佐々木「これが僕の枕だよ」(206)

ハルヒ「えっ?」

佐々木「最初は興味本意だったんだがいまではこれがないと眠れないんだ」

ハルヒ「枕?どこから見ても人じゃない。というかキョンよね」

佐々木「うん、そうだよ。枕と言っても抱き枕だけどね」

キョン「抱かれる側としても佐々木は柔らかいし良い匂いがするし可愛いし文句なしだ


佐々木「やめてくれよ、キョン。照れるじゃないか」

キョン「最近なんてキスまでしてくるからな。」

ハルヒ「」

こんな感じで頼みます

あさまくらってなんぞや

なるほど、似たようなSSがあったんだな。

佐々木「ねえ、キョン」

キョン「なんだ」

佐々木「やはりね、僕はちょっとした違和感を覚えずにはいられないのさ」

佐々木「いいかい、君は抱き枕だ」

キョン「そうだな」

佐々木「抱き枕というのは、本来、使用する人間が抱きついて安心感や安らぎを得るものであって」

キョン「ええい、ややこしいやつめ。要約しろ、要約」

佐々木「だからね?僕から君に抱きつくのが正しいあり方であって、君が抱きしめるのは違うと思うんだよ」

キョン「ああ、すまんな。嫌だったか」

佐々木「ねえキョン、勘違いはいけないな。僕は別に、嫌悪感を抱いているわけじゃない」

佐々木「むしろ安らぎを感じるよ。そう言う意味では、そう間違ってもいないのかもしれないね」

キョン「どうする?やめるか?」ギュー

佐々木「はふぅ……む、難しい質問だね。結論を出す前に、もう少し試してみるというのはどうかな」スリスリ

キョン「よしよし」ナデナデ

佐々木「……ふにゃぁ」

佐々木「……」ギュー

キョン「佐々木」

佐々木「ふぁっ……きょ、キョン、耳元で囁かないでおくれ。くすぐったくてかなわないよ」

キョン「ふー」

佐々木「くひっ」

キョン「うーむ、いい反応するじゃないか」

佐々木「や、やめてくれって言ってるだろう」

キョン「すまん、可愛かったからつい」

佐々木「か、からかってるのかい?」

キョン「いや、本当にかわいい」ムギュー

佐々木「はう……」

キョン「照れてるのもかわいいな」ナデナデ

佐々木「あ、あの、お、お願いだよ、キョン。あんまり変なことばっかり言うのはやめてくれ……でないと」

佐々木「でないと、僕は……ふにゃ」ギュー

まだ残ってたとは。
佐々木がかわいくて子宮がきゅんきゅんする。子宮ないけどwwww

佐々木「枕の語源というのは諸説あってね」

キョン「ふむ」

佐々木「頭の隙間を支える座(くら)という意味での間座(まくら)、
    或いは神や霊を召還するために頭をのせる台としての真座(まくら)という説」
    
佐々木「それ以外にも、”(何かを)枕にして寝る”とう意味の動詞”まく”に接尾辞”ら”がついて、
    まくらになったという説もある」

キョン「”まく”ってすごいな、聞いたことないぞそんな動詞」

佐々木「ふわっ」

キョン「な、何だいったい」

佐々木「す、済まない。君の吐息が耳をくすぐったものでつい……」

キョン「お、おお悪い悪い」チョイト横ムイテー

佐々木「い、いや別に君がそういう意図の下にやってくれるのであれば、僕は全くかまわないというか
    むしろ昂ぶる欲望のままに僕を喘がせてくれて給えとか言い放ってみたい欲望を抑えるのに
    苦労する距離というか……」モニョモニョ
    
キョン「?」

佐々木「コホン、えー、それでだね。はっきりしないとは言え、枕という存在の原義に立ち返って考えれば、
    抱き枕という存在も、やはり”頭を乗せる”機能を疎かにすべきではないと思うのだよ」

キョン「……えーと済まん。何を言いたいかさっぱりわからん」

佐々木「…………腕枕してくれ給え」

キョン「何だそんなことか。お安い御用だよ。しかし何だな、今日の佐々木はえらく素直でかわいいな」ゴソゴソ

佐々木(頭ノセッ)「か、かわいいとか、こんなに至近距離で、そんなに囁くような声で言わないでくれ給え」

キョン「何で?」

佐々木「その、何というか、お腹にまで響いてしまう……」

ごめん>>1さんじゃないよ。
もう続きもないよ。

佐々木「キョン」

キョン「なんだ?」

佐々木「君は抱き枕を持ってるかい」

キョン「いや……持ってないが。抱き枕がどうした?」

佐々木「いや、僕は持っていてね。あれが無いと眠れないんだ」

キョン「ほう、意外だな。お前にそんな子供っぽい所があるとは」

佐々木「何、僕に限った話ではないよ。人は柔らかい物を抱きしめていると幼少期の記憶を潜在的に呼び起こすことでとても安心感を得るんだ。つまり、君も僕と同じというわけさ」

キョン「まぁ確かに朝起きたら布団を抱き枕代わりにしてたなんて時もあるな」

佐々木「だろう?」

キョン「で、なんでいきなり抱き枕の話を始めたんだ」

佐々木「あー、えぇと、その……抱き枕に関して、キョン、君に少し頼みごとがあって」

キョン「頼みごと?」

佐々木「だ、抱き枕になってくれないかな?」

キョン「……は?」

佐々木「あの、ほら、抱き枕は冷たいから、もし暖かければより安眠に繋がるのではと気になっただけで、他意はないんだ。変な頼みごとをしてしまって悪かった、忘れてくれ」

まだ残っているだと・・・

キョン「なんだそんなことか。別に構わないが」

佐々木「良いのかい!?」

キョン「お、おう……逆に俺でいいのか?男じゃ抱き枕代わりにするには柔らかさが」

佐々木「良い、というか君でなければ駄目なんだよキョン。君だから意味があるのであって他の誰かなんてどうでも良いんだ」ズイッ

キョン「分かったから離れろ、近い」

佐々木「す、すまない。僕としたことがつい熱くなってしまった」

キョン「あぁ。告白みたいな言い方になってたぞ」

佐々木「あ、の、いや、うん……つい嬉しくて本音が」

キョン「要は他に頼める奴が居なかったってことだろ?確かに普通の知り合いにはちょっと頼み辛いか」

佐々木「……」

キョン「佐々木?」

佐々木「あぁ……そういう事でいい……」

キョン「なんで落ち込んでるんだお前は」

飯食い過ぎて腹痛い

長門「抱き枕について検索した」
キョン「ほぅ。思念体のデータベースだ、無機的な情報だろうな」

長門「主に精神的な安定が目的とある」
キョン「まぁ、そうかも知れんな」

長門「……」
キョン「なんだ、そのジト目は」

長門「試行したい」
キョン「は?」

長門「実行する」
キョン「ちょ!やめ…ウグ」
長門「…」クギュ
キョン「ングガ」ムッギュ

キョン「も、もういいだろ。俺は枕じゃないぞ!」
長門「…まだ足りない」ギュッ

佐々木「……まぁいいさ、分かっていた事だ」

キョン「なんか知らんが立ち直ったらしいな。ところでいつ寝るんだ?」

佐々木「え?」

キョン「抱き枕役をやるのは良いんだがいつやればいいんだ」

佐々木「今夜、とか……?」

キョン「お、おい、まさか夜通しでやるのか?」

佐々木「え?」

キョン「え?」

佐々木「だ、駄目だったかな……」シュン

キョン「試すだけなら今で良いんじゃないか?」

佐々木「い、今から!?」

キョン「夜となるとどちらかが泊りに行く事になる訳だしな」

佐々木「でも準備もしてないし」

キョン「準備?」

佐々木「心の準備とか色々あるんだ」

キョン「自分から言い出して何を言ってるんだお前は」

佐々木「とにかく最低でもお風呂に入ってからじゃないと駄目なんだよキョン!」

キョン「あぁ風呂か。俺も入っておかないとお前に悪いもんな。男の体臭は鼻につくと言うし」

佐々木「いや、それに関してはむしろ入らないほうが僕としては嬉しいというか……とにかく夜にまた来るよ」バタン

キョン「あ、おい」

キョン「……親になんて言っときゃ良いんだ」

遅々として進まない

保健室。

キョン「…ん…。どうしちまったんだ」
長門「私が運んだ」

キョン「何があったんだ」
長門「涼宮ハルヒが部室に入るなり、あなたに跳び蹴りを見舞った」
キョン「…あいつ」
長門「反射的に動いた後、ひどく狼狽していた」
キョン「勘違いしやがって。ただの抱き枕実験。しかも、否応なく」
長門「……」

ほも

いつ現れるかわからない書き手を延々と待つ作業です

スレたてたぼくもびっくりです

まだあった
誰か

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