千冬「二人組になれ」 ラウラ「・・・」(302)

シャル「ねぇ、一夏僕と組もう?」

セシリア「抜け駆けは無しですわ!」

一夏「はぁ… 今日はセシリアの日だろ」

ワーワー

ラウラ「・・・」

ラウラ(友達…)

ラウラ(いままではそのような物は無かったから作り方が分からない)

千冬「ボーデヴィッヒ、どうした」

ラウラ「教官!」パシーン

千冬「織斑先生と呼べ」

ラウラ「Ja!」

千冬「その掛け声もやめろ」

千冬「で、あぶれたと」

ラウラ「はい、しかし教官がいれば」パシーン

千冬「織斑先生と呼べ… 篠ノ之、お前もあぶれたのか」

箒「あ… は、はい…」

千冬「ボーデヴィッヒ、篠ノ之と組め」

ラウラ「わかりました」

ラウラ「よろしく頼んだ」

箒「あ… あぁ、こちらこそ」

箒(気まずい…)

ラウラ(初めての友達だ!)パァァ

授業後

ラウラ「また今度も頼む」

箒「え… わ、わかった」

箒(懐かれたのか…?)

ラウラ「では」

一夏(あの二人が一緒にいるなんて珍しいな)

―――――― 食堂
一夏「なぁ、さっきラウラと一緒にいたよな」

箒「あ、あぁ… それが何かあるのか?」

一夏「いや、別に何かってわけじゃないけど…」

一夏「ようやく箒にも友達が出来たんだなーってさ」

箒「!?」

一夏「ほら、箒って微妙に気難しいからな」ハハハ

箒「そうか… そう見えていたのか… 覚悟!」ビュッ

一夏「って、どこからその竹刀を出したんだよ!」

―――――― ラウラの部屋
ラウラ(初めての友達…)

ラウラ(嬉しいというのはこういうことだったのか)

シャル「ラウラ?何をニヤニヤしているの?」

ラウラ「え… いや… 何もない…」

シャル「…何にもありません、でしょ?」

ラウラ「は、はい…」

ラウラ(最初はシャルロットも優しかった)

ラウラ(しかし、一夏の部屋に入った事を知ると急につらく当たってくるようになった)

ラウラ(嫁の部屋に入る行為はフランスでは非常識的な事なのだろうか…)

――――― 食堂
ラウラ「む」

一夏「お、ラウラ 一緒に食うか?」

ラウラ「良いのか?」

一夏「勿論だよ 友達なんだしな」

ラウラ「いや、お前は嫁だ」

一夏「またそれかよ… 箒もいいよな?」

箒「え、あ、あぁ 私は一向に構わない」

一夏「決まりだな」

一夏「お、ラウラも和食セットだったか」

ラウラ「郷に入りては郷に従えという言葉があると聞いてな」

一夏「食べ物位は好きにしていいと思うぞ?」

ラウラ「食物に関しては好き嫌いは無い 食べれればそれで良い」

一夏「へー、やっぱ軍人上がりは凄いな」

箒「…」

千冬「織斑、ちょっと良いか」

一夏「あ、千冬姉 どうしたんだ?」パァンッ!

千冬「織斑先生と呼べ 何度言ったらわかる」

一夏「あ、あぁすみませんでした」

千冬「わかれば良い この間行った試験の事だ 今すぐついてこい」

一夏「はい」

一夏「つーわけで、ちょっとの間だけ二人でいてくれ 食い終わったら先に戻ってて構わないからさ」

ラウラ「…」モグモグ

箒「…」モグモグ

ラウラ「あ、あの!」

箒「!」ビクッ

ラウラ「メールアドレスを交換しないか?」

箒(え… なんで…?)

箒「う、うん… 構わないぞ…」

ラウラ「では、私から赤外線を送る」

ラウラ(やった!言えたぞ!)

ラウラ「では、次は篠ノ之の番だ」

箒「あ、あぁ」

箒(たいして仲が良いわけでもないのに、なぜメールアドレスを交換しているのだ?)

ラウラ(クラリッサの言うとおりだ、なんでも挑戦してみるものだな)

箒「送れたみたいだぞ」

ラウラ「うむ、確かに届いている」

ラウラ「では、これで」

箒「ま、またね」

――――― ラウラの部屋
ラウラ「も、戻りました…」ガチャ

シャル「フンフンフーン」シャー

ラウラ(シャルロットはシャワーを浴びているのか?)

ラウラ(よし、メールを送るなら今だな)ピッピッ


―――――― 箒の部屋
箒「はぁ…」

箒「苦手だな…」

ピロリーン

箒「ラウラからメール…」

Frm:ラウラ・ボーデヴィッヒ
Sub:はじめまして
―――――――――――――――
今日はいきなりあんな事を言ってごめんなさい
私にとって、篠ノ之さん(って呼んでもいいかな?)は初めての友達なので
これからも宜しくお願いします

―――――――――――――――


箒「友達だと思われているのか…」

箒「一夏の唇を奪って、初対面ではビンタして…」

箒「うーん…」

箒「まぁ、返事を返さないのも悪いしな…」ピッピッピ

―――――――― ラウラの部屋
ラウラ「返事はまだかな 返事はまだかな」ソワソワ

ピリリリ

ラウラ「!」


Frm:篠ノ之 箒
Sub:Re:はじめまして
―――――――――――――――
こちらこそよろしくお願いします

―――――――――――――――

ラウラ「おぉ!初めてクラリッサ以外とメールした!」

ラウラ「これからが本番…とクラリッサも言っていたし頑張るぞ!」

ガチャ

シャル「あ、いたんだ」

ラウラ「は、はい…」

シャル「早くシャワー浴びちゃってね ラウラ臭いよ?」

ラウラ「ご、ごめんなさい…」

――――― 次の日

千冬「二人組を作れ」

一夏「えーっと、今日はラウラの日だったっけ?」

ラウラ「そうだ」

一夏「じゃあ、一緒に組むか」

ラウラ「いや、今日は別の奴に譲ってやってくれ」

箒「…」

ラウラ「篠ノ之さん、一緒に組まないか?」

箒「あ… うん、組もうか」

一夏「へぇ」ニヤニヤ

箒「なっ、何をニヤニヤしている!」

一夏「別にぃ」ニヤニヤ

イッチニーサンシー

箒「ね、ねぇ…」

ラウラ「なんだ?」

箒「なんで一夏とのペアを組まなかったんだ?」

ラウラ「うむ、特に理由は無いが」

ラウラ「嫁とはいつでも一緒にいられるが、友達は一緒にいる時間が少ないからな」

箒「そっか…」

妾「ごめんねぇ強すぎてさ!!」

ttp://uproda11.2ch-library.com/333569wNn/11333569.gif

――――― 食堂
ラウラ「篠ノ之さん、一緒にご飯を食べよう」

箒「食べるか」

一夏「本当に仲が良いですな」

箒「い、いつの間に!」

一夏「今来たところだ」

シャル「あれ、ラウラもいたんだ?」

ラウラ「…はい」

シャル「まぁいいや 今日はみんなで食べるから賑やかになるね♪」

一夏「まぁ、飯は皆で食った方が美味いからな」

ラウラ「…今日は、私は別で食べるとしよう」

一夏「え?いきなりどうしたんだよ」

箒「?」

シャル「えー、せっかく一夏がみんなで食べようって言うのに一緒に食べないの?」ジッ

ラウラ「…」

箒(む… 怯えているのか?)

シャル「いいでしょ?一緒に食べようよ?」

ラウラ「あ、あぁ…」

セシリア「妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す妾殺す」

ttp://uproda11.2ch-library.com/333566fQ7/11333566.gif

――――― ラウラの部屋
シャル「なんでああいう態度をとるの?」

シャル「まるで僕が何かしてるみたいじゃない」

ラウラ「いや… 嫁と一緒にいると怒ると思って…」

シャル「その、『嫁』って言うのやめて貰えない?」

シャル「誰が吹き込んだか知らないけど、結婚もしてないのに『嫁』って言うのは気持ち悪い人たちだけだからね」

シャル「あ、でもラウラも十分気持ち悪かったねw」

ラウラ「…」

シャル「…」zzz

ラウラ「シャルロットは寝たか…」

ラウラ「…」ピッピッピ

――――― 箒の部屋
箒(何故、今日の昼にラウラはあんな態度をとったのか…)

ピロリーン

■■■■■■■
Frm:ラウラ・ボーデヴィッヒ
Sub:今度
―――――――――――――――
休日、一緒に買い物をしませんか?
友達と一緒に買い物に行くのが夢なんです

勿論、嫌だったら大丈夫です

―――――――――――――――

■■■■■■■

箒「…」ピッピッピ

ピリリリリ

ラウラ「昨日より早い返事だ!」キラキラ

ピッ


Frm:篠ノ之さん
Sub:Re:今度
―――――――――――――――
大丈夫です
今週末一緒に行きましょう

所で、お昼はどうしたんですか?
いきなりあんな事を言ったので驚きました(笑)
―――――――――――――――


ラウラ「…」ピッピッピ

ピロリーン

箒「…」ピッ


Frm:ラウラ・ボーデヴィッヒ
Sub:RE:Re:今度
―――――――――――――――
本当ですか!?
凄くうれしいです!

お昼の事は気にしないでください(笑)

―――――――――――――――


箒「・・・まぁいいか」

―――― 週末
ラウラ「あ、篠ノ之さーん!」

箒「あ…」

ラウラ「その、迷惑では無かったか?」

箒「うん…」

ラウラ「そうか…」

ラウラ・箒「…」

ラウラ・箒(なんか気まずい!)

箒「じゃ、じゃあ行こうか?」

ラウラ「あ、あぁ…」

ラウラ「…」テクテク

箒「…」

ラウラ「あっ、あの!」

箒「は、はい!」

ラウラ「いや、やっぱりなんでもないです…」モンモン

箒「は、はい…」モンモン

ラウラ(こういう時はどうすればいいのだろうか…)

箒(ラウラの事を何も知らないから話す話題もわからない…)

ラウラ「…ついた」

箒「ついたね」

ラウラ「そ、その可愛い服を買いたくて…」

箒「そ、そうなんだ」

ラウラ「・・・」

箒「・・・」

箒「見に行こうか」

ラウラ「うん…」

ラウラ「こ、こんなのはどうだ?」

箒「白いワンピース… に、似合ってるぞ!」

ラウラ「本当か!」パァァ

箒(か、可愛い…)

ラウラ「篠ノ之さんが可愛いと言ってくれるならこれを買うとしよう!」

箒「良いと思うよ」

ラウラ「そうか… えへへ…」

ラウラ「篠ノ之さんは?」

箒「え?」

ラウラ「篠ノ之さんは何も買わなくて良いのか?」

箒「あ、あぁ… えっと…」

箒(私も可愛い服なんて…)

ラウラ「一緒に探してみようか?可愛い洋服」

箒「…ありがとう」

箒「うーん…」

ラウラ「中々気にいる物は無いのか?」

箒「そうだな…」

ラウラ「じゃ、じゃあお揃いのブレスレットを買わないか…?」

箒「え…」

ラウラ「あ、いや、嫌だったら良いんだ…」シュン

箒「…いや、買おうか」

ラウラ「本当に?」パァ

箒「本当だ!」

――――― 
ラウラ「今日は楽しかったぞ」

箒「うん」

ラウラ「その… よかったらまた今度一緒に遊びに行こう」

箒「こちらこそ 宜しくねラウラさん」

ラウラ「ラウラさん… いい!凄く良い!」

箒「・・・」ニコッ

なんかトリップミスってる

――――― ラウラの部屋
ラウラ「♪」

シャル「随分ご機嫌だね」

ラウラ「あ… も、戻りました…」

シャル「今日、一夏はセシリアと買い物に行ったと思うんだけど何処に行っていたのかな?」

ラウラ「その… 服を買いに…」

シャル「へぇ 軍人上がりでも女の子らしい所はあるんだ」

ラウラ「は、はい…」

シャル「まぁいいや 課題、やっておいてね」

ラウラ「わかりました…」

シャル「…」zzz

ラウラ「…」ピッピッピ


―――――― 箒の部屋

ピロリーン

箒「…」ピッ


Frm:ラウラ・ボーデヴィッヒ
Sub:今日は
―――――――――――――――
ありがとうございました!
一緒に買ったブレスレット大事にします!

今度はみんなで遊びに行きましょう!


―――――――――――――――


箒「ふふっ」ピッピッピ

―――――― ラウラの部屋

ピリリリリ

ラウラ「…」ピッ


Frm:篠ノ之さん
Sub:Re:今日は
―――――――――――――――
こちらこそありがとう
私もブレスレットを大切にしますね


今度みんなで遊びに行くのも楽しみにしています
また、明日
―――――――――――――――


ラウラ「えへへ…」ピッ

―――――― 食堂
ラウラ「あ、篠ノ之さん」

箒「ラウラさん」

ラウラ「ラウラさん…」ポワワン

箒「一緒に食べようか」

ラウラ「そうだな、そうした方が良い」

箒「…そのさ」

ラウラ「?」

箒「初めてラウラさんを見た時」

ラウラ「…」モグモグ

箒「いきなり一夏にビンタしたりして凄く嫌な人だと思ったんだよね」

ラウラ「…すまない」

箒「でも、こうやって付き合ってみると意外と良い人なんだなーって」

箒「だからこれからも宜しくね?」

ラウラ「本当に友達でいてくれるのか…?」

箒「もちろん!」

ラウラ「その… 篠ノ之さんは初めての友達だから…」

ラウラ「凄く嬉しい…」

箒「今度、みんなで何処に遊びに行こうか?」

ラウラ「プールとか…」

箒「ぷ、プール…」

ラウラ「だ、駄目?」

箒「い、一夏が…」

一夏「お、今日も仲が良い事で」

箒「いっ、いつから居たんだ!」

一夏「まー、たったいま来た所」

一夏「プールに行くのか?」

ラウラ「よm… 一夏も来るか?」

一夏「あぁ、喜んで」

箒「お、お前は同年代の女子の水着姿を見たいというのか!」

一夏「え、そりゃ見てみたいよ」

箒「破廉恥な奴は成敗してくれる!」ビュン

一夏「だ、だから何処からその竹刀出したんだよ!」

シャル「ん?どうしたの?」

一夏「あー、シャル 週末ラウラと箒が皆でプールに行かないかって」

シャル「あー… 今週末は良いかなぁ」

一夏「あ、なんか用事でもあるのか?」

シャル「うん、ちょっとね」

一夏「うーん、そりゃ残念 セシリアと鈴も誘ってみるか」ダッ

ラウラ「…」ジッ

シャル「…」チラッ

箒「…?」

―――――

一夏「おーい、セシリアー」

セシリア「一夏さん! 何かありましたの?」

一夏「今週末(皆で)プールに行かないか?」

セシリア「まぁ!一夏さんって意外と大胆な方でしたのね////」モジモジ

一夏「? まぁ、これるみたいだな 詳しい時間とか今度伝えるわー」

セシリア「お待ちしていますわ!」

―――――
一夏「あ、鈴 ちょっといいか?」

鈴「なぁに?」

一夏「今週末、プールに行かないか?」

鈴「な、何言ってんのよ!エロ一夏!」

一夏「え、来ないのか?」

鈴「来ないって、他に誰かいるの?」

一夏「箒とセシリアとラウラ」

鈴「わ、私も行くわ」

一夏「そっか、じゃあ後々連絡する」

―――――――― 週末・市民プール
一夏「まだ誰も来てないか」

一夏「脱ぐだけだからな」

一夏「お、おぉ…」

セシリア「ど、どうですか?一夏さん…?」ババーン

一夏「凄い良いと思うぞ」

鈴「ちょっと!私も見なさいよ!」

一夏「見られたがり屋なのか?」

鈴「ば、バカ一夏!」

一夏「箒も似合ってるぜ」

箒「あ… そ、そうか…///」カァァ

一夏「あれ?ラウラは?」

箒「あ… 急に用が出来ちゃったみたいで…」

一夏「そうか… まぁ、今いる人だけでも楽しもうか」

――――――― ラウラの部屋
シャル「・・・」バシッ

ラウラ「痛い!」

シャル「一夏とプールに行くつもりだったの…?」

ラウラ「ち、違う!嫁が後から…」

シャル「『嫁』っていうのやめろって言ったよね!」バシィ

ラウラ「うぅ…」ポロポロ

シャル「じゃあ誰と行こうとしたの?ラウラに友達なんかいないよね?」

ラウラ「そ、それは…」

シャル「いえないんだ」

ラウラ「・・・」ポロポロ

シャル「…まぁいいや 人前で服を脱がないでね」

シャル「後に残らないと思うけど」

シャル「万が一知られた時は… わかってるよね?」ニコォ

ラウラ「は、はい…」

シャル「・・・」zzz

ラウラ「うぅ…」ポロポロ

ピリリリリ


Frm:篠ノ之さん
Sub:無題
―――――――――――――――
今日は残念だったね
また今度みんなでどこか遊びに行きましょう

―――――――――――――――


ラウラ「うぅぅ…」ポロポロ

ラウラ「…グスッ」ピッピッピ

――――――― 箒の部屋
ピロリーン


Frm:ラウラさん
Sub:ごめんなさい
―――――――――――――――
自分から誘ったのに本当にごめんなさい
今度こそは絶対に行きます

―――――――――――――――


箒「…」ピッ

――――― 食堂
ラウラ「・・・」モグモグ

箒「あ… ラウラさん一緒にご飯食べない?」

ラウラ「・・・」ボーッ

箒「ラウラ…?」

ラウラ「あ、あぁ… 篠ノ之さんか…」

箒「?」

ラウラ「昨日は本当にすまなかったな…」

箒「い、いや… 用があったのなら仕方が無い」

ラウラ「・・・」モグモグ

箒「・・・」

箒「あ、あの…」

箒「何かあったのか…?」

ラウラ「!」

ラウラ「い、いや… 何も無い…」

箒「そうか…」モグモグ

――――― ラウラの部屋
シャル「ねぇ」

ラウラ「!」ビクッ

シャル「酷いなぁ… そんなに驚かなくてもいいのに」

シャル「最近、仲良さそうだね」

シャル「篠ノ之さんと」

ラウラ「関係…無い…」

シャル「?」

ラウラ「篠ノ之さんは関係ない…」

シャル「あー、そういう事なんだね」

シャル「篠ノ之さん、心配してるんじゃないかな」

シャル「でも、大丈夫だよ」

シャル「僕だって」

シャル「ラウラの友達なんだからね」ニコォ

ラウラ「ひっ…」ビクビク

シャル「怖がる必要はないよ じゃ、課題やっておいてね」

ラウラ「は、はい…」

シャル「・・・」

ラウラ「・・・」

ピリリリリ

ラウラ「・・・」ピッ



Frm:篠ノ之さん
Sub:無題
―――――――――――――――
何かつらい事があったら相談してください


―――――――――――――――

ラウラ「…」グスン

ラウラ「…寝よう」

ラウラ「…」



ラウラ「・・・」zzz

シャル「・・・」ピッ

シャル「・・・」ピッピッピ

シャル「・・・」ピッ

――――― 箒の部屋
ピロリーン

ピッ


Frm:ラウラさん
Sub:無題
―――――――――――――――
友達になろうとしたのは篠ノ之束に関しての情報を聞き出すため
しかし、それが織斑先生にばれて厳重注意を受けました

今後は私に関わらないでください
―――――――――――――――


箒「…」

――――― 食堂
ラウラ「あ… 篠ノ之さん」

箒「…」

ラウラ「一緒にご飯…」

箒「話したい事がある 放課後、道場に来い」

ラウラ「…?」

箒「失礼する」

ラウラ「あ…」

ラウラ(ま、まさか昨日のメールに返信してないから…?)ピッ

ラウラ(え… 返信した事になってる…)

ラウラ(でも、返信メールは無い…)

――――――― 道場
ラウラ「あの…」

箒「…」

ラウラ「篠ノ之さん?」

箒「話せ」

ラウラ「?」

箒「どうして、あんなメールを送った」

ラウラ「あ、あの… 何の事だかわからないんだ」

ラウラ「返信をしたマークは付いていたのだが、メールが消えてて…」

箒「…」ピッ

箒「見ろ」

ラウラ「え… 何これ…」

ラウラ「…こんなメール送って無いぞ!」

箒「わかっている」

ラウラ「え?」

箒「話すべき事があるんじゃないのか?」

箒「わざわざ買おうといったブレスレッドを壊すわけが無い」

箒「誰だ?」

箒「誰が壊したんだ?」

ラウラ「そ…それは…」

箒「教えるんだ」

箒「私はラウラの友達なんだ」ニコ

ラウラ「!」

―――――――――

シャル「ラウラの友達なんだからね」ニコォ

―――――――――

ラウラ「だ、だめだ… いえない…」ダッ

箒「ま、待て!」

箒「絶対に何かを隠している…」

箒「なんとか出来ないものか…」

――――――――― ラウラの部屋
ガチャァッ!

ラウラ「どういうことだ!」

シャル「え?何が?」

ラウラ「何がじゃない!人の友達まで…」

シャル「仕方ないよ」

ラウラ「え…」

シャル「みんなに迷惑かけたよね?」

シャル「一夏に初対面で暴力を振ったよね?」

シャル「正直さ、一夏の近くに居て貰いたくないんだ」

シャル「だから一夏の友達にも近寄らないでよ」

シャル「ラウラは今まで1人だったでしょ?」

シャル「だから友達なんていらないよね?」

シャル「友達なんて出来るわけないんだよ!」

ラウラ「…そう…だな」

ラウラ「私に友達を持つ権利なんてないんだ…」

ラウラ「ははは…」

シャル「本ッ当に面白いよね!あははははは!」

シャル「じゃあ今日も課題宜しくね」

バァァァァン!!

ラウラ「ド、ドアが…」ビクッ

シャル「誰!? こんな事したら織斑先生に怒られるよ!」


箒「…そういうことか」

箒「話は全部聞いた、ラウラを虐めていたのはお前だったか」

シャル「で?」

箒「織斑先生に全て話して部屋割を変えて貰う」

シャル「信じると思うの?織斑先生が?」

箒「あぁ、信じると思う 絶対に」

箒「ラウラは私の友達だ、友達を傷つける奴は許さない」

シャル「どうぞ、僕がラウラを虐めていたって証拠も無いし痛くもかゆくも無いよ」

箒「そうか、そうか…」スッ

シャル(携帯…?)

箒「篠ノ之博士、今の音声は録音出来ましたか」

シャル「!」

束「もちろんばっちしオーケーだよ!この音声データをちーちゃんに渡せばいいんだよね?でもその呼び方はいただけないなぁ」

箒「というわけだ、痛くも痒くもないようなので報告に行く」

シャル「ま、待って!」

箒「待つような義理は無い」

箒「ラウラ、一緒に来るんだ」

ラウラ「で、でも…」

ラウラ「シャルロットも最初は優しかったんだ…」

ラウラ「一夏に暴力を振った私が悪いんだ…」

箒「…恥ずかしい話、私も時々手を出してしまう」

箒「一夏はラウラの事をもう許しているのではないか?」

箒「そういう事だ」

ラウラ「…」

箒「つらい時、相談する相手が居なかったから1人で抱え込んでいたのだろう?」

箒「でも、今は私がいるじゃないか」

箒「今までの生き方がどうであろうと」

箒「今だけは私を頼ってくれ」

ラウラ「…あぁ!」


こうしてイジメをしていたシャルロットは謹慎処分になった
謹慎が解かれた後、自らの身の置き場の無さからシャルロットは孤立していった

―――――食堂
シャル「・・・・」モグモグ



一夏「まさかシャルがラウラを虐めて居たなんてな…」

セシリア「最悪ですわ…」

鈴「あたしも流石にそこまで性格曲がってないわ…」


シャル「・・・あ」ビチャッ

上級生A「ごめーんw手が滑って水が掛かっちゃったw」

上級生B「あんた、まだこの学校に居るんだ?」

上級生C「よく居られるよねーw」

ザバァッ

ラウラ「申し訳ない、手が滑って水を掛けてしまった」

上級生A「誰がそんなバケツいっぱいの水を掛けるのよ!」

上級生B「あんた調子に乗ってるんじゃないよ!」

千冬「…ボーデヴィッヒ、何をしている」

ラウラ「教官」

パァンッ

千冬「織斑先生だ」

ラウラ「申し訳ありません、私の友人が虐められているのでつい」

千冬「ほう、お前を虐めていた奴を助けると」

ラウラ「私は、許しました」

千冬「そうか… 放課後にゆっくり話を聞かせて貰う」

ラウラ「はい」

千冬「お前たち、後でボーデヴィッヒに謝罪をさせる だからこの場は私が預かるぞ」

――――― 放課後
千冬「で、何故許した」

ラウラ「私は、今まで孤独でした」

ラウラ「当時はそれが当たり前だと思っていました」

ラウラ「しかし、それは違います」

ラウラ「人はつらい事にぶつかった時、1人では乗り越えられない事もあります」

ラウラ「しかし私は、友人のおかげで救われました」

ラウラ「一夏にも、篠ノ之さんにも」

ラウラ「シャルロットが私にしてきた行為は確かに許されるものではないかもしれない」

ラウラ「しかし、それ以前に」

ラウラ「私はシャルロットの友人です」

千冬「…そうか」

ラウラ「では、私への罰則を」

千冬「グラウンド2週だ」

ラウラ「はい!それでは失礼します!」

千冬「…」

千冬「…ふ、どこぞの馬鹿のような優しさだな」

千冬「その優しさ、大事にすると良い」


-Fin-


らうらちゃんは優しくて純真で可愛すぎるわ

>>280
銀さんラウラちゃんスレに毎回出張乙です

シャルちゃんを叩かないSSはエロに走っちゃうからなー…
うーん…

>>286
お疲れ様です
ところでこれ全部書き溜めてから投下しました?

>>288
書く時は基本書き溜めないですねー
時間だけは無駄にあるので

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom