まどか「ほむらちゃん、おはよう」(907)

~学校~

まどか「ほむらちゃん、おはよう」

ほむら「おはよう、まどか」

まどか(よかった…普通に挨拶できたよ…)

ほむら「先日はごめんなさいね。どうしてもあなたには伝えておきたくて」

まどか「それを言うなら私こそほむらちゃんが頑張ってるって知らなくて…」


私はほむらちゃんの家によばれました。

ほむらちゃんが知ってる魔法少女や時間移動のお話をしてもらったのです。



その後からかな…

ほむらちゃんのことが気に始めたのは…

~屋上~

まどか「はぁ…」

ほむら「どうしたのまどか?何か元気がないようだけど?」

まどか「え…そんなことないんだよ」アセアセ

ほむら「???」

まどか「あのね、テストのこととか色々考えちゃって」

ほむら「ふふ、すっごく普通の中学生っぽいわね」

まどか(普通かぁ…)

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

魔法少女の正体を知ってしまった私にとっては、「普通」は縁遠い言葉だと感じた。

まどか「……うん、そうだね」

まどか(私のこの気持ちも…普通の中学生と同じ…)

まどか(ううん、違う…だって私が気になってるのは…)

まどか「ねぇ、ほむらちゃん?」

ほむら「なにかしら?」

まどか「今までいろんな私たちに会ってきたんだよね?」

ほむら「そうね…」

まどか「それでね、私が…」

まどか(こんなこと聞いたら、勘のいいほむらちゃんは私の気持ちにきづいちゃうのかな…)

まどか(でも、これぐらい遠回しなら…)

まどか「私が、その……」

まどか「誰かを好きになっちゃったとかって話してなかった?」


聞いちゃった…

私は横目でほむらちゃんの様子を注意深く観察した。

眉のあたりが少しひきつったような気がしたけど…

ほむら「……あなたが誰かを好きに?」

まどか「う、うんっ!」ドキドキ

まどか(もしかしたら、前の私もほむらちゃんに…)

まどか(それなら…私の気持ちを知られているってことなのかな?)

まどか(うわっ…そんなのってないよ///)

ほむら「なるほど…」

ほむら「あなた考えてることが少しわかってしまったわ」

まどか「えっ?」

ドキ……ドキ……

ほむら「でも残念。その質問には答えられないわ」

ほむら「あなたが今、誰を好きになのかは知らないけど、以前のあなたの行動が今のあなたの行動に影響を与えるような
ヒントを出すのはどうかと思うの…」

ほむら「今のあなたが自分の気持ちに気づいているなら、それでいいんじゃないかしら?」

まどか(ほむらちゃんやっぱり優しい…)カァッ///

まどか「うん…そうだね」

まどか(私の気持ちがバレてるわけじゃないんだ…)ホッ

~授業中~

まどか(ああやってほむらちゃんは、ずっと私を守ってきてくれたのかな…)

まどか(私が知らない間も…私だけを守るために一人で戦ってきたんだよね…)


「時間を繰り返すたびに、心が離れていく」

まどか(ほむらちゃんは泣いてた…)


まどか(今なら埋められるのかな…)

友達としてならうまくいくのかもしれないけど…

まどか(そんな簡単にいくわけないよね)ハァッ

~放課後~

さやか「まどか、一緒にかえろっ!」

まどか「うん。」

さやかちゃんにほむらちゃんのことは話していない。

まどか(私に好きな人ができたっていったらきっとすごく喜んでくれるんだろうな…)

まどか「ウェヒヒwww」ニヤニヤ

さやか「なんか嬉しそうだよまどか?何があったのかさやかちゃんに話してみなさい~」

まどか「え~どうしよっかなぁ~」

さやかちゃんなら全てを話してもきっと「頑張ってって」応援してくれると思うよ。

でもね、私好きになった人に一番最初に自分の気持ち聞いてもらいたいんだ…

まどか(あ、ほむらちゃん…)ドキドキ

まどか「ほむらちゃんも一緒に帰ろう!」

さやか「も~話逸らすなよ、結局何があったんだ?」

まどか「ウェヒヒ、ないしょだよ」

~まどホーム~

まどか「はぁ…」

まどか(だけどどうやって告白していいかわからないよ)

今日みたいに少しずつさぐりをいれていくしかないのかな?


もし告白して、友達の関係が消えてしまったら…

そんなことしたら、いままでのほむらちゃんの努力は?

私の気持ちを伝えたいけど、私が簡単に壊してはいけないんだ。

拒絶される恐怖とか…そんなのもあるけど、それ以上にほむらちゃんの頑張りを私の手で壊すことが嫌だった。


私がこんな風にほむらちゃんのことを想うようになったのも、そう…


ずっと私だけのために、何度も同じ時間を繰り返してきたことがうれしかったから。





だから、ほむらちゃんに嫌われないように振り向いてもらわなくちゃ…

~夜9時~

トゥルルル、トゥルルルル


ほむら「はい、暁美です」

まどか「あっ、わ、わたしだよ、ほむらちゃん」///

ほむら「まどか? こんな時間に何の用かしら?」ホムッ?

まどか「ええっと…そのちょっとおしゃべりがしたいなぁって。迷惑だったかな?」

ほむら「ふふふ、珍しいわね。いいわよ。」

まどか(よ、よかったよ~。これで断られてたらかなり凹んでたよ)

今日恋愛に関する本を買ってきた。

その本によると、好きなの相手と接触したり話したりする回数が増えるほど

相手は自分のことを好きになってくれるらしいよ。 本当かな?

女の子同士でも効くのかな?


そんなわけででほむらちゃんに電話をしてみたんだ。

まどか「ええっと、今日の昼休みの時のことなんだけどね」

ほむら「うん」

まどか「昔の私がどうだったかって話したよね?」

ほむら「あなたに気になっている人がいるって話かしら?」

まどか「も、もう…わざわざ言い直さないでよ///」

ほむら「……そのことで相談かしら?」

まどか「え、えーとそうじゃなくて…」

まどか「ほむらちゃんは、どうなのかなって?」

ほむら「えっ?」

まどか「私は気になってる人がいるって、いったよね?」

まどか「だからその…よかったらほむらちゃんの話も聞かせてほしいなぁって…」ドキドキ

ほむら「……」

ほむら「ふふふ…」

まどか「ほ、ほむらちゃん?」

ほむら「魔法少女にそんなことを聞くのは多分あなたぐらいよ、まどか?」

まどか「え…あ、う…」

まどか(そっか、そうだよね…私たちは魔法少女だから…)

まどか「う…うん…ごめんね。すっかり忘れてたよ…」

まどか(作戦失敗だよ…これじゃただほむらちゃんにつらい想いをさせちゃっただけじゃん、私のバカ)

ほむら「まあでも、魔法少女も恋をしないわけじゃないからね。まどかみたいな子がいてもいいと思うわ」

まどか「うっ/////」

ほむら「頑張りなさい。魔法少女だからって遠慮することないわ」

まどか「ほ、ほむらちゃんこそ…」

まどか「きっとそういう人を見つけるべきなんだと思うよ」

ほむら「あら? 私に意中の相手がいないなんて言ってないのだけれど」


まどか「え、それって好きな人がいるってこと?」

ほむら「ええ。ずっと、ずっと前から…」

ほむら「強かったり、弱虫だったり…なかなか私のいうことを聞いてくれなくって…」

ほむら「いろんな顔をみせてくれるのだけど、やっぱり笑顔が一番似合う子」

ってそれってわたしじゃないの!?

まどか「ど、どうも////」

ほむら「え? 誰もあなたとは言ってないのだけれど」

まどか「もう、からかわないでよほむらちゃん!」

まどか(一瞬すごい期待しちゃったじゃん!)ドキドキ


ほむら「まあ、あなたなのだけどね」


まどか「……ありがとう////」

まどか「でも、その切り返しはわかってたよ?」




まどか(そういう意味で言ってるわけじゃないってことも…)

まどか「私もほむらちゃんのこと大好きだよ」

ほむら「あら、声に出して聞けるとうれしいものね?」

まどか「うん。ほむらちゃんも言っていいんだよ」

まどか「ほむらちゃんの口から言ってくれるとうれしいな…」ワクワク

ほむら「……」





ほむら「まどか…愛してる…」

まどか「ほ、ほむらひゃん!?」ドクンドクン

ほむら「ぷふふ…噛むほど驚いてくれたの?」

ほむら「そういう反応してくれると、言った甲斐があるってものね。結構恥ずかしかったのよ」


まどか(え、えと…ただ単にからかっていっただけってことでいいんだよね?)


まどか「もう!!ほむらちゃんと電話してると心臓がもたないよ」アセアセ



ほむら「あら、それは困るわ。私としてはあなたに長生きして欲しいのだけど」

まどか「大丈夫。私無駄に死亡フラグ立てたりしないもん」キリッ

ほむら「そのノリとセリフが既に死亡フラグっぽいのだけどね…」

まどか「そろそろ遅いし、おやすみほむらちゃん」

ほむら「そうね。また明日…」


ハァ。

まどか(計画的にいくはずが、結局ほむらちゃんに乗せられっぱなしだよ~)

まどか(こんなんで、ほむらちゃんともっとお近づきになれるのかな?)


「まどか…愛してる…」


まどか「なんにしてもにしても今日はいい夢が見られそうだなぁ」ウェヒヒ


ドキ…ドキ…ドキ…ドキ…ドキ…ドキ…

まどか(その前に、ドキドキしすぎて眠れないかも…)

~休日 まどホーム~


まどか(とりあえずこれからほむらちゃんともっと仲良くなるための計画表を書いてみよう)


えーっと、まずは計画表かぁ。

ネットでフォーマットでダウンロードしてみようかな…

よしよしこれなんかよさそう…

さっそく書いてみるよ。

項目1

計画の最終目標
(できるだけ具体的に)


まどか(最終目標かぁ…)

まどか(ほむらちゃんとお近づきになることだけど、具体的に書かなきゃダメなんだよね?)

まどか(そもそもデートとかしたことないから、よくわからないなぁ)

まどか(遊園地に遊びに行ったり、ご飯を一緒に食べたり、勉強したりとか…かな)

マミ「今日も紅茶が美味しいわ」668からの分岐改変が起きない平行世界
もし改変が起きない平行世界のマミがシャルロッテに死ななかったら OR マミ死亡後にまどかが願いでマミ、QBを蘇生
魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

まどか(もっと恋人らしいことかぁ…)

まどか(恋人同士がすること…恋人同士がすること…)

まどか(……駆け引き…真剣勝負…友情とは違った形)



まどか「……ドカポン?」

まどか(真面目に考えよ。)

まどか(まずはデートだよね。デート!)

まどか(えーと、映画とか一緒に見に行って、怖いシーンとかがあって…)

まどか(それで、それで怖がるほむらちゃんの手を…////)

まどか(なんかすごく恋人らしいよ。いいかも。映画いきたいな)ワクワク

まどか(それで、手をつないで一緒に街を歩くんだ!)イキイキ

手をつなぐ…か。

まどか(今の友達のままじゃ、手をつなぐことも不自然すぎてでできないんだ。)

まどか(いきなり手をつないでなんて言ったら、きっと驚いちゃうもんね?)

そうやって二人で歩けたらどんなに幸せだろう?

まどか(ほむらちゃん…)


あの白い頬に触れてみたい。ぎゅって抱きしめられたい。

もっと近くで、ほむらちゃんの息を感じてみたい…

赤くて小さな唇に…



最終目標
ほむらちゃんとキスしたい

まどか「はっ!」

まどか(わわわ、私なんてこと書いてるんだよ///)

まどか(えっちだ。私ってばえっちだよ…)ケシケシ

恥ずかしい…死にたい…

恋人同士ならこんなことをするのは普通なのかもしれないけど…

私のために今まで頑張ってきてくれたほむらちゃんに

そんなこと…できない。


キスなんて高望みもいいところだ。

こんなこと普通の女の子に言ったら、引かれるにきまってる。

そこまでしてもらわなくても、私は満足できるよ。

例えば頭を撫でてもらったり、ぎゅって抱きしめてもらえたら、想像するだけで幸せだよ…

まどか「そうだ!」


最終目標
(できるだけ具体的に)

ほむらちゃんにぎゅってしてもらいたい。


まどか(ちょっと恥ずかしいけど、こんな感じでいいよね)ウンウン

まどか(え~と、次は…)


目標を達成するために行う3つのステップ
(ステップ3から逆順で書くこと)


なるほどなるほど。

3段階に分けて目標を達成するために実行することを書くんだね。

ステップ3から書くのはスタートから書くより

ゴールから書いたほうが着地点が見えてやりやすいってことかな?


まどか(目標はほむらちゃんにぎゅってしてもらうことだから…)

そっか、別に私がほむらちゃんと付き合いたいって告白する必要はないんだ?

そりゃそういう関係になれればベストだけど、ほむらちゃんがそういう趣味とは限らないからね…。

私が百合気味だと感づかれても、引かれない程度に甘えられればいいわけだ。

告白をしなくてもいいんならとても楽そう…

まどか(なら、ステップ3は…)

ステップ3
ほむらちゃんに甘えられるシチュエーションを作ること。

まどか(こんな感じだね。)

まどか(これなら割と簡単にできるかもしれないよ)

ステップ1、2を踏まなくてもやり方次第ではなんとか作れそうな気がする。

でもシチュエーションが整って実行するにしても、

結局ほむらちゃんの気持ちがついてこなければ、甘えた後にきまづくなるかもしれない。

ということはステップ1で仲良くなって、

ステップ2でスキンシップを含むコミュニケーションがとれればいいのかな

まどか(今日のわたし冴えてるかも…)

でも、スキンシップって難しいな…

友達同士でも簡単にできることってあるのかな?

ぱっと思いつくのは、さっきの怖い映画とか、遊園地のお化け屋敷だけど…

場所が限られているしなぁ。


そうだ!いいこと思いついた。


ステップ2

戦いで、ほむらちゃんとの連携を増やす。


ほむらちゃんの時間停止の能力は、仲間との連携を組みやすいものだ。

思い出せば、受け止めてもらったりして助けてもらったこともあった。

体が触れる機会は頑張れば作りだせるよ。

まどか「ウェヒヒwww」

まどか「よーし、これからはもっと積極的にほむらちゃんと連携を狙うぞー」ワクワク

というわけで、残ったのはステップ1か。

1番最初に実践することと思うとちょっと緊張するな。

ステップ1
(できるだけ簡単で続けられることがいいです。)

なるほど、簡単で続けられることかぁ。


前みたいに夜中に電話するのは…

……ほむらちゃんに迷惑かも


じゃあ、お弁当作ってあげちゃうとか…?

でも渡す理由がないし、毎日作るのは結構大変そう…

うーん。うーん。

まどか(簡単なことって言われると、かえって思いつかないよ…)ハァッ


まどか「私がほむらちゃんにできること…私がしてあげられること…」

まどか「う~ん……う~ん」コクリ…コクリ…

まどか「クー……スヤスヤ……Zzzz」


ステップ1
(できるだけ簡単で続けられることがいいです。)



毎日笑顔でほむらちゃんにおはようって言う。




まどか「ほむらちゃん……」スヤスヤ

~学校 登校~

トコトコトコ……

まどか(結局昨日は寝ちゃったよ…)

とりあえず、ゆっくりと時間をかけて仲良くなっていけばいいよね。

「おっはよう~まどか!!」

背後から両腕が私の脇腹を挟む。

誰かに抱きつかれたのだ。

まどか「!?」ドキッ

さやか「まどかぁ~?」

まどか「な、なんださやかちゃんか…びっくりしたぁ~」ハァ

さやか「なんだ、なんだそのガッカリしたみたいなため息?」

まどか「そ、そうじゃないよ。ただホッとしただけだってば///」

さやか「ん~、赤くなってない?な~んかあ~やし~いぞぉ~」ニヤニヤ

まどか「そんなことないってば、き、気のせいだって」

さやか「ほ~。そっちがその気なら、こうだっ!!」

コショコショコショコショ

まどか「あははははww、やめ、やめてさやかちゃんっ!」

さやか「さぁ、吐け。全部吐いて楽になっちゃいな~よ」



「あらあら、仲がいいのね?」


まどか「はぁ~~」バタンッ

まどか(結局朝、ほむらちゃんにおはようって言いそびれちゃったよ~)

こんなことで計画がうまくいくのだろうか?

まどか(いやいや、なんとしても成功させるの!)

朝失敗しちゃったんだったら、別のところで取り戻せばいいよね。

よし、めげないぞぉ~


そんなわけで、今日も屋上でご飯に誘ってみたよ。

ほむら「今日も二人だけど、美樹さやかたちには声をかけなくてよかったのかしら?」

まどか「さやかちゃんたちは、上条くんとご飯してるよ」

ほむら「あらら。彼も大変だわね。」

まどか「ウェヒヒヒwww」

ほむら「……」

ほむら「まどか、くれぐれもソウルジェムの秘密だけは彼女たちには…」

まどか「うん……わかってるよ」


この石ころが、私たちの命そのもの。

ほむらちゃんから聞かされたときはショックだったけれど……

私はなんとかそれを受け入れた。

でもさやかちゃんたちは、まだそれを知らないのだ…

ほむらちゃんが話さないほうがいいと言ったし、私も伝えない方がいいと思った。

あたりまえの日常が全て壊れてしまいそうな気がしたから。

まどか「そんなことより、私こんなこと思いついたんだ!」

私は授業中に考えたほむらちゃんとの連携について話した。


ほむら「……なるほど、それは確かに効率的かも」ホムホム

まどか「ウェヒヒwwwいいでしょ?」

ほむら「……ふふふ」

ほむら「最後はしっかりあなたを受け止めないとね」

ほむら「見かけによらず、あなた結構重いかもしれないから」フフフ

まどか「も、もう!そんなことないよう///」


まどか(よかった~)ホッ

ぶっちゃけ流れを変えれば、体を密着させる必然性がない連携なのだが

それを指摘されずに済んだのは幸運だった。

ほむら「早速今夜あたりくると思うから、試してみましょうか?」

まどか「い、いきなり?」ドキッ

ほむら「ええ。それほど難しいところはなさそうだし、実戦で使っても問題ないでしょう」

まどか「う、うん!頑張るよ」


今夜が楽しみになった。

魔女が現れたのは、一日が終わろうとしていた時だった。

私たちはいつも通り、5人で魔女と対峙していた。

杏子「なんてことはねぇ、ただのザコじゃん」

マミ「油断しないで、佐倉さん……来るわよ」

数発の氷柱が、私たち目掛けて飛んでくる

すぐにさやかちゃんと杏子ちゃんが前に出て、武器で撃ち落とす。

さやか「させないよ!」

視界が開けないほどの氷柱の弾丸を次々と薙ぎ払っていく。

前が見えた所で、すかさずマミさんの手から太いリボンが魔女に向かって伸びる。


ほむらちゃんがこちらを見て、アイコンタクトを送ってきた。


私は跳躍すると素早くマミさんのリボンに飛び乗り、上空の魔女を目指して駈ける。


更にリボンを足場に高く飛び上がる。

体を下向きに逸らし、ちょうど魔女の真上あたりから弓を引いた。

一筋の閃光が、本体を貫く。

確かな手応え。

まどか「やった…」

空中で無防備になった私は、重力で自由落下した。

まどか「ぎゃぁああああああああああああああああああ……あれ?」

ほむら「だいじょうぶ?まどか?」

気がつくと、私はほむらちゃんに抱きかかえられていた。

まどか(お姫様だっこ////)

落下途中でほむらちゃんが時間を止めて、助けてくれたのだ。

一応、計画通りだ。

まどか「ウェヒヒwwwありがとう、ほむらちゃん」


柔らかい腕の中に包まれて、髪から良い匂いがした。


ドキドキという胸の音が何かを思い出したように鳴り始めた。

まどか(き、聞こえちゃうかも…恥ずかしい///)

このまま降りるのは惜しい気がしたが、

いつまでも乗ってるのはほむらちゃんにも悪いし、心臓の音を聞かれる訳にはいかなかった。

体を傾けて降りようとする。



が…



ほむらちゃんの腕が、しっかりと私の体を掴んで放さなかった。

まどか(ほむらちゃん?)ドキッ

私が抗議の声を上げるより早く、皆が駆けつけてきた。

さやか「まどかぁ~。アンタ超かっこよかったよ!?なんつーかもう、魔法少女っていうかヒーローみたいな」

生き生きと目を輝かせるさやかちゃん。かなり興奮してるようだ。

杏子「やるじゃん。まどか、アンタのこと見直したよ!」

まどか「ウェヘヘwwwみんなのおかげだよ」///

マミ「ところで、二人はいつまでそうしている気かしら?」

お姫様だっこを見て、当然のように突っ込んでくるマミさん。

ほむら「あ、あの……」

きまりが悪そうに俯くほむらちゃん。

別に責めているわけでもないのに、いじめでも受けているように狼狽している。

「気持ち悪いよね…こんなこと言って…」


まどか(あの時と同じだ…)

まるで弱い、まるで別人の女の子。



なぜかほむらちゃんが責められているような形になって、みんなが困惑している。

まどか「じ、実は、私腰が抜けちゃって…立てないんだ、ウェヒヒwww」

まどか「それでしばらくほむらちゃんに、だっこしてもらってるんだよ」

ほむら「まどか……」ジワッ

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さやか「ありゃりゃりゃ、せっかくまど株が高騰してたのに、台無しじゃん」

杏子「ちゃんとオチがあって、いいじゃんか。アタシはますますアンタのこと気に入ったよ」

まどか「ウェヒヒwww、あとはほむらちゃんにお願いするから、みんなは先に帰っていいよ。もう遅いし。」

マミさんは不思議そうに浮かないほむらちゃんの顔を見つめていた。

マミ「………そう。そういうこと…」ウンウン

マミ「なら、お言葉に甘えてお先に失礼するわ」


マミ「ごめんなさいね、暁美さん。」ボソッ

まどか(なんだろう?今マミさん、ほむらちゃんに何か言った気がしたけど?)


さやか「んじゃ、私達も帰るわ」

杏子「またな~」


まどか「バイバ~イ」ノシ

結局わたしとほむらちゃんだけが残された。

まどか(ど、ど、ど、ど、ど~しよっ!?)

こんな時間にほむらちゃんと二人きりだなんて。

し、しかもお姫様だっことか…

嬉しい、恥ずかしい、死にたい…

ほむら「おろしたほうがいいのかしら?」

凛とした声。

いつも通りのほむらちゃんに戻った、のかな?

恥ずかしくて顔が見れないけど。

まどか「え、え~っと…」

まどか(そりゃ、このままでいたいよ!)

でもこのままだと、恥ずかしくて死んじゃう!?)

まどか「……どちらでも」///

ほむら「なら、いったん下すわね。手も疲れてきたし…」

まどか「……うん、ありがとね」ヒョイ

まどか(あっ…)

離れてしまうと、寂しい切ない気分になった。

ほむら「ごめんなさいね、驚かせてしまって…」

まどか「ウェヘヘwww、でも私お姫様だっこに憧れてたからちょっと嬉しかったよ」

ほむら「そう。でも、その相手が私じゃ不釣り合いだわね」


まどか「そんなことないよっ!!」

そろそろバイトなんで続き3時間後ぐらいにちょくちょく投下します。

>>97
こういうの好きだわ。GJ!

保守ありがとうございます。

1時間休憩とれたので再開します。

遅くなってすいません

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

私は強くほむらちゃんに言い放った。

ほむら「えっ?」

まどか「あっ……ほむらちゃんかっこよかったし」アセアセ

まどか(ほむらちゃんにお姫様だっこしてもらうのがが良かったんだよ)

そういいたいのに声には出しては言えない。

暗に好きだと伝えるような発言はできるだけ避けるべきだろう。

胸が苦しい…


まどか「それに、すごくいい匂いだったよ」

って、何言ってんだあたし!?

ほむら「よかった…」

まどか「え?」

ほむら「あなたの様子がおかしかったから、もしかして嫌われてるのではないかと思って…」

まどか「ウェヘヘwwwそれはないよ。だっこされるのが少し恥ずかしかっただけだよ」テレ

ほむら「そう」ニコッ

あっ、ほむらちゃんが笑った…

まどか(可愛い…)ドキッ

ほむら「…まどか?私の顔に何かついてる?」

まどか「いや、ほむらちゃんが笑った顔初めてみたなって…」

ほむら「そうね…久しぶりに笑ったかも」

まどか(久しぶり…)

それは、この時間での出来事ではないのだろう。

過去の私は、こんな風に笑うほむらちゃんの姿を見てきたのだろうか?

もっと、ほむらちゃんと仲がよかったのかな?

まどか(もしそうなら、少し悔しいな……)

ほむら「さっきはありがとう。」

ほむら「その…あなたさえよければ、少しうちでお話しがしたいのだけど…」

まどか「え?今から?」ソワソワ

ほむら「ご、ごめん。迷惑だったわね。」

まどか「ぜひお邪魔させてもらうよ!」ドキドキ

ほむら「本当?」

や、やばい…私の心臓もたないかも…

ほむホーム

時計は深夜の1時を回っていた。

ほむら「大丈夫?眠くない?」

まどか「平気だよ。今日は不思議と眠くないから」ドキドキ

不思議でも、なんでもない。

心臓が過労死しそうなくらいだ。

こんな状態で眠れる人がいるなら見てみたいものだ。

ほむら「でも家族が心配するのでは?」

まどか「うん。あとでバレないようにこっそり帰るよ…」

お母さんにバレたらすごく怒られそうだな…

ほむらちゃんは、コーヒーと砂糖を持ってきてくれた。

まどか「ありがとう。暖まるよ」

ほむら「コーヒーぐらい……無理言って来てもらったのだし」

まどか「そんなことないよ、私もほむらちゃんとおしゃべりしたかったし」アセアセ

とはいえ、こんな時間にほむらちゃんの家で二人きりというのは緊張する。

普段、お友達の家に泊まりに行くこともないのに、

いきなり好きな人の家に来てしまうなんて…

もじもじ…落ち着きなくあちこちに視線をやる。

まどか(変な子だって思われたらどうしよう…)

ほむら「さっきのことだけど…」

まどか「さっき?」

ほむら「あなたを抱き上げてたとき…」///

ho,ほむらちゃん、そんな照れないで…

まどか「あ、ああ…あれね…」

ほむら「べ、別にあなたをどうこうしようとしたわけじゃないくてね」//

まどか(そんなこと思ってないよ…いや、そうだったらうれしいけど…)

ほむら「単純にあなたがどこかへ行ってしまうような気がして、怖くなって…」///

ほむら「だから……その…、嫌いにならないで…」

まどか「ほむらちゃん…」

私に嫌われることを、こんなに怖がって…

なんだ、私、私が思っている以上にほむらちゃんに好かれてるのかな?



……でも、それはきっと友情であって、恋心ではない。


そんなことわかっているのに…




ポロ…

ほむら「まどか…?」

まどか「あ…」ジワジワ

まどか「なんでだろ…ほむらちゃんにこんなに想われてて…

まどか「嬉しいはずなのに…」


なぜ、涙がでてくるのだろう?

ほむら「ごめんなさい…」

まどか「なんでほむらちゃんが謝るの?私うれしいんだよ?」



胸が苦しい…


まどか「ほむらちゃんのこと嫌いだなんて……」

そんなことあるわけない。

まどか「だって私は好きだから、ほむらちゃんのこと」


嫌だ、帰りたい。嫌。

大好きなほむらちゃんの顔を見ているのがつらい。

どんなに想われても、どんなに好かれても埋められないのだ。

私はほむらちゃんに本当の気持ちを伝えられない…

こんな顔ほむらちゃんに見られたくない…

絶対、変な子だって思われてる…

涙を拭いて前を向く。

まどか(あれ、ほむらちゃんがいない)



ギュッ…


まどか(ほむらちゃん!?)ドキッ

ほむら「何を泣いているのか知らないけど…」

ほむらちゃんのおなかが、背中にぴったりとくっついている。

ほむら「あなたが泣いてると、私まで悲しくなるわ…」ギュッ

目の前には、ほむらちゃんの細い両腕が絡みあってて…

首筋に冷たい何かが伝うのがわかった。

まどか「泣いてるの?」ドキドキ

ほむら「悲しいんだもの…」

まどか(ごめんね、ほむらちゃん)

でも…私はおかげで楽になったよ。



温かい。ほむらちゃんのぬくもり…

すぐ後ろに、ほむらちゃんの顔があって。

すすり泣く声が、耳元に直接響いてくる、

ああ…思ってた以上だ。



ぎゅってしてもらうって…お願い


叶ったよ…


もう…死んでもいいかも…

ほむら「落ち着いた?」

ほむらちゃんが立ち上がろうとしている気配がした。

無意識にほむらちゃんの腕をつかんでいた。

まどか「あっ…」


まどか(しまった…)

まどか「え…と。もう少しこのままがいいな…って」

ほむら「……うん…まどかがいいなら」

まどか(ホッ)

少しだけ密着度が増した気がした。

ほむら「まどか、……髪をさわっていいかしら?」

まどか(え……髪…?)

まどか「う、うん……」ドキドキ

抱きしめていた右手だけが頭の上にそっと置かれる。

そのまま流れるように上から下に髪を伝っていく。

ほむら「さらさらね…」サワサワ

まどか「そ、そうかな…」ドキドキ

何て言っていいかわからないよ~~。誰か助けて~~

ほむら「まどかの髪…気持ちいい…」

まどか「あ…ありがとう」

って、ほむらちゃんも何言ってるかわかんないよ~~。



そのまましばらくほむらちゃんは私の頭をなでなでしてくれた。

そろそろ仕事に戻ります。

次の休憩がいつになるかわかりませんが、

もらえたら投下します。

とりあえずここまで付き合ってくれてありがとうございます。


あと、まだ書き途中なので投下が終わったら

ちょっと時間いただきます。

最高ですしおすし

ちょっと時間ができたので

少しずつ投稿していきます。

無理せずにねっ!バンバン

少しおちついてきたかも。

ほむらちゃんが撫でるの上手なおかげで、すごく安心するんだ。

まどか「ほむらちゃん、お母さんみたい…」

まどか「ちょっと前まではこうやって撫でてもらったり、髪を結ってもらってたんだよ」

まどか「すごく…ほっとするの」


ほむら「……わかる気がする」

まどか「ウェヒヒ。ほむらちゃんも、撫でてもらったりしたの?」

ほむら「さあ…どうだったかしら。」

まどか「ずる~い、私だけ甘えん坊みたいだよ…」

ほむら「ごめんなさい。でも、本当に思い出せないの」



まどか「そっか、……そうなんだね。」


ほむらちゃんは、何度もこの1か月を繰り返してきたんだった。

お母さんたちを思い出せないぐらい長い時間だったんだね…



胸が痛む。 私なんかのために…

>>223
ありがとう

いけない……また涙が出そう…




まどか「ほむらちゃん…後ろ向いて」

ほむら「??」ホム?

ほむらちゃんは手をほどいて背をむけた。

まどか「えいっ」ムギュウ

私は力いっぱいほむらちゃんにしがみついた。

ほむら「!? ちょ、ちょっどまどか…」///

まどか「ウェヒヒヒwwwお返しだよ~」

ほむらちゃんは、抵抗するわけでもなくこちらを睨んだ。

髪からほむらちゃんのにおいがする。いい匂いだ。

まどか「私もなでなでしていいかな?」

ほむら「か、勝手にしなさい」///

まどか「うんっ!」

ほむらちゃんの長い髪にふれる。

なでなで…なでなで…

まどか「つやつやだね~」

ほむら「///」

まどか「お耳、真っ赤だよ?」

ぷいっとそっぽを向くほむらちゃん。

こんな可愛らしい一面もあったのかぁ。

不意に思った。

まどか(昔の私も、こんな風にほむらちゃんと過ごしてきたのかな?)


「私以外の私」


それは私にとっては他人に他ならない。


しかしその無数の私と、今の私とでは

ほむらちゃんにとって何が違うのだろう?


ほむらちゃんにとってはどれもが本物で…




でも、私にとって、私にとってほむらちゃんは…

まどか「ねぇ…、ほむらちゃん?」

ほむら「な、なによ…」///

まどか「昔の私は、ほむらちゃんとこんな感じだったのかな?」

ほむら「昔って? 別の時間軸の?」

まどか「うん…」

ほむら「初めてよ…」

ほむら「あなたにこんなに甘えたのは…初めてよ…」

まどか「わ、そ、そうなんだ?」

まどか(甘え…る)ドキッ

ほむら「ええ。私、元々人とうまくかかわってくのがうまいほうじゃないし…」

ほむら「だから、いいなぁって…」

まどか「いいなぁって、何が?」



ほむら「美樹さやかよ」

そろそろ仕事に戻ります。

待たせてすいません。

超支援

保守ありがとうございます。

バイトが終わったので、家に帰って投下します。

大体7時ぐらいに再開しますんで。

再開します。

保守乙です。

ほむら「あの子はまどかに似て、とても素直だもの。」

ほむら「私ができないことを、あの子は簡単にやってのける」

まどか(あ、もしかして)


「当然よ。まどっちはあたいの嫁だからねっ!ウリウリ~」


今朝のさやかちゃんとのやりとりを思い出した。

抱きしめられた上に、頬擦りされたんだっけ?

ほむら「それに、どれだけ私が変わろうとしても、あなたと私とでは過ごしてきた時の長さが違う…」


ほむら「その重みが…あなたとつり合うことはないってことを私は…」

まどか(もしかして、ほむらちゃんがさやかちゃんに素っ気ないのって、単にうらやましかったからなんじゃ…)




ほむら「私もあんなふうに…」

まどか「甘えて…」

ほむら「まどか?」

まどか「ほむらちゃんが、今までどんな苦労をしてきたのか私知らない」



まどか「でも私うれしいんだ…」

まどか「そんな途方もない苦労も厭わないで、私を守ってくれる人がいたんだって」

まどか「何もとりえがなくて…それでも…」

まどか「私を大好きだって言ってくれる人に会えて」

まどか「だからね…せめて私といるときは……」

まどか「甘えてほしいんだ…」

まどか「一番大切な……お友達……だから」

ほむら「っっまどか~~~!!」



これでいいんだ……

ほむらちゃんの心が少しでも癒されるなら…

私は…ずっと、ほむらちゃんのお友達でいたい。


ほむらちゃんは泣いた。

私の胸の中で、いっぱい泣いた。


「お友達」と言った時、私は唇のあたりがぶるぶる震えるのがわかった。

胸が痛んだ……

でもそれ以上にほむらちゃんの役に立てたことが…

ほむらちゃんが泣いているときに、傍にいれたことがうれしかった。

まどか「ずっと…そばにいるからね…」

泣き疲れてしまったのか、

いつの間にかほむらちゃんは眠っていた。

微かな寝息を立てている。

まどか(かわいい……///)

普段隙のないほむらちゃんが…こんな可愛らしく寝てる。

まどか(……ほむらちゃんが……寝てる?)ドキッ…

一瞬、いけないことを考えそうになってしまった。

まどか(そんなの絶対ダメ…)

そんなことをしてしまったら、きっと自分自身が許せなくなってしまうだろう。


私を守り続けてくれたほむらちゃんにひどいことできない。

まどか(……帰ろう)


ここにいてはまたいけないことを考えてしまうだろう。


まどか(ほむらちゃんをベッドまで運ばなきゃ)

まどか「よいしょ、……軽いな、ほむらちゃん」

私より背丈が高いので苦労するかと思ったが、なんてことはない。

ほむらちゃんを隅のベッドまで運び、ふとんをかぶせた。

またほむらちゃんの姿が目に入った。

小さくて柔らかそうな唇。

まどか「……」

ほむらちゃんの口に向かって、自然と右手と顔が伸びる。


だめだ…わたし…

ほむら「……まどか」ボソッ

まどか「~~~~~っ!」ブンブン

まどか(私……何を……)

まどか「またね……ほむらちゃん。」





ギュ

まどか(え?)

服をベッドにひっかけただろうか?


後ろを振り向くと、布団から顔半分を覗かせたほむらちゃんがいた。

片手で、制服の袖をつかんで私を引き留めている。



ほむら「いっちゃ……やだ…」

書き貯め分は消化しました。

少し寝てからまた書くので、5時間ぐらいください。

よろしくお願いします。

さあ保守隊頑張るんだ

新・保守時間目安表 (休日用)  
  00:00-02:00 10分以内  
  02:00-04:00 20分以内  
  04:00-09:00 40分以内  
  09:00-16:00 15分以内  
  16:00-19:00 10分以内  
  19:00-00:00 5分以内  


  新・保守時間の目安 (平日用)  
  00:00-02:00 15分以内  
  02:00-04:00 25分以内  
  04:00-09:00 45分以内  
  09:00-16:00 25分以内  
  16:00-19:00 15分以内  
  19:00-00:00 5分以内

ほーむ!

保守ありがとうございいました。

とりあえず書いたところまで続けたいと思います。

まどか「ほむらちゃんっ!?」

まるで弱い……あのほむらちゃんだった。

ほむら「行かないで……まどか……」

私は何が起きているのか全くわからなくなった。

今の私は一言で言うのなら「焦っている」のだ。


アレを見られてたのかも知れない恐怖で焦っている。

「行かないで」って言われて焦っている。

もしかしたら、ほむらちゃんも…って期待して焦っている。


何がなんだかわからない。

まどか「いや、でももう遅いし…明日も学校が…」///

こんなときに逃げ腰になってしまう自分が情けない…

ほむら「ここで寝ればいいわ」

まどか「でも……」

ほむら「お願い…何も言わず、一緒に寝て…」

ほむらちゃんの言われるがまま、ベッドにもぐりこんだ。

ほむらちゃんは安心しきって、私を抱きしめる。


ほむら「ありがとう…」


まどか(本当に嬉しそう…)

まどか「ほむらちゃん…」

まどか「どうして?」

まどか(わたし期待しちゃってもいいのかな?)

まどか「私、ほむらちゃんはてっきり普通に男の子が好きだと思ってたんだけど…」モジモジ

ほむら「……」

まどか「女の子が好きなの?」アセアセ

ほむら「……」

まどか「ごめん…、答えづらかったらいいんだ…」

ほむら「期待されて恐縮だけど…」

ほむら「私は百合ではないの」

まどか「そ、そうだよね…ひひ…」



まどか(はぁ…やっぱり…)


ほむら「私ね、朝が怖いの…」

ほむら「一人で迎える朝が怖いの」

ほむら「何度も同じような時間を繰り返してきたけど」

ほむら「結局私は一人きりなんだと、思い知らされるの…」

ほむら「誰からも理解されることなく…永遠にこのまま…」

まどか「……ほむらちゃん」

ほむら「だから、私が起きた時まどか傍にいてほしい」

ほむら「私のことを見ていてほしい。放さないでほしい」


ほむら「もし、そうしてくれるなら……私」

ほむら「あなたに、何をされても構わないから……」

まどか(何をされても構わないって…)

ほむら「ごめんなさい…さっき、寝ているふりをしていた時見てたの。」

ほむら「あなたが、私にキスをしようとしていたのを…」

まどか(やっぱり////)

まどか「あ、あのねほむらちゃん、私ね///」

ほむら「いいの。まどかなら…」

ほむら「まどかが私をそういう目で見ているのだって驚いたけど…」

ほむら「でも、うれしい」

ほむら「どんな形でも、あなたに必要とされるのなら…私…」

ほむら「私を好きになってくれて、嬉しい…」

まどか「ごめんね…」

まどか「私、ほむらちゃんにこうやってぎゅってしてもらうだけで満足できると思ってたんだ」

まどか「今だってこれ以上ないってほど幸せなの」

まどか「だけど、やっぱり…ほむらちゃんに触りたいの…」

ほむら「ええ…」

まどか「ほむらちゃんを私だけのものにしたくなるの」

ほむら「ええ…」

まどか「気持ち悪いのかな、こんな私。」

ほむら「そんなことない」

まどか「ありがとう……でも……」

まどか「私、ほむらちゃんが嫌がることしたくないよ!」

ほむら「……」



ほむら「……なら、私からしてあげる」

ほむらちゃん最高です

書いた分投下したので、また書きます。

2時ぐらいから始めます。

保守隊起動開始だああ

ほむっ!

ほむほむ!

ほむほむほむぅ~!!

2時になったのでそろそろ投下します。

保守の方お疲れ様でした。
いつもありがとうございます。

ほむら「まどか、目を閉じて…」

まどか(ほむらちゃん…)

そっと目を閉じ、ほむらちゃんを待った。

頭の後ろにほむらちゃんの手が伸びる。

ほむらちゃんの顔がそこにある気がして、プルプルと顔の震えがとまらない。


まどか「んっ…」

唇同士が重なりあう。

まどか(ああ…ほむらちゃん…)

ほむらちゃんとキスしてるなんて、昨日の私ならどうして想像できただろう。

これが全て夢でないことを願った。

~翌朝~


胸元が温かい。

目を開けると、ほむらちゃんの顔が見えた。

私の胸の中にうずくまっているのだ。

まどか(ほ、ほむらちゃん!////)

まどか「そっか、私昨日ほむらちゃんの家に…」

まどか(ほむらちゃんと、キス…しちゃったんだっけ?)

まどか(やだ……なんか顔合わせづらい…)

ほむらちゃんが起きる前に、家にもどろうか?

時計を見る。まだお母さんたちが起きる前だった。

少し眠いけど、今ならまだ怒られずに済みそうだ。



「一人で迎える朝が怖いの」


まどか(………)

なでなで……

ほむら「……ん……んん?」

まどか「あ、ほむらちゃん、起きた?」

ゆっくりと目を開ける。

ほむら「まど……か?」

まどか「うん…わたしだよ」

ほむら「……まどか」


まどか「ほむらちゃん、おはよう」

ほむら「////」ポワッ

ほむらちゃんは、布団で顔を隠した。

まどか「ほ、ほむらちゃん?」アワワ

どうしちゃったんだろう?

まどか「気分とか悪いの?」

無言でフンフンと布団越しに首を振る。


もしかして、私のせい?

ほむら「だ、大丈夫だから…」

まどか「そう?だったらいいんだけど」

まどか「そろそろ起きようか?」

ほむら「……」

ほむら「もう少しだけ…」

私の手をそっと握る。

ほむらちゃんは「まるで夢みたい」と笑った。

お母さんたちが起きる前に帰ることができなかった。

仕方ないからほむらちゃんに電話を借りて、うちに連絡することにしたよ。

案の定ものすごく怒られました。

~学校 休み時間~

ゴトン!

まどか「す、すいません!」

マミ「あら、鹿目さん?」

まどか「マミさん!ごめんなさい、ちょっと考え事してて」

マミ「うふふもしかして暁美さんのことかしら?」

まどか「いや…その///」

マミ「その顔じゃあ、あのあといろいろあったみたいね」

さやか「なにっ?まどか、アンタ転校生に言い寄られてたのか!?」

まどか(わっ、さやかちゃん)

さやか「変なことされなかっただろうな?」

まどか「へ、変なことって……」

まどか(されたっていうか、してもらったっていうか…)

まどか(わ~思い出すと恥ずかしいよ)///

マミ・さやか「…………」

マミ・さやか「うん!」

二人は顔を見合わせてうなづくと、私の教室の方へ走り去ってしまった。

~放課後~

ほむら「どういうわけか、あの二人に変態扱いされているようだったわ?」

まどか「ご、ごめんね///」

ほむら「マミの方は昨日から、何か感づいてるような感じだったし」

ほむら「いつかバレると思ってたからいいわ」

まどか「顔合わせづらくなっちゃったかな?」

ほむら「正直、今はあまり会いたくないわね」

まどか「それで、ほむらちゃんは二人になんて…」


さやか「こぉおおおら~~~、転校生!!」

ザザザザザザザ~~~~ッ!!

ほむら「さっそく来たわね」ハァッ

まどか「わ、さやかちゃん」

さやか「私のまどかに近寄るなぁ~!!ペッペッ」


ほむら「えらく嫌われたものね」

さやか「あ~た~り~ま~えだ~!!」

さやか「純真なまどかを家に連れ込んで、い、いやらしいことを」//

まどか「えっ?ええっ~~!!」///

さやか「嫌がるまどかを縛って、動けないのをいいことになんてことを!!」

ほむら「そんなこと一言もいってないのだけど、あなたが私をどのような目で見ているかはわかったわ」

さやか「さ。まどか、こんな奴ほっといて帰ろう?」

マミ「まあまあ、美樹さん。」

まどか「マミさん!」

さやかちゃんの存在感が強すぎて、後ろにいたマミさんに気づかなかった。

マミ「二人の恋の邪魔をするのは野暮だわ」

さやか「え~~~、でも」

マミ「ほら、鹿目さんも困ってるじゃない」

まどか「マミさん……」ジワッ

マミ「いいのよ。鹿目さん」

さやか「む~~~」

マミ「まぁまぁ。ここは二人にして、後ろからこっそりつけましょう」ボソッ

あ、あれ??

さやか「わかったよ、マミさん」ムー

あれれ???

マミ「ふふふ、頑張ってね鹿目さん」

まどか「あの…私達、さやかちゃんが言ってるほど…」

マミ「あら?そうなの?」

マミ「暁美さんが昨日鹿目さんを泊めたと言っていたから、てっきりキスの一つでも」

まどか「えっ///」

まどか「し、してないです。してないですってば///」

マミ「冗談よ。暁美さんがそこまで勇気があるとは思わないもの。」フフフ

まどか(あ…)

まどか(そっか、ほむらちゃんが…そういう目で見られてるんだ)

投下が一旦終了しました。

いつも保守してくれる人ありがとうございます。

毎回中途半端ですいません。

昼飯食べてからゆっくり書きたいんで、2~3時間ぐらいください。

いくらでも待つほむっ!

ほむほむ~!!

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

よかった残ってた

保守ありがとうございます。
続けます。

味噌ラーメン美味しかった。

まどか「あ、あの、マミ…」

ほむら「そういうわけだから、ここらへんで失礼するわ」

ほむらちゃんは、私の手を引いて連れ去る

マミ「昨日のあなたとはずいぶん違って強気なのね?」

ほむら「………」

きたかガタッ

マミ「それも、鹿目さんのおかげなのかしら」

ほむら「……」コクリ

マミ「そう。あなたとは一度ゆっくりとお話をしてみたいものね…」



ほむら「残念だけど、そんな時間はないわ」ボソッ

ほむら「あと…」



ほむら「ついて来たら殺すから。」

マミ「あらいやだ、聞こえてたの?」


ほむらちゃんて、もしかして私以外に容赦無いのかな?

ほむぅ

まどか「あんな言い方しなくても…」

ほむら「そうね。でもあまり彼女らと親しくなるのもね…」

まどか「え?みんなと一緒にいた方が楽しくない?」

ほむら「それはそうかもしれないけど……///」

まどか「??」

ほむら「ま、まどかがその方がいいなら///」

まどか「えへへ。変なほむらちゃん」

ほむら「///」

ほむデレッ!!

ほむら「ねえまどか?」

ほむら「今週末は空いてるかしら?」

まどか「うん、空いてるけど?」

ほむら「その……あなたがよければ…」

~週末~

ゴトンゴトン……

ほむらちゃんに誘われて電車で目的地に向かってます。

まどか「どこへ行くのかな…」

ほむら「内緒。」


「あなたを連れていきたいところがあるの」



一体どこに行くんだろう?

遊園地、水族館?

いいよ。

ほむらちゃんとなら、海でも山でもどこでもいっちゃうよ!!

まどっ!

3時間ほど電車を乗り継いでたどり着いた。

ほむら「久しぶりだわ…」

まどか「ここ?」

ほむら「ええ…」

そこは、無人の駅で山に囲まれた田園が広がっていた。

収穫を迎えた稲がぎっしりと穂を垂れている。

まどか「ここってもしかして…」

ほむら「ええ。私があなたと会う前にいた町…」


ここがほむらちゃんの?

まどか「静かなでいいところ。」

ほむら「何もないでしょ?」

まどか「うん…でも、こういうところ好きだな。ウェヘヘ」

ほむら「そう。喜んでくれてよかったわ。」

ほむら「ちょっと歩こうかしら…」

なんでだろ?

まどか(久しぶりに帰ってきたはずなのに、ほむらちゃん…)

どこか悲しそう……

ほむ

ほむら「山の紅葉は少し時期が遅かったみたい」

まどか「そうなんだ。残念だね…」

もみじがみられなくて、がっかりしてるのだろうか?


田園を歩いていると、向かいから一台の軽トラがゆっくりと走ってきた。

ほむぅ…


中から年配の運転手が顔を出す。

男「あんれぇ~~、アンタ、シズさんとこの…たしか…」

このおじいさんと知り合いなのかな?

ほむら「人違いよ」

男「んだか、失礼したば。」

男「よぅ見ると、雰囲気さ全然別人だったな」

ほむら「……」


おじいさんはそう言い残すと、砂利道をトラックで跳ねながら去っていった。


まどか「今の人…」

ほむら「行きましょう。あなたを連れて行きたいところがあるの。」

まどか「あ……」

少し歩くと、見晴らしの良い高台の上に出た。

まどか「わぁ~、すごい。」

これまで歩いてきた田園地帯を一望できる。

ほむら「このあたりは、昔住んでいたおばあちゃんの家があるの」

まどか「おばあちゃん?」

ほむら「うっ」///

ほむら「物心ついた頃から私は母方の祖母の家に引き取られてたの」



わざわざ言い直さなくてもいいのに…

近くにあった駄菓子屋へ入り二人で麩菓子や飴を幾つか買った。

まどか「えへへ、こういうお店がまだ残ってるんだね。」

ほむら「そうね。まだやっていてよかったわ」

ほむら「意外と変わらないものね…」

まどか「だってほむらちゃんは、向こうに来てからまだ二月も経ってないんだよ」

ほむら「そうよね。変わるはずないわ」

まどか「えへへ…」

ほむら「うれしそうね、まどか」

まどか「うん。だって今までほむらちゃんの事、私何も知らなかったんだもん」

まどか「知らなかったほむらちゃんの事が、発見できて嬉しいよ」

ほむら「そういうものかしら?」

まどか「それにきっと、ほむらちゃんとここに来るのは、あたしが初めてなんだよね?」

ほむら「そうね。」

ほむら「いろんなあなたを見てきたけれど、この場所に連れてこようと思ったのは、あなたが初めて」

まどか「だからね…これまでより、進んでるんだなって…」

まどか「ここまでこれたのは、きっとほむらちゃんが頑張ったからんだなって…」

ほむら「……」

ほむら「そろそろ次に行きましょうか?」

まどか「うん!」

>>436
すいません、勉強不足で。
でも、そういわず付き合ってくださいよ。

まどか「うわぁ、可愛い…」

次にほむらちゃんが案内してくれたのは、小物屋さんだった。

まどか「このペンダントいいね。」

ほむら「うふふ、あなたには少し小さいかもしれないけどね。」

よく見ると、小さい子供用のおもちゃだった。

まどか「うぇひひ、ちょっと残念だよ」

ほむら「こっちのやつは?」

ほむらちゃんが指さしたのは、薄い桃色で、

先端に花のリングが付いたペンダントだった。

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

再び田園の砂利道を歩く。

まどか「ウェヒヒ」ツンツン

先ほどの小物屋で手に入れたペンダントをつつく。

先端の丸い花の部分がゆらゆら揺れる。

ほむら「気に入ったみたいね」

まどか「うん。ほむらちゃんにもらったものだもん」

ほむら「そう。よかったわ」

まどか「でも、本当によかったの?」

ほむら「いいの。今日付き合ってもらうお礼だと思って。」

まどか「別にいいのに。ほむらちゃんとデートできて、それだけで嬉しいんだから」

ほむら「あら、嬉しいことを言ってくれるわね。」

まどか「えへへ…」テレッ

ほむら「もう少し歩いたらつくから、さっき買った飴でも舐めましょうか」

まどか「うん!!」

ほむらちゃんの手をしっかりと握りしめて、細道を歩いた。

あ、小学校がある。

もしかして、ここがほむらちゃんの通ってたとこかな?

まどか「ねぇ、ほむらちゃん? ここって…」

ほむら「着いたわ」

まどか「え?」

ここがほむらちゃんの言っていた案内したかった場所?

でも、ほむらちゃんの目は学校なんて見ていなかった。

その小学校の反対側に高台に登る階段。その先を見ていた。

とりあえず、ここまででお願いします。

原作にない設定を結構使ってて、受け入れられない人はここまで読んでくれたのにごめん。

>423
焦って書いてるかも。指摘ありがとう。
個人的にはぬるぬる書きたいんだけど、
あんまり話が進まないのもどうかって思ってた。
あとは技量不足です。

続きは早ければ10時
遅くても11時には投下します

皆さん、保守ありがとうございます。
眠気と戦ってましたが、何とか続き書けました。
11時から続きあげます。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

まどか「ここがほむらちゃんの連れてきたかった場所?」

ほむら「そう…」

さっきまでの長閑な景色とはうって変わって、重苦しい雰囲気が漂う場所。

線香の匂いが鼻に染みる。

ほむら「母と祖母に紹介したいの…あなたのことを」

ほむら「母は、私が物心付く前に過労で倒れて死んでしまったわ」

ほむら「でも死前に別れた父は別の家族を持っていた。」

ほむら「お金だけは父になんとかしてもらっているけど、私の居場所はなく祖母に引き取られた。」

ほむら「祖母もずっと前に祖父を失くしていて、可愛がってくれた祖母も今年の春に…」


そうだったんだ…

目をつぶって手を添える。

ほむら「お母さん、おばあちゃん。久しぶり…」

まどか(ほむらちゃん……)

私もほむらちゃんの横に並んで、手を添えた。


ほむら「これがまどかです。」


ほむら「私がいつも言っていた大切な人」

ほむら「紹介するのが遅くなってごめんね…」


ほむら「あと、もう一つ……二人には謝らなければいけないことがあるの」



ほむら「もう……」

上ずったような悲しい声だった。

ほむらちゃんの顔を見上げた。

大粒の涙が、目の奥からこぼれているのが見えた。

ほむら「あなた達の顔を思い出せなくなってしまった」

私は慌てて駆け寄った。

まどか「ほむらちゃんっ!?」

ほむら「~~~っ」

ほむら「ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!!」

ほむら「薄情だってわかってる。」

ほむら「お母さんなんて、私のために死んだようなものなのに…」

ほむら「でも……仕方なかったの!!」

ほむら「私は、わたしは……」

ぎゅ……

まどか(そうだったんだね…)


後ろからほむらちゃんの肩を抱き寄せた。

涙がほむらちゃんの背筋を伝う。




まどか・ほむら「ごめんなさい…」

私はほむらちゃんのことを知れることが嬉しかった。

大好きな人の一面を知ることで、過去の自分に勝った気がしていた。



ほむらちゃんにとっての特別になりたかったのだ。


優越感。

そんな甘い言葉に酔いしれて自分が愚かだった。



好きな人のことを知るということは、

その人の痛みを一緒に背負うことだったんだ。

ほむら「これが、私の全てだった。」

ほむら「これが、あなたを守るために失ったもの。」



ほむら「今日あなたをここへ呼んだのは相談があったから」

ほむら「まどか…」



ほむら「私と一緒に逃げて欲しいの…」


まどか「逃げる…?」

ほむら「もうすぐ、ワルプルギスの夜がまどかの町に訪れる」

まどか「前にほむらちゃんが言っていた、強い魔女?」

ほむら「悔しいけれど……私達が立ち向かっても勝てるかどうかわからない…」

まどか「そんな、やってみなくちゃ…」

ほむら「私の話を聞いてなかったの?」

ほむら「なぜ私が同じ時間を繰り返してきたのか…」

ほむら「なぜ私が、母や祖母の顔を忘れてしまったのか…」

ほむら「全ての原因は、ワルプルギスの夜に勝てないからなのよ!?」


まどか「で、でも私たち5人揃えば……」

ほむら「確かに、5人で戦えばどうなるかわからない」

まどか「じゃあ……」

ほむら「でも、たとえ勝ったとしてもあなたと私が生きていられる保証はどこにもないの!」

ほむら「私は……今のあなた、この世界で出会った鹿目まどかを失いたくないの」

まどか「私を…?」


他の世界で出会った私とは違う、私。

何となく途中から路線変更した感はある

ほむら「私の途方もない話を疑いもなく信じてくれたあなた」

ほむら「恋をするあなた」

ほむら「髪を優しく撫でてくれるあなた」

ほむら「辛い時に一緒に泣いてくれるあなた」

ほむら「そして」



ほむら「私が目覚めたときに、笑顔でおはようといってくれるあなた」

>>528
百合百合な話が書きたかったはずなんだけどね…
どうしてこうなっちゃったんだろう?

ほむら「初めてだったの…」

ほむら「何十というあなたを見てきたけど」



ほむら「初めて、あなたに恋をしたの!!」



まどか「えっ…」


ほむら「まどか……大好きなの…」

まどか「好きって…そんな…」

こんなタイミングで?

まどか「いつから…?」

ほむら「あなたを私の家に泊めた日からあなたのことが気になるようになった…」

ほむら「まどかにそんな風に思われていたんだって気づいてから意識するように…」

まどか「でもほむらちゃん、自分は百合じゃないって…」

ほむら「あの時まではは女の子を見てドキドキするようなことなんてなかったもの!」

まどか「そんな……じゃあ……本当に?」

ほむら「ええ…本当よ」

まどか「一緒に手をつないでお出かけしてくれるの?」

ほむら「今日ここまで、どうやって来たか忘れたの?」

まどか「じゃあ、何もなくてもぎゅってしてくれる?」

ほむら「まどかは甘えん坊さんね」

まどか「ほむらちゃん!」

想いが通じた。

こんなに幸せなことはない。

うれしい。今にも天に上りそうなほどに。

なのにどうしてだろう……


こんなに切なくて、泣きたくなるのは…どうして?

どうしても、埋まらない…

どうやっても超えられない、ほむらちゃんと私の間に壁があると感じるのは…

ちょっと飯食わせてください。

20分後に再開するんで。

納豆食べた。
用もたした。
続けます。

ほむらちゃんは、私だけを見つめてきた。

その代償に大切にしていた、家族の記憶を忘れてしまった。

そう……もしここで私が引けば

私もきっと家族や大切なみんなを……帰る場所を失ってしまうだろう。

それできっとおあいこ。

ここまで私を守り続けてくれたほむらちゃんに対する報いるなら、

私はそうするべきだと思った。

私も同じ痛みを背負えば、ほむらちゃんのことに近づける。

いや、同じ立場にならなければ決して知ることができないのだろう。



「私以外の全てを捨てて、私だけを選んでほしい」



今の私では、仮に同じ立場にたってもほむらちゃんに同じ事を言えるとは思えない。

きっとそう…

ほむらちゃんも全てをわかって話しをしている。

私がほむらちゃんの痛みを知って、断りづらいということ。

自分が卑怯なことをしていると知りながらも、

罪悪感にかられながらも…

そうするしかないのだから…


今やほむらちゃんの願いそのものが「私」なのだから。

まどか「でも、ダメなの…」

まどか「どんなに好きな人に想われても。どんな痛みを背負おっても」

まどか「私の願いを変えることはできないの」

まどか「私が最初に決めた願いを…変えるわけにはいかないの……」

まどか「だって、私の願いは…」

~帰りの電車~


まどか「えへへ。今日の初デート、すっごく楽しかったよ」

ほむら「何が楽しかったよ…」

まどか「デートってところは否定しないんだ?」

ほむら「う…」///

ほむら「せっかくこれまで色々考えたのに、まどかが意固地なせいで…」//

まどか「それは悪いと思ってるよ…」エヘ

ほむら「本当かしら?」

まどか「でも、意外だよ。ほむらちゃんがすんなり納得してくれるなんて…」

まどか「それこそ、魔女が現れるまで監禁されそうな勢いだったのに」

ほむら「あら?まどかはそういうプレイがお好みなのかしら?」

まどか「ち、違うよ…」///

ほむら「あら残念。あなたさえご所望ならいつでも付き合ってあげるわよ」

け、結構です…

ほむら「真面目な話、あなたの願いを打ち砕けなかった時点で、私の負けだったの」

ほむら「もし私があなたを監禁して、ワルプルギスの夜を回避したとしても」

ほむら「あなたが自分に失望して、ソウルジェムが淀み魔女になる」

ほむら「もう二度とあんなのはごめんよ…」

まどか「実戦済みだったんだね…」アセアセ

ほむら「今回はあなたの心も射止めたし、いけると思ったのに…悔しいわ…」

まどか「ウェヒヒwww私もほむらちゃんの心をもらっちゃったよ」

ほむら「////」

契約前に監禁すればいいんじゃないかな!!1

たった一人の命を守りたい魔法少女

自分の周りにいるみんなを守りたい魔法少女

どちらの願いが正しくて、どちらが重たい願いなのかはわからない。

二つの願いは似ていても全く違うものだった。



私の願いはほむらちゃんよりもっと欲張りで、

もっともっと難しい。


それに見合うだけの代償…

覚悟が必要なんだろうな。


まどか「いつか、ほむらちゃんの…みんなの願いを守れる。そんな魔法少女になりたいな…」

>>568
その発想はなかった。

ほむら「もう少しあなたが大人なら良かったのに…」

まどか「そうだね。そうしたらもう少しほむらちゃんの言葉に耳をかしたと思うよ」

ほむら「絶対うそ!あなたがそんな聞き分けのいい大人になるとは思えないわ」

まどか「ウェヒヒ、褒めないで、照れるよ」

ほむら「…バカ」

こんな私のわがままに、何度も付き合ってきてくれたのだろうか?

私のせいで、ほむらちゃんに苦労を強いる羽目に…

一生頭があがらないよ。

だからどうかお願いします。神様。

私たちを。私たちを見守っててください。

ここで投下分終了です。

続き書きます。

2つラスト思いついてるんですけど、どっちにしようか迷ってます。

どっちも書く元気がないので先、後に思いついた方どっちがいいですか?

後に思いついた方は都合主義だけどより、ほむほむが幸せになれる。
>>581

続きは3時ぐらい…にできたらうれしいな。
できればラストまで書いちゃいたいので、もう少しかかるかもしれません。

ハッピーなやつで

>>581
了解

わかりにくい安価でごめんね。

また>>528に路線変更したとか言われそうな、
無理のある展開かもしれないけど、書いてみます。

昨日、一昨日から付き合ってくれてる人、ありがとう。

保守ありがとうございます。

3時になっても、全然ラストに届きそうにないので

ゆっくりめに投下していきます。

~ほむホーム~

杏子「そんで、みんなで集まったわけだが…」

さやか「私たちに頼みたいことって何さ?」

まどか「えっとね…実は」

~1日前~

まどか「みんなに協力してもらう?」

ほむら「ええ。5人もいれば生存率はずっと高くなるわ」

まどか「その言い方だと、誰か死ぬみたいで嫌だよ…」

ほむら「それが現実だから。隠してもなんのためにはならないわ」

まどか「でも、みんなそんな危ない戦いに参加してくれるかな?」

ほむら「何を今更。あなただってこの前5人で戦うことを仮定して話をしていたでしょう?」

まどか「うん…でも無理強いはしたくないな…」

ほむら「とりあえず、私が時間移動してここにいるという話はさせてもらうわ。」

ほむら「それから…」



QB「ちょっと、これはどういうことだい?」

檻の中に閉じ込められたQBがいた。

QB「やっと600に来て出番がもらえたと思ったのに、これはないんじゃないかな?」

ほむら「うるさい。いいこと?」

ほむら「他のみんなにソウルジェムの話をして御覧なさい?」

ほむら「すぐに時間移動して、あなたの努力を水の泡にしてやるんだから…」

QB「そんな…せっかくまどか程の魔法少女と契約できたのに、ひどいじゃないか!」

ほむら「黙りなさい!蜂の巣にされたいの?」

まどか「あはは…」

ほむらちゃん、怒ると怖いんだな…覚えとこ。

~現在~

まどか「ってわけで、みんなに協力してもらいたいの」

ソウルジェムのことを話さないのは、みんなに悪い気がした。

協力してもらうのに、秘密をもったままでは仲間意識に欠けるからだろう。

でも、ほむらちゃんが言うにはこれまでトラブルが何回も起こっているらしい。

そりゃそうだよね。

自分が死んでいるなんて言われたり、魔女になるかもしれないなんて言われて

私も気が変になりそうだった。

まどか(ほむらちゃん…よく私に話してくれたね)

~現在~

まどか「ってわけで、みんなに協力してもらいたいの」

ソウルジェムのことを話さないのは、みんなに悪い気がした。

協力してもらうのに、秘密をもったままでは仲間意識に欠けるからだろう。

でも、ほむらちゃんが言うにはこれまでトラブルが何回も起こっているらしい。

そりゃそうだよね。

自分が死んでいるなんて言われたり、魔女になるかもしれないなんて言われて

私も気が変になりそうだった。

まどか(ほむらちゃん…よく私に話してくれたね)

まどか「ど、どうかな?」

マミ「……」

杏子「どうかなって言われたってな…」

さやか「まず、時間ループっていうのが信じらんないし」

ほむら「美樹さやか…ちょっとこっちに来なさい?」

さやか「なんでさ?」

ほむら「いいから!」

ヒソヒソヒソヒソヒソ

さやか「はっ!なんでそれをアンタが知ってんのさ!?」///

ほむら「信じる気になったかしら?」

さやか「……」

ごめん、コピペ間違えました。
>>613

マミ「信じる信じないは別として、そんな危ない魔女が来るのなら放ってはおけないわ」

ほむら「そう言うと思ったわ。」

ほむら「けど、あなたにも信じて貰う必要がある。」

ほむら「過去のワルプルギスの夜の出現時刻、出現地点から今回のそれがある程度特定できる」

マミ「なるほど。現れたところを狙い撃ちってわけね」

さやか「質問!」

ほむら「何かしら?」

さやか「今回私達が戦おうとしてる、ワルプルギスの夜ってどんな魔女なの?そんな強いわけ?」

ほむら「ワルプルギスの夜は、複数の魔女が1つの魔女に集まった集合体。」

ほむら「一度具現化しただけで、数千人もの命を奪う力を持つわ。」

さやか「げげっ~~、なんか超ヤバそうじゃん!」

さやか「そんな危険な魔女、正義の魔法少女さやかちゃんが放おっておかないよっ!!」

まどか「ありがとう、さやかちゃん!」

さやか「まどか。あんたに礼を言われる筋合いはないよ。」

さやか「あたしは、誰かに言われて命張ってるわけじゃないからね」

まどか「それでもだよ、ありがとう、さやかちゃん」

さやか「もぉ、大げさだなまどかは。大好き。」ダキッ


ほむら「……」イラッ

杏子「……」イラッ

イチャラブどこいった

杏子「さやかが行くなら、アタシも行ってやるよ。」

杏子「グリーフシードがたんまり手に入りそうだしね。」

マミ「そんな簡単なものじゃないわよ?」

杏子「アタシはアンタより、命や物の価値を知ってるつもりだよ」

杏子「半端な覚悟で魔女に挑んだことなんかないね」

マミ「そう。それならいいわ…」

>>623
今書いとるwww

まどか「それじゃあ、みんな付き合ってくれるんだね!?」

一同「もちろん!」

ありがとう…

ほむら「なら早速、作戦会議に入るけどいいかしら…」

~作戦会議終了後~

杏子「しかし、こんなデータよく一人で揃えたな?」

マミ「暁美さんの愛の力ね?」ニコッ

ほむら「うるさいっ!」///

さやか「まどか、変なことされそうになったら、すぐ私にテレパシー送んなよ!」

まどか(そっか、そういえばみんなは、ほむらちゃんの片思いだと思ってるんだっけ?)

まどか「えっとね、さやかちゃん……」

まどか「実はね…私たち……」チラッ

ほむら「……」ドキドキ



まどか「キスしちゃったんだ……」///




さやか・ほむら「ええええええええ」驚愕

マミ「えええええええええ」歓喜

杏子「ふ~ん」興味ナシ


あ、あれ? 杏子ちゃん以外みんな驚いてる?

爆弾発言だった?

私、空気読めてない?

すると、マミさんとさやかちゃんはほむらちゃんに駆け寄る。

マミ「ねえ、ねえ、どっちから?どっちからしたの?」ワクワク

さやか「おい、こら転校生、どういうことか説明しなよ!」

ほむら「………」ガクガク

ほむらちゃんは、魂の抜けた放心状態になってしまった。


な、なんだか後ですごく怒られそうな気がするよ。



結局、作戦会議が終わってから3時間も話込んでしまった。

ほむら「じゃあ、作戦決行の3日後。またよろしく頼むわ」

ほむら「それと、まどかには話があるから残ってちょうだい」ニコッ

まどか「え…」

マミ「じゃあ、邪魔しちゃ悪いから私たちは先においとまさせてもらおうかしら」

杏子「またな~」

さやか「まどか!アタシ、応援してるからね~」

バタンッ

まどか「あわわ…みんな帰っちゃった」


ほむら「……」イラッ

まどか「……」

まどか「……二人きりだね」///


ほむら「そうやって誤魔化さないのっ!!」

まどか「…あれ?また間違えちゃった?」


ほむら「なんでバラしちゃったのよ!?」

まどか「だってほむらちゃん、チラ見しても止めなかったんだもん!!」

ほむら「私と付き合ってるって言うと思うから止めなかったのよ!!」

ほむら「キスしました、なんて正直に言うバカがどこにいるの!!」

まどか「……ごめんなさい」

ほむら「全く…」

ほむら「美樹さやかはともかく、巴マミにだけは知られたくなかったわ…」

まどか「…なんでマミさん?」

ほむら「あの手のタイプはどうも付き合いづらいのよ。」

ほむら「無神経に突っ込んで来て…友達いないんじゃないかしら…」

まどか「そんなことないよ。マミさんはとっても優しいよ」ニコッ

ほむら「っ///」

ほむら「ま、まぁ…あなたがそこまで言うのなら、彼女とも仲良くしてもいいかしら…」

まどか「本当!?」

ほむら「うん///」ギュッ

まどか「ひゃっ…」///

まどか「ど、どうしたの急に?」ドキドキ

ほむら「べ、別に…」///

ほむら「ちょっと、寒いなって」///

まどか「う…うん。もうすぐ12月だもんね。」ドキドキ

ほむら「……」

まどか「………」ダキッ

ほむら「まどか///」

まどか「えへへ…私も寒いかも」ニコッ

ほむら「!?」ホムー!


ああ…幸せすぎて死にそうです。

~お風呂~

ほむら「まどかぁ~、熱くない??」

ドアの向こうから、ほむらちゃんの声が響く。

指先を湯船に入れて確認すると、ちょうどいい湯加減だった。

まどか「うん。大丈夫そうだよ~~」

ほむら「じゃあ、適当に入ってて。後で私も入るから~」

ですよねー。

まどか(どうしよう、先に身体あらっちゃおうかな?)

まどか(いやいや、ここはほむらちゃんに洗ってもらうところだよね…)

まどか(で、でも裸見られるのよく考えたら初めてで…恥ずかしいよ)

まどか「……」///

まどか(とりあえず、髪から洗おうかな…)

投下終了です。
昨日からあまり寝てないので、しばらく休みます。

やっと百合シーンが書けるよ…
このために書き続けていたといっても過言ではない

おおおおおお
残ってた。みんなありがとう!!
今起きました。
書き溜め分がないので、もうラストまで書いて投下します。
それまでどうかよろしくお願いします。

書き溜め中?

>>688
今百合シーン書いてます。
+ラストバトルとED書いたら投下するので待ってて下さい。

>>690
わからない。
6時からバイトがあるからそれまでにはと思ってる。

また安価先間違えましたお

>>707
人間やろうとすれば即興だけでも一週間ぶっ続けで書けるし、ラノベ一冊分の文章量書いても疲れない


新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

すいません、もうすぐ書き終わるんですが
バイトが6時から10時までなんで、帰ってきてから投稿します。

>>709
既にボロボロです。

マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

家につきました。
後もう少しで続きが書き終わるので、だいたい30分ぐらい時間下さい。

再開します。
保守お疲れ様でした。

カキカキ、ゴシゴシ、カキカキ、ゴシゴシ…サラッ

絹の擦れる音が聞こえた。

まどか(ええええ、もう入ってくるんですか?)

まどか(こ、こころの準備が…)

さっさと髪を洗い流してしまおう…

ザザーッ

まどか「…」ブルブル

まどか(タオル……タオル……)

「はいっ」

まどか「んっ…ありがとう」

>>781
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

まどか「って…ほむ、ほむ…」///

ほむら「なぁに?」

私の真後ろに、すでに背中を流す準備をしているほむらちゃんがいた。

ほむら「あなた、髪を下ろすとかなり印象変わるわね。」

まどか(もしかして、こんなに焦ってるのは私だけなのかな?)

まどか「そうかな、どんなふうに見える?」

ほむら「そうね。歳相応の女の子に見えなくもない…かな?」

まどか「それ、普段が子供っぽいってことだよねぇ!」

ほむら「そんなこと全然思ってないわよ」クスクス

まどか「もぉ、笑ってるよ、ほむらちゃん?」

ほむら「あらあら?そうかしら?」

まどか「自分の時だけ、そうやって誤魔化すのよくないと思うんだ私。」

ほむら「可愛いと思ってるってことよ」

まどか「嬉しくないよ。子どもっぽくて可愛いなんて言われても…」

ほむら「ふふふ、そういうとこが子どもっぽいのよ」

ほむら「全てをひっくるめてめて、好きなったんだから…」

まどか「……」///

ほむら「ほら、背中洗うわよ…」

まどか「う、うん…」ドキドキ

タオルの合間から、時々ほむらちゃんの指が背中に触れる。

ほむら「どう、感想の方は?」

まどか「き、気持ちいいかも…」

ほむら「じゃあ続けるわ…」

無言で背中を擦る音だけが聞こえてくる。

まどか「あとで、ほむらちゃんの背中も流すよ」

ほむら「ありがとう」ゴシゴシ

ほむら「……」

ほむら「ほら、前を向きなさい」

まどか「う…うん……」クルッ

うわぁ、綺麗だなぁ…ほむらちゃん。

タオルを巻いているので脇から下は見えないが

ウェストも細くて、肌が透けるように白い。

ほむら「……え?」////

ほむら「……まぁいいわ。洗うわよ…」///

まどか「??」

まどか「うん」

まどか(いまの、え?ってなんだろ?)

お母さんと入ったときは、後ろだけじゃなくて前も洗ってもらってたんだけど。

あれ?もしかしてここは前は遠慮するところだったのかな?

まどか「ほむらちゃん、あの…」

ほむら「ほら、両手あげなさい」

まどか「はい」アゲ

まどか「え~っとそうじゃなくって、ここってやっぱり自分で洗う…」

ほむら「いいえ。後ろも前も人に任せるのがマナーよ。」ゴシゴシ

まどか「あ、そうなんだ」

まどか「ひゃっ…わき、くすぐったいよほむらちゃん」

ほむら「へ、変な声出さないの!」///

まどか「だって……」

ほむら「ほら、次行くわよ」///

まどか(つ、次って……)

タオルを首の下あたりにおく

まどか(やっぱり…そこだよね)

背中を洗っていた時の半分どころの力ではない。

よく見ると、ほむらちゃんの手がぷるぷる震えているのがわかった。

鎖骨から下の部分になかなか降りてこず、うえのほうだけをループしてる。

まどか「や、やっぱりいいよ…自分で洗うから」///

ほむら「待って…心の準備が」ドキドキ

まどか(……)ギュッ

ほむらちゃんの手を握る。

そのまま、タオルごと上下にほむらちゃんの腕を上下に移動させる。

ほむら「ま…まどか」///

まどか「ウェヒヒ、なんか洗ってもらってるみたいな、自分で洗ってるような、変な感じだよ」

ほむら「……」///

ほむら「ねぇ、まどか…」

ほむら「あなたの胸って、柔らかくて気持ちいいのね」


まどか「なっ」///


まどか「何を言ってるのかな、ほむらちゃんは」///

ほむら「で、できればその…」///

ほむら「直接手で触れてみたいのだけど」///

まどか「ちょ、直接!?」ワワワ


ど、どうしよう…すごいお願いされちゃった!

ほむら「い、嫌ならいいの…」

まどか「嫌じゃないけど…その…」

ほむら「??」



まどか「……恥ずかしいよ」///


ほむら「!?」ホムー

まどか「ほ、ほむらちゃん?」

ほむら「い、いえ…そういうことなら…仕方ないわね…」///

まどか「……」


初めてキスしたときは、自分からしたくせに…

ほむらちゃんて、好きになった子には何もできないタイプなのかも。

まどか「…いいよ」

ほむら「…え?」


まどか「だから、触ってもいいよ」


まどか「ほむらちゃんに触って欲しいな…って」ニコッ

ほむら「////」


ほむら「や、やっぱりいいわ…」

まどか「ええええ~~、何それ~~!?」

ほむら「い、いや。私としてはもうなんか、お腹いっぱいというか…」


ほむら「これ以上やると、のぼせて倒れそうというか……」//

まどか「でも、これじゃ私が変態みたいだよ……」ウルウル

ほむら「……」

ほむら「なら、私も変態でいいわよ」


ほむらちゃんが私の手をとった。



まどか「えへへ一緒だね…」

ほむら「ええ…」

そのまま見つめ合って、唇を重ねた。

心の奥で、深い繋がりをほむらちゃんと感じた。

このままずっと一緒に。



ほむら「まどか…」

ほむら「ん?」

ほむら「やっぱり触るわね…」

まどか「うん……」


不思議と恥ずかしいとか、やらしいとか感じなかった。

そんなんじゃない。

ほむらちゃんのてのひらが、私の左胸にそっと置かれた。

腫れ物にさわるようにやさしく。


そのままほむらちゃんは、わたしの後ろに回り込み。

ぎゅっと抱きしめてくれた。



……もう何回目だろう?

何回抱きしめられても、

私は嬉しくて、嬉しくてしかたないの。

急に力が抜けて、私に身体を預けてきた。

ポツン……

冷たい雫が背中に垂れる音が響いた…


まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「行かないで…」

ほむら「もう、どこにも行かないで…」


ほむら「今度こそあなたを失ったら、私、わたしは…」





今までとは違うのだ…

ほむらちゃんとの出会いも…

ほむらちゃんとの関係も…

ほむらちゃんの想いも…

まどか「私ね、負ける気がしないんだ」



まどか「みんなの想いがひとつになって、魔女を倒そうとしている」

まどか「それぞれ望んだ願いは違っても、結局はみんな同じなんだって」


まどか「大切な物を守るために、みんな戦ってるんだって」


まどか「それがすごくうれしい」

まどか「だから私はそれを守りたい」

まどか「私の力は小さくても、必ず守ってみせるよ」

まどか「ほむらちゃんの願いも必ず守るよ」




ほむら「これで最後だからね…」

ほむら「次はないんだからね…」


まどか「わかってる…」

~決戦 A地点~


ザーーー



さやか「風が…騒がしいな…」


ほむら「何かっこつけてんのよ!」

さやか「いいじゃんかよ!こういうの一度言ってみたかったんだよ」///

ほむら「はっ…まどかでもそんなこと言うかどうか…」

ほむら「あなた、まどかよりお子様だったのね?」

さやか「そんなこと…ない」///

ほむら「照れちゃって…意外と可愛いところがあるじゃない?」



さやか「……」///

~決戦 B地点~


ザーーー



マミ「風が騒がしいわね…」


杏子・まどか「!?」

マミ「何か?」


まどか「ほ、ほんと風強いよね、杏子ちゃん」アセアセ

杏子「そ、そうだな…」アセアセ



マミ「……?」


マミさんはロマンチストなだけだよね。

大丈夫。大丈夫。たまに私もああ言う事言ってみたくなるし。

作戦はこうだ。


ほむらちゃんの予測だと、A地点付近に魔女が出現するらしい。

そのままA地点に向かって進行するよう、ほむらちゃんたちが誘導する。

なぜならそのあたりで具現化するのが最も被害が少なくなるらしいからだ。

ワルプルギスの夜が具現化したところをA地点から少し離れたところにいる私達が攻撃する。


そして現時点で、最も火力の高い攻撃を出せるのが私だ。


……いかに本体の近くで的確に攻撃を当てられるかがカギになるだろう。

なんせミサイルやロケット砲なんかでは歯が立たない相手らしいから……



何千、何万人もの命を背負って、今私たちはここにいます。

どうか…お願い…

みんなを守ってください。

まどか「そろそろだね…」

マミ「ところで、二人はどこまで行ったのかしら?」

まどか「い、今その話をするんですか?」

マミ「最後になるかもしれないのよ」モジモジ

まどか「そ、そうかもしれないけど…」///

マミ「お願い。何でも協力するから、お願い!!」

まどか(ま、まぁ…これから命をかけて戦ってくれるんだし、いいかな?)


杏子「……」興味ナシ

~A地点~

ほむら「う…」

さやか「どうした、転校生」

ほむら「な、何か悪寒が…」

さやか「魔女か!?」

ほむら「わからないけど…なんか鳥肌が…」

さやか「武者震いってやつだね。燃えるぅ~~!!」

~B地点~

マミ「えええ~~~そこまでしちゃったの!?

マミ「うそうそぉ~、どっちからぁ~!?」

まどか「し~!こ、声が大きいよマミさん!?」///

杏子「お前ら、元気だなぁ~」

ある瞬間を境に急に風が強くなった。

立っているのがやっとだ…

~A地点~

ほむら「予想より、6分早いわね」

さやか「大丈夫なのか?」

ほむら「この程度、予測の範囲内よ。」


ほむら(みんな聞いて。予定より少し進路を南にとるわ。今から移動して)テレパシー


さやか「でも、そんなことしたら、アンタが設置したグレネードとか全部打てなくない?」

ほむら「そんなもの全部当ててる余裕はないわ。

ほむら「全て命中させなくても、誘導ぐらいならできる。」


ほむら「大丈夫、私を信じなさい!」


さやか「……うん!」コク

~B地点~


ほむら(今から私たちが奴を引きつけるわ。)

ほむら(爆風範囲の広いの爆弾とか、あたり損ないの追撃砲に注意してちょうだい。)

ほむら(ふたりともまどかをよろしく。何かあったら、その時は許さないから)


マミ「あらあら最後まで、鹿目さんの心配ばかり。妬けちゃうわね」

まどか「もう、ほむらちゃん///」

杏子「まぁ、現実問題、あのでっかいのをやれるのは、アンタだけらしいからな」

杏子「それまではしっかり、アタシたちがガードしてやるよ」

まどか「ありがとう、杏子ちゃん」

みんな大好き。

杏子「そんじゃぼちぼち、移動しますか…」

打ち上げ花火が上がるような、ヒューという気の抜けた音が聞こえてきた。

爆発するまではまるで同じだったのに、爆音はまるで違う。

重たくて、耳に痛い。

硝煙と火薬の匂いが、風に乗ってきた。


自分の大好きな街が、戦場に変わった瞬間だった。

~A地点(さやか視点)~


さやか「…転校生、手慣れてんのな…」

私の役目は、暁美ほむらの安全を守ることだ。

戦いが始まる前に、まどかと約束した。

さやか(ってもさ~)


さやか「目で追えないあいつをどうやって守れってのさ!?」


目の前ではグレネード弾やら、ロケット砲やらが次々と空中の黒体を目掛けて放たれていく。

私にはそれらがまるで幽霊が撃っているようにしか見えないのだ。

ビューーーーーー

立っていられないような突風が石つぶてや、植木を吹き飛ばしていく。

ほむら「きゃっ……」

何かが、あいつにぶつかったのだろうか?

さやか「大丈夫か!?」

ほむら「……」

膝のあたりから、出血していた。


なるほど、私をここにおいたのはそういうことか。

さやか「待ってろ、今回復してやるから」

暁美ほむらの膝に手を当てて、強く念じる。


さやか「これで、もう動けると思うんだけど…」

ほむら「ええ…助かったわ」


そういうと、すぐに目の前から彼女は姿を消した。

さやか「ったく、礼ぐらい言えっての…」


さやか(礼を言ってる時間も惜しいぐらい、必死ってことか)

さやか(あんまり、無理するなよ…転校生)

~B地点(まどか視点)~


マミ「暁美さん、結構派手にやってるわね」

まどか「うん…そうだね」


進行方向とは逆に強風が吹いてる。

杏子「……ヤッ!!」

前から飛んでくるめいいっぱい飛んでくる瓦礫やら何やらを、杏子ちゃんが薙ぎ払ってくれているのだ


杏子「何が、ここはあらゆる条件から最適な場所だ!だよっ!?」

杏子「畜生、あいつ風向きまでは計算できてないんじゃねぇか。」

マミ「あら?多分暁美さんは風向きまできちんと把握していたわよ!」

杏子「ん?そうなのか?よっ、っと」


マミ「もし向い風でなければ、走りながら横や後ろからくる瓦礫を撃ち落とすほうが難しいんじゃないかしら?」

杏子「っつっても、この量は正直一人じゃキツイぞ」

マミ「あら?私にはそうは見えないけど?」

小粒の石ころでも、正確に薙ぎ払っていく杏子ちゃん。

マミ「どうしても無理そうだったら、私もサポートするわ」

杏子「へっ。まだまだ~~」

~A地点(まどか視点)~


さやかちゃんとほむらちゃんの姿が見えた。

予定の位置に着いたってことだ。

魔女が具現化した瞬間を狙う。


黒体が膨張しだした。

その周りに瓦礫が浮かび、竜巻のように舞う。

ほむら(さぁ、まどか…あなたの願いを…みんなの願いを…)

ほむらちゃん……

まどか「マミさん、お願いします!!」

マミ「行くわよ、鹿目さん!!」

マミさんのリボンが空中へと伸びた。


全てを終わらせる。


深呼吸して、大きく跳躍した。


天空へと伸びる、黄色い橋を一気に駆け上がる。

両腕に魔力を込め、上へ、上へと登っていく。

黒体から人形の姿をした魔女が逆さ吊りになって飛び出した。

魔女の悲鳴のような雄叫びが全身に浴びせられるが、ひるんだりはしない。

ほむら(まどか、今よ!)

ほむらちゃんの合図で、私は魔女の頭上へと飛び立った。


もしこの一撃が決まらなければ、私はこの魔女に取り込まれて終わるのだろう。


絶対に負けない!!


両腕に込めた魔力を、弓に凝縮させて引き絞る。

なるべくギリギリの位置を狙って間合いを詰め

私は弓を引いた。

一筋の光が魔女の身体を引き裂いていく。

光の矢が貫通し、地上に向かって一直線に降りていく。


たしかな手応え。


逆向きの人形の身体が崩れ、身体がまた黒体に飲み込まれていく。

虚無が膨張する。

まどか「え…」

大きなエネルギーが黒体の中に凝縮されて、それが今にも放たれようとしている。

まどか「そ、そんな…」


私…守れなかったの…


みんなの願いどころか…

私自身の願いも?


みんなを守る力を手に入れることを望んで、魔法少女になったのに…


嫌だ…もう…こんな自分…嫌だ…

虚無が私の身体を包み込んで、大きく……大きく膨らんでいいく。

ほむらちゃんにもらったペンダント。

その中に入れた宝石が濁り始める…


まどか(魔女になんて…なりたくないよ…)




ワルプルギスの夜が唸りの雄叫びを上げる。


町が…大きな光に包まれていく……

~???(ほむほむ視点)~

ここは?

目が覚めると何もない真っ白な空間に閉じ込められていた。


確か私はまどかと結ばれたあと、

ワルプルギスの夜と戦い…



ほむら「あ…」

ほむら「ぁぁあああああああ~~~~っ!!!」

思い出した…

まどかの身体が、魔女に飲み込まれていくのを…


またダメだった。

またダメだったんだ!!


今度こそ、今度こそと思っていたのに…


もう嫌…

もうダメだ…


終わり。おしまいよ。何もかも…

私は自分のソウルジェムを見つめた。

うっすらと淀み始めている。


これまでどんなに落胆しても、輝き続けていたのに…


ほむら「しょうがないわよね…まどか…」

右手の力を込め、勢い良く拳を振り上げた。

???(待って!)


光の向こうから、何者かがテレパシーで語りかけてきた。

眩しくて、その姿がよく見えない。


ほむら(だ……れ……)

???(円環の理、魔法少女を導く存在…)


円環の理……?


円環の理(そして……全ての魔法少女の願いを守る者…)

ほむら(あなた…一体…?)


円環の理(全ての魔女を私の手によって、消し去ります)


ほむら(そんなことができるの?)

円環の理(それが私の魔法少女として望んだことから…)


円環の理(一度抱いた願いが、間違いだったなんて、そんなのおかしいから…)

円環の理(私は、それを守りにきたの…)

円環の理(あなたの願いも守りにきた…)


ほむら(そう…)


つまるところ、私を消し去りにきたというわけね。


ほむら(いいわ。私の友人も魔女になってしまった)

ほむら(どうせなら、彼女と同じ道をとも思ったけど…)


円環の理(あなたのお友達は魔女になってなんかいない…)

ほむら(うそっ!?だって、まどかは!)



円環の理(言ったでしょ?)


円環の理(私はあなたの願いを守りにきたって…)



光が薄れ、いつの間にか元の世界の映像が見えてくる。

大空から、一人の少女が落ちてくる。

まどかだ。



生きて…生きていたんだ…

円環の理(あなたの願いを守ること…)

円環の理(それが私の魔法少女になった後に望んだもう一つの願い)


私を守る?

2つ目の願い?


円環の理(神様になって、全部思い出したんだよ…)

円環の理(私の大切な恋人を悲しませたりしないようにって…)



ほむら「待って……あなたは!」


円環の理(……さようなら……)

円環の理(……ほむらちゃん……)

ほむら「まどかぁああああああ~~~!!!」


光の先に、まどかの姿が一瞬だけ見えた。

これまで見たことのないような満面の笑みで、彼女は笑っていて…


それが桃色の光となって、空へと伸びていく。

光が…宙を落ちるまどかと重なって、消えた。

不思議な空間が消えていき、

代わりに映像自身が、現実であるかのように形をを持ち始めた。

時間の歪みを感じる…

これは…時間移動をしたときの感覚に似ている。

何が起きているのだろうか? 






いや…それよりも……

私は一直線にまどかを目指して走りだした。

着地スレスレで時間を停止させ、まどかを受け止める。



戻った。

この手にまどかが戻った。

冷たい朝に、腕の中にやわらかなぬくもりを感じた。

風はやみ、嵐の跡だけが町には残っている。

何もかわらない…いつもと同じ朝。

守られた。

まどかの願いが、守られた。


円環の理…

円環…円…まどか…


「いつか、ほむらちゃんの…みんなの願いを守れる。そんな魔法少女になりたいな…」


そう……

この世界の時間軸は…さっき、もとの時間軸から外れたんだ…

この時間を進む平行世界が円環の理によって誕生した。


彼女は守りたかったんだ。


私の願いと…

私を愛した時間を、なかった事にしたくなかったんだ。

ごめん>>863
後半部分訂正で



そうか……さっきの時間を移動するような感覚……

この世界の時間軸は…もとの時間軸から外れたんだ…

平行世界が円環の理によって誕生した。


彼女は守りたかったんだ。


私の願いを…

私を愛した時間を、なかった事にしたくなかったんだ。

まどか「……ん…」

ほむら「起きたかしら?」


まどか「……ほむらちゃん?」


まどか「……私ね…夢をみたんだ」

まどか「たくさんの魔法少女の願いを救う長い…長い夢…」

まどか「魔女のない世界を作りだして、神様になってね…」

まどか「うん…」

まどか「いろんな時間を行き来するんだ」

まどか「その中には、私たちのいた世界もあって…」


まどか「でもね、私だけがいなくてね…」

まどか「…でもほむらちゃんだけは私のことを覚えてくれてて」



まどか「だから朝になると、いつもほむらちゃんに会いに行くの…」

まどか「きっと寂しくて布団の中で、うずくまっている気がして」

ほむら「そう。なら…その時にあなたがいう言葉を聞きたいわ…」

まどか「……」


まどか「ほむらちゃん…」

まどか「おはよう」ニコッ




おしまい。

大変長くなってしまいましたが、みんな付き合ってくれてありがとう。

楽しかったです。

>>円環ちゃんは本編時間軸のまどかじゃなくて、このまどか自身ってこと?

本編時間軸のまどかで合ってるよ。

魔法少女になって神様になったときに、

このまどかの記憶や、これまでループした時の記憶を引き継いだって設定。

>>平行世界ではワルプル撃破、皆無事生還という理解でいいのかな…

ワルプルギスの夜はまどかではなく

円環の理によって消滅させられ設定で書いてます。

>>841の最後の一文
「町が…大きな光に包まれていく…… 」

これが消滅の瞬間のつもりで書きました。

町が攻撃されたわけではなく、円環の理による影響力です。


ただ、原作の設定では魔女が生まれないようにという設定になってるので

ワルプルギスの夜がいるのはおかしいのではと思われるかもしれません。


今回は、ほむほむの願いを叶えるためにしたことの一つが、ワルプルギスの夜の撃破だった

ということで納得して下さい。


もちろん、全員生還してます。

>>なんでこの世界のまどかは消えなかったんだ?

ほむほむの願いを円環の理が叶えるためにしたことの一つです。


正直苦しいと思うけど

>>581にハッピーなやつでって言われたし…

この時間軸では以後円環の理は存在しない(魔女は残る)からまどかが人として存在できるとか?

まあつまり、こまけぇこたぁいいんだよ!ってやつ

>>901


この並行世界の最終的な魔女の扱いについてはすごく悩んだ。

円環の理によって完全消滅させられたみたいなことはわざと書いてない。

いきなり魔獣が出てきたお!ってなったら

この世界そのものが再構築されてしまうわけで…

そしたらまどかたちのできごともなかったことにって。


まあつまり、こまけぇこたぁいいんだよ!ってやつ

乙おもしろかった
でも書き溜めのために保守させるなら
完結まで書き溜めてからスレ立てるべきだとおもう

>>903

全くその通りだと思います。
返す言葉もないです。
保守してくれた人は本当お世話になりました。

次書くときはきちんと完結させてからスレ立てます。

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