ほむら「まどかにバレンタインチョコを渡しそびれてしまったわ....」(108)

ほむら「今日のためにチョコを用意して......」

ほむら「巴マミに手作りチョコまで伝授してもらったのに......」

ガヤガヤ

「な、中沢君!! これ......受け取ってください///」

「中沢君これ......!!///」

「中沢君!!中沢君!!///」

ほむら「......この甘い雰囲気の中まどかに渡す勇気が無いわ......」

ほむら(お、落ち着くのよ私......)

ほむら(何もまどかに告白しようってわけじゃないの)

ほむら(ただチョコを渡すだけ、チョコを渡すだけだから......)

まどか「あれほむらちゃん? どうしたの教室の真ん中で立ち尽くして」ポンポン

ほむら「ひゃ、ひゃいまどか!?」

まどか「大丈夫? 調子悪いならわたしが保健室に......」

ほむら(そ、そうだわ! ここでさりげなくチョコの話題を出して渡しやすい流れを......!)

ほむら「あ、ああなんてこと今日はバレンタインじゃない!」

ほむら「バレンタインと言えばチョコ! チョコと言えばチョコよ!」

ほむら「そういえばまどかは本命チョコ貰ったりしたのかしら!」チラッ

まどか「? 今日は女の子が男の子にあげる日だよ」

まどか「ティヒヒ、私が貰ったりしないって!」

ほむら(ガーン!!)

QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じのキュゥマミ誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」

まどか「......そういえばほむらちゃん、バレンタインチョコは――」

「あの......暁美さん!!」

ほむら「え?」

「これ......受け取ってください......///」ピュー

ほむら「あ、どうも」

まどか「......」

ほむら「......」

まどか「そうだね、ほむらちゃんは......そうだったよね」

まどか「ごめんねお邪魔して? わたしもう行くね」

ほむら「あ......」

ほむら(ほむらちゃんはどうだったっていうのまどかぁ......)

私怨

ほむら(はあ......渡しやすい流れどころかどんどん渡せない空気になってしまったわ)

ほむら「......」小包プラーン

ほむら「......結構、頑張って作ったのにな」

ほむら「......」


さやか「おーいほむらー! 授業遅れるぞー!」

帰り道

ほむら(結局渡せないまま放課後になってしまったわ......)

ほむら(しかもチョコ貰いまくったせいで余計に渡し辛く......)

さやか「じゃあほむら、また明日!」

まどか「ばいばいほむらちゃん!」

ほむら「ええ、また明日」

ほむら(はあ......)

巴マミ宅

マミ「......で、チョコを渡せず私に相談しに来たと」

ほむら「こうなったらまどかの家に渡しに行こうと思うのだけれど、いざとなると緊張するというか」

ほむら「......変なイミに聞こえたらまどかに嫌われるかもしれないし」

マミ「そうね......なら、イメージトレーニングをしてみるのはどうかしら?」

ほむら「イメージトレーニング?」

wktk


まどか「......用ってなあに、ほむらちゃん?」

ほむら「ごめんなさい、急に呼び出して」

まどか「ううん! ほむらちゃんの頼みだもん」

ほむら「これ......良かったら受け取って」

まどか「わあ......チョコ? ありがとうほむらちゃん......!」

まどか「しかもこれ手作りなんじゃ......」

ほむら「!」

ほむら「か、勘違いしないで!!

ほむら「別にまどかのために作ったとかそんなわけじゃなくて!! ただ余ったから義理義理でまどかにあげてもいいかな?って思っただけで!!」

ほむら「まどかのためとか......そんなんじゃないんだから!!」

まどか「え......あ、ごめんね」シュン

まどか「そうだよね......ほむらちゃんが...グスッ...わたしのために作ってくれるわけないよね......ヒック」ポロポロ

ほむら「あ......」




マミ「......泣かせちゃダメじゃない」

ほむら「......だってマミがツンデレで行けって......」



まどか「あれ、ここどこ? なんでわたし縛られてるの?」

ほむら「ふふふ......起きたのねまどか」

ほむら「といっても椅子に両手両足縛りつけられて動けないでしょうけど」

まどか「ほむらちゃん!? イヤだよ!! お願い離して!!」

ほむら「駄目よ、あなたは私だけのものなのだから」ペロッ

まどか「ひゃん!?///」

ほむら「まどかには私だけいればいいの。私だけのまどか」プチ、プチ

まどか「イヤ......Yシャツのボタン外さないで///」

イメージを見ることが出来るマミさん

ほむら「これが見える? 私の手作りチョコレート」

ほむら「今からこれがあなたの中に入るのよ」

まどか「や、やめて......」

ほむら「そんなこと言って、上のお口は欲しがってるわよ......?」

まどか「そんな......///」

ほむら「ほら、アーンしなさい......」





マミ「......真面目にやりなさい」

ほむら「......///」

>>16
魔法少女は奇跡を起こすんだ
その気になればきっとテレパシーで映像通信だって出来るさ

続けて



ほむら「まどか、好きよ」

まどか「......え?」

ほむら「ずっと言えなかった......でも好きなの」

まどか「......」

ほむら「......ごめんなさい、いきなり」

まどか「その、なんていうか......嬉しい、かな」

まどか「でも、ほむらちゃんは女の子だから......」

待て、冒頭の中沢が非常に気に食わん

ほむら「そんなの関係ない!!」

まどか「!」

ほむら「私、まどかが好きって気持ちを抑えられないの......!! だから、このチョコを......」

まどか「......そっか、嬉しいよほむらちゃん」

まどか「だから......ほむらちゃんをいただいちゃおうかな......?///」ガシッ

ほむら「まどか......///」





マミ「......ただの願望じゃない」

ほむら「......これは駄目ね。まどかがどん引きするわ」

http://beebee2see.appspot.com/i/azuY2uTXBQw.jpg



まどか「夜中に急に呼び出して......どうしたのほむらちゃん?」

ほむら「......」

まどか「......えへへ、寒いね」ギュ

ほむら「......」

ほむら「......これ」つ小包

まどか「チョコ......わたしに?」

ほむら「......」コク

ほむら「......」

まどか「月が綺麗だね......」

ほむら「......」コク

ほむら「......まどか、大好き」

まどか「......うん、ありがと」ギュ

まどか「マフラー、......一緒にする?」

ほむら「......」コク




マミ「都合良過ぎるけどさっきよりマシじゃないかしら?」

ほむら「ムリよ恥ずかし過ぎて死んじゃうわ!!///」ドンッ!

マミ(最初から妄想しなければいいのに......)

ほむら「もっとこう、普通に――」



ほむら「まどか、ハッピーバレンタイン」ヒョイ

まどか「わーチョコ! これ貰っていいの!?」

ほむら「ええ、まどかへの日頃のお礼よ」

まどか「えへへ、ありがとうほむらちゃん!」

まどか「......うん、甘くておいしい」パク

ほむら「ふふ、喜んでもらえて光栄だわ」ファサァ

さやか「あれ!? このチョコひょっとして手作りじゃない?」

まどか「え? あ、ほんとだ......すっごく美味しいと思ったら」

さやか「まさかほむらの奴......まどかにそっちの気があるんじゃ」

ほむら「え!? な、何言ってるの美樹さやか///」

まどか「そうなんだ......わたしのことイヤらしい目で見てたんだね......」ヒキ...

ほむら「ま、まどかぁ......」

まどか「ごめんね、これからはちょっと距離を置きたいかなって」





ほむら「うぅ......まどかぁ......」ポロポロ

マミ「自分の妄想に負けないでちょうだい......」

というかさやかもその場にいるのにまどかだけにあげたらそう思われてもしょうがないな

ほむら「そうよ......そうだわ!」

ほむら「まず手作りなのがいけないんだわ!! 市販のチョコを渡せばいいのよ!!」

ほむら「市販のチョコにすれば何の苦労もなく渡せるじゃない!!」

マミ「ちょ、ちょっと暁美さん!?」

ほむら「うんうん、なんでもっと早く気付かなかったのかしら!」

マミ「手作りを渡さなくていいの? それこそ本末転倒なんじゃ......」

ほむほむェ…

ほむら「渡せなければ意味が無いのよ!!」

ほむら「それにいざとなれば『まな板だけに板チョコ(テヘペロ』的な誤魔化し方ができるわ、ええ!」

ほむら「そうと決まればショッピングモールに行って来ましょう!」タタタタ

マミ「ああもう暁美さん!?」

マミ(はあ......仕方が無いわねこの子は......)

ショッピングモール

ほむら「ふう......目ぼしいチョコは大体買えたわね」

ほむら(ちょっとだけ休憩して行こうかしら)


まどか「あ、ほむららちゃんだ......おーい!」

ティへぇ♪

ほむら「あらまどか、奇遇ね」

まどか「えへへ、ほむらちゃんもお買いもの?」

ほむら「ええ、実は――」

ほむら(って駄目よ! チョコあげるのはあくまでもサプライズにしないと......)

まどか「わあ凄い量のチョコレート......」ジー

まどか「......もしかしてバレンタイン用?」

ほむら「! あ、ち、違うの!」ギクッ

ほむら「ほら、今日いろんな人にチョコ貰ったじゃない? そのお返しを今から準備しようと......」

まどか「......」

まどか「......そっか、ほむらちゃん女の子にモテモテだもんね」

まどか「わたし、これからバレンタイン用のチョコレート買おうと思ってたの」

まどか「もしよかったら、ほむらちゃんも付き合ってくれないかな?」

ほむら「ええ......私なんかで良ければ」

まどか「ティヒヒ、じゃあ行こう!」

ほむら「あ......まどかちょっと引っ張らないで」

まどまど?

まどか「今日バレンタインムード一色だったでしょ? だから学校じゃ渡しにくくて」

ほむら「ふふ、本当にそうよね」

ほむら「まどかは誰にプレゼントするの?」

まどか「とりあえずお世話になってるお友達かな? さやかちゃんとかマミさんとか、杏子ちゃんとか!」

まどか「ふふ、ほむらちゃんも欲しい?」

ほむら「私にもくれるの......?」

まどか「うーん、どうしよっかなー」

ほむら「......まどかのいじわる」

まどか「えへへ、冗談だよー」

…………

まどか「......ふう、これくらいでいいかな」

ほむら「結構買ったわね......あ、荷物持つわよ」

まどか「うん、ありがとう......でもほむらちゃんの買い物もあるし大丈夫だよ」

ほむら「そう? じゃあちょっと休憩しましょうか」

まどか「あ、わたしアイスクリーム屋さんがいい!」

ほむら「アイス? いいわね」

アイスクリーム屋

ほむら「まどかは何がいい?」

まどか「うーん......あ、チョコの新味出たんだって!」

まどか「ほむらちゃんも一緒にこれにしない?」

ほむら「チョコレート......」

ほむら(私のチョコの前に食べられるのは......ちょっとイヤかも)

ほむら「ごめんなさい、私やっぱりストロベリーに......」

まどか「変える? じゃあわたしは抹茶にしようかな」

ほむら「アイスおいしいわね......」

まどか「うん、そうだね」

まどか「そういえばほむらちゃんってチョコ嫌いなの?」

ほむら「え?」

まどか「ほら、さっき......」

ほむら「ああ......そうね、あまり好きではないかもね」

ほむら「ただちょっと今日は食べたくない気分だったから......」

まどか「ふーん、そっか」

三点リーダが化けてるのかと思ったらピリオドだった....しにたい....

ほむら「そういえばまどかが抹茶食べてるの初めて見たわ」

まどか「あ、やっぱり似合わないかな......?」

ほむら「ふふ、そうね。ちょっぴり驚いた」

まどか「あー笑った! むー......知らないもん」

まどか「ほむらちゃんだって普段はコーヒーとか抹茶とか渋いのに、今日はいちごでしょ!」

ほむら「う......普段は見栄張ってるから」

ほむら「さすがにこの量のイチゴは甘いわね......」

まどか「あ、じゃあ抹茶食べる? はいアーン」

ほむら「いいの? あーん......」パク

まどか「ほむらちゃんのもー」

ほむら「ふふ、どうぞ」

まどか「アーン」パク

…………

ほむら「さて、そろそろ......」

まどか「そういえばさっきね、マミさんからお茶会に誘われたの」

ほむら「お茶会?」

まどか「うん、バレンタインだし女の子皆で集まりましょうか、って」

ほむら(もしかして、マミが気を利かせて......)

ほむら「そう、じゃあ一緒に行く? まだ時間あるみたいだけど」

まどか「うーん......」

まどか「......」

ほむら「?」

まどか「......ごめんね、やっぱりわたし後から行くよ」

まどか「マミさんにも伝えといてくれるかな? じゃあね!」

ほむら「ええ、そういうことなら......」

まどかさんさり気なく間接キスを成し遂げた

巴マミ宅

ほむら「......」

ほむら(まどか、遅いわね......さやかや杏子も来ているのに)

杏子「なあなあ、今日ってチョコが腹いっぱい食える日なんだろ? 楽しみだなあ」

さやか「あんたねえ......人から貰うことばっか考えてるでしょ」

杏子「なっ!? 舐めんなよ!! あたしだって全員分のチョコ用意してきたんだぜ」ドーン

マミ「あらあら、抽選会のくじ引きみたいなボックスね」

杏子「へへ、何が当たるかお楽しみって奴だ」

さやか「まったく......どうせうんまい棒とかなんでしょ?」

杏子「なんだよー、値段じゃねーっての」

>>48      ガタッ>
<ガタッ         
        ガタッ>
   <ガタッ

>>48
そこに気付くとは…

杏子「なあほむら! ほむらはどんなチョコ持って来たんだ!?」ワクワク

ほむら「えっ私? 私は......」

さやか「うおー、何これ高そうなチョコレートばっかじゃんか!」

ほむら「ええ、どうせなら良いものをと思って......」

さやか「ぷぷ、杏子のとは大違い」

杏子「だ、だから値段じゃなくてだなー!! こう、真心とか!」

マミ「......暁美さん、手作りのはいいの?」

さやか「あれ、ほむらお手製のもあるの? さやかちゃんそっちがいいな!」

ほむら「あれは......ほら、失敗したの。だからそっちを食べて」

杏子「何だよもったいないなあ」

マミ「......」

まどか「ご、ごめんなさい遅くなって!!」

ほむら(! まどか......)

マミ「あら鹿目さん良いところに。ちょうどみんな揃ったところよ」

さやか「もーまどか遅いぞー!」

まどか「あはは、ごめんね?」

杏子「お! チョコ持ってんじゃん感心感心」

さやか「杏子はそれしか目にないのかよ......」

マミ「じゃあ、早速お茶会と行きましょうか」

マミ「まずは手始めに......」ドーン

さやか「おおー!」

杏子「うまそう......」

マミ「ふふ、特製チョコ風味のシフォンケーキよ」

まどか「わあ美味しそう......!」

ほむら「さすがマミね......」

マミ「皆のチョコの分も考えて小さめに作ってあるからどんどん食べてね」

さやか「うっ......さすがマミさん配慮がにくい」

杏子「んじゃ次のチョコは、っと」モグモグ

さやか「早っ!」

杏子「お、まどかいいもん持ってんじゃん!」

まどか「え、わたし?」

マミ「あら、可愛い小包ね」

まどか「はい、一応手作りなんですけど......」チラッ

ほむら「?」

マミさんにも友達できて良かったなあ

まどか「......ほむらちゃん、チョコ嫌いなんだよね?」

ほむら「あ......」

まどか「う、ううん! いいの、気にしないで」

まどか「......あとでたっくんとかにあげるから」

杏子「うっほお、まどかのチョコ美味そう!」

まどか「どうぞ、はい杏子ちゃんの分」

杏子「サンキュー!」

まどか「はい、さやかちゃんも」

さやか「ありがとまどか!」

まどか「マミさんにも」

マミ「どうもありがとう、鹿目さん(でも......)」チラッ

ほむら「......」

ほむら(そっか......私、まどかのチョコ貰えないんだ......)

ほむら(あ、あれ何でだろ......目にゴミが......)ゴシゴシ

さやか「よーしお次はさやかちゃんの番!」

さやか「見たまえ―!!」バサァ

杏子「うおー、これ......クッキーじゃねえか!」

さやか「ふふふ、皆チョコだと飽きると思っての粋な計らいなのだ!!」

さやか「これ惚れちゃう!? みんなさやかちゃんに惚れちゃうんじゃないかな!?」

ほむら「......」

さやか「ちょっとほむら! そこアンタのつっこみ所でしょ!」

さやか「『まあ上条恭介にはフられてるのだけれどね』ファサァって言ういつもの冷酷台詞はどしたのさ!」

ほむら「え? あ、ああごめんなさいちょっと......」

さやか「あれ結構傷つくんだぞバカヤロー!」

マミ「まあまあ、これ頂いていいかしら?」

マミ「まあ美味しい!」

まどか「わあ......赤とか黄色とかいろんな色がある」

さやか「みんなの色をイメージしてみたんだよねー、はいこれまどかの分!」

まどか「えへへ、ありがとう」

杏子「なああたしの! あたしの分は!」キラキラ

さやか「ほら落ち着いて......杏子は大食らいだから多めに入れてあげたんだから」ギッシリ

杏子「うおおおお! サンキュさやか!」

さやか「あっはは、感謝したまえー!」

ほむぅ

さやか「ほれ、ほむら!」

ほむら「あら、ありがとう......」

ほむら「......うん、ええ、美味しいわ」モグモグ

さやか「あれ......素直に感謝されるとは思わなかった......」

ほむら(......)モグモグ

マミ「さて、次は暁美さんね」

ほむら「ええ、そうね......」ガサゴソ

ほむら「......どうぞ、手作りじゃなくてごめんなさいね」

さやか「サンキュー!」

まどか「うん、ありがとう」

マミ「頂くわね」

杏子「サンキュー! へへっこんな高級なモン一生お目にかかれないぜ」

ほむら「どういたしまして、じゃあ私の番は終わりね」

まどか「......」

杏子「んじゃ最後にあたしのマジカルボックスの......」

ほむら「......ごめんなさい、ちょっとお手洗いに」

マミ「場所分かる?」

ほむら「ええ」

杏子「待ってるから早く来いよー」

ほむら「いえお構いなく、時間かかるから......」

ほむら「先に始めててもらえる?」

杏子「そうか? そう言うなら......」

バタン

ほむら「はあ......」

ほむら(そうよ、これでよかったのよ......)

ほむら(チョコも渡せたし......何よりまどかも楽しそう......)

ガチャ、パタン

ほむら「......ちょっと外の空気を吸ってこよ......」

ほむら(......しばらくここに居ても、バレないわよね......)

ほむら(......)

う○こと思われちゃうぞ!

ほむら「もうこんな時間だったのね......辺りが真っ暗......」

ほむら「街の方......イルミネーションでぽつぽつと明るいわ......」

ほむら(そりゃそうよね、バレンタインだもの......)

ほむら(私くらいの年頃だって、彼氏彼女の1人くらい......)

ほむら(特別な日に、告白したりして......)

ほむら「......」

ほむら「......せめて......」

ほむら「......チョコだけでも......欲しかったな......」

ほむら「......私ののばか......ばか......」ポロポロ



まどか「ほむらちゃん......泣いてるの......?」ガチャ

ほむら「その声...ヒック...まどか......?」

まどか「ごめんね、音が聞こえたから......」

ほむら「......そう......」ゴシゴシ

ほむら「心配掛けたわね、行きましょうか」ガチャ

まどか「......」クイクイ

ほむら「え......?」

まどか「待ってよ......」ギュ

ほう…

まどか「ホントはね、ほむらちゃんにクッキー作ろうと思ってたの」

ほむら「え......?」

まどか「今日のお昼にチョコ嫌いって聞いて......でもクッキー失敗しちゃって、時間もなくて」

まどか「だ、だから......! イチゴのチョコ作って来たの......!」

ほむら「イチゴ......」

まどか「本当はイチゴ好きなんだって、言ってたでしょ? だからイチゴチョコなら食べてくれるかなって......!」

まどか「その......ほむらちゃんだけ違うチョコだと......」

まどか「またさやかちゃんとかにからかわれると思って......」

ほむら(また......?)

まどか「だからさっき渡せなくてゴメン......これ」

ほむら「まどか......」

ほむら「あ、明かりつけないと見えないわね......今すぐ中に」

まどか「あっダメ!! 今は!!」

ほむら「え、なんで......」

まどか「なんでって......駄目なものはダメ!!」

ほむら「じゃあ、その......まどかのチョコを」

まどか「......」ヒョイ

ほむら「あれ? まどか?」

まどか「まだだーめ」

ほむら「ど、どうして......!」

まどか「......ほむらちゃんの手作りチョコ、まだ貰ってないんだから」

しえんぬ

ほむチョコおねだりするまどかさんが可愛すぎて俺はもう…!

まどか「さっきマミさんに聞いたもん」

まどか「......わたしだって欲しいもん」

ほむら「そ、そう......///」

まどか「......」

ほむら「じゃあこれ......その遅くなったけど......」

ほむら「まどか......ハッピーバレンタイン」小包

まどか「......えへへ、ありがとう」

リビング

さやか「......んでですね、学校でまどかが『ほむらちゃんモテるから渡しづらい......』っていうもんだから」

さやか「ほむらを奪い取ってやれーみたいなこと言ったら、まどか顔真っ赤にして『さやかちゃんもう知らない......!』プイッって!」

さやか「いやー面白かったなあまどかの奴!」

杏子「ん? なんだそれ」ポリポリ

さやか「まあでもでも、さすがにさやかちゃんも悪いと思ったから」

さやか「お茶会でも開いてやろうかなーと思ったら案の定マミさんが......」

マミ「あらあら、考えることは一緒なのね」

杏子「つーかほむらの奴遅くね? どうでもいいけど」ポリポリ

まどか「夜空が綺麗だね......」

ほむら「そうね......」

まどか「......」

ほむら「......」

まどか「わたしね、たまに思うんだ」

まどか「今日みたいに2人でお出かけしてるとね」

まどか「ほむらちゃんみたいな人が恋人さんだったら......きっと毎日楽しいんだろうなって」

ほむら「そう......」

ほむら「奇遇ね、私もよ......」

まどほむは純愛と変態愛の2つに分かれる傾向にあるが、これは純愛ものか

まどか「......」

ほむら「......」

まどか「......わたしのチョコ、食べる?」

ほむら「ええ、楽しみにしてたから......」

まどか「食べさせてあげる......アーンして」

ほむら「あ、あーん......」ソー

まどか「あと目つむって?」

ほむら「目? え、ええ......」

ほむら「こう......?」ギュ

まどか「ほのまま、ひーとひへへ(そのまま、じーとしてて)」

ほ…ほむ…///

きたぞーー!口移しきたぞーーー!!!ひゃっはーーー!!

ほむ

ほむら「ん......」

まどか「わはひのおふちでたへはへてはへう......(わたしのお口で食べさせてあげる......)」

ほむら「まどか......?」ギュウ

まどか「だひすひだよ......(大好きだよ......)」



ハムッ...











――――

――

───もう何も、怖くない───

うえっひぃぃぃぃいいい!!

えんだああああああああああああああああ

…………

杏子「いやー食った食った!」

マミ「そろそろお開きにしましょうか」

さやか「バレンタインの甘ったるいムードを慰め合う女子会のはずなのになんだろうこの空しさ......」

杏子「なんださやか、まだ食い足りないのか?」

さやか「ああもう杏子! 次ラーメン行くぞ!! 甘ったるくてやってられるか!!」

杏子「んじゃあさやかのおごりな!」

さやか「ばか、割り勘だっての!」

杏子「なんだよ、バレンタインぐらい奢ってくれてもいいじゃんか」

さやか「あたしだって身も心もピチピチの乙女なの!」

マミ「私は......そうね、キュウべえと二次会でも......」

QB「ボクのケーキもあるのかい!?」ヒョッコリ

マミ「ええ、2人でやけ食いしてやりましょ!」

…………帰り道

まどか「今日は、楽しかったね」

ほむら「ええ、でも気が付いたらみんな居なくなってるんだもの......びっくりしたわ」

まどか「そ、それは......///」

ほむら「......///」

QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じのキュゥマミ誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

マ・・・マミサン・・・

鹿目家前

ほむら「......」

まどか「......」

ほむら「......じゃあね、まどか」

まどか「......うん、また明日」

ほむら「......」ソワソワ

まどか「......」ソワソワ

ほむら「......も、もう、行かないの?」

まどか「ほ、ほむらちゃんこそ......!」

まどか「ねえ、ほむらちゃん......」

ほむら「......なあに?」

まどか「......」

まどか「......今日だけ、わたしはわがままな子になります」

まどか「......だから、ほむらちゃんはわたしとこれから、デートしなきゃいけません」

ほむら「......!」

まどか「だ、だから......///」

ほむら「ま、まどか......///」

ほむら「大好き......」ギュウウ

まどか「わわわ///」

まどか「その前に......ほむらちゃんの手作りチョコ食べさせて欲しいなって!」

ほむら「え......///」

まどか「ほ、ほらあ! 早く!んー!」目ツムリ

ほむら「わ、わわわ! えーっとチョコを」ハムッ

まどか「えい! 隙アリ!」ツン!

ほむら「え?(チョコが口の中に......)」コロン

まどか「早く......///」んー

ヒャッハァァァァァァ!夜のデートだあああああ亜亜ァ!

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」

もっとやれや

うっひょおおおおおおおおおお

まどか「ほむらちゃんの舌でチョコが......溶けちゃうかもしれないけど」

まどか「......ちゃんと全部、わたしに食べさせてくれないと......ダメなんだから」

ほむら「へ?」

チュッ

まどか「ん......///」

ほむら「! んむ......///」







ほむらのとって初めてのバレンタイン
初めてのキスは甘いチョコの味がしたそうです

おわり

乙ぅぅぅぅ!

今日はもう眠りに付いたはずの俺の中のまどほむが目を覚まし疼き騒ぎ出してやべぇ

乙!

ねっとりとした接吻になりそうだな…
最高だった乙!

┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄Tフ ̄Tフ __ / /

  _ノ   _ノ   _ノ ヽ/|    ノ    ノ       。。
       /\___/ヽ
    /ノヽ       ヽ、
    / ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ
    | ン(○),ン <、(○)<::|  |`ヽ、
    |  `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l  |::::ヽl
.   ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/  .|:::::i |
   /ヽ  !l |,r-r-| l!   /ヽ  |:::::l |
  /  |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-|:


今夜は豊作であった乙乙乙

甘すぎて砂糖吐いた
乙であった

乙ほむ

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