赤沢「はぁ…恒一くんとチュッチュしたいなぁ…」(440)

小椋「えっ?泉美、恒一君のこと好きだったの?」

赤沢「まあね…。あ、これ皆には内緒よ?」

杉浦「でも、恒一君って見崎さんと仲良いよね」

赤沢「そこなのよねぇ…」

小椋「告白しちゃえば?」

赤沢「それが出来たらとっくにやってるわよ!」

小椋「そ、そんなに怒らないでよ…」

赤沢「ごめん…」

杉浦「まぁ、仕方ないよ」

赤沢「私だって、一応それなりに努力してるのよ?」

杉浦「努力?」

赤沢「そう。少しでも恒一くんを振り向かせようとね」

小椋「例えば?」

赤沢「そうね…放課後、誰もいなくなった教室でこっそり恒一くんのリコーダーぺろぺろしたり…」

杉浦「へ、へえ…」

赤沢「あと、恒一くんの机の角とかシャーペンでオナニーして私の匂いを染み込ませたり…」

小椋「す、凄いね…」

赤沢「それから、恒一くんの体操着でランニングして私の匂いを染み込ませておいたわ」

杉浦「告白した方が早いと思うよ?」

赤沢「そうだ、放課後、私の家に寄って行きなさいよ。いい物見せてあげるわ」

小椋(嫌な予感しかしないのは気のせいかしら…)

杉浦(私たちにとっては絶対いい物じゃないと思う…)

赤沢「あがっていいわよ」

小椋「おじゃましまーす」

赤沢「ここが私の部屋よ」

ガチャ

杉浦「うわ…」

小椋「ひえ…」

赤沢「どう?」

杉浦「どうって言われても…」

小椋「部屋中に恒一君の写真張ってるんだ…予想通りと言うか、何と言うか…」

赤沢「良いでしょ?」

赤沢「これも見てよ!」

杉浦「え…何これ?」

小椋「恒一きゅん日記…?」

赤沢「うん、恒一きゅん日記。今のところ4巻まであるわよ」

小椋「わわっ…恒一くんの写真がまたびっしり…」

杉浦「よくここまで集めたわね…」

赤沢「恒一くんが転校して来てから、毎日盗撮してたからね」

小椋「へ、へぇ…何て言うか、すごいね」

赤沢「あ、正確には病院で会った時から盗撮してたけどね」

杉浦「あんた凄いわ、本当に」

赤沢「ちなみにオススメは2巻よ。授業中にウトウトしてる恒一くんの写真があるから」

赤沢「ほら、これこれ」

小椋「…ごめん、どこら辺がオススメなのか良く分からないんだけど」

赤沢「ウトウトしてる恒一くんなのよ!?スーパーレアじゃない!!」

小椋「怒んないでよ…怖いのよ泉美が怒ると」

赤沢「ご、ごめん、ついカッとなって…」

小椋「まぁ、泉美が恒一くんの事をどれだけ好きなのかは分かったわ」

杉浦「そうね。大したもんだわ」

赤沢「はぁ…恒一くん…ちゅっちゅしたい…」

~翌日・教室~

赤沢「よし…まだ早いから誰もいないわね…」

赤沢「恒一くんの体操服…ハァハァ」

赤沢「いただきます!」

赤沢「クンカクンカ、スーハースーハー!あぁん…いい匂い…」

赤沢「ん…クチュクチュ」

赤沢「ああっ!も、もうダメぇぇぇ」プシャアアア

赤沢「どうしよう…恒一くんの体操服にかけちゃった…」

赤沢「んー…でもまぁ、私の匂いがついた訳だし…これはこれで良いか」

赤沢「ふふ…恒一くんが私の匂いに包まれながら運動するのね…ゴクリ」

赤沢「そして…そして恒一くんの汗と私の体液がいやらしく混ざり合うのね…」

赤沢「ふふっ」




鳴「…」

赤沢「ぎゃあっ!!」

鳴「…何、してるの?」

赤沢「あんた…いつからそこに?」

鳴「榊原くんの体操服を両手で掴みながらハァハァしてるところから」

赤沢「くっ…全部見てたってことか…」

鳴「最低ね」

赤沢「さ、最低なんかじゃないわよ!」

鳴「榊原くん、きっと嫌がるだろうなぁ」

赤沢「そんな事ない!恒一くんはきっと喜んでくれるわよ!」

鳴(ダメだこいつ…く何とかしないと)

赤沢「この事は絶対秘密にしてよ!?」

鳴「…わかった」

赤沢「…」

ガラッ

恒一「おはよう」

赤沢「おはよう」(恒一くん来たあぁぁぁぁぁ!!)

恒一「今日は早いね」

赤沢(あぁ…恒一くん…好きよ?大好き!届け私のテレパシー!)

恒一「…?」

鳴「ほっといた方が…いいよ。もう、始まってるかも知れない」

恒一「?」

先生「つまり比喩表現と言うのはだな…」

恒一「先生、ちょっと保健室行って来てもいいですか?」

先生「どうした榊原。具合でも悪いのけ?」

恒一「はい…」

先生「じゃあ…誰か付いて行ってやれ」

赤沢「!!」

もしかして、見崎鳴「気をつけて、もう始まってるかもしれない」の人?

>>34
一応。皆続いてくれるかと思ったら全然続かなくてワロリエンヌ

赤沢「わ、わた 勅使河原「俺が行きまーっす!!」

赤沢「あ゛?」

勅使河原「ひ、ひいぃっ!」

高林「しょうがない、僕が行くよ」

望月「いや、僕が付き添うのが妥当だと思うよ」

桜木「いえいえ私が」

赤沢「っせぇんだよ、おめぇら!!」

シーーーーーン


赤沢「先生、委員長である私が行きます。あくまで委員長として、です」

先生「お、おう。頼んだぞ」

赤沢「さ、行きましょ。恒一くん」

恒一「う、うん…」


~保健室~

赤沢「あら?誰もいないのかしら…」

恒一「そうみたいだね…」

赤沢「そっかぁ…誰もいないのか」

恒一「…」

恒一「と、とりあえず僕はベッドで横になってるよ」

赤沢「あ、うん」

恒一「ありがとう赤沢さん。もう教室に戻っていいよ」

赤沢「先生が来るまでここにいてあげるわ」

恒一「えっ」

赤沢「恒一くん、寒い?」

恒一「ああ…ちょっとね…」

赤沢「…じゃあ、私が温めてあげる」

恒一「え…あ、赤沢さん?」

赤沢「よいしょっと」

恒一「な、何で赤沢さんまでベッドに入って来てるのさ」

赤沢「恒一くんを温めるためよ…?」

恒一「いや、いいって…」

赤沢「ほら…こうやって…。ね?」

恒一「あ、赤沢さんっ…!」

赤沢「あったかいね…恒一くん」

恒一「赤沢さん…もう教室に戻った方がいいよ…」

赤沢「これじゃどっちが温められてるのか分からないね…」

ガラッ

鳴「…」

恒一「見崎さん?」

赤沢「チッ」

対策係の男子って何て名前?

遅れてすまん書きますぞ

後日

風見「赤沢さん、ちょっといいかな」

赤沢「何メガネ」

風見「恒一くんの事なんだけど…」

赤沢「私のダーリンが何?」

風見(うわ…言いづらい…)

風見「クラスの皆で話し合ったんだけどさ、恒一くんをいない者にしようと思って」

赤沢「…は?」

赤沢「何それ…ふざけてるの?冗談よね?」

風見「いや本気です…」

赤沢「皆して恒一くんをイジメるってわけ?」

風見「ち、違うよ…対策係なんだから、赤沢さんだって理解できてるだろ?」

赤沢「全然理解できない。何で?ねぇ、何で?」

風見(うわ、めんどくせぇ…)

風見「とにかく、クラスの決まり事だから!守ってくれ」ダダッ

赤沢「逃げやがって…」ギリリ

そして、恒一くんは「いない者」にされた…。

ガラッ

恒一「…」(あれ?遅刻?…じゃないよな)

恒一(皆集まって何してるんだろ)

恒一「なあ」

和久井「…」

恒一「ねえ、望月」

望月「…」

恒一(無視…これってまさか)

赤沢(ごめんね、ごめんね恒一くん!)

恒一(そっか、なるほどね。僕もいない者にされたわけか…)

勅使河原(すまねぇ、サカキ)

恒一(いない者って事は…自由にやっていいんだよな…?)

ガタッ カツカツ

望月(わわわっ、恒一くん何するつもりだろ…)

赤沢(こ、こっちに来る…!?)

恒一「赤沢さんの隣に座ろっかな」

赤沢「!?!?!」

恒一「前から赤沢さんの隣がいいなぁ、なんて思ってたし」

赤沢(こ、恒一くん…//)

恒一「…」ジーーーッ

赤沢「…//」カアァァッ

恒一(綺麗な横顔だなぁ)

赤沢(み、見られてる!恒一くんに見られてるよぉ!)

恒一「赤沢さんの髪の匂い、嗅いじゃおっかな…」

赤沢「///」

恒一「ねえ、嗅いでもいい?…って、僕はいないんだよな」

恒一「なら、嗅いでも…いいよね」

赤沢(ドキドキ)

恒一「…」

赤沢(か、顔が近い!//)

恒一「…赤沢さん、いい匂いがする」

赤沢「~~~ッ!//」

赤沢(もっと、もっと嗅いで!私の匂い、もっと嗅いで恒一くん!!)

小椋(泉美………幸せそう)

先生「よーし、じゃあこの問題を…赤沢、答えてみろ」

赤池「邪魔すんじゃねぇよ!!!!」

先生「ビクッ す、すまん」

風見(赤沢さん…ちゃんとしてよね)

恒一「はぁ…何か邪魔が入って冷めちゃったな」

赤沢(えっ…)

恒一「屋上に行くか…」ガタッ

赤沢(ま、待ってよ恒一くん!もっと私の匂い嗅いでよ!!)

~屋上~

恒一「さっきね、赤沢さんの髪の匂い、嗅いだんだ」

鳴「…そう」

恒一「いい匂いがした」

鳴「…よかったね」

恒一「うん」

鳴(ダメだこいつも…早くなんとかしないと)

キーンコーンカーンカーン

赤沢(チャイムが鳴ったのに恒一くん来ない…)

ガラガラッ

恒一「授業に遅れても大丈夫なのは役得だな…」

赤沢(来た!恒一くん来たぁぁぁぁぁ!!)ガタッ

柿沼「赤沢さん…座ってよ、黒板見えない」

赤沢「ご、ごめん」

恒一「さてと、また赤沢さんの横に座るか」

赤沢「ドキドキ」

恒一「ごめんね赤沢さん…また隣に座っちゃって。迷惑だよな…」

赤沢(ううん、そんな事ないよ!迷惑なんかじゃない!)

恒一「でも隣にいたいんだ…赤沢さんの」

赤沢(ああああああああああああ恒一きゅうぅぅぅん!!)

赤沢(私も、私も恒一くんにずっと隣にいてほしい!!)

恒一「…キスしちゃおっかな」

赤沢(き、ききききキス!?)

赤沢(こ、恒一くんと…チュッチュできるの…?そういう事よね?!)

赤沢(はうぅぅぅぅぅ!!)

赤沢(さぁ、来なさい恒一くん!カモン!カモン恒一くん!!)


恒一「赤沢さん…鼻血…」

来てそうそう申し訳ないんだけど…
これからドラゴンタトゥーの女見てくる。

5時には戻れると思う

ただいま。
ドラゴンタトゥー面白かったよ!まさかのアナルプレイまで飛び出して

赤沢「え゛っ」

先生「おう赤沢、大丈夫か?」

赤沢「平気です!」

先生「とは言え心配だな…おい小椋、赤沢を保健室に連れてけ」

小椋「はい」

赤沢(こ、恒一くんと離れ離れになっちゃう…)

恒一「よし、僕も行くか…」

先生(なんと…)

赤沢「…//」

恒一「…」

小椋(二人の間に割って入れないんですけど…)

~保健室~

小椋(どうしよう…このまま教室に戻りたいけど…)

小椋(泉美を一人にしたら恒一くんが何かするかも…)

小椋(あれ?でもそれって泉美には絶好の機会なんじゃ…)

恒一「小椋さんもよく見ると可愛いよなぁ…」

小椋「!?」

赤沢「!?」

恒一「目とかクリッとしてるし、顔全体が整ってるな…」

小椋(こ、恒一くんたら何を…)

赤沢(くっ…)ギリギリ

小椋(ひいっ…泉美がこっち睨んでる…!)

恒一「でも…僕はやっぱ赤沢さんのような子がタイプかな…」

赤沢「!!」

恒一「キリッとした目つきとか…ツインテールとか…細くて長い脚とか…」

赤沢(こ、恒一くん!?//)

小椋(…少し残念かな)

赤沢(恒一くん…私のことそんな目で見ててくれたなんてっ!)

ガチャッ

鳴「あら、榊原くん。あなたもここに来てたの」

恒一「見崎さん。よくここで会うね」

赤沢「チッ」

小椋(これが修羅場か…)

鳴「何でここに来たの?」

恒一「赤沢さんが鼻血出して、それで心配だから付いて来たんだ」

鳴「…そう」

赤沢(いつもいつも邪魔しやがってこのチビ…早く帰れ!シッシッ!)

恒一「見崎さんも具合悪いの?」

鳴「ううん。ただ寝に来ただけ」

恒一「そ、そう…」

赤沢(うっぜえぇぇぇぇぇぇぇ!!)

小椋(ひええ~泉美が鬼のような形相に…)

小椋「い、泉美、私は教室に戻るね…」

赤沢「うん、ありがとね」

恒一「…俺も戻るかな」

赤沢(あぁぁぁん行かないでダーリン!恒一きゅんカムバック!!)

赤沢「はぁ…恒一くん行っちゃった…」

鳴「…」

赤沢「何でかなぁ…」

鳴「…」

赤沢「…」

鳴「…」

赤沢「…オナニーでもしよ」クチュクチュ

鳴「…」スタスタ ガラッ

赤沢「あぁああぁぁ!恒一くん!!」クチュクチュ

赤沢「あっ…んんっ……ふぅ…」

赤沢「すっきりした…」

赤沢「すっきりしたら何か体の調子も良くなったわ」

赤沢「さすが恒一くん!恒一くんのこと思ってオナニーしただけで、こんなに元気になれるなんて」

赤沢「ありがとう…恒一くん//」



赤沢「さて戻るか」

~美術の時間~

三神「じゃあ今日は二人組を作って、お互いの顔をデッサンして下さい」


恒一「となると、見崎さんは自動的に僕と組むことになるね」

鳴「よろしくね、榊原くん」

赤沢「…」ギリギリ パキッ

小椋「泉美…鉛筆折ってるよ…」

赤沢「ふんっ。別にいいわよ。もう一本あるし」

恒一「見崎さん、顔が良いから書きやすいよ」

鳴「そ、そう…。榊原くんも書きやすいよ…?か、かっこいいから…」

恒一「はは…見崎さんはお世辞が上手いな」

鳴「お世辞じゃないよ…」

恒一「見崎さん…」


赤沢「…」パキッ

小椋「泉美、また鉛筆折ってるわよ…」

赤沢「貸して」イライラ

見崎「できたよ、榊原くん」

恒一「へぇ~さすが見崎さん。上手だね」

見崎「榊原くんのも見せて」

恒一「はい」

見崎「榊原くんも上手ね」

恒一「そうかな?まぁ素材が良いしね」

見崎「…」



赤沢「…」パキッ

小椋「私の鉛筆折らないでよ…」

小椋「よし…完成っ!」

赤沢「私も一応出来たわ」

小椋「泉美髪長いから、結構描くの苦労したのよ?ほら、こことか…」

赤沢「それより私の絵を見なさい」

小椋「それよりって……まぁいいわ。どれどれ」

赤沢「自信作よ」

小椋「ちょっとこれ…泉美、これヤバイよ」

小椋(何で私じゃなくて恒一くん描いてるのよ…)

小椋(しかもやたらキラキラしてるし…漫画チックじゃない…)

小椋「泉美、あんた死にたいの?」

赤沢「え?何が?それは私の理想の男子像ですけど、何か問題でも?」

小椋「だってこれ…」

赤沢「あくまで私の想像なんだけど、何か文句ある?」

小椋「なら良いけど………いや良いのかな??」

赤沢「ちなみに家でも漫画描いてるんだけど、読んでみる?」

小椋「いや、遠慮しとくわ」

赤沢「遠慮とかいいから、早く読んで」

小椋「…わかった」

恒一「おっす俺転校生の榊原恒一!みんなよろしくな!」

みんな「「「はーい」」」

先生「よーしじゃあ榊原は…うん、赤沢の横の席に座ってくれ」

恒一「おう!任せとけ先生!」

赤沢「よ、よろしくね榊原…恒一くん」

恒一「おっ!早速名前で呼んでくれるなんて、嬉しいねぃ!!」

赤沢「わ、私のことも泉美って呼んでいいよ…?」

恒一「よろしくな!かわいい泉美ちゃん!」

赤沢「か、かわいいだなんて…そんな…泉美困っちゃう」

恒一「俺は思ったことを口にしただけだぜ!?」

赤沢「こ、恒一くん!」

先生「おー、早速赤沢と榊原は仲が良くなったなぁ!まるで夫婦みたいだ!」

赤沢「ふ、夫婦だなんて!やめてください先生」

恒一「え…俺と夫婦じゃダメなのかい?泉美ちゃん…」

赤沢「えっ…いや…その…ダメじゃないけど…」

てしがわら「おおう!もうこの二人はクラス公認の夫婦だ!!」

恒一「あの子元気いいね。何て人?」

赤沢「ただのアホよ」

小椋「…なにこれ?」

赤沢「いいから続き読みなさいよ」

小椋(もう読みたくない…)

赤沢「こっからがいい所なのよ」

風見「ふひひ」

和久井「赤沢ちゅわん…うひひ、ひゃーはは!」

赤沢「や、やめてぇ!誰かー助けてー!」

風見「泣こうが叫ぼうが、誰も来ないでござる」

和久井「ぼくたちと一緒にいっぱい遊ぼうねぇー!」

赤沢「いやぁぁぁぁぁ!!」

ドゴオォォォォォン

赤沢「!」

風見「何奴!?」


恒一「俺だぁ!榊原恒一だぁ!!」

赤沢「こ、恒一くぅん!」

恒一「大丈夫かい?僕の天使こと泉美ちゃん」

赤沢「うん…助けてに来てくれたのね、恒一くん」

風見「ちぃっ!誰かと思えば赤沢の旦那か!」

和久井「おのれ泉美ちゃんの旦那!邪魔をするな!」

恒一「だまれぃこの卑怯者どもめ!」

恒一「俺の真の姿…ここに解放する!」

風見「真の姿だと!?」

バサッ

赤沢「黒い…翼?」

恒一「泉美ちゃん…黙っててごめん。実は俺…悪魔だったんだ」

赤沢「えぇー!悪魔!?」

恒一「だから俺は…天使である泉美ちゃんと一緒になることは出来ないんだ!」

赤沢「そ、そんな!」

てしがわら「ちょっと待てよ!」

赤沢「てしがわら!」

てしがわら「さっきから聞いてりゃ、何だよ!悪魔とか天使とか、くだらねぇ!」

恒一「何?」

てしがわら「愛さえあれば悪魔も天使も関係ねぇ!違うか!」

恒一「なるほど!確かに!」

赤沢「それもそうね!」

てしがわら「じゃあ俺はトイレに行ってくるから、あとは仲良くやってやがれ!」

恒一「ありがとう、てし何とか!」

小椋「…なにこれ?」

赤沢「何って私と恒一くんの愛を綴った物語よ」

小椋「へぇ…」

赤沢「で、どうなの」

小椋「う、うん。良いんじゃないかな?」

赤沢「ま、当然よね」

小椋(頭が痛い…)

勅使河原「ん?何だそれ?漫画か?」

小椋「えっ」

勅使河原「ちょっと俺にも読ませてくれよ」

小椋「あっ、ちょ、ちょっと…」

赤沢「ちなみに私が描いたのよ?」

勅使河原「へぇ~」パラパラ

赤沢「どう?」

勅使河原「…」

小椋(呆れてものも言えないよね…)

勅使河原「ウッ…ウウッ…」ポロポロ

小椋「ええーーー!な、泣いてる?!)

勅使河原「何て…何ていい話なんだ…ウウッ」

赤沢「でしょ?」

勅使河原「今度続き書いてくれよ」

赤沢「もうあるわよ。それ全部で77巻まであるから」

勅使河原「マジかよ!じゃあ明日読ませてくれ」

赤沢「仕方ないわね…」

小椋(こ、こんなのが77巻もあるって言うの…?)

赤沢「悪魔と天使編、魔界激突編、死の接吻編、地獄大戦争編、永遠編の5部に分かれてるわ」

勅使河原「すげぇ!スペクタルって感じだな!」

小椋(ああ…頭が割れそうに痛い)

鳴「榊原くん、今日、私の家に来ない?」

恒一「別にいいけど…」

鳴「じゃあ一緒に帰りましょう」

恒一「お、おい待てって…」

~鳴の家~

鳴「榊原くん、話があるの」

恒一「何?」

鳴「うん、大したことじゃないんだけどね」

恒一「うん…」

鳴「もう学校に行くの、やめない?」

恒一「え…?」

恒一「どうして?」

鳴「無視されてまで学校へ行くより、二人で遊んでいた方がいいと思わない?」

恒一「そりゃまぁ…でも勉強はしとかなくちゃいけないし」

鳴「進研ゼミしてればいいと思う」

恒一「んー…そうかなぁ?」

鳴「問題ないよ。榊原くんも頭良いし、十分だと思う」

恒一「確かに遊ぶのも悪くはないよなぁ」

鳴「でしょ?」

~翌日~

赤沢(おかしいわね…恒一くん全然来ない…)

赤沢(風邪でもひいちゃったのかな…)

赤沢(はぁ…恒一くんに会いたいよぉ…)

赤沢(恒一くん恒一くん恒一くん恒一くん恒一くん恒一くん恒一くん)

勅使河原「よう!昨日言ってた漫画見せてくれよ」

赤沢「うるせぇぇぇ!!今考え事してんだから黙ってろ!!」

勅使河原「お、おう…何かスマン」


小椋(ピリピリするのも無理ないか…恒一くん休みみたいだし)

赤沢「ごめんなさい…ついイライラしちゃって…」

勅使河原「き、気にすんなって。じゃあな…」

赤沢(ふぅ…落ち着け私!)

赤沢(こう言う時はそう、妄想するに限るわね…)

赤沢(ん~今日はどういうシチュエーションにしようかなぁ)

赤沢(二人で遭難…悪くないわね)

赤沢(それで、水筒も空になって…恒一君が何か飲みたいって言って…)

赤沢(そこで私が『私のおしっこ…飲む?』って言って…)

赤沢(それ以外に飲むものなんて無いから、恒一くんも『うんそうする』って言うの…)

赤沢(それで…ふふっ)

赤沢「ハァハァ…」

杉浦「泉美、泉美ってば!」

赤沢「ん?何?」

杉浦「次体育だよ、早く更衣室行かないと」

赤沢「そ、そうね」

赤沢(体育かぁ…体育祭…)

赤沢(体育祭!そうよ、体育祭で私と恒一くんが二人三脚する事になって…)

赤沢(練習から本番まで、ずっと二人は繋がってるのよ…)

赤沢(そしたら、恒一くんが『もっと泉美と繋がりたい』って言い出して…)

赤沢(私を押し倒す恒一くんに抵抗しながらも、私のあそこは恒一くんのソレを受け入れて…)

赤沢(こ、恒一くんと私は…性的で意味で繋がるのよ…)


赤沢「ふふ…うふふ」

杉浦「早く着替えなよ…」

鳴「さ、どこに行こうか?」

恒一「映画でも見に行く?」

鳴「そうね」

恒一「何見ようか?」

鳴「榊原くんは、何が見たいの?」

恒一「セブン」

鳴「デビット・フィンチャーか…いいよ。見よう」

恒一「うん」

あれ…セブンって98年当時やってたっけな…?

『ドラゴン・タトゥーの女』の影響でセブンを借りてきた俺の行動が見透かされているかのようだ

鳴「面白かったね」

榊原「うん、この監督はきっと今後大成するだろうね」

鳴「もう夕方ね…どこかでお茶してかない?」

榊原「いいよ」


~喫茶店~

店員「いらっしゃあい」

鳴「ミルクティーひとつ」

榊原「クリームソーダください」

鳴「榊原くん、そのアイスちょっと頂戴」

榊原「これ?いいよ」

鳴「食べさせて…あーん」

榊原「ったく…はい、あーん」

鳴「…美味しい」

榊原「アイスだもんね」



小椋「ははっ、それでさー」

杉浦「うんうん」

赤沢「…ん?あれって…」

>>276
リスベット可愛そうだったな…あんな汚いオヤジに…

赤沢「…ねぇ、先に帰ってて」

杉浦「え?」

小椋「どうしたのよ……ってあれは!」

杉浦「何?」

小椋「な、何でもない。さ、帰りましょう」

杉浦「う、うん」



赤沢「…赤沢泉美、いざ!!」

ガチャリッ チリンチリーン

店員「いらっしゃませぇぇぇ」

赤沢「あ、連れが中にいるんで」

店員「わかりやしたー」



恒一「でさ、そしたら勅使河原が全裸になって踊り出したんだよ」

鳴「やだ…ふふっ」

赤沢「…」

鳴「!」

恒一「あ、赤沢さん?」

赤沢「この席誰もいないわね…よし、ここに座りましょ」

恒一「えっ?ちょ、ちょっと…」

赤沢「隣から何か聞こえるわね…空耳かしら?」

鳴(そう来たか…)

恒一(嫌がらせか…?)

店員「ご注文は?」

赤沢「レモンティーくださいな」

赤沢「…」

鳴「…」

恒一「…」

店員「レモンティーおまち!」

店員(うわ、何だこの修羅場ムード…恐ろしいぜ)

店員(察するに、この男の取り合いってところか?)


鳴「榊原くん、もう出ない?」

恒一「いや、でも、赤沢さんがどいてくれないと出られない…」

赤沢「~♪」チュー

ゴトッ バシャッ

赤沢「やだっ、私ってばついうっかりしてレモンティーこぼしちゃったっ」

恒一「冷たっ!」

鳴「大丈夫?」

恒一「ズボンが濡れた…」

赤沢「椅子が濡れちゃったわ、どうしましょう」

赤沢「そうだわ!口で吸っちゃえばいいのよ!」

恒一「…えっ」

恒一「ちょ…赤沢さんっ!?」

赤沢「…チュウチュウ」

店員(大胆な子だなぁ…)

恒一「はわわ//」

鳴「…」パリーンッ

店員(気持ちは分かるけど、店のコップ割らないでほしいなぁ)

赤沢「ん…よし、こんなもんかな」

恒一「ひょええ//」

店員(骨抜きとはこの事か…やるなお嬢ちゃん)

鳴「…」パリーンッ

店員(窓割るなよ…)

赤沢「さて、トイレに行って来るか」


鳴「榊原くん、今のうちに」

恒一「う、うん…」

店員(おっ。逃避行か?)

店員(だがあのお嬢ちゃんはかなり執念深いと見た…逃げ切れるのか?)

赤沢「ふぅースッキリした」

赤沢「…あれ?」(二人がいなくなってる?)

店員「東の方へ走り去って行ったぜ、お嬢ちゃん」

赤沢「東へ?分かったわ、ありがとう!」

店員「頑張れよ…」

赤沢「待ってなさいよ!絶対見つけてやるんだから!」ダダッ

店員(そっちは北なんだが…)

鳴「ここまで来れば安心ね…」

恒一「そうだね」

鳴「ごめんなさい、無理な運動させちゃて」

恒一「平気だよ」

鳴「うん…」

赤沢「どこへ行ったのかしら…」

赤沢「まさか本当に姿を消した?いや、そんなはず無いわよね…」

赤沢「そもそも何であの二人仲が良いのかしら…」

赤沢「恒一くんは私のことが好きなはず…なのに…どうしてかしら…」

赤沢「!!」

赤沢「そうか…そう言う事だったのね…」

赤沢「見崎鳴は…恒一くんと血を分け合った悪魔…!」

赤沢「つまり…彼女は恒一くんの妹のようなもの…!」

赤沢「そして彼女は自分の兄を人間に取られることを恐れている!」

赤沢「そうよ…これなら合点が行くわ!!」

赤沢「いや、違うわね…見崎鳴は天使である私に悪魔である兄を取られるのが嫌で…」

赤沢「確かに悪魔と天使が恋におちるなんて…そんなの間違ってる」

赤沢「でも!でもでも!恒一くんと私の愛はそんな壁さえも乗り越えて行ける!」

赤沢「それを彼女にも分かってもらわないと…!」

赤沢「くっ…どうやら茨の道になりそうね…」

赤沢「面白いじゃない、私はあえてその道を選ぶわ!」

~翌日~

赤沢「みんな!会議室に集合しなさい!!」

勅使河原「なんだー?」

風見「何か話し合うみたいだな…」

小椋「どうしよう…何か嫌な予感しかしないわ」

杉浦「同感」

~会議室~

赤沢「みんな集まったわね」

風見「で、何を話し合うんだい?」

赤沢「恒一くんと見崎鳴のことよ」

風見「!」

勅使河原「お、おい、それやばいって…」

赤沢「やばくない!」

小椋「呪いで死ぬわよ!?」

赤沢「呪いとかもうどうでもいい!そうでしょ!?」

勅使河原「よくねぇ!」

赤沢「いいから私の話を聞いて。驚愕の事実を知ったのよ」

風見「驚愕の事実…?」

赤沢「そう、恒一くんと見崎鳴は生き別れた兄妹だったのよ!」

風見「そんなバカな…」

赤沢「本当よ!昨日偶然知っちゃったのよ!」

勅使河原「でも言われてみれば、確かに似てるっちゃ似てるな…」

赤沢「でしょ?」

小椋「いや似てないでしょ…」

赤沢「そして、皆に知ってもらい事はまだあるの」

和久井「何だ?」

赤沢「うん、実はね。恒一くんと見崎鳴は、悪魔だったのよ!」

勅使河原「な、なんだってぇぇぇぇ!?」

小椋(いやいやいや、それアンタの漫画の世界でしょうが…)

柿沼「そんな…信じられない…」

赤沢「ええ。にわかには信じ難い話でしょうが、事実よ」

風見「そうだったのか…彼らは、悪魔…だったのか」

赤沢「うん。あ、悪魔と言っても悪い悪魔じゃないわよ?良い悪魔」

小椋(良い悪魔って何だよ…)

勅使河原「良い悪魔…?うおお!何か知らんがカッケェ!」

赤沢「もう一つ、皆には隠してたけどね、私…天使なの」

勅使河原「なんだってぇぇぇぇ!?」

柿沼「赤沢さん…天使なの?」

中尾(俺はそうだと思ってたぜ!!)

小椋(頭が痛い…)

赤沢「今まで黙っててごめんなさい、それは謝るわ」

柿沼「でもいいの?天使であることをバラしちゃって」

赤沢「ふふっ。あとで神様に大目玉くらっちゃうかもね…」

赤沢「それで、ここからが本題よ」

勅使河原「えっ、まだ何かあるのかよ!?」

赤沢「もし悪魔と天使が恋におちたら…どうなると思う?」

風見「ふむ…それは危険だね」

柿沼「禁断の恋ってやつよね」

勅使河原「ちょつと待てよ、それってつまり…」

赤沢「そうよ。私と恒一くんは、愛し合っているの」

勅使河原「なんだってぇぇぇぇぇ!?」

赤沢「そう、愛し合ってしまったのよ…私たちは」

柿沼「でもなんか…それって素敵」

赤沢「でしょ?」

小椋(どや顔ウザ…)

赤沢「でもね、見崎鳴はそれを認めていないのよ」

風見「まぁ、普通に考えればそうだろうな」

和久井「本来なら許されぬ恋だもんな…」

赤沢「そこで、皆で協力して見崎鳴を説得しましょう」

もう一回ドラゴンタトゥー観に行きたい

柿沼「説得ったって、どうやって?」

勅使河原「相手は悪魔なんだろ?ヘタしたら殺されるかもな…」

柿沼「やだ…怖い」

赤沢「見崎鳴も悪魔とは言え、優しい悪魔だもの。大丈夫よ多分」

小椋(だから優しい悪魔ってなによ…)

~教室~

恒一「あれ…皆どこに行ったんだろ?」

鳴「…さあ」

ガラガラッ

赤沢「みんな、いたわよ!」

恒一「え?」

鳴「…?」

勅使河原「おおおー!これが悪魔かぁ!」

恒一「…は?」

柿沼「恒一くん!もう心配しなくていいのよ!」

和久井「おう!俺たちはお前と赤沢さんの味方だ!」

赤沢「ちょっと、やめてよアンタたち//」

恒一「え、いや……え?」

鳴「…私たちに話しかけて、いいの?」

勅使河原「おう!もう呪いなんて関係ないぜ」

柿沼「呪いが怖くて悪魔を説得できるもんですか!」

鳴「悪魔…?」

勅使河原「みなまで言うな…もう、知ってるから。全部、全部な…」

ミクロマン!

柿沼「鳴ちゃん!榊原くんと…いえ、お兄さんと赤沢さんの交際を認めてあげて!」

鳴「お兄さん…?」

風見「いくら妹とはいえ、兄の恋路の邪魔をしてはいけないよ」

恒一「何のことだよ…」

赤沢「鳴ちゃん…私、がんばって立派なお義姉さんになるからっ!だから!ねっ?」

鳴「ごめん、言ってる意味がちょっと…」

恒一「おいおい。一から説明してくれよ」

赤沢「わかったわ」

恒一「えぇー!?僕と見崎が…生き別れた兄妹!?」

鳴(バカすぎて何も言えない…)

赤沢「恒一くん、あなたのお母さん…この学校の3年3組だったらしいわね」

恒一「う、うん」

赤沢「それで…お母さんは呪われた。違う?」

恒一「違うと思う」

赤沢「いいえ、呪われていたのよ」

恒一「まさか」

赤沢「でも、彼女は何とか生き残ることが出来た」

恒一「でなきゃ僕もここにいないからね」

赤沢「そして、あなたたち双子を生んだのよ…そう、悪魔としてね…」

恒一「飛躍しすぎなんじゃ…」

鳴「どうして悪魔という単語がそこで出て来るのか分からない」

赤沢「分かる分からないの問題じゃない!だって悪魔なんですもの」

鳴(逝っちゃってる…)

恒一「うーん…何かそう言われると、そうかも知れない…」

鳴「えっ」

恒一「何かそう言われると、そんな気がしてきた…」

鳴「榊原くん、正気に戻って」

赤沢「そして恒一くん、あなたは天使である私と結ばれる運命なのよ」

恒一「えっ、赤沢さん天使だったの?」

赤沢「そうよ」

鳴「おい」

恒一「そんな…赤沢さんが天使?てことは…敵…?」

赤沢「違うわ、それは断じて違う」

恒一「でも…」

赤沢「悪魔と天使は表裏一体。つまりそういう事よ」

鳴(どういう事だよ…)

恒一「なるほど。でも結ばれる運命っていうのは?」

赤沢「恒一くんさ…将来のこととか、考えたことある?」

恒一「美術大に進みたいとか、そのくらいなら」

赤沢「えっ美術大に行くの?」

恒一「うん」

赤沢「じゃあ私もそうするわ」

赤沢「それはひとまず置いといて、その先の将来とかはどうなの?」

恒一「んー…画家とかかなぁ」

赤沢「ヨーロッパの寺院とかに描かれてるような絵?」

恒一「ああ…そういうのも描いてみたいかも」

赤沢「恒一くん、ヨーロッパの寺院とかによく描かれてるもの、分かる?」

恒一「え…天使とか?」

赤沢「そうよ」

恒一「も、もしかして…そう言うことだったのか…」

赤沢「そう、あなたは悪魔にも関わらず、心の奥底では天使を欲しているの」

恒一「…点と線が繋がったな」

赤沢「私は天使」

恒一「僕は…悪魔?」

赤沢「そうよ」

鳴「榊原くん、惑わされちゃダメ。この女の言ってることは嘘」

赤沢「はぁ…そうか、そうよね」

鳴「?」

赤沢「あなたたちは、記憶を改ざんされている」

鳴「!?」

恒一「なるほど道理で…!」

恒一「確かに僕は赤沢さんのこと気になってた…」

赤沢「でしょ?」

恒一「てことは、やっぱり…」

赤沢「私たちは婚約するしか道はないってことよ」

恒一「そうか。…沢山迷惑かけるかも知れないけど、よろしくね、赤沢さん」

赤沢「泉美でいいのよ。夫婦も同然なんだし」

恒一「い、泉美」

赤沢「恒一…」

鳴「」

ガラガラッ

先生「おー、お前らどーしたー?」

勅使河原「先生!赤沢さんとサカキが婚約しました!」

先生「バカ!いない者の話はよしなさいっ」

柿沼「違うんですよ先生!実はかくかくしかじかで…」

先生「何?悪魔と天使?そうだったのか…」

和久井「俺たちも生暖かい目で見守ってやりましょう!」

先生「そうだな!先生からも祝福するぞ、榊原!赤沢!」

先生「いや、榊原夫妻と言った方がいいか」

赤沢「やだ…先生ったら…まだ籍は入れてないんですよ?」

先生「こいつぁ失敬(笑)」

赤沢「恒一くん…キス…して?」

恒一「う、うん…」

赤沢「チュッ…ンチュ…レロレロ……アフゥ」

恒一「ご、ごめん泉美。初めてだったからその、上手く出来たかどうか」

赤沢「最高よ、恒一くん」

先生「おー、何かこの教室熱いなぁー」

勅使河原「やいやいサカキ!あんま調子に乗るなよ!こちとら童貞じゃい!」

風見「君には僕がいるだろう」

勅使河原「お、おう//」

先生「さぁ!羽ばたけ!光輝く未来へ!そして虹の向こうへ!!」

恒一「はい!」

赤沢「さぁ、行こう恒一くん!私たちだけの空へ!」

ガラッ

勅使河原「窓開けたぜ!ここから飛びたて!」

柿沼「天使と悪魔が同じ空に舞うのね…!胸が熱くなるわ!」

赤沢「行って参ります!」

恒一「行こう泉美!レッツ・オーバー・ザ・スカイ!!」


         そして二人は、飛び立った。



お わ り

よぉし!明日朝一の回でドラゴンタトゥー2回目観て来るぜ!



実は赤沢さんの漫画ENDかと思ったら普通に終わってワロタ

>>425
それも一応考えてたけどね。
でも総スカン食らいそうだからやめといた

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