勇者「『なんとか王さま』から毎日手紙がくるの♪」(128)

勇者へ

はじめまして、

今回あなたが勇者に選ばれたことを、とても嬉しく思います。

これから私の所まで辿り着く道のりは険しいものでしょう。

ですが、私そんな試練を乗り越えて強くなったあなたに会うことをここで待ってばかりでは居られませんでしたので、こうして手紙を送ります。

これからあなたここに着くまで手紙を送りながらあなたの成長を手伝うつもりです。

お手を煩わせるようで申し訳ないですが、これも勇者のためになるものだと思って軽く思わないでほしいと思う所存です。

では、以後また連絡します

魔王より



勇者「…王?…前の漢字変な文字。わからないや。王さまの名前なのかな」

勇者へ

聞いた話によると、あなたは未だに仲間を入れずに戦っているようですね。

スライムぐらいの弱い魔物とたたかう時はまだ大丈夫ですが、この先のことを考えて、仲間を増やしたら如何でしょうか。

仲間は酒店に行って探したり、傭兵を雇ったりしたら良いと思います。

あなたが良い勇者なら、きっとあなたの心を信じて仲間になってくれる人が現れると思います。

魔王より


勇者「仲間…よし、頑張ってろう」

・・・

・・



勇者「これからよろしくね」

女戦士「おう」

女僧侶「精一杯勇者さまをお支えします」

女魔法使い「べ、別にあんたが好きで仲間になってあげたとかじゃないんだからねっ」

勇者へ

無事に仲間を集めたようですね。おめでとうございます。

でも、男女の比が合わないことが以後パーティーによくない影響与えるかもしれません。

男女二人ずつあった方が一番良かったのですが、今更言っても仕方がありません。

全ては勇者勇者の器量にかかっています。

日々是精進してください。

魔王より



勇者「そうなんだ。でも、なんとか王さまの言う通り、パーティーを組んだからには、しっかりマオウの城までいけるように頑張ろう」

女戦士「ん?なんだ、勇者その手紙」

勇者「あ、これ、王さまからの手紙」

女戦士「ふーん」

期待

見る人居ない、やめよっか(´;ω;`)ブワッ

>>5
たった3レスでなにいってんの?

早く続き

支援。

あ1は代行な。

おもしろい

                     /j
                   /__/ ‘,

                  //  ヽ  ', 、
                    //    ‘  ! ヽ             …わかった この話はやめよう
                /イ       ', l  ’
               iヘヘ,       l |  ’
               | nヘヘ _      | |   l            ハイ!! やめやめ
               | l_| | | ゝ ̄`ヽ | |〈 ̄ノ

               ゝソノノ   `ー‐' l ! ¨/
            n/7./7 ∧        j/ /     iヽiヽn
              |! |///7/:::ゝ   r===オ        | ! | |/~7
             i~| | | ,' '/:::::::::::ゝ、 l_こ./ヾ..     nl l .||/
             | | | | l {':j`i::::::::::::::::`ーr '         ||ー---{
              | '" ̄ ̄iノ .l::::::::::::::::::::::∧       | ゝ    ',
      , 一 r‐‐l   γ /、::::::::::::::::::::::::〉ー= ___  ヘ  ヽ   }
    / o  |!:::::}     / o` ー 、::::::::::::i o ,':::::::{`ヽ ヘ     ノ
   / o    ノ:::::∧   /ヽ  o  ヽ::::::::| o i::::::::ヽ、 /   /
   /    ノ::::::/    /::::::::ヽ  o  ヽ:::| o {::::::::::::::Υ   /

珍しくかきためありなんだからかまってちゃんしてないでさっさとはれ




はよ

勇者へ

今日初めて魔物と戦ったらしいですね。

勇者は自分がスライムを間違って踏んで転んでしまったことが凄くかっこ悪くてみっともないと思ったようですが、

……たしかに少しカッコ悪かったことは事実です。私が戦士さんだったとしても、きっと大笑いしたことでしょう。

ですが、そんなことでへこたれてはこれから勇者として旅を続けることができません。

宿屋に引きこもっていたら嫌な過去が書き換えられるというものでもありません。

どんな勇者だって最初はlv1から始まるものです。

最初の頃の失敗はまだまだかわいいもの。

今日の失敗を乗り越えて、もっと強い勇者になっていくあなたの姿を見たいと思います。

魔王より


勇者「………」ぐすん

ごめんなさい、皆。私、眠くなるまで頑張る。



僧侶「勇者さま、勇者さま、大丈夫ですか?」コンコン

勇者「あ、僧侶さん」

僧侶「女戦士さんがごめんなさいって伝えて欲しいって言ってました」

僧侶「今日のことは本当にごめんなさい。ですから…」

勇者「ありがとう、僧侶さん」

僧侶「勇者さま?」

勇者「もう大丈夫だから、明日もまた頑張ろうね」

僧侶「…はいっ」

勇者は男なのか…女と思ってた

魔王様は女

勇者へ

今日の戦いでは見事にスライムを討ち取りましたね。

昨日の失敗を乗り越えて見事に成長したあなたに褒めの言葉を送ります。

今回のことであなたの勇者としての自覚が少しでも冴えてきたのであれば、

この事件はきっとあなたにとっても私にとっても良いことだったのだと思います。

これからもその調子で頑張ってください。

魔王より

勇者「……えへへ、ほめられた」

魔法使い「うわっ、なにニヤニヤしてんの、気持ちわるっ」

面白いぞ

魔王は男の方がよかった?


勇者へ

今あなたが通っている道は、道のりが険しくて、次の村に辿り着くには魔物が沢山ある峡谷を通らなければなりません。

十分な準備をしてから挑んでください。

魔王より


女戦士「よしっ、んじゃ行こうか」

勇者「あ、待って、行く前に道具屋寄って行こう」

魔法使い「別に回復アイテムとか尽きてないじゃない」

僧侶「そうですね。次の村で武器など替えることも考えたら、ここで道具に金を使うのは…」

勇者「ダメだよ。ここから先は魔物沢山あるんだから、ちゃんと準備していかないとダメ」

女戦士「勇者なんでそんなこと知ってんだ?」

勇者「いいから、早く道具屋行く」

NTRがあったら>>1握り潰す

女戦士「ちょっ、またかよ。まったく休む暇もねーな、おい」

僧侶「勇者さまの言う通り回復薬をちゃんと準備して来なかったら、もうとっくにアイテムが底を尽きたことでしょう」

魔法使い「まぁ、あんたとしてはちゃんと考えたんじゃない」

勇者「ふぅ……よかった。ありがと、なんとか王さま」



勇者「でも、どうやって王さま、いつもボクの居る所に手紙を送られるのかな」

ショタ勇者に女魔王でFA

>>20 自分は>>1じゃないんで平気です。


勇者へ

無事に峡谷を通られたようですね。

苦労が多かった分、その結実も良いもの。きっと今頃随分とlvが上がったことでしょう。

全てが終わった後なので言わせていただきますと、

実は勇者に少し嘘をつきました。

勇者が行ったその道は、普段は塞がれている危険な道で、

人たちが通る道はもっと歩きやすくて魔物も出ない所にありました。

勇者の成長のためとは言え、騙したことに対して申し訳ないと思います。

ですがそれでも、私はこれがあなたのためになったのなら例えあなたに怒られようともそれで宜しいと思います

魔王より



勇者「なんとか王さま……怒ってなんてないよ」

勇者「ありがとう」

代行潰され損か

勇者へ

人の優しさは魔物と人間の大きな差の一つだと思いますが、

それでも勇者の優しさはたまに甘すぎるとまで憶えてきます。

今日だって村に居た乞食にお金をあげましたね。自分たちの旅費も豊かじゃないというのに。

人のことを考えるその心は尊く思いますが、そのような行為はその者にも何の得にもなりません。

今度からは慎むことをお勧めします。

魔王より



勇者「僧侶さんたちにも言わないでこっそりやったことなのにどうしてわかっちゃったの?!」

勇者「うー、でもボクそういうの見ると無視して通りすぎることなんてできないよ…」

勇者へ

女戦士さんと僧侶さんが喧嘩しましたね。

二人を仲直りしようとするあなたの意気は良いのですが、

喧嘩する原因も知らないまま仲直りさせようとしても、二人ともあなたが相手の肩を持つと思うばかりで

状況は更に悪くなるばかりです。

まずは喧嘩する理由を知ることから始めましょう。



勇者「ねー、魔法使いちゃん、なんで僧侶さんと戦士さん仲悪くなったの?」

魔法使い「あんたが馬鹿だからじゃないの?自分で考えなさい」

勇者「そんなこと言ったって分からないものはわからないよ」

勇者「あのね、僧侶さん、ボクこれからも皆と仲良く楽しく旅したいよ」

勇者「僧侶さんと戦士さん戦ってるの、ボクもう見たくない」

勇者「もしかしてボクが悪いのだったら直すから、なんで怒ったのか教えてよ」

僧侶「勇者さまは何も悪くありません」

僧侶「悪いのはあの卑猥な女がいけないんです」

戦士「誰が卑猥な女だ!」ガタン!

僧侶「しかも礼儀もしりません」

戦士「なにー!」

勇者「二人ともやめてよ!!」




パンツが大爆発したわ

勇者へ

私は二人が喧嘩する原因を探しなさいと助言したはずなのですが、

どうして勇者さんまで怒って部屋に篭っているのか私にはさっぱりです。

でも、3日ぐらい勇者が顔を出さないせいで、戦士さんも僧侶さんも喧嘩をやめて勇者さんの機嫌取りをしようとしているので

過程はともあれうまくパーティーの崩壊を止めたと評価するべきかもしれません。

ちなみに知らないようですから言っておきますが、

二人が喧嘩した原因があなたが3日連続で戦士の隣の椅子で夕飯を食べたことから始まりました。

その後僧侶さんが戦士さんが危ない時に回復をしてあげなかったり、

その後仕返しに戦士さんがちゃんと僧侶さんを庇ってくれなかったりしながらどんどん二人の仲が悪くなったのです。

原因がわかったのならこれからは平等に仲間たちを扱うことです。

魔王より


勇者「……なんでそんな理由で喧嘩しなきゃいけないの?」

戦士「ゆうしゃーー」

僧侶「勇者さま、ごめんなさい、もう許してください」

昨日もショタ勇者のスレがあったな
まさか似たようなのを2日連続で見ることになるとは

>>31 そりゃまあ同じ人間だしな

勇者へ

あなたはもう少し自分の立場を自覚した方が良いと思います。

もっと自分がどんな者なのかしっかり考えて行動するべきなのです。

今日の魔法使いさんとの出来事もそうです。

いつものように罵倒に近い言い方をする魔法使いさんに

「魔法使いちゃんは喧嘩ボクのこと嫌いになんてならないもんね」

とか言って

いいですか、勇者。

以前の出来事で僧侶さんや戦士さんがあなたのことを疎く思っていると考えているあなたは、

まだまだ勇者として足りない者ということを自ら認めているのです。

しかもあなたの失言に魔法使いさんはその場で顔を赤くして倒れる始末です。

そんな調子ではいつ誰かが突発な行動を起こしてもおかしくありません。

だいたお(くどくど

かまってちゃん黙って頑張れ


勇者「…勇者としての自覚が足りない……のか、やっぱボクって」

魔法使い「勇者、な、なにしてんのよ。あ、あんたがお粥食わせてあげるって言ったのよ?レディーを待たせるつもりなの?」

勇者「あ、ごめん、はい、あーん」

魔法使い「/////」アーン


僧侶、戦士「」

勇者へ

今直ぐあなたが居る所に言って長々と説教してあげたい気持ちは山々ですが我慢しましょう。

さっさと出発してください。

魔王より


勇者「なんとか王さま、なんか怒ってるのかな。ボクなんかした?」シュン

見てるからはよ!

同じ>>1かよww

昨日も見てたよ支援

遅くてごめん、凄くごめん


勇者へ

次の村なのですが、

魔物の上位クラスのドラゴンが住んでいます。

と言ってドラゴンと戦わなければいけないのかというとそういうことではありません。

ドラゴンはなかなか礼儀を知る良い魔族なので、

寧ろ話し合うと良いことを教えてもらえるかもしれません。

魔王より

勇者「ドラゴンか…見たことないな。どんな魔物なんだろう」wkwk

だから興そげるから黙ってろっつってんだろ
返事しなくていーから

刻の大地みたいだな

勇者へ

だから言いましたね。

なんであなたはそう簡単に人に心を許しちゃうのですか。

そんなのだから皆勘違いしてそうあなたに付きまとうのです。

あなたが惚れたその娘はそこんところの竜族の王の娘なんです。

竜の王から私にどうすればいいのかって陳情書が飛んできました。

私は出来るだけ娘を説得して戻ってくるようにしてくださいって言っておきましたから、勇者もその娘にうまく言って帰らせてください。



勇者「そういうわけだから竜娘ちゃん、家に帰ってくれない」

竜娘「ヤダ」

魔王使い「ちょっと、勇者から離れなさいよ」

僧侶「そ、そうです。いつまでそう抱きついているつもりですか」

竜娘「かーー」

戦士「うわっ、こいつ火吹きやがった!」

反応しなくていいけど、ちょっと前に勇者の日記を盗み見ていた魔王を書いた人でしょ

勇者へ

あなたという勇者は……

魔王ともあろう私が自らあなたの揉め事を解決してあげなければならないのですか?

そんなんじゃいつまで経っても私の居る所まで辿りつけないじゃないですか。

助けてあげるのは今回だけですから、

ちゃんと私が居る場所まで来てください。

魔王より


竜娘「モウ、カエル」ガタガタブルブル

勇者「そ、そうなんだ…(なんか震えてるけど大丈夫かな)」

勇者「またここに来たら会えるよね」

竜娘「! うん!絶対来てね!♪」

戦士「(絶対こねー)」

僧侶「(帰ってくる時は別の道を)」

魔法使い「(私が勇者を守らないと…)」

勇者「なんとか王さまっていつも手紙送ってるけど、いつになったら会えるのかな」

勇者「この前竜娘ちゃんと居た時にもボクが知らない間に来てたみたいだけど」

勇者「ここの近くに居るのかな」

勇者「手紙だっていつもボクが寝てる間に来るし」

勇者「よし、今度は寝ないで手紙を持ってくる人に聞いてみよう」



魔法使い「……すー」

勇者「(魔法使いちゃんは寝ちゃったし)」

勇者「(後は誰が手紙を持ってくるか待つだけだね)」

勇者「(手紙、王さまが持ってくるわけじゃないだろうし、誰か使いの人が持ってくるのかな)」

勇者「(なんとか王さまに言いたいこととかたくさんあるのに)」

勇者「(いつもありがとうとも言いたいし、いつになったら会えるのかも聞きたいし、いつも厳しく言うけどやっぱりボクのために言ってくれて嬉しいとも伝えたいし)」

勇者「(どこの王さまなのかだけでもわかったら、ボクからも王さまに手紙送られるかな)」

勇者「(ボク漢字とかはちょっと苦手だけど)」

勇者「(手紙送る人、来ないなー)」

勇者「(もうどんどん眠くなって来た)」

勇者「(でも、ここまで待ったのにここで寝ちゃうと……)」







勇者「……う…ん?」

勇者「はっ!寝ちゃった!」

勇者「手紙は…?」

勇者「…あれ?来てない」

見てるぞ

魔法使い「ちょっと、あんた、最近夜なにやってるのよ」

勇者「(あれから3日ぐらい待ったけど手紙来なかった。なんでだろう)」

魔法使い「ちょっと、聞いてんの?」

勇者「ふえ?な、何?」

魔法使い「…もうダメね。僧侶、今夜こいつと一緒の布団で寝なさいよ。もう見てられない」

僧侶「はい、喜んで!」ガタッ

戦士「ちょっと、そんなのなら私が…」

僧侶「私が引き受けたのになんで戦士さんが出てくるのですか?」

戦士「ぐぬぬ……!」

勇者「…眠い」フアー

>>42
今更だけど

魔王使い最強じゃね?

勇者へ

最近私の後を探ろうとしてましたね?

そんなことで寝不足になるなんてあなたはたまに本当に馬鹿なことをします。

そう焦らずとも時が来れば私に逢えますから、

あなたは今やるべきことをしっかりやってください。

そう、今あなたがやるべきことは、まず睡眠補充と、

後は、もう少し真面目に人の話に返事をすることです。

魔王より

勇者「僧侶さん」

僧侶「はい、なんでそうか、勇者さま」

勇者「……」

僧侶「勇者さま?」

勇者「ううん、やっぱなんでもない」

僧侶「…良くはわかりませんが、困ったことがあったら私に教えてください。いつでも相談に乗りますから」

勇者「ありがとう、僧侶さん、でも、ほんとなんでもない。別に大したことじゃなかった」

勇者「(人に手紙見せると怒られるかな)」

勇者へ

あなたが勇者になって随分長い年月が経ちましたね。

あなたは最初の時とあまり変わらない気がします。

相変わらず優しくて周りの視線に鈍くて、それでも皆に愛される子です。

それに比べて私はこの城に閉じ込められて外に出ることも出来ずに、

ただただ勇者を待っているばかり。

早くこういう手紙ではなく、あなたを直接見れる日が来ればいいのですが…


失礼、少し愚痴ってしまいました。

明日に着く村なのですが……(ry



勇者「……王さま?」

>>52 僧侶「はい、なんでそうか、勇者さま」 →なんでしょうか 察してください


勇者へ

旅をはじめるばかりのあなたが失敗した時、私はそれでもまだ大丈夫だって言いましたね。

でも、今回ばかりは私からもあなたを叱らせて頂きます。

トロールを相手する時には少しでも気が緩んではいけないものです。

少しの放心が命取り。

戦士さんがうまく対応してくれてなければ、あなたの失策のせいでパーティーに死人が出ていたかもしれません。

今回のあなたの情けない行動には本当に失望しました。

そんなんじゃあ、私は……


勇者「……ごめんなさい」

勇者「だって…不安なんだもん」

勇者「最近なんとか王さまの手紙が変に変わって…」

勇者「なんとか王さま、なんだかとっても不安そうで、ボクまで……」

失禁に見えた

僧侶「最近勇者さまの調子がおかしいです」

戦士「この前トロールと戦ってる時だってな。なんかいつもより動きが鈍かったよ」

魔法使い「あいつが間抜け面するのはいつものことだけど、最近と来たらもう最悪よ。一体何があったの?」

戦士「そういえば、勇者って良く手紙もらうよな」

僧侶「そうですね。どこに行っても、勇者さまに手紙が送られてきますね」

魔法使い「見ようとしても絶対見せてくれないしな」

僧侶「もしかして、その手紙が原因で……?」

戦士「試してみる価値はあるな。これからもこんな調子だと旅にも支障出るし」

僧侶「勇者さま」

勇者「あ、僧侶さん」

僧侶「…」

勇者「ごめんね、皆心配してるよね」

僧侶「…はい」

勇者「ごめん…ボクなんか最近全然ダメダメだね」

僧侶「勇者さま、以前私に相談いいかけていたことがありましたね」

僧侶「最近勇者さまが元気がないのと、それが何か関係してるのでしょうか」

勇者「…うん」

僧侶「どのようなことか、私が聞いても宜しいでしょうか」

勇者「…」

僧侶「ダメ、でしょうか」

勇者「…ううん、ダメじゃないよ」

勇者「コレ以上皆に迷惑かけたくないし」

勇者「王さまだって、ボクがこうしてるの見たらきっとまた怒るだろうし」

支援。

支援

僧侶「これが、勇者さまが今までもらってきた手紙たちですか」

戦士「すごい量だな、全部持ってたのか?」

勇者「なんか捨てるのって勿体ないかなぁって思って」

魔法使い「……もしかして、王さまって女の人なの?」

僧侶、戦士「!」ガタッ

勇者「ぼ、ボクも分からないけど…」

魔法使い「まぁ、取り敢えず最初から読んでみましょう」

僧侶「勇者へ

はじめまして、

今回あなたが勇者に選ばれたことを、とても嬉しく思います」

戦士「ちなみにこれいつから来たんだ?」

勇者「えっと、皆と会う一週間前。ほぼ勇者に選ばれた直後だった」

僧侶「これから私の所まで辿り着く道のりは険しいものでしょう。

ですが、私そんな試練を乗り越えて強くなったあなたに会うことをここで待ってばかりでは居られませんでしたので、こうして手紙を送ります」

僧侶「……」

魔法使い「…なんかおかしくない」

僧侶「と、取り敢えず全部読んでみましょう」

僧侶「これからあなたここに着くまで手紙を送りながらあなたの成長を手伝うつもりです。
お手を煩わせるようで申し訳ないですが、これも勇者のためになるものだと思って軽く思わないでほしいと思う所存です。
では、以後また連絡します」

僧侶「魔王(まおう)より 」

三人「え?」

勇者「え?」

転載禁止って名前欄に入れてみてくれ

支援

勇者「あ、その漢字って『ま』って読むんだ」

勇者「すごい偶然だね」ニパー

勇者「いや、どう見ても偶然じゃないでしょ!」

魔法使い「ちょっとどういうこと?なんで魔王から手紙が来てるの?」

僧侶「勇者さま、この手紙たちを、旅を始めてからずっともらいつづけたのですか?」

勇者「そうだよ」

勇者「ボクが辛い時に励ましてくれたり」

勇者「頑張った時褒めてくれたりしたの」

勇者「毎日この王さまの手紙を読むのが一番楽しみだった♪」

三人「……」

>>63 なんだかとても危険な匂いがするからやめとく

勇者「でも、最近なんかどんどん内容が変になったの」

勇者「王さま、なんか元気なさそうな言い方してて」

勇者「いつもならもっと強そうな書き方するのに」

勇者「最近は全然弱々しくて、何かあるのかなぁと思ったら…」

勇者「なんか元気が出なくて……」

戦士「……まさか知らない所にこんな伏兵があったとはな」

僧侶「完敗です」

魔法使い「私ほどの女が、なんて失態を…」

勇者「ふえ?」

しen

>>66
養分ちゃん

魔王「……」

魔王「…つまらない」

側近「魔王さま、そろそろ政務を…」

魔王「うるさい!私に指図する気?!」メラゾーマ

側近「!魔王さま」

魔王「何よ!自分だけ楽しそうにしてて!」

魔王「…最初の所は面白そうな子でいいかなぁって思ったのに」

魔王「仲間を全部女の染め上げて」

魔王「三人とも落としたのでは足らずに」

魔王「竜族の姫まで弄んで」

魔王「そんなんでいつ私の所まで来るというのよ!」

魔王「もう良い!」

魔王「こんな勇者じゃなくても、他に強い奴らなんていくらでも居るわ」

魔王「もう手紙なんて送らない!」

魔王「あんたなんてここに来ないでいつまでも女たちと遊んでなさいよ!」

魔王「ばーか!」





魔王「ああ、寂しい…」

ほらなんでもないだろ?
だからやるんだ

僧侶「魔王はいつも自分の城にばかり居ます」

僧侶「そこで勇者たちが来るのも待ち続けるのです」

戦士「でも、良く考えてみると、魔王も暇だよな。勇者が来るまでいつまでも待たなきゃいけないって」

僧侶「その間に勇者さまは色んなものを見て色んな所にいって、色んな人に会えます」

勇者「じゃあ、なんとか王さまがボクを嫌いになったのって、ボクが早く来ないからなの?」

魔法使い「ただの駄々こねでしょ。他の女と遊んでないで早く私の所に来なさいよって」

戦士「いや、ていうかなんで魔王が勇者にこんな手紙送るんだよ」

僧侶「それは…あれですね」

戦士「あれって?」

僧侶「仕様です」

戦士「…わけがわからん」

魔王「勇者っていいよね」

魔王「弱いくせに仲間と一緒に冒険とかはじめちゃってさ」

魔王「スライムもろくに倒せなかったくせに」

魔王「旅してる間にどんどん強くなって、魔王の所にまで来る」

魔王「でも、遅いのよ。あんたがここまで来るの」

魔王「あんたがあの数多い冒険の中で色んな思い出を作ってる間」

魔王「私はこの薄汚い城に座って」

魔王「あなたと勝つか負けるか、死ぬか生きるか、のただ一回の戦いをするだけ」

転載禁止って名前欄に入れるだけでいいんだ
頼む

ほう

魔王「ぶっちゃけてね、私に凄く損してる気分なのよ」

魔王「あなたはその長い冒険の末に得るものもりもり沢山でしょ?」

魔王「でも私は最後にあなたに殺されるか、それともあなたのその大事な思い出たちをぶち壊すかのどっちしかやることがないのよ」

魔王「そんな私の気持ちなんて知りもしないで」

魔王「あっちこっちで女をキャッキャウフフしながら私に来る日はどんどん遠くなるし」

魔王「待ってあげるにも限度というものがあるでしょ?」

>>74
それは強要や頼んでやるもんじゃねえだろ
お前のせいで>>1のテンポ狂って来てるじゃねえか

手紙の文の印象とだいぶ違うな。そこがいい

魔王「あなたはとても楽しく冒険してるみたいだけど」

魔王「それを見ているだけの私の気持ちは日々枯れていくのよ」

魔王「おかしいと思う?」

魔王「自分を倒しにくる奴を心から待ち受けてるのって」

魔王「だってそれだけなのよ」

魔王「あんたは他に大切なものなんていっぱいあるでしょうけど」

魔王「私には勇者しか居ないの」

>>77
アフィ乙

>>77
あ、はい

転載禁止って入れるだけで変わるかよばーかwwww頭沸いてんじゃねえのwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

今気付いたんだが魔王が勇者にあんたともいうしあなたというも言っちゃってるよ。
眠くて脳みそが変になっちゃってる。見逃してください。


魔王「勇者は役不足だったら途中で諦めたりも出来るし」

魔王「セーブしたままいつまでも冒険の書を終わらせないことも出来る」

魔王「自分好き勝手な終わり方しても誰一人も文句は言わないでしょうね」

魔王「だってそれが人間だもの」

魔王「でも私は」

魔王「そんなあなたに捨てられたまま」

魔王「いつまでもここで独りで居なきゃならないのよ」

魔王「…いっそここに来て私を倒してよ」

魔王「その方がすっきりするから」

>>80
おまえなんかすげえ
>>55とって>>66>>77に安価つけるとかwww

頼むから転載禁止名前欄
アフィにな?な?

魔王「放置プレイとか好きじゃないんだから…」

魔王「……せっかく色々苦労して手紙なんて送ったりもしたのに」

魔王「これでもう何回目勇者にフラれたのかしらね」

魔王「もういっそのこと待つのやめて私が攻めに行ってやろうかな」

魔王「……弱い勇者なんて相手しても何の意味もないし…」

魔王「今回はちょっと期待してたのに」

ヤンデレ魔王ちゃんかわいい

うるさい馬鹿どもまともに読ませろ

魔王「…朝か」

魔王「手紙送るの、忘れちゃった」

魔王「…もう良い。もう手紙なんて書かないもん」

魔王「どうせ面倒くさかったし」

魔王「礼儀正しく書こうとすっごく苦労したのに」

魔王「素出した方が良かったかな…」

魔王「あぁ、もうやめやめ」

魔王「あんなヘタレな勇者にもう期待しても無駄よ」

魔王「……あれ?なにこれ」

魔王「…手紙?」

四円

>>2がんがれ
超がんがれ

魔王さまへ

はじめまして、勇者です。

魔王「…え?」

魔王「どういうこと?なんで勇者がここに手紙なんて送られたんだよ」

この手紙は魔王使いちゃんと僧侶さんに手伝ってもらって書いて、送ったものです。

魔法使いちゃんの話によると、魔王さまが私に手紙を送る時に使った魔法の術式を見つけて、それを逆方向に動かしたら

この手紙が魔王さまの元までうまく届くだろうって言ってました。

ボクは難しいことは良くわからないから

この手紙を魔王さまがちゃんと読んでくれることを祈るばかりです。

そして、この手紙が届いたのなら、魔王さまに絶対言いたいことがあります。

魔王さま、ここまでボクのことを助けてくれてありがとうございます。

魔王さまの手紙があったから、今のボクがここに居るのだと思っています。

魔王さまの助けがなかったら、弱いボクなんてもうとっくに勇者なんてやめていたかもしれません。

そんなボクを支えてくれたのは、毎日ごとくボクを励まして、叱ってくれた魔王さまの手紙でした。

だから、今度はボクが、魔王さまの力になってあげる番です。

>>83
ていうか>>1自身が載せて欲しいのだったら周りが何を言っても無駄なような気がする

ボクはいつか魔王さまと戦わなきゃいけないのに、魔王さまの力になりたいなんてちょっとおかしいと思います。

でも、それはきっとボクを助けてくれた魔王さまも同じだって思うから、

ボクはこう言うことを迷わないつもりです。

魔王さま、ボクは絶対に魔王さまを倒しに行きます。

だから、魔王さまも、ボクが途中で倒れたりしないように、ちゃんと助けてくださいね。

いつになるかまだ知りませんが、魔王さまを直接会える日が来ると、

その時はもしかすると、戦わずにもっと違う方法で解決できちゃうかもしれません。

正直な話、今まで手紙を送ってくれたのが魔王さまだって知って、ボクはとても嬉しかったです。

魔王さまは、きっとボクが人間のために倒さなければならない悪い魔王とかじゃないって思いました。

だから、魔王さまさえ良かったら魔王さまに会えたら、ボクは魔王さまを仲間に誘おうと思っています。

魔王を倒すための勇者一行ってわけではないけど、

この世界は勇者としてじゃなくても旅する場所は沢山あります。

魔王さまさえ良ければ、魔王さまとも一緒にそんな旅がしてみたいです。

その方が手紙だけでこう話し合ってるよりも、ずっとずっと楽しいだろうと思いますから。

この天然スケコマシ野郎め

えっなにお前まとめに載りたいの?まとめられたいの?

>>96
空気読もうな

>>96
まとめに載るとか載らないとか関係無しにお前邪魔
まずはゆっくり読ませろ

NGしろカス
まとめに載りたいから名前欄に転載禁止のたった4文字が入れられないの?

こんな時のためのNG

書くことは本当に沢山なのに、もう書く紙がありません。

魔王さまからもらった手紙を全部集めたら、本当にたくさんでした。

僧侶さんはこう言ってました。

きっと魔王さまも、ボクに手紙を送ってる間楽しかったはずだって。

ボクは今この手紙を書いている間、とても嬉しくて言葉では言い切れません。

魔王さまもボクに手紙を書く時、こんな気分だっただろうと思います。

そして、もしそうだったら、

きっと魔王さまも、今ボクが考えていることと同じことを考えているだろうと思います。

早く強くなって、魔王さまに会いに行きます。

それまで、ずっと手紙、お願いします。

勇者より

支援

>>96
何でまとめが需要あるか知ってる?


お前みたいなのが邪魔だからだよ^^

>>96
ガキか

子重ーん

VIP予想以上だね酷すぎる
言われるまえに二度とVIPから出ていくわ

>>106
ああ、日本人じゃなかったのか

魔王「…」

魔王「…何」

魔王「私あんな酷いこと言ったのに」

魔王「このなんとも思ってないかのような文体」

魔王「この勇者なんでこんなに馬鹿なの?」

魔王「なんでこんなに優しいの?」

魔王「……」

魔王「手紙、書こうか」

>>106
さよーならー(^^)/~~~

勇者へ

朝起きたらあなたからの手紙があって驚きました。

なんといいますか…

ありがとうございます。

きっと私は、

あなたの楽しい姿や、その笑顔を妬んでいたのだと思います。

こんな私のためにあんな優しい言葉を送ってくれるのは

この世できっと勇者あなた一人しか居ないでしょう。

だからこそ、私はあなたと出会うその日が待ち遠しいのです。

これからもあなたさえ良ければ、今までのように手紙を書いていこうと思います。

でも、その内容は以前のようなアドバイス的な内容ばかりではないと思います。

あなたにいつも言いましたよね。

あなたは自分自身のことをあまり良くわかってないみたいです。

己を知ることは全ての戦いの基本になります。



あなたの場合、自分が持っている武器が何かを知らないからこそそんなに強いのかもしれませんけどね。

それとあなたが言っていた一緒に旅をする申し出なのですが、

今はご丁寧に断っておきましょう。

あくまで私は魔王、あなたは勇者。

戦わなくてはならない運命なのです。

もっとも、

私は自分より弱い人に従うつもりはありませんので、

そんな平和ボケた話をするつもりでしたらまず魔王の私に勝ってからにしてください。

でも、やっぱり正解だったみたいです。

あなたに手紙を送ったことは。

少なくとも今は……早くあなたがここに辿り着いて欲しいばかりです。

そして、あなたに手紙を送りながらあなたを待つこの日々を、

もう少し楽しませていただきます。

ありがとうございます、勇者。

魔王より

勇者「……♪」

戦士「勇者の奴、嬉しそうだな」

僧侶「無理もありません。また魔王さんから手紙がくるようになったのですから…少し複雑ですが」

魔法使い「あの手紙書いてる奴、本当に私たちが倒しに行く魔王なのかな。別の奴がいたずらしてるんじゃないかな」

戦士「さあ、でもまぁ、勇者が喜んでるから、今はそれでいいんじゃね?」

僧侶「私もそう思います。少なくとも今は……」



勇者「あ、皆」

戦士「あ、こっち見た」

魔法使い「あれは絶対自慢するつもりだろうな」

勇者「ほら、みて」

勇者「また『魔王さま』から手紙が来たの♪」



終わり

中々だった


どっちの側も良かった

何か泣けてきた

おつ

昨日の勇者は魔王まで辿り着けたのだろーか


魔王様かわいい

あぁ 終わったのか

はい、こんな遅い時間まで寝ないでみてくれた皆に感謝を。

なんか途中で雑談挟んでごめん。

自分ってそういうの結構好きなんだけど、読む側にしてはそういうのあるとやっぱ邪魔なのかな。

とにかく、もう遅いし皆寝てよ。

日曜日だからって朝を寝過ごしたら損だからね。


面白かった
変なレス乞食じゃなきゃ雑談は気にならないけど荒らしに構うのはちょっと

いちいち日本語がおかしいけどチョンか??

素敵な文通を知るRPG


なんかスレ主勇者みたいなやつだな。

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