岡部「俺が……ヒモ?」(896)

ダル「そうだお、ヒモリンまじ裏山」

岡部「ウェイウェイ! ヒモリンはやめろ!」

ダル「だってヒモなオカリンだお、ヒモリンがピッタシっつーか」

岡部「ヒモリン……」

ダル「というかどうしたん? いつもは自慢げに高笑いしてたのに」

岡部「ヒモと言われて笑っていたのか、俺は……」

リーディングシュタイナー発動直後

岡部「ぐぅぅっ!」

岡部「はぁっ! はぁっ!」

岡部「ここは……ラボか」

岡部「ん?」

岡部「なあダル」

ダル「なんぞ?」

岡部「なんでエアコンだとか、普通の電子レンジだとか、家電が充実しているのだ?」

ダル「それはあまりに牧瀬氏が可哀相だと思われ」

岡部「……紅莉栖が買ってきたのか?」

ダル「っつーかオカリンが買わせたようなもんじゃん、ヒモリン裏山」

ブラウン管工房前

岡部「俺がヒモな世界線か……はぁ」

紅莉栖「はろー、どうしたの岡部? そんな浮かない顔して」

岡部「助手か……なあ、その手に持ってるのはなんだ? ずいぶん重そうだが」

紅莉栖「なにってドクペよ? 買い置きが切れてたけど岡部が飲みたいって言ってたから、わざわざ隣町まで探しに行ってきたんだからね?」

岡部「なっ!」

紅莉栖「それより私は助手じゃない、紅莉栖って呼んでたのにどうしてまた会った頃の呼び名に戻るのよ?」

岡部「なにを言っているのだ助手よ、助手は助手ではないか」

紅莉栖「紅莉栖」

岡部「助手」

紅莉栖「……紅莉栖」

岡部「助手」

紅莉栖「紅莉栖って呼んでよぉ……おかべぇ……」ジワッ

岡部「え、ちょっ、何故泣く!」

紅莉栖「うぅっ、な、泣いてなんかないんだからなっ!」

紅莉栖「出掛ける前はあんなに優しくしてくれてたのに」

紅莉栖「膝枕してって言うからしてあげたら頬を撫でてくれたり」

紅莉栖「ドクペ飲みたいなぁ……ってしょんぼりして可愛かったり」

紅莉栖「買ってきてあげるって言ったら抱きしめてなでなでしてくれたのに」

紅莉栖「帰ってきたら助手って昔の距離に戻されて悲しくなったとか」

紅莉栖「そんなこと全然ないんだからなっ!」

岡部「oh……」

紅莉栖「ううぅぅぅ……」

岡部「く、紅莉栖」

ぎゅっ

紅莉栖「あっ……」

岡部「あ、ありがとう」

なでなで

紅莉栖「……えへへ」

ラボ

紅莉栖「おかべぇ……」

ぎゅうう

岡部「お、俺だ、今、機関からの精神攻撃を受けている」

紅莉栖「んふふー」

すりすり

岡部「至急応援を……なにっ!? 一人でもやれと言うのか! ……わかった、どうにかやってやるさ、運命石の扉の選択だというのならな」

紅莉栖「ね、おかべぇ」

岡部「エル・プサイ・コングんむぅっ!?」

紅莉栖「んっ、んー……ふぁ……」

岡部「くくく、クリスティィィィィィンナァッ!?」

紅莉栖「……クリスティーナじゃないもん」

岡部「くっ、紅莉栖、なにを……」

紅莉栖「えへへ」

岡部「お、俺だ! やはり一人ではんむぅっ! んーっ! んーっ!」
紅莉栖「んむ、おかべぇ、ちゅっ、ふぅっ、ん……」



岡部「はぁ……なんだったのだあれは、本当に助手か? あれはまるで化け物だ、意識を持って行かれるとこだった……」

岡部「しかし、出掛けて来るっていったら万札を渡されてしまった……どうなっているんだ……」

岡部「とりあえずメイクイーンにでも行くか……」

ブーブーブー

岡部「ん? メール……閃光の指圧師からか、何々?」

岡部「絵文字が散らばってるし長いが……要するに指圧師の家に来いってことか」

岡部「大丈夫だろうか……しかし、行かないのは後々問題になるかもしれん……」

岡部「……よし」

萌郁宅

コンコン

岡部「シャイニングフィンガー、来てやったぞー」

岡部「……」

岡部「おーい」

岡部「……」

ガチャ

岡部「入るぞー?」

岡部「いないのか?」

岡部「シャイニングフィンg」

ギュッ

萌郁「岡部、くん」

岡部「なっ、いきなりなにをするのだ!」

萌郁「なにって、わかる、でしょ?」

岡部「は? 意味がんんぅっ!?」
萌郁「んっ、はぁっ、おかべくんっ」

岡部「はぁっ……はぁっ……」

萌郁「ごちそう、さま」

岡部「桐生萌郁……これは一体……」

萌郁「いつもの、置いて、おく」

岡部「はぁ……はぁ……」

ガチャッ、バタン

岡部「なぜこんなこと……」

岡部「……いつものとはなんだ、封筒?」

岡部「なぜ三万も入っているのだ……」

岡部「これから萌郁をまともに見れないな……」



岡部「これは一体どういうことなのだ……これではダメ人間ではないか……」

岡部「ラボメンにも顔向けができん……」

岡部「どうしたものか……」

まゆり「あー、オカリンだー、トゥットゥルー☆」

きゅっ

岡部「ま、まゆり!?」

岡部(まゆりから抱き着いて来るなんて……)

まゆり「えっへへー、オカリーン」

むぎゅー!

岡部(ああ、まゆりも成長したんだな、すごく柔らかい感触が……)
岡部「って、まゆりとはそんな関係ではない!!」

まゆり「ほえ? オカリン?」

岡部「あ、いや、なんでもない、今は帰りか?」

まゆり「うんっ、えっへへー、オカリンと一緒に帰れるなんて嬉しいのです☆」

岡部「……一緒に?」

ブラウン管工房前

岡部(フッ、まゆりとは健全なようだ、手を繋ぐだけだったしな)

まゆり「ジューシーからあげナンッバワーン♪」

岡部(しかし、何故帰ると言いつつラボまで来たのだ?)

まゆり「あ、鈴さん! トゥットゥルー☆」

鈴羽「んー? 椎名まゆり……と、岡部倫太郎!」

シュタタタタ!!

ガシッ!!

岡部「……は?」

鈴羽「離してくれないかな、椎名まゆり」

まゆり「でもこの手を離すと鈴さんはオカリンを誘拐するでしょー? だから離さないのです」

グググググ!!

岡部「……は?」

まゆり「オカリン、オカリンは先にラボに帰るのです」

鈴羽「そうはさせないよ、あたしは岡部倫太郎に用があるんだ」

岡部「用?」

まゆり「オカリン、早く行くのです!」

鈴羽「この時代で岡部倫太郎を手籠めにするんだ、邪魔はさせない!」

岡部「……」

岡部「ラボに戻ろう……ん?」

綯「お、オカリンおじさん……」

岡部「シスターブラウンか、どうしたのだ?」

綯「その、これ!」

岡部「……飴? くれるのか?」

綯「うんっ!」

岡部「ふむ、ありがたくいただこう、ありがとうな」

なでなで

綯「オカリンおじさん……えへ」
岡部「さて、ラボに戻るか」

ラボ

岡部「はぁ……なんだか疲れt」

紅莉栖「おかべぇっ!」

ぎゅっ!

岡部「うおっ! 助手……じゃなくて紅莉栖! いきなり飛びつくな!」

紅莉栖「だ、だって、岡部があんまり遅いから、心配で、寂しくて……ぐすっ」

岡部「う……す、すまなかったな」

なでなで

紅莉栖「えへへ……帰ってきてくれたから良いの」

ドウシテイツモイツモジャマヲスルンダ!!
ソレハネ、スズサンガオカリンヲドクセンシヨウトスルカラナノデス
コノッイイカゲンニシロッ!!
スズサンコソイイカゲンニシナイトゲルスズサンニスルノデス
シイナマユリィィィ
トゥットゥルー!!

岡部「ところで、どうして布団が三つあるのだ?」

紅莉栖「え? いつもの三つじゃない」

岡部「え?」

まゆり「トゥットゥルー☆ 良い運動になったのです」

紅莉栖「お帰りなさい、まゆり」

まゆり「えっへへー、紅莉栖ちゃん、今日もコスプレパーティー略してコスパなのです☆」

紅莉栖「だ、だからコスプレはしないってば! パジャマよパジャマ!」

まゆり「えー、コスパしようよー」

紅莉栖「えーっとじゃあ、いつかね!」

まゆり「うー……」

岡部「……え?」

風呂

岡部「な、なあ」

まゆり「んー? なぁに?」

わしゃわしゃ

紅莉栖「どうしたの?」

ゴシゴシ

岡部「どうして三人で風呂なのだ? 何故目隠しをされているのだ?」

紅莉栖「……岡部のHENTAI」

まゆり「オカリン、えっちなのは良くないのです」

岡部「……すまん」

紅莉栖「全く、いつも目隠しを外したがるんだから、ねー?」

まゆり「ねー、えっちぃねー?」

紅莉栖「ねー」

岡部(なんだか勝ち目がない)

ちゃぷっ
岡部「ふぅ……」

紅莉栖「はぁ……」

まゆり「はふぅ……」

岡部「って、なんで三人で湯に浸かっているのだ!」

紅莉栖「やっぱり三人じゃ狭いものね……でも狭いほうが岡部と密着出来る、はい論破」

まゆり「今日もお疲れ様、オカリン、紅莉栖ちゃん」

プシュッ!

岡部「……なんの音だ?」

紅莉栖「んっ」

まゆり「オカリンいくよー?」

岡部「は、なにが……んんっ!? んっ、んくっ……」

紅莉栖「んあー……ふふっ」

岡部「く、口移し……」

まゆり「次はまゆしぃの番なのです、んっ」

岡部「え、ま、まゆり……んっ……んんっ……」

ラボ

岡部(あの後、口移しが続き、一本が空いたところで風呂から上がった)

岡部(そして服を着させられて布団に入ったが)

岡部「なぜパンツと白衣だけなのだ」

まゆり「出来るだけオカリンと直に触れたいのです☆」

紅莉栖「だけど岡部は白衣着てないとなんだか調子でないしね」

岡部「……わかった、それはよしとしよう。だが何故お前らは下着姿なのだ」

紅莉栖「わ、私は白衣も着てるわよ!」

まゆり「やっぱりオカリンと直に触れ合うにはこれが一番なのです」

岡部「……もう寝る」

まゆり「うん、お休みオカリン」

ちゅっ

紅莉栖「お休み岡部」

チュッ

岡部(……こんな状況で寝られるかっ!)

お前らいつまでこんな糞スレ見てんの?
やばいくらい眠いし俺も寝るからさっさと寝ろよ、明日に差し支えるぞ
好き好んでこんなスレみたってしょうがないし
見てないで寝ろ

るみぽ

>>124
どういう事って、そのまんまだよ
単に秋葉原の萌の象徴としての猫耳だけじゃなくて、タイムマシンに必要な物理学の方面からも理由付けされてんだな、と思っただけ

>>126
シュレディンガーの猫ってどういう思考実験か知ってるか?
あれは猫をイジめる話だぞ

ちなみになんでマウスでも鳥とかでもなく猫かって言うと
単にシュレディンガーが猫が嫌いだったから
あとあれは物理学の量子論を「否定するための」思考実験

>>141
いやそこまで細かい事は知らないというかwiki見ても、これぽっちも理論が理解できないけど
シュタゲのテーマに沿ってるって言いたかっただけなのに返答がズレているような…

猫キャラはシュレディンガーから取ってきたものって明言されてんの?

>>143
ようするにシュレディンガーの猫を由来にキャラに猫属性つけるなんてねーよって言ってんだよ分かれ

>>145
>>143が、「猫」で「物理学」だから、というだけの理由で主張しているトンデモ

>>141
シュレテンガーって”半分生きてて半分死んでる(笑)”ってやつじゃないの?

>>154
そうだよ、「半分生きてて半分死んでるとかねーよwww」っていう意図

っていう意図でシュレディンガーさんが言った話な

おい>>1が書かないなら俺が書いちゃうぞ
いいのか?

よっしゃいく
ちょっと待ってろ

岡部「…」

紅莉栖「ムニャムニャ…オカベェ…ソコハラメェ…エヘヘヘ」

まゆり「フフ…オカリン…ソンナトコナメチャダメダヨ…」

岡部「(何でこいつらは平然と寝ていられるんだ…!)」

岡部「(しかも二人ともどんな夢を見ているんだ!完全に淫夢じゃないか!)」

岡部「」チラッ

紅莉栖「ラメェェ…オカベ…イッチャウノホォォォ…」

岡部「(もうこいつ絶対起きてんじゃないのか!ほぼ全裸だしこのHENTAI助手めが!)」

紅莉栖「ううん…」ギュ

岡部「(!?何でこいつ俺の腕を抱え込むんだ・・・)」

紅莉栖「ハァハァ…オカベ…」スリスリ

岡部「(おおおおお!こいつ俺の腕股にこすりつけ出したぁ!もう嫌だこの助手!)」

岡部「(こうなったら腕を抜いて・・・)」グイグイ

ごめん遅筆で

紅莉栖「む…」ギュウウウ

岡部「(痛い痛たたたたたた!!折れる!腕が折れる!)」

紅莉栖「すう…」パッ

岡部「(た、助かった…それにしてもこのHENTAI処女め、怪力だな…)」

まゆり「おかりん?紅莉栖ちゃんの方ばっか見てたら嫌だよぉ・・・」ギュ

岡部「!?」

まゆり「オカリンは、まゆしぃより紅莉栖ちゃんが好きなの?」

岡部「いや…別にそういう訳では…(まゆり起きていたのか!?)」

まゆり「ちがうの?ねぇオカリン…違うならまゆしぃにキスしてよ…」

岡部「ま、まゆり!?」

まゆり「ねぇオカリン…まゆしぃは不安なのです…」

紅莉栖「モウ…ソンナトコ…コノヘンタイ…エヘヘヘ」ジュルッ

岡部「(助手ェ…)」

はよはよ

まゆり「オカリンは紅莉栖ちゃんにはキスするし、萌都さんにもしてるんでしょ?ねぇ何でまゆしぃにはしてくれないの?」

岡部「そ、それはだな…(本当にこの世界線の俺は何をしていたんだ!?)」

まゆり「…ごめんね。まゆしぃ嫌な子になってた…もう寝るね。おやすみオカリン…」

岡部「…すまない(まゆり…)」

紅莉栖「ハァハァ…ンンッ…」ビクンビクン

岡部「(もうホントにこいつは駄目かも知れんな…)」

===============
チュンチュン
岡部「(結局あれから一睡もできなかった…本格的にこれは俺の立ち位置を確認せねば…)」

岡部「(まゆりは起きたらすぐ実家に帰って学校に行った…紅莉栖はいったんホテルに戻ると言っていた。)」

岡部「(想像したくないがおそらくフェイリスにも何かしているのだろう…)」

岡部「(俺の近況を知っていて、俺が手を出していないであろう人物…)」

岡部「(そうだ!るか子だ!流石に男には手を出してはいないだろう!)」

――柳林神社

岡部「というわけで柳林神社に来たのだが…よく考えたらルカ子は学校ではないか…」orz

岡部「まぁせっかく来たのだ。とりあえず参拝でもして るか「あ、お岡部さん…!」///

岡部「!?な、何故この時間にお前がいるのだ?」

るか「え、岡部さんができるだけ一緒に居たいって言ってくれたんじゃないですか…」

るか「だから、僕学校辞めて神社継いだんですよ。忘れちゃったんですか…?」ウルッ

岡部「あ、いやそういう訳ではないのだ!」

るか「じゃあ何だって言うんですか?」

岡部「そ、それはだな…(どう説明すべきか…)」

岡部「!そ、そうだ実は昨日から記憶喪失になってしまったのだ!」

るか「だ、だいじょうぶなんですか!?岡部さん!?」

岡部「あ、ああ。身体は大丈夫だが記憶が無くてな…すまないが俺がその、お前とか、まゆりとかと、どういった関係だったのか教えてもらえないか…?」

るか「あ、はい。岡部さんが話してほしいなら…」

岡部「頼む」

るか「わかりました。まず、まゆりちゃんですけど、まゆりちゃんが1年前に岡部さんに告白したんですけど…」

岡部「まゆりが!?俺に!?」

るか「ええ、岡部さんはその時返事は保留にしてほしいと言っていたそうです」

細かいツッコミで無粋だが、神社はきちんとした修行(國學院か皇學館又は大きな神社)しないと神主継げないよ

>>335
             /)
           ///)

          /,.=゙''"/             人人人人人人人人人人人人
         i f ,.r='"-‐'つ____     <                  >
        /   _,.-‐'~/__,  , ‐-\    <     細けぇこ・・・ん?   >
        ,i   ,二ニ (●). (●) \   <                  >
       ノ    il゙フ   (__人__)    \  YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
      ,イ「ト、  ,!,!|       ̄`      |
     / iトヾヽ_/ィ"\           /



==========================

    l ヽ. |   |  |   |
.   | __| | __ | |^)_ |    ,-、
   _ |  | |   | .|ノ  |.    i  ヽ
  i'i. ヽ. -‐、 !   !-! ‐- ヽ.  〉、 l
 / _ ノ.ヽ. `' (ノo(ヽ?/ ヽノ (ノ |

 ヽ. ,`ヽ,ソ    )ノ   ノ/o   |
   \ '  / / l     ()ヽ l
    ヽ.   '    |  (⌒ヽ  |
     ヽ.     |   しノ  /
==========================

岡部「な、なるほど…」

るか「次は紅莉栖さんですけど、半年ほど前に岡部さんが講義に来ていた紅莉栖さんに、その、セクハラをしたって紅莉栖さんがラボに詰め掛けてきて、そのまま岡部さんがラボメンにしたそうです」

岡部「いみがわからん」

るか「ええ、なんでセクハラされたのにラボメンになったんでしょうね…まぁそのときから岡部さんのことが好きだったんでしょうね…」

岡部「そのころから?」

>>335
すまんこwwwww
まぁ息子だしいいよねって思ったwwwwサーセンwwww

るか「おとつい、紅莉栖さんも岡部さんに告白したんですよ」

岡部「助手も!?」

るか「岡部さんは紅莉栖さんにも保留にしてほしいと言ったそうですが…」

岡部「(本格的に最低男ではないか!俺!)」

るか「次はフェイリスさんなんですけど…大丈夫ですか岡部さん?すごい汗ですよ?」

岡部「だ、大丈夫だ!」

るか「フェイリスさんはまゆりちゃんが告白したすこし後に、告白されたそうです。」

岡部「それで俺はまた返事は保留にしてほしいと…?」

るか「あ、はい。そういう風にいったと…」

岡部「ハァ…(正直予想はしていたが…いったい何がどうなってるんだこの世界線は?)」

るか「それで、僕なんですけど…」

岡部「あ、ああ」

るか「実は僕はまゆりちゃんと同じ日に告白したんです」

岡部「!?」

るか「あ、いえ別に示し合わせたとかじゃなくて、その岡部さんにまゆりちゃんから告白されたと相談されたときに…その、つい…」///

だめだ。買って出たものの書きだめがないとキツイ
すまんが誰か任せた…

眠気もやばいしレスも5分に一度とかだし実はSS投下するの初めてだし

>>1には悪いがこのスレが完結せず落ちたらいつか続き書くから許してちょ

しかたない、ここは俺が書こう

と言ったけどどこから書けば良いかニャ?

>>94から

岡部「……」

紅莉栖「うぅん……おかべぇ」

すりすり

まゆり「えっへへぇ……」

すりすり

岡部(どうしてこいつらは足を絡めてくるのだっ!)

岡部「とりあえずこの状況はまずい、報告も出来ない、一旦ドクペをのんで落ち着こう」

岡部「……む?」

まゆり「うぅん……えへー……」

ぎゅうう

紅莉栖「んぅ……やぁあ……」

ぎゅうう

岡部「……」

岡部「報告っ! せめて報告だけでも……っ!」

岡部「ゆっくり……ゆっくり……」

スススッ

まゆり「まゆしぃの、ばななぁ……」

むぎゅっ

岡部「……」

岡部「紅莉栖、助けてくれ……」

スススッ

紅莉栖「んっ……このHENTAI……」

ぎゅうっ

岡部「まゆり、ここじゃ星、見えないな……こんなのあんまりだ……」

まゆり「おか……りん……」

むぎゅー

岡部「ええい! いい加減に離せHENTAI天才少女!」

紅莉栖「りんたろ……んあー……」

岡部「……」

説明すると左右からオカリンの腕に絡み付く二人
オカリンは腕をそっと引き抜こうとしてる

岡部「夜が明け、外も明るくなってきた」

岡部「まゆりは寝相のおかげで離れてくれた」

岡部「なのに……」

紅莉栖「ん……すぅ……」

岡部「……携帯を側に置いていてよかった」

岡部「俺だ、何故こいつはここまでしぶといのだ。……そうだったな、ザ・ゾンビは伊達じゃないようだ」

岡部「ああ、もし、次回会えたならば祝杯をあげよう」

岡部「エル・プサイ・コングルゥ」

岡部「ふぅ」

紅莉栖「……おかべぇ」

岡部「どうせまた寝言だろう、全く、平和ボケした助手め」

紅莉栖「助手じゃ嫌、くりすぅ……」

岡部「……紅莉栖?」

紅莉栖「えへへ、おかべぇ……」

岡部「起きたら起きたで……くそっ、機関からの精神攻撃か!」

くふふ

岡部「なあ助sy」紅莉栖「くりす」

岡部「……紅莉栖、ちょっとだけでいい、少しの間離してくれ」

紅莉栖「……やだ」

岡部「どうしてだ?」

紅莉栖「おかべはわたしのそばにいるべき、はい、ろんぱ」

岡部「喉が渇いたんだ、頼む」

紅莉栖「のど?」

岡部「ああ、だから──んむ!」

紅莉栖「んっ、ちゅっ、じゅる」

岡部「んんん!? んぐっ、ごくっ……ぷはぁっ!」

紅莉栖「はふぅ……これでうるおった、はいろんぱ」

岡部「こっ、このHENTAI淫乱天才少女!」

紅莉栖「えへへ、おかべぇ」

ぎゅうう

岡部「一体、どうすれば……」

岡部「……ハッ!」

岡部「俺は寝てたのか……つまり夢オチ!」

岡部「そうだ、狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真がヒモなんぞになるわけがないのだ!」

岡部「フゥーハハハハハ!! フゥーハッハッハッ……ハ?」

岡部「何故だ、何故まだラボに電子機器が完備されて……」

岡部「……」

プルルルル

紅莉栖『はろー』

岡部「紅莉栖、今朝はなかなか激しかったな?」

紅莉栖『ふぇっ!? だ、だって、その、起きたら岡部がいるから、つい……』

岡部「……それじゃあまたな」

ピッ

岡部「鬱だ……いや紅莉栖とそういった行為をのが嫌なわけではないが……」

岡部「と、とりあえず今日は昨日会わなかったラボメンの様子を見てみよう」

ブラウン管工房前

岡部「あ」

ブラウン「あん?」

岡部「おはようございますミスターブラウン」

ブラウン「おう岡部」

岡部「今日は鈴羽はいないんですか?」

ブラウン「ああ、あの野郎ちょっと負傷したとかなんとかで休むって、ついさっき連絡してきやがった」

岡部「は、ははは、大変ですね」

ブラウン「そんなことよりも岡部、おめぇの私生活にとやかく言う気はねぇが、綯に手を出したらぶっ殺すぞ」

岡部「み、ミスターブラウンよ、俺はこれから用があるので失礼する」

ブラウン「待て! まだ話は──行っちまった」



岡部「さて、とりあえずルカ子かフェイリスのところに……ん? ちょっと待て」

岡部「フェイリスのヒモになるのはまだ有り得るとしてルカ子のヒモなんぞにはなれるのか?」

岡部「ルカ子は男だ、それにまだ高校生、そんなルカ子のヒモ?」

岡部「ないな。つまりこの世界線でもルカ子は俺の弟子に違いない!」

岡部「よし、それじゃあまずは調子を取り戻すためにもルカ子の稽古だな」

柳林神社

ルカ「あ、おか……じゃなくて凶真さん」

岡部「ルカ子よ、今日はなにをしに来たかわかるか?」

ルカ「は、はい……」

岡部「よろしい、ならばすぐに妖刀五月雨を──」

ルカ「し、失礼します!」

じーーっ

岡部「……なっ、なにをしているのだ!?」

ルカ「なにって、その……おか、凶真さんが教えて下さる稽古の準備を」

岡部「これがか!?」

ルカ「は、はい……その……えいっ!」

きゅっ

岡部「あうふっ!」

ルカ「凶真さん……ボク、頑張ります」

岡部「頑張るって、あっ、まっ、る、ルカ子!?」

岡部「ま、待てルカ子、お前は男で……」

ルカ「大きくなってきたから……はむっ!」

岡部「うあっ!?」

ルカ「んぶっ、んっんっんっ……ろう、れふか?」

岡部「どうって……くぅっ……駄目だルカ子、こんな……」

ルカ「らめ……が、がんはりはふ! ちゅっ、ちゅぱっ……れる」

岡部「そうじゃなくて! そういう意味じゃっ!」

ルカ「……ちゅうううう!!」

岡部「あ、うあ……ああぁっ!」

ビュルッ、ビュルルッ、ドクッ、ドクッ

ルカ「んくっ、こくっ、んんっ……」

岡部「ああぁ……あ、はぁっ……」

だから助手じゃないといっとろーガッ



岡部「まさかあんな……あんなことを……」

岡部「あれが稽古? ふざけるなっ!」

岡部「確かめたところルカ子は男だった」

岡部「咥えていたときには、すごく煽情的だった」

岡部「だが男だ」

岡部「俺が果てたとき、俺のを懸命に飲み込んでいた姿がゾクゾクする」

岡部「だが男だ」

岡部「褒美と称した行為は、乳首とアナルでの自慰の許可だった」

岡部「だが、男だ」

岡部「この世界線の俺はどこまでHENTAIなのだっ!」

岡部「これなら、ヒモだけのほうがマシだったかもしれない……」

岡部「なんだか疲れた……ちょっと休憩しよう……」

メイクイーン

フェイリス「お帰りニャさいま──ニャニャッ!? 凶真っ!」

岡部「すまない、今は休憩しに来たのだ、付き合っている時間はない」

フェイリス「休憩?」

岡部「そうだ、先程まで機関からの精神攻撃を受けつづけて、この身は深い痛手を負っているのだ……」

フェイリス「ニャッ!? それならフェイリスが凶真を癒してあげるニャ! 先日の特訓の成果を見せてあげるニャ」

岡部「ま、まさかあの技、天使の祝福を会得したというのか」

フェイリス「そうニャ、そのまさかニャ、エンジェル・ベネディクションの力で凶真を完全に回復させるニャ」

岡部「ああ、頼む、だからそろそろ席に案内してくれ」

フェイリス「了解ニャンニャン、ご主人様、こちらへどうぞニャ」

岡部「……む? 待て、いつもの席は空いているではないか、どこへ行く?」

フェイリス「休憩ニャーン」

岡部(扉……個室か? こんなところなかったはずだが……)

岡部「ここは……」

フェイリス「凶真がよく休憩したいって言うから思い切って作っちゃったニャ」

岡部「作っちゃったって、この部屋をか?」

フェイリス「そうニャ、ホテルみたいに色々と揃えてるから、ここに住むことだって出来るニャ」

岡部「ここに住むとは、まさか……」

フェイリス「にゃふふ、凶真、早く二人の愛の巣に来てほしいニャよ?」

岡部「あっ、愛の巣!?」

フェイリス「凶真がここに来たら、ずっとフェイリスとイチャイチャしてられるのニャ、他のことは何にも考えないで良いのニャ」

岡部「そんな生活はいつか破綻してしまうに決まって……」

フェイリス「んー、お金にゃらあるし、フェイリスはずっとずーっと凶真といても飽きないニャ、だから全ては凶真次第ニャぞ?」

岡部(そうだった、フェイリスの家は……つまりヒモには最適か、くそっ、本当にこの世界線の俺は……)

岡部「そのだな、今はその話は置いておかせてくれ、ゆっくり休憩させてくれ」

フェイリス「……」

岡部「ベッドは借りてもいいか?」

留未穂「どうぞ」

岡部「よっこらしょ……はぁ……」

留未穂「……」

ギシッ

岡部「なんだ、フェイリ……え?」

留未穂「留未穂、って呼んでほしいな」

岡部「お、おい、どうしてベッドにくる」

留未穂「今だけは、となりにいていいかな?」

岡部「……」

留未穂「……」

岡部「……好きにしろ」

留未穂「ありがとう、岡部さん」

岡部「……」

留未穂「……すぅ……すぅ」

岡部「……普段とは打って変わって、どこぞの助手より奥手だな」

岡部「秋葉留未穂か……」

岡部「父を失うとわかっていても、まゆりのために……そして、お前の気持ちを俺は……」

岡部「この世界線でなら、少しは構ってやっても良いだろう……ヒモにはならない程度に、だがな」

岡部「留未穂よ……お休み」

岡部「……」

…………

……

正直こんなに保守されるなんて思ってなかった
そろそろ出掛けるから次が最後かな、お前らこんな糞スレ保守するくらいなら働け

岡部「ん……ここは……ああ、そうか」

岡部「もう夕方か……む?」

岡部「封筒……なんだか見覚えがあるぞ……」

岡部「……白い紙、なんだ手紙か、よかった」

岡部「なになに」

岡部「休憩は出来たかニャ? フェイリスはまだお仕事があるから戻るけど凶真はどうするニャ?
   きっと今日はラボに戻るだろうけど、いつかここに住んでくれることを楽しみに待つニャ。
   とりあえず封筒のなかに入ってるものでここに住む準備をしてくれると嬉しいニャン。それじゃあまたニャ」

岡部「なかに入ってるって……」

岡部「いち、に、さん……10」

岡部「結局ヒモかっ!」

じゃあもう俺がなんか適当にやろうか?

続きと新規どっちがいい?(適当)

じゃあ俺が続きから書くよ(適当)

ラボ


ガチャ

岡部(この世界線で、俺はラボメンガールズ全員と…)

岡部(だが残念なことに、大変残念なことに俺にはその記憶が…)

岡部(いや、待てよ。これまでの情報を整理するに、直接的な行為は一切している様子は…)

岡部(ルカ子以外は)

岡部「だが男だ…」

紅莉栖「お、岡部?どうしたの…?」スリ

岡部「紅莉栖…」

紅莉栖「おかべ…?」

ラジ館屋上

岡部(まゆりからは金のことはないものの、イチャイチャするような、プラトニックな関係のようだった)

岡部(ドクペの口移しはあったが)

岡部(紅莉栖は表面だけが固まったチョコレートみたいに一瞬でドロッドロになるくらいのデレだった)

岡部(ベタ惚れってレベルじゃないぞ、どうしたらあんな風になるのだ……)

岡部(フェイリスはヒモにする気しかない)

岡部(このままヒモ人生を歩みたいならフェイリスしかないな)

岡部(ルカ子はなんというか……性奴隷だった)

岡部(だが男だ)

岡部(萌郁は呼び付けてキスして金をくれた)

岡部(正直なところよくわからん)

岡部(鈴羽とはなにかあったわけではないが、手込めにするとかなんとか)

岡部(まゆりが助けてくれたから特になにもなかったが)

岡部(そういえば、よくあのバイト戦士相手に勝てたなまゆり)

岡部(……まああれでいて運動神経も良いし体力もある、もしかしたら力もあるのかも知れないな)

ものすごいわずかな差で負けた

なんでこの状況でコンマ差で被るんだよwwww

そして互いに遠慮してこのままスレは落ちる

岡部「……」

ぐぅぅ

岡部「……」

岡部「そういえば腹が減った、なんだかんだで何も口にしなかったしな」

岡部「メイクイーン……はフェイリスがいるし」

岡部「牛丼でも食いに行くか」

岡部「いや、ここはラボでカップ麺とドクペに」

岡部「……我ながら貧乏性だな、手元に6桁もあるというのに」

岡部「フッ、まあいい、これはラボの予算にしよう」

遠慮しても良いけど、保守させといて遠慮してもあれだしなと

そっかーじゃあ俺も遠慮しない方向で

岡部「助けてくれっ…」ポロポロ

紅莉栖「!?」

岡部「俺は…俺はッ…!」

紅莉栖(ふえぇ…泣いてるおかべかわいいよぉ…///)ギュッ

紅莉栖「う、うん!助ける!私はあなたを助ける!」ナデナデ

岡部「紅莉栖…!」

紅莉栖「そ、それで幾ら必要なの!?」

岡部「…紅莉栖ッ!!」ポロポロ

紅莉栖「そう、Dメールを…」

岡部「あぁ…この世界線では、Dメール実験はしていないのか?」

紅莉栖「開発と同時に岡部が…」

~~~

岡部「そんなことより乳を揉ませろ!」

紅莉栖「え…えっ…!だ、だめよおかべそんな…///」

まゆり「えっへぇ~…オカリンはえっちだねぇ~///」

ダル「…」

~~~

岡部「この世界線の俺は駄目だっ…!!」

別のスレでとか仮にも1ですしおすし
ID:TBDfRgCf0が終わったら書くよ

岡部「とにかく…もうこんなヒモ生活は終わりだ。助手も、もう俺に出資する必要はないぞ」

紅莉栖「…」

岡部「助手…?」

紅莉栖「助手じゃない…」プイ

岡部「く、紅莉栖…」

紅莉栖「ん~っ…おかべぇ…」スリスリ

岡部「…お、おぅっ!?」

紅莉栖「んふ…恥ずかしがる岡部も新鮮かも…」

岡部「…だ、だからもうそんなことをする必要は無いといっているだろう!!」

紅莉栖「…岡部は大きな勘違いをしてるみたいね?」

岡部「な、なんだと?」

紅莉栖「…私が出資しようがしまいが、私の気持ちは変わらないってこと」

岡部「なっ…!」

紅莉栖「おかべっ…すき、すき…」ギュ

岡部「あ、あ、あ…」

紅莉栖「おかべは…?今のおかべは…」

紅莉栖「わたしのこと、どう思ってくれてるの…?」

岡部(はあああああああああああああぁぁぁぁぁん)ゾクゾク

岡部「おっおぉおれはぁぁぁ」

紅莉栖「ん…」

岡部「くりすっ…おまえを…」

紅莉栖「…」

紅莉栖「…んっ!」チュ

岡部「んむっ!?」

紅莉栖「…っふ、んふっ」ンチュチュ

岡部「…んっ…っ」

紅莉栖「…っふぅ///」

岡部「…はぁっ…はぁ///」

紅莉栖「おかべ、顔真っ赤///」

岡部「い、いきなりは卑怯だぞ助手ぅ!今の俺はほぼ経験皆無なのだ!!」

紅莉栖「ふむん…そっか…今の岡部は恋愛経験皆無のDTそのものってことよね…」

岡部「それはそれで悲しいのだがな…」

紅莉栖「…それじゃぁ、これからじっくり経験していけばいいわよね…?」

岡部「…え?」

紅莉栖「んふ、おかべぇ…///」

岡部「ちょっ…まっ…!!」

~助手END~

ほい次ID:l9nQPQhS0

ブラウン管工房前

綯「オカリンおじさーん」

岡部「む? シスターブラウンか」

綯「その、これ!」

岡部「昨日も同じ光景が……ありがとうな」

なでなで

綯「えへ……オカリンおじさん」

ブラウン「おかべぇぇえええええええ!!!」

岡部「み、ミスターブラウン!? 一体何なのだ!?」

ブラウン「綯に手を出したらぶっ殺すっつっただろうが!! 数時間前に言ったばっかだっつぅのにおめぇは!!!」

岡部「ままま待ていや待って下さいミスターブラウン! 俺は別にこの小動物をどうこうするつもりなんて!」

ブラウン「うるせぇ! こんの野郎!!」

綯「お父さん!」

ブラウン「な、綯?」

岡部「シスターブラウン?」

綯「オカリンおじさんが怖がってるからやめてよお父さん!」

ブラウン「綯、こいつは綯の人生を食いつぶす害虫なんだ、だから俺は綯が酷い目に遭う前に……」

綯「オカリンおじさんはそんな人じゃないもん!」

ブラウン「な、綯ぇ……で、でもお前は岡部が苦手だっただろ?」

綯「いつもオカリンおじさんと話すとお父さんがオカリンおじさんに酷いことをするから話せなくなったんだもん!」

岡部「えっ?」

ブラウン「それは……」

綯「オカリンおじさんに酷いことするお父さんなんて嫌い!」

タッタッタッ

ブラウン「」

岡部「えっ?」

岡部「その、ミスターブラウン?」

ブラウン「……んだよ?」

岡部「追わなくて良いのですか?」

ブラウン「きっとおめぇのとこの誰かのとこさ」

岡部「あの……」

ブラウン「うるせぇな、今はそっとしておいてくれ」

岡部「」

ブラウン「はぁ……」

トボトボ

岡部「……」

岡部「ミスターブラウンの背中があんなに小さく見えるなんてな……」

岡部「……とりあえずラボに戻ろう」

ラボ

紅莉栖「……」

カチッ、カチッ

岡部(とりあえず助手はおいておくとして、カップ麺だな)

がさごそ……べりっ!

紅莉栖「!?」

カチカチカチッ

紅莉栖「お、岡部!?」

岡部「ん? なんだ助sy……紅莉栖?」

ジョボボボボ

紅莉栖「な、なんでラボに入ってきてもなにも言わないのよ!」

岡部「お前の邪魔をするのは気が引けたからな、気にせず続けてくれ」

紅莉栖「そういう問題じゃなくて!」

岡部「じゃあなんなのだ?」

紅莉栖「お帰りのキス……してない」
岡部「」

紅莉栖「帰ってきたら抱きしめてくれるって言った!」

岡部「」

紅莉栖「それにご飯の用意は私がやるって言った!」

岡部「」

紅莉栖「一緒にいるときはお互いに報告と電話以外ではパソコンも携帯もいじらないって決めた!」

岡部「」

紅莉栖「それに、それに……」

岡部「ま、まだあるのか?」

紅莉栖「……なでなでしてくれるって言った」

岡部「えっと……助手よ、その」

紅莉栖「だからくりすって呼んでよぉ……」グスッ

岡部「」

岡部「お、俺だ、機関の精神攻撃は威力を増しているぞ! 今すぐワクチンを……なに? 対処法がないだと? ええい! この役立たず共め! 早急に解析と対策の研究を」

紅莉栖「いつまでも報告してないでなでなでしてよぉ、おかべぇっ!」

ぎゅっ
岡部「」

岡部「あ、あーん」

ずるずる

紅莉栖「どう? 美味しい?」

岡部「う、うむ、旨いぞ」

紅莉栖「えへへ……」

岡部(俺は一体なにをしているのだ)

紅莉栖「ね、岡部……はむっ」

ずるるっ!

紅莉栖「ん……」

岡部「お、おい、カップ麺を口移しなんてそんな行為する奴なんて存在して良いと思っているのか?」

紅莉栖「んー……」

岡部「良いか? カップ麺だから口はテカテカしてるし雰囲気とかムードのカケラもないんだぞ?」

紅莉栖「んー!」

岡部「俺だ、そうか、やはり行くしかないというのか……わかった、やってやろうじゃないか、それが運命石の扉の選択というのならばな、エル・プサイ・コングルゥ」

岡部「本当に、ムードも糞もあったもんじゃない」

紅莉栖「えへへ……」

ぎゅうう

岡部「さて、さっきから30分は経ったか」

紅莉栖「おかべぇ、おかべぇ……」

すりすり

岡部「……紅莉栖、ちょっと電話をしても良いか?」

紅莉栖「電話?」

岡部「何人にかけるかはわからんが、とりあえず電話をせねばならんのだ」

紅莉栖「ん、わかった」

岡部「よし……」

プルルルル

まゆり『トゥットゥルー☆ どうしたのオカリン?』

岡部「小動物がお前のとこに行ってないかと思ってな」

まゆり『もしかして綯ちゃんのことかなー?』

岡部「そうだ、来てないか?」

まゆり『うん、なんか少し息切れしながらきたよー』

岡部「そうか、今もまだメイクイーンか?」

まゆり『そうだよー、まゆしぃが帰るところだから、着替えるまでの間にダルくんの席でジュース飲んでるんだぁ』

岡部「わかった。まゆりよ、俺も今からメイクイーンまで行くから待っててくれ」

まゆり『もしかして迎えに来てくれるのかなー? えへへー、二日も続けてオカリンと一緒に帰れるなんてまゆしぃは嬉しいのです』

岡部「大袈裟だな、連絡さえすれば迎えにくらい行ってやるさ」

まゆり『えっへへー、オカリンは優しいねぇー』

岡部「フッ、それではまた後でな」

まゆり『うん、トゥットゥルー☆』

ピッ

岡部「というわけだから紅莉栖よ」

紅莉栖「わかった、いってらっしゃい」

岡部「え?」

紅莉栖「理由があるんでしょ? それなら良いわ、私は待ってる」

岡部「紅莉栖……」

紅莉栖「そのかわり、岡部の白衣を私のと変えること」

岡部「……は?」

紅莉栖「岡部を待つ間も、岡部を感じていたいの……ダメ?」

岡部「」

岡部「わ、わかった、白衣は変えていこう」

紅莉栖「それと、ただいまのキスはちゃんとしろ、じゃないと泣いちゃうんだからな……」

岡部「」

ブラウン管工房前

岡部(紅莉栖と白衣を交換したらなんだか良い匂いがした、何故なのだ)

岡部(それは置いとくとして……ミスターブラウンだ)

ちらっ

ブラウン「……」

岡部(42型を見ている姿もしょんぼりと、いや、ショボーンとして見える)

岡部(まあ一人娘だ、一般人は親バカにもなるのかもしれないな)

岡部(さて、メイクイーンに行くか)

岡部(そういえば早く帰って来いって、タクシー代としてまた一万もらった、全くあのセレセブが)

メイクイーン

メイド「お帰りなさいませ、あ、まゆりちゃんならあちらです」

岡部「うむ」

岡部「さて、ダルとまゆりと、よかった小動物もいるな……よし」

ザッ

まゆり「あー、オカリーン、トゥットゥルー☆」

岡部「フゥーハハハ! まゆりぃぃぃ! シスタァァァブラウゥン! この狂気のメェッドサイエンティスト、鳳凰院凶真が! わざわざお前達のために! ここまで──」

メイド「他のご主人様のご迷惑になりますので、もう少しお静かにお願いいたします」

岡部「……迎えにきてやったぞ、感謝するよーに」

まゆり「えっへへー、ありがとうオカリン」

ダル「ヒモリンぱねーっす、綯たんまで手に掛けるとかまじぱねーっす」

岡部「ヒモリンはよせと言っただろ」

ダル「でももうオカリンよりもヒモリンのがしっくりくるし」

岡部「この……まあ良い、ヒモリンなのは自分でも自覚している」

ダル「自覚してすらいなかったらガンジーも助走をつけてぶん殴るレベルだお」

岡部「小動物よ」

綯「なぁに?」

岡部「ミスターブラウンもお前が心配なのだ、わかってやってくれ」

綯「でも、お父さんはオカリンおじさんに……」

岡部「ああ、怒鳴られも殴られもするな」

綯「だから、お父さんがそれをやめるまでは」

岡部「良いのだ」

綯「え?」

岡部「ミスターブラウンはあれくらいが丁度良いのだ」

綯「でもっ!」

岡部「……綯よ、もしも俺になにか用があればラボに来るといい」

綯「オカリンおじさん?」

岡部「いつでも歓迎しよう、お前も特別にラボメンにしてやる」

ダル「ラボメンという名のパトロンですねわかります」

岡部「だからミスターブラウンを許してやってくれ、怒鳴られ殴られが俺とミスターブラウンなのだ」

綯「……」

岡部「それにお前も本当にミスターブラウンが嫌いになったわけではないだろう?」

綯「……うん」

岡部「悲しませたくないだろう?」

綯「……うん」

岡部「だから仲直りするんだ、な?」

綯「……うん」

まゆり「わー、オカリンが綯ちゃんを説得してるよー」

ダル「こうしてパトロンがまた一人増えたのであった、次回へ続く!」

岡部「だぁぁ! うるさいぞ!」

まゆり「えっへへー☆」

ダル「フヒヒサーセンwww」



岡部「……」

綯「えへー」

まゆり「えっへへー、こうして三人で手を繋いでると、なんだか親子みたいだねぇ」

岡部「フッ、親子か……」

岡部(まゆりは良い母親になりそうだな)
岡部(そうだな、紅莉栖なんかは普段は戸惑いながらも、大事なときはしっかりと母親をやりそうだな)

岡部(フェイリスはなんだかんだで上手くやりそうだな)

岡部(他は……うむ……)

岡部(しかし子供か……)

岡部(いや、俺には必要ないな、研究の邪魔なだけだ)

>>1
ミサ「この…変態!」
L「私が……変態?」

<ラボ>

岡部「ふんっ、この鳳凰院凶真を欺こうとしてもそうはいかんぞ」

ダル「なにいってんだよ、ヒモリン。冗談もほどほどにしてくれお」

岡部「我が頼れる右腕・ダルよ、冗談を言っているのは貴様ではないか」

ダル「じゃ、聞かせてもらうけど、ヒモリンが薬指につけているものは何?」

岡部(これは・・・)

岡部「・・・指輪だな。」

岡部(貴金属には詳しくないが、この指輪は遊びで買えるような値段のものではないようだ)

ダル「これがなによりの証拠っしょ。」

岡部「ぐぬぬ」

ダル「あと、僕はヒモリンの右腕になんてなったおぼえはないお!」

岡部「なにっ」

ダル「じゃ、バイトがあるからこのへんで」

岡部「ダルよ、どういうことなんだ。待ってくれ」



岡部(ラボに1人きりになってしまった)

岡部(ここで1人佇んでいても埒はあかない。街に出よう)

<秋葉駅前>

岡部(秋葉原駅周辺が変わった様子は特にないようだ)

岡部(おっ、あそこにいるのは・・・)

岡部「まゆり、バイトの帰りか?」

まゆり「えっ岡部さん?こんばんは。まゆしぃはバイトの帰りです」

岡部「岡部さん?いつもは・・・」

まゆり「??」

岡部「いや、何もない。家まで送って行こうか?」

まゆり「いえ、結構です。」

岡部「どうしてだ?遠慮することはあるまい。お前は俺の人質なのだからな」

まゆり「人質?なんのことですか?ちょっと急ぐので失礼します」

岡部「おいっ、まゆり!ここに落ちているうーぱはお前のものでは」

岡部「行ってしまった」

<ラボ前>

岡部(まゆりは俺の人質ではない、そんな世界線に来てしまった)

岡部(そんなことを考えているうちにラボについた)

岡部(ラボになぜ明りが?)

<ラボ>

フェイリス(?)「旦那様、おかえりなさい」

岡部「んなっ!?」

フェイリス(?)「今日も一日、お疲れさまです」

岡部「なーにを言っているのだ、フェイリスよ」

岡部「この鳳凰院凶真には、お前を嫁にした覚えはないっ!」

岡部「第一、世界に混沌をもたらす狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真には、」

岡部「愛だの恋だのに現をぬかす暇はないからな」

岡部(ふん、決まった!)

岡部(・・・あれ)

岡部(いつものフェイリスならここで何かを言うはずなんだが)

留美穂「・・・旦那様」ウルウル

岡部(待て、フェイリスの頭にいつものネコ耳が付いていない)

岡部(ということは、こいつは今、留美穂モード!?)

留美穂「何が足りないのですか?」

留美穂「私に足りないことがあるのならおしえてください」

岡部「冗談、というわけではなさそうだな?」

留美穂「何が冗談なのでしょうか、旦那様」

岡部「いや、俺がそのなんだ・・・」

岡部「お前の『旦那様』であるということだ」

留美穂「はい、貴方様が私の旦那様でございます」

岡部「そうか。今はすまなかったな。ごめん」

留美穂「慣れて、いえ、なにもありません」

岡部「ところで、お前の指を見せてくれないか」

留美穂「いいですよ、どうぞじっくりご覧になってください」

岡部(やはり薬指には指輪が、それもこの指輪は俺とペアのようだ)

岡部「綺麗な指だな。ありがとう」

岡部「少し屋上に行く」

<屋上>

岡部(どうやら俺は本当にフェイリス、)

岡部(いや、留美穂と付き合っているらしい)

留美穂「旦那様、先ほどからどうされたのですか?」

岡部「なにもない」

留美穂「変です。私は人より勘が鋭いのです。どうか本当のことを仰ってください」

留美穂「旦那様、先ほどポケットに入れたものは何ですか」

岡部「まゆりのメタルうーぱだ。さっき駅で会ったときに落としていったのだ」

留美穂「マユシィ・・・」

留美穂「やっぱり、旦那様は、私より椎名さんの方がお好きなんですね」

岡部「なぜそうなる!?」

留美穂「旦那様が、椎名さんを見るときの目と、私を見るときの目の輝きが違います」

留美穂「それに、私に隠れて椎名さんに会っているなんて・・・」

岡部「ご、誤解だっ!」

岡部(いや、誤解もなにもどうして俺がこんなことを言わねばならないのか)

岡部(ええい、仕方ない。これも運命石の扉の選択だ)

岡部「留美穂、俺が好きなのはお前だけだ!」ダキッ

>>658から

ブラウン管工房前

岡部「さてシスターブラウン、いや、綯よ」

綯「?」

岡部「お前はこれからそこで小さくなってるミスターブラウンに正直な気持ちを伝えてあげるんだ」

綯「うん」

岡部「ではな」

まゆり「オカリンは一緒に行かないのー?」

岡部「原因はどうあれ、もう俺は関係ないからな」

まゆり「そっか……やっぱりオカリンは優しいねぇー」

岡部「べっ、別に優しくなんてない、それに俺は鳳凰院凶真だ」

まゆり「えっへへー、それじゃあ帰ろうオカリン」

岡部「……ああ、帰るか」

ラボ

岡部「戻ったぞ」

まゆり「トゥットゥルー☆ ただいま紅莉栖ちゃん」

紅莉栖「お帰りなさい、岡部、まゆり」

岡部「ふぅ、とりあえずドクペでも飲むか……」

紅莉栖「岡部?」

岡部「なんだ?」

まゆり「オカリン、まゆしぃはガッカリなのです」

岡部「え? は?」

紅莉栖「出掛ける前にしたのに、約束、忘れたの?」

まゆり「酷いよオカリン、紅莉栖ちゃんが可哀相だよ」

岡部「だからなんなのだ? 約束?」

紅莉栖「……ぐすっ」

岡部「ちょっ、だからなんなのだ!? く、紅莉栖!?」

紅莉栖「おかべぇ……昨日から岡部おかしいよぉ……」

岡部「……」

紅莉栖「なんだかいつもと違って、好きとか、愛してるとか、可愛いとか、何にも言ってくれないし」

岡部「……」

紅莉栖「キスだって下手になったし」

岡部「」

紅莉栖「距離感が合わないというかズレが、あるという、か?」

岡部「……紅莉栖?」

紅莉栖「距離感? ズレ? キス、態度……?」

岡部「なあ、紅莉栖?」

まゆり「紅莉栖ちゃん?」

紅莉栖「ちょっと待って、もしかして……岡部、ちょっと来て」

岡部「あ、ああ」

ラボの屋上

紅莉栖「……」

岡部「……く、紅莉栖?」

紅莉栖「ねえ岡部、岡部が私にくれたプレゼント、なんでも良いから一つ言ってみて」

岡部「え……えっと……プレゼント?」

紅莉栖「……」

岡部「……その、紅莉栖よ、お前に言わなければならないことがあるんだ」

紅莉栖「リーディングシュタイナー、だっけ? それのこと?」

岡部「知っているのか!?」

紅莉栖「Dメールね……」

岡部「ああ!」

紅莉栖「そっか、そういうことね……ちょっと考えさせて」

岡部「わかった」

紅莉栖「……」

紅莉栖「オーケー、要するにα世界とβ世界があったとして、二つは大雑把には同じ世界、それで細部ではあちこち違うと」

紅莉栖「α世界のα岡部はDメールによってβ世界のβ岡部になった」

紅莉栖「今、私がいるβ世界の岡部は、岡部にとってはそのままα岡部で、β人類にとっては一昨日まではβ岡部、一昨日からはα岡部になるのね」

岡部「うむ、そんな感じだろうか」

紅莉栖「……つまり」

ぎゅっ

岡部「く、紅莉栖?」

紅莉栖「えへへ、大好きだよ……倫太郎」

岡部「なっ! ええと……その……」

紅莉栖「ふふっ、何の耐性もない可愛い岡部なのね」

岡部「き、貴様は真面目な話をしているときにっ!」

紅莉栖「おっかべぇー!」

ぎゅううう!

岡部「おっ、おい紅莉栖!?」

岡部「ゴホン、とにかく」

紅莉栖「ええ」

岡部「元の世界線に戻るなら何故ここに来たのかを考えねばならんのだ」

紅莉栖「ねえ、一つ聞きたいんだけど」

岡部「なんだ?」

紅莉栖「この世界線で生きていくって言うのはダメなの?」

岡部「え?」

紅莉栖「岡部が言ってたことを考えると、まゆりが死なない世界線で、なおかつ私も死なない世界線って、この世界線は当てはまらない?」

岡部「……」

紅莉栖「そりゃあキスが下手なのは残念だけど岡部は岡部だし」

岡部「」

紅莉栖「私は、今の岡部が好きよ、岡部さえ良ければ、ずっとこのままで良いんじゃないかしら?」

岡部「……」

岡部(とりあえず紅莉栖に先にラボに戻ってもらった)

岡部(思えばまゆりも死なない、紅莉栖も死なない、この世界線はなんなのだ?)

岡部(でも鈴羽はいたな、つまりタイムマシンはいずれ出来る)

岡部(しかし、鈴羽がこの時代の俺を手込めにするなどと言っていたし、それだけの理由で来たのだとしたら、未来も平和なんじゃないだろうか?)

岡部(……)

…………

……

数日後、ラボ

紅莉栖「おかべぇ……大好きだよおかべぇ……」

スリスリ

萌郁「岡部くん……」

なでなで

フェイリス「きょうま、きょうまぁ!」

ぎゅううう

ルカ「凶真さん……」

ぎゅっ

まゆり「えっへへー、オカリンはもてもてだねぇー」

岡部「……流石にちょっと暑いがな」




柳林神社

ルカ「稽古はやめる? じょ、冗談ですよね?」

岡部「本気だ」

ルカ「そんな……ボクは、もういらないんですか?」

岡部「そうじゃない、ルカ子は大切なラボメンなのだ、あんなことはしなくてもよいのだ」

ルカ「ラボメン……」

岡部「だから、その……これからは少し甘えさせてやっても良いぞ、いつでもラボに来るといい」

ルカ「……は、はいっ!」




フェイリス「ニャニャッ! 凶真!? あの部屋はいらないってどういうことニャ!?」

岡部「そのままの意味だ、二人の愛の巣なんてところに収まる気はない」

フェイリス「にゃあ……」

岡部「お前もか。勘違いするな、フェイリスが嫌いなわけでも不要というわけでもない」

フェイリス「えっ?」

岡部「俺は少しばかり欲張りでな、特定の人物を選べないのだ。だからお前が嫌じゃなければ、ラボに来るといい」

フェイリス「ラボ……ニャ?」

岡部「ああ、いつでも歓迎しよう」




萌郁「……ラボメン?」

岡部「ああ、お前の居場所は金を払って作るものじゃない、既にあるのだ」

萌郁「……」

岡部「だから、これからは携帯でだけではなく、キスだけではなく、ラボでの関係を築くように」

萌郁「でも……私……」

岡部「口下手でもいい、無理に喋れとは言わない、何も言わなくてもただそこにいるだけで流れる空気を感じて欲しいのだ」

萌郁「……」

岡部「来れたら来い、居心地が良ければ居るといい。ただ、ラボにはラボメンのお前の居場所も用意されているということを忘れないでくれ」

萌郁「……ありがとう」

ラボ

紅莉栖「おかべぇ、おかべぇ……」

萌郁「岡部くん」

フェイリス「きょうまぁっ!」

ルカ「凶真さん……」

まゆり「オカリーン、えっへへー☆」

岡部(これはなかなか凄まじい状況だな)

岡部(だが、悪くない)

岡部(少なくとも今のところはなんの問題もない、ならば今を生きよう、このラボメン達と共に)

岡部(これが、シュタインズゲートの選択だよ)

おしまい

とりあえずね、一応1だけど毎日少しずつは書いてたよ
何故か保守されまくって長続きはしたけど全然書いてない俺はゲルになればいい
最初はただヒモリンって浮かんだから突発的に書いた、今は反省している

とりあえず考えてもそれっぽいのが浮かばなかったから適当に最初に浮かんだ一夫多妻のレディーキラーって恥ずかしいタイトルでも晒しとくよ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom