P「美希がアイドルを辞めてもう1ヶ月か…」(513)

星井美希
スタイル抜群、スポーツ万能、歌もダンスもそつなくこなす天賦の才能に溢れたスーパーアイドル

彼女が突然アイドルを辞めてから1ヶ月が過ぎようとしていたある日
1通のメールがきた



from 美希

『あいたい』

http://i.imgur.com/BPSOG.jpg

http://beebee2see.appspot.com/i/azuYgu_iBQw.jpg
支援

はえーな

続けろください

つづけたまえ

なんか恋空を思い出す

ほぅ…期待

carvipでしょそれ

完走頼むよ

かまわん続けろ

はよはよ

会いたくて震える

たった4文字の文面に、俺は驚きを隠せなかった
美希からメールが来るとは…

その後何度かメールを交わし、俺は次の日曜に美希の家へ行くことに決めた


………


美希の家は高台の上に建っていた
外からは風化を感じさせない様な綺麗な一戸建ての家


家の庭では、美希が父親とともに植木を整えていた
日差しの下で健やかに笑う彼女…

それは俺が芸能界で彼女をプロデュースしていた時には見たことがない類のものだった



会ってはいけない
そう思い、踵を返す

電車の中で、美希に一通のメールを送った

『さようなら、お疲れ様』

インターホンを押す
しばらくすると、玄関から一人の女性が出たきた

年は、二十歳くらいだろうか?
顔立ちがどことなく美希と似通っていて、かなりの美人だ

もしかして、この人は美希が前に何度か話していたお姉さんだろうか

会釈をし、軽く挨拶を済ませて、美希の部屋まで案内してもらう

美希のお姉さんはどこか物憂げな眼差しで俺を一瞥した後、会釈して去っていった

美希の部屋
木製のドアには『MIKI』という丸っこいアルファベットと星のマークがかかれたプレートが下がっている

俺は緊張しながら、ドアを軽くノックした
返事はない

「…入るぞ」

ドアノブに手をかけると、それはあっさりと回った

会いたくて会いたくて

毛虫はスペックは凄いんだろうが深い付き合いがしたいかというとNOだな 精神的に幼すぎて彼女にもましてや結婚なんて絶対無理
セフレなら大歓迎

部屋の中はカーテンが閉め切られていて、少し薄暗く、空気が澱んでいるように感じた

ふと横を見ると、ベッドの上に美希が座っていた
彼女はイヤホンを耳にさして目を閉じていた
俺の存在に気付くと、彼女は顔をこちらに向けてイヤホンを外し、おもむろに口を開いた


「…………ぁ………ぃ………」


声にならない声

胸が痛くなった

良い感じなのに書くの遅い

4

今から2ヶ月前

ボイストレーニングの最中に、美希は突然声が出なくなった

医者は、精神的なストレスによる一時的な失声症ではないか、と言った

俺は困惑した
美希の声が出なくなったという事実もそうだが、何よりそれに対する原因が全く思い当たらなかったからだ

彼女はいつも元気に、明るく歌って踊って…見る者を魅了していた
そして何より彼女自身が積極的にアイドルとしての活動を楽しんでいた

http://beebee2see.appspot.com/i/azuYwZvjBQw.jpg

支援

スレタイがものすごく倒産

書きためはなしなのか?

当たり前の話だが、アイドル活動をするに当たって、声が出せないというのは致命的だ

俺はなんとかして美希の声を取り戻すために色々模索した

他の仕事をこなしながら、必死に方法を考えた

考えて、考えて、考え抜いた



……けど、駄目だった。

あらゆる方法を試しても、美希の声は戻らなかった

何か読みにくいな
気取った書き方と言うか何というか

まぁ、完結までまってみよう。

続けたまえ

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

誰か書いてあげて

そうこうしているうちに1ヶ月が過ぎた

ふと携帯を見ると、美希からのメールが来ていた


from 美希

いろいろありがとう、ハニー
でも、もういいの
ミキ、アイドルやめる


俺はそのとき自分の情けなさと絶望感で胸が苦しくなった
携帯の画面の文字が涙で歪んでいた

そして今

目の前にいる少女は、かつての姿と大きく違っていた

髪の毛は恐らく手入れしていないのだろう…ぼさぼさで
頬は蒼白く、少しやせこけている
そして瞳には生気が感じられない


魂が抜けているような…まるで、人形のような感じだ

いいぞ

そして美希は携帯を取り出して打ち始めた

ポケットにしまっている俺の携帯が震える


from 美希

ひさしぶりだね、ハニー☆
ミキ、すごくさびしかったの


声を出せなくなってから、美希はメールで俺と会話するようになっていた
正直、メールよりも手で文字を書いたほうが早いと思うが…まぁ彼女なりに思うところがあるのだろう

「そうだな。俺も美希に会えて…うれしいよ」

その言葉は、自分でとても空虚なものに思えた


そして気付いた

美希の左手首に包帯が巻かれていることに



カチカチ

ピロリン



from 美希

どうしたの?
これ、気になる?



「いや…」

俺は包帯から目を逸らして、言った

マリオネットの心、か

ミキミキを幸せにするSSが少ないのはなぜか

良いのに如何せん書くのが遅い

ウィ()

美希はしばらく自分の左手首を眺めていたが、やがてゆっくりと包帯を解き始めた

怖かった

できるならずっと目を逸らしたかった

だが、それは何かズルイことのように思えた



しゅるしゅる……



手首にはたくさんの切り傷があった
恐怖と同時に、気持ち悪さがこみ上げてきた

………どうしてこんなことになってしまったんだろう?

ちょっとでかける
すまそん

ただでさえ遅いのに…

最近は書きためなしが流行りなのか…

ハニーはよ

おしか

ミキの顔、お化けみたいになっちゃった…

雰囲気が、美希がやけどした奴おもいだすなー

もともと書きためしてるほうが少なくね?
してくれたほうがサクサク読めて嬉しいけど

千早の虚乳SSが落ちた……

なんか最近地の文つきのSS増えたな

うっせーな文句あんなら見るなよ

別に文句ねーから見るよ

めっちゃみてえ

安定の外野

どんどん打たせろよ!
後ろは俺たちが守る!!

誰だよ

支援

ハニーはどんな時でも星井さんの味方でいてくれると思うな
ハニーと星井さんのいちゃいちゃを書けば良いと思うの

http://beebee2see.appspot.com/i/azuY17XjBQw.jpg

俺得美希スレきた

まだかよ

「ミキの顔、お化けみたいになっちゃった…」

そういや、最近伊織スレがまったくなくなったな

カチカチ

ピロリン

from 美希

こんな手してたら、ミキお嫁さんにいけないよね
あははっ☆



俺はなんて答えればいいかわからなかった

美希は包帯をもう一度自分の手首に巻きつけたあと、軽くベッドを叩いた

俺は少し戸惑いを覚えながらも、美希の隣に座る

いいね

聞きたいことはたくさんあった


手首の傷のことは勿論
学校のほうはどうだ?とか
どうしてまた俺と会おうと思ったんだ?とか


けれどどれに関しても聞いてはいけないような気がした

どの質問もタブーのように思えた

聞いてしまったら、美希が傷ついてしまうんじゃないか?そう思った

そして自分も傷つきそうで…怖かった

来てたか

沈黙が部屋を支配する
静かな、静かな時間が流れる

ふと、携帯音楽プレーヤーが視界に入った

「何を聴いてるんだ?」

俺は美希の顔を見ないで尋ねた


カチカチ


美希は文字を打ち込んだ後、自分の携帯の画面を俺に見せてきた



ミキがソロでうたった曲なの
ハニーもいっしょにきく?

イヤホンの片方を耳に当てる
そしてもう片方は美希が自分の耳につけた


二人で一つの音楽を共有する
心地よいメロディと声が流れてきた




教えてハニー 未来は何色?

日に日に胸が キュンキュンっていうの

これってなあに?




胸がズキズキと締め付けられる
泣きそうになった
俺は黙って音楽を聴き続けた

どれくらいの間、そうしていただろうか
気付くと時計はもう夕刻をさしていた


「悪い、そろそろ帰らないと…」

イヤホンを外してそう言うと、美希は悲しそうな表情を浮かべた

「…すまん」

支援

俺の声帯あげるよ!!!

支援

カチカチ

携帯の画面に浮かぶメッセージ


『また、きてほしいな』


「……ああ」

そう答えると、美希はほんの少しだけニコッと微笑んだ
今にも消えてしまいそうな儚げな笑顔だった

支援

どうなったってミキミキは可愛いよ

しえん

美希の部屋から出ると、美希のお姉さんに呼び止められた

「ちょっと、妹のことで……」

リビングのテーブルに案内される

「すみません、こんなものしかないですけど」

湯気の立つブラックコーヒー
コーヒーは好きだが、とても気楽に飲めるような状況じゃない

ほう
期待

支援

しばしの沈黙が流れた後、俺は深々と頭を下げた

「このたびは…申し訳ありませんでした」

「顔を上げてください…」

美希のお姉さんは、どこか疲れているような表情で言った

「仕方のないことです…あなた達は何も…悪くありません」

彼女の言葉に、卑怯にもどこかで安堵している自分がいた

恐る恐る尋ねる

「美希は…学校は?」

「声を失ってから1度だけ行っていました。でもそれっきり…」

恐らく学校で色々あったのだろう…俺は「そうですか」とだけ答えた




「今美希は……ほとんど部屋にひきこもっている状態なんです」

まっすぐ俺の目を見据えて彼女は言った

おじさん、親近感沸いちゃう

千早なら・・・!千早ならなんとかしてくれるはず・・!

「……食事はどうされてるんです?」



「私があの子の部屋まで持っていってあげてます」

「しばらくの間は、家族で一緒に食べていたんですけど…手首の傷を見て父が激怒してしまって」

「父も母も美希にはすごく優しかったんです。でもあの一件以来あの子は部屋にずっと閉じこもるようになって…」



俺は黙って彼女の言葉に耳を傾けていた

http://beebee2see.appspot.com/i/azuYgeDiBQw.jpg

「でも…私たちは悲観はしてません」

「医者の方は、あの子の声が出なくなったのは精神的なものによると言っていました」

「だから、きっと声は戻ってくると思っています。いえ…絶対戻ってきます」



確かに病院で検査を受けた結果、美希の声帯に異常はないと診断された

ふとしたきっかけで、いや、きっかけなんか無くても自然と回復するものなのかもしれない

だが、本当にそんな楽観的に考えて大丈夫なのだろうか

俺は疑問に思った

http://beebee2see.appspot.com/i/azuYi7bjBQw.jpg

俺「美希、結婚しよう」


その時だった


美希「ハ.....ハニー嬉し...いの」

そう美希の口から確かにそう聞こえたのだ



http://i.imgur.com/QMSSa.gif

支援

………

美希の家を出た

もうほとんど夕日が沈みかけていた

長い長い坂道を、冷たい風に吹かれながら歩いていく

美希の家を振り返って見ると、ほんのわずかに窓のカーテンが動いたような気がした

………

夜、美希とメールを交わした

次の日曜も美希の家に行くことになった

すまんちょっと仮眠をとらせてくれ
あふぅ

睡眠代行はよ

えっ

えっ

紫炎

えっ

★睡眠代行始めました★
眠たいたけど配信で眠る時間が無い、眠りたいけど実況で眠る暇が無い、そんなときに!
睡眠代行で鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに寝てくれます!
モチロン布団を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの床で無差別に横になります!
1時間\1200~ 24時間営業 年中無休

     <⌒/ヽ-、___  睡眠代行では同時にスタッフも募集しています
   /<_/____/ 睡眠に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
                眠るだけの簡単なお仕事です!

追いついた④


・・・え?

おいつ…え?

★休憩代行始めました★
疲れたけど休む時間が無い、休息を取りたいけど落ち着くことができない、そんなときに!
休憩で鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに休憩をしてくれます!
モチロンお茶を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の中で無差別に休みまくります!
1時間\1200~ 24時間営業 年中無休!

             r‐-、
             i/ ̄""
            < ̄ ̄ ̄ ヽ                  /_|_
         /: : : : : : : : : : : : : : : \             /|  /|ヽ

        /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヘ              | ./ |  \
        /: : /: i: : : : : : : : : : : : : : : : ヘ          /     ,
        |: : i: :∧: : ::i: : : : ヽ: : : : ::i: : ::i.         i   千 |二|   .i
       .|: : |!/ ヽ: : |: : ヘ: : ヽ: :|: :i: : ::|.         |    口 |二|   .|
       ノ::ノ| ̄゛゛''\ヘ\_i\_iヾ|ノ: : : :|             ハ_'_'_   |
      "7: :Y"≠=x  " .,,__ _,,, ∧: : :ヘ      ・  な          |
      /: : :::i     ,  ゛゛ ̄  /ノ.\_>     ・  の   ┌‐‐|‐┐  .i
     <(ヽ、::ヘ          /_: : : : 二≧    ・   ./.    |__|_|  /
    r‐'-ニヽ,ヾ,ヘ、.゛''''''   /ミヾ" '\: : ::__>  あ //\.   |   ./
    >ニ',-.,",,..-'i_,,..>-‐‐ ゛゛'''-..,,,ii_ミミ , \::"ヽ、 .ふ     \__/

  /,,..-i‐"|!井ニi      _  /゛'‐-"ミ;;;;; ヽヘヾ  .ぅ
r'"  _,,||.i-"|!井ニi_,,..-‐'"  ̄ ̄iニi井| ̄||! ̄  .ミ\"
i..-‐'"-‐||'i"_.ヘ井,,.!,,__.    .| |井| .||!=====ミ)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

>>29
マジ切れそうなんだけど

仮眠だよぅ?

保守ら

バイトから帰ってきたのに進んでなさすぎワロタ

あついひだらだらのAAってあったんだな

全然進んでないじゃん、なにこの書き手神気取りなの

はやく

はよ

いつまで寝てんださっさと書けや

おーい!


起きろー!!!

書き手が起きたとして続き読みたい?

真寝じゃねーか

まだかyい

ばんばん

>>168
ミキも真くんと寝てくるの……あふぅ

おきれ

おはよう

>>174
おやすみ

はよ

うぎいいい

仮眠とはいったい

4年後じゃね

おらもう4年経ったぞ

まだ仮眠してんのか

もうこれ仮眠じゃないよね

あふぅ…眠いなの

寝るな、保守するんだ

追いついたと思ったらコレ

もう駄目かもわからんね

仮眠じゃなくて永眠か?

>>1も声が出なくなったのかもしれん

25レスくらいしか>>1書いてないのか…
早く目を覚ましてくれ

そろそろ起きてもいいだろ
完結するまで寝れない

さすがに完結してくれないと、美希が可哀想な子のまま終わってしまう

すげー全然進んでねー
カキコはゆっくり仮眠はしっかり

くらってみたいな

ブリーフの舞みたいな感じ

もう誰か乗っ取れよ

まだー?

だがしかし乗っ取っても面白くなる気がしないというのもまた事実

ちょっと試にやってみ?

yattemi?

保守

美希視点でやってみても面白いんじゃね?

起きてー

誰がやったってたいしてクオリティ変わらんよ

一瞬血迷ったが余りにも美希について知らないから無理じゃねって事に気づいた
ここは保守の一手だ

ほおおおおおおお

>>214
血迷ってくれて構わんよ

仮眠が本格的睡眠になったいい例

こんだけ寝たんだからさぞクオリティの高いものになるのだろう

だな、>>1にはすっきりした頭で存分に書いて頂きたい

まだ起きてなかったか

もうID変わってるからその辺の誰かに紛れちゃってもわからないっていうね

これでこなかったら待ってた時間なんだ

あいつは絶対にきてくれる…

あいつならやってくれる

まだか

仮眠じゃなくガチ寝しやがった

はよ

一応保守

みきみきー!

~~~~~
~~~~~

夢を見た

美希がソロライブを初めて成功させたとき



「美希!よく頑張ったな!」

「ハァ、ハァ…ねえプロデューサー…ミキ…キラキラしてた…?」

「ああ!最高に輝いてた!!」

「よかった…ミキ、しあわせ、なの…」

きた?

きたあああああああ

待ってたぜえええええ!

やっとか

「アンコールが鳴り止まない…どうする?」

「もちろん行ってくるの!ミキ、もっと、もーっとキラキラしたいっ!!」



あのときの美希はステージの上で本当に輝きを放っていた
俺も含めて、見るもの全ての心を惹きつけていた
歌やダンスのレベルの高さ以外にも、ある種のカリスマ性のようなものを持っていたと思う

夢から覚めると、とても憂鬱な気分になった

昨日会った美希の姿を思い出したくなかった

おかえり

□■□■□

目を開ける

いつからか、まったく時計を気にしなくなった

朝も昼も、夜も、もうどうでもよくなった

ベッドの上で、ひざを抱えて座りながら音楽をきく

…これはDay of the future

…これはSquall

自分の歌を何度も何度もリピートしてきく

自分の声を忘れてしまうかもしれないから

もし世界中の人間がミキの声を忘れてしまっても…ミキだけは、絶対に覚えていたいの

………

コンコンとノックがした

「美希、ゴハン持ってきたわよ」

ちょっと待って…今トビラあけるね

「じゃあ、ここに置いておくわね」

ありがとう、お姉ちゃん



「……美希」

「絶対、戻るから。何も美希は心配しなくていいの」

ありがとう。でも、ムリして笑わなくていいよ…お姉ちゃん

ミキ、お姉ちゃんのそういう顔見ると、苦しくなる…

支援

………

食べ終わった食器を廊下に置いた

やっぱり全部食べられなかった…ごめんなさい、なの



ノートパソコンを起動して、DVDを入れる

ミキのライブのときの映像がいっぱい詰まってるの



……

キラキラしてて、可愛くて、かっこよくて…自分でも惚れ惚れするの!



……

ストーリーはいいと思うけど
遅い

声、ほんとうに戻るのかな

初めのころは、すぐに治るって思ってた

でも、1週間たっても、1ヶ月たっても、2ヶ月たっても…まだ出てこないまま

もしこのままずーっとだったらと思うと

不安で頭がおかしくなりそう…

よしこい

おねがい…おねがいだから…

全部、元に戻して…



こんなにつらいの、たえられないよ…

~~~~~

次の日曜も、そのまた次の日曜も、俺は美希の家を訪れた

何か買って持っていってあげようかなとも思ったが、何を買っても今の美希は喜ばないような気がした

美希の部屋では、二人で音楽を聴いている時間が多い

机の上で雑誌が開いている

そのページにはアイドルだった頃の美希のグラビア写真が載っていた

カチカチ

ピロリン


from 美希

その制服姿のミキ、すっごくカワイイでしょ!
ハニーは、どう?


「ああ、よく似合っていて可愛いと思うよ」

そう答えると、彼女は悲しそうな目をして微笑んだ

………

訪れるたびに、美希の姿は弱弱しいものになっていった

美希を優しく抱きしめてあげればこの問題は解決するのか?

慰めの言葉をかけ続ければ声は出るようになるのか?

頭に色々な考えが浮かんでも、俺は何も実行できない

卑怯だと自分でも思う

けれど、結局どうすればいいのかわからず、答えが出せなかった

支援

………

事務所の窓から外を見ると、雪がちらついていた

今日は都内はかなり冷え込みそうな感じだ

コーヒーを啜っていると、メールが届いた

美希からだった



from 美希

『かんかんかんかん』
 

……何だろうこれは?

首をかしげていると、すぐにまた美希からメールが来た



from 美希

『かんかんかんかんかんかんかんかん』



またしても意味の分からない文面
もしかして、なにかふざけて遊んでいるのだろうか


しばらくして、またメールがきた

あかん

嫌な予感しかしない







from 美希

『ばいばい、ハニー』





 

うわああああああ

ばいばい


ばんさんかん

かんかんかん

その瞬間、俺は得体の知れない寒気を感じた



「ど、どうしたんですか?いきなり立ち上がって…」

「悪い、急な用事が出来た!」

「え?ちょ、ちょっと!プロデューサー!?」



律子の声を背中にして、俺は事務所を飛び出した

おれは電車を許さない

支援

ばいばいのとこでリアルにメール来てビビった件

かなーしーみの

タクシーを拾う

行き先は、美希の家



頭の中が不安でいっぱいになる

美希は、自分の命を絶とうとしてるんじゃないか、と

どうしてこんなことに…いや、今はそんなことを考えてる場合じゃない

美希が自殺を考えているなら、なんとしてでも止めないといけない




       最終話

     『 轢 殺 』



ふ美希り

むこうーえと

ラブ「ミキティがプリキュアやめてもう一ヶ月かぁ」

美希の携帯に電話をかける

彼女の声がきけないのがわかっているのに、ほとんど無意識でそうしていた

『おかけになった電話番号は、電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないため、かかりません』

くそっ!!

どうすれば…メールを入れようか?いや、電源が切られていたら意味がない

支援

僕はーもういらなーいよ

そうだ!美希の家にかければ…


プルルルルルル

『…はい。星井です』


美希のお姉さんの声だ

「すみません!765プロの者ですが…えっと、み、美希は」

『少し前に外へ出かけましたけど…散歩してくるって言ってました』

「え…」

支援

やっときたか

美希は今、家に居ないのか?

美希は…いったいどこへ行ったんだ!?


『あの、もしもし?もしも─────』


俺は頭を抱えた。

どうやって彼女を探せばいい?

考えろ…何か方法はある…きっとある…

温もりもーあしたもー

すまそ
またちょっと出かけてくる
ウィ

>>289
おい

>>289
お前美希が危ない状況なのわかってる?
はよ助けんといかんのに出かける?
よく考えろ

いやいやwww

かんかんかんって踏切かよ

とりあえず保守

その時だった

??「あらぁ~プロデューサーさん」

P「あずささん....」

くそっなんでこんなときに
巨乳魔神が....

あずさ「美希ちゃんなんてほっといて
こっちでいっしょに遊びましょう」


P「そっすねwww」

>>293
 晩餐館の焼き肉のタレだよ。

こいつ高校生だろ。
だからどうしたって話だけど。

保守

おい、悲しみの向こうへを聞きながら楽しみにしていたのに

ずっと保守してる人はしんどそうだなwこれ

ふざけてるわね

もう誰か続き書けよ

追いついたらこれだよ
もうね、スレ立てたなら最後までやって星井わ

>>295
おっとり口調でタクシーと並走するおっぱい想像して吹いたwwww

運ちゃん「あっれー?お客さん何か踏切で事故みたいですよ?」

P「え?…かんかんってまさか!」

また寝てんのか

「美希が望む永遠」

ゴールしちゃダメなの

春香「美希が事故たんですってwwww」


千早「wwwww」


社長「おまえら明日からこなくていいからwwww」


一同「wwwwwwwwww」

美希さやか「あたしって、ほんとバカなの…」

>>310
やよい「うっうー!葬式饅頭食べ放題ですぅ!」

星射美鬼「美希は、あの星を落とす鬼になるの!」

続きが気になって胸が痛い

電車に飛び込むとバラバラなるんだっけ?
ちょっと踏切行ってくる

時の列車、デンライナー
次の駅は過去か未来か

時間の波を捕まえて

>>316
死因は激痛によるショック死で保険金は降りないから遅延による賠償金は遺族の全負担。
多分一番人様に迷惑かける自殺方法だと思う

>>319
何言ってんの?
ミキミキの体拾いに行くに決まってんだろjk

響「はいさい! 参上!」

真「ボクに釣られてみる?」

千早「私の歌声にあなたが泣いた」

亜美「亜美たちと遊ぶ?」
真美「答えはきいてな→い!」

貴音「……光臨。満を持して」

>>321
電王wwwwwwwwwww

美希(声が出なくなっちゃったの)

P「ほう、マッサージすれば声が出ると聞いたからやってみよう」

美希「あふぅ」

P「おい」

マッサージって首でも締め上げるの?

きっとある...そう思った俺が馬鹿だった
あるのはキットカットだけで美希はもこの世にいない....どうすれば..

P「この度は俺の不甲斐なさで...」

美希姉「Pさんのせいではありません」

P「....あの一つお願いが」

ーーーーーーーー
ーーーー
春香「Pさん悩んでないで私に相談してください」(フフこれでPさんは私のものにww)

P「実はな...俺、美希姉さんと結婚することになったんだ」

リラックスさせるために全身マッサージを施すに決まってるだろうが

はよ

保守とは言え、お前ら好き勝手やりすぎwww

終了

ほっほ

誰か保守間隔表張ってくれ


ver 0.0.9 -2 #48
『非公式』保守間隔表
00:00-01:00 12分以内
01:00-02:00 18分以内
02:00-03:00 28分以内
03:00-04:00 37分以内
04:00-05:00 40分以内
05:00-07:00 80分以内
07:00-09:00 52分以内
09:00-11:00 17分以内
11:00-12:00 25分以内
12:00-13:00 29分以内
13:00-14:00 20分以内
14:00-16:00 27分以内
16:00-17:00 28分以内
17:00-18:00 23分以内
18:00-19:00 14分以内
19:00-20:00 17分以内
20:00-22:00 12分以内
22:00-00:00 10分以内

P「マッサージでもしてあげようか」

美希「(お願いしますなの)」

P「うりゃりゃりゃりゃ!!」

美希「あふぁあああああぁっ…!!」




乳“首”マッサージ

俺は待つね

保守

勝手にいろいろ書くの自重しろwww

菜緒お姉ちゃん可愛い

エロゲの一流作家(笑)並の遅筆だな

まだか

「ッッッ!!」
美希を見つけた
タクシーの運転手にお金も払わずに降りて美希の下げ走る
こちらに気付いたのか美希が振り返る
踏切のけたたましい音が響く
美希が笑顔になった

そして踏切の中へ入って行った



「破ァ!」
怒声が響く
寺生まれのTさんだ
力無く倒れた美希をTさんが抱えて踏切の外へと運ぶ
「この娘は悪霊に憑かれていたが、もう大丈夫だ」
寺生まれってスゴイ、そう思った

感動した!


てかまだかよ

まだかよ

ほしゅ

国公立二次やな

俺は美希姉と結婚する!!彼は確かにそう言ったのだ、せっかく私が美希の声を奪ったのにまた浮気しちゃうんだから
春香「ダメじゃないですかぁ~私以外の人とくっつくなんてぇ~」

その時だった
シュバッ
貴音「恥を知りなさい春香」

また邪魔が入ったもういっそこのまま死んじゃえば楽になれるのかな?

そういえば今日ちーちゃんの誕生日だ
おめでとう!

ひおっgqhっkjhgcfdsdrybっftgtyびおlpkh

すんませんした
えー>>287の続きから

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

…ん?

待てよ

ばいばい、の前に来てたメールの文章…

かんかんかん、とだけ書いてあったけど…ひょっとしてこれは…



美希の家を訪ねたときを思い返す

駅から歩いて…長い坂道まで行く途中で…

踏切があった

もしかして…美希は…

ぐも

来てたか

□■□■□

カンカンカンカンカン

カンカンカンカンカン


遮断機が上がっていく


みんなが通っていく


遮断機が下がっていく


電車が通っていく

来たか

見慣れた場所

つい、この前まで毎日通っていた場所

雪がふってる

やっぱり寒い方が痛みを感じにくいのかな

グモッチュイーーンだけは・・・

お姉ちゃん、パパ、ママ…

みんな疲れた顔をしてる

ハニーも、本当はムリしてミキに会いに来てくれてるんだよね

知ってるの

ぜんぶ、ぜーんぶミキのせいなの

ミキのせいで、みんなつらい思いしてる…だから…

もう、いいの

プロデューサー!早くしろー!間に合わなくなっても知らんぞー!

グモれ!

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
   ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄

          /\
     . ∵ ./  ./|
     _, ,_゚ ∴\//
   (ノ゚Д゚)ノ   |/
  /  /

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
 _/_ミつ/ ̄/_
      /_/

~~~~~

渋滞が酷い

なかなか車が進まない

「普段は空いてるんですけどねぇ、こんなに混むのは珍しいなぁ」

ドライバーの呑気な声に苛立ちを覚える



ふと、急にあの医者の言葉が脳裏をよぎった

『これは、精神的なストレスによるものだと思われます』

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バンバンバンバンバンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)バンバンバンバン゙ンバンバ
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄

……精神的な、ストレス


『えへへ、ハニーだいすき!』

『おい、やめろって…みんなの前だぞ』


……脳内に再生されていく


『ハニーって、すっごくカッコイイ男の人ってカンジ!』

『そうか』


……あの頃の会話

はよ



『はいっ!日頃がんばってるハニーにミキからプレゼントなのっ!』

『栄養ドリンクとおにぎりってお前…まぁ、もらっとくよ』

『プ、プロデューサーさん!あの、私…クッキー作ってきたんですけど!よ、よかったら、その』

『おお、ありがとう春香!いやークッキーかーうれしいなぁ~』

『反応が全然違うの…』


……俺は、いつも彼女からの好意を受け流していた

はよはよ

何があってもBAD ENDだけはやめてくれよ



『ねーハニー?もし、もし将来ミキとハニーが結婚することになったら…』

『ん?何か言ったか』

『……なんでもないの』


……わざと、無視していた

別に嫌いだったわけじゃない
ただ、その方が賢明で、面倒なことにならずに済むと思ったから

自殺前にメールとか構ってちゃんかよ

いいよいいよ
絶対救えよ

考えたくなかった
否定したかった


…………『これ』が原因じゃないのか?

美希がこうなってしまったのは…俺に、責任があるんじゃないか?

誰よりもストレートに表現する美希の好意を…受け止めなかった所為で

車は全然動かない

携帯のGPSを使って現在地を調べる

…目的地の踏切までは、もうたいした距離じゃない

「釣りはいいです!」

「え?お、お客さん?」

ドライバーに札を手渡し、タクシーを降りる

この渋滞具合なら、自分で走った方が早い!

支援

足りませんよ!

………

粉雪が舞い散る中、歩道を全力で走る

ハァハァ…ハァ、ハァ…

息が苦しい

あとはこの道沿いに行けば、あの踏切にたどり着く

頭の中に、美希の明るい笑顔が思い浮かんだ

頼む…間に合ってくれ

頼む!!

こなああああああああああああああああああああああああああああああ

ゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい

ねぇ

ねえ

重いが支援

こぉこぉろろろおおおおおおまでぇぇぇぇぇぇえしろおおおおおおく
しゃせいしたらぁぁぁぁああ
アッアァァァァァァァアン

きてたのかああああああああ


はよしろおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

後のテケテケである

はよはよ
これで実はこの渋滞は美希が既に踏切に侵入して
死んだからだったとかは絶対に許さない(こうやって展開予想しておけばとりあえずこの展開は回避できるだろう…)

………

脇目も振らず走り続けていると、ようやく踏切が見えてきた

通行人の中に、遠目からでも目立つ長い金髪の少女がいた


「美希!」


彼女はフラフラとおぼつかない足取りで少し歩いたあと、踏切の中で下を向いて立ち止まった

遮断機がゆっくりと下がっていく

周りの人間は、彼女を見ても動こうとしない

無理
目の前で彼女は消えてしまったとかそういう展開マジ無理だから
許されないから
救えよ? な?

たった一つの娘と
約束したんだ
これから二度と
シコらないと
不思議な 気持ちさ


これはPが死ぬパターン

電車の警笛が耳をつんざく


間に合え!

間に合え!!!


無我夢中で走り、遮断機を飛び越える

そこからはもう本能的に身体が動いていた

プロデューサーが轢かれてZ武になるんだろ?

Pが死ぬくらいなら俺が死ぬわ

いや俺が死ぬよ

俺がPだ!

しねえええええええwwwwwwfくぇgLW+MHETえw5t6ycklycv;い「

……

…………

目を開ける

すぐ目の前に美希の顔があった

振り返ると、下がった遮断機と通過する電車が見えた



……どうやら、間に合ったようだ

ギリギリセーフだったと思う…本当に、よかった…

良かったわ

上半身だけは救えたか

よかった・・・

か、代わりに俺が轢かれたぜ・・・へへっ・・・もうだめなようだ・・・さらば

おいやめろ

そして、何が起こったかわからない、といった顔をしている美希を俺はそっと抱きしめた

小さな、華奢な肩

力を入れると、今にも壊れてしまいそうな


「……ぁ………ぃ……………」


涙が、止まらなかった

おっぱぁぃ

はよ・・・

>>441
不覚

~~~~~

近くの喫茶店

俺と美希は、小さなテーブルに向かい合って座った

美希はどこか憂鬱そうな目でうつむいていたが、やがてポケットから携帯を取り出して操作を始めた


カチカチ

ピロリン


from 美希

実はね
ミキ、ハニーならきてくれるんじゃないかって
ほんのちょっぴり思ってたの
ごめんね


「…そうか」


from 美希

ハニーは、ミキをたすけてくれた王子様なの!
すごくカッコイイの



俺は…美希の王子様なんかじゃない
もっと弱くて、汚くて、情けない存在だ

だから、俺は言った

carvipcarvip

http://beebee2see.appspot.com/i/azuYu4TlBQw.jpg

「ごめん!本当にゴメンな…悪かった」

美希は「え?」といった様子で小首をかしげた


「俺、ずっと美希の好意を…気持ちを無視してた」

「無視して、聞こえないフリをして…適当にあしらってた」

「……すまなかった」


美希はしばらく黙って目の前にある紅茶をじっと見つめていた

カチカチ

ピロリン


from 美希

ハニー
ハニーは、ミキのことスキ?



考えた
この問いに対する…今、俺が出せる答え
嘘をつくつもりは無い
もうこれ以上…美希を悲しませたくない

はにぃ

きたああああああああああああああああああああああ

「……わからない」

「俺は、確かに、美希を好きだと思う」

「でもそれが恋愛上における好き、なのかは…わからないんだ」



嫌いではない
けれどはっきりと胸を張って愛してる、って言えるのかと問われたら…答えはノーだ
自分ながら中途半端だと思うが、これが現時点での俺の気持ちだ

P「俺、実はポニーテール萌えなんだ」

なん…だと…?

高校生好きになるとかね、普通はない
セフレには歓迎だ

>>453
響ー

>>455
安心しろ、美希は中学生だ、問題無い

彼女は実に不満そうな表情を浮かべていた


「……そのリアクションは当然だと思う」

「ただ…今日心の中で強く決めたことがあるんだ」


これは、単なる罪滅ぼしの意味合いなのかもしれない
あるいは、ただの偽善なのかもしれない
もしかしたら純粋に望んでいるだけかもしれない


「お願いが、ある」


美希の目をまっすぐ見て、俺は言った

>>457
そうだ美希は中学生なんだ
セフレに大歓迎だな

………

…………

……………


長い冬が過ぎて、ようやく春がやってきた

携帯のアラームに起こされ、ソファから身を起こす

……背中が痛い

連続でソファで寝続けるというのは、結構過酷なのかもしれない

ベッドへ目をやると、そこでは金髪の少女がよだれをたらしながらぐっすりと眠っていた

事後…

逮捕…

我慢できず犯しちゃいそう

そう、俺は今、美希と二人で暮らしている

どうしてこういう状況になったかというと、俺が



『美希が声を取り戻すまで、一緒に居させて欲しい』と願ったから

『声を取り戻したら、またアイドルに復帰して、キラキラ輝いて欲しい』と願ったから



あの雪の日、俺のその2つの願いに対して、美希はこう答えた

『ミキ、アイドルに戻ったら、絶対ハニーをメロメロにして、ハニーのお嫁さんになるの!』

>>465
取り戻してるな

美希「ハニー声を取り戻したの」

俺「結婚するか」

美希「はいなの!」

こうして二人は結ばれたのだった

最初は美希の家族から猛烈な反対を受けた

大人の男と、まだ15歳の少女が同じ屋根の下で暮らす…反対されて当たり前だ

俺と美希は必死に説得した

最終的には、美希のお姉さんも説得に加わってくれたこともあって、ご両親は承諾して下さった



その美希は、この4月から、私立の高校に通っている

まだ声は戻っていない

だが、学校では既に友達が何人かできた、とのことだ

クラスメートも、先生も親切な人ばっかりらしい…良かったと思う

春香さん「」

朝食を作り終えて、美希を起こしに行く

フライパンをカンカンと鳴らすも、起きない…まぁこの辺は予想通りだ

一番楽な起こし方はすでに知っている

この一部だけピンと跳ね上がった髪の毛(どうやらアホ毛というらしい)を引っぱると…

ほら、あっという間に起きた

ビクン

ドラえもんの尻尾みたいだな

髪の毛引っ張られたらまあ起きるわな

二人で朝食を食べる

「そーいえば今日学校で調理実習あるんだよな、準備はできてるのか?」

俺がそう言うと、美希はどこからともなくカードを取り出して俺に見せる


【大丈夫なの!】


なんというか、最近ではメールを打つのがめんどくさいのか、美希は【会話カード】なるものを作っている

これ以外にも、【おなかすいたの】とか【おやすみなの】とか色々なカードがある

個人的にはカードを作る時間があるくらいなら、手話を覚えた方がいいような気がするけど…

まぁ、でも、美希が元気でいてくれて嬉しいと俺は思う

かわいいなの

せっせとカード書いてるところ想像したら可愛すぎて抜いた

やっぱりプロデューサーは星井さんと結婚するべきなの

もう喋れなくていいや

高校はここから離れたところにあるため、いつも美希が先に家を出る

玄関に響く、トントンというローファーの爪先を蹴る音

俺のほうへ振り返ると、彼女はニコッと微笑んだ

俺は声をかけた



「いってらっしゃい」





おしまい

おわった

美希(おにぎり欲しいの!)

律子「こいつ…直接脳内に…!!」

おわりですウィ

保守してくれた方、読んでくれた方々に感謝!

おつかれ
よかった!

後日談はよ

おつ

>>482
百鬼丸かよ


美希が喋れるようになるまで書いてくれてもいいのよ

乙!

結婚まではよ!

後日談とあまり言いたくはないが、これは欲しいところ
とりあえず乙

乙でした

ミキと結婚したい
もう普通に結婚したいわ

おつ

森の奥で首吊り自殺とかにならなくて本当によかった

終わったか
夜中中保守してよかったのだろうか

引っ張りすぎて収拾付かなくなって
叩かれる前に終わらせました って感じ

>>465は(メールで)答えたってことで…一応

声が復活するまでの後日談的なものは今のところは考えてないです
暇があったらまた書くかもしれません

待たせた割に短かったな

悪くない……悪くないぞ!

>>423
日本語変ですよ?

声が出ないってことは、暗闇で襲ってもr

>>506
ブッコローブッコロー

久々の美希スレで濡れた

>>506
その発想はなかった

マジレスすると聾唖者の婦女は十中八九ブザー持ってます

後日談はよ

おつ


次やるなら書き溜めてからよろしくな!

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