでいい、わね。どう?」

ハーマイオニー「えぇ、ハニー……とっても謙虚でそれでいて相手のことを思いやっていることが伝わっていいと思うわ」

ロン「あぁ、そりゃもう、げっぷ。僕こと一番豚ことハニーのヤギたる僕が朝飯前からおなかいっぱいになるくらい書き直してるからね!」

ハニー「黙ってむさぼりなさい……本題、本題ね」

ハーマイオニー「ここまで長かったわね」

ロン「早朝ってなんだっけ、朝日が昇りきってるころのことだっけ」

ハニー「黙って! 『昔のムーニーと同じ役目でここにいる人は、まるでお義母様』……『あなたのお母様くらい、素敵な人だわ』」

ハーマイオニー「……今書き直す前とんでもないものが見えた気がするわ」

ロン「えっ!なんだい!知りたい!僕は言わずもがなハニーの豚兼ヤギ兼椅子兼手紙を書くためのロナル台・ウィーズリーだから見れない!ちくしょう!マーリンの髭!」

ハニー「『去年の夏、あなたにお手紙を書いたことと同じ件で連絡したの。あなたのお母様とそっくりなその人の部屋で、眼鏡とあなたが学校でよくくらっていたことをされている時にまた、起きました』」

ハニー「『私たちの大きな友達のことも心配だわ。連絡、待っています——忙しいようなら、後にしても——』あっ!」

ハーマイオニー「『なるべく早く、お返事をください』でいいの!もう、あなたってどうしてそういうとこで頑固、ックシュン! ?あー、長く外にいたから、風邪でも引いたのかしら」

ロン「そりゃまずい、ハニー。さっさと手紙出してずらかろうよ、せっかくの週末じゃないか」

ハニー「……そうね、えぇ。さっきの最後の文句はハーマイオニーが書いたものだもの、えぇ。私のせいではないわ、そうでしょう?」

ハーマイオニー「そうでしょうとも。えーっと、どのふくろうにする?」

ハニー「白豚にするわ——おいで」

メンフクロウ「ピーーーピーーーッビンッ!!」

モリフクロウ「ピピーーーーッヒン!」

白豚「ピィヒン? ピッピヒン!

ロン「嫉妬はやめろよな他のふくろう豚ども、何せ白豚はハニーのいっちばん最初の人外豚だぜ?」

ハーマイオニー「あなたが今しれっと会話していることも十分人外ですけどね」

ロンは今どんな形になってんだよw

ハーミーがペチャバイだという風潮
美味しいです

ペチャバイって貧乳両刀ってことか

個人的嗜好を申し上げるのならば、貧乳が攻めであると私の業界では(ry

ハニー「ここには、『スナッフルへ』って書いているけれど……私たちが夏中過ごしたところへの手紙なの。分かるわね、白豚?私の可愛い豚?」

白豚「ピィヒン!ヒンヒン!」

ハニー「いい返事ね、えぇ。帰ってきたらたくさんなでてあげる……いってらっしゃい」

パッ シューーーーーッ

ロン「しっかりやれよ同胞! 心配いらないだろうけどね、あいつは漢だよ、うん。雌だけど」

ハーマイオニー「語彙がないわねあなた。さぁ、ハニー。戻りましょう?あなたたちはクィディッチの練習の前に、少しでも課題を進めないと」

ハニー「えぇ、ロンの参加初日だもの。少しでも——っあ」

チョウ「寒いなぁ、でもふわふわ耳当てもってきててよか——あら、ハニー!おはよう、早いのね」

ハニー「あー……ハァイ、チョウ。あなたこそ」

ハーマイオニー「……」

ロン「あー、ハーマイオニー?ヒッヒ、フーじゃよ?」

ハーマイオニー「あなたが私に言ったらただのセクハラよそれ」

チョウ「あら、お友達も。おはよう!こんな時間にここに誰かいるだなんて思わなかったから、びっくりしたわ。あなたも贈り物?私、ママの誕生日が今日だってことについさっき気がついて!私ったら、もう!ふふっ」

ハニー「そうなの、お母様の。あー、それはいいわね。だって、そうね……いい天気、だし……?」

ロン「!? だ、だよねハニー!君がいればいつだってお日様雛菊とろけたバターだけど、うん!」

ハーマイオニー「……見てられないわ」

チョウ「そうね、お天気がいいと気持ち良いわ!あなたのところ、今日は競技場を予約していたでしょ?それじゃ、キーパーは決まったの?」

ハニー「えぇ、ロンよ。あなたとは、あまり話したことないでしょうけれど」

チョウ「あぁ、そうよねっ。この間トルネードーズのことで噛み付かれたくらいかしら、ねぇ?キーパーさん?」

ロン「あー、その節はどうも」

チョウ「いいのよ! ハニー、あなたのチームに入るならきっと、その人もいい腕前なのでしょう?グリフィンの選抜を勝ち抜いたのだから」

ハニー「あー……私は、選抜を見ていないの。アンブリッジの罰則を受けていたもの」

チョウ「……聞いたわ。あなたが、本当のことを言っているのに罰則になった、って」

ハニー「……!」

チョウ「あなたがあの人と、彼と、何をしたのか、本当のことを言っただけなのに。ねっ、ハニー。あなたってとっても勇敢ね!今度、私にも……いいえ、いいわ!さっ!ママによろしく!」

メンフクロウ「ホーッ!」

チョウ「それじゃ、ね。あぁ、なんだかフィルチがさっき、生徒の手紙を検閲しないとって騒いでいたから。まだ手紙を出していないなら急いだほうがいいかも。じゃ!」

トン、トン、トン、トン……

ロン「……レイブンクローって変わってるよなぁ」

ハーマイオニー「なんとやらと紙一重が多いのじゃないかしら……ねぇ、ハニー。あの人に、あー、あこがれるのは分かるわ。でもね、あんなにしどろもどろにならなくったって」

ハニー「しどろもどろ、なんて、なって……なって、ない、わ、でも……ねぇ、チョウは……私のこと、信じてくれてるのよね?」

ロン「そういうことだね……おっと……ねぇハニー!だから言ったろ、寒いからほら、さっさと城に戻ろうってさぁ!な、ハーマイオニー!マーリンの髭だよ!」

ハーマイオニー「……そうね、はいはいそうだわね。さっ、ハニー。ロンのローブで、顔まで覆うべきだわ。あなたにまで風邪をひかれたら、たまらないもの」

ハニー「っ、ぇえ、そうして、あげる……チョウ、は、わたしのこと……憎んでも、いいはずなのに……信じてる、って!  っ!当然、だけれど!私が信じられるのは、当然……でも、良かった……っ、良かった……!」

ロン「あーぁ、こりゃ大雨になりそうだよ。さっ、僕の背中にまたがって誰かにみられないうち、おっと失敬、びしょぬれにならないうちに帰らないとねハニー!ヒンヒン!」

ハーマイオニー「今年のあなたは格別に泣き虫ね、ハニー?ふふっ」

ハニー「っ、誰がっ! 誰が、よ……ニヤニヤ、しないのぉ!!」

昼過ぎ

クィディッチ競技場

アンジェリーナ「みんなそろってるね!よし、よし!チーム最初の練習だ!気合入れていこう!」

アリシア「えぇ!」

ケイティ「そうね!」

アンジェリーナ「いい返事だ……うん?残りはどうした!ほら!声あげていくよ!?」

フレッド「……お、おうともよ!ヘイヘイロニー、調子はどうだ?え?無礼千万ながら僕らに話をきかせてくれよ!」

ジョージ「……そうさそうさ、ロニー坊や!監督生ちゃんは僕らにどんな超難易度のプレーを見せてくれるんだい?」

ロン「は、っはは!絶好調でマーリンの髭だよ!もちのあの、彼で!」

アンジェリーナ「君だろ? いいぞ、うん!よし、ケイティとアリシアこっちに来てくれ。あたらしいフォーメーションを思いついたんだ、説明するよ——」

ハニー「……二人も新聞、読んだのね?八月三十一日のこと?」

フレッド「……まぁな。俺たちゃあんなもんパースの眼鏡拭きにでもしちまえと日ごろから思っちゃいるが、さ」

ジョージ「スタージス、騎士団の一員が捕まったって書かれてたらなぁ。奴さんあの日任務をサボってたって?」

ロン「ムーディが言ってた、うん。見送りの任務なのにて。だから騎士団の任務の時じゃなさそうだ」

ハニー「それに、捕まったのが……『午前一時に、魔法省最高機密の部屋に押し入ろうとして』だもの」

フレッド「なーにしてやがったんだか。そのツケが『アズカバンに六ヶ月』だもんな」

ジョージ「女のケツでも追っかけてたんじゃないか?占めは吸魂鬼のキス、だけどさ」

ハニー「冗談じゃないわ。それに……それに、あの嫌な、マルフォイの父親の投書……っ」

ロン「『シリウス・ブラックはロンドンにいる!』だもんね、あぁ……ドラフォイが言ってきたのはそういうことかよ、マーリンの髭」

フレッド「あんだけ目立てばなぁ」

ジョージ「犬って知ってりゃぁな」

ハニー「……言わないであげて」

ハニー、箒に乗って傷に障らなければいいが……

アンジェリーナ「さて!ミーティングはオーケー!ん?そっちもなんだか真剣に話してたみたいだね!よし、よし!行くぞ、グリフィン!  あー、ピッチにはちょっと見学してるやつらがいるけど、気にしないように」

ハニー「……見学って、まさか」


マルフォイ「おい!きたぞ! おやおや、真っ赤になるのは負けた悔しさを感じてからでいいんじゃないか!?へっぽこグリf——」

スリザリン生<ゲラゲラゲ——

ワァアアアアアアアアアアアア!!
 ハニーーーーーーーー!! ヒンヒーーーーーーーン!!!

マルフォイ「」

スリザリン生<……

ロン「おっ、同胞たちだ。そうだよね、最近城じゃおおっぴらにハニーにヒンヒンいえないからここがチャンスだよ、うん、豚としちゃ失格すれすれだけどさ。あとなんかいるね、緑の苔みたいな連中が」

アンジェリーナ「……あぁ、その態度が正解だよ、うん。良かった。ハニー、頼りになるね君、と君の、あの、豚たち」

ハニー「私以外が豚と呼んであげないでくれるかしら。さぁロン、飛びましょう」

アンジェリーナ「違う違う、箒はロンじゃないだろ、君のは炎の雷だろ?」

ロン「燃え上がってるしハニーの稲妻にピシャーンなってるから似たようなもんさ」

アンジェリーナ「知らないよ」

フレッド「糞爆弾でいいと思うかい?」

ジョージ「いいや、ここは例のウンの」

アンジェリーナ「双子も双子でスリザリンチームにうっかりで何か落とす算段するんじゃない!紳士に、紳士にいくよ!だから——」

アリシア「あら」

ケイティ「女性もいるのよ?」

アンジェリーナ「私だってそうだよ言葉の流れだよもう!そして二人もっと喋ろうよもう!もう!!ウッドすごいな!こんなチームまとめてたんだウッドってすごいよまったく!!!」

アンジェリーナ可愛い

やっぱりウッドって凄い








アンジェリーナ「……キーパーの仕事はさ、チェイサーが投げるクァッフルを止めること、なんだ」

ロン「うん……」


スリザリン生<ゲラゲラゲラゲラ!!


アンジェリーナ「でもさ、間違ってもさ、ケイティのシュートを止めたあと、叩き込むようなパスをしちゃいけないと思うんだよ、うん。ケイティの顔面めがけてさ」

ロン「ごめん……僕、ハニーにほめられて舞い上がって」


マルフォイ「おいおいウィーズリー!わざわざ味方を減らしてくれなくったて僕らスリザリンチームは勝てると思うけどねぇ!お世話さマルフォイ!」


アンジェリーナ「さすがのケイティも至近距離から男の投げたのに反応できないからさ、ほら、鼻から……あーぁ」

フレッド「ヘイ、ヘイケイティ。これ食いな。大丈夫、いっちねん坊主どもで実験済みだ」

ジョージ「たちまち鼻血が止まるすぐれもんだぜ?平気さ、ちっとも怖くない…………あ」


スリザリン生<ギャハハハハハハハハハ!!

クラッブ・ゴイル「「ゲラゲラゲラゲラ!!」」



アンジェリーナ「君、最初のパス回しでもミスが多かったしな……ポジションがキーパーだからまだ使いようがあるものの——」

アリシア「あ、アンジェリーナ!ケイティの鼻血が、あの、尋常ななく、だから、ごほっ、あー、久しぶりに大声だしたらなんだか声、ごほっ」

アンジェリーナ「アリシアそれ今後合図とか大丈夫かなそれ!  ケイティ!?」

ケイティ「……」

フレッド「あー、あの、さ。僕らが医務室つれてくぜ、あぁ!超特急でね!」

ジョージ「つまりケイティはほら、『流血豆』を飲んじまったかもしれない」

アンジェリーナ「頼むよ! はぁ……チェイサー一人、ビーターは二人ともいない。まぁ、切り上げるのが無難だね……」

ロン「……ちょっと豚どもにアクロバティック土下座してくる」

ハニー「初めての練習じゃない、ロン。あまり気にしないの、私の豚たちなら、私に会えただけで大満足だと思うのだけれど?」


ヒンヒーーーーン!!
 でもロンは氏ね!!

ディーン「怒られながらハニーの下に敷かれるとはどういう了見だ!!」

リー「しかもアンジェリーナに、あぁ!なんてうらやましい!!」

ロン「代われないさ、もちのロンでね!」

いったんここで区切り
21時には再開
じゃあの

乙。ああ…チームのトップが代わりたてのこのあるある感…流石や

ウッドスゲー

ロン想像してみたらなかなかカオスな光景

しっかしウッドすごいなー


ダンパティでハニーと踊りきる活躍を見せた覚醒賢者ロンはまだか…!ヤツならあるいは…!!

乙!待ち遠しかったよヒンヒン
ウッドやっぱすごかったんだなwwww

乙ヒン! アリシアの存在感がwwwwww
それにしてもウッドって凄かったんだなぁ……。

あ、アンブリッジの糞BBAは一刻も早くホグワーツから、いやこの世から出てって、どうぞ。

乙ヒンヒン!
ロン、豚どもに土下座するのもいいけどまずはケイティに土下座すべきだと思うんだ

そういえばアンジェリーナとウッドの挙式マダー?

空気的には全然大丈夫だけど、前のリンクが遠いから貼りーに来てみたよ!ヒンヒンヒン

【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】

本編の感想やそれ以外のヒンヒンはぜひこちらで!誘導厨?ちがうよ、豚だよ

ハニーの豚が9時をお知らせするヒン

やっとリアルタイムに遭遇できそうだ
ワクワクヒンヒン

再開

きったああああああああああああああ

待ってたー!!ヒンヒン!!

談話室

ハーマイオニー「あら、おかえりなさい……って、なんだか早過ぎないかしら?それに……汗もほとんどかいていないようだけど」

ロン「……なんでそれが分かるのかは聞かないよ。あぁ、最悪も最悪な練習だったからね。ハニーのすばらしさとは正反対だ」

ハーマイオニー「あー、っと……ねぇ、ロン?今日が全体で合わせるのは初めてなんでしょう?ほら、今後はきっと——」

ロン「……誰がいつ、僕が足をひっぱったから、なんて言ったのさ」

ハーマイオニー「あなたのそのお顔が、よ。分かりやすいんだから……」

ロン「君ってとことん人にやさしくて思慮分別がおありだよな! おっと、怒鳴ってごめんよハニー」

ハニー「謝るのは私にじゃないでしょう、違う?  ハーマイオニーも」

ロン「……あー、ごめん。当たっちまった」

ハーマイオニー「……こっちこそ、嫌味になってしまってごめんなさい」

ハニー「……本当に謝っているのでしょうね、二人とも。私の前だからなんて、なしよ?いい?」

ロン「そりゃ君の前じゃ素直にならざるをえないけどね、ほんとだよ。だって僕にとってハーマイオニーだって……あれ?」

ハーマイオニー「!? そんな急に、な、なに!?」

ロン「ヘルメス??」

ハーマイオニー「……商業、交信の神、旅人の守り神!?ど、どういう意味かしら!?」

ロン「はぁ?何小難しい事言ってんのさ。あれだよ、あれ。ほら、窓枠んとこ……パーシーのふくろう、ヘルメスがとまってるって言ってるのさ。もとハート豚の」

ヘルメス「ホーォッ」

ハーマイオニー「……」

ハニー「……マーリンの?」

ハーマイオニー「絶対に言わないわ」

おかえりなさい!
ハーマイオニー可愛いよハニーの次にだけどヒンヒン

ロン「おったまげ、パーシーの奴がどうして手紙なんて寄越すんだろ。それに、僕宛てみたいだ」

ハーマイオニー「本当に、パーシーからなの?ヘルメスを借りた誰かから、とか……?」

ロン「忘れちゃいないかい?奴さん今はロンドンで一人暮らしさ。それにこの宛名、間違いなくパースの筆跡だよ」

ハニー「『ホグワーツ、グリフィンドール塔、ロナルド・ウィーズリーへ』 ……もしかして、お父様と仲直りがしたい、とかかしら。開けてみなさい、ロン!」

ロン「君が言うなら吼えメールだって!えーっと、なになに…………うん………うん」

ハニー「……」

ハーマイオニー「……」

ロン「HAHAHA、オーケー。ハーマイオニー、早速だけどこっから魔法省あてにとびっきりの呪詛を送るにはどうやったらいいのかなあの堅物バカめがね!!!!!!マーリンの髭!!!」

ハーマイオニー「と、突然なに!?どうしたというの!?」

ハニー「今はメガネ縁の変わったメガネだけれど……いくらあんなことがあったとは言え言い過ぎよ、ロン」

ロン「ヒンヒン!ごめんよハニー!でもさ、あー、こんな手紙……あんまり君に読ませたくないけど……はい」

ハニー「……『親愛なるロン 君が監督生になった、と、大臣直々に聞かされた。大臣は君達の偉大な先生であるアンブリッジ先生からお聞きになったそうだ』……アンブリッジの部分が震えているわ」

ハーマイオニー「思い出したのでしょうね、顔とか……『この知らせは僕にとって、正直にいうととても嬉しい驚きだった。何せ僕は、君が僕の足跡ではなくいわゆる『双子路線』、君のミドルネームよろしく『ビリウスおじさん路線』になるのではないかと常々危惧していたんだ』ビリウスおじさん、って」

ロン「いいおじさんだよ、シリウ、もとい死神犬見ておっちんじまったけど。花束をハニーの前では口に出せない部分からひねり出すのが得意な。僕もハニーの命令なら口からマーリンの髭永遠に吐き出せるだろうしね」

ハーマイオニー「いよいよ人外だからやめて頂戴……『君が権威をバカにすることをやめ、きちんとした責任を伴う決意をしたことを、僕は誇りにおもう』ですって、監督生さん!」

ロン「何言ってんだか、僕はハニーの一番の豚として常に鼻高々に誇りっぱなしだよ。みんなの憧れさ、ハニーの次に」

ハニー「そうね、えぇ。誰もが蝶よ花よと持て囃すわね?」

ハーマイオニー「お花畑はロンの頭の中だけにして。それで……ああ、ここからね」

ロン「そうさ、ったく……『しかし、お祝い以上に僕は君に忠告したいんだ。いいかい、ロン。ハニー・ポッターとは早く、縁を切るんだ』ときた……!」

ハニー「……」

訂正 上から10個めハニーの台詞
×今はメガネ縁の変わったメガネ
○今は猫縁の変わった眼鏡
マーリンの髭!

お帰りヒンヒン

このハニハー絶対最後までイってますわ(意味深)

>>305 ふしだらな鳴き方の豚は即ハムやでえ

ロン「『魔法大臣がふと漏らしたことから察するに、君はいまだに彼女と親密らしい』当たり前だろ!僕はハニーの一番の豚だぞ!!」

ハーマイオニー「……『君は盲目的に彼女を慕っているし、それにまだ若いから父さん、母さんや他の大人たちの言うことを信じてしまうのも分かる。だが、君がそのバッジを手に入れるだけの人間であると認めて、僕はこの話をしようとおもっている。君には本当のことを知る価値がある』……パーシー……あぁ」

ロン「最悪も最悪さ。『魔法省はダンブルドアがその城を取り仕切るのもそう長くない、そう考えている。これ以上は明日の朝刊を見てくれたまえ。もしかしたら僕の名前も載っているだろう。いいかい、ダンブルドアは危険だ。それに、ハニー・ポッター、彼女も』ハニーが危険?そうかい、そんじゃママなんて未知の超破壊生命体だよな」

ハーマイオニー「……『君が彼や彼女と同類扱いされていては、そのバッジが奪われることになるかもしれないのだ。これは、卒業後の将来にも影響してくる』ハニーか、将来か、ですって」

ロン「魔法省のクソったれの言うことを聞く将来とハニー?比べ物にならないねんなもんオガクズにでも埋めとこうよ。大体僕の将来=ハニーだろ」

ハーマイオニー「『彼女と縁を切ることは君にとって怖いことかもしれない。何せ彼女は情緒不安定で、場合によっては君に暴力を振るう恐れがあるのだろう——』」

ロン「ご褒美が、なんだって?え?まったく……『もしも困った事があったら、ドローレス・アンブリッジに相談することをお勧めする。とても、−−いいひt、仕事の出来るヒトだ。うん、人だ。多分。仕事は凄く出来るんだ』おっと少し同情するけどこの後で台無しだぜ、パース」

ハーマイオニー「『さっきも少し書いたが、アンブリッジの改革によってホグワーツは大きく変わるだろう。ダンブルドアの間違いは糾弾されるし、そうあるべきなんだ。彼の下にいたスタージス・ポドモアのことは聞いたかい?いいか、ダンブルドアや、父さんたちがつるんでいるのはああいう人間なんだ』……いい人だったわよね」

ロン「そりゃもう、こいつに比べればね。『親を非難することはとても苦しい。だが、いずれ二人も分かってくれるはずだ。その時は僕は、二人の謝罪を受け入れる準備がある。ロン、君も二人の思想、そしてダンブルドア、なによりハニー・ポッターに影響されすぎないように強く忠告しておく』手遅れだぜパース。僕の頭ん中はハニー一色さ」

ハーマイオニー「髪の色もね羨ましいことに……『僕の言ったことを慎重に検討してほしい。一刻も早くハニー・ポッターとの繋がりを断ち切る、その決断をするんだ。   もう一度、監督生おめでとう 君の兄、パーシー』」

ハニー「……そうね、そうしたいのならば、私は、なんだったかしら——あぁ、暴力を振るう?つもりはないわよ、ロン?」

ロン「ヒンヒン!滅相もないよハニー!君との繋がりなんて僕の魂と肉体のつながりよりよっぽど大事だよ!もちのロンでね!!!」

あぁ…パーシーや
トコトン洗脳されてまんなヒンヒン

盲信とか……。パース、お前にだけは言われたくないぜ。

原作四巻までしか読まなかった理由を段々思い出してきた……

>>308
一言名誉のために言っとくが、洗脳じゃあない
盲信ならあってるかも。ただ、現実が見えてないわけじゃないから、もしかしたら自分にそう言い聞かせてるだけなのかもしれん

パース…どうしたんだ。
ゴブレットでのビルとの会話とか、最高だったのに…

ロン「さぁ、あのクソッタレからの手紙はビリッビリに破いてやったし」

ハーマイオニー「そうね。おまけに私のちょっと高度な魔法火で炭も残さず暖炉で焼いたことですし。宿題をしましょうか」

ロン「そっちかい!?いや、そっちも大事だけど、うん。ほら、ハニーを眺めようよ、いやぁ絶景だ」

ハニー「そうね、えぇ。ロンドンの夜景もビックリでしょうね……パーシーとは、別段険悪な関係ではなかったと、おもっていたのだけれど」

ロン「あぁ、奴さんむしろ君が好きだったよ。あぁ、君は愛さずにはいられないけどね万人が」

ハーマイオニー「成績のことも、ロンのことも頼りになる、って前に言っていたわ。本当よ?今は、ほら……ね?」

ハニー「魔法省に言いくるめられている……それだけ、なのでしょうけれど、何にせよ今は私を『情緒不安定で危険』とおもっているのでしょう?」

ロン「眼鏡叩き割ってやりたいよな、あぁ」

ハニー「……分かってたわ、城に来てから何人にもこういう態度をとられていたもの。シェーマスにも、ラベンダーにも。でも……ロンのお兄さん、っていう、身近な人から言われるのは……また、違うわね。もっと……もっと、そうね。イライラする、わ」

ロン「ハーマイオニー、ちょっと暖炉の火強くしすぎだよ全く少しは加減しろよな分かるけどさ。ごめんよハニー、僕のローブ持っていてくれないかい?ほんとに悪いねでも好きに使っていいからさ!ヒンヒン!」

ハニー「……仕方ない、わね……!グスッ……シリウスは、十四年もずーっと……この気分を味わって生きてきたのよね」

ハーマイオニー「……そうなるわね、えぇ。魔法界全体から、今も危険な犯罪者、って」

ハニー「……会いたいわ。ううん、二人じゃダメ、って言うわけじゃないの。とっても今、こうしてあたたかくて感謝してる。でも……会いたいの。シリウス……シリ、ウス……!」

ハーマイオニー「ハニー、お願いよ、少しだけ声を抑えて?ね? あぁ、ハニー……えぇ、胸ならかしてあげるから。ロン、一人分くらい増えたって、なんともないわよね?」

ロン「そりゃ、僕はハニーの一番の豚だからねおぐふっ、よ、よゆう、余裕だようん、もちのロンで、うん……!」

謝罪を受けるのは君の両親だろ…

ヒンヒン!(シリウスハニーに会いに来いよ!)

ロンそこ代われ

翌日日曜日

大広間

ガヤガヤガヤ ガヤガヤガヤ
 ヒソヒソヒソ

ハーマイオニー「……パーシーの言っていたのは、これね。『魔法省、教育改革に乗り出す! ドローレス・アンブリッジ、初代高等尋問官に任命!』」

ハニー「……『高等尋問官』?」

ロン「なんだいそれ、新しい役職豚かい?あぁいや、あれなら蛙かぁ」

ハーマイオニー「……大雑把に言うと、教師を査察して、評価する権限、ね。教育令第二十三号……その評価をどうするつもりかしら。魔法省に送って……第二十二号で新任教師の制定をできるようにしただけじゃなくて、ひょっとして退職させる権限まで持たせるつもり……?」

ロン「頼むから僕らに分かるようヒンヒンで言ってくれない?」

ハーマイオニー「無茶ぶりはやめて。要するに、アンブリッジが魔法省からホグワーツに対する強い統制力を持たされることになってしまった、そういうこと」

ロン「女蛙から女雨蛙に昇格だな、あの蛙め……ウェーッ、一面あのババァの写真だなんてだからテロだろってば」

ハニー「朝から浮かない顔が多いわけね……そんなに嫌なら私を見ればいいじゃない、まったく」

ロン「ほんとだよねハニー!君さえ見れば眼球どころか体の全てが清められるのに……このバカもさ。パースのやろ、写真まで載ってやがるよ。なんだろこのメガネ、小さい眼鏡がたくさん集まってメガネの縁のメガネだ、なんだそれマーリンの髭」

ハーマイオニー「『「大臣は現在のホグワーツのありさあに、ここしばらく不安を募らせていました。父兄の心配や憂慮の声に、大臣は応えようとしているのですあぁ大臣さすが大臣あぁ大臣!!」と、若き下級補佐官パーシー・ウェーザビーは語った』……変わったようで変わっていないようで、やっぱり変わったわね」

ハニー「……あのマルフォイのお偉いお父上まで、『魔法省に感謝いたしマすルフォイ』ですって。うるさいわ」

ロン「あいつらはいつだってうざったくてめざわりだからね、紙面上でもさもありなん、さ。それにしても、査察ねぇ……こりゃ見ものだぜ」

ハーマイオニー「あら、どこが?こんなの、許されるべきではないわ!」

ロン「おいおいハーマイオニー、我らがマクゴナガルがあんな蛙に臆する人だとおもうかい?あいつ、痛い目にあうぞ!」

ハーマイオニー「……その前に、宿題がまっさらなあなたがとても痛い目にあうのが先でしょうけどね」

確かに変わった眼鏡だなあ・・・

パースの眼鏡は最早オブジェ

リアルタイムだぜヒャッホー!!

ハニーの間違いを誤魔化すために眼鏡が自ら形を変えたってことか

深夜

談話室

ロン「……お手上げだよ、僕、もう天体のことなんてとにかくマーリンの髭が流れてるようにしか見えないよ」

ハーマイオニー「それはそれは愉快な星空でしょうね。ハニーと二人で見上げていたいところだわ、あなたは椅子になってるでしょうけど」

ハニー「……星空、そうね……おおいぬ座が見れる月がいいわ」

ロン「あぁ、ハニー、そうだね。ごめんよそんな話題をふっちまって、というか君はもうとっくに宿題済んでいるのに僕に付き合わせっちまってほんとごめんなさいヒンヒン!」

ハニー「私の可愛い豚のためだもの、そうしてあげるのは当たり前じゃない……ハーマイオニーも、ロンが真面目にやるかどうかの監視で忙しいもの、一人で寝室に戻ったって退屈だわ」

ハーマイオニー「そうよ、ロンったらあわよくば手を抜こうとするんだもの」

ロン「あーぁ、そりゃ悪かったね。じゃぁ少しくらい手伝ってくれよ、ほら、ここ何て言うのさ?しし座の、一等星?」

ハーマイオニー「あなたね、そんな初歩的な……レギュラス、よ。レグルスともレグラスとも言うわね」

ハニー「レギュラス……シリウス、ね」

ロン「やばい、シリ、スナッフル会いたい病がハニーの思考をぶっ飛ばせっちまった、いつもだけど痛い!ありがとう!」

ハニー「そうじゃないわよ、もう……明日は月曜で、授業が始まるでしょう? アンブリッジがさらに幅を利かせるようになって、初めての週が」

ロン「ただでさえ廊下歩いたら幅取ってるのにね、あぁ。顔の大きさとかみんな気味悪がって避けたりとかのせいで」

ハニー「……シリウスに」



ハニー「シリウスに、会いたい、な」



シリウス「そうだな、ハニー。私もそう思っていたところだ」

ハニー「……!?」

ロン「……ハーマイオニー、水」

ハーマイオニー「まかせて。『アグア——」

シリウス「待て待て、待ちなさい。暖炉にいきなり生首が現れて警戒するのは関心だがね。私だ、本物のシリウスだ。そこにいるハニー・リリー・フローレンス・ポッターの後見人で、一生かけてその子を守ると誓ってるそのシリウスだよ」

ハニー「い、っしょ、っ、〜〜〜っ!!」

ロン「痛い!!ありがとう!!!」

ハーマイオニー「色々聞き捨てなら無いわね、まったく」

ハニー「っ、ほん、ほんとよ!当たり前のこと、言わないで!シリウスは、あの、家族なんだもの!そんなの、当然……当然だわ!」

シリウス「ハッハッハ。ハニー、泣いてしまうほど私に会いたかったのかい?うん?」

ハニー「〜〜〜っ、ちが、これは!!!これは……カボチャジュースよ!!!!」

ロン「ハニー、僕みたいなビックリ人間になっちゃいけないよ」

ハーマイオニー「自覚あったのね……二人ほど自覚ない人にわけてあげて、ハックシュ!……?」

犬がでた所でどうせ長くなるのは目に見えるけここで区切る
次は明後日。ペースをあげて土曜には上巻完結や、多分
じゃあの

乙乙!!ヒンヒン!!

ヒンヒン!乙!!

乙!土曜日も楽しみにしてるよヒンヒン!

乙っさん。次回も楽しみやでーヒンヒン

ハニーの目から零れたカボチャジュースは豚たるこの私めが責任を持ってprprさせて頂きます!
>>1乙ヒン!

乙です!ヒンヒン!

乙!!

土曜日まで行儀良くまってるよ!!ヒンヒン!!

乙乙ヒンヒン!

リアルタイムでスレ見てると、SS作者の苦労が分かるよ。どうか>>1お疲れ無きように。土曜日を楽しみに待ってます!

乙!ヒンヒン!

>>328 ハエに変身させてアンブリッジの周りを飛び回らせるの刑

乙ヒンヒン!
俺たちゃ待てのできる出来た豚さ!待ってるぜ!

>>1
楽しみにしてまーす
ちなみに作中時間10月ごろなら、
シリウスは明け方近くに見れますよ〜

待ってますヒンヒン

聖水もとい、かぼちゃジュースをprprしたいヒンヒン。

ヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒンヒン!!!!!

【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】

定期誘導
優秀豚は誘導される前に来るもんだぜ。雑談等はこちらへ!


週末の楽しみが増えたよヒンヒン

乙!
ほんとにシリウス好きだなあ僕らのハニーは
乙を言ったところでロンとハーマイオニーと一緒に横でニヤニヤする作業に戻りますね

あぁハニー!

ヒンヒンヒン!

ほんと会いたいときに来るなんてシリウスできる男、さすがだな

マルフォイのヒンヒン泣きはまだですか(迫真)

毎回思うけど、タイトルも秀逸。下巻のタイトル、何になるんだろう?

秀逸って
原作引用してるだけじゃん

引用する箇所が秀逸ってことじゃないのか?

再開

待ってたよ!ヒンヒン!

第1作から仕事の合間を縫って読み始めてようやっとここまで追いついたよヒンヒン。
男前なカエル人間(クロノトリガーとか)を知ってる身としちゃアンブリッジの腐れ婆あをカエルに見立てるのはカエルに失礼と言わざるをえないね!

キタ━━(゚∀゚)━━!!ヒンヒン!

シリウス「いや、君達が遅くまでここに残っていてくれてよかった。夜更かしは常習かい、ハニー?いけない子だ、そうだろうとは思っていたがね」

ハニー「!? え、っと、あ、明日から!8時には眠るわ!」

ロン「健康的な君らしいよねハニー。えーっと、シリウス?口ぶりから察するにさ、僕らだけになるのをまってた、そんな感じかい?」

シリウス「あぁ、一時間ごとに顔を覗かせていたよ」

ハーマイオニー「……呆れた!シリウス、誰かに見られていたら——」

シリウス「あぁ、そうだな。一人見られたかもしれない、だが一瞬だった。きっとおかしな形をした薪だとか、そのくらいにしか思わなかっただろう」

ハニー「そんな薪、燃やせないわ!」

ロン「僕ぁいつでも燃え上がってるけどね、ハニー。いつだってね、何せ赤髪だからね僕ぁ」

ハーマイオニー「そんな軽口を言って!シリウス、あなたって、ほんと——!」

シリウス「おぉ、怖い怖い。君、モリーそっくりだな」

ロン「まったくだよ、そのうち僕の鼻面でも拭きだすおせっかいを焼くんじゃないかってヒヤヒヤもんさ」

ハーマイオニー「あなたのだらしなさはとっくにそうさせてるでしょ、黙ってて」

ハニー「あの、おせっかいだと、思われたくないのだけれど。シリウス、それは、あなたとは連絡をとりたくて……だから手紙は送った、けれど。こんな……」

シリウス「君の手紙の質問に答えるには、暗号では限界があった。直接言葉で届けなくては、とね。それに、声を聞きたかった。君も会いたがってくれていたようだし、丁度いいじゃないか」

ハニー「それはそう、そうだけど、っ、もう!」

ロン「マーリンの髭!」

ハーマイオニー「今の、ハニーの代弁?あなたの本音?」

ロン「どっちもさ、もちのロンでね」

wktk

ハーマイオニー「それじゃ、ハニーからの手紙を受け取って、颯爽と参上してくださったわけね。頼りになる、ハニーのおじさまは」

シリウス「そう、がふっ、そうだ。手紙ワン、ゴホン。手紙は、昨日の夜更けに受け取ったから、本当なら昨日の晩にすぐさまこうしたかったんだが……」

ハーマイオニー「……リーマスって頼りになるわ」

ロン「言わずもがなだよな、うん」

ハニー「? シリウス、リーマスとお話でもしていたの?」

シリウス「まぁ、そのようなものさ。私は途中から耳伏せていたがね……さて、本題に入ろう。ハニー、この週はどうだった——」

ハーマイオニー「あなたが危険をおかしてここの暖炉に現れた本意はハニーと雑談することじゃないでしょ!?」

シリウス「ハニーからあんなに心の篭った手紙をもらったのに、いきなりぶしつけな傷の話なんて出来るはずがないだろう。私は、大人だからな」

ハーマイオニー「子供心満載なくせしてよく言うわ!!」

ハニー「心、こめ、そうよ!あの、私達がそちらを発ってからどうだったのか、とか!えぇ!気になったもの!」

ロン「あぁそうだねハニー!暗号にする以上にどんな風に挨拶するか『親愛なる』をつけるかとか気になって気になりまくって羊皮紙十巻きとかそれどころじゃないくらい僕ぁお腹一杯に……」

ロン「ロン」

ロン「ヒンヒン!なんだいハニー!痛い!ありがとう!」

ハーマイオニー「察しのよさがマッチポンプになってるからやめなさい」

きてたー
おいたんとハニーのシーンはにやにやせずにはいられないなあ

>ロン「ロン」

???????

ヒンヒン!

ロン「ロン」
??????????

察しがよすぎて最早自演の一番豚乙

マッチポンプ過ぎるww

シリウス「まぁ、いいだろう。急がなければいけないのは確かだ、残念なことに」

ハニー「急ぐ!? それならそうと……ロン!」

ロン「ヒンヒン!ちょっと待っててくれよあぁ君を待たすなんて豚失格だけどさ!お茶ならもうすぐ準備が終わるさ!」

ハーマイオニー「急ぐという意味を記憶から『消失』させないで二人とも。まったく、『変身術』の授業が楽しみですこと」

シリウス「あぁ、そうか。今年はOWLの年か。ハニー、君なら『変身術』はお手の物だろう?うん?」

ハニー「……当然だわ、私だもの!」

ハーマイオニー「はいはい、ハニーの自信をつけさせてもらってどうもありがとう。シリウス、あなたの後見人としての本分を思い出して」

シリウス「そう、それだ。ハニー、傷跡のことだが——」

ロン「……そういや、あの、ハニーの足のアレのこと、どうするんだい?」

ハーマイオニー「……教えられるはずないじゃないの。それこそ、シリウスがシリウスごとホグワーツに乗り込みかねないわ」

ハニー「! シリウスが、ここに——そんな、でも、足〜〜〜っ!」

ロン「痛い!ありがとう!そうだね!その辺は伏せておこうか!もちのロンで!」

シリウス「伏せと言うのはやめてくれるかい。そう、傷跡が痛むのはいい気持ちじゃないのは、分かる。だが、これまで何度もあったことだろう?」

ハニー「……えぇ、そうね。ダンブルドア、言っていたわ。ヴォルデモートが強い感情をもった時に私のこの、こっちの傷、これが痛むのだろう、って」

シリウス「あぁ、あのお山の大将が肉体を手に入れたとなればもっと頻繁に痛むことになるだろう……こっちとは?どこか怪我でもしたのか、ハニー!?」

ハニー「あっ、あー……そ、その」

ロン「! シリウスに会えないことが寂しすぎて心の傷ってやつさ!!!」

シリウス「!  なるほど、なるほど。っ、っくく、ハニー?私は犬だがね、君はどうやら寂しがりの可愛いウサギさんのようだな?うん?」

ハニー「っ!わら、笑わない、で!もう、もう! ロン!!!」

ロン「あぁハニー!なでるか叩くかどっちかにして欲しいな僕ぁ!どっちにしろありがたいけどね!」

シリウスが天然ジゴロすぎて、その、なんていうか、あの、伏せ!!!!

お座り!

これからはロナルド★自演乙★ウィーズリーと呼ぼう

ハーマイオニー「仲がいいのはこれ以上見せ付けてもらわなくても結構よ。それじゃ、シリウスはやっぱりハニーの傷跡がひどく痛んだのと、あの女蛙は関係ないと思っているのね?」

シリウス「あぁ、そう思う。アンブリッジのことは噂と愚痴と吐き気でしかしらないが、『あの恥ずかしい集団<死喰い人>』でないのは確かだ」

ロン「むしろ積極的にあのツラは仮面で隠しとけよって言いたいけどね」

ハニー「……連中と同じくらい、いやな人……?だわ」

シリウス「そうだ。しかし、世の中は善人と『ちゃんちゃら可笑しい闇の馬鹿ども<死喰い人>』で二分されているわけではないのさ……アンブリッジが嫌なやつというのは否定しないがね。リーマスが何と言ってるか、聞かせてやりたいよ」

ハニー「? 何と言っているの?」

シリウス「えっ」

ロン「……」

ハーマイオニー「……」

ハニー「……」

シリウス「あー、そう、そうだな……うん……君達にはほら、まだ早い。聞かなかったことにしてくれ」

ロン「……何て言ってるんだろうね」

ハーマイオニー「……それはそれは、尻尾が垂れ下がるくらいの剣幕だったのでしょうね」

ルビと文字が逆転してるなw

不真面目じゃきなかいのは確かだな

ハニー「よくわからないけれど。それじゃ、リーマスはあの女……?を知っているの?」

シリウス「顔見知りということではないが、あれがどんな奴なのかは、それはもう身に染みているだろう。『反人狼法』を起草したのはあいつだ。おかげでリーマスはほとんど職につくことが不可能になった」

ハニー「! あの、女……ますます、嫌な、なんて……!」

ロン「意地っきたないよな、あぁ……そういや随分リーマスを『けだもの』だのなんだのこぼしてたっけ」

ハーマイオニー「あの人道に半した法案を、あの女蛙が……!どうして狼人間に反感をもつの!?」

シリウス「怖いのだろうな、きっと。怒ってくれてありがとう、リーマスも喜ぶだろう……あの女は半人間を毛嫌いしてる」

ロン「あのなりでどの口がって話だよな。あぁ、あのでかい口が、か」

シリウス「どういう経緯かは知らないがね。省務めになってからずっとあぁいう活動ばかりしているそうだ。ファッジと馬が合うのも当然だろうな、うん。去年など、水中人に個体識別の標識をつけて管理・抑制するキャンペーン、なんてくぅだらないことをしていたらしい」

ハニー「! 水豚たちに、なんて失礼なことするつもりなのかしら!」

ハーマイオニー「『豚』の呼称も本当ならば随分と失礼なのだけどね」

シリウス「時間とエネルギーの無駄使いにもほどがある。クリーチャーのような碌でなしがうろついているというのに、何が水中人なのだが」

ロン「豚にもなれないもんな、奴さんは」

ハーマイオニー「シリウス!だから、あなたはどうしてそうクリーチャーに……!」

ハニー「……」

シリウス「それで、アンブリッジの授業はどうだ?ハラハラドキドキか?」

ロン「あぁ、吐き気と戦うのが毎回スリル満載だよ、まったく。マーリンの髭」

ハニー「本当のところ、吐き気もひっこむほどのくだらなさよ。私達に一切、魔法を使わせないの」

ロン「つまんない教科書をつまんない教室で素晴らしい女の子の下で読むだけだもんなぁ」

ハーマイオニー「最後ので全部挽回じゃないの。というか、あの女蛙よく許しているわね……自然すぎるから?」

シリウス「なるほどな、想像していた通りの授業のようだ。禿げぴ、ワフン、魔法省内部からの情報によれば、ファッジは君達に闘う訓練をさせらくないらしい」

ハニー「闘う、訓練?どういうこと?ファッジは、ここが魔法使いの軍隊を作っているとでも思っているの?いるのは私の豚の群れだけなのに!」

ロン「そりゃもう一個師団レベルじゃおさまらないよね、あぁ」

シリウス「群れはよくわからないが……そう、軍隊。ファッジはそう勘ぐっているんだ。ダンブルドアはここで、魔法省に対抗する私設軍団を組織するつもりなのだ、とね」

ハーマイオニー「……呆れた、呆れたわ。思考回路のどこをどう巡ったらそうなってしまうの?」

ロン「あぁ、ほーんと。ルーニーの数えてそうなペチャクチャ切り株とかの方が、まだマシだね。みんな知ってるし」

ハニー「?」

ハーマイオニー「?」

シリウス「私は毛だらけ心臓の魔法使いの方が好きだがね……ともかく、あいつは君たちにこれからも『闇の魔術に対する防衛術』なんて教えないだろう。せいぜい、朗読するのに一番正しい姿勢だの、魔法省の確かな姿勢だの、そんなところさ」

ハニーはロンにどう座ってんの?
膝?仰向けになった背中?

ハーマイオニー「私達が学ぶことで、魔法省に呪いをかけるための力をつけてしまう、そう考えている、ということ!?」

シリウス「あぁ、そうだ。ファッジのダンブルドアに対する被害妄想は日に日にひどくなっていっている。ついこの間も躓いてぶちまけた書類の束を『あのもうろくジジイが私に「転ばせの呪い」をかけたんだ!!!』と地団駄踏んでいたらしい」

ロン「誰か病院つれてきゃいいのに」

シリウス「まぁ、例えおかしくなっていようが現在の魔法省のトップは奴さんだ。奴が動いて、ダンブルドアにでっちあげの罪状をなすりつけやしないか、と、騎士団は警戒しているよ」

ハニー「……『茶化しすぎ罪』、とか?」

シリウス「有罪だろうな、あぁ。省ごときにあの人が捕まえられるとは思えないがね」

ハーマイオニー「でも、何にしろ準備はしていると思うわ。今朝の新聞、読んだでしょう?『高等尋問官』って」

シリウス「あぁ、載っていたな。おそらくそういう腹づもりなのだろう……まだ誰とも話し合っていないから、これは私個人の意見だが」

ハニー「誰とも、って?今そこには、みんながいるのではないの?」

シリウス「昨日リーマスが少しよった程度さ。今はみんな、忙しくしていてね。今週は私は、あのクリーチャーと二人きりだった。この家で、あいつとね。あぁ、ハニー。そうだな、私も君に会いたくてしかたなかったのさ、実を言えばね」

ハニー「! あぁ、その……と、当然ね!私、だもの! 私……わたし、もよ。シリウス」

シリウス「あぁ、知っている。君は優しいな、それも知っていたがね」

来てたーーー!!!!ヒンヒン!!

ロン「そうだ、ハグリッド。奴さんのことは何も聞いていないの、シリウス?」

シリウス「ハグリッドか……そうだな、彼はもうとっくに戻っているはずだったんだ。どうなったのか、誰も——」

ハニー「っ……」

シリウス「あー、把握はしてない、が!何かトラブルが起きたときの対処は、ダンブルドアがしっかり言い渡してあるそうだから心配いらない!うん!そう、ダンブルドアも心配していないのに、私達が心配する必要があると思うかい?」

ハーマイオニー「でも、本来なら戻っているのでしょう……?」

シリウス「マダム・マクシームが一緒だった。途中で別れた、と言っていたがね。それまでの間にハグリッドが深手を負ったという事も報告にはなかったし、なーに、ほら、きっと途中で野生のどでかい魔法生物にでも出くわしたのではないか?いつものハグリッドの、悪いくせさ」

ロン「そ、そうだよ、ハニー!すぐにひょっこりとでっかいお友達つれて帰ってくるさ、うん!」

ハニー「……そう、ね……っ!可愛がって、あげるわ。えぇ、盛大に遅刻したハグリッドも、一緒にね……!」

シリウス「ともあれ、あまりハグリッドのことは城で話題にしないほうがいい。余計に関心を集めてしまう」

ハーマイオニー「ダンブルドアが最初の宴会でほとんど触れなかったのも、そのあたりを意識していたのね」

シリウス「そういうことだ。そう、新学期から一週か……最初のホグズミート休暇は、いつだい?」

ハニー「? それは、今度の——」

ハーマイオニー「待って。シリウス?それを聞いて、どうなさるおつもりかしら」

シリウス「ほんと、君はモリーにそっくりだな。いや、なに。キングズ・クロスでは上手くいっただろう?今度の週末、また私が犬の姿でもいいから会えれば、と——」

ハニー「!! だ、ダメ!!ダメよ!!!」

シリウス「……?」

ハーマイオニー「シリウス!『預言者新聞』を見なかったの?マルフォイが、あなたがロンドンにいる、って書いてあるのを!」

シリウス「あぁ、あれか。なぁに、そんなにピリピリすることはない。連中はしょっちゅう私がどこにいるのか当てずっぽうに宣言しているのさ——」

ハニー「違うの、今度は違うのよ、シリウス!あの人の息子が、ドラコ・マルフォイがあなたを犬だと見破っているようなことを言っていたの、本当よ!」

ロン「フォんとにね」

ハーマイオニー「察しの良さを発揮して黙ってなさい」

ハニー「だから、ダメ!絶対、絶対ダメ!私、あなたが——」

シリウス「わかった、わかった!言いたいことは分かったよ、あぁ……ちょっと考えただけだ。君が私に——じかに会いたいと思っているのではないか、と」

ハニー「会いたい、なんて、そん……っ!!会いたい!会いたいわ!!!当たり前じゃないの!!」

シリウス「!」

ハニー「でも、でもダメよ!そのせいであなたがアズカバンに行くかもしれないだなんて、わたし、絶対、やよ!!!」

シリウス「……」

ロン「……」

ハーマイオニー「……」

ハニー「……っ、っぅ」

シリウス「……すまなかった。少し、思い違いをしていたよ。そうだな……君は、ジェームズではない」

ハニー「! 待って、シリウス、それって——」

シリウス「さぁ、もう行かなくては。足音が聞こえる、ひょっとするとクリーチャーの奴かもしれない。ハニー、元気で。また……いつか会おう。手紙は別に送るがね。それじゃ——」

ハニー「!待ってるわ……そうじゃなくて!シリウ——」

ポンッ!

ハニー「……っ、〜〜〜〜っ!!バカ!!!シリウスの、おお、おおばかぁっ!!!」

ロン「……オーケー、ハニー。怒りは存分に発散しちゃってよ。あぁ、僕ぁ君のサンドバックだからね。抱き枕じゃないんだよ?分かるかい?」

ハーマイオニー「……」






グリモールドプレイス十二番地

シリウス「……」

リーマス「……分かっていたのだろう?」

シリウス「……あぁ、あの子は……ジェームズじゃない。リリーでも……分かりきったことだ」

ああ、うん…

月曜日

ハニー「……今度手紙を出すときは、白豚に、シリウスの耳でも尻尾でも思いっきり噛み付いておくよう言ってやるわ」

ロン「あぁ、あの同胞ならしっかりやりあげるだろうね、うん。何せ君が命じれば僕でさえマクゴナガルの眼鏡くらいまでなら噛み砕くもんな」

ハーマイオニー「消失させられても知らないわ……ハニー、あまり気にしない方がいいわ。シリウスは、少し期待しすぎなのよ」

ハニー「……あんな家にいるのが、いけないの。ダンブルドアは、何をやっているの……?あそこがシリウスにとってどんな場所か、あの腹黒は理解しているはずなのに……」

ハーマイオニー「は、ハニー?」

ハニー「……なんでもないわ。そうね、ただでさえあまり楽しい授業とはいかなそうなのに、朝からこんな顔はしていられないわ。もっとも、怒りに歪む私の顔でさえ高貴で可憐に違いはないでしょうけれど」

ロン「あったりまえだよハニー!君は寝顔から泣き顔まで全てがそりゃもう一級品で……」

ハニー「ロン」

ロン「なんだいハニー!僕のハニー!」

ハニー「あなたさっき、マクゴナガル先生の眼鏡が、何と言っていたかしら?」

リーマスいたのか

『魔法史』

ロン「あぁ、全く。ロンがロnになるとこだったよ、マーリンの髭!ハニー!結果は『物凄く怒る!』だったね!」

ハーマイオニー「火を見るどころか触れるより明らか過ぎる結果だわ」

ハニー「勇敢な豚は褒めてあげるわ」フーッ

ロン「ヒンヒン!ありがとう! それにしても、二時限続きの『魔法史』はきっついよな……ハニーの横顔を下から見るくらいしかやることないよ、まったく、最高だね」

ハーマイオニー「いつか寝首かかれるわよあなた。 女蛙は、いないわね。てっきり査察を今日にも始めるものかと……」

ロン「あれだろ、きっと。あのババア蛙もここの生徒だったなら、さ」

ビンズ「〜〜〜で、あるからして、〜〜〜が〜〜〜〜〜〜」

Zzz…… Zzz……
 ウーン、ウーン ヒン……ウーン

ロン「このゴースト教師ビンズ氏の授業のおっそろしいまでのつまらなさ、知ってるんだろ」

ハニー「……豚ではあるけれど、授業はとても退屈ね、えぇ。ほんと、流石ゴーストね」

ハーマイオニー「特に上手くもないわ……何が『高等尋問官』なのかしら、まったく!」

やってきたのかロンwwww

昼休み

ロン「結局午前中、『魔法薬学』でもあの蛙は現れなかったなぁ」

ハニー「スネイプとあの人……?っていう考えうるかぎり最悪の組み合わせを見られなくて良かったわ、本当にね」

ロン「そうなったら僕らがバリケードになって絶対に視界に入らないようにするよ!もちのロンでね!」

ハーマイオニー「黒板ってなんだったかしら……査察は先延ばし、ということ?」

フレッド「いーや、いや。そういうわけじゃないんだなぁ、これが」

ジョージ「嫌々ながら僕らはあの蛙と一緒の教室にいさせられたぜ」

ロン「へぇ?なんだ、ハニーを目の仇にしてるクソババアだから、てっきり僕らの学年の時にわざわざやってくるものかとばっかり」

ハーマイオニー「どうだったの? 何の授業を?」

フレッド「『呪文学』の授業、さ。フリットウィック先生にござーい」

ジョージ「もっとも奴さんは女蛙を完全お客様扱いでござったけどな」

ハニー「流石、私の豚ね」

ロン「流石同胞」

ハーマイオニー「それだけベテランな先生をもっと敬って。アンブリッジはどんなことをしたの?」

フレッド「隅でこそこそ、なにやらメモをとって。あとは何人かにあの授業の感想を聞いてたな。アンジェリーナはとっても楽しい、って答えてた」

ジョージ「フリットウィックが悪い点をもらうなんてありえないけどな。あの先生様様のおかげ様で、僕らでもあの教科のOWLを取れたんだから」

ロン「ハーマイオニー、さっきののっかるよ。僕ぁ尊敬するねほんと、あの同胞を。ハニーの次に」

ハニー「見上げてやまないでしょうね、えぇ……先生としては、間違いなくスネイプよりずっとずっといいわ」

ハーマイオニー「二人とも、『魔法薬学』のレポートの点数が悪かったからって、さっきから。もう……ハニーはあの罰則があった中でだから、まだしも……ロン、あなた」

ロン「……マーリンの髭」

追いついた!

『占い学』

ロン「……」

ハニー「……」

アンブリッジ「あら、ごきげんようミス・ポッター?お怪我はどうですの?」

ハニー「……えぇ、順調に治っているわ」

ロン「僕らの精神には取り返しのつかないダメージが深く深く入ったけどね、ウェッ」

ネビル「うぁぁ、トレローニーを捕食しにきたのかなぁ。トレバーでさえ食べないのに」

アンブリッジ「エヘンッ、エヘンッ! トレローニーせんせ?」

トレローニー「————」

アンブリッジ「おや。エヘン、エヘンッ!エヘンッ!」

トレローニー「——なんです? わたくしの予知の波動を乱すのは——あぁ、あなたは。分かっていましたわ、あなたがこの時間、ここに訪れるこt——」

アンブリッジ「えぇ!事前に通告いたしましたもの、そうですわね♪」

トレローニー「……それ以前から、わたくしには分かっていたことでございますわ——未来の、深淵から」

アンブリッジ「それはそれはっ。今日は通告通り、こちらで授業の体験をしに来ましたわ、先生」

トレローニー「——えぇ、存じています。あなたがそのような行動をするのは、星の導きでかねてy——」

アンブリッジ「あーーら、ごめんあそばせっ、せんせ!わたくしなにか勘違いを!今日はわたくし、魔法省公認『高等尋問官』として授業の査察をしに来たのでしたわ!あら?さきほど何か?」

トレローニー「……なんでもありませんですのことよ——星座がそう言っています」

ハニー「……アンブリッジが生き生きして見えるわね」

ロン「おっと、こりゃ思ってもなかった好カードみたいだ!絵柄最悪だけどね!!」

この時のトレロニは可哀想だったな

トレローニー「今日はこれまで取り組んでいただいた夢日記の成果を参考にして——昨日の夢をさらに深く解釈していただきますわ。そう、それは恐ろしい未来に眼を背けず——真実をわが手に、納める覚悟、そして資格が——必要なのです」

ロン「ゴテゴテした装飾で死角だらけのくせにまぁ」

ハニー「姿勢は認めるけれど、あの人にどれだけ見えているのかは認められたものじゃないわね」

トレローニー「二人一組に——あなたは、わたくしの後ろについて回るのですか——?」

アンブリッジ「えぇ、せんせ♪ あなたのお仕事ぶりを間近でっ!」

トレローニー「————そうですか」

ロン「吐き気に餌付くの耐えやがった……精神力はあるみたいだな、あの昆虫」

ハニー「そうでないとあんな恥ずかしい言動出来ないでしょうもの……ロン、顔がうるさいわ、何か言いたいならさっさと昨日の夢を話しなさい」

ロン「おっと失礼、ヒンヒン!でもさ、前回僕だったから今回は君じゃないと、あぁ、君に意見するつもりはないんだけどさ!」


トレローニー「——その夢は不吉ですわ、そうですわね、きっと……」

アンブリッジ「〜〜っ♪」


ハニー「なんだっていいわよ……そうね、10メートルのスネイプがパーシーの大鍋で煮込まれていた、これでいいわ」

ロン「わーぉ、そりゃ悪夢決定だね。昨日はよく眠れなかったんじゃないのかい?」


トレローニー「あぁ——なんて恐ろしい事でしょう。あなた、もしかして……」

アンブリッジ「ふんふん、ふーんふん……なーるほど、ですわ♪」


ハニー「そうでもないわ、柔らかいものがあったおかげで」

ロン「ナニだろうねそれ……この場合主語は大鍋かい?それとも10メートルのスネイプ?ジュネイプ?」

ハニー「どうでも、っ、ジュネイプはやめなさいよ……」

ジュネイプwwwwww

アンブリッジ「ふんふん、なるほど。だーいたいのことは分かりましたわ、えぇ、えぇ」

トレローニー「——おぉー、あなたの夢はそれはそれは——」

アンブリッジ「せんせっ♪すこーし講釈をお止めいただけますかしら?二、三、お聞きしたいことがありますの」

トレローニー「……なんです、現世<うつしょ>の方に語れることは多くはありませんが、それを世間が望むなら、いくばくばかりかお答えいたしましょう——霧の彼方より知恵を授かりし者として」

アンブリッジ「霧があるのはロンドンだけで十分ですわ。それで、先生。あなたはこの職に就いてから何年になりますの?」

トレローニー「——かれこれ、現世の刻<とき>で言えば十六年になりますわ」


ロン「僕らが生まれた頃か、なんだか穢された気分だよね。ハニーを一目みればすぐ浄化されっちまうけど」

ハニー「当然ね、えぇ」


アンブリッジ「相当な期間ですわね……『予見者』カッサンドラ・トレローニーの曾々孫というのは本当ですの?」

ザワザワザワザワ ヒソヒソ

トレローニー「——現世での肉体、血の結びつきなど取るに足らないことですわ。ですが——えぇ、そのような、ものです」


ロン「あのドヤ顔」

ハニー「誇らしいけれどわざわざ自慢して回るのはキャラではないからしなかった、というところかしらね」


アンブリッジ「なるほど、なるほど。カッサンドラ以来の『第二の眼』をお持ちだ、と?その首にかけてるそれですの?」

トレローニー「えぇ、わたくしはカッサンドラから隔世したわたくしにの己が内に覚醒したこの眼を……いいえ、これはただの象徴<シンボル>にすぎませんわ——」

アンブリッジ「そうですの、ふむ、ふむ。オホホ。よろしいですわ!さっ、それでは、トレローニーせんせ?」




アンブリッジ「わたくしに、そのありがたーーーいおめめで何か予言をしてくだs」

トレローニー「黙れこの腐れ女お前なんか田舎のバカでノロマな魔法戦士にケツからストローつっこまれて膨らまされる未来しか待っていないでしょうよそりゃもう筋骨隆々で馬みたいなバカにな——ですわ」

アンブリッジ「」


ロン「……ヒューッ、やるじゃんトレローニー」

ハニー「イライラがつのったにしろ、やりすぎだと思うわ」

トレローニーwww

今日のトレローニー先生は覚醒してるな

>筋骨隆々で馬みたい
作中のこの人の予言ってなんだかんだで全部当たってるんだったか

腹黒豚「これでトレローニー先生のほんとうの予言は全部で三つになった。またまた給料を上げてやるべきかの——」

トレローニー「あら、ごめんあそばせ——わたくし今なにか、口汚い言葉を?今のはわたくしではなく——そうですわね、古来の占いの術シャーマニズム——わたくしの予見の波長が乱れ起きた、そうに違いありませんわ、オホホ」

アンブリッジ「そうですの、えぇ。それが精一杯ならわたくし、もう何も見ることはありませんわね。それでは」

ツカツカツカツカッガチャ、カッカッカッカッカ

ロン「すっげぇ、あの蛙を追い払っちまった」

ハニー「……大丈夫かしら、随分と興奮してるみたいだけれど、倒れたり……」

トレローニー「……さてっ!」

パチンッ!  パッ!カッ!!

ロン「!?な、なんだ!?トレローニーが指をならしたら、薄暗かった部屋が更に暗くなって……僕とハニーんとこだけ光が!?ハニーは常にスポットライト浴びてるけど!」

ハニー「天からの祝福っていうね、えぇ。なにが……」

ラジオ<夢は幻SOー!たかが妄SOー!されど読み解く私現SHOW−−−!!

トレローニー「わたくしがその天からの予見を見てさしあげますわYO!YO!!!」

ネビル「うわぁぁ、ジャラジャラのアクセサリーが光ってるぅ、蛍になってるぅ」

ロン「っていうかほんといつもの幻想的なオーラとかどこ行ったんだい!?」

トレローニー「オートミールを食べた夢!あなた死にます! 豚を下に敷く夢!あなた死にます!そりゃもうますます死にます死にますYOーー!」

ハニー「……一瞬だけれど同情したり関心して損したわ」

トレローニー「それに大鍋!水死ですのね!それに10メートルのスネイプ!あぁあぁなんて不吉な象徴でSHOW!」

ハニー「それには同意するわ、我ながら」

誰か癒者連れてこいwwwwww

トレローニーw酸素欠乏症に罹って…www

ヤベェwwwwwwwwトレローニーさんハジケたwwww

そりゃ原作でも指鳴らしてるけどもwwww

『闇の魔術に対する防衛術』

ハーマイオニー「……私、ほんと、あの授業やめてよかったわ。頭痛がひどくなるもの」

ロン「いやある意味面白かったよ、ある意味ね、ハニーの死なんて世界の終わりに等しい事連呼しなきゃだけどさ」

ハニー「私は今はこの授業こそ本当はやめたいのだけれどね……来たわ、アンブリッジよ」

アンブリッジ「……ふぅ。みなさん、唐突ですが『占い学』ってクソですわね♪」

ロン「私怨持ち込むなよな」

アンブリッジ「それでは、前回の授業で第一章は終わりましたので、続いて第二章、『防衛一般理論と派生理論』をお読みになってくださいな。十九ページですわ」

ヒソヒソヒソ ペラッ、ペラッ

ロン「うっへー、これまたつまんなそうな……キャノンズの去年の勝ち試合を思い出していたほうがまだ有意義だよ、マーリンの髭」

ハーマイオニー「ものの数分で終わるでしょう、それ……はい、先生」

アンブリッジ「……」

ツカッツカッツカツカッピタッ

アンブリッジ「何かご質問かしら、ミス・グレンジャー?生徒のみなさんの邪魔をしないよう、個人的に答えてさしあげますわ♪」

ハニー「私のハーマイオニーに必要以上にその顔を近づけないで頂戴」

アンブリッジ「ミス・ポッター、反抗的な態度ですわね♪」

ハーマイオニー「いいの、っよ、ハニー。ありがとう、えぇ、先生、前言いましたように私、この本は全て読んでしまったのですが」

アンブリッジ「あらあら、まだ戯言を。でしたら第十五章の逆呪いについて、スリングハート氏はなんと見解していますの——」

ハーマイオニー「著者は『逆呪い』に関して名称が正確ではない、と意見を述べています。魔法使いが自分自身がかけた呪いを正当化し受け入れやすくするためにそう呼んでいるにすぎない、と」

アンブリッジ「……あらあら。あなた、魔法省に入るおつもりは?」

ハーマイオニー「今現在は粉みじんもありません、先生」

ハニー「……今、この人の授業じゃなかったらまずかったわ」

ロン「なにもまずいこたないよ、ハニー。どうぞどうぞ、是非」

ハーマイオニー△

おれたちのハーマイオニーにわかんねぇ事なんて、ひとっつもねぇ。そうだろうが?

ハーマイオニー「スリングハート氏の見解はこうですが、私はそうは思いません」

アンブリッジ「はぁい?そう、思わない?」

ハーマイオニー「思いません」

ザワザワザワ 
 ヒソヒソヒソ

ハニー「私のことは?」

ハーマイオニー「いつも想っ……ちょっと、茶々いれないで。スリングハード氏は呪いそのものが嫌いなのではありませんか?その私的感情から単に難癖をつけているようにしか思えません。私は、防衛のために使うならば呪いにも役に立つ可能性がある、と考えます。ですから、『逆呪い』という名称に関しては——」

アンブリッジ「おーや、おや。ミス・グレンジャー、大変ご立派にご意見なさっていますが、この授業で大切なのは!あなたのような学生の戯言ではなく!魔法省が認可したこの教科書で述べられているスリングハート氏のご意見ですわ!」

ハーマイオニー「でも、それが——」

アンブリッジ「もう結構。ミス・グレンジャー、グリフィンドールから五点、減点いたしますわ」

ザワザワザワガヤガヤガヤガヤガヤ

ハニー「横暴だわ!!」

ハーマイオニー「は、ハニー!関わらないで、私がその、言いすぎただけ……」

アンブリッジ「その通りです、埒もないことでわたくしの授業を中断し乱すなど、減点されて当然。そうですわね♪」

ロン「ふざけんな!こっちは誰かさんのせいで何度と無く襲う吐き気と眩暈で倒れっちまいそうだぞ!その辺どうなんだマーリンの髭!」

ブーーーブーーーー!

ロン「おい何がブーブーだ!ヒンヒンだろ!」

ヒンヒーーーーン!

アンブリッジ「静粛に!静粛に!ミス・グレンジャーにも、他の生徒にも!わたくし、ひいては魔法省が定めた指導要領に関して好き勝手にあなたがた学生が意見を言うことを許すわけにはいきませんわ!えぇ、これまでこの学科を教えた先生方がそうだったとしても、です!クィレル先生は別かもしれませんわね!少なくとも年齢にふさわしい教材だけを教えていましたもの——」

ハニー「えぇ、クィリナスはあなたとは比べ物にもならない私の可愛い豚よ!ちょっと欠点があって、後頭部に!ヴォルデモートが引っ付いていたけれど!!!」

キャァアアアアアアアアア!?
 ワァアアアアアア!? ザワザワザワザワザワ

アンブリッジ「ミス・ポッター!罰則を追加で一週間、いいですわね!」

ハニー「望む所だわ!!!私は、嘘なんて言わない!!!」


ロン「……どうすんだよ」

ハーマイオニー「……ほんとにごめんなさい」

>>394
当たり前さ!
あ、いや、こういう時は…
もちのハニーの1番豚さ!

>>394
ハグリッドは名言メーカーやでぇほんま

今のクィリナスはアズカバンの主だからな

翌日 早朝

大広間

ハニー「……ロン、もう少し深く座ってもいいかしら」

ロン「もちのロンさ!ヒンヒン! 痛むかい?」

ハーマイオニー「また同じ罰則で、切り開かれたのですものね……あー、ハニー。その」

ハニー「あなたのせいじゃないわよ、もう……また挑発にのった、私の——」

アンジェリーナ「あぁ、まったく!ポッター!全部君のせいだろうね!まったくさ!!」

ハニー「! アンジェリーナ、あー……」

アンジェリーナ「また罰則だって!?え!?それも、ケイティが戻ってようやく今日から本格的に練習が再開できるって時に!!また!!!!一!!!週!!!!間!!!!!」

ザワザワザワザワザワ

マクゴナガル「なんです!なんの騒ぎです、ジョンソン!」

アンジェリーナ「先生、先生、先生!!!またポッターなんです!ポッターが!優勝杯が!!我々の優勝杯が!!」

マクゴナガル「落ち着きなさい、順序だてて説明なさいじジョンソン!ジョンソ——ウッド!?いえ、あぁ、ジョンソンですね。私も歳ですか……?」

ロン「気持ちは分かります先生、ほんとそっくりになっちまいましたよね」

アンジェリーナ「ポッターが性懲りもなくアンブリッジから罰則をくらって、練習に出れないっていうんです!一週間も!」

マクゴナガル「……ポッター」

ハニー「……はい先生」

マクゴナガル「その口一杯に生姜ビスケットを押し込んでもよろしいのですよ……?」

ハニー「……ごめんなさい」

ロン「先生、先生、事情も聞いてほしいってもんですよ、先生。ハニーは——」

マクゴナガル「お黙りなさいウィーズリー、だいたい察しがつきます。癇癪は二度と起こすな、そういいましたね? グリフィンドールから五点、減点です!」

ハニー「!? そんな、先生!どうして先生まで」

マクゴナガル「あなたが罰則でも反省がみえないようだから、です!よいですか、ポッター!生姜ビスケットそのものにされたくなければ!!しかと反省なさい!以上!ジョンソン!!これ以上大広間で大声をあげるならあなたも減点しますがどうです!?」

アンジェリーナ「……いえ、先生。大丈夫です、うん」

ハニー「っ、〜〜〜っ!!!ロン、代わりに言って!」

ロン「おおともハニー!  マ ー リ ン の 髭 !!!!!!!」

このアンジェリーナ、実はウッドがポリジュース薬飲んでなりすましてるんじゃないか?wwwwwwwwwwwwww

ハニー「アンブリッジからの減点、マクゴナガル先生からの減点、おまけに罰則……!えぇ、ホグワーツって何て生徒に対して公正なのかしら!」

ロン「お怒り最もだよハニー、さぁ、僕の背中を思いっきりお叩きよ」

ハーマイオニー「今回のことは、というか今回も焚きつけてしまった私が言うのもなんだけど、その、癇癪は本当に抑えなくてはいけないわ、ハニー」

ハニー「……」

ハーマイオニー「あなた、ここのところ、その……なんだか感情まかせなところが、いいえ、それもあなたの良いところだっていうのはもちろん分かっているの、だけ、ど……きゃぁ!?」

ハニー「えぇ、そうね。私、自分の好きなようにしているもの。でも、たまには沈めるのも悪くないかもしれないわ。さぁ、ハーマイオニー?あなたの何があっても感情が高ぶらないお手本のような姿、みせて、ね……?こっちの空き教室で」

ハーマイオニー「あっ、そんな、ハニー、そんなつもりじゃ、あぁ、あなたにかかれば私の感情、なんて、イーロップふくろう百貨店なみの大騒ぎ、だわ」

バタンッ

ロン「ごゆっくり、どうぞ。 あれ?アンブリッジババァだ……査察は僕らの『変身術』だな、やったぜ」

一旦ここで区切り
今日で完結は無謀やった
20時には戻る

乙ヒンヒン!
再開までハニハー狂い咲きですね、つづけてどうぞッッッ

乙ヒン
そりゃ無謀ですわww
にゃんこ先生のターン楽しみ

おつおつ

やっと追いついた! ヒンヒン!
ついにリアタイで追えるのかと思うと楽しみすぎて

再開

待ってました!!!

待ってたよヒンヒンヒーン

▽。(○○)。▽ ヒンヒン!

お待ちしておりました。ヒンヒンヒン

うひょっ

『変身術』

マクゴナガル「みなさんお静かに。そろいましたね。ミス・グレンジャー、随分と息が荒いですが大丈夫ですか?」


ハーマイオニー「フーッ、フーッ、もんっ、だいありません、先生……覚えてなさいハニー」

ハニー「えぇ、忘れられないわね。あなたにとっての私の感触と同じくらい?」

ロン「僕だってハニーを背中に感じてて未来永劫ロナル脳に焼き付いてるだろうけどね!ヒンヒン!」


マクゴナガル「静かに、と言ったはずです。よろしい、ミスター・フィネガン、こちらにきてみんなの宿題を返してください——ミス・ブラウン、こちらのネズミの箱をみんなにお配りなさい」


ロン「!スキャバーズ!?」


マクゴナガル「それはそれはアルバスを呼ばなくてはいけませんね、ウィーズリーお黙りなさい。一人一匹ずつを使って授業を——」

アンブリッジ「エヘン、エヘンッ!」

マクゴナガル「——行います、いいですね?生徒の、みなさん?」


はーーーい、せんせー!

ロン「いいぞ、マクゴナガルめ無視を決め込むみたいだ。見ものだよほんと」

ハニー「私に癇癪を起こすなとあれだけ言っておいでなのだもの。さぞご立派な振る舞いをするのでしょうね」


アンブリッジ「……エヘンッ!エヘンッ!」

マクゴナガル「さて、よくお聞きなさいみなさん。前回までの授業でカタツムリの『消失』まではほとんどのみなさんが成功し——殻の一部が残ってしまった人も要領は飲み込めたはずです。今日からはこの——」

アンブリッジ「……エヘンッ!エh——」

マクゴナガル「何か!?」

アンブリッジ「!」


ロン「三回しかとしてからの被せ気味に、何か、だってさ」

ハーマイオニー「先生、顔がひきつっておいでだわ……頭痛がひどいでしょうね、えぇ」


アンブリッジ「お、おほん。せんせ?わたくしのメモが届いているかどうか確認をとおも——」

マクゴナガル「でなければ私はあなたに『今日はどのようなご用件ですかアンブリッジ高等尋問官』と、教室の敷居を跨いだ瞬間に詰問するはずです。それをしないということは、本日ここで私の授業の査定がほかならぬあなた様の下で行われるということを私が承知しているその上での態度及び行動だというのが分かりませんか、分からないのですか高等尋問官これは失礼しましたえぇ私はあなたからのとても趣味のよろしい猫が踊り狂ったメモ用紙を確かに受け取っていますが、ほかに質問は」

アンブリッジ「……あー」

マクゴナガル「無いようでしたら授業を続けます。先ほど言いかけていましたが、今日はカタツムリよりずっと難しい——」

アンブリッジ「エh」

マクゴナガル「一体どういうおつもりですかドローレス・ジェーン・アンブリッジ高等尋問官?私はあなたに先ほど『他に質問は』と会話を締めくくったはずですそれにも関わらず私が授業の説明をするのを遮るとはどういう了見です?それで私の通常の授業というものが査察できるのでしたら従いましょうですがよいですかドローレス・ジェーン・アンブリッジ高等尋問官!私は授業では通常、自分が話しているときの私語は認めません。これはあなたへのあてつけではなく私の授業に関することですので進言したわけですが、他にご質問は」

アンブリッジ「——っ」

ガリガリガリガリガリ!

マクゴナガル「えぇ、よろしい。私は授業では口を動かすより手を動かす生徒の姿勢を尊びます。さぁ、みなさん。授業を始めましょう」


ロン「いやもう随分学びましたよ先生、流石だぜ」

ハーマイオニー「あるべき大人だわ、先生」

ハニー「……っふふ。私によく言えたわよね、ほんと」

マクゴナガル先生、原作よりも辛辣だなwwwwww

マクゴナガル、俺達に出来ない事を平然とやってくれる!そこに痺れる憧れるゥ!!

にゃんこ先生かっけぇ

さすがマクゴニャガル先生!痺れるぜ

伊達に副校長じゃあねーぜ

マクゴナガル「フィネガン、消失させるのはあなたの眉毛ではなくネズミです、しっかり杖をお握りなさい」

アンブリッジ「……」


ロン「アンブリッジの奴、さすがにトレローニーのときみたいにマクゴナガルのすぐ後ろをついて回るような真似はしないな」

ハニー「先生が許さないと分かったのじゃないかしら。いい気味だわ」

ハーマイオニー「苦い顔をしているわね……猫に睨まれた蛙?」

ロン「いい例えだぜハーマイオニー、勝ち目はないよな、あのアマガエルにさ。ネズミなら食べられっちまって終わりだけど……こいつもどっか察しのいい猫が食べてって『消失』したってことにならないかなぁ」

マクゴナガル「残念ですがその期待にはこたえませんよ、ウィーズリー。さぁ、杖を振りなさい」

ロン「うわっ!いつの間に!えー、あー、おひさまー、ひなぎくー、とろけたバター……」

ハーマイオニー「あなたネズミ前にするとそれ唱えないといけない習慣でもあるの?」


アンブリッジ「……マクゴナガル先生?実習中まことに申し訳ございませんが、少しだけ質問をよろしいかしら。授業の妨げにならないよう、すぐに終わらせますわ」

マクゴナガル「えぇ、私も授業の後にあなたとお話するよりはマシなので、いいでしょう。なんです?」


ハニー「……今のは確実にあてつけよね」

ロン「マクゴナガルもあのババアに対するイライラがずーっとつのってたんだろうさ、君のこととかでね」


アンブリッジ「ここに務めて何年におなりかしら」

マクゴナガル「この十二年で三十九年です」

アンブリッジ「なるほど、なるほど」

マクゴナガル「『変身術』の教科担当のみならず、副校長、そしてグリフィンドール寮寮監として学校に尽くしてきたつもりですが、何かご質問が?」

アンブリッジ「……数年だったとはいえ、古巣に戻るおつもりは」

マクゴナガル「猫の髭ほどもございません、すでに私の寝床はこのホグワーツです、当然です」


ロン「……?なんの話だろな」

ハーマイオニー「……さぁ、先生にも色々とあっておいでなのよ、きっと」

ロン「あぁ、そりゃあんだけ生きてりゃそうだろうけど」


マクゴナガル「ウィーズリー、こんどこそ半分消失させてもいいのですよ?」


ロン「先生ってお若いですし猫の姿はハニーの次にステキだよなもちの僕で!!」

訂正
×この十二年で三十九年
○この十二月で三十九年
マーリンの髭!

ニャンニャーン

マクゴニャガルかっこいいよハァハァ

アンブリッジ「……この授業はお好きかしら?」

ネビル「ウェッ……あー、えっと、あなたのよりはずっと」


ロン「言うなぁネビル、流石漢、漢だぜ君は、豚の中で」

ハーマイオニー「生徒に授業のことを聞き出したわね、あら捜しに必死のようだわ」

ハニー「トレローニー相手のように弱みなんてないのですものね、マクゴナガル先生は……『エバネスコ!』」

ネz「チィッ……

マクゴナガル「! よくやりました、ポッター。少し前までは理解が及んでいなかったようですが、何か変化がおありのようですね?」

ロン「そりゃもうとびっきりの革新があったんですよ先生、一等星からこうドカーンとね痛い!ありがとう!」

マクゴナガル「……深くは聞きませんし聞きたくありません、まったく彼は昔から……その調子で励みなさい、ポッター」

ハニー「えぇ、先生」


アンブリッジ「あら、あら、ミス・ポッター。それでは、あなたは『この授業では』優等?のような待遇を受けて入るようですのねぇ?」

ハニー「……待遇も何も、見てのとりだけれど」

アンブリッジ「ふんふん、ふん。寮監の授業ではチヤホヤされてよかったですわね♪ミス・——」

マクゴナガル「ドローレス・ジェーン・アンブリッジ!いいですか、これは私の尊厳のために言わせていただきます!私は決して贔屓はしませんし、厳格に、公正に教師としての役割を果たしているつもりです!なんですあなたは、見たところポッターを眼の敵にしているようですがそれこそあなたは公正な眼で『査察』ができているのですか?高等尋問官????」

アンブリッジ「……少し、冗談を言っただけですわ。それでは、あー、ミス・ポッター?あなたはこの授業、あー、お気に入りということなのかしら?」

ハニー「……それはもう、大好きな授業よ、先生」

マクゴナガル「質問しているのはアンブリッジ高等尋問官です、ポッター。そちらをお向きなさい。それと、先ほどの『消失』に五点、あげましょう」

原作以上にスカッとする

にゃんこー

母校でよくここまで出来るもんだなアンブリッジ
ダンブルドアは当然として、マクゴナガルとかフリットウィックなんかも恩師じゃないかと思うんだが

>>426
さすがににゃんこ先生そこまで年上じゃないだろ






そこまでじゃないだろ・・・

深夜

グリフィンドール談話室

ガチャッ

ハニー「……眠っていて、よかったのに」

ロン「そんなこと出来ないよハニー!例え君の命令でもね! さっ、座りなよ」

ハーマイオニー「ロンの背中にね……マクゴナガル先生とあんなことがあった後だもの。きっと今日はいつもより酷いことになるんじゃないか、って、そう思って」

ハニー「……的中だったわね。いつもよりずっと遅くまで……あぁ、厚手のスカーフを持っていって正解だったわ。血が随分と滲んでいるもの……ロン、服が汚れてしまったら……そうね、家宝にしなさい」

ロン「もちのロンだよハニー!洗わずに『ロニーのハニー博物館』の目玉展示物にするよ!ヒンヒン!」

ハーマイオニー「また聞き捨てなら無いものを創造しないで。これを用意しておいて良かったわ……ハニー、これ、マートラップの触手を裏ごしして酢漬けにした溶液なの。ガーゼももって来ているから、傷口に塗りこみましょう?」

ハニー「……効くの?」

ハーマイオニー「あら、信じられないなら大人しく医務室に行ってもらうわ?……頑張って調べたの、信じて頂戴」

ハニー「……ごめんなさい、見た目がちょっと、と思っただけなの。あなたのことを信じるのは当然よ、ありがとう……」

ロン「……触手の溶液をハニーのふとももに……ハッ!うおら!マーリンの髭!!」

ハニー「!? ロン、ロン!?いきなり自分を殴りつけて、なぁに!?揺れるからやめなさい!」

ハーマイオニー「あなたの分はまだないんだから無駄に傷つくのやめて!」

ロン「なん、ごほっ、なんでもないんだ。あぁ、僕ってなんで男の子なんだろうな、罪だよな豚として」

同志よ、、、ww

しょうがないぜロン…
流石に同情するわ。そこ代われ!

勤続39年でホグワーツ卒業は17歳だからアンブリッジが56より上ならにゃんこ先生の生徒だったことはない
官僚としての地位を考えると微妙なラインな気がする

>>431
にゃんこ先生ももとは政府の人間だったぽいしそう単純計算でいいのかどうか

ロン・・・それは男なら誰もが一度は考えることだ・・・・
痛いほどわかるぜ・・・・

>>431
そもそも、卒業して直後に先生って無理くね?流石に


まぁ、原作でもわかってないことをとやかく言うのは不毛だが

ロン「この、ハニーのふとももっていう絶対聖域に傷つけやがったあのババア蛙の所業は、今の所僕らしか知らない、そうなんだよね?」

ハニー「そうね、えぇ。わざわざ触れ込みまわることでもないもの」

ハーマイオニー「……知ったら怒り狂う大人が多そうだわ。もちろん、怒り狂うのは生徒だってそうよ、私を含めて」

ロン「あぁ、ハニーが止めてなかったらあのクソババア蛙なんていまごろオガクズ以下になりはててるよな」

ハーマイオニー「冗談、塵も残さないわ」

ハニー「やめなさい、ってば……でもいずれ、アンブリッジが教育令第何令で、自分に意義申し立てする教師や生徒を城から追放する、って言い出してもおかしくないわ」

ハーマイオニー「……まさに、その下準備をしているのよね、今……あの、人?本当に酷い……女?よ。酷い生き物だわ」

ロン「見た目とかね、あぁ」

ハーマイオニー「いわずもがなよそれは……あなたが入ってくる前に丁度、ロンと話していたのだけど……」

ハニー「私の良いところとか?」

ロン「そりゃ1589個目でお互いに被っちまったから途中でやめたよ、うん」

ハーマイオニー「私たち、アンブリッジに対してなにか行動を起こさなくてはいけないわ、ということよ」

ロン「鏡でもつきつけてやるのかい、って僕は提案したんだけどさ」

ハーマイオニー「そういう行動ではなくって。アンブリッジは教師として最低だわ。あの人?からはわたし達、学問として何も学ぶことはできやしないのよ。だから……」

ロン「アンブリッジをたたき出す?」

ハーマイオニー「そうじゃなくて、もちろんそれができたら一番なのだけど……もう、こうなれば私たちでやるのよ。自分達自信で学ぶの。つまり——」

ハニー「……『闇の魔術に対する防衛術』の自習をする、ということ?」

ロン「!? おいおい、おいおいハーマイオニー!君、どうかしちまったのかい!?宿題が山積み雪崩ガーラガラ状態だってのに、その上自習!?どこにそんな時間があるのか——」

ハーマイオニー「でも!これは宿題より大事だわ!」

ハニー「ロン!聞きなさい!」

ロン「オーケー!いつからにする!?僕やハニーのクィディッチの練習日程と被らないようにするのが、グーだな!もちのロンで!」

ハーマイオニー「いい加減中庸を覚えなさいあなたは!!!」

今wiki見てみてきたらマクゴナガルは1925年生まれらしい
ちなみにハリーは1980年生まれ

70かよニャンコ

>>431
君はドヤ顔で何が言いたいのか。蛙が猫の生徒だった的な台詞があるならまだしも

>>434
きっとその頃から教師をやってるダンブルドアに目をつけられたんだよ。
確か秘密の部屋が一度開いた時は50年前でその頃からダンブルドアは居たはず

>>437
人間の70歳はねこに換算すると10歳になる


つまりマクゴニャガルてんてーは小五ロリ!

【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】

おっとそこまでだ。自重できない同志は問答無用で出荷だぜ

ハニー「私たちが、自分達自身で『闇の魔術に対する防衛術』を……」

ロン「問題山づみだぜ、ハーマイオニー。さっきはノリであんなこと言っちまったけど、さぁ」

ハーマイオニー「でもこれは、そうよ!『S.P.E.W』以上、いいえそれと同じくらい重要なことだわ!」

ロン「一気に真剣みが薄れたよまったく……」

ハーマイオニー「ハニーはいみじくも最初の授業で言ったわ、外の世界で待ち受けているものにどう対抗するのか、って。私たちこの一年何も学ばないままじゃ、本当に——」

ロン「わかった、わかったよ覚えてるよハニーの言った事だからね。でもさ、図書館で調べるって言っても限界があるだろ……?」

ハーマイオニー「ええ、その段階はすでに限界が来ていると思うの。つまり、私達に必要なのは……場所と、何より先生、よ。ちゃんとした先生。呪文の使い方を教えてくれて、間違ったら直してくれて、あと、出来れば話が脱線しない人」

ハニー「……リーマスのことを言っているのかしら?」

ハーマイオニー「えぇ、彼は最後の点でも理想的よね……違うの、ハニー。私、あなたのこと……」

ハニー「……」

ハーマイオニー「ずっと、ずっと想っ、違うわよ!そういう話をしたいのではないの!その私の言葉を待っている顔やめて頂戴!」

ロン「脱線するなぁ」

ハーマイオニー「そう、そこが少し問題だけど……ハニー、あなたが教えてくれれば、どうかって。そう思っているの」

ハニー「……わた、し、が?」

えー

ハリー以上に戸惑いが大きそうw

一瞬えんだぁああしなきゃいけないかと

ロン「そりゃいいや!ハーマイオニー!君って最高だよな!知ってたけど!」

ハニー「待って、待ってよ。どうしてそうなるのよ。先生なら、ハーマイオニー、絶対にあなたの方が……」

ハーマイオニー「ハニー、あなたは『闇の魔術に対する防衛術』学年トップよ」

ハニー「冗談やめなさい。座学は、まぁ、同じくらいだったかもしれないけれど。実技であなたに勝てたことなんて……」

ハーマイオニー「三年生の時、初めてこの教科で、あー、まともな先生に受け持ってもらって」

ロン「おや、人の過去のトラウマを乗り越える瞬間って壮観だよな」

ハーマイオニー「うるさいわ。 それで、初めてちゃんとしたテストを受けて……あの時私、まね妖怪を追い払えなかったもの。えぇ、あなたが学年トップで間違いなくて……いいえ、そういうことを言いたいのではないの。あなたの『これまでやってきたこと』を考えて頂戴よ」

ハニー「……ホグワーツ養豚場計画?」

ロン「僕ら豚に生きる道を与えてくれたよね、うん」

ハーマイオニー「サラッととてもエグい計画名発表しないで。ほら、あなたは『賢者の石』をあの人から守ったわ」

ハニー「あれは……あれは、とても、そうね、私の持ち前の天運が助けてくれた、いいえ、助けてきたことが大きくて——」

ロン「それじゃ、これはどうだいハニー。二年生のとき、君は自力で『サラザール・スリザリン』のことを突き止めて、秘密の部屋にさらわれたジニーどころか歴史上の偉人まで救っちまった。あぁ、いつか会いたいな、蛇豚かなぁ」

ハニー「あれは、あれはハーマイオニーのご両親のおかげで、第一、サラザール自身の——」

ハーマイオニー「三年生。あなたはあの歳で『有体守護霊』の召還に成功して、吸魂鬼の群れを完全に打ち負かしたわ」

ハニー「だから、あれも無我夢中で、技なんて——ねぇ、聞いて——」

ロン「去年!あぁハニー!君はまたまた君の素晴らしさで『例のあの人』から——」

ハニー「聞いて!!聞いてよ!!ちょっと、私、私を褒め称えるのは当然だけれど、そんなもの当たり前だけれど……それは、違うわ!違うじゃない……」

ハーマイオニー「……」

ロン「……」

ハニー「ニヤニヤしないで! 私は、そんなもの半分くらい、えぇ、半分は、運だったもの!私だけじゃ、そんな……そんなの、おかしいわ——ニヤニヤするのは、やめなさいってば!!」

ガシャン!ガランガランラン!

ハーマイオニー「!?は、ハニー!?」

ロン「うわっと!マートラップのボウルが……ハニー、あー……?」

ハニー「分かってないわ!二人とも分かってない!私、わたしが今までそういうことが出来たのは、だって……成績が良かったからとか、そういうもののおかげじゃないわ!絶対に違う!私になにか、特別なものがあったわけでもない!ただ、運がよくて……怖がったまま、強がったままわけもわからないままことに当たって!それで上手くいっているだけなのよ!なのに、そんなの……本当にわたしに、なにかっ、っ、あるなら!セドリック、だって、っ、救えたはずじゃない!!そうでしょ!?!?」

ロン「ハニー、ハニー……違うんだ。僕らだってそんなことを言いたかったわけじゃない。ごめんよ、ただ、僕らは」

ハーマイオニー「……そう、あの人……ヴォルデモート!と、た、戦うことを知っているあなたに、聞きたい、の。ハニー」

ロン「うわぁっ!?!?」

ハニー「! ハーマイ、オニー……あいつの名前……」

ハーマイオニー「あなたが怖がりなのは知っているわ。震えながら、歯を食いしばっているのは知っているわ。それが、あなたの凄いところなの。だから、私たち、その……あなたに、教えてほしいの。どうやったら、そんなに……あなたみたいに、なれるのか。忘れた?あなたは私にとって、いつまでも英雄よ?手が震えたままの、とっても勇敢な」

ハニー「……やよ、そんなの。あなたは……大事な、お友達だもの……ロンも、ね?」

ギューーーッ

ロン「僕いましんでもいい」

ハーマイオニー「右に同じだわ」

ニヤニヤが止まらんwwww

今日はどの辺まで何時くらいまで書き込む予定なのかな?
リアルで豚にはなれんから体力の限界まで待つわけにもいかんしなぁ…
明日の予定とかもあるし、今晩はどの位続くのか教えてくれると助かります。

ここで1スレめのあのセリフか、熱いな

ハニー「……わたしにしか、できないこと?」

ハーマイオニー「えぇ、あなただけができることだわ」

ハニー「……なんにもない、わたしが?」

ロン「あぁ、ハニー。君になんにもなくったってね、君がいればみんなが幸せになるんだぜ、知ってたかい?悪いね、僕らだけ得しっちまってさ」

ハニー「……二人のために、なれるの?」

ハーマイオニー「えぇ、ずっと前からそうなのだけど、また、力になってほしいわ」

ロン「僕達に教えて欲しいんだ、ハニー。僕らがいつも最後の最後でついていけない、君の強さの部分を」

ハニー「……頑張ってみる……でも、助けてもらう、わよ?」

ハーマイオニー「当然。言っておくけど、知識の量だけは私、あなたに負けないように頑張っているんだから」

ロン「そりゃそうさハニー。僕が何のために君の豚として下にいると思ってるんだい? 弱虫な君がしっかり立てるように、さ。もちのロンでね」

ハニー「……ふふっ。  えぇ……わたし。私、やってみる。途中で音をあげたって、加減はしないわよ?いい?」

ロン「ヒンヒン!そりゃご褒美だよハニー!」

ハニー「……あと、さっきの忘れなさい」

ハーマイオニー「それは無理な相談だわ」

ロン「もちのほら、彼でね」

ハニー「あなたでしょ、もう……ふふっ」

素直デレキターーーーーーッ!
>>449
激しく同意

ハニーが天使過ぎて生きるのが辛い


ハリーは11才〜18才まで物凄い偉業をなしてたんだよなぁ…

リアルタイムはじめてだー!

この先の件の区切りまで残り時間で進まんと思うのでここで。すまんの
つづきは明日の21時くらいからやるで、ホグズミートの件終わるとこまで
じゃあの

乙なの

乙ですヒンヒン!
今回もハニーは女神可愛いし、何よりにゃんこー先生に惚れ直したわかっこ良かった

乙です。ヒンヒン鳴いて待ってるよ。

乙です、ヒンヒン!
こちら並行しての原作読み返しで人生楽しい!

オッツーノ

乙ヒン!マクゴニャガルてんてーカッコ良かった。素晴らしい先生だよな、ほんと。

それに>>1の文章はいつ見てもすげえ。
しっかり改変しつつ原作の流れをちゃんと踏襲した上で綺麗にまとまってて読みやすく面白いってんだから。
何が言いたいかっつーとハニーの豚としても、そしていち読者としても続きを楽しみにしてるってことさ。

乙どす
ロンは台詞が粋だなぁ

DAか…

ロンがイケメンすぎてつらい。原作よりイケメンじゃねーか

閉心術の授業でやつがどうなるのかワクワクしてるのは私だけかい?

乙です!
ハーたんの英雄発言に泣いた。三人仲良しでいいなあ。
明日も楽しみにしとるで体気を付けてな!

僕のハニーがレデュシオしそうなのでハニーにエンゴージオしてほしいです><

乙ヒンヒン!明日も楽しみだなあ。
なんだかこのSSでダンブルドア軍団とか名付けられる気がしないww
ハニー軍団か腹黒豚軍団でHAになりそう

>>466
躾のなってない豚にはクルーシオをプレゼント

HA(失笑)

>>466
セクタムセンブラでいいかいマーリンの髭

21時を死ぬほどたのしみにしています!

21時まで9時間もあるだって・・・
マーリンの髭!!!!

>>467
Dirty pig Army で、やっぱりDAになるかも。

ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】

雑談はこっちだぜ同志たちよ!

鹿児島くン頑張ってるなぁ

http://i.imgur.com/lJNQAmI.jpg

今更だけどここってアンチが全然いないよな


まぁ当たり前だけど!ヒンヒン!

>>475

ハニーの絵キタ!

なんだよアルフォートかよ・・・・

俺の期待を返せ

アルフォートじゃなくてマルフォーイです間違えましたすんまへん

スマフォはこれだから・・・・

お菓子かよww

http://i.imgur.com/L6nCqCz.jpg

ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】

雑談はこっちでやるのがハニーの豚さ

>>480に声出してワラタwwww

>>480
フフッてなった

今ならフォイフォイ目覚まし時計が
当たるチャンスだフォイ!

>>484
すごいストレス溜まりそうなんだけど

朝から気分が悪くなること請け合いだなw
ウィーズリーズがズル休み用品として商品化しそうだw

5巻はページ数1番多いから大変そうだな

まだか・・・

待ち遠しい

あと2分・・・

10時か・・・

再開

ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】

できる豚はこっちだぜ!!ヒンヒン!!

来たわ

北化

きたあああああああああああああああああああああああああああああ

ハニーに僕のハニーをハニーして貰いたいです><

>>497
お前出荷な

>>497
活きのいい豚が入ったぞー

>>497
セクタムセンプって下さい教授!

>>493
これが目に入らないダメな同志がいるな
少し我慢すればハニーという極上の蜜を堪能できるというのに。短気は損だよ

きたああああああああ
ヒンヒン!!!!

待ってました!もちの同胞で!

ヒンヒンヒーン!待ってたよ!!

繝偵Φ繝偵Φ!!!!

十月

図書館

ロン「結局、ハニーによる『闇の魔術に対する防衛術』講座、通称ハニー講座は、申し訳ないことに僕の宿題とクィディッチの練習が軌道に乗るまで待ってもらいましたとさすいませんマーリンの髭」

ハーマイオニー「準備する期間を設けられたからよしとしてあげるわ。私もやしきしもべ妖精にたくさん帽子や、靴下も編むことができたもの」

ロン「あぁ、君の上達っぷりったらないよな。なんせ今じゃもうあの毛糸の固まりも帽子か靴下か見分けがつくとこまできてるもの」

ハーマイオニー「あなたを編みこんでもいいのよ、ロン。ハニー、あなたも何を教えるか、考えることができたのじゃない?」

ハニー「……そうね。考えては、みたんだけれど」

ロン「なんだいハニー、君が世界を救う術なんて108つどころじゃないくらい沢山思いつくよ僕ぁ。まずは君の記念碑を立てるだろ?」

ハニー「まだ出来ていなかったことに驚きだわ。そうね、前に説明したけれど、私が教えられるのはせいぜい『守護霊』くらいのものよ……?」

ハーマイオニー「ハニー、それこそ私は前にも説明したわ。あなたの歳で『有体守護霊』が召還できるのはとんでもないことなの。それに、『服従の呪い』をクラスで唯一退けたじゃない。ビクトールが手紙で言っていたけど——」

ハニー「私がネコがいいだとか?」

ロン「おいあいつ何言い出してんだ……というか、ハーマイオニー、おいおいおいまさか君まだビッキーと連絡とってるのか?え?」

ハーマイオニー「だからなんだというの?私に、あー、ペンフレンドがいたからって……」

ロン「奴さんは君とペンフレンドになりたいわけじゃない!」

ハーマイオニー「黙ってて、もう。とにかく、ハニー。あなたから教わることは一杯あるのよ、本当よ?みんなが教わりたがると思うわ」

ハニー「それは、私に誰もが跪いて教えを乞うのは当然……待って。教えるのは、二人だけじゃないの?」

ロン「僕もそれがいいというかそのために賛成した節があったんだけどねハニー、聞いてやってよ。ハーマイオニーが、習いたい人はだれでも参加できるべきだ、っていうだ。マーリンの髭」

>>497
貴様に定例会議など必要ない
即刻チャーシューにしてやる

ハーマイオニー「だって、問題はその、ヴォルデモートに対して自衛する、ということでしょう? 他の人に与えないのは、公平じゃないでしょう? って、ハニーなら思うと踏んだの」

ハニー「……それは、そうね。でも考えてみて?今この城では私、少し頭がおかしい、可憐な少女と思われているのだけれど」

ロン「あぁハニー!君におかしいなんて評価する豚以下な奴らなんてとち狂ってるんだから気にしなくていいよ!ヒンヒン!」

ハーマイオニー「あー、確かにヒソヒソ噂する人は多いけどね? アーニーたちやチョウのように他の寮でもあなたを支持している人、それに、あなたの話を聞きたいという人、きっとたくさんいると思うの」

ハニー「……隠れ豚が?」

ロン「君を想う気持ちは隠せないと思うけどなぁ。無理に隠してたら寝室から飛び降りかけたりしかねないよ、もちの僕で」

ハーマイオニー「豚とは違うし、ロン、あなたの異常を常識にしないで。私、あなたたちがクィディッチの練習をしている間にそれとなく話して回ったの。何人か興味をもってくれた人がいたわ」

ロン「ついでに『S.P.E.W』の話もふってみたわけかい?え?」

ハーマイオニー「……そっちは、収穫なしだったわね」

ロン「君、反吐のこととなると見境ないよな」

ハニー「そう。それじゃ、今からその人たちを呼び出してみてくれる? 一体、どんな——」

ハーマイオニー「ダメよ、ここでそんな相談をしているのがアンブリッジに見つかりでもしたら……いい顔はしないわ」

ロン「あのババアの顔が良かったことがあるかい? そんじゃ、次のホグズミート休暇だね、うん」

ハニー「……ホグズミート休暇」

ハーマイオニー「……ハニー、シリウスのことは考えなくていいと思うわ。いくらなんでも、本当に実行したり……しない、と……うーん」

ロン「リーマスの非番が重なるといいよな、ほんとにさぁ」

ヒンヒン!

ヒンヒン!

>>493も読めないのか?

週末

校門

フィルチ「……許可証は本物か?え?」

ハニー「あなたの眼が節穴でないのならね。さぁ、通して頂戴よ」

フィルチ「……お前が手紙で『クソ爆弾』を大量に注文したという垂れ込みがあったが、本当か?え?今度ふくろう小屋ででくわしたら覚えておけ、絶対に止めてやる。さっ、とっとと行け!」

ハニー「引き止めたくせに何を言ってるのかしら、まったく……私が『クソ爆弾』?冗談ではないわ」

ロン「君にあんなもん触らせるくらいなら僕はドラゴンの鼻くそを大鍋一杯チャーリーから注文するよ、ほんと」

ハーマイオニー「垂れ込み、そう言っていたわね……誰からなのかしら」

ハニー「さぁ、大方生徒に難癖をつけるためのでっちあげでしょう……ところで、ホグズミートのどこで話し合うのかしら。『三本の箒』?」

ハーマイオニー「いいえ、あそこは人が多すぎるから……もっと人の少ない、あー、寂れた所を選んだの」

ロン「『叫びの屋敷』は僕らとか以外よりつかないと思うぜ」

ハーマイオニー「あれは寂れたじゃなくて廃れたでしょ、そうじゃなくて……『ホッグズ・ヘッド』っていう、胡散臭いバーよ」

ロン「あー、なんだか名前とイノシシみたいなのが描かれた看板だけ覚えてるな……胡散臭い?どんな風にさ」

ハーマイオニー「なぜだか『ヤギ愛好家大歓迎、ヤギ引き取ります、ヤギのミルク入荷しました』って、ヤギに異様に執着した張り紙がされているから、よ」

ハニー「ヤギが好きなのかしら?」

ロン「僕はハニーだけの豚兼ヤギだから出荷されないけどね、あぁ」

そのヤギ、まさか不適切な呪文がかかっておらんじゃろうな

結局ヤギと何があったのやら

スレの進行が早いので、雑談や感想は出来ればこっちでしてくれー
【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】

ホグズミートの端

ロン「……あそこかぁ、『ホッグズ・ヘッド』……みすっぼらしいなぁ」

ハニー「……階段下の物置よりは、あー、広そうね?」

ハーマイオニー「開店しているのかどうか自信ないわ……えっと、とりあえず入りましょうか」

ベェェェエエエ

ロン「カランカラン鳴れよベルなら——ヤギ臭い!!!」

ハニー「失礼な事を言わないの、ロン——お邪魔するわ、店主さん」

バーテン「——」

ハーマイオニー「無愛想な人ね」

ハニー「……ひっぱたきたいわ」

ロン「!? ど、どうしたんだいハニー!?いやまぁ分からないでもないし君がそうしたいなら僕は言うまでもなく従うけどさ!」

ハニー「っ、あぁ、ごめんなさなんでもないわ。あの眼がなんとなく……何故かしら」

ハーマイオニー「ともかく、これで秘匿性は守られそうじゃない? ここなら誰も他に……居心地は悪いけど」

ロン「ハニーがいればどこだって宮殿級だから平気だろ。さぁハニー!硬そうな椅子だけど僕がいればあら不思議!君専用のフカフカロニーソファに早代わりだぜ!」

ハーマイオニー「あなたがいるとどこだって頭が痛いわね、えぇ」

ベェェェエエエwww

ベルの音ですらないwwwwwwwwwwwwwwww

ロン「ここ土間なのかと思ったらさ、何年も積もった埃が踏み固められただけみたいだよ」

ハーマイオニー「あら、ほんとう。石畳なのねこれで……よくお気づきですこと」

ロン「何せ僕ぁ床ならよく見えるからね、こんな体勢だし。心の眼はハニーを常に注視してるけどさ」

ハニー「全世界がそうでしょうね、えぇ。窓も煤けているし……掃除したいわ」

ハーマイオニー「あまり派手なことはしないで。さっき入ってきあ、あー、頭までフードを被った人もいるのだし……魔女、なのよね、きっと」

魔女「——」

ロン「アンブリッジババア蛙かな、と思ったけど、あいつはもっとちっこいよな。あいつの存在価値くらい」

ハーマイオニー「まぁ、あの女蛙が現れたところで私たちを止めることはできないのだけどね。『ホッグズ・ヘッド』が生徒の入店禁止なんて校則のどこにもないし、フリットウィック先生も大丈夫だとおっしゃっていたわ。ヤギは連れて行くな、って言われたけど……」

ハニー「あら、うっかり連れて来てしまったわね」

バーテン「!!」ガタッ!!

ロン「ヤギはヤギでもハニーのヤギだけどね! なんだ、あのバーテン。すごいこっち睨んでる、マーリンの髭」

ハーマイオニー「一瞬凄く期待した眼をしたあと怒ったようににらまれているわね……」

ハニー「ほんと、ひっぱたきたいわ無性に。なんなのかしらあのバーテン……」

ハーマイオニー「癇癪どころではないわ、ハニー。えぇっと、そろそろ話をした人たちも到着すると思うわ」

ロン「何人くらい呼んだんだい?反吐を巻き散らすのを平行してたってことは、そりゃもう全校生徒の勢いなのかな」

ハーマイオニー「『S.P.E.W』! そんな派手なことできないわよ、もう。ほんの数人よ、数える程度……ほら、今来たようだわ」

ベェェェェエエ

ガヤガヤガヤガヤガヤ
 ゾロゾロゾロゾロゾロ

フレッド「おぉーっとはなたれ坊やに才女様、それにこの場に相応しくない女王の君、待たせて悪いな。僕ら双子に、鈍行集団の到着でござーい」

ジョージ「おっと遅いじゃないかって文句を放つのはなしだぜ?僕らは買い物の後このどん詰りの場所を知らない奴らを案内してきたんだからさ」

ネビル「ヒンヒン!あぁ、こんなうすっきたない部屋にハニーがいるなんてなんてことだろ!」

ディーン「ヒンヒン!いや、むしろそのおかげでハニーのすばらしさが引き立ってんだろ!」

リー「ふざけんなそんなの周知の事実だろ今更何言ってんだ!ヒンヒン!」

ラベンダー「あー……ハァイ」

パーバティ「ハァイ、ハニー」

パドマ「何故だか初めまして、パーバティの双子のパドマよ」

ゾロゾロゾロ
 ガヤガヤガヤガヤ

ロン「……おいおい、まだまだいるぜ。君にしては、あー、随分派手な計算違いみたいだね?」

ハーマイオニー「予想外、って言うのよ、えぇ」

俺はハニーの授業が受けられるなら1万ガリオン出してもいい。
ただ魔翌力を持たないってところが最大の難点かな。ああ、でもハニーの豚である事実さえあればそれだけで世界が光輝いて見えるよ。何が言いたいかって言うとやっぱりハニーは女神だってこと。ヒンヒン!

チョウ「ほら、マリエッタこっちこっち。平気よ、きっとヤギのお乳とか美味しいものが飲めそうじゃない?だから付き合って、ね?——こんにちわ、ハニー」

マリエッタ「……なんで私まで、もう」

アンジェリーナ「やぁ、ポッター。まったく、ここまでくると呆れる通り越して乗っかりたくなったよ」

ケイティ「ヤギくさい!」

アリシア「ヤギくさい!」

コリン「記念すべき第一回を写真に収めていいかな、ハニー!」

デニス「こっちにも目線ちょうだい、ハニー!」

アーニー「ハニーの豚として慎みたまえよ君たち!」

ジャスティン「まったくだ!三点倒立土下座は僕の技だから教えかねるよ!」

ハンナ「ヤギくさい!」

ハッフルパフ女生徒「ヤギくさい!」

ハッフルパフ男生徒「ヤギくさい!」

レイブンクロー男生徒「「「やぎくさい!」」」

ジニー「こんにちわおねぇさま!これで全員……あら!ルーナ、あなたも?」

ルーナ「? みんなヤギ好きなんだ、へぇ、知らなかった。他に人がいるところ初めて見たもン」

ハニー「あなた普通に客なのね……普通じゃないけれど」

ルーナ「あんたに言われたくないな——なぁに?秘密組織の集会?へんてこだね」

ハニー「それこそ言われたくないわ」

ホグワーツで流行語になりそうだな、「ヤギくさい!」

>ジャスティン「まったくだ!三点倒立土下座は僕の技だから教えかねるよ!」

誰も構ってあげてないから…

なにそれみてぇ

ヤギ臭すぎだろwww

ザワザワザワザワ
 ガヤガヤガヤ

フレッド「イチネイプ、ニネイプ、サンネイプ、死ねイプ……ニジュウゴネイプか。おい爺さん、バタービールを二十五本頼むよ」

ジョージ「みんなあとで金払えよな、一人ニネイプシックル。流石の僕らも全員に奢るだけの金貨や甲斐性は持ち合わせてないさ」

ハニー「……なんでその数え方……っ、それはいいわ。ハーマイオニー、どういうこと?一体みんなに、何と言ったの?どうしてこんなにたくさん……」

ハーマイオニー「言ったじゃない、あなたの話を聞きたい人は思っているより大勢いる、って——私の思っていたよりも、だったみたいだけど」

ロン「まったく君の先見の明ったらないよな。おっと、ハニー。予想してなかった人数に緊張かい?」

ハニー「馬鹿言わないで、ロン。この私が緊張?退屈も体重計もないこの場で?たったこれだけの人数相手に、そんなもの——」

ロン「あぁハニーごめんよハニー!愚問だったね!でもさ、ちょっと試しに手のひらにこうね?」

ハニー「『人』だの『水』だの『馬』だの書いて飲み込むんでしょう知っているわよ、何回やったと——うるさいわねこの豚!」

ロン「いや、『犬』って書いてみなよ」

ハニー「……みんな、集まってくれて感謝するわ。当然、私のもとに人類どころか非生物まで跪くのは当然のことだけれど!」

ヒンヒーン! ザワザワガヤガヤ

ハーマイオニー「……しばらく使えそうね」

ロン「スナッフル様様だよな、うん。マーリンの髭」

ハニー!犬だけで落ち着くなんて君はなんて ヤギ臭い!!

ちくしょう・・・マーリンの髭!

スネイプがいっぱいww

ハーマイオニー「ハニー、あなたはまだ何も喋らなくていいわ。説明は私が」

ハニー「そう、頼んであげるわ」

ハーマイオニー「はいはい。えーっ、と、みんな本当に集まってくれてありがとう。それじゃ、どういう経緯で耳に入ったにしろ、ここに集まった人たちは私たちの考えに賛同してくれる、と思っていいのよね?」

ロン「ハニーの言葉は僕ら豚にとっては脳からの伝達より優先されるからね。脊髄反射ならぬハニ豚反射さ」

ハーマイオニー「合いの手をありがとう。 『闇の魔術に対する防衛術』を自習する、っていうことは、とても大事だと思うの。つまり、アンブリッジ、あの女蛙の授業では何も学べないから、そう思います」

アンソニー「いいぞいいぞとアンソニー・ゴールドスタインは言いました!」

ハーマイオニー「合いの手と謎の自己紹介をありがとう。それで、つまりこれは適切な自己防衛を学ぶということであり、単なる理論でなく——」

「でも君、OWLも——」

ジニー「マイケル、マイケル・コーナー!ハーマイオニーひいてはおねぇさまの大事な話を遮らないの!」

マイケル「あっとごめんよジニー……でもえっと、君はOWLを通りたいっていうのもあるんだろ?」

ハーマイオニー「勿論よ、むしろパスしたくないなんて言う人がいるのならお目にかかりたいわ。だけど、それ以上に私はきちんと身を護る訓練を受けたいの。置いていかれないように、しっかり着いていけるように。なぜなら……」

ハニー「……」

ハーマイオニー「なぜなら、ヴォルデモート卿が復活したから、よ」

マリエッタ「キャァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」

チョウ「ま、マリエッタ落ち着いて!」

ザワザワザワザワ

ネビル「っひ……っ、ひ、ヒンヒン!あー、えっと、このバタービール美味しいね!うん!」

ロン「あぁ、よく叫ぶのを耐えたぜネビル。漢だ、漢だね君は。誰も手をつけてないこの店の古すぎるのがみるだけで分かるそいつをあおるしな」

ネビル「うわぁあああんウェエエエエエエ!!」

ネビルwwww

ネビル・・・豚の中の漢だよ・・・

ハーマイオニー「みんな、ハニーの方を期待した眼で見ているということは、そのあたりを考えていたと思っていいのよね?」

ハニー「私に向けるのは尊敬のまなざしだけで結構よ」

ハーマイオニー「それはもうあると思うわ。えーっと、とにかくそういう計画です。みんなが一緒にやりたければ——」

ハッフルパフ男生徒「でも、『例のあの人』が復活したって証拠がどこにあるんだ?」

ハーマイオニー「——まず、ダンブルドアそう信じて——」

ハッフルパフ男生徒「ダンブルドアがその子を信じてるって意味だろ?そんなの証拠って言えない——」

ロン「なんだよ名前も知らない野郎が僕らのハーマイオニーの話を遮るんじゃないよなんなんだよお前、誰だよまず!名乗れよ!豚以下かよ!!!」

ザガリアス「……ザガリアス・スミ——」

ロン「よーし分かったヘイザグリー!君が何を期待してるか知ったこっちゃないけどね、君がダンブルドアの言った事が信じられないならどうして僕らの言葉を信じられるっていうんだい?生憎僕ときたらOWL全教科がけっぷちのマーリンの髭さ。マーリン顔まけとか言われてるダンブルドア以上のことなんて話せないね」

ザガリアス「……僕が知りたいのはセドリックがあの場でどんな目にあったのかってこと、それに、聞いてるのは君なんかじゃなくてそっちの——」

ロン「この集まりの主旨も理解できてないならヤギの乳でも飲んでろよ、ひょっとしてそっちのお客さんかい?」

ザガリアス「……」

ロン「ハーマイオニー、つづけて」

ハーマイオニー「あっ、えっと、ありがとう。あー、今日は、そう。ハニーが何を見たのか、とか、ダンブルドアのことについて意見を交わす場ではないと改めて言わせてもらいます。それを期待していたなら、えーっと、かえってもらったほうがいいわ」

フレッド「どうやらみーんなその気はないみたいだぜ才女様?もっとも、すこーし思っちゃいたようだがね」

ジョージ「ザガリー、君もちょびっと噛み付いてみたかっただけなんだろ?え?話す機会なんてないもんな」

ザガリアス「……とりあえずザガリーはやめろよ!」

ああ、ザガリーか。いたなぁそんなキャラww

今後間違いなくいじられ続けるキャラとして定着するなww

ロンさんのあしらいスキルがパネェ

ロン…輝いてるぜ…

ハーマイオニー「じゃぁ、色々と決めないといけないわ。どんなことを教えるか、とか」

ハッフルパフ女生徒「……本当なの?守護霊を創り出せるって?」

ハニー「? えぇ、そうよ。あなた……」

ハッフルパフ女生徒「有体の守護霊を?」

ハニー「あなた……魔法省にお勤めのマダム・ボーンズを知ってる?」

スーザン「私の叔母よ、私はスーザン・ボーンズ。あなたの尋問の事、聞いたわ。今年の夏、有体の守護霊で吸魂鬼を二人もやっつけた、って。えーっと……なんのことだかなんだけど、眼鏡の守護霊?」

ハニー「えぇ、そうよ」

ザワザワザワザワ
 眼鏡……?

リー「なんてこった!そんな大一番を実況できなかったなんて!ヒンヒン!」

テリー「それに、君はあの『秘密の部屋』の事件も解決したってこと、みんなが知ってるよとテリー・ブートも言いました!」

ハニー「ええ、そうね——私だけの力ではないけれど」

ザワザワザワザワ

ネビル「それに、それにさ!一年生の時は、『例のあの人』と対決して『例のあの石』を守ったよ!ハニーってすごいや!ヒンヒン!」

ハニー「最終的にはダンブルドアが出張ったけれど——」

ガヤガヤガヤガヤ

ハンナ「あれって、ほんとのことだったのね!すごいわ!」

チョウ「それに、まだあるわ。ハニーが去年『三大魔法学校対抗試合』でどれだけ素晴らしい成果を見せたか、みんな覚えてるでしょ?私、第一の課題の飛びっぷり、とっても好きだったわ!」

ジャスティン「そうだそうだ!ヒンヒン!」

ロン「僕もあの時目が覚めたしね!あぁハニー、抑えないで得意顔をしていいと思うよハニー!なにせ憧れなチョなんとかさんに褒められたんだしね痛い!ありがとう!」

ハニー「さっきのことで褒めてあげようと思ったけれど帳消しよ……みんな、聞いて頂戴。そうやって並べられるとなんだか凄いことをしてきたように思うかもしれないわ。でも、私は、あー、色々とそういうことを助けてもらって——」

ネビル「そんなことないよハニー!ドラゴンの時の飛行は本当に、かっこよかった!それがなくても高貴で可憐だけど!ヒンヒン!」

ハニー「えぇ、知ってるわ。あー、飛んでからはそうだけれど——」

スーザン「夏休みも、あなたはマグルのいとこと二人だけだった、って聞いたわ」

アーニー「! あの恨んでるってはずのいとこを!?あぁ、あなたは女神だよハニー!ヒンヒン!」

ハニー「恨んでなんてとっくにいないわよ、ってば。あー、そうね、あれは確かにそうだったわ。でも——」

ザガリアス「君、のらりくらりって僕らに結局そういうことを教えないつもりなのかい?だったら本当にこの集まりはなんの——」

ロン「いいこと教えてやるよザガリー、減らず口閉じとけ。いいかい、これは君のために言ってやるんだ」

ザガリアス「だって、ポッターはそんなこと出来やしないって言うじゃないk——」

フレッド「んなこと言っちゃいないさ。オーケーザガリー、ちょっとこっちこい。お前みたいな頭でっかち口出しクソ野郎を見てるとうちの石頭を思い出してどうにもイライラすんだ」

ジョージ「耳のあなザックリとかっぽじってやるよ、今日買ったばっかりのこいつでな。なーに、耳クソ以外でもなんでも取るぜ?こいつは別にどこに突き刺したってかまわないんだ」

ザガリアス「!?う、うわ、やめ、やめろ、や、ごめん!僕がわる、うわああああああああ!!」

ロン「だから言ったんだよ、マーリンの髭」

すまんここらが限界。尻切れですまん
明日の夕方から再開
じゃあの

乙ヒン!

さすがウィーズリーだぜ

1乙!!ヒンヒン!!

乙ぱい

>>1乙ヒンヒン!

しかし
>チョウ「私、第一の課題の飛びっぷり、とっても好きだったわ!」
これは脱字なのかそうじゃないのか

ごめん「私」ってついてるから明らかに素敵の誤りではないと書き込んだ瞬間気付いた
スレ汚し失礼しました

乙!ホントいい兄弟だぜ、その分最終巻が辛いけど。

おいやめろ

>>1
ほんと台詞回しが上手いなー 続きも楽しみにしてます


さて原作買い戻してくるかな

諸君 私はハニーが好きだ
諸君 私はハニーが好きだ
諸君 私はハニー・ポッターが大好きだ

空を飛ぶハニーが好きだ
はしゃいでいるハニーが好きだ
強がるハニーが好きだ
ロンに座るハニーが好きだ
ハーマイオニーと惑わせるハニーが好きだ
怒っているハニーが好きだ
泣いているハニーが好きだ
嬉しそうに笑うハニーが好きだ
どんな状況でも他者を諦めないハニーが好きだ

美人で 可愛らしくて
聡明で 誇り高くて

友達思いで 強がりで 
寂しがり屋で 怖がりで 
でも勇敢で 頑張り屋で


このSSで見られる ハニーのありとあらゆるが一面が大好きだ


女王のごとく君臨し、豚達に崇められる姿が好きだ
時にSっぽくしかしはしゃいでいると思わぬご褒美を振りまいてしまう時など心がおどる!

フォイフォイとくだらないセリフを吐き続けるマルフォイを軽くあしらう姿が好きだ、
吸魂鬼の装いをして君を脅かそうとした奴を未完成の守護霊で軽くのしてしまった時など胸がすくような気持ちだった

本来救えなかったはずの者たちの運命を打ち破り、彼らの希望にまでなってしまう所が好きだ
本当は怖いのににそれでもヴォルデモートを黒豚と謗り勇敢に立ち向かっていく様など感動すら覚える

たまに見せる弱気なところや下ネタに疎いところなどはもうたまらない
ロンやハーマイオニーの前で見せる、放置されて寂しかった時や拗ねた時の感情を爆発させる素直デレは最高だ!

哀れなスリザリン が反則まがいのプレーをしてまで欲したクィディッチ杯優賞を
ハニーの手によってグリフィンドール7年ぶりの優勝という形で奪っていった時など絶頂すら覚えた

死喰い人(笑)を滅茶苦茶に嘲笑ってやるのが好きだ
お辞儀フェチに従う者、根も葉もない噂を信じてハニーのを慕う喜びを得られぬ者がいることはとてもとても悲しいものだ

ハニーの温もりと重さを感じることのできるマット役が好きだ
ハーマイオニーはともかく、一番豚にマット役を含め美味しいところをもっていかれるのは屈辱の極みだ

諸君 私はハニーを 女神の様なハニーを望んでいる
諸君 私に付き従う大隊豚友諸君
君達は一体 何を望んでいる?

更なるハニーの活躍を望むか?高貴で可憐で儚げで、伝説的で道徳的なハニーを望むか?
可愛らしさの限りを尽くし 三千世界の鴉を萌[ピーーー] 嵐の様なハニー・ポッターを望むか?

「ヒン!!ヒン!!ヒン!!」

よろしい  ならばヒンヒンだ

我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがハニーのいない暗い闇の底で数ヶ月もの間 堪え続けてきた我々にただのヒンヒンではもはや足りない!!

大ヒンヒンを!! 一心不乱の大ヒンヒンを!!

我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ豚の集まりにすぎない

だが諸君は一騎当千の古強豚だ と私は信仰している
ならば我らは 諸君と私で総兵力100万と1人の軍集団となる

我々を忘却の彼方へと追いやり 眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう
連中にハニーの素晴らしさを思い出させてやる
連中に我々の鳴き声の音を思い出させてやる

天と地のはざまには 奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる

一千人の豚の戦豚集団で
世界をヒンヒン言わせてやる

「最後の豚団 大隊指揮官より全隊へ」

第二次豚団作戦 状況を開始せよ

征くぞ 諸君

急にどうした

申し訳ないがまとめ狙いのコピペ改変長文はNG

これくらいはハニーの底抜けの優しさに免じて許してやれ

>>547
>>550に免じて許してやるがいつから我々が貴様につき従うことになった?

いい言葉だ…しかし君、演説は!!!会議場で打ってこそではないのかね!!!


【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 2ヒン目【ハニーシリーズ専用】


少し距離があるからリンクを貼っておくね。誘導しすぎと言わないでおくれ、あっちで多くの皆とヒンヒりたいのさ
さあ、鳴こうぜ豚共

我らのハニーならこう言うだろうな

あなた達に優劣はないわ。だって皆、私の大切な豚なのだから。

てな

ハニー以外の下に付く分けないだろ、持ちの同胞でヒンヒン。

ハニー博物館出来たら逝ってみたいヒンヒン

再開

ヒイイイイイイイイイイイイイン!!!!!

ヒンヒンっ!!?

よっしゃお帰りなさーい!

ひゃっほーい

ハーマイオニー「えーっと、ザガリアス、話を進めていいかしら?」

ザガリアス「ハイ、モウナニモ イイマセン」

フレッド「こいつはもう茶々いれないさ。お墨付きだぜ俺達のな」

ジョージ「隅っこで体育座りしかできないだろうさ、もちの豚で」

ロン「ハニー以外が豚って言うなよ。そんじゃ、ハニーの素晴らしい所を上げていく作業にもどろうかみんな」

ハーマイオニー「その時間でもないから後にして。えーっと、要するにみんな、ハニーからそういう術を学びたい、そう思っているということでいいのよね?」

テリー「Yeah」

アンソニー「HAHAHA」

ハーマイオニー「違うベクトルで腹の立つ合いの手をありがとう。それじゃ、次はどのくらいの頻度で集まるか、ね。少なくとも週に一回は集まらないと、意味がないと思うわ」

ジャスティン「何を言うのさ!ハニーに会える機会なら毎日だって設けてほしいな、僕は!」

アンジェリーナ「待った、待った。クィディッチの練習とかち合うのは勘弁してくれよ。今年も私たちが優勝杯をいただくにしろ、練習できないのはダメだ」

チョウ「あら、それなら競技場の予約をレイブンクローに譲ってくれない? 私たちの練習とも重ならないようにお願いしたいわ」

ザガリアス「アッ、ボクモ、オネガイシマ……スイマセン」

ハーマイオニー「は、はいはい。あなた選手だったのね……どこかみんなに都合のいい夜があるはずだと思うわ。でも、いい?あまりにみんなの都合に合わせていくわけにもいかないの。これはとっても、たいせつな集まりなんだもの」

アーニー「アーニーそのとおり!個人的には、僕はこれが今年僕達のやることでは一番大切だと思う!ハニーに付き従うことの次に!」

ロン「そうだそうだ!」

ネビル「よく言ったこの豚!」

アーニー「ありがとう同胞諸君!個人的にはぼくは魔法省がどうしてあのカエルババアを派遣したのか理解に苦しむ!『あの人』を否定するだけならまだしも、僕らが防衛呪文を使うことを禁じる先生をよこすなんて、あってはならない!」

ハーマイオニー「それはね、アーニー……魔法省は、ダンブルドアがホグワーツで私設軍隊を作って魔法省に楯突くつもりだ、って被害妄想になっているからなの」

ザワザワザワ ガヤガヤ

ジニー「あっきれた。そんなバカなこと考えてるの、あの能無し!」

ルーナ「でも、それつじつまがあうよ。だってファッジだって私設軍団をもってるもン」

ハニー「……なんですって?」

ルーナ「先々週の号で特集だったんだ。うん、火の精『ヘリオパス』の軍隊を持ってるの、コーネリウス・ファッジって」

ハーマイオニー「ハニー、相手にしないで……ルーナ、お願いだから実在するものの話で進めていただける?今は絵空事や机上の空論やあなたの夢物語を発表する場ではないの——!」

ルーナ「あら、いるよ。いるもン!目撃者の話だってたっくさんあるよ、でもそうだね、あんたの中ではいないのかもしれない。だってあんたって頭が固いから、自分の眼でみないと——」

ジニー「エヘンッ、エヘンッ!」

ハーマイオニー「!?  あ、あぁ、ジニー、あなた?」

ジニー「ミス・グレンジャー?お話を進めていただけますかしら♪」

フレッド「っひゅー、やるねぇジニー、あんのババアの咳払いにそっくりそのままだった」

ジョージ「思わずザガリーを投げつけてみんなをそっくり逃がす準備をするとこだったぜ」

投げたるな投げたるなww

ハニー「……ジニー、ふとももが痛むから今の真似は禁止よ、いいわね?」

ジニー「おねぇさまが言うなら呼吸だって!ふともも?昨日は寝室が激しかったの?いいなぁ」

ハーマイオニー「オホンッ!ゴホンッ!えーっと、それで。頻度については」

ロン「ヒン度だね」

ハーマイオニー「うるさいわ。クィディッチの練習日程をそれぞれ後で教えて頂戴、それから組み立てることにするわ。あとの問題は、どこで教えるのか、ということなんだけど……案はあるかしら」

ザワザワザワザワ

ケイティ・アリシア「「図書館は?あっ、ケイシア被ってごめんなさい」」

アンジェリーナ「二人とも、たまには一人ひとりはっきり喋っていいんだよ?え?もっと前に、ほら、ね?」

フレッド「だってよジョージ、たまにはバラけるか?え?」

ジョージ「そうだな、なんとなくイヤな感じがするが一つ程」

ハーマイオニー「そっちの双子はそれ以上自己主張必要ないでしょ」

ハニー「図書館は……広さはあるけれど、私達がそこで呪いをかけあっていてはマダム・ピンスがいい顔しないわ」

ディーン「使ってない教室はどうだろう!ヒンヒン!」

ロン「あー、そういや一昨年だか去年だかにハーマイオニーや僕らにマクゴナガルが空き教室を貸してくれてたっけ?」

ハーマイオニー「今回の目的ではとても無理だと思うわ……」

ハニー「今度こそ、私が生姜ビスケットに変えられてしまうわね、えぇ」

ロン「あぁハニー!そうなったら僕は君を永久保存する缶になるよ!漢ならぬ缶にね!もちのロンさ!」

カン・ウィーズリー

ハーマイオニー「それじゃ、場所も色々と考えておくことにして……今日はこのくらいでお開きにしましょうか」

ロン「ハニーへの抑えきれない想いを無理やり閉じ込めている鎖を?」

ハーマイオニー「常時解放してるでしょあなた。えーっと、それで……今日集まってくれた人を確認したい、という意味でこれに名前を書いてほしいのだけど」

ルーナ「? じゃあ、ただの羊皮紙でいいんじゃないの?」

ハーマイオニー「あー……分かったわ、フェアじゃないから言うわね。ここに名前を書けば、ここ私たちがしていることを誰にもいいふらさないと約束したことになるの。それを、分かっていてほしいわ」

フレッド「おいおい、才女様らしからぬしち面倒くさい物言いだな、え?」

ジョージ「いいねぇ、物々しくってさ。ここに名前を書きゃいいのかい?」

ハーマイオニー「えぇ、ありがとう二人とも。さぁ、アーニー?」

アーニー「あっ、あー……あのさ、僕はほら、あー……監督生だし、もしもアンブリッジにこのリストがばれた時、ほら、普通より重い処罰になったり、するんじゃ……」

ハニー「アーニー……?」

アーニー「ヒンヒン!!愚問でしたハニー!僕はあなたに従いますそうだろ諸君!!!」

ハーマイオニー「すぐさま心変わりしていただいてありがたいことだわ、えぇ。他の人たちにも、私から約束します。あの性悪女蛙にこのリストが渡るなんてことには絶対にならないわ」

ロン「まさかその辺におきっぱなしにするわきゃないだろ、なぁ? さっ、みんな書いっちまえよ。名前と、あとそうだな、ハニーへの一言とか。論文でもいいぜ」

ハーマイオニー「無駄に長くして紛失の恐れを増長させないでもらえる?」

ロン「あっ、豚どもは『ヒンヒン』でいいぜ?僕なら誰のどんなことか分かるし」

ハーマイオニー「……文字媒体にまで!?!?!?」

豚語の汎用性の高さときたら

あれ?って事はアレが来た時ハーミー、ルーナ、フレッジョ以外は誰もわからない…

フレッド「さーてと、それじゃ残りの輝かしい休日を楽しむとしようか、失敬」

ジョージ「『ゾンコの店』で訳ありの物を仕入れなくちゃいけないしな。失礼」

ベェェェエエエエ

ゾロゾロゾロ ガヤガヤガヤ

ハニー「……何とか終わったわね。あぁ、そんなに喋らなかったのに疲れてしまったわ」

ロン「みんなの話題になるのは慣れてても君基本あがり症で痛い!ありがとう!」

ハーマイオニー「あなたもはやわざと煽ってるでしょう……ああ、ラベンダー。来てくれてありがとう」

ラベンダー「こっちこそ。ハニー、新学期は疑ってごめんなさいね」

ハニー「いいのよ、気にしてないから」

ラベンダー「百合って正義よね、ってことにようやく気づいたの」

ハニー「……あなた、クィディッチ選手とか好きかしら」

ラベンダー「?えぇ、それはもう!だって私ミーハーだもの!じゃ!パーバティと画材の補充にいかなきゃ!」

ハニー「……いっそ清清しいわね、あの紳士といい」

マリエッタ「……チョウ、早くしてよ」

チョウ「えーっと、待っていてね?あの、なんでかな、鞄が上手く閉まらなくって、あぁ、なんでかしら——」

マリエッタ「……チッ」

チョウ「そ、そんなに不機嫌にならないでよ。ねっ、これから二人でお茶しましょ?」

マリエッタ「……じゃぁそれこそ早くしてよ」

チョウ「あー、はいはい……それじゃ、ハニー。バイバイ」

ハニー「! えぇ、また」

ベェェェエエエエ バタンッ

ロン「チョウのやつ、不自然にここに居残ろうとしてたよな。なんでだろうね、誰かと話したかったのかな、なーんてね」

ハーマイオニー「……憧れる人から憧れられて良かったわね、ハニー?」

ハニー「そんなのではないわ。言っているじゃない、私が憧れる?冗談、私が目指す存在はパパとママの二人きりよ……でも」

『 チョウ・チャン   ハニー、頑張って♪』

ハニー「……悪い気はしないわね、ええ。豚にしてあげても、いいくらいだわ!それはもうね」

ロン「……」

ハーマイオニー「……」

ハニー「……ニヤニヤしないの!」

>あなたもはやわざと煽ってるでしょう……
今頃気付いたのか

ハーマイオニー「人数も集まったし、それにみんな最終的にはちゃんと話を聞いてくれたわ。なかなかうまくいったわね」

ロン「あのザガリーって奴に声をかけたのだけは間違いだと僕ぁ思うね。まぁ、うん、最終的に」

『ザガリアス・スミスイマセン』

ロン「こんなんなったけど」

ハーマイオニー「……あー、確かに良い人だとはいえないわ。でも、アーニーたちに話している時に丁度通りかかって、興味を持っていたから……それに、あのバッジをつけていたのだもの」

ハニー「……セドリックのバッジ、ね」

ハーマイオニー「そう、だから力になってくれると思ったの。思った以上に捻くれてはいたけど……人数が多いのはいいことだわ、えぇ。例えばマイケル・コーナーなんかは、ジニーと付き合っていなければきっと友達も誘えなかったと——」

ロン「」

ハーマイオニー「……あっ」

ハニー「……ハーマイオニー」

ハーマイオニー「ご、ごめんなさい、だって……あー」

ロン「おい、おい、おい。ハーマイオニー、今なんて?」

ハーマイオニー「……ジニーは、そうね。先学期の終わり頃から、マイケルと付き合っているの……気がつかなかった?」

ハニー「あなたのことだから、妹のそういう事情も察していることと思っていたのだけれど?ハーマイオニーの読みの方が当たったわね、流石」

ロン「ご、ごめんよハニー、ジニーとの定期連絡、定期ヒン絡は君のことばっかだし……えっ?えっ?だってほら、あー……マイケルってのは、ジニーのどっちに立ってた奴だっけ?」

ハーマイオニー「……右となりの、髪が茶色い方よ」

ロン「へぇ!あんな気に食わないのとなんてまったくマーリンの髭だね!反対の方の奴ならまだしも——」

ハーマイオニー「……ごめんなさい、勘違いだったわ。マイケルは左となりの黒髪よ、まさしくその人」

ロン「まだ下には下がいるだろうねそれはまさに黒髪のそいつさ!って言いたかったのさ!やっぱりだ!!マーリンの髭!!」

ハーマイオニー「……これだから、ジニーはロンに教えたがらなかったのよ。くどくどお説教するのはやめて頂戴よ?」

ロン「くどくど?誰が!いいか、僕はハニーの豚としての戒律に基づいてジニーを説得するだけであって!説教?ハッハッハ、マーリンの……」

ハニー「ロン」

ロン「ヒンヒン!なんだいハニー!僕のハニー!」

ハニー「家族の門出をお祝いできない人は、嫌いよ」

ロン「やったぜジニーおめっとさん!!!!今夜はドビーに頼んで赤飯だ!!!やれ嬉しや!!!!!」

ハーマイオニー「……これだから、ジニーはロンに教えたがらなかったのよ、もう」

ハニーの髪撫でたい

日曜日

クィディッチ練習明け

ハニー「『ナマケモノ型グリップロール』は、箒を斜めに下降させるのと合わせれば身体が浮いてやり易いのよ、って、何度も言っているじゃないの、ロン。出来る豚のあなたにしては覚えが悪いわね」

ロン「いやハニーそりゃ飛行バカの君だからそうなんだろうけどさ、そんな状態で箒からぶら下がるのをやり易いってまったくマーリンの髭だよ——あれ?なんだろ、夕暮れだってのに談話室のこの騒ぎ」

ザワザワザワザワ ガヤガヤガヤガヤ

ハニー「私を讃えるお祭りかしら」

ロン「なんてこった昨日の前夜祭に参加してないよ……みんな掲示板を見てるみたいだね」

ハニー「そのようね。何かしら、朝まで貼ってあった掲示物の上から、でかでかと何か新しい掲示が貼り出されて……」

ロン「こっからじゃよくわからないね。おーい、一番前の豚……ネビルか!ハニーが何の掲示だってさ!ヒンヒン!」

 ネビル「!ヒンヒン!あぁハニー!あのババア蛙が、新しい教育令だかなんだかを発表したんだってさ!吐き気がするね!ウェ!」

ハニー「! 通して、ちょっと通して……『ホグワーツ高等尋問官令——教育令第二十四条に基づき、学生による組織、団体、チーム、グループ、クラブ、群れなどはここにすべて解散される』……なによ、これ」

ロン「おいおい、まさかこの『群れ』って僕らのことじゃないだろうな。ハニー以外が僕らを豚扱いすんなよ」

ハニー「『再結成の許可は高等尋問官(アンブリッジ教授)に届出をし、承認なしに結成した場合はそれに属する生徒は退学処分となる』……まるで、というかそのまま、私たちの集まりを意識したような文面ね」

ロン「あのババアが知ってるってことかい? まさか」

ハニー「……あそこに集まった、誰かが垂れ込んだのかもしれないわ。私を、褒めるフリをして」

ロン「屠殺もんだね、そりゃ……まてよ!もしかして!」

ハニー「えぇ、でもスリザリン生徒でもないのに一体誰——」

ロン「マイケル・コーナーだよ!うん!そうに違いない!あんにゃろ、怪しいと思ってたんだ!」

ハニー「ロン。赤飯に特大ケーキにマイケルを胴上げまでしてジニーにこっぴどく呪われておいて、あなたね」

ロン「僕ぁまだ君がたまに二人に見えるよ、あぁ、天国だねここは」

ロン…お前って奴ぁ…

ついに教育令来たか・・・

ハーマイオニー「あら、二人ともおかえりなさい。今日の練習は少しは実りあったの?」

ロン「あの掲示の文字よりよっぽどね、すこーしだけだけどさ。あれ、見たかい?え?」

ハーマイオニー「……マクゴナガル先生が青筋立てながら貼り付けるのを見ていたわ。急遽決定したことなんでしょうね」

ハニー「誰かがあの人?に喋ってしまった、そういうことだと思う?」

ハーマイオニー「それは、ないわ」

ロン「おい、おいハーマイオニー。いっくら君自身が名誉を重んじる信用おけるとびっきりの監督生様だからって言ってさぁ、ハニーはそれを上回る清廉潔白な人類の鑑だけど」

ハニー「そうね、誰もが目指すべきね、えぇ。ハーマイオニーはそのままで十分魅力的だけれどね」

ロン「でもさ、ハーマイオニー?みんながみんな君のようなわけじゃ——」

ハーマイオニー「私の確認した限りではいないわ。それに、あの中に密告した人がいたのなら明日の朝食で一目瞭然よ。私、あの羊皮紙に呪いをかけたもの」

ロン「……なんだって?」

ハーマイオニー「呪い、よ。あー、こう言えばいいかな……アンブリッジに告げ口した人があの中にいるとしたら、きっと鏡を見るたびに後悔するはめになるわ」

ロン「……あのババアの顔になるのかい!?」

ハーマイオニー「そんなの最早分類は闇の呪いだわ」

鄒、繧詣

4つ目の許されざる呪いが生まれた瞬間である

カエル顔の呪いか…

翌朝

大広間

ロン「痘痕っぽいやつはどこにもいないなぁ」

ハニー「アーニーや、ザガリアス、それに、チョウもそのお友達も普通ね……何か、話し込んではいるようだけれど」

ハーマイオニー「どうやら怪しかったあのマリエッタも違うのね……掲示は全寮に貼り出されたようだもの、その話をしているのじゃないかしら」

ハニー「……もう来ないと思う?」

ロン「他の寮の連中にとっちゃ君に会える数少ないチャンスだぜ?そんなわけないさハニー、さっ、気にせず朝食のパンでも、ちぎって僕の方に放っておくれよ!ヒンヒン!」

ハニー「あら、いつから私に勝手にお願いできる立場になったのかしら?」

アンジェリーナ「癪だけどお願いするよ、ポッター!」

ハニー「!? アンジェリーナ!? えーっと、あなたも、豚に?」

アンジェリーナ「そうじゃない、そうじゃない!気づいたか、あの教育なんちゃら第なんちゃら号は!」

ハーマイオニー「……アンジェリーナってそんなに、あー、勉強ができない人ではなかったわよね?」

ロン「やっぱりウッドのクィディッチバカ魂が乗り移っちまってんだよ絶対……あっ、ほんと、来年のハニーどうなっちまうんだろ。ハニーはハニーだけどさ」

ハーマイオニー「燃え上がるのは暗いときだけで十分だわ……」

アンジェリーナ「えぇいそこうるさいな!とにかくあれが、クィディッチチームも一度解散されることに気づいたか!?」

ハニー「……!そんな!」

アンジェリーナ「あぁ、そうなんだ!今朝マクゴナガルと話し合って、そのための書類を書き上げることにしてる。だから、いいかい、ハニー……お願いだから!承認されるまで今度こそ大人しくしてて。いい?じゃないと、っ、私たちプレイできなくなっちゃう!!」

ハニー「分かったわ、分かったから、なきそうな顔しないで——」

アンジェリーナ「よし!それでいい!頼むよ!それじゃ! 次は双子だ!アリシア!目薬切れてない!?ケイティ!迫るの今の感じでいいかな!?」

ハニー「……普通に説得したって応じるわよ!!!もう!!!!」

ロン「なんだっけ、グリフィンドールの三人娘?」

ハーマイオニー「変なところでも息ピッタリなのね」

恐ろしい呪いや
つか、衛生面で被害でかいな

かけられた人は自分の顔を見れないからかけた本人がまずゲロリッチするとおもう

『魔法史』

ビンズ「〜〜であるからして」

ロン「Zzz……うーん、ハーマイオニー、違うんだ、やめ、ちが、うーん……Zzz……やめっ、たのむよ、まだ僕明日のお日様ひな菊とろけたバターを拝みたいよ……Zzz」

ハニー「ほんともう、夢でまであなたにどんな失礼をしているのかしらね、ロンったら」

ハーマイオニー「あなた、こそ、んっ、今現在何を、してる、のっ!ハニー、今授業ちゅ、あぁっ」

ハニー「だって折角上手くいったと思ったのに、あんなことがあって、なんだか少し裏切られた気分になって……あなたは私に嘘をつかないでしょ?ねぇ、ハーマイオニー?素直に、なって……?」

ハーマイオニー「あぁ、そんな、ハニー、あなたにそんなこと言われたら、私、そんな、フローリシュ・アンド・ブロッツ書店にある書物より正確に……っ! ハニー、ふく、ふくろうだわ!」

ハニー「? どうしたの、いつものようなキレが……」

ハーマイオニー「い、いいから、その、後で!窓を見て……あなたの、白豚よ!」

ハニー「私以外が豚と呼ぶのは——あぁ、なんてこと——ヘドウィグ!あなた、怪我……!」

ヘドウィグ「ピィーヒン……」

ロン「——襲われただって!?」

ハーマイオニー「思わぬ角度から突っ込んでこないで、物理的にも常識的にも」

つづけて……白豚ぁぁぁぁ

白豚「ピィーヒン……(僕に構わず....続けて......どうぞ.............)」

>>583
ヘドウィグは雌やぞと突っ込み。

>>584
つまり僕っ娘か

職員室

ガーゴイル「おいおいメスガキ、お前はまだ授業中だと思うんだがな」

ハニー「いつから職員室に石像が……緊急なのよ!通して頂戴!」

ガーゴイル「緊急、そうかい。そんじゃおれの出番なんてあるわけないよな。いいぜ、丁度昼寝がしたかったところだ。雄牛が突っ込んでも来ない限り、おれは動かないことにしよう」

ハニー「そうしなさい!」

ドンドンドンッ!

ガチャッ

マクゴナガル「なんです、騒々しい……ポッター?」

ハニー「先生、緊急の用事——」

マクゴナガル「!まさか、あなたはまた罰則を!?」

ハニー「違うわ!違うの!グラプリー=プランク先生を探して!本当は、本当はハグリッドに見てもらいたくて、彼の小屋まで行ったけれど、まだ、帰っていなくって!」

マクゴナガル「それは……ポッター、この荒れ模様の天気にあそこまで?何をそんなに」

ハニー「わたしのふくろうが、わたし、っ、助けてあげてほしく、っ、ヘドウィグが、怪我を……!」

プランク「手負いのふくろう、そう言ったかい?え?おやおや、びしょぬれで病人みたいな随分大きい梟だぁね」

ハニー「っ!診て、あげて!お願い、この子、朝の配達の時間から随分遅れて……何かに襲われたようで、たくさん怪我、この子、わたしの大事な……!」

マクゴナガル「落ち着きなさい、ポッター。大丈夫です、死にいく目はしていません……襲われた?」

プランク「さーて、ね。何に襲われたんだか……野生のセストラルは鳥を襲う習性があるが、ここのはハグリッドがしっかりしつけとるからありえない。ふむ、翼が折れとるね。数日は安静、だがすぐに治るさね」

ハニー「ほんとう!?なんとも、ないの……良かった」

マクゴナガル「先生の腕を信じなさい、ポッター。さぁ、生姜ビスケットです、例の如く」

ハニー「えぇ、ありがとう……あたたまりますわ」

マクゴナガル「それはそうでしょう、どれだけ濡れているとお思いです。時に、ポッター?   このふくろうは、どこから手紙を?」

ハニー「えっ……えぇ、そうね。きっとロンドンから、そう思うわ。他にあては、ないもの……」

マクゴナガル「……誰から、とは聞きません。よいですかポッター……気をつけなさい、ホグワーツを出入りする通信網は見張られている可能性があります」

ハニー「……えっ?」

マクゴナガル「さっ、ウィルヘルミーナ。手当てするにしろ、その手紙をポッターに」

プランク「あぁ、そうさね。ほれ、この患鳥は預かるよ」

ハニー「えぇ、お願い、お願いします、先生……マクゴナガル先生、さっきの事は」

マクゴナガル「十分、注意なさい。さぁ、授業が始まる前に寮に戻ってはどうです?そんな顔ではレディが台無しです、いいですね?」

ハニー「……はい、先生。失礼します」

バタンッ

ハニー「……良かった、本当に、良かったわ……襲った何か、は、とても気になるけれど……そういえば、手紙の方は……」


『今日、同じ時間。同じ場所で  親愛なる君の一等星より』

ハニー「……!!!」

ガチャッ

マクゴナガル「あぁ、そうでしたポッター。クィディッチチームの件で——先ほどまでの心配そうなつつしんだ顔はどこに行ったのです、ポッター。クルクル飛び跳ねて、落ち着きなさい」

ハニー「っ!あの、あー、なんでも!先生!それじゃ!」

マクゴナガル「ポッター!話がまだ……はぁ、若いですね、まったく」

ガーゴイル「あんたとちがってか?」

マクゴナガル「いい度胸です、塵と藻屑、どちらがお望みですか?」

ここで区切る
明日こそ夕方からできればなと思う
じゃあの

乙!
ガーゴイルwwww

乙かれさまです!!ヒンヒン!!

>>1 ヒン!(乙!)
あぁハニー!君が可愛すぎてたまらないよそんなこと地球が太陽の周りを回っていることよりも至極当然のことだけどね!ヒンヒン!

乙なのら

乙です ヒンヒン

ガーゴイルがバーティミアスに脳内変換されたわ

乙ヒン!夕方頃に待ってるよ!

>>592
こんなところに同朋豚が
このガーゴイルも腹黒豚がアレするシーンとかで豚化しそうだな



>>586
ウィルヘルミーナってのファーストネーム?
初めて聞いた気がする

>>595
ミスった、ごめんよハニー!ヒンヒン!
正しくはウィルヘルミーナってプランク先生のファーストネーム?

ガーゴイルやるじゃないかw
命知らずにも程があるw

>>594
ヒンヒン。(マイナー扱いされてる作品だから知ってる同胞いて嬉しいわ(歓喜))

>>1乙ヒンヒン!

>>595,596

ウィルヘルミーナ・グラブリー=プランク
5巻のこのシーンでマクゴナガルがウィルヘルミーナ!って呼び止めるシーンがある

チクショウ!やっと書き込めるようになったじゃないか!マーリンの髭!髭!!

>>598
あれはよいジン族のサカルだったな

ヒンヒンヒン!やっと書きこめるヒン!

やっとかきこめる!!

復活で思わず本スレに書き込んでしまう…
喜びを抑えられないダメな豚を叱っておくれ!ハニー・ポッター!

なんだ今まで書き込めなかったのは群れが解散させられてたからか?
一番豚はそういう事も早めに対処しとけよ!ヒンヒン!

外国から繋がらない!?原因不明の接続タイムアウトでもう読めないかと思って絶望したよヒンヒン!

やっと復旧したな!
>>601
最高にクールな妖霊だよ

ハニーにまた会えて嬉しいヒン

復旧記念ヒンヒン

ハニー!もう会えなくなると思ったよ!マー髭!

いつもの定休日だったようだな!!
ヒンヒン!!

再開

キタあああああああああああああああああ

待ってたよ!ヒンヒン!

予定外に嬉しいことだね

待ってました

っしゃぁああああああああッッッエーイ☆

ヒンフォイ

地下牢教室前

ハーマイオニー「そう、シリウスからそんな手紙が……」

ロン「あぁ、だからハニーの常に輝いてる後光が一際光り輝いてるってわけだねヒンヒン!何色かな、ハニーの心境とか髪の色と同じ赤とかピンク痛い!」

ハニー「勘違いしないで。これは前回あんな去り方をしたシリウ、スナッフルを直に問い詰めることができて嬉しい、そうよ、それだけ。そうでしょ?」

ロン「あぁ、そうだねハニー、嬉しい事続きになるといいんだけど、まぁ君がいれば僕ぁ……」

マルフォイ「僕達スリザリンは良いことずくめだろうけど、君達グリフィンドールの出来損ないは不運が続くだろうねぇ、ウィーズリー」

ロン「僕のハニーを讃える台詞を遮るなんて何様だよこのフォイフォイ」

マルフォイ「マルフォイ様だ、当たり前だろう。ほーら、スリザリンチームはアンブリッジ高等尋問官から『クィディッチチームの再結成許可』をもらえたよ。朝一番で、アンブリッジ先生に話をしただけでねぇ」

ハーマイオニー「!おかしいわ!アンジェリーナやマクゴナガル先生は許可を貰うための書類を書いている、って」

マルフォイ「あぁ、つまりそれは君のような出来そこないで力も無い連中の限界ということだろう。僕の父上がどんな人か、今更言う必要もないだろうね?」

ハーマイオニー「屋敷しもべ妖精にボコボコにされた人がなんですって」

ハニー「そのドビーに言わせれば『フォイフォイうるさいクズ』、ね」

ロン「前髪後退してたよな、おっと、君のことじゃないぜ?あくまで君のお父上の方さ」

マルフォイ「黙れ!黙るフォイ!おフォん、とにかくアンブリッジ高等尋問官は僕の父上のことをよーくご存知だ。父上は魔法省に出入り自由だし……おや?ウィーズリー、君のとこはなんの仕事をしてたっけ?」

ロン「お前の家みたいなのを取り締まる仕事だよこんにゃろナメクジを……」

ハーマイオニー「抑えて、抑えてロン!思う壺よ!」

マルフォイ「これじゃ、君達のチームが再開許可をもらえるのは学年末かもしれないな。残念だねぇ、魔法省に務めても万年ヒラな親をもって。父上がおっしゃるには大臣はアーサー・ウィーズリーをクビにする口実を常に探しているというし。なにより、ポッターを聖マンゴ疾患病院に放り込むべきだと思っているしな」

ハニー「そこはなに?私の魅力にあてられた豚が入る場所なのかしら」

ロン「入院手続きしてこなくっちゃな」

マルフォイ「おやおやそんな常識も知らないなんてな、ポッター。あそこは頭がイカレタ特別病棟があるらしいから、君にお似合いだろう?こんな風に、だらしない顔で、フォーイtt」

ネビル「オラァアアアアアアアアアアア!!」バキャァアアアアアア!!!

マルフォイ「うわぁああああああフォィイイイイイ!?!?」

ハニー「!? ね、ネビル!?」

ロン「! よくやったぜネビル!漢だ!漢だね君は!でも顔面グーパンからの顔面蹴たぐりはちょっとヤバイから抑えようかマーリンの髭だぜ!!!」

そういや映画のマルフォイ役の子もこの頃辺りから髪の毛減ってきてたよなあ…

>>618
あー、うん
そりゃネビル怒るわ

そう言えばネビルのとーちゃんかーちゃんって…

今のはマルフォイが悪い

ガチャッ

スネイプ「入りたまえ……なんだこの騒ぎは。ポッターか、ポッターなのか?」

ハニー「全ての事象の中心にいるのは私の宿命だけれど、うるさいわ。ネビル、大人しく、っ、しなさい!」

ネビル「聖……マンゴ!おかしくない、やっつけてやる、あのフォイフォイ、毛根死滅させて、あいつめ……!」

ロン「そりゃほっときゃいつかそうなるだろうよ」

ハーマイオニー「あー、ネビル?ハニーに腕を掴まれているわよ?」

ネビル「! ヒンヒン!あぁ!ハニーの手って柔らかうわあああああ何で僕の手真っ赤なの!?!?ハニー色だ!!すごい!」

ロン「そりゃマルフォイの野郎の返り血だからハニー色は撤回するべきだと思うね僕ぁ」

マルフォイ「ぐっ、ふっ、ずねいぷ、先生。医務室に行ってきます……」

スネイプ「そうしたまえ……ロングボトム、無意味な喧嘩にグリフィンドールから10点減点、そして罰則を——」

ネビル「望むところだ!悔いは無いやい!この童貞!」

スネイプ「むこう一ヶ月、毎晩、カエルの腸をこねくりまわす作業をしてもらう。カエルのな」

ネビル「————はぃ」

スネイプ「無意味な時間をとらせたことによりグリフィンドールから一〇点減点、ポッター、教授を睨むな二〇点減点」

容赦ねぇwwwwスネイプてんてーマジ大人げないww

つ【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 3ヒン目【ハニーシリーズ専用】

そっと差し出し、そっと訪れる。クールな豚に君もなろう!
復活で祝福会開催中

確かに理不尽だけどその前に返り血ってあんた

ロン「ネビルの漢っぷりはいつものことだけどさ。今日のはなんだったんだろうね、おっどろきすぎてマーリンの名前だって忘れっちまいそうさ、僕ぁ」

ハーマイオニー「髭でもながめてなさい。そうね、尋常じゃない、えーっと、怒り方だったわ。ネビルがあんな風になったところ、初めて見たもの」

ハニー「……聖マンゴ」

ロン「あぁ、ハニー病棟がとっても気になるところだね。ベッド空いてるかなぁ」

ハーマイオニー「万年床でしょうね、えぇ。それがどうかしたの、ハニー?」

ハニー「……いいえ。ただ、私の可愛い豚だもの。何か理由があるのよ、そうね、私が知らない、と思っている何かが」

ロン「ちょっと待ってなよハニー!あんにゃろハニーに大して隠し事なんて『豚規定』に反することをあんにゃろうあの豚」

ハーマイオニー「ハニー以外が豚扱いは、なんでしょ?もう」

ハニー「そうよ、ロン。私以外が豚と呼ばないの。それに、豚には豚なりに私が求めるものがあるわ。いつか本人から話すのを待つの、いいわね」

ロン「そりゃもう来世までだって君に言われたら僕は待つけどね……おぉっと、うわぁ、今生を後悔したくなる光景を見ちまったハニーを見ようやったー!生まれてよかったー!ヒンヒン!」

ハーマイオニー「極端も極端よねあなたの神経……アンブリッジが、地下牢教室に入ってきたわ」

ハニー「査察をするようね……ああ、考えうる限り最悪の組み合わせだわ」


アンブリッジ「ごめんあそばせ、スネイプせんせ♪」

スネイプ「……我輩の授業の査察、というお話でしたな?」

アンブリッジ「えぇ、それは……っぷ、オッホホ!我輩?オッホホホホ!面白い方ですのね!」

スネイプ「ロングボトム!罰則は今晩からに変更!カエルを粉みじんにしてもらう!カエルをな!」

ネビル「はい先生!!」

いい師弟だww のりのりだwwww

スネイプ×ネビル…ごくり

スネイプ「『強化薬』の精製に取り掛かりたまえ。完成した暁には、実験台となる生徒の瞼に落として目がどうなるか経過をみることとする」

ネビル「はい先生!」

スネイプ「誰にとはまだ言っておらんロングボトム、失敗をする自信があるということか、グリフィンドールの態度に五点減点」

アンブリッジ「ふむ、ふむ……厳しい対応、ふむ……エヘンッ、エヘンッ!せんせ♪質問よろしいかしら?」

スネイプ「……なんですかな?」

アンブリッジ「この学年にしては『強化薬』は進みすぎではないかしら?それに、魔法省はこの薬を教材から外すよう検討して——」

スネイプ「進みすぎ、なるほど。我輩の個人的経験としては『OWL』においての『強化薬』の頻出度は我輩の学生時代から高いものでありそれ故教材とするにふさわしいと判断し、また、難易度に関して言えば我輩の授業を正しく理解していた生徒であればこのくらいのものは容易でなければ来年度からの授業を受けられ得ないと考えたのですがな。そして、なるほど、魔法省の指導要綱。して、今の指導要綱では『強化薬』はどうなっておいでなのですかな?あなたの個人的な見解でなく、魔法省の、現在の公式な扱いでは」

アンブリッジ「……なんでもありませんわ」

スネイプ「適切な質問感謝しますな。生徒、取り掛かりたまえ」

ガヤガヤガヤ ザワザワザワ

ロン「理詰めカッコイイと思ってる系の痛い奴だよな。マーリンの髭」

ハニー「どちらが勝つかしら。どちらも応援したくないけれど」

ハーマイオニー「勝ち負けじゃないのよ、ハニー?」

ロン「何言ってんのさハーマイオニー、この結果如何によっちゃスネイプの野郎がやめさせられる可能性もあるんだろ?僕、わざと物凄い間違いをしてあいつの印象を下げようかなぁ」

ハーマイオニー「下がるのはあなたのこれ以上下がりようがなかったはずの成績と追加課題によるやる気だけよ」

ゴポゴポゴポゴポ
 シューーーシューーーッ

ハニー「……」

ハーマイオニー「ハニー、ハニー?ちょっと、次に入れるのは『サラマンダーの血液』よ!『ざくろ液』じゃないでしょ!」

ハニー「あっ、えぇ、そうだったわね……」

ロン「スネイプの野郎とアンブリッジババア蛙の動向が気になるのは分かるけどねハニー、君、考え事してると目の前の事でさえ目にはいらなくなるんだからまぁそこも君らしいから僕ぁ」

ハニー「えぇ、ロン。それで、このサラマンダーの血液は、そうね。あなたの口に注げばよかったのかしら?」

ロン「やったぜ!丁度喉が燃えるように乾いてたんだ!頼むよ!」

ハーマイオニー「どうせ回復させるなら頭にしなさい、もう……あっ、アンブリッジが動いたわ」

ロン「なんだい?跳ねでもしたのかい? ほんとだ、またクリップボードにガリガリ書いてたと思ったら、また質問タイムでも始めるのかな。スネイプの奴盛大に噛めばいいのに。『わぎゃ輩』とかってね」


スネイプ「トーマス、なんだねこの魔法薬の色は。よりによってハシバミ、よりによって真逆な——」

アンブリッジ「エヘンッ、エヘンッ! せんせ、二、三質問をよろしいかしら♪」

スネイプ「わぎゃ輩……オホン。我輩に答えられるのことならば。実習も完成間近ですからな、いいでしょう」


ロン「僕、この後の『占い学』に自信ができたよ」

ハニー「その調子で未来で跪くあなたを見てみなさい?」

ハーマイオニー「確定でしょうねそれは誰でも分か、んっ、ちょっと、ハニー、『ざくろ液』はそんなとこ、ちょっ、わざと、んっ!?」

ハニー「さぁ、手元を見ていられないからなんのことだか。そうよね、ロン」

ロン「あぁそりゃもう、どうざれないくらいなんのことなんだかね、うん」

ハ、ハーマイオニーのざくろ液…ゴクリ

アンブリッジ「さて、あなたはホグワーツで教えてどれくらいになりますの?

スネイプ「十四年」

アンブリッジ「最初は『闇の魔術に対する防衛術』の職に応募したのでしたわね?」

スネイプ「左様」

アンブリッジ「でもうまくいかず、『魔法薬学』の教授になった、と」

スネイプ「あなたの目が確かならばご覧の通り」

アンブリッジ「ですが、毎年『闇の魔術に対する防衛術』の教師への変更の希望を?何故だか毎年いなくなる、務められなくなる、だとかいう前任に代わって?」

スネイプ「この教科は呪われている、などと言われておりますな、えぇ」


ハニー「そういば、ビルがいたときもずーっと、一年もったためしがない、そう言っていたわね」

ハーマイオニー「迷信よ、危険なことが多い教科だもの」

ロン「あぁ、そりゃ、教室の中でご自分が書いた嘘八百のご本を読むのは、ハラハラドキドキだよな。一年も持ちっこないぜ、うん」

ハーマイオニー「ロン」

ロン「や、やめろよ、材料刻むナイフ片手はやめようよだから」


アンブリッジ「ですが毎度うまくいかず、今年に至っては外様のわたくしにその座を取られた、と。今どんなお気持ちですの?」

スネイプ「ロングボトムの罰則を二、三日増やそうそうしようという気持ちですな」

ネビル「わぁいとばっちり」

アンブリッジ「ダンブルドアはどうして一貫してあなたの要望を却下しておいでなのかしら?」

スネイプ「本人にききたまえ」

アンブリッジ「そうしたいところなのですが、毎度毎度一対一でお話しようとしても『右ひざに走る電車が暴れておってのう』だのはぐらかされるのですわ」

スネイプ「……そうまでして、我輩の望みがダンブルドアに退けられることに何か意味があるとでも?」

アンブリッジ「いいぇ、別に。ですがあなたがそうおっしゃるならばそうなのですわね、あなたにとっては?ん?どうですの?」

スネイプ「さて、分かりかねますな——ポッター、この大鍋の中身はなんだね」

ハニー「……あぁ、さぁ?何があったのかしら」

スネイプ「みた所、『サラマンダーの血液』以降の行程がまったくなされていないようだが?その目には黒板の文字も映らないのかね、その目には。さもありなん。グリフィンドールから十点減点!」

『占い学』

ロン「ハニーにまた零点をつけるなんてあのスネイプベタベタ髪野郎!石鹸喉に詰まらせて絶命すればいいのに!マーリンの髭!」

ハニー「課題をこなせばいいだけだもの、あの人のために怒るだけ無駄よ、やめなさい」

ロン「君がそう言うならね……おっと、荒ぶってるのはどうやら僕だけじゃないみたいだ……」

トレローニー「ホーーーォワチャァッ!!」

ディーン「うわ!?『夢のお告げ』の本を、あの位置から投げ渡された!?」

トレローニー「ハァイハイハイハイハイハイハイハイハイーーーッ!」

ドサバタドサドサドサバサバサバサッ!

ラベンダー「せ、せんせい!先生!配るならお手伝いします!ですから投げないで、きゃぁ!?」

ハニー「なんだかまた前とは違う風におかしな——」

ロン「おっと!痛い!マーリンの髭!おいおいおい、ハニーの顔っていう人類の宝に本が直撃したらどうすんだよ!まったく!ハニーの豚でよかったよ、背表紙がみけんに突き刺さるくらいで済んだんだから」

ハニー「豚らしいタフさね、ロン。よくやったわ」

ネビル「ぼ、ぼくも見習わなきゃな——」

トレローニー「ホゥワチャーーーーーーァッ!!!」

ネビル「うわあああああああん!!」

ディーン「ネビルだけ本ごとぶん殴られた!?」

ロン「あいつ、この授業得意じゃないくせに一番前に陣取るから……マーリンの髭だよ全く、豚らしくないね」

トレローニー「さあっ、おやりなさいな!やることは分かっておいででしょ!?わたくしなんかに教わらなくても、それともなんです!?わたくしのようなだめ教師の教え方では、現世の本の開き方も分からなかったとお言いになりますの!?!?」

ラベンダー「せ、せんせい、落ち着いて、落ちついてください」

パーバティ「アロマを、アロマを焚きましょうたっくさん、えぇ」

ロン「やるって、殺るの間違いだろさっきのテンションはさぁ。なんなんだろうね、一体」

ハニー「……査察の結果を受け取ったのじゃないかしら。きっとね」

せんせー!トレローニーさんがカンフー映画調になりましたー

パラッパラッパーかと思った

まぁ本投げたりする行動は原作と同じなんだけどさwwwカンフーwwww

占い学(物理)

きっとこの先生なら戦闘は素手で十分だな

再開一発目から校内でシリウスと発言してしまうハーマイオニー…
まあみんなシリウ まで発言してたもんね!

昼休み

ロン「やぁハーマイオニー、早速だけど今日の『占い学』はサボらなくて正解だったね。君とトレローニーの共通点が見つかったよ」

ハーマイオニー「人類であること以外で?」

ロン「あぁ、驚くべき事にね。あの昆虫ババアも、アンブリッジのことをめたくたに嫌ってるってとこさ」

ハニー「『目の曇った俗人に——あぁ、迫害されるのは『予見者』のいつの世でも——運命<さだめ>』とか、あれからはいつもの調子で嘆いていたわね」

ハーマイオニー「そう、それじゃ、あのインチキ女はよくない評価をされたのね」

ロン「おっと、きみとアンブリッジの共通点にもなるね、こりゃ。あぁ、どうやら停職なんだとさ」

ハーマイオニー「それはお気の毒。あーら、心の目でその未来が見えていたのなら、どうして心構えができていなかったのかしらね。おっどろきだわ」

アンジェリーナ「……そんな君たちに、私からもおっどろきのお知らせだよ。いや、思ったとおり、なのかな」

ハニー「あら、アンジェリーナ……なぁに、沈んで……まさか」

アンジェリーナ「あぁ、そのまさかさ。今夜のクィディッチの練習は、なし」

ハニー「! そんな!だって、アンジェリーナ!私、あの人?にあれから一度も反抗なんてしてないわ!本当よ!信じて?」

アンジェリーナ「分かってる、分かってるわよ。君が理由じゃない、ただ、あのカエルは『考える時間が必要ですわ♪』って……オェッ」

ロン「考える!?ハッ!あいつにそんな脳みそがあるだなんてほーんとおっどろきだね!マーリンの髭!髭!」

ハニー「マルフォイたち、スリザリンチームにはすぐに許可をだしたくせに……本当に、あの、アンブリッジって……!」

ロン「まったくだよ、正確から姿から君とは正反対の、あの性悪の——」

フレッド「おーっと今をときめく監督生さん、よもや教授に罵声なんて浴びせないよな?うん?」

ジョージ「だけどサボるなら力をかすぜ?ゲーゲー吐いて、反吐をあいつに浴びせっちまうか?」

ハーマイオニー「『S.P.E.W』よ! ……それってまさか?」

フレッド「ご明察さ、さっすがグリフィンドール寮の才女様!」

ジョージ『ずる休みスナックボックス』の完成品にござーい!」

ハーマイオニー!逆!逆!

放課後

グリフィンドール寮

ザワザワガヤガヤ

フレッド「いいかお集まりの諸君!まず、この二色の砂糖菓子のオレンジ色部分を噛む!すると——オェェェッ」

ジョージ「ってな具合にアンブリッジ面並の吐き気に見舞われるのさ!でも、反対側の紫色の方を食べると——」

フレッド「オェェェッ——たちまち気分爽快!教室から抜け出した後は、君達の思うがまま!」

ジョージ「かたっ苦しい授業から解放されて、思う存分にやりたい放題したい砲台って訳さ!」

ワーーーーワーーー!
 やんややんや!!

フレッド「はいはーい、ご予約する子たちはこっちの羊皮紙に名前をどうぞ!大丈夫さ、呪いなんてかかってはいないぜ?」

ジョージ「今金貨を用意できる子には特別サービスで女王カラーの『伸び耳』も付け——えっ?そっちを売れ?参ったなぁ」

ハーマイオニー「……まったく呆れるわ、本当にあんなものを作ってしまうなんて、もう、『S.P.E.W』が、いいえ、反吐が出るわ、全く、まったく!」

ロン「えーっと、鉤爪の分量——あぁ、ハーマイオニー。ブツブツ文句を言うならさ、連中をいつものようにしかりつけにいけばいいじゃないか。それか、僕のレポートの助太刀にかけつければいいじゃないか」

ハーマイオニー「出来ないの。あの二人は今日は自分達でその『何とやら』を食べているし、それに、談話室で売買をしてはいけないって規則もないもの……役にたたない派手なことばかりするんだから」

ハニー「えぇ、世界中笑い飛ばしそうね、二人なら」

ロン「僕の部屋のテディベアとかはもう吹き飛ばさないでほしいけどね、あぁ。蜘蛛足まで生やして。ハニーのためなら僕ぁ天まで飛べるけど。それに、ハーマイオニー?役に立たないだって?連中、もうあれで三〇ガリオンは稼いだぜ?」

ハーマイオニー「OWL一つ取るのにはまだまだ足りないわ。ほら、早くレポートを仕上げなさいよ。ハニーはもう終わるようよ?」

ハニー「当然ね、私だもの。あんな童貞教師の出したものくらいで、ヒーヒー言ったりしないわ」

ロン「あぁそうだろうねハニー!何せ今日の晩にはシリ、スナッフルがやってくるもんだから気合がちがうよねハニー!ヒンヒン!」

ハニー「ロン」

ロン「なんだいハニー!」

ハニー「あの『ずる休みスナックボックス』のオレンジ部分をお腹一杯食べれば、頭もスッキリするんじゃないかしら」

大変だロニー坊やが内蔵まで吐いっちまうぜ

ステイタス(笑)馬鹿

深夜

ポンッ

シリウス「やあ、ハニー」

ハニー「! シリウス!」

クルックシャンクス「ナーーゴ」

シリウス「おや、久しぶりだなクルックシャンクス。ははっ、そんなに近づいては火傷するぞ?ハニー、君もだ。火傷するのは心だけにすればどうだね」

ハニー「っ、だ、誰が、なんのことかしら!ねぇ、ハーマイオニー!?」

ハーマイオニー「えぇ、おかげで胸焼けがしそうだわ、こっちは」

ロン「あぁほんと、マー髭さ」

シリウス「? ロン、あー、痩せたか?うん?どうしたね、体調でも優れないのかい?え?」

ロン「なんでもないよ、ハニーの提案なら僕ぁたとえ内臓でも吐いっちまうよ、もちのロンで」

シリウス「それは殊勝な心がけだな。どうだね、それから」

ハニー「えぇ、上々よ。あー……魔法省が強引につくった法律で、私たちのクィディッチチームが活動できなくなったり、あと——」

シリウス「あぁ、それに、秘密の『闇の魔術防衛』グループが、かい?」

ハニー「!?」

ロン「アッハハハシリウスナニイッテンノサー、あの、あれだ、マーリンの髭でも尻尾に絡まってるんじゃないかい!?」

ハーマイオニー「下手すぎるわロン。あ、えっと、シリウス?どうしてそのことを知っているの!?」

シリウス「会合の場所はもっと慎重に選ばなくてはいけないね。よりによって、『ホッグズ・ヘッド』とは。相変わらずヤギ臭かったか?え?」

ハニー「それはもう。でも、よりによって、って?」

ハーマイオニー「そ、そうよ。少なくとも『三本の箒』よりはましだったわ!あそこはいつも、人が一杯で——」

シリウス「あぁ、それだけ盗み聞きするのも難しいはずなんだがね。すこーし周囲に聞き取り辛くする細工をしておけば、わざわざ他の客の話を聴こうとする人間は滅多にいないさ」

ロン「おっと。ハーマイオニー、君もまだまだ勉強しなくちゃいけないみたいだね、うん。ためしにどうだい、これなんて」

ハーマイオニー「えぇ、どうも。あら、てんでダメなレポートだわね。書き直さなくっちゃ」ビリーーーーッ

ロン「ま、マーリンの髭!!髭!!!!」

すまん、誤爆した。
ハニーの存在そのものが奇跡過ぎておらぁ気がくるっちまったみてーだ。
ヒンヒン!ヒン!

前から思ってたが、ハーマイオニーってもしかしてガチでドSなんじゃないか?

ハーマイオニー「一体誰が聞いていたの……って、そうよね。私たちの後に入ってきた、あの魔女……あの人が、騎士団の誰かだったというの?」

シリウス「ご名答さ。あれはマンダンガスだ。あいつ、日頃は任務に消極的なくせに金儲けと女装はやりたがってね」

ハニー「あれが、マンダンガス……でも、そこまでして何のために?」

シリウス「あいつは昔、『ホッグズ・ヘッド』を出入り禁止になってる。あのバーテンは物覚えがよくてね、そこだけは流石と言えるな、うん。だから、君を見張る任務のためにそんな格好をしていたのさ」

ハニー「……相変わらず、私には見張りがついていた、そういうことなのね」

シリウス「あぁ、出来れば、というか、なんとしても私が任務につくいやつかせろ行かせろ止めるなうるさい牙むくぞ、と、暴れ、いや、大人な説得をしたのだがね」

ロン「痛い!ありがとう!ヒンヒン!」

シリウス「君に止められてしまったし、なによりダンブルドアの姿を見てから次の日まで意識が無かったものだから……まったく、大人気ないな、うん。いくつだと思っているんだあの方は」

ハーマイオニー「あなたダンブルドアに向かってさっきの言葉まくしたてたの……?」

シリウス「当たり前だ、私はハニーのためなら何にだって牙をむくさ」

ハニー「っ、そう、そうね。私は、えぇ。あなたの大事な、家族だもの。そうでしょ、シリウスおじさん♪」

シリウス「……ワン、いや、うん。そうだな。ワフン、話を戻そうか。ほねっこのことだがね」

ハーマイオニー「話を戻して」

シリウス「『ホッグズ・ヘッド』のことだがね。見張りをしていて正解だった、ということさ。休暇が始まって君達が真っ先にやったことが、違法なグループの結成だったのだから。あぁ、ハニー。君は私の誇りだな、本当に」

ハニー「っ、〜〜っ、当然だわ!私だもの、えぇ!もっと誇っていいわね、それで、あー……」

クルックシャンクス「ナーーーン」

シリウス「うん?なんだね、クルックシャンクス。撫でて欲しいのか?はっはっは、お前は甘えんぼうだな、子供のようだ。あぁ、なんだねハニー、すまないね」

ハニー「……」

ハーマイオニー「クルックシャンクス」

クルックシャンクス「!? ナ、ナーーン!」

ロンどうした

ダメよシリウス!それ以上は人に戻れなくなるッ!levelでおいたん=犬になってるなぁ…

シリウス「? まぁ、いい。そうだ、これを伝えねば。ロン、君のお母上からの伝言だ」

ロン「? ママから?」

シリウス「あぁ、手紙を書ければいいのだが生憎この内容は知られないように伝えられないし、当番なのでここに来られないものだからと——」

ハニー「当番?」

シリウス「気にしなくて良い、騎士団の何かだ。モリーから、『もっとあとになれば自己防衛を学ぶ時間はゆっくりあるのだから、退学になるような真似はするんじゃありません!』だそうだ」

ロン「……マーリンの髭」

シリウス「全くだ。そして、ハニー、ハーマイオニー、二人にも。『グループをこれ以上進めないように』とのことだ。しかし、二人に関しては自分に指図する権限はない、と認めたうえで『それでも、二人のために良かれと思って言っているのだということを分かって頂戴ね。あと、仲良くね』と」

ハーマイオニー「……おばさま」

ハニー「……仲良く、は、えぇ。勿論だけれど」

シリウス「今度モリーに手紙を書くときにでも、私がきちんと君達に伝えたと言ってくれ。どうにも彼女は私を信用してくれないのでね」

ハニー「それは、残念だけれど。じゃぁ……シリウスは私たちに『もう防衛グループのことはやめにする』、そう言わせたい、の?」

シリウス「私が!? とんでもない!ハニー、ハニー、私はすばらし考えだと思っている、当然だろう?」

ハニー「! ほんと!?」

シリウス「あぁ!君達のしでかしたことを聞いたとき、流石は私のハニーだ!と思ったさ!言っただろう、誇らしいとね!私のハニーはなんて素晴らしいんだろう、おまけに、そうだ、とびきり可愛い」

ロン「そろそろ僕の肩は外れてもおかしくない!本望だけど!ありがとうございます!」

シリウス「私が反対すると?いや、いや、ありえないね。もしも私やムーニー、プロングズ、あとあのネズミが在学中にあのカエルババアが赴任してきたとしたら、私たちも全く同じことをしただろう。もっと酷いかもしれないな。どこぞの眼鏡は論破した上で鏡を常に眼前に固定する呪いでもかけそうだ」

ロン「それいいなぁ!」

ハーマイオニー「喧嘩を売っちゃだめじゃない……あくまで、あくまで私達は自己防衛のグループ、それだけよシリウス」

シリウス「あぁ、とても良い考えだ。今は外からの脅威に身を守るのが何より大事だ。それで退学になろうとも、そうだな、学校にいて何も知らずに安穏としているよりずっといい。そうだろう?」

ハーマイオニー「…………」

シリウス「それで、グループはどんな風に組織するつもりだい。どこに集まるんだ?」

ハニー「それが、目下の所問題なの」

ロン「どこかあてがないかな、広くて、誰も来なさそうな場所」

シリウス「『叫びの屋敷』はどうだ?」

ハーマイオニー「伝わってないのなら教えるのだけど、シリウス。私たち二十八人の大所帯で、そんな人数を夜中にあそこまで隠れて移動させるには『透明テント』でもないといけないわ」

シリウス「……そうか。あぁ、もっともだ。それにあの屋敷では窮屈だな、うん……ハニー、私たちの地図は持っているかい?」

ハニー「えぇ、ここに。使うの?」

シリウス「あぁ、少し近くに寄せてくれ。懐かしいな……『我、ここに誓う。我、よからぬ事をたくらむ者なり』」

スゥゥゥゥゥゥッ

『——君が言うとよからぬが本当に「よからぬ」な気がして気が気じゃ』

シリウス「だまれ眼鏡でしゃばるなお前は。いつでもどこでもでしゃばりすぎだお前は、まったく」

ハニー「……ずるいわ!!」

シリウス「いや、この地図製作当時の人間に反応するようになっているんだよ、うん……そんな覚えはないが、おそらく眼鏡の仕込みだろう。さておき、五階のところをみてご覧。そこの鏡の裏には大きな通路があってね。そこなら——おや」

ロン「あー、陥没しっちまってるみたいだね。マーリンの髭」

シリウス「……私も、歳をとったんだなぁ」

ハニー「! そんなこと、ないわ!えっと、シリウスはとっても若いし、あの、ハン……は、ハングリー精神おおせいだわ!」

シリウス「ハッハッハ、そうだな。まだまだ年下には負けないさ、うん」

ロン「ハニーは語彙が豊富だなぁ」

ハーマイオニー「逃げ道とも言うわね、えぇ」

可愛いとも

天使とも言うな、あぁ

>>655
女神だろ?

>>655
Jr.さん何してはるんですか!?

シリウス「あそこがダメだとすると、うーん……『禁じられた森』はハグリッドがいない今は無理だろうし、安全とは言えないな」

ハーマイオニー「屋外だもの、呪いの類の閃光が見られるわ」

ロン「それに蜘蛛がいるしね、蜘蛛が。ハニーがいれば心穏やかだけどさ、安心して気を失えるよ」

ハニー「それじゃあの車豚に来てもらわなくてはいけないわね……また色々、考えてみるわ」

シリウス「あぁ、そうするといい。私もよく思い出してみよう、いい場所を——っ!!」

ハニー「? シリウ——あっ」

ロン「あれ? なんだかいきなり険しい顔をしたと思ったら……あぁハニー、そんな顔もいいんだね知ってるよマーリ——マーリンの髭!?」

ハーマイオニー「? どうして何も言わずに消えて——きゃぁっ!?」


ずんぐり手首「捕まえましたわ!!この!!!この!!!ここですの!?!?こっちですの!?!?この!!!」


ロン「ウップ、この、ごてごてした趣味悪い指輪とか、短さとか……これ、おいおい、ウェッ」

ハーマイオニー「手首と、声、だけ……あっ、あぁ、ハニー、ロン、寝室に戻りましょう!いつ顔を覗かせるか……!」

ロン「そりゃいい判断だハーマイオニー、双子の紫色のスナックも手元に無いしね!さぁハニー!」

ハニー「シリウス、シリウス……は、逃げられた、のよね!?」

ロン「そりゃそうさ、あの人は君の大事な人だぜ?あんなカエルに掴まりゃしないよ、もちのロンで」

ハーマイオニー「寸前で気づいたようだわ、ほんと、勘というか経験かしら、すごいわね。さっ、早く、ハニー……」


ずんぐり手首「あぁーーっ!ファッジ大臣!待っていてくださいまし!いますぐこの犯罪者の首をもってあなたのもとに!あぁ大臣!コーネリウスったらコーネリウス!あぁっ……!!」



ロン「……ファッジにこの数ヶ月で初めて同情するよ、僕」

ハーマイオニー「……魔法省の犬なのね、えぇ」

ハニー「犬はやめて……とんだ性悪蛙だわ、本当に……っ!」


ずんぐり手首「ファッジ!ファッジぃ!あぁっ!コーネリウスーぅ!」

ここらで区切り
明日の昼過ぎ再開。上巻を締める
じゃあの

乙。なんか、イヤーなもん想像して吐き気が止まらないよダディ。

乙!
楽しみ

乙です!

乙!

ずんぐり手首「高等尋問官ですの!」



なあ。このずんぐり手首、ノクターン横丁のあの店に売り付けるのはどうかな

ふと思ったけど今暖炉の火落とせばどうなるの?

再開

まってたよ!!!!!ヒンヒン!!!

翌日

『呪文学』

フリットウィック「『黙らせ呪文』は鋭く突くように杖を振るのです!いいですね!カラスやねずみ、それにカエルに向かって呪文をおかけなさい!」

ガーーーガーーーカァーーーー
 ゲロゲロゲロですの  チーーチィーッ

ロン「この授業は騒がしいから話をするのにもってこいだよね。ハニーがお言葉をくれるのに邪魔する権利なんて誰にもないけどさ」

ハニー「……アンブリッジは私の豚を、白豚を襲って、シリウ、スナッフルからの手紙を読んだのね」

ハーマイオニー「それ以外考えられないわ……覚えてる?フィルチが、あなたの手紙を止めてやる、って脅していたこと」

ロン「そういやそんなこと言ってたっけ……それじゃ、垂れ込みしたってのがあのババア蛙?糞爆弾って、クソみたいな面してさ、まったく」

ハーマイオニー「フィルチにでっちあげでハニーから手紙を没収させる、っていう汚れ仕事を押し付けて、そして、どうにかしてフィルチからその手紙を回収するつもりだったのでしょうね。高等尋問官の権限か、それとも……そもそもあの二人がグル、という線もありえるわ」

ハニー「人に意地悪するのを極上の喜びとしていそうですものね、えぇ。まったく、そろいもそろって、童貞ね。そうでしょ?」

ロン「うん、君が未だにいまいちその意味分かってないってことは分かったよ。あいつらめ、このカエルみたいに黙らせられればいいのに。『シレンシオ!』」

カエル「ゲコゲコゲコッ!ゲコッ!」

ハーマイオニー「ただつついたところで余計に騒がしくなるだけよ、そのカエルも、アンブリッジもね」

ハニー「シリウ、スナッフルは本当に危ないことろだったものね……あぁ、でも、これでもうシリウスとはあぁやって連絡とれること、できなさそうね……」

ロン「……」

ハーマイオニー「……」

ハニー「……『シレンシオ』かけられたくないなら黙りなさい。ニヤニヤもしないっ!」

ハーマイオニー「ハニーが残念がるのはもっともだけど、もうスナッフルはあんなことをしてはいけないわ」

ロン「アンブリッジババアを先にどうにかするしかないよな。どうしてやろう、がんじがらめにして『禁じられた森』にでも放り込むか」

ハーマイオニー「つついちゃ駄目って言っているでしょう?表面的には反抗せず、自衛の勉強は裏で……うーん」

ハニー「?なぁに、つついてほしいの?」

ロン「どこをとは聞かないよ、どうぞ」

ハーマイオニー「誰がいつどこで言ったのそんなことを」

ハニー「?昨晩寝し——」

ハーマイオニー「ともかく、えぇ、少し考えていたのよ。あのね、えーっと……私たちが始めたことは正しいのだし……でも、むしろ……」

ロン「おやおや、なんて明確なご説明だろうね。そんなにハッキリ言ってくれなけりゃ僕たち、マーリンの髭が顔にへばりつくくらい気になってしょうがなかっただろうさ」

ハーマイオニー「……つまり、すこーしだけ、『闇の魔術に対する防衛術』のグループをはじめることが正しいか、疑問に思えてしまったということよ」

ハニー「……いまさら?」

ロン「おいおい、これは君の発案だぜ?」

ハーマイオニー「えぇ、でも、そうね……スナッフルが手放しに褒めたことで、うーん、自分がどれだけ無謀で危ない橋をハニーに渡らせているのか、自覚したのよ……彼のように、無謀に」

ハニー「……シリウスは、無謀じゃなくって勇敢なの。私は彼を見習いたいわ」

ハーマイオニー「もちろんそうよ、否定はしないわ。でもね、最近のスナッフルはきっとそんな勇敢さを生かすことができなくて滅入ってしまって……深く考えずに私たちをけしかけることに熱心になったのじゃないか、って」

ロン「つまり君は、スナッフルが賛成したからやらないほうがいい、そう言いたいのかい。あーぁ、ほんと君ってママそっくりだよな。ママって呼んでいいかい?」

ハニー「十年ほど早いと思うわ」

ハーマイオニー「そういう話じゃ……何の話をしてるのハニーは!」

ハニー「さぁ、素直にならない人にはわからないでしょう、ックシュ……? 何かしら、最近風邪でもないのに、もう」

ロン「おい豚ども!!動け!!動いて鳴きまくってこの教室の温度をあげるんだ!!!ハニーが寒がってるぞ!!ヒンヒーーーン!!」

ヒンヒンヒーーーン!

ハーマイオニー「『シレンシオ、黙れ!!!』」

フリットウィック「ンーンー、ンー!(大変よろしい、ミス・グレンジャー!グリフィンドールに十点!)」

放課後

クィディッチ競技場

ザァアアアアザアァアアアアアア
 ビュオォオオオオオオオ!

フレッド「ヘーイ、アンジェリーナ。僕とダンパティに行くかい?じゃなかった、本当にこの天気で練習をするつもりかい?え?」

ジョージ「そりゃ、マクゴナガルからのダンブルドアのとりなしであのカエルから許可をもぎとったのが嬉しいのは分かるけどさ」

ハニー「試合まで三週間もないのよ? あと、ダンパティはやめなさいよ」

アンジェリーナ「ポッターの言うとおり!スリザリンとの大一番に備えて我々はやらねばならぬ!」

ロン「オリバ、おっと、アンジェリーナ、そうは言ってもさぁ。この雨あられでどうやってクアッフルを見ろってんだい?まぁ、ハニー色だから千里の先からでも見つけられるけど」

ハニー「えぇ、そうね。地平線から上る朝日のような存在、そうでしょ?」

アンジェリーナ「心強いねまったく! 雨で見えない?笑止!私たちのクィディッチ魂をもってすれば、見えなくってもクァッフルの存在を感じられるはずだ!」

ロン「なんだいその超感覚呪文……マーリンの髭」

フレッド「ほんと、オリバー然としてきっちまったなアンジェリーナは……あーっと、相棒?第二弾の『発熱ヌガー』を試してみるか?」

ジョージ「いいや、彼女にはゲロゲロの方を売っちまったから見破られるだろう。それに、あのデキモノを取る方法がまだ未解決だろ?」

ロン「へぇ、それって効くのかい?僕なら発熱くらいハニーを見ればすぐだけど」

フレッド「お前みたいな豚のそれに敵うかは分からんがな、あぁ、とりあえず熱はすぐ上がるぜ」

ジョージ「だけど言った通り、副産物のデキモノがな……未だにいくつも俺たちにゃ残ってるぜ」

ハニー「? 二人とも、見たところどこも変わりないようだけれど」

フレッド「あぁ、まぁ、あまり公衆の面前で見せ付ける箇所とは言えないしな、うん」

ジョージ「ビリウスおじくらいのもんだ。でもこれが、箒にまたがると痛いのなんの」

アンジェリーナ「おしゃべりはやめ!よし!行くぞ野郎ども!」

ケイティ・アリシア「「あら、女性もいるのよ?」」

アンジェリーナ「何も同時にしゃべらなくったって!!それにもうその件やったよ!もっと個性を出そうよ二人とも!」

フレッジョ「「まったくだぜ、今日日似たもの同士二人組なんて流行らないよな。なぁ相棒。まったくだぜ」」

アンジェリーナ「そっちもステレオでうるさいな!いくよ!練習はじめ!!」

アンジェリーナかわいい

一時間後

フレッド「練習で一度もブラッジャーを叩けなかったのなんて初めての経験だな、僕ぁ」

ジョージ「なかなか新鮮だったな。おまけに雨風に叩き付けられて飛べたもんじゃない」

ロン「僕今日一度もゴールを許さなかったよハニー!あぁでも褒めなくていいよ、うん。誰もこなかっただけだしね」

ハニー「……声も聞こえないし、姿も見えなかったものね、練習中」

ケイティ「……チェイサーって、泥の中からクァッフルを拾うポジションだったかしら」

アリシア「……」

アンジェリーナ「こ、ここまでじゃないけど雨の中での試合だって珍しくないじゃないか!無駄じゃなかった!うん!あ、アリシア?大丈夫?ほら、タオルだ。すぐシャワーに行こう、うん」

ハニー「こんなに冷えてしまうのだから、もっと早く引き上げさせてほしかったわ、アンジェリー……うっ、っ!?」

アンジェリーナ「?」

ロン「……ハニー!ハハハ!そりゃウッドみたいだけどさ、そっちで呼ぶのはアンジェリーナがかわいそうってもんだよ!もちのロンで!」

アンジェリーナ「あぁ、もう。ハニーまでそう呼ぶのはやめてほしいよ、まったく。ウッドみたいだって?誰がクィディッチ馬鹿だよ、誰が」

ハニー「っ、そうね、あなたくらいでしょうね……ロン、着替えたらここで、いい子にして待っていなさい……褒めてあげるから」

ロン「ヒンヒン!なんのことか分からないけどハニーからもらえるなら僕ぁムチだって嬉々として受け取るよ!もちのロンでね!」

ガチャッ、バタンッ

ハニー「……傷跡が、また、痛むなんて……」

アンジェリーナ「さっ、アリシア脱いだ脱いだ。冷えきっちまう……アリシア?アリシア、ちょ、待った、待って……ケイティまで、あのさ、ほら、あ、温まるのはシャワーからのお湯だけにしようよ!ねっ!おねが、あぁ……」

ハニー「……ごゆっくり」

数十分後

談話室

ハーマイオニー「傷跡がまた、痛んだのね……?」

ハニー「えぇ、それも……思いっきりね」

ロン「でも、ハニー。あー、『あの人』がまさかこの雨の中そのへんをうろついてる、そんなわけないだろ?君の言うことを否定するつもりなんてマー髭だけど」

ハニー「それは、そうだけれど……違うわ。これはきっと……あいつが、怒っている。そのせいよ。とてもとても怒っているの……っ?どうして私、そんなこと……」

ロン「!? は、ハニー?『あの人』が見えたのかい?」

ハニー「いいえ、ただ……どうしてかしら、私の中でなんだか、なんだか……感情、が。あいつは何かさせたがってる……それなのにうまくいかない、だから、怒ってる……そういう」

ハーマイオニー「前は、アンブリッジに触られた時に痛んだときは、どうなの!?やっぱり怒っていたのかしら」

ハニー「あのときは……いいえ、そうよ、私、あのときアンブリッジにやられて惨めだったのに、いきなりあんな感覚になって驚いたの……そう、とっても、飛び上がりそうなくらい、喜んでたわ……」

ロン「ハニー、ハニー、すっげぇや。君ってすごいね、知ってたけど!あの占い昆虫に取って代われるよ!君、『あの人』の心を読んでる!」

ハニー「違うわ。心を読んでいるのじゃなくって……それこそ、感情よ。あいつの感情が高ぶると私にそれが分かることがあるだろう、って、去年あの豚が言っていたわ……説明したでしょう?」

ハーマイオニー「でも、これまでとは違うように思えるわ。ねぇ、ハニー。今度こそダンブルドアに相談しなくっちゃ!」

ハニー「ダンブルドアは知っているし、おそらくこれくらいのこと予想しているわ。どうせね。わざわざ言ったところで無駄よ」

ハーマイオニー「あぁ、もう。ハニー、どうしてあなた最近ダンブルドアを——」

ロン「ハニーがそうしたくないってんなら、僕らが強要することじゃないだろ、ハーマイオニー……さっ、ハーマイオニー以外に出された『黙らせ呪文』の練習をしなくっちゃね!もちのロンで!」

ハーマイオニー「実演を見せてあげたっていいのよ、もう……」

百合ワーツ

ヒンヒン!

カリカリカリカリカリ

ロン「だからさ、トモシリソウだのラビッジだのオオバナノコギリソウだのの使用法をちょびっと教えてくれるだけでいいんだよ、頼むよハーマイオニー」

ハーマイオニー「そのくらい自分でやりなさい」

ハニー「……(あいつの喜びそうなこと——ほしがっているもの。権力、名声……お辞儀?)」

ロン「自分でって言ったってね、僕ぁ君のようにすばらしい頭脳も何ももっていないんだよ、悪かったねマーリンの髭!」

ハーマイオニー「そうじゃなくって、せめて教科書を開いてみてから言いなさいよ、ってこと!」

ハニー「……(そういえば、すっかり忘れていたわ——夏に、シリウスが言っていたあいつの欲している……武器のようなもの)」

ロン「何言ってんのさ、教科書を見るのと君に聞くのじゃ得られるものはまったく一緒だよ。君ときたらそっくりそのまま覚えてるんだもんな、それなら僕ぁ君と喋りながら宿題をこなすほうがずっとずっといいね」

ハーマイオニー「っ、なにそれ、もう……ふーっ、仕方ないわね。しっかりメモをとるのよ?いい?」

ハニー「……(そのことで喜んだり、怒ったり、していたの、かしら)」

ハーマイオニー「これらの薬草は、魔法使いが性急さや向こう見ずさを作り出したいときに——」

ハニー「……(そうね……ハーマイオニーは、シリウスがあそこに閉じ込められているせいで向こう見ずになっている、そう言っていたわね……それは、そうよ。だって、シリウスは……)」

ハーマイオニー「——脳を火照らせることに非常に効き目があるため——」

ハニー「……(魔法省は、私がヴォルデモートの感情をよめると知ったら、脳が火照っていると思うでしょうね……)」

ハーマイオニー「——そのため、『混乱・錯乱薬』用に多く使われ——」

ハニー「……(混乱、そうね。どうして私はあいつの気持ちが分かってしまうのかしら。ダンブルドアのこれまでの説明では、不十分だわ。わたしと、あいつの。この薄気味悪い絆は、なんだというの……?)」

ハーマイオニー「————」

ハニー「……(あぁ——)」

ハーマイオニー「————」

ハニー「……(ハーマイオニーの声がとっても、心地よくて……眠くなって、きたわ……)」

ハニー「……スーッ、スーーッ」

ハーマイオニー「っていうわけで、この薬を是非ともアンブリッジの朝食にでも入れてみたいところだわねと思ったり……あら?」

ロン「君ってたまーに無謀だよなシリウスとかハニーにいえないくらい……おっと、ハニーはおねむみたいだ」

ハーマイオニー「……傷のことで悩んでいたものね、疲れたのだわ。ロン、そのままじっとしてハニーを起こさないように、ね?」

ロン「もちの僕さ。それに、静かに、そーーーっと……」


「ハニー・ポッター!ハニー・ポッターさま!」

ロン「!?」

ハーマイオニー「っ!?『シレンシオ!』」

「おぉぅ!お嬢様、あぶなくございます!ドビーの帽子がおちてしまいます!ご勘弁を!」

ハニー「んっ……えっ? ドビー?あなたなの?」

ドビー「はい!ハニー・ポッターさま!ドビーめはあなたさまのふくろう、そしてわれらが同胞をお渡しに来た次第にございます!」

白豚「ピィヒーン」

ハニー「! あぁ、よかったわ!治ったのね! ドビー、よくやったわ……できる豚は好きよ?」

ドビー「光栄至極にございます!ヒンヒン!」

ロンハーたまんねぇ

ロン「あー、ドビー?しばらくぶりだけどさ、君、そんなに足とか頭とか大きかったっけ?え?」

ハーマイオニー「……」

ドビー「グリフィンドール寮で拾ったものにございます!毎度色も形も違いますので、ドビーは大好きなのでございます!はい!」

ハーマイオニー「……」

ドビー「最近では、他の屋敷しもべ妖精が隠された衣服に侮辱されたと腹をたててこちらのお掃除をしませんで、ドビーめがほとんどいただいているのです!あっ、ウィンキーにも少しわけてございます!相変わらずあまりお洋服は好きではないようですが……」

ハニー「……有効に活用してくれる子がいるだけでも、あー、よかったわ。ね、ハーマイオニー?」

ハーマイオニー「……こうなったら厨房に送りつけて……」

ロン「やめろよ、ほんっと君って妖精にとりつかれてるよな。ハニーだけにしとけよ……よう白豚、元気にしてたかい?ヒンヒン」

白豚「ピーィヒン」

ロン「あぁ、こっちはいつもどおりさ。ハニー、君が夏と同じ悪い夢でもみてたんじゃないか心配してたってさ」

ハーマイオニー「……それは一応でいいからあなたの質問ということにしていただけないかしら、頭が痛くなるから」

ハニー「……夢、そうね。また同じだったわ。狭い通路に、突き当たりの扉。そこに行きたいのにあと少しでたどりつけなくって……この私に入れない部屋なんてないはずなのに、まったく、なんなのかしら」

ドビー「ドビーめがあなたさまのお力になれればよかったのですが!あぁ、ドビーは——」

ハニー「あなたは良い子よ、良い私の豚だわ、ドビー。ありがとう」

ドビー「お礼など!あぁハニー・ポッターあなたさまはどこまで高貴なのでしょう!おまけに可憐で!ドビーめはいつでもあなさまをお助けしたいのです!ハニー・ポッターがドビーを自由にしましたから!そして、ドビーめはいま、ずっと幸せですから!」

ハニー「……ふふっ、気持ちだけにしてもらおうかしら。白豚のことはありがとう。でも、今のところあなたの手を借りることは……あっ」

ドビー「なんにございますか?フォイフォイうるさいクズを折り畳んでスープの出汁にいたしますか?」

ハニー「いいえ、そうじゃ……ふっきれすぎよね、あなた」

ドビー「二十八人の生徒様が『闇の魔術に対する防衛術』の練習ができ、なおかつアンブリッジ先生にはみつからない、そんな場所、にございますか……?」

ハニー「えぇ、必要なの。どうしても、ね」

ロン「へい同胞、あんまりハニーの期待に答えようって無理しなくってもいいぜ?そんな無理難題、一番豚の僕でさえ——」

ドビー「いえ、いえっ!一番豚様、それにハニー・ポッター!ドビーめはぴったりな場所を知っております、はい!」

ハニー「! ほんと、ドビー!?」

ドビー「えぇ!あなた様はそのような部屋が『必要』なのでございますね!?その場所を『求めて』おいでなのですね!でしたら、『必要の部屋』はあなたさまの望んだ通りになるはずにございます!」

ハーマイオニー「『必要の部屋』……?聞いたことがないわ」

ドビー「えぇ、お嬢様!城中のあらゆる場所を知っているわたくしめたちの間ですら知らない者もいるようです!『あったりなかったり部屋』とも呼ばれていまして、求める者のほしいものが全て備わった部屋なのでございます!」

ロン「全て、って?」

ドビー「言葉通りの意味でして、一番豚さま!ドビーが酔ってどうしようもなかったウィンキーをつれて入ったときは、『酔い止めの薬』と寝かせておくのにちょうど良い屋敷しもべ妖精サイズのベッドがありました!」

ハニー「……去年、あの腹黒豚が話していた……」

ロン「あっ!トイレを我慢してる人がそこを通りかかったら、便座いっぱいの部屋になっちまう!そういうことかい!?」

ドビー「そうかと存じます、えぇ。その部屋はいつもそこにあるのですが、強く思い、また一連の動きをしなければお呼びに答えませんで、存在を知る生徒様はほとんどいないかと。もちろん、教授の方々も、にございます!」

ハーマイオニー「すごいわ……ホグワーツの歴史にも書いていないような、そんな部屋があっただなんて。ダンブルドアのお墨付きもあるのだもの、安全ね」

ハニー「……あの話をしたのは偶然なのかしら、なんなのかしら、ね」

翌日 放課後

八階

ロン「『バカのバーナス』って絵の向かい側、ここだね。なんだいこの絵、トロールにバレエ教えようとしてら、バカだなぁ。クィディッチにしとけばいいのに」

ハーマイオニー「あなたこの絵から抜け出てきたんじゃないかしら。集まった人たちには全員この場所を教えたのだから、違っていてもこまるわ」

ハニー「ドビーを信じましょう、私の豚だもの、当然だけれどね。さて……フィルチもアンブリッジも、自分の事務所にいるようだわ」

ロン「ハニーのお父さん印の地図のおかげで万々歳さ、あぁ。えーっと、なんだっけ?ハニーを108回たたえればいいんだっけ?」

ハニー「罪深い美しさですものね、えぇ」

ハーマイオニー「後にするか心の中だけにして。気持ちを必要なことに集中して、この石壁の前を三回往復する、という話だったわ」

ハニー「そうすればここに扉が、だったわね。さぁ、やりましょう。いい?『闇の魔術に対する防衛術』を練習するための部屋、よ?」

ロン「オーケーハニー、なるべく君のことは8割くらいに抑えておくよ……ヘイ、ハーマイオニー。頼むから扉をあけたら天蓋付のベッドとシャワールームが待ってた、なんてやめてくれよな」

ハーマイオニー「あなたこそ、ハニーグッズに覆われた部屋なんてやめて頂戴よ。鞄がないのだから」

ハニー「ハイハイ、ありがとう。さっ、やりましょう……信じてるわよ、ドビー」

『必要の部屋』

ロン「すっげぇや!これって闇払いが使うような『隠れん防止器』だよ、ハニー!」

ハニー「えぇ、あなたが私にくれたものより特大なそれ、ね。『敵鏡』に、『秘密発見器』。お誂え向きだわ」

ロン「あぁ、それにこのたっくさんのクッションもさ。『失神呪文』を練習するのにちょうどいいよな。君が倒れることがあったらすかさず僕がクッションになるけど」

ハーマイオニー「それに、ここの本棚を見て!何百って学術書!『通常の呪いとその逆呪い概論』、『闇の魔術の裏をかく』、『ツッコミに疲れた人のためのあきらめ方二十選』……これは個人的趣味として読みましょう」

ロン「君、シリ、スナッフルと会って以来始めて自信が持てたような顔してくれてるよな、まったく」

ハーマイオニー「そ、それはそうよ!だって、ここならなんだってそろっているわ!邪魔もされないし、それに!」

ロン「壁紙からクッションからなにまでハニー色、あぁ、わかるぜ」

ハーマイオニー「天国よね!」

ハニー「あなたたちの望みはよく分かったわよ、はいはい。ふふっ」

ガチャッ

ザガリアス「ここかな……うわっ、なんだここ、血の池地獄?」

ロン「オーケーザガリー、第一回目の授業は君にモデルになってもらうとしようか、もちのロンでね」

ツッコミ本出たww

ガヤガヤ ザワザワ

フレッド「すっげぇ場所を見つけたなぁ、ハニー?え?でもおかしいな、俺たち一度、たしかにここに入ったことがあるんだけど」

ジョージ「あん時ゃ確かフィルチの野郎から逃げ続けてて、ここに飛び込んだんだよな?せまっ苦しい箒置き場だったんだけどさ」

ハニー「詳しく説明するのは省くわ。大事なのは、私たちがここを見つけたということ、それに、みんなここで良いと思っているようってこと、そうでしょ?」

チョウ「えぇ、ハニー!とっても素敵ね!ふふっ、なんだかあなたみたいだし」

ハニー「えぇ、ありがと。よく言われるわ、よくね」

ハーマイオニー「オホン! それじゃ、いろいろと決めていかなくてはいけないわね。この集まりの名前、とか」

ロン「そりゃもう、HハニーにI一生ついていくNのだ、略してHINだろ、ヒンヒン」

ネビル「意義なし!ヒンヒン!」

ディーン「ヒンヒン!」

ハーマイオニー「ふざけないで全力で。あのね、私たちのやろうとしていることがバレては意味がないのよ。だから、ハニーの名前を入れることはできないわ」

アンジェリーナ「あー、それじゃ反アンブリッジ同盟、っていうのも駄目かぁ」

チョウ「防衛協会(DefenseAssociation)は?頭文字をとって、DA。これなら、どこで呼んでも分からないのじゃないかしら」

ジニー「目狐の癖にセンスがいい……うん、DAって良い感じ。でも、ダンブルドア・アーミーの頭文字ね。だって、魔法省が怖いものそのものズバリでしょ?」

ザワザワザワ

フレッド「いいねぇジニー、さすがは我らが末妹だ」

ジョージ「やるじゃないかジニー、センス抜群だぜ」

ジニー「誰かさんたちのおかげでね」

ハーマイオニー「賛成多数、みたいね。ハニー、いいかしら」

ハニー「えぇ、許可してあげるわ」

ハーマイオニー「ありがとう。それじゃ、この羊皮紙に……『ダンブルドア軍団』、っと」

ロン「んじゃぁ、HINの方は僕ら豚定例会議の愛称にしようか。なぁ同胞ども、ヒンヒン」

ハーマイオニー「言い損ねたけど何よりいつも鳴いているのと区別しにくいのよそれ、いい加減にしなさい」

×目狐
○雌狐
マーリンの髭!

DAはそのままなのね

アンブリッジ(対策)軍団A・Aにしときゃカウンターだったのにな

ハーマイオニー「それから、えーっと。今日はここの場所や集まる時間を口頭で伝えたのだけど、次回以降はこれを使うわ……ロン、はい。これを配ってもらえる?」

ロン「……が、ガリオン金貨!?おいおい、買収しなくたって僕ぁいつまでもこれからもハニーの豚だよ当たり前だろありがとう!」

ハーマイオニー「そうじゃなくて。これ、偽物の金貨なの。本物の金貨には、ここの部分に鋳造した小鬼を示す続き番号が打ってあるんだけど、この偽金貨の数字は、次の集会の日付と表すわ」

ザワザワザワ

ハーマイオニー「ハニーが次のこの集まりの日程を決めたら、ハニーの持っている金貨の数字を変更します。金貨には全部『変幻自在』の呪文をかけてあるから、大元のハニーの金貨にあわせて全部変化するわ。そのとき金貨が熱くなるはずだから、ポケットにでもいれてすぐに気づくようにしていてくれると……」

……

ハーマイオニー「……えぇっと、私、なかなかいい考えだと思ったのだけど」

テリー「……君、『変幻自在術』が使えるの?だって、それってNEWT試験レベルだぜ?それって……」

ハーマイオニー「あー……そうね。えっと、夏にその効果を聞いて、少し練習してみたのを生かせたものだから」

テリー「……君、なんでレイブンに来なかったんだ!?その頭脳で」

ハーマイオニー「えぇ、組み分けも最後まで悩んでいたわ。でも最後にはこちらに決めたの、それに、あー……ハニーがいたし」

ロン「組み分け君が先だったろ、何言ってんだかまったく……豚のみんなはヒンヒンで伝わるから大丈夫だよな?うん?僕が持ってても……」

ハニー「ロン?」

ロン「ヒンヒン!なんだいハニー!」

ハニー「ちょっと実演してみるから、あなたの分の金貨を口に入れておいてくれるかしら?」

裏切り者は懸念して呪いの準備してても発見される事想定してないとか浅はかすぎるよなここ

そりゃ裏切り者が出ない限り、発見されるのはほぼないから…かくれん防止、鏡、地図があったり、蛙達が部屋の特性、情報とかを知らないから

ハニー「ロンの舌が満足に動くようになってきたところで」

ロン「あぁハニー、ここに救護セットまであってよはったよな、うん。ひみさえみりゃ僕ぁたちまち全快らけろね」

ハニー「当然ね、えぇ。私、練習するものを考えてみたのだけれど。最初にやるべきなのは『エクスペリアームス、武器よされ』。そう、『武装解除術』だと思うの……」

ザガリアス「武装解除……?あんな初歩的なので、どうやって『例のあの人』から身を守るっていうんだか、やれやれ」

フレッド「おぉともザガリー、例えばお前の眼を杖でつつこうとしてる俺たち相手とかには有効かもな?え?」

ジョージ「前回のお仕置きのことをすっかりお忘れのようだな?え?生意気な口叩けないようにしてやろうか」

ザガリアス「ひぃっ!?」

ハニー「二人とも抑えて。そうね、あいつに有効かどうか。六月に私はあいつに向かってこの呪文を使ったことで、生き延びられたのだけれど」

ザガリアス「!?」

ハニー「それでもあなたには程度の低すぎる豚以下の術に思えると言うのなら、帰っていいわ。お疲れ様」

ザガリアス「……教えて、ください」

ロン「そうだぜザガリー、最初っからそういう態度でいりゃいいのさ。もちのロンでね。そんじゃ、ハニー?二人一組にでもしようか?」

ハニー「えぇ、そうね。散らばって、向かい合って立って頂戴。私は抜かして」

ザワザワザワ ガヤガヤガヤ

ザガリアス「……」

ロン「みろよネビル、散々いやみ叩いてきたせいで誰からも組んでもらえないやつだぜ」

ネビル「わぁ!ぼっちってやつだね!」

ザガリアス「うるさいな!!!!」

マイケル「なぁザガリアス、ハニーを除くわけだからどこかが三人組になるんだよ。僕とジニーと君で組まないかい?」

ジニー「マイケルらしいわ、まったく」

ラベンダー「……」

パーバティ「……」

ハーマイオニー「……マイケルの善行をあなたたちのフィルターで見ようものなら杖ごと吹き飛ばすわよ、二人とも」

エクスペリアームス!
  エクスペリアぁムス!
エクス・ペリアームズ! エクスペクトパトローナム!

ハニー「誰かパパ呼んでなかったかしら……あぁ、そうね。これはずいぶんと初歩的なもの、そう私も思っていたのだけれど」

ハーマイオニー「どうやら、これから初めて正解だったようね。相手の杖を吹き飛ばすよりも、せいぜい二、三歩後ずさりさせるかしかめ面させるか程度の人が、ほとんどのようだもの」

ロン「僕の杖は君のおかげさまで天井に突き刺さってるけどねマーリンの髭。なんだよあれ。君なんなんだよ」

ハニー「……みんな、そのまま何度か続けて頂戴!私が見回るわ……」

ザガリアス「エクスペ……あっ!あれ?なんで……エクスペリ、うわっ!?」

マイケル「ざ、ザガリアス落ち着いて!あー、暴発でもしているのかな?呪文を唱えてる君の杖の方が飛んでいってしまう、なんて」

ハニー「……」

ザガリアス「っ、な、なんだよ、笑いにきたのかい?」

ハニー「冗談、ここじゃ私はあなたの先生なのよ?」

ジニー「せんせ、せんせ!私、なんでだか分からなくもないわ!」

ハニー「えぇ、よくできるかわいい生徒ね、ジニー……二人とも?」

フレッド「おっとバレたか、さすがはハニー、我らが指導者」

ジョージ「すまんねザガリー、ちょっと手元が狂っちまって」

ハニー「あなたたちが出来るのは十分わかったから二人でやりなさい。さっ、ザガリアス?」

ザガリアス「あ、あぁ……エクs」

ジニー「『エクスペリアームス!武器よされ!』」

ザガリアス「あぁっ!僕の杖が天井に!!!!」

ジニー「油断大敵よ、ザガリー!ねぇせんせ♪今のどうだったかしら!」

マイケル「あー、ジニー。流れってしってるかい」

ザガリアス「まったくだよ」

ハニー「あなたはあまり言えないとおもうけれどね」

まさかこんなにザガリーが面白くなるとわww

エクス・ペリアームズってスニベルス混ざってねぇか?

チョウ「あぁ、うん……エクスペ、えーっと!」

ハニー「……」

チョウ「『エクスペリメリウス!』じゃなくって……あっ!マリエッタ、ごめんなさい!ローブに火が、あぁ!?」

マリエッタ「……火をつけるのは心だけにしてよ、もう」

チョウ「ごめんね……あぁ、あなたが見ていたせいよ、ハニー。緊張してしまったわ」

マリエッタ「……チィッッ」

ハニー「えぇ、あっちから見ていたときに成功してたのを見てもの、分かってるわ……あー、あなたのお友達」

チョウ「あっ、放っておいて。気に入らないことがあると部屋の隅であぁやってひざをかかえるの……本当は、えーっと、ここに来たくなかったのだけど、私がお願いっ、お願いニャンッ、って言ったから……」

ハニー「……あなたそれ素で言っているのよね、おそらく」

チョウ「? 彼女、ご両親からアンブリッジに反抗することはやめなさい、って言われているの。魔法省にお勤めだから」

ハニー「そう……それでも来てくれたことには変わりないわ」

チョウ「えぇっ。私の両親も、そうだったのだけど……私、あんなことがあったのにアンブリッジや『例のあの人』に立ち向かわないなんて、ごめんだわ。だって、セドリックは……あっ」

ハニー「……」

チョウ「……」

ルーナ「あのね。あたしのパパは反魔法省運動のこと、とっても支持してるもン!」

ハニー「!? る、ルーナ……?」

ジャスティン「ちょ、まっ、るーにー、今ハニーの邪魔しちゃ、っく、ローブがこんがらがって、あの子僕の杖どころかローブごと何したんだ!?ちっくしょう!」

ルーナ「パパはいっつも言ってるよ、魔法省やファッジがこれまでどんなひどいことしてきたか。それに、アンガビュラー‐スラッシキルターがいるもンね」

チョウ「……っふふ、そうね。私も間違ってないっていってくれるの?」

ルーナ「?当たり前だと思うな、ここにいるみんな。『今は見えない何か』を笑ったりしないもン。でしょ?」

ハニー「……流石にあいつと『スノーカック』は同列とは言わないけれどね。ふふっ」

ルーナ「同じだよ。パパ言ってたよ、標本にしたいなぁ、って」

ハニー「押し花にしときなさい、ラベルは私が書いてあげるわ。何とか草って」

オジギソウの押し花とか夢に出るレベル

ハーマイオニー「さぁ立ちなさいロナルド!あなたハニーの一番の豚なんでしょ!?立って!」

ロン「っちょ、気持ちは分かる、分かるけどさハーマイオニー!いい加減僕と僕の杖折れるよ!僕のほうは主に心が!マーリンの髭!あっ、ハニーお帰り。君の美しさったら花も恥らって折れ曲がるね」

ハニー「知ってるわ。そろそろ時間かしら、って思って」

ハーマイオニー「! ほんとね、九時を十分も……フィルチに見つかったら処分されてしまうわ」

ハニー「『地図』で安全なルートを順番に帰すけれどね……」

ザワザワザワザワ ガヤガヤガヤワイワイ
 エクスペリアームス! アームス! ヒンヒン!

ハニー「……みんな、聞いてくれるかしら。そろそろ……駄目ね、声が通らないわ」

ハーマイオニー「笛がほしいわね……」

ロン「もがっ!?な、んら!?ぺっ!あっ!どうして僕の口の中に……ほら貝が!?」

ハーマイオニー「……無駄にすごいことしないで『必要の部屋』……というかロンの口すごいわね」

ロン「このくらいあのナメクジにくらべりゃ小さいよ。どれ……」

ブォォオオオオオオオオオオッッ!

フレッド「合戦の合図だ!みんな!敵はアンブリッジ事務室にありぃいぃいい!」

ジョージ「であえいであえーーーぃっ!今こそダンブルドア軍団の出撃じゃぁ!」

ウオオオオオォオオオオオ!

ハーマイオニー「意気込みだけにして!!!やめなさい!!!!ストップ!すと——『ペトりフィカストタルス、石になれ!!』」

ネビル「僕はハニーの一番やrうわああああ——!」

ロン「おいおいハーマイオニー、君、ネビルを石にする癖でもあるのかい?」

ハーマイオニー「あなたたちこそ私に実力行使に出させる趣味でもあるの、もう……えぇ、みんな、注目してくれてありがとう、そう、うん。そのうち教えるわ、これは」








ロン「『地図』によれば、みんな寮に無事たどり着いたみたいだね。何せハニーの加護があるしな、当然かぁ」

ハニー「えぇ、私の加護と、それにパパたちの助けがあれば。当然でしょうね」

ハーマイオニー「規則破り以外でも活用の道があってよかったわ……あぁ、厳密に言えばこれも規則破りなのでしょうけど」

ロン「細かいこと言うなよ、大成功だったんだし。あぁハニー!約束された成功っていうのはこういうことを言うんだね!ヒンヒン!」

ハニー「当然だわ、だって……」

ロン「あぁ!去年シリウスに進められた本とか手紙を何度も読み返して今日の訓練でみんながうまくいくようにがんばって復習したもんねあぁそうだよね君って流石ハニーはハニーで痛い!!ありがとう!ヒンヒン!」

ハニー「私は中途半端が嫌いなの、それだけよ。分かってるわね?」

ロン「もちのロンさ。おかげで僕、の杖は未だに天井から抜けないけどね。マーリンの髭」

ハーマイオニー「ご、ごめんなさいってば。最後は少し気合が入りすぎて……『アクシオ、ロンの杖!』」

ロン「駄目かぁ……よし、ハーマイオニー、ほら」

ハーマイオニー「……ほら、って、あなた、屈んでなにを?」

ロン「肩車するから、ほら。取ってくれよ、君のせいなんだからさ」

ハーマイオニー「!? な、何を言ってるのかしら!とんだのは、えぇっと、あなたが無様に呪文をかけられたせいじゃない!お断りよ!」

ロン「なんだよ、さっきまで謝ってたくせに!マーリンの髭!だいたいな、僕だって君から一回武装解除しただろ!?」

ハーマイオニー「あーら!それはあなたがこけてしまって私の手から杖をはたいてしまったのを一回とするなら、の話でしょ!」

ハニー「……なんでもいいから、早くして頂戴。もう、ロン、あなた、スライディング得意だったわよね。生かしなさいな」

ロン「もちの——っ」

ハーマイオニー「!? 私の足元……きゃぁ!?!?」

ロン「僕さっ! ほらハーマイオニー、これで届くだろ?早く杖——あいたっ!?」

ハーマイオニー「おろして!おろしなさい!!ロナルド・ウィーズリー!こんなの、ゆるされ、きゃぁあああああ!」

ロン「待って待ってくれハーミ、ハーマイオニー!鼻はやめ!!君の杖が鼻に刺さっていたたたたたたたマー髭!マーーーー髭ぇええええ!!」

ハニー「…………どうやっても良い雰囲気にならないんだから、もう……そういうことに慣れていそうなチョウにでも聞こうかしら。ふふっ」

いったん区切り
21時ころ再開。上巻はそこまで
じゃあの

乙なのよなー


さて、にゃんコールの準備だな!

乙乙ヒンヒン


>>1はロンハーフラグ立てるの露骨かつ自然でいいなぁ

サガリアスのキャラ立てすごいな


再開

ッエーイ☆

フォイフォーイ

ゲコゲコ!!

二週間後

ロン「ハニーときたら、宿題までやっつける上HIN、じゃなかった、DAで使えそうな呪文まで見つけるなんてまったく、知ってたけど君に常識なんてもの通用しないよね。合わせるもんな、常識の方が」

ハニー「当然ね……順調に進められて気分がいいのだもの。力もいれたくなるわ」

ハーマイオニー「ほんと、あがりが出たらどうしようと思っていたけど、存外ハニーは教えるのが上手よね」

ハニー「あら、ナニがですって……そうね、えぇ。ネビルがまさかあなたの『武装解除』に成功するまでになるなんて、思っていなかったわ」

ロン「流石は豚の中の漢だよね、うん。大体の子は『武装解除』がかなり上手くなったし、コリンなんて『妨害の呪い』が十八番になったもんなぁ。『これで撮影が捗るよ!ヒンヒン!』とか言ってたっけ」

ハーマイオニー「悪用しないでほしいところだけど、上達するのはいいことね。次の練習は……えーっと、水曜?になるかしら」

ロン「先週は火曜と土曜、んで今度は水曜か。うん、このいやーな天気のせいでクィディッチ3チームの練習日の変更が多いから、決まった曜日は無理だよな。マーリンの髭」

ハーマイオニー「むしろその方がありがたいわ。誰かが目をつけていても不定期ならパターンを見抜いたりできないもの」

ハニー「でも、水曜から先はきっと組めないと思うわ……アンジェリーナが」

ロン「毎日練習だ!雨が降っても、やりが降っても!だもんなぁ……マーリンの髭が降らないかな」

ハーマイオニー「大事なことなのに……とは、こればっかりは言わないであげるわ。久しぶりのクィディッチリーグの開幕戦、それも、スリザリン相手なんだものね」

ハニー「二年前に私たちのチームが優勝して以来、ね……炎豚も張り切ってるわ」

ロン「あぁ、奴さんやる気十分だよな、うん」

ハーマイオニー「……そろそろ私の方がおかしいんじゃないかと思えて嫌、いいえ、ちょっと、いくらなんでも箒は『ヒンヒン』さえ言えないじゃない、ちょっと」

ロン「さぁね。おっと、そろそろ『変身術』の時間だよ……マクゴナガルはまたどっさり宿題を出すかなぁ、やれやれ」

ハニー「……さぁ、どうかしら。公正で厳格な、マクゴナガル先生は」

『変身術』

マクゴナガル「……本日は、宿題を出しません。よいですね?」

ザワザワザワザワ

マクゴナガル「静粛に。あなたがたには今、やるべきことが他に沢山あることと思います」

ロン「ハニーのすばらしさに涙したり?」

ハニー「脱水必至ね、ええ」

ハーマイオニー「あぁ……先生、あなたが最後の常識の砦だと思っていたのに」

マクゴナガル「言わないでください、ミス・グレンジャー。私はクィディッチ優勝杯が自分の事務所に飾られていることに、すっかり馴れてしまいました。二人とも、空いた時間は練習にお使いなさい。よいですか、勝つのです!」

ロン「あー、はい、先生。先生もクィディッチ馬鹿だったっけ、ありがたいことに」

ハニー「当然だわ、先生。私を誰だと思ってらっしゃるのかしら。あなたが選んだ最高のシーカー、そうでしょ?」

マクゴナガル「えぇ、違いありません。ポッター、ウィーズリー、頼みますよ……他のみなさんによく言っておきます。よいですか?これは、何も私がグリフィンドールクィディッチチームをえこひいきしたいがためのことではありません。えぇ、違いますとも。何故なら、本日の課題はみなさん無事に——」

ネビル「あれ?先生、僕のカラスまだ『消失』しきって——うわぁああ!?!?と、トレバーごと消えてトレバぁああああああ!!うわぁああああん!!!」

ハーマイオニー「……無言で、先生、本気だわ。本気でえこひいきを通す気だわ」

マクゴナガル「ミス・グレンジャー、ですから贔屓ではないと言っています。よいですか、本当のえこひいきというのは……スリザリン生がグリフィンの選手に何度も呪いをかけてきたという報告と抗議の数々を!全て黙殺しなかったことにしたあの男!!セブルス・スネイプの——オホン。スネイプ先生のような所業を言うのです」

ロン「あー、こないだアリシアがついに呪われっちまって、眉毛が口まで覆って窒息するところだったっけ」

ハニー「『自分で「毛生え呪文」でもかけたのではないですかな?』ですものね、あの童貞。最悪だわ」

ハーマイオニー「……かけた生徒は、あー、双子の制裁で窒息どころではなかったけど」

マクゴナガル「因果応報、当然至極です、えぇ」

ハーマイオニー「先生、ほんと、先生ってクィディッチ絡むと……あぁ」

ロン「代弁してやるぜハーマイオニー。マーリンの髭」

にゃんこ先生wwww

公正で厳格なマクゴにゃガル先生wwwwwwwwww

翌週

大広間

ガヤガヤガヤガヤ ザワザワザワ

フレッド「おいおいロニー坊や、お前、赤毛にそのあおーい顔はよろしくない色合いだと思うぜ?え?」

ジョージ「俺達の商品の宣伝をしなくて結構だぜ?青い方を齧ると何になる?びくついっちまうのか?」

ロン「だ、だれがびくついてんのさ!マーリンの、あれだよ!ロンだよ!もちの髭!!」

ハーマイオニー「動揺しすぎよ、もう……でも、初めての試合だから当然かもしれないわね、えぇ」

ハニー「? 私はとっても楽しみだったわよ」

ハーマイオニー「それは、あなた飛行バカだものね……」


マルフォイ「おっ!おいおい、グリフィンドールのキーパーだ!  うわぁっ、ごごご、ごめんよ、すぐに拾う髭〜!」

スリザリン生<ゲラゲラゲラゲラゲラ!!!


ロン「ちっくしょ、マルフォイの奴、あんにゃろ……僕の真似して茶化すのはいいけどなんだよ語尾に髭って。僕ぁそこまで言ってない髭よ、ったく。あっちは見ないぞ、みてやるもんか髭!」

ハーマイオニー「客観視できないこともあなたの弱点よね。マルフォイたち、悪趣味……あら」

ハニー「ロン、あなたは私の一番の豚でしょ。自信をもちなさい」

ロン「ひ、ヒンヒン!そりゃ君の豚としての威信をかけるのはもちのロンなんだけどね、ハニー!あー、ほら、ゴールポストじゃ僕、一人だし……」

フレッド「おいおいどうした、昨日の最後の練習じゃ、ロニー。お前、目の覚めるような守備をしてくれたじゃないか?え?あれをみせてやれよ」

ジョージ「そうだぜロニー、『ヒトデとスティック』どころじゃぁない、片手で箒にぶらさがってクァッフルを蹴り返すなんてな離れわざをな!」

ロン「……うん」

フレッド「さってと、そんじゃ俺たちは先に控え室に行くぜ、またあとでな」

ジョージ「観客席によって商品を売りさばかなくっちゃいけないしな。じゃ」

ハーマイオニー「まったく……ロン、すごいじゃない。そんな高度なプレーをしていたなんて」

ロン「あー、まぁね、うん……偶然ってすごいよな」

ハニー「……偶然?」

ロン「あー、うん。クァッフルはまだ遠くにあると思ってて、ハニーを見てたらずり落ちっちまって。んで、ただ箒に戻ろうとしてたら……急に、クァッフルがきて」

ハニー「……つまり、私がいれば偶然と呼べるような奇跡だって思いのまま、そういうことでしょう?何を勝手に落ち込んでいるのこの豚!」

ロン「!そうか!ハニーは女神だもんな!クィディッチの!いや!僕の女神だ!ヒンヒン!ハニー万歳!応援してるよ!」

ハーマイオニー「あなた選手でしょ今年から、もう……そのままスリザリンの席を観ないといいのだけど」

クラッブとゴイルが促されなくとも笑うようになったことが驚きだよ!マー髭!

ザワザワザワ

 クスクス ヒソヒソ

ルーナ「おはよう。良い天気になってよかったね」

ハニー「あら、ハァイるー……その頭、どうしたの」

ロン「なんだいハニー、ルーナの頭がちょっと髭なのはいつもの——びっくりした。一瞬食われてるのかと思ったぜ、うん」

ハーマイオニー「あー……獅子の剥製の帽子?」

ルーナ「うん、あたし、グリフィンドールを応援してるんだ。これ、面白いんだよ。見てて……?」


マルフォイ「おいおい、ポッティーのいかれポンチと変人ルーニーの組み合わせなんてありゃ傑作だ!なんだい、あの間抜けな帽子は!ハッハッ——」


獅子帽子『グゥワァアアアアアオォォオオォオォォォォッッッ!!!』


マルフォイ「フォォオオオイ!?」


ハニー「……っ、び、っくり、したわ。ぇえ、突然だったもの……杖で叩くと、本当に雄たけびあげるのね」

ルーナ「うん、おかげでちょっとさっきから耳がちょっと遠くって」

ロン「ぶっとんでるよな、君って。あー……そのカブのイヤリングでも耳の穴につっこんどけばいいんじゃないのかい?」

ルーナ「そっか! へぇ、あんたってやっぱり面白いね。がんばれぇ、ロナルド!」

獅子帽子『グワァアアアアオオアアアアオオオオオンッッッッ!!!』

ロン「うるっさいなもう!ありがとさん!ありがたいね、あぁ!とっても素敵な初陣になりそうだよ、君のおかげ様で!」

ハーマイオニー「……」

おや?ハーマイオニーのようすが…?

ルーナはやっぱりわかってて奇行や発言を…

ハーマイオニー「ハニー、お願いがあるの」

ハニー「なぁに?ふふっ、私の方こそ……あぁ、真面目な話なのね」

ハーマイオニー「いつだってそうなのだけどね……ロンに、スリザリンの人たちがつけてるバッジを見せないようにお願いできる?」

ハニー「……またバッジなの?本当、ここの人たちって……何か分からないけれど、分かったわ。あなたが言うなら……それで、ハーマイオニー?……ロンの見送りを、ルーナに任せてしまっていいの?」

ハーマイオニー「……」

ロン「……ハニー、そろそろ行こうか、うん。立てるかい?僕はギリギリだよマーリンの髭で」

ハーマイオニー「……お、オホン。ちょっと、ロン少しかがんでくれるかしら」

ロン「なんだよ、ハーマイオニー。こうかい?それにしてもまったく、調子狂わせてくれるよな、ルーナのや——」

チュッ

ロン「」

ハーマイオニー「……頑張ってね、ロン」

ロン「」

ハーマイオニー「……」

 ロン「」

ハーマイオニー「……」

   ロン「」

ガチャッ、バタンッ

ハニー「……不思議そうな顔をして、行ってしまったわね。ふふっ、この私を置いて、頬をなでながら」

ハーマイオニー「な、なんなのかしら、あの反応、全く、えーっと、失礼だわ。人が折角、励ましたのに……」




ネビル「みんな、一番豚改めロナルど畜生ウィーズリーの処遇だけどさ」

ディーン「屠殺だろあんなもん、意義なしで」

ロンのハーレムが形成されつつあるな

えんだあああああああああああああああああああああああああ

イヤァアアアアァアアアア

一番豚はそろそろ変わってやろう
ひんひん

ハニー「ちょっとビックリしたわ。あなたが、あんな行動するなんて」

ハーマイオニー「……意識をスリザリンとは違う方に向けなきゃ、って、そう思ったのよ、えぇ」

ハニー「そうね、そういうことにしてあげるわ……あの、バッジ」

ハーマイオニー「……『ウィーズリーこそ我が王者』……あの人たちのことだもの、いい意味なわけがない、わよね?」

ハニー「それはもう、ね。さて、ハーマイオニー」

ハーマイオニー「えぇ、ハニー。ロンは、その、狙い通り茫然自失で行ってしまったのだし、あなたも行ってらっしゃい……」

ハニー「……」

ハーマイオニー「……ま、待たれても、その」

ハニー「ロンには、してあげたのに?」

ハーマイオニー「あ、あなた、焚きつけておいて……こ、こういうときばっかり、強引にこないのはずるいわ!」

ハニー「そう……私のことは応援してくれないのね、ハーマイオニーは」

ハーマイオニー「……そんなわけないじゃない!いい!?言っておきますけど、私はあなたが最初に飛ぶの一番近くで見てたの!第一の課題の飛ぶ姿がステキですって!?あなたのことをずっと応援してきた立場から言わせてもらえば、あなたが飛んでる姿は全部ステキで……んっ!?っふ、っちょ、っと、は……」

ハニー「……ふぅ。えぇ、知ってるわ。あなたが見てくれているから、わたし、頑張れるんだもん。行って来る。ロンと、勝ってくるんだから。待っててね」

ハーマイオニー「……えぇ、ハニー——っ」

ハニー「……っ」



ネビル「つづけて!!!」

ディーン「どうぞ」

バターン!!

ロン「ヒンヒンヒーーーーン!」


引っ込めウィーズリーーー!!
 ロンは氏ね!!!もげろ!!!!!


ロン「HAHAHA!やだねっ!!!!!

クィディッチ競技場

ワアアアァアアアアアアアアア!!
 ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ

リー「Yeahhhhhhhhhhhhhhh!!!お集まりのみなみなさま!!!!紳士淑女老若男女犬も鹿も狼もついでにネズミもいるのかな?おまたせしました!!!クィディッチリーグ、いよいよ開幕です!」

ワァアアアアアアアア!

リー「いよいよ!!えぇそうですともいよいよようやくですいやぁあああああ長かったぁあああああああ!!」

ナニガー!

リー「さぁね!君の記憶とか記録とかそういうのに聞いてみな!!目の前のそういうのにな!!!ともあれクィディッチシーズンの到来です!今が11月かと気が遠くなるそんな私実況はリー・ジョーダン!解説は、この方をお呼びしましょう!解説は……この僕リー・ジョーダンでーーーーす!」

マクゴナガル「リー!!   お、おや?」

リー「おやおやおやおやどうしましたかマクゴナガルせんせー!!身構えておいででしたかおやおや先生いつもはコールを嫌がっておいでなのにそんなツンデレネコミミ教師はもちの一番豚で今日も解説席にお呼びしますよせーの!マクゴにゃガルせんせーー!」

にゃんこーーーーーー!

マクゴナガル「ぐっ、リーーーー!冗談はおやめなさい!!!」

リー「おぉっと先生のジョーダンが炸裂してわたくしリー・ジョーダンはしてやったりな感じなわけですがそうですね時間も推してるので試合に参りましょうそうしましょう!始まる前から時間を気にするなんでかってなんでだろうなお前の胸に利きやがれ!さぁさぁ、ピッチにはグリフィンドール、そしてマルフォイと愉快な筋肉たちが揃っております!」

マクゴナガル「リー!的確に情報はお伝えなさい!」

リー「だって先生こりゃある意味的確ですよ、えぇ、分かったわかりましたよ!スリザリンチーム、マルフォイの腰巾着二人を新任ビーターにあてがいました!おやおや、箒の前後も分からなさそうなゴリラ族をチームに加えるとはなんとも悲惨です!スリザリンにゃ人材がいないのか!?」

マクゴナガル「言葉が過ぎるとマイクをとりあげますよ!」

リー「オーケーせんせー、まだ取り上げないあたりあんたは最高だぜ!さてさてグリフィンドールの方にも新任キーパー我らが一番豚ロン・ウィーズリーがゴールポストの前に控えております!」


ロン「ハニー以外が僕を豚って言うなよ!」


リー「当たり前だこのすっとこどっこいてめぇなんて今後豚の風上にもおけないど畜生だ!!!定例会議で思い知らせてやるからな!」

マクゴナガル「リー!脱線をしない!」

リー「HAHAHA!そりゃ僕を喋らせた瞬間から諦めたほうがいいってもんですよ、先生!」

リーがここぞとばかりにマシンガントークだなww

にゃんこー

にゃんこー!

まあ今年でリー卒業だし張り切りもするさ

にゃんこー

にゃんこーーーーー!!!!ニャンッ!

にゃんこーーー!

リー「さぁさぁそういうわけでグリフィンドールには僕達の女神であり勝利の女神であり美の女神でもありもう女神の全てを兼任しておいでな我らがハニー・ポッターもいるわけですから、今年も優勝杯はいただきですねねぇ先生?」

マクゴナガル「無論です」

リー「真顔です!真顔でおっしゃるマクゴナガル女史あんたやっぱり最高だぜ!さぁさぁマダム・フーチがピッチにやってきました。彼女はそういやこの試合の時以外見ませんが普段は何をしているのでしょうかまったく謎です、給料でもめたりしてるのかなっとさぁそんなことはどうでもいいとマクゴナガル先生がおっしゃっていますそうしようそうしようと実況のリー・ジョーダンも言いました!」


ハニー「相変わらず好き勝手するわね、リーは……あら」

マルフォイ「やーぁ、ポッター。このバッジ、君の好みに合うんじゃないか?え?」

ハニー「残念、自分で王冠をつけるような趣味はないの。どうせならもっと豪華なものにすれば考えてあげてもよかったのだけれどね……何かする前に、試合を終わらせてあげるわ」


ブォォオオオオオオオオオオ!!


リー「さぁほら貝がなりました!試合開始です!」

マクゴナガル「冗談はやめ——本当に始まっている!?」

リー「音の提供はハニーに一生着いて行くのだ略してチームHINの漢、ネビル・ロングボトムの演奏でした!ごらんくださいあの勇姿!ほら貝を吹く姿はまさに漢!!漢だぜネビル!豚の中でな!!」

マクゴナガル「……せめて西洋文化になさい!!!!!」

HINバラしていいのかよwwwwww

意義→異議じゃね

犬鹿狼ついでにネズミww

リー「クァッフルはまずグリフィンチーム、アンジェリーナ・ジョンソン選手の手に渡りました!」

ワァアアアアアアア!!

リー「ご覧下さいあの引き締まった身体!魅惑のうなじ!健康的なふともも!汗で光る浅黒い肌!たまりませんね、えぇ!!」

マクゴナガル「リー!誰があなたの性癖の話をしろと言いましたか!」

リー「とんでもございませんマクゴナガル先生!これは僕個人の好みではなく健康優良男児なら当然抱くべき感想をですね」

マクゴナガル「マイクと首を飛ばしてさしあげましょうか?」

リー「ジョーダンの冗談はさて置き!さぁさぁアンジェリーナはクァッフルを持って颯爽と飛んでおります!厨二デカブツ、失敬、ワリントンをかわし、育ちすぎた闘牛、失敬、モンタギューをかわし——あいたっ!ブラッジャーに後ろからやられました!あーぁ」

マクゴナガル「……」

リー「……モンタギューが飛んでいます。こう、シュー、って」

マクゴナガル「真面目に公正に実況なさい!!」

リー「合点です先生なにせジョージ・ウィーズリーからの的確なブラッジャーがモンタギューの後頭部を襲いましたからね!よしっ!ケイティ・ベルが拾った!二年生からグリフィンドールの三人娘としてアリシア、アンジェリーナと共に飛んできた可愛いケイティ!みなさん!その三人娘の姿を見られるのも今年までなのです!アリシアとアンジェリーナは今年で卒業!彼女らの姿を、っ、笑顔を邪魔することが!たとえ敵とはいえあなたがたにできますか!?それでも血の通った人間で——」

マクゴナガル「泣き落としはやめなさい、リー!」

リー「そりゃもう承知しましたよ先生嘘無きですからね!さぁケイティからアリシアにパスが回る!ワリントンを——あぁっ!かわせない!なんてこった!!クァッフルはスリザリンチームへ……」


ワァアアアアアアアアアア!! ガヤガヤガヤガヤ ——ズリーは

リー「ちっくしょうめスリザリンチームが大いに沸いております。おや、何か歌が聞こえますなんでしょう。負け犬の遠吠えになるよう祈って聞いてみましょうか——」


マルフォイ「いいぞっ!お前達!ワン、ツー、スリー、フォーーイッ!」

スリザリン生徒「♪ ウィーズリーは守れない〜♪ 万に一つも守れない〜♪」

スリザリン生徒「♪ だから歌うぞスリザリン〜♪ ウィーズリーこそ我が王者〜♪」

スリザリン生徒「♪ ウィーズリーの生まれは豚小屋だ いつでもクァッフル見逃した〜♪」

スリザリン生徒「♪ おかげで我らは大勝利〜♪ ウィーズリーこそわが王者——」


リー「っ、ワリントン、ゴールにむかいます!!うるっせぇえ!豚ども!!バカな歌をかきけせ!!!」

ヒンヒィイイイイイン!!
 ローーーーーン!!ローーン!!
グワァアオオオオオオオオオオオオオンッ!!!

ロン「」


リー「やれ!!ロン!! 期待の新星!我らが豚の——あぁ——スリザリン、先取点」

ワァアアアアアアアアアア!!!

ウィーズリーこそ我が王者〜♪


ハニー「っ、ロン……!」

ロンには悪いけどこの歌詞めっちゃ耳に残るよな

この歌は割りと好きだがね

ワアアァアアアアアアアアア!! ヒンヒーーーーン!
 ウィーーズリーは〜〜♪

ハニー「っ、ロン!っ、声が届かないわね、当然だけれど……こうなったら、直接」

アンジェリーナ「ポッター!何してる!動いて!早く!」

ハニー「っ、だけど、ロンが……!」

アンジェリーナ「あいつの動きはあいつの責任であいつの役目だ!あいつがとられた点は私たちが稼ぐ!君の役目はなんだ!?え!?心配顔で浮かんでることか!?いつもの不敵な顔でスニッチをもぎとるのが君の役目だろ!さぁ!」

ハニー「……ほんっっと、ウッドに似てきたわね、アンジェリーナ!しっかり点、頼んだわよ!」


リー「さぁさぁ仕切りなおしです!ロン、気にすんな!よくあるこった!うん!次止めりゃいいんだ!さぁ、クァッフルはアリシアに渡ります……」


ハニー「アンジェリーナの言う通りだわ……ロンにはロンの役目がある。この場に出てきてまで、ロンを信じられないなら、私はロンの……友達失格だわ」

ハニー「……頑張って、ロン……ハーマイオニーの応援までもらっておいて、無様なままじゃ、終わっちゃ、許さないんだから」





ウィーズリーこそ我が王者〜♪

リー「よーしロン!いけるぜ!いけるぜロン略してイケロン!止めろ……あぁっ、二〇対〇、スリザリンリード」





ウィーズリーの生まれは豚小屋だ〜♪

リー「三度目の正直だ!ロン!やれ!おまえなら……三〇対〇、スリザリン、リード」





ウィーズリーは守れない〜♪

リー「ロン、お前ってやつは……四〇対〇、スリザリン、リード」

ピッチの上では豚ではいられないのか・・・

映画版でもこの歌流してほしかったな…

ここは原作でも読んでて辛かった我らが一番豚ならあるいはと思っていたが…展開上しかたないのか…

ハニー「ロン……いつもわたしを助けてくれてる」

ハニー「いつもは豚のくせに、たまにとても意地悪だけれど」

ハニー「……そんなあなたに、少しでも。お礼をしなくちゃ」

ハニー「わたしだけが、できる、ことで——!」

ハニー「見つけた——スニッチ!」


リー「一〇対四〇!いいぞ!巻き返しで……おぉっと!!ハニー・ポッターが猛烈なスタート!これは……スニッチです!スニッチが現れました!いいぞ!ハニー!あぁ!彼女が飛ぶ姿は赤い星のようでなんと美しい軌跡でしょう!遅れて後ろを飛ぶマルフォイの野郎はなんだありゃ!効果音はフォーイで決まりだな!」

マクゴナガル「いけっ!いけっ!いきなさい、ポッターーー!」

リー「イェー先生最高だぜ! ハニー! いけ!   やった!!」

ハニー「っ……スニッチをとったわ!!」


ブォォオオオオオオオオオオオオオオッ!!!

リー「試合終了!一六〇対四〇で、グリフィンドールの勝利です!!」

ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
 ハニーーーーィイイイイイ!!!
グワァオオォォォォォオオオオオンッッッッ!!

ハニー「……良かった。試合に勝てば、ロンを責めたりは、誰も……っ!?!?」

ロン「ハニー……僕、ってぉおおおおおおおっとぉおおおおお!マーリンの髭ぇえええ!」ズザァァァアァッ!

ハニー「いった、っ……試合は終わったのに、っ、どうしてブラッジャー……あぁ、ロン。こっちのピッチまで飛んでいたとはいえ、いい動きね。よくやったわ、えぇ。本当に」

ロン「そ、そんな、僕、試合じゃ……いや、それより!おいどこのどいつだこの……!」

マルフォイ「おーやおや、ゴイル。ダメだろう、試合が終わったらブラッジャーで狙っちゃいけない、そうだろう?教えてなかったか?お前は覚えが悪いからな、え?」

ゴイル「ウッホウッホ!」

フーチ「何事です!すでにほら貝は鳴ったというのに!!」

ブーーーーーーーブーーーーーーーッ!!!
 ゴイルァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
ヒンヒンヒーーーン(怒)

違うんです!その人悪意あってやったんじゃないんですぅぅ!責めないであげてぇぇ

>>742
このレスがマルフォイの苦労を物語っているな

チェイサー「一緒や!何点取っても!」

アンジェリーナ「ハニー、平気!?大丈夫か!?あぁ、スニッチを取ったあとでよか、いや、よかないんだけど、とにかく無事でよかった!」

ハニー「聞かなかったことにしてあげるわ……えぇ、大して強く打たれたわけじゃないもの。気を抜いていたから落ちそうになっただけ。それに、ロンがちゃんと抱きとめてくれたわ」

アンジェリーナ「あぁ、そうだね。ロン、そんな顔するな」

ケイティ「そうよ」

アリシア「そうよそうよ」

フレッド「確かに散々だったがな、ロニー。なぁに、気にすんなよ。僕らとお前の仲だろ」

ジョージ「お前が情けない洟垂れロニーだってことはとっくの昔に知ってたぜ、僕達はさ」

ロン「……僕、更衣室に行くよ。先に……いや、ハニー。ほら、君はほら、勝利者インタビューがほら、マー髭さ……」

ハニー「ロン!ちょっと、待ち……まったく、いい度胸しているわ……でも、みんな気にして、その、ないわよね?」

アンジェリーナ「当然さ、勝てたんだから。むしろ追加点をやって安心させてやれなかった私たちが悪い。ハニー、早めに決着をつけてくれてありがとう。今度は——」

マルフォイ「おやおや、それじゃ、ウィーズリーの首を救ったわけだねぇ、ポッター」

ハニー「……何か用があるの、それとも申し開きかしら?腰巾着に私へブラッジャーを打ち込ませたことについての」

マルフォイ「何のことだか、何にせよあいつにはそれをこなせるだけの能力があるってことだけど、君のとこのへぼキーパーはどうだい?あんあ最低の選手は見たことない。でも、まぁ仕方ないか。何せ豚小屋生まれだものなぁ、そうだろう?」

フレッド「おぉマルフォイ、逆に尊敬するぜ、僕ぁ」

アンジェリーナ「フレッド、やめて。ただの負け犬の遠吠えだって、ちょ、っと、ケイティ、アリシア、そっちおさえて!」

ハニー「……手を出したらダメよ、ジョージも!っ、待ちなさい、ってば!」

ジョージ「僕らの前でその話をするとはなぁ、え?」

マルフォイ「気に入ってくれたならありがたいね。もう少し歌詞を増やせればよかったんだけど、生憎『ふとっちょ』とか『おかめ』の韻を踏むことばがみつからなかったんだ。つまり、君達のあのデブでグズな母親のことだけど」

アンジェリーナ「抑えて!頼むから!フレッド!!」

フレッド「おふくろが——デブだとこの——俺達でも触れられない部分によくも」

マルフォイ「『役立たずのひょっとこ』ってのも候補だったんだけどね。つまりは君達の父親さ」

ジョージ「親父は——俺達を——禿げ上がってまで支えてんだ、この、クソ野郎」

ハニー「分かるわ、分かるわ、ジョージ!だから、あんな奴の言うことなんて——」

マルフォイ「あぁ、なるフォどね。ポッター、君はウィーズリーの豚小屋の悪臭も大丈夫なわけだ。マグル贔屓の腐った小屋の臭いは、そうだな。分かりたくもないが、君の 母 親 の 臭いを思い出させてくれるんだr——」




アンジェリーナ「ハニー!!!ハニーーーー!!ストップ!!!ストーーーーーーーーップ!!!!ダメだ!!それ以上マルフォイの間接は曲がらな、ジョーーーーーージ!!マルフォイの口にも鼻にもそれ以上『ずる休みスナック』のヤバイ方入らないからやめ、いや、他のとこからって、やめ、ジョーーーージーーーーーー!!!!」

×間接
○関節
マーリンの髭!

マルフォイ、ロンに似たとこがあるなww

数十分後

マクゴナガルの事務室

マクゴナガル「一体全体!!どういうおつもりですか!!」

ハニー「……」

ジョージ「……」

マクゴナガル「人前であんな恥さらしな真似を!一人に二人がかりで!あぁ!誇り高いグリフィンドール寮の者が!申し開きがありますか!?」

ハニー「……マルフォイが、挑発しました」

マクゴナガル「挑発!!ポッターもウィーズリーも、あなた方は選手になって何年ですか!負けた選手がどういう心境か——あぁ、えぇっ!!そういえばあなた方はここ数年幸運にもほとんど負けなしなのでしたね!!!なんと!!!災難な!!!!!ことに!!!!!!!!」

ジョージ「……あー、柔肌が傷ついちまうと思うぜ、先生」

マクゴナガル「舐めるんじゃありませんカッサカサです!!!さぁ!!!一体どんな挑発をしたと言うのです!二人がかりで暴行することを正当化するものなのでしょうね!?」

ジョージ「……家族を侮辱されました。ハニーの母さんも」

マクゴナガル「えぇ、許しがたいことです!して、あなた方はその場を公正な審判であるフーチ先生に仕切っていただかず!マグルの決闘ショーを始めることにしたわけですか!?!?」

ハニー「……先生、私のは関節技だから、あー、護身で」

マクゴナガル「相手の腕その他諸々をへし折りかけるのがどこが護身ですか!!!!」

ジョージ「先生、僕はただほら、菓子を食わせただけでさ」

マクゴナガル「それが原因なのか嘔吐し発熱し鼻血を噴出しだしたののどこがただ食べさせたなのですか!なんですあれは!どういう症状なのです!!!」

ジョージ「さーてね、アンブリッジ炎とかじゃないですか」


アンブリッジ「エヘンッエヘンッ!」

ハニー「……丁度来たようだものね」

マクゴナガル「……ドローレス、何か?」

アンブリッジ「せんせ、わたくし……お手伝いしにきましたの♪」

スネイプがアップを始めました

マクゴナガル「手伝い?必要ありません。この子たちはグリフィンドールの寮生ですので、処罰の裁量は私次第です。さぁ、ポッター、ウィーズリー!二人には一週間の罰則を——」

アンブリッジ「エヘンッエヘンッ!」

マクゴナガル「——我に忍耐を与えよ——何です!?」

アンブリッジ「実は、ミネルバ。この——『教育令第二十五条』においては、わたくしがどう思うのか、がより重要なのですわ♪」

マクゴナガル「!? また、その条例ですか!?一体幾つ加えるつもりなのです!!」

アンブリッジ「実は、あなたのおかげですの。私がグリフィンドールのクィディッチチーム再編を渋った折、校長にかけあってわたくしの決定を覆させましたわね?大臣に相談しましたら——高等尋問官はただの教師以上の権威と権限をもってしかるべきである、とのお返事とともに、これが」

マクゴナガル「権、限……?」

アンブリッジ「エヘンッ、エヘンッ!『高等尋問官は、ここに、ホグワーツの生徒に関する全ての処罰、制裁、特権の剥奪に最高の権限を持ち、他の教師の決定全てを変更する権限を持つものとする』……コーネリウス魔法省大臣の署名つき、公正な文書ですわ。お確かめに?」

マクゴナガル「……」

アンブリッジ「必要ありませんわね、あなたならばよくお分かりでしょうし。さて、ミネルバ、今となってはよくお分かりですわね?グリフィンドールの選手は、なんと恐ろしい『癇癪』もちですことかしら」

ハニー「……っ」

アンブリッジ「この二人、そしてそちらの双子のもう一方も同じくらい危険であると判断して。この三人に対し、わたくし、ホグワーツ高等尋問官は——」


アンブリッジ「クィディッチの終身禁止、と、決定いたしますわ♪」

[ピーーー]よ糞ガエル

あー、これはあかんでぇ…
読み物なのに画面ぶん殴りそうになったわwwww

【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 3ヒン目【ハニーシリーズ専用】

カエル警報発令中。先手を取って誘導させていただくぜ!

何がしたいんだこの糞蛙は
ってかなんの恨みが?

談話室

ハニー「……」

ハーマイオニー「……ハニー」

アリシア「不公平だわ、絶対!だって、ゴイルのやつは!」

ケイティ「書き取り罰則だけなのに、三人だけ、そんな!」

ジニー「……フレッドまでなんて横暴だわ!なんにもしていないのに!」

フレッド「……同じことさ。アンジェリーナたちに抑えられてなきゃ、僕もあいつに『ウンのない人』でも……ヘイ相棒。ちょーっと、やっちまったな」

ジョージ「……おうともさ。あぁ、ハニー。悪いな、君まで巻き込んじまってさ……あー、っと。才女様の髪に隔てられてて聞こえないかもしれないけど」

ハニー「——」

ハーマイオニー「……聞こえてるわ、私の自業自得よ、ですって」

ジニー「とってもいい光景なのに……ロン、どこ行ったのかしら。おねぇさまがとっても珍しく、凹んでいるのに、もう」

ハーマイオニー「……珍しくもないけどね」

アンジェリーナ「……私、もう寝るよ……起きたら全部、悪い夢だった、ってなってるかもしれない……シーカーもビーターもなしで、どうやって……はっは、は……」

アリシア「私たちも……あなたたちは、ロンを待つの?」

ケイティ「伝えておいて……ロンのせいじゃない、って」

ハーマイオニー「……えぇ」

ゾロゾロゾロ

ハーマイオニー「……ハニー……ねぇ、仕方の無い事だわ。あなたのせいじゃない、誰のせいでも。悪いのは——」

ハニー「わたしが、我慢すればよかった、だけよ——わたし、何度も——先生とも、約束して」

ハーマイオニー「……そうね、えぇ。癇癪を抑えられたら、そう思うでしょうけど。でもね、あなたの良い所は、あなたのしたいようにする所なの……だから、ほら……あっ」

ロン「……」

ハーマイオニー「……どこに行っていたのよ、もう」

ロン「あー——歩いてた。外を」

ハーマイオニー「ハニーのクッション役のあなたがそんなに冷えていたら意味がないわ、もう」

ハニーに泣くまで腹パンしたい

ハニーに腹パンされたい

ロン「ハニーと、フレッド、ジョージが終身クィディッチ禁止……!?」

ハーマイオニー「えぇ、そうなってしまったの。アンブリッジの、教育令第二十五条、とやらの権限で」

ロン「あんのカエルババア……でも、僕のせいだ」

ハニー「っ、違うわ!ロン、私がマルフォイをとっちめたのはあなたに言われたことじゃない——」

ロン「分かってる、あんのフォイフォイめ、僕たち家族を直にバカにしだしたんだろ……それもこれも、僕が試合でヘマばっかりしなけりゃ」

ハニー「何にも関係がないわ。あいつは、バカにできれば試合の内容なんて」

ロン「あの歌で上がっちゃって……僕は君の、豚失格だ」

ハニー「あの歌じゃ誰だってそうなるわ。勝手に決めないで」

ロン「……君は優しいね、ハニー」

ハニー「今頃知ったのかしら。その優しさをいつまでも受けられる所に、いるくせに。また離れるつもり?っ、ロン」

ロン「……ごめんよ。君の分も……僕、今度こそ頑張る。今度こそ、だ。あのフォイフォイめ……アンブリッジめ!マーリンの髭!」

ハーマイオニー「……頼りになりますこと。あぁ、そうね……空元気真っ盛りなあなたたちに、一つだけ。良いニュースがあるわ」

ロン「何言ってんのさ、僕ぁハニーを見られれば『元気爆発薬』一気飲みレベルだよ……なんだい?マルフォイの症状が悪化してバツフォイにでもなったのかい?」

ハニー「空元気?何かしら、それ……あんな人?にやられっぱなしで、へこむ私じゃないわ!……なに?アンブリッジがサラザールに捕食でもされたのかしら。出来る豚ね」

ハーマイオニー「それぞれ良いニュースと言っていいのか微妙じゃないの、もう……ほら、外を見て……」


ロン「外?雪が降り出してることくらいしか、特に——あっ!」

ハニー「……!小屋に、灯り……!あれって!」

ハーマイオニー「えぇ。ハグリッドが、帰ってきたわ」




ハグリッド「ハーーーーァアアアアニーーーーーーイイイイイイイイ!!!うおぉおおおおおおおお!俺ぁ帰ってきたぞぉおおおおおおおおおお!ヒンヒン、ヒーーーーーーーーーーーン!!!」


ハニー「ロン!私の豚!身体は温まったでしょうね!?」

ロン「いつでも、どうぞ!ハニー!僕のハニー!ヒンヒン!!」

ハーマイオニー「まずは『忍びの地図』と『透明マント』が先よ、もう、騒がしいんだから、あなたたちって」

ハニー「当然よ、言ったでしょ?私は私のしたいようにするの」

ハニー「気持ちだって、感情だって、『わたしは嘘なんてつかない』わ。そうでしょ?」


上巻・完



リーマス「……私の将来を潰しただけじゃあきたらずあのアンブリッジめどうしてくれよう」

シリウス「……乗り込むか!え!?ムーニー!」

リーマス「あぁ、少なくとも無様につかまりかけた君は連れて行かないけどね。パッドフット、ステイ」


今度こそ、完

上巻は以上!2スレいくとはな!
下巻開始は上手くいけば日曜に!
スレタイは未定や!堪忍な!
ラドクリフお大事に
じゃあの!



 ハリー・ポッターシリーズ

 一巻〜七巻

 世界的大ヒット発売中!

 2014年後半、USJにて

 ハリポタアトラクション建設決定!!

乙!夜中までお疲れだわさ

乙です!ヒンヒン!

乙!下巻の更新が楽しみだヒンヒン!

落ち着けワン公共!

次は何時だぁぁぁ!

風呂から上がったら、
ちょうど終わっていたでござる


乙ヒンヒンにござる!

お疲れ様です!ヒンヒン!!

お疲れ様であります!あのカエルは大鍋で煮込んでやる

お疲れ様!!

日曜日まで行儀良く待ってるぜハニー!ヒンヒン!!

乙!いやあ、ハニーって本当に高貴で可憐で儚げで、伝説的で道徳的で家庭的ですねえ

やっと追いついた
乙! ヒンヒン!

おつおつ

この物語における最初で最後の死者をアマガエルに
>>1

今回はロンハーにニヤニヤしまくりだったなww

マジでサラザールさんあの蛙やっちゃってくださいよ…

乙!今回も楽しかった!
下巻でいよいよおいたんの運命が決まるのか・・・

>>1乙ヒンヒン!
フォイへの攻撃が原作よりずっとえげつなくて吹いたww
ロンハーのやり取りにも終始ニヤニヤが止まらなかったなぁ。
そして最後wwww安定のオチ担当おいたんwwwwwwww
そんなおいたんがどうなるのか……下巻の方も楽しみに待ってます! ヒンヒンヒーン!

あ、アンブリッジの糞BBAには一刻も早く、我々読者も含めたチームHINによる断固たる制裁を!

乙ですヒンヒン!
山場の盛り上げ方とぶちこむネタの数々が上手すぎて今回も最高でした
下巻楽しみです!

乙ヒン!

お疲れちゃ〜ん☆

乙です
ちょっとあのカエル婆解剖してくる

乙!

乙ヒンヒン!

蛙って原作では最後どうなるの?

忌々しいことに最終巻まで出てくる

物語終了後はマグル生まれ登録委員会の廉で文字通り豚箱(アズカバン)行きでメシウマエンドだけどな

何と無く最終的にはオジギソウもクソガエルもハニーの豚になりそうだ・・・・
ヒン!(乙)

>>786
でも、個人的にお辞儀草は最後まで悪であって欲しい
ヴォルさんがヒンヒン啼いているのは想像できんww

>>786俺らのハニーの太ももに傷をつけたクソ蛙が豚になるとかハニーが許しても俺が許さん

実はヴォルさんも美少女なのではないか…

そう思っていた時期がありました

とにかく乙!

ピーターが豚以下なのにおじぎが黒豚なのはつまり・・・

【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 3ヒン目【ハニーシリーズ専用】


別にもう次スレに行くんだから誘導しなくても良いんじゃね?

もう誘導いらんだろ
万一ここが埋まっても雑談所に次スレ誘導来るだろうし

この後オマケとかがあるならまだしも、後は埋まるの待つだけだろ?誘導いらんよ

まぁまぁ、こういうところもありますよってことでひとつ

>>795
豚定例会議場を知らない豚はホグワーツの晩餐になるはずだが・・・・

以下、ハニーの神聖さとロンハーの素晴らしさを語るスレになります

ハリポタに関する雑談ならなんでもいいんじゃね

乙乙

あいも変わらず素晴らしかった

>マグル贔屓の腐った小屋の臭いは、そうだな。分かりたくもないが、君の 母 親 の 臭いを思い出させてくれるんだr
これ報告したらフォイはスネイプに粉みじんにされるんじゃね?

閉心術のレッスンって5巻の出来事だったよね?

ハニーの危険が危ない

乙、スニベルスにメチャクチャに
されないか心配だよ!

ピーブズいないから双子が去る時の敬礼シーンないんだよな…
あのシーン読んだ時なんか知らないけど鳥肌立ったよww

森の賢者が何しでかすか怖くもあり楽しみでもある
原作以上になりそうだし

ピーブズや血みどろ男爵はどーいう扱いだったっけ

>>803
いないな

>>1の言う後半でリー以上にメッタメタに暴れさせる誰か、っていうのがピーブズかと思うと

男爵は最後に関わってくる重要どころ(映画ではスルーだけど)だから>>1が何とかしてくれると信じてる

そういやそうだったか…ニックはいるのにね。………差別いくないなー?チラッチラッ


なんだってハニーは女神なんだろう…

女神の活躍をリアルタイムで追える幸せを味わえないまとめ止まりの奴かわいそす

オガクズ以下・・・ハニーの存在を知らない人

豚になれない一般人・・・まとめでこのスレを見ている

人間以上豚未満・・・このスレをリアルタイムで見ている。

豚・・・尚且つ豚定例会議に出席している

訓練された豚・・・ここで見てさらにまとめでも見る。pixivにも顔を出す

非常に訓練された豚・・・尚且つ原作片手に読んでいてこのスレと定例会議スレ、さらにハリポタWikiも同時開いている

>>809

+役職豚だな

>>809
ハニーを知らないのはしょうがない場合があるから一つ繰り上げていこう

オガクズ以下…まとめでこのスレを見ている

一般人…このスレをリアルタイムで見ている

豚見習い…尚且つ豚定例会議に出席している

ハニーの豚…ここで見てさらにまとめでも見る。pixivにも顔を出す

訓練された豚…尚且つ原作片手に読んでいて、さらにハリポタWikiも同時に開いている

非常に訓練された豚…自分でハニーを称える作品を産み出す。>>1と朝まで生討論出来るハリー知識がある

こうなる

pixivとかあんまり近づきたくないんで

原作は読み直したけど、片手に持ってはいない...

さすがにそこまでの信者っぷりはちょっと引くわ

>>812
っGoogle先生
俺はこのスレ+定例会議+ハリポタwiki+原作片手でiPhoneで見てる。

とんでもなく訓練された豚・・・このスレ+定例会議+ハリポタwiki+原作片手でPC常に起動oriPhoneでまとめで復習そして>>1が書いている間は寝ずに乙を欠かさずさらにDVDで復習済みでハニーの支援絵を書きハニーグッズを作りハリポタ知識豊富(ハリポタのホグワーツのイジメに対する放置度合いについて3時間語れるレヴェル)そしていままでの>>1のハリポタ関連の作品すべて閲覧済みでハニーに何かあった時は吸魂鬼100体に長ネギ一本で挑めるレベルの「愛」がある豚

血みどろ男爵とか話にどうしても必要かっていうと全然そうでもないだろ。むしろ無意味にそこ掘り下げる必要あるのかって件だろあれ
あんま無駄な期待押し付けるなよ出来る豚なら

ハニーが他の豚を見下したがる豚は嫌いよ、だってさ

ごめん、さすがに気持ち悪いわ

真の豚への道がこんなに厳しいなんて! 
ちょっとハニー修行に出るよ、
ヒンヒン・・・

真の豚になれない君でも
この免罪符(30ガリオン)を買えばすべて赦されます

何そんな気持ち悪いことやってんだよ…

気持ち悪いな

ハニーの豚ならみな平等ではなかったのかヒンヒン…

なにが豚だ!
俺は俺のやり方でハニー崇めるからな!!

気持ち悪いと思うならこのスレ終わったんだから閉じればいいのに
わざわざ気持ち悪いところに来て気持ち悪い気持ち悪い言うとか頭湧いてんのか

いつごろくるのかな

日曜にはやるって言ってたから
多分夜頃には来ると思うよ、ヒンヒン!

まあハニーがいればいつでも日曜日だけどね!

>>816
男爵はヘレナのアレの一件を語るうえで、いた方がいいと思うがな
>>1が必要ないと感じたならそれがすべてだけど

鹿児島くンがいらっしゃるまで後、数十分。









だったらいいなぁ

>>824
クラウチ乙

ハニーにつくす事が生きがいの奴らは問答無用で同胞だろ…まとめしか見てない奴だって同胞さ
お前らホグワーツに行けないマグルや成人魔女、魔法使い、その他ホモサピエンスでない同胞を差別するのか?

同じ豚同士争うなよ


みんなハニーを崇める同志だろ!

>>825
このままにしといて次スレにまで持ち込まれたらたまりませんが
嫌なら見るながどこでも通用すると思ってんのか
というかなんでこのスレがお前の私物みたいになってるんだよ
お前いろいろとおかしいぞ

ふえぇ…単発が単発に噛みついてるよぅ…

ヒンヒンヒン

申し訳ない 今日からはできん
来週の土曜夜からやってく すまんの

>>835
こういうやつはきちんと正しとかないと後々めんどうだろ
このスレでちゃんとしといた方がいいんだよ
わかったら引っ込んでろ単発

できる豚は何年だって待つさヒンヒン

ふえぇ…「俺が気に入らないから黙れ」っていえばいいのに正しとかないととかちゃんとした方がいいんだとか言ってるよぅ…
自治気取りも程々にするべきだよぅwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwふwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

ああ…今日も日本は平和だなぁ
ハニーのおかげだな

>>841くんが肝心のハニーのスレを見ていない件について

>>840
じゃあ聞くがおまえはこの流れを続けていきたいのか?違うだろ?
これは俺のためでもあるがお前らのためでもあるんだよ
文句垂れて草生やしてるだけのやつは邪魔だからすっこんでな

喧嘩は辞めようぜ。
ハニーが悲しむぞ。

来週土曜把握。楽しみにしてるぜ!

ふえぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwww気持ちの悪い上から目線だよぅwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
おww前wwらwwのwwたwwめwwwwwwwwww邪ww魔wwだwwかwwらwwすwwっwwこwwんwwでwwなwwwwwwwwww
一体何様のつもりなんだよぅwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

【ハリポタ二次創作】豚定例会議場 3ヒン目【ハニーシリーズ専用】

できる豚はこっちに移動だぜ!!
喧嘩なんてハニーの前だと誰しも平等な豚なんだからやめときな

この一週間はハニーに会えることを楽しみに乗り切るぜ
なに、今日はまとめサイトで過去作品でも見て補給するさ。

土曜日が楽しみだなヒンヒン!

とりあえずこの草はやしてキモいやつNGにしといたわ。スッキーリ

>>847
おいやめろよ!今の状態で誘導はむしろ悪手だぞマーリンの髭!!!

>>843
じゃあここでお前が正したとしてだ
次スレでこいつらが黙ると思うか?

んなわけねえだろ黙ってスルーしろ

>>847
少なくとも草生やして煽るだけで反論してる気になってるお前よりはこのスレのためになってるんだよ
だから上からになるのは仕方ないというか、まあそれに関してはすまんな
とりあえず一つ助言しておいてやるとお前は次スレでは書き込まない方がいいと思うぞ
>>1が新スレ立てたときにそんなレスがついて皆がどういう気持ちになるかぐらいは想像できるだろ?


\           /     /. : : : : : : : :ヽ-‐.: :_;. --- .._: : : : : : : :\       \      /
_  や  争  _   /, -‐==ミ: : : : _,ィニ-‐……ー-: 、`ヽ、: : : : ヽ、      _   や   _
_  め  う   _     . .:´: : : : : : : ≠:7: : : : : : : : : : : : :ヽ、 ヽ| : i : : :,     _   め   _
_  て  の   _   /.: : : : -‐: :7´: : /:,ハ : : : :ヽ : : : ゝ-- :\ | : :! : : : ,   _   て   _
_  :  は  _ /, -‐/.: : : : :i : : /ィ:爪: : :\ :\ : : :\: : :`ト : !: : : :′   _   :    _
    :        〃  /. : : : : : : |.:イ :ハ:| \: .、\: : xィ¬ト、: :| : : ! : : : : :,         :
/          \   /.: :/.: : : : /l : |/Гト、       / |_,ノ0:::ヽ : : :i : : : : :′ /        \
 /  |  |  \    | .:/.:/. : : :i: i : | |ノ0:::ト        |: :∩::::::ト: : : !: : : : : : :,  / | | \
             ∨i: |: : : : |: :ヽ| |::∩::|         !.::∪::::::| |: : :i : : : : : : ′            ,ィ /〉
               |: |: : i : :', : |  |::∪::|         !: : : : : :||: : i : : : : : : : :,          / レ厶イ
                ヽハ: : :、: :ヽ|  l : : : |    ,   └——┘ ! : : i : : : : : : : ′        /   ⊂ニ、
                い、: :\/   ̄ ̄                 ', : : i : : : : : : : : ,     _, -‐'    ⊂ニ,´
    r 、  _          ヽ: :〈        <    ̄}         |: : : ! : : : : : : : :′,.-‐T   _,. -‐'´ ̄
    くヾ; U|           | : \                   /| : : :i : : : : :_, -‐'    |  /
   r—'   ヽ、             | : : : \               イ: : :| : : :i_,. -‐       |/
    `つ _   ̄ ̄Τ`ー—-- L: : : : : `: : . . .  __    .:〔: : :|: : :r┬'              |

いやー、来週の土曜日が待ちどーしーわー

……仕方ないとはいえ、来た時ように前日からセッティングしてた色々が…ちくせう

>>1がスレが荒れたことで執筆意欲失って、シリーズ未完になったら嫌だからやめて欲しいんだけどな。
マイナスにしかならないことを続けたいのならどうぞ一人でご勝手になさってください。独りで。孤独に。大丈夫誰も邪魔しないから。

ハニーの豚たるものある程度のスルースキルは持っておくべき

>>852
ああそうかもしれないんだけどさ
聞きたいんだがそうやってスルーしたところでこいつらは黙るのか?
たとえ言っても聞かないやつなんだとしたら調子に乗って酷くなるだけじゃないか?
粘っても無駄かもしれんがどうせ埋めるだけのスレだし有効に使おうぜ
ルールを作れとは言わないが、注意ぐらいしておいてもいいんじゃないか?

まずはsageろ、話はそれからだ

>>858老婆心でいうけど、その正義感はそっとしまっとき。こういうとこでやってもむしろ逆効果になる

大抵大丈夫だから心配せずROMっとき。

>>858
熱くなるなよ。今雰囲気悪くしてるのはむしろお前だぞ。

NG安定

このスレは、来週土曜までうめないでおくべきなのかな?
それとも定例会議で告知あるからいいのか?

落としたほうがいいんじゃないかな…依頼板でさ

もうお前らみんなアズカバーン!

>>1の誘導があるかもだし、html依頼が来るまでは残しておくべきじゃないかな?
って1匹の豚として提案するよヒンヒン

とりあえずdat落ちを回避する感じでスタンバっときましょう

スレチスマンが埋めっぽいし聞いていいか。
創設者編のまとめサイトってなかったっけ?
新スレ来るまで読み返そうと思ったんだけど見つからない。
アクポタと分けて見やすくしてくれてた鹿児島クンファンサイトがあった気がするんだけど誰か知ってたら教えてくれ。

>>868
鹿児島くゥゥゥゥゥン!とかいうタイトルのやつか?鹿児島くンで検索すれば出てくるはず。

アクセラポッターを打ち切った理由も多分スレが荒れたからだと思う。俺が偉そうにいうのもなんだがまあみんな落ち着こうっ旦

あとここの>>1は鹿児島くン名義じゃないからここで持ち出すのはやめた方がいいと思う

いやアクポタはネタ切れだろ…そんな言う程荒れてなかったし、本人、本編も結構そんな感じだったし。

>>870結構荒れてたイメージだったが・・・
たしかに終盤くるしそうだったからなぁ
一冊に6スレとか使ってたからネタも切れるわ。あの調子だと新約が終わっても終われそうにないとおもう

リーのメッタメタな解説というか>>1のテンションぶつける台詞大好き
いやもちの一番豚で最高なのはハニーだけど
土曜が楽しみ

アクポタは特に荒れてる様子はなかった
中止って言われた時はそこそこ荒れてたけど
アクポタ面白かったからまた気が向いたらやってほしいな

一応外部にアクポタのwikiの掲示板あるんだからそっちでやってくれ
こっちまで荒れたらたまらん

ハニーの可愛さは罪深いレベルだと言うことがよくわかりました

>>875
甘いな。僕らのハニーが可愛いのは当然だが。
ハニーの高貴さと可憐さと儚げさと伝説性と道徳性と家庭的な一面があらゆる罪をも浄化するレベルなんだ。多分。
本人としては、例えば糞蛙あたりを浄化する気なんざさらさらないだろうけども。

いつものゾフィー兄さんAAを用意したが、ひとまず落ち着いた感じかな?
なかよくやろうぜ皆

おじぎをするのだ!!

    ___
   /   \
  /     ヽ

  /   _)(_ ヽ
 ヘ z≦・フ ヽ・≧|ヘ

 ヒ(   ノヽ ノヽ )|
 ヽ_  / __ ||ノ
  | |/uuuuヘ||

  ヽ |ヒnnnnソ /
 ̄\_|\  ̄ ̄/
  ヽ `ー-イ_/⌒
   |    /

ttps://play.google.com/store/apps/details?id=aoisenpuu25.twentyfive.marufoy&hl=ja
みんなこれでもやって落ち着くフォイ

今終わったから言うけどVIPにこの>>1のハリポタ質問スレが立ってたよ 楽しかったよ(ゲス顔)

これか?
「ハリー・ポッター」no質問あってこマルフォイな奴ちょっとフォイよ

そうそれ

でっていう

>>883
汚すな!
ヒンヒン!

>>884

落ち着けよ同胞
sage忘れてるぜ?

>>1がくるまで、残り数時間を切りました。



はよ

>>886
マーリンの髭!!
おったまげー!!
おどろき桃の木山椒の木!!
この一週間長かった!!
「アクシオ ハニーよ、来てください!」

アクシオって人にも効くの?

ってか人に効いたとしても女神には効かないのじゃね?

コントロール次第では『アクシオ!ハニーの服よこい!』でできるんじゃね?
失敗したら豚どもにマー髭されるだろうけど

>889
空を舞うハニーのパンt…

あれ? 何だろこの黒い犬

失敗しなくてもハニーに杖向けた時点で一番豚あたりに制裁喰らうと思うぞ?

そもそも杖から出た呪文の光線がヒンヒンして避けるだろ・・・・

超常的な現象さえも豚にする高貴で可憐で儚げで、伝説的で道徳的で家庭的なハニー!!

                _,. rァァュュ 、
              ,ィ彡彡彡彡j延マ、
             /ノノノノノノj"  `、込
              /ノノノノノ川 ||    '込
            iリノノノノノ,ソリj! i|_ リ__マハ
             iソノノリノノ川リくヒヤ {(ヤi川 
           i|川リソン!ノソ.  ̄" |  |!リ
           |!巛ソリソミ   ノ-、_〉 .i川
            |ヽソリiリ!ヾ  /´_i_i_ヽ!川
             川>ミミ゙` 、  r'` ー .ソソノ _____________
           jリ‐- 、   `弋 _,.ノ彡 | |             |
        ___/           \ | |             |

        | | /    ,                | |             |
        | | /   ./             | |             |
        | | | ⌒ ーnnn          |_|___________|
         ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|_
                | |             |

>>894
スニベルスさん何やってんすか

>>888
ハリーが、半巨人にかけてた。
>>1がくるまであとドン位だ

8時間見積もっておけば来るんじゃない?
まあソワソワしても来るものじゃないし落ち着こうじゃないか

http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs

もうちょっとがんばって貼ろうぜ
ハニー・ポッター「誰一人だって、欠けさせないわ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1367066494/)

後は埋め?

…ヒンヒン

今からもう待ち遠しいですヒンヒン
早く来ないかなぁ

ハニー、ハーマイオニーのおっぱいってどのくらいの大きさだったっけ

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