妹「ビッチ共からお兄ちゃんを守る方法を考えてください」 姉「」(224)

妹「春からお兄ちゃんも大学生です」

姉「そうねー、早いなぁ」

妹「今までは男子校でしたから安心でしたがこれからは違います」

姉「そうだねー、彼女とか作ったりねー」

妹「なのでビッチ共を根絶やしにする方法を一緒に考えてください」

姉「意味が判らない」

妹「お兄ちゃんに群がるビッチ共を一人残さず根絶やしに…」

姉「妹ちゃんが怖い事言い出した!」

姉「そもそもアンタに何の権限があってそんな…」

妹「お兄ちゃんは言いました、『チャラ男みたいなのと付き合うのは許さないぞ』と」

姉「そういや言ってたね」

妹「私はその教えを守り男子とは接触しない生活を送っています」

姉「チャラ男とかじゃなければ許すと思うんだけど…」

妹「お兄ちゃんが私の回りに害虫を近付けなくないように私もお兄ちゃんの回りに有害物を近付けたくないのです」

姉「へ、へー…」

妹「なのでビッチには消えて頂かないとならないと思いまして」

はよ

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
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ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ     ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
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姉「でもさすがに根絶やしは無理かと…」

妹「無理ですか?」

姉「男に『あんまり遊ばないでね』ってクギさす程度にするとかは?」

妹「ヌル過ぎません?」

姉「男の性格考えれば大丈夫だと思うし…まだ時間はあるからゆっくり考えてみようよ、ね?」

妹「お姉ちゃんがそういうなら…」

ご飯食べてくる

次の日

妹「お姉ちゃん作戦会議です」

姉「もう!?」

妹「ビッチが襲来しました!!」

姉「へ?」

妹「幼なじみを装ったビッチがお兄ちゃんを狙って!」
姉「(面倒臭い時に面倒臭いのが来た!)」

幼「あっ、男くん久しぶり~」

男「あぁ幼なじみか」

幼「大学合格おめでと~、○大とかすごいよね~」

男「ありがとう、そっちは?」

幼「わたしも女子短大受かったんだよ~!ねぇねぇ春になったら一緒に御祝いしよ~?」

男「え、あー…そうだな」




妹「あんのビッチ…!今更お兄ちゃんに………!!」

姉「(妹が怖いよ~…)」

急げ

妹「さぁお姉ちゃん、今です!」

姉「何が!?」

妹「全力で幼なじみ…いえ、あのビッチに制裁を!」

姉「私がですか、妹大佐!」

妹「私はお兄ちゃんを保護します、その隙にビッチを追放してください」

姉「が、頑張ります」

姉「えーっと、幼なじみちゃん久しぶりー」

幼「あ~っ、お姉さんこんにちは~」

姉「あれ?幼なじみちゃん私の事そう呼んでたっけ」

幼「え~だって男くんのお姉さんだもん、わたしにとってもお姉さんみたいなものじゃないですか~」

姉「(これはウザい)」

妹「(死ねホント死ね跡形もなく消えてなくなれ)」

姉「(妹が絶対何か怖い事考えてる…!)あ、あのさー男?悪いんだけど妹と買い物行ってきてくれない?」

男「うん、わかった」

幼「」チッ

妹「」ニヤリ

男「じゃあ行ってくる」

妹「行ってきまーす」




姉「…」

幼「…」

姉「…あの、お茶でも飲む?」

幼「いらない」

姉「(男が消えたら態度が激変した…)」

幼「ねぇ姉ちゃん、男って彼女いるのかなぁ」

姉「え?(呼び方も戻ったし)あー…そういう話は聞かないけど…」

幼「ふぅん、そっか~…」ニヤニヤ

姉「(なるほど、これは義妹にはしなくない)」

その頃

男「お前、いくら幼なじみが嫌いでも挨拶くらいはしとけよ?」

妹「向こうだってしなかったもん」
男「それでもしとけ」

妹「…お兄ちゃんは」

男「ん?」

妹「まだあの人の事嫌いじゃないの?」

男「んー…まぁ昔からの知り合いだしな」

妹「あんなに酷い事されたのに?」
男「…」

妹「私は大嫌いだよ。あんな次々男変えるような人、大嫌い」



姉「妹の言う通り、目当ては男だったかー…面倒臭いなぁ、もう」

姉「(男はもう乗り越えたのかなぁ)」

姉「(中学生の頃だったっけ、それまで好き好き言ってた幼なじみちゃんが急に冷たくなって…)」

姉「(…クラスのリーダー格と付き合うようになって、学年全体で男の事無視するようになって)」

姉「………」

姉「(変な女に引っ掛かって、また似たような思いはさせたくない)」


姉「ちょっと妹と真剣に話し合いしないといけないかな」

男「ただいま」

妹「お姉ちゃんただいまー」

姉「おかえりなさい。二人とも有難うね…あ、妹。ちょっと」

妹「?」

姉「…私も協力するから二人で頑張りましょう」

妹「!お姉ちゃん大好き!頑張ろうね!」




男「(何かよく判らないけど相変わらず仲良いな、あの二人は)」

作戦会議


妹「…具体的にはどうしたものか」
姉「とりあえず男には変な女には一切近付かないよう徹底してもらって…」

妹「それだけじゃ心配だよー、お兄ちゃんあのビッチと普通に話しちゃうくらい警戒心ないもん」

姉「優しいからねぇ」

妹「優しいもんねー」

妹「いっそ真逆の彼女作っちゃえばいいのに」

姉「真逆?」

妹「お兄ちゃんの事が大好きでお兄ちゃん以外の男はどうでもよくて素直で可愛い今時滅多にお目にかかれないような子」

姉「………後半はともかく前半完全にアンタの事じゃない」

妹「前半だけじゃなくて後半もそうだよ?」

姉「…まぁ確かに彼女作っちゃえばさすがに幼なじみも…」

妹「……………」

姉「…何でかな、諦めるどころか余計略奪しそうな気がするんだけど」

妹「…私も同じ事考えてました」

姉「とりあえず、幼なじみの方は私が何とかしてみるよ」

妹「え?」

姉「可愛い弟と妹の為だもん、何とかする!」

妹「お姉ちゃん格好良い…!」

おもちゃは大切に扱おう!

                                 /\___/ヽ
    (.`ヽ(`> 、                      /''''''   ''''''::::::\
     `'<`ゝr'フ\                  +  |(●),   、(●)、.:| +
  ⊂コ二Lフ^´  ノ, /⌒)                   |  ,,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|
  ⊂l二L7_ / -ゝ-')´                 + |   `-=ニ=- ' .:::::::| +
       \_  、__,.イ\           +     \   `ニニ´  .:::/    +
        (T__ノ   Tヽ        , -r'⌒! ̄ `":::7ヽ.`- 、   ./|
         ヽ?.   / ノ`ー-、ヘ<ー1´|  ヽ | :::::::::::::ト、 \ (  ./ヽ
          \l__,./       i l.ヽ! |   .| ::::::::::::::l ヽ   `7ー.、‐'´ |\-、

姉「……とは言ったものの、良案などひとつも思いつきません」

姉友「こう言っちゃなんだけどアンタ策略とか全く向かないもんね」

姉「友ちゃん、助けてください」

姉友「案ねぇ…無い事もないけど」
姉「ホント!?」

姉友「一番手っ取り早いのは弟くんよりハイスペックな男をその幼なじみに紹介してやればいいのよ」

姉「………」

姉友「あ、もしかして実践済み?」
姉「……男よりハイスペックな人なんて中々居なくない?」

姉友「………妹ちゃん程じゃないけどアンタも相当なブラコンよね」

姉「ブラコンじゃないよ、仲良いだけだよ」

姉友「弟の彼女云々より先にアンタこそ他の男に目を向けろと思うわ。せっかくモテるのに勿体ない」

姉「チャラチャラしてる人怖いし…」

姉友「ま、とにかく試すだけ試してみたら?適当な男、こっちで選んでおいてあげるわ」

姉「うん、有難うね友ちゃん」

姉友「弟君、久しぶり……ちょっといいかな?」

弟「あ、姉友さんお久しぶりです。いいですよ」

姉友「じゃあ、ちょっとついてきて」

弟「はい」

一方その頃

妹友「妹ちゃん、何か怖いよ…?」
妹「昨日うちにビッチが来た」

妹友「ビッチ?外人さん?」

妹「うん、害人」

妹友「外人さんが来たんだー、大変だったでしょ?」

妹「大変だったよー、ホント迷惑!お兄ちゃんにまとわり付いてさー、帰れっての!!」

妹友「(ビッチさんはお兄さんに用があったのかー…お兄さんとられたみたいで悔しかったんだろうなぁ妹ちゃん。可愛いなぁ)」

妹「今度来たら玄関前で追い返してやる」

妹友「ビッチさん、もう来ないといいねー」

妹「ホントだよ」

姉「友ちゃんに相談して本当よかったー、早く帰って妹ちゃんにも教えなきゃ…ってあれ?妹ちゃんから電話来てた」


イッケンノアタラシイメッセージガアリマス


妹『お姉ちゃん至急帰ってきてー!ビッチが増殖したー!!』

姉「!?」

姉友「着いたよ。さあ、入ろう」

弟「………姉友さん、ここって」

姉友「ん?………ラブホテルだけど」

弟「いやいや、そうじゃなくて………」

姉友「いいから、はやく入ろうよ。みんな待ってるから」






幼「お姉さんお帰りなさ~い」

幼友s「お邪魔してまーす」

姉「え?あ、あの…?」

幼「何か友達に男くんの事話したら『見たい』っていうから連れてきちゃったんですー、急にごめんなさーい」

姉「えっと…男と妹は?」

幼「男くんはまだ帰ってきてないみたいでー、妹ちゃんはさっき帰ってきて部屋に行っちゃいましたよー?」

姉「(どうやって家入ってきたのこの子…)」

ここに来て他力本願なんだけど、妹ルートと姉ルートどちらにしましょうか

じゃあ妹で


妹の部屋

妹「(追い返さなきゃ、お兄ちゃんが帰ってくる前にあいつら追い返さなきゃ…)」

妹「(あいつはお兄ちゃんに近付けたら駄目、絶対駄目!お兄ちゃんがいい大学受かったから利用する為に近付いたんだ)」

妹「(高校だって、お兄ちゃんの学校の人目当てでお兄ちゃん利用して、用が済んだら悪口ばっかり言ってた。それでお兄ちゃんの友達に振られたらお兄ちゃんのせいにして…!)」

妹「(ビッチなんか許せない!今度こそお兄ちゃんを守るんだ!)」

幼はゼロ魔のシエスタ的ポジションくらい丸くなってくれると嬉しいなって
その上でハーレムになったら嬉しいなって

妹「…お兄ちゃんに電話しなきゃ」
ピッ prrrr…

男『おう、どうした?』

妹「あ、お兄ちゃん今どこ?」

男『駅前。20分くらいで帰るぞ』

妹「えーっと…あのね?お願いがあるんだけど」

男『何か買って帰るのか?』

妹「うん、隣駅前の洋菓子屋さんのフロマージュ食べたいなって…」

男『……戻れってか』

妹「どうしても今日食べたいの!お願い、お兄ちゃん」

男『…しょうがねぇな、1時間くらいかかるぞ?』

妹「大丈夫!ありがとお兄ちゃん、大好き!」

男『調子いいなぁ、ったく…』


ピッ


妹「…よし、行こう」

リビング

姉「あ、妹…」

妹「おかえり、お姉ちゃん」

幼「あ、ねぇ妹ちゃん。男くんはいつ帰ってくるかなぁ?」

妹「……お姉ちゃん、コーヒー切れちゃってたから買って来てもらっていい?」

姉「う、うん…いいけど。大丈夫なの?」ボソッ

妹「大丈夫だよ、ありがとうね」



幼友1「ちょ、幼なじみスルーされてるしwww」

幼友2「ダッセwww」

幼「」イラッ

>>116
無知なもんで元ネタが判らないでござる
申し訳ない




妹「……」

幼「ねぇ、男くんは?」

妹「まだ帰ってません」

幼「……いいよ、直接聞くから」

妹「どうぞ?着信拒否にしてありますけどね」

幼「はぁ?男くんがそんな事するわけないし!」

妹「私がやっておきましたから」



幼友1「ちょ、幼なじみ嫌われ過ぎwww」

幼友2「アンタほんとに男と仲良いワケー?」

幼「」イライラ

妹「……」

幼「っていうかさ、アンタ前から何なの?すっげー感じ悪いんですけど!」

妹「こっちはそれこそ小学生の頃からアンタ何なのって感じですけどね」

幼「何か文句あんなら言えばいーじゃん!何いちいち突っ掛かってきてんの?」

妹「じゃあ言わせてもらいます、ちゃんとあなたにも理解出来るように小学生でも判るくらいかみ砕いて言わせてもらいますから安心してくださいねこの脳内お花畑」

幼「は?さっそく意味わかんないんですけど!」




幼友2「え、もしかしてマジ喧嘩始まっちゃう?」

幼友1「うちら帰った方がよくね?」

妹「まずあなたの男漁りの為にお兄ちゃんを利用しないでください」

妹「あなたにその価値があれば条件いい男なんて向こうから寄ってくるはずです」

妹「それがないって事はあなたにそれだけの魅力がないって事です」

妹「次に、あなたがお兄ちゃんの友達に対して言ってた文句。取り消してください。」

妹「面白くないとかつまらないとか、あなた自体偉そうに言える立場でもないでしょう?」


妹「最後に」

妹「お兄ちゃんをいじめて傷付けた事、お兄ちゃんに謝ってください」

妹「私やお姉ちゃんは許さないけど、お兄ちゃんなら許してくれるはずです」

妹「だから、お兄ちゃんに謝って」

ちょっとカーチャンのマッサージに行ってきます

30分位で戻れるかと…

妹「……」

幼「…何でわたしが謝らなきゃいけないの?」

妹「…は?」

幼「男紹介するのが嫌なら断ればいいじゃん!違う!?それに男が本当につまんないんだからつまんないって言って何が悪いの?」

妹「ちょっ…何開き直ってんの!?」

幼「イジメてなんかないし!わたし口きかなかっただけじゃん、それがイジメとか馬鹿じゃないの?それアンタの被害妄想じゃん!だいたいさっきからお兄ちゃんお兄ちゃんって何なの?ブラコンとかマジ気持ち悪いんですけど!」

妹「…」

妹「……」シュッ

パシーン!


幼「!?」

妹「…ブラコンだよ!お兄ちゃん大好きだもん!!気持ち悪がるのは勝手だけど、私はアンタと違ってお兄ちゃんのいい所いっぱい知ってるんだから好きにもなるよ!だからアンタの事許せないの!」

妹「お兄ちゃん、イジメられてた時も悪口言われてた時もアンタの文句いったりしなかった!私とかお姉ちゃんが文句言うと逆に注意する位だった!」

妹「昔から知ってるし嫌いにはなれない、って…だからアンタに利用されてんの解ってても別に何も言わなかったのに…」

妹「お兄ちゃんだけがずっと耐えててアンタは全然悪びれないなんておかしいよ!お兄ちゃんが可哀相だよ……お願いだからお兄ちゃんに謝ってよ」


幼「……だからさぁ、それ全部アンタの言い分じゃん。男がそう言ってるワケじゃないのに謝れとかおかしいって」


幼友1「や、おかしくなくね?」

幼友2「うん、さすがに可哀相だわ。妹ちゃん泣いてんじゃん、アタシもおにぃいるけどさ、もしそんな事されてたらブチ切れるし」

幼「っ、だからコレ全部この妹が勝手に言ってるだけだって…!」





男「…何してんの?」

妹「お、お兄ちゃん!?」

幼「お、男くん…」


男「姉ちゃんが出来るだけ早く帰れって言うから急いで来たんだけど…」

妹「(お、お姉ちゃんの馬鹿!)」

幼「えっと、その…妹ちゃんとちょっと口喧嘩をしちゃって…」

妹「…」

男「…そちらさんは、妹…じゃなくて幼なじみの知り合い?」

幼友1「あ、うん…」

幼友2「お、お邪魔してます…」


男「……妹が幼なじみに喧嘩吹っ掛けたんだな?」

妹「!」

幼「!う、うん!そうなの!」

妹「(お兄ちゃん…)」ジワッ

男「……」ハァ

幼「あ、あのね男くん。妹ちゃん叱らないであげてね?わたしも言いすぎちゃったし」

妹「……!」

男「…」

幼友2「あのさ、アタシが口出す事じゃないかもしんないけど…妹ちゃん、悪くないよ?」

幼「!?」

幼友2「うまく言えないけど…なんっつーか…妹ちゃんは悪くないよ、うん。アタシが保証する」

男「…」

幼友1「ってかアンタよく幼なじみと付き合えたよねー、アタシ無理だわ、マジで無理」

幼「ちょっと…」

幼友1「○大受かったヤツいるから紹介してあげる~とか言われてきたけどさぁ…アンタちょっと調子乗りすぎ」

幼「…!」

妹「(何か話が変な方向に……)」

男「とりあえず…幼なじみ、帰ってくれる?」

幼「えっ?」

男「知り合いさんもすいません…変な事に巻き込んじゃって」

幼友1「あ、うん。そーだね、うちら帰ろっか」

幼友2「あのさ、マジ妹ちゃん叱んないでやってくれる?」

男「それなら最初から叱るつもりないから大丈夫」

妹「え?」

幼友2「…そっか、ならいーや。アタシも帰って久しぶりにおにぃとゲームでもやろっかな」

妹「…」

男「……どうせ俺の事で爆発したんだろ?ごめんな、気ぃつかわせて」

書いてたら消えた
何故だ

幼「お、男くん…?」

男「…前からさ、幼なじみが来ると姉ちゃんと妹が気を遣うんだよ」

幼「え?」

男「近所って言っても特別親しくもないんだから、これからはあまり家に出入りしないでくれ」

幼「な、何言って…」

男「正直…妹泣かせてまでお前と居たい訳じゃない」


幼「~っ!こっちだって別にアンタなんかどうでもいいんですけど!?馬鹿じゃないの!?気持ち悪いんですけど!妹がブラコンで兄貴がシスコンとかマジ頭おかしいし!勝手にキンシンソーカンでもやってれば!?」

男「いいから出てけよ」

妹「…」

妹「…ビッ、じゃない。幼なじみ行っちゃったよ?」

男「まぁ利用価値があればまた近付いてくるだろ」

妹「…お人よし過ぎ」

男「しかし派手に喚いてたなぁ、妹が大声出すなんて珍しいと思ったわ」

妹「限界突破したんだもん…」

男「俺が原因だから強く言えんが…喧嘩はあんまりすんなよ?」

妹「頑張る…」

男「でも、ありがとな」

妹「?」

男「兄貴の為に本気で怒るなんて、俺はいい妹をもったよ」

妹「…私は昔からお兄ちゃんっ子で」

男「うん」

妹「でも妹だからお兄ちゃんとは付き合えなくて」

男「うん」

妹「だったらいっそお兄ちゃんには黒髪ストレートロング色白才色兼備とにかくお兄ちゃん一筋で可愛い眼鏡っ子と結婚を前提とした清く正しい交際をしてほしくて」

男「…やけに具体的な妄想だな」

妹「とにかく、お兄ちゃんを傷付けるような女の人とは絶対付き合ってほしくない」

男「それで幼なじみ嫌ってたのか」
妹「…大学行ったら、幼なじみみたいな人いっぱい居るでしょ?」

妹「本当はお兄ちゃんが好きになった人ならどんな人でも応援してあげたいけど…正直、無理。だから」

妹「本当の本当に、お兄ちゃんの事好きな人以外とは付き合わないでください」

妹「お願いします…」




男「…あのな、妹」

妹「…はい」

男「…いや、いいや。そうだな、またお前に心配かける訳にもいかないもんな」

男「しかし本当の本当に俺の事好きになってくれそうな人なんか、お前と姉ちゃんと婆ちゃん以外思い浮かばんわ」 ポンポン

妹「…じゃあ見つかるまで誰とも付き合わないでください」ギュッ

男「何年かかるやら…」

妹「一生見つけなくてもいいです」

男「…ところでそろそろ離れないか?」

妹「今まで幼なじみに何も言わず私やお姉ちゃんに気を遣わせていた罰だと思って我慢してください。あとお姉ちゃんが帰ってきたら同じ位ハグしてあげてください」

男「姉ちゃんもか?」

妹「もしかしたら今日怒鳴っていたのはお姉ちゃんだったかも知れないので」

男「うーん…」チラッ

姉「」ニコニコ

男「(されたいか?)」

姉「(当たり前でしょ、でも今日は妹ちゃんが満足するまでそうしてなさい)」

男「(了解)」

翌日

妹「(結局あの後ずーっとお兄ちゃんにしがみついてたなぁ)」

妹「(お兄ちゃんも優しかったしお姉ちゃんも褒めてくれた)」

妹「(きっともうビッチにまで優しくするなんて事ないだろうし、一安心かな)」

妹友「妹ちゃん、今日はご機嫌だねー」

妹「害人がいなくなったからねー」
妹友「外人さん帰ったの?よかったねー!あっ、じゃあ私今日遊びに行っていい?」

妹「うん、いいよー!」

妹「友ちゃんがうちに来るのは初めてだっけ?」

妹友「うん、お姉さんとお兄さんに会えるかなぁ」

妹「お姉ちゃんはもう居ると思うよー、お兄ちゃんはわかんないけど」

妹友「そっかー、楽しみ!…あれ?妹ちゃん携帯なってない?」

妹「あ、ホントだ。もしもーし、どうしたのお姉ちゃん」

妹「え?うん、うん…わかった、すぐ帰る。ごめんね友ちゃん、今日ちょっと用事出来ちゃったからまた今度でいいかなぁ」

妹友「うん、いいけど…どうしたの?また顔怖いよ…」

妹「ちょっとね…新たなビッチが来たらしくてね…」

妹友「そっかー、大変だね(ビッチさんってファミリーネームなのかな?)」

姉友「だからぁ、あんたらが男くんへの興味をほかの男に拡散させつつ男くんも色んな女と付き合う!これが1番いい方法なの、判る?…って妹ちゃんおかえり。ついでだからあんたも話聞きなさい」

姉「友ちゃん、妹にまで絡むのはやめてー!」

姉友「ほら男くんもこっち来る!私が1から10まで叩き込んでやるわ!」




幼友2「妹ちゃんおかえりー」

幼友1「昨日まともに話せなかったからまたきちゃったー」

幼友2「まぁ目当ては男くんなんだけどねwww」

幼友1「ぶっちゃけすぎwww」

幼友1・2「「よろしくね、妹ちゃん」」



妹「………」

男「お、妹おかえり」

妹「…何これ?」

男「いや、帰ってきたら皆居たから…」

妹「…お兄ちゃん」

男「ん?」

妹「…お兄ちゃんがしっかりしていようがいまいがビッチの方から群がって来る以上、やっぱりビッチは根絶やしにすべきだよね?」

男「い、妹さん?」

妹「大丈夫だよ、お兄ちゃん。幼なじみみたいに一人ずつ潰すから時間はかかるけど…」





妹「私が必ずビッチからお兄ちゃんを守ってあげるからね」

おしまい

姉ルートは力尽きましたので勘弁してください

保守してくださった方々、有難うございます

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