京子「船見結衣依存症」(139)

七森中
 ごらく部部室

京子「ね、結衣、ちゅーしよう」

結衣「…………」

京子「だめ?ちゅー」

結衣「…あのさ」

京子「うん?」

結衣「ここ学校なんだけど」

京子「知ってるよ?」

結衣「………」

京子「………」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
結京ならめっちゃ支援!!

結衣「あのさぁ」

結衣「学校でその…そういう事するのはだめだって言ったろ」

京子「でも…」

結衣「だめだ」

京子「…じゃあ今日結衣ん家泊まr」

結衣「いいけどキス禁止な」

京子「むーーー…!!」プルプル

結衣「……あかり達こないなぁ」

京子「あぁん結衣ぃぃーーっ!!!」ガバァ

結衣「うわぁ!?」

京子「結衣…」ノシッ

結衣「ちょ…待て!落ち着k」

京子「……すき」チュー

結衣「んぅっ!?」

京子(ゆいのくちびる…あったかい…)

結衣「んっ、ふぁ、やめ…」

京子「ん…すき、ゆい、すき…」ピチャピチャ

結衣(おまっ…ほんとに落ち着けって!!)ジタバタ

結衣(だ、誰か来たらどうすr)

ガラッ

あかり「やっほー結衣ちゃん、京子ちゃ…」

結衣「………!」

京子「………?」チュー

あかり「…………」キョトン

あかり「…ああああああああ!?」

京子「………」チュー

結衣「ーーーー!!!」アタフタ

あかり「あああああの!ごめんなさい!ごめんなさぁい!!!」ガラッピシャン

あかり「わああああああああああああああああああああ」ダッシュ

結衣(あかりーーーーー!!!)ジタバタ

京子「………」チュー

結衣「ぷはっ!いつまでやってんだよ!!」ドカッ

京子「もふっ!?」ズドン

あかり「ご、ごめんね二人共…邪魔しちゃって」モジモジ

結衣「いや…あかりは悪くないよ」カアァ

あかり「…結衣ちゃんと京子ちゃんって、お付き合いしてるの?」ドキドキ

京子「うん!!」

結衣「うんじゃねえ!!」

京子「…違うの?」

結衣「ち、違くないけど…」

結衣「人の前でそういう事言うの恥ずかしいっていうかさ…」

京子「私はこんなに結衣の事が好きなのに…」ギュー

結衣「そういうのが恥ずかしいんだって…!」カアァ

あかり(あかりお邪魔だなぁ)

またー?

あかり「それにしても二人が恋人同士だったなんて…あかり、全然気が付かなかったよぉ」

京子「私はばれても全然構わないのに…」

結衣「私が構うんだ」

結衣「…あかり、みんなにはこの事は内緒にしておいてくれないかな」

結衣「…恥ずかしいから」

あかり「うん、分かった」

京子「いやもっとばんばん言いふらし」

結衣「お前はだまれ」

京子「はい」

あかり「…ふふっ」

結衣京「「?」」」

俺「・・ふふっ」

京子「なにがおかしいのかね、あかりんや」

あかり「だって二人がなかよしだから…」

京子「?」

あかり「昔から、あかりたち三人一緒だったけど」

あかり「結衣ちゃんと京子ちゃんは特になかよしだったから」

あかり「あかり、二人が恋人同士なのってすっごく素敵だと思う」

あかり「頑張ってね、二人のこと応援してるから…」

結衣「ありがとう、あかり」

京子「心配されなくても結衣と私はずっと一緒だよー」

結衣「それにあかりと、ちなつちゃんもな」

あかり「うんっ!!」

放課後
 帰り道

結衣「…よかったな」

京子「ん?」

結衣「あかりがいい子でさ」

結衣「やっぱり…女の子同士で付き合うのって、世間的にはいい目で見られないだろうし」

結衣「もしあかりに嫌われたらいやだな、って思って」

京子「あかりはそんな子じゃないっしょー」

結衣「…そうだよな」

京子「それにもし嫌われても私がいるよー」ダキッ

結衣「あのなぁ」

結衣「私は今、真面目な話を」

京子「真面目だよ」

結衣「え」

京子「誰かに嫌われたって、誰かに怒られたって」

京子「私は結衣がすき」

京子「ずっと、ずっと結衣と一緒だよ」

京子「だって好きだから」

京子「結衣がいなきゃ、生きていけない」

京子「…そばに、いさせて」ギュッ

結衣「…うん」ギュ

結衣「ずっと一緒だ」

京子「…えへへ」

結衣「ふふっ」

京子「じゃあちゅーしようぜ?」

結衣「な、なんでそうなるんだよ!?」

京子「え!?だって今のは確実にちゅーする流れだろー!」

結衣「路上だよ!ここは路上だよ!」

京子「路ちゅー」

結衣「だまれ」

結衣「…前から思ってたんだけどお前、節操なさすぎ」

結衣「所構わずキスしようとするの何とかしてくれ」

京子「それは無理ですね」キッパリ

京子「だって私、結衣とちゅーしてなきゃ死んじゃうし」

京子「人は酸素を求めるように、私は結衣を求めるんだよ…」

京子「いわば、船見結衣依存症だッ!!」ババーン

結衣「………」

京子(…あれ、怒って…る…?)

結衣「………京子」ゴゴゴゴゴ

京子「は、はいっ」

結衣「お前が私のことをどれだけ好きか分かって嬉しいよ」ゴゴゴゴゴ

京子「はわわ」

結衣「でも、物事には限度があると思うんだ?」ゴゴゴゴ

京子「ひいいぃ…」ガクブル

結衣「たばこを吸ってる人がたばこをやめる時、どうする?」ゴゴゴゴ

京子「き…禁煙…?」プルプル

結衣「うん」ニコッ

京子「……?」

京子「………!!」パチーン

京子「ま、まさか…っ!!」

結衣「お前、しばらく禁結衣な?」ニコッ

京子「そ、そんなぁぁぁぁーーーー!!!?」


 結衣のマンション

結衣「………」ピコピコ

京子「………」ゴロゴロ

京子「………」ソローッ

結衣「……触るの禁止」ピコピコ

京子「き、厳しすぎだろ…!」

結衣「しばらくの間はキス、膝枕、腕枕、だっこ、全部禁止」シレッ

京子「ちくしょう!鬼!悪魔!馬鹿!大好き!!」

結衣「何とでも……ん?」

京子「大好き!」

結衣「あ、はい」

京子「…おなか減った」グゥー

結衣「そうだな…夜ご飯作るか」スクッ

結衣「…なにがいいかな」ガサガサ

京子(……ふふ)

京子(知ってるんだ、結衣の夜ご飯はだいたいご飯系のものなんだ)

京子(ごはんつぶをほっぺにくっつけたところですかさず…)

結衣「お米炊き忘れてたな…寒いしうどんでも作ろうか」

京子「えっ」

結衣「えっ?」

京子「えぇー」

結衣「えぇ…」

京子「うどんうめえ」チュルチュル

結衣「それはよかった」チュルチュル

結衣「うどんにてんぷら入れるとしたら何いれる?」チュルチュル

京子「やっぱ海老かなぁ、結衣は?」チュルチュル

結衣「今日はさつまいもがいい」チュルチュル

京子「あぁー」チュルチュル

京子(こりゃ食事中に結衣には触れないな…)

結衣「食べ終わったら風呂はいろうか」チュルチュル

京子「!」

京子(これだ)

京子「はふっ、はふっ」チュルチュルチュルチュル

結衣(食うの早いな…)

京子(早く食べて結衣と一緒にお風呂に…ふふふ)チュルチュル

京子「ぷはっ、ごちそうさまでした!!」

結衣「うん」

京子「さぁ結衣!お風呂に…!」

結衣「あー、まだ食べ終わってないから先に入っていいよ」チュルチュル

京子「なん…だと…」

結衣(お前の考えてることなんてお見通しなんだよ)チュルチュル

京子「うぅーーっ……!!」プルプル

結衣「はふはふ」モタモタ チュルチュル

京子「こ、これで勝ったと思うなよぉーーーッ!!!」ダッシュ

結衣「……」チュルチュル

結衣(ちょっといじめすぎたかな)

結衣(いや…きっと京子のことだから)

結衣(お風呂の中で…)

京子『あぁ言えば結衣はきっと心配して追いかけてきてくれるに違いない!』カポーン

京子『さぁいつでも来るがいい、結衣ー!!』

結衣「とか言ってるに違いない…」

結衣「はふはふ」チュルチュル

その頃
 お風呂

京子「あぁ言えば結衣はきっと心配して追いかけてきてくれるに違いない!」カポーン

京子「さぁいつでも来るがいい、結衣ー!!」

京子「…………」シーン

京子「…髪でも洗おうかなぁ」

京子「いや…結衣と洗いっこしたいしなぁ…」

京子「…………」ワクワク

京子「…………」ワクワク

京子「…………」ワクワク

京子「…………」ワクワク

京子「…………ん?」

結衣「…っしゃ、レベルあがった…」ポチポチ

京子「来いよ!!!!」バタン!!

結衣「うぉっ、なに」

京子「何で来ないんだよ!!!お風呂に入れよ!!!!」ムキーー

結衣「いや、京子が風呂に入ってるから…出たら入ろうかと」

京子「そこは来いよ!!!!遠慮せずに来てよ!!!!」

結衣「やだよ、一緒に風呂入ったらお前、私に触る気だろ」

結衣「禁止って言ったろ、覚えてないのか」ポチポチ

京子「……うっ」

結衣「死ぬわけでもないし、ちょっとくらい我慢できるだろ?」ポチポチ

京子「……………!」

京子「ひ、ひどいよ…」

京子「今だって死ぬほど結衣に触りたいのに!」

結衣「だから、本当に死ぬわけじゃないだろ」

京子「私は…結衣が好きで…」

結衣「はいはい…ありがと」

結衣「好きならもう少し自重してくれると嬉しいんだけどな」

京子「ゆい……」

結衣「…………」ポチポチ

京子「っ!!」バチン!

結衣「つっ…!お前、なにす…!!」

京子「ゆ…ゆぃの…!ばかっ…!」ボロボロ

京子「わたしっ…ゆ、ゆいのこと、すきなのにっ…!」グスグス

京子「もう知らない!!大っきらい!!」ダッ

結衣「な、なんだよ…なに怒ってるんだよ」

結衣「…………」






結衣「………痛いな」

結衣「…おーい」

京子「…………」

結衣「そこ寒いだろ…降りてこいよ」

京子「…………」

結衣「あのなぁ…いつまで意地はっtぶぇっ」ボフッ

結衣「…ロフトから枕を落とすnぬぁっ」バサッ

結衣「毛布を落とすな!」

京子「…………」

結衣「…じゃあ勝手にしろよ、この毛布も枕も私が使うからな」ズルズル

結衣「その上すごい寒いからな、降りてくるなよ」

京子「…………」

結衣「…………ッ!!」イラッ

結衣「じゃあ一生そこに居ろよ!馬鹿京子!!」バン!

結衣「はしごだって外してやる!ご飯だって作ってやらないからな!!」ガッシャ

京子「…………」

結衣「いいのかよ、そこから降りられないんだぞ!」

京子「…………」

結衣「…何とか言えよ!!馬鹿!!」

結衣「もう知らない!京子なんてだいっきらいだ!!」

京子「…………」

結衣「…………」

結衣「…………」

結衣「…………」

結衣「…………」

結衣「…………」

結衣「…………」

結衣「…………」

結衣「…………」

結衣「…………」

結衣「………………」

結衣「…………」

結衣(胸が、痛い…)

結衣(…今までけんかした事なんて無かったのに)

結衣(なんであんな事言っちゃったんだろう)

結衣(なんで私、風呂に入らないでゲームしてたんだろう)

結衣(なんで私、ロフトのはしご外しちゃったんだろう)

結衣(なんで私、京子のぶんの毛布被ってるんだろう)

結衣(寒くないかな…上)

結衣(家の中でくらい…スキンシップとってあげればよかった…)

結衣「………京子」

結衣「京子…起きてる?」

京子「…………」

結衣「京子……」ガシャッ ガタガタ

京子「…っん……うぅ……」グスグス

結衣「きょ、京子……」

京子「ゆ、結衣……?」グスッ

結衣「…さっきはその…言い過ぎた」

結衣「私、無神経だったっていうか…」

結衣「ご、ごめっぐあ」ボフン

結衣(布団投げられた…)

京子「ゆ、結衣なんて嫌いだもん!」

結衣「う……」

京子「わ、私はっ、結衣が好きなのに!」

京子「好きだから手繋いだり、キスしたりしたいのに」

京子「結衣は嫌がるけど…好きだから止められないのに」

京子「だから…触らせてくれない結衣なんて」

京子「結衣を禁止する結衣なんて大嫌いだ!!」

京子「……結衣!!」ダキッ

結衣「う、うわっ」オロオロ

京子「触らせて…キスさせて?」

京子「結衣を好きでいさせて」

結衣「……う、わ」カアァ

京子「結衣?」

結衣「ま、待って…!ちょっ見ないで…!」バッ

結衣(ど、どうしよう…!絶対顔真っ赤だ…!!)ドキドキ

京子「…結衣、どきどきしてるね」ピトッ

結衣「うわ、ほ、ほんとに待って…!!」ドキドキドキ

京子「やだ…待てない」グイッ

京子「なんていうか…禁断症状って言うのか…」

京子「ここで結衣を離したらマジで死んじゃうかも…」ドキドキ

結衣「………っ」ゴクリ

京子「目、閉じて…?」

結衣「…………っ」パチ

京子「んっ……」チュー

結衣(あ…京子の唇、柔らかい…)

結衣(…きもちいい)ポーッ

京子「…好きだよ、結衣」スッ

京子「愛してる」

結衣「!?」ドキン!

結衣「なっ…!?ちょっお前…!えぇ…!?」ドキドキドキ

京子「どしたの?」

結衣「は、反則…だろ…!」

結衣「こういう時に、そういう事言うの反則…!」ドキドキ

京子「…でも本当に愛してるのに」

結衣「やめて…」カアァ

京子「あ、赤くなった、かーわいー!!結衣たんかわいー♪」

京子「愛してるっ、愛してるよ結衣っ♪」ニコニコ

結衣「おい、調子乗んな」

京子「すいませんでした」

結衣「…………」

京子「…………」

京子「…でも本当に、本当に愛してるから」

京子「マジで船見結衣依存症だよ」

結衣「…ぷっ」

結衣「そんなわけないだろ…」クスクス

京子「わ、笑うなよっ」

結衣「笑っちゃうよ…」クスクス

京子「ふんっ」プー

結衣「…ありがとう」

京子「うん」

次の日
 朝

京子「………ねむーい」フラフラ

結衣「早くしないと遅刻するぞ」

京子「もぉ…なんでこんなに眠いの…?」

結衣「昨日の夜、『結衣分摂取ちゅっちゅー』とかやってたからだろ」

京子「だぁってー、そうしないと禁断症状がぁー」

結衣「まだそんな事言ってんのか…さっさと起きろ」

京子「あいあいさー…」フラフラ

京子「…………」

京子「ねぇ結衣」

結衣「なに?」

京子「……今日は、外でキスしていい?」

京子「結衣分足りないと死んじゃうからさ…」

結衣「……………はぁ」

結衣「愛してる、って言ってくれたら、いいよ」

京子「!」

京子「っしゃーっ!!結衣マジ愛してる!!」

結衣「はいはい…」

結衣「ほら学校行こう、マジで遅刻するぞ」

京子「おうっ!!」

おしまい

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