ほむら「……体調が悪いわ」(72)

ほむら(はぁ…ワルプルギスを皆無事のまま倒せて少し気が抜けちゃったのかしら…)

ほむら「はぁ…はぁ…とりあえず…学校にお休みの連絡を…」フラフラ

ほむら(あ…やばいわこれ…立ってみると想像以上にキツか…った…)

バタン

─────学校─────
まどか「ほむらちゃん無断欠席って一体どうしたんだろ…」

さやか「ふむ…さやかちゃん的に推理すると今までまどかやあたし達の為に頑張ってようやくワルプルギスの夜を乗り越えらえて」

さやか「気が抜けて倒れちゃった…とか?」

まどか「あぅ…ほむらちゃん一人で大丈夫かな…」

さやか「きっと大丈夫!とは思うけど…ほむらはすぐ一人で無理したりするからなぁ」

まどか「うん…もっと頼ってくれたら嬉しいのに…」

キーンコーンカーンコーン

さやか「おっと授業が始まっちゃう!とりあえず席つこっか!」

まどか「う、うん…」

─────放課後─────
さやか「よっしゃー!やっと放課後!いつもながらこの開放感がたまりませんなー!」

まどか「うぇひひ…そうだね…」

さやか「うーむ…まどかは今日ずっと元気ないねぇ、そんなにほむらの事が心配かー?」

まどか「うん…心配だよ…」

さやか「そこまで心配ならお見舞いでも行ってやりなよ、あいつきっと喜ぶよー?」

まどか「お見舞いかぁ……うん!いつもほむらちゃんに頼りっぱなしだしこんな時くらい私だってほむらちゃんの役に立ちたいな!」

さやか「おうその意気だぞ!まどか!」

まどか「じゃあ私はお見舞いに……さやかちゃんはどすうる?」

さやか「あー…悪いまどか、今日はさやかちゃん恭介との約束が…」

まどか「うぇひひ、そっか」

さやか「うむ、本当は行ってやりたいんだがなーって訳でまどかはさやかちゃんの分まで看病するんだぞ!」

まどか「うん!任せてよさやかちゃん!」

さやか「よーし!じゃああたしはこっちだから…まどかまた明日ねー」

まどか「うんまたね、さやかちゃん」

─────ほむほーむ前─────
ピンポーン
まどか「うーん…ほむらちゃん出れないくらい体調悪いのかな…どうしよう…」

まどか(…そう言えばほむらちゃん、そこのプランターの中に鍵を隠してるからどうしても用がある時は使っていいって言ってたな…)

まどか「勝手にはいるなんてなんか悪い子になちゃった気分だけど…うぅ…でもほむらちゃんの為だもん、仕方ないよね!」ゴソゴソ

まどか「あったあった…じゃあ」カチャ

まどか「お邪魔しまーす…」

ほむら「ん……?」

まどか「ってえぇ!ほ、ほむらちゃん!大丈夫!?何で床に寝てるの!」ダッ ギュッ

ほむら「ま…まどか…どうしてここに…?」

まどか「ほむらちゃんが無断欠席してたから心配になって来たの!それより早くベッドに戻らなきゃ…!」

ほむら「あー…床が冷たくて気持ちよくて…起き上がる元気もないしこのままでいっかって…」

まどか「わ…わかったから、とりあえず私が支えてて上げるから頑張ってベッドに戻ろ?」

ほむら「えぇ…ごめんなさいまどか…よいしょ…」スッ フラフラ

まどか「ふぅ…とりあえず濡れタオルを乗せて…っと」ギュゥ ピト

ほむら「冷たくて気持ちいい…ありがとうまどか…」

まどか「いいんだよほむらちゃん、普段私は魔女との戦いとかでほむらちゃんの役に立てないから」

まどか「こういう時くらいほむらちゃんの役に立てたらとっても嬉しいなって」

ほむら「ふふっ…まどかは側にいるだけで私の支えになってくれているんだからそんな事気にしなくていいのよ…?」

まどか「そ…そう言って貰えるのは嬉しいけど///や、やっぱり私だって何かしてあげたいもん!」

ほむら「そう…ならお言葉に甘えて大人しく看病されてようかしら…」

まどか「うぇひひ!任せてよほむらちゃん!」

ほむら「えぇ…」

まどか「…」

ほむら「……」

まどか「あ!そういえばほむらちゃん、ご飯はちゃんと食べれたのかな?」

ほむら「それは問題ないわ…朝昼共にカロリーメイトとウイダーinゼリーを食べた私に敵はいない」

まどか「だ、ダメだよそんなの!ちゃんとした料理を食べなきゃ元気がって…ほむらちゃんは今日倒れてたんだし流石に仕方ないのかな…」

ほむら「大丈夫よまどか…私は少食だからこれくらいで丁度いいの」

まどか「そうは言っても…うーん…」

まどか「……そうだ!じゃあ晩御飯はわたしが栄養満点のお粥作ってあげる!」

ほむら「あら、じゃあお願いしちゃおうかしら…」

まどか「任せてよほむらちゃん!」

─────夜─────
まどか「じゃーん!出来ましたー!まどか特性お粥だよ!」

ほむら「ふふっ凄く美味しそうだわ」

まどか「ほむらちゃん自分で食べられる?」

ほむら「えぇ、問題ないわ」

まどか「…!………」

ほむら「…?どうしたのまどか」

まどか「え…えっと…///私があーんして食べさせてあげたいなって…///」

ほむら「!?(まどかのあーんですって!?)」

まどか「ダメ…かな…///」

ほむら「だ…ダメな訳ないわ!///ぜ、是非お願いします!///」

まどか「うぇひひ///よかった///」

まどか「熱いから火傷しないようにちゃんと冷ましてあげるね」フーフー

ほむら「///(ま、まどかが私の為に…///)」

まどか「はい!あーん!」

ほむら「あ…あーん…///」

ほむら「あむ…///」ホムホム

まどか「ど…どうかな…?///」

ほむら「お…美味しいわ!私が今まで食べたお粥の中で一番美味しいくらい!」

まどか「うぇひひひ///ほむらちゃんったら流石にそれは大袈裟だよぉ」

ほむら「本当にそれくらい美味しかったのだもの…さぁまどか、もっと食べさせて頂戴」

まどか「うん!」

ほむら「ふぅ…ごちそうさまでした」

まどか「うぇひひ、いっぱい食べてくれたねほむらちゃん」

ほむら「だって美味しかったんだもの」

まどか「そう言ってくれると嬉しいな、じゃあ私は食器片付けてくるからお薬飲んでてね!」カチャカチャ

ほむら「えぇ…ありがとうまどか…」

まどか「洗い物おしまいっと…」

ほむら「お疲れ様まどか…」うとうと

まどか「うぇひひ!ほむらちゃんの為ならこれくらいお安い御用だよ!ってほむらちゃん眠いのかな?」

ほむら「えぇ…ご飯も食べてお薬飲んで体が落ち着いたのか眠気が…」

まどか「私の事は気にしなくていいから寝ちゃっていいよ?私もお家の事があるから一晩ずっと一緒って訳には行かないけど」

まどか「ほむらちゃんが眠れるまでは側にいてあげるから!」

ほむら「ふふ…嬉しいわまどか、じゃあお願いするわね」

まどか「うん!」

まどか「……」

ほむら「……」

まどか「…」なでなで

ほむら「ん…まどか?」

まどか「ん?」なでなで

ほむら「いきなり頭を撫でてどうしたの?」

まどか「私が病気の時パパとかママが頭撫でてくれた時すっごく安心して気持ちよかったからなでなでしてみたんだけど…」

まどか「嫌だったかな…?」

ほむら「うぅん、そんな事ない…ただちょっとびっくりしただけよ」

まどか「うぇひひ、よかった」なでなで

──────────
まどか「ほむらちゃん寝ちゃった…」なでなで

ほむら「…」スースー

まどか(ほむらちゃん寝顔可愛いなぁ…)ぷにぷに

まどか(うぇひひ、ほっぺ柔らかいなぁ)

ウェッッッヒヒヒ

ほむら「…」スースー

まどか「…」さわ

まどか(ほむらちゃんの唇触っちゃった///凄く柔らかいよ…///)

まどか(…このほむらちゃんの唇を触った手で自分の唇を触ったら…間接キスになるのかな?///)

まどか「ってわたし何考えてるの…!///」

まどか(そうだよ///ほむらちゃんもキスの相手が私なんて嫌だろうしほむらちゃんにもきっと相応しい相手が…///)

まどか(ほむらちゃんに相応しい相手…)

まどか(…ほむらちゃんが他の人と…)

まどか「なんか…やだな…」

ほむら「…」スースー

まどか(今ほむらちゃんは寝てる、キスしても気付かないだろう、けど)

まどか(でも、だめだよそんなの///寝てるほむらちゃんに黙ってキスだなんて///)

まどか(うーでも…ほむらちゃんのファーストキス…だよね?を他の人に取られるの想像したら嫌だ…)

まどか(…そういえば風邪は人に移せば早く治るってよく言うよね…)

まどか「そう…そうだよ、私は一刻も早くほむらちゃんを楽にする為にき、きき///キスをして風邪を移して貰ってほむらちゃんを治す///」

まどか「これは治療であって決してやましい気持ちなんて…これっぽっちもない…よ…ね?///」

まどか(って私誰に言い訳してるんだろう///)

ほむら「ん…」スースー

まどか「ほむらちゃん…///い、今治してあげるからね…///」す…

まどか「ん…///」

チュッ

─────翌日─────
ほむら「ふぁ…よく寝た…」

ほむら「まどかは…当然だけど帰ってしまっているわね」

ほむら「でもまどかの看病のお陰で今日の私の体調は絶好調と言えるわ」

ほむら「学校に言ったらお礼を言わないといけないわね」

\ ホムホムホム/\  558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2011/10/29(土) 03:41:32.0/:::}::::::|:l|::::::::::::::::::::::::::ト.
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635 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:20 <     の >の必要はないわ        ほっぺたつんつん      
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 弋弋_ノノ   弋ゞー'゙ノ   /::::::l:::| ´r'//T      ´ r'//T  |:l::::|:/  \::::::::|∨テ〒 \|テテ〒 ::::::::| 計
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 | 干  ┼ 、     /    .!:::l::::::::| 、       __      ,/l:::l:::::|  む    \:::::z─‐z‐:::=ニ7:::::八|
 | Cト   (入_ノ  ̄ /     .,!:::::l:::::::|:::`  、        ,...'´:::l::::|::::::|  ?     \ \/ ヽ ::::/::::::::::::::、

─────学校前のいつもの待ち合わせ場所─────
さやか「うーっすほむら、おはよー」

仁美「おはようございます、暁美さん」

ほむら「おはようさやか、仁美」

さやか「よーし今日は何かまどかは休みらしいしあたしらだけで学校に…」

ほむら「何ですって!?まどかは一体どうしたというの!」

さやか「え?メールじゃ風邪だとか何とか言ってたっけな……あんたの風邪移っちゃったんじゃないの?」

ほむら「な…なんてこと…」

ほむら「わ…私の戦場はここじゃない…!」クル…

さやか「ん?ほむらどこ行くのさ?」

ほむら「決まっているでしょうさやか!まどかの家よ!」

さやか「お…おいおい…」

ほむら「早乙女先生には今日も私は休みと伝えておいてくれるかしら」

さやか「えっあっマジで行くの?」

ほむら「当り前でしょう!まどか…!待っていて…!すぐに私が助けて上げるから…!」ダッ!

さやか「ちょっ!ほむらぁー!」

おわり

そして おれは ちからつきた

まどっちに看病してもらいたいけどまどっちにはほむらちゃんがいるからべぇさんで我慢する

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