FF「ジョリーヌ」 (23)

FF「ジョリーヌ!ジョリーヌ!」

徐倫「ねえFF なにそのジョリーヌって」

FF「いやつい最近発見したんだけどさ」

FF「固有名詞の一番最後をヌに置き換えるとフランスっぽくなるんだ」

徐倫「フー・ファイターヌ、エルメェヌ……たしかに」

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徐倫「っつーことを先日、FFが言ってたのよ」

承太郎「……刑務所ではそんなことがあったのか」

徐倫「あ、そういえば母さんは……どんな反応だった?」

承太郎「涙を流して喜んでいた」

承太郎「お前の刑期がだいぶ軽くなった事を、心から喜んでいた」

徐倫「そっか……それなら良かった」

 
承太郎「……ということを話した」

仗助『ほーそうなんスか 徐倫ちゃん元気そうで良かった』

承太郎「じゃあ本題に入るが、億泰の父の様子は……」

仗助『今のところ大丈夫みたいッス SPW財団が月2回様子見に来てくれてるし』

仗助『億泰の奴もなんだかんだで幸せなんで、承太郎さんが気に病む必要はないですよ』


仗助「……っつーカンジだったんだけどよ~」

康一「やっぱり承太郎さん気にしてるよね…… 億泰くんのお父さんの事……」

仗助「ああ……」

康一「億泰君本人も「俺は吸血鬼がその辺をうろついている世界より今の方が幸せだ」と言ってたけど」

康一「そう言われれば言われるほど 気にしちゃうモンだよね~」

仗助「あぁーーーッ!!」

康一「ど、どうしたの仗助くん!」

仗助「たまたま康一に出会ってつい話し込んだせいで……」

仗助「さっきコンビニで買ってきたガリガリ君シチュー味がジュースにィ~~!」

仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』!」ズアァッ

グシャッ コケィーンッ

康一「『エコーズACT2』!」ズアァァッ

フワフワ ペタッ ヒンヤリ

仗助「アイスの状態をもとに戻して」

康一「「ヒンヤリ」の文字を貼りつけた!」

仗助「サンキュー康一! それじゃあなぁぁ~~…………・・


康一「もう見えなくなった…… 走るの速いなあ…… 仗助くん」

 
ジョルノ「そんなことがあったんだ」

康一『そうなんだよ』

ジョルノ「しかし人間の肉体をすっぽり喰らう細胞……そんな細胞があるだなんて」

ジョルノ(もしかしたら人間でない生物の細胞だとか……ハッ まさか父の……)

康一『医療・福祉方面に支援金を送ってるらしいギャングの、ボスであるジョルノくんなら
   何かいい解決方法を知らないかな……と思って電話したんだけど、どうかな』

ジョルノ「悪いけど……その事例は初耳だ」

ジョルノ「でもなにか協力できることがあるかもしれない。
     今度、ミスタやポルナレフさんたちと相談してみるよ」

ジョルノ「結果とやり方次第で、あのSPW財団と大きなパイプができるかもしれないし」

康一(抜け目ないな……)


ポルナレフ「肉の芽か…… 私も昔、うめられたことがあったな……」

ミスタ「おいおいマジかよ?」

ポルナレフ「ああ」

ミスタ「どっからどう見ても普通の肉体だろーが!(欠けてるうえ死んでるけど)」

ポルナレフ「ジョルノの話した状態になる前に、承太郎が……かつての仲間が引っこ抜いてくれたのだ」

ミスタ「引っこ抜けるのか?」

ポルナレフ「たぶんそいつでなければ無理だ」


ジョルノ「ポルナレフさんは、誰に肉の芽をうめられたんですか?」

ポルナレフ「あまりよく覚えていないのだ……DIOの配下の吸血鬼のしわざだった気がするのだが……」

ベロン

ジョルノ「この味は嘘をついてる味だな……J・P・ポルナレフ!」

ミスタ「うげェーーー!! なにやってんだジョルノ! 急に亀の甲羅なんか舐めやがって…汚ねーー!」ガターン

ポルナレフ「ミスタ!君が倒した椅子がピタゴラスイッチ……みたいに…… ああ……」

ドターン ガシャーン パリーン

ジョルノ「ミスタ……君ってヤツは」



フーゴ『そういえばジョルノ 先日きみの部屋が散らかっていたようだけど、なにかあったのか?』

ジョルノ「ちょっとドジしちゃって……ああ、もちろん僕じゃなくてミスタだけど」

ジョルノ「それよりトリッシュの護衛はうまくいってるか? フーゴ」

フーゴ『今のところは ちなみに彼女はトイレで用を足している。 長さからしておそら』

ジョルノ「言わなくていい とにかく頼んだよ……トリッシュの護衛」

フーゴ『もちろんです』



ブツッ ツー ツー

フーゴ(ブチャラティ達が死んでもう12年か)

フーゴ「早いな」

トリッシュ「そう?」

フーゴ「君は遅い! もう何分経ったと思ってるんだ?
    これからメイク、着替え、リハーサルを行うんだから、急いでくれ」

トリッシュ「女のトイレは長いものなのよ ていうか、あなたはあたしのマネージャーじゃないでしょ?」

フーゴ「…………そうだけど」ムッカー


トリッシュ「……」

フーゴ「……」

トリッシュ「……ごめんなさい」

フーゴ「え?(急にどうした)」

トリッシュ「トイレで手を洗うたびに思い出すんだけど、あたしあなたにはじめて会ったとき
      ひどいことしたわ ジャケットで手を拭いて……」

トリッシュ「いくら部屋が荒らされていたからってあなたがやったとは限らないのに
      ……やつあたりしてごめんなさい」

フーゴ「……気にしてないよ 昔の事だし それよりも支度を……」

トリッシュ「そうね!それじゃ失礼するわ」タッ

フーゴ(急に昔の事を掘り返してきた……女ってヤツは一体どんな思考回路をしているんだ?)

 

ザワ ザワ

FF「……トリッシュ・ウヌ……グリーン・デヌ……うーん、どうしてもフランスっぽくならないなー」

徐倫「ヤベッ マジヤベッ! あのカメラマン超カッコイイーー!」

エルメェス「落ち着け徐倫……関係者っぽいやつに睨まれてるぞ……」


フーゴ(あの女……どこかジョルノと似ているような…… 気のせいか)

看守「えーそれでは、……シャーロットちゃん、お願いしてもいいかな?」

シャーロットちゃん『ハイハーイ! ただいまからッ 人気歌手トリッシュさんのコンサートwith 水族館をはじまりまーす!
       皆さん順番に会場へ入ってきてくださーい!』


\Yahhhhh!/  \ Fuuuu!!/ \Yahhhhh!/  \WRYYY!/



承太郎「で、この番組がそれだ」

ジョセフ「ホウ……これが……」

承太郎「ああ。とあるテレビ番組の企画で、徐倫の刑務所で行われたコンサートだ。」

承太郎「歌手はイタリア人のトリッシュ・ウナという女性……
    テレビには映っていないが、囚人が歌手に暴行しないようボディガードもいたらしい。」

ジョセフ「なかなか美人じゃのう」

承太郎「……そうだな」

ジョセフ「徐倫は映っとるのか?」

承太郎「4回映っていた。2回目と4回目はほんとうに一瞬で、3回目は頭しか映っていなかったが、
    俺のスタープラチナには赤子の手をひねることより簡単な作業だった。」

ジョセフ「……そうじゃったか」








なんだかんだでこの世界は
つながっているのかもしれない





面白い

>>16
ありがとう超嬉しい

いい話だった…

>>16 >>18 に限らずだけど、読んでくれてありがとうございました

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