のび太「ひぎいいぃぃぃぃ」(251)

カチャカチャ

ああ、これは夢か幻か。

ジャイアン「…くそっ、興奮して上手くチャックが…」ボッキボッキ

獣の如くいきり立つソレを僕の眼前に現さんとジャイアンが躍起になっている。

ジャイアン「お~れ~はジャイア~~ン…」ボッキボッキ

ジャイアンの陽気な歌に合わせて、股間の熱線銃が軽快なリズムで動く。

のび太「(ああ…何でこんなことに)」

己の不運を呪う。そりゃあ普段からドジでマヌケで、何度も命を落としかけた冒険だってしてきたが、今回ばっかりはどうしようもなさそうだ。

ジャイアン「へへ、随分大人しいじゃないか。ドラえもんに助けを求めないのか?」ボッキボッキ

今日はダメなんだ。ドラえもんだけは…

>>1代行ありがとう

~数時間前~

ドラえもん「え!?急にどうしたんだい!?」

のび太「いやあ、ドラえもんにはいつも迷惑かけてるからね。ほんのお返しってわけじゃないけど、今日一日はゆっくりしててよ」

ドラえもん「のび太君…」

ドラえもん「ありがとう、お言葉に甘えさせてもらうよ」

ドラえもん「じゃあ念のためこれを渡しておくよ」

のび太「これなに?」

ドラえもん「何かあったらこれを押して。すぐに駆け付けるから」

のび太「ははは、僕はこんなのいらないよ、今日はドラえもんの休日なんだから気にせず遊んできなよ」

ドラえもん「そうは言っても心配だからね」

のび太「ま、これを使う時はこないだろうけどね」

ドラえもん「それに越したことはないけど、念のためさ」

のび太「わかったわかった、受け取っておくよ。さ、僕のことはいいからドラえもんはミィちゃんにでも会いに行きなよ!」

ドラえもん「よせやい」

のび太「いっちょ前に照れちゃって。じゃあ僕は空き地に行ってくるよ」

ドラえもん「わかったよ。ありがとうのび太君。気をつけてね」

ドラえもん「さて…」

ドラえもん「どこでもドア~~~」

ドラえもん「ホッカイドウ"すすきの"へ!!」

~すすきの~

ガヤガヤワイワイ

ドラえもん「ここがもう一つのカブキチョウ、すすきのか…」

ドラえもん「のび太のやつも夕方になってから休日とか遅いんだよバカ。…ま、おかげで夜のすすきのを満喫出来るってワケだ」

キャッチ「お兄さんお兄さん!カラオケどう!?カラオケ!」

ドラえもん「すみません、良いキャバありません?」

キャッチ2「あ、キャバ探してるんですか?」

ドラえもん「はい、すすきのって言ったらキャバかなって」

キャッチ2「ですよねwえ~と、どういう系を探してますか?」

ドラえもん「とりあえず、ダウンタイムがあって、コミコミ5000以内で」

キャッチ2「なるほどなるほど…。えと、ソフト、ハードとかあるんですよ。あと逆セクとか」

ドラえもん「あ~、とりあえず胸揉みたいんですよね」

キャッチ2「やっぱ揉みたいですよね~」

ドラえもん「ええ、地元では猫かぶってるんで」

~空き地~

のび太「ドラえもんのやつ、今ごろミィちゃんと楽しくやってんのかしら」

???「あら、のび太さん」

のび太「しずかちゃん!」

ジャイ子「私よ」

のび太「ジャイ子…」

ジャイ子「なによ、私じゃ不満なの?」

のび太「いや、別にそんなこたあないけど…」

ジャイ子「あ」

のび太「?」

ジャイ子「照れてるんだぁ~?」

のび太「なんでぼくが照れるんだよ。君に。意味がわからないよ」

ジャイ子「好きなんだ?」

ジャイ子「わたしのこと」

ジャイ子「いいわ。あげる」

のび太「何をさ、というか僕が何でジャイ子のことを」

ジャイ子「わたしの全てを」スルスルスル…

のび太「あ…」

そう言うと、ジャイ子は身につけていた花柄のワンピースを小学生とは思えない艶やかさで大地の上へと剥ぎ捨てた。

何が起きたか理解するのに僕のバカな頭を相応の時間を要した。しかし、目は、目だけは大自然の中であらわになったジャイ子の裸体を捉えて離さなかったのだ…

空き地の草木や、乱雑に積み上げられた土管と共に佇むジャイ子はまるで一枚のキャンパスに描かれた絵画のようであった…

のび太「汚らしい…」

だが僕の口から飛び出した言語は真逆のものであった。今思えば先ほどの思考はジャイ子が身につけていたワンピースの花柄模様が特殊な動かし方(恐らく脱ぎ捨てた際の動き)で、一種の催眠術となって襲いかかってきたのだろう。

改めてジャイ子の裸体をまじまじと眺めてみると、芸術のことなんて偉そうに語れるほど知っているわけではないがミケランジェロが目隠しを、両手両足を縛られ、鼻の穴に彫刻刀を突っ込んで寝起きに彫られたかのような造形をしている。

ジャイ子「そんなに見ないで…」

頬を赤らめ、顔を背けるジャイ子を見ると資本主義の崩壊をいやがおうでも感じることとなった。

ジャイ子「いやらしい顔して!」

のび太「はあ?こんな土偶みたいな体に誰が興奮するかよ。あ~あ、腐る、目が腐る。早く服を着てくれ」

ジャイ子「……い」

ジャイ子「…どい」

ジャイ子「ひどい」

ジャイ子「うおああああああああああ!!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

のび太「きゃあ!」

ジャイ子「うおおおおおおおお!!!!!」

のび太「大地が…揺れる…!?」

ジャイ子「オニイイチヤアアアアアアアン」

―咆哮―

ジャイ子の叫びと呼応するかのごとく大地が揺れる、草木が揺れる、家が、空気が揺れる。
悲しみ…そうか、悲しみなのか。

のび太「ジャイ子…」

ジャイアン「おい」

刹那、僕は地面へと突っ伏していた。

のび太「ぐっ…」

ジャイアン「のび太…テメエ…」

圧倒的パワー。僕は組み伏せられたまま動くことが出来ない。のしかかる圧迫感から満足に言葉を発することが出来ない。解かなければ。この体制と、誤解を――

のび太「ジャイア…ン…ちが…」

ジャイ子「こいつがああああああああ私をおぉぉぉぉぉぉ!!!」

ジャイアン「てめえええええええええええ!!!!」

のび太「ち、ちが…!!」

誤解だ!あいつが勝手に現れて勝手に服を脱いだ!僕は被害者だ!
しかしそれをジャイアンに伝えるのが何と難しいのだろうか。状況。混乱。裸体。全てが僕の思考を邪魔する。

ジャイアン「ゆるさねえ…のび太…お前だけは…」

殴られる。蹴られる。いや、それだけではすまないかもしれない。首吊りの刑、人間ボウリングのピン、新しいバットの殴り具合…

ジャイアン「お前には…新しいピカピカのバットのための練習台になってもらおうか」

ああ…やはり。僕は新しいバットで…。…?

ジャイ子「やっちゃええええええええええ」

バット――。僕が生きてきた人生を振り返り、バットという単語を聞いて何を思い浮かべるか。もちろんあのバットだ。いや、どんなに長生きしてもそれ以外は思い浮かばないだろう。野球のバット。
球を打ち返し、栄光をつかみ取る野球のバット。だがジャイアンは僕よりもボキャブラリー豊かな少年であったようだ。バットはバットでも股間のバット。小学生特有の柔軟な思考だ。思わず感銘を受ける。

カチャカチャ

ああ、これは夢か幻か。

ジャイアン「…くそっ、興奮して上手くチャックが…」ボッキボッキ

獣の如くいきり立つソレを僕の眼前に現さんとジャイアンが躍起になっている。

ジャイアン「お~れ~はジャイア~~ン…」ボッキボッキ

ジャイアンの陽気な歌に合わせて、股間の熱線銃が軽快なリズムで動く。

のび太「(ああ…何でこんなことに)」

己の不運を呪う。そりゃあ普段からドジでマヌケで、何度も命を落としかけた冒険だってしてきたが、今回ばっかりはどうしようもなさそうだ。

ジャイアン「へへ、随分大人しいじゃないか。ドラえもんに助けを求めないのか?」ボッキボッキ

今日はダメなんだ。ドラえもんだけは…

―すすきの・とあるキャバクラ―

キャバ嬢「可愛いィ~スベスベ~どまんじゅう~」

ドラえもん「…であるからしてね、僕は22世紀からやってきたんだ。未来に比べてこの時代も趣があって結構良いよね。まあ古きよき日本?っていうの?服ダッサw髪型なにそれwwとか笑えるし」

キャバ嬢「超ウケるwドラちゃんおもしろ~いwあげぽよ↑↑」

ドラえもん「おっぱい触っていいんでしょ?」モミモミ

キャバ嬢「良いよぉ☆てかもう揉んでるしぃwやらし~☆」

ドラえもん「どらやきみたいで気持ちいい」モミモミ

キャバ嬢「どらやきとか初めて言われたしぃあげぽよ↑↑」

~空き地~

怒発天を突くかのごとくジャイアンのバットはうごめき、僕を狙っている。ドラえもんだけは…!せっかくの休みなんだ!いつもいつも僕を助けてくれるドラえもん。だからこそ今日はドラえもんにとって本当の休日なんだ!
きっと今ごろミィちゃんと幸せな時間を過ごしているんだ。それなのに邪魔なんて出来ない…!

~すすきの・とあるキャバクラ~

ドラえもん「ミィちゃんって呼んでいい?」モミモミ

キャバ嬢「なにそれぇw別に良いけどお☆」

ドラえもん「あ~、やっぱ人間の体が1番だわ。ミィちゃんミィちゃん」モミモミ

~空き地~

のび太「!!」

あれは…しずかちゃん!
あくまでも無神論者の僕だが、この時ばかりは神の存在を信じたくなった。
腹に力を入れ、喉を開き、頭に思い浮かべろ。―救いの言葉―

のび太「助けてくださああい!!!!」

のび太「助けてくださああい!!!!」

のび太「助けてくださああい!!!!」

~BGM 平井堅「瞳を閉じて」~

しずか「のび太さん、ごめんなさい、今日はバイオリンの稽古があるの…」

のび太「助けて…くださああい…」

しずか「ごめんなさい」

のび太「助けて…くださああい…」

出木杉「あ、しずか君。これから一緒にどう?」

しずか「いくいくww」

のび太「助けて…くださああい…」

ジャイ子「そのうるさい口を閉じな」ドゴォッ!

のび太「ぐあっ!!」

脇腹に重たい蹴りがめり込む。血へどが口から放物線を描きながら飛び出す。

ジャイアン「観念しな」

もうダメだ。ドラえもんごめん。押すしかないよ。だってそうだろ?まさにジャイアンの巨チ〇が僕の体内へと進入しようとしてるんだ。許しくれるよね、ドラえもん――

ポチッ

ブビイィィィィィィィィ

噴き出す下痢便のごとく、けたたましい音がスイッチから鳴り響く。

ブビイィィィィィィィィ

ジャイ子「なによこの旋律はッッ!!!嫌な音だッ!」

ジャイアン「何の音だ!?」

これで僕は救われる。また平凡な人生に歩き出すことが出来る。ああドラえもん。

ブビイィィィィィィィィ……

ブビイィィィィィィィィ…

イィィィ……

のび太「ドラえもん?」

呟く。面を食らってしまったからだ。

ポチッ

ブビイィィィィィィィィ
ポチッ

ブビイィィィィィィィィ

~すすきの・とあるキャバクラ~

ブビイィィィィィィィィ

キャバ嬢「チョーうるさいんですけどww」

ドラえもん「(ヽァ(ヽァ」モミモミ

キャバ嬢「てか必死すぎ☆あげぽよ↑↑」

ドラえもん「(ヽァ(ヽァ」モミモミ

ブビイィィィィィィィィ

のび太「ドラえもおおおえおおおおおおん!!!!」

裏切りか。人とロボットの間にはとてつもなく高く厚い壁が隔てている。そんなことはわかっていた。目を背けていただけだった。

ブビイィィィィィィィィ

僕の心の叫びが未来の機械を通じて放たれる。

ブビイィィィィィィィィ

今はただ、耳を傾けていたい…

バキィ!

ブビ…

破壊されてしまった。最後の望みがジャイ子の逞しい右足によって。

ジャイ子「オモチャなんか使って。お兄ちゃん、こいつ変態よ。汚らわしい」

ジャイアン「そうようだ。さぁて、そろそろヤルか」

のび太「助けて…くださああい…」

ジャイ子「あんたが素直に私を求めていれば良かったのよ。恥ずかしさに負けたアンタの負けよ」

ジャイアン「いくぜッッッッ!」

ズズンッ

のび太「ひぎいいぃぃぃぃ!!!!」

のび太「ひぎいいぃぃぃぃ!!!!」

ひぎいいぃぃぃぃ!!!

ひぎいいぃぃぃぃ……

ぎいぃぃぃ……


ドラえもん「ん?」モミモミ

キャバ嬢「ドラちゃんどしたぁ↑↑」

ドラえもん「今何か聞こえなかった?」モミモミ

キャバ嬢「気のせいじゃなぃ?」

ドラえもん「気のせいかしら」モミモミ

キャバ嬢「だよ↑↑あ、延長するぅ??」

ドラえもん「カード使える?」モミモミ

キャバ嬢「OKだお☆」

ドラえもん「じゃあするわ」モミモミ

ひぎいいぃぃぃぃ!!!

ドラえもん「ん!?」

ドラえもん「気のせいなんかじゃあない!今確かに聞こえた」

キャバ嬢「えーと…30分延長でプラス5000円ね☆」

ドラえもん「はぁ??高くね??おかしいだろそれよぉ」

キャバ嬢「え~普通だよ↑↑あげぽよ↑↑」

ドラえもん「ぼったくりだろそれ。ロボットなめんなよコラ」

キャバ嬢「ドラちゃん怖いお~(´・ω・`)↓↓」

ドラえもん「かまととぶってんじゃねえよクソビッチ。客がいてキャバ嬢のオメエラがいて、商売ってそういうもんだろーが。信頼と信頼が大事だろおが」

キャバ嬢「あんま難しいこと言わないでよぉ(T_T)さげぽよ↓↓」

ドラえもん「ぽよぽよぽよぽようっせーんだよコラ。何人だお前?ワタシロボットアナタダレ?コトバワカルカ?」

キャバ嬢「わかるぽよp(´ω`q)」

ドラえもん「だからそれやめろっつってんだよクサマ〇コ型ロボット」

ボーイ「お客様…」

ドラえもん「なに?」

ボーイ「他のお客様のご迷惑となりますので…」

ドラえもん「え?僕もお客様だけど?しかも最先端ロボットだけど?」

ボーイ「少しわかりかねます…」

ひぎいいぃぃぃぃ!!!

ドラえもん「あと何なのさっきからこの音。嬢のレベルも低けりゃBGMのレベルも低いのな」

???「そのへんにしときなよ」

ドラえもん「誰だ!!この僕に指図するやつはッッ!?」

スネ夫「僕だよ。ドラえもん」

ドラえもん「スネ夫!?どうしてここに!?」

スネ夫「パパがここの幹部と知り合いでね。北海道に旅行がてら遊びに来たってわけさ」

ドラえもん「マジかよォ、ここの店はダメだね。他に良い所知らない?キャッチにはタオパ〇パイ、おい〇んとか薦められたんだけど」

スネ夫「そんなことより、さっきから聞こえる音…いや、あれは悲鳴と言った方が正確か…。聞き覚えないか?」

ドラえもん「聞き覚え?いや…特に」

スネ夫「僕はある…。あれはのび太の声だ…」

ドラえもん「のび太だと?」

スネ夫「ああ。気になって録音してみたんだ。再生するよ、聞いてくれ」ポチッ

ひぎいいぃぃぃぃ!!!

ひぎいいぃぃぃぃ!!!

ひぎいいぃぃぃぃ!!!

ドラえもん「!!スネ夫、今の所をッ!」

ひぎいいぃぃぃぃ!!!

ドラえもん「間違いない…のび太だ…」

スネ夫「あいつの身に何かが……」

ドラえもん「この声から感じる…。のび太の苦しみ、悲しみ、怒り…そして恥辱が」

ひぎいいぃぃぃぃ!!!

スネ夫「!?今のは録音したやつじゃあない!!」

ドラえもん「のび太…!今もなお苦しんでいるんだね…!どうして僕を呼んでくれなかったの…!」

ドラえもん助けて…ドラえもん…助けて…

ドラえもん「聞こえる…のび太の助けが聞こえる…クソッ!!」

スネ夫「落ち着けドラえもん!」

キャバ嬢「ダウンタイム入ったぽよ↑↑」
※ダウンタイム…照明が消され、暗くなった室内でキャバ嬢とちょっとエッチなことが出来る

ドラえもん「あぁーーのび太ァー!!あぁーーのび太ァー!!今行くぞ!!」モミモミペロペロモミモミ

~すすきの~

ひぎいいぃぃぃぃ!!!

ザワザワガヤガヤワイワイ

ドラえもん「チッ…、のび太がこんなにも苦しんで声を上げているのに、こいつらはお構いなしかよ。さすがすすきのの奴らは冷たいな」

スネ夫「仕方ないさ。今の時代、自分が生きるだけで精一杯なんだ。他人のことなんか気にしちゃいられないのさ」

ドラえもん「でもスネ夫はついて来てくれるんだろ?見上げたヤツだよ、お前は」

スネ夫「よせよ…そんなんじゃないさ。ただこのままだったら寝付きが悪そうだからね」

ドラえもん「フッ…」シュボ!

ドラえもん「吸うか?」

スネ夫「やめとくよ。小学生だしね」

ドラえもん「そういやそうか…。…風が冷たいな…」

ドラえもん「それじゃあ行きますか…」

スネ夫「ああ…」

ドラえもん・スネ夫「戦場へ!!」


彼等はまだ知らない。立ちはだかる過酷な運命を…残酷な未来を…。
しかし彼等は諦めない。光を追い求める旅のゴールに待つのび太を救うために。彼の笑顔を取り戻すために――

こんなマジ〇チ話の続きが読みたいという物好きな方はいらっしゃいますか

やはり私の見込んだ通りこの時間帯はマジキ〇がたくさんいらっしゃる


ドラえもん「と言ったものの、のび太はどこにいるんだ?」

スネ夫「ドラえもんの道具で調べられないの?」

ドラえもん「キャバ行くためにどこでもドア以外の道具を質に入れちゃったんだ」

スネ夫「とりあえずのび太の家に戻ろう」

キャバ嬢「ウチも行く(^ω^)」

ドラえもん「ミィ!?」

キャバ嬢「何かたのしそーだし☆」

ドラえもん「遊び気分じゃ…死ぬぞ?」

キャバ嬢「死ぬとかwwじゃあ尚更人手は多いほうがいいんジャマイカ?☆」

スネ夫「確かに、何があるかわからないし。ドラえもん、ここはついて来てもらおう」

ドラえもん「仕方ねえ…」

~のび家~

ガチャ…

ドラえもん「………」

キャバ嬢「部屋せっまwwウケるんですけどwww」

スネ夫「静かに!…ここにはいないみたいだね」

ドラえもん「とすると、空き地か…」

ひぎいいぃぃぃぃ!!!!

ドラえもん「近いぞ!!」

スネ夫「くッ…のび家、まだお前には話してない自慢がたくさんあるんだ…!」

キャバ嬢「ワ〇ピース全巻あるぅ↑↑」

キャバ嬢「てかてかぁ↑↑」

キャバ嬢「静か過ぎる…この家…」

ドラえもん「…まさか」

ドラえもん「ママ!パパ!?」ダダダッ

スネ夫「あ、ドラえもん!!…一人じゃ危険だ!キャバ嬢!行こう!」

キャバ嬢「りょーかいp(^^)q」

ドラえもん「うっ!?」

ママ・パパ「……」し~ん

スネ夫「そ、そんな…」

ドラえもん「…いや、まだ息はあるッ!」

スネ夫「良かった…だけど一体誰がこんなことを…」

ドラえもん「その答えは案外早く判明しそうだぜぇ、スネ夫」

スネ夫「なに!?」

???「どこ行ったのかと思ったわよアンタたち」ニタァ

スネ夫「うッ!?」

ジャイ子「色気のない人達」

ドラえもん「ジャイ子…てめえか…」

ジャイ子「ここから先は行かせないわよ」

ひぎいいぃぃぃぃ!!!

ドラえもん「くッ!テメエみたいなにっころがしに構っているヒマはないんだ!のび太君を早く助けに行かなければいけないんだ!!」

ひぎいいぃぃぃぃ!!!

スネ夫「のび太の悲鳴のスパンが短くなっている!急がないと!!」

ジャイ子「黙ってこの美しい音楽を楽しみなさいな、不粋なんだから」

キャバ嬢「ちょっとアンタさっきからマジウザいだけど」

ジャイ子「あら、着飾ったメスブタが喋ったわ」

キャバ嬢「あ?あんまチョーシ乗ってっとお前マジヤバいよ?ウチの彼氏ヤバい人と付き合ってるからマジヤバいよ?」

ドラえもん「お前彼氏いないって言ってたのに…」

ジャイ子「あら?どうヤバいのかしら?教えてくださらない?」

キャバ嬢「うっぜー。マジさげぽよだわ。キャバ嬢なめんなよコラァ!!」グオォォ

ジャイ子「!」

スネ夫「キャバ嬢が身体を捻らせ蹴りを入れることでキャバ嬢の着ているロングドレスが風に乗ってジャイ子の目くらましとなっている!上手い!そのままの勢いで繰り出されるハイヒールの蹴りは致命傷になりうる!」

キャバ嬢「!?」

スネ夫「い、いないだと!?」

ジャイ子「私は…」

キャバ嬢「背後!?」

スネ夫「は、速い!!」

ジャイ子「ここだァ!!!」

―剛・打・邪・畏・虎―


チュドオオォォォォォン!!!

スネ夫・ドラえもん「うわああ!!」

ドラえもん「うう…な、なんて破壊力~ブレイク・パワー~だ…。スネ夫、無事か…?」

スネ夫「あ…ああ、何とかね…。それよりキャバ嬢は…」

キャバ嬢「………」

ドラえもん「ミィ!!!」

キャバ嬢「う……」

ドラえもん「ミィ!!!しっかりしろ!!ミィ!!」

キャバ嬢「ドラ…ちゃん」

ドラえもん「今手当てしてやるからな!!」

キャバ嬢「ウチ…もうりーむーみたい…」

ドラえもん「馬鹿野郎!!!頑張れ畜生!!」

キャバ嬢「ドラちゃん…私…ね…」

キャバ嬢「小さい頃からお嫁「ひぎいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!

キャバ嬢「だからキャバやって金稼い「ひぎいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!

キャバ嬢「ふふ…こうして最後「ひぎいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!

キャバ嬢「あ…りが…と……‥‥・

ドラえもん「ミィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!」

スネ夫「ドラえもん急がないと……のび太もやばそうだ…」

ドラえもん「……」

ジャイ子「言ったでしょ、行かせないって。お兄ちゃんの邪魔はさせないわよ」

スネ夫「…ジャイアンが黒幕か!!」

ジャイ子「知ったところでアンタたちもそいつと同じようにここで死ぬのよ」

ドラえもん「テメエ…ゆるさねえ…」

スネ夫「ドラえもん!!無茶はやめろ!!!」

ジャイ子「剛田心拳…」

ドラえもん「うおおおおおおおおおお!!!!」

―クリス・チーナ・剛・打―

シュパパパパパパパパパン!!

スネ夫「うわああ!!」

ドグシャアアアアアアン!!!

スネ夫「ど、ドラえもん…!!」

ジャイ子「逝ったわね」

ジャイ子「次はあなたよ」

スネ夫「う…うう…来るな!来るなああああああ!!」ブンッブンッ

ジャイ子「そんな棒っきれで私に敵うとでも思っているのかしら」

ジャイ子「さあ!あなたも逝きなさい!!ジャイ子スペシャル!邪…」

ドラえもん「おっと、もう勝負はついてるぜ」

ジャイ子「あんた!!アレを食らって生きてるなんて!!」

ドラえもん「22世紀の科学力なめんなよ」

スネ夫「ドラえもん!!!」

ドラえもん「そしてお前は既に…」

ドラえもん「脱いでいる」

ジャイ子「キャアアアアアアアアアア!!!」

スネ夫「こ、これは…」

ジャイ子「キャアアアアアアアアアア!!!」

スネ夫「そうか!クリス・チーナ・剛・打はいかに速くとも拳による直接攻撃ッ!!ドラえもんはジャイ子の拳が当たっている瞬間に花柄ブラウスの紐に手をかけほどいていたのか…!なんという業…!」

ドラえもん「あいつも女だ。ましてやイケメン二人に裸を見られたとなると隙が出来る…ッ!」

スネ夫「僥倖…!」

ドラえもん「そこを…!」

ドラえもん・スネ夫「仕留める!!」

ジャイ子「キャアアアアアアアアアア!!!!」

ドラえもん「食らえッ!!」

―22・世・紀・ビ・ー・ム―

スネ夫「いっけえええええええ!!!」

―ダークネス・デス・メテオ・ヘアー―

チュドオオォォォォォォォォォォォォォン!!!!

ジャイ子「お兄ちゃーーーーーーーーーーん!!!!」

スネ夫「終わった…」

ドラえもん「ああ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

スネ夫「!?家が崩れる!!」

ドラえもん「脱出だッ!!ママを頼むッ!僕はパパを!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

~のび家跡~

スネ夫「急ごう…。あとはのび太を助けるだけだ」

ドラえもん「これでようやく終わる…のび太…生きてろよ…」

どこでもドア→空き地

~空き地~

ガチャ…

ブワアァァァァァァァァァァァァァァ

ドラえもん「なんだこの風は!?」

スネ夫「空気が…いや、空間が震えているのか…?有り得ない…ここは地獄だ…」

ひぎいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!

ドラえもん「のび太君!!どこだ!?」

ジャイアン「ここさ」パンパンパン

ドラえもん「のび太ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

のび太「ひぎいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

スネ夫「見て!ジャイアンが!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ドラえもん「空中に…浮かんでいるだと…!?」

スネ夫「そんな…!有り得ない!理解不能だよ!!のび太も浮かんでいるし一体何が起きてるっていうんだ!!!」

ジャイアン「我はジャイアン…浮きし者である…」パンパンパン

ドラえもん「!!スネ夫避けろ!!」

ジャイアン「我と一つに」

ビュルルルルルルルル!!

スネ夫「うわああ!!」

ドラえもん「スネ夫!!」

スネ夫「何だよこれ!う、動けない…!しかもなんて臭いだ…!!」

ジャイアン「我は求める」パンパンパン

のび太「ひぎいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

ドラえもん「どうすればいい…相手が浮いてちゃ手が出せない…ここまでなのか…」

―あきらめないで―

ドラえもん「こ、この声は!?」

―お兄ちゃんが諦めたら、だれがのび太さんを助けるの?―

ドラえもん「ドラミ!!!」

―ほら、後ろを振り返って―

―心強い仲間がたくさんいるわ―

安雄「頑張れ!!」

神成さん「応援しておるぞ!!」

スネツグ「兄ちゃん負けんな!」

キー坊「キー!」

フー子「フー!」

バギー「ミマモッテマス」

ドラえもん「み、みんな…!!」

―お兄ちゃん、みんなの力を一つに―

―そしてのび太さんを―

先生「救ってやってくれ!!!」

スネ夫「先生!」

先生「のび君、目は何故前についている!!」

先生「前へ進むためでしょおおおおおおお」

ドラえもん「漲ってくる…!みんなの想いが!力が!」

ドラえもん「おりゃあああああああああああ!!!!」

スネ夫「光が!力が!想いが!絆となりてドラえもんに集まる!!」

プワアアアァァァァァァ

スネ夫「浮いたああああああああああ!!!!!」

安雄「やったよ…やってくれたよこいつ…」

ぴーすけ「ぴいい!!」

ペコ「やったぞ!」

ニムゲ「うおおおおおおお!!!」

ティオ「ノビタ!マケルナ!」

ドラえもん「いくぞジャイアン!!!」

ジャイアン「オオオ!!」

ドラえもん「努羅壊悶!!」

ジャイアン「我は浮きし者…」

ドラえもん「玉ァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

ピカッ!

スネ夫「ま、眩しい!だが暖かい!なんて暖かい光なんだ!!」

パアアァァァァァァァァァァァァァ

先生「な、何が起こっているのだ…」

キー坊「キー!」

スネツグ「わあああああ!!」

安雄「あ、あれを見ろォ!!!」

ドラえもん「……」

―お兄ちゃん!―

スネ夫「ジャイアンは!?」

ドラえもん「浄化されたよ…みんなのおかげで、ね」

ワアアアアアアアア!!

ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤワイワイ

ティオ「宴だぁ!!!」

ドンドコドンドコドンドコ

バギー「デモノビタメヲサマサナイ」

ぴーすけ「ぴいい」

ニムゲ「うむぅ…」

のび太「……」

リルル(お願い…目を覚まして…お願い…)

ドラえもん「のび太君…」

スネ夫「のび太…」

のび太「う…」

先生「のび君!!!」

ドラえもん「のび太!!のび太!!良かった!!目を覚ましたんだね!!ああのび太君!!良かった…良かった…」

のび太「ロボットの…ヒステリーほど…見苦しいものはないなあ…」

――こうして僕の最も不幸な一日は終わった。振り返ってみれば良い経験だったかもしれない――

スネ夫「パパの別荘がすごいんだよ。それでさあ」

スネ夫の自慢話もこうやって改めて聞くと悪いもんじゃないなと思える。今は全てに感謝して一日一日を過ごしている。

ただ一つだけ気掛かりな事がある。それは―

のび太「世界中に飛び散ったジャイアンの粒子が集まりだしている?」

ドラえもん「うん、完全に浄化しきれていなかったみたいだ」

のび太「そうか…」

ドラえもん「行くのかい?」

のび太「ああ、これは僕がやらなければならないことなんだ。日増しに尻が疼きが強くなっている。感じているんだ、やつの存在を…」

ドラえもん「それじゃあ早速支度しないとね。今度は長旅になりそうだ」

のび太「ドラえもん…」

スネ夫「おっと、僕を忘れてもらっちゃ困るよ。もう逃げてなんかいられない。わかっている。やるしかないんだろ?」

のび太「スネ夫…」

のび太「ああ、行こう!」


ドラえもん~のび太とケツ穴にぶっといの突っ込んでヒイヒイ言わせてやる~

fin

長々とお付き合いいただきありがとうございました。
このSSは一見よくあるマジキチSSに感じられるでしょう。しかし最初から最後まで一貫したテーマとして「友情」の大切さを描いていました。
キャバ嬢とドラえもん、スネ夫、そしてラストに力を貸してくれたみんな…。このSSを読んでいただいた皆様の周りも友情に溢れていると想います。その友情の大切さを再確認出来れば幸いです。

ちなみに、スネ夫「ひぎいいぃぃぃぃ」出木杉「ひぎいいぃぃぃぃ」に続くひぎいいぃぃぃぃシリーズ三作目となっております。

もし偶然見つけたら読んでいただければ幸いです。

もう見てる人はいないと思いますが、前2作と今回は別の世界のお話となります。今回も次のお話で一くくりになると思いますのでマジキチなSSを見かけたら寄ってやってください。
それではまた…

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