ハルヒ「…お邪魔します」(480)

キョン母「あら、ハルヒちゃん。いらっしゃい。ちょうど今から出かけるところだったのよ。一緒に行く?」

ハルヒ「…ええ。喜んで」ニコ

キョン妹「ハルヒさん。いらっしゃい」

ハルヒ「こんにちは。妹ちゃん。随分大人びたわね」

キョン妹「もう、揄わないでよ…もう高校生だもん。当たり前だよ」

キョン母「大学の方はどうなの?」

ハルヒ「ええ。今のところ順調に」

キョン母「そう。良かったわ。…じゃあ、そろそろ出かけましょうか。…お線香は持った?」

キョン妹「うん。ローソクとライターもあるよ」

キョン父「車だしたぞ!!」

キョン母「じゃあ、行きましょう。…息子の墓参りに」

キョンが実は神だって明かされたじゃん

>>3
そっちの方が気になる

郊外の墓場

ハルヒ(…キョン)

キョン母「…ハルヒちゃん。ありがとうね。この4年間、毎年墓参りに来てくれて。この時期は忙しいでしょうに…」

ハルヒ「そんな。今の私があるのは彼のおかげと言ってもいいくらいですから…今までの人生の中で、一番大切な人なんです。」

ハルヒ「…メチャクチャに振舞っていた私に、何時もついて来てくれて、真剣に向き合ってくれて、私の事を理解してくれた…」

キョン妹「ハルヒさん…」

キョン父「こんな可愛い娘に来てもらえて、この子も幸せだろう」

ハルヒ「…」

ハルヒ「…」ポロ

キョン父「…母さん」ポン

キョン母「…」コク

キョン母「…ほら、あなたも」

キョン妹「…うん」

スタスタスタ

ハルヒ(…また、気を遣わせちゃったな。人に迷惑かけちゃうとこは、簡単に変わらないみたい…)

ハルヒ(でも、キョン。あんたが死んでから、あたしは必死に変わろうとしたよ?…あんたとの最後の約束だもんね)

ハルヒ(今じゃもう、SOS団以外の友達も、数えきれないくらいいる。あんたが生きてたら、あのあほ面を晒すんでしょうね)

ハルヒ(あのハルヒがって……)グス

ハルヒ(…でもね、キョン。……あんたの約束、一つだけ守れなかったよ。でも、許してくれるよね?やれやれって言いながらさ?)

なんか少女漫画みたいなノリだなwwww

>>10 俺は19のおっさんだぜ?

4年前・何時もの喫茶店前

ハルヒ「じゃあ、今日はこれで終わり!!みんな、お疲れ様!!」

みくる「さよーならー」

古泉「では、また月曜日に」

長門「…また」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ハルヒ「…キョン?あんた、未だ帰らないの?」

キョン「ああ、今日はちょっとした用事があるからな。お前にも手伝ってもらおうと思って」

ハルヒ「はあ?!!団長のあたしに雑用手伝わせるなんて、どういうつもり?!」

キョン「落ち着けって…今回はハルヒに手伝ってもらわないとダメなんだ」

ハルヒ「へ?…な、なにそれ…意味わかんない」ドキドキ

キョン「…ダメか?」

ハルヒ「しょ、しょうがないわね!いいわ!ついて行ってあげる!感謝しなさい!!」

キョン「ありがとな」

取り敢えず靴した以外脱いだ

アクセサリーショップ

ハルヒ「ここって…」

キョン「いやあ、な。妹の誕生日が近いんだよ…だからプレゼントでも買ってやろうかと思ったんだが…」

ハルヒ「……そう。妹ちゃんならもっと違うのがいいんじゃない?アクセサリーよりもお菓子の詰め合わせの方が喜ぶと思うんだけど?」

キョン「そりゃそうなんだが…あいつももう小6だぞ?なのに見た目と外見は小3に見られてもおかしくない。だから、なぁ」

ハルヒ「兄として、もうちょっと茶目っ気が出て欲しいからってこと?このシスキョン」

キョン「うるせぇ…まあ、なんだ?俺、こういうのには疎いから、お前に意見を伺おうと…」

ハルヒ「…ふーん。まぁ、いいわ!あんたが選んだのじゃ妹ちゃんが可哀そうだし」

キョン「ぐ…まあ、いい。入ろうぜ?」

ハルヒ「…うん」

ハルヒ(自分のじゃないって分かってるんだけど、こういうとこ来ると、ドキドキするわね…)ドキドキ

店内

キョン「うへー…これ、全部アクセサリーかよ…」

ハルヒ「…何よ。下調べはしてこなかったの?」

キョン「いや、場所だけはしっかりと調べたんだが」

ハルヒ「もう…あんたが選んだのをあたしが判定してやろうと思ったのに…ところであんた、予算はどれくらいあるの?」

キョン「うーん…大抵の物なら帰るとは思うぞ?この日のために、銀行のお金、結構おろしてきたからな」

ハルヒ「…あんたって、そんなに妹LOVEだったっけ?」

キョン「まあ、妹バカではあるかもな」

ハルヒ「でも、まあ…予算に余裕があるなら少しくらい値が張っても大丈夫よね?…だったら、上に行きましょう!!」

キョン「上って…確かアクセサリーでもジュエリー系を扱ってるとこじゃあ…」

ハルヒ「いいのいいの!!男は宵越しの金を持たないっていうでしょ?」

キョン「その金はまさしく将来のために貯蓄した金なんだが…しゃあないな」

ハルヒ「ほら!早く来なさい!!」

2階・ジュエリー売り場

ハルヒ「うーん…どれもこれも結構かかるわね…」

キョン「うん?…でも、小さい奴なら一応帰る値段ではあるな」

ハルヒ「…あんた、いったいどれだけ貯蓄してたのよ?」

キョン「俺の倹約ぶりを甘く見るなよ?一応おろす前までは6桁はあったぞ?」

ハルヒ「…道理で毎回遅れてきても奢りを辞さないわけね…今度から遅れる関係なしにキョンに奢ってもらおうかしら?」

キョン「おい、てめえ」

ハルヒ「あははっ。冗談よ…ところで、妹ちゃんって誕生日は何月なの?」

キョン「11月だが?」

ハルヒ「…へぇ?今月じゃないんだ?」

キョン「なんだ?今の間は?」

ハルヒ「なーんでもっ」

ハルヒ(あたしと同じ月なんだ…妹ちゃん)

ハルヒ「じゃあ、誕生石はトパーズね」

キョン「お前、よくそんな事知ってんのな」

ハルヒ「誰かさんとは違って気になったことは放っておかないタイプなの!」

キョン「へいへい…でも、そんな事俺が知ってても気持ち悪いだけだろ?」

ハルヒ「…それもそうね」

キョン「それは否定して欲しかったな」

ハルヒ「そんな事よりも、ほら!選ぶわよ!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

キョン「…これなんてどうだ?」

ハルヒ「んー…微妙じゃない?」

キョン「おいおい…俺が選んだのに全部ケチつけやがって…」

ハルヒ「あんたのセンスが悪いんだから仕方ないじゃない!!」

キョン「…はあ」

ハルヒ「ため息つかないっ!!」

キョン「…もうこんな時間だ」

ハルヒ「…」

キョン「今日は決めるの無理そうだな…ハルヒ。帰ろうぜ?」

ハルヒ「…いいの?」

キョン「ああ。大体どういうのがいいのか分かっただけでもいい収穫だ」

ハルヒ「…仕方無いから今度行くときはまた誘いなさい。ついて行ってあげるわ」

キョン「…そりゃどうも」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
10日後

ハルヒ(キョン…今日は風で学校を休むみたいね)

ハルヒ(…お見舞いに行こうかな。)

ハルヒ「みんな!今日は全員でキョンのお見舞いに行くわよ!!」

キョン宅

ハルヒ「お邪魔しまーす!!」

キョン母「あら、いらっしゃい。お見舞いに来てくれたの?」

ハルヒ「ええ。キョンは部屋に居ますか?」

キョン母「そうね。寝てると思うわ。さ、上がってください」

みくる「失礼しますぅ」

古泉「では、お邪魔します」

長門「…」スッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ハルヒ「キョン!」

キョン「おわ?!ハルヒ…って、お前らもいたのかよ」

長門「今日は全員で貴方の見舞いにきている」

古泉「思ったよりも元気そうですね。安心しました」

みくる「私、タオル持ってきますね」

ハルヒ「じゃあ、あたしはキョンの夕食を持ってくるわ。いま、おばさんが作ってるみたいだし」

古泉「では、僕と長門さんはここでお留守番ですね…あ、ポカリ買ってきましたよ?飲みます?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

キョン妹「あ~!ハルにゃんだ~いらっしゃい!」

ハルヒ「こんばんは。妹ちゃん。誕生日、近いんだってね?キョンから聞いてるわよ?」

キョン妹「え~?何言ってるの、ハルにゃん?私の誕生日は8月だよ~?」

ハルヒ「…えっ?」

キョン妹「キョンくん間違えたのかな~?オッチョコチョイさんだね!!」

ハルヒ「……」

キョン妹「…ハルにゃん、どうしたの?」

ハルヒ「え?…あ、ああ・何でもないわよ、妹ちゃん。そうね、じゃあ今度の誕生日、プレゼントするわね」

キョン妹「わぁーい!!ありがとう!ハルにゃん!!」

すまん。パソコンの調子がおかしいのでここまでにする。

それはあんまりだ…

ハルヒ=平野

書きこテスト

うん。調子は戻ったけど、これから飯食いに行くし
午後は5時から用事があるから最後まで行くか分かんないよ?

そのまま死ね

飯は食うな
用事はあるわけない

以上!!!

>>91
うん。それ無理。
飯食う前に一つ投下

キョン母「ああ。ハルヒちゃん!丁度よかったわ。これ、あの子の夕食なんだけど、持って行ってくれるかしら?」

ハルヒ「ええ。喜んで」ニコ

キョン妹「ハルにゃんに看病してもらえるなんて、キョンくんは幸せ者だね~」

ハルヒ「…ふふっ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キョンの部屋

みくる「あ、涼宮さん。お帰りなさい」

古泉「それは彼の夕食ですね?」

キョン「おお、丁度腹が減ったところなんだ。サンキューなハルヒ」

ハルヒ「あたしは運んだだけよ。作ったのはあんたのお母さん。はい、此処に置いとくわね」

古泉「…涼宮さん、せっかくなので、彼に食べさせてあげては?」

ハルヒ「は?!何言って…」

古泉「先ほどポカリを手渡したのですが…見た目よりは本調子ではないようでして、落としそうになったんですよ」

古泉「彼のご母堂が作った夕食も落としてしまっては申し訳が立たないでしょう?ですから…ね?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ハルヒ「みんな帰ったね・・・」

キョン「そろそろ・・・・・・ヤろうぜ」

ハルヒ「・・・・・・うん」








キョン「うわー全然勃起しねー」

ハルヒ「うちもあんたじゃ全然濡れないわ」

キョン「おめまじブスだな。うけんだけど笑 全然勃たてーもんおれ」

ハルヒ「はぁ?インポだからってうちのせいにすんなよ つかチンコ小せぇな なにその野田総理みたいな粗チン 」

キョン「ならとりあえず野田総理咥えろよ 。ファーストレディにしてやるよオラ」

ずぼっ

ハルヒ「んっ…あっ…」

キョン「あー出した出したw」

ハルヒ「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

キョン「さっき言った通り妊娠しても責任は取らないんでそこんとこヨロシク(笑)」

ハルヒ「・・・・・・・・・・・・」



キョン「クソッ、いつの間にか佐々木帰っちまったじゃねえかよ」

ハルヒ「・・・・・・」


キョン「いつまで寝てんだよ、さっさと帰れや肉便器」

ハルヒ「・・・・・・分かったわ」






ハルヒ「ねえ、キョン」

ハルヒ「私と佐々木さん、どっちが好きなの?」


キョン「あ? 長門に決まってんだろ(笑)」











                                       -Fin-

保守ありがとう。再開

ハルヒ「…仕方ないわね。分かったわ」

キョン「ハ、ハルヒ?」

古泉(ここは、この場の流れに任せて、ね?)ヒソ

キョン「う…」

みくる「あ…わ、私この後用事があるのを忘れてましたぁ!!」

長門「今日は借りていた本の返却日。私もこれで失礼させてもらう」

ハルヒ「え?ちょっと…」

古泉「おっと…バイトが入ってしまいました…僕もこれで失礼します」

ハルヒ「こ、古泉くんまで…」

キョン(…閉鎖空間か?)

古泉(ええ、実は…この場は貴方に任せます)

古泉「では」

バタン

キョン「…」

ハルヒ「…ほら。食べさせてあげるから口あけなさい」

キョン「お、おう…あー」

ハルヒ「せいっ!」ズボ

キョン「がはっ!!…ぐほっ、ぐほっ…なにしやがる!!」

ハルヒ「ふん!!あたしを騙した罰よ!これくらいで済んだだけましだと思いなさい!!」

キョン「騙した?…いったい何のことだか」

ハルヒ「…あんた、プレゼントは買ったの?」

キョン「おう。ついこの前にな。結局、お前は呼ばなかったが…」

ハルヒ「…ふーん。で?それは誰にあげるのかしら?妹ちゃんの誕生日は8月なのに…」

キョン「…」

ハルヒ「あたしを騙したことはあれで許してあげる。でも、誰にあげるつもりなのかは教えなさい。団長命令」

キョン「…はあ。時間はもらえないのか?せめて明日とか…」

ハルヒ「ダメよ」

キョン「…そうかい。なら仕方ないな」

キョン「せめて明日までは待って欲しかったんだが…」スッ

ハルヒ「…え?」

キョン「1日早いが…誕生日おめでとう。ハルヒ」

ハルヒ「…!」カァァ

キョン「…開けるのは明日にしてくれ。そっちの方がいいだろ?」

ハルヒ「…この、バカ」ポロ

キョン「うえ?!どうした!ハルヒ?!」

ハルヒ「うっさい…バカキョン…嬉しいのと安心したのが混ざって訳わかんなくなってるのよ…」ギュウ

キョン「!!」

ハルヒ「…あたしを泣かせた罰。もう少しこのままでいさせなさい」

キョン「…ああ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キョン「…もう日付変わるぞ?」

ハルヒ「…まだ。」

キョン「はぁ…俺も一介の男子高校生なんだ。今、自分の中の獣を抑えるのに必死なんだぞ?」

ハルヒ「知ったこっちゃないわ」

キョン「…参ったね。…あ、日付変わった。…改めて、誕生日おめでとう。ハルヒ」

ハルヒ「…うん」ギュウ

キョン「プレゼント、開けてみろよ」

ハルヒ「…」スッ

ハルヒ「…これって!」

キョン「お前って、黄色が似合うからな…それに、誕生石なんだ。これ以上のチョイスはないと思うぞ?」

ハルヒ「トパーズの指輪…でも、こんなに大きい宝石、高かったんじゃ?」

キョン「…気にすんなって。俺がお前に送りたいのを選んだらそれになっただけだ」

キョン(古泉に少しカンパしてもらったけどな)

ハルヒ「…///」

キョン「で、だ。これはそれを渡す際に言いたかったんだが」

ハルヒ「?」

キョン「…この1年と半年、お前と一緒に居て…やっと気づいた。俺はどうもお前が好きらしい」

ハルヒ「」

キョン「良ければ、俺と付き合ってほしい……」

ハルヒ「」

キョン「…ごめんな。誕生日なのに、変なこと言っちまって…すまん。今のは忘れても」

ハルヒ「…だめ。忘れてあげるもんですか!!」ガバ

キョン「うお?!」

ハルヒ「…その言葉。今までの人生で最高のプレゼントよ。このバカ…」

キョン「ハルヒ…それってつまり?」

ハルヒ「OKに決まってんでしょ!!」チュ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
現在

ハルヒ(…この指輪)ス

ハルヒ(びっくりしたわ。あの時、キョンにはめてもらったらピッタリなんだもの…確かに、手を繋いだことはあったけど、それだけで分かったのかしら)

ハルヒ(全く、無理しちゃって…こんなの、普通の高校生じゃ買えないわよ?…プレゼントなら、あんたの告白だけでも十分なのに…)

ハルヒ(…あの後、みんなに付き合うことになったって報告して、みんなから祝福されて…)

ハルヒ(団活やりながらデートも沢山して…喧嘩しちゃうこともあったけど、何時もあんたから折れてくれて…)

ハルヒ(クリスマスの時に、初めてあんたと一つになれて…もう、幸せの連続だった)ポロポロ

ハルヒ(高校卒業しても、ずーっと一緒に居てくれるって…信じてた)

ハルヒ(…なのに)グスッ

ハルヒ「ばか…なんで死んじゃったのよ!!」

ハルヒ「…うう、うわああああああああぁぁぁぁぁぁ…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4年前

長門「…」パタン

ハルヒ「うん!今日はこれで終わり!!ほら、キョン!帰るわよ!」

キョン「はいよ。そんなに急がんでも大丈夫だ」

バタン

みくる「ふえぇ…キョンくんと涼宮さん…幸せそうですぅ…いいなぁ…なんだか夫婦みたい///」

古泉「正式にお付き合いするようになってから、彼らは互いに素直になりましたからね…それが故に喧嘩してしまうこともありますが…」

古泉「閉鎖空間も発生しますが…嫌な気が全然しませんよ。逆に微笑ましいくらいです」

長門「貴方は大丈夫?」

古泉「ああ。神人の事ですか?…大丈夫ですよ。ただしょんぼりしているだけですから。…それも、彼らを許してしまう一つの要因なのですがね」

みくる「…幸せになってほしいですね。ずっと」

古泉「ええ…全くです」

長門「…これではまるで二人の両親」

帰宅中

ハルヒ「ねえ、キョン!これからデートしない?」

キョン「おう。そうだな…この1週間はSOS団の活動で忙しくてしてなかったからな…どこがいい?」

ハルヒ「キョンに任せるわ!!」

キョン「おう。任された」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
何時もの喫茶店

キョン「…早いもんだな」

ハルヒ「ん?」

キョン「いや、もう付き合い始めてから3か月くらい経つだろ?…あっという間だったなって」

ハルヒ「…そうね。…ふふっ。幸せだからね~」ニカッ

キョン「全くだ。お前とこうしている時間はゆっくり流れて欲しいもんなんだが…」

ハルヒ「そんな事言っても、時間は有限なんだから!あたしたちは今を楽しむのよ!!」

キョン「ごもっともだ…お、そろそろ時間だぜ?」

ハルヒ「もう?じゃあ、移動しましょうか」

キョン「…寒いな。…ほら」スッ

ハルヒ「…ん」ギュッ

キョン「…」ポス

ハルヒ「ふふっ…キョンのポケット、あったかい♪」

キョン「お前の手もな…」

ハルヒ「んで?今日はどんな映画を見るのよ?」

キョン「ほら、この間見たいって言ってた奴があっただろ?今日はそれを…!!」

ハルヒ「どうしたのよ、キョン」

キョン「…っ!!」ドン

ハルヒ「きゃあ!!な、何すんの…」

ガシャアン!!

キョン「ぐあ…」

ハルヒ「よ…へ?」

ドシャア・・・

ハルヒ「…キョ、キョン……?」

???「…」ブオ――ン

通行人A「おい!ひき逃げだ!!」

古泉「…くそっ!!間に合わなかったか…」キキィ

ハルヒ「いやあああああああああああああ!!キョン、キョン!!」

キョン「ぐ…うっ…がぁ…」

長門「…まだ、意識はある。治療を行う」

みくる「涼宮さん!!落ち着いて!!」

ハルヒ「キョ、キョンが…キョンがぁ…あああああああ!!!」

古泉「くっ…森さん。精神安定剤を…」

森「…はい」プス

ハルヒ「…あ。」クテ

古泉「…長門さん?」

長門「…大丈夫。一命は取り留めた」

古泉「…良かった」

通行人B「救急車が来たぞ!!」

             ,--、、,,,,,,,,,,,,,,,,

             {::::::::}三三三ミミミ`、、
              >ー-"'" ⌒,,ィシヽミミiミミ、
            /     三彡彡彡ィ`、ミミミ`、
           /      シ彡彡彡彡ノ'ヽミミミ`、
          ,'        ,三彡彡彡彡彡ソ,ー--'
          l    _ _ """'彡彡彡彡彡ノi
         {;、 ';;;='''"""` 彡彡彡 - 、ノノi

            kr) .ィェー   彡彡' r、ヽ}彡i 
          レ'  ..      シ彡' )ァ' /彡'
         {_,,,、 ;、      シ彡ニンミミ{
          l         '''"::.   彡ミi    
           ! ̄"`     ...:::::::: ノ""{   
          l    .......:::::::::  /   \_

          `''ー- 、::::    /    /
         南蛮 千治 [なんばん せんじ]
          (1622~1668年 平戸)
江戸初期の商人
西国諸藩の御用商人となり清との密貿易を一手に引き受け、財を成した。
密貿易を咎めた幕府に呼び出され処刑されたとも、
渡航の際に難破したとも言われている。

元平戸藩士の父とポルトガル商人の母の間に生まれたが、
キリスト教徒ではなく、在来宗教の徒であった。

数時間後

ハルヒ「…ん」

古泉「おや、起きられましたか?」

ハルヒ「…あたし…何をして…!!キョン!キョンは?!」

古泉「…ご安心を。ほら、そこに…」

ハルヒ「キョン!!…良かったぁ」

古泉「…救急車の到着が遅れていれば、危なかったそうですが…もう大丈夫です」

ハルヒ「…いったい何が起こったの?」

古泉「…ひき逃げですよ。それも悪質な…普通自動車に乗った男性が、貴方たちの仲の睦マジさに嫉妬しての犯行だったそうです」

ハルヒ「…最低。…でも、なんであたしはここに?」

古泉「…すみません。事故直後、相当動揺しておりましたので…こちらで精神安定剤と睡眠薬を投与させていただきました」

ハルヒ「そう…ごめんなさいね。急がなくちゃいけない状況だったでしょうに…」

古泉「いえいえ…想い人がこのような状況になって動揺するのは当然でしょう。…そうならなかった方が、逆に困りますよ」

古泉「…お疲れでしょう?彼は僕が見ていますから、涼宮さんは休憩がてらご両親に連絡を入れた方がよろしいのでは?」

ハルヒ「…そうね、そうさせてもらうわ」
バタン

キョン「…行ったか?」

古泉「…ええ」

キョン「くっ…全くひどいことしやがるぜ…今回はどの組織の犯行だ?」

古泉「…」

キョン「なんだ?言いにくいことでもあるのか?」

古泉「…すみません。今回は…他でもない、僕たちの組織による犯行です」

キョン「…は?な、何を言って…」

古泉「考えても見てください。我々『機関』は何も神人を倒すだけの組織ではなかったですよね?」

キョン「ああ。ハルヒのために企画を用意したりとか…閉鎖空間ではけが人も出るだろうからそのための費用も必要か」

古泉「そうです。…それに、機関のメンバーへの給与もありますしね…孰れにせよ、機関の運営には後援者(パトロン)が不可欠です」

キョン「…今回はそのパトロンの仕業ってか?」

古泉「…面目ない。彼らは政界における重鎮でして…パトロンになる見返りとして、彼女の能力の利用を考えたのでしょう。だが」

古泉「貴方と付き合い始めたことで彼女の能力は次第に安定していったのは貴方もご存じのはずです」

キョン「それを危ぶんだパトロンは俺を殺してハルヒの能力を活性化させようとしたって訳か…あわよくば今回の事でハルヒの精神を破壊して…」

古泉「利用しやすいように画策した…全くもってバカげた考えです」

キョン「…他の組織の協力は?」

古泉「現在、長門さんが調査中です」

キョン「利害の一致からして、思念体の急進派と捉えるのが妥当だろうがな」

キョン「朝比奈さんは?」

古泉「なんでも、今回の事は上に報告することがあるらしくて…未来に行ってます」

キョン「…」

古泉「…何か、気になる点でも?」

キョン「…いや」

ガラ

ハルヒ「…キョン!!目が覚めたのね!!」ガバッ

キョン「お、おい!!とびかかってくんな!!俺はけが人だぞ!!」

ハルヒ「うっさい!!彼女に心配かけさせたお仕置きよ!!」

古泉「んっふ。これは、邪魔者は退散した方がよさそうだ。失礼しますよ」

ガラ

病院・ロビー

古泉「…!!長門さん。調査が終わったのですか?」

長門「…つい今しがた」

古泉「今回の事は…申し訳ありませんでした」

長門「いい。今回は、気付けなかった私にも責任がある」

古泉「そう言ってもらえるとありがたいですね…しかし、長門さんも気づけなかったとは、やはり?」

長門「…急進派が、貴方のパトロンに協力していた」

古泉「…やはりそうですか。では、今回の騒動は相手側の作戦の失敗、ということで、解決にしてもよろしいのでしょうか?」

長門「…それは、まだ分からない」

古泉「…どういうことです?」

長門「疑問点が、一つある…それを解消できない事には解決という結論を出すことが出来ない」

古泉「…そう言えば、僕も今になって不思議に思うことがあります」

古泉「…ひき逃げした相手の車種です。…何故彼らは普通自動車を用いたのでしょうか?」

古泉「彼を轢き殺す意図があったのなら、もっと大型の物のほうが良かったはずですが…」

古泉「あと、車のスピードです。…狙いすますため、ということならそれまでですが…殺すつもりならもっとスピードを出したはずです」

古泉「彼の意識が飛ばない程度の速度で、とは考えられない」

長門「…実行犯からは何も聞けなかったの?」

古泉「それが…森さんが尋問してるそうなのですが、一向に吐くつもりはないようです」

古泉「長門さんにお願いして、思考をトレースしてもらおうかとも考えたのですが」

長門「私の疑問点は、それに大きく関係する。…実行犯への記憶領域へのアクセスが出来ない状況にある」

古泉「…そうですか。…急進派の仕業でしょうか?」

長門「その可能性は高い。それに、彼への、脳の最深部へのアクセスもできない状況になている」

古泉「涼宮さんの力でしょうか?彼に大事な記憶をなくしてもらいたくないと、保護をしたと考えれば…」

長門「…それについても調査している」

古泉「…何もなければいいのですが」

病室

キョン「心配かけたな。ハルヒ」ナデナデ

ハルヒ「…全くよ。あんたが死んじゃうんじゃないかって…取り乱しちゃって」スリスリ

キョン「…っ」グラ

ハルヒ「キョン?!」

キョン「ああ、悪い。ちょっと頭痛がしただけだ。ほら、頭も打ったみたいだから…」

ハルヒ「大丈夫?無理しない方が…」

キョン「…気にすんなって。それに、今はお前とこうして話していたい」

ハルヒ「…キョン」

キョン「…」ナデナデ

ハルヒ「…ん」スッ

キョン「…」スッ

キョン「…!!」バッ

ハルヒ「どうしたの?キョン?」パチ

ガラ
みくる「花瓶の水、変えて来ました…よ…」

みくる「はわわわわわわわ…」

ハルヒ「み~く~る~ちゃ~ん?」ゴゴゴゴ

みくる「ひゃあ!!…ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

キョン「こら、ハルヒ。朝比奈さんを虐めるな」

ハルヒ「…う~。みくるちゃん?このことは口外禁止よ?いいわね?」

みくる「ひゃ、ひゃい!!」

ガラ

古泉「おや、朝比奈さんも来ていたのですね?」

長門「…お帰り」

ハルヒ「なーんだ、みんな来ちゃったのね。…あ、そろそろ消灯の時間ね。みんな!帰るわよ!」

古泉「御意のままに」

長門「…また明日」

ハルヒ「キョン!早く学校に来れるように今日は早く寝なさいよ?」

キョン「ああ。分かってるよ。じゃあ、また明日な」

翌日・早朝
キョン(…そろそろ、頃合いか?)チャリ

trrrrrr trrrrrr ガチャ

みくる『もしもし?何方ですか?』

キョン「俺ですよ。朝比奈さん」

みくる『キョンくん?!寝てなくていいんですか?!』

キョン「大丈夫です。それより一つ、聞きたいことがあって…昨日の水のとりかえって、嘘ですよね?未来に行っていたんでしょう?」

みくる『はい…ってあれ?!禁則事項のはずなのに…』

キョン「そのことについてはもう古泉に聞きましたから…で?何をしてきたんです?」チャリ

みくる『……禁則事項です』

キョン「…まあ、粗方予想はしていましたが。…しかも、あの見計らったようなタイミング。ほんとに偶然ですか?」

みくる『うう…ぐすっ…きっ…禁則、じ…項です』

キョン「……そうですか。分かりました。…今日はハルヒの奴、何時に来るって言ってました?」チャリ

みくる『ふぇ?…確か、ぐすっ…学校が終わってからすぐにって…』

キョン「…分かりました。すみません。変なこと聞いて…では、また夕方」

みくる『?……はい』ガチャ

キョン「…」

キョン「…よし」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



ハルヒ「あ、もうこんな時間!!みんな!そろそろ帰るわよ!」

長門「…了解した」

みくる「…」ペコリ

古泉「では」ペコ

バタン

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
古泉「…そろそろ頃合いですか。…病室に行きましょう」

古泉「『お前に頼みたいことがある』ですか。いったい何を頼まれることやら」

病室

古泉「…失礼しますよ?」

キョン「…おう」

古泉「…僕一人だけを呼びだして、いったいどういうおつもりですか?」

キョン「いや、な?俺は後数日はここを離れられない状態なわけだ。だから当然郵便物を届けることもできない」

古泉「…この病院内にも受け付けはありますが?」

キョン「あんなことがあった後だ。信用できんよ」

古泉「…僕は大丈夫だと?」

キョン「ああ。お前なら、訳を聞かずに、かつ、しっかりと届けてくれると思ったからな」

古泉「…届ける時間は?」

キョン「明日の朝9時。ハルヒに直接」

古泉「?…分かりました。確かに受け取りました」

キョン「おう。ありがとよ。…中身を見てくれるなよ?」

古泉「そんな無粋なこと、しませんよ…用件はそれだけですか?」

キョン「ああ。悪かったな。迷惑かけて」

古泉「お安いご用です…では。また明日」

キョン「おう。またな」

ガラ

ツカツカツカ…

キョン「…行ったか。…古泉」


                                キョン「さようなら」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

4年後

ハルヒ「…あんたが入院して、3日目の朝だったわね。…ちょうど学校で授業が始まろうとしてた頃。…岡部が入ってきて…あんたの訃報を聞いた」

ハルヒ「…SOS団のみんなであんたの病室に行って、あんたの眠るような顔を見て…」

ハルヒ「…もう、意味がわかんなくなっちゃいそうだった頃…古泉くんからの手紙を受け取った」

ハルヒ「…古泉くん、ボロボロだったわね。何があったのかしら…結局、話してくれなかったな」

ハルヒ「…あんたもバカよね。言いたいことがあるなら口で言いなさいよ。手紙なんて、嫌いって言ったでしょ?」

ハルヒ「それも…あんな遺書みたいな…死期を悟ってたみたいじゃない」

ハルヒ「…でも、その手紙のおかげで今も元気づけられているなんて皮肉なものね」

ハルヒ「あんたは手紙の最後に、あたしに約束しろって…3つ要求した」

ハルヒ「一つは『俺がいなくなっても、気丈に生きていけ』…死んでいくあんたに言われたくなかったわ」

ハルヒ「2つ目は『SOS団以外にも友達作っとけ。でも、SOS団は解散するなよ?』」

ハルヒ「…大変だったわよ。あんたの支えなしに、自分を変えていくのは…それまであたしを変えてくれたのはあんただったんだから…」

ハルヒ「でも、SOS団のみんなが支えてくれたから…頑張れた」

ハルヒ「そして、最後の条件『俺以外のいい男を見つけろ。お前なら男に困らんだろ?』」

ハルヒ「…バカじゃないの。あんた以上の男なんて、いるわけないじゃない。最後に難題吹っかけるんじゃないわよ…」ポロポロ

ハルヒ「…あたしは今でも一人身だし、誰かと付き合うつもりもないわ…あんたの最後の約束は果たせそうにない…ごめんなさい」

ハルヒ「大学で寄ってくる奴はみんな下心見え見えなんですもの…あんたみたいにあたしそのものを見てくれる人なんて、いない…」

ハルヒ「…じゃあ、そろそろ行くわ。あんたのご両親にも悪いしね」スクッ

バイバイ。キョン…来年、また来るわ

ハルヒ「…」テクテク

ハルヒ「…!!」

古泉「…」ペコリ

ハルヒ「…古泉くんも、キョンのお参りに?」

古泉「…ええ。彼のご両親にも、挨拶してきました」

ハルヒ「…そう。あたしはもう終わったから、お先に…」

古泉「ええ。また大学で…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キョンの墓前

古泉「…お久しぶりですね。どうです?向こうで少しは退屈していますか?」

古泉「…貴方の事ですから、惰眠を貪っているかもしれませんね。…貴方には随分とお世話になりましたから、ゆっくりと眠ってください」

古泉「…貴方のおかげで、今日も世界は続いていますよ。涼宮さんのことはお任せください。僕がリーダー兼パトロンとなった機関で彼女を支えていますから」

古泉「…あれからもう4年も経つのですね。…時の流れとは早いものです」

古泉(…彼が命を張って世界を守った日。あれからもう、4年…)

やばい。5時半には出なきゃいけないから終わんないかも

出かけたらいつ帰るんだ



キョン「ぐ…げぼぉ…」ビチャビチャ

キョン(…くそ。もう随分と浸食されてるみたいだな…情報生命素子、だったか?)

キョン(…ルソーの時の比じゃねえぞ……ハルヒに移す前に自分で異変に気づいたのは幸運だった…)

キョン(朝比奈さんも、恐らくは知ってたんだろうな…電話中に泣き出すくらいだ…知らない方がおかしい)

キョン「がほぉっ…がああ…」ブチッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

長門「…!!」(彼の脳に情報生命素子…それも危険度の高いものを検出…すぐに救助に…)

朝倉「はぁい♪長門さん。そこまでよ」ビュン

長門「…朝倉涼子」

朝倉「ごめんね、長門さん。キョンくんには死んでもらわなきゃいけないのよ。…邪魔はさせないわ」

長門「jcwdghvfkduh$%&'(''()」

朝倉「あら?」

長門「…彼の病室に強固なプロテクトを掛けた。これでもう何人たりとも彼の病室に近づけない」

朝倉「ふふふ・・・あっはははははは…!!掛かったわね?長門さん!」ブウン

長門「情報制御空間…!」

>>196
恐らく、日付が変わるか変わらないかくらいになるかと

朝倉「…もうここは私の情報制御下にある。貴女は外部への干渉が出来なくなるわ」

長門「…まさか、彼の脳の最深部に…プロテクトを掛けたのも…」

朝倉「もちろん私!まあ、一緒にそこらで捕まえた情報生命素子と情報生命体の融合物も入れておいたけど…」

朝倉「そろそろ、キョンくんの体を蝕む頃かしらね…ふふっ」

長門「…ならば、貴女を倒して彼のもとに向かうまで」

朝倉「やってみる?前のようにはいかないわよ?」ビシュ

長門「…っ」キン!ガキン!

朝倉「ふふっ。…あははははっははははははは♪」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ごめん。もう準備しなきゃ
本人確認用として、トリつけときます。
では、保守をお願いします。
落としちゃっても構いません。すでに1回迷惑かけちゃってるので…

              , ─- 、
.───┐    ∠_      \L
 ̄ ̄ ̄| |     llヽ _|      ヽ  「つまんねえ」
      | |     |l ̄| |       l
      | |    /  ´\     /        
      | |     ヽ、_   `^イ          
二二二 」 _ __ lニ二二l、           ____
─┴┐ ⊆フ_)__./   ┌ヽ ヽ┐   /´       `\
二二二二二二l  /    |  |   | |.  /             ヽ
_l_____| /`ー─‐|_|   |_| /             ヽ
  |       /`ヽ__, ─ 、ノ |─l  l               l  「チンチンチンチンチン」 
  |───/  /lニ/  /二ニluul.  |                 !
  |    ___| ̄ |  |  |_|.      l                /
 └─(    )(ニ|  ̄|./二ニ)     ヽ              /
      ̄ ̄  /   )            >━━━━━━ く
            `ー ´            /               ヽ

     /:::::::::::::::::::::`ヽ、
    /::::::::ィ''' ̄ ̄ミ:::::::::::`ヽ
    レ´      ミミ:::::::::::::\
   ,r' 。 ,,..==-   ヾ::::::::::::::::、
   i; ,,. l  (゚`> .  ヾr─、:::、
   |∨ヽ丶 '´、,,,__    '゙ )ュl:::l
   '、:i(゚`ノ   、        |::|
    'lー''(.,_ハ-^\     ├':::l

     \  />-ヽ    .::: ∨
      丶 (´,,ノ‐-   ..::::   l
       丶´  `..::.:::::::    ハ\
         \::::::::::::::::    / /三ミ\
          `ヽ::::    / /三三三三ミヽ、
          /|\::_/  /三三三〉三三三

      頭岡 椎人[Shiihito Atamaoka]
         1946~2011(自殺)

再開

再開します

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

このパターンは>>1が飽きたパターン

>>355
すまんな。俺はこのスレを見捨てるつもりはない。
という訳でただいま。再開しますよ~

その頃…古泉宅

古泉(…そろそろ寝ましょうか)

古泉(彼の言う通りに、何も聞かずにこれを受け取りましたが…一体何が書かれているのでしょう?)

古泉(明日も涼宮さんとは顔を合わせることになるのに…他人に聞かれたくない話でも、2人きりの状況を作ることもできますし…)

古泉「…何か臭いますね。」

古泉(…死期を悟った、とかでしょうか…まさか、ね)

ガサ

古泉「!!」

古泉(…一階の裏庭と玄関前。人数は…5人程度でしょうか?)

ガン!

古泉(…逃げた方が良さそうだ。)スクッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
屋外
古泉「…しつこいですね。まだ追ってきますか」

古泉(…狙いは僕か?…いや、たぶんこの手紙でしょうね。…簡単には奪われませんよ?)

機関構成員「…」ザッ

古泉「!!回り込まれましたか…ならば…!!」

機関構成員「…」ザザッ

古泉「…絶体絶命。というやつですね…囲まれてしまいました」

機関幹部「…古泉一樹だな?」

古泉「こんな時間に、人の家に押し入ろうとして、いったい何の用なんです?…見たところ、貴方たちは能力者ではない機関メンバーのようですが」

機関幹部「知れたこと。鍵から渡された手紙をこちらに渡してもらおう」

古泉「…断ると言ったら?」

機関幹部「…力ずくでも取らせてもらうさ。おい!やれ!」

機関構成員「うおおおおおおおおおおお!!」

古泉(…約60人。僕には精々15人が限度でしょう…でも)

古泉「負けるわけにはいきません。全力で反抗させてもらいますよ!!」ダッ!

30分後

古泉「はあっ!!」ヒュン

機関20「ぐはっ!!」ドサ

古泉「…ヒュー、ヒュー」フラ

機関幹部「大したもんだよ。この精鋭相手にここまでやるとは…だが、もう限界みたいだな?」

古泉「……」

機関幹部「…そろそろ楽にしてやろう。」チャキ

古泉「!!」

機関幹部「…」グ

バシ!

機関幹部「うっ?!」

森「…お痛が過ぎますね?幹部殿」

機関幹部「お前…!」

古泉「…森さん!!」

新川「丸腰の相手に火器を使うとは…貴方たちも落ちたものですな。そんなに力が欲しいのですか?」

田丸(圭)「そんな奴らに彼女の力を利用されてはたまったものではないな。」

田丸(裕)「…森。ここは男3人で何とかする。古泉の護衛は頼んだ」

古泉「みなさん…!」

田丸(圭)「なあに、死にはしないよ。お前がこれだけやれたんだ。40人くらい訳はない」

新川「…さ、早く行きなさい」

森「…了解。古泉!!ついてきなさい!!」

機関21「させるかあああ!!」バッ

森「邪魔よ!!」メキィ

機関21「ぐほっ」ドッ

古泉「みなさん…ご武運を!!」ダッ

機関幹部「くそっ!!逃がすな!!」

新川「おっと、ここから先は一歩も通しませんよ?」

古泉「はあ…はあ…」ダダダ
森「……」シュタタタタ

森「古泉、大丈夫?」

古泉「…これくらいでへばるほど、軟に訓練されてませんよ。特に、貴女には」

森「…何時もの張り付いた笑顔がないわね。少し休む?」

古泉「…はあ、はあ。それよりも、涼宮さんは?」

森「彼女はしっかり保護されているわ…というよりは、自分で自分を守ってるって言った方がいいかしら?」

古泉「…閉鎖空間」

森「…でも、この世界からキョンくんの消失は起こってないわ。…彼ほどの大きな情報を閉鎖空間に取り込む力はもう無いみたいね」

古泉「…病院に向かいましょう。彼が心配です」

森「…考えて物を言いなさい。今あそこに行くことは敵陣に乗り込むようなものよ?」

古泉「では、彼を見殺しにしろというのですか?!!」

森「…」

古泉「例え貴女が行かなくても、僕は行きます」

森「…自分の身と、その手紙だけは死守しなさい?いい?」

古泉「…ええ。ありがとうございます。森さん」ニコ

病院

古泉「はあっ!!」ドッゴォォォォォン

森「破っ!!」ドスッ

機関82「があっ」

機関83「ぐはっ!」

森「古泉!パス!!」ブン

機関84「うわ!」

古泉「ふんもっふ!!」ブン

機関85「ひっ!」

グワシャアアアン

機関84,85「」

古泉「…彼の病室は、6階でしたか?」

森「…時間もないわ。先を急ぎましょう」

6階
機関125「うっ…」ドサ

古泉「これで、この階は粗方片付きましたかね」

森「ええ。そう言えば、さっき新川から連絡があったわ。もう片付いたそうよ?…みんな無事だって」

古泉「…良かった」

森「幹部には尋問掛けてるらしいから、首謀者も明らかになるでしょうね」

古泉「…残すは彼の保護のみ、ですか」

森「彼の病室は…あ、あった!こn」チュイーーン

古泉「!!」

機関長「…そこまでだ。手を挙げなさい」

森「…誰かと思えば、機関のトップとトップ2でしたか」スッ

古泉「…」スッ

機関副長「今回、機関では鍵の排除、及び涼宮ハルヒの精神崩壊が決定された。…お前たちは機関の総意に逆らうのか?」

古泉「…彼らに対する行動への決定権は全て戦闘要因兼対策部門長の僕に委ねられているはずですが?」

機関長「ならば、その権利を剥奪するまでだ」

古泉「…随分と自分勝手ですね」

>>422 橘の話が本当かどうかは分からないし、例え本当だとしても、橘のいう機関は『戦闘要員』のみをさしているって解釈してる

前レス 要因→要員

機関副長「その言葉。お前たちにそっくりそのまま返してやる」

機関長「それに、残りの機関構成員と後援者から借りたSP部隊を合わせた編成部隊も間もなく到着する」

機関長「…いくら君たち機関戦闘要員が特別に強化されていても…二人で太刀打ちできる数ではない。…あきらめ給え」

古泉「…」

機関長「最も、そんな部隊を用意するまでもなく…君たちは反逆の罪でここで死んでもらうが、な」チャキ

長門「…それは不可能」

長門「mvhjileuaghvki%'&(TG'(T(ITF」

機関長・副長「!!…がはっ?!」

長門「…安心して。生命活動を停止させるつもりはない。…だが、貴方たちの用意した部隊は、制圧させてもらった。…朝飯前」

古泉「な、長門さん」

長門「…それに、この病室には私以外の存在が入れないように強力なプロテクトがかけられている…今、解除する」

森「…なんだ。私たちが来た意味、なかったわね」

古泉「…長門さん?ボロボロじゃないですか?!」

長門「…本来は貴方たちが来る前に到着するはずだった。だが、急進派の朝倉涼子の排除に時間がかかった。でも、それより今は」

長門「彼が危ない」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

古泉「うっ…」

森「こ、これは…血の海じゃないですか…!!」

長門「…情報生命体による、身体へのダメージによるものだと推測される」

長門「…浸食率、85%…非常に危険な状態」

古泉「彼は、助かるのですか?!」

長門「…助かる確率は0.1%。…情報素子、及び情報生命体の排除、また、身体ダメージの治療を開始する」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

20分後

長門「…」スッ

古泉「…終わりましたか?」

長門「浸食率が100%に到達…並びに、彼の生命活動の停止を確認…間に合わなかった」

古泉「そんな…!!」

森「…っ!」

森「…」pi,pi

森「…私よ。…うん。鍵は死んだわ。…ごめんなさい。…詳しい報告は、また後で」pi

古泉「森さん!!何もこんな時に…!」

森「…公私の区別はつけなさい。古泉。…まだ、貴方にはやるべきことがあるでしょう?」

古泉「…でもっ!…ううっ…ぐっ」ボロボロ

長門「…ごめんなさい」

森「…長門さんのせいじゃ」

長門「…違う。…私がこのプロテクトを張らなければ…涼宮ハルヒは彼を閉鎖空間に取り込むことができた」

古泉「!!」

長門「…私のプログラムを破壊し、かつ、彼を取り込む力がなかっただけ…そこを朝倉涼子に利用された」

長門「あそこは時間という概念すら通用しなくなる場所。あそこに取り込まれていれば、生命体も浸食活動が出来なかったはず」

長門「…すべて、私の判断ミスが招いたこと。…だから、私のせい……」

長門「……ごめんなさい」

古泉「…悔いるより、これからの事を考えてください。…もう、起こってしまったことはどうしようもないんです。」

長門「…」

古泉「それに、長門さんがシールドを張っていなければ、涼宮さんが彼を取り込む前に機関の者に殺されていたでしょう」

古泉「ですから、ね?」

長門「…古泉一樹」

森「…何としても、彼が遺した手紙は死守するわよ。長門さんも協力して。この中では、貴女が一番頼りになるんだから」

長門「…了解した」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4年後

古泉(あの後、長門さんの協力もあって機関の残党を打尽して彼の手紙を涼宮さんに渡すことが出来ました)

古泉(彼が死んだことにより世界の崩壊、若しくは彼女の精神の崩壊が起こってもおかしくありませんでしたが…)

古泉(貴方の手紙のおかげでしょうね…中規模の閉鎖空間の発生でことが済みました)

古泉(彼女の能力も、まだ消えていません…むしろ、貴方の死のショックのせいか、以前と同じくらい強力になっています)

古泉(なので、機関の存在も欠かせません…ですが、もうあのようなことが起こらないよう、手は打たせていただきました)

古泉(ふふっ…貴方は驚くでしょうね…僕は学生時代に会社を立ち上げて、今では機関の予算を賄えるほどの大会社になっています)

古泉(…僕から報告することは以上です。…そう言えば、あのような大役を買って出たのですから、手紙の内容くらいは教えて欲しかったですね)

古泉「…今日は、この位にしておきましょうか」

さようなら。また来ますよ…近いうちにね

                                                        END?

一応考えてた内容はこれで終わり。
長い間保守と支援。そして何より見てくれた人に感謝します。
…救いENDは蛇足になるのでいらないかと。ご想像にお任せします

まぁこれで良いと思う
付け加えるとしたら救いENDよりも長門とか朝比奈さんとかの回想録だけど

とにかく、大層乙であった

…今さらだが、失礼する
>>464
あ~。
それは救いENDだと入る余地があったかも。
長門はともかく、みくるはSSでは安定の空気だからな。

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