エスナ「よう、ポイゾナ」ポイゾナ「あ、エスナ先輩」 (8)

エスナ「よう、ポイゾナ」

ポイゾナ「あ、エスナ先輩」

エスナ「お前、相変わらず暇そうだな」

ポイゾナ「エスナ先輩がいたら僕なんて出番ないっすよ」

エスナ「まあな、戦闘不能とゾンビ以外は治せるからな」

ポイゾナ「僕なんて毒だけですから。プレイヤーさんも毒でもめんどくさいってエスナ先輩使いますし・・・」

エスナ「はっはっは、いじけるなって。人気者には人気者の辛さがあるんだぜ。ま、お前も頑張れよ」

ポイゾナ「あ、はい」

エスナ「お、およびがかかった。じゃあな」

ポイゾナ「はぁ、毒だけ治せてもなぁ・・・」

ポイゾナ「初期の頃は重宝してもらってたのになぁ。いつから僕はこんなベンチウォーマーになってしまったんだろ・・・」

ケアル「あ、ポイゾナ君」

ポイゾナ「やあ、ケアルさん」

ケアル「ポイゾナ君、私達、もういらないかもね・・・」

ポイゾナ「え?」

ケアル「ケアルラとかケアルガにホアイトウインドとか出てきたから、私なんか、もう・・・」

ポイゾナ「ケアルさんは時々、フィールドで回復する時に連打されてるじゃないですか」

ケアル「うん。でもそれってケアルガがMP消費が大きいからでしょ。それってなんか違うっていうか・・・」

ポイゾナ「出番があるだけうらやましいっすよ。僕なんて多分存在自体をプレイヤーさん忘れてますし」

ケアル「私ね、ポイゾナ君がうらやましい。どうせなら存在そのものを忘れ去られてしまえば何も期待なんてしないのに・・・
MP節約したい時だけ呼ばれるの・・・それってなんか都合のいい女みたいよね・・・」

ポイゾナ「ケアルさん・・・」

ケアル「ごめんね。贅沢な悩みなのはわかってるの。出番があるだけで・・・幸せよね」

ポイゾナ「・・・」

レモラ「まったくだぜ。贅沢言うのも大概にしろよな」

ケアル「レモラ・・・」

レモラ「俺なんて存在はおろか何者かさえプレイヤーのやろうは認識してないぜ。時々、冒険に疲れた時にステータス画面を見て悦に浸る時に『レモラ?レモラってなんだ?レモラ・・・?なんだこれ?』って感じだぜ」

ポイゾナ「しかも『よびだす』で出てきたら舌打ちされてましたよね」

レモラ「そう。俺は全力でボスに絡み付いたのにな・・・プレイヤーさんのご希望は俺なんかじゃなかった・・・。
なあ、俺は時々思うんだ。俺はなんのために存在するんだろうってな。召喚されず、『よびだす』で出番がきたら舌打ちされる・・・こんな存在に何の価値があるんだろうか・・・」

ポイゾナ「レモラさん、元気出して下さい。いつかレモラさんもプレイヤーから必要とされる日はきますよ。ファイナルファンタジーはまだまだファイナルじゃないんですから」

レモラ「そうだな。これからずっと続いていくんだ。いつか俺の出番がくるかもな・・・」

ポイゾナ「レモラさんは召喚獣なんだからいくらでも補正とか設定付け加えれますから希望はありますよ」

レモラ「ありがとう。楽になったよ」

アルテマ「そうだぞ。レモラ、希望を捨ててはいかん」

レモラ「ア、アルテマ先輩!!」

アルテマ「私だって始めは見向きすらされず『アルテマはいらないからミンウをよこせ』と何度言われたかわからん。
だが今では究極魔法の名に恥じない魔法になったんだ。希望を捨てずファイナルファンタジーにこの身を捧げてきたからな。だからお前も諦めなければいつかスターになれる!」

ポイゾナ「まあ、アルテマ先輩の場合は設定上、ラスボスを倒す切り札だみたいなこと言われてたのに弱すぎましたよね」

アルテマ「う!」

ケアル「あの頃は私、アルテマ君よりはるかに重宝されてたなぁ・・・」

アルテマ「わ、私だって当時は必死だったんだ・・・4ではメテオに座を奪われた感はあったからな・・・」

ポイゾナ「仕方ないっすよ。アルテマ先輩のあの弱さはあまりに酷すぎましたから」

アルテマ「うむ。だから必死で努力して力を付けたのだ。6は魔法中心の話だったから絶対出番勝ち取ろうと思ってな・・・」

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