岡部「どうしたルカ子、浮かない顔をして」(336)

――柳林神社――

るか「あ、おか――凶真さん。今日はどうなさったんですか?」

岡部「お前の修行を見てやろうと思ってな。何か、悩み事か?」

るか「……いえ、大したことじゃ、ないんです」

岡部「困っているなら、遠慮せず言うがいい」
   「これでも俺は、お前の師なのだからな! フゥーハハハ!」

るか「は、ハイ! その、実は昨日、学校でまゆりちゃんに――」



――――――
――――――――――――
――――――――――――――――――

VIP→ハム速
おまえ生まれたときから2ch見てたの?

つづけたまえ

ステマ

まゆり「ルカくん、トゥットゥルー♪」

るか「あ、おはようまゆりちゃん……なんか、機嫌よさそうだね」

まゆり「あのねー、実は、ルカくんにお願いがあって」

るか「(う……嫌な予感がする)」

まゆり「今度、アキバでイベントがあってね、コスプレのコーナーもあるんだー」ニコッ

るか「うん……それで?」

まゆり「実はね、ルカくんに着てほしいコスがあるの!」

ルカまゆ期待

ステマイングゲート

すっうじゅっううぉくものぉ
こどおのかずさええ

るか「え――また、あんな格好を……?」

まゆり「大丈夫だよ! ルカくん、もう海外でも話題なんだから」
    「『こんな可愛い子が女の子のはずがない』って」

るか「で、でも……やっぱり恥ずかしいよ///」

まゆり「ルカくんも、だんだんコスプレの魔力に取りつかれちゃうって~」ジリジリ

るか「あの、なんでちょっとずつ近づいて……ひ、ひええぇぇ~」

るか子のしゃぶるまでは絶対書けよ
支援

キーンコーンカーンコーン

るか「(うう、結局押し切られてしまった……)」
   「(コスプレが嫌いってわけじゃないけど、やっぱり恥ずかしいんだよなあ)」

女生徒1「漆原くん、コスプレみたよー!」

女生徒2「うん、チョー可愛かったよね! 今度はどんなの着るの?」

るか「えっと、ありがとうございます。でもボク、コスプレは――」モジモジ

女生徒1「キャー!! 恥ずかしがっちゃって!」

るか「あ、あう……」

支援するぞ

るか「(こうして、クラスメイトや知らない人にまで声をかけられるようになった)」
   「(それに、岡部さんと初めて会った時みたいに、写真を取ろうとする人まで――)」

まゆり「ルカくーん、お昼食べよ!」ドンッ!

るか「う、うん……まゆりちゃん、お弁当大きくない?」

まゆり「学校の後バイトがあるんだー。だからいっぱい食べないと」モグモグ

るか「そ、そうなんだ」

るか「(ボクのお弁当より大きい……)」
   「(まゆりちゃん、どこにその量が入ってるんだろう?)」

るか「まゆりちゃん、さっきの数学の小テストどうだった?」

まゆり「えっへへー、クリスちゃんに教えてもらったからばっちりなのです!」エッヘン

るか「へえ……牧瀬さん、大学も出てるんだっけ」

まゆり「教えるのとっても上手なんだー。おかげでいい点とれそうだよ」

るか「やっぱり、すごく頭いいんだ」

まゆり「うん! クリスちゃんがラボメンになってから、オカリンも楽しそうなんだー」
    「だから、まゆしぃも嬉しいのです☆」

まゆり「――それでね、ブラチューの星来コスを仕立て直してるの」
    「もう、見えるか見えないかのギリギリを攻めるのが楽しくて楽しくて!」

るか「それが、ボクに着てほしいコス?」

まゆり「自信作なんだー。まだ完成してないけど、絶対間に合わせるよ!」

るか「(またコスプレしたら、もっと怖い人たちに目を付けられちゃうかも……)」
   「(せめてほとぼりが冷めるまで、コスプレは遠慮させてもらおう)」

るか「ま、まゆりちゃん?」

まゆり「んー、なに?」ニコッ

るか「えっと――ボク……今回は……」

支援

続けろください

支援

まゆり「ルカくん、よく聞こえないよー」ニコニコ

るか「……ううん、何でもない……」

るか「(あんな風に楽しそうな顔されると断れないよ……)」
   「(ボクもこういう時ぐらい、はっきりものを言えたら――)」


――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――


岡部「――で、結局断り切れなかった、ということか」

るか「ハイ……」

紫炎

岡部「人気になったとはいえ、コスプレは初心者だからな」
   「お前には、まだ荷が重いか……」

るか「す、すみません。修行が足りなくて」シュン

岡部「そう落ち込むな。あの時のカメラ小僧たちみたいな輩は、お前にとってもトラウマだろう」
   「――よし! 俺も、お前の力になってやろうではないか!」

るか「え、ええ!? そんな、いいですよ!」アセアセ

岡部「まゆりは、コスプレのことになると熱中しすぎるところがある」
   「お前からも、一言注意した方がいいかも知れん」

ルカ子は男だからいいんだよな

――ラボ――

岡部「――と、いうわけだ」

ダル「つーかさ、僕個人としてはそのコスメチャクチャ見たいのだが」 
   「るか氏が際どい星来たんのコスを着て究極生物となる――胸熱だお!」

岡部「黙れこのHENTAIが!」
   「もしルカ子が心の闇にのまれ、封印されしもののけの血が暴走するようなことがあれば――」

ダル「また厨二病かよ……妄想乙!」

るか「ボク、コスプレするようになって、少しだけ自分に自信が持てたんです」
   「でも、やっぱりまだ抵抗が……私生活でも、知らない人に声をかけられることも多くなって」

ダル「まあ、コスプレ写真とかから身バレすることもあるし、怖がるのも仕方ないか」
   「るか氏なんて、海外まで画像が出回ってるからなおさらヤバい」

岡部「そ、それは怖いな……ストーカーが出没しそうだ」

ダル「僕みたいな紳士じゃなくガチで危ない奴らに目を付けられたら、それこそエロ同人みたいなことを――」

ガチャ

紅莉栖「はろー」

岡部「む、助手か。今日は遅かったな」

久しぶりにちゃんとしたシュタゲSS

まだまだ安心するのは早い

紅莉栖「だから、助手じゃないと言っとろーが!」

るか「牧瀬さん、こんにちは」ペコリ

紅莉栖「あれ、漆原さん? まゆりと一緒じゃないの?」

岡部「ああ、今日は他のコス仲間の衣装合わせだそうだ」

るか「(まゆりちゃんがいないと思ったら、そういうことだったのか……)」

紅莉栖「で、どうしたの。休日に男2人……3人で」

るか「はい、実は――」

――数分後――

紅莉栖「――ふむん。理由を説明したら、まゆりも納得するでしょうね」
    「でも、まゆりって無邪気に頼むから、なんとなく断りづらいのもわかるわ」

るか「ボク、一体どうしたら……」

岡部「とりあえず、練習してみるか? 助手、頼む」

紅莉栖「頼むって何よ?」

岡部「お前がまゆり役になって、ルカ子の練習台になるのだ!」

紅莉栖「はあ? 何であたしが。あんたがやりなさいよ!」

岡部「俺がまゆりの真似をするとでも思ってるのか? これも、ルカ子のためだ」

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

紅莉栖「はあ……分かったわよ」
   「とぅ、トゥットゥルー! まゆしぃ☆です」

ダル「お、結構似てるじゃん! るか氏、牧瀬氏相手に断ってみ?」

るか「は、ハイ! 牧瀬さ――じゃなくて、ま、まゆりちゃん。ボク、今回のコスブッ」ガチン

るか「(き、緊張しすぎて舌噛んじゃった!)」ジタバタ

岡部「……ルカ子よ。クリスティーナですらその調子では、本人には勝てんぞ!」

るか「い、いざ自分で言葉にしようとすると、どうしてもためらいがあって」ショボン

ダル「いっそ、まゆ氏を口説くくらいのつもりでキメていったら?」
   「見つめ合うと素直にお喋り出来ない、みたいな感じでまゆ氏を口封じしちゃうわけ」

岡部「あのな、そんなスイーツ(笑)丸だしの作戦が成功するか!」
   「まゆりに限って、そんな手に引っかかるとは到底思えん」

ダル「でもさ、るか氏も素材は最高だから、服とか揃えりゃ案外イケメンになるんじゃね?」

紅莉栖「漆原さんが男の子っぽい格好……わ、わるくない、かな」ポッ

岡部「おい、なぜお前が顔を赤くするのだ?」

紅莉栖の中の人もトゥットゥルー言ってたな

支援

紅莉栖「ふえっ!? な、何でもない!」
     「別に男装の漆原くんとか、全然妄想してないんだから!」

ダル「……勝手に全部喋っちゃってる件について」

岡部「そもそもルカ子は男であって、男装も何もない。全く、すさまじい妄想力だなクリ腐ティーナ!」

紅莉栖「く、クリ腐ティーナとは何よ! ごちゃごちゃ言わないで、あんたも少しは意見を出しなさい」

岡部「フン、俺のIQ170の怜悧な頭脳は、今高速で働いているのだッ」

紅莉栖「それなら、早くしてもらいたいのだが。口だけじゃ信用されないわよ?」ニヤニヤ

るか「(……お2人とも、仲がよさそうだなあ)」
   「(ちょっとだけ、うらやましい)」

紅莉栖「――でも、見た目から入るっていうのは、橋田にしてはいい考えじゃない」

岡部「まあ、その意見には同意しよう」
   「ルカ子も、もっと堂々とするだけで気持ちも変わると思うぞ」

るか「堂々と……ですか?」

岡部「うむ、そこにこそ、清心斬魔流に隠された極意が存在する……!」


るか「そ、そうなんですか! 精進します!」

紅莉栖「……あんたも、よくそんな適当に設定作れるわね。素直に信じる方もどうかと思うけど」ハア

モヒカンるか子

紅莉栖「じゃあ――試しに、口調から変えてみたら? 一人称を『俺』にするとか、語尾に『だゼ』を付けてみるとか」
     「それだけでも、ちょっとは気持ちが大きくなるんじゃない?」

るか「えと、や、やってみます」
   「ぼ……じゃなくて、お、オレは漆原るか! 正真正銘の男で……だゼ」

ダル「無理して男言葉を使う可憐な美少女――萌える!」グッ

るか「あう……」

岡部「ダル、茶々を入れるんじゃない!」

るか「すみません、あんまり慣れてないので……」シュン

岡部「いきなりだったからな。言葉遣いだけ変えても、すぐ態度にまで反映出来るはずもない」
   「……結局、俺たちが意見したところで、最後はお前次第ということか」

るか「そうなんですよね――でも、あんな笑顔で頼まれると、中々断りづらくて」

岡部「だが、断りたいのならきちんと断った方がいいぞ」
   「コスプレが原因でお前に危害が加わるようなことがあれば、まゆりはむしろ傷つく――」


ヴーン ヴーン


岡部「む、メールか」

支援

From まゆり
Sub ゴメン><

ちょっとコスに手直しが必要
で材料を買わなくちゃならな
いの~!
だから、明日もラボに行けそ
うにないのです。



岡部「……あいつも大変だな」

るか「まゆりちゃんからですか?」

岡部「ああ、明日もラボには来ないらしい」

ピロリロリーン

るか「あれ、ボクも電話……まゆりちゃんから?」ピッ

るか「もしもし、まゆりちゃん? え、明日? うん、空いてるけど……」
   「うん――うん、じゃあ、駅前で……」

ピッ

岡部「まゆりからか?」

るか「は、はい。明日、買い物に付き合ってほしいって」

岡部「まさか――コスのか」

るか「買い物ついでに、採寸もさせてほしいと……」ガクッ

紅莉栖「断るんだったら、早い方がいいわよ?」
     「今からなら、まゆりも諦めがつくだろうし」

るか「ボク……頑張ります」

岡部「そんな自信なさげな態度で大丈夫か?」
   「まあ、健闘を祈ろう。というわけで、いつもの合言葉を」

るか「ハイ――えっと、エル・プサイ・コンガリィ?」

岡部「コングルゥだッ!」

――翌日、秋葉原駅前――

まゆり「あー! ルカくん、トゥットゥルー♪」

るか「お、おはようまゆりちゃん」

まゆり「今日はありがとねー、付き合ってもらっちゃって」

るか「大丈夫、別に気にしてないから」

まゆり「……んー」ジロジロ

るか「な、なに? そんなにじろじろ見て……」

まゆり「なんか、いつもより男の子っぽい格好だなーって」

るか「そ、そうかな!」

まゆり「だって、ルカくんがジーンズにパーカーなんて、今まで見たことないもん」

るか「ぼ、ボクだって、たまには……」

るか「(牧瀬さんたちの意見も参考にした、なんて言えない……)」
   「(ボクもこれで、少しは強気に出れるかな)」

まゆり「でも、似合ってるねー。まゆしぃも、新しいコスを思いついちゃいそう!」

るか「(まゆりちゃんには悪いけど、今度こそハッキリと断らないと――)」

るか子の私服って見たことない気がする

まゆり「じゃあさっそく、レッツゴー!」ニギッ

るか「な、何でいきなり手を!?」

まゆり「ルカくん、お肌すべすべだねー。えっへへー」ナデナデ

るか「そ、そんなことないと思うけど」

まゆり「クリスちゃんもすごくお肌きれいだし、まゆしぃは羨ましいのです!」

るか「ま、まゆりちゃんも、十分キレイだよ……」

>>44
女の子の時の服装ならアニメで出て来る

るか「(やっぱり、恰好だけ変えてもダメか――でも、まだまだチャンスはある)」
   「(まゆりちゃんには悪いけど、はっきり断ろう!)」グッ

まゆり「あれ、ルカくん何もってるの?」

るか「きょ、今日お弁当作ってきたんだよ。お昼になったら食べよ」

まゆり「おおー、気が利いてるね! いいお嫁さんになれるよー」

るか「お、お嫁さんって――ボク、男なんだけど」モジモジ

まゆり「冗談だよー。ルカくんとってもカワイイし!」

るか「うう、素直に喜べない……」

まゆり「……あれ、もうこんな時間! ルカくん。早く行こ! 買い物の前に、ちょっと寄り道したいの!」ダッ

るか「あ、急に走り出さないでー!」

――雷ネットAB大会会場前――

るか「雷ネットの大会?」

まゆり「そう、フェリスちゃんが出てるの」
    「だからね、試合前に差し入れしたいなーって思って」

るか「ボク、あんまり詳しくないんだけど、フェイリスさんってやっぱり強いの?」

まゆり「うん! 1度に10人くらい相手にして勝っちゃうんだよ!」

るか「(そ、それは凄い……)」

まゆり「んーと……あ、フェリスちゃーん!」

フェイリス「あれ、その声は――マユシィ! こんにちニャンニャン!」ヒョコッ

まゆり「フェリスちゃん、トゥットゥルー♪」

るか「こんにちは、フェイリスさん」

フェイリス「ルカニャン! もしかして、応援しに来てくれたのかニャ?」

まゆり「ごめんね、今日は用事があって……」
    「でもね、差し入れ持ってあげたんだー」

支援

ほのぼのとしてて大変よろしゅうございます

支援

フェイリス「おお、これってシュークリームかニャ?」

まゆり「家の近くにあるケーキ屋さんの新製品なの」
    「おいしそうだからいっぱい買っちゃって。えっへへー」

るか「(元はこれよりたくさんあったんだろうな……いくつ食べちゃったんだろう)」

フェイリス「でも、とってもおいしそうニャ! ありがたく頂くのニャ」

まゆり「フェリスちゃん、今日も頑張ってね!」

フェイリス「当然ニャ! 栄光のビクトリーロードを駆け上ってやるのニャ!」グッ

?「おいおい、随分と余裕じゃねえか、フェイリス・ニャンニャン」

素晴らしい
もっとやれ

フェイリス「……またかニャ」

るか「あの、フェイリスさん? この方は……」

?「俺は、雷ネット界に舞い降りた黒の貴公子――4℃(シド)」

4℃「知らないのなら覚えておけ。この俺が、雷ネットを漆黒に染め上げる男だ!」

るか「(何だろう……岡部さんみたいなことを言う人だなあ)」

熱く迸る伊達ワルの血

4℃「この前の大会では接戦で敗れたが、今度はそうはいかねえ」
   「グランド・ジャッジメントは、もうそこまで近づいてるぜ」

フェイリス「……もういいかニャ? 試合前に集中したいのニャ」

取り巻きA「ああ? てめえ4℃さんの宣戦布告を無視する気か?」

取り巻きB「4℃さんの圧倒的なオーラにビビっちまったんじゃねえの」

ギャハハハハ!!

まゆり「な、なんだかこの人たち怖いよ……」

しえん

超支援

るか「(ど、どうしよう。フェイリスさんも、何だか困ってるみたいだし……)」

るか「あ、あの――」オズオズ

取り巻きA「ああ?」

るか「や、やめてください……嫌がってるじゃないですか……」

取り巻きC「なんだ嬢ちゃん、文句でもあんのか」

るか「(じょ、嬢ちゃんって)」

るか「ぼ、ボクは――男です!」

頑張れルカ子

取り巻きB「は? 何言ってんだこいつ?」ギロリ

るか「ひっ――」ビクッ

取り巻きA「ああ、そういえばこいつ、見たことある」
       「男なのに女の恰好するコスプレイヤーじゃねえか」

取り巻きC「はあ、なんだそれ? こいつそういう趣味か?」ニヤニヤ

るか「ぼ、ボクは……」

4℃「まあまあお前ら、それくらいにしておけ」
   「この雌猫が、偽りの王座から引きずりおろされるのも時間の問題だからなあ」ニヤリ

フェイリス「……フェイリスは、絶対に負けないのニャ」キッ

              -―    ―-
               /. .人. . . . . . . . : : :
           /ニ( ※ )ニニニニニニニニ
       ___ ..,´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`,.. ___
      ^^⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒⌒`^^

         /: : : : :/: :斗‐厶イ_ノ‐-v: : : \
       ∠: : : : : :/   ●     ●  : : : : : 丶_  ……
       /: : : : : :ゝ ,, ,,       ,, ,, } : : : : : ⌒ヽ
          / : : : : : :ゞ   (__人__)  丿: : : : :}
.         /∧∧∧: : :≧=‐-  -‐=≦: :∧ハ/

まゆり「ルカくん、大丈夫ー?」

るか「(すごく怖そうな人たちだった……)」
   「(しかも、ボクのこと知ってる人もいたなんて)」

フェイリス「2人ともゴメンニャ。フェイリスのせいで、2人に迷惑を――」

まゆり「ううん、そんなことないよ。でもあの黒い人たち、ホント失礼しちゃう!」プンプン
    「あの人たちも、大会に出るの?」

フェイリス「ヴァイラルアタッカーズっていう、ガラの悪いチームニャ」
      「でも、多少は実力があるから油断はできないニャ」

まゆり「ふーん……でも、ホントに大丈夫? まゆしぃは心配だなあ」

フェイリス「いくらなんでも実力行使はされないと思うのニャ」
      「全力で相手をしてやるのニャ!」

るか「えっと――頑張って、くださいね」

フェイリス「ありがとニャ! シュークリームも、ありがたく頂くのニャ」

まゆり「ルカくんも、元気出してねー」

るか「……うん」

まゆり「じゃあ、材料買いにいこっか―」

るか「そういえば、ボクのコスの材料買いに来たんだっけ」

まゆり「うん、実はカエデちゃんのコスもちょっと破けてたんだー」
    「ちょうどそこの部分の布切らしてたから、ついでにそれも買うの」

るか「普通に縫い合わせちゃダメなの?」

まゆり「ただ縫い合わせるだけだと、そこだけ跡が目立っちゃうんだよー」
    「やっぱり、着てもらうからには完璧なコスにしないと!」

るか「……まゆりちゃん、コスのことになると気合が違うよね」

支援

――裁縫店――

まゆり「んーと……あった! これこれー」ダッ

るか「あ、まゆりちゃん!」

るか「(裁縫店なんてあんまり来たことないけど、結構広いのか)」キョロキョロ

まゆり「えっへへー、これでもうばっちりだよ!……うわ!」コケッ

るか「あ、危ない!」ドン

まゆり「ふえっ!?」

まゆりのふえっは貴重

るか「だ、大丈夫、まゆりちゃん?」

まゆり「ご、ごめんね。足が引っかかっちゃって」

るか「うん、怪我はしてないよね」

まゆり「も、もう大丈夫だよ! だから、手を離しても……」

るか「え?」
  
るか「(あ、転ばないように手を肩に……)」

るか「ご、ゴメン!」バッ

まゆり「ううん、ありがとね。両手が塞がってたし、転んでたらまゆしぃは怪我しちゃってたと思うから」

るか「そ、それならよかった」

まゆり「さあ、早く行こっ!」

るか「(……まゆりちゃん、思ったより肩細いなあ)」

しえん

まゆり「もうお昼だねー。おっべんとおっべんとー♪」

るか「まゆりちゃん、そんなに楽しみだったの?」

まゆり「うん、ルカくんお料理上手だからね!」ニコニコ

るか「そ、そこまで喜ばれるとちょっと照れちゃうな……」モジモジ

まゆり「まゆしぃも、これくらい上手だったらなー」

るか「……もしよかったら、教えてあげるよ?」

まゆり「ホント!? その時は、クリスちゃんも一緒ね!」

るか「(そういえば2人とも、料理全然できないんだっけ)」

るか「うん、今度、牧瀬さんも誘おう」

まゆり「そっか、楽しみだなー。クリスちゃんも喜ぶよ!」

しえん様

シュタゲの、しかもルカ子SSとか

パクッ

まゆり「んー! この卵焼き、ふわふわでおいしいねー」
   「ジューシーからあげナンバーワンもいいけど、ルカくんの料理は絶品なのです!」

るか「まゆりちゃん、よく食べてる割には全然太らないよね」

まゆり「まゆしぃだって、食べてばっかりじゃないんだよ!」プンプン
   「バイトも楽しいけど大変だし、最近はコス作りで忙しいんだもん」

るか「ご、ゴメン――そんなつもりじゃ」

まゆり「せっかく作ったコスだし、クリスちゃんにも着てもらいたいなー」

るか「(あれ、また牧瀬さんのこと……)」

るか「そ、そういえばまゆりちゃん、最近牧瀬さんの話が多いよね」

まゆり「え――そ、そんなことないよ! どうして急に?」

るか「やっぱり、まゆりちゃんも嬉しいのかな」
   「ほ、ほら! 牧瀬さんって大人っぽいし、お姉さんみたいだなーって」

まゆり「…………」シュン

るか「――まゆりちゃん?」

まゆり「あ……ご、ごめんね! まゆしぃボーっとしてて」

るか「大丈夫?……ボク、変なこと聞いちゃった?」

まゆり「る、ルカくんは悪くないよ! ただ、まゆしぃが……」

るか「(さっきのまゆりちゃん、すごく暗い顔してた)」

>>44
同じ印が君の家の古い暖炉にあったこの石にもねこいつは君の手にある時にしか働かない石は持ち主を守りいつの日にか天空のラピュタへ帰る時の道標として君に受け継がれたのだ
まだか早くしろ

るか「ねえ、何か悩み事とかあるの?」

まゆり「……まゆしぃは、ちょっとだけ寂しくなっちゃったのです」

るか「寂しい――まゆりちゃんが?」

るか「(いつもニコニコしていて、そんな素振り見せたことないのに)」

まゆり「最近、ラボメンがたくさん増えたよね。クリスちゃん、萌郁さん、フェリスちゃん――それにルカくんも」

るか「(岡部さんが退院した日、神社にやってきてボクにラボメンバッジをくれたんだっけ)」
   「(でも、どうしてまゆりちゃんが寂しいなんて……)」

まゆり「まだラボが出来たばかりのころはね、いつもオカリンとまゆしぃの2人きりだったんだー」
    「今みたいに賑やかじゃなかったけど、2人でいるのはとっても楽しかったの」

るか「(……それは、なんとなく想像できるな。ボクも、うちの神社の静かな感じ、結構好きだし)」

まゆり「で、でも、今みたいにみんながいるのが嫌なわけじゃないよ! ホントだよ!?」ユサユサ

るか「わ、わかっ、たから、か~た~ゆ~ら~さ~な~い~で~!」ガクガク

試演

まゆり「あ……ゴメンね」
    「ラボメンがたくさん増えて、まゆしぃも嬉しいんだよ?」

るか「そ、それはよかった……」

るか「(なんか、まだ視界がグラグラして気持ち悪い)」

まゆり「でもね、たまに考えちゃうんだ」
    「まゆしぃは、みんなにとって必要なのかなーって」

るか「え――」

まゆり「クリスちゃんやダルくんみたいに、発明なんてできないし」
    「ルカくんみたいにお料理もできないし、フェリスちゃんみたいに、オカリンの話について行ってあげられない」
    「まゆしぃがいなくても、オカリンはみんながいるから――」

るか「まゆりちゃん、それって……」

まゆり「ご、ゴメンね! まゆしぃが勝手にそう思ってるだけで」
    「ルカくんも、急にこんなこと話されても迷惑だよね。えっへへー」

るか「――迷惑なんかじゃない!」バッ

支援

支援

まゆり「ど、どうしたの? 急に立ち上がって……」

るか「ま、まゆりちゃんがそんな暗い顔してるの、今まで見たことないから」

まゆり「でも、まゆしぃは……」

るか「ボク、コスプレなんて恥ずかしいだけだって思ってたんだ」
   「でも、それを見てたお客さんたちは――とっても楽しそうだった」

るか「(……まあ、恥ずかしいのには変わりないけれど)」

るか「まゆりちゃんのコスは、みんなを楽しませることが出来る」
   「それは、すごく素敵なことだよ……!」ポロッ

まゆり「る、ルカくん! 泣かないでー」

るか「だって、まゆりちゃんがぁー」シクシク

まゆり「ま、まゆしぃが悪かったよ……」

るか「ボクで良かったら、いつでもコスプレするから……だ、だから、もうそんな風に考えないで」グスッ

まゆり「うん、まゆしぃも、ちょっと元気が出たよ。ありがとね、ルカくん!」ニコッ

るか「(あれ、確かボク、コスプレを断ろうと思ってたのに――?)」
   「(でも、まゆりちゃんが元気になってよかった)」

ええ子や……

まゆり「――それでね、オカリンが『俺は狂気のマッドサイエンティストだー!』って」

るか「フフ、岡部さんらしいね」
  
るか「(……いつものまゆりちゃんに戻ったみたいだ)」
   「(やっぱり、まゆりちゃんはニコニコしてないと)」

まゆり「……あれ、もうこんな時間。ちょっとおしゃべりし過ぎたかなー?」

るか「そうだね。じゃあそろそろ――」



?「おい、てめえら!」

――ラボ――

岡部「……もう3時か」

紅莉栖「ふあーあ。なんかもう疲れた」
     「で、漆原さんに渡す未来ガジェット、何か思いついた?」

岡部「うむ……ルカ子のことだ、スタンガンのような痛みを加えるものは好むまい」
   「モアッド・スネークは煙幕に使えるが、持ち運びに向かんし」

紅莉栖「漆原さんが断り切れなかった時のために、護身用の未来ガジェットか……」
     「岡部って、ホントお人好しね。自称狂気のマッドサイエンティストの癖に」

岡部「……余計なお世話だ」

支援

紅莉栖「そもそも、漆原さんってどうしてコスプレし始めたの?」

岡部「ずっと以前から、まゆりに目を付けられていたようだ……で、俺が入院してる間に折れたらしい」

紅莉栖「……入院」シュン

岡部「お、お前が気にすることではない! もう傷は癒えている」

紅莉栖「……ゴメン。たまに考えちゃうの。岡部って、ラジ館のこと全然話してくれないし」グスッ

岡部「いつか、お前にもきちんと話す。それまで待っていてはくれないか?」

紅莉栖「……うん、分かった」コクコク



萌郁「……」パシャ

とるなwww

しえん

>>17
このまま進め光は常に雲の渦の中心をさしているラピュタは嵐の中にいる聞こえないのかこのまま進むんだ必ず入り口はある

紅莉栖「ふえっ!? き、桐生さんいつの間に! それに何で写真を――」

萌郁「何だか……いい雰囲気だったから」

岡部「音もなく入ってくるな! それより、お前店はいいのか? 油を売ってるのが知れたらミスターブラウンが怒るぞ」

萌郁「今日はもう……店じまいって。綯ちゃんと買い物するらしいの……」

岡部「(そういえば、この3人だけというのも珍しいな)」

岡部「萌郁、バイトの方はどうだ?」

萌郁「うん……楽しい。綯ちゃんも……とっても可愛いし」

紅莉栖「桐生さんも、初めて会った時より大分話すようになりましたね」

岡部「うむ、メール魔だった時から比べたらはるかにマシになった」

萌郁「それは……岡部くんや、みんながいてくれたから。最近は、別のバイトも探してて……」

紅莉栖「そういえば、今日橋田は来ないの?」

岡部「あいつはフェイリスのところだろう。今日、雷ネットの大会があると言っていた」

ヴーン ヴーン

岡部「噂をすれば――ダルからか」
  
ピッ

岡部「俺だ」

ダル『あ、オカリン? そっちにフェイリスたん来てない?』

岡部「来てないが――何かあったのか?」

ダル『さっき雷ネットの決勝戦でフェイリスたんが優勝したんだけど、負けたチームの奴らがいちゃもんつけてきたんだお!』

よんどしーさん再び

岡部「……まさか、ヴァイラルアタッカーズか?」

ダル『あれ、オカリン知ってるん?』
   『あいつら、フェイリスたんに――』

岡部「(この展開、体験したことがあるような……)」

バンッ

フェイリス「凶真ー!!」

岡部「フェ、フェイリス!?」

よく出来てるなぁ
全然違和感ない

フェイリス「少しの間かくまってほしいのニャ!」ギュッ

岡部「急に抱き着くんじゃない! 一体何があったのだ?」

フェイリス「さっき雷ネットの大会で負かした相手に追われてるのニャ!」
      「なんとかここまで見つからずに来れたニャけど……」

岡部「まあ、あいつらは何をしてきてもおかしくはないからな。賢明な判断だ」

岡部「(……俺も、散々殴られたからな)」

紅莉栖「確かにここなら多少は安全だけど――その人たち、ここに乗り込んできたりしないわよね?」

フェイリス「誰にも見つからないよう、細心の注意を払ってここに来たのニャ!」

萌郁「それなら……安心」

フェイリス「それよりも、マユシィたちが心配ニャ。今朝、マユシィたちもあいつらにからまれて……」

岡部「そ、それは本当か!? 一応、連絡を――」

プルルルル・・・

岡部「(くそ! 早く出てくれまゆり……!)」

るか「はあ……はあ……」

まゆり「ルカくん、大丈夫ー?」

るか「ちょっと、疲れただけだから」

まゆり「さっきの人たち――今朝、フェリスちゃんとケンカしてた人だよね?」

るか「た、多分……まゆりちゃん、さっき、携帯が鳴ってたと思うけど」

まゆり「うん……でも、走るので精一杯だったから」

るか「岡部さんからかもしれないし、あとでかけ直そう……もう、暗くなってきたね。今何時かな」

まゆり「あ、ちょと待っててね――あれ?」

るか「ど、どうしたの?」

まゆり「まゆしぃのカイちゅ~……」





まゆり「止まっちゃってる」

おいおい

!?

ナムナム

フラグ立てんなよ…

取り巻きB「おい、いたぞ!」

まゆり「み、見つかっちゃった!?」

るか「まゆりちゃん、早く逃げよ!」ダッ

取り巻きD「おらあ! 待ちやがれ!」

るか「はあ、はあ……」

まゆり「な、何で追いかけてくるのー!」

るか「と、とにかく、振り切らないと……」


タッタッタ・・・

綯「あ、まゆりおねえちゃんだ!おーい!」

>>110
おいやめろ

るか「――あっ」

4℃「おっと、逃げようったってそうはいかねえぜ?」

るか「(は、挟み撃ちにされた!)」

まゆり「……」

るか「あの、どうしてボクたちを追いかけるんですか」ビクビク

取り巻きA「ふん! あの雌猫、イカサマを使いやがった」
       「でなけりゃ、あんな局面から4℃さんが負けるはずがねえ」

るか「(雌猫って――フェイリスさんのこと?)」
   「(そ、そんなの負けたことに対するやつあたりじゃ……)」

4℃「しかもあいつは、俺たちを恐れてみじめに逃亡した」
  「お前らには、あいつをおびき寄せる『エサ』になってもらうぜ」

まゆり「あ、あの……まゆしぃはそういうこと、いけないと思うのです」

るか「ま、まゆりちゃん! 危ないよ」

取り巻きA「ああ!? 口出しすんじゃねえよ嬢ちゃん」

取り巻きD「これは正義の鉄槌だ! イカサマじゃなきゃ、あんなぽっと出の新人が勝てるわけがねえ」

まゆり「でも、やっぱり痛いのはダメだよ――」ウルウル

      _

     σ   λ
     ~~~~ 
    / ´・ω・)   < 4℃さん♪4℃さん♪

 _, ‐'´  \  / `ー、_   あそこにゲルバナがあるでしょ~?
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/



      _

     σ   λ
     ~~~~ 
    /´・ω・ )   < 数分後の貴様の姿だ

 _, ‐'´  \  / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/

取り巻きA「涙で情に訴えようってか? 甘えんだよ!」グッ!

るか「まゆりちゃん!」

まゆり「ひっ――」





ドゴォ!!

相変わらずよんどしーさんはゲスだな

まゆりの中の人って多分AB型だよな

まゆりお姉ちゃーん!




るか「ぐあっ!」

ドサッ



まゆり「あれ?――る、ルカくん!?」ダッ

るか「ま、まゆりちゃん……大丈夫?」

取り巻きA「おいおい、いきなり割って入るから思いっきり殴っちまったじゃねえか」

取り巻きB「一応、顔が商売道具なんだろ? ちょっとは加減しといてやれよ」ニヤニヤ

取り巻きA「フン、キモオタどもに媚びて女装するような奴だぜ? 少しくらい『教育』してもいいだろ」

まゆり「ルカくん、そんな――なんで、まゆしぃの代わりに」

るか「な、なんでだろう……体が、勝手に動いちゃって」

>>117
当たってるね
なんでわかるの?

るか「(左のほっぺたが痛い……なんか腫れてる感じ)」
   「(殴られるって、こんなに痛かったんだ)」フラ・・・

まゆり「ルカくん、無理して立たないで! 血も出てるのに――!」

るか「ゴメン、心配かけちゃって……でも、まゆりちゃんには手出しさせない」

まゆり「無茶言わないでよ! だって、ルカくんフラフラだし……」

るか「まゆりちゃんからあんな話聞いた後で、指をくわえてみてられないよ」
   「ボクは、いつも笑顔で、みんなを明るくしてくれるまゆりちゃんが」


  「……好きだから」


まゆり「へ――?」

取り巻きD「てめえら、何ダラダラと話してやがる!」

るか「(こんな見た目でも、ボクだって男なんだ……)」
   「(今まで、何のために凶真さんと修行してきたと思ってるんだ!)」

取り巻きB「お、やる気か? とっととおねんねした方が楽だぜ?」ポキポキ

るか「(勇気を出すんだ……凶真さんがいない今、ボクがしっかりしなきゃ)」

るか「う――あああああああああ!」

取り巻きA「おらあ!」

ドカッ バキッ

るか「く――ガハッ」ガクッ

マグマ支援

取り巻きB「おいおい、手出しさせないんじゃなかったのか?」

まゆり「も、もうやめて! ルカくんが……ルカくんがぁ」

るか「(もうあんまり痛くなくなってきた……)」
   「(い、意識がもう――)」



?「おまわりさん! こっちだこっち!」



取り巻きB「お、おい、サツだ!」

4℃「チッ、捕まると面倒だ。逃げるぞ!」

ダッダッダッ・・・

支援~

地面か…

フンッ!

うわ、なんだこれ!熱っ!
マグマ!?マグマだ!

ルカパパの逆襲が怖いな

るか「(あれ――助かったのかな。も、もう、足が……)」グラ

まゆり「ルカくん、しっかり!」ダキッ

?「おい、2人とも大丈夫か!?」

まゆり「あ――オカリン!」

岡部「済まん、遅くなってしまった」ダッ

るか「お、岡部さん……どうして」

岡部「フェイリスに話を聞いてな。まゆりに電話しても出なかったから、嫌な予感がしたのだ」

>>126
もう許(ry

岡部「……ひどい怪我だ。早く病院に!」ピッ

るか「(さっき叫んでたのは、岡部さんだったのか)」

まゆり「ルカくん! しっかりしてよ!」ユサユサ

るか「い、痛いって、まゆりちゃん」

まゆり「もうすぐ、ヒック、救急車来るから! し、死んじゃやだよー!」ウワーン!

るか「(そ、そんな大げさな)」
   「(でも、今になって体中が痛くなってきた……)」

まゆり「ルカくん!? ルカくん――!」


――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――

――3日後――

ヒソヒソ・・・

「ねえ、あれって漆原くん?」

「すごい顔。ケンカしたって噂、ホントだったんだー」


るか「(うう……まだ登校中なのに、みんなの視線が痛い)」
   「(せめて顔のガーゼが取れれば、少しは目立たないんだけど)」

まゆり「あ――」

るか「お、おはようまゆりちゃん!」

まゆり「……うん、おはよう、ルカくん」

まゆり「なんか、久しぶりだね」

るか「ボク、学校休んでたから」

るか「(あの時、目が覚めたら病院のベットの上だった)」
   「(ずっと泣いてたまゆりちゃんをなだめるの、大変だったな……)」

るか「そういえばまゆりちゃん、いつもなら『トゥットゥルー♪』って挨拶するよね?」

まゆり「……だって、まゆしぃのせいで、こんな大怪我させちゃったのに」シュン

るか「も、もうあんまり痛くないって! でも、この顔じゃ、イベントには出れないかも……ゴメンね」

まゆり「う、ううん。ルカくんが元気なら、それで十分だよ」

るか「ボク、結局殴られっぱなしで、ほとんどなにも出来なくて――」

まゆり「そ、そんなことないもん! あの時のルカくん、か……」

るか「か?」






まゆり「か――かっこよかった///」

るか「……え?」

まゆり「あ――な、なんでもないよ!」
    「ほ、ほら、早くしないと遅刻しちゃう!」ピュー!

るか「まゆりちゃ――もう行っちゃった」

るか「(それにしても、何で顔が真っ赤に……?)」

うっひょおおおおおおおおおおおおお

まゆしぃにも相手がいるってのはいいよね

ベタな展開だけどいいなこういうの

俺はこういうSSを待ってたんだよ

――放課後、ラボにて――

まゆり「……」ボー

紅莉栖「ねえ、まゆり、どこかおかしくない?」ヒソヒソ

岡部「ああ、これは尋常ではない」ヒソヒソ

まゆり「…………」チクッ

紅莉栖「今ので3回目。針で指刺しても表情1つ変えてないわよ」ヒソヒソ

岡部「完全に上の空だな」ヒソヒソ

いいねいいね

この組み合わせ・・・・・悪くない

続けろください

ラボがラブホになるのか…胸熱

岡部「あー、ゴホン。まゆり、指に絆創膏を巻いた方がいいぞ! コスに血でも付いたら一大事ではないのか」

まゆり「ほえ?……ああ、まゆしぃったらドジだなあ」ペタペタ

岡部「今日はもう帰れ。俺が送って行こう」

まゆり「ホントー? じゃあ、後片付けするから待っててねー」ガサゴソ

岡部「(よし、今のうちに)」


プルルルル・・・


岡部「ルカ子、俺だ」

るか『あ……岡部さん、こんにちは』

岡部「岡部ではない、鳳凰院凶真だ!」

るか『す、すみません! それで、何かご用でしょうか?』

岡部「お前に、聞きたいことがあるのだ」

るか『……もしかして、まゆりちゃんですか』

岡部「なっ! お前も、気が付いていたか。まゆりの様子がおかしいことに」

るか『ハイ――今日、学校でも……』


――――――
――――――――――――
――――――――――――――――――

るか「まゆりちゃん、お昼食べよう」

まゆり「え!? う、うん、分かったー」

るか「(まゆりちゃん、自分のせいでボクが怪我したと思ってるみたい)」
   「(なんとか、元気づけられないかな)」

まゆり「……」モグモグ

るか「(さっきから、無言で食べてるし……)」

るか「――あれ、まゆりちゃん、ほっぺにご飯粒ついてるよ」ヒョイ

まゆり「!?」ボッ!

ktkr

るか「……まゆりちゃん? なんか顔が赤い――」

まゆり「トゥ……」
   「トゥットゥルー!!」バターン

るか「ま、まゆりちゃーん!」


「おい、椎名がいきなり倒れたぞ!」

「は、早く保健室にー!」

ワーキャー! テンヤワンヤ!


――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――

るか『――ということがありまして』

岡部「……それはおかしいな」

岡部「(まゆりはそんなこと、一言も……)」チラッ

るか『まゆりちゃん、今朝も顔真っ赤にしてて』
   『もし、ボクのことを気に病んで体調を崩したなら――』グスッ

岡部「お、おい! 電話越しで泣くんじゃない!」

るか『で、でも、ボク、まゆりちゃんが心配で……』シクシク

岡部「分かった! とりあえず、明日にでもラボに来い」

るか『グス……わ、分かりました』

ピッ

なるほど…




なるほど…

まゆり「オカリーン、準備できたよ」

岡部「そ、そうか。紅莉栖、戸締りは頼む」

紅莉栖「オッケー……って、あんた、今名前で呼んだ!?」

岡部「(あ、む、無意識のうちに!)」

岡部「と、とにかく俺は帰るから、あとは頼んだぞ!」

バタン!

まゆり「2人ともラブラブだねー」

岡部「ちゃ、茶化すな! さっさと行くぞ、まゆり」スタコラ

まゆり「あー、待ってよオカリン!」

ガタンゴトン ガタンゴトン・・・


まゆり「オカリンと一緒に帰るの、久しぶり」

岡部「そういえばそうだな……なあまゆり。お前、何か変わったことはあったか?」

まゆり「変わったこと? んー、特にないよ」

岡部「ルカ子から聞いたぞ。学校で倒れたと」

まゆり「へ!? あ、あれは、まゆしぃが勝手に……」ポッ

岡部「おい、顔が赤くないか。熱でもあるのか?」

まゆり「な、なんでもない! なんでもないよ、えっへへー」アセアセ

岡部「(とてもそうは見えないが)」

トゥットゥルーで倒れたのはワロタ

ついにオカリンハーレムが崩れ去る…

まゆり「……ねえ、オカリン?」

岡部「どうした、やはり体調がすぐれないか」

まゆり「オカリンはクリスちゃんのこと、好き?」

岡部「ぶっ! お、お前は急に何を言い出すのだ!」

まゆり「えー、だってね、クリスちゃんがラボメンになってからすごく楽しそうだよ?」

岡部「フン、ラボメンに優秀な人材が加わって士気が上がっているだけだ」

まゆり「……そうだよね。クリスちゃん頭いいもん。オカリンとも、仲良しさんだし」

未だにクリ腐ティーナで吹くwww

まゆり「まゆしぃも、オカリンやみんなに頼りっぱなしじゃ、ダメだよね……」シュン

岡部「……まゆり?」フルフル

岡部「(眼前で手を振っても反応なし、か)」

岡部「俺だ。今、イリュージョンコンダクターからの精神攻撃を受けている」
   「ああ、俺の人質にまで手を出すとは、機関もなりふり構っていられなくなったようだ」
   「俺はヤツの捜索を続ける。エル・プサイ・コングルゥ」

まゆり「……」

岡部「(まゆり、本当にどうしたというのだ……)」

イリュージョン子だくさん……?

――翌日――

岡部「ルカ子、怪我の具合は?」

るか「もうほとんど治りました。顔の腫れが引けば、ガーゼも取れます」
   「……でも、コレのおかげで顔が隠れて、あんまり声をかけられなくなったんですよね」

ダル「レイヤーの顔殴るとかマジで最低だお! 親父にもぶたれたことないのに!」

るか「あ、そういえばこれ、お父さんが持っていけって……残り物で、申し訳ないんですけど」

岡部「煮物か。いつも済まんな、ありがたく頂こう」

るか「い、いえ。岡部さんが、喜んでくれるなら……」モジモジ

紅莉栖「それにしても、元気そうでよかったわ」
     「で、今日も、まゆりの様子はおかしかったの?」

るか「いえ、今日まゆりちゃん、学校休んだんです……」

岡部「なに、それは本当か!」

るか「一応大事を取って今日は休むって、先生が……岡部さん、聞いてないんですか?」

岡部「いや、初耳だ……」

読みやすい

るか「(まゆりちゃん、岡部さんに教えなかったのかな?)」

ダル「確かに今日シフト入ってたのに、メイクイーンでも見なかった希ガス」

紅莉栖「ふむん、かなり重症ね。日常生活まで支障をきたすなんて、まゆりらしくない」

岡部「……ダル、お前なぜまゆりのシフトを把握しているのだ?」

ダル「メイクイーンの嫁たちのシフトぐらい基本情報だお! まあ、ボクの目当てはフェイリスたんだけど」

るか「まゆりちゃん、どうしてしまったんでしょう。ボク、すごく心配で」シュン




バンッ!!

フェイリス「話は聞かせてもらったニャ!」

ダル「ふぇ、フェイリスたんktkr!」

岡部「お前、バイト中ではないのか!?」

フェイリス「休憩時間に、ちょっと抜け出してきたのニャ!」
      「凶真……多分マユシィは、病に侵されているのニャ」

るか「や、病!? ど、どうしよう、まゆりちゃんが!」オロオロ

岡部「フェイリス、これ以上ルカ子を動揺させるんじゃない!」
   「それに、あれは病気とはまた違う類のものでは……」

支援

良いぞ続けろ

フェイリス「でも、たぶん間違いないのニャ。マユシィが罹ったのは――」





フェイリス「恋煩いニャよ!」バーン!





一同「「な、なんだってー!!」」

岡部「……フェイリス、マジで言っているのか?」

フェイリス「フェイリスは、いつだって大マジニャ」エッヘン

紅莉栖「だとしたら、完全にテンプレ通りの症状ね……」

るか「で、でも、恋煩いって――あの、相手は?」

フェイリス「そんなの、決まっているのニャ」ビシィ!

るか「へ――ぼ、ボクですか!?」

このダル、由季さんに出会って無いんだな

フェイリス「今日マユシィから聞いたニャよ? この前、ヴァイラルアタッカーズからマユシィを守ったって」

るか「あ、あれは、ただまゆりちゃんの代わりに殴られただけで……」

フェイリス「危ないところを身を挺して守られたら、女の子はイチコロニャ!」
      「フェイリスもー、凶真にフェイリスの騎士(ナイト)になってもらいたいのニャー」スリスリ

岡部「ね、猫なで声ですり寄ってくるんじゃない!」バッ

フェイリス「ええー、凶真のいけずー」
      「ニャけど、フェイリスも何となーく、凶真に危ないところを助けてもらったようニャ気が……」

岡部「そ、それは気のせいだろう! フフ、フハーハハハ!」

wktk

紅莉栖「危ないところを助けてもらう、か――」ジーッ

岡部「む? 何故俺をじーっと見ているのだ、助手よ」

紅莉栖「あ――な、何でもないからな!」プイッ

ダル「ふむふむ、見た目で忘れがちだけど2人とも高校生男女だし、ありえない話じゃ無くね?」

岡部「だが、それだけでは根拠としては弱い。ルカ子、お前には心当たりはないのか?」

るか「なにか……実は、あの時の記憶があいまいで」シュン

岡部「まあ、あれだけ殴打されれば記憶の混濁くらい――」

フェイリス「『好きだ』と言われたって、マユシィから聞いたのニャ」

一同「「!?」」

紅莉栖「そ、そんな直接!?」

フェイリス「今日、バイト休むって連絡があったから、ちょっと電話でお話したのニャ」
      「その時に、ポロッと」ニヤリ

岡部「お前……まさか鎌掛け(サイズハング)の使い手か!」

フェイリス「さあー? フェイリスは何のことか分からないのニャ」

るか「――あ! もしかして」

岡部「お、思い当ることがあるのか!」

るか「そんなことを、喋った気が……」
   「で、でも、そういう、恋愛的な意味ではなくてですね!」アセアセ

紅莉栖「『like』という意味で口にした、ってこと?」

るか「は、はい、たぶん……」

ダル「うわー、こういう勘違いって人によっては……Nice boat.」

フェイリス「だから、恋煩いっていうのも勘だけじゃないのニャ」

岡部「推測の域を出んが、確かにそう考えるのが妥当、か」

るか「(ど、どうしよう。ボクが、余計なことを言ったせいで)」
  「(一体、どうしたら――)」

フェイリス「そろそろ戻らニャいと! というわけでー、ルカニャン、ファイト!」ダッ

るか「あ、ちょっと――!」

バタン

支援

シーン・・・

るか「(うう、沈黙がつらい)」

るか「あ、あの! ボク、今日はもう、帰ります」イソイソ

岡部「時間も遅い。送って行こう」

るか「い、いいんですか? ボク、1人でも大丈夫ですけど……」

岡部「気にするな。ほら、行くぞ」

るか「は、ハイ!」

るか「(お、岡部さんと2人きり……!)」

テクテクテク・・・

るか「はあ……」

岡部「どうしたルカ子、露骨にため息をついて……さっきのことか」

るか「……多分ボク、まゆりちゃんに勘違いさせちゃいました」
   「そのことも、きちんと言わなきゃって思うと――」

岡部「コスプレを断るよりは、大変だろうな」

るか「ハイ……」

るか「(それに、ボクは――)」チラッ

あのさぁ…

岡部「……ルカ子よ」

るか「ひゃ!? な、なんでしょう!」

岡部「まゆりを、助けてくれたこと。感謝している」

るか「(び、びっくりした。盗み見してたのが分かったのかと……)」

岡部「あいつ、昨日呟いていたんだ。『俺やみんなに頼りっぱなしじゃいけない』と」

るか「まゆりちゃんが……ですか?」

岡部「ラボメンは1人として欠けてはならない。まゆりだって、ラボメンとしての責務は果たしている」
   「あいつのおかげで、俺だって救われているんだ」

るか「……なんとなく、分かる気がします」

るか「(まゆりちゃんはいつもニコニコしていて、ボクもあったかい気持ちになるから)」

岡部「俺は、この夏に自分の無力さを痛感した」
   「狂気のマッドサイエンティストも、1人では世界の意志に逆らうことすらできなかっただろう」
   「だが、俺にはラボメンのみんながいてくれた。こうして、『シュタインズ・ゲート』に到達できたのもお前らのおかげだ」

るか「『シュタインズ・ゲート』? 岡部さん、それってどういうことでしょうか?」

岡部「いや、分からなくてもいい。時にルカ子。お前実際のところ、まゆりをどう思っている?」

るか「え、あの――嫌いじゃ、ないです」

岡部「……そうか。ならば、1つ頼みごとをしていいか?」

るか「は、ハイ、何でしょう」

岡部「もしまゆりが俺の目が届かないところで苦しんでいたら、支えになってやってほしい」

これはひどい

なんというすれ違い

るか「ぼ、ボクがですか!? そんな、ボクなんて凶真さんと比べたら――」

岡部「謙遜などするな。仮にもお前は、俺の自慢の弟子なのだからな! フゥーハハハ!」
   「本来なら俺が悩みを聞いてやればいいのだが……学校を休んだことまで秘密にするとは」

るか「そうですよね。岡部さんになら、何か一言あってもいいはずですし」

岡部「それにフェイリスの言葉を信じるなら、やはりお前に任せるしか……」
   「……だから、頼む」ペコリ

るか「あ、頭を上げてください! ぼ、ボク、頑張ってみますから」アセアセ

まゆしぃ切ない・・・

なんという四角関係

まゆしぃ不憫過ぎ
幼馴染をポッとでのクリ腐ティーナにもっていかれちゃうし

岡部「……済まん、情けないところを見せてしまったか」

るか「いえ、そんなこと……ないです」

岡部「全く、お前は奥ゆかしいな」
   「俺もあの時Dメールを取り消していなければ、案外お前と――」ジーッ

るか「へ? あ、あの、岡部さん?///」

岡部「……だが、男だ」

誰を応援すればいいのか・・・

>>188
クリ腐ティーナ言うな
屋上

るか「あ、こ、ここまでくれば、もう大丈夫なので……」

岡部「そうか。それでは、修行に精を出すがいい。さらばだ!」ザッ

るか「(ボクが、まゆりちゃんの支え……)」

ガラッ

るか「ただいま……」



『ルカくん、トゥットゥルー♪』

『えっへへー、この衣装どうかなー? ルカくん絶対似合うって!』

『か――かっこよかった!』



るか「(まゆりちゃんのことが、どうしても頭から離れない……)」
   「(ボクは、まゆりちゃんを――)」

ピッ プルルルル・・・

るか「もしもし、まゆりちゃん?」

まゆり『る、ルカくん! トゥットゥルー』

るか「まゆりちゃん、大丈夫? 今日学校休んでたけど……」

まゆり『ま、まゆしぃは元気だよ!? でも、この間倒れたし調子が悪そうだから、今日は休みなさいって』

るか「うん、先生から聞いたよ」

支援

しゅばらしい

まゆり『もうまゆしぃは平気だから、明日はちゃんと学校行くねー』

るか「(平気だって言ってるけど、何だか声に元気がない)」

るか「……ねえまゆりちゃん、土曜日空いてる?」

まゆり『え? う、うん。バイトもお休みだよ』

るか「そ、それじゃあ――」

るか「(ここで悩んでいても仕方がない)」
   「(いつもの明るいまゆりちゃんに戻ってもらわないと、ボクもすごく不安だから)」


――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――

俺自身がパンツになることだ

まゆり「るかくーん! ゴメンね、遅くなっちゃって」

るか「ううん。時間ぴったりだよ」

まゆり「ところで、今日はどうしたのかな? ルカくんから呼び出すなんて、珍しいよねー」

るか「うん……まゆりちゃん、最近元気ないから」

まゆり「そ、そんなことないよ! まゆしぃは――」

るか「とにかく、今日はボクの怪我が治ったお祝いも兼ねて、まゆりちゃんとお出かけしたいなって」
   「この前は、ボクが怪我してまゆりちゃんにも迷惑かけちゃったし」

まゆり「そういえば、ガーゼとれたんだね」ホッ

るか「じゃあ、行こうか」

まゆり「う、うん……」モジモジ

るか「(いつもなら、すぐ手を繋いできたりするのに……)」

るか「今日もお弁当持ってきたから、一緒に食べようね」

まゆり「そ、そうだね。楽しみだなー」

るか「(それに、笑顔がぎこちない)」

支援

るか「ほ、ほらまゆりちゃん、このうーぱのクッション、かわいいよね!」

まゆり「ホントだー。ラボのより大きいのです」

るか「(値段は――大丈夫か)」

るか「まゆりちゃん、お土産に買ってこうよ」

まゆり「ほえ? で、でも、まゆしぃあんまりお金ないよ?」

るか「だ、大丈夫。お金はボクが出すから」

まゆり「ええ!? でも、ルカくんに悪いよ……」

るか「気にしなくていいよ。ボクもこういうクッション欲しかったから」

しえん

まゆり「おおー、フッカフカだ!」ギュッ

るか「(まゆりちゃん、ちょっとは喜んでくれたかな)」

るか「あとで、ラボに置いておこうか」

まゆり「うん。ありがとね、ルカくん」ニコッ

るか「え――そ、そう」ドキドキ

るか「(な、何だか動悸が……)」

るか「そ、そろそろお昼にしようか。まゆりちゃんの好きなからあげも作ってきたから」

まゆり「ホント? もう12時だし、楽しみだなー」ウキウキ

るか「あれ、携帯? まゆりちゃん、いつもの懐中時計は……」

まゆり「ああ、この前止まったままネジを巻いても動かなくて、修理に出してるの」

るか「早く直るといいね。おばあさんの形見なんでしょ」

まゆり「うん。でもね、何で動かないのか分かんないんだって」
    「だから、しばらく預からせてほしいって言われちゃった」

るか「原因不明――で、でも、きっと直るよ!」

まゆり「……そうだね、えっへへー」

るか「まゆりちゃん、飲み物欲しくない? 何か買ってくるから」

まゆり「あ、ありがとう……ルカくん、今日は何だか優しいねー」

るか「そ、そうかな! そんなことないよ! じゃあ、行ってくるから」タッタッタ・・・

まゆり「…………」

眠くなってきた

まゆり「あー、この服もかわいい! スカートの裾のところとかいいなあー」ジーッ

るか「そういえばまゆりちゃん、ボクの着るコスは完成したの?」

まゆり「……う、うん。でも、今回のイベントは出ないことにしたの」

るか「ど、どうして!? ボクの他にも、まゆりちゃんのコスを着てくれる人はいるはず――」

まゆり「と、とにかく! ルカくんはケガを治さないと、ね?」

るか「(まゆりちゃん、やっぱり様子がおかしい。ボクへの態度も、前よりよそよそしいし……)」
   「(それに、大好きなコスプレのイベントに出ないなんて、絶対変だ)」

るか「ぼ、ボク――この服着てみるよ! 試着室、あっちだよね!」パッ

まゆり「え、あ、ルカくん!」

ガサゴソ…バンッ

るか「じゃ、じゃじゃーん! どうかな?」ヒラッ

るか「(ボクだって、一応コスプレイヤーだ)」
   「(まゆりちゃんが元気になってくれるなら、女の子の服だって着て――)」

まゆり「……」ポカーン

るか「(あ、あれ? まさか外した!?)」

まゆり「……あ! うん、似合ってる! でも、ルカくんが自分からそういう服着るなんて……?」

支援

るか「いや、これはその……」アセアセ

るか「(よく考えたらボク、なんで男なのに堂々と女の子の服を試着してるんだろう)」
   「(幸い店員さんは気が付いてないみたい……それはそれで、ちょっとへこむな)」ズーン

るか「で、でも! この服、まゆりちゃんに似合いそう」

まゆり「そ、そうかな。じゃあ、まゆしぃも試着してみようかなー」

るか「(でも、今日は女の子の服を着ても、そんなに恥ずかしくなかった……何でだろう?)」
   「(まゆりちゃんを、喜ばせたかったから……?)」

――数時間後――

まゆり「あー、いっぱい買い物したねー。お洋服も買っちゃったし」

るか「まゆりちゃんもこれから帰るの?」

まゆり「そうだよー。でも、荷物まで運んでもらっていいの?」

るか「全部1人で持ってくのは大変だろうから」
   「で、でも、ちょっとだけ、休憩していい……?」

まゆり「る、ルカくん! 大丈夫? まだ怪我が……」ウルウル

るか「へ、平気だよ。腕が疲れただけだから」
   「まゆりちゃんも、ベンチに荷物を置いたら?」

まゆり「そ、そう? じゃあ、まゆしぃも休憩するかな」ドサッ

支援

るか「(ボクももう少し体力があったら、この前もあんなに殴られなくて済んだのに)」

るか「まゆりちゃんも座ったら? まだスペースはたくさん――」

まゆり「……ねえ、ルカくん」

るか「な、なに? まゆりちゃん」

まゆり「今日1日、ありがとね。なんだかデートみたいで、まゆしぃは楽しかったのです」

るか「で、デート!?」

まゆり「だから――無理しなくて、いいんだよ?」

るか「……へ?」

るかまゆもいいよね

とっとと書け太郎

まゆり「まゆしぃに、気を遣ってくれたんだよね。なんか、いつものルカくんらしくなかったから」
    「恥ずかしがり屋さんなのに女の子の服着たり、まゆしぃにいろいろしてくれたり」

るか「ぼ、ボクは、気を遣ってなんて……」

るか「(それに様子がおかしいのは、まゆりちゃんもじゃないか)」

まゆり「昔ね、まゆしぃが困ってた時、オカリンに助けてもらったんだー」
    「おばあちゃんのお墓で、助けて、助けてって心の中で考えてた時も、ずっとまゆしぃの傍にいてくれた」
    「この前ルカくんがかばってくれて、ちょっとだけあの時のこと、思い出しちゃった」

るか「ボクは――岡部さんみたいには、なれないよ」

るか「(ボクは、引っ込み思案で、見た目も女の子みたいだし)」
   「(それに、岡部さんのことが――)」

まゆり「そんなことないって、まゆしぃは思うな」
    「だって、ルカくんが助けてくれて、オカリンの時と同じくらい、まゆしぃは嬉しかったもん」スッ

るか「あ――」

るか「(まゆりちゃんの癖だ。たまに、空に手を伸ばして――)」

るか「(でも……どうしてだろう。胸のあたりがザワザワする)」



『まゆしぃがいなくても、オカリンはみんながいるから――』



るか「――まゆりちゃん!」ダッ

まゆり「ほえ? ルカくん――?」


ギュッ

さすがオカリンの弟子

まゆり「る、るるるルカくん!? ど、どうしたの急に抱き着いて」カアァ

るか「な、なんだか、まゆりちゃんが、どこかに行っちゃいそうだったから……」

まゆり「そんな! まゆしぃはどこにも行かないよ?」

るか「ご、ゴメン。でもボク、まゆりちゃんが心配で」グスッ

まゆり「まゆしぃは元気だから、泣かないでー」

るか「あの……怒らないで聞いてほしいんだけど」

まゆり「?」

切なくなりそうな予感

るか「なにかつらいことがあるなら、話してもいいんだよ?」
   「まゆりちゃんが、ずっと笑顔で隠してるモノがなんなのか」

まゆり「ほえ? まゆしぃは、別に何も――」

るか「今日のまゆりちゃん、絶対おかしいよ」
   「いくら楽しかったて言われても、ボクはまゆりちゃんが心から笑ってくれないと……イヤだ」ギュウ

まゆり「る、ルカくん。痛いよ……」

るか「ボクなんかじゃ力になれないかもしれないけど、ボクは――!」

まゆり「……………………」

ドラマCD作ったら売れちゃうね

まゆり「………………ヒック」ボロボロッ

るか「ま、まゆりちゃん!?」

まゆり「ホントは、す、すごく怖かった」グスッ
    「オカリンがクリスちゃんのこと大好きなのはわかってたし、それでいいと思ってたけど」
    「……まゆしぃが、2人の重荷になってるの」

るか「そ、そんなことない! 岡部さんたちがそんなこと思ってるわけ……」

まゆり「実はね、ルカくんが助けてくれた時から、何だかルカくんと一緒にいるとドキドキしてた」

るか「(じゃあ、フェイリスさんの言ってたことは――)」

>>167
これから王国の復活を祝って諸君にラピュタの力を見せてやろうと思ってね見せてあげようラピュタの雷を
こいつは地上で作られたものではないこの体が金属なのか粘土なのかそれすら我々の科学力ではわからないのだここを見てくれ脅えることはないこいつは始めから死んでいるそこだ
ロボットは

まゆり「ずっとルカくんと一緒にいたくて、絶対嫌われたくなくて……」
    「でも、まゆしぃはルカくんのこと、オカリンの代わりくらいにしか考えてないのかなって」シュン

るか「か、代わりだなんて。ボクだって、岡部さんには助けてもらってばかりなのに」

まゆり「それにまゆしぃはずっと、ルカくんにムリヤリコスを勧めて、あの人たちにも、コスのことでいろいろ言われてたでしょ」
    「まゆしぃは2人とも、とってもとっても大好きのに……」
    「2人を困らせるなら、1人で我慢してる方がずっといいよう!」グスッ

>>95

はよ流石に眠い

まゆり・・・

まゆり「で、でも、恥ずかしいならコスプレなんてしなくていいし、気に入らないことがあったら言っていいから」ヒック
   「もし良かったら、ま、まゆしぃのこと、嫌いにならないでほしいな。え、えっへへー」ポロポロ

るか「(まゆりちゃん、ずっとそんなこと考えてたのか)」
  「(ボクのことで自分を責めて、それでコスプレ作りまで止めようとして)」

るか「そんな顔で泣かないでよ! 嫌いになんて、なるわけない!」


『時にルカ子。お前実際のところ、まゆりをどう思っている?』


るか「(そうだ、まゆりちゃんの気持ちに、ボクはまだ答えてない)」

るか「――だ、だって」ゴクッ

るか「(自分の気持ちは、はっきりと伝えなきゃ――!)」

ちょっと眠くなってきましたね

るか「ボクは、まゆりちゃんのことを、あ、あい……」





るか「愛してるから!」





まゆり「ふえっ!?」ビクッ

告白キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!

えんだあああああああああああああああ

キタキタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

いあああああああああああああああ

るか「あ――ご、ゴメン///」

るか「(い、言ってしまった……! 言葉も全然気が利いてないし、ものすごく恥ずかしい///)」

まゆり「……」ポカーン

るか「あれ? まゆりちゃん?」ペシペシ

まゆり「ハッ!?……な、なんで? てっきりまゆしぃは、ルカくんオカリンのことが好きなんだって……」アセアセ

るか「……うん、ボク、岡部さんのこと、好きだったのかもしれない。変だよね。ボク、男なのに」

るか「(な、なにを言ってるんだろうボク!)」

うわお!!

これでダルと由季さんがくっつけば・・・?

二人ともかわいいのう

まゆり「へ、変じゃないよ! ルカくん、まゆしぃよりずっと女の子っぽいもん」
    「まゆしぃは腐女子じゃないけど、2人を見てるとドキドキするよ?」

るか「……そ、それはおいといて、ボクはまゆりちゃんのことが、ホントに好きなんだ」ギュウ

まゆり「ほ、ホントに? ま、まゆしぃのこと、あい、あいし――!」ボンッ

るか「いつも元気いっぱいなところも、食いしん坊なところも、コスプレやバイトに一生懸命なところも好き」
   「それにまゆりちゃんのおかげで、少しだけ自分のことを好きになれたんだよ」

るか「ボク、はじめてコスプレした時のことは、今でも覚えてる」
   「何だか自分が自分じゃないみたいで、は、恥ずかしかったけど、すごく、楽しかった」

まゆり「へ……?」

るか「今回のイベント、ホントは断ろうと思ってたんだ」

まゆり「そ、そうなの!? じゃあ、やっぱり……」シュン

るか「ああ、違うの! コスプレ自体はそんなにイヤじゃないの!」
   「ただ、自分が思った以上に反応がすごくて、逆に怖くなっちゃっただけで……」

るか「でも、ボクはまゆりちゃんに感謝してるよ」
   「まゆりちゃんがいなきゃ、自分にあんなことができるなんて分からず仕舞いだったもの」

まゆり「ま、まゆしぃは、ルカくんに似合うんじゃないかなーって思っただけだよ?」

るか「まゆりちゃんがずっと笑顔でいられるように、そばにいてあげる……コスプレだって、もっと頑張ってみるから」ギュウ 

まゆり「あ――///」

ここまで来たんだから猿には気をつけてくれ

るか「(まゆりちゃんの笑顔は、ボクに勇気をくれた)」
   「(そう、ボクはやっぱり、まゆりちゃんのことが大好きだ……その、男として)」
   「(ボク自身がちゃんと考えて、やっと気が付いたんだ)」

まゆり「――えっと、あの、ルカくん!」

るか「は、ハイ!」

まゆり「そ、その、お返事というか――ちょっと、目つぶっててくれない?」

るか「え、どうして?」

やっとオチが見えてきた…

まゆり「いいからいいから!」

るか「わ、分かった……」パチッ





まゆり「………………んっ」






チュッ!

るか「(あれ、なんか唇に柔らかい感触が――ま、まさか!)」

まゆり「ちょっと、しょっぱいね。まゆしぃ、さっき泣いてたから」

るか「ま、まゆりちゃん!? い、いきなりなにを」アセアセ

まゆり「ゴメンね、いきなりその――チュー、しちゃって///」

るか「いや、でも、これってファーストキ――」

まゆり「じ、実は、昔オカリンとふざけてしちゃったことがあるの」

るか「あ、そうなんだ……」

まゆり「でもね、でもね! さっきのは、悪ふざけじゃないよ」ギュッ

るか「え、えっと、それじゃあ――!」

うおおおおおおお

読み始めた頃は「ルカまゆか…嫌とは言わねえが……んー」だった俺も
今じゃルカまゆって素晴らしいとおもえるようになりました。

まゆり「オカリンもね、まゆしぃのこと助けてくれた時、さっきみたいに抱きしめてくれたっけ」
    「ルカくんがいなかったら、まゆしぃはホントに1人ぼっちになってたかも」
    「……また、助けてもらっちゃったね、えっへへー」

るか「助けるだなんて、そんな……」

まゆり「えっと、それであの――ま、まゆしぃは帰るよ///」イソイソ

るか「ああ、ぼ、ボクも、荷物運び手伝うから」

まゆり「……うん。ありがと、ルカくん」ギュッ

るか「ま、まゆりちゃん!? ひ、肘に胸が――!」

オカリンと絡むのとはまた別の良さがあっていいな

まゆり「ルカくん。今日からまゆしぃとは、友達から恋人にクラスチェンジ、ってことなのかな?」ヒョコッ

るか「こ、恋人!? う、うん、そういうこと……だね」

るか「(あ、改めて口にすると生々しいよ……)」

まゆり「うん、わかったー。あとで、オカリンにも教えてあげないと」

るか「……そうだね。岡部さんには、ちゃんと言わないとね。それじゃあ一緒に帰ろうか、まゆりちゃん」

まゆり「――うん!」ニッコリ

るか「(ああ、やっと戻ってきた)」
   「(まゆりちゃんの、お日様みたいな笑顔が――)」


――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――

眠い…
朝まで残ってるといいなぁおやすみ

――翌週、月曜日――

「ねえねえ聞いたー? 漆原くんのこと」

「女の子と歩いてたって? でも、漆原くんって女の子の友達多そうじゃない」

「そうだよねー、女の子同士に見えちゃうよねー」

キャッキャ

るか「(……早速、噂になってる)」ズーン
  「(でも、まゆりちゃんとのことはバレてないみたいだ)」

まゆり「ルカくん、トゥットゥルー♪」

るか「あ、おはようまゆりちゃん」

るか「(そういえば、ボクたちもう付き合ってるんだっけ……実感が湧かないなあ)」

支援

これがシュタインズゲートの選択だというのか…

自分の妹分と愛弟子がくっついたオカリンの
心境ってどんな感じなんだろう

>>259
普通に祝福するだろ

まゆり「オカリンも喜んでくれてよかったよー」
    「ダルくんはずっと壁をドンドンって叩いて、店長さんに怒られてたけどね」

るか「でも、やっぱり恥ずかしい……」

まゆり「うん。まゆしぃも、ちょっと照れくさいな」
    「と、ところでルカくん、実は、頼みごとがあるの」

るか「(……この前も、同じことを言ってたような)」

まゆり「今度のコスプレのイベント……まゆしぃと出てくれない?」

るか「ま、また――って、ええ!? まゆりちゃんもコスプレするの!?」

こうやってしっかり過程書いてくれると大体許せる

ダルwwwwwww
将来お前もリア充だから耐えろwwwwww

まゆり「う、うん。まゆしぃもね、作ってばかりじゃなく、自分も着てみようかなーって」
    「ルカくんと一緒なら、まゆしぃも……///」

るか「(そういうことか……)」

るか「うん、いいよ」

まゆり「ほ、ホント!? イヤじゃない? 恥ずかしくない?」ズズイッ

るか「ま、まゆりちゃん、ちょっと近い!」

まゆり「あ、ご、ゴメンね。でも、断ってもまゆしぃは怒らないよ?」

>>260
なんとなく妹を送り出す兄の気分にでも
なったりするのかと思っただけだよ

るか「気を遣わなくていいよ。まゆりちゃんが一緒なら、ボクも頑張れるから」ニッコリ

まゆり「……ありがとう、ルカくん! 早速、カップル用のコス作らなきゃ!」ルンルン

るか「あ、まゆりちゃん、あんまりはしゃぐと転んじゃうよー!」

まゆり「平気だよ――キャッ!」フラッ

るか「まゆりちゃん!」パシッ

まゆり「いたた――」

るか「け、怪我してない!?」

まゆり「うん、どこもすりむいてないよー。それよりも……」

るか「(あ、転ばないようにと思って、手を……)」

まゆり「ルカくんから手を握ってくれたの、これが初めてかもね。えっへへー」

るか「そ、そう言われれば……」
   「じゃあ、このまま、学校行こうか」

まゆり「ほえ?……う、うん。まゆしぃも、それがいいかな///」

書いて字の如く、バカップル誕生の瞬間である。
おめでとう。

見てて幸せになるなこの二人は

「ほら、見てあの2人。朝から仲良さげじゃない?」

「ホントだー。かっわいいー!」

ヒソヒソ

まゆり「ちょ、ちょっと、目立ってるかな?」

るか「は、早く行こうよ、遅刻しちゃう」

まゆり「そうだね。チャイムが鳴っちゃうもんね」チラッ

るか「あ――懐中時計、直ったんだ!」

そして時は動き出す、か・・・

かいちゅーはいいギミックであった

岡部の青い待ち受け画面ってよく見ると、まゆりのカイちゅ~と模様が一緒なんだよな

まゆり「うん! ちゃんと動くようになったよ!」
    「でも、昨日いきなり動きだしたんだって。まゆしぃも驚いたのです」

るか「ふーん、不思議なこともあるんだね」

るか「(なんだか、まゆりちゃんに連動してるような……気のせいか)」

まゆり「でも、ちゃんと帰ってきてよかったよ。大切なものも、また1つ増えたしね」チラッ

るか「え? それって――」

俺、彼女欲しい…

>>273
マジか
ずっとメタルうーぱにしてて気づかなかったわ

まゆり「あの時は、ちゃんと言わなかったけど……」
   「まゆしぃもルカくんのこと、大好きだよ! えっへへー」ニコッ


るか「あ――う、うん///」


るか「(そうだ。これからは、まゆりちゃんがずっと笑顔でいられるように、頑張らなきゃ!)」
   「(ボクは見た目は女の子みたいで体力もないし、気も弱いけど――)」




るか「(……だが、男だ)」



(END)

>>1

漢だ

乙!

お前の所為でほぼ徹夜だwwww

るかがかっこいい・・・だと・・・?

ラストの一言良いな
乙乙、またなんか書いてくれ

――おまけ――

紅莉栖「まさか、あの2人が付き合うなんてね。お似合いというかなんというか」

ダル「どう見ても百合です。本当にありがとうございました」
   「しっかし、オカリンたちのイチャコラだけでお腹いっぱいだってのに、思わぬ伏兵が現れたもんだぜい」フウ

紅莉栖「い、イチャコラなんてしてないわよ!」プンプン

岡部「しかも、2人して俺たちに報告しに来たしな……」


――――――
――――――――――――
――――――――――――――――――


まゆり「――というわけで、ルカくんとお付き合いすることになったのです☆」ニコニコ

るか「岡部さんには、ちゃんと報告しようって……」

>>1乙 スゲーしか言えないけどスゲー

オチ上手く決めたね!
また是非書いてくれー!

論点ずれてんだよゴミ

オマケきたい

>>1

どうもネタにされがちなまゆりとルカ子にとっては貴重なスレだった
ありがとう

紅莉栖「……じゃあ、問題は解決したってことね」

まゆり「問題? んー、何かあったの」

岡部「お、お前は……! おバカさんにもほどがあるぞ!」

まゆり「……ごめんなさい、心配かけちゃって」シュン

岡部「ああ、全くだ。とても俺の人質とは思えん」

ダル「…………」ドンッ ドンッ

岡部「ダル、やかましいぞ!」

ダル「……オカリンに、僕の気持ちは分かるまい」

と思ったらおまけあるのか!
期待

はよはよ

岡部「まあ、まゆりにも新たな守護者が出来たのだ。これから俺とは人質としてではなく、対等な人間として接するが良い! フゥーハハハ!」

まゆり「……うん。ありがとう、オカリン」ニコッ

岡部「それにルカ子! これで浮かれてはいかん! 清心斬魔流の極意をお前はまだ学び切ってはいない」
   「これからはその剣を、まゆりのために振るうのだ」

るか「は、ハイ! 師匠!」

バンッ

天王寺「おい岡部! さっきから何してやがる! 飯にホコリが入ったろうが!」

岡部「み、ミスターブラウン! こ、これは俺のせいではなく――」

天王寺「うるせえ、ちょっと歯ァくいしばれ……!」

岡部「ぬ、ぬわーーー!!」


――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――

ぬわーーっ!!

オカリンwwwwww

鈴羽…

論点ずれてんだよゴミ

岡部「まだ頭頂部がズキズキする……」

ダル「ホント悪かったってー。リア充目の当たりにして壁殴んないでいられなかったんだから」
   「それにしてもあの時のオカリン、哀愁漂ってたぜ? まるで女の子2人から同時にフラれたみたいだったお」

岡部「(ルカ子とは別の世界線で、少しの間恋人になっていたからな……)」
   「(その指摘も、あながち外れてないのかもしれん)」ハア

紅莉栖「でも、まゆりもまた元気になってよかったじゃない。漆原さんもいい子だし」

岡部「フン。まゆりのことも、これで一段落か」

あれー?おかしぃのケータイ止まっちゃってるよー

紅莉栖「なによ岡部、まさか寂しいの?」

岡部「……ああ、そうなのかもな」

ダル「牧瀬氏がいてくれれば俺は十分! ってことですね、分かります」

紅莉栖「は、橋田!? 何言ってんのよ、そんなわけ……」アセアセ

ダル「つーかさ、告ったのってるか氏からでしょ? だらだらハーレム続けてるオカリンよりよっぽど漢らしくね?」

岡部「は、ハーレムとはなんだ! それに俺は――」オロオロ

ダル「あー、口にしてから後悔しはじめた! リア充爆発しろ!」
   「というわけで、僕はメイクイーンでこのダメージを癒してくるお……」ガチャ

岡部「だ、ダル! くそ、言うだけ言って出かけるとは……」

岡部「(あいつもそのうち、子持ちのリア充になるというのに!)」

紅莉栖「…………」チラッ

岡部「おい、こちらを見るな! だ、ダルの言うことを本気にするとは、助手も中々のスイーツ(笑)だな!」

紅莉栖「だ、誰がスイーツ(笑)よ!」

岡部「………………」

紅莉栖「…………」

岡部「(か、会話が続かん!)」

支援

紅莉栖「……岡部はさ、まゆりのこと、好きじゃなかったの?」

岡部「は、はあ? お前、いきなり何を――」

紅莉栖「私はラボメンになってまだ日が浅いけど、これでも人を見る目には自信があるの」
     「2人とも、ただの幼馴染には見えなかった」

岡部「……あいつは、妹みたいなものだからな。まゆりが幸せなら俺は構わん」

紅莉栖「そう……じゃあ、岡部は好きな人、いる?」

岡部「はい?」

紅莉栖「あ――た、ただ気になっただけだから!」プイッ

確かに本編じゃ助手かげうすかったよなwwwwww

岡部「(全くこいつは……『シュタインズゲート』でも、変わらんな)」

岡部「……ああ、いるさ」ナデナデ

紅莉栖「ふえっ!? い、いきなりなにを……///」

岡部「急におかしな質問をした罰だ。甘んじて受けるが良い」

紅莉栖「そんなことで頭をなでるなHENTAI!」

岡部「……その割には、かなり嬉しそうだが?」

紅莉栖「こ、こんなので喜ぶわけないじゃない! バカなの、死ぬの!」ムキーッ

ああー牧瀬氏やっぱかわええ

岡部「(俺もダルの言うように、ダラダラこんな関係を続けていていいのだろうか)」
   「(紅莉栖に、自分の気持ちを――)」


ヴーン ヴーン


岡部「む、メールか……」

紅莉栖「あ、あれ? 私も」



2人「………………?」

キーンコーンカーンコーン

るか「(ふう、お昼休みか)」

まゆり「る、ルカくん、これ見て!」ヒョイ

るか「なにこれ、メール?」


From 萌郁さん
Sub 見ちゃった!!!

大スクープだよ!ホントはど
うしようか迷ったけど、ガマ
ン出来なかった///
この前バイト探しの帰りにま
ゆりちゃんたちを見かけて…
…キャッ、これ以上は恥ず
かしくて言えない///
詳しくは添付した画像で!

萌郁


るか「添付画像……って、ええっ!?」

るか「(これ、まゆりちゃんがキ、キスしてきたときの!)」

もえいくさん相変わらずだなぁwwwwww

パパラッチに定評のあるもえいくさん




まゆり「さっき、クリスちゃんから転送されてきたの……」
    「まゆしぃたち以外のラボメンみんなに送られてきたんだって」オロオロ

るか「(そんな、あの時周りに人気はなかったはずなのに……)」
   「(桐生さん、忍者かスパイ? 特殊部隊のエージェント?)」



女生徒1「あれ、まゆりちゃんたち何見てるの?」ヒョイ



まゆり・るか「「!!」」ビクッ

>>118
返してみる。どっちや!

あらら

女生徒1「……キャー! これってう、漆原くん?」

女生徒2「す、すごーい! みんなー、大ニュース大ニュース!」ピュー

るか「あの、ちょっと――!」

まゆり「はわわー! ど、どうしようルカくん、あの写真見られちゃった!」オロオロ


ザッ!


クラス一同「「2人とも!!」」

るか「(か、囲まれた!?)」キョロキョロ

あっさりとばれたwwwwww

「漆原さん、この写真どうしたの!?」

「うわーリア充かよ! こんな写真まであるなんて」

「女の子同士にしか見えねえ……いや、これはこれでアリか」

「バカ、お前何言ってんだよ!」

「ヒューヒュー! バカップル誕生!」

ワイワイキャーキャー!


まゆり「あの、これは――あれ、ルカくん? 大丈夫ー?」ユサユサ

るか「……こ、こんな」プルプル

このままではルカ子が恥ずかしさで死んでしまう!w






るか「こんな終わり方、いやあーーーー!!!!」





(今度こそ、おしまい!)

EDテーマ School Food Punishment/in bloom
http://www.youtube.com/watch?v=Z_NHjlMkVjw

二度とVIPから出て行け
おお、なんだか知らないが熱心だね!

乙!


寝る

おつかれ!

>>21
は?死ね糞が

今度こそ乙!
もう寝れぬw

乙!

これで終了です。
るかまゆは割とアリだと思ってたのにあんまりないから俺が書いちゃったよ!
こんな夜中まで付き合ってくれて、本当にありがとうございましたノシ

EDについてはこれを書いてる間ずっと聞いてた曲です。よろしければどうぞ。

次回はダルクリ期待してるわ

>>328
おいやめろ

フェイリス余り物になっちゃったね

>>174
素晴らしい700年もの間王の帰りを待っていたのだ
君も男なら聞き分けたまえ

乙乙、るかまゆ良いなぁ…

もえいくさんにはミスターブラウンがいるけど、
どうしても誰かが余っちゃうんだよな
オカリンも罪な男だ

おちゅ

すげー良かった
前に書いたのあれば聞きたいくらい

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