苗木「ダンガンロンパ舞園ver?」舞園「はい!」 (279)

舞園「簡単に言うとですね…舞園さやか視点のダンガンロンパです!」

苗木「じゃあ主人公は舞園さんなんだね?」

舞園「もちろんですよ!」

舞園「地の文も私です。」

舞園「あと自由時間、学級裁判もありますよ。」

舞園「自由時間に誰と交流を深めるかは安価で決めます。」

舞園「プレゼントについては後々説明しますね。」

舞園「そして学級裁判も基本安価で進めます。」

苗木「じゃあ学級裁判の簡単な説明をしないとね。」

舞園「はい。」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1383737363

舞園「まずは学級裁判のノンストップ議論の単な流れを説明します。」

ノンストップ議論開始!

霧切「苗木くんの[好きな人はこの私霧切響子]よ!」

苗木「えっ?」

舞園「霧切さんはいきなり何を言っているんですか?」

葉隠「わざわざこんな〈議論をする理由〉がわかんねーべ。」

舞園(…)


舞園「これが一連の議論の流れになります。」

舞園「[]がウィークポイント、〈〉が同意ポイントになります。それらのポイントに対応するコトダマを選んでください。」

セットしたコトダマ

1 苗木くんは舞園さやかが好き




舞園「ここで安価を取ります。」

苗木「今は説明だから勝手にロンパするよ。」

[好きな人はこの私霧切響子よ!]に1

舞園「って感じでお願いします。」

舞園「もちろん正解すると…」

【1 苗木くんは舞園さやかが好き】 カシャ

[好きな人はこの私霧切響子よ!]<【苗木くんは舞園さやかが好き】ドォン!

バリィーン!

舞園「それは違います!」ロンパ!

舞園「そして話が進みます。」

葉隠「じゃあ次は同意についての議論だべ!」

ノンストップ議論開始!

桑田「俺は[舞園ちゃんが好き]だぁー!」

腐川「〈どうでもいい〉わよ!」

朝日奈「私は[さくらちゃんが好き]ー!」

大神「我は嬉しいぞ。」

石丸「いい加減まともな議論をしたまえ!」

十神「くだらん。」

舞園(…)

[]がウィークポイントです。〈〉が同意ポイントです。それらに対応するコトダマを選んでください。

セットしたコトダマ

1 桑田くんなんかどうでもいい

舞園「もちろんここでも安価は取りますよ。」

舞園「この場合はですね…」

〈どうでもいい〉に1

苗木「安価に成功すると…」

【1 桑田くんなんかどうでもいい】カシャ

〈どうでもいい〉<=【桑田くんなんかどうでもいい】ドォン!

キュイーン!

舞園「その意見に賛成です!」賛

苗木「で、話が進むんだよね?」

舞園「はい!」

安価は成功か失敗かの判定なだけで、それによって話の展開が変化したりはしないのか?

舞園「次は反論ショーダウンについて説明します。」

舞園「先程の霧切さんを論破したあとの話です。」


舞園「苗木くんは霧切さんではなく私のことが好きなんです。」

霧切「それは違うわ」反論!

反論ショーダウン開始!

霧切「苗木く/んは私のことが好/きなのよ。」

霧切「これ/は決定事/項よ。」

霧切「もう一/度言うわ…」

霧切「苗木く/んは[私のことが好き]なのよ!」

発展!

舞園「なに勝手なことを言っているんですか…」

舞園「間違いなく苗木くんは霧切さんよりも私のことが好きなんですよ。」

霧切「あり/えないあり/えないあ/りえないわ/!」

霧切「[認めるわけ…ない]じゃ/ない!」

舞園(ならばこの証言で認めさせるだけ…)

[]がウィークポイントです。それらに対応するコトダマを選んでください。

セットしたコトダマ

1 苗木の証言

>>1

舞園「>>10さんへ…学級裁判では変化しません…間違えると発言力が減るだけです。」

舞園「ですが自由時間の時、安価で選んだ人との会話のなかでいくつかの質問があり、その時の私の答えによって話の内容が変化するときはあります。」

苗木「じゃあ反論ショーダウンの続きにいこうか。」

[認めるわけ…ない]に1

舞園「と、いつも通り正解すると…」

【1 苗木くんの証言】スチャ

[認めるわけ…ない]<=【苗木くんの証言】ブンッ!

スパーン!

舞園「その言葉…斬らせてもらいます!」斬!

十神「そして話が進むんだろう?」

苗木「そうなるね。」


舞園「あとは、その時その時で説明していきますね。」

苗木「一応これで学級裁判の流れは終わるよ。」

舞園「基本的にはゲーム本編と流れは変わりません。」

苗木「そろそろダンガンロンパ舞園verを始めようか?」

舞園「そうですね…ではがんばります!」

?『私立 希望ヶ峰学園』

?『その巨大な学園は都会のど真ん中に建っていた。』

?『その学園のモットーは全ての分野の超一流の高校生を集め、育て上げること。』

?『政府公認の超特権的な学園…』

?『そんな学園を卒業した生徒の今後の人生は成功したようなもの…とまで言われています。』

?『まさに希望の学園と呼ぶに相応しい場合。』

?『希望ヶ峰学園の入学資格は2つ。』

?『1つは現役の高校生であること。』

?『2つは各分野において超一流の特技かあることです。』

?『入学許可を得るには学園の職員にスカウトされなければなりません…』




?『希望ヶ峰学園』

?『そんな巨大な学園は都会のど真ん中に建っていました。』

?『ここが世界の中心であるかのように。』

?『その学園のモットーは全ての分野において超一流の高校生を集め、育て上げることです。』

?『そして政府公認の超特権的な学園…』

?『希望ヶ峰学園を卒業した生徒は今後の人生は成功したようなもの…とまで言われています。』

?『まさに、今後の国の将来を担う希望の学園と呼ぶに相応しい場合ですね。』

?『希望ヶ峰学園への入学資格は2つです。』

?『1つは現役の高校生であること。』

?『2つは各分野において超高校級の才能を持っていること。』

?『この希望ヶ峰園への入学許可を得るには、学園側の職員にスカウトされなければなりません』

?『そんな目も眩むようなすごい学園の校門の前に…』

?『私は立っています。』

?『なぜかと言うと…私は学園側からスカウトされたからです。』

?『私の才能はですね…あっとこれは自己紹介の中で発表させてもらいますねっ。』

舞園「私の名前は舞園さやか…この度希望ヶ峰学園第78期生として入学する…」

舞園「超高校級のアイドルです!」ドンッ!

舞園(確かにアイドルグループのセンターマイクを務めさせてもらってはいましたが…)

舞園(まさかスカウトされるとは思ってもいませんでした。)

舞園(最初は拒もうとしましたよ、でも、卒業すれば今後の人生は成功したようなもの、なんて言われれば拒否するわけにはいけませんし…)

舞園(やっぱりこのアイドルグループのメンバーたちのことを思うと拒否なんてできませんしね。)

舞園(さて、こうして立って見ると何だか緊張してきました…)

舞園「いったいどんな人達が入学するのでしょうか…とても楽しみです。」

舞園「ふむふむ…新入生は8時に玄関ホールに集合って書いてありますね。」

舞園「少し早く来すぎましたね…」

舞園「1回深呼吸。」スーハースーハー…

舞園「では…行きましょう!」

1人で勝手に決意を固めて…

希望ヶ峰学園の校門をくぐった。


〔玄関ホール〕

舞園(確か地図によるとここが玄関ホールのはず…)

舞園「まだ誰も居ない見たいですね。」

なんとなくほっとしたようながっかりしたような。

舞園「まだ7時10分ですか…まだ50分もありますね…」

舞園(誰も居なくて当たり前でしたね。)

舞園「とりあえず…じっと待つわけにもいきませんし、そうだ!」

舞園「先にこの学園の中を回って見ましょう。」

舞園(別にここの生徒だからいいですよね。)

ただ緊張をほぐす程度の気持ちで、私は希望ヶ峰学園の校舎に最初の1歩を踏み出した。

楽しい学園生活になる誰もが敬う青春と希望に満ちた1歩…

となればよかったのに…

舞園「…あれ?」グニャ?

あっというまに、視界がグルグルと歪み初め…次の瞬間には、ただの暗闇。

この時私は気付べきでした…

この学園に入学するべきでは、なかったと…

【プロローグ】〔ようこそ絶望学園へ〕

〔?〕

舞園「…んっ」

舞園「ふぁぁ…ここは?」ゴシゴシ

私は木製の机の上で目を覚ました。

眠気に負けじと思考回路を張り巡らした。

舞園(確か私は…)

舞園(さっきまで玄関ホールの前にいたはずでした…なのになぜ寝ていたのでしょうか?)

そして見覚えのない教室…

舞園「とりあえず状況整理をするために辺りを捜索しましょう。」

〈見覚えのない教室〉

舞園(何から初めましょうか。これは?)

そこにはさっき私が眠っていた机の上にこんなパンフレットがあった。

〈入学案内〉

舞園(なんでしょうか?)

そこには子どもが書いたほうが余程読みやすい…といっても過言ではない字でこう書かれていた。

『入学おめでとうございます。心機一転、これからは、この学園内がオマエラの新たな世界となります。』

舞園(意味がわかりませんね…誰かの悪ふざけでしょうか。)

舞園(他には、教室には相応しくない監視カメラ。)


舞園(窓があるべき所に鉄板が打ち付けられていて、私の力じゃびくともしないようです。)

舞園(今の時間は、8時…8時10分!?」

思わず声に出してしまった…それもそのはず玄関ホールへの集合時間は、8時なのだから。

舞園「ヤバイですね!」タッタッ

私は急いで教室を後にした。

〈1階廊下〉

私は玄関ホールへ走りながら考えた。

舞園(教室も異様なら廊下も異様ですね。)タッタッ…

舞園(何だか、ただならぬ雰囲気を感じます。)スタスタ

そんな雰囲気に気付けば歩いていました。

舞園(いったい何が起きているんでしょうか…)スタスタ

そんなことを考えていると玄関ホールの前に着いた。

舞園(早速中に入って行きましょう。)

ギイィ!


〈玄関ホール〉

そしてそこには…

?「…今は何時だと思っている…10分の遅刻だぞ!」

舞園「すっすいません。」

?「お堅いな?少しの遅刻ぐらい見逃してやりなよ。」

舞園「え?っと皆さんも新入生の方々ですか?」

?「そうだべ!」

?「これで15人ですか…キリもいいしこれで全員揃いましたな。」

ここにいる皆さんが…希望ヶ峰学園に選ばれた超高校級の人達…私の同級生。

その場に揃った顔を、簡単に見回してみる。

舞園(なんと言うか…すごいオーラを感じますね。)

?「遅刻した原因ぐらい言ったらどうだね!」

舞園「いつの間にか眠ってて…気がつけば集合時間を過ぎていたんですよ。」

?「えっじゃあ、君もなのぉ?」

?「ますます妙ですわね…」

?「異常だ…

舞園「どういう事ですか?いまいちピンとこないのですが。」

?「いずれわかる…今は先にするべきことがあるだろう。」

?「そうね…じゃあ遅れてきた彼女の為にも改めて自己紹介をしないとね。」

?「そうですわね…まずはお互いの素性はわかっていた方がよろしいですわね。」

?「それもそうだな。」

?「ではまずは自己紹介からだ!」

舞園(とりあえず自己紹介をしていけばいいんですね…では。)

舞園「私の名前は舞園さやかです。超高校級のアイドルとしてこの希望ヶ峰学園に入学してきました。」

ガヤガヤワイワイ!

舞園(…ではまずはあの人から。)

石丸「僕の名前は石丸清多夏だ!そして僕は超高校級の風紀委員だ!座右の銘は質実剛健!お互い、学業に切磋琢磨して頑張ろうでなないかっ!」

舞園「はいっ!お互いに頑張りましよう。」

石丸清多夏【超高校級の風紀委員】

石丸「いい返事だ!その調子で日々精進したまえよっ!」

石丸「努力が全てだ!そう思わないかね…いやそうだろう!」

舞園(暑い人ではあるんですけどなんか面倒臭そうな人ですね。)

舞園(では次は…)

腐川「あんたみたいなアイドルからすれば、私の名前なんて…今すぐに忘れるんでしょうけど…」

舞園「忘れませんよ。」ニコッ

腐川「そのキレイな笑顔を私に向けないでよ。」

腐川「私の名前は…腐川…冬子よ…私の才能は超高校級の文学少女…」

腐川冬子【超高校級の文学少女】

舞園(確か彼女は…そう!『磯の香りの消えぬ間に』って書籍を書いた作者の方ですね)

舞園(あの恋愛小説は素晴らしかったです。)

腐川「何よ?…私の汚い顔をジロジロ見ないでよ…」

舞園「あっ、いえ。」

腐川「そんなに汚いならあっちに行きなさいよっ!」

舞園「そんなっ…腐川さんも磨けばキレイになれますよ。」

腐川「あんたに言われたって説得力がないわよっ!」

舞園(まぁ作家としての豊かな想像力が間違った方向に向かってしまった人の例ですね。)





舞園(さて、次ですね…)

桑田「うーっす、オレの名前は桑田怜恩だ!ヨロシクゥー!」

舞園「えーっと、よろしくお願いいたしますね。」

桑田「ぐはっ!舞園ちゃんの声が生で聞けるなんて、オレもう死んでいいわ!」

舞園「大げさですよ。」

桑田「握手いいっすか?」スッ

舞園「もちろんですよ。」握手

桑田「この右手…2度と洗わねぇ。」

舞園「所で桑田君の才能はなんですか?」

桑田「オレ?オレは超高校級の野球選手だから!」

桑田怜恩【超高校級の野球選手】

舞園「野球選手にしては派手な見た目ですね。」

桑田「あー、ぶっちゃけオレ野球嫌いなんだわ。」

舞園「そうなんですか…」

桑田「だとすると舞園ちゃんはオレが野球している姿を見たことない…ラッキー。」

桑田「まぁその事はまた食堂でゆっくり話しようぜっ!」

舞園「そうですね。」ニコッ

桑田「グフッ!」

舞園(次は、っと。)

山田「山田一二三…すべての始まりにして終わりなる者…二つ名の方で呼んで頂いても構いませんぞ。」

舞園「山田君はどんな才能を持っているのですか?」

山田「舞園さやか殿…素晴らしいスルースキルですな…僕は超高校級の同人作家ですぞ。」

山田一二三【超高校級の同人作家】

山田「所で舞園さやか殿は二次元に興味はありますかな?」

舞園「1度だけアニメに声優として参加させていただいたことがありますね。」

山田「ほぅ…どのようなアニメに?」

舞園「星のカービィです。」

山田「舞園さやか殿はまさかカービィの声優をしていたとは…確かにどこか聞いたことがある声だとは思ってましたが、」

山田「カービィは可愛らしい生物でしたなぁ…あのキャラには何度かお世話にはなりましたし。」ハァハァ

舞園「そうなんですか?役に立ててよかったです。」

山田「ブフッ…ですが僕の攻略は難関ですぞ。」

山田「なぜなら僕は二次元限定だからです。」ドヤッ

山田「でも三次元も悪くは…」ブツブツハァハァ

舞園(…なんか自分の世界に入って行きましたね。)

舞園「えーっと次は…」

舞園(えーっと次は…)

朝日奈「こんちわっすー!朝日奈葵っすー!超高校級のスイマーっすー!ヨロシクねー!」

朝日奈葵【超高校級のスイマー】

舞園「こちらこそよろしくお願いいたします。」

朝日奈「んー…ごめん、なんてまぁ名前だったっけ?」

舞園「舞園さやかです。」

朝日奈「そうそう、舞園さやかって名前だったね!」

舞園「そうです。」

朝日奈「うんうん!舞園さやかちゃん…舞園さやかちゃん…ちゃんと覚えたよ!」

朝日奈「じゃあさやかちゃんって呼んでいい?」

舞園「もちろん!構いませんよ。」

朝日奈「アハハ、じゃあ改めてよろしくねっ。さやかちゃん。」ニコッ

舞園「はい!」ニコッ

舞園(すごく元気な人柄ですね…見ててこっちも笑顔になります。)

舞園(次は…あの人にしましょうか。)

不二咲「どうも、はじめまして…不二咲千尋といいますぅ…よろしくお願いいたしますぅ。」

不二咲「わっ、私は超高校級のプログラマーですぅ。」

不二咲千尋【超高校級のプログラマー】

舞園「はい。こちらこそよろしくです。」

不二咲「えっと…。」

舞園「はい。」ニコニコ

不二咲「ううっ…」ウルウル

舞園「どうしたんですか?」アセアセ

不二咲「だって…何だか不機嫌そうだったから…怒ってる…んでしょ?」

舞園「そっ、そんなことありませんよ。」

不二咲「ほっ…本当に?」

舞園「もちろんですよ。」ニコッ

不二咲「よかったぁ…てっきり嫌われちゃったのかと思ったよぉ。」

不二咲「ええへっ…!よかったぁ。」ニコリ

舞園(まるで天使見たいな笑顔…正直スリスリしたくなるぐらいですね。)







舞園(次はこの人にしましょうか。)

舞園「あのですね…名前を教えてもらえないでしょうか?」

霧切「…」

舞園「…」

霧切「…私の名前は霧切響子。」

舞園「出来れば才能も教えてもらえたら嬉しいんですが。」

霧切「私の才能は…超高校級の探偵…」

霧切響子【超高校級の探偵】

舞園「探偵?」

霧切「……」

舞園(これ以上探るな…ですか…まるで鉄仮面のようなかたですね…なら仕方ありませんね。)

舞園(次は…)

江ノ島「ワタシの名前は江ノ島盾子でーっす!才能は超高校級のギャルでーす!ヨロシクねー!」

舞園「どうもよろしくお願いします。」

江ノ島盾子【超高校級のギャル】

舞園「あれ?雑誌で見てた江ノ島さんと生で見る江ノ島さん…違いがありませんね。」

江ノ島「えー!ワタシの雑誌、見てくれてるんだ!超嬉しーんですけど!」

江ノ島「当たり前じゃーん!今時カバーショットで盛るなんて、時代遅れでしょ!」

舞園「そうですよね。」

江ノ島「わかってくれるー?」

江ノ島「なんか気が合いそうだからまたの機会にお喋りしようぜ!」ニカッ

舞園「わかりました。」ニコッ


舞園(次は…怖そうな人ですね。)

大和田「オレは大和田紋土だ…超高校級の暴走族だ…ヨロシクな。」

大和田紋土【超高校級の暴走族】

舞園「よろしくお願いいたしますね。」

大和田「…チッ。」

舞園「えっ…ごめんなさい。」

大和田「そうじゃねーんだって!」クワッ

舞園「ひっ。」

大和田「あっ、すまねぇ…怒鳴るつもりはなかったんだ…」

舞園「いえ…少し驚いただけですから。」

大和田「あー…なんっーか…またあとでな。」

舞園「そうしますね。」

舞園(うーん…何だか自分の想像と違う見たいですね。)

舞園(よし!ではあの人に声をかけましょう。)

大神「大神さくら…超高校級の格闘家だ。」

大神さくら【超高校級の格闘家】

舞園「格闘家…ですか?よろしくお願いします。」

舞園(なんと言うか…色々と反則な方ですね。)

大神「ふむ…」ジーっ

舞園「?どうしましたか?」

大神「いい筋肉だ…」ペタペタ…

舞園「えっ?」

大神「鍛練すれば素晴らしくなる筋肉の持ち主だな…」

舞園「あっありがとうございます。」

大神「今度我と一緒に鍛練しようではないか…その時は特性のプロテインをご馳走しよう。」

舞園「はいっ!その時はよろしくお願いいたしますね。」ニコッ

舞園(人は見た目で決めつけてはいけませんね…すごく強そうな精神力の持ち主なんだろうな…)

舞園(さて、と。)

十神「超高校級の御曹司…十神白夜だ。」

十神白夜【超高校級の御曹司】

十神「…」

舞園「えーっと…」

十神「消えろ…目障りだ。」

舞園(ストレートですね…)

舞園「すいません…」

舞園(人を寄せ付けない圧倒的なオーラ…さすがは御曹司ですね。)

舞園(あとは…あの人たちですね。)

葉隠「俺の名前は葉隠たろす…いや、康比呂!葉隠康比呂だべ。」

葉隠「こう見えて占い界では超新星って呼ばれてるべ。ほどほどに頼むべ。」

舞園「はい。ほどほどにお願いしますね。」

舞園(ふむ…彼は超高校級の占い師ですか。)

葉隠康比呂【超高校級の占い師】

葉隠「ずばりみえたべ!」

舞園「何がですか?」

葉隠「右手に野球ボール、左手にマグロを持った落武者の守護霊…」

葉隠「舞園っちの守護霊さ。」キリッ

舞園「えっ…?」

葉隠「あは

葉隠「アハハハ、冗談だべ!」

舞園「そうですよね…ハハハ。」

葉隠「まぁまた機会があればワイン片手に占ってやるべ!」

舞園「はぁ…ってお酒はダメですよ!」

葉隠「それも追々話すべ!」

舞園(んーっと次は…)

セレス「お初にお目にかかりますわね。わたくしの名前はセレスティア・ルーデンベルクです。」

舞園「セレス…なんでしたっけ?」

セレス「セレスで、いいですわ?」

舞園「セレスさんは超高校級の何ですか?」

セレス「うふふ…ギャンブラーですわ。」

セレスティア・ルーデンベルク【超高校級のギャンブラー】

舞園「えっと…日本人…ですよね?」

セレス「うふふ…」

舞園「…質問を変えますね。」

舞園「本名はなんですか?」

セレス「いやですわ…わたくしの名前はセレスティア・ルーデンベルクですわよ。」

セレス「セ レ ス と呼んでくださって結構ですわ。」

セレス「うふふふふ…」

舞園(笑顔の裏腹に力強い口調…この人も違う意味で霧切さんみたいですね。)

舞園(にしても…ゴスロリ姿ですか…意外に似合ってますね…ドリルみたいな髪の毛以外。)

舞園(次で最後ですね。)

?「…誰?」

舞園「舞園さやかです。さっき自己紹介したんですが…」

?「ごめん、聞いてなかった。」

戦刃「アタシの名前は戦刃…むくろ…超高校級の軍人。」

戦刃むくろ【超高校級の軍人】

舞園「軍人…」

戦刃「うん。驚いた?」

舞園「ってことは海外にいたんですね?」

戦刃「驚かない…」ショボーン…

舞園「いや、十分に驚いてますよ…むしろ驚き過ぎて冷静になってるだけです。」

戦刃「そうなんだ。」パァァ…

舞園(分かりやすい人ですね…)

戦刃「また時間がある時、一緒にお話…しよう。」

戦刃「今は時間がないから。」

舞園「はい!また後で。」

戦刃「これが…友達…」ボソッ…

戦刃「えへへ…」ポワポワ

舞園(…こう見てると軍人には見えませんね。)

舞園(さて、一通り自己紹介は終わりましたね…これからどうなるんでしょうか…)

なんてそんなことを考えていると…そこに16人目の入学生が現れた。

ギィィ…!

?「…えっと。」

山田「おや、まだいたとは…」

葉隠「これで16人か…やっぱり俺の占い通りだっだべ!」

朝日奈「あんたそれ…いつ占ったっけ?」

葉隠「今だべ!」キリッ!

朝日奈「はぁ…呆れた。」

石丸「君ぃ!まさか30分の遅刻とは…風紀が乱れている証拠ではないのか?」ビシッ!

江ノ島「あんたは説教しかできないのかよ。」

?「ごめん…確かボクは遅刻寸前に校門をくぐったんだはずなんだけと、気が付けばトイレで寝ててさ…」

十神「ふん、貴様もか…」

?「えっ…じゃあ君達も?」

霧切「その話はまた今度…今はまた彼の為に自己紹介しないとならないわね。」

大和田「またかよ!」

?「ごっ、ごめん。」

大和田「いや、別にいいんだ。」


そうして彼は1人1人に自己紹介を始めた。

舞園(あの人は…確か…どこかで見たような?)

舞園(誰でしたっけ…前の高校の同級生?…中学時代の友達?…それとも幼なじみ?)

舞園(うーん…思い出せそうで思い出せませんね。)

そうこうしている内に彼が話かけてきた…

?「えっと苗木誠です…よろしくお願いします。」

舞園「舞園さやかです。こちらこそ、よろしくお願いしますね。」

舞園「所で苗木君はどんな才能を持っているのですか?」

苗木「ボクは一応超高校級の幸運…なんて言われて来たんだけど…」

苗木誠【超高校級の幸運】

苗木「ボクなんて所詮王道という言葉すら裸足で逃げ出す、まさに、普通の中の普通…」

苗木「ボクなんかが超高校級の幸運としてこの学園に入学するなんておこがましいくらい…普通 なんだ。」

舞園「そんなことありませんよ…幸運だって素晴らしい才能だと私は思いますよ。」

苗木「アハハ…超高校級のアイドルである舞園さんにそんなこと言われるなんて…ボクは幸運だよ。」

舞園「もうっ…大袈裟ですよ。」

石丸「君達っ!今は自己を紹介する時間であって雑談をする時間ではないぞっ!」

石丸「ただでさえ時間は押しているのだ!苗木君もさっさと他の人の所へ行って、自己紹介したらどうだね!」

苗木「うん…そうだね、じゃあ舞園さん、また後で。」

舞園「はい!」

舞園(苗木誠君…思い出しました!確か目黒六中の…)

舞園(その話はまた後でいいですよね。)

舞園(1通り話をしてみると、癖のある人も居ますが、上手くやっていけそうですね!)

十神「…おい、そろそろ本題に入るそ。」

セレス「確かに…何時までも自己紹介をしている場合ではありませんでしたわね。」

舞園「そう言えば…さっき言ってましたよね?」

戦刃「舞園さんは眠ってた…って言ってましたよね。」

舞園「確かに、言いました。」

江ノ島「あれ、私達も一緒なんだよね…」





桑田「この玄関ホールに入った直後にいきなり気を失っちまってさぁ…」

葉隠「そして、気が付いたら校内で寝てたんだへ!」

苗木「でも、それっておかしくないかな?」

苗木「ここにいる全員が揃って気を失うなんてさ。」

大和田「だから困ってんだろうがッ!」クワッ!

大神「異常なのはそれだけでない…皆も教室の窓や廊下を見ただろう?」

朝日奈「至る所に、鉄板が打ち付けられてたね…なんなんだろ、アレ?」

江ノ島「それに、ワタシのケータイや荷物はどこに行っちゃったの?」

十神「なんにせよ、最大の謎は玄関ホールの入り口が鉄の壁で塞がれていることだ。」

山田「一体何が起きているのだー!」ブ[ピザ]デ

戦刃「何かしらの戦闘に巻き込まれた…とか?


江ノ島「あんたは馬鹿か?」

戦刃「…」グスン…



十神「いや、何かしらの戦闘ではなく事件に巻き込まれた可能性ならあるはずだ。」

江ノ島「はっ?意味わかんねーんですけど。」

十神「ふん、教室の窓には鉄板…玄関ホールには鉄の壁…見事に出入口を塞がれている。」

十神「これが事件に巻き込まれたことの根拠だ。」

葉隠「まぁまぁ、シケタ顔すんなって。」

葉隠「どうせ、学園が企画したオリエンテーションだろ。」

霧切「それはどうかしら…?」

苗木「ん?」

と、同時に突然それは始まりました。

キーンコーンカーンコーン!

ブツッ!

?「あー、あー…!マイクテスト、マイクテスト…!校内放送、校内放送」

?「…もちろん、聞こえてるよね?、ではでは…」

それは場違いと言っても過言ではないくらいの能天気は声…

今の状況と照らし合わせると。その声に強い不快感を私は抱いた。

?「…えー、新入生の皆さん…今から、入学式を行いたいので…」

?「10分以内に体育館までお集まりくださーいっ!」

?「すぐこいよー!じゃっ!」ブツン!

舞園「…はい?」

十神「どうやら入学が始まるみたいだな…行くか。」スタスタ…

桑田「とりあえず、行くとすっか…」スタスタ…

腐川「どうせ誰も…気にしないでしょうけど…あ、あたしも行くわよ。」スタスタ…

大和田「けっ、」スタスタ…

大神「我も行くとしよう。」スタスタ…

朝日奈「あっ!さくらちゃん待ってー!」タッタッタ…







舞園(ここに残る訳にもいきませんし…私も体育館に行きましょう。)スタスタ…

【体育館前】

石丸「どっ、どうせ僕らを驚かせようとしているだけだろう…僕は気にしないぞっ…」

霧切「どちらにせよ、腹をくくるしかないわね。」

不二咲「わっ、私は嫌だよぅ…」

江ノ島「じゃあさ、あんたはここに残るっての?10分以内に行かないと何されるかわかったもんじゃないのに?」

不二咲「それはもっと嫌だよぅ…」グスッ…

戦刃「こらっ、苛め…駄目。」

江ノ島「はぁー?テメェは黙ってさっさと体育館に行け!」ゲジッ!

戦刃「痛い…」

舞園「とりあえず、入りません?」

苗木「そうだね。」

不安と恐怖を抱きながら、体育館の扉を開いた。

ギィィ…パタン!

【体育館】

舞園「入学式…みたいですね。どっからどう見ても…」

苗木「確かに…普通の入学式だね。」

普通の入学式…ではなく到底普通とは思えない光景を目にすることとなる。

?「…ヘイヘーイ、全員集まったかな!?」

?「それじゃ、そろそろ始めよっか!」

モノクマ「…ヘーイッ!」ボヨヨーン!

朝日奈「えっ?ぬいぐるみ?」

モノクマ「…そこッ!黙りなさい!」

モノクマ「…あーオホンッ!…ボクの名前はモノクマだよー!」

モノクマ「…キミタチの…この希望ヶ峰学園の学園長なのだー!」

舞園(訳がわかりません!)

モノクマ「…ヨロシクねっ!」

そんな能天気な声に私の不快感は見事なまでに恐怖に変わりました。

戦刃「ぬいぐるみが喋った…不思議。」

モノクマ「…オイオイ、もう一度言うけど…ボクはモノクマ!」

モノクマ「この学園の学園長なのだー!」

山田「うぎゃー!」

桑田「あーもう、そこのブーデー!うるせぇぞ!」

モノクマ「…そこの馬鹿どもは置いといて…さっさと入学式を始めるよ。」

十神「さっさとしろ。」

モノクマ「…ご静粛に…ご静粛に。」

モノクマ「…起立、礼!…オマエラ、おはようございます!」ペコリ

石丸「おはようございますっ!」ペコリ

モノクマ「…では、これより記念すべき最初で最後の入学式を始めますねー!」

モノクマ「…学園長のお言葉から…」

モノクマ「突然ですが…」

モノクマ「オマエラには…この学園内だけで、共同生活を送ってもらいます!」

苗木「は?」

モノクマ「…えーっと、その共同生活の期限なのですが…」

モノクマ「…一生です!それがオマエラに課せられた学園生活なのです!」

不二咲「いっ、一生?」

モノクマ「…あぁ、心配無用だよ!予算は豊富…オマエラに不十分はさせないつもりだよ!」

舞園「そもそも…一生をここで暮らすなんて…」

江ノ島「ウソ…だよね?」

モノクマ「…ボクはウソはつかない!」

モノクマ「…あと、外の世界とは完全にシャットアウトしてるから!」

霧切「じゃあ、あの教室や廊下にあったあの鉄板は…」

セレス「ワタクシ達を閉じ込める為のものですか?」

モノクマ「…そうだよ。」サラッ

モノクマ「…だから助けは来ないからね!」






桑田「さすがに悪ふざけが過ぎるぜ。」

戦刃「聞いてたら…勝手なことを。」

モノクマ「…さっきからウソだの、ぬいぐるみだの…オマエラは疑い深いんだよ!」

モノクマ「…でも隣人を疑わないと生き抜けない時代だもんね…しょうがないよね!」

モノクマ「…結局ボクの言葉が本当だと言うことは、オマエラ自身、後々分かることだしね。」

セレス「そんな、嫌ですわ。」

モノクマ「…オマエラは望んでこの希望ヶ峰学園に入学したんだよね?」

モノクマ「…なのに入学式の途中で帰りたい、だなんて…先生は悲しいてすぞ!」

モノクマ「…まぁぶっちゃけ出られる方々もあるんだよ。」

葉隠「一体…なんだんだべ?」

モノクマ「…学園長であるモノクマは、学園から出たい人の為に、ある特別なルールを設けました!」

モノクマ「…それは卒業というルール!」


モノクマ「…オマエラには、学園内での秩序を守った共同生活が義務付けられた訳てすが。」

モノクマ「…その秩序を破った奴が現れた時…その人物だけは、学園から出て行くことになります!」

モノクマ「…それが『卒業』のルールなのですッ!!」

江ノ島「ちなみに秩序を破るとどうなるのかな?」

モノクマ「…ウププ…それはね…」

モノクマ「人が人を[ピーーー]ことだよ…」

苗木「は?」

モノクマ「…もちろん、殺し方は問いません。」

モノクマ「…誰かを殺した生徒だけがここから出られる…」

山田「ウソーン!」

大和田「マジかよ…」

モノクマ「そうそう…条件はそれだけじゃないよ。」

不二咲「まだ…あるのぉ?」



モノクマ「…その条件はね、オマエラの中の誰かが卒業する為に誰かを殺した場合…ウププ…」

モノクマ「ウププププ…ブヒャッヒャッヒャ!」

桑田「この空気で爆笑?」

モノクマ「…自分がクロだと他の生徒に知られてはなりません!」

モノクマ「…簡単に言うとね…ただ誰かを[ピーーー]だけでは駄目なの。他の生徒に知られないように殺さなければならないのさ。」キラン

モノクマ「…そしてその条件がクリア出来ているか査定する為のシステムとして…」

モノクマ「…殺人が起きた一定時間後に、『学級裁判』を開く事としまーす!」ドンッ!

江ノ島「はぁ!?」

石丸「学級裁判だと!」

モノクマ「…人殺しは前座…学級裁判は本番なのでーすっ!」

モノクマ「…その学級裁判は、殺人が起きた数時間後に開催されます!」

モノクマ「…学級裁判の場において、殺人を犯した犯人が『クロ』…」

モノクマ「…その他の生徒が『シロ』…」

モノクマ「…クロ対シロの対決が行われるのです!」

大神「クロ対シロだと。」

モノクマ「…学級裁判では『身内に潜んだクロは誰か?』を、オマエラに議論してもらいます。」

モノクマ「…その結果は、学級裁判の最後に行われる『投票』により決定されます。」

モノクマ「…そこで、オマエラが導き出した答えが正解なら…」

十神「正解なら…なんだ?」

モノクマ「…話はちゃんと最後まで聞く!」ビシッ!

モノクマ「…秩序を乱したクロだけが『オシオキ』となりますので残ったメンバーで共同生活を続けてください。」

モノクマ「…ただし…もし、間違った人物をクロにしてしまった場合は…」

モノクマ「…罪を逃れたクロは晴れて卒業…残ったシロ全員が『オシオキ』となります!」

モノクマ「…そうなると強制的に共同生活は終了となります!」

モノクマ「…以上で卒業に関する説明を終わりまーす!」

モノクマ「…わかったかな?質問は受け付けます。」

セレス「先ほどから連呼しているオシオキとは具体的にどんな内容でして?」

モノクマ「…いい質問だね!…簡単に言えば…

モノクマ「…『処刑』ってとこかな!」

葉隠「しょ…処刑ー!?」

モノクマ「…処刑は処刑だよ。ショ・ケ・イ!」

モノクマ「…もちろん…オラエラ一人一人に異なる処刑方々があるから。」

モノクマ「…お楽しみに!」

舞園「つまり、犯人を当てれば、犯人だけが殺されるけど…もし、犯人を外せば…」

苗木「犯人以外が殺される。」

モノクマ「…ハイハイ!その通りですぞっ!」

モノクマ「…最後に言っておくけど…」

モノクマ「…判断は慎重にね…」


ガンッ!!

何かを蹴った音がした…次の瞬間

戦刃「さっきから言わせておけば、勝手なことばかり。」

モノクマ「…んっ?」

戦刃「人殺し?学級裁判?アタシはしない。」

戦刃「ふざけないで。」

江ノ島「そうだ!そうだ!言ってやれッ!」

モノクマ「…なんだとー!」

モノクマ「…いきなり身勝手だよっ!予想外だよっ!!」

戦刃「身勝手なのは、そっち…アタシは関係…ない。」

モノクマ「…けっ、何百人と殺した軍人のくせに今さら生意気だぞっ!」

戦刃「…」カチン!

戦刃「[ピーーー]!」ギロリ!

この時、あまりの彼女の迫力に…空気が死んだ…

モノクマ「ヒィ!…正直ボクはブルッてるぜ。」

モノクマ「…だっ、だけどなぁ…」

モノクマ「…ボクは悪には屈しない…最後まで戦い抜く…それがモノクマ!」

モノクマ「…かかってこいよ!超高校級の軍人!」クイクイ


戦刃「…」バッ!

戦刃さんはモノクマに襲いかかった。

モノクマ「…以外にはやッ!…グヘッ!」ピヨン!…グニッ!

足の短いモノクマはあっさり戦刃さんに踏まれてしまった…

山田「女子高校生に踏まれるなんて…」ハァハァ…

葉隠「暢気なやつだべ。」ハァ…

戦刃「この程度なら、戦場では餌にしかならない。」グニグニ

モノクマ「…よくも学園長を踏みやがったな…これだけはしたくなかったんだけど…仕方ないね。」ギュムッ…

モノクマ「…召喚魔法を発動する…助けて!グングニルの槍ッ!!」

苗木「戦刃さん…危ないっ!」バッ!

戦刃「ッ!苗木くん!?」バッ!

ヒュヒュヒュ…ザクッ!

苗木「うぐぅ…」ボタボタ…バタッ!

朝日奈「えっ?…キャアアア!」

十神「…!」

舞園「なっ苗木くん!」

桑田「何が起きてんだよ!」

江ノ島「おい、しっかりしろ!」

グングニルの槍を戦刃さんは間一髪で避けた…けど戦刃さんを助けに行った苗木くんに1本のグングニルの槍が刺さった…

苗木「…」バタリ…

モノクマ「…ちょっ…苗木くん?」

モノクマ「…あわわ…これはマジで予想外だよ!」アタフタ

モノクマ「…ヤバいヤバいヤバい…ヤバいよっ!」アタフタ

戦刃「苗木くん!しっかりして!」

苗木「今は、モノクマに逆らっちゃ…駄目だ…」

…苗木は意識を失った。

葉隠「これは夢だべー俺の占いは7割当たる!」

セレス「今はそんな状態ではありませんわ…」

山田「プギャー!苗木誠殿がー!」

石丸「と、とりあえず、れっ冷静にににににに!」

大和田「オメェがまずは冷静になれ。」

大神「くっ…我としたことが、戦刃を止められなかったとは…」

不二咲・腐川「…」キュウ…

そんな時…彼女の一言で場が収まった。

霧切「黙りなさい!」バンッ!

ガヤガヤ…シーン

あのモノクマさえも黙った…どうやら本当に予想外な展開みたいですね…なぜ私は冷静なのでしょうか?

霧切「今は彼の救助が先よ。」

石丸「確かに、その通りだな。

霧切「確か…体育館に行く道中に保健室があったわね…モノクマ!」

モノクマ「…ハッ、ハイッ!」ピーン

霧切「今すぐ保健室を解放しなさい!」

モノクマ「…えっ?」

霧切「い ま す ぐ !」

モノクマ「…世界最速の人間よりも速く解放しまーす!」トテトテ…

一言で言うと遅い。

モノクマ「…あと、入学式は一時停止します…皆さん、学園の詮索等をして時間を潰してくださーいっ!ではでは!」ピタッ

霧切「速く行きなさい!」

モノクマ「…アイアイサー!」トテトテ…

霧切「さて、戦刃さんは苗木くんを担いで…私と一緒に保健室へ。」

霧切「苗木くんの応急措置を行いましょう。」

戦刃「うっ…うん。」

大神「だか、2人ではこころともないのでは?」

霧切「そうね…なら舞園さん…貴方もきて頂戴!」

舞園「了解です!」

霧切「そして、十神…貴方なみんなをまとめてこの学園を詮索して頂戴!」

十神「ふん、愚民をまとめるのも上に立つ人間の使命か…いいだろう。」

霧切「期待してるわよ。」

十神「任せておけ…この十神の名にかけてこいつらを導いてやる!」

霧切「では、舞園さん、戦刃さん、急ぎましょう。」

舞園「はい!」

戦刃「…」コクり

私たちは苗木くんを担いで保健室へ向かった。後ろで十神くんがみんなに指示をだす声が聞こえた…

【保健室】

そこにはモノクマがいた。

モノクマ「…ボクも手伝えることがあったら言ってねっ。」

無視して霧切さんが話をした。

霧切「まずは傷口を塞がないと…」

モノクマ「…無視って。」ズーン

戦刃「傷口を塞ぐならワタシに任せて…ワタシは超高校級の軍人だから応急措置ぐらいは出来る。」

霧切「じゃあ指示を出して頂戴…私たちは貴女の手伝いをするわ。」

舞園「私もがんばります!」

戦刃「うん、じゃあまずは…」




苗木くんの応急措置をした。

戦刃「とりあえず、傷口は塞いだ…次は彼に輸血をしないと…」

舞園「でも苗木くんの血液型って…」

モノクマ「…B型だよ!」

舞園「そうなんですか?」

モノクマ「…こんな状況で冗談なんて言わないよー。」

霧切「じゃあ早速、輸血をしましょう。」

戦刃「苗木くん…ごめんなさい… 」

モノクマ「…謝るなら苗木くんの意識が戻ってからにしてよっ!」

霧切「そうね…急ぎましょう。」

戦刃さんの活躍あってか苗木くんは一面をとりとめた。

苗木「…」すやすや…

戦刃「これで、一応終わった。」

舞園「ふーっ…よかったです。」

霧切「ふふっ…ところで今、何時かしら?」

治療に専念していたせいで私も時間感覚を失っていた。

モノクマ「…今は18時だよ!」

戦刃「そんなに…かかってたんだ。」

舞園(気付けば時間なんてあっというまですね。)

モノクマ「…じゃ、ボクは入学式の仕切り直しの為に体育館に戻るから、君たちは食堂にでも行ったら?みんなが集まってるよ。」ピュン!

舞園「ならそうしましょう。」

戦刃「ワタシはここに残る…」

戦刃「苗木くんが目を覚ますまで離れない。」

舞園「でも長時間の間、ずっと治療しっぱなしだったんですよ。」

戦刃「ワタシは大丈夫だから…」

舞園「それでもっ!」

霧切「舞園さん、彼女もそう言ってる…私たちは苗木くんの安否をみんなに知らせましょう…戦刃さん、苗木くんが目を覚ましたら呼んで頂戴。」

戦刃「わかった。」

霧切さんと私は保健室をあとにして食堂へ向かった

【廊下】

霧切「…」カツカツ

舞園「…」テクテク

舞園「…霧切さん、1ついいですか?」テクテク

霧切「…なにかしら?」ピタッ

舞園「苗木くんが槍に刺された時、なぜ霧切さんはあんなに冷静だったんですか?」

霧切「そうね…強いて言うなら私が探偵だから。」

霧切「私はどんな時でも冷静にいてかつ、素早い解決策を導かないといけない。」

霧切「霧切家にとってはごく当たり前のこと。」

霧切「どんな状況でも冷静にいることは相手にも隙を与えないし…」

霧切「質問のこたは以上よ…」

舞園(だから、あんな冷静にみんなをまとめられたんですね。すごい人ですね。)

霧切「さて、話はこれでいいかしら?早く食堂に行きましょう。」カツカツ

舞園「はい!」テクテク

【食堂】

ギィィ…パタン!

そこには苗木くんと戦刃さんを除いて全員が集合していた。

桑田「おっ、やっと来た。」

葉隠「待ちくたびれたべ!」

朝日奈「苗木は?苗木は大丈夫なの?」

大神「けがにはプロテインが1番だぞ。」

石丸「もちろん、生きているだろうな!?僕は信じているぞ!」

江ノ島「ちょっと戦刃はどうしたのよ?」

ワイワイガヤガヤ!

舞園「えっと…」

十神「おまえら少し黙れ…舞園たちが喋れんだろう?」

シーン…

十神「よし。まずは今の苗木の状況を言え。」

霧切「簡潔に言うと、苗木くんは戦刃さんのおかげで一面をとりとめたわ。」

大神「それを聞いて我は安心したぞ。」

セレス「なんだかんだで彼も幸運なんですわね。」

山田「これでひと安心ですな。」






大和田「よし!じゃあ苗木が帰って来たら一発パーティーでもするか!」

不二咲「それはいい考えだねぇ。」

十神「こんな状況こそお互いとコミュニケーションを図る…俺はそれに賛成しよう。」

江ノ島「マジで?こうゆうことはあんたが1番嫌いそうなのに。」

腐川「とっ…十神くんにだって…」

桑田「あれ?腐川居たんだ?」

腐川「失礼にもほどがあるわよ!」キー

桑田「あはっ…ワリーワリー!」

朝日奈「私もさんせーい!」

大神「我も参加しよう。」

石丸「じゃあ全員を代表してそのパーティーに参加しよう!」

山田「パーティーといえば…あんなことやこんなことが…」ハァハァ

霧切「パーティーはいいけど、まだ苗木くんは目を覚ましてないわ。」

不二咲「そうなのぉ?」

霧切「まぁ苗木くんが目を覚ますのも時間の問題ね…今のうちにパーティーの準備をしましょうか。」

舞園(パーティーですか…楽しみです。)

十神「では男子は総出でパーティー会場のセッティングだ!」

十神「まずは葉隠と大和田と石丸!」

葉隠「なんだべっ!」

大和田「んだよ?」

石丸「なんだね!」

十神「貴様らは垂れ幕の制作を依頼する。」

十神「何を書こうとかまわない…貴様らのセンスに任せる!」

石丸「任された!僕が責任もって完成させるぞ!」

大和田「十神に使われるのは癪にさわるが…わかったよ。」

葉隠「俺の達筆を披露してやるべ!」

十神「ふん、期待しているぞ。」

十神「じゃあ次は…山田と俺と桑田だな。」

十神「俺たちは会場の机の移動や装飾を行う…わかったな?」

桑田「りょーかい。」

山田「ぐふふ…この山田一二三…誰もが喜ぶ完璧な装飾を施しますぞ。」

十神「男子は決まりだな…では女子は総出で料理を作ってもらうが…いいな。」

朝日奈「よーし!ドーナツを作りまくるぞー!」

大神「料理か…久しいな。」

セレス「ウフフ…何を作ろうかしら。」

霧切「料理…」

江ノ島「ギャルの料理の腕前をみせてやる。」

舞園「私もがんばります!」

腐川「これで十神くんを…」 ブツブツ…

不二咲「私に料理なんてできるかなぁ…」

舞園「なら私が手取り足取り教えますよ。」

不二咲「ありがとう…舞園さん。」

十神「満場一致だな…では始めるか。」

全員「おー!」

そうしてパーティーの準備が始まった…さぁ、色んな人と交流を深めましよう。

そんな幸せな時間は長くは続かない。







1時間後

舞園「うわぁ…いい感じですね!」

十神「当然だ!この俺がキャスティングしたのだからな。」

桑田「人を使いパシリにしやがって。」

舞園「桑田くん、お疲れ様です!」

桑田「舞園ちゃんに労いの言葉をかけられるなんて…サイコーっす!」

舞園「この垂れ幕の字…すごいですね、誰が書いたんですか?」

葉隠「俺だべ!」

舞園「以外ですね…てっきり石丸くんの字かと思いました。」

石丸「僕も彼の字のキレイさには度肝を抜かされた。僕も見習わねば…」

十神「料理の方はどうだった?」

舞園「ふふっ…それは見てのお楽しみです。」

山田「いやー、それは楽しみですな!」

江ノ島「驚くぞー色んな意味で!」

大和田「意味ありげな言い方だな…」





誤字が多くてすいません…では投下します。

セレス「準備もできましたし…そろそろ始めませんか?」

十神「待て、まだこのパーティーの主役である苗木がまだ来てない。」

桑田「苗木はまだ目が覚めねぇのかよ。」

霧切「誰かが様子を見に行ったほうがいいわね。」

舞園「じゃあ私が行って来ますね。」

石丸「では任せたぞ!」

桑田「じゃあ俺も一緒に行くわ!」

十神「桑田はここに残れ!俺たちと一緒に料理を運ぶぞ。」

桑田「何でだよ!他がいるじゃん!」

十神「愚民とは言え、貴様は仮にも超高校級の野球選手…その才能を今使わないでいつ使うのだ?」

桑田「いや、別に俺は…」

十神「俺は貴様の才能を認めているんだ。」

十神「やってくれるな?」

桑田「…わかったよ…手伝えばいいんだろ!」

十神「ふっ、感謝するぞ。」

葉隠「とりあえず、舞園っちは早く様子を見に行ったほうがよくねえか?」

朝日奈「せっかく作った料理が冷めちゃうしね。」

舞園「じゃあ行って来ますね!」スタスタ

私は食堂をあとにした。


【廊下】

舞園(急いで行きましょうか…)タッタッ…

すると…不意にあの不快なチャイムが鳴り響いた。

キーンコーンカーンコーン!

ブツッ!

モノクマ「…ながらくお待たせしました!」

モノクマ「…オマエラ!入学式のこと忘れてないよね…彼も目を覚ましたみたいだし…」

モノクマ「入学式の再開を宣言しまーす!」

モノクマ「…10分以内に来いよ?異論は認めません!」ブツッ!

舞園(あぁ…どうやら苗木くんは目を覚ましたようですね…こうしていられません!)タッタッタ





【体育館】

そこには2本の足できちんと立っている彼が居た。

舞園「なっ苗木くん!」

苗木「やぁ舞園さん、どうやらボクごときが図々しくもみんなに迷惑をかけたみたいだね。」

舞園「そんな…みんな迷惑だなんて思ってませんよ。」

戦刃「むしろ悪いのは、ワタシ…迷惑かけてごめんなさい。」

苗木「いやいや、こんなボクでも戦刃さんのためならどうってことないよ。」

舞園「まぁ、その話はみんなの前でしませんか…ほらみんなが来ましたよ。」

と、同時に他のメンバーが体育館に入って来た。


ガチャ…バタバタ!

朝日奈「あっ苗木ー!」

不二咲「なっ苗木くん…よかったぁ。」

桑田「このー、心配したんだぞ!」

腐川「この死に損ない…」

江ノ島「いやー、生きててよかったじゃん!」

大神「ふむ…元気そうでなによりだ。」

石丸「苗木くんが死なないと僕は信じていたぞ!」

山田「拙者は苗木誠殿の生命力に感動ですな。」

苗木「アハハ…」

十神「おい!愚民どもが1度に話すから苗木が反応に困っているぞ。」

十神「俺が代表して言ってやるから少し黙れ!」

シーン…

十神「よし、まずは苗木…調子はどうだ?」

苗木「こんな幸運しか取り柄のないボクにすばらしい労いの言葉をかけられるなんて…」

霧切「どうやら…調子は良いみたいね。」

大神「それにしても苗木よ…」

苗木「なにかな?」

大神「あの深い傷だったのに、良く立っていられるな…普通なら車椅子を使わないといけない状態になるはずだが…?」

苗木「そうだね…強いて言うならボクが幸運だからかな。」

セレス「すばらしい才能ですわね。」

葉隠「チートだべ…」




苗木「とりあえずさ、ボクはみんなに謝ないとね…」

十神「なぜだ?」

苗木「ボクが図々しくもみんなに迷惑をかけたからね…」

舞園「もう!誰も迷惑だなんで思ってませんよ!」

苗木「そうなのかなぁ?」

十神「俺は思ってないぞ、むしろ戦刃を助ける為に命を投げ出す覚悟…俺は気に入ったぞ。」

石丸「僕も彼と同じだ!僕に出来なかったことを苗木くんは出来た…僕も君に見習わなければ。」

大和田「苗木…テメーは漢の中の漢だ!」

不二咲「えへへ…っこよかったよぉ。」

桑田「こんなことで死なれたらこっちもたまらねぇーっての!」

葉隠「ぜひ内臓を譲って貰いてぇべ!」

山田「まさに主人公って感じですな!」

朝日奈「私も迷惑なんてこれっぽっちも思ってないよ!」

大神「今後、このような事態にならぬよう我は努力しよう…」

腐川「私は迷惑よ…どうせなら勝手に死ねばよかったのよ。」

十神「こら!腐川!」

腐川「全然迷惑だなんで思ってません。」

セレス「超高校級の幸運も伊達じゃありませんね…今度手合わせ願いたいものですわ。」

霧切「迷惑だとは思っていないけど…今度、このような行動は慎んでもらいたいわね。」

江ノ島「まぁ、生きてんならいいんじゃない。」

舞園「どうですか苗木くん?これでもみんなに謝りますか?」


江ノ島「それよりもさぁ…戦刃ぁ…アンタ自分がしたことわかってんの?」

戦刃「…もちろん、わかってる。」

戦刃「ワタシのせいでこんなことになった…ごめんなさい。」

腐川「アンタのせいで苗木が命の危機になってんのよ。」

苗木「別にボクは気にしてないよ。」

苗木「むしろ戦刃さんのために[ピーーー]るなら本望だよ!」

山田「いろいろとあぶないですな。」

霧切「苗木くんもそう言ってるみたいだし…この話は終わりにしましょう。」

江ノ島「別に苗木がそれでいいならアタシもそれでいいけどさ。」

十神「なんにせよ後はモノクマ次第だな…」

戦刃「…本当にごめんなさい。」

舞園「戦刃さんも気にしないでください。」

朝日奈「そうだよ!」

桑田「生きてることに意味があるんだしな…」

葉隠「これ以上はいいっこなしだべ!」

戦刃「みんな、ありがとう。」

舞園(これで一件落着ですかね。)


そんな穏やかな空気を壊すようにモノクマは現れた…

モノクマ「…ヤッホー!」ボヨヨーン!

桑田「現れやがったな!」

モノクマ「…なんか穏やかなムードの中悪いけど…」

モノクマ「…時間がものすごく押しているんでちゃっちゃと再開しますね。」

戦刃「…」

モノクマ「…そうそう、とりあえずオマエラにはこれを渡しておきまーす!」

1人1人に電子手帳のようなものが渡された。

舞園「これは?」

モノクマ「…これはこの学園の生徒手帳なのです!」

モノクマ「…イカすでしょー!」

モノクマ「…名前は…電子手帳です!」

朝日奈「そのまんまじゃん!」

モノクマ「その電子手帳は学園生活に欠かすことの出来ない必需品だから、絶対に無くさないでね!!」

モノクマ「ウププ…単なる学生手帳以外での使い道もあるんでね…





モノクマ「…その電子生徒手帳は完全防水なので、水に沈めても壊れません!」

モノクマ「…詳しい校則もここに書いてあるんで 、確認しておいてねー!!」

モノクマ「…ルールは人を縛りもするけど守りもするんだ。そうでないと社会は成り立たないからね…わかったかな?」

モノクマ「ウププ…特に戦刃さん!」

戦刃「…」ビクッ!

モノクマ「…今回はボクもやり過ぎちゃったし、まだこのことは言ってなかったから無かったことにするけど…」

モノクマ「…次はないからね。」キラーン!

モノクマ「…後苗木くんには謝っておくね…ごめんなさい。」

苗木「キミみたいな奴に謝られても迷惑だよ。」

モノクマ「…ショボーン!」

腐川「口に出してどうするのよ。」

モノクマ「…ほんじゃま…校則は絶対に守ってねー!

モノクマ「それでは…豊かで陰鬱な学園生活を楽しんでぐださーいっ!」

モノクマ「…後ね、キミタチの料理の中には既に毒が混入してるかもね。」

江ノ島「どーゆー意味よ!」

モノクマ「…そのまんまの意味だよ!」

モノクマ「…つまり…」

モノクマ「もうコロシアイ学園生活は始まっているの…じゃ!」ピューン!

不吉な言葉を残してモノクマは去って行きました…

桑田「う…嘘だろ?」

舞園「そんな…あり得ません!」

江ノ島「そもそも一生ここで暮らすって…?」

山田「そんなの無理ですぞっ!」

不二咲「嫌だよぅ。」ぐずっ

霧切「つまり…もう既に誰かを殺してこの学園を卒業しようとしている人がいるみたいね…」

腐川「ふ、ふざけないでよ!」

霧切「私はいたって冷静に今の状況を整理しているだけよ。」

朝日奈「そんな…コロシアイなんて…」

霧切「モノクマの言うことが本当なら…」

苗木「とりあえず、みんな落ち着こうよ…」

葉隠「ってかさ、苗木っちは何故にそこまで落ち着いていられるんだべ?」

苗木「あぁ…それはね…」

苗木「超高校級の才能を持つみんながこの程度の絶望に負けないぐらいの希望があるからに決まってるじゃないか!」

舞園「希望…ですか?」

苗木「そう!希望だよ!」

苗木「そして今目の前に2つの希望がある。」

戦刃「2つの希望…?」

苗木「うん、1つは、みんなと共に、この学園内で期限のない共同生活を送る希望か…」

苗木「もう1つは…」

大神「もしや…」

十神「生きてここを卒業するために、仲間の誰かを[ピーーー]…か。」

江ノ島「誰かを[ピーーー]…」

山田「いきなり拉致られて…希望ヶ峰学園らしき所に閉じ込められて…」

不二咲「いっ、いきなり殺し合い…だなんて。」

大和田「オイオイ…ウソだろ?」

十神「嘘ならあの時、モノクマが戦刃を殺そうとはしないはずだ…だが…」

戦刃「あれは本気、だった。」

十神「だとすると嘘ではないだろう…」

十神「つまり…この中に既にモノクマの話を本気にし、誰かを殺そうとしている奴がいる。」

その言葉に誰もが押し黙り…お互いの顔を見回していた。

敵意をうっすらと感じとれる。それくらいの緊張感が場を支配する。

そして、私たちはモノクマが提示したルールの本当の恐ろしさを知りました…

『外の世界に出たいなら、誰かを殺し…学級裁判をここを乗り越え…卒業すればいい。』

…私たちの思考回路の奥深くにそんな言葉が渦巻いていました。

『誰かが誰かを[ピーーー]のでは…』という疑心暗鬼を…




そう考えるとここは希望の学園なんかではなく…

希望なんて言葉は1つもない…

そこには疑心暗鬼と裏切り…そして、

絶望が渦巻く…

絶望の学園…そう呼ぶには相応しい所。

こうして私たちはコロシアイ学園生活の幕を開けた…

【プロローグ】〔ようこそ絶望学園へ〕END

生存者…残り16人

プレゼント『電子学生手帳』を獲得しました。



【chapter01】〔1枚の〇〇が彼女の生死を分ける〕(非)日常編

とても重く、深い空気がはりつめるなか…

その空気を破ったのはやはり彼だった。

苗木「とりあえずさ、そう睨みあってないで、これからどうするか考えようよ。」

霧切「そうね、このままずっと、にらめっこをしてても意味はないわね。」

苗木くんと霧切さんの言葉は私たちを現実に引き戻した。

舞園「とは言え…これからどうするんですか?」

霧切「さっきはパーティーのことで完全に忘れてたけど…十神くんたちの学園内の捜索の結果を聞いていなかったわね。」

戦刃「パーティー?」

石丸「確かに…」

江ノ島「じゃあさ、とりあえず食堂に行こっか?」

セレス「お待ち下さい。」

彼女の声にみんなが彼女に視線を向ける。

セレス「まずは校則の確認をしてからでも遅くはありませんわ。」

セレス「ルールも知らずに行動して、さっきのようにグサッ!となっては困りますもの。」

戦刃「…」ショボン…

苗木「アハハハ…」

江ノ島「じゃあ、さっそく、その校則を確認しよっか…」

…私は、軽い恐怖を感じながら、画面から顔を上げた。

どうやら、他のみんなも私と似たような表情を浮かべています。

大和田「ざけんな、何が校則だ!そんなモンに支配されてたまっかよ!」

石丸「待ちたまえ!そんなことこの僕が許さないぞ!」

大和田「あぁ?俺に説教かぁ!?」

十神「俺は石丸に賛成だな。」

十神「校則を破るものなら戦刃や苗木みたいなことになるのは安易に想像がつく。」

山田「そうなると、大和田門土殿の残機はゼロ状態に…」

大和田「…オレはなぁ…ガキん頃から、兄貴にしつけーくらい言われて来たことがあんだよ。」

江ノ島「それがなに?」

大和田「男の約束は 死んでも守れっな。」

桑田「そんで?」

大和田「オレには、まだ守りきれてねー約束があんだ…だから、ここで死ぬ訳にはいかねーんだよッ!」クワッ!

セレス「よくわかりませんが…校則は守るという事でよろしいですね?」

大和田「…あぁ、そうなるな。」

朝日奈「ねぇ…ちょっといいかな?」

朝日奈「校則にある6から9にある項目なんだけどさ…みんなはどういう意味だと思う?」

十神「そのまんまの意味だろう…」

十神「さっきモノクマが言っていたことと同じだな。」

舞園「じゃあ、さっきモノクマが言ってた料理に毒が混入しているって…」

十神「ふん、既に殺人を目論んでる奴がいるんだろうな。」

腐川「な、なんでよ…どうして?」

十神「そんな事、気にするな。」

葉隠「気にするな…って言われても無理な話だべ。」

十神「大丈夫だ!この俺が導いてやる!十神の名に賭けて!」バンッ!

腐川「…グッとくるわね。」

桑田「で、詳しくは俺たちをどう導びくんだよ?」

十神「食堂に行けばわかる。」

舞園「そうですね、後みんなの捜索結果も気になりますし。」

大神「では行くとするか…」ザッザッ

朝日奈「…うん。」スタスタ

セレス「ウフフ…」スタスタ

そうしてみんなは、おのおので食堂に向かった…私も行こうかと思った時でした。

苗木「舞園さん、ちょっといいかな?」

彼に呼び止められた。


舞園「苗木くん、なんでしようか?」

苗木「いきなり呼び止めてゴメンね…」

苗木「舞園さんは気にしてない、って言ってたけどさ…やっぱりボクでも舞園さんの役に立ちたいなんて思ってさ…」

苗木「舞園さんの助手をしてもいいかな?
舞園「役に立ちたい…ですか?」

苗木「あぁ…そうだよね、ボクみたいな劣悪で最低で最悪なゴミ虫がすばらしい希望に輝く舞園さんの役に立ちたいなんて

舞園「苗木くん?なんでしようか?」

苗木「舞園さんは気にしてない、って言ってたけどさ…やっぱりボクでも希望に輝く舞園さんの役に立ちなんて思ってさ…」

苗木「舞園さんの助手をしてもいいかな?」

舞園「助手…ですか?」

苗木「あぁ…そうだよね、ボクみたいな劣悪で最低で最悪なゴミ虫が図々しかったよね…」

舞園「いえ、ぜひお願いします!」

苗木「本当にボクみたいな奴でもいいのかな?」

舞園「はい!」

苗木「ありがとう舞園さん!キミの希望の踏み台になれるように努力するからね!」

舞園「では、食堂に行きましょうか。」スタスタ

舞園(なんだかやる気が上がりました。)

苗木「うん。」スタスタ

こうして苗木くんは私の助手になりました。

【食堂】

ギィィ…パタン

食堂に入るなり彼の怒号が響いた。

石丸「君たちには時間を厳守することができないのかっ!?」

苗木「舞園さんは悪くないんだ…ずべては舞園さんを呼び止めたボクが悪いんだ。」

十神「とにかくだ、全員揃ったな…では始めるか…」

石丸「うむむ…仕方ない、今回は目を瞑ろう。」

舞園「それはありがとうございます。」

苗木「所で何を始めるのかな?」

桑田「なんか会議だってよ。」

十神「では、さっそく会議を始めるぞ!」

十神「戦刃と霧切と舞園が苗木の治療を行っているとき、俺たちは、俺の指示に従い学園の捜索をした。」

石丸「その成果を披露しあい、お互い、情報を共有しようではないか!」

山田「では誰から披露するのですかな?」

十神「そうだな…まずは、石丸と山田の成果を披露しろ!」

山田「トップバッターですか!」

山田「流石に荷が重いですぞ!」

石丸「了解した!」

石丸「僕たちは寄宿舎エリアを調べていたんだが…」

山田「そこで世紀の発見をしましぞ。寄宿舎には全員分の個室が存在してたのでござる。」

朝日奈「そんなの知ってるよ…真っ先に確認したし…」

不二咲「ドアにネームプレートが貼られててぇ…それぞれの個室が指名されてたんだぁ。」

江ノ島「名前付きの鍵まであったわ。」

桑田「つかさ、勝手に個室なんて用意してさ、なんで泊まる流れになってんの?」

石丸「ないよりはマシじゃないか!おかげでサバイバル生活を強いられる心配もないのだ!」

戦刃「サバイバル生活、そっちの方がいい。」

江ノ島「それはアンタだけだっての。」

腐川「そ、それであんた達の報告は終わり?」

山田「終わりですぞ!」キリッ

石丸「…次の報告に移ろう!」

大和田「マジで終わりかよ…」





十神「では、次は俺と腐川の捜索結果を披露する。」

十神「俺と腐川が調べていたのは、俺たちを閉じ込めた犯人についての手掛かりだ。」

十神「手掛かりは掴めなかったが腐川が妙に珍しいものを見つけてくれた…おい腐川。」

腐川「はい、十神くん。」サッ!

腐川さんが出した1枚の紙…それは。

苗木「何かの地図…かな?」

十神「そうだ、ざっと希望ヶ峰学園の案内図ってとこだな。

舞園「希望ヶ峰学園の…案内図ですか?」

十神「腐川、貴様が見つけたんだ、何処にあったか言ってやれ。」

腐川「体育館のモノクマがいた机の下よ。」

霧切「それよりも、この紙にどんな意味があるのかしら?」

十神「この見取り図…希望ヶ峰学園の構造と一緒みたいだ…」

苗木「つまりここは希望ヶ峰学園、って言いたいんだね?」

舞園「でも、いろいろな改築が施されているみたいですね。」

十神「詳しいことは知らん、何せ1階部分しかないのだからな。」

十神「…以上だ。」

十神「それと腐川。」

腐川「はっ、はい!」

十神「貴様の功績は大きい…感謝してやる。」

腐川「あ、ありがとうございます。」







十神「次に移るぞ。では、桑田、江ノ島、葉隠、不二咲の調査結果を披露しろ。

桑田「へいへい。」

江ノ島「アタシらは、廊下や教室の窓の鉄板を片っ端から調べ回ったんだけど…」

葉隠「全滅だったべ。どの鉄板もビクともしなかったべ。」

不二咲「どもにも…逃げ道なんてなかったんだよ…!」

桑田「この学園…ほんとーに封鎖されてやがったわ。」

苗木「それってヤバいよね。」

桑田「おいおい、落ち着けって…いや、落ち着いてるな。」

山田「ヒイィー!封鎖なんていやだー!」

桑田「って、おいブーデーるせぇ!」

葉隠「あー、以上だべ!」








石丸「では、次に

石丸「では、次は、朝日奈くんと大神くんだな!」

大神「ふむ、了解した。」

朝日奈「私達は学校エリアの方を調べてたんだ。どこかに連絡手段ないかなーって。」

朝日奈「だけど、なにも見つからなかった…ゴメン…」

十神「いや、謝ることはない…貴様も頑張ったのだろう?なら俺は評価するぞ。」

朝日奈「えっ…」

大神「このあと玄関ホールに戻り、あの入り口の鉄の塊をなんとか破壊しようとしたのだが…」

大神「無理だった…我の力不足だった。」

大神「とにかく、力任せでは破壊できないことはわかった。」

朝日奈「なんだか…泣きそうになってきた…でもガマンしないと…」

大神「朝日奈よ、後は我に任せておけ。」

大神「外との連絡手段とは関係ないのだが、少々、気になるものを見つけたぞ。」

舞園「気になるものですか?」

大神「うむ、学校と寄宿舎には、2階へと続く階段が存在したのだ。」

大神「これもまた、シャッターが下ろされていて、上がることはできぬ…」

大神「つまり、現段階では、この学園の1階部分しか調べることは叶わぬという事だが…」

十神「上の階に上がれることができれば脱出口が、あるかも知れない、か。」

大神「その通りだ。」








十神「次が最後だな…」

セレス「わたくしは学園をかけずり回って調査するなんてわたくしのイメージじゃありませんので…」

セレス「ずっと食堂に居ましたわ。」

江ノ島「はぁ?アンタらはなに考えてんの?」

セレス「ですがなにもしていない訳ではありませんわ。」

大和田「何故かオレも居たんだけどよ…いきなりこの女がロイヤルミルクティーが飲みたい、なんでほざきやがってよ…」

セレス「喉が渇いたんですもの…仕方ありませんわ。」

セレス「そこでモノクマを呼び出しロイヤルミルクティーを淹れさせましたわ。」

大和田「あん時の顔といったら…久々にブルッちまったぜ。」

セレス「恐喝は便利ですもの。」

大和田「そん時モノクマに聞いたんだよ。」

大和田「食料の心配について。」

セレス「どうやら心配はいらないそうですわ。」

山田「それでも、16人もいたら何日持つやら…」

桑田「テメーはヒマワリの種でも食ってろよ。」

山田「え?僕はハムスター?」

セレス「冷蔵庫には、毎日自動で食糧が追加されるみたいですわ。」

大和田「…以上だ。」

十神「これで以上だな。」

石丸「結論はだな…」

セレス「ウフフ…」

腐川「あんたは…何を笑ってんのよ。」

セレス「よかったですわね。みなさん手分けして調査した甲斐があったようですわね。」

腐川「あ、あんた話し聞いてた?」

腐川「と、どこに調査の甲斐があったのよ、結局逃げ道も見つからず…犯人の正体もわからぬまま…」

苗木「セレスさんのいう通り…甲斐はあったね。」

苗木「つまりさ、逃げ道のない密室に閉じ込められた…それが事実だという事がさ。」

彼のその言葉に私達はただただ黙るしかありませんでした…

認めたくない現実…ですか、それが私達の目の前にたつ現実。

そこで彼が言いました。






苗木「…ボクは思うんだ、超高校級のみんなが協力し合えれば、どんな絶望も乗り越えられる希望を生み出すことができるんだってさ。」

苗木「だからさ、そういがみ合うのは止めようよ。」

桑田「協力ってもよー、」

戦刃「具体的に、どうすればいいの?」

十神「ふん、簡単だな。」

十神「つまり、今目の前にある、料理の数々…この料理の中に毒がある可能性がある。」

霧切「既に殺人を企んでる人がいるから手をつけてない。」

十神「今俺たちは互いに擬人暗鬼状態…ならこの料理に毒が混入してなかったら?」

葉隠「楽しいパーティーが始まるべ。」

十神「俺はさっき体育館で言った…『この俺が導いてやる。』と。」

朝日奈「そう言えば言ってたね。」

十神「それを今から証明してやる。」

十神「では、始めようか、愚民どもによるパーティーをな。」

そう言って彼は片っ端から料理を毒味?を始めました…

十神「フンガー。」バクバクガツガツ!

もの凄さ勢いで毒味をする。十神くん…

大和田「おい!十神!その料理には毒が入ってんだぞ!」

石丸「まずい…はやく毒を吐きさせなければ!」

戦刃「それよりも解毒剤を探さないと。」

みんなが騒いでいると、あっというまに毒味を終えてしまった。

十神「ゲップ…ふん、これでどうだ?」

江ノ島「これでどうだ?って言われても…」

セレス「意外となんともありませんわね。」

十神「毒なんて入ってなかったみたいだな…」

石丸「待て!毒が混入してなかったからよかったものを…」

大神「そうだ、もし毒が入っていたらどうするつもりだったのだ?」

十神「愚民が…捜索した範囲の中に毒らしきものはなかったからな。」

十神「それと苗木は信頼を築くために命を張った…愚民ができてこの俺ができないことはないからな。」

桑田「だからってよお…」


苗木「ボクがしたことなんて、十神くんの足元にも及ばないよ。」

江ノ島「いやいや、その発言はおかしいって。」

葉隠「まぁまぁ、毒は入ってねえみたいだし…食べるとするべ。」

腐川「そ、そうよ!わざわざ十神君が毒味をしてくださったのよ。」

戦刃「ワタシも食べたい、正直朝からなにも食べてない。」グゥゥ…

セレス「そうですわね…では、いただきますわ。」

舞園「あっ、私もいただきます。」

霧切「これって何のパーティーだったかしら?」

不二咲「確か…苗木くんの生還パーティーだったよぉ。」


朝日奈「垂れ幕にもそう書いてあるしね。」

大神「では、我らもいただこうではないか。」

霧切「そうね。」

舞園(さて、私は何を食べましようか…)

苗木「あっ、舞園さん!」

舞園「なんですか、苗木くん。」

苗木「この食べるラー油、すばらしい味だよ!」

苗木「まさに希望のラー油だね!」

苗木「これを作った人はきっとすごい希望を持っているに違いないよ!」

苗木「舞園さんもどうかな?」

舞園「それ、作ったの私なんです。」

舞園「苗木くんに言われるとなんだかうれしいです。」

苗木「このラー油作ったの舞園さんなんだ…」

舞園「またよければ作りますよ。」

苗木「こんなゴミには勿体ないよ」

舞園「そんなことないですよ。他の料理も食べてみてはいかがですか?」

苗木「そうだね。じゃあ一緒に回ろっか…こんなボクでも一応舞園さんの助手だしさ。」

舞園「じゃあ一緒に回りましょう。」

苗木「ありがとう舞園さん、行こっか?」

舞園「はい!」

こうして苗木くんとパーティーを回ることとなった。


苗木「舞園さん、この餃子なんだけどさ、一体誰が作ってくれたのかな?」

舞園「うーん…誰だったかな…」

セレス「ウフフ…その餃子はわたくしが作りましたわ。」

苗木「そうなんだ、とてもおいしいよ!」

舞園「そうですね!とてもおいしいです!」

セレス「当然ですわ。」

苗木「じゃあもう1つ食べようかな…うわっ!」ドテッ!

十神「むっ?苗木か?どうした?」バクバク!

苗木「イテテ…ゴメンゴメン、余所見してたよ。」

舞園「大丈夫ですか?」

苗木「ボクは大丈夫さ…それよりも十神くんこそ大丈夫?」

十神「すまんな…俺こそ料理に夢中になりすぎた…念のため保健室に行くか?」

苗木「さすがにこの程度で行く訳には行かないよ。」

十神「ならいい。すまないが失礼する。」ドスドス!

舞園「十神くん…ものすごい勢いで食べてますね。あっ、葉隠くんが十神くんに飛ばされました。」

苗木「…そうだね、いっぱいあった料理もあっという間に無くなってるね。戦刃さんもすごい食べっぷりだね。」

桑田「おーい!舞園ちゃーん!って苗木じゃねーか!なんでお前が舞園ちゃんと一緒にいんの?」

苗木「そうだよね…ボクごときが舞園さんと一緒に居ること自体絶望的だよね…」

桑田「絶望って別にそんな意味で言った訳じゃ…」

舞園「私はむしろ苗木くんと一緒に居て楽しいですよ。」

苗木「いや、いいんだ。さて、じゃあ邪魔者のボクは失礼するね。」スタスタ

舞園「あっ、苗木くん!行ってしまいました…」

桑田「…ゴメン舞園ちゃん!俺は…」

舞園「別にいいですよ、気にしてません。じゃあ私も失礼しますね。」スタスタ

私はその場を離れた…



舞園(1人になってしまいました…)

山田「おやや?舞園さやか殿ではありませんか?」

舞園「山田くんですか…どうしました?」

山田「いやはや、先程見かけた時は苗木誠殿もいたはずでは?」

舞園「いろいろあって今は別行動をしているのですよ。」

山田「そうですか…お恥ずかしながら拙者も先程葉隠康比呂殿と行動を共にしていたのですが…」

舞園「十神くんに飛ばされた…で、あってますよね?」

山田「正解ですぞ。よろしければ…この豚めと一緒に…」

すると、タイミングを計ったかのようにアレがやって来ました。


モノクマ「…オイ!オマエラ!」バンッ!

大和田「テメェ…何しにきた?」

モノクマ「…今オマエラの状況わかってんのかー!」

朝日奈「状況ってみんなで楽しくパーティーしてんじゃん!」

戦刃「何もおかしくない。」モグモグ

モノクマ「…可笑しいよ!お菓子すぎるよ!」

十神「何が言いたい?」

モノクマ「…オマエラさぁ…今さコロシアイ学園生活中だってこと、忘れてる?」

セレス「まぁ!すっかり忘れてましたわ。」

モノクマ「…くっ、クマー!」ガオー!

モノクマ「…さっさとコロシアイをしろよ!」

十神「…ふっ。」

モノクマ「…こらっ!笑うなー!」

十神「愚民だな…この俺がいる限りそんなことはさせんぞ。」

十神「俺が導いてやる、十神の名に懸けてな。」

モノクマ「…ふーん、じゃあさ、ちょっとした賭けをしない?」

十神「賭け、だと?」

モノクマ「…うん、ルールは簡単。」

モノクマ「…ボクは数日後にオマエラに殺人の動機をあたえます!」

モノクマ「…そこでもし殺人が起きなかったら十神くんの勝ち。」

モノクマ「…起きたならボクの勝ち…どう?簡単でしょ。」

十神「ふん。いいだろう…勝利を決定付けられたこの俺に負けの二文字はないからな。」

モノクマ「…ウプププ。」

葉隠「もう止めねぇか?」

朝日奈「そうだよ!大体こんな雰囲気の中で殺人なんかが起きるわけないじゃん!」

大神「朝日奈の言う通りだ…」

モノクマ「…『今は』起きないかもね。」

モノクマ「さて、オマエラ!校則にもあるんだけど、夜時間がそろそろ始まるから解散しろー!」ガオー!

舞園「そんな!まだ手を付けてない料理がたくさんありますのに…」

苗木「そうだね、超高校級の才能を持つ人達の手料理だよ?もったいないよ!」

戦刃「そうだそうだ、私だってもっと食べたいのに。」モグモグ

江ノ島「アンタはまだ食べんのか。」

モノクマ「…うるさい!うるさい!うるさーい!」

モノクマ「…さっさと解散しないと校則違反でオシオキするぞー!」ガオー!

大和田「チッ、しょうがねぇな…」

石丸「では明日詮索に向けて今日は解散にしようではないか!」

十神「チッ、じゃなあ…」ドスドス

セレス「ウフフ…それではごきげんよう。」カツカツ…

大神「では失礼する。」スタスタ

苗木「じゃあボクも部屋に帰るね…」スタスタ

山田「皆さんは本当に泊まるのですかな?」

戦刃「しょうがないよ、寝ないと体力削られるだけだし…」

不二咲「ううっ…」

モノクマ「…オマエラもアイツらに見習ってさっさと帰れー!」

舞園(仕方ありませんね…今日の所は部屋に帰りましょうか。)

私は部屋に戻った…

【舞園さやかの部屋】

舞園(さて、何から調べましょうか…)

部屋には実はシャワールームの扉の建付けが悪い…なんてことはなく、特にこれといってなかった…

舞園「うーん、シャワールームにはちゃんと鍵がかかるみたいですね。」

モノクマ「…コラコラ!当たり前じゃーん!」

舞園「…きゃっ!」

モノクマ「…リアクションが大袈裟だなぁ。これじゃ先が思いやられるよ。」ハァー

舞園「なっ、何しに来たんですか!」

モノクマ「…なんもないよ!」ビシッ!

舞園「ならさっさと消えて下さい!」

モノクマ「…つれないなぁー、じゃあね。」

舞園(…本当に何しに来たんでしょうか。)











「キーン、コーン…カーン、コーン!」

モノクマ「…えー、校内放送でーす。」

モノクマ「…午後10時になりました。」

モノクマ「…ただいまより、『夜時間』になります。」

モノクマ「…間もなく食堂は部屋をロックされますので、立ち入り禁止となりまーす!」

モノクマ「…ではでは、いい夢を。おやすみなさい…」ブツン!

舞園(夜時間ですか…今日のところはもう大人しく寝るしかなさそうですね…)

そんな事を考えながら、私はベットへと倒れこんだ…フィクションの世界に放り出された気分に浸りながら深い眠りについた。

こうして希望ヶ峰学園での長い初日は終わった…

「キーン、コーンわカーン、コーン!」

モノクマ「…オマエラ、おはようございます!」

モノクマ「…朝です、7時になりました!」

モノクマ「…さぁて、今日も張り切っていきましよーう!」ブツン!

舞園(朝…ですか…流石に窓がないので確認しようもありませんね…)

舞園(…とりあえず、起きましょうか。)

その時、インターホンが鳴った。

舞園(誰でしょうか?)

ガチャ…

苗木「やぁ舞園さん。」

舞園「苗木くん!?」

苗木「あぁ、ゴメンゴメン、ボクみたいなネガティブな顔なんて朝っぱらから見たくなかったよね…やっぱりボクなんて…」ブツブツ…

舞園「とりあえず用件はなんでしょうか。」

苗木「ホラさ、こんな絶望的な生活の中だしさ…護身用の武器の1つくらいは持っておくべきだと思わないかな?」

舞園「そう、ですね…」

苗木「だからさ…一緒に探しに行かない?」

苗木「超高校級の助手として君を守りたいからさ。」

舞園「わかりました。一緒に探しに行きましょう!なんたって苗木くんは超高校級の助手ですからね!」

苗木「ありがとう舞園さん!」





苗木「じゃあさ、ちょうど体育館前のショーウィンドウに使えそうな物があったんだ。」

舞園「そうですが、では早速行きましょう!」タッタッ

苗木「まっ、待ってよ舞園さん!」タッタッ

こうして私たちは体育館前のホールへと向かった。

【体育館のホール】

舞園「もうっ!遅いですよ苗木くんっ!」

苗木「舞園さんが速すぎるんだよ…」ハァ…ハァ…

苗木「それもそうだよね、なんたって舞園さんはボクなんかと違ってすばらしい才能をもってるわけだし。」

舞園「ただ単に苗木くんが運動不足なだけじゃないんですか?」

苗木「うーん…確かに運動は苦手かな…ハハハ」

苗木「さて、舞園さんに使えそうな護身用の武器はあるかな…っと、これはどうかな?」

彼が指を指した物は模擬刀だった。

舞園「模擬刀ですか…いいですね!」

苗木くんがふとその模擬刀を手にした…

苗木「ってあれ?ちょっと触っただけでも、手に金箔の塗料が…」

舞園「うーん、なら新聞に包んで持って帰るのはどうですか?」

苗木「うん、それがいいかもね。」

舞園「模擬刀は私が持って帰るとして…では、苗木くんの護身用の武器を探しましょう!」

苗木「ボク?ボクは必要ないよ…」

舞園「えっ?なんでですか?」

苗木「大丈夫大丈夫、ボクは死なないからさ。」

その答えに私は少しの間唖然とした…







舞園「なっ、何でそんな言葉が出てくるんですか。」

苗木「そうだね…ボクはどうしょうもない人間であることはわかってる…」

苗木「だけどね…」

苗木「今、この絶望的な状況こそみんなのすばらしい才能が発揮される…だからさ。」

苗木「ボクはそれを見届けるまでは死ぬ訳にはいかないんだ…」

苗木「そうだね…あえて言うなら超高校級の超高校級マニアだから…」

舞園「だけど…やっぱり…」

苗木「護身用の武器くらいは持って置くべきって言いたいのかな?」

苗木「気にしないでいいだって、その程度の幸運ならボクは生きる価値なんてないんだから…」

苗木「ボクは自分の幸運を信じてる…これだけは譲れないよ…」

苗木「舞園さんも、勘づいてはいると思うんだけどなぁ…」

舞園(確かに彼…苗木くんは無数の槍に襲われたにも関わらず今目の前にいる。)

舞園(これは彼の幸運が本物であると言える証拠にもなります…それなら…)

舞園「では、私も苗木くんの幸運を信じて、この模擬刀はここに残していきます。」ニコッ

苗木「えっ、それは悪いよ…」

舞園「大丈夫ですよ、だって苗木くんは私の助手ですから。」

苗木「それを言われると反論できないね…ハハ。」

舞園「では、戻りましょうか!」

苗木「うん、そうだね。」

舞園「お腹も空きましたし…一緒に食事でもしませんか?」

苗木「ボクみたいなゴミで構わないなら喜んで。」

その後、苗木くんと共に食堂で食事をし…私たちは、それぞれの部屋へと戻って行った。

【舞園さやかの部屋】

舞園(うーん、特に変化のない部屋ですね…)

舞園(とにかく、今日はまだ時間があらますし…誰かと交流を深めていきましょうか…)

=自由時間開始!=

舞園「今から簡単な自由時間に関する説明を行いますね!」

舞園「通信簿は1人つき、3つまで準備してあります。」

舞園「渡すプレゼントについては全てのプレゼント(重要アイテムを除く)を1つずつ所有しており、1つそのプレゼントを渡すと次からはそのプレゼントを選べなくなり、安価下になります。」

舞園「その人の通信簿が全て埋まると、スキルをゲットすることができます。」

舞園「 そのスキルは学級裁判にて使用可能です。」

舞園「安価に関しては交流を深めたいキャラ
とその人にプレゼントする物、2つの安価を出します。」

舞園「以上です!」

キャラ
>>187

プレゼント
>>189

ちーたん

無限タンポポ

舞園(では、不二咲さんと交友を深めましょう。)

舞園(不二咲さんは、1階廊下にいますね…早速行きましょう!)

私は無限タンポポを持って1階廊下へ向かった。

【1階廊下】

不二咲「あのヌイグルミって…どういう原理で動いているのかぁ…」

不二咲「人工知能を備えたロボット…」

不二咲「超高校級のメカニックぐらいの才能がないと不可能だよねぇ…」

舞園「あっ!不二咲さん。」

不二咲「舞園さん?どうしたのぉ?」

舞園「私と一緒に過ごしませんか?」

不二咲「じゃあさ、一緒にお話しでもしよっか…?」

舞園「はい!」

不二咲さんとお話しをして過ごした…

不二咲さんと少し仲良くなれました。

舞園(そろそろですね…)

舞園「不二咲さん、これを受け取ってください。」


不二咲「これは?」

舞園「無限タンポポです。」

不二咲「私にプレゼント…」

舞園「はい!」

不二咲「わぁ!すごいね!」

不二咲「これ、大事にするね…ずっとずっと大事にするからね…」

舞園(ここまで喜んでくれると、あげたこっちも嬉しくなりますね。)

不二咲「昨日ね、私蚊に刺されちゃったんだぁ…」

舞園「蚊…ですか…」

不二咲「刺された箇所がなんだか痛くなってきちゃって。」

舞園「痛くなるほど刺されたのですか。」

不二咲「うん、そうなんだ…見てよ。」

差し出された彼女の白く細い腕には大きく腫れ上がった痕がありました。

舞園「これは…かなり熟睡してないとここまでにはなりませんよ。」

不二咲「熟睡?私は起きてたよ…」

舞園「えっ?起きてたのですか。」

不二咲「一応気付いてはいたんだぁ…でも。」

不二咲「叩いちゃうと死んじゃうからそのままにしておいたんだ。」

不二咲「その結果、こんなに腫れ上がったんだ…」

不二咲「きっとお腹が空いていたと思うんだ…たから少しでもお腹いっぱいにさせてあげようと思って…」

舞園「不二咲さんはとてもやさしい人ですね。」

舞園「でも、かいたりしないほうがいいです…もっと酷くなりますよ。」

不二咲「どうしても、かゆくなったらどうしよう…」

舞園「そんな時は、指でバッテンを付ければ多少はマシになりますよ。」

不二咲「そうなんだぁ…舞園さんは物知りだね。」

舞園「それにしてもこの蚊はどこから入って来たのでしょうか…」

不二咲「うーん、この学園の中に自然があるとか?」

不二咲「それかさぁ!外に繋がる秘密の抜け道なんかあるかもしれない!」

舞園「そうですね!みんなで協力すればきっと出られますよ!」

不二咲「そうだね…、やっぱり協力は大事だよね…でも私は足を引っ張りそうだなぁ…」

舞園「そんなことないです、不二咲さんの才能を最大限活用すればすごく心強いですよ!」

不二咲「私の才能…」

舞園「はい!」

不二咲「そうだね!少し考えてみるよ!」

舞園「たから、一緒に頑張りましょう!」

不二咲「う、うん…!えへへ…ありがとね、舞園さん…」

こうして不二咲さんとの交流は終わりました。

不二咲千尋との通信簿が1つ埋まりました。

プレゼント 無限タンポポを失いました。



不二咲さんと別れた後、部屋へ戻った。

【舞園さやかの部屋】

「キーン、コーン…カーン、コーン」

モノクマ「…えー、校内放送でーす。」

モノクマ「…午後10時になりました。」

モノクマ「…ただいまより夜時間になります。」

モノクマ「間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりまーす。」

モノクマ「ではでは、いい夢を…おやすみなさい…」ブツン!

舞園(今日はもう終わりですか…心なしか速く感じましたね…)

舞園(明日こそ…脱出の手掛かりを掴んでみせます。)

私はゆっくりと目を閉じた…今日の苗木くんとの会話を思いだしながら…

舞園(苗木くん…私は…)

こうして1日が終わった。

「キーン、コーン…カーン、コーン!」

モノクマ「…オマエラ、おはようございます!」

モノクマ「…朝です。7時になりました!起床時間ですよー!」

モノクマ「…さぁて、今日も張り切っていきましょうー!」ブツン!

舞園(朝…ですか…)

舞園(今日もクラスメイトの皆さんと交流を深めましょう。)

=自由時間開始!=

キャラ
>>197

通信簿

苗木誠 0/3

石丸清多夏 0/3

十神白夜 0/3

大和田紋土 0/3

桑田怜恩 0/3

山田一二三 0/3

葉隠康比呂 0/3

霧切響子 0/3

朝日奈葵 0/3

腐川冬子 0/3

大神さくら 0/3

セレスティア・ルーデンベルク 0/3

江ノ島盾子 0/3

戦刃むくろ 0/3

不二咲千尋 1/3


プレゼント
>>199

消費したプレゼント

無限タンポポ

不二咲

キルリアンカメラ

舞園(では、不二咲さんと交流を深めましょう。)

舞園(不二咲さんは…っと、どうやら自分の部屋にいるみたいですね。)

舞園(では行きましょうか!)スタスタ

私はキルリアンカメラを持って不二咲さんの部屋へ向かった

【一階廊下不二咲千尋の部屋の前】

ピンポーン!

ガチャ!

不二咲「あれ?舞園さんだ。どうかしたのぉ?」

舞園「いえ、ただ私と過ごしてもらえたらなぁと思いまして。」

不二咲「じゃあ、一緒に休憩でもする?」

舞園「はい!よろしくお願いいたします。」

不二咲さんと一緒に休憩した。

不二咲さんと少し仲良くなれました。

舞園(いい感じですね…そろそろ)

舞園「不二咲さん、これを受け取ってください!」

不二咲「これは…キルリアンカメラ?」

舞園「はい、どうでしょうか?」

不二咲「わぁ!ありがとう。」

不二咲「これ、大事にするね…ずっとずっと大事にするからね。」

舞園(ここまで喜んでくれると、あげたこっちも嬉しくなりますね。)

不二咲「前にね、舞園さんは言ってたよね?」

舞園「えーと、もしかして才能のことですか?」

不二咲「うん、そして自分なりに考えてみたんだぁ…」

不二咲「みんなでこの学園を脱出する方法を。」

舞園「その方法はなんですか?」

不二咲「うーんとねぇ…今考えてる計画ではこの学園のコンピューターをハッキングして、玄関ホールの扉を開ける方法なんだぁ…」

舞園「…ハッキングですか。」

不二咲「そうなんだけどね…この方法には必要不可欠なものがあるんだぁ…」

舞園(この方法に必要不可欠なものって)

1 パソコン

2 携帯ゲーム機

3 ラジオ

選択肢の中から正解を選んでください。

>>202

1

舞園「それって、パソコンですか?」

不二咲「うわぁ、よくわかったねぇ…」

舞園(どうやら、正解みたいです。)

不二咲「そうなんだぁのかなにははかがはひたや必要なんだけど…ううっ」グズッ

舞園「もしかして無かったりするのでしょうか…」

不二咲「うっ…うん。」

不二咲「だからね…この計画は計画だけで終わっちゃうんだぁ…」

舞園「逆に言えばパソコンさえあればこの計画は執行できる…そうですよね?」

不二咲「うん…」

舞園「では、もしかしたらこの先、もっといろんなところに行けるようになるとパソコンに出会えるかもしれません!」

舞園「それまでガマンしましょう!」

不二咲「うん!そうだね、いつの日か自分の才能が発揮できる機会がくるよね!」

舞園「まさに果報は寝て待てですよ!」

不二咲「そうだね!」

不二咲「…なんだか舞園さんとお話ししていると元気がわいてくるよ!」

舞園「私なんてなにもしていませんよ。」

不二咲「えへへ!じゃあ、また一緒にお話ししようね!」

舞園「はい!」

こうして不二咲さんとの交流は終わりました。

不二咲千尋との通信簿が1つ埋まりました。

プレゼント キルリアンカメラを消費しました。

不二咲さんと別れた後、私はいったん、自分の部屋に戻ることにしました。

【舞園さやかの部屋】

舞園(また、時間はありますね…)

舞園(まだまだいろんな人と交流を深めたいですね。)

舞園(どこかに行ってみましよう。)

=自由時間開始!=

キャラ
>>206

苗木誠 0/3

石丸清多夏 0/3

十神白夜 0/3

大和田紋土 0/3

桑田怜恩 0/3

山田一二三 0/3

葉隠康比呂 0/3

霧切響子 0/3

朝日奈葵 0/3

腐川冬子 0/3

大神さくら 0/3

セレスティア・ルーデンベルク 0/3

江ノ島盾子 0/3

戦刃むくろ 0/3

不二咲千尋 2/3

プレゼント
>>208

消費したプレゼント

無限タンポポ

キルリアンカメラ

霧切

ボージョボー人形

舞園(そうですね…霧切さんと交友を深めましょうか。)

舞園(霧切さんは…1ーBの教室にいますね…
早速行きましょう!)

私はボージョボー人形を持って1ーBの教室に向かった。

【教室1ーB】

そこには霧切さんが考え事をしていました…

霧切「この学園は…」ブツブツ…

霧切「そしてあの人は一体どこにいるのかしら?」ブツブツ…

舞園「霧切さん!」

霧切「…今の独り言聞いてないわよね?」

舞園「いえ、聞いてませんよ。」

霧切「ふぅ…で、なんのようかしら?」

舞園「私は、ただ霧切さんと交友を深めたいと思いまして…」

霧切「別に構わないけど、私なんかといても面白いことなんてないわよ?」

舞園「それでもいいです!」

霧切「不思議な人…」

舞園「それとお近づきの印に…どうぞ!」



霧切「これは?」

舞園「ボージョボー人形っていいます!」

霧切「…ありがとう。大切にするわね。」

舞園(正直ここまで喜んでもらえるとは、
思いませんでしたね…よかったです。)

霧切「…舞園さんはこんな場所に閉じ込められて、どう、思う?」

舞園「私ですか…やっぱり怖いですよ…今にも不安に押し潰されそうなくらい…」

霧切「今、この状況で怖いと思えるのは、創造力が働いている証拠…」

舞園「霧切さんは怖くないのですか?」

霧切「怖いわ…だけどね…」

霧切「私はそれを隠しているのよ…」

舞園「…なぜ、隠すのですか?」

霧切「…私の名前は霧切響子、超高校級の探偵。」

霧切「前にも言ったと思うけど、探偵は常に冷静かつ状況を把握しなければならない。」

霧切「こんな探偵業を何年もしていると、自ずと身に付いてしまう…」

霧切「私は貴方が羨ましいわ…」

舞園「ありがとうございます!」

霧切「その馬鹿正直なところが。」

舞園「酷いですよ!」

霧切「ふふっ…じゃあね…」カツカツ

舞園「あっ。」

舞園(去っちゃいましたね…)

舞園(次、お話しするときは、霧切家についてお話ししてみましょうか。)

こうして霧切さんとの交流は終わりました。

霧切響子の通信簿が1つ埋まりました。

プレゼント ボージョボー人形を失いました。





霧切さんと別れた後、部屋に戻った。

【舞園さやかの部屋】

「キーン、コーン…カーン、コーン!」

モノクマ「…えー、校内放送でーす。」

モノクマ「…午後10時になりました。」

モノクマ「…ただ今より夜時間となりますので…食堂はロックされまーす!」

モノクマ「…ではでは、いい夢を、おやすみなさい。」ブツッ!

舞園「これで3日ですか…いつまでこの生活は続くのでしょうか…」

そう考えながら私はベットの中に入り…いつの間にか眠りについた…



「キーン、コーン…カーン、コーン!」

モノクマ「…オマエラ!おはようございます!」

モノクマ「…今日も張り切って行きましょーう!」

舞園(…)

モノクマの不快な目覚まし声と共に私は目を覚ました直後にインターホンが鳴った…

ピンポーン!

舞園(誰でしょうか…)ガチャッ

ドスドス!

扉を開けた瞬間取りあえず入るぞ、と言わんばかりに彼か部屋に入って来てから私にこう言った。

十神「入るぞ。」

舞園「入るぞ…ってすでに私の部屋に入ってますよね?」

十神「そんなことは百も承知だ…」

舞園「…出ていって下さい!」ぐっぐっ

私は力一杯に押してみたが…

十神「ふん、所詮はアイドル…勝ちを宿命されたこの十神白夜に相撲で勝てるとでも?」

彼を1歩たりとも動かせませんでした。

舞園「…で、なんですか?」

私は諦めた…

十神「用件だけ言うぞ…他にも行かなければならないところがあるんでな。」

十神「食堂に集合しろ、それだけだ。」

十神「じゃあな…」ドスドス!

舞園(…)

それだけを言い残して彼は嵐の如く出ていった…

舞園(えっと、取りあえず食堂に行けばいいんですよね?)

私は食堂へ向かった。





【食堂】

ガチャッ!

そこには既に人が集まっていました。

十神「ふん、よく来たな…」

十神「では、始めるぞ…後は任せたぞ石丸。」

石丸「任された!」

石丸「では、諸君!わざわざ集まってくれてありがとう!」

戦刃「どういたしまして。」

石丸「今回集まってもらった理由は他でもない。」

石丸「ここから脱出する為には、僕らが互いに協力する必要がある!」

石丸「その第一歩として、仲間同士の信頼を築き上げる為の朝食会を開催する!」

桑田「まさか毎日だないだろうな…?」

十神「当たり前だ!」

桑田「わーお!」

腐川「たっ、他人と朝食を食べるの…?」

石丸「なんか不満かね?」

腐川「私は、そんなの初めてなのよ…」

大和田「久しぶりですらないのかよ。」



江ノ島「そんなことよりもさ…あれから脱出の手掛かりを掴んだヤツはいないの?」

朝日奈「うーん…」

食堂に沈黙が広がった…

江ノ島「これ、どうすんのよ!」

苗木「別にいいじゃないか!」

江ノ島「は?」

苗木「今はまだ脱出の手掛かりが無くてもさ…その程度でみんなの希望が消えるとは思えないんだよね。」

江ノ島「あんたは何がいいたいのよ!」

戦刃「じゅん…江ノ島さん、落ち着いて。」

江ノ島「あんたは黙ってて!」

戦刃「…」ガーン

そんな会話の中に突然彼女が言い放った…

セレス「江ノ島さん、あなた…死にますわよ。」

セレス「他人の前で弱みを見せていますと…」

セレス「死にますわよ…」

セレス「適応力こそ生命力…早く、ここの生活に慣れることをオススメしますわ。」

十神「人は十人十色…それを強要することは俺にもできん…」

十神「好きにしろ…だがこれだけは言っておく。」

十神「この俺が導いてやる!十神の名に懸けてな…」

桑田「で、手掛かりは?」

桑田「せめて黒幕が誰か位は…」

舞園「黒幕…誰でしょうか…」

不二咲「連続殺人鬼ジェノサイダー翔とか?」

戦刃「誰?それ。」

十神「猟奇的かつ残忍な手口で殺人を繰り返す、凶悪殺人鬼…」

苗木「それがジェノサイダー翔…」

戦刃「へぇー知らなかった。」

腐川「…」

朝日奈「そいつが絶対に黒幕だよ!」


そんな会話を割くような不気味な笑い声が響き渡った

?「…アハハハハハハハハッ!」

山田「でっ、でたー!」

モノクマ「…なになに?なんの話?」

大和田「何の用だぁ!?連続殺人鬼ジェノサイダー翔さんよぉ!」

モノクマ「…んっ?キラキラちゃん??」

モノクマ「…なんて言ったのかなー?」

大和田「もうオメェの正体はわかってんだよ!」

モノクマ「…ふぅ、やれやれ。」

大和田「無視すんな、コラァ!」バンッ!

モノクマ「…話は変わるけど、学園生活が開始されて数日立ちましたが…」

モノクマ「…そろそろ十神くんとの賭けの内容でなる、動機を発表しようとおもいまーす!」

十神「そろそろくると思っていたところだ。」

モノクマ「…場所も人も環境も、揃ってる…もしかしたらそれまでに殺人が起きるかなぁ…なんて、思ってたけど。」

モノクマ「…やっぱり動機を与えるのが一番いい見たいだねっ!」

葉隠「動機の内容ってなんなんだべ。」

モノクマ「…うぷぷ…さて、オマエラに見せたいものがあるんだよね…」

霧切「その内容は?」

モノクマ「…気になるよね?気になるよなぁ!」


戦刃「…気になる。」

モノクマ「…それはね…学園の外の映像だよ!」

大神「外の映像だと…」

モノクマ「…うんうん!」

モノクマ「…なんでも、学校内のある場所に行けば、その映像を見られるよ!」

霧切「それは、すぐに確認してみましょう。」

霧切「でも、1つ聞かせてもらえる?」

モノクマ「…なに?」

霧切「あなたは私達に何をさせたいの?」

モノクマ「…ボクがオマエラにさせた事?」

モノクマ「…あぁ、それはね…」

モノクマ「…絶望…ただそれだけだよ…」

十神「絶望…だと、」

モノクマ「…後の事が知りたいなら、オマエラで突き止めるんだね。」

モノクマ「…断言しとくけど、今の状態では、この学園の謎は突き止められないよ!」

モノクマ「…ウププププ、じゃあね!」ヒュン!

江ノ島「行ったね…」

苗木「それも何も聞けずじまいだし。」

霧切「そう…?いい事を聞けたじゃない。」

霧切「今はまだこの学園の謎を解けない…いい事じゃない。」

霧切「それを打開する鍵は学級裁判にある。」
霧切「いい事じゃない。」

朝日奈「でも、学園の外の映像って何の事だろ?」

舞園「じゃあ私と苗木くんで調べて来ます!」

石丸「うむ!では、任せたぞ!」

苗木「そうだね…じゃあ行こうか舞園さん。」

大和田「恩に着るぜ!」

十神「何かあればすぐに言え、すぐに駆けつけてやる。」

こうして私と苗木くんは食堂を後にした。

【一階廊下】

苗木「うーん、モノクマの言ってたある場所ってどこなんだろうね。」

苗木「まぁ、映像が見られる場所だしさ…かなり絞られるね。」

舞園「映像が見られる場所ですか…あっ!」

苗木「どうしたの?」

舞園「もしかしたらあそこかもしれません!」

苗木「なにか閃いた見たいだね…じゃあボクは舞園さんに着いていくよ、なんたってボクは舞園さんの助手だからね。」

舞園「では、着いて来て下さい!」タッタッ

苗木「もちろんさ。」タッタッ

私は迷わず視聴覚室へと向かった。

【視聴覚室】

ガラッ!

苗木「あれ?この段ボール箱の中…」

舞園「DVDみたいですね。しかも…」

苗木「ラベルにみんなの名前が書いてあるね。」

苗木「きっとモノクマの言ってた映像って、このことなんじゃないのかな?」

舞園「そうみたいですね…」

苗木「ボク、ちょっとみんなを呼んでくるね。」タッタッ

苗木くんは、 みんなを呼びに飛び出して行った…私は追わなかった、いえ、このDVDに意識が向いてしまい、追えなかった。

舞園(…このDVDに何が映っているのでしょうか…)

私はふと、自分の名前が書いてあるDVDを手に取りそれを専用デッキに挿入した…

ウィーン…ガチャ!

それは私がよく知るアイドルグループ…

そのステージ上に立つ私とそのメンバーたち…

楽しそうに踊っていて、我ながら幸せそう…

こんな時間がいつまでも続いてほしい…が、

そんな時、あの忌々しい声がスピーカーから聞こえてきた…

モノクマ「超高校級のアイドルである舞園さやかさんがセンターマイクを勤める国民的アイドルグループ。」

モノクマ「そんな彼女達には、華やかなスポットライトが本当に似合いますね。ですが…

ガーガガッ…

舞園(…ッ!)

私は声にならない位の衝撃を受けた。

荒れ果てたステージ上からは私は消え、そこには他の大切なメンバーが倒れこんでいた。

舞園「いや…いやー!」

ブツン!

私は映像を最後まで見ることなくDVDを乱暴に抜き取り、走り出していた。

【一階廊下】

私が角を曲がろうとした瞬間、何かにぶつかった。

ボヨーン!

舞園「…」カタカタ…

十神「…舞園?おい、どうした!」ガッ!

彼は私の肩を掴んだ。

舞園「いや!離して!」

十神「まて!落ち着け!」

舞園「やだ…離して!」

十神「貴様が落ち着くまでこの手は離さん!」

私は無我夢中だったが彼女が…

大神「ふむ、こんな時は…」すっ…ピキーン!

私に何かをした…その時

舞園「…」

私はふと、冷静になった…

山田「もしやこれはあの一子相伝の…」

桑田「んな訳ねーだろ、このアホっ!」

朝日奈「すっ、すごいよサクラちゃん!」

大神「なに、ただ人を冷静にするツボを押しただけだ。」

十神「流石は超高校級の格闘家と言ったどころか…」

石丸「ところで一体何があったのだね!?」

霧切「どうやらその答えは視聴覚室にあるようね…」

十神「早速行きたいところだが…俺は舞園と一緒に食堂に戻る。」

桑田「ハァ?なんでだよ!」

舞園「そうですよ、別に私…」

十神「いくら冷静になったとは言えほっとく事はできん…すまないが貴様達で視聴覚室に行ってくれ。」

戦刃「そうだね…じゃあまたね。」

大和田「ちっ…」

江ノ島「舞園…」

そうして十神くん以外の人達は視聴覚室へと向かった。

私と十神くんは食堂へ戻った…

【食堂】

十神「これを飲むがいい。」コトッ

舞園「…これは?」

十神「ただのコーヒーだ、決してルアックコーヒーではないぞ。」

舞園「ルアックコーヒー?」

十神「…こっちの話だ。」

舞園「いただきます。」ズズーッ

私は彼に出されたコーヒーを一口飲んだ。

十神「簡単に聞こう、視聴覚室で何があった?」

舞園「…外の世界です。」

十神「ふん、なるほどな…」

十神「お前にどんな映像が流されたかは知らんが…おそらく舞園にとって気が動転するほどの大切な物なんだろうな。」

舞園「…」コクリ

私はただ、頷いた。

十神「確かに大切な物なら殺人を犯してでも確かめたいだろうな…」

十神「たが、舞園よ。」

舞園「…なんですか?」

十神「貴様にとって本当に大切な物なら信じてやることも大切だとは思わんか?」

十神「つまり、待つってことだ。」

十神「大切な物を信じて今は待ってみてもいいんじゃないか?」

舞園「なぜ、十神君はそんなに悠長なんですか!」


十神「悠長?そうかもな…」

舞園「そんなあなたに私の気持ちが分かるわけ…ないじゃないですか…」ポロポロ

私は泣いた、何故かはわからない…

十神「ふん、わからんな…」

十神「だが、これだけは言える。」

十神「俺は例え大切な人が命に関わる状況だとしても…」

十神「俺は信じるがな…」

十神「『どんな状況でも、大切な人は俺を待っていてくれる』とな。」

舞園「…!」

十神「だから舞園も信じてみないか…大切な人はきっと私を待っていると。」

舞園「あぁ…」ポロポロ

そうだ…私はただ目の前の映像だけに捕らわれてしまっていたんだ、きっと…いえ、必ず私の仲間は待っている…

舞園「…そうですね、私は信じます!」

舞園「だから今は待って…」

舞園「必ずここから脱出して見せます!」

十神「そうだ、それでこそ超高校級のアイドルだ。そうでないとな。」

舞園「十神くん、ありがとうございます。」

十神「ふん、愚民に礼を言われても何も感じんな。」

十神「さて、この話は終わりだ。そろそろアイツがここに来るだろう…」

彼がそう言った瞬間、いろんな足音が聞こえてきた…

ドタドタ!バタバタ!


ガチャっ…ガヤガヤ

朝日奈「…」

戦刃「…」

葉隠「…」

不二咲「…うぅ」

十神「…どうやら、皆舞園と同じ反応のようだ。」

苗木「やぁ…十神君、みんなが絶望的になってるよ…もう君だけが頼りだよ。」

十神「苗木は…そうでもないな。」

十神「さて、俺もその動機とやらを拝見するかな…」

石丸「…そうしてくれたまえ、僕たちはここで少し待っておく。」

十神「元気がとは…石丸らしくないな。」

石丸「すっ…すまない!」

十神「じゃあ行ってくる。」ドスドス

そうして彼は視聴覚室に向かった

彼が帰って来るまでの間、ただただ沈黙がその場を支配した…

ドスドス…ガチャっ、バタン!

手荒く彼はドアを開けた

戦刃「…」ビクッ

桑田「おいおい、戦刃ちゃんがビックリしてるじゃねーか!」

十神「ハァー、ハァー。」

霧切「彼も軽く動揺しているみたいね。」

十神「貴様ら!」

大和田「あんだよ。」

十神「いいか、殺人は起こさせん!」

江ノ島「あっ、当たり前じゃん…そんなことするやついないでしょ…」

朝日奈「そっ、そうだよ!」

腐川「それはどうかしら…」

江ノ島「はっ?何言ってんのよ!」

腐川「さっきの舞園の反応見てたわよね…あの目、殺人鬼の目をしてたわ。」

十神「腐川!」バン!

腐川「すいませんでした、もう言いません。」

十神「とにかくだ、今日は素直に各自部屋に戻れ、これは…命令だ!」

苗木「ふーん、それが十神クンの希望ならボクは従うよ。」

舞園「私もそうします。」



十神「現在時間は…チッ、夜時間までかなりあるな…」

十神「もう1度言う…全員部屋に戻れ!」

十神「俺は夜時間までここに残る。」

江ノ島「なんでアンタだけここに残るのさ!」

十神「当たり前だ、夜時間になってから貴様らが廊下をうろつかないか監視するためだ!」

十神「ここで各自食事をとりしだい部屋に戻れ。」

大神「それはそうだが…十神よ、お主は夜時間の間起きっぱなしでいるつもりか?」

十神「それに関しては明日考える、とりあえず今は応急処置のようだ。」

十神「誰にも死なせはしない、十神の名にかけて!」

桑田「とりあえずメシにすっか。」

戦刃「そうだね。何か食べないと。」

こうしてただ、静かに食事を済まし私は部屋に戻ろうとしたその時

苗木「…舞園さん。」

舞園「苗木くん?なんですか?」

苗木「これを…じゃあまたね。」サッ

苗木くんに手紙を渡された…そのまま彼は部屋に戻って行った。

舞園(なんでしょうか?)

私は部屋に戻った。

【舞園さやかの部屋】

舞園「…ふぅ。」ポスッ

私は横になり、苗木君に渡された手紙を開いた。

舞園(内容は…夜時間より少し前にボクの部屋に来てほしい。ですか…)

舞園(とりあえず少し仮眠を取れる時間はありますね…)

舞園(…今は十神君の言うことを信じてメンバーのみんなが無事でいることを信じましょう。)
私こうしては仮眠を取ることにした、落ち着いているせいかあっさり眠りについた。

【舞園さやかの部屋】

舞園「…ふぅ。」ポスッ

私は横になり、苗木君に渡された手紙を開いた。

舞園(内容は…夜時間より少し前にボクの部屋に来てほしい。ですか…)

舞園(とりあえず少し仮眠を取れる時間はありますね…)

舞園(…今は十神君の言うことを信じてメンバーのみんなが無事でいることを信じましょう。)
私こうしては仮眠を取ることにした、落ち着いているせいかあっさり眠りについた。

【舞園さやかの部屋】

舞園「すー…すー…」

舞園「…」パチッ…

私は目を覚ました。

舞園(…時間は、もうすぐ夜時間ですね、苗木君の部屋に行きましょうか。)

私はすぐさま苗木君の部屋へ向かった。

【一階廊下苗木誠の部屋の前】

ピンポーン!

ガチャ…

苗木「やぁ…待ってたよ、さぁ入って。」

舞園「はい。」

私は苗木君の部屋に入った。

【苗木誠の部屋】

苗木君の部屋も私と特に変わりのない部屋だった。

苗木「とりあえずごめんね、ちょっとお願いしたいことがあるんだ。」

舞園「なんでしようか?」

苗木「今回のモノクマが提示した動機…正直ボクにも動揺があるんだ…」

苗木「今日は気分を変えて眠りたい…」

苗木「舞園さん…今日だけボクの部屋と舞園さんの部屋を交換してくれないかな?」

舞園「…交換、ですか?」

苗木「そりゃあずうずうしいことはボク自身わかってる…だけどそれ以上に…ね。」

舞園「そうですね…助手のケアも大切なことですよね!なんたって苗木君は私の助手ですしね!」

苗木「いいの?ありがとう舞園さん!」

舞園「これは私の部屋の鍵です!」すっ…

私は鍵を苗木君に渡した。

苗木「じゃあボクも…」すっ…

苗木君の部屋の鍵を受け取った。

苗木「じゃあ、舞園さん…また明日。」

舞園「はい!おやすみなさい!」

苗木「うん。おやすみ。」すたすた…ガチャ!

苗木君は部屋を出た。


【苗木誠の部屋】

舞園(さて、)

私は辺りを調べてみた。

舞園(ふむ、机の中には工具セットがあるだけ…机の上にメモ帳…シャワールームは…。)

そこでシャワールームが開かないことに気がついた

舞園「あれ?シャワールームが開かない…」ガチャガチャ!

舞園(まぁ明日苗木君に聞けばいいかな。)

舞園(あんまりジロジロ見るのは苗木君に悪いですね…)

キーン、コーン…カーン、コーン!

モノクマ「…えー、校内放送でーす。」

モノクマ「…午後10時になりました。」

モノクマ「…ただいまより夜時間になります。」

モノクマ「…間もなく食堂はドアをロックされますので…さっさと立ち退きなさーい!」

モノクマ「…ではでは、いい夢を、おやすみなさい。」ブツン!

舞園(ふふっ、いい夢が見れそうです。)

そうして私はベッドに体を預け…苗木君の香りに包まれながら眠りについた。

明日悪夢が襲いかかるのを私は知ることとなる

【苗木誠の部屋】

キーン、コーン…カーン、コーン!

モノクマ「…オマエラ、おはようございます!」

モノクマ「…朝です、7時になりました!起床時間ですよー!」

モノクマ「…さぁて、今日も頑張っていきましょーう!」ブツン!

私は寝ぼけた目をこすりならがら体を起こした。

舞園(あぁ…ここは苗木君の部屋でしたね。)

舞園「朝食…食堂に行きましょうか。」スタスタ…ガチャ

私は苗木君の部屋を出て真っ直ぐ食堂に向かった。

【食堂】

ギィィー…パタン

そこには既に数人が集まっていた。

石丸「やぁ、おはよう舞園くん!」

舞園「おはようございます!」

石丸「うん、いい返事だ!」

不二咲「あっ、舞園さん。おはようございますぅ…」

戦刃「…おはよう。」

大神「早いな…」

朝日奈「あっ、さやかちゃんだー!おっはー!」

舞園「皆さん…おはようございます。」

最初…私よりも早く揃っている皆さんは、規則正しい高校生に分類される面々。

舞園(でも十神君が居ませんね…寝坊でしょうか?)

そして少し遅れてくるのが…

山田「いやはや、少し寝過ごしてしまいましてな。」

大和田「うーす。」

この面々が多少時間にルーズ…これでも少ない方ですね。いつもならもう少し多く来るはずなのですが…

…で、散々人を待たせた挙げ句ようやく来るのが…

江ノ島「ごめーん、メイクに時間かかっちゃったー。」

セレス「みなさん、おはようございます。」

桑田「わりぃ、わりぃ…寝坊しちった!」

腐川「…なによ。」

葉隠「寝坊じゃねーぞ。道に迷っただけだべ。バキューダトライアングルの仕業だべ!」

…時間さえ、気にしないマイペースな面々です。

いつもならここで全員が揃うはず…なのに。

石丸「うーむ、いつもなら全員揃うはずなのだが…」

朝日奈「まだ、十神と苗木と霧切ちゃんが来てないね。」

そんな会話をしていると…

ガチャッ!

十神「…遅くなった。」ゲッソリ

十神君が表れた、少し頬が痩けていますね。

戦刃「寝坊なんて十神君らしくないね。」

十神「まぁ、色々とは。」

舞園「ところで、苗木君と霧切さんを見てませんか?」

十神「苗木なら俺と一緒に来たからそこにいるぞ。」

ちらっと十見ると神君の影に苗木君がいた。

苗木「や、やぁみんな、おはよう…早いね…」ゲッソリ

彼もまた十神君と同じ頬が痩けていた。

十神「で、霧切がどうした?」

朝日奈「それがね、まだ、来てないの。」

桑田「忘れたとか?」

十神「しっかり物の霧切が忘れるなどありえんな…だとすると…」

少し考えた後彼は真っ青になってこう叫んだ。






十神「今から霧切を探せ!いいかこれは命令だ!」

江ノ島「ハァ?アンタ何言って…」

江ノ島さんの反論を待たずして彼は言い放った。

十神「俺は霧切の部屋に行く!貴様らは3人一組になって霧切をくまなく探せ!」ドスドス!

彼は早足に食堂をでた。

暫くの沈黙の後私達は3人一組になって霧切さんを探しに食堂を出た。

【1階廊下】

桑田「とりあえずさ、何処を探して見るよ?」

苗木「うーん。」

舞園「…」

私は苗木君と桑田君て一組になった。

苗木「霧切さんが行きそうなどころ…」

桑田「霧切の行動パターン的に検討もつかねーわ!」

舞園「…」

十神君のあの、真っ青な顔…とても嫌な予感しかしない。

苗木「…舞園さん?」

舞園「…はい?」ハッ

桑田「舞園ちゃん、どうしたの?ぼーっとして。」

舞園「いえ、ところで、何処を探すのですか?」

苗木「その話しはまとまったよ、」

舞園「そうなのですか?」

苗木「考え事でもしてたのかな?」

舞園「すいません…」

桑田「とりあえず近いからランドリーに行くことに決まったから。」

舞園「わかりました…行きましょう!」スタスタ

私達はランドリーに向かった


【ランドリー】

ギィィ…

やけに重たい扉を開くとその先にキリギリサンガ…

霧切「」

一瞬どんな状況なのか理解ができなかった…ただ、私は叫ぶこともできずにただ床に力なく座りこんだ。

【chapter1】〔1枚の〇〇が彼女の生死を分ける〕非日常編



桑田「おっ、おい!霧切!…うわあぁぁぁ!」

彼は私の叫びを代弁するかの如く叫び声を上げた。

そんな中苗木君は、

苗木「あぁ、とうとう始まるんだね…」

などと呟いていた。

そこから人が集まるのは早かった。

葉隠「どうした…はぁぁぁあ!」

大和田「なっ、なんだよこりゃあ!」

十神「おい!そこをどけ!」

彼は彼女に人工呼吸と心臓マッサージを始めた。

十神「くそ、起きろ…起きてくれ。」グッグッ

十神君の必死の努力も彼女の一言で泡となった。

戦刃「駄目だよ、霧切さんはもう死んでるよ。」

江ノ島「…」

彼女は霧切さんの脈を計っていた。そこから出た結論だろう、彼女は冷静に現実を伝えた。

不思議とみんな現実を受け止めてしまった…それもそのはず…霧切さんからは生気を感じないのだから。












そんな空気を壊すように不気味なアナウンスが流れた。

ピンポンパンポーン!

モノクマ「…死体が発見されました。一定の自由時間の後、」

モノクマ「…学級裁判を開きまーす!」ブツッ!

モノクマ「…ウププ…アッハッハッハ!」

山田「うわ…」

モノクマ「…殺人が起きちゃったね!」

江ノ島「どうせ、アンタがやったんでしょうが!」バン!

モノクマ「…いや、霧切さんを殺したのはオマエラの中の誰かだよ。」

セレス「その言葉に嘘はありますか?」

モノクマ「…クマに二言はありません!」

十神「だとすると…この中に犯人がいるというのか…」

モノクマ「…もちろんですとも!」

苗木「ボクたちをからかうために出てきたのかな?」

モノクマ「…それは違うよぉ!」

石丸「では、さっさと用件を言ったらどうだね!?」

モノクマ「…はいはい、とりあえず改めて言うけど、オマエラには一定の自由時間の後に、学級裁判をしてもらいます。」

モノクマ「…説明は入学式にしたから省くよ。」

大神「まさか、それだけだとか言うわけないだろな?」

モノクマ「…まっさかー、オマエラは素人だし、超高校級の探偵もあっさり死んだし、そして何よりボクは優しいからね。」

モノクマ「…こんな物を捜査にあたって配っておきます!」

モノクマが手渡した物、それは…

舞園「モノクマファイル?」

モノクマ「…うん。そうだよ!」

セレス「これはなんですか?」

モノクマ「…簡単に言うと事件に関するまとめファイルだよ。」

山田「ふむふむ、なるほど。」

モノクマ「…じゃ、あとは任せるけど、最後に一つ」

モノクマ「…ウププ、十神君、どうやら君の負けだね。」

十神「っち、黙れ。」

モノクマ「…それもそうだよねぇ、だって君は…おっと、いけね。」

モノクマ「…次は学級裁判場で会いましょう」ピュン

こうしてモノクマはいなくなった…

石丸「我々はどうしたら?」

十神「決まっている、捜査を行うまでだ。」

十神「そのためにもまずは、事件現場の保全だ。」

戦刃「どうして?」

大神「犯人が証拠を隠滅させないための対策だろう。」

十神「人数は二人だ!」

大和田「なんで二人もいんだよ。」

十神「当たり前だ一人に任せているとその一人が犯人だった場合どうなる?」

大和田「そりゃあ証拠隠滅し放題になるな。」

十神「そういうことだ。そして誰がするか…」

大和田「考えるの嫌いだからよ、俺がするわ。」

大神「では、もう一人は我がやろう。」


十神「よし、では次に朝食を作る係りを決めるぞ。」

桑田「は?なんでだよ?」

十神「ここにいる全員まだ朝食を食べていない、あとはわかるな?」

苗木「食べないでいると学級裁判に集中できなくなるね。」

石丸「では、僕が朝食を作ろうではないか!」

不二咲「じゃあ、私も作るよ」

十神「きまりだな…各自朝食を摂取しておけ。」

葉隠「了解だべ!」

苗木「じゃ、始めよっか。」

十神「解散!」

こうして捜査が始まった…


=捜査開始=

苗木「とりあえず、モノクマファイルの内容でも確認しようか。」

舞園「はい!」

モノクマファイルを開いた



被害者は霧切響子

死亡時刻は夜時間の2時

死体発見現場は寄宿舎エリアのランドリー

頭部に殴打の後があるのみ

舞園(モノクマファイルの情報はこれだけ…これをもとに捜査するしかありませんね。)


コトダマ【モノクマファイル1】を手に入れた!


苗木「うーん、これだけじゃ誰が犯人かなんてわからないね…」

十神「まずは、霧切の遺体を調べないとな…すまない、」

彼が少し合掌した後彼女の遺体を調べた。

舞園(私も調べないと…これって。)

何か霧切さんの頭部にガラスの破片を見つけた。

苗木「ガラスの破片…もしかして霧切さんを殺した凶器の破片かもしれないね。」


コトダマ【ガラスの破片】を手に入れた。


十神「おい、これを見ろ。」

舞園「これって、」

大神「ダイイングメッセージか…」

ダイイングメッセージには『11wH人』と書かれている

苗木「どうやら霧切さんは続きを書きたかったみたいだけど、これ以上は文字がかすれてわからないね…」

十神「途中で力尽きたのか…」

大和田「霧切の着けてる手袋の指の先に血も付いてるし、間違いないだろうな。」


コトダマ【ダイイングメッセージ】を手に入れた。

コトダマ【霧切の指】を手に入れた。



舞園(霧切さんの死体周辺の捜査も一通り調べましたし次は。)

私はランドリー内をくまなく調べることにした。

苗木「これは誰でもわかることだけどこの部屋で争いがあったみたいだね。」

舞園(確かに、部屋の机や洗濯機に傷や凹みがありますね。)


コトダマ【争った形跡】を手に入れた。


苗木「それにしてもかなりの荒れ具合…昨日の晩はここで希望VS希望の戦いがあったんだね、ぜひボクも見たかったなぁ…」

舞園「でもここは、完全防音を施された部屋でないのですよね?」

苗木「そうだよ。」

舞園「でも、十神君が気づいてもおかしくないですか?ここまでの争いがあったなら普通音で気づくはず…なのに」

十神「いや、俺は昨晩の夜時間の零時に廊下をうろついてた不審者を捕まえてな…」

舞園「不審者?」

苗木「ボクのことだよ。」

十神「その苗木を監視するために俺は苗木と俺の部屋に居た。」

苗木「だから今日一緒に食堂に来たんだよ。」

舞園「苗木君はなぜ、廊下に?」

苗木「そのことはどうでもいいじゃないか。」

十神「ふん、結局知らず終いのままお互いに一睡もすることなく朝を迎えてしまった。」

苗木「まぁまぁ、今はそんなことよりもさ、捜査を進めようよ。」

舞園「そうですね。」


コトダマ【十神の証言】を手に入れた。


十神「ちっ、これ以上調べても何もなさそうだな…俺は食堂に行く、じゃあな。」ドスドス

彼は食堂に行ってしまった。

苗木「行っちゃったね。」

舞園「はい…」

苗木「僕たちもって、あれ?なにこれ…」ヒョイ

彼が手にしたものは…

舞園「針…で、しょうか。」

苗木「しかも血痕が付着しているね。」


コトダマ【地の付着した針】を手に入れた。


舞園「にしても、よくそんな小さいものを見つけられましたね。」

苗木「うーん…せせこましい性格だからかな?」

舞園「自分で言っておいて?をつけないでくださいよ。」

苗木「ごめんごめん。」

苗木「さて、もうここにはようはないよね。次」

苗木君がなにかを言おうとしたとき、

ガチャッ!

葉隠「…」キョロキョロ

葉隠君がやってきた。

苗木「?何か探しているみたいだね。」

舞園「そうみたいですね…」

葉隠「あっ、舞園っちと、苗木っちじゃねえか。ちょっと俺の話を聴いてくれってー。」

苗木「どうしたの?」

葉隠「昨日の晩から水晶玉を無くしちまったみてえでよ、確かここに置いたはずなんだが…」

舞園「うーん、見てませんね。」

苗木「…」

葉隠「そうか…じゃあ他を当たってみんべ!」ダッダッ…バタン!

…なんだったのでしょうか?

舞園「では、次に行きましょうか…苗木君?」

苗木「うん?あぁ、ごめんごめん、ちょっと考え事をね…じゃ、行こうか。」スタスタ

舞園「はい!」スタスタ


私たちはランドリーを後にした。



【1階廊下】

舞園「これからどうしますか?」

苗木「この針の出処が気になるんだよね。」

苗木「だからさ、霧切さんの部屋に行かない?」

舞園「わかりました!」

苗木「その前に舞園さんは自分の裁縫セットの封を開けないで霧切さんの部屋に来てよ。」

舞園「?分かりました。」

私達は霧切さんの部屋に向かった。

【霧切響子の部屋】

舞園「持ってきました。」

苗木「ありがとう、舞園さん。」

舞園「いえいえ。」

苗木「じゃ、舞園さんはその裁縫セットの封を開けて霧切さんの裁縫セットと見比べて欲しいんだ、その間ボクは少し他のことをするからさ。」

舞園「はい。」ビリビリ!

私は、霧切さんの裁縫セットと私の裁縫セットを見比べた。

舞園(全体を見た感じ、針の配置が私のと違い乱雑に置かれてますね。)

舞園(それと、どうやら針が1本足りませんね…)

コトダマ【霧切響子の裁縫セット】を手に入れた。

舞園(針が1本足りないということは…ん?)

舞園(これは、霧切さんのDVD?)ヒョイ

苗木「ふぅん、なるほどね…」ブツブツ

舞園(苗木くんは机の上で何かに夢中になってますし…霧切さんに渡されたDVD…気になりますね。)

舞園(後で見てみましょう…)

苗木「あれ?舞園さん終わったの?」

舞園「あっ、はい!」

苗木「さすがは舞園さん、まぁボクなんかより早くて当然だよね。ボクなんてウスノロだし…」

舞園「そんなことないですよ、事前に裁縫セットをもってこいって言ってなかったら私もまだ終わってなかったと思いますし…」

苗木「それは光栄だよ!」

苗木「それとさ、舞園さんの助手でありながら図々しいんだけどさ…これからは別行動にしない?」

苗木「ほらさ、ボク朝から何も食べてないからさ…お腹が。」グゥー

舞園「ふふっ、それな仕方ないですよね。分かりました、では、これからは別行動しましょう。」

苗木「助かるよ舞園さん…それじゃ、また。」スタスタ…ギィィ、パタン!

舞園(1人になりましたね、私を視聴覚室に行きましょうか。)スタスタ

私は視聴覚室に向かった。

【視聴覚室】

霧切さんの部屋にあった、あのDVDの内容…私はモニターの前に腰を下ろし、DVDをデッキへと差し込んだ。

再生ボタンを押し、暗いままの画面をしばらく見つめていると…

?「やぁ、響子。久しぶり。」

それは霧切さんの父親らしき人のの応援メッセージのような感じだった。」

霧切父「まさか、君がこの希望ヶ峰学園に超高校級の探偵として、来てくれるなんてね…今回はザーザー、ではなく1人の父親として、嬉しく思う。ぜひ体に気をつけて頑張って欲しい。」

霧切父「今までは、まともに響子と顔を合わせることがなかったが、君がこの学園に入学してくれたおかげで、顔を合わす機会が増えると思う。」

霧切父「ザーザーに幸あれ。」

多少のノイズ音が気になるもののそれは、1人の父親が娘に対する愛情を感じた…だが、

モノクマ「超高校級の探偵である霧切響子さんの父、霧切仁さんからの微笑ましいメッセージ。ですが…

ガガガー!

そこで、画面は突然暗転した。

そして、次の瞬間…

モノクマ「…」サッ、ピコーン!

【宇宙旅行】

こんな題名のもと、霧切さんの父もとい霧切仁さんは謎のロケットに強制的に乗せられ、そのロケットで天井を突き破っていった…

舞園(…!)

私が驚くことをよそにモノクマはこう続けた。

モノクマ「あって、霧切仁さんは、宇宙旅行に行きました!」

モノクマ「ここで問題です。」

モノクマ「霧切仁さんは、生きているにでしょうか。」

モノクマ「正解発表は卒業の後で!」

そこで、不意に映像は途切れた…

舞園(こんなの、正解なんて決まっています!)

舞園(モノクマ…一体あなたは何者なんですか。)

私は、視聴覚しつを後にした…




このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年02月03日 (月) 00:37:29   ID: x--3BLAg

苗木が狛枝みたいだ・・

2 :  SS好きの774さん   2014年02月20日 (木) 18:39:09   ID: g3lYUYo1

と言うか、狛枝でしょ
そして十神も豚神だわ

3 :  SS好きの774さん   2014年06月14日 (土) 10:55:02   ID: 0TQVHCJF

うーんつまんない

4 :  SS好きの774さん   2014年07月04日 (金) 01:20:39   ID: IuEEm-Za

まあまあくそ

5 :  SS好きの774さん   2014年08月21日 (木) 16:43:58   ID: MW70NPac

続き頼む
たのしみ

6 :  N.Kクン   2014年08月30日 (土) 14:19:56   ID: 5lFfFgdu

素晴らしいよ!ゴミクズ以下のボクとは次元が違う、まさに希望!こんなssを読むことができるなんてボクは何て幸運なんだろうねぇ

7 :  SS好きの774さん   2015年07月01日 (水) 22:11:13   ID: BMAQ_QVj

なんとなく見てたけどツマンナイ主に狛枝風味の苗木が

8 :  SS好きの774さん   2015年08月10日 (月) 13:06:53   ID: fuqvFPiJ

苗木と名乗る狛枝も豚神も恐らく話の展開に関わってくると見た

9 :  SS破壊神   2019年07月22日 (月) 20:39:24   ID: eiNUxBiu

中途半端過ぎ。

10 :  SS好きの774さん   2022年03月14日 (月) 17:27:14   ID: S:SZc0v5

戦刃さんそんな出しゃばるキャラじゃ無いでしょ…あとやるなら最後まで書いてください

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