藤木「ようタマネギ」永沢「なに?」(98)

藤木「相変わらず摩訶不思議な頭してんなオイww」ナデナデ

永沢「やめろよ気持ち悪いな」

藤木「あれれ?怒ったの?本当のことじゃないかwww」

永沢「黙れよ」

藤木「普通息子の頭がタマネギなんてお母さん恥ずかしくて表歩けないよなwww」

永沢「黙れ!母さんの悪口言うな!」

藤木「怒るなよタマネギwwwww」

永沢「……ふん、外見のことをネチネチネチネチと……本当に君は卑怯な奴だな」

藤木「あ?」

永沢「卑怯の代名詞のような奴が口を開くなよ」

藤木「……ふーん……」

永沢「なんだよ」

藤木「頭はタマネギ……家は大火事、これなーんだ?」

永沢「!」

藤木「答えはー?wwww」

永沢「おい、やめろ!」

藤木「お前だよwwww永沢wwww」

永沢「貴っ様ァ!!」バキッ

藤木「ほげっ!」ドサッ

永沢「許さないぞ……ぶっ殺してやる!!」バキッドゴッ

藤木「うぶっ!おごぉ!!」

まる子「でさー、家のお姉ちゃんは本当に」

たまえ「あれ?まるちゃん、あれ……」

まる子「ん?あぁっ!?永沢と藤木じゃん!ちょっとあんたら何してんのさ!!」

永沢「止めるなさくら!こいつだけは……!」

まる子「ちょっとやめなって!あんたら親友じゃなかったの!?」

永沢「親友!?冗談じゃない!こいつはクズだ!人間のクズなんだよ!」

まる子「永沢……」

永沢「離せさくら!離さないとお前も……!」

まる子「あたしゃ離さないよ!あんたらが何で喧嘩してんのかは知らないけどさ!一方的な暴力は良くないよ!」

永沢「偽善者ぶるなよ!!」

まる子「偽善者でもいいよ!このまま暴力をふるいつづければ、永沢だけが悪者になるよ!?」

永沢「っ……」

まる子「どうしたのさ永沢!いつも冷静で、皮肉を言ってるあんたらしくないじゃんか!」

永沢「……うるさいっ!!」ドンッ

まる子「わああっ!!」ゴチンッ

たまえ「ま、まるちゃん!!」

永沢「あ……!」

まる子「……」

たまえ「まるちゃん!?しっかり!しっかりして!」

野口「クックック……こりゃ危ないね、頭を打ったね」

たまえ「ええ!?」

まる子「……」

永沢「さ……さくら?」

野口「早く救急車を呼んだ方がいいかもね……」

たまえ「わ……私が呼んでくる!野口さんはまるちゃんを見てて!」

野口「仕方ないね……クックック」

永沢「……さくら……」

藤木「ふへへへ……」ムクリ

永沢「ふ、藤木……」

藤木「……あーあwwwさくらを殺しちゃったwwww」

永沢「え……?」

藤木「かわいそwwwさくらは君を止めようとしてくれたのにwww」

永沢「さ……さくらはまだ死んでない!!」

藤木「あの打ち方は死ぬかもねwww死んだら君は殺人者だwww殺人タマネギwwww」

永沢「うっ……うるっ、さい……」

たまえ「野口さん!呼んできたよ!」

野口「いけないね、血が出てるね」

たまえ「ええっ!?じゃあ、応急処置をしなきゃ!」

野口「クックック、あたしができるわけないでしょ……!」

たまえ「ほ、保健室の先生を……」タッタッタッ

藤木「血が出てるってwwwやばいなぁwww」

永沢「うるさい!!」

藤木「さくら死なないかなーwww死んだらこのタマネギを社会的に抹殺できるのにwww」

永沢「うるさい!」

藤木「君さっきから『うるさい』しか言ってないじゃないかwwどうしたんだい?いつもの皮肉は?」

永沢「このっ……卑怯者……!」

藤木「ボギャブラリーに欠けたタマネギだなぁwwwww」

たまえ「先生こっち!!」

保健室の先生「はいはいみんな教室に行きなさい!!離れて!!この子ね、出血がひどいわ……」

藤木「行こうぜタマネギwwせいぜい祈っときなよwww」

永沢「……」

野口「……クックック」

――――

キーンコーンカーンコーン

永沢「……」ガタッ

藤木「やーっとつまんない授業が終わったかwwwあれれ?タマネギどこに行くんだい?その様子は畑に……間違えたお家に帰るようじゃないみたいだけどぉ?」

永沢「君には関係ないだろ」

藤木「当ててやるよwwwうーんwwwわかったwwwさくらのとこに行くんだろwwwww」

永沢「うるさいな」

藤木「ヒューヒューwwww熱いねぇwwwwww」

永沢「そんなんじゃない!!」

藤木「おろ?wwwwじゃあなにwwww自分が傷つけちゃったから謝りにでも行くのかい?wwww」

永沢「……ああ、そうだよ!」

藤木「偽善者ぶんなよwwwww」

永沢「な……」

藤木「いつもお前が言ってることじゃんwwww」

永沢「……」タッタッタッ

藤木「逃げやがったwwww」

前田「ちょっと藤木、あんな言い方はないんじゃない?」

藤木「どけよブス、邪魔だ」

前田「なっ……!?」

藤木「僕はこれからとーっても大事な用があるんだ、君みたいな顔面凶器が僕の用の邪魔をするなんておごがましいんだよ」

前田「なっ……なっ……」

藤木「じゃあねwwwもう学校に来んなよwww」スタスタ

前田「な゛ん゛でごど言゛う゛の゛よ゛ぉ゛ぉ゛~~~~~」

――――――――

受付「――その子なら401号室に」

永沢「ありがとうございます!」タッタッタッ

受付「……」

受付「なんだあのタマネギ、一回整形科に行った方がいいんじゃない?」

――401号室

永沢「……」

ガララッ

永沢「!」

さくら母「あら、あなたは……」

永沢「ど、どうも……」

さくら母「確か永沢君ね、あの子のお見舞いに来てくれたの?」

永沢「は、はい……」

さくら母「あの子ね……もう起きないかもしれないの、もし起きたとしても、その時にみんなの顔を覚えているか、身体がちゃんと動くかも……」

永沢「……!」

さくら母「でも、永沢君が声をかけてくれたらきっとよくなるわ、お願いしていいかしら」

永沢「……知らないんですか」

さくら母「え?」

永沢「さくらを突き飛ばして……こんな目に合わせたのは……僕なんですよ……」

さくら母「……」

永沢「許せないでしょ……殴ってくれたって構わないですよ……許してくれないでしょうし……」

さくら母「……どうしてそう思うのかしら?」

永沢「だって……僕は!」

さくら母「でも、あなたはここに来てくれたわ」

永沢「え……」

さくら母「ここに来てくれたってことは、あなたがした事を悔やんで、謝りたいからでしょ、ちゃんと反省してるじゃない、誰が、そんな良い子を殴りますか」

永沢「さくらのお母さん……」

さくら母「私は、あなたのことを恨まないし、許してあげるわ、後は、まる子次第よ……」

永沢「……っ、僕、さくらにちゃんと謝ってきます!」

さくら母「うん、行ってきて」

――ピッ…ピッ…

まる子「……」

永沢「さくら……」

まる子「……」

永沢「ごめん……本当に……お前は僕を止めようとしてくれたのに……ごめん……!」

まる子「……」ピクッ

永沢「……?」

――ピッ……ピッ……

永沢「さくら……?」

さくら母「……!ナースコール!」カチッ

――――

医者「――401号室の容体が急変、手術室は空いてるか」

ナース「はい、しかし麻酔科の先生が今別の手術に立ち会っています」

医者「ないものねだりをしても仕方ない、今すぐ患者を手術室へ」

永沢「さ、さくら……さくらは、どうなるんですか!?」

医者「大丈夫だ、君のお友達は必ず助ける」

さくら母「先生、よろしくお願いします」

医者「お母さん……ゴニョゴニョ」

さくら母「……覚悟、しておきます、しかし……」

医者「わかっています、最善を尽くします」

――――――――

さくら母「永沢君……まる子の手術、長引きそうだから、今日はもう帰りなさい」

永沢「でも……」

さくら母「大丈夫、まる子は強い子だから」

永沢「……」

さくら母「ね?だから……」

永沢「わかりました……」

スタスタ

さくら母「永沢君……」

トボトボ

永沢「……」

ザワザワザワザワ

永沢「……騒がしいな」

通行人「~~~で火事だってよ」

通行人「マジ?見に行こうぜ」

永沢「……火事?あいつら……家の方角に……まさか……まさか……!」ダッ

――――ゴォォォォッ

永沢「あ――――」

永沢「い……家……が……」

消防士「どいて!!何!?まだ中に人がいるだと!?」

永沢「え……?か、母さん!!」ダッ

消防士「いけない!」ガシッ

永沢「離してくれ!母さんが!!」

消防士「この家の子か……くそっ!放水と救出を急げ!!」

藤木「――――頭はタマネギ」ザッ

永沢「!!」

藤木「家は大火事……これ……」スタ……スタ……

永沢「ふ……」

藤木「なぁ~~~~~~~~~~~~んだ♪」


永沢「ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅじきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!」

藤木「そんな大声で名前を呼ばないでくれる?恥ずかしいじゃないか」

永沢「お前がっ!?お前がやったのかっ!?」

藤木「うふふ、違うよ~?」

永沢「嘘だっ!お前以外に誰がいるんだ!!!」

藤木「証拠もなしに人を犯人呼ばわりしないでくれる?」

永沢「うるさいっ!この犯罪者め!!!」

藤木「あっはははははは!!!何言ってんの?犯罪者はぁ、キ・ミ♪間違えないでよ?殺人タマネギくんwwwwww」

永沢「何!?」

藤木「さくらは死んでた?まだ生きてた?」

永沢「さくらは……そんなことより、お前だ!!!」

藤木「ひっどぉい!!自分で殺しといて『そんなことより』!?さいて~!!」

永沢「さくらは生きてる!!お前は……!!」

藤木「なんだ、生きてたのか、つまらないなぁ」

永沢「つまらないだと……!?」

藤木「そうさ、つまらないんだよ、さくらも、君も、僕も――――」

永沢「何だと……」

消防士「――――消火終了……」

永沢「あ……」

消防士「犠牲者……2名確認……母親と、その子供と見られる……」

永沢「母……さん……」

永沢「かあさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」


――――――――

ピッ……ピッ……ピーーーーー

医者「!?電気ショック!」

バスンッ

医者「もう一度だ!!諦めるな――――」

キートン山田「――――結局」

キートン山田「この日、『3人』の命の灯が消えた」

キートン山田「数日後、永沢は近くの川で浮かんでいるのを発見された、警察は自殺と見たらしい」

キートン山田「一方藤木は、何食わぬ顔で学校に来た」

キートン山田「そして、普通に学校を卒業し、中学、高校、大学を経て社会人になり、普通の人生を送った」

キートン山田「本当に普通の人生だったか?それは、あなたたちの想像にお任せしましょう」

「つまらないんだよ、さくらも、君も、僕も」

「本当に楽しいのは」

「人が死ぬこと、これに限るね」

「それも、第三者の視点から、さ」



終わり

俺さ、タマネギ嫌いなんだよね

>>87修正

「つまらないんだよ、さくらも、君も、僕も」

「本当に楽しいことは」

「人が死ぬのを見ること、これに限るね」

「それも、第三者の視点から、さ」



終わり

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